JPH09199260A - 内燃機関のスパークプラグ - Google Patents
内燃機関のスパークプラグInfo
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- JPH09199260A JPH09199260A JP8289789A JP28978996A JPH09199260A JP H09199260 A JPH09199260 A JP H09199260A JP 8289789 A JP8289789 A JP 8289789A JP 28978996 A JP28978996 A JP 28978996A JP H09199260 A JPH09199260 A JP H09199260A
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- H01T13/52—Sparking plugs characterised by a discharge along a surface
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Abstract
物が付着したとき、絶縁碍子の先端面に沿った沿面放電
が得られる位置に火花放電を発生させることができ、自
己清浄能力を最大限に増強できる内燃機関のスパークプ
ラグの提供。 【解決手段】 突出縁12を先端に周設した筒状の主体
金具1と、碍子先端が先端面11から突出する様に主体
金具1内に固定される軸孔21付きの絶縁碍子2と、電
極先端が先端面22から突出する様に軸孔21内に固定
される中心電極3と、中心電極側面42が中心電極先端
面と対向する様に屈曲して先端面11に突設される接地
電極4とを有し、貴金属5と貴金属チップ34の先端面
との間で気中放電する内燃機関のスパークプラグであっ
て、中心電極の先端部は、軸孔21内に位置する電極基
部31と、電極基部31の先端に配設される貴金属チッ
プ34と、電極基部31から電極先部に至る平坦面35
1(径変部)とを有し、軸孔直径とエッジ35との差は
1mm以下であり、且つエッジ35が先端面22より奥
部に位置する。
Description
向上させた内燃機関用スパークプラグに関する。
ンや希薄燃焼エンジンでは、着火条件が悪化し、絶縁碍
子の先端面にカーボン、オイル等の残渣物、または未燃
焼燃料等の未燃焼生成物が堆積し、所謂、スパークプラ
グのくすぶりが発生し易い。このため、絶縁碍子の先端
面に付着した未燃焼生成物の焼却力(耐汚損性)の向上
が要求されており、以下の技術が知られている。
心電極の先端に設けた小径部と、絶縁碍子の先端部の軸
孔との間に空間を形成し、絶縁碍子の先端面と接地電極
の側面との間に第2スパークギャップを形成した補助ギ
ャップスパークプラグが提案されている。
パークプラグは、誘導放電に晒される部分の絶縁碍子に
付着したカーボンを焼失させる作用を有する。即ち、中
心電極- 接地電極間に生じる放電の内、誘導放電分によ
るイオン化領域に晒されているカーボンがイオンの作用
により焼失する。
パークプラグは、特開平2- 181383号と同様に、
誘導放電に晒される部分の絶縁碍子に付着しているカー
ボンを焼失させる作用を有する。 米国特許第5124612号にかかるスパークプラグ
は、特開平2- 181383号と同様に、誘導放電に晒
される部分の絶縁碍子に付着しているカーボンを焼失さ
せる作用を有する。 米国特許第5159232号にかかるスパークプラグ
は、特開平2- 181383号と同様に、誘導放電に晒
される部分の絶縁碍子に付着しているカーボンを焼失さ
せる作用を有する。
技術には以下の課題がある。上記に示す補助ギャップ
スパークプラグでは、火花放電が補助ギャップで発生し
た場合に、発生した放電火花を確実に絶縁碍子の先端面
に沿う位置に発生させる工夫がなされていないため、ス
パークプラグの自己清浄力は限られたものである。
では、中心電極の先端部と絶縁碍子の先端面との距離を
長くするとイオン化領域内にカーボンの付着した碍子先
端面が入らない為、≦1.1mmに設定する必要があ
る。つまり、中心電極側の放電を行う起点が絶縁碍子の
内部になくてもイオン化領域内に碍子先端面がある寸法
設定にしている。
の絶縁碍子の先端面からの出寸法を長くできず、中心電
極の先端径小部の外径と、絶縁碍子の軸孔内径との関係
から≦1.0mmに設定する必要がある。
の軸孔内に二段段差付きの中心電極を挿着する必要があ
る。
の軸孔内径と、中心電極先端径小部の外径との間に隙間
を設ける必要から、中心電極先端径小部の外径dを0.
6mm≦d≦1.55mmに設定する必要がある。又、
中心電極の先端面から碍子先端面までの出寸法を規定す
る必要がある。
ボン等の未燃焼生成物が付着したとき、絶縁碍子の先端
面に沿った沿面放電が得られる位置に火花放電を発生さ
せることができ、自己清浄能力を最大限に増強できる内
燃機関のスパークプラグの提供にある。
め、本発明は、以下の構成を採用した。 (1)筒状の主体金具と、碍子先端が金具先端面から突
出する様に前記主体金具内に固定される軸孔付の絶縁碍
子と、電極先端が碍子先端面から突出する様に前記軸孔
内に固定される中心電極と、先端面が中心電極先端側面
と、直接及び/又は前記碍子先端面を介して対向する様
に、前記金具先端面に突設される接地電極とを有し、該
接地電極の先端面と前記中心電極先端側面との間で前記
碍子先端面に沿ってセミ沿面放電間隙を形成する内燃機
関のスパークプラグにおいて、前記中心電極の先端部
は、軸孔内に位置する電極基部と、該電極基部より径小
の電極先部と、前記電極基部から前記電極先部に至る径
変部とを有し、軸孔直径と径変部始点の直径との差は1
mm以下であり、且つ、前記径変部始点が前記碍子先端
面より0mm〜1mm奥部に位置する。
先端面から突出する様に前記主体金具内に固定される軸
孔付の絶縁碍子と、電極先端が碍子先端面から突出する
様に前記軸孔内に固定される中心電極と、先端面が中心
電極先端側面と対向する様に、前記金具先端面に突設さ
れる接地電極とを有し、前記接地電極の先端面と前記中
心電極先端側面との間に気中放電間隙を形成し、通常時
は前記接地電極の先端面と前記中心電極先端側面との間
で気中放電し、汚損時には前記接地電極と前記中心電極
先端側面との間で前記碍子先端面に沿ってセミ沿面放電
する内燃機関のスパークプラグにおいて、前記中心電極
の先端部は、軸孔内に位置する電極基部と00電極基部
より径小の電極先部と、前記電極基部から前記電極先部
に至る径変部とを有し、軸孔直径と径変部始点の直径と
の差は1mm以下であり、且つ、前記径変部始点が前記
碍子先端面より0mm〜1mm奥部に位置する。
した筒状の主体金具と、碍子先端が金具先端面から突出
する様に主体金具内に固定される軸孔付の絶縁碍子と、
電極先端が碍子先端面から突出する様に軸孔内に固定さ
れる中心電極と、先端面が中心電極先端側面と対向する
様に、前記金具先端面に突設される接地電極とを有し、
該接地電極の先端面と前記中心電極先端側面との間に気
中放電間隙を形成するとともに、汚損時には前記突出部
と前記中心電極先端側面との間で碍子先端面に沿って沿
面放電する内燃機関のスパークプラグにおいて、前記中
心電極の先端部は、軸孔内に位置する電極基部と、該電
極基部より径小の電極先部と、前記電極基部から前記電
極先部に至る径変部とを有し、軸孔直径と径変部始点の
直径との差は1mm以下であり、且つ、前記径変部始点
が前記碍子先端面より0mm〜1mm奥部に位置する。
した筒状の主体金具と、碍子先端が金具先端面から突出
する様に主体金具内に固定される軸孔付の絶縁碍子と、
電極先端が碍子先端面から1.2mm以上突出する様に
軸孔内に固定される中心電極と、内側面が中心電極先端
面と対向する様に屈曲して金具先端面に突設される平行
接地電極とを有し、該接地電極の先端面と前記中心電極
先端側面との間に気中放電間隙を形成するとともに、汚
損時には前記突出部と前記中心電極先端側面との間で碍
子先端面に沿って沿面放電する内燃機関のスパークプラ
グにおいて、前記中心電極の先端部は、軸孔内に位置す
る電極基部と、該電極基部より径小の電極先部と、前記
電極基部から前記電極先部に至る径変部とを有し、軸孔
直径と径変部始点の直径との差は1mm以下であり、且
つ、前記径変部始点が前記碍子先端面より0mm〜1m
m奥部に位置する。
先端面から突出する様に主体金具内に固定される軸孔付
の絶縁碍子と、電極先端が碍子先端面から1.2mm以
上突出する様に軸孔内に固定される中心電極と、先端面
が中心電極先端側面と対向する様に金具先端面に突設さ
れる接地電極と、内側面が中心電極先端面と対向する様
に屈曲して金具先端面に突設される平行接地電極とを有
し、前記接地電極の先端面と前記中心電極先端側面との
間で前記碍子先端面に沿ってセミ沿面放電間隙を形成
し、平行接地電極の内側面と前記中心電極先端面との間
に気中放電間隙を形成する内燃機関のスパークプラグに
おいて、前記中心電極の先端部は、軸孔内に位置する電
極基部と、該電極基部より径小の電極先部と、前記電極
基部から前記電極先部に至る径変部とを有し、軸孔直径
と径変部始点直径との差は1mm以下であり、且つ、径
変部始点が前記碍子先端面より0mm〜1mm奥部に位
置する。
(1) 〜(5) の何れかの構成を有し、前記径変部始点は、
前記碍子先端面より0.1mm〜0.6mm奥部に位置
する。
(1) 〜(6) の何れかの構成を有し、前記電極先部の外径
は、1.5mm以下である。
(1) 〜(7) の何れかの構成を有し、前記中心電極先端側
面や中心電極先端面の内、少なくとも、発火部となる部
分を貴金属で形成する。
(1) 〜(9) の何れかの構成を有し、前記接地電極の先端
面、前記突出部の先端面、または前記平行接地電極の内
側面の内、少なくとも、発火部となる部分を貴金属で形
成する。
記(1) 〜(9) の何れかの構成を有し、軸孔開口の内壁縁
部に、0.1mm〜0.4mmの面取りを施した。
求項1、2、3、4、6、7、8、9、10の何れかに
おいて、前記接地電極は三極以上である。
置する電極基部と、該電極基部より径小の電極先部と、
電極基部から電極先部に至る径変部とを有し、軸孔直径
と径変部始点直径との差は1mm以下であり、且つ、径
変部始点が、碍子先端面と同位置または奥部に位置して
いる。
付着したカーボン等を沿面放電により直接、焼失させる
為、くすぶった場合に沿面放電が発生する起点となる径
変部始点を碍子先端面と同位置または奥部に位置させて
いる。
性物質が付着すると、接地電極の先端面と、中心電極の
径変部との間の沿面放電間隙で碍子先端面に沿った沿面
放電が発生するので付着物が焼き切られる。これによ
り、自己清浄作用を強化でき、高圧縮エンジンや希薄燃
焼エンジンでも失火を防止して高い着火性が保たれる。
は、軸孔内に位置する電極基部と、該電極基部より径小
の電極先部と、電極基部から電極先部に至る径変部とを
有し、軸孔直径と径変部始点直径との差は1mm以下で
あり、且つ、径変部始点が、碍子先端面と同位置または
奥部に位置している。
付着したカーボン等が沿面放電により直接、焼失する
為、くすぶった場合に沿面放電が発生する起点となる径
変部始点を碍子先端面と同位置または奥部に位置させて
いる。
性物質が付着すると、接地電極と、中心電極の径変部と
の間で碍子先端面に沿った沿面放電が発生するので付着
物が焼き切られる。これにより、自己清浄作用を強化で
き、高圧縮エンジンや希薄燃焼エンジンでも失火を防止
して高い着火性が保たれる。
部を主体金具の先端に周設している。そして、中心電極
の先端部は、軸孔内に位置する電極基部と、該電極基部
より径小の電極先部と、電極基部から電極先部に至る径
変部とを有し、軸孔直径と径変部始点直径との差は1m
m以下であり、且つ、径変部始点が、碍子先端面と同位
置または奥部に位置している。
性物質が付着すると、主体金具の突出部の先端面又は接
地電極の先端面と、中心電極の径変部との間で碍子先端
面に沿った沿面放電が発生するので付着物が焼き切られ
る。これにより、自己清浄作用を強化でき、高圧縮エン
ジンや希薄燃焼エンジンでも失火を防止して高い着火性
が保たれる。
突出させる部分の電極先端の長さが1.2mm以上であ
り、且つ、中心電極の先端部は、軸孔内に位置する電極
基部と、該電極基部より径小の電極先部と、電極基部か
ら電極先部に至る径変部とを有し、軸孔直径と径変部始
点の直径との差は1mm以下であり、且つ、径変部始点
が、碍子先端面と同位置または奥部に位置している。
の長さを1.2mm以上にすることにより放電開始に必
要な電圧(放電要求電圧)を下げることができ、自己清
浄性を更に強化できる。
電極- 接地電極間)が低下した場合において、高圧電源
の出力インピーダンスと絶縁抵抗とにより高圧電源に発
生する高電圧が分圧され、ギャップ間の印加電圧を低下
させるが、電極先端の長さを1.2mm以上とすること
で印加電圧>放電要求電圧を維持できる。
が付着すると、主体金具の突出部の先端面(請求項5)
または接地電極の先端面(請求項6)と、中心電極の径
変部との間で碍子先端面に沿った沿面放電が発生するの
で付着物が焼き切られる。これにより、自己清浄作用を
強化でき、高圧縮エンジンや希薄燃焼エンジンでも失火
を防止して高い着火性が保たれる。
先端面より0.1mm〜0.6mm奥部に位置させるこ
とにより自己清浄作用を更に強化できる。
の外径を1.5mm以下にすることにより放電開始に必
要な電圧(放電要求電圧)を下げることができ、自己清
浄性を更に強化できる。
中心電極先端面は、発火部となるので火花消耗が大き
い。このため、少なくとも、発火部となる部分を貴金属
で形成するのが望ましい。
突出部の先端面、または平行接地電極の内側面は、発火
部となるので火花消耗が大きい。このため、少なくとも
発火部となる部分を貴金属で形成するのが望ましい。
ャネリングによる絶縁碍子の欠けを防止するため、軸孔
開口の内壁縁部に、0.1mm〜0.4mmの面取りを
施す。絶縁碍子の欠け防止は、面取り寸法を0.1mm
以上にすると効果が現れ、長い程、効果が大であるが
0.4mmを越えると耐汚損性が低下する。
上にすると、碍子表面の全面に亘って付着物を効率良く
焼却できる。
施例(請求項5、7〜11に対応)にかかる内燃機関用
スパークプラグの先端部を示す。スパークプラグは、筒
状主体金具1と、該主体金具1に嵌着された絶縁碍子2
とを備える。絶縁碍子2には、軸孔21が設けられてお
り、軸孔21には中心電極3が嵌着されている。
の円錐台形状の段差部32を有する径大の電極基部31
と、段差部32の先端面に溶接される貴金属チップ34
(電極先部)と、エッジ35(径変部始点)を有し電極
基部31から貴金属チップ34に至る平坦面351(径
変部)とからなる。
部)23において、内径が2.5mmとなっており、そ
の先端内壁部に0.3mmの面取り24(丸みを含む)
が施されている。
ル合金製の外被に銅製芯を埋設してなり、直径2.47
mmの円柱状を呈する。段差部32は、長さ1.0m
m、先端直径1.5mm(径変部始点直径)でテーパ面
33の先端外周はエッジ35となっている。
さ1.5mmとなっている。なお、点線で示す様に、電
極基部31の先端に、低速における絶縁碍子2の先端部
の温度を高めるために、直径2.4mm、長さ3.0m
m程度のサーモポケット部37(図2に二点鎖線で示
す)を設けても良い。
の先端外周のエッジ35(径変部始点)が、絶縁碍子2
の碍子先端面22より0.1mm〜1.0mmだけ後方
に引っ込んで配されている。貴金属チップ34は、絶縁
碍子2の碍子先端面22から先方に大部分突出してい
る。
地電極4が溶接されており、平行接地電極4の先端部4
1は、中心電極3側に曲げられている。平行接地電極4
は、耐熱ニッケル合金製で、先端部41の中心線は、中
心電極3の中心線の延長線にほぼ直交している。
属が溶接され平行接地電極4の内側面を形成し、中心電
極3の先端の貴金属チップ34との間で気中スパークギ
ャップ(火花放電間隙)G1を形成している。
5、絶縁碍子2の先端面22および主体金具1の先端面
11の内壁に形成した突出縁12との間は、絶縁碍子2
の先端面22及びその近傍にカーボン等の導電性物質が
付着した場合に火花放電が生じるセミ沿面放電の沿面ス
パークギャップG2となっている。段差部32のテーパ
面のエッジ35は、沿面スパークギャップG2で発生す
る火花放電の放電火花の発生位置を特定する作用を有す
る。
Pt、白金イリジウムPt- Ir、白金ニッケルPt-
Ni、Pt- Ir- Ni、Ir- Y2 O3 合金等の材料
が用いられ、いずれも抵抗溶接或いはレーザービームの
照射により貴金属5と電極母材とを融合して形成されて
いる。また、貴金属チップ34および貴金属5は、中心
電極3の発火部および接地電極の発火部の火花消耗を低
減させ、スパークプラグを長寿命化させている。
4は、直径が0.6mm〜1.5mm、段差部32はそ
の最大直径の部分が1.5mm〜2.5mmであること
が望ましい。又、段差部32のテーパ面33の少なくと
も一部を、絶縁碍子2の先端面22から0mm〜1.0
mmだけ引っ込ませることが必要である。この数値限定
は、多数のテスト品の性能評価テスト結果によるもので
あり、つぎの理由による。
えると放電電圧が高くなり、また、貴金属チップ34の
場合には使用量が増加する。段差部32のエッジ35
を、絶縁碍子2の先端面22から0mm〜1mmだけ引
っ込ませたのは、沿面スパークギャップG2で発生する
火花放電の放電火花を、絶縁碍子2の先端面22に沿っ
て放電させ、自己清浄作用を向上させるためである。ま
た、1mmより大きくなると、沿面スパークを生じ難く
なり、清浄効果が低下する。
係るスパークプラグA(電極先部の直径が0.6mm、
段差部32の径変部始点直径が1.5mm、引っ込み量
が0.5mm)、従来の補助ギャップスパークプラグB
(図2のスパークプラグの段差部32の肩部33が絶縁
碍子2の先端面22より突出したもの)、および一般形
状のスパークプラグC(主体金具1の先端に突出部10
を有さないことによりG2の無いもの)について、下記
の試験により絶縁抵抗値の測定を行った結果を示す。
0.75mmに設定した。試験条件として、室温−10
℃で図3の(ロ)に示す運転サイクルで行い、クーリン
グ時に絶縁抵抗値を測定した。この結果により、スパー
クプラグAは、絶縁抵抗値の低下が少なく、自己清浄力
が格段に優れていることが判る。
(請求項5、7〜11に対応)および第3実施例(請求
項5、7〜11に対応)を示したものであり、図2の第
1実施例のスパークプラグと以下の点で異なる。図4の
スパークプラグは、中心電極3の電極基部31にサーモ
ポケット部37を設け、この電極基部31に段差部32
を設け、該段差部32の平坦面331を絶縁碍子2の先
端面22より引っ込んだ位置に配設し、平坦面331に
径小の貴金属チップ34(電極先部)を接合したスパー
クプラフである。
3の電極基部31の先端側に円錐台形の段差部32を設
け、この段差部32のテーパ面33の後端外周のエッジ
36が絶縁碍子2の先端面より引っ込んだ位置に配置さ
れたスパークプラグである。本実施例では、段差部32
が請求項5に記載の径変部に相当し、エッジ36が請求
項5に記載の径変部始点に相当する。
は、汚損時に段差部32の肩部33のエッジ35または
36から絶縁碍子2の碍子先端面22に沿って主体金具
1の突出縁12との間で形成したセミ沿面放電の沿面ス
パークギャップG2で放電し、第1実施例のスパークプ
ラグと同様の耐汚損性効果を有する。
4を省略し、耐熱ニッケル合金製の電極基部31の段差
部32より突出した小径部を一体に形成しても良い。ま
た、上記実施例では、貴金属チップ34は電極先部全体
を構成するが、貴金属量を少なくしてコストを低減する
ため、電極先部(直径0.6mm〜1.5mm)のニケ
ル合金母材の先端面や放電面に貴金属を部分的に設ける
ことによって構成しても良い。
7〜9、11、12に対応)を示したものであり、この
スパークプラグは、接地電極40を三極以上(好ましく
は三極〜四極)の多極のセミ沿面放電型スパークプラグ
である。
の金具先端面11より突出され、接地電極40は中心電
極3を突出して保持した絶縁碍子2の碍子先端23の周
側に配され、中心電極3との間に絶縁碍子2の碍子先端
面22に沿ってセミ沿面放電の沿面スパークギャップG
2を形成する。
絶縁碍子2の碍子先端面22に付着した導電性物質を確
実に焼却することができる。又、沿面スパークギャップ
G2は全てが燃焼室内に突出した位置にあるため、着火
性を向上させることができる。
6、7〜9、11、12に対応)を示したものであり、
図6に示す様に、複数の接地電極40を配して形成した
沿面スパークギャップG2と、中心電極3の先端と対設
する気中放電間隙G1を形成する平行接地電極4Aを併
設したスパークプラグである。
一般の気中放電型のスパークプラグとして機能し、汚損
時には沿面スパークギャップG2により付着した導電性
物質を確実に焼却できる。又、このこのスパークプラグ
は、図1および図2に示したスパークプラグよりも沿面
スパークギャップG2の全てが燃焼室内に突出した位置
にある為、汚損時においても着火性も向上させることが
できる。
7、8、11に対応)を説明する。スパークプラグD
は、図8に示す様に、内方へ延出する突出部10を先端
に周設した筒状の主体金具1と、碍子先端(碍子先端長
Piの部分)が金具先端面11から突出する様に主体金
具1内に固定される軸孔21付の絶縁碍子2と、電極先
端が碍子先端面22から1.2mm以上突出する様に軸
孔内21に固定される中心電極3と、中心電極側面42
(内側面)が中心電極先端面30と対向する(スパーク
ギャップG)様に屈曲して金具先端面11に突設される
平行接地電極4とを有し、該平行接地電極4の中心電極
側面42(内側面)と中心電極先端面30との間で気中
放電を行う。なお、突出縁12- 絶縁碍子2間の距離G
sは0.6mmである。
する電極基部31と、該電極基部31より径小の電極先
部38と、電極基部31から電極先部38に至る径変部
39とを有する。
Dc)を1.0mm以下にする。図9のグラフは、軸孔
直径Di=2.6mm、電極先部径d=1.0mm、ス
パークギャップG=1.1mm、補助ギャップGs=
0.6mm、引っ込み寸法L=0.3mm、碍子先端長
Pi=1.5mm、電極先端長Pc=1.5mmとし、
径変部始点の直径Dcを変化させて耐汚損性を試験した
結果である。
mmが好適であることが判明した。なお、径変部39の
始点391が絶縁碍子2(軸孔21)から離れ過ぎると
耐汚損性の向上効果が減少する。
面22から0mm〜0.6mm、好ましくは、0.1m
m〜0.6mm奥部に引っ込ませる。図10のグラフ
は、軸孔直径Di=2.6mm、径変部始点直径Dc=
2.5mm、電極先部径d=1.0mm、スパークギャ
ップG=1.1mm、補助ギャップGs=0.6mm、
碍子先端長Pi=1.5mm、電極先端長Pc=1.5
mmとし、及び引っ込み寸法Lを変化させて耐汚損性の
向上効果を調べた結果である。このグラフから、引っ込
み寸法Lが0.1mm〜0.6mmの範囲が好適である
ことが判明した。
電極先端の長さPcを1.2mm以上にする。図11の
グラフは、軸孔直径Di=2.6mm、径変部始点直径
Dc=2.5mm、電極先部径d=2.0mm、スパー
クギャップG=1.1mm、補助ギャップGs=0.6
mm、碍子突出長Pi=1.5mm、引っ込み寸法L=
0.3mmとし、碍子先端面22から突出させる部分の
電極先端長Pcを変化させて放電電圧を調べた結果であ
る。なお、耐汚損性と放電開始に必要な電圧とは密接に
関係しており、この電圧を下げることも耐汚損性を向上
させる要因の一つである。
は、0.1mm〜0.4mm、好ましくは、0.2mm
〜0.4mmが好適である。図12のグラフは、軸孔直
径Di=2.6mm、径変部始点の直径Dc=2.5m
m、電極先部径d=1.0mm、スパークギャップG=
1.1mm、補助ギャップGs=0.6mm、引っ込み
寸法L=0.5mm、碍子先端長Pi=1.5mm、電
極先端長Pc=1.5mmとし、面取り24の長さ(直
線部)を変えて耐汚損性の向上効果を調べた結果であ
る。チャネリングによる絶縁碍子2の欠けを防ぐために
面取り24を施す訳であるが、図12に示す様に、大き
過ぎると耐汚損性が低下するので、面取り24の長さは
0.2mm〜0.4mmの範囲が好適である。
5、7、8、11に対応)を、図13〜図15に基づい
て説明する。図13に示すスパークプラグEは、軸孔直
径Di、径変部始点直径Dc=2.6mm、電極先部径
d=0.5mm、スパークギャップG=1.1mm、補
助ギャップGs=0.6mm、引っ込み寸法L=0.5
mm、碍子先端長Pi=1.5mm、電極先端長Pc=
1.5mmとし、面取り24の長さが0.3mmであ
り、他の構成はスパークプラグDと同じである。
径Di=2.6mm、径変部始点直径Dc=2.2m
m、電極先部径d=0.5mm、スパークギャップG=
1.1mm、補助ギャップGs=0.6mm、引っ込み
寸法L=0.5mm、碍子先端長Pi=1.5mm、電
極先端長Pc=1.5mmとし、面取り24の長さが
0.3mmであり、他の構成はスパークプラグDと同じ
である。
径Di、径変部始点直径Dc=2.6mm、電極先部径
d=0.5mm、スパークギャップG=1.1mm、補
助ギャップGs=0.6mm、引っ込み寸法L=0.5
mm、碍子先端長Pi=1.5mm、電極先端長Pc=
1.5mmとし、面取り24の長さが0.3mm、径D
d=1.0mmであり、他の構成はスパークプラグDと
同じである。これらスパークプラグE、F、Hも、スパ
ークプラグDと同様に、耐汚損性の向上効果が得られ
る。
3、7、11に対応)を、図16に基づいて説明する。
スパークプラグJは、内方へ延出する突出部10を先端
に周設した筒状の主体金具1と、碍子先端(碍子先端長
Pi)が金具先端面11から突出する様に主体金具1内
に固定される軸孔21(Di=2.6mm)付の絶縁碍
子2と、電極先端(電極先端長Pc)が碍子先端面22
から突出する様に軸孔21内に固定される中心電極3
(Dc=2.5mm、d=2.0mm)と、先端面43
が中心電極先端側面381と対向する(スパークギャッ
プGは0.8mm)様に、金具先端面11に溶接される
接地電極40、40とを有し、接地電極40の先端面4
3と中心電極先端側面381との間で気中放電を行う。
なお、突出縁12- 絶縁碍子2間の補助ギャップGsは
0.6mmであり、汚損時には、突出縁12と中心電極
先端側面381との間で碍子先端面22に沿って放電す
る。
する電極基部31と、該電極基部31より径小の電極先
部38と、電極基部31から電極先部38に至る径変部
39とを有する。
に設定される。耐汚損性の向上効果を得るため、径変部
39の始点391を、碍子先端面22から0mm〜1.
0mm、好ましくは、0.1mm〜0.6mm奥部に引
っ込ませている。
ら突出させる部分の電極先端長Pcを2.5mm以上に
している。耐汚損性が低下しない範囲で、チャネリング
による絶縁碍子2の欠けを防止するため、軸孔開口の内
壁縁部に、0.1mm〜0.4mm、好ましくは、0.
2mm〜0.4mmの面取り24を施している。
2、7、11に対応)を、図17に基づいて説明する。
スパークプラグKは、筒状の主体金具1と、碍子先端
(碍子先端長Pi)が金具先端面11から突出する様に
主体金具1内に固定される軸孔21(Di=2.6m
m)付の絶縁碍子2と、電極先端(電極先端長Pc)が
碍子先端面22から突出する様に軸孔21内に固定され
る中心電極3(Dc=2.5mm、d=2.0mm)
と、先端面43が中心電極先端側面381と対向する
(スパークギャップGは0.9mm)様に、金具先端面
11に溶接される接地電極40、40とを有し、接地電
極40の先端面43と中心電極先端側面381との間で
気中放電を行う。なお、汚損時には接地電極40と中心
電極先端側面381との間で碍子先端面22に沿ってセ
ミ沿面放電する。
する電極基部31と、該電極基部31より径小の電極先
部38と、電極基部31から電極先部38に至る径変部
39とを有する。
に設定される。耐汚損性の向上効果を得るため、径変部
39の始点391を、先端面22(碍子先端面)から0
mm〜1.0mm、好ましくは、0.1mm〜0.6m
m奥部に引っ込ませている。
ら突出させる部分の電極先端の長さPcを1.5mmに
している。耐汚損性が低下しない範囲で、チャネリング
による絶縁碍子2の欠けを防止するため、軸孔開口の内
壁縁部に、0.1mm〜0.4mm、好ましくは、0.
2mm〜0.4mmの面取り24を施している。本実施
例のスパークプラグKは、耐汚損性に優れる。
1、4、7、11に対応)を、図18に基づいて説明す
る。スパークプラグMは、筒状の主体金具1と、碍子先
端(碍子先端長Pi)が金具先端面11から突出する様
に主体金具1内に固定される軸孔21(Di=2.6m
m)付の絶縁碍子2と、電極先端(電極先端長Pc)が
碍子先端面22から突出する様に軸孔21内に固定され
る中心電極3(Dc=2.5mm、d=2.0mm)
と、金具先端面11に突設される接地電極40、40と
を有し、接地電極40の先端面43と中心電極先端側面
381との間で碍子先端面22に沿って沿面放電を行
う。
する電極基部31と、該電極基部31より径小の電極先
部38と、電極基部31から電極先部38に至る径変部
39とを有する。
に設定される。耐汚損性の向上効果を得るため、径変部
39の始点391を、先端面22(碍子先端面)から0
mm〜1.0mm、好ましくは、0.1mm〜0.6m
m奥部に引っ込ませている。
ら突出させる部分の電極先端の長さPcを1.2mmに
している。耐汚損性が低下しない範囲で、チャネリング
による絶縁碍子2の欠けを防止するため、軸孔開口の内
壁縁部に、0.1mm〜0.4mm、好ましくは、0.
2mm〜0.4mmの面取り24を施している。本実施
例のスパークプラグMは、耐汚損性に優れる。
プラグの先端部の斜視図である。
データのグラフである。
大断面図である。
先端部の拡大断面図である。
先端部の斜視図である。
先端部の斜視図である。
先端近傍の拡大断面図である。
との関係を示すグラフである。
ラフである。
と、放電電圧との関係を示すグラフである。
フである。
の先端近傍の拡大断面図である。
の先端近傍の拡大断面図である。
の先端近傍の拡大断面図である。
グの先端近傍の拡大断面図である。
グの先端近傍の拡大断面図である。
グの先端近傍の拡大断面図である。
Claims (11)
- 【請求項1】 筒状の主体金具と、 碍子先端が金具先端面から突出する様に前記主体金具内
に固定される軸孔付の絶縁碍子と、 電極先端が碍子先端面から突出する様に前記軸孔内に固
定される中心電極と、 先端面が中心電極先端側面と、直接及び/又は前記碍子
先端面を介して対向する様に、前記金具先端面に突設さ
れる接地電極とを有し、該接地電極の先端面と前記中心
電極先端側面との間で前記碍子先端面に沿ってセミ沿面
放電間隙を形成する内燃機関のスパークプラグにおい
て、 前記中心電極の先端部は、軸孔内に位置する電極基部
と、該電極基部より径小の電極先部と、前記電極基部か
ら前記電極先部に至る径変部とを有し、 軸孔直径と径変部始点の直径との差は1mm以下であ
り、且つ、前記径変部始点が前記碍子先端面より0mm
〜1mm奥部に位置することを特徴とする内燃機関のス
パークプラグ。 - 【請求項2】 筒状の主体金具と、 碍子先端が金具先端面から突出する様に前記主体金具内
に固定される軸孔付の絶縁碍子と、 電極先端が碍子先端面から突出する様に前記軸孔内に固
定される中心電極と、 先端面が中心電極先端側面と対向する様に、前記金具先
端面に突設される接地電極とを有し、 前記接地電極の先端面と前記中心電極先端側面との間に
気中放電間隙を形成しし、通常時は前記接地電極の先端
面と前記中心電極先端側面との間で気中放電し、汚損時
には前記接地電極と前記中心電極先端側面との間で前記
碍子先端面に沿ってセミ沿面放電する内燃機関のスパー
クプラグにおいて、 前記中心電極の先端部は、軸孔内に位置する電極基部
と、該電極基部より径小の電極先部と、前記電極基部か
ら前記電極先部に至る径変部とを有し、 軸孔直径と径変部始点の直径との差は1mm以下であ
り、且つ、前記径変部始点が前記碍子先端面より0mm
〜1mm奥部に位置することを特徴とする内燃機関のス
パークプラグ。 - 【請求項3】 内方へ延出する突出部を先端に周設した
筒状の主体金具と、 碍子先端が金具先端面から突出する様に主体金具内に固
定される軸孔付の絶縁碍子と、 電極先端が碍子先端面から突出する様に軸孔内に固定さ
れる中心電極と、 先端面が中心電極先端側面と対向する様に、前記金具先
端面に突設される接地電極とを有し、 該接地電極の先端面と前記中心電極先端側面との間に気
中放電間隙を形成するとともに、汚損時には前記突出部
と前記中心電極先端側面との間で碍子先端面に沿って沿
面放電する内燃機関のスパークプラグにおいて、 前記中心電極の先端部は、軸孔内に位置する電極基部
と、該電極基部より径小の電極先部と、前記電極基部か
ら前記電極先部に至る径変部とを有し、 軸孔直径と径変部始点の直径との差は1mm以下であ
り、且つ、前記径変部始点が前記碍子先端面より0mm
〜1mm奥部に位置することを特徴とする内燃機関のス
パークプラグ。 - 【請求項4】 内方へ延出する突出部を先端に周設した
筒状の主体金具と、 碍子先端が金具先端面から突出する様に主体金具内に固
定される軸孔付の絶縁碍子と、 電極先端が碍子先端面から1.2mm以上突出する様に
軸孔内に固定される中心電極と、 内側面が中心電極先端面と対向する様に屈曲して金具先
端面に突設される平行接地電極とを有し、 該接地電極の先端面と前記中心電極先端側面との間に気
中放電間隙を形成するとともに、汚損時には前記突出部
と前記中心電極先端側面との間で碍子先端面に沿って沿
面放電する内燃機関のスパークプラグにおいて、 前記中心電極の先端部は、軸孔内に位置する電極基部
と、該電極基部より径小の電極先部と、前記電極基部か
ら前記電極先部に至る径変部とを有し、 軸孔直径と径変部始点の直径との差は1mm以下であ
り、且つ、前記径変部始点が前記碍子先端面より0mm
〜1mm奥部に位置することを特徴とする内燃機関のス
パークプラグ。 - 【請求項5】 筒状の主体金具と、 碍子先端が金具先端面から突出する様に主体金具内に固
定される軸孔付の絶縁碍子と、 電極先端が碍子先端面から1.2mm以上突出する様に
軸孔内に固定される中心電極と、 先端面が中心電極先端側面と対向する様に金具先端面に
突設される接地電極と、内側面が中心電極先端面と対向
する様に屈曲して金具先端面に突設される平行接地電極
とを有し、前記接地電極の先端面と前記中心電極先端側
面との間で前記碍子先端面に沿ってセミ沿面放電間隙を
形成し、平行接地電極の内側面と前記中心電極先端面と
の間に気中放電間隙を形成する内燃機関のスパークプラ
グにおいて、 前記中心電極の先端部は、軸孔内に位置する電極基部
と、該電極基部より径小の電極先部と、前記電極基部か
ら前記電極先部に至る径変部とを有し、 軸孔直径と径変部始点直径との差は1mm以下であり、
且つ、径変部始点が前記碍子先端面より0mm〜1mm
奥部に位置することを特徴とする内燃機関のスパークプ
ラグ。 - 【請求項6】 前記径変部始点は、前記碍子先端面より
0.1mm〜0.6mm奥部に位置することを特徴とす
る請求項1乃至請求項5の何れかに記載の内燃機関のス
パークプラグ。 - 【請求項7】 前記電極先部の外径は、1.5mm以下
である請求項1乃至請求項6の何れかに記載の内燃機関
のスパークプラグ。 - 【請求項8】 前記中心電極先端側面や中心電極先端面
の内、少なくとも、発火部となる部分を貴金属で形成す
る請求項1乃至請求項7の何れかに記載の内燃機関のス
パークプラグ。 - 【請求項9】 前記接地電極の先端面、前記突出部の先
端面、または前記平行接地電極の内側面の内、少なくと
も、発火部となる部分を貴金属で形成する請求項1乃至
請求項8の何れかに記載の内燃機関のスパークプラグ。 - 【請求項10】 軸孔開口の内壁縁部に、0.1mm〜
0.4mmの面取りを施した請求項1乃至請求項9の何
れかに記載の内燃機関のスパークプラグ。 - 【請求項11】 請求項1、2、3、4、6、7、8、
9、10の何れかにおいて、前記接地電極は、三極以上
である内燃機関のスパークプラグ。
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