JPH09194081A - 媒体集積装置および媒体処理装置 - Google Patents

媒体集積装置および媒体処理装置

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JPH09194081A
JPH09194081A JP8131264A JP13126496A JPH09194081A JP H09194081 A JPH09194081 A JP H09194081A JP 8131264 A JP8131264 A JP 8131264A JP 13126496 A JP13126496 A JP 13126496A JP H09194081 A JPH09194081 A JP H09194081A
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correcting
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吉宣 内田
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豊 町田
Nobuaki Komata
順昭 小俣
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Omron Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、外形寸法が異なる媒体の混合集積
に際して、集積前の搬送路上で媒体の不安定な集積要素
を解消して安定した混合集積の実現を可能にした媒体集
積装置および媒体処理装置の提供を目的とする。 【解決手段】この発明は、外形寸法の異なる複数種の媒
体を一枚ずつ取込んで集積処理する媒体集積装置であっ
て、上記媒体を取込んで搬送する搬送路の搬送幅方向の
媒体偏位量を修正する媒体偏位量修正手段を備えたこと
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば金融機関
に設置される自動預金支払機(ATM)に内部構成され
るような媒体集積装置に関し、さらに詳しくは紙幣等の
媒体を安定して集積処理する媒体集積装置および媒体処
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】以下、紙幣を取扱う紙幣入出金機を例に
取って説明すると、この紙幣入出金機は、図18および
図19に示すように、外部の入金口181および返却口
兼用の出金口182と、内部の紙幣識別装置183、一
時保留部184あるいは金種別の一時保留部184a〜
184c、金種別のスタッカ185…あるいはカセッ
ト、回収箱186との間を、還流式に構成した搬送路1
87で接続して入出金取引を許容している。
【0003】しかし、このような紙幣入出金機を国内あ
るいは世界各国で使用した場合、入出金利用される金種
によって外形寸法が異なり、特に外国では縦横が大きく
異なるため、図20に示すように、入金口181に投入
された外形寸法が異なる各金種の紙幣188a〜188
cを一時保留部184に取込んで集積する場合、また一
時保留部184からスタッカ185に移し替えて集積す
る場合は、紙幣の長辺方向や短辺方向の長さが揃わず、
このために不整列に集積されやすく、特に幅の小さい紙
幣が混合集積した場合は集積姿勢が崩れやすく、この結
果、集積ジャム(紙詰り)ひいては繰出しジャムを発生
させる原因となっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこでこの発明は、外
形寸法が異なる媒体の混合集積時に、集積前の搬送過程
で媒体毎の搬送幅方向の偏位量を修正して、媒体を事前
に適正搬送位置に揃えることにより安定した混合集積を
可能にした媒体集積装置および媒体処理装置の提供を目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
外形寸法の異なる複数種の媒体を一枚ずつ取込んで集積
処理する媒体集積装置であって、上記媒体を取込んで搬
送する搬送路の搬送幅方向の媒体偏位量を修正する媒体
偏位量修正手段を備えたことを特徴とする。
【0006】請求項2記載の発明は、搬送幅方向の中央
に向けて媒体の偏位量を修正する媒体偏位量修正手段を
備えたことを特徴とする。
【0007】請求項3記載の発明は、媒体を一枚ずつ分
離して搬送する分離搬送中に媒体の偏位量を修正する媒
体偏位量修正手段を備えたことを特徴とする。
【0008】請求項4記載の発明は、媒体を搬送方向に
沿って搬送する直行搬送手段と、媒体を搬送幅方向の中
央に向けて搬送する斜行搬送手段とを有する媒体偏位量
修正手段を備えたことを特徴とする。
【0009】請求項5記載の発明は、媒体偏位量修正手
段の前段に媒体の搬送幅方向の偏位量を検知する媒体偏
位量検知手段を設け、この媒体偏位量検知手段の検知信
号に基づいて直行搬送手段か斜行搬送手段かの搬送動作
に切換える搬送切換え手段を設けたことを特徴とする。
【0010】請求項6記載の発明は、媒体偏位量検知手
段の検知信号に基づいて搬送切換え手段の切換え動作時
間を媒体偏位量の修正に適した動作時間に設定する設定
手段を備えたことを特徴とする。
【0011】請求項7記載の発明は、媒体を集積する媒
体集積部の側方に媒体偏位量修正用の回転部材を配設し
た媒体偏位量修正手段を備えたことを特徴とする。
【0012】請求項8記載の発明は、媒体偏位量修正手
段を、媒体集積部の前段に媒体を傾斜させて搬送するス
キュ付与手段で構成したことを特徴とする。
【0013】請求項9記載の発明は、スキュ付与手段
を、搬送幅方向の中央部を低速搬送し、搬送幅方向の外
側部を高速搬送する速度差付与手段により構成したこと
を特徴とする。
【0014】請求項10記載の発明は、媒体集積装置を
備えて媒体を処理する媒体処理装置であることを特徴と
する。
【0015】
【作用】この発明によれば、外形寸法の異なる複数種の
媒体を一枚ずつ取込んで集積処理する際、複数種の媒体
を取込んで集積位置に導く搬送路の搬送幅方向の媒体偏
位量を媒体偏位量修正手段により修正してから集積す
る。また、外形寸法の異なる複数種の媒体を一枚ずつ取
込んで集積処理する際、媒体偏位量修正手段が搬送幅方
向の中央に向けて媒体の偏位量を修正する。
【0016】同じく、外形寸法の異なる複数種の媒体を
一枚ずつ取込んで集積処理する際、媒体を一枚ずつ分離
して搬送する分離搬送中に媒体偏位量修正手段が媒体の
偏位量を修正する。
【0017】さらに、外形寸法の異なる複数種の媒体を
一枚ずつ取込んで集積処理する際、媒体を搬送方向に沿
って搬送する直行搬送手段と、媒体を搬送幅方向の中央
に向けて搬送する斜行搬送手段とを選択して媒体の搬送
方向を切換える媒体偏位量修正手段により媒体の偏位量
を修正する。
【0018】この直行または斜行の搬送方向の切換えに
際して、媒体偏位量検知手段が媒体の偏位量を検知した
とき、この検知信号に基づいて搬送切換え手段が直行搬
送手段か斜行搬送手段かの搬送動作に切換える。
【0019】同じく、直行または斜行の搬送方向の切換
えに際して、媒体偏位量検知手段が媒体の偏位量を検知
したとき、この検知信号に基づいて設定手段は搬送切換
え手段の切換え動作時間を媒体偏位量の修正に適した動
作時間に設定する。
【0020】さらに、外形寸法の異なる複数種の媒体を
一枚ずつ取込んで集積処理する際、媒体を集積する媒体
集積部の側方に配設した媒体偏位量修正用の回転部材が
回転して媒体の偏位量を修正する。また、外形寸法の異
なる複数種の媒体を一枚ずつ取込んで集積処理する際、
スキュ付与手段が媒体集積部の前段に導かれた媒体を傾
斜させて搬送する。
【0021】同じく、媒体集積部の前段に導かれた媒体
を傾斜させて搬送する際、速度差付与手段により搬送幅
方向の中央部を低速搬送し、搬送幅方向の外側部を高速
搬送してスキュさせる。さらに、集積前に媒体の搬送幅
方向の偏位量を修正する修正機能を備えた媒体集積装置
を媒体処理装置に組込んで媒体を処理する。
【0022】
【発明の効果】この結果、媒体の集積に先立って、搬送
路上で媒体の搬送幅方向の偏位量を修正することができ
るため、媒体は事前に適正な集積対応位置に揃えられ、
集積前に不安定な集積要素が解消される。したがって、
外形寸法の異なる大小の媒体を混合集積しても定位置に
導いて整列集積することができ、不揃い集積による集積
ジャムを防止できる。また、この集積した状態から媒体
を繰出す場合も、安定した集積のため、スキュ、繰出し
間隔のバラツキ、繰出しジャム等の不適な搬送要素を解
消することができ、安定した繰出しを実現できる。
【0023】また、媒体を搬送幅方向の中央に向けて媒
体の偏位量を修正するように設定した場合は、全ての媒
体を搬送幅方向の中央に揃えることができ、このため媒
体は左右の一方に偏らず、安定した整列集積ができる。
ことに、媒体を一枚ずつ分離して搬送しているときに修
正すれば、一枚ずつ確実に修正することができる。
【0024】また、媒体の偏位状態に応じて直行搬送手
段と斜行搬送手段とを選択して使い分ければ、偏位した
媒体を直ちに適正な搬送位置に修正して搬送することが
でき、さらに直行搬送または斜行搬送の搬送動作の切換
え時間を偏位修正に適した時間に設定できるため、修正
過剰や修正不足等の修正誤差を解消した正確な修正がで
き、それゆえ高精度および高信頼性の整列集積が図れ
る。また、斜行搬送から直行搬送に間断なく切換えるよ
うに構成すれば、媒体の修正移動を高速化し、また滑ら
かに施すことができる。
【0025】さらに、媒体集積部の側方に媒体偏位量修
正用の回転部材を配設すれば、この回転部材が側方より
偏位している媒体を接触移動させて修正することができ
る。また、この側方からの回転接触作用により媒体に対
しては損傷させるような悪影響を与えず、常に円滑で安
定した修正促進作用を付与できる。また、媒体集積部の
前段に導かれた媒体を、あえてスキュ搬送させれば、媒
体は集積部内への搬入時点で、媒体の前端が集積部内の
内壁面に当接して媒体の偏位量およびスキュが自動的に
修正される。さらに、媒体集積装置を媒体処理装置に組
込んだ場合は、媒体の集積性能が安定して信頼性の高い
媒体処理ができる。
【0026】
【実施例】この発明の実施例を以下図面に基づいて詳述
する。図1は銀行等の金融機関に設置される自動預金支
払機(ATM)11を示し、このATM11は装置本体
の上部前面に、顧客に取引操作を表示案内するタッチパ
ネル兼用のCRT12と、通帳挿入口13と、カード挿
入口14と、硬貨投入口15と、紙幣投入口16と、取
扱い表示器17とを備えて、入金、出金、振込み、通帳
記入、残高照会等の取引を許容している。
【0027】図2はATM11の制御回路ブロック図を
示し、CPU21はROM22に格納されたプログラム
に沿って各回路装置を制御し、その制御データをRAM
23で読出し可能に記憶する。
【0028】上述のCPU21は、インターフェース2
4を介してCRT12、通帳処理部25、カード処理部
26、硬貨処理部27、紙幣処理部28、明細票処理部
29、ジャーナル処理部30、センタ通信処理部31、
遠隔監視装置(CRMC)通信処理部32、係員パネル
処理部33を接続している。このうち、CRT12は各
種の取引表示案内と、その操作手順を表示し、また画面
上に表示した表示部分と対応してタッチ入力許容するタ
ッチ入力機能を有している。
【0029】通帳処理部25は、通帳挿入口13に挿入
された通帳の取引データを読取り、また更新データを書
込み処理し、通帳の印字欄には取引データや未記帳デー
タの記帳処理を行ない。さらに、取引終了および取消し
時に通帳を通帳挿入口13に返却する。
【0030】カード処理部26は、カード挿入口14に
挿入されたキャッシュカードの取引データを読取り、ま
た更新データを書込み処理し、取引終了および取消し時
にカードをカード挿入口14に放出する。硬貨処理部2
7は、硬貨投入口15に投入された硬貨を内部に取込ん
で受付け処理し、出金時および入金取消し時に硬貨を硬
貨投入口15より放出する。
【0031】紙幣処理部28は、紙幣投入口16に投入
された紙幣を内部に取込んで受付け処理し、出金時およ
び入金取消し時に紙幣を紙幣投入口16より放出する。
明細票処理部29は、入出金取引や残高照会等の各種の
取引内容の取引データを記載した明細票を取引毎に発行
する。
【0032】ジャーナル処理部30は、明細票を発行す
る毎に同記録内容のジャーナル(控え伝票)を装置内部
に保存し、またこのジャーナルには障害が発生した時の
異常コードを合わせて記録する。センタ通信処理部31
は、編集した入出金要求電文、記帳要求電文等をセンタ
34に送信し、このセンタ34から送られてきた入出金
回答、記帳データ等の自動取引データを受信処理する。
【0033】遠隔監視装置(CRMC)通信処理部32
は、ATM11の検出データをCRMCに送信し、CR
MCから返信されてきた障害復旧データ等の応答データ
を受信処理する。係員パネル処理部33は、ATM内部
に備えられる係員パネルを取扱って障害復旧操作や保守
点検等の係員操作を実行させる。
【0034】図3はATM11や紙幣入出金機(テラー
マシン)に内部構成される紙幣処理装置41を示し、こ
の紙幣処理装置41は上部前面に入金口42と出金口4
3を設け、これらの入出金口42,43と連通する内方
には、入出金紙幣を識別する紙幣識別装置44と、紙幣
の搬送幅方向の偏位量を修正する偏位修正装置45と、
紙幣を返却/取込み用に一時保留する一時保留部46
と、紙幣を金種別に収納する第1〜第3スタッカ47a
〜47cと、識別不良と判定された紙幣、損券紙幣およ
び取忘れ紙幣等を回収する回収箱48とを内蔵し、これ
らをリサイクル式にループ状の搬送ラインL1 、L2 で
接続している。
【0035】この場合、紙幣処理装置41の上部側を紙
幣搬送用の搬送処理群49に設け、下部側を紙幣収納用
の収納処理群50に設けて、装置の上下を搬送系と収納
系とに分離構成している。
【0036】上部側の搬送処理群49は、入金口42と
出金口43と紙幣識別装置44と偏位修正装置45と一
時保留部46とをループ状に接続する上部搬送ラインL
1 と、紙幣識別装置44と偏位修正装置45と第1〜第
3スタッカ47a〜47cおよび回収箱48とをループ
状に接続する下部搬送ラインL2 との上下の搬送ライン
L1 ,L2 を接続して構成し、入金時に入金口42から
上部搬送ラインL1 および下部搬送ラインL2 を介して
下部のスタッカ47a〜47cへと取込み処理し、出金
時に金種対応するスタッカ47a〜47cから下部搬送
ラインL2 および上部搬送ラインL1 を介して出金口4
3へと放出処理する。
【0037】また、収納処理群50は、紙幣処理装置4
1の前面側から後面側にかけて第1〜第3スタッカ47
a〜47c、回収箱48の順に配設している。また、第
1〜第3スタッカ47a〜47cおよび一時保留部46
は、紙幣の集積および繰出し機能を備えて入出金取引許
容している。
【0038】図4および図5は偏位修正装置45を示
し、この偏位修正装置45は紙幣識別装置44の後段に
配設され、方向修正機構51と搬送力開放機構52とを
備えて上下部搬送ラインL1 ,L2 の共通搬送ライン上
で構成される。
【0039】方向修正機構51は、図6および図7に示
すように、搬送ライン幅方向の中央部に、偏位修正ロー
ラ53と対応ローラ54とを上下に対設して構成され、
上側の偏位修正ローラ53は保持フレーム55に軸支さ
れたローラ首振り保持軸56により左右に首振り自由に
保持され、このローラ首振り保持軸56の上部に取付け
た従動プーリ57と、正逆転パルスモータMの主軸に取
付けた駆動プーリ58間にタイミングベルト59を張設
して正逆転パルスモータMからの首振り出力を偏位修正
ローラ53に動力伝達し、これにより偏位修正ローラ5
3の搬送方向の向きを自由に方向変換許容している。
【0040】また、偏位修正ローラ53の前段には幅方
向に多数の偏位量検知センサS1 …を配設し、これらの
偏位量検知センサS1 …群の検知データに基づいて、こ
の偏位修正ローラ53の向きを方向修正してスキュ(傾
斜)した紙幣、あるいは左右へのズレが生じた紙幣の向
きを適正な方向に修正する。通常は、元位置検知センサ
S2 で偏位修正ローラ53の向きを直進させる基準の搬
送方向の位置に設定している。
【0041】一方、下側の搬送対応ローラ54は、搬送
ライン上に最大紙幣搬送許容幅の間隔を隔てて両側に対
設した左右一対のサイドガイドフレーム60,60間に
横架されて搬送方向に回転する搬送回転軸61上に搬送
対応ローラ54を取付けている。
【0042】また、搬送力開放機構52は方向修正機構
51を挟んだ前後位置に形成され、方向修正機構51の
前段側に配設される上下一対の挟持搬送ベルト62,6
3と、その挟持搬送力を開放許容する前部可動ローラ6
4と、後段側に配設される上下一対の挟持搬送ベルト6
5,66と、その挟持搬送力を開放許容する後部可動ロ
ーラ67とから構成される。
【0043】前部可動ローラ64は、このローラ64を
先端に接続した接続レバー68の基端にロータリソレノ
イド69を接続し、このロータリソレノイド69のON
/OFF駆動に連動して前部可動ローラ64は上下動
し、上動時に、図8に示すように、この前部可動ローラ
64がベルト挟持搬送部分を下方より押上げて上下のベ
ルト面間の挟持力を高めることにより、上下の挟持搬送
ベルト62,63に紙幣の搬送に適した挟持搬送力を持
たせている。逆に、下動時は、図9に示すように、この
前部可動ローラ64が下動してベルト挟持部分から離
れ、上下の挟持搬送ベルト62,63面間の挟持搬送力
を開放する。
【0044】同様に、後部可動ローラ67は接続レバー
70を介してロータリソレノイド71に接続され、この
ロータリソレノイド71のON/OFF駆動に連動して
上下動し、下動時に、図8に示すように、この後部可動
ローラ67がベルト挟持搬送部分を上方より押下げて上
下のベルト面間の挟持力を高めることにより、上下の挟
持搬送ベルト65,66に紙幣の搬送に適した挟持搬送
力を持たせている。逆に、上動時は、図9に示すよう
に、この後部可動ローラ67が上動してベルト挟持部分
から離れ、上下の挟持搬送ベルト65,66面間の挟持
搬送力を開放する。
【0045】図中、72は保持フレーム揺動支持部、7
3はローラ加圧バネ、74…は搬送ローラ、S3 ,S4
は紙幣通過確認検知センサである。
【0046】このように構成された偏位修正装置45の
処理動作を次に説明する。今、紙幣が偏位修正装置45
の位置に導かれたとき、この導かれた紙幣はその搬送状
態が偏位量検知センサS1 …で検知され、このとき適正
な搬送状態であれば、そのまま後段へと搬送処理され
る。
【0047】これに対し、偏位量検知センサS1 が紙幣
のスキュや搬送幅の中心位置より左右にズレていること
を検知した場合は、搬送力開放機構52を開放動作させ
て紙幣の挟持搬送力を一時的に解いて修正許容状態に
し、その間に方向修正機構51の偏位修正ローラ53を
首振り動作させて紙幣をスキュ修正し、あるいは適正な
搬送中心位置に移動するように修正する。この偏位量の
修正後は、再び搬送力開放機構52を元に戻して紙幣を
後段へと挟持搬送する。
【0048】このように、搬送ライン上で紙幣の搬送幅
方向の偏位量を修正することができるため、搬送に不適
な状態の紙幣は、この偏位修正装置45の位置で適正な
搬送状態に整えられてから後段の一時保留部46へと搬
送され、搬送段階で不安定な集積要素を解消することが
できる。
【0049】図10は紙幣処理装置の他の実施例を示
し、この紙幣処理装置101は上部前面に入金口102
と出金口103を設け、これらの入出金口102,10
3と連通する内方に、入出金される紙幣を識別する紙幣
識別装置104と、紙幣の搬送幅方向の偏位量を修正す
る偏位修正装置105と、紙幣を返却/取込み用に一時
保留する一時保留部106と、紙幣を金種別に収納する
第1〜第3スタッカ107a〜107cと、識別不良と
判定された紙幣、損券紙幣および取忘れ紙幣等を回収す
る回収箱108とを内蔵し、これらをループ状の搬送ラ
インL3 、L4 で接続している。
【0050】図11および図12は偏位修正装置105
を示し、この偏位修正装置105は一時保留部106の
直前に一体的に配設され、上部搬送ラインL3 に分岐接
続された分岐搬送ラインL5 上に、紙幣検知センサS5
と、搬送力開放機構109と、集積ホイール110と、
側面叩き板111とをこの順に配設している。
【0051】搬送力開放機構109は、上方に退避可能
な可動タッチローラ112と、固定タッチローラ113
とを上下に配設し、ここに導かれた紙幣Aを挟持搬送し
て後段の集積ホイール110に導くように構成してい
る。
【0052】集積ホイール110は、軸方向に大径円板
を数枚固定し、この固定した大径円板の外周面側から軸
中心部側にかけて紙幣Aを一枚ずつ螺旋状に取込んで保
持する螺旋保持溝110a…を有し、ここに導かれた紙
幣を順次保持した状態で間欠回転し、略180°回転し
て一時保留部106との対応位置に達したとき、その対
応位置に配設されたストッパ114に溝内端部に達した
紙幣Aの先端が当たって螺旋保持溝110aより紙幣A
は外方に取出され、その取出された下方の対応位置に一
時保留部106を傾斜配設して一時保留許容し、ここに
導かれた紙幣Aの先端が一時保留部106の傾斜前端面
に当たって紙幣Aの先端が揃えられた状態で整列集積さ
れる。
【0053】また、側面叩き板111は可撓性フィルム
等で形成して集積ホイール110の両側面に対設し、こ
の側面叩き板111に連結したソレノイド115のON
/OFF出力に基づいて側面叩き板111は集積ホイー
ル110の側面を叩き動作し、集積ホイール110の側
面よりはみ出した紙幣Aの端縁を叩いて搬送幅方向中心
位置の集積ホイール110内に確実に収納するように
し、紙幣Aを一時保留部106の直前で搬送中心位置に
導くように構成している。
【0054】このように、紙幣Aを一枚ずつ分離して搬
送する分離搬送中に紙幣Aを搬送幅方向の中央位置に向
けて一枚ずつ確実に位置修正するため、ここに導かれた
全ての紙幣A…は搬送幅方向に偏位していても、その都
度、修正されて左右の一方に偏らず、後段に安定して導
かれる。この結果、後段の一時保留部106では不揃い
の集積を解消した信頼性の高い整列集積ができる。
【0055】また、この場合、外形寸法の異なる金種別
の紙幣、例えばドイツ紙幣の10マルク、50マルク、
100マルクのように外形寸法の異なる紙幣が導かれた
場合、小紙幣の場合は、図13に示すように、上下の可
動タッチローラ112と固定タッチローラ113との挟
持搬送力を維持して小紙幣を集積ホイールの110の螺
旋保持溝110a…の内奥まで確実に導いて小紙幣が集
積ホイール110から脱落しないようにする。
【0056】これに対し、大紙幣の場合は、図14に示
すように、搬送力開放機構109を開放出力させて可動
タッチローラ112を上方に退避させて、大紙幣Aが螺
旋保持溝110a…に円滑に導かれるようにしている。
また、外形寸法の異なる大小の金種は前段の紙幣識別装
置104で予め判定され、この判定結果に基づいて搬送
力開放機構109をON/OFF動作させる。
【0057】図15は紙幣処理装置の他の実施例を示
し、この紙幣処理装置151は上部前面に入金口152
と出金口153を設け、これらの入出金口152,15
3と連通する内方に、入出金される紙幣を識別する紙幣
識別装置154と、紙幣を返却/取込み用に一時保留す
る金種別の第1〜第3一時保留部155a〜155c
と、各金種別の一時保留部155a〜155cにそれぞ
れ組込まれる第1〜第3偏位修正装置156a〜156
cと、各金種別の一時保留部155a〜155cと対応
して設けられる金種別の第1〜第3スタッカ157a〜
157cと、識別不良と判定された紙幣、損券紙幣およ
び取忘れ紙幣等を回収する回収箱158とを内蔵し、こ
れらをリサイクル式にループ状の搬送ラインL6 、L7
で接続している。
【0058】図16および図17は偏位修正装置を示
し、第1偏位修正装置156aを例にとって説明する
と、第1一時保留部155aの両側に、各ソレノイド1
61,161に連結されて紙幣長手方向の端縁を外方よ
り押圧して集積中央位置に修正ガイドする偏位修正レバ
ー162,162を配設して構成している。
【0059】両側の偏位修正レバー162,162の対
向間隔は、ここに集積される金種指定された紙幣A…の
外形寸法に応じた対向間隔に設定して集積ガイドし、集
積時にソレノイド161,161をON/OFF動作さ
せて両側のレバー162,162を同期して進退動作さ
せることにより、集積される全ての紙幣を一枚ずつ正確
に整列集積することができる。
【0060】このため、一時保留部155aに導かれた
紙幣Aは順次整列して集積され、さらにこの整列集積さ
れた状態のままで一時保留部155aの底板兼用のセパ
レータ163,163を開放することで、そのまま下方
のスタッカ157aへと落下して整列集積される。
【0061】また、既述した搬送ライン上の偏位量修正
装置45と組合わせれば、終始ジャム発生要素が解消さ
れた安定した搬送および集積処理が得られる。図21は
紙幣処理装置の他の実施例を示し、この紙幣処理装置2
11は上部前面に入金口212と返却口兼用の出金口2
13を設け、これらの入出金口212,213と連通す
る内方に、入出金される紙幣を識別する紙幣識別装置2
14と、紙幣の搬送幅方向の偏位量を修正する偏位修正
装置215と、紙幣を返却/取込み用に一時保留する一
時保留部216と、紙幣を金種別に収納する第1〜第3
スタッカ217a〜217cと、識別不良と判定された
紙幣、損券紙幣および取忘れ紙幣等を回収する回収箱2
18とを内蔵し、これらをループ状の上部搬送ラインL
8 と、下部搬送ラインL9 で接続している。
【0062】上述の偏位修正装置215は、一時保留部
216の直前に一体的に配設され、上部搬送ラインL8
に分岐接続された分岐搬送ラインL10上に、図22〜図
24に示すように、紙幣検知センサS6 と、搬送力開放
機構219と、集積ホイール220と、傾斜回転羽根2
21とを配設して構成している。
【0063】搬送力開放機構219は、上方に退避可能
な可動タッチローラ222と、固定タッチローラ223
とを上下に対設し、ここに導かれた紙幣Aを挟持搬送し
て後段の集積ホイール220に導く。
【0064】この集積ホイール220は、軸方向に大径
円板を数枚固定し、この固定した大径円板の外周面側か
ら軸中心部側にかけて紙幣Aを一枚ずつ螺旋状に取込ん
で保持する螺旋保持溝220a…を周方向に多数有し、
ここに導かれた紙幣Aを順次保持した状態で間欠回転
し、略180°回転して一時保留部216との対応位置
に達したとき、その対応位置に配設されたストッパ22
4に螺旋保持溝220aの内端部に達した紙幣Aの先端
が当たって螺旋保持溝220aより紙幣Aは外方に取出
され、その取出された下方の対応位置に一時保留部21
6を傾斜配設し、ここに導かれた紙幣Aは先端が一時保
留部216の傾斜前端面225に当たって紙幣Aの先端
が揃えられた状態で整列集積される。また、集積ホイー
ル220には集積性能を高めるために傾斜回転羽根22
1組込んでいる。
【0065】この傾斜回転羽根221は、放射状に有す
る回転羽根を可撓性フィルム等で形成し、この傾斜回転
羽根221を集積ホイール220の両側に同期伝達機構
226を介して斜め上方から傾斜対設し、集積ホイール
220の回転軸227より動力伝達して集積ホイール2
20と同期し、かつ若干速く回転させて紙幣側縁を軽く
回転叩き動作し、搬送幅方向に偏位した紙幣Aの端縁を
叩いて搬送幅方向中心位置の集積ホイール220へと確
実に押圧移動させて紙幣Aを一時保留部216の直前で
搬送中心位置に導くように構成している。
【0066】またこのとき、傾斜回転羽根221が斜め
側方より紙幣Aを中央へと押して幅寄せし、この幅寄せ
した紙幣Aの偏位量228を自動修正して終始安定した
集積ができる。また、傾斜回転羽根221と接触する位
置に導かれた紙幣Aは螺旋保持溝220aに入って保持
され、しかも紙幣と同搬送方向に傾斜回転羽根221が
回転して滑らかに回転接触するため、偏位修正を要しな
い長い紙幣が導かれてもダメージを与えずに円滑に接触
対応する。
【0067】このように、集積ホイール220で紙幣A
を一枚ずつ分離して搬送する分離搬送中に傾斜回転羽根
221により紙幣Aを補助的に搬送幅方向の中央位置に
向けて一枚ずつ確実に位置修正するため、ここに導かれ
た全ての紙幣A…は搬送幅方向に偏位していても、その
都度、修正されて左右の一方に偏らず、安定して後段へ
と導かれる。この結果、後段の一時保留部216では不
揃い集積を解消した信頼性の高い整列集積ができる。
【0068】図25は紙幣処理装置の他の実施例を示
し、この紙幣処理装置251は上部前面に入金口252
と返却口兼用の出金口253を設け、これらの入出金口
252,253と連通する内方に、入出金される紙幣を
識別する紙幣識別装置254と、紙幣の搬送幅方向の偏
位量を修正する偏位修正装置255と、集積ホイール2
56と、紙幣を返却/取込み用に一時保留する一時保留
部257と、紙幣を金種別に収納する第1〜第3スタッ
カ258a〜258cと、識別不良と判定された紙幣、
損券紙幣および取忘れ紙幣等を回収する回収箱259と
を内蔵し、これらをループ状の上部搬送ラインL10と下
部搬送ラインL11で接続している。
【0069】上述の偏位修正装置255は集積ホイール
256の直前に配設され、上部搬送ラインL10に分岐接
続された分岐搬送ラインL12上に、図26および図27
に示すように、偏位量検知センサS7 …と、通過検知セ
ンサS8 と、偏位修正ローラ260とを配設して構成し
ている。
【0070】偏位修正ローラ260は、分岐搬送ライン
L12の幅方向中央部に下方の対応ローラ261と対設し
て、上側の保持フレーム262に保持されたローラ首振
り保持軸263により左右に首振り自由に保持され、こ
のローラ首振り保持軸263の上部に取付けた従動プー
リ264にタイミングベルト265を介して図示しない
正逆転パルスモータとの間を動力伝達許容して接続し、
正逆転パルスモータからの首振り出力を偏位修正ローラ
260に動力伝達することにより、この偏位修正ローラ
260の搬送方向の向きを自由に方向変換許容してい
る。
【0071】この偏位修正ローラ260の前段に、偏位
量検知センサS7 を幅方向に多数配設し、これらの偏位
量検知センサS7 …の検知データに基づいて、偏位修正
ローラ260の向きを方向修正して、図27中に想像線
で示すように、左右へのズレが生じた偏位紙幣Aを搬送
中央位置へとスキュ移動させながら導いて偏位修正す
る。通常は、偏位修正ローラ260の向きを、紙幣を直
進させる基準の搬送方向の位置に設定し、偏位紙幣Aの
ときのみ方向変換動作させる。
【0072】また、この偏位修正された紙幣Aが一時保
留部257の前段に導かれたとき、その偏位修正紙幣A
はスキュしたままであるが、このスキュした紙幣が集積
ホイール256および一時保留部257に導かれたと
き、このスキュ紙幣の前端が集積ホイール256の螺旋
保持溝の内端部に当接し、また一時保留部257のスト
ッパ266および傾斜前端面267に当接して紙幣のス
キュが自然に修正されながら整列集積される。
【0073】図28は紙幣処理装置の他の実施例を示
し、この紙幣処理装置281は上部前面に入金口282
と返却口兼用の出金口283を設け、これらの入出金口
282,283と連通する内方に、入出金される紙幣を
識別する紙幣識別装置284と、紙幣を返却/取込み用
に一時保留する金種別の第1〜第3一時保留部285a
〜285cと、各金種別の一時保留部285a〜285
cにそれぞれ組込まれる第1〜第3偏位修正装置286
a〜286cと、各金種別の一時保留部285a〜28
5cと対応して設けられる金種別の第1〜第3スタッカ
287a〜287cと、識別不良と判定された紙幣、損
券紙幣および取忘れ紙幣等を回収する回収箱288とを
内蔵し、これらをリサイクル式にループ状の上部搬送ラ
インL13と下部搬送ラインL14で接続している。
【0074】この場合、第1〜第3偏位修正装置286
a〜286cには、既述した各偏位修正装置215,2
55を適用して安定した集積処理を施すことができ、各
種タイプの紙幣処理装置の一時保留部に適用できる。
【0075】図29は紙幣処理装置の他の実施例を示
し、この紙幣処理装置291は上部前面に入金口292
と返却口兼用の出金口293を設け、これらの入出金口
292,293と連通する内方に、入出金される紙幣を
識別する紙幣識別装置294と、紙幣の搬送幅方向の偏
位量を修正する偏位修正装置295と、紙幣を返却/取
込み用に一時保留する一時保留部296と、紙幣を一時
保留部296に加速集積する加速集積装置297と、紙
幣を金種別に収納する第1〜第3スタッカ298a〜2
98cと、識別不良と判定された紙幣、損券紙幣および
取忘れ紙幣等を回収する回収箱299とを内蔵し、これ
らをループ状の上部搬送ラインL15と下部搬送ラインL
16で接続している。
【0076】図30および図31は偏位修正装置295
と加速集積装置297の使用状態を示し、先ず偏位修正
装置295について説明すると、この偏位修正装置29
5は一時保留部296の直前に配設され、上部搬送ライ
ンL15に分岐接続された分岐搬送ラインL17上に高速搬
送ローラ300と低速搬送ローラ301とを組合わせて
配置構成している。
【0077】高速搬送ローラ300は、上方の可動タッ
チローラ300aと対設して搬送幅方向に左右一対に配
設し、また大径を有してここに導かれた紙幣Aに高速搬
送力を付与する。
【0078】また、低速搬送ローラ301は、上方の可
動タッチローラ301aと対設して両側の高速搬送ロー
ラ300,300の内側位置に左右一対に配設し、小径
を有してここに導かれた紙幣Aに低速搬送力を付与し、
また一時的な高速回転に対応する一方向クラッチ301
bを内蔵している。
【0079】このように、搬送幅方向の同一ライン上に
外側を高速に内側を低速に独立回転許容して配設した4
個の搬送ローラ300,301,301,300の回転
作用により、ここに導かれた紙幣は幅方向にズレがなけ
れば、正規の中央位置をそのまま直進させて搬送する。
これに対し、ここに導かれた紙幣に幅方向のズレがあれ
ば、横長紙幣のズレた外端部が一方の高速搬送ローラ3
00と接触し他方の高速搬送ローラ300とは非接触と
なり、低速搬送ローラ301とのみ接触する。この結
果、図30中に想像線で示すように、紙幣に搬送速度差
が生じて一方の低速搬送ローラ301を回動支点に紙幣
の外端部が先行してスキュを発生し、このスキュ発生状
態のまま搬送されて一時保留部296へと導かれる。
【0080】このとき、紙幣Aはスキュしたままである
が、このスキュした紙幣が一時保留部296に導かれた
とき、このスキュ紙幣の前端が一時保留部296の幅方
向に平行して配設されたストッパとしてのベルト302
面に当接して紙幣のスキュが自然に修正されて整列集積
される。これにより、左右へのズレが生じた偏位紙幣A
であっても、あえてスキュ搬送させることにより、紙幣
は一時保留部296内で紙幣の偏位量303を自動的に
修正して集積することができる。また、低速搬送ローラ
301に一方向クラッチ301bを内蔵することによ
り、一時的に高速搬送に対応許容して偏位量の増大を未
然に回避している。
【0081】次に、加速集積装置297について説明す
ると、この加速集積装置297は一時保留部296に一
体的に内部構成され、一時保留部296を構成する内奥
部に下向きに回転するベルト302を垂直壁面に代えて
配設し、このベルト302の下向き回転作用により、こ
こに略水平方向に導かれた紙幣Aの前端がベルト302
面に衝突すると、衝突した紙幣Aはベルト302の下向
き移動方向の移動作用を受けて下向きの集積空間での集
積速度が速められ、集積落下時間が短縮されて集積安定
性が向上し、偏位修正作用と相俟って安定した集積がな
される。
【0082】図32は偏位修正装置321の他の実施例
を示し、この偏位修正装置321は搬送ラインL18上に
配設した偏位量検知センサS9 …と、その後段に搬送方
向に沿って3列に並列配設した左斜行搬送ローラ322
と、直行搬送ローラ323と、右斜行搬送ローラ324
とを備えて構成される。
【0083】また、この偏位修正装置321の後段に集
積ホイール325を左右一対に配設し、その後段に一時
保留部等の集積部326を配設して、ここに導かれた紙
幣を横長の搬送状態のままで一枚ずつ整列集積する。
【0084】上述の偏位量検知センサS9 …は搬送幅方
向に多数個を分散配設して、ここに導かれた紙幣の搬送
幅方向の偏位量を検知し、この検知データに基づいて後
述する3個の搬送ローラ322〜324の搬送制御を行
う。
【0085】上述の3個の搬送ローラ322〜324は
偏位修正用に配置構成したものであって、先ず、3列に
並列する内の中央部の直行搬送ローラ323は搬送方向
の向きを搬送ラインL18と同方向に設定してローラ保持
フレーム327に回転自由に軸支しており、この同フレ
ーム327の中間部を傾動支点軸328で軸支して基端
部をリンク板329を介してソレノイド330に接続
し、通常は図33に示すように、ローラ保持フレーム3
27に取付けた付勢バネ331の付勢力により同ローラ
323を下方の下部対向ローラ332に付勢対接させた
状態で搬送待機し、ここに紙幣Aが導かれた場合は、上
下の両ローラ323,332間で紙幣Aを挟持して直進
させ、図34に示すように、紙幣Aをそのまま搬送方向
に沿って後段へと直進させる。
【0086】また、この紙幣挟持搬送状態からソレノイ
ド330をONすると、図35に示すように、付勢バネ
331の付勢力に抗してローラ保持フレーム327は傾
動支点軸328を傾動支点に先端側の直行搬送ローラ3
23が上動して下部対向ローラ332と離間し、それゆ
え直行方向の挟持搬送力が一時解除され、この間に次に
説明する左右の斜行搬送ローラ322,324による偏
位修正動作を行わせて紙幣Aの偏位量を修正する。
【0087】次に、左斜行搬送ローラ322と右斜行搬
送ローラ324は左右対称に配置構成されるため、一方
の右斜行搬送ローラ324について説明する。この右斜
行搬送ローラ324は搬送方向に対して右側に配設し、
このローラ324の搬送方向を搬送幅方向の右側から中
央側に斜行搬送するように設定してローラ保持フレーム
333に回転自由に軸支し、このフレーム333の中間
部を傾動支点軸334で軸支して基端部をリンク板33
5を介してソレノイド336に接続し、通常は図36に
示すように、ローラ保持フレーム333に取付けた付勢
バネ337の付勢力により同ローラ324を下方の下部
対向ローラ338に付勢対接させた状態で搬送待機し、
ここに紙幣Aが導かれた場合は、上下の両ローラ32
4,338間で紙幣Aを挟持して中央に向けて斜行搬送
させ、図37中に想像線で示すように、搬送幅方向の右
側にズレた偏位紙幣Aを中央位置へとスキュ移動させな
がら偏位修正する。これにより、偏位紙幣は修正作用を
受けて直ちに正常な中央の搬送位置に導かれる。
【0088】また、この右斜行搬送ローラ324の挟持
状態からソレノイド336をONすると、図38に示す
ように、付勢バネ337の付勢力に抗してローラ保持フ
レーム333は傾動支点軸334を傾動支点に先端側の
右斜行ローラ324が上動して下部対向ローラ338と
離間し、この離間操作により斜行方向の挟持搬送力が解
除される。
【0089】このとき、右斜行搬送ローラ324の上動
退避と反対に、直行搬送ローラ323が下動して正規の
直行搬送力を与える初期位置に復帰し、偏位修正された
紙幣は続いて直行搬送ローラ323による直行搬送力を
受けて直進する。
【0090】図39は偏位修正装置321の制御回路ブ
ロック図を示し、CPU391はROM392に格納さ
れたプログラムに沿って各回路装置を制御し、その制御
データをRAM393で読出し可能に記憶する。
【0091】通過検知センサS10は、偏位修正装置32
1の後段に配設され、ここを通過した紙幣Aの搬送通過
を検知確認する。各ソレノイド330、336…は、C
PU391の制御信号に基づいて各対応する搬送ローラ
322〜324を個々にON/OFF操作して上動退避
位置と下動挟持位置とに制御する。
【0092】搬送モータM1 は、搬送ラインL18を一定
速度で搬送駆動して紙幣Aを一枚ずつ後段の集積部32
6へと導き、その途中の偏位修正装置321の搬送位置
にあっては、搬送駆動用の下部対向ローラ332,33
8…を回転駆動して搬送力を伝達している。同様に、集
積ホイールモータM2 は集積ホイール325を集積方向
に回転駆動して、ここに導かれた紙幣Aを一枚ずつ集積
部326へと搬送ガイドして整列集積させる。
【0093】タイマTは、左右いずれかの斜行搬送ロー
ラ322,324の動作時間を設定し、この設定時間に
より修正過剰や修正不足のない正確で信頼性の高い修正
ができる。このため、精度の高い整列集積ができる。
【0094】このような偏位修正装置321を用いた場
合は、ここを搬送通過する紙幣に偏位が生じていると、
これを偏位量検知センサS9 …が検知し、その偏位量に
応じてCPU391は偏位対応する左右いずれかの斜行
搬送ローラ322,324を選択すると共に、その斜行
搬送する動作時間をタイマTを用いて時間設定する。そ
して、タイムアップすると偏位修正が完了するため、こ
の同斜行搬送ローラの斜行搬送動作を停止すると同時
に、直行搬送ローラ323の直行搬送動作に切換えてそ
のまま直行搬送する。その後、紙幣は自然にスキュが修
正されながら集積ホイール325を介して集積部326
へと整列集積される。
【0095】集積後は、紙幣Aを直進させる直行搬送ロ
ーラ323の挟持作用を付与する搬送状態で待機し、偏
位紙幣Aのときのみ斜行搬送ローラ322,324の一
方を選択して斜行搬送動作させる。
【0096】上述のように、紙幣の集積に先立って、搬
送ライン上で紙幣の搬送幅方向の偏位量を修正すること
ができるため、紙幣を事前に適正な集積対応位置に揃え
て、集積前に不安定な集積要素を解消することができ
る。したがって、外形寸法の異なる大小の紙幣を混合集
積しても安定して整列集積することができ、不安定な集
積姿勢による集積ジャムを確実に防止でき、またこの集
積状態からの繰出しに際しても、安定した集積のため、
スキュ、繰出し間隔のバラツキ、繰出しジャム等の不適
な搬送要素を解消した安定した繰出しができる。
【0097】また、紙幣を搬送幅方向の中央に向けて紙
幣の偏位量を修正するように構成した場合は、全ての紙
幣を搬送幅方向の中央に揃えて安定した整列集積がで
き、ことに紙幣を一枚ずつ分離して搬送しているときに
修正するため、一枚ずつ確実に修正することができる。
【0098】また、紙幣の偏位状態に応じて直行搬送ロ
ーラと斜行搬送ローラとを選択して使い分ければ、偏位
した紙幣を直ちに適正な搬送位置に修正して搬送するこ
とができ、さらに直行搬送または斜行搬送の搬送動作の
切換え時間を偏位修正に適した時間に設定できるため、
修正過剰や修正不足等の修正誤差を解消した正確な修正
ができ、それゆえ高精度および高信頼性の整列集積が図
れる。また、斜行搬送から直行搬送に間断なく切換える
ように構成すれば、紙幣の修正移動を高速化し、また滑
らかに施すことができる。
【0099】さらに、一時保留部の側方に偏位量修正用
の傾斜回転羽根を配設することにより、この傾斜した回
転羽根が側方より傾斜回転して搬送幅方向に偏位してい
る紙幣端部を中央側へ押す如く接触して修正することが
できる。また、この側方からの回転接触作用により紙幣
に対しては軽い負荷で高修正作用が働くため、紙幣を損
傷させるような悪影響を与えず、常に円滑で安定した修
正促進作用を付与できる。
【0100】また、一時保留部の前段に導かれた紙幣
を、あえてスキュ搬送させて紙幣の前端を積極的に一時
保留部内のベルト面に当接させれば、紙幣の偏位量およ
びスキュを自動的に修正し、しかも集積速度を速めて集
積することができる。さらに、このような紙幣集積構造
をATMや紙幣入出金機等の紙幣処理装置に組込んだ場
合は、紙幣の集積性能が安定して信頼性の高い紙幣の取
引処理ができる。
【0101】この発明と、上述の実施例の構成との対応
において、この発明の媒体集積装置は、実施例の一時保
留部46,106,155a〜155c,216,25
7,285a〜285c,296と、スタッカ47a〜
47c,107a〜107c,157a〜157c,2
17a〜217c,258a〜258c,287a〜2
87c,298a〜298cとに対応し、以下同様に、
媒体処理装置は、紙幣処理装置41,101,151,
211,251,281,291に対応し、複数種の媒
体は、金種の異なる紙幣Aに対応し、搬送路は、各搬送
ラインL1 〜L17に対応し、媒体偏位量修正手段は、偏
位修正装置45,105,156a〜156c,21
5,255,286a〜286c,295,321に対
応し、直行搬送手段は、直行搬送ローラ323に対応
し、斜行搬送手段は、左斜行搬送ローラ322と、右斜
行搬送ローラ324とに対応し、媒体偏位量検知手段
は、偏位量検知センサS9 に対応し、搬送切換え手段お
よびその切換え動作時間の設定手段は、CPU391に
対応し、回転部材は、傾斜回転羽根221に対応し、ス
キュ付与手段は、偏位修正ローラ260に対応し、速度
差付与手段は、高速搬送ローラ300と低速搬送ローラ
301とに対応するも、この発明は上述の実施例の構成
のみに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のATMの外観斜視図。
【図2】 この発明のATMの制御回路ブロック図。
【図3】 この発明の紙幣処理装置を示す概略構成図。
【図4】 この発明の偏位修正装置を示す要部平面図。
【図5】 この発明の偏位修正装置を示す要部側面図。
【図6】 この発明の方向修正機構の使用状態を示す要
部平面図。
【図7】 この発明の方向修正機構の使用状態を示す要
部正面図。
【図8】 この発明の搬送力開放機構の未開放状態を示
す概略側面図。
【図9】 この発明の搬送力開放機構の開放状態を示す
概略側面図。
【図10】 この発明の他の実施例の紙幣処理装置を示
す概略構成図。
【図11】 この発明の他の実施例の偏位修正装置を示
す概略側面図。
【図12】 この発明の他の実施例の偏位修正装置を示
す概略平面図。
【図13】 この発明の他の実施例の偏位修正装置の小
紙幣の修正状態を示す概略側面図。
【図14】 この発明の他の実施例の偏位修正装置の大
紙幣の修正状態を示す概略側面図。
【図15】 この発明の偏位修正装置を一時保留部に組
込んだ紙幣処理装置を示す概略構成図。
【図16】 この発明の他の実施例の偏位修正装置の修
正状態を示す概略正面図。
【図17】 この発明の他の実施例の偏位修正装置の紙
幣集積状態を示す概略側面図。
【図18】 従来の紙幣入出金機の紙幣処理状態を示す
概略構成図。
【図19】 従来の他の実施例の紙幣入出金機の紙幣処
理状態を示す概略構成図。
【図20】 従来の外形寸法の異なる紙幣の処理過程を
示す説明図。
【図21】 この発明の他の実施例の紙幣処理装置を示
す概略構成図。
【図22】 この発明の他の実施例の偏位修正装置の紙
幣修正状態を示す要部正面図。
【図23】 この発明の他の実施例の偏位修正装置の紙
幣修正状態を示す概略平面図。
【図24】 この発明の他の実施例の偏位修正装置の集
積状態を示す概略側面図。
【図25】 この発明の他の実施例の紙幣処理装置を示
す概略構成図。
【図26】 この発明の他の実施例の偏位修正装置の集
積状態を示す概略側面図。
【図27】 この発明の他の実施例の偏位修正装置の紙
幣修正状態を示す要部正面図。
【図28】 この発明の他の実施例の紙幣処理装置を示
す概略構成図。
【図29】 この発明の他の実施例の紙幣処理装置を示
す概略構成図。
【図30】 この発明の他の実施例の偏位修正状態およ
び紙幣集積状態を示す概略平面図。
【図31】 この発明の他の実施例の加速集積装置を用
いた紙幣集積状態を示す概略側面図。
【図32】 この発明の他の実施例の偏位修正装置を示
す平面図。
【図33】 この発明の図32の直行搬送ローラを示す
側面図。
【図34】 この発明の図32の直行搬送ローラによる
紙幣直進搬送状態を示す平面図。
【図35】 この発明の図32の直行搬送ローラの上動
退避状態を示す側面図。
【図36】 この発明の図32の右斜行搬送ローラを示
す側面図。
【図37】 この発明の図32の右斜行搬送ローラによ
る紙幣の偏位修正状態を示す平面図。
【図38】 この発明の図32の右斜行搬送ローラの上
動退避状態を示す側面図。
【図39】 この発明の図32の偏位修正装置の制御回
路ブロック図。
【符号の説明】
11…ATM 41,101,151,211,251,281,29
1…紙幣処理装置 45,105,156a〜156c,215,255,
286a〜286c,295,321…偏位修正装置 46,106,155a〜155c,216,257,
285a〜285c,296…一時保留部 47a〜47c,107a〜107c,157a〜15
7c,217a〜217c,258a〜258c,28
7a〜287c,298a〜298c…スタッカ L1 〜L18…搬送ライン A…紙 幣 221…傾斜回転羽根 228,303…偏位量 260…偏位修正ローラ 297…加速集積装置 300…高速搬送ローラ 301…低速搬送ローラ 323…直行搬送ローラ 322,324…斜行搬送ローラ S9 …偏位量検知センサ CPU…391 T…タイマ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外形寸法の異なる複数種の媒体を一枚ずつ
    取込んで集積処理する媒体集積装置であって、上記媒体
    を取込んで搬送する搬送路の搬送幅方向の媒体偏位量を
    修正する媒体偏位量修正手段を備えた媒体集積装置。
  2. 【請求項2】媒体偏位量修正手段は、搬送幅方向の中央
    に向けて修正する請求項1記載の媒体集積装置。
  3. 【請求項3】媒体偏位量修正手段は、媒体を一枚ずつ分
    離して搬送する分離搬送中に修正する請求項1または2
    記載の媒体集積装置。
  4. 【請求項4】媒体偏位量修正手段は、媒体を搬送方向に
    沿って搬送する直行搬送手段と、媒体を搬送幅方向の中
    央に向けて搬送する斜行搬送手段とを備えた請求項1記
    載の媒体集積装置。
  5. 【請求項5】媒体偏位量修正手段の前段に媒体の搬送幅
    方向の偏位量を検知する媒体偏位量検知手段を設け、上
    記媒体偏位量検知手段の検知信号に基づいて直行搬送手
    段か斜行搬送手段かの搬送動作に切換える搬送切換え手
    段を設けた請求項4記載の媒体集積装置。
  6. 【請求項6】媒体偏位量検知手段の検知信号に基づいて
    搬送切換え手段の切換え動作時間を媒体偏位量の修正に
    適した動作時間に設定する設定手段を備えた請求項5記
    載の媒体集積装置。
  7. 【請求項7】媒体偏位量修正手段は、媒体を集積する媒
    体集積部の側方に媒体偏位量修正用の回転部材を配設し
    た請求項1、2、3、4、5または6記載の媒体集積装
    置。
  8. 【請求項8】媒体偏位量修正手段は、媒体集積部の前段
    に媒体を傾斜させて搬送するスキュ付与手段を備えた請
    求項1、2、3、4、5、6または7記載の媒体集積装
    置。
  9. 【請求項9】スキュ付与手段は、搬送幅方向の中央部を
    低速搬送し、搬送幅方向の外側部を高速搬送する速度差
    付与手段を備えた請求項8記載の媒体集積装置。
  10. 【請求項10】請求項1、2、3、4、5、6、7、8
    または9記載の媒体集積装置を備えた媒体処理装置。
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