JPH0918978A - 遠隔監視制御装置 - Google Patents

遠隔監視制御装置

Info

Publication number
JPH0918978A
JPH0918978A JP16131295A JP16131295A JPH0918978A JP H0918978 A JPH0918978 A JP H0918978A JP 16131295 A JP16131295 A JP 16131295A JP 16131295 A JP16131295 A JP 16131295A JP H0918978 A JPH0918978 A JP H0918978A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
terminal
control
data
transmission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP16131295A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3367793B2 (ja
Inventor
Yoshiharu Ito
義治 伊藤
Susumu Nakano
進 中埜
Hajime Yabu
肇 藪
Shinji Sakasegawa
伸二 酒瀬川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP16131295A priority Critical patent/JP3367793B2/ja
Publication of JPH0918978A publication Critical patent/JPH0918978A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3367793B2 publication Critical patent/JP3367793B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Selective Calling Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】複数のシステムに亘る被制御負荷の制御を、シ
ステムが複雑化することなく安価なコストで実現した遠
隔監視制御装置を提供するにある。を提供するにある。 【構成】上位システムAと、各下位システムB1 …は各
下位システムB1 …に対応して設けた制御ユニット61
…を通じてデータの授受を行うようになっている。 【効果】制御ユニットにより各システムにおける端末器
の制御、監視と同じ処理でデータの授受が行え、そのた
め専用の伝送ユニットを要することなく端末器数を実質
的に増加させることができ、また複雑な処理も不要で、
コスト的にも安価にシステム構築ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、時分割多重伝送を用い
た遠隔監視制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は時分割多重伝送を用いた遠隔監視
制御システムを示しており、この遠隔監視制御システム
は、具備している操作スイッチSの操作状態を監視する
入力用端末器1と、被制御用負荷である例えば照明負荷
2を制御する出力用端末器3とを2線式の伝送線4を介
して伝送ユニット5に接続した構成が基本的な構成であ
り、各端末器1、3は夫々固有のアドレスが設定され、
このアドレスを用いて伝送ユニット5が入力用端末器
1、出力用端末器3を個別に認識する。
【0003】伝送ユニット5は伝送線4に対して、図7
(a)(b)のようなフォーマットの伝送信号VS を送
出する。すなわち、伝送信号Vsは、信号送出開始を示
すスタートパルスST、信号モードを示すモードデータ
信号MD、各端末器1、3を各別に呼び出すためのアド
レスを伝送するアドレスデータ信号AD、被制御負荷5
を制御する制御データを伝送する制御データ信号CD、
伝送エラーを検出するためのチェックサムデータ信号C
S、入力用端末器1や出力用端末器3からの返信データ
信号を受信するタイムスロットである信号返信期間WT
よりなる複極(±24V)の時分割多重信号であり、パ
ルス幅変調によってデータが伝送されるようになってい
る。
【0004】各入力用端末器1及び出力用端末器3で
は、伝送線4を介して受信した伝送信号VS により伝送
されたアドレスデータが予め設定されているアドレスに
一致すると、伝送信号VS から制御データを取り込むと
ともに、伝送信号Vsの信号返信期間WTに同期して返
信データを電流モード信号(伝送線4の線間を適当な低
インピーダンスを介して短絡することに送出される信
号)として返送する。
【0005】また伝送ユニット5には、ダミー信号送出
手段及び割り込み信号処理手段が設けられる。ダミー信
号送出手段は、モードデータ信号MDをダミーモードと
したダミー伝送信号を常時送出する。また割り込み信号
処理手段は、いずれからの入力用端末器1で操作スイッ
チSの操作に伴って発生した図7(c)に示す割り込み
信号Viを受信したときに、割り込み信号Viを発生し
た入力用端末器1を検索し、その入力用端末器1に設定
されているアドレスデータを返信データ(操作データ)
として返信させる。即ち、常時はダミー信号送信手段に
よってダミー伝送信号を伝送線4に送出し、操作スイッ
チSの操作に伴って入力用端末器1から発生した割り込
み信号Viをダミー伝送信号のスタートパルス信号ST
に同期して検出すると、伝送ユニット5から割り込み処
理手段によってモードデータ信号MDをアドレス確認モ
ードとした伝送信号Vsを伝送線4に送出する。各入力
用端末器1では、割り込み信号Viを発生すると割り込
みの要求を行う割り込みフラグを設定し、割り込みフラ
グが設定されている入力用端末器1ではモードデータ信
号MDがアドレス確認モードの伝送信号Vsを受信する
と、この伝送信号Vsの信号返信期間WTに同期して入
力用端末器1に設定されているアドレスを返信データ
〔監視データ(操作スイッチSの操作データ)〕として
返信する。このようにして伝送ユニット5では割り込み
信号Viを発生した入力用端末器1のアドレスを獲得す
ることができる。
【0006】伝送ユニット5では、割り込み信号Viを
発生した入力用端末器1のアドレスを獲得すると、操作
スイッチSに対する対応関係が予め設定されている照明
負荷2を接続している出力用端末器3に伝送する制御デ
ータを生成するとともに、その制御データを含む伝送信
号Vsを伝送線4に送出し、対応する出力用端末器3に
制御データを伝送し,出力用端末器3は制御データに基
づいて負荷制御出力を発生して被制御用の照明負荷2を
制御する。また返信待機期間WTに負荷状態を示す監視
データを伝送ユニット5へ返信する。
【0007】伝送ユニット5はこの返信された監視デー
タに基づいて動作表示用の制御データを作成して対応す
る入力用端末器1へ伝送信号Vsにより送る。入力用端
末器1ではこの伝送信号Vsの制御データに基づいて対
応する操作スイッチSに付設してある表示ランプ(図示
せず)を点灯又は消灯することにより対応する照明負荷
2の動作状態を表示する。
【0008】尚入力用端末器4は例えば4つの入力があ
り、この4つの入力に対応して出力用端末器3は4つの
負荷制御出力を発生することができるようになってい
る。尚入力用端末器1や出力用端末器3では、夫々伝送
線4上を伝送されている伝送信号Vsを全波整流し安定
化することによって内部回路の動作用電源を得るように
なっている。出力用端末器3に接続される被制御用照明
負荷2については別途に交流電源を設けている。
【0009】上述した遠隔監視制御システムにおいて
は、操作スイッチSが複数あってもまたそれを監視する
入力用端末器1が複数が備わっていても、2線の伝送線
4にて配線ができるため、テナントビル、オフィスビル
等、照明負荷2の点滅回路数が多いものでも、省施工と
することができるという特徴がある。更に一つの操作ス
イッチSで複数の照明負荷2を一括でオン/オフするパ
ターン制御を行うことが簡易に行えまたその対象とする
照明負荷2を自由に組み換えることもできるという特徴
がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のような遠隔監視
制御システムではアドレスの数はアドレスデータのビッ
ト数で決まり、例えば8ビットであれば256と限定さ
れるため、接続可能な端末器数に限界があり、また複数
の系に亘って連携したシステムを組む場合、各システム
の伝送ユニット同士を通信線にて接続し、全体を統合管
理するような複雑なシステム構成を必要とし、しかも伝
送ユニットにはそれ専用のものを準備しなければならな
かった。
【0011】本発明は上記問題点に鑑みて為されたもの
で、請求項1の発明の目的とするところは、複数のシス
テムに亘る被制御負荷の制御を、システムが複雑化する
ことなく安価なコストで実現した遠隔監視制御装置を提
供するにある。請求項2の発明の目的とするところは、
上記請求項1の発明の目的に加えて、下位システムの複
数の端末器を、各別に上位システム側から制御すること
ができる遠隔監視制御装置を提供するにある。
【0012】請求項3の発明の目的とするところは、上
記請求項2の発明の目的に加えて上位システムで下位シ
ステムの被制御負荷の状態を監視することができる遠隔
監視制御装置を提供するにある。請求項4の発明の目的
とするところは、上記請求項1の発明の目的に加えて上
位システムの一つの端末器の監視データに基づいて複数
の下位システムの端末器を制御することができる遠隔監
視制御装置を提供するにある。
【0013】請求項5の発明の目的とするところは、上
記請求項4の発明の目的に加えて、制御ユニットの同一
組の第2の端末部に対応する下位システムの端末器にて
制御される被制御負荷の状態を一つの第1の端末部から
の監視データに基づいて上位システムで監視することが
できる遠隔監視制御装置を提供するにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明では、複数の端末器を2線式の伝送線
を介して伝送ユニットに接続し、この伝送ユニットから
は各端末器を個別に呼び出すアドレスデータを含む伝送
信号を伝送線に時分割多重で送出することによって各端
末器を個別にアクセスし、伝送信号に同期して設定した
信号返信期間に端末器から送信された監視入力に基づく
監視データを受信すると、監視データに基づいて制御デ
ータを作成し、監視データを発生した端末器に対応した
端末器に対して制御データを上記伝送信号により伝送
し、当該端末器では受信した制御データにより被制御負
荷の動作を制御する出力を発生する遠隔監視制御システ
ム系を複数設けるとともに、その内の一つのシステム系
を上位システムとし、その他のシステム系を上位システ
ムから見て下位システムとして上位システムの伝送線に
接続される第1の端末部と、下位システムの伝送線に接
続される第2の端末部とを有する制御ユニットを備え、
両端末部は接続されたシステムにおいて夫々個別のアド
レスが設定され、接続されたシステムの伝送ユニットか
ら伝送される制御データに基づいて出力を発生して他方
の端末部の監視入力として与え、監視入力の変化がある
と、接続されたシステムの信号返信期間に監視データを
伝送ユニットに対して送信する機能を備え、各システム
の伝送ユニットでは対応する端末部からの監視データを
受け取ると、同一システム内の対応する端末器に伝送信
号により制御データを伝送することを特徴とする。
【0015】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、制御ユニットは1つの出力端末部と1つの第2の
端末部とを1組として複数組み設けて成ることを特徴と
する。請求項3の発明では、請求項2の発明において、
制御ユニットの第2の端末部は、下位システムの伝送ユ
ニットによるアクセスにて対応する出力用端末器により
制御される被制御負荷の状態情報を制御データとして受
け取り、その受け取った制御データに基づいた出力を対
応する第1の端末部へ送り、この出力を受け取った該第
1の端末部は信号返信期間に負荷状態監視データを上位
システムの伝送ユニットへ送ることを特徴とする。
【0016】請求項4の発明では、請求項1の発明にお
いて、制御ユニットは1つの出力端末部に対して複数の
第2の端末部とを1組として複数組み設け、各第2の端
末部は夫々別個の下位システムの伝送線に接続して成る
ことを特徴とする。請求項5の発明では、請求項4の発
明において、制御ユニットの第2の端末部は、下位シス
テムの伝送ユニットによるアクセスにて対応する出力用
端末器により制御される被制御負荷の状態情報を制御デ
ータとして受け取り、その受け取った制御データに基づ
いた出力を発生させて同じ組の第2の端末部に対応して
設けた信号変換部へ送り、信号変換部は同じ組の第2の
端末部の出力が一致した時に出力を対応する第1の端末
部へ送り、この出力を受け取った該第1の端末部は信号
返信期間に負荷状態監視データを上位システムの伝送ユ
ニットへ送ることを特徴とする。
【0017】
【作用】請求項1の発明によれば、上位システムと下位
システムの間において、制御ユニットにより各システム
における端末器の制御、監視と同じ処理でデータの授受
が行え、そのため専用の伝送ユニットを要することなく
端末器数を実質的に増加させることができ、また複雑な
処理も不要で、コスト的にも安価にシステム構築ができ
る遠隔監視制御装置を実現できる。
【0018】請求項2の発明によれば、上位システム側
から下位システムの複数の出力用端末器を各別に制御す
ることができる。請求項3の発明によれば、下位システ
ムの端末器にて制御される被制御負荷の状態を上位シス
テム側で監視することができる。請求項4の発明によれ
ば、上位システムの入力用端末器の監視データに基づい
て下位システムの複数の端末器を一度に制御することが
でき、複数の被制御負荷を一度で制御する場合のグルー
プ設定やパターン設定等の設定作業を必要としない。
【0019】請求項5の発明によれば、制御ユニットの
同一組の第2の端末部に対応する下位システムの端末器
にて制御される被制御負荷の状態を一つの第1の端末部
からの監視データに基づいて上位システムで監視するこ
とができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。 (実施例1)図1は本発明の実施例1のシステム構成を
示しており、本実施例では、上記従来例で説明した遠隔
監視制御システムを一つのシステム系とし、これらシス
テム系を複数設けて、その内の一つを上位システムA、
その他を下位システムB1 …とし、上位システムAと、
各下位システムB1 …は各下位システムB1 …に対応し
て設けた制御ユニット61 …を通じてデータの授受を行
うようになっている。
【0021】ここで、本実施例では、上位システムA
は、伝送ユニット5Aと、負荷状態を表示する表示ラン
プと負荷操作用の操作スイッチSを備えた複数の入力用
端末器を一体に設けて構成される操作パネル7とを伝送
線4Aに接続するとともに、該伝送線4Aに各制御ユニ
ット61 …を接続してシステムを構築している。同様に
各下位システムB1 …では、伝送ユニット5B1 …と、
照明負荷2を制御する出力用端末器3…と、操作スイッ
チSを複数備えて壁スイッチ型となった入力用端末器1
…とを伝送線4B1 …に接続するとともに、各制御ユニ
ット61…を接続してシステムを構築している。
【0022】制御ユニット61 …は、図2に示すように
複数の第1の端末部(以下出力用端末部と称する)30
1 …と、各出力用端末部301 …に1対1で対応する第
2の端末部(以下入力用端末部と称する)101 …とを
備え、出力用端末部301 …を伝送線4Aに、また入力
用端末部101 …を対応する下位システムB1 …の伝送
線4B1 …に接続し、対応する出力用端末部301 …と
入力用端末部101 …との間は出力用端末部301 …か
ら入力用端末部101 …へ制御の信号を送る操作と、入
力用端末部101 …から出力用端末部301 …負荷状態
を示す信号を送る操作とをデュアルポートのRAMを通
じて行うようになっている。
【0023】端末部301 …及び101 …は上記出力用
端末器3、入力用端末器1と同様に個別のアドレスが設
定され、出力用端末部301 …は上位システムAの操作
パネル7内に設けた入力用端末器と対応づけてアドレス
が設定され、入力用端末部101 …は下位システムB1
…の出力用端末器3…と対応づけてアドレスが設定され
ている。
【0024】而して各システムA、B1 …は夫々に設け
た伝送ユニット5A、5B1 …を中心として、図6のシ
ステムと同様に時分割多重の伝送信号Vsによる監視制
御が行われる。今例えば上位システムAの操作パネル7
の操作スイッチSの内、下位システムB1 に対応する制
御ユニット61 の出力用端末部301 に対応するアドレ
スを持つ入力端末器に付設される操作スイッチが操作さ
れると、図3に示すように上位システムAでは、上述し
た割り込み処理を経て、操作パネル7の当該入力用端末
器から操作スイッチSの監視データを取り込むととも
に、出力用端末部301 の動作状態監視を行うために出
力用端末部301 に対して負荷状態の監視データを返信
せる制御データを送り、この制御データに対応して送ら
れてきた負荷状態の監視データに基づいて操作スイッチ
Sに併設してある表示ランプ(図示せず)の点灯/消灯
を制御する制御データを当該入力端末器へ送り表示制御
を行う。この後当該入力端末器から送られてきた監視デ
ータに基づいて制御データを作成して出力用端末部30
1 へ伝送する。
【0025】出力用端末部301 はこの制御データを受
信すると制御データをデュアルポートRAMに書き込
む。この書き込みにより入力用端末部101 は入力状態
に変化があると判断して割り込み信号Viを発生する。
この割り込み信号Viが発生すると、割り込み処理後下
位システムB1 の伝送ユニット5B1 は入力端末部10
1 より監視データ、つまり入力状態を返信させる。更に
この返信された監視データに基づいて対応する出力用端
末器3に対して制御データを送り当該出力用端末器3に
接続されている照明負荷2を点灯/消灯させる。
【0026】伝送ユニット5B1 は次に下位システム5
1 に設けてある当該出力用端末器3に対応する入力用
端末器1に対して負荷状態の表示を行わせる制御データ
を送るとともに、上記入力用端末部101 にも同様に負
荷状態の表示を行わせる制御データを送る。入力用端末
部101 ではこの制御データを受信すると、表示監視デ
ータをデュアルポートRAMに書き込む。この書き込に
より対応する出力用端末部301 では監視入力変化あり
と判定して割り込み信号V1 を発生する。上位システム
Aの伝送ユニット5Aはこの割り込み信号V1 が発生す
ると割り込み処理を経た後、出力用端末部301 より表
示監視データを返信させ、この表示監視データに基づい
て操作パネル7の対応する入力用端末器に表示制御のた
めの制御データを送り操作スイッチSに対応して設けて
ある表示ランプを消灯又は点灯させ、対応する照明負荷
2の状態を表示する。
【0027】このようにして上位システムAで操作スイ
ッチSを操作すると割り込みポーリングにより対応する
下位システムB1 …の照明負荷2を点灯又は消灯させる
ことができ、同時に負荷状態の変化に応じて操作スイッ
チSに対応して設けてある表示ランプを制御して負荷状
態を表示する。また通常時には負荷状態を監視表示する
通常ポーリングが行われており、この通常ポーリングで
は下位システムB1 …において、伝送ユニット5B1
が夫々制御用端末器3…に対して負荷状態の監視データ
を順次返信させ、この返信に基づいて下位システム5B
1 …に設けてある当該出力用端末器3…に対応する入力
用端末器1…に対して負荷状態の表示を行わせる制御デ
ータを順次送るとともに、上記第2の端末部101 …に
も同様に負荷状態の表示を行わせる制御データを順次送
る。
【0028】入力用端末部101 …ではこの制御データ
を受信すると、表示監視データをデュアルポートRAM
に書き込み、この書き込により対応する出力用端末部3
1…では表示監視データを取り込む。一方上位システ
ムAでは、出力用端末部301 …に対して表示監視デー
タを順次返信させるアクセスを行うとともに操作パネル
7の対応する入力用端末器に表示制御のための制御デー
タを順次送り操作スイッチSに対応して設けてある表示
ランプを消灯又は点灯させ、対応する照明負荷2の状態
を表示する。
【0029】以上のように本実施例では、上位システム
Aと、下位システムB1 …とが制御ユニット61 …を介
してデータの授受を行うのであるが、制御ユニット61
…は夫々のシステムA、B1 …からみて端末器として扱
えるため、特別な伝送ユニットや、複雑な処理を必要と
しないのである。 (実施例2)上記実施例1では、制御ユニット6は1つ
の出力用端末部30に対して1つの入力用端末部10を
設けてあったが、本実施例は図4に示すように制御ユニ
ット6は1つの出力用端末部30に対して例えば4つの
入力用端末部10を対応させ、各入力用端末部10に対
して各別に下位システムB1 …の伝送線4B1 …を接続
する構成とし、出力用端末部30に対応する操作パネル
7の操作スイッチSが操作されると、4つの入力用端末
部10により各下位システムB1 …に対応する出力用端
末器3…の照明負荷2を一度に制御することができるよ
うになっている。
【0030】従ってグループ設定やパターン設定を行う
ことなく、グルーム制御やパターン制御が行えるもので
ある。また各入力用端末部10から出力される表示監視
データは一度変換部20に入力して変換部20で同じ組
の全ての入力用端末部10の表示監視データが一致した
ときに出力用端末部30へ送る表示監視データを変化さ
せるのである。
【0031】従って、上位システムAでは、操作スイッ
チSの操作を行っても負荷状態を表示する表示ランプの
状態が変化しなければ、対応する下位システムB1 …の
照明負荷2が同一状態になっていないことが分かり、変
化があれば同一状態になったことを知ることができる。
従って複数システムの負荷制御を1つの操作スイッチS
で行え且つその状態表示を一つの表示ランプで行うこと
ができるのである。
【0032】図5は上記制御ユニット6を用いた本実施
例のシステム構成図であり、各システムA,B1 …には
伝送ユニット5A、5B1 …や、操作スイッチSを備え
た壁スイッチ型の入力用端末器1を備え、下位システム
1 …では、出力用端末器3を備えてあり、伝送ユニッ
ト5B1 …と共に制御盤40内に収納されている。また
上位システムAでは、実施例1の上記操作パネル7の代
わりに液晶表示器とタッチスイッチと入力用端末器とか
らなる液晶スイッチ装置41を設けてある。
【0033】上位システムAと下位システムB1 …との
間のデータの授受は実施例1と同じであるから説明を省
略する。
【0034】
【発明の効果】請求項1の発明は、上位システムと下位
システムの間において、制御ユニットにより各システム
における端末器の制御、監視と同じ処理でデータの授受
が行え、そのため専用の伝送ユニットを要することなく
端末器数を実質的に増加させることができ、また複雑な
処理も不要で、コスト的にも安価にシステム構築ができ
る遠隔監視制御装置を実現できるという効果がある。
【0035】請求項2の発明は、請求項1の発明の効果
に加えて上位システム側から下位システムの複数の端末
器を各別に制御することができるという効果がある。請
求項3の発明は、請求項2の発明の効果に加えて下位シ
ステムの端末器にて制御される被制御負荷の状態を上位
システム側で監視することができるという効果がある。
【0036】請求項4の発明は、請求項1の発明の効果
に加えて上位システムの端末器の監視データに基づいて
下位システムの複数の端末器を一度に制御することがで
き、複数の被制御負荷を一度で制御する場合のグループ
設定やパターン設定等の設定作業を必要としないという
効果がある。請求項5の発明は、請求項4の発明の効果
に加えて制御ユニットの同一組の第2の端末部に対応す
る下位システムの端末器にて制御される被制御負荷の状
態を一つの第1の端末部からの監視データに基づいて上
位システムで監視することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のシステム構成図である。
【図2】同上の制御ユニットの回路ブロック図である。
【図3】同上の動作説明図である。
【図4】本発明の実施例2の制御ユニットの回路ブロッ
ク図である。
【図5】同上のシステム構成図である。
【図6】従来例のシステム構成図である。
【図7】伝送信号の説明図である。
【符号の説明】
A 上位システム B1 … 下位システム S 操作スイッチ 1 入力用端末器 2 負荷 3 出力用端末器 4A,4B1 … 伝送線 5A,5B1 … 伝送ユニット 61 … 制御ユニット 7 操作パネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 酒瀬川 伸二 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の端末器を2線式の伝送線を介して伝
    送ユニットに接続し、この伝送ユニットからは各端末器
    を個別に呼び出すアドレスデータを含む伝送信号を伝送
    線に時分割多重で送出することによって各端末器を個別
    にアクセスし、伝送信号に同期して設定した信号返信期
    間に端末器から送信された監視入力に基づく監視データ
    を受信すると、監視データに基づいて制御データを作成
    し、監視データを発生した端末器に対応した端末器に対
    して制御データを上記伝送信号により伝送し、当該端末
    器では受信した制御データにより被制御負荷の動作を制
    御する出力を発生する遠隔監視制御システム系を複数設
    けるとともに、その内の一つのシステム系を上位システ
    ムとし、その他のシステム系を上位システムから見て下
    位システムとして上位システムの伝送線に接続される第
    1の端末部と、下位システムの伝送線に接続される第2
    の端末部とを有する制御ユニットを備え、両端末部は接
    続されたシステムにおいて夫々個別のアドレスが設定さ
    れ、接続されたシステムの伝送ユニットから伝送される
    制御データに基づいて出力を発生して他方の端末部の監
    視入力として与え、監視入力の変化があると、接続され
    たシステムの信号返信期間に監視データを伝送ユニット
    に対して送信する機能を備え、各システムの伝送ユニッ
    トでは対応する端末部からの監視データを受け取ると、
    同一システム内の対応する端末器に伝送信号により制御
    データを伝送することを特徴とする遠隔監視制御装置。
  2. 【請求項2】制御ユニットは第1の端末部と1つの第2
    の端末部とを1組として複数組み設けて成ることを特徴
    とする請求項1記載の遠隔監視制御装置。
  3. 【請求項3】制御ユニットの第2の端末部は、下位シス
    テムの伝送ユニットによるアクセスにて対応する第1の
    端末器により制御される被制御負荷の状態情報を制御デ
    ータとして受け取り、その受け取った制御データに基づ
    いた出力を対応する第1の端末部へ送り、この出力を受
    け取った該第1の端末部は信号返信期間に負荷状態の監
    視データを上位システムの伝送ユニットへ送ることを特
    徴とする請求項2記載の遠隔監視制御装置。
  4. 【請求項4】制御ユニットは1つの第1の端末部に対し
    て複数の第2の端末部とを1組として複数組み設け、各
    第2の端末部は夫々別個の下位システムの伝送線に接続
    して成ることを特徴とする請求項1記載の遠隔監視制御
    装置。
  5. 【請求項5】制御ユニットの第2の端末部は、下位シス
    テムの伝送ユニットによるアクセスにて対応する端末器
    により制御される被制御負荷の状態情報を制御データと
    して受け取り、その受け取った制御データに基づいた出
    力を発生させて同じ組の第2の端末部に対応して設けた
    信号変換部へ送り、信号変換部は同じ組の第2の端末部
    の出力が一致した時に出力を対応する第1の端末部へ送
    り、この出力を受け取った該第1の端末部は信号返信期
    間に負荷状態監視データを上位システムの伝送ユニット
    へ送ることを特徴とする請求項4記載の遠隔監視制御装
    置。
JP16131295A 1995-06-27 1995-06-27 遠隔監視制御装置 Expired - Fee Related JP3367793B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16131295A JP3367793B2 (ja) 1995-06-27 1995-06-27 遠隔監視制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16131295A JP3367793B2 (ja) 1995-06-27 1995-06-27 遠隔監視制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0918978A true JPH0918978A (ja) 1997-01-17
JP3367793B2 JP3367793B2 (ja) 2003-01-20

Family

ID=15732714

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16131295A Expired - Fee Related JP3367793B2 (ja) 1995-06-27 1995-06-27 遠隔監視制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3367793B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008131074A (ja) * 2006-11-16 2008-06-05 Toshiba Corp 遠隔監視システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008131074A (ja) * 2006-11-16 2008-06-05 Toshiba Corp 遠隔監視システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3367793B2 (ja) 2003-01-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3367793B2 (ja) 遠隔監視制御装置
JP4265252B2 (ja) 遠隔監視制御システム
JP3367792B2 (ja) 遠隔監視制御装置
JP3363289B2 (ja) 遠隔監視制御装置
JP3435928B2 (ja) 遠隔監視制御装置
JP2793811B2 (ja) 遠隔監視制御システム
JP2731585B2 (ja) 遠隔監視制御システム
JP2962481B2 (ja) 遠隔監視制御システムの端末機能設定方式
JP2947477B2 (ja) 遠隔監視制御システム
JP2850339B2 (ja) 遠隔監視制御用端末器
JP2657848B2 (ja) 電力線搬送通信の制御装置
JPH0614378A (ja) 遠隔監視制御システム
JP3195650B2 (ja) 遠隔監視制御システム
JP2000050366A (ja) 遠隔監視制御システム
JPH047640B2 (ja)
JPH075746Y2 (ja) 遠隔監視制御装置
JP2714070B2 (ja) ラインチェック装置
JPH0235897A (ja) パターン設定用端末器
JPH02134099A (ja) 遠隔監視制御用端末器のアドレス設定器
JPS6213860B2 (ja)
JP2685891B2 (ja) 動作表示システム
JPH0515392U (ja) 照明制御システム
JPH09261778A (ja) 遠隔監視制御装置
JPS637511B2 (ja)
JPH06189367A (ja) 照明制御システム

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20021022

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081108

Year of fee payment: 6

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081108

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091108

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091108

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101108

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111108

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121108

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees