JP4265252B2 - 遠隔監視制御システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遠隔監視制御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、時分割多重伝送で負荷の制御及び監視を行なう遠隔監視制御システムがある。この遠隔監視制御システムは図13に示すように中央制御装置1と、壁スイッチのような操作スイッチ4の操作監視を行なう複数の監視用端末器2と、照明負荷のような負荷5を制御する複数の制御用端末器3とを2線式の伝送線L1を介して接続して構成される。
【0003】
このような遠隔監視制御システムでは、伝送制御装置41から図14(a)に示すような形式を有した伝送信号Vsを送出することにより、各端末器42,43との間でデータを授受する。すなわち、伝送信号Vsは、信号の送出開始を示すスタートパルスST、信号のモードを示すモードデータMD、アドレスデータAD、負荷を制御する制御データCD、伝送誤りを検知するチェックサムデータCS、返信データの返信待機期間を設定する返信信号期間WTよりなる複極(±24V)の時分割多重信号であり、パルス幅変調によってデータが伝送されるようになっている。
【0004】
各端末器2,3では、それぞれ伝送線L1を介して受信した伝送信号Vsにより伝送されたアドレスデータADがあらかじめ設定されている自己のアドレスに一致すると、伝送信号Vsから制御データCDを取り込むとともに、伝送信号Vsの返信信号期間WTにデータを電流モード信号(伝送線L1を適当な低インピーダンスを介して短絡することにより送出される信号)として返信する。
【0005】
中央制御装置1から所望の端末器2,3にデータを伝送する場合には、モードデータMDを制御モードとし、端末器2,3のアドレスをアドレスデータADとする伝送信号Vsを送出し、この伝送信号Vsを伝送線L1に送出すれば、アドレスデータADに一致する端末器2,3が制御データCDを受け取り、制御データCDにパリティビットを付加した信号を返信信号期間WTに返信する。中央制御装置1では送出した信号と返信信号期間WTにおける受信信号との一致によって制御データCDが所望の端末器2,3に伝送されたことを確認する。監視用端末器2や制御用端末器3は受け取った制御データCDに従って制御動作を行う。
【0006】
一方、中央制御装置1は常時はモードデータMDをダミーモード或いは常時ポーリングとしてダミー用のアドレス又は接続されている全端末器のアドレスに伝送信号Vsを一定時間間隔で送出しており、端末器2,3が中央制御装置1に対して何らかの情報を伝送しようとするときには、ダミーモード或いはポーリング中の伝送信号VsのスタートパルスSTに同期させて図14(b)のような割込信号Viを発生させる。このとき、端末器2,3は割込フラグを設定して中央制御装置1との以後の情報授受に備える。中央制御装置1では割込信号を受信すると、モードデータMDを割込ポーリングモードとし、且つアドレスデータADの上位の半数のビット(アドレスデータADを8ビットとすれば上位4ビット)を順次増加させながら伝送信号を送出する。割込信号Viを発生した端末器2,3では、割込ポーリングモードの伝送信号Vsに含まれるアドレスデータADの上位4ビットが自己のアドレスの上位4ビットに一致するときに、返信信号期間WTにアドレスの下位の半数のビットを中央制御装置1に返信する。このように、中央制御装置1は割込信号Viを発生した端末器2,3を16個ずつまとめて探すので、比較的短い時間で端末器2,3を発見することができる。中央制御装置1が割込信号を発生した端末器2,3のアドレスを獲得すると、モードデータMDを監視モードとし、獲得したアドレスデータADを持つ伝送信号Vsを伝送線L1に送出し、これに対して端末器2,3は伝送しようとする情報を返信信号期間WTに返信するのである。最後に、中央制御装置1は割込信号を発生した端末器2,3に対して割込リセットを指示する信号を送出し、端末器2,3の割込フラグを解除する。以上のようにして、端末器2,3から中央制御装置1への情報伝送は、中央制御装置1から端末器2,3への4回の信号伝送(ダミーモード、割込ポーリングモード、監視モード、割込リセット)によって完了する。中央制御装置1が所望の端末器2,3の動作状態を知ろうとするときには、モードデータMDを監視データとした伝送信号を送出するだけでよい。
【0007】
而して、中央制御装置1では、監視用端末器2に設けた操作スイッチ4が操作されると、監視用端末器2から返信された監視データに基づいて、操作スイッチ4との対応関係があらかじめ設定されている制御用端末器3に伝送する制御データCDを生成し、その制御データCDを含む伝送信号Vsを伝送線L1に送出することによって、対応する制御用端末器3に制御データCDを伝送し、制御用端末器3により負荷5の動作を制御させる。
【0008】
また、制御用端末器3は負荷5の動作状態を示す監視データを中央制御装置1へ返信させるようになっており、中央制御装置1はこの監視データに基づいて対応する監視用端末器2に対して操作スイッチ4に付設している動作モニタ用のLED(図示せず)を点灯/消灯させる制御データCDを伝送し、この制御データCDを受け取った監視用端末器2では制御データに基づいて対応する操作スイッチ4に付設してある動作モニタ用のLEDを点灯又は消灯させることにより、負荷5のオン状態又はオフ状態を表示する。
【0009】
ところで、上述のような多重伝送系を複数構築し、複数の多重伝送系を上位システムに接続して、上位システムから各多重伝送系の監視、制御を行ったり、複数の多重伝送系を連動して動作させるような大規模システムでは、図15に示すように、複数(図15の例では3系統)の多重伝送系N1〜N3に、多重伝送系のインターフェース機能と、ローカルバスネットワークとのインターフェース機能とを具備したローカル制御装置(以下、LIUと称す。)6をそれぞれ設け、ローカルバスネットワークを制御するとともに、上位のホスト機器20との間で通信を行うインターフェース機能を備えたネットワークコントローラ(以下、NCUと称す。)10と、各多重伝送系N1〜N3のLIU6とをローカルバスL2を介して接続してローカルバスネットワークを構築している。なお、NCU10と各LIU6との間ではRS485方式で通信を行っており、NCU10とホスト機器20との間ではRS232C方式で通信を行っている。また、図中の30は、各多重伝送系のLIU6とNCU10に交流の動作電圧(例えばAC24V)を供給する電源ユニットである。
【0010】
この従来システムでは、下位ネットワークを構成する多重伝送系N1〜N3に連動関係を持たせて、複数の多重伝送系N1〜N3に亘るパターン制御・グループ制御を可能としている。NCU10には多重伝送系N1〜N3の連動関係を示すデータが予め登録されており、連動関係の指定は各多重伝送系N1〜N3に割り当てた番号単位で行っている。図16(a)〜(c)は多重伝送系N1〜N3の相互の連動関係を示しており、多重伝送系N1と多重伝送系N2とが連動して動作するとともに、多重伝送系N2と多重伝送系N3とが連動して動作するように設定されている。例えば多重伝送系N2において何れかのグループG1…のグループ制御が行われると、多重伝送系N1,N3においても同じグループのグループ制御が行われる。また、多重伝送系N1又はN3で何れかのグループG1…のグループ制御が行われると、多重伝送系N2において同じグループのグループ制御が行われる。
【0011】
ここで、複数の多重伝送系N1〜N3の連動動作を図17を参照して説明する。多重伝送系N2において、グループ制御又はパターン制御の操作スイッチ4が操作されて、監視用端末器2(SW)から割込信号Viが発生すると、中央制御装置1(CPU)が割込信号Viを発生した監視用端末器2から制御要求を監視データとして受け取り(図中のa)、割込信号Viを発生した監視用端末器2に対応する制御用端末器3(T/U)へ制御データを伝送信号Vsにより送出する(図中のb)。制御用端末器3は伝送信号Vsを受信すると、伝送信号Vsに含まれる制御データに基づいて負荷5を制御するとともに、負荷5の動作状態を示す監視データを中央制御装置1へ返信させる(図中のc)。中央制御装置1は、制御用端末器3から返送された監視データに基づいて、対応する監視用端末器2に対して操作スイッチ4に付設した動作モニタ用のLEDを点灯/消灯させる制御データを伝送し(図中のd)、この制御データを受け取った監視用端末器2では、制御データに基づいてLEDを点灯又は消灯させることにより、負荷5のオン状態又はオフ状態を表示する。ここで、LIU6は、監視用端末器2から中央制御装置1に出力される制御要求を監視しており、監視用端末器2からの制御要求(図中のa)を確認すると、この制御要求をNCU10に送信する(図中のe)。上述のようにNCU10には多重伝送系N1〜N3の相互の連動関係が規定されており、多重伝送系N2のLIU6からグループ制御又はパターン制御の制御要求を受け取ると、連動関係が設定された多重伝送系N1,N3のLIU6に対してグループ制御又はパターン制御の制御要求を送信する(図中のf,g)。各多重伝送系N1,N3のLIU6は、NCU10から制御要求を受信すると伝送線L1に対して割込信号Viを送出する。中央制御装置1は、各端末器2,3と同様の伝送手順を経て、割込信号Viを発生したLIU6からグループ制御又はパターン制御の制御要求を監視データとして受け取り(図中のh,l)、対応する制御用端末器3へ伝送信号Vsにより制御データを送出する(図中のi,m)。制御用端末器3は伝送信号Vsを受信すると、伝送信号Vsに含まれる制御データに基づいて負荷5を制御するとともに、負荷5の動作状態を示す監視データを中央制御装置1へ返信させる(図中のj,n)。そして、中央制御装置1は、制御用端末器3から返送された監視データに基づいて、対応する監視用端末器2に対して操作スイッチ4に付設した動作モニタ用のLEDを点灯/消灯させる制御データを伝送し(図中のk,o)、この制御データを受け取った監視用端末器2では制御データに基づいて操作スイッチ4に付設したLEDを点灯又は消灯させることにより、負荷5のオン状態又はオフ状態を表示する。
【0012】
【特許文献1】
特開平5−300578号公報(第5頁−第6頁、及び、第9図)
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
上述した遠隔監視制御システムでは、NCU10に、多重伝送系N1…の連動関係を伝送系の単位で設定しているため、ある多重伝送系N2のグループ制御・パターン制御の制御アドレスに対して、連動する伝送系を同じ伝送系にしか設定できなかった。また、連動先の多重伝送系の負荷群を、連動元の多重伝送系の制御アドレスと同じ制御アドレスに設定しなければならなかった。
【0014】
また大規模なシステムでは、限られたアドレスを無駄なく使用するために、同じエリアに複数の多重伝送系の端末器が設置される場合があり、同じエリアに設置された異なる多重伝送系の端末器を連動して動作させる際には、これらの端末器のグループ制御/パターン制御の制御アドレスを同じアドレスに設定しなければならないが、制御アドレスの割り付け時に連動関係を考慮して割り付けを行わなければならないため、アドレスの割り付け作業が複雑になるという問題があり、場合によっては同一の制御アドレスを割り付けることができなくなる可能性もあった。
【0015】
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、グループ制御/パターン制御の制御アドレスの単位で多重伝送系の連動を可能にした遠隔監視制御システムを提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明では、中央制御装置と、複数の監視用端末器及び制御用端末器とを1対の伝送線を介して接続し、中央制御装置から多重伝送信号を伝送して端末器をアクセスし、制御用端末器には対応する監視用端末器に接続された操作スイッチの操作データに基づく負荷の制御内容を制御アドレスとして与えるとともに、制御アドレスに対する制御結果を多重伝送信号に設けた返信待機期間中に監視データとして中央制御装置へ返信させ、監視用端末器に対しては接続された操作スイッチの操作データを多重伝送信号に設けた返信待機期間中に監視データとして中央制御装置へ返信させる多重伝送系を複数構築した遠隔監視制御システムにおいて、伝送線を介して多重伝送信号で通信を行う多重伝送通信部と、多重伝送系とは異なるプロトコルで通信を行うネットワーク通信部とを備えたローカル制御装置を各多重伝送系に設けて、各多重伝送系のローカル制御装置を通信線を介して接続してネットワークを構築し、何れか1つの多重伝送系のローカル制御装置をネットワークの親機、他の多重伝送系のローカル制御装置をネットワークの子機として、子機のローカル制御装置には、多重伝送通信部を用いて当該ローカル制御装置の属する多重伝送系の監視用端末器から中央制御装置へ送信される操作データを受信すると、受信した操作データをネットワーク通信部から親機のローカル制御装置へ送信させるとともに、ネットワーク通信部を用いて親機のローカル制御装置から送信された連動制御データを受信すると、受信した連動制御データを多重伝送信号に設けた返信待機期間中に監視データとして中央制御装置へ返信させる第1通信制御部を設け、親機のローカル制御装置には、一斉に複数の負荷を制御するグループ制御、及び、組み合わせた負荷を制御するパターン制御の制御アドレス単位で各多重伝送系の連動関係を設定したテーブルが登録された記憶部を設けるとともに、通信回路部及び多重伝送通信部が操作データを受信すると、記憶部に記憶されたテーブルをもとに連動関係が設定された制御アドレスを前記連動制御データとして対応する多重伝送系のローカル制御装置に通信回路部から送信させる第2通信制御部を設けて成り、親機のローカル制御装置が属する多重伝送系に、複数の多重伝送系の負荷を1つのまとまりとした負荷群を一括して操作するための一括操作スイッチの操作入力を監視する監視用端末器を設けるとともに、該監視用端末器とアドレスが対応付けられたダミーの制御用端末器を設け、一括操作スイッチの接続された監視用端末器から、一括操作スイッチの操作データが、多重伝送信号に設けた返信待機期間中に、監視データとして中央制御装置へ返信されると、親機のローカル制御装置では、多重伝送通信部がこの操作データを受信し、記憶部に記憶されたテーブルをもとに連動関係が設定された制御アドレスを前記連動制御データとして対応する多重伝送系のローカル制御装置に通信回路部から送信させ、さらに親機の属する多重伝送系の制御用端末器および子機のローカル制御装置から前記連動制御データに対する制御結果を受信すると、前記負荷群の動作状況に応じてダミーの制御用端末器に対する制御要求を多重伝送信号に設けた返信待機期間中に監視データとして中央制御装置へ返信させ、中央制御装置は、この制御要求に基づいて作成した制御アドレスをダミーの制御用端末器に送信し、当該制御アドレスに対する制御結果を監視データとして制御用端末器から受信すると、一括操作スイッチの接続された監視用端末器に対して、負荷群の動作表示を行わせるための制御データを送信することを特徴とする。
【0021】
請求項の発明では、請求項1の発明において、上記記憶部には、連動する制御アドレスのアドレス番号として異なるアドレス番号を設定可能としたことを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0023】
参考例1)
図1に本参考例の遠隔監視制御システムの概略構成図を示す。本システムでは複数(例えば3系統)の多重伝送系N1〜N3を構築してあり、各多重伝送系N1〜N3は、中央制御装置1と、壁スイッチのような操作スイッチ4の操作監視を行なう複数の監視用端末器2と、照明負荷のような負荷5を制御する複数の制御用端末器3と、多重伝送系のインターフェース機能及びローカルバスネットワークとのインターフェース機能を具備したLIU6とを2線式の伝送線L1を介して接続して構成される。また、ローカルバスネットワークを制御するとともに、各多重伝送系N1〜N3の負荷5の制御及び監視を行う上位のホスト機器20との間で通信を行うインターフェース機能を備えたNCU10と、各多重伝送系N1〜N3のLIU6とをローカルバス(通信線)L2を介して接続してローカルバスネットワークを構築している。また、NCU10には、壁スイッチタイプの複数のマスタスイッチ(以下、MSWと称す。)11がローカルバスL2を介して接続されている。
【0024】
LIU6は、図2に示すように、制御部(第1通信制御部)6aと、伝送線L1を介して中央制御装置1との間で多重伝送通信を行う多重伝送送受信部(多重伝送通信部)6bと、例えばRS485に準拠した通信インターフェースからなりローカルバスL2を介してNCU10との間で通信を行う通信回路部(ネットワーク通信部)6cと、グループ制御/パターン制御の制御アドレスや負荷5の動作状態などを記憶するメモリ6dとで構成される。
【0025】
NCU10は、図3に示すように、制御部(第2通信制御部)10aと、例えばRS485に準拠した通信インターフェースからなりローカルバスL2を介してLIU6との間で通信を行う通信回路部10bと、例えばRS232Cに準拠した通信インターフェースからなり上位のホスト機器20との間で通信を行う通信回路部10cと、連動関係を設定する設定器40との間で通信を行う通信回路部10dと、多重伝送系N1…の連動関係をグループ制御/パターン制御のアドレス単位で設定したテーブルや、多重伝送系N1…の負荷5の動作状態や、動作プログラムを記憶するメモリ(記憶部)10eとで構成される。
【0026】
またMSW11は、図4に示すように、制御部11aと、例えばRS485に準拠した通信インターフェースからなりローカルバスL2を介してLIU6との間で通信を行う通信回路部(通信部)11bと、各多重伝送系N1…の負荷をオン/オフするための複数の一括操作スイッチ12のオン/オフ操作を監視するスイッチ入力監視部11cと、各一括操作スイッチ12に付設した動作モニタ用のLED(動作表示部)12aの点灯/消灯を制御するLED駆動部11dと、多重伝送系N1…の負荷5の動作状態を記憶するメモリ11eとで構成される。尚、MSW11は壁スイッチタイプであり、多重伝送系N1…の監視用端末器2と同様の外観を有するものを使用しているので、多重伝送系N1…と上位のネットワークとの区分を使用者に感じさせることがない。
【0027】
ここで、NCU10には、NCU10に接続されたホスト機器20又は設定器40から連動関係のテーブルデータを設定することができ、ホスト機器20又は設定器40から入力されるテーブルデータを通信回路部10c又は10dが受信すると、通信回路部10c,10dが受信したテーブルデータを制御部10aがメモリ10eに記憶させる。図5(a)は多重伝送系N1…の連動関係の一例を示しており、図中の枠で囲った範囲a1〜a3が連動動作を行う連動範囲を示している。例えばa1の連動範囲は、多重伝送系N1〜N3の何れかでグループ制御の制御アドレス(グループアドレス)G1の操作が発生すると、他の多重伝送系でもグループアドレスG1の制御が連動して行われることを示している。また、a2の連動範囲は、多重伝送系N2,N3のどちらか一方でグループアドレスG2の操作が発生すると、他方の多重伝送系でもグループアドレスG2の制御が連動して行われることを示し、a3の連動範囲は多重伝送系N1,N2のどちらか一方でグループアドレスG3の操作が発生すると、他方の多重伝送系でもグループアドレスG3の制御が連動して行われることを示している。なお、制御アドレスの単位で連動範囲を設定する際に、一部の多重伝送系で連動範囲の指定が重複するように連動範囲を設定しても良く、図5(b)に示すようにグループアドレスG3について、多重伝送系N1,N2の組が連動するとともに、多重伝送系N2,N3の組が連動するように設定しても良い。このように、本参考例では、複数の多重伝送系N1…の負荷5を連動して動作させる際に、制御アドレスの単位で連動関係を規定したテーブルをNCU10のメモリ10eに記憶させているので、多重伝送系N1…の単位で連動関係を設定する場合に比べて、連動する負荷5の組み合わせをさらに細かく設定でき、連動のパターンを増やすことができる。
【0028】
次に本システムの動作を以下に簡単に説明する。尚、各多重伝送系N1…の動作は従来技術で説明した多重伝送系N1…の動作と同様であるので、その説明は省略し、多重伝送系N1…の連動動作について説明を行う。ここで、NCU10には図5(a)に示すような連動関係が設定されているものとする。
【0029】
例えば多重伝送系N2において、グループアドレスG1のグループ制御を行わせる操作スイッチ4が操作されると、この操作スイッチ4を監視する監視用端末器2が割込信号Viを発生する。中央制御装置1は、割込信号Viを発生した監視用端末器2から制御要求を監視データとして受け取り、割込信号Viを発生した監視用端末器2に対応する制御用端末器3へ制御データを伝送信号Vsにより送出する。制御用端末器3は伝送信号Vsを受信すると、伝送信号Vsに含まれる制御データに基づいてグループG1の負荷5をオン又はオフするとともに、負荷5の動作状態を示す監視データを中央制御装置1へ返信させる。その後、中央制御装置1は、制御用端末器3から返送された監視データに基づいて対応する監視用端末器2へ、操作スイッチ4に付設している動作モニタ用のLEDを点灯/消灯させる制御データを伝送し、この制御データを受け取った監視用端末器2では、制御データに基づいて操作スイッチ4に付設したLEDを点灯又は消灯させることにより、負荷5のオン状態又はオフ状態を表示する。
【0030】
ここで、多重伝送系N2のLIU6は、監視用端末器2から中央制御装置1に出力される制御要求を監視しており、多重伝送送受信部6bが監視用端末器2から中央制御装置1に返信されたグループ制御の制御要求を受信すると、制御部6aは、多重伝送送受信部6bの受信した制御要求を通信回路部6cからNCU10へ送信させる。上述のようにNCU10のメモリ10eには、多重伝送系N1〜N3の相互の連動関係がグループ制御/パターン制御の制御アドレス毎に登録されており、通信回路部10bが多重伝送系N2のLIU6から送信されたグループアドレスG1の制御要求を受け取ると、多重伝送系N2のグループアドレスG1に対して多重伝送系N1,N3のグループアドレスG1がそれぞれ連動するように設定されているので、制御部10aは、通信回路部10bから多重伝送系N1,N3のLIU6に対してグループアドレスG1の連動制御データを送信する。連動関係が設定された多重伝送系N1,N3のLIU6では、NCUから送信されたグループアドレスG1の連動制御データを通信回路部6cが受信すると、制御部6aが、多重伝送送受信部6bを用いて伝送線L1に対し割込信号Viを送出する。中央制御装置1は、各端末器2,3と同様の伝送手順を経て、割込信号Viを発生したLIU6からグループ制御の連動制御データを監視データとして受け取り、対応する制御用端末器3へ連動制御データを伝送信号Vsにより送出する。制御用端末器3は伝送信号Vsを受信すると、伝送信号Vsに含まれる連動制御データに基づいてグループアドレスG1の負荷5をグループ制御するとともに、負荷5の動作状態を示す監視データを中央制御装置1へ返信させる。そして、中央制御装置1は制御用端末器3から返送された監視データに基づいて対応する監視用端末器2に対して操作スイッチ4に付設したLEDを点灯/消灯させる制御データを伝送し、この制御データを受け取った監視用端末器2では、制御データに基づいて操作スイッチ4に付設したLEDを点灯又は消灯させることにより、負荷5のオン状態又はオフ状態を表示する。またLIU6では、多重伝送送受信部6bを用いて制御用端末器3から返信される監視データを監視しており、連動制御データに対する制御結果を受信すると、制御部6aが、この制御結果を通信回路部6cからNCU10に返信させ、NCU10のメモリ10eに負荷5の動作状態が記憶される。
【0031】
また本システムでは、複数の多重伝送系N1…の負荷5を1つのまとまりにした負荷群のグループ制御/パターン制御を行うための一括操作スイッチ12を備えたMSW11をローカルバスL2に接続してあり、MSW11の備える一括操作スイッチ12を操作することによって、1台のMSW11で複数の多重伝送系N1…にまたがる負荷群のオン/オフを制御することができる。例えばMSW11が、多重伝送系N1〜N3のグループアドレスG1の負荷5をグループ制御するための一括操作スイッチ12を備えている場合に、この一括操作スイッチ12が操作されると、一括操作スイッチ12からの操作入力がスイッチ入力監視部11cを介して制御部11aに入力される。制御部11aは、この操作入力に基づいてグループG1のグループ制御を行わせる制御要求を作成して、通信回路部11bからNCU10に出力する。NCU10では、通信回路部10bがMSW11からの制御要求を受信すると、制御部10aが、受信した制御要求とメモリ10eに記憶された連動関係のテーブルとをもとに、対応する多重伝送系N1〜N3のLIU6に対して通信回路部10bから制御要求を送信させ、各多重伝送系N1〜N3においてグループアドレスG1のグループ制御を行わせるとともに、各LIU6から返信されたグループ制御の制御結果を通信回路部10bで受信し、メモリ10eに記憶させる。
【0032】
ここで、MSW11の制御部11aは、通信回路部11bを用いてNCU10とLIU6との間の通信をモニタすることによって、各多重伝送系N1〜N3の負荷5のオン/オフ状態を監視し、そのオン/オフ状態をメモリ11eに記憶させるとともに、一括操作スイッチ12に付設してある発光ダイオード12aを点灯又は消灯させることで、負荷5のオン状態又はオフ状態を表示している。
【0033】
なお本参考例では、多重伝送系N1〜N3の連動関係を制御アドレスの単位で設定しており、図5(a)(b)に示す例では、ある多重伝送系の制御アドレスに対し、別の多重伝送系の同じアドレス番号の制御アドレスを連動させているが、図6(a)〜(d)に示すように、ある多重伝送系の制御アドレスに対して、別の多重伝送系の異なるアドレス番号の制御アドレスを連動させるようにしても良い。
【0034】
図6(a)は、各多重伝送系N1〜N3のグループアドレスG1,G2,G3についての連動関係を示しており、図中の枠で囲った範囲a1〜a3が連動動作を行う連動範囲を示している。例えばa1の連動範囲は、多重伝送系N1のグループアドレスG1の操作、多重伝送系N2のグループアドレスG2の操作、或いは多重伝送系N2のグループアドレスG3の操作の内の何れかが行われると、範囲a1の他のグループアドレスの制御が連動して行われることを示している。また、図6(b)に示す例では、図6(a)の連動範囲a1,a2が一部で重複するように連動範囲を設定してあり、多重伝送系N3でグループアドレスG2の操作が行われると、範囲a1で指定された多重伝送系N1のグループアドレスG1、多重伝送系N2のグループアドレスG3のグループ制御と、範囲a2で指定された多重伝送系N1,N2のグループアドレスG2のグループ制御とが連動して行われる。
【0035】
ここで、グループ制御/パターン制御のアドレス番号は有限であるから、大規模なシステムではアドレス番号が足りなくなる場合があり、その場合は有限のアドレス番号を無駄なく使用するために、同一のエリア内に異なる多重伝送系の端末器を設置する状況が生じ得る。このような状況下では、同一のエリア内に設置された異なる多重伝送系の端末器を連動して動作させる場合があるが、連動する制御アドレスのアドレス番号を同一にするという制約があると、各々の多重伝送系N1…において制御アドレスを割り付ける際に連動関係を考慮にいれて割り付け作業を行わねばならず、アドレスの割り付け作業が容易ではない。それに対して、本参考例ではアドレス単位で連動関係を設定しているので、異なるアドレス番号の制御アドレスを連動させるように連動関係を設定することができ、各々の多重伝送系N1…でアドレスを割り付ける際に連動関係を考慮する必要がないから、アドレスの割り付け作業が容易になるという利点もある。
【0036】
また、個別のグループアドレスとしても使用する等の理由で、同じ多重伝送系で複数のグループ番号を1つのグループにまとめたグループアドレスを新たに設けることができない場合には、図6(c)(d)に示すようにNCU10に、同じ多重伝送系で複数のグループアドレスが連動範囲に入るように連動関係を設定すれば良い。例えば図6(c)に示す例では、多重伝送系N1のグループアドレスG1の操作、多重伝送系N2のグループアドレスG1,G2の操作、多重伝送系N3のグループアドレスG2,G3の操作の何れかが行われると、範囲a1で指定された多重伝送系N1のグループアドレスG1、多重伝送系N2のグループアドレスG1,G2、及び多重伝送系N3のグループアドレスG2,G3のグループ制御とが連動して行われる。また、図6(d)に示す例では、図6(c)の連動範囲a1,a2が一部で重複するように連動範囲を設定してあり、多重伝送系N3でグループアドレスG3の操作が行われると、範囲a1で指定された多重伝送系N1のグループアドレスG1、多重伝送系N2のグループアドレスG1,G2、多重伝送系N3のグループアドレスG2,G3のグループ制御と、範囲a2で指定された多重伝送系N1,N2のグループアドレスG3のグループ制御とが連動して行われる。
【0037】
参考例2)
本発明の参考例2を図7及び図8を参照して説明する。上述した参考例1ではローカルバスL2に壁スイッチタイプのMSW11を複数接続していたが、本参考例では壁スイッチタイプのMSW11の代わりに、パネル型のマスタスイッチ(以下、MSWと称す。)13をローカルバスL2に接続している。尚、MSW13以外は参考例1と同様であるので、共通する構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0038】
図8はMSW13のブロック図を示しており、MSW13は、制御部13aと、例えばRS485に準拠した通信インターフェースからなりローカルバスL2を介してNCU10との間で通信を行う送受信回路部13bと、送受信回路部13bの受信した信号をプロトコル変換して得た情報を制御部13aに出力するとともに、制御部13aからの情報をプロトコル変換して得た信号を送受信回路部13bに出力する信号/情報変換処理部13cと、複数の多重伝送系N1…の負荷5を1つのまとまりとした負荷群を一括して操作するための一括操作スイッチとしてのタッチスイッチを備えた表示パネル13dと、制御部13aからの入力信号に応じて表示パネル13dの表示を制御し、負荷5の動作状態を表示パネル13dに表示させるパネル出力回路部13eと、表示パネル13dからのタッチスイッチの操作入力を監視して、操作入力を制御部13aに出力するパネル入力回路部13fと、負荷5のオン/オフ状態を一時的に記憶する一時メモリ13gと、多重伝送系N1…のグループアドレスの連動関係やローカルバスL2に接続されているLIU6の接続情報を記憶する不揮発性メモリ13hと、演算プログラムを格納する不揮発性メモリ13iと、を持ち運び可能な大きさの器体14に収納して構成される。
【0039】
次に本システムの動作を以下に簡単に説明する。尚、MSW13を用いた連動制御以外は参考例1と同様であるので、その説明は省略し、MSW13を用いた連動制御についてのみ説明を行う。
【0040】
MSW13の表示パネル13dに設けたタッチスイッチ(図示せず)を押し操作すると、タッチスイッチの操作入力がパネル入力回路部13fを介して制御部13aに入力される。制御部13aは、この操作入力をもとに制御要求を生成して、信号/情報変換処理部13cに出力しており、信号/情報変換処理部13cでプロトコル変換され、送受信回路部13bからNCU10に送出される。NCU10では、通信回路部10bがMSW13から送信された制御要求を受信すると、制御部10aが、受信した制御要求とメモリ10eに登録された連動関係のテーブルとをもとに、通信回路部10bから対応する多重伝送系N1…のLIU6に連動制御データを送出させ、各多重伝送系N1…において対応する負荷5の連動制御を行わせる。各多重伝送系N1…のLIU6では、多重伝送送受信部6bを用いて制御用端末器3から返信される監視データを監視しており、連動制御データに対する制御結果を受信すると、制御部6aが、この制御結果を通信回路部6cからNCU10に返信させ、NCU10のメモリ10eに負荷5の動作状態が記憶される。ここで、MSW13では、NCU10と各多重伝送系N1…のLIU6との間の通信を監視することによって負荷5のオン/オフ状態を検出して、一時メモリ13gに記憶させるとともに、パネル出力回路部13eを用いて負荷5のオン/オフ状態を表示パネル13dに表示させており、表示パネル13dの表示から各多重伝送系N1…の負荷5の動作を容易に把握できる。
【0041】
このように、MSW13を用いて、複数の多重伝送系N1…の負荷5の制御を行うことができ、また各多重伝送系N1…の負荷5のオン/オフ状態の把握も可能になる。また、MSW13の器体14は持ち運び可能な大きさに形成してあり、MSW13をLIU6の設置場所に持ち運んで、器体14に設けたローカルバスL2の信号線を接続するねじ端子(図示せず)に、接続ケーブルの一端を接続するとともに、この接続ケーブルの他端を、LIU6のねじ端子や、LIU6が設置されている盤内の端子台のねじ端子にねじ止めしたり、ワニ口クリップで接続することによって、ローカルバスL2に接続することによって、このMSW13を所望の場所に移動させて使用することもでき、MSW13を利用して保守点検を行うこともできる。
【0042】
参考例3)
本発明の参考例3を図9及び図10を参照して説明する。本参考例では、参考例1又は2で説明した遠隔監視制御システムにおいてNCU10の代わりに、NCUの機能を有するパネル型のマスタスイッチ(以下、MSWと称す。)15を用いている。つまり、参考例1又は2で説明したNCU10に、参考例2で説明したパネル型のマスタスイッチMSW13の機能を付加している。尚、MSW15以外の構成は参考例1又は2と同様であるので、共通する構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0043】
MSW15は、図10に示すように、制御部15aと、例えばRS485に準拠した通信インターフェースからなりローカルバスL2を介してLIU6との間で通信を行う通信回路部15bと、例えばRS232Cに準拠した通信インターフェースからなり上位のホスト機器20との間で通信を行う通信回路部15cと、連動関係を設定する設定器40との間で通信を行う通信回路部15dと、多重伝送系N1…の連動関係をグループ制御/パターン制御の制御アドレスの単位で設定したテーブルや各多重伝送系N1…の負荷5の動作状態や動作プログラムなどを記憶するメモリ15eと、複数の多重伝送系N1…の負荷5を1つのまとまりとした負荷群を一括して操作するための一括操作スイッチとしてのタッチスイッチを備えた表示パネル15fと、制御部15aからの入力信号に応じて表示パネル15fの表示を制御し、負荷5の動作状態を表示パネル15fに表示させるパネル出力回路部15gと、表示パネル15fからのタッチスイッチの操作入力を監視して、操作入力を制御部15aに出力するパネル入力回路部15hとで構成される。
【0044】
次に本システムの動作について簡単に説明する。なお、各多重伝送系N1…の動作は従来技術で説明した動作と同様であり、また各多重伝送系N1…のLIU6からの制御要求を受信して、連動関係が設定された多重伝送系N1…の負荷5を連動動作させるMSW15のNCU機能は参考例1と同様であるので、その説明は省略し、MSW15の表示パネル15fに設けたタッチスイッチ(図示せず)を操作して、各多重伝送系N1…の負荷5を連動制御する動作について説明を行う。
【0045】
MSW15の表示パネル15fに設けたタッチスイッチ(図示せず)を押し操作すると、タッチスイッチの操作入力がパネル入力回路部15hを介して制御部15aに入力される。制御部15aは、この操作入力をもとに複数の多重伝送系N1…の負荷5を連動動作させる連動制御データを生成して、通信回路部15bから対応する多重伝送系N1…のLIU6に制御要求を出力しており、各多重伝送系N1…において対応する負荷5の連動制御が行われる。各多重伝送系N1…のLIU6では、多重伝送送受信部6bを用いて制御用端末器3から返信される監視データを監視しており、連動制御データに対する制御結果を受信すると、制御部6aが、この制御結果を通信回路部6cからMSW15に返信させ、MSW15ではメモリ15eに負荷5の動作状態が記憶される。ここで、MSW15では、制御部15aが、メモリ15eに蓄積された負荷5のオン/オフ状態をもとに、パネル出力回路部15gを用いて負荷5のオン/オフ状態を表示パネル15fに表示させており、表示パネル15fの表示から各多重伝送系N1…の負荷5の動作を容易に把握できる。
【0046】
このように、MSW15を用いて、各多重伝送系N1…の負荷5の制御を行うことができ、また各多重伝送系N1…の負荷5のオン/オフ状態の把握も可能になる。
【0047】
(実施形態
本発明の実施形態を図11及び図12を参照して説明する。本実施形態では、参考例1で説明した遠隔監視制御システムにおいてLIU6の代わりに、NCUの機能を有するローカル制御装置(以下、LIUと称す。)7を各多重伝送系N1〜N3に設け、多重伝送系N1のLIU7ではNCU機能を有効状態としてネットワークの親機とし、他の多重伝送系N2,N3のLIU7ではNCU機能を無効状態にしてネットワークの子機としている。そして、親機のLIU7が属する多重伝送系N1の中央制御装置1に、監視用端末器2と同様の機能を有し、一括操作スイッチ8aの操作入力を監視するマスタスイッチ(以下、MSWと称す。)8と、ダミーの制御用端末器9とを伝送線L1を介して接続してある。尚、LIU7、MSW8及び制御用端末器9以外の構成は参考例1と同様であるので、共通する構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0048】
LIU7は、図12に示すように、第1又は第2通信制御部としての制御部7aと、伝送線L1を介して中央制御装置1との間で多重伝送通信を行う多重伝送送受信部(多重伝送通信部)7dと、例えばRS485に準拠した通信インターフェースからなりローカルバスL2を介して他のLIU7との間で通信を行う通信回路部(ネットワーク通信部)7eと、例えばRS232Cに準拠した通信インターフェースからなり上位のホスト機器20との間で通信を行う通信回路部7fと、連動関係を設定する設定器40との間で通信を行う通信回路部7gと、多重伝送系N1…の連動関係をグループ制御/パターン制御の制御アドレス単位で設定したテーブルや、多重伝送系N1…の負荷5の動作状態を記憶するメモリ7hと、NCU処理部7bをオン/オフすることで親機又は子機に切り替えるディップスイッチなどの切替スイッチ7iとで構成される。また、制御部7は例えばマイクロコンピュータからなり、参考例1で説明したNCU10としての処理を行うNCU処理部7bと、LIU6としての処理を行うLIU処理部7cとを備え、これらのNCU処理部7b及びLIU処理部7cは制御部7aの演算機能によって構成される。
【0049】
次に本システムの動作について簡単に説明する。なお、各多重伝送系N1…の動作は従来技術で説明した多重伝送系N1…の動作と同様であるので、その説明は省略し、多重伝送系N1…の連動動作について説明を行う。ここで、NCU10には図5(a)に示すような連動関係が設定されているものとする。
【0050】
例えば多重伝送系N2において、グループアドレスG1のグループ制御を行うための操作スイッチ4が操作されて、この操作スイッチ4を監視する監視用端末器2が割込信号Viが発生すると、中央制御装置1が、割込信号Viを発生した監視用端末器2から制御要求を監視データとして受け取り、割込信号Viを発生した監視用端末器2に対応する制御用端末器3へ制御データを伝送信号Vsにより送出する。制御用端末器3は伝送信号Vsを受信すると、伝送信号Vsに含まれる制御データに基づいてグループアドレスG1の負荷5をオン又はオフするとともに、負荷5の動作状態を示す監視データを中央制御装置1へ返信させる。その後、中央制御装置1は、制御用端末器3から返送された監視データに基づいて対応する監視用端末器2へ、操作スイッチ4に付設した動作モニタ用のLEDを点灯/消灯させる制御データを伝送し、この制御データを受け取った監視用端末器2では、制御データに基づいて操作スイッチ4に付設したLEDを点灯又は消灯させることにより、負荷5のオン状態又はオフ状態を表示する。
【0051】
ここで、多重伝送系N2のLIU7(子機のLIU)では、多重伝送送受信部7dを用いて監視用端末器2から中央制御装置1に出力される制御要求を監視しており、多重伝送送受信部7が監視用端末器2から送信されたグループ制御の制御要求を受信すると、第2通信制御部たる制御部7aのLIU処理部7cが、通信回路部7eから親機である多重伝送系N1のLIU7に監視用端末器2からの制御要求を連動制御データとして送信させる。
【0052】
親機のLIU7では、メモリ7hに多重伝送系N1〜N3の相互の連動関係がグループ制御/パターン制御の制御アドレス単位で設定されており、通信回路部7eが、多重伝送系N2のLIU7から送信された連動制御データを受信すると、多重伝送系N2のグループアドレスG1に対して多重伝送系N1,N3のグループアドレスG1がそれぞれ連動するように設定されているので、第1通信制御部たる制御部7aのNCU処理部7bが、通信回路部10bから多重伝送系N3のLIU7に対してグループ制御の制御要求(グループアドレスG1)を送信するとともに、多重伝送送受信部7dからグループ制御の制御要求(アドレス番号G1)を多重伝送信号の信号返送期間に監視データとして中央制御装置1へ返送させる。
【0053】
この時、連動関係が設定された多重伝送系N3のLIU7では、通信回路部7eがグループアドレスG1のグループ制御を行う制御要求を親機のLIU7から受信すると、第1通信制御部たる制御部7aのLIU処理部7cが、多重伝送送受信部7dを用いて伝送線L1に対し割込信号Viを送出させる。中央制御装置1は、上述と同様の伝送手順を経て割込信号Viを発生したLIU7から連動制御データ(グループアドレスG1)を監視データとして受け取り、対応する制御用端末器3へ連動制御データを伝送信号Vsにより送出する。制御用端末器3は伝送信号Vsを受信すると、伝送信号Vsに含まれる連動制御データに基づいてグループアドレスG1の負荷5を制御するとともに、負荷5の動作状態を示す監視データを中央制御装置1へ返信させる。そして、中央制御装置1は制御用端末器3から返送された監視データに基づいて対応する監視用端末器2に対して操作スイッチ4に付設した動作モニタ用のLEDを点灯/消灯させる制御データを伝送し、この制御データを受け取った監視用端末器2では、制御データに基づいて操作スイッチ4に付設したLEDを点灯又は消灯させることにより、負荷5のオン状態又はオフ状態を表示する。ここで、LIU7では、多重伝送送受信部7dを用いて制御用端末器3から返信される監視データを監視しており、連動制御データに対する制御結果を受信すると、制御部7aのLIU処理部7cが、この制御結果を通信回路部7eから親機のLIU7に返信させ、親機のLIU7ではメモリ7hに負荷5の動作状態を記憶させる。
【0054】
また、本実施形態では親機のLIU7が属する多重伝送系N1に監視用端末器としてのMSW8を設けており、このMSW8の一括操作スイッチ8aを用いて、複数の多重伝送系の負荷5を1まとめにした負荷群のオン/オフ操作を行うことができる。以下にその動作を説明する。
【0055】
MSW8は監視用端末器2と同様の構成を有し、一括操作スイッチ8aの操作入力を監視しており、一括操作スイッチ8aが操作されると、MSW8から、一括操作スイッチ8aの操作データが、伝送信号Vsに設けた返信待機期間中に、監視データとして中央制御装置1へ返信される。この時、多重伝送系N1のLIU7では、多重伝送送受信部7dがこの操作データを受信して制御部7aに出力し、制御部7aのNCU処理部7bが、メモリ7hに記憶されたテーブルをもとに連動関係が設定された制御アドレスを連動制御データとして、対応する多重伝送系N2…のLIU7に通信回路部7eから送信させ、対応する多重伝送系N2…で所望の負荷5を連動動作させる。また一括操作スイッチ8aの操作データにより、親機の属する多重伝送系N1の負荷5を連動動作させる場合は、制御部7aが、多重伝送送受信部7dを用いて上記連動制御データを伝送信号Vsに設けた信号返送期間に監視データとして中央制御装置1に返信させ、上述の伝送手順を経て、対応する制御用端末器3に制御データが送出されて、負荷5が連動制御される。
【0056】
その後、対応する多重伝送系N2…のLIU7は、連動対象の負荷5を制御する制御用端末器3と中央制御装置1との間の通信を監視することによって、制御用端末器3から中央制御装置1に返信される制御結果を受け取ると、受け取った制御結果を親機である多重伝送系N1のLIU7に送信させ、多重伝送系N1のLIU7では、通信回路部7eが多重伝送系N2…のLIU7から返信される制御結果を受信すると、受信した制御結果を制御部7aがメモリ7hに記憶させる。また、多重伝送系N1のLIU7は、多重伝送送受信部7dを用いて多重伝送系N1の制御用端末器3と中央制御装置1との間の通信を監視することによって、制御用端末器3から中央制御装置1に返信される制御結果を受信し、受信した制御結果を制御部7aがメモリ7hに記憶させており、連動対象の負荷5の動作状態がメモリ7hに記憶される。
【0057】
そして、制御部7aでは、メモリ7hに記憶された各多重伝送系N1…の負荷5の制御状態をもとに、連動対象の負荷5の動作状態を監視しており、連動対象の負荷5の動作状態をMSW8の動作表示灯の表示に反映させるために、ダミーの制御用端末器4に対する制御要求を伝送信号Vsに設けた信号返送期間に監視データとして中央制御装置1に返信させる。中央制御装置1は、この制御要求に基づいて作成した制御アドレスをダミーの制御用端末器3に送信し、当該制御アドレスに対する制御結果を監視データとして制御用端末器3から受信すると、一括操作スイッチ8aの接続されたMSW8に対して、負荷群の動作表示を行わせるための制御データを送信しており、この制御データを受信したMSWは、一括操作スイッチ8aに付設した発光ダイオードを点灯又は消灯させることで上記負荷群のオン状態/オフ状態を表示している。
【0058】
このように、本実施形態ではLIU7にNCUの機能を持たせており、機能切替スイッチ7iの切替操作によってNCU処理部7bをオン/オフすることで、ネットワークの親機又は子機として動作させることができ、参考例1〜3のようにLIU7とは別にNCUを設ける必要が無いから、NCUを無くすことで商品の品種が減り、品番管理や部材管理の手間を少なくできる。また、親機のLIU7が属する多重伝送系N1にMSW8を設け、このMSW8の一括操作スイッチ8aを操作することで、複数の多重伝送系N1…にまたがる負荷5を一括して操作することができ、またその動作結果を一括操作スイッチ8aに付設した動作モニタ用のLEDの表示に反映させることで、その動作結果を容易に把握できる。
【0059】
【発明の効果】
上述のように、請求項1の発明は、中央制御装置と、複数の監視用端末器及び制御用端末器とを1対の伝送線を介して接続し、中央制御装置から多重伝送信号を伝送して端末器をアクセスし、制御用端末器には対応する監視用端末器に接続された操作スイッチの操作データに基づく負荷の制御内容を制御アドレスとして与えるとともに、制御アドレスに対する制御結果を多重伝送信号に設けた返信待機期間中に監視データとして中央制御装置へ返信させ、監視用端末器に対しては接続された操作スイッチの操作データを多重伝送信号に設けた返信待機期間中に監視データとして中央制御装置へ返信させる多重伝送系を複数構築した遠隔監視制御システムにおいて、伝送線を介して多重伝送信号で通信を行う多重伝送通信部と、多重伝送系とは異なるプロトコルで通信を行うネットワーク通信部とを備えたローカル制御装置を各多重伝送系に設けて、各多重伝送系のローカル制御装置を通信線を介して接続してネットワークを構築し、何れか1つの多重伝送系のローカル制御装置をネットワークの親機、他の多重伝送系のローカル制御装置をネットワークの子機として、子機のローカル制御装置には、多重伝送通信部を用いて当該ローカル制御装置の属する多重伝送系の監視用端末器から中央制御装置へ送信される操作データを受信すると、受信した操作データをネットワーク通信部から親機のローカル制御装置へ送信させるとともに、ネットワーク通信部を用いて親機のローカル制御装置から送信された連動制御データを受信すると、受信した連動制御データを多重伝送信号に設けた返信待機期間中に監視データとして中央制御装置へ返信させる第1通信制御部を設け、親機のローカル制御装置には、一斉に複数の負荷を制御するグループ制御、及び、組み合わせた負荷を制御するパターン制御の制御アドレス単位で各多重伝送系の連動関係を設定したテーブルが登録された記憶部を設けるとともに、通信回路部及び多重伝送通信部が操作データを受信すると、記憶部に記憶されたテーブルをもとに連動関係が設定された制御アドレスを前記連動制御データとして対応する多重伝送系のローカル制御装置に通信回路部から送信させる第2通信制御部を設けて成り、親機のローカル制御装置が属する多重伝送系に、複数の多重伝送系の負荷を1つのまとまりとした負荷群を一括して操作するための一括操作スイッチの操作入力を監視する監視用端末器を設けるとともに、該監視用端末器とアドレスが対応付けられたダミーの制御用端末器を設け、一括操作スイッチの接続された監視用端末器から、一括操作スイッチの操作データが、多重伝送信号に設けた返信待機期間中に、監視データとして中央制御装置へ返信されると、親機のローカル制御装置では、多重伝送通信部がこの操作データを受信し、記憶部に記憶されたテーブルをもとに連動関係が設定された制御アドレスを前記連動制御データとして対応する多重伝送系のローカル制御装置に通信回路部から送信させ、さらに子機のローカル制御装置から前記連動制御データに対する制御結果を受信すると、前記負荷群の動作状況に応じてダミーの制御用端末器に対する制御要求を多重伝送信号に設けた返信待機期間中に監視データとして中央制御装置へ返信させ、中央制御装置は、この制御要求に基づいて作成した制御アドレスをダミーの制御用端末器に送信し、当該制御アドレスに対する制御結果を監視データとして制御用端末器から受信すると、一括操作スイッチの接続された監視用端末器に対して、負荷群の動作表示を行わせるための制御データを送信することを特徴とし、複数の多重伝送系の負荷を連動して動作させる際に、制御アドレスの単位で連動関係を規定したテーブルを親機のローカル制御装置の記憶部に記憶させているので、多重伝送系の単位で連動関係を設定する場合に比べて、連動する負荷の組み合わせをさらに細かく設定でき、連動のパターンを増やすことができる。
そのうえ、各多重伝送系に設けたローカル制御装置の内の1台をネットワークの親機とすることによって、ローカル制御装置の間の通信を制御するネットワークコントローラを別途設ける必要が無く、ネットワークコントローラを無くすことで商品の品種が減り、品番管理や部材管理の手間を少なくできる。
また、一括操作スイッチを用いて複数の多重伝送系の負荷群をまとめて制御することができ、さらに一括操作スイッチの接続された監視用端末器で負荷群の動作表示を行えると いう効果がある。
【0064】
請求項の発明は、請求項1の発明において、上記記憶部には、連動する制御アドレスのアドレス番号として異なるアドレス番号を設定可能としたことを特徴とし、ある多重伝送系の制御アドレスに対して、別の多重伝送系の異なるアドレス番号の制御アドレスを連動させることができるから、各多重伝送系において、連動関係を考慮することなく、アドレスの設定作業を行うことができ、アドレスの設定作業を容易に行えるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】参考例1の遠隔監視制御システムの概略構成図である。
【図2】同上のローカル制御装置のブロック図である。
【図3】同上のネットワークコントローラのブロック図である。
【図4】同上の壁スイッチタイプのマスタスイッチのブロック図である。
【図5】(a)(b)は同上の連動関係の設定を説明する図である。
【図6】(a)〜(d)は同上の連動関係の設定を説明する図である。
【図7】参考例2の遠隔監視制御システムの概略構成図である。
【図8】同上のパネルタイプのマスタスイッチのブロック図である。
【図9】参考例3の遠隔監視制御システムの概略構成図である。
【図10】同上のNCU機能付きのマスタスイッチのブロック図である。
【図11】実施形態の遠隔監視制御システムの概略構成図である。
【図12】同上のNCU機能付きのLIUのブロック図である。
【図13】従来の遠隔監視制御システムの概略構成図である。
【図14】(a)(b)は同上に用いる伝送信号の説明図である。
【図15】従来の別の遠隔監視制御システムの概略構成図である。
【図16】(a)〜(c)は同上の連動関係の設定を説明する図である。
【図17】同上の動作を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 中央制御装置
2 監視用端末器
6 LIU
10 NCU
L2 ローカルバス
N1… 多重伝送系

Claims (2)

  1. 中央制御装置と、複数の監視用端末器及び制御用端末器とを2線式の伝送線を介して接続し、中央制御装置から多重伝送信号を伝送して端末器をアクセスし、制御用端末器には対応する監視用端末器に接続された操作スイッチの操作データに基づく負荷の制御内容を制御アドレスとして与えるとともに、制御アドレスに対する制御結果を多重伝送信号に設けた返信待機期間中に監視データとして中央制御装置へ返信させ、監視用端末器に対しては接続された操作スイッチの操作データを多重伝送信号に設けた返信待機期間中に監視データとして中央制御装置へ返信させる多重伝送系を複数構築した遠隔監視制御システムにおいて、
    伝送線を介して多重伝送信号で通信を行う多重伝送通信部と、多重伝送系とは異なるプロトコルで通信を行うネットワーク通信部とを備えたローカル制御装置を各多重伝送系に設けて、各多重伝送系のローカル制御装置を通信線を介して接続してネットワークを構築し、
    何れか1つの多重伝送系のローカル制御装置をネットワークの親機、他の多重伝送系のローカル制御装置をネットワークの子機として、
    子機のローカル制御装置には、多重伝送通信部を用いて当該ローカル制御装置の属する多重伝送系の監視用端末器から中央制御装置へ送信される操作データを受信すると、受信した操作データをネットワーク通信部から親機のローカル制御装置へ送信させるとともに、ネットワーク通信部を用いて親機のローカル制御装置から送信された連動制御データを受信すると、受信した連動制御データを多重伝送信号に設けた返信待機期間中に監視データとして中央制御装置へ返信させる第1通信制御部を設け、
    親機のローカル制御装置には、一斉に複数の負荷を制御するグループ制御、及び、組み合わせた負荷を制御するパターン制御の制御アドレス単位で各多重伝送系の連動関係を設定したテーブルが登録された記憶部を設けるとともに、通信回路部及び多重伝送通信部が操作データを受信すると、記憶部に記憶されたテーブルをもとに連動関係が設定された制御アドレスを前記連動制御データとして対応する多重伝送系のローカル制御装置に通信回路部から送信させる第2通信制御部を設けて成り、
    親機のローカル制御装置が属する多重伝送系に、複数の多重伝送系の負荷を1つのまとまりとした負荷群を一括して操作するための一括操作スイッチの操作入力を監視する監視用端末器を設けるとともに、該監視用端末器とアドレスが対応付けられたダミーの制御用端末器を設け、一括操作スイッチの接続された監視用端末器から、一括操作スイッチの操作データが多重伝送信号に設けた返信待機期間中に監視データとして中央制御装置へ返信されると、親機のローカル制御装置では、多重伝送通信部がこの操作データを受信し、記憶部に記憶されたテーブルをもとに連動関係が設定された制御アドレスを前記連動制御データとして対応する多重伝送系のローカル制御装置に通信回路部から送信させ、さらに親機の属する多重伝送系の制御用端末器および子機のローカル制御装置から前記連動制御データに対する制御結果を受信すると、前記負荷群の動作状況に応じてダミーの制御用端末器に対する制御要求を多重伝送信号に設けた返信待機期間中に監視データとして中央制御装置へ返信させ、中央制御装置は、この制御要求に基づいて作成した制御アドレスをダミーの制御用端末器に送信し、当該制御アドレスに対する制御結果を監視データとして制御用端末器から受信すると、一括操作スイッチの接続された監視用端末器に対して、負荷群の動作表示を行わせるための制御データを送信することを特徴とする遠隔監視制御システム。
  2. 上記記憶部には、連動する制御アドレスのアドレス番号として異なるアドレス番号を設定可能としたことを特徴とする請求項1記載の遠隔監視制御システム
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