JP5276574B2 - 機器制御システム - Google Patents

機器制御システム Download PDF

Info

Publication number
JP5276574B2
JP5276574B2 JP2009268112A JP2009268112A JP5276574B2 JP 5276574 B2 JP5276574 B2 JP 5276574B2 JP 2009268112 A JP2009268112 A JP 2009268112A JP 2009268112 A JP2009268112 A JP 2009268112A JP 5276574 B2 JP5276574 B2 JP 5276574B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
controller
equipment
mode
collective control
control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009268112A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011114499A (ja
Inventor
義隆 手塚
力也 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2009268112A priority Critical patent/JP5276574B2/ja
Publication of JP2011114499A publication Critical patent/JP2011114499A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5276574B2 publication Critical patent/JP5276574B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Selective Calling Equipment (AREA)

Description

本発明は、機器制御システムに関するものである。
従来、ネットワークに接続された複数の設備機器を制御する機器制御システムがあり、コントローラによって各設備機器の動作が制御されていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−295408号公報
従来の機器制御システムでは、各設備機器を個別制御するだけでなく、シーン制御やグループ制御等のように複数の設備機器を一括制御する機能をコントローラが備えている。この一括制御パターンは、「在宅」「おでかけ」「おやすみ」等の種類があり、各一括制御パターンにおける各設備機器の動作内容の設定が複雑であり、GUI機能を具備するコントローラを用いて一括制御の設定を行い、さらには一括制御の操作もGUI機能を用いて行っていた。
しかし、GUI機能を具備するコントローラは高価であり、一括制御のための操作手段を至る所に設置することができず、不便であった。例えば、一括制御パターン「おでかけ」の操作手段を玄関に設けることや、一括制御パターン「おやすみ」の操作手段を寝室に設けることが、コストの観点から困難であった。
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数の設備機器の一括制御を行う操作手段を安価、且つ容易に設置可能な機器制御システムを提供することにある。
請求項1の発明は、複数の設備機器と、表示画面を具備し、制御要求IDと各設備機器の動作内容を含む動作指示コマンドとの少なくともいずれか一方を用いて各設備機器を制御するコントローラと、複数の設備機器を一括制御するための一括制御操作が行われる操作手段とが、ネットワークに接続して互いに通信可能であり、コントローラは、各設備機器を制御する通常モードと、操作手段を設備機器の一括制御パターンに関連付ける登録モードとを切り換える第1のモード切換手段を備え、操作手段は、複数の設備機器を一括制御する通常モードと、自己を設備機器の一括制御パターンに関連付ける登録モードとを切り換える第2のモード切換手段を備え、コントローラは、第1のモード切換手段によって登録モードに移行した場合、設備機器の一括制御パターンを表示画面に1乃至複数表示して、当該表示した設備機器の一括制御パターンのうちいずれか1つを選択し、登録モードのコントローラが設備機器の一括制御パターンを選択しているときに、第2のモード切換手段によって登録モードに移行した操作手段が関連付け操作された場合、当該操作された操作手段がコントローラから所定情報を取得する、またはコントローラが当該操作された操作手段から所定情報を取得することで、当該操作された操作手段は、コントローラが選択した設備機器の一括制御パターンに関連付けられ、当該一括制御パターンの関連付けが完了すると、コントローラは第1のモード切換手段によって通常モードに移行し、操作手段は第2のモード切換手段によって通常モードに移行し、通常モードの操作手段が一括制御操作された場合、操作手段またはコントローラが前記取得した所定情報を用いて、前記関連付けられた一括制御パターンに設備機器を一括制御することを特徴とする。
この発明によれば、GUI機能を具備しない壁スイッチ等の操作手段であっても、所望の一括制御パターンに関連付けて、操作時に複数の設備機器を一括制御することができる。而して、安価、簡易に一括制御のための操作手段を増設して、ユーザビリティの向上が実現できる。すなわち、複数の設備機器の一括制御を行う操作手段を安価、且つ容易に設置可能な機器制御システムとなる。
請求項2の発明は、請求項1において、通常モードの操作手段がモード切換操作された場合、当該操作された操作手段は、第2のモード切換手段によって登録モードに移行するとともに、前記コントローラへ登録モード設定コマンドを送信し、登録モード設定コマンドを受信したコントローラは、第1のモード切換手段によって登録モードに移行するとともに、設備機器の一括制御パターンを表示画面に1乃至複数表示して、当該表示した設備機器の一括制御パターンのうちいずれか1つを選択し、登録モードのコントローラが設備機器の一括制御パターンを選択しているときに、登録モードの操作手段が関連付け操作された場合、当該操作された操作手段がコントローラから所定情報を取得する、またはコントローラが当該操作された操作手段から所定情報を取得することで、当該操作された操作手段は、コントローラが選択した設備機器の一括制御パターンに関連付けられ、操作手段は、当該一括制御パターンの関連付けが完了した後にモード切換操作されると、第2のモード切換手段によって通常モードに移行するとともに、通常モードに移行したことをコントローラへ通知し、操作手段が通常モードに移行したことを通知されたコントローラは、第1のモード切換手段によって通常モードに移行することを特徴とする。
この発明によれば、操作手段の操作によって、通常モード−登録モードのモード切替処理を実行することができ、コントローラの負荷を低減できる。
請求項3の発明は、請求項1において、前記コントローラは、第1のモード切換手段によって登録モードに移行した場合、前記操作手段へ登録モード設定コマンドを送信するとともに、設備機器の一括制御パターンを表示画面に1乃至複数表示して、当該表示した設備機器の一括制御パターンのうちいずれか1つを選択し、登録モード設定コマンドを受信した操作手段は、第2のモード切換手段によって登録モードに移行し、登録モードのコントローラが設備機器の一括制御パターンを選択しているときに、登録モードの操作手段が関連付け操作された場合、当該操作された操作手段がコントローラから所定情報を取得する、またはコントローラが当該操作された操作手段から所定情報を取得することで、当該操作された操作手段は、コントローラが選択した設備機器の一括制御パターンに関連付けられ、コントローラは、当該一括制御パターンの関連付けが完了すると、第1のモード切換手段によって通常モードに移行するとともに、通常モードに移行したことを操作手段へ通知し、コントローラが通常モードに移行したことを通知された操作手段は、第2のモード切換手段によって通常モードに移行することを特徴とする。
この発明によれば、コントローラの操作によって、通常モード−登録モードのモード切替処理を実行することができ、操作手段の負荷を低減できる。
請求項4の発明は、請求項1乃至3いずれかにおいて、前記コントローラは、前記設備機器の一括制御パターンの各々に対応する制御要求IDを記憶する第1の要求ID記憶手段を備え、設備機器は、各制御要求IDに対応する自器の動作内容を記憶する動作内容記憶手段を備えて、制御要求IDを受信した場合に、当該受信した制御要求IDに対応する動作内容を動作内容記憶手段から読み出して実行し、登録モードのコントローラが設備機器の一括制御パターンを選択しているときに、登録モードの前記操作手段が関連付け操作された場合、当該操作された操作手段は、コントローラが選択した設備機器の一括制御パターンに対応する制御要求IDをコントローラから取得して第2の要求ID記憶手段に記憶することで、当該選択した設備機器の一括制御パターンに関連付けられ、通常モードの操作手段は、一括制御操作時に、第2の要求ID記憶手段から制御要求IDを読み出して複数の設備機器へ送信し、設備機器は、操作手段から受信した制御要求IDに対応する動作内容を動作内容記憶手段から読み出して実行することを特徴とする。
この発明によれば、コントローラおよび操作手段は、一括制御の操作時に制御要求IDを送信し、具体的な動作内容の情報を保持した各設備機器が、制御要求IDに応じた動作内容を自己で判断して動作するので、一括制御時にネットワーク上を伝送される信号長が短くなり、通信トラフィックの抑制を図ることができる。さらに、操作手段は、少なくとも制御要求IDを記憶しておればよいので、操作手段に必要なメモリリソースを低減することができる。
請求項5の発明は、請求項1乃至3いずれかにおいて、前記コントローラは、前記設備機器の一括制御パターンの各々に対応して各設備機器の動作内容を含む動作指示コマンドを記憶する第1の動作内容記憶手段を備え、登録モードのコントローラが設備機器の一括制御パターンを選択しているときに、登録モードの前記操作手段が関連付け操作された場合、当該操作された操作手段は、コントローラが選択した設備機器の一括制御パターンに対応する動作指示コマンドをコントローラから取得して第2の動作内容記憶手段に記憶することで、当該選択した設備機器の一括制御パターンに関連付けられ、通常モードの操作手段は、一括制御操作時に、第2の動作内容記憶手段から動作指示コマンドを読み出して、当該読み出した動作指示コマンドを各設備機器へ送信し、設備機器は、操作手段から受信した動作指示コマンドに含まれる動作内容を実行することを特徴とする。
この発明によれば、コントローラおよび操作手段は、一括制御の操作時に、各設備機器の動作内容を具体的に指示する動作指示コマンドを送信するので、各設備機器は、制御内容に関する情報を予め記憶する必要がなく、設備機器に必要なメモリリソースを低減することができる。また、コントローラが、インターネット上のセンターサーバ等から新規の動作指示コマンドを取得して、動作内容記憶手段に記憶することで、新しい一括制御パターンを容易に追加することができる。さらには、コントローラが、インターネット上のセンターサーバ等から動作指示コマンドのアップデート情報を取得して、動作内容記憶手段に記憶している動作指示コマンドをアップデートすることもできる。すなわち、一括制御パターンの追加、アップデートを容易に実行できる。
請求項6の発明は、請求項1乃至3いずれかにおいて、前記コントローラは、前記設備機器の一括制御パターンの各々に対応する制御要求IDを記憶する要求ID記憶手段を備え、設備機器は、各制御要求IDに対応する自器の動作内容を記憶する動作内容記憶手段を備えて、制御要求IDを受信した場合に、当該受信した制御要求IDに対応する動作内容を動作内容記憶手段から読み出して実行し、前記操作手段は、操作手段毎に固有に予め割り付けられた操作識別情報を記憶する識別情報記憶手段を備え、登録モードのコントローラが設備機器の一括制御パターンを選択しているときに、登録モードの前記操作手段が関連付け操作された場合、当該操作された操作手段は、識別情報記憶手段から操作識別情報を読み出してコントローラへ送信し、コントローラは、受信した操作識別情報を前記選択した設備機器の一括制御パターンに対応付けることで、当該操作された操作手段が前記選択した設備機器の一括制御パターンに関連付けられ、通常モードの操作手段は、一括制御操作時に、識別情報記憶手段から操作識別情報を読み出してコントローラへ送信し、通常モードのコントローラは、受信した操作識別情報に対応付けた一括制御パターンの制御要求IDをID記憶手段から読み出して各設備機器へ送信し、設備機器は、コントローラから受信した制御要求IDに対応する動作内容を動作内容記憶手段から読み出して実行することを特徴とする。
この発明によれば、操作手段が、一括制御の操作時に操作識別情報をコントローラへ送信し、コントローラは、受信した操作識別情報に対応する制御要求IDを送信し、具体的な動作内容の情報を保持した各設備機器が、制御要求IDに応じた動作内容を自己で判断して動作するので、一括制御時にネットワーク上を伝送される信号長が短くなり、通信トラフィックの抑制を図ることができる。さらに、操作手段の操作時には、コントローラが設備機器を代理制御するので、制御要求IDはコントローラのみが保持しておればよく、操作手段をより簡易に構成することができる。
請求項7の発明は、請求項1乃至3いずれかにおいて、前記コントローラは、前記設備機器の一括制御パターンの各々に対応して各設備機器の動作内容を含む動作指示コマンドを記憶する動作内容記憶手段を備え、前記操作手段は、操作手段毎に固有に予め割り付けられた操作識別情報を記憶する識別情報記憶手段を備え、登録モードのコントローラが設備機器の一括制御パターンを選択しているときに、登録モードの前記操作手段が関連付け操作された場合、当該操作された操作手段は、識別情報記憶手段から操作識別情報を読み出してコントローラへ送信し、コントローラは、受信した操作識別情報を前記選択した設備機器の一括制御パターンに対応付けることで、当該操作された操作手段が前記選択した設備機器の一括制御パターンに関連付けられ、通常モードの操作手段は、一括制御操作時に、識別情報記憶手段から操作識別情報を読み出してコントローラへ送信し、通常モードのコントローラは、受信した操作識別情報に対応付けた一括制御パターンの動作指示コマンドを動作内容記憶手段から読み出して各設備機器へ送信し、設備機器は、操作手段から受信した動作指示コマンドに含まれる動作内容を実行することを特徴とする。
この発明によれば、操作手段が、一括制御の操作時に操作識別情報をコントローラへ送信し、コントローラが、受信した操作識別情報に対応する動作指示コマンドを送信するので、操作手段の操作時には、コントローラが設備機器を代理制御し、動作指示コマンドはコントローラのみが保持しておればよく、操作手段をより簡易に構成することができる。また、コントローラは、一括制御の操作時に、各設備機器の動作内容を具体的に指示する動作指示コマンドを送信するので、各設備機器は、制御内容に関する情報を予め記憶する必要がなく、設備機器に必要なメモリリソースを低減することができる。また、コントローラが、インターネット上のセンターサーバ等から新規の動作指示コマンドを取得して、動作内容記憶手段に記憶することで、新しい一括制御パターンを容易に追加することができる。さらには、コントローラが、インターネット上のセンターサーバ等から動作指示コマンドのアップデート情報を取得して、動作内容記憶手段に記憶している動作指示コマンドをアップデートすることもできる。すなわち、一括制御パターンの追加、アップデートを容易に実行できる。
請求項8の発明は、請求項5において、前記操作手段の一括制御操作によって一括制御された各設備機器は、自己の動作状態の変化に応じた状態変化通知をネットワーク上に一斉同報し、操作手段は、各設備機器から受信した状態変化通知に基づいて、一括制御の結果を表示する表示手段を備え、前記コントローラは、各設備機器から受信した状態変化通知に基づいて、一括制御の結果を前記表示画面に表示することを特徴とする。
この発明によれば、コントローラだけでなく、操作手段においても一括制御の成否を視覚的に確認でき、ユーザビリティが向上する。
請求項9の発明は、請求項1乃至8いずれかにおいて、前記操作手段の一括制御操作によって一括制御された各設備機器は、自己の動作状態の変化に応じた状態変化通知をネットワーク上に一斉同報し、1乃至複数の前記コントローラがネットワークに接続され、各コントローラは、ネットワークに接続された複数の設備機器のうち、当該コントローラによって制御される設備機器を検出し、検出した設備機器から、当該設備機器が状態変化通知の一斉同報先に設定する一斉同報用アドレスを取得して記憶し、ネットワーク上を伝送する状態変化通知のうち、前記記憶した一斉同報用アドレスを送信先に設定された状態変化通知のみを受信することを特徴とする。
この発明によれば、受信不要な一斉同報信号を受信しないことで、コントローラでの負荷を軽減させることができる。
請求項10の発明は、請求項9において、各コントローラは、前記記憶した一斉同報用アドレスから、各操作手段に関連付けられた一括制御パターンに含まれる設備機器が一斉同報先に設定する一斉同報用アドレスを操作手段毎に抽出して、当該抽出した一斉同報用アドレスの情報を各操作手段へ送信し、各操作手段は、コントローラから受信した一斉同報用アドレスの情報を記憶し、ネットワーク上を伝送する状態変化通知のうち、前記記憶した一斉同報用アドレスを送信先に設定された状態変化通知のみを受信することを特徴とする。
この発明によれば、受信不要な一斉同報信号を受信しないことで、操作手段での負荷を軽減させることができる。
以上説明したように、本発明では、複数の設備機器の一括制御を行う操作手段を安価、且つ容易に設置することができるという効果がある。
実施形態1,5の機器制御システムの構成を示す図である。 実施形態2,6の機器制御システムの構成を示す図である。 実施形態3,7の機器制御システムの構成を示す図である。 実施形態4,8の機器制御システムの構成を示す図である。 実施形態9の操作端末の構成を示す図である。 同上の操作端末の外観を示す図である。 同上の動作シーケンスを示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
図1は、本実施形態の機器制御システムの構成を示し、1つのコントローラ1と、1乃至複数の操作端末2と、複数の設備機器3とが、ネットワークNTに接続して互いに通信可能に構成されている。
コントローラ1は、ネットワークNTとの間で信号授受を行うインターフェース機能を有する通信部1aと、コントローラ1の各部の制御を行う制御部1bと、タッチパネル付きのLCD表示画面を具備してGUI機能を有する操作表示部1cと、コントローラ1(制御部1b)の動作を通常モードまたは登録モードに切り換えるモード切換部1dと、後述の制御要求IDを記憶する要求ID記憶部1eとを備える。
操作端末2は、例えば壁面に設置される壁スイッチで構成されており、ネットワークNTとの間で信号授受を行うインターフェース機能を有する通信部2aと、操作端末2の各部の制御を行う制御部2bと、オン・オフ操作を行う操作スイッチ2cと、操作端末2(制御部2b)の動作を通常モードまたは登録モードに切り換えるモード切換部2dと、後述の制御要求IDを記憶する要求ID記憶部2eとを備える。なお、1つの操作端末が備える操作スイッチ2cの数は複数でもよく、要求ID記憶部2eは、各操作スイッチ2cに対応して、操作スイッチ2cと同数設けられる。
設備機器3は、照明、空調、音響等の機能を有する照明装置、空調装置、音響装置等で構成されており、ネットワークNTとの間で信号授受を行うインターフェース機能を有する通信部3aと、設備機器3の各部の制御を行う制御部3bと、設備機器3毎の機能(照明、空調、音響等)を有する機能部3cと、動作内容データを記憶する動作内容記憶部3dとを備える。
そしてコントローラ1の制御部1bは、通常モードにおいて設備機器3の監視・制御を行うが、以下では、コントローラ1による複数の設備機器3の一括制御について説明する。
まず、一括制御パターンとしては、「在宅」「おでかけ」「おやすみ」等の種類があり、例えば、一括制御パターン「在宅」では、宅内の照明装置が点灯して、空調装置、音響装置等が運転中になり、一括制御パターン「おでかけ」では、防犯装置が留守時の動作を開始し、照明装置が消灯し、空調装置等が停止し、一括制御パターン「おやすみ」では、防犯装置が就寝時の動作を開始し、照明装置は消灯し、音響装置等が停止する。
そして、コントローラ1の要求ID記憶部1eは、設備機器3の各一括制御パターン(「在宅」「おでかけ」「おやすみ」等)に対応した制御要求IDを記憶している。この制御要求IDは、当該一括制御における設備機器3の動作内容を具体的に指示する情報ではなく、単に一括制御を識別するための情報である。そして、制御部1bは、操作表示部1cの操作や、センサ等の他の端末からネットワークNTを介して受信した信号に基づいて、要求ID記憶部1eから制御要求IDを読み出し、ネットワークNT上の設備機器3へ制御要求IDをマルチキャスト送信(一斉同報)する。
設備機器3は、制御要求IDの各々に対応する自器の動作内容を動作内容記憶部3dに記憶しており、制御部3bは、コントローラ1から受信した制御要求IDに対応する動作内容を動作内容記憶部3dに格納していれば、当該動作内容を動作内容記憶部3dから読み出して、機能部3cを当該動作内容に制御する。そして制御部3bは、制御後の状態変化通知をネットワークNTを介してコントローラ1に送信し、コントローラ1の制御部1bは、操作表示部1cに表示する設備機器3の運転状態(監視結果)を更新する。
このように、コントローラ1から設備機器3へ制御要求IDを送信することによって、複数の設備機器3を一括制御できる。ここで、コントローラ1は、GUI機能を有する操作表示部1cを備えており、この操作表示部1cの表示画面を見ながら、ユーザが一括制御における各設備機器3の動作内容を設定する。設定された一括制御パターンの動作内容と、その制御要求IDとは、各設備機器3へ送信され、各設備機器3では、受信した制御要求IDに対応する自器の動作内容を動作内容記憶部3dに記憶することで、一括制御パターンの設定がなされる。そして、コントローラ1の操作表示部1cに表示される所望の一括制御ボタンが押下されることで、所望の一括制御パターンに対応する制御要求IDがコントローラ1からマルチキャスト送信され、一括制御が実行される。なお、一括制御パターンにおける各設備機器3の動作内容および制御要求IDは、工場出荷時に予め設定されていてもよい。
また、コントローラ1が設備機器3を個別に制御する場合には、制御部1bが、制御対象の設備機器3に対して、個別制御の制御要求IDをユニキャスト送信することによって行われる。
次に、本実施形態では、操作端末2の操作スイッチ2cをオン・オフする一括制御操作を行うことでも、複数の設備機器3の一括制御を行うことができる。以下、操作端末2による一括制御パターンの設定および操作について説明する。
まず、いずれか1つの操作端末2の操作スイッチ2cをモード切換操作(長押操作、またはモード切換スイッチを別に設けてもよい)することによって、当該操作された操作端末2では、モード切換部2dが、操作端末2の動作を通常モードから登録モードに移行させるとともに、制御部2bは、コントローラ1に対して、登録モード設定コマンドをユニキャスト送信する。登録モード設定コマンドを受信したコントローラ1では、モード切換部1dが、コントローラ1の動作を通常モードから登録モードに移行させる。このようにして、モード切換操作された操作端末2とコントローラ1とが登録モードに移行する。
そして、コントローラ1の制御部1bは、各一括制御パターンの情報を予め記憶しており、要求ID記憶部1eには、各一括制御パターンに対応する制御要求IDが予め記憶されている。登録モードにおける制御部1bは、操作表示部1cに各一括制御パターンの情報を提示し、操作表示部1cのユーザ操作によって、いずれか1つの一括制御パターンが選択される。例えば、コントローラ1において一括制御パターン「おやすみ」が選択された状態で、登録モードに移行した操作端末2の操作スイッチ2cが関連付け操作(オン操作、またはオフ操作、またはオンオフ連続操作)されると、操作された操作端末2の制御部2bはコントローラ1へ操作信号を送信する。操作信号を受信したコントローラ1は、選択している一括制御パターン「おやすみ」に対応する制御要求IDを要求ID記憶部1eから読み出して、操作信号の送信元の操作端末2へ送信する。
関連付け操作された操作端末2の制御部2bは、コントローラ1から受信した制御要求IDを要求ID記憶部2eに記憶することで、当該操作端末2の操作スイッチ2cが、一括制御パターン「おやすみ」に関連付けられる。
上記一括制御パターンの関連付け処理が完了すると、登録モードの操作端末2では、操作スイッチ2cを再びモード切換操作(長押操作、またはモード切換スイッチを別に設けてもよい)することによって、モード切換部2dが、操作端末2の動作を登録モードから通常モードに移行させるとともに、制御部2bは、コントローラ1に対して、通常モード復帰コマンドをユニキャスト送信する。通常モード復帰コマンドを受信したコントローラ1では、モード切換部1dが、コントローラ1の動作を登録モードから通常モードに移行させる。このようにして、モード切換操作された操作端末2とコントローラ1とが通常モードに移行する。
または、登録モードの操作端末2では、制御部2bが、登録モード設定コマンドをコントローラ1へ定期的に送信し続け、上記一括制御パターンの関連付け処理が完了すると、操作スイッチ2cを再びモード切換操作(長押操作、またはモード切換スイッチを別に設けてもよい)することによって、モード切換部2dが、操作端末2の動作を登録モードから通常モードに移行させるとともに、制御部2bは、コントローラ1に対する登録モード設定コマンドの送信を停止し、登録モードのコントローラ1では、登録モード設定コマンドを一定時間受信しなければ、モード切換部1dが、コントローラ1の動作を登録モードから通常モードに移行させるタイムアウト処理を行うことで、モード切換操作された操作端末2とコントローラ1とが通常モードに移行してもよい。この場合、操作端末2は、コントローラ1に対する登録モード設定コマンドの定期送信を停止することで、通常モードに移行したことをコントローラ1に通知している。
そして、通常モードにおける操作端末2の制御部2bは、操作スイッチ2cをオンまたはオフする一括制御操作時に、要求ID記憶部2eから制御要求IDを読み出し、ネットワークNT上の設備機器3へ制御要求IDをマルチキャスト送信する。
設備機器3は、制御要求IDの各々に対応する自器の動作内容を動作内容記憶部3dに記憶しており、制御部3bは、操作端末2から受信した制御要求IDに対応する動作内容を動作内容記憶部3dに格納していれば、当該動作内容を動作内容記憶部3dから読み出して、機能部3cを当該動作内容に制御する。そして制御部3bは、制御後の状態変化通知をネットワークNTを介してコントローラ1に送信し、コントローラ1の制御部1bは、操作表示部1cに表示する設備機器3の運転状態(監視結果)を更新する。
このように、所定の一括制御パターンに関連付けられた操作端末2から設備機器3へ制御要求IDを送信することによって、複数の設備機器3を一括制御できる。したがって、GUI機能を具備しない壁スイッチ等の操作端末2であっても、所望の一括制御パターンに関連付けて、操作時に複数の設備機器3を一括制御することができる。而して、コントローラ1はリビングに設置し、操作表示部1cのGUI機能を利用して、一括制御の操作を行うだけでなく、複雑な一括制御パターンの設定も行い、さらに一括制御パターン「おでかけ」に関連付けた操作端末2を玄関付近に設置し、一括制御パターン「おやすみ」に関連付けた操作端末2を寝室に設置する等の構成が可能となり、安価、簡易に一括制御のための操作手段を増設して、ユーザビリティの向上が実現できる。すなわち、複数の設備機器の一括制御を行う操作手段を安価、且つ容易に設置可能な機器制御システムとなる。
さらに、本実施形態では、コントローラ1および操作端末2は、一括制御の操作時に制御要求IDをマルチキャスト送信し、具体的な動作内容の情報を保持した各設備機器3が、制御要求IDに応じた動作内容を自己で判断して動作するので、一括制御時にネットワーク上を伝送される信号長が短くなり、通信トラフィックの抑制を図ることができる。さらに、操作端末2は、少なくとも制御要求IDを記憶しておればよいので、操作端末2に必要なメモリリソースを低減することができる。
(実施形態2)
図2は、本実施形態の機器制御システムの構成を示し、1つのコントローラ1と、1乃至複数の操作端末2と、複数の設備機器3とが、ネットワークNTに接続して互いに通信可能に構成されている。
コントローラ1は、ネットワークNTとの間で信号授受を行うインターフェース機能を有する通信部1aと、コントローラ1の各部の制御を行う制御部1bと、タッチパネル付きのLCD表示画面を具備してGUI機能を有する操作表示部1cと、コントローラ1(制御部1b)の動作を通常モードまたは登録モードに切り換えるモード切換部1dと、各設備機器3の動作内容を具体的に指示する動作指示コマンドを記憶する動作内容記憶部1fとを備える。
操作端末2は、例えば屋内の壁面に設置される壁スイッチで構成されており、ネットワークNTとの間で信号授受を行うインターフェース機能を有する通信部2aと、操作端末2の各部の制御を行う制御部2bと、オン・オフ操作を行う操作スイッチ2cと、操作端末2(制御部2b)の動作を通常モードまたは登録モードに切り換えるモード切換部2dと、各設備機器3の動作内容を具体的に指示する動作指示コマンドを記憶する動作内容記憶部2fとを備える。なお、1つの操作端末が備える操作スイッチ2cの数は複数でもよく、動作内容記憶部2fは、各操作スイッチ2cに対応して、操作スイッチ2cと同数設けられる。
設備機器3は、照明、空調、音響等の機能を有する照明装置、空調装置、音響装置等で構成されており、ネットワークNTとの間で信号授受を行うインターフェース機能を有する通信部3aと、設備機器3の各部の制御を行う制御部3bと、設備機器3毎の機能(照明、空調、音響等)を有する機能部3cとを備える。
そしてコントローラ1の制御部1bは、通常モードにおいて設備機器3の監視・制御を行うが、以下では、コントローラ1による複数の設備機器3の一括制御について説明する。
まず、一括制御パターンとしては、「在宅」「おでかけ」「おやすみ」等の種類があり、例えば、一括制御パターン「在宅」では、宅内の照明装置が点灯して、空調装置、音響装置等が運転中になり、一括制御パターン「おでかけ」では、防犯装置が留守時の動作を開始し、照明装置が消灯し、空調装置等が停止し、一括制御パターン「おやすみ」では、防犯装置が就寝時の動作を開始し、照明装置は消灯し、音響装置等が停止する。
そして、コントローラ1の動作内容記憶部1fは、設備機器3の各一括制御パターン(「在宅」「おでかけ」「おやすみ」等)に対応した動作指示コマンドを記憶している。この動作指示コマンドは、当該一括制御における各設備機器3の動作内容を具体的に指示する情報であり、当該一括制御の対象となる複数の設備機器3の各アドレス、および複数の設備機器3の各動作内容が1つのコマンドに格納されている。そして、制御部1bは、操作表示部1cの操作や、センサ等の他の端末からネットワークNTを介して受信した信号に基づいて、動作内容記憶部1fから動作指示コマンドを読み出し、ネットワークNT上の設備機器3へ動作指示コマンドをマルチキャスト送信(一斉同報)する。
設備機器3の制御部3bは、コントローラ1から受信した動作指示コマンド内に自器のアドレスが格納されておれば、動作指示コマンドから自器宛の動作内容を取り出し、機能部3cを当該動作内容に制御する。そして制御部3bは、制御後の状態変化通知をネットワークNTを介してコントローラ1に送信し、コントローラ1の制御部1bは、操作表示部1cに表示する設備機器3の運転状態(監視結果)を更新する。
このように、コントローラ1から設備機器3へ動作指示コマンドを送信することによって、複数の設備機器3を一括制御できる。ここで、コントローラ1は、GUI機能を有する操作表示部1cを備えており、この操作表示部1cの表示画面を見ながら、ユーザが一括制御における各設備機器3の動作内容を設定する。そして、コントローラ1の操作表示部1cに表示される所望の一括制御ボタンが押下されることで、所望の一括制御パターンに対応する動作指示コマンドがコントローラ1からマルチキャスト送信され、一括制御が実行される。なお、一括制御パターンにおける各設備機器3の動作内容は、工場出荷時に予め設定されていてもよい。
また、コントローラ1が設備機器3を個別に制御する場合には、制御部1bが、制御対象の設備機器3に対して、個別制御の動作指示コマンドをユニキャスト送信することによって行われる。
次に、本実施形態では、操作端末2の操作スイッチ2cをオン・オフする一括制御操作を行うことでも、複数の設備機器3の一括制御を行うことができる。以下、操作端末2による一括制御パターンの設定および操作について説明する。
まず、いずれか1つの操作端末2の操作スイッチ2cをモード切換操作(長押操作、またはモード切換スイッチを別に設けてもよい)することによって、当該操作された操作端末2では、モード切換部2dが、操作端末2の動作を通常モードから登録モードに移行させるとともに、制御部2bは、コントローラ1に対して、登録モード設定コマンドをユニキャスト送信する。登録モード設定コマンドを受信したコントローラ1では、モード切換部1dが、コントローラ1の動作を通常モードから登録モードに移行させる。このようにして、モード切換操作された操作端末2とコントローラ1とが登録モードに移行する。
そして、コントローラ1の制御部1bは、各一括制御パターンの情報を予め記憶しており、動作内容記憶部1fには、各一括制御パターンに対応する動作指示コマンドが予め記憶されている。登録モードにおける制御部1bは、操作表示部1cに各一括制御パターンの情報を提示し、操作表示部1cのユーザ操作によって、いずれか1つの一括制御パターンが選択される。例えば、コントローラ1において一括制御パターン「おやすみ」が選択された状態で、登録モードに移行した操作端末2の操作スイッチ2cが関連付け操作(オン操作、またはオフ操作、またはオンオフ連続操作)されると、操作された操作端末2の制御部2bは操作信号をコントローラ1へ送信する。操作信号を受信したコントローラ1は、選択している一括制御パターン「おやすみ」に対応する動作指示コマンドを動作内容記憶部1fから読み出して、操作信号の送信元の操作端末2へ送信する。
関連付け操作された操作端末2の制御部2bは、コントローラ1から受信した動作指示コマンドを操作内容記憶部2fに記憶することで、当該操作端末2の操作スイッチ2cが、一括制御パターン「おやすみ」に関連付けられる。
上記一括制御パターンの関連付け処理が完了すると、登録モードの操作端末2では、操作スイッチ2cを再びモード切換操作(長押操作、またはモード切換スイッチを別に設けてもよい)することによって、モード切換部2dが、操作端末2の動作を登録モードから通常モードに移行させるとともに、制御部2bは、コントローラ1に対して、通常モード復帰コマンドをユニキャスト送信する。通常モード復帰コマンドを受信したコントローラ1では、モード切換部1dが、コントローラ1の動作を登録モードから通常モードに移行させる。このようにして、モード切換操作された操作端末2とコントローラ1とが通常モードに移行する。
または、登録モードの操作端末2では、制御部2bが、登録モード設定コマンドをコントローラ1へ定期的に送信し続け、上記一括制御パターンの関連付け処理が完了すると、操作スイッチ2cを再びモード切換操作(長押操作、またはモード切換スイッチを別に設けてもよい)することによって、モード切換部2dが、操作端末2の動作を登録モードから通常モードに移行させるとともに、制御部2bは、コントローラ1に対する登録モード設定コマンドの送信を停止し、登録モードのコントローラ1では、登録モード設定コマンドを一定時間受信しなければ、モード切換部1dが、コントローラ1の動作を登録モードから通常モードに移行させるタイムアウト処理を行うことで、モード切換操作された操作端末2とコントローラ1とが通常モードに移行してもよい。この場合、操作端末2は、コントローラ1に対する登録モード設定コマンドの定期送信を停止することで、通常モードに移行したことをコントローラ1に通知している。
そして、通常モードにおける操作端末2の制御部2bは、操作スイッチ2cをオンまたはオフする一括制御操作時に、操作内容記憶部2fから動作指示コマンドを読み出し、ネットワークNT上の設備機器3へ動作指示コマンドをマルチキャスト送信する。
設備機器3の制御部3bは、操作端末2から受信した動作指示コマンド内に自器のアドレスが格納されておれば、動作指示コマンドから自器宛の動作内容を取り出し、機能部3cを当該動作内容に制御する。そして制御部3bは、制御後の状態変化通知をネットワークNTを介してコントローラ1に送信し、コントローラ1の制御部1bは、操作表示部1cに表示する設備機器3の運転状態(監視結果)を更新する。
このように、所定の一括制御パターンに関連付けられた操作端末2から設備機器3へ動作指示コマンドを送信することによって、複数の設備機器3を一括制御できる。したがって、GUI機能を具備しない壁スイッチ等の操作端末2であっても、所望の一括制御パターンに関連付けて、操作時に複数の設備機器3を一括制御することができる。而して、コントローラ1はリビングに設置し、操作表示部1cのGUI機能を利用して、一括制御の操作を行うだけでなく、複雑な一括制御パターンの設定も行い、さらに一括制御パターン「おでかけ」に関連付けた操作端末2を玄関付近に設置し、一括制御パターン「おやすみ」に関連付けた操作端末2を寝室に設置する等の構成が可能となり、安価、簡易に一括制御のための操作手段を増設して、ユーザビリティの向上が実現できる。すなわち、複数の設備機器の一括制御を行う操作手段を安価、且つ容易に設置可能な機器制御システムとなる。
さらに、本実施形態では、コントローラ1および操作端末2は、一括制御の操作時に、各設備機器3の動作内容を具体的に指示する動作指示コマンドをマルチキャスト送信するので、各設備機器3は、制御内容に関する情報を予め記憶する必要がなく、設備機器3に必要なメモリリソースを低減することができる。
また、コントローラ1の制御部1bが、図示しないインターネット上のセンターサーバ等から新規の動作指示コマンドを取得して、動作内容記憶部1fに記憶することで、新しい一括制御パターンを容易に追加することができる。さらには、制御部1bが、図示しないインターネット上のセンターサーバ等から動作指示コマンドのアップデート情報を取得して、動作内容記憶部1fに記憶している動作指示コマンドをアップデートすることもできる。すなわち、一括制御パターンの追加、アップデートを容易に実行できる。
(実施形態3)
本実施形態は、実施形態1の操作端末2による制御要求IDを用いた一括制御を、コントローラ1が代理制御するものであり、図3に示すように、コントローラ1にID対応記憶部1gを設け、操作端末2にOID記憶部2gを設けて構成される。また、1つの操作端末が備える操作スイッチ2cの数は複数でもよく、OID記憶部2gは、各操作スイッチ2cに対応して、操作スイッチ2cと同数設けられる。なお、実施形態1と同様の構成には同一の符号を付して説明は省略する。
そしてコントローラ1の制御部1bは実施形態1と同様に、通常モードにおいて、制御要求IDを設備機器3へ送信することによって、複数の設備機器3を一括制御、個別制御する。
次に、本実施形態では、操作端末2の操作スイッチ2cをオン・オフする一括制御操作を行うことでも、複数の設備機器3の一括制御を行うことができる。以下、操作端末2による一括制御パターンの設定および操作について説明する。
まず、いずれか1つの操作端末2の操作スイッチ2cをモード切換操作(長押操作、またはモード切換スイッチを別に設けてもよい)することによって、当該操作された操作端末2では、モード切換部2dが、操作端末2の動作を通常モードから登録モードに移行させるとともに、制御部2bは、コントローラ1に対して、登録モード設定コマンドをユニキャスト送信する。登録モード設定コマンドを受信したコントローラ1では、モード切換部1dが、コントローラ1の動作を通常モードから登録モードに移行させる。このようにして、モード切換操作された操作端末2とコントローラ1とが登録モードに移行する。
そして、コントローラ1の制御部1bは、各一括制御パターンの情報を予め記憶しており、要求ID記憶部1eには、各一括制御パターンに対応する制御要求IDが予め記憶されている。登録モードにおける制御部1bは、操作表示部1cに各一括制御パターンの情報を提示し、操作表示部1cのユーザ操作によって、いずれか1つの一括制御パターンが選択される。例えば、コントローラ1において一括制御パターン「おやすみ」が選択された状態で、登録モードに移行した操作端末2の操作スイッチ2cが関連付け操作(オン操作、またはオフ操作、またはオンオフ連続操作)されると、操作された操作端末2の制御部2bは、操作された操作スイッチ2cのOID(オブジェクトID)をOID記憶部2gから読み出してコントローラ1へ送信する。OIDは、OID記憶部2gに予め格納された操作識別情報であり、操作端末2の操作スイッチ2c毎に固有に割り付けられたネットワークアドレスやハンドル番号である。
OIDを受信したコントローラ1は、当該受信したOIDを、選択している一括制御パターン「おやすみ」の制御要求IDに対応付け、このOID−制御要求IDの対応関係をID対応記憶部1gに記憶することで、当該操作端末2の操作スイッチ2cが、一括制御パターン「おやすみ」に関連付けられる。
上記一括制御パターンの関連付け処理が完了すると、登録モードの操作端末2では、操作スイッチ2cを再びモード切換操作(長押操作、またはモード切換スイッチを別に設けてもよい)することによって、モード切換部2dが、操作端末2の動作を登録モードから通常モードに移行させるとともに、制御部2bは、コントローラ1に対して、通常モード復帰コマンドをユニキャスト送信する。通常モード復帰コマンドを受信したコントローラ1では、モード切換部1dが、コントローラ1の動作を登録モードから通常モードに移行させる。このようにして、モード切換操作された操作端末2とコントローラ1とが通常モードに移行する。
または、登録モードの操作端末2では、制御部2bが、登録モード設定コマンドをコントローラ1へ定期的に送信し続け、上記一括制御パターンの関連付け処理が完了すると、操作スイッチ2cを再びモード切換操作(長押操作、またはモード切換スイッチを別に設けてもよい)することによって、モード切換部2dが、操作端末2の動作を登録モードから通常モードに移行させるとともに、制御部2bは、コントローラ1に対する登録モード設定コマンドの送信を停止し、登録モードのコントローラ1では、登録モード設定コマンドを一定時間受信しなければ、モード切換部1dが、コントローラ1の動作を登録モードから通常モードに移行させるタイムアウト処理を行うことで、モード切換操作された操作端末2とコントローラ1とが通常モードに移行してもよい。この場合、操作端末2は、コントローラ1に対する登録モード設定コマンドの定期送信を停止することで、通常モードに移行したことをコントローラ1に通知している。
そして、通常モードにおける操作端末2の制御部2bは、操作スイッチ2cオンまたはオフする一括制御操作時に、OID記憶部2gからOIDを読み出し、コントローラ1へOIDを送信する。
コントローラ1は、ID対応記憶部1gを参照して、操作端末2から受信したOIDに対応する制御要求IDを要求ID記憶部1eから読み出し、ネットワークNT上の設備機器3へ制御要求IDをマルチキャスト送信する。
設備機器3は、制御要求IDの各々に対応する自器の動作内容を動作内容記憶部3dに記憶しており、制御部3bは、操作端末2から受信した制御要求IDに対応する動作内容を動作内容記憶部3dに格納していれば、当該動作内容を動作内容記憶部3dから読み出して、機能部3cを当該動作内容に制御する。そして制御部3bは、制御後の状態変化通知をネットワークNTを介してコントローラ1に送信し、コントローラ1の制御部1bは、操作表示部1cに表示する設備機器3の運転状態(監視結果)を更新する。
このように、所定の一括制御パターンに関連付けられた操作端末2からコントローラ1へOIDを送信し、コントローラ1が、受信したOIDに基づいて設備機器3へ制御要求IDを送信する代理制御を行うことによって、複数の設備機器3を一括制御できる。
このように、本実施形態では、操作端末2が、一括制御の操作時に操作手段2cのOIDをコントローラ1へ送信し、コントローラ1は、受信したOIDに対応する制御要求IDをマルチキャスト送信し、具体的な動作内容の情報を保持した各設備機器3が、制御要求IDに応じた動作内容を自己で判断して動作する。すなわち、操作端末2の操作時には、コントローラ1が設備機器3を代理制御するので、制御要求IDはコントローラ1のみが保持しておればよく、操作端末2をより簡易に構成することができる。
(実施形態4)
本実施形態は、実施形態2の操作端末2による動作指示コマンドを用いた一括制御を、コントローラ1が代理制御するものであり、図4に示すように、コントローラ1に対応記憶部1hを設け、操作端末2にOID記憶部2gを設けて構成される。また、1つの操作端末が備える操作スイッチ2cの数は複数でもよく、OID記憶部2gは、各操作スイッチ2cに対応して、操作スイッチ2cと同数設けられる。なお、実施形態2と同様の構成には同一の符号を付して説明は省略する。
そしてコントローラ1の制御部1bは実施形態2と同様に、通常モードにおいて、動作指示コマンドを設備機器3へ送信することによって、複数の設備機器3を一括制御、個別制御する。
次に、本実施形態では、操作端末2の操作スイッチ2cをオン・オフする一括制御操作を行うことでも、複数の設備機器3の一括制御を行うことができる。以下、操作端末2による一括制御パターンの設定および操作について説明する。
まず、いずれか1つの操作端末2の操作スイッチ2cをモード切換操作(長押操作、またはモード切換スイッチを別に設けてもよい)することによって、当該操作された操作端末2では、モード切換部2dが、操作端末2の動作を通常モードから登録モードに移行させるとともに、制御部2bは、コントローラ1に対して、登録モード設定コマンドをユニキャスト送信する。登録モード設定コマンドを受信したコントローラ1では、モード切換部1dが、コントローラ1の動作を通常モードから登録モードに移行させる。このようにして、モード切換操作された操作端末2とコントローラ1とが登録モードに移行する。
そして、コントローラ1の制御部1bは、各一括制御パターンの情報を予め記憶しており、動作内容記憶部1fには、各一括制御パターンに対応する動作指示コマンドが予め記憶されている。登録モードにおける制御部1bは、操作表示部1cに各一括制御パターンの情報を提示し、操作表示部1cのユーザ操作によって、いずれか1つの一括制御パターンが選択される。例えば、コントローラ1において一括制御パターン「おやすみ」が選択された状態で、登録モードに移行した操作端末2の操作スイッチ2cが関連付け操作(オン操作、またはオフ操作、またはオンオフ連続操作)されると、操作された操作端末2の制御部2bは、操作された操作スイッチ2cのOID(オブジェクトID)をOID記憶部2gから読み出してコントローラ1へ送信する。OIDは、OID記憶部2gに予め格納された操作識別情報であり、操作端末2の操作スイッチ2c毎に固有に割り付けられたネットワークアドレスやハンドル番号である。
OIDを受信したコントローラ1は、当該受信したOIDを、選択している一括制御パターン「おやすみ」の動作指示コマンドに対応付け、このOID−動作指示コマンドの対応関係を対応記憶部1hに記憶することで、当該操作端末2の操作スイッチ2cが、一括制御パターン「おやすみ」に関連付けられる。
上記一括制御パターンの関連付け処理が完了すると、登録モードの操作端末2では、操作スイッチ2cを再びモード切換操作(長押操作、またはモード切換スイッチを別に設けてもよい)することによって、モード切換部2dが、操作端末2の動作を登録モードから通常モードに移行させるとともに、制御部2bは、コントローラ1に対して、通常モード復帰コマンドをユニキャスト送信する。通常モード復帰コマンドを受信したコントローラ1では、モード切換部1dが、コントローラ1の動作を登録モードから通常モードに移行させる。このようにして、モード切換操作された操作端末2とコントローラ1とが通常モードに移行する。
または、登録モードの操作端末2では、制御部2bが、登録モード設定コマンドをコントローラ1へ定期的に送信し続け、上記一括制御パターンの関連付け処理が完了すると、操作スイッチ2cを再びモード切換操作(長押操作、またはモード切換スイッチを別に設けてもよい)することによって、モード切換部2dが、操作端末2の動作を登録モードから通常モードに移行させるとともに、制御部2bは、コントローラ1に対する登録モード設定コマンドの送信を停止し、登録モードのコントローラ1では、登録モード設定コマンドを一定時間受信しなければ、モード切換部1dが、コントローラ1の動作を登録モードから通常モードに移行させるタイムアウト処理を行うことで、モード切換操作された操作端末2とコントローラ1とが通常モードに移行してもよい。この場合、操作端末2は、コントローラ1に対する登録モード設定コマンドの定期送信を停止することで、通常モードに移行したことをコントローラ1に通知している。
そして、通常モードにおける操作端末2の制御部2bは、操作スイッチ2cをオンまたはオフする一括制御操作時に、OID記憶部2gからOIDを読み出し、コントローラ1へOIDを送信する。
コントローラ1は、対応記憶部1hを参照して、操作端末2から受信したOIDに対応する動作指示コマンドを動作内容記憶部1fから読み出し、ネットワークNT上の設備機器3へ動作指示コマンドをマルチキャスト送信する。
設備機器3の制御部3bは、操作端末2から受信した動作指示コマンド内に自器のアドレスが格納されておれば、動作指示コマンドから自器宛の動作内容を取り出し、機能部3cを当該動作内容に制御する。そして制御部3bは、制御後の状態変化通知をネットワークNTを介してコントローラ1に送信し、コントローラ1の制御部1bは、操作表示部1cに表示する設備機器3の運転状態(監視結果)を更新する。
このように、所定の一括制御パターンに関連付けられた操作端末2からコントローラ1へOIDを送信し、コントローラ1が、受信したOIDに基づいて設備機器3へ動作指示コマンドを送信する代理制御を行うことによって、複数の設備機器3を一括制御できる。
このように、本実施形態では、操作端末2が、一括制御の操作時に操作手段2cのOIDをコントローラ1へ送信し、コントローラ1が、受信したOIDに対応する動作指示コマンドをマルチキャスト送信する。すなわち、操作端末2の操作時には、コントローラ1が設備機器3を代理制御するので、動作指示コマンドはコントローラ1のみが保持しておればよく、操作端末2をより簡易に構成することができる。
(実施形態5)
本実施形態は、通常モード−登録モードの切換動作が実施形態1と異なるものであり、実施形態1と同様の構成には同一の符号を付して説明は省略する。
まず、コントローラ1では、モード切換部1dが、操作表示部1cのユーザ操作によってコントローラ1の動作を通常モードから登録モードに移行させるとともに、制御部1bは、ネットワークNT上の全操作端末2に対して、登録モード設定コマンドをマルチキャスト送信する。登録モード設定コマンドを受信した操作端末2では、モード切換部2dが、操作端末2の動作を通常モードから登録モードに移行させる。このようにして、コントローラ1と全ての操作端末2とが登録モードに移行する。
そして、コントローラ1の制御部1bは、各一括制御パターンの情報を予め記憶しており、要求ID記憶部1eには、各一括制御パターンに対応する制御要求IDが予め記憶されている。登録モードにおける制御部1bは、操作表示部1cに各一括制御パターンの情報を提示し、操作表示部1cのユーザ操作によって、いずれか1つの一括制御パターンが選択される。例えば、コントローラ1において一括制御パターン「おやすみ」が選択された状態で、いずれか1つの操作端末2の操作スイッチ2cが関連付け操作(オン操作、またはオフ操作、またはオンオフ連続操作)されると、操作された操作端末2の制御部2bはコントローラ1へ操作信号を送信する。操作信号を受信したコントローラ1は、選択している一括制御パターン「おやすみ」に対応する制御要求IDを要求ID記憶部1eから読み出して、操作信号の送信元の操作端末2へ送信する。
操作された操作端末2の制御部2bは、コントローラ1から受信した制御要求IDを要求ID記憶部2eに記憶することで、当該操作端末2の操作スイッチ2cが、一括制御パターン「おやすみ」に関連付けられる。
上記一括制御パターンの関連付け処理が完了すると、コントローラ1では、モード切換部1dが、操作表示部1cのユーザ操作によってコントローラ1の動作を登録モードから通常モードに移行させるとともに、制御部1bは、ネットワークNT上の全操作端末2に対して、通常モード復帰コマンドをマルチキャスト送信する。通常モード復帰コマンドを受信した操作端末2では、モード切換部2dが、操作端末2の動作を登録モードから通常モードに移行させる。このようにして、コントローラ1と全ての操作端末2とが通常モードに移行する。
または、登録モードのコントローラ1では、制御部1bが、登録モード設定コマンドを操作端末2へ定期的にマルチキャスト送信し続け、上記一括制御パターンの関連付け処理が完了すると、モード切換部1dが、操作表示部1cのユーザ操作によってコントローラ1の動作を登録モードから通常モードに移行させるとともに、制御部1bは、操作端末2に対する登録モード設定コマンドのマルチキャスト送信を停止し、登録モードの操作端末2では、登録モード設定コマンドを一定時間受信しなければ、モード切換部2dが、操作端末2の動作を登録モードから通常モードに移行させるタイムアウト処理を行うことで、コントローラ1と全ての操作端末2とが通常モードに移行してもよい。この場合、コントローラ1は、操作端末2に対する登録モード設定コマンドの定期送信を停止することで、通常モードに移行したことを操作端末2に通知している。
また、通常モード時の動作は実施形態1と同様であり、説明は省略する。
(実施形態6)
本実施形態は、通常モード−登録モードの切換動作が実施形態2と異なるものであり、実施形態2と同様の構成には同一の符号を付して説明は省略する。
まず、コントローラ1では、モード切換部1dが、操作表示部1cのユーザ操作によってコントローラ1の動作を通常モードから登録モードに移行させるとともに、制御部1bは、ネットワークNT上の全操作端末2に対して、登録モード設定コマンドをマルチキャスト送信する。登録モード設定コマンドを受信した操作端末2では、モード切換部2dが、操作端末2の動作を通常モードから登録モードに移行させる。このようにして、コントローラ1と全ての操作端末2とが登録モードに移行する。
そして、コントローラ1の制御部1bは、各一括制御パターンの情報を予め記憶しており、動作内容記憶部1fには、各一括制御パターンに対応する動作指示コマンドが予め記憶されている。登録モードにおける制御部1bは、操作表示部1cに各一括制御パターンの情報を提示し、操作表示部1cのユーザ操作によって、いずれか1つの一括制御パターンが選択される。例えば、コントローラ1において一括制御パターン「おやすみ」が選択された状態で、いずれか1つの操作端末2の操作スイッチ2cが関連付け操作(オン操作、またはオフ操作、またはオンオフ連続操作)されると、操作された操作端末2の制御部2bは操作信号をコントローラ1へ送信する。操作信号を受信したコントローラ1は、選択している一括制御パターン「おやすみ」に対応する動作指示コマンドを動作内容記憶部1fから読み出して、操作信号の送信元の操作端末2へ送信する。
操作された操作端末2の制御部2bは、コントローラ1から受信した動作指示コマンドを操作内容記憶部2fに記憶することで、当該操作端末2の操作スイッチ2cが、一括制御パターン「おやすみ」に関連付けられる。
上記一括制御パターンの関連付け処理が完了すると、コントローラ1では、モード切換部1dが、操作表示部1cのユーザ操作によってコントローラ1の動作を登録モードから通常モードに移行させるとともに、制御部1bは、ネットワークNT上の全操作端末2に対して、通常モード復帰コマンドをマルチキャスト送信する。通常モード復帰コマンドを受信した操作端末2では、モード切換部2dが、操作端末2の動作を登録モードから通常モードに移行させる。このようにして、コントローラ1と全ての操作端末2とが通常モードに移行する。
または、登録モードのコントローラ1では、制御部1bが、登録モード設定コマンドを操作端末2へ定期的にマルチキャスト送信し続け、上記一括制御パターンの関連付け処理が完了すると、モード切換部1dが、操作表示部1cのユーザ操作によってコントローラ1の動作を登録モードから通常モードに移行させるとともに、制御部1bは、操作端末2に対する登録モード設定コマンドのマルチキャスト送信を停止し、登録モードの操作端末2では、登録モード設定コマンドを一定時間受信しなければ、モード切換部2dが、操作端末2の動作を登録モードから通常モードに移行させるタイムアウト処理を行うことで、コントローラ1と全ての操作端末2とが通常モードに移行してもよい。この場合、コントローラ1は、操作端末2に対する登録モード設定コマンドの定期送信を停止することで、通常モードに移行したことを操作端末2に通知している。
また、通常モード時の動作は実施形態2と同様であり、説明は省略する。
(実施形態7)
本実施形態は、通常モード−登録モードの切換動作が実施形態3と異なるものであり、実施形態3と同様の構成には同一の符号を付して説明は省略する。
まず、コントローラ1では、モード切換部1dが、操作表示部1cのユーザ操作によってコントローラ1の動作を通常モードから登録モードに移行させるとともに、制御部1bは、ネットワークNT上の全操作端末2に対して、登録モード設定コマンドをマルチキャスト送信する。登録モード設定コマンドを受信した操作端末2では、モード切換部2dが、操作端末2の動作を通常モードから登録モードに移行させる。このようにして、コントローラ1と全ての操作端末2とが登録モードに移行する。
そして、コントローラ1の制御部1bは、各一括制御パターンの情報を予め記憶しており、要求ID記憶部1eには、各一括制御パターンに対応する制御要求IDが予め記憶されている。登録モードにおける制御部1bは、操作表示部1cに各一括制御パターンの情報を提示し、操作表示部1cのユーザ操作によって、いずれか1つの一括制御パターンが選択される。例えば、コントローラ1において一括制御パターン「おやすみ」が選択された状態で、いずれか1つの操作端末2の操作スイッチ2cが関連付け操作(オン操作、またはオフ操作、またはオンオフ連続操作)されると、操作された操作端末2の制御部2bは、操作された操作スイッチ2cのOID(オブジェクトID)をOID記憶部2gから読み出してコントローラ1へ送信する。OIDは、OID記憶部2gに予め格納された操作識別情報であり、操作端末2の操作スイッチ2c毎に固有に割り付けられたネットワークアドレスやハンドル番号である。
OIDを受信したコントローラ1は、当該受信したOIDを、選択している一括制御パターン「おやすみ」の制御要求IDに対応付け、このOID−制御要求IDの対応関係をID対応記憶部1gに記憶することで、当該操作端末2の操作スイッチ2cが、一括制御パターン「おやすみ」に関連付けられる。
上記一括制御パターンの関連付け処理が完了すると、コントローラ1では、モード切換部1dが、操作表示部1cのユーザ操作によってコントローラ1の動作を登録モードから通常モードに移行させるとともに、制御部1bは、ネットワークNT上の全操作端末2に対して、通常モード復帰コマンドをマルチキャスト送信する。通常モード復帰コマンドを受信した操作端末2では、モード切換部2dが、操作端末2の動作を登録モードから通常モードに移行させる。このようにして、コントローラ1と全ての操作端末2とが通常モードに移行する。
または、登録モードのコントローラ1では、制御部1bが、登録モード設定コマンドを操作端末2へ定期的にマルチキャスト送信し続け、上記一括制御パターンの関連付け処理が完了すると、モード切換部1dが、操作表示部1cのユーザ操作によってコントローラ1の動作を登録モードから通常モードに移行させるとともに、制御部1bは、操作端末2に対する登録モード設定コマンドのマルチキャスト送信を停止し、登録モードの操作端末2では、登録モード設定コマンドを一定時間受信しなければ、モード切換部2dが、操作端末2の動作を登録モードから通常モードに移行させるタイムアウト処理を行うことで、コントローラ1と全ての操作端末2とが通常モードに移行してもよい。この場合、コントローラ1は、操作端末2に対する登録モード設定コマンドの定期送信を停止することで、通常モードに移行したことを操作端末2に通知している。
また、通常モード時の動作は実施形態3と同様であり、説明は省略する。
(実施形態8)
本実施形態は、通常モード−登録モードの切換動作が実施形態4と異なるものであり、実施形態4と同様の構成には同一の符号を付して説明は省略する。
まず、コントローラ1では、モード切換部1dが、操作表示部1cのユーザ操作によってコントローラ1の動作を通常モードから登録モードに移行させるとともに、制御部1bは、ネットワークNT上の全操作端末2に対して、登録モード設定コマンドをマルチキャスト送信する。登録モード設定コマンドを受信した操作端末2では、モード切換部2dが、操作端末2の動作を通常モードから登録モードに移行させる。このようにして、コントローラ1と全ての操作端末2とが登録モードに移行する。
そして、コントローラ1の制御部1bは、各一括制御パターンの情報を予め記憶しており、動作内容記憶部1fには、各一括制御パターンに対応する動作指示コマンドが予め記憶されている。登録モードにおける制御部1bは、操作表示部1cに各一括制御パターンの情報を提示し、操作表示部1cのユーザ操作によって、いずれか1つの一括制御パターンが選択される。例えば、コントローラ1において一括制御パターン「おやすみ」が選択された状態で、いずれか1つの操作端末2の操作スイッチ2cが関連付け操作(オン操作、またはオフ操作、またはオンオフ連続操作)されると、操作された操作端末2の制御部2bは、操作された操作スイッチ2cのOID(オブジェクトID)をOID記憶部2gから読み出してコントローラ1へ送信する。OIDは、OID記憶部2gに予め格納された操作識別情報であり、操作端末2の操作スイッチ2c毎に固有に割り付けられたネットワークアドレスやハンドル番号である。
OIDを受信したコントローラ1は、当該受信したOIDを、選択している一括制御パターン「おやすみ」の動作指示コマンドに対応付け、このOID−動作指示コマンドの対応関係を対応記憶部1hに記憶することで、当該操作端末2の操作スイッチ2cが、一括制御パターン「おやすみ」に関連付けられる。
上記一括制御パターンの関連付け処理が完了すると、コントローラ1では、モード切換部1dが、操作表示部1cのユーザ操作によってコントローラ1の動作を登録モードから通常モードに移行させるとともに、制御部1bは、ネットワークNT上の全操作端末2に対して、通常モード復帰コマンドをマルチキャスト送信する。通常モード復帰コマンドを受信した操作端末2では、モード切換部2dが、操作端末2の動作を登録モードから通常モードに移行させる。このようにして、コントローラ1と全ての操作端末2とが通常モードに移行する。
または、登録モードのコントローラ1では、制御部1bが、登録モード設定コマンドを操作端末2へ定期的にマルチキャスト送信し続け、上記一括制御パターンの関連付け処理が完了すると、モード切換部1dが、操作表示部1cのユーザ操作によってコントローラ1の動作を登録モードから通常モードに移行させるとともに、制御部1bは、操作端末2に対する登録モード設定コマンドのマルチキャスト送信を停止し、登録モードの操作端末2では、登録モード設定コマンドを一定時間受信しなければ、モード切換部2dが、操作端末2の動作を登録モードから通常モードに移行させるタイムアウト処理を行うことで、コントローラ1と全ての操作端末2とが通常モードに移行してもよい。この場合、コントローラ1は、操作端末2に対する登録モード設定コマンドの定期送信を停止することで、通常モードに移行したことを操作端末2に通知している。
また、通常モード時の動作は実施形態4と同様であり、説明は省略する。
(実施形態9)
本実施形態は、図5、図6に示すように、LED素子を点灯・消灯するLED表示部2hを操作端末2に設けたものであり、以下、実施形態2または実施形態6の構成を例にして説明する。なお、図6においては、1つの操作端末2に、2つの操作スイッチ2cを設け、各操作スイッチ2cの押ボタンに表示LED2hが露設されており、操作スイッチ2cの各々が一括制御パターンに関連付けられている。
まず、図7に示す通常モード時の動作シーケンスにおいて、操作端末2の制御部2bは、操作スイッチ2cをオンまたはオフする一括制御操作時に、操作内容記憶部2fから動作指示コマンドを読み出し、ネットワークNT上の設備機器3へ動作指示コマンドをマルチキャスト送信する(S1)。一括制御操作された操作端末2は、一括制御の処理が完了するまで表示LED2hを点滅させる等によって、一括制御の処理中であることを仮表示する(S2)。
設備機器3の制御部3bは、操作端末2から受信した動作指示コマンド内に自器のアドレスが格納されておれば、動作指示コマンドから自器宛の動作内容を取り出し、機能部3cを当該動作内容に制御する。そして制御部3bは、制御後の状態変化通知(制御値)をネットワークNTを介してコントローラ1および操作端末2へマルチキャスト送信する(S3)。
コントローラ1の制御部1bは、動作内容記憶部1fに記憶している動作指示コマンドを参照し、各設備機器3から受信した状態変化通知に基づいて、設備機器3の運転状態(監視結果)を検知し、操作表示部1cに表示する設備機器3の運転状態(監視結果)を更新する。一括制御対象の全ての設備機器3から状態変化通知が返送された場合、操作表示部1cの表示内容を、実行中の一括制御パターンの報知画面に更新する。しかし、一括制御対象の全ての設備機器3から状態変化通知が返送されなかった場合、操作表示部1cの表示内容を、異常発生画面に更新する(S4)。
また、操作端末2のLED表示部2hも、動作内容記憶部2fに記憶している動作指示コマンドを参照し、各設備機器3から受信した状態変化通知に基づいて、設備機器3の運転状態(監視結果)を検知し、LED素子の点灯状態を変更する。一括制御対象の全ての設備機器3から状態変化通知が返送された場合、LED表示部2hはLED素子を点滅状態から点灯状態に切り換えて、一括制御が完了したことを報知する。しかし、一括制御対象の全ての設備機器3から状態変化通知が返送されなかった場合、LED表示部2hはLED素子を点滅状態から消灯状態に切り換えて、一括制御が失敗したことを報知する。あるいは、一括制御の成否に応じて、LED素子の発光色を切り換えてもよい(S4)。
このように、本実施形態では、コントローラ1だけでなく、操作端末2においても一括制御の成否を視覚的に確認でき、ユーザビリティが向上する。なお、ネットワークNT上の全操作端末2の操作スイッチ2cに設けたLED表示部2hを、一括制御の成否に応じて表示を切り換えてもよく、または一括制御の操作を行った操作スイッチ2cに設けたLED表示部2hのみを、一括制御の成否に応じて表示を切り換えてもよい。
(実施形態10)
本実施形態は、実施形態9において、コントローラ1および操作端末2が、ネットワークNT上を伝送する状態変化通知等のマルチキャストパケット(一斉同報信号)を選択的に受信する構成を備えており、受信不要なマルチキャストパケットをネットワーク層で破棄することで、コントローラ1および操作端末2が具備するCPUの負荷を軽減させている。
具体的には、ネットワークNT上を伝送するマルチキャストパケットには、送信元においてマルチキャストアドレス(一斉同報用アドレス)が付加されている。このマルチキャストアドレスは、システム通信用、状態検知用、制御用、設定用等のようなマルチキャストパケットの用途に応じて、互いに異なるアドレスに設定される。そこで、コントローラ1は、制御用のマルチキャストパケットを受信する必要がないので、制御部1bは、システム通信用、状態検知用、設定用のマルチキャストアドレスのみを受信可能に設定され、制御用のマルチキャストアドレスが付加されたマルチキャストパケットは、制御部1bがネットワーク層で破棄する。
また、複数のコントローラ1を同一のネットワークNTに接続して、同一のネットワークNTを、照明制御用の機器制御システム、情報機器制御用の機器制御システム、住宅設備制御用の機器制御システム等のような複数系統の機器制御システムで共用する場合があり、この場合、マルチキャストアドレスは、機器制御システムの系統毎に互いに異なるアドレスに設定される。そこで、照明制御用の機器制御システムに用いるコントローラ1は、情報機器制御用、住宅設備制御用のマルチキャストパケットを受信する必要がないので、制御部1bは、照明制御用のマルチキャストアドレスのみを受信可能に設定され、情報機器制御用および住宅設備制御用のマルチキャストアドレスが付加されたマルチキャストパケットは、制御部1bがネットワーク層で破棄する。
さらに、照明制御用の機器制御システムに用いる操作端末2も同様に、情報機器制御用、住宅設備制御用のマルチキャストパケットを受信する必要がないので、制御部2bは、照明制御用のマルチキャストアドレスのみを受信可能に設定され、情報機器制御用および住宅設備制御用のマルチキャストアドレスが付加されたマルチキャストパケットは、制御部2bがネットワーク層で破棄する。
このように、コントローラ1および操作端末2が、ネットワークNT上のマルチキャストパケットを選択的に受信し、不要なマルチキャストパケットを破棄しており、設備機器3からコントローラ1および操作端末2へマルチキャスト送信される状態変化通知の受信処理に係るCPU負荷を低減させることができる。
コントローラ1および操作端末2における受信可能なマルチパケットアドレスの設定は、以下のように行われる。まず、コントローラ1の制御部1bが、ネットワークNTに接続された自システムの配下の設備機器3(自己が制御する設備機器3)を、UPnP(Universal Plug and Play)機能等によって自動検出し、当該検出した設備機器3から各機器で用いるマルチパケットアドレスの情報を取得する。そして、取得したマルチパケットアドレスのうち、受信が必要なマルチパケットアドレスを選択して記憶することで、受信可能なマルチパケットアドレスが設定される。上記設備機器3から取得したマルチパケットアドレスの選択処理は、ユーザ操作によって行う方法や、制御部1bが自己のシステム設定に応じて自動で行う方法がある。
さらに、コントローラ1の制御部1bは、動作内容記憶部1fに記憶している動作指示コマンドを参照して、各操作端末2において受信が必要なマルチパケットアドレスを選択し、当該選択したマルチパケットアドレスの情報を各操作端末2へ送信する。各操作端末2では、制御部2bが、コントローラ1から受信したマルチパケットアドレスの情報を記憶することで、受信可能なマルチパケットアドレスが割り当てられる。
1 コントローラ
1b 制御部
1d モード切換部
1e 要求ID記憶部
2 操作端末
2b 制御部
2c 操作スイッチ
2d モード切換部
2e 要求ID記憶部
3 設備機器
3d 動作内容記憶部
NT ネットワーク

Claims (10)

  1. 複数の設備機器と、表示画面を具備し、制御要求IDと各設備機器の動作内容を含む動作指示コマンドとの少なくともいずれか一方を用いて各設備機器を制御するコントローラと、複数の設備機器を一括制御するための一括制御操作が行われる操作手段とが、ネットワークに接続して互いに通信可能であり、
    コントローラは、各設備機器を制御する通常モードと、操作手段を設備機器の一括制御パターンに関連付ける登録モードとを切り換える第1のモード切換手段を備え、操作手段は、複数の設備機器を一括制御する通常モードと、自己を設備機器の一括制御パターンに関連付ける登録モードとを切り換える第2のモード切換手段を備え、
    コントローラは、第1のモード切換手段によって登録モードに移行した場合、設備機器の一括制御パターンを表示画面に1乃至複数表示して、当該表示した設備機器の一括制御パターンのうちいずれか1つを選択し、
    登録モードのコントローラが設備機器の一括制御パターンを選択しているときに、第2のモード切換手段によって登録モードに移行した操作手段が関連付け操作された場合、当該操作された操作手段がコントローラから所定情報を取得する、またはコントローラが当該操作された操作手段から所定情報を取得することで、当該操作された操作手段は、コントローラが選択した設備機器の一括制御パターンに関連付けられ、
    当該一括制御パターンの関連付けが完了すると、コントローラは第1のモード切換手段によって通常モードに移行し、操作手段は第2のモード切換手段によって通常モードに移行し、
    通常モードの操作手段が一括制御操作された場合、操作手段またはコントローラが前記取得した所定情報を用いて、前記関連付けられた一括制御パターンに設備機器を一括制御する
    ことを特徴とする機器制御システム。
  2. 通常モードの操作手段がモード切換操作された場合、当該操作された操作手段は、第2のモード切換手段によって登録モードに移行するとともに、前記コントローラへ登録モード設定コマンドを送信し、登録モード設定コマンドを受信したコントローラは、第1のモード切換手段によって登録モードに移行するとともに、設備機器の一括制御パターンを表示画面に1乃至複数表示して、当該表示した設備機器の一括制御パターンのうちいずれか1つを選択し、
    登録モードのコントローラが設備機器の一括制御パターンを選択しているときに、登録モードの操作手段が関連付け操作された場合、当該操作された操作手段がコントローラから所定情報を取得する、またはコントローラが当該操作された操作手段から所定情報を取得することで、当該操作された操作手段は、コントローラが選択した設備機器の一括制御パターンに関連付けられ、
    操作手段は、当該一括制御パターンの関連付けが完了した後にモード切換操作されると、第2のモード切換手段によって通常モードに移行するとともに、通常モードに移行したことをコントローラへ通知し、
    操作手段が通常モードに移行したことを通知されたコントローラは、第1のモード切換手段によって通常モードに移行する
    ことを特徴とする請求項1記載の機器制御システム。
  3. 前記コントローラは、第1のモード切換手段によって登録モードに移行した場合、前記操作手段へ登録モード設定コマンドを送信するとともに、設備機器の一括制御パターンを表示画面に1乃至複数表示して、当該表示した設備機器の一括制御パターンのうちいずれか1つを選択し、
    登録モード設定コマンドを受信した操作手段は、第2のモード切換手段によって登録モードに移行し、登録モードのコントローラが設備機器の一括制御パターンを選択しているときに、登録モードの操作手段が関連付け操作された場合、当該操作された操作手段がコントローラから所定情報を取得する、またはコントローラが当該操作された操作手段から所定情報を取得することで、当該操作された操作手段は、コントローラが選択した設備機器の一括制御パターンに関連付けられ、
    コントローラは、当該一括制御パターンの関連付けが完了すると、第1のモード切換手段によって通常モードに移行するとともに、通常モードに移行したことを操作手段へ通知し、
    コントローラが通常モードに移行したことを通知された操作手段は、第2のモード切換手段によって通常モードに移行する
    ことを特徴とする請求項1記載の機器制御システム。
  4. 前記コントローラは、前記設備機器の一括制御パターンの各々に対応する制御要求IDを記憶する第1の要求ID記憶手段を備え、
    設備機器は、各制御要求IDに対応する自器の動作内容を記憶する動作内容記憶手段を備えて、制御要求IDを受信した場合に、当該受信した制御要求IDに対応する動作内容を動作内容記憶手段から読み出して実行し、
    登録モードのコントローラが設備機器の一括制御パターンを選択しているときに、登録モードの前記操作手段が関連付け操作された場合、当該操作された操作手段は、コントローラが選択した設備機器の一括制御パターンに対応する制御要求IDをコントローラから取得して第2の要求ID記憶手段に記憶することで、当該選択した設備機器の一括制御パターンに関連付けられ、
    通常モードの操作手段は、一括制御操作時に、第2の要求ID記憶手段から制御要求IDを読み出して複数の設備機器へ送信し、設備機器は、操作手段から受信した制御要求IDに対応する動作内容を動作内容記憶手段から読み出して実行する
    ことを特徴とする請求項1乃至3いずれか記載の機器制御システム。
  5. 前記コントローラは、前記設備機器の一括制御パターンの各々に対応して各設備機器の動作内容を含む動作指示コマンドを記憶する第1の動作内容記憶手段を備え、
    登録モードのコントローラが設備機器の一括制御パターンを選択しているときに、登録モードの前記操作手段が関連付け操作された場合、当該操作された操作手段は、コントローラが選択した設備機器の一括制御パターンに対応する動作指示コマンドをコントローラから取得して第2の動作内容記憶手段に記憶することで、当該選択した設備機器の一括制御パターンに関連付けられ、
    通常モードの操作手段は、一括制御操作時に、第2の動作内容記憶手段から動作指示コマンドを読み出して、当該読み出した動作指示コマンドを各設備機器へ送信し、設備機器は、操作手段から受信した動作指示コマンドに含まれる動作内容を実行する
    ことを特徴とする請求項1乃至3いずれか記載の機器制御システム。
  6. 前記コントローラは、前記設備機器の一括制御パターンの各々に対応する制御要求IDを記憶する要求ID記憶手段を備え、
    設備機器は、各制御要求IDに対応する自器の動作内容を記憶する動作内容記憶手段を備えて、制御要求IDを受信した場合に、当該受信した制御要求IDに対応する動作内容を動作内容記憶手段から読み出して実行し、
    前記操作手段は、操作手段毎に固有に予め割り付けられた操作識別情報を記憶する識別情報記憶手段を備え、
    登録モードのコントローラが設備機器の一括制御パターンを選択しているときに、登録モードの前記操作手段が関連付け操作された場合、当該操作された操作手段は、識別情報記憶手段から操作識別情報を読み出してコントローラへ送信し、コントローラは、受信した操作識別情報を前記選択した設備機器の一括制御パターンに対応付けることで、当該操作された操作手段が前記選択した設備機器の一括制御パターンに関連付けられ、
    通常モードの操作手段は、一括制御操作時に、識別情報記憶手段から操作識別情報を読み出してコントローラへ送信し、通常モードのコントローラは、受信した操作識別情報に対応付けた一括制御パターンの制御要求IDをID記憶手段から読み出して各設備機器へ送信し、設備機器は、コントローラから受信した制御要求IDに対応する動作内容を動作内容記憶手段から読み出して実行する
    ことを特徴とする請求項1乃至3いずれか記載の機器制御システム。
  7. 前記コントローラは、前記設備機器の一括制御パターンの各々に対応して各設備機器の動作内容を含む動作指示コマンドを記憶する動作内容記憶手段を備え、
    前記操作手段は、操作手段毎に固有に予め割り付けられた操作識別情報を記憶する識別情報記憶手段を備え、
    登録モードのコントローラが設備機器の一括制御パターンを選択しているときに、登録モードの前記操作手段が関連付け操作された場合、当該操作された操作手段は、識別情報記憶手段から操作識別情報を読み出してコントローラへ送信し、コントローラは、受信した操作識別情報を前記選択した設備機器の一括制御パターンに対応付けることで、当該操作された操作手段が前記選択した設備機器の一括制御パターンに関連付けられ、
    通常モードの操作手段は、一括制御操作時に、識別情報記憶手段から操作識別情報を読み出してコントローラへ送信し、通常モードのコントローラは、受信した操作識別情報に対応付けた一括制御パターンの動作指示コマンドを動作内容記憶手段から読み出して各設備機器へ送信し、設備機器は、操作手段から受信した動作指示コマンドに含まれる動作内容を実行する
    ことを特徴とする請求項1乃至3いずれか記載の機器制御システム。
  8. 前記操作手段の一括制御操作によって一括制御された各設備機器は、自己の動作状態の変化に応じた状態変化通知をネットワーク上に一斉同報し、
    操作手段は、各設備機器から受信した状態変化通知に基づいて、一括制御の結果を表示する表示手段を備え、
    前記コントローラは、各設備機器から受信した状態変化通知に基づいて、一括制御の結果を前記表示画面に表示する
    ことを特徴とする請求項5記載の機器制御システム。
  9. 前記操作手段の一括制御操作によって一括制御された各設備機器は、自己の動作状態の変化に応じた状態変化通知をネットワーク上に一斉同報し、
    1乃至複数の前記コントローラがネットワークに接続され、各コントローラは、ネットワークに接続された複数の設備機器のうち、当該コントローラによって制御される設備機器を検出し、検出した設備機器から、当該設備機器が状態変化通知の一斉同報先に設定する一斉同報用アドレスを取得して記憶し、ネットワーク上を伝送する状態変化通知のうち、前記記憶した一斉同報用アドレスを送信先に設定された状態変化通知のみを受信することを特徴とする請求項1乃至8いずれか記載の機器制御システム。
  10. 各コントローラは、前記記憶した一斉同報用アドレスから、各操作手段に関連付けられた一括制御パターンに含まれる設備機器が一斉同報先に設定する一斉同報用アドレスを操作手段毎に抽出して、当該抽出した一斉同報用アドレスの情報を各操作手段へ送信し、各操作手段は、コントローラから受信した一斉同報用アドレスの情報を記憶し、ネットワーク上を伝送する状態変化通知のうち、前記記憶した一斉同報用アドレスを送信先に設定された状態変化通知のみを受信することを特徴とする請求項9記載の機器制御システム。
JP2009268112A 2009-11-25 2009-11-25 機器制御システム Expired - Fee Related JP5276574B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009268112A JP5276574B2 (ja) 2009-11-25 2009-11-25 機器制御システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009268112A JP5276574B2 (ja) 2009-11-25 2009-11-25 機器制御システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011114499A JP2011114499A (ja) 2011-06-09
JP5276574B2 true JP5276574B2 (ja) 2013-08-28

Family

ID=44236526

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009268112A Expired - Fee Related JP5276574B2 (ja) 2009-11-25 2009-11-25 機器制御システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5276574B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014027391A1 (ja) * 2012-08-13 2014-02-20 三菱電機株式会社 空気調和装置の通信システム及び通信方法
JP6314051B2 (ja) * 2014-05-29 2018-04-18 パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカPanasonic Intellectual Property Corporation of America 空調機器を遠隔制御する端末装置の制御方法、端末装置が実行するプログラム及び端末装置が実行するレコメンド方法
CN107409461B (zh) * 2015-07-23 2019-03-26 南京东屋电气有限公司 可编程开关系统

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4265252B2 (ja) * 2003-03-26 2009-05-20 パナソニック電工株式会社 遠隔監視制御システム
JP2006311339A (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Matsushita Electric Works Ltd リモコンシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011114499A (ja) 2011-06-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6574234B1 (en) Method and apparatus for controlling network devices
JP5579090B2 (ja) 家電機器システムおよび無線設定方法
WO2013073492A1 (ja) 空気調和機およびリモコン
US20140253301A1 (en) Communications device and communications system
KR101016154B1 (ko) 부하 제어 시스템
JP5276574B2 (ja) 機器制御システム
JP5683313B2 (ja) 情報処理装置、起動制御方法、及びプログラム
JP6456794B2 (ja) 端末、およびその制御方法
JP4915953B2 (ja) 負荷制御システム
JP4821874B2 (ja) 負荷制御システム
JP4821880B2 (ja) 負荷制御システム
JP5887856B2 (ja) 空気調和機、空気調和機本体およびリモコン
JP2009239727A (ja) ネットワークシステム
JP2011070880A (ja) 照明制御装置
JP2010258535A (ja) 負荷制御システム
JP4821876B2 (ja) 負荷制御システム
JP6362321B2 (ja) 家電機器制御装置、ホームネットワークシステム、およびテレビ
JP2006033313A (ja) ネット家電機器システム、ネット家電機器の連携方法およびそのプログラム
KR101088746B1 (ko) 부하 제어 시스템
JP5271241B2 (ja) リモコンシステム
JP6548812B2 (ja) 制御装置及び制御システム
JP2002310487A (ja) 制御機器
WO2020115809A1 (ja) 赤外線リモートコントローラ、家電機器およびネットワーク接続リモートコントローラ
WO2016158086A1 (ja) 端末、およびその制御方法
JP2005269372A (ja) リモコン信号変換装置及びリモコン装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20120118

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120611

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130419

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130423

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130517

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees