JP6456794B2 - 端末、およびその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、1または複数の他端末と通信ネットワークを介して通信する端末、およびその制御方法に関するものである。
一般に、コンピュータネットワークにおける通信は、通信相手の数に応じて、ユニキャスト、マルチキャスト、およびブロードキャストの3種類に分類できる。上記ユニキャストとは、単一の宛先にメッセージを送信する1対1の通信をいう。また、上記マルチキャストとは、特定の宛先に同一のメッセージを同時に送信する1対複数の通信をいう。そして、上記ブロードキャストとは、全ての宛先に同一のメッセージを同時に送信する1対不特定多数の通信をいう。
上記ユニキャストは、最も一般的な通信である。一方、上記マルチキャストは、上記ユニキャストに比べて、1対多の通信を行う場合に、通信ネットワークの負荷を軽減することができる。また、上記ブロードキャストは、上記ユニキャストおよび上記マルチキャストを実現するために実行される重要な通信である。特許文献1には、セルラーネットワークを介してユーザ端末装置にマルチキャストサービス、および/または、ブロードキャストサービスを提供する方法が記載されている。
特表2005−507225号公報(2005年03月10日公表)
上記マルチキャストの場合、送信元からのメッセージをルータが複製し、該メッセージを宛先の数だけ送信する。しかしながら、上記ルータが上記メッセージを上記宛先に送信できない場合がある。この原因としては、上記ルータがマルチキャストに非対応である、上記ルータがマルチキャストのできない設定となっている、トラフィック量の増加などにより、上記ルータがマルチキャストのできない状態となっている、など、種々の原因が考えられる。このため、上記原因を特定することは困難である。
そこで、上記ルータが上記メッセージを上記ブロードキャストで送信することが考えられる。この場合、上記マルチキャストで送信する場合に比べて、上記メッセージを上記宛先に送信できる可能性が高くなる。
しかしながら、上記ブロードキャストは、1対不特定多数の通信であるので、1対特定複数の通信である上記マルチキャストに比べて、通信ネットワークの負荷が増大することになる。また、上記ブロードキャストであっても、上記メッセージの上記宛先への送信に失敗することがある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、通信ネットワークの負荷の増大を抑えつつメッセージを特定の宛先に確実に送信する端末などを提供することにある。
本発明の一実施形態に係る端末は、1または複数の他端末と通信ネットワークを介して通信する端末であって、該通信を制御する制御部を備えており、上記課題を解決するために、該制御部は、前記他端末の一群にメッセージを送信する場合、前記一群の他端末を送信先に指定したマルチキャスト用の前記メッセージを前記通信ネットワークに送信し、前記一群の他端末の何れからも前記マルチキャスト用のメッセージに対する応答を前記送信後の所定期間に受信しないとき、全ての前記他端末を送信先に指定したブロードキャスト用の前記メッセージを前記通信ネットワークに送信することを特徴としている。
本発明の他の実施形態に係る端末は、1または複数の他端末と通信ネットワークを介して通信する端末であって、該通信を制御する制御部を備えており、上記課題を解決するために、該制御部は、前記他端末の一群にメッセージを送信する場合、前記一群の他端末を送信先に指定したマルチキャスト用の前記メッセージと、全ての前記他端末を送信先に指定したブロードキャスト用の前記メッセージと、を前記通信ネットワークに送信することを特徴としている。
本発明の一実施形態によれば、通信ネットワークの負荷の増大を抑えつつメッセージを特定の宛先に確実に送信できるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る無線LANシステムの概略構成を示すブロック図である。 上記無線LANシステムにおける情報家電の概略構成を示すブロック図である。 上記無線LANシステムにおける携帯端末の概略構成を示すブロック図である。 上記携帯端末における状態情報の収集処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の別の実施形態に係る無線LANシステムにおける携帯端末の概略構成を示すブロック図である。 上記携帯端末における状態情報の収集処理の流れを示すフローチャートである。 本発明のさらに別の実施形態に係る無線LANシステムにおける携帯端末の概略構成を示すブロック図である。 上記携帯端末における状態情報の収集処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態に係る無線LANシステムにおける携帯端末の概略構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。なお、説明の便宜上、各実施形態に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付記し、適宜その説明を省略する。
〔実施形態1〜3・7〕
まず、本発明の実施形態について、図1〜図4を参照して説明する。
(屋内LANの構成)
図1は、本実施形態に係る無線LAN(Wireless Local Area Network)システム1の概略構成を示すブロック図である。図示のように、無線LANシステム(通信ネットワーク)1は、例えば、携帯端末、PC(Personal Computer)、情報家電など、ユーザ宅2に位置する複数の情報端末が無線ルータ3を介して通信可能に接続するよう構成されている。図示の例では、1台の携帯端末(端末)4と3台の情報家電(他端末)5とが無線ルータ(通信ネットワーク)3を介して通信可能に接続している。しかし、これらにおいて、数や種類は限定されない。
なお、無線ルータ3は、インターネットを含む広域通信ネットワークと接続されていてもよい。この接続には、電話回線網、移動体通信網、CATV(CAble TeleVision)通信網、衛星通信網などを利用することもできる。
本実施形態1・7では、携帯端末4は、各情報家電5の状態情報を収集する場合、まず、当該状態情報の要求(メッセージ)であって、情報家電5(他端末の一群)を送信先に指定したマルチキャスト用の要求を無線ルータ3に送信する。このとき、無線ルータ3は、可能であれば、当該要求を情報家電5にマルチキャストする。従って、無線ルータ3と通信可能に接続された全ての情報端末に当該要求を無線ルータ3がブロードキャストする場合に比べて、無線LANシステム1における負荷が低くなる。
次に、無線ルータ3は、当該要求に対する応答、すなわち、情報家電5の状態情報を各情報家電5から受信すると、受信した状態情報を携帯端末4に転送する。これにより、携帯端末4は、各情報家電5の状態情報を収集することができる。
ところで、無線ルータ3は、マルチキャストを行うことができない場合があり得る。この場合の例としては、無線ルータ3が、マルチキャストの機能を元々有していない、マルチキャストを禁止する設定となっている、特定の設定によりマルチキャストができなくなっている、などが挙げられる。無線ルータ3がマルチキャストを行うことができないと、携帯端末4は、各情報家電5の状態情報を収集することができない。
そこで、本実施形態1・7では、携帯端末4は、当該要求を送信してから所定期間(例えば10秒)を経過するまでに、情報家電5の何れからも上記状態情報を受信しない場合、無線ルータ3と通信可能に接続された全ての情報端末を送信先に指定したブロードキャスト用の当該要求を無線ルータ3に送信する。これにより、上記マルチキャスト用の当該要求を無線ルータ3に送信する場合に比べて、無線LANシステム1における負荷が増大するが、当該要求を各情報家電5に送信できる可能性が高くなる。
以上より、無線LANシステム1における負荷の増大を抑えつつ状態情報の要求を各情報家電5に確実に送信することができる。
(情報家電)
図2は、無線LANシステム1における情報家電5の概略構成を示すブロック図である。図示のように、情報家電5は、家電本体6に家電アダプタ7が接続された構成である。家電アダプタ7は、家電本体6を無線ルータ3に接続させ、無線ルータ3を介して制御できる、いわゆる情報家電にするための機器である。家電アダプタ7は、図示のように、制御部10、記憶部11、通信部12、および接続部13を備えている。
制御部10は、家電アダプタ7の各部の動作を統括的に制御するブロックである。記憶部11は、家電アダプタ7で用いられる各種情報を記憶するブロックである。
通信部12は、無線ルータ3と無線通信を行うブロックである。これにより、家電アダプタ7は、無線ルータ3を介して携帯端末4および他の情報家電5と相互通信を行う。
接続部13は、家電本体6の接続部27と相互通信するブロックである。接続部13と家電本体6の接続部27との間の接続は、例えば、USB(Universal Serial Bus)コネクタによる接続などであってもよい。
家電本体6は、例えば、空気調和機(エアコン)、空気清浄機、冷蔵庫、洗濯機、調理器具、照明装置、給湯機器、撮影機器、各種AV(Audio-Visual)機器、各種家庭用ロボット(例えば、掃除ロボット、家事支援ロボット、動物型ロボット等)等である。図2に示すように、家電本体6は、制御部20、記憶部21、家電機能部22、状態検知部23、音声出力部24、表示部25、操作部26、および接続部27を備える。家電本体6は、制御部20による制御の下、携帯端末4からの操作信号を受信すると、受信した操作信号に応じた動作を実行する。
制御部20は、家電本体6の各部の動作を制御するブロックである。制御部20は、例えば、CPU(Central Processing Unit)や専用プロセッサなどの演算処理部などにより構成されるコンピュータ装置から成る。制御部20は、記憶部21に記憶されている家電本体6における各種制御を実施するためのプログラムを読み出して実行することで、家電本体6の各部の動作を統括的に制御する。
記憶部21は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)などを含み、家電本体6にて用いられる各種データを記憶するブロックである。記憶部21には、家電本体6から音声出力する音声データが予め(例えば、出荷時)記憶されている。
家電機能部22は、当該家電本体6としての機能を有するものである。例えば、家電本体6がエアコンであれば、家電機能部22は空調の機能を有し、家電本体6が冷蔵庫であれば、家電機能部22は冷却機能を有する。家電機能部22は、制御部20からの指示に応じて当該機能が実行される。
状態検知部23は、家電本体6の状態を示す状態情報を検知するブロックである。状態情報としては、例えば、設定状況、動作状況を示す情報等が挙げられる。また、状態情報は、家電本体6の置かれた状態、すなわち周囲環境に関する環境情報であってもよい。環境情報として、例えば、ユーザ宅2内あるいはユーザ宅2外の気温や湿度が挙げられる。なお、これらは例示である。
音声出力部24は、スピーカなどの音声出力装置である。制御部20は、記憶部21に記憶された音声データに基づく音声を音声出力部24から出力させる。
表示部25は、制御部20から表示データを受信し、受信した表示データに基づいて表示画面に表示を行うものである。具体的には、表示部25は、LCD(Liquid Crystal Display)、EL(Electroluminescence)ディスプレイ、電子ペーパなどの表示素子と、受信した表示データに基づいて表示素子を駆動するドライバ回路とを備える構成である。
操作部26は、家電本体6の表面に設けられたボタンスイッチなどの入力デバイスにてユーザからの操作入力を受け付けて、操作データを作成し制御部20に送信するものである。入力デバイスの例としては、ボタンスイッチの他に、タッチパネル、リモコンなどが挙げられる。なお、音声出力部24、表示部25、および操作部26は、家電本体6の種類、製造業者、型番などによっては、当該家電本体6に設けられていない場合もある。
接続部27は、家電アダプタ7の接続部13と相互通信するブロックである。
以上のように、本実施形態では、家電本体6の遠隔操作を可能にする家電アダプタ7が外付けされた構成となっている。遠隔操作を可能とする通信機能部分を外付け構成としてオプション化することで、家電本体6のコストを抑えることができる。もちろん、家電本体6内部に通信機能部分が予め組み込まれている構成、すなわち、家電本体6と家電アダプタ7とが一体化した構成であってもよい。
(携帯端末)
図3は、無線LANシステム1における携帯端末4の概略構成を示すブロック図である。図示のように、携帯端末4は、制御部30、記憶部31、通信部32、タイマ部33、操作部34、および表示部35を備える。なお、携帯端末4の制御部30、記憶部31、操作部34、および表示部35は、それぞれ、家電本体6の制御部20、記憶部21、操作部26、および表示部25と同様のハードウェア構成であるので、その説明を省略する。また、携帯端末4の通信部32は、家電アダプタ7の通信部12と同様のハードウェア構成であるので、その説明を省略する。
タイマ部33は、時間を計測するものであり、計測した時間の情報を制御部30に送信する。
(携帯端末の詳細)
次に、携帯端末4の制御部30の詳細について説明する。図3に示すように、制御部30は、指示取得部40、マルチキャスト用要求部41、ブロードキャスト用要求部42、および状態表示指示部43を備える。
指示取得部40は、各情報家電5の状態情報を収集する指示を、ユーザから操作部34を介して取得するものである。指示取得部40は、取得した指示をマルチキャスト用要求部41に送出する。
マルチキャスト用要求部41は、指示取得部40からの指示に基づき、マルチキャスト用の要求を作成して、通信部32を介して無線ルータ3に送信するものである。マルチキャスト用の要求は、当該要求の宛先(送信先)のアドレスとして、マルチキャストのためのアドレス(マルチキャストアドレス)を指定して当該要求に含めることにより実現できる。また、マルチキャスト用要求部41は、上記マルチキャスト用の要求に対する応答を無線ルータ3から通信部32を介して受信すると、受信した応答を状態表示指示部43に送出する。
本実施形態2では、マルチキャスト用要求部41は、上記マルチキャスト用の要求を送信してから所定期間を経過しても上記応答を受信しない場合、ブロードキャスト用の要求を行うようにブロードキャスト用要求部42に指示する。
ところで、マルチキャストが可能な無線ルータ3であっても、通信量の増大、処理能力の限界、機器の不調など、各種の原因によって一時的にマルチキャストが不可能となる場合がある。この場合、時間をあければ、マルチキャストが可能となる可能性が高い。
そこで、本実施形態2では、マルチキャスト用要求部41は、上記マルチキャスト用の要求を送信してから所定期間を経過しても上記応答を受信しない場合、上記マルチキャスト用の要求を再送し、該再送を所定の回数(例えば3回)行っても上記応答を受信しないとき、ブロードキャスト用の要求を行うようにブロードキャスト用要求部42に指示する。これにより、無線LANシステム1における負荷の増大を抑えつつ状態情報の要求を各情報家電5にさらに確実に送信することができる。
ブロードキャスト用要求部42は、マルチキャスト用要求部41からの指示に基づき、ブロードキャスト用の要求を作成して、通信部32を介して無線ルータ3に送信するものである。ブロードキャスト用の要求は、当該要求の宛先のアドレスとして、ブロードキャストのためのアドレス(ブロードキャストアドレス)を指定して当該要求に含めることにより実現できる。また、ブロードキャスト用要求部42は、上記ブロードキャスト用の要求に対する応答を無線ルータ3から通信部32を介して受信すると、受信した応答を状態表示指示部43に送出する。
ところで、無線ルータ3は、通常はブロードキャストが可能であるが、上述のような各種の原因によって一時的に不可能となる場合がある。この場合、時間をあければ、ブロードキャストが可能となる可能性が高い。
そこで、本実施形態3では、ブロードキャスト用要求部42は、上記ブロードキャスト用の要求を送信してから所定期間(例えば10秒)を経過しても上記応答を受信しない場合、マルチキャスト用の要求を再度行うようにマルチキャスト用要求部41に指示する。これにより、無線LANシステム1における負荷の増大を抑えつつ状態情報の要求を各情報家電5にさらに確実に送信することができる。
状態表示指示部43は、マルチキャスト用要求部41およびブロードキャスト用要求部42からの上記応答、すなわち、各情報家電5の状態情報を取得すると、取得した状態情報を表示するように表示部35に指示するものである。
(状態情報の例)
例えば、ユーザが、ユーザ宅2の情報家電5について、現在の運転状態を確認したい場合、その旨を、操作部34を介して携帯端末4に指示する。このとき、携帯端末4は、運転状態を示す状態情報の要求(コマンド)であって、マルチキャスト用またはブロードキャスト用の要求を、無線ルータ3を介して各情報家電5に送信し、当該要求に対する応答を各情報家電5から無線ルータ3を介して受信する。携帯端末4は、受信した応答、すなわち、各情報家電5の運転状態を示す状態情報を表示する。
情報家電5がエアコンである場合の上記状態情報の例としては、運転中および停止中の何れであるか、運転モード(冷房、暖房、除湿など)、設定温度、現在の室内温度、などが挙げられる。また、情報家電5が空気清浄機である場合の上記状態情報の例としては、運転中および停止中の何れであるか、運転モード(弱、中、強など)、現在の空気汚れの情報(ガスセンサー、ほこりセンサなどの計測値)、現在の湿度、などが挙げられる。
(状態情報の収集処理)
図4は、上記構成の携帯端末4における状態情報の収集処理の流れを示すフローチャートである。ユーザが操作部34を介して、各情報家電5の状態情報の収集を指示すると、図示のように、マルチキャスト用要求部41は、上記指示に基づき、マルチキャスト用の要求を作成して、通信部32を介して無線ルータ3に送信する(S10)。
該送信から所定期間内に、マルチキャスト用要求部41が上記要求に対する応答を受信した場合(S11にてYES)、状態表示指示部43は、上記応答、すなわち、各情報家電5の状態情報を、表示部35を介して表示する(S13)。その後、上記状態情報の収集処理を終了する。
一方、上記送信から所定期間を経過しても、マルチキャスト用要求部41が上記要求に対する応答を受信しない場合(S12にてYES)、ステップS10に戻って上記処理を繰り返し、この繰返しを所定回数行った場合(S14にてYES)、ブロードキャスト用要求部42は、ブロードキャスト用の要求を作成して、通信部32を介して無線ルータ3に送信する(S15)。
該送信から所定期間内に、ブロードキャスト用要求部42が上記要求に対する応答を受信した場合(S16にてYES)、ステップS13を行い、その後、上記状態情報の収集処理を終了する。
一方、上記送信から所定期間を経過しても、ブロードキャスト用要求部42が上記要求に対する応答を受信しない場合(S17にてYES)、ステップS10に戻って上記処理を繰り返す。
(付記事項)
なお、ステップS14を省略してもよい。また、上記送信から所定期間を経過しても、ブロードキャスト用要求部42が上記要求に対する応答を受信しない場合(S17にてYES)、ステップS10に戻る処理に代えて、状態表示指示部43が、エラーメッセージを、表示部35を介して表示してもよい。
〔実施形態4〕
次に、本発明のさらに別の実施形態について、図5・図6を参照して説明する。本実施形態の無線LANシステム1は、図1〜図4に示す無線LANシステム1に比べて、携帯端末4における制御部30および記憶部31の構成が異なり、その他の構成は同様である。
図5は、本実施形態の携帯端末4の概略構成を示すブロック図である。図5に示す制御部30は、図3に示す制御部30に比べて、方式選択部44が新たに設けられている点と、マルチキャスト用要求部41およびブロードキャスト用要求部42に代えて、マルチキャスト用要求部41aおよびブロードキャスト用要求部42aがそれぞれ設けられている点とが異なり、その他の構成は同様である。また、図5に示す記憶部31は、履歴情報50を新たに記憶している点が異なり、その他の構成は同様である。
履歴情報50は、マルチキャストおよびブロードキャストの可否の履歴を示すものである。
方式選択部44は、指示取得部40とマルチキャスト用要求部41aおよびブロードキャスト用要求部42aとの間に設けられ、指示取得部40からの指示を受け取ると、記憶部31の履歴情報50を参照して、マルチキャストおよびブロードキャストの何れの方式での要求を行うかを選択するものである。方式選択部44は、選択結果に基づき、マルチキャスト用要求部41aおよびブロードキャスト用要求部42aの何れかに指示する。
マルチキャスト用要求部41aは、図3に示すマルチキャスト用要求部41に比べて、方式選択部44からの指示に基づき、マルチキャスト用の要求を無線ルータ3に送信する点と、該要求に対する応答の受信の成否を、それぞれマルチキャストの可否として記憶部31の履歴情報50に追加する点とが異なり、その他の構成は同様である。
ブロードキャスト用要求部42aは、図3に示すブロードキャスト用要求部42に比べて、方式選択部44およびマルチキャスト用要求部41aからの指示に基づき、ブロードキャスト用の要求を無線ルータ3に送信する点と、該要求に対する応答の受信の成否を、それぞれブロードキャストの可否として記憶部31の履歴情報50に追加する点とが異なり、その他の構成は同様である。
図6は、上記構成の携帯端末4における状態情報の収集処理の流れを示すフローチャートである。ユーザが操作部34を介して、各情報家電5の状態情報の収集を指示すると、図示のように、方式選択部44が、応答成否の履歴情報50を記憶部31から読み出し(S20)、読み出した履歴情報50を参照して、マルチキャストおよびブロードキャストの何れかを選択する(S21)。
例えば、方式選択部44は、前回マルチキャストで成功した場合、マルチキャストを選択する一方、前回ブロードキャストで成功した場合、ブロードキャストを選択することが挙げられる。また、マルチキャストで失敗したが、ブロードキャストで成功したことが連続3回続いた場合、方式選択部44は、ブロードキャストを選択することが挙げられる。
マルチキャストが選択された場合(S22にてYES)、図4のステップS10へ進む。これにより、マルチキャスト用の要求が無線ルータ3に送信され、同図のステップS10以降の処理が行われる。一方、マルチキャストが選択されなかった場合、すなわちブロードキャストが選択された場合(S22にてNO)、図4のステップS15へ進む。これにより、ブロードキャスト用の要求が無線ルータ3に送信され、同図のステップS15以降の処理が行われる。
従って、本実施形態4によると、上記要求に対する応答の受信に失敗する可能性を低くすることができる。その結果、無線LANシステム1における負荷の増大を抑えつつ状態情報の要求を各情報家電5にさらに確実に送信することを、効率よく行うことができる。
さらに、本実施形態4では、図4に示す処理に比べて、下記の処理が追加される。すなわち、マルチキャスト用要求部41aは、マルチキャスト用の要求に対する応答を受信した場合(S11にてYES)、マルチキャストに成功したと判断して、その旨を示す情報を記憶部31の履歴情報50に追加し、その後、ステップS13に進む。また、マルチキャスト用要求部41aは、上記要求を送信してから所定期間を経過しても、上記要求に対する応答を受信しない場合(S12にてYES)、マルチキャストに失敗したと判断して、その旨を示す情報を記憶部31の履歴情報50に追加し、その後、ステップS14に進む。
また、ブロードキャスト用要求部42aは、ブロードキャスト用の要求に対する応答を受信した場合(S16にてYES)、ブロードキャストに成功したと判断し、その旨を示す情報を記憶部31の履歴情報50に追加し、その後、ステップS13に進む。また、ブロードキャスト用要求部42aは、上記要求を送信してから所定期間を経過しても、上記要求に対する応答を受信しない場合(S17にてYES)、ブロードキャストに失敗したと判断して、その旨を示す情報を記憶部31の履歴情報に追加し、その後、ステップS10に進む。
〔実施形態5・8〕
次に、本発明のさらに別の実施形態について、図7・図8を参照して説明する。本実施形態の無線LANシステム1は、図1〜図4に示す無線LANシステム1に比べて、携帯端末4における制御部30の構成が異なり、その他の構成は同様である。
図7は、本実施形態の携帯端末4の概略構成を示すブロック図である。図7に示す制御部30は、図3に示す制御部30に比べて、両方式指示部45が新たに設けられている点と、マルチキャスト用要求部41およびブロードキャスト用要求部42に代えて、マルチキャスト用要求部41bおよびブロードキャスト用要求部42bがそれぞれ設けられている点とが異なり、その他の構成は同様である。
両方式指示部45は、指示取得部40とマルチキャスト用要求部41bおよびブロードキャスト用要求部42bとの間に設けられ、指示取得部40からの指示を受け取ると、マルチキャストおよびブロードキャストの両方式での要求を行うようにマルチキャスト用要求部41bおよびブロードキャスト用要求部42bの両方に指示するものである。
マルチキャスト用要求部41bは、図3に示すマルチキャスト用要求部41に比べて、ブロードキャスト用要求部42bへの指示が省略される点が異なり、その他の構成は同様である。また、ブロードキャスト用要求部42bは、図3に示すブロードキャスト用要求部42に比べて、両方式指示部45からの指示に基づき、ブロードキャスト用の要求を無線ルータ3に送信する点と、マルチキャスト用要求部41bへの指示が省略される点が異なり、その他の構成は同様である。
図8は、上記構成の携帯端末4における状態情報の収集処理の流れを示すフローチャートである。図8に示す収集処理は、図4に示す収集処理に比べて、ステップS11〜S14が省略される点と、ステップS16の処理に代えて、ステップS16bの処理が行われる点とが異なり、その他の処理は同様である。
ステップS16では、ブロードキャスト用要求部42の要求に対する応答を受信したか否かを判断している。これに対し、ステップS16bでは、マルチキャスト用要求部41bおよびブロードキャスト用要求部42bの少なくとも一方の要求に対する応答を受信したか否かを判断している。
従って、本実施形態5・8では、携帯端末4は、各情報家電5の状態情報を収集する場合、当該状態情報の要求(メッセージ)として、情報家電5(他端末の一群)を送信先に指定したマルチキャスト用の要求と、無線ルータ3と通信可能に接続された全ての情報端末を送信先に指定したブロードキャスト用の要求と、を無線ルータ3に送信する。
これにより、上記マルチキャスト用の要求と、上記ブロードキャスト用の要求との何れか一方を無線ルータ3に送信する場合に比べて、無線LANシステム1における負荷が増大するが、当該要求を各情報家電5に送信できる可能性が高くなる。
また、上記マルチキャスト用の要求を2回連続して無線ルータ3に送信する場合に比べて、無線LANシステム1における負荷が増大するが、当該要求を各情報家電5に送信できる可能性が高くなる。また、上記ブロードキャスト用の要求を2回連続して無線ルータ3に送信する場合に比べて、無線LANシステム1における負荷が低くなる。
以上より、無線LANシステム1における負荷の増大を抑えつつ状態情報の要求を各情報家電5に確実に送信することができる。
なお、上記マルチキャスト用の要求と、上記ブロードキャスト用の要求とは、無線ルータ3に対し、同時に送信してもよいし、続けて送信してもよい。続けて送信する場合、上記マルチキャスト用の要求と、上記ブロードキャスト用の要求との何れを先に送信してもよいし、2つの上記要求を、時間間隔を開けて(例えば10秒)送信してもよい。
〔実施形態6〕
次に、本発明の他の実施形態について、図9を参照して説明する。本実施形態の無線LANシステム1は、図1・図2に示す無線LANシステム1に比べて、携帯端末4の構成が異なり、その他の構成は同様である。
図9は、本実施形態の携帯端末4の概略構成を示すブロック図である。図9に示す携帯端末4は、図5に示す携帯端末4に比べて、制御部30において、方式選択部44、マルチキャスト用要求部41a、およびブロードキャスト用要求部42aに代えて、モード選択部46、マルチキャスト用要求部41c、およびブロードキャスト用要求部42cがそれぞれ設けられている点が異なり、その他の構成は同様である。
モード選択部46は、図7に示す両方式指示部45と、図5に示す方式選択部44と、を備える構成である。モード選択部46は、両方式指示部45を動作させる第1モードと、方式選択部44を動作させる第2モードとの何れかを選択するものである。
マルチキャスト用要求部41cは、図7に示すマルチキャスト用要求部41bの機能と、図5に示すマルチキャスト用要求部41aの機能とを有している。マルチキャスト用要求部41cは、両方式指示部45からの指示を取得すると、マルチキャスト用要求部41bとして機能する一方、方式選択部44からの指示を取得すると、マルチキャスト用要求部41aとして機能する。さらに、本実施形態では、マルチキャスト用要求部41cは、マルチキャスト用要求部41bとして機能する場合であっても、マルチキャスト用要求部41aと同様に、マルチキャスト用の要求に対する応答の受信の成否を、それぞれマルチキャストの可否として記憶部31の履歴情報50に追加する。
ブロードキャスト用要求部42cは、図7に示すブロードキャスト用要求部42bの機能と、図5に示すブロードキャスト用要求部42aの機能とを有している。ブロードキャスト用要求部42cは、両方式指示部45からの指示を取得すると、ブロードキャスト用要求部42bとして機能する一方、方式選択部44からの指示を取得すると、ブロードキャスト用要求部42aとして機能する。さらに、本実施形態では、ブロードキャスト用要求部42cは、ブロードキャスト用要求部42bとして機能する場合であっても、ブロードキャスト用要求部42aと同様に、ブロードキャスト用の要求に対する応答の受信の成否を、それぞれブロードキャストの可否として記憶部31の履歴情報50に追加する。
ところで、実施形態1〜4・7と実施形態5・8とを比較すると、実施形態1〜4・7の無線LANシステム1は、マルチキャスト用およびブロードキャスト用の一方の要求を送信することで済む場合があるので、無線LANシステム1における負荷が低くなる可能性がある。一方、実施形態5・8の無線LANシステム1は、上記マルチキャスト用の要求に対する応答を待機すること無く、上記ブロードキャスト用の要求を無線ルータ3に送信するので、上記要求に対する応答を迅速に受信する可能性がある。
そこで、本実施形態6では、モード選択部46にて第1モードが選択されると、図7・図8に示す実施形態5の携帯端末4として動作する一方、モード選択部46にて第2モードが選択されると、図5・図6に示す実施形態4の携帯端末4として動作することになる。これにより、状態情報の要求を各情報家電5に対し、迅速かつ確実に送信したい場合には第1モードを選択する一方、無線LANシステム1における負荷の増大を抑えつつ確実に送信したい場合には第2モードを選択すればよい。従って、状態情報の要求を各情報家電5に対し、種々の状況に応じて確実に送信することができる。
なお、モード選択部46は、第1モードで両方式指示部45を複数回(例えば5回)動作させた後に、第2モードに切り替えることが望ましい。この場合、第1モードにおいて、マルチキャストおよびブロードキャストの可否が、記憶部31の履歴情報50に迅速に追加され、その後、第2モードにおいて、方式選択部44が、記憶部31から読み出した履歴情報50を参照して、マルチキャストおよびブロードキャストの何れかを選択することになる(図6のS21)。
これにより、上記要求に対する応答の受信に失敗する可能性を低くすることができる。その結果、無線LANシステム1における負荷の増大を抑えつつ状態情報の要求を各情報家電5にさらに確実に送信することを、効率よく行うことができる。なお、第2モードから第1モードへの切替えは、所定の周期(例えば1日)で行ってもよいし、無線LANシステム1のネットワークトポロジーが変更されたときに行ってもよい。
(付記事項)
なお、上記実施形態1〜8では、マルチキャスト用およびブロードキャスト用の要求を携帯端末4が行っているが、携帯型でなくてもよく、例えばユーザ宅2に設置されている集中管理用操作パネルなど、任意の端末が行うことができる。
〔ソフトウェアによる実現例〕
携帯端末4の制御ブロック(特に制御部30)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central ProcessingUnit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、携帯端末4は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の実施形態1に係る端末は、1または複数の他端末(情報家電5)と通信ネットワーク(無線ルータ3)を介して通信する端末(携帯端末4)であって、該通信を制御する制御部(30)を備えており、該制御部は、前記他端末の一群にメッセージ(要求)を送信する場合、前記一群の他端末を送信先に指定したマルチキャスト用の前記メッセージを前記通信ネットワークに送信し、前記一群の他端末の何れからも前記マルチキャスト用のメッセージに対する応答を前記送信後の所定期間に受信しないとき、全ての前記他端末を送信先に指定したブロードキャスト用の前記メッセージを前記通信ネットワークに送信する構成である。
上記の構成によると、他端末の一群にメッセージを送信する場合、まず、上記一群の他端末を送信先に指定したマルチキャスト用の上記メッセージを通信ネットワークに送信する。これにより、全ての上記他端末を送信先に指定したブロードキャスト用の上記メッセージを上記通信ネットワークに送信する場合に比べて、上記通信ネットワークの負荷が低くなる。
次に、上記一群の他端末の何れからも上記マルチキャスト用のメッセージに対する応答を所定期間に受信しないとき、上記ブロードキャスト用のメッセージを上記通信ネットワークに送信する。これにより、上記マルチキャスト用のメッセージを上記通信ネットワークに送信する場合に比べて、上記通信ネットワークの負荷が増大するが、上記メッセージを上記一群の他端末に送信できる可能性が高くなる。
以上より、上記通信ネットワークの負荷の増大を抑えつつ上記メッセージを上記一群の他端末に確実に送信することができる。
ところで、マルチキャストおよびブロードキャストが、通常は可能であるが、通信ネットワーク上の通信の混雑状況などによっては不可能となる場合がある。この場合、時間をあければ、マルチキャストおよびブロードキャストが可能となる可能性が高い。
そこで、本発明の実施形態2に係る端末は、上記実施形態1において、前記制御部は、前記一群の他端末の何れからも前記マルチキャスト用のメッセージに対する応答を前記送信後の所定期間に受信しないとき、前記マルチキャスト用の前記メッセージを前記通信ネットワークに再送し、該再送を所定の回数行っても前記応答を受信しないとき、前記ブロードキャスト用のメッセージを前記通信ネットワークに送信してもよい。
また、本発明の実施形態3に係る端末は、上記実施形態1または2において、前記制御部は、さらに、前記ブロードキャスト用のメッセージに対する応答を前記送信後の所定期間に受信しないとき、前記マルチキャスト用のメッセージを前記通信ネットワークに再送してもよい。
これらの場合、通信ネットワークの負荷の増大を抑えつつメッセージを特定の宛先にさらに確実に送信することができる。
本発明の実施形態5に係る端末は、1または複数の他端末と通信ネットワークを介して通信する端末であって、該通信を制御する制御部を備えており、該制御部は、前記他端末の一群にメッセージを送信する場合、前記一群の他端末を送信先に指定したマルチキャスト用の前記メッセージと、全ての前記他端末を送信先に指定したブロードキャスト用の前記メッセージと、を前記通信ネットワークに送信する構成である。
上記の構成によると、他端末の一群にメッセージを送信する場合、上記マルチキャスト用のメッセージと、上記ブロードキャスト用のメッセージと、を通信ネットワークに送信する。これにより、上記マルチキャスト用のメッセージと、上記ブロードキャスト用のメッセージとの何れか一方を上記通信ネットワークに送信する場合に比べて、上記通信ネットワークの負荷は増大するが、上記メッセージを上記一群の他端末に送信できる可能性が高くなる。
また、上記マルチキャスト用のメッセージを2回連続して上記通信ネットワークに送信する場合に比べて、上記通信ネットワークの負荷は増大するが、上記メッセージを上記一群の他端末に送信できる可能性が高くなる。また、上記ブロードキャスト用のメッセージを2回連続して上記通信ネットワークに送信する場合に比べて、上記通信ネットワークの負荷を低減することができる。
以上より、上記通信ネットワークの負荷の増大を抑えつつ上記メッセージを上記一群の他端末に確実に送信することができる。
なお、上記マルチキャスト用のメッセージと、上記ブロードキャスト用のメッセージとは、上記通信ネットワークに対し、同時に送信してもよいし、続けて送信してもよい。続けて送信する場合、上記マルチキャスト用のメッセージと、上記ブロードキャスト用のメッセージとの何れを先に送信してもよいし、2つの上記メッセージを、間隔を開けて送信してもよい。
本発明の実施形態4・6に係る端末は、上記実施形態1から3・5において、前記メッセージに対する応答の成否の履歴情報(50)を記憶する記憶部(31)をさらに備えており、前記制御部は、前記他端末の一群にメッセージを送信する場合、前記履歴情報に基づいて、前記マルチキャスト用および前記ブロードキャスト用の何れかのメッセージを前記通信ネットワークに送信してもよい。この場合、通信ネットワークの負荷の増大を抑えつつメッセージを特定の宛先に確実に送信することを、効率よく行うことができる。
本発明の各実施形態に係る端末は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記端末が備える各部(ソフトウェア要素)として動作させることにより上記端末をコンピュータにて実現させる端末の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明の実施形態7に係る端末の制御方法は、1または複数の他端末と通信ネットワークを介して通信する端末の制御方法であって、前記他端末の一群にメッセージを送信する場合、前記一群の他端末を送信先に指定したマルチキャスト用の前記メッセージを前記通信ネットワークに送信し、前記一群の他端末の何れからも前記マルチキャスト用のメッセージに対する応答を前記送信後の所定期間に受信しないとき、全ての前記他端末を送信先に指定したブロードキャスト用の前記メッセージを前記通信ネットワークに送信する方法である。この場合、上記実施形態1と同様の効果を奏する。
本発明の実施形態8に係る端末の制御方法は、1または複数の他端末と通信ネットワークを介して通信する端末の制御方法であって、前記他端末の一群にメッセージを送信する場合、前記一群の他端末を送信先に指定したマルチキャスト用の前記メッセージと、全ての前記他端末を送信先に指定したブロードキャスト用の前記メッセージと、を前記通信ネットワークに送信する方法である。この場合、上記実施形態5と同様の効果を奏する。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
本発明は、他端末の一群にメッセージを送信する場合、まず、マルチキャスト用の上記メッセージを送信し、当該メッセージに対する応答を所定期間に受信しないとき、ブロードキャスト用の上記メッセージを上記通信ネットワークに送信することにより、上記通信ネットワークの負荷の増大を抑えつつ上記メッセージを上記一群の他端末に確実に送信できるので、携帯端末以外の任意の端末にも利用することができる。
1 無線LANシステム(通信ネットワーク)
2 ユーザ宅
3 無線ルータ(通信ネットワーク)
4 携帯端末(端末)
5 情報家電(他端末)
6 家電本体
7 家電アダプタ
10・20・30 制御部
11・21・31 記憶部
12・32 通信部
13・27 接続部
22 家電機能部
23 状態検知部
24 音声出力部
25・35 表示部
26・34 操作部
33 タイマ部
40 指示取得部
41・41a〜41c マルチキャスト用要求部
42・42a〜42c ブロードキャスト用要求部
43 状態表示指示部
44 方式選択部
45 両方式指示部
46 モード選択部
50 履歴情報

Claims (5)

  1. 1または複数の他端末と通信ネットワークを介して通信する端末であって、
    該通信を制御する制御部を備えており、
    該制御部は、前記他端末の一群にメッセージを送信する場合、前記一群の他端末を送信先に指定したマルチキャスト用の前記メッセージを前記通信ネットワークに送信し、
    前記一群の他端末の何れからも前記マルチキャスト用のメッセージに対する応答を前記送信後の所定期間に受信しないとき、全ての前記他端末を送信先に指定したブロードキャスト用の前記メッセージを前記通信ネットワークに送信することを特徴とする端末。
  2. 1または複数の他端末と通信ネットワークを介して通信する端末であって、
    該通信を制御する制御部を備えており、
    該制御部は、前記他端末の一群にメッセージを送信する場合、前記一群の他端末を送信先に指定したマルチキャスト用の前記メッセージと、全ての前記他端末を送信先に指定したブロードキャスト用の前記メッセージと、を前記通信ネットワークに送信することを特徴とする端末。
  3. 前記メッセージに対する応答の成否の履歴情報を記憶する記憶部をさらに備えており、
    前記制御部は、前記他端末の一群にメッセージを送信する場合、前記履歴情報に基づいて、前記マルチキャスト用および前記ブロードキャスト用の何れかのメッセージを前記通信ネットワークに送信することを特徴とする請求項1または2に記載の端末。
  4. 1または複数の他端末と通信ネットワークを介して通信する端末の制御方法であって、
    前記他端末の一群にメッセージを送信する場合、前記一群の他端末を送信先に指定したマルチキャスト用の前記メッセージを前記通信ネットワークに送信し、
    前記一群の他端末の何れからも前記マルチキャスト用のメッセージに対する応答を前記送信後の所定期間に受信しないとき、全ての前記他端末を送信先に指定したブロードキャスト用の前記メッセージを前記通信ネットワークに送信することを特徴とする端末の制御方法。
  5. 1または複数の他端末と通信ネットワークを介して通信する端末の制御方法であって、
    前記他端末の一群にメッセージを送信する場合、前記一群の他端末を送信先に指定したマルチキャスト用の前記メッセージと、全ての前記他端末を送信先に指定したブロードキャスト用の前記メッセージと、を前記通信ネットワークに送信することを特徴とする端末の制御方法。
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