JP2006033718A - 集中制御システムの端末装置および集中制御システム - Google Patents

集中制御システムの端末装置および集中制御システム Download PDF

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Abstract

【課題】センタ装置との間のトラフィックが比較的少なく、従来はセンタ装置で行っていた処理の一部を端末装置で分担することによりセンタ装置の負荷を低減させる。
【解決手段】端末装置1は、センタ装置2に通信回線4を介して接続されセンタ装置2からの指示内容に応答して負荷機器3の運転状態の監視および制御を行う。端末装置1は、センタ装置1から通信部11を通して指示された負荷機器3の運転状態と運転監視部12bにより取得した負荷機器3の運転状態とを比較部14において比較し、比較部14による比較結果が不一致であるときにのみ運転制御部12aを通して負荷機器3の運転状態をセンタ装置2からの指示に従って変更する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、センタ装置に通信回線を介して接続されセンタ装置からの指示内容に応答して負荷機器について運転状態の監視および制御を行う集中制御システムの端末装置および集中制御システムに関するものである。
従来から、通信回線を用いて負荷機器を遠方から監視および制御する技術が知られている。たとえば、HA端子付電気機器のような負荷機器を電話回線に接続されたテレコントローラーにより遠隔制御するようにした遠隔制御装置が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の遠隔制御装置は、通信回線として電話回線を用いており、外出先の電話機からDTMF信号を用いてテレコントローラーに指示を与えることにより、外出先の電話機で負荷機器の運転、停止、状態確認を行うことが可能になっている。また、特許文献1に明記されているわけではないが、電話機から負荷機器の運転を指示したときにすでに負荷機器が運転されているとき、あるいは電話機から負荷機器の停止を指示したときにすでに負荷機器が停止しているときには、負荷機器がすでに指示された状態であることを示すメッセージが電話機に返送される構成になっている。特許文献1に記載の遠隔制御装置は、複数台の負荷機器の運転、停止、状態確認を1台の電話機によって行うことが可能であり、いわば集中制御システムを構築していると言える。
ただし、テレコントローラーは、一般に個人宅において家人が自宅に設けた負荷機器を対象として外出先から運転、停止、状態確認を行うために用いるものであり、いわば自家用を想定しているものであり、集合住宅のように複数の家宅について管理者が負荷機器の状態を集中的に管理する場合や、複数の家宅の負荷機器の状態を管理するサービスを提供する場合などでは、家宅外に家人ではない管理者が管理するセンタ装置を設け、複数の家宅の負荷機器の運転状態をセンタ装置において集中的に管理することが要求される。
この種の要求を満たすために、たとえば、図3に示すように、HA端子(JEM−A)を有する負荷機器(エアコン、給湯器、給湯器のリモコン装置、電気錠など)3に通信機能を有した端末装置1を接続しておき、端末装置1とセンタ装置2とを通信回線4に接続することにより、センタ装置2と端末装置1との間でデータ通信を行い、センタ装置2から端末装置1に対して負荷機器3の制御および監視を指示することが考えられる。端末装置1は、負荷機器3とは一対一に接続したり(図示例ではエアコン、給湯器)、複数台の負荷機器3を接続したりすることになる。
ところで、端末装置1はセンタ装置2と負荷機器3との間のインターフェースとして機能しているだけであって、負荷機器3の運転状態の監視および制御の処理はセンタ装置2が行っている。つまり、センタ装置2から負荷機器3に対して運転あるいは停止を指示する際には、まずセンタ装置2では負荷機器3の現状の運転状態を取得し、センタ装置2から指示しようとしている負荷機器3の運転状態と取得した負荷機器3の運転状態とを比較し、両者が一致しない場合にのみセンタ装置2から負荷機器3に対して運転状態の変更を指示する。図3に示す構成では負荷機器3がHA端子を備え、負荷機器3の運転状態の変更を指示する運転制御信号を端末装置1から与えることができ、端末装置1では負荷機器3の運転状態を運転モニタ信号により取得することができる場合を想定している。運転制御信号は矩形波のパルス信号であり、HA端子に運転制御信号を入力するたびに負荷機器3は運転と停止とを交互に反転するようになっている。つまり、この負荷機器3は運転と停止との2状態のみが制御可能になっている。
センタ装置2が負荷機器3の運転状態の変更を指示する手順を図4に示す。センタ装置2では端末装置1に対して負荷機器3への運転制御信号を与える指示を行う前に、まず端末装置1に対して負荷機器3の運転状態を取得する指示を与え(P1)、この指示に応答して端末装置1が負荷機器3の運転モニタ信号により負荷機器3の運転状態を取得し(P2)、端末装置1が取得した負荷機器3の運転状態をセンタ装置2に返送する(P3)。センタ装置2では、端末装置1から取得した負荷機器3の運転状態と負荷機器3に指示しようとしている運転状態とを比較し(P4)、両者が一致しているときには端末装置1への指示を与えずに当該指示を破棄する。
一方、センタ装置2において端末装置1から取得した負荷機器3の運転状態と負荷機器3に指示しようとしている運転状態とが不一致であるときには、端末装置1に対して負荷機器3の運転状態の変更を指示する(P5)。端末装置1は負荷機器3の運転状態の変更が指示されると、負荷機器3に対して運転制御信号を出力して負荷機器3の運転状態を反転させる(P6)。その後、端末装置1は負荷機器3から出力されている運転モニタ信号を取得し(P7)、端末装置1は負荷機器3から取得した運転状態をセンタ装置2に伝送する(P8)。
特公平7−3992号公報
上述したように、センタ装置2は負荷機器3の現状の運転状態を取得し、これから負荷機器3に指示しようとしている運転状態と取得した運転状態とが一致するか不一致かを判断し、判断結果に基づいて負荷機器3に対して運転状態の変更を指示するか否かを決定するから、負荷機器3の運転状態を変更する場合には、端末装置1との間でデータの送信と受信とを2回ずつ行うことが必要である。つまり、センタ装置2から負荷機器3の運転状態の変更を指示するためにデータの送信と受信とを1回ずつですませる場合に比較すると、通信回線のトラフィックが2倍程度になるから、センタ装置2が管理しようとする負荷機器3の台数が増加するとトラフィックの増加による不都合が生じる可能性がある。
また、端末装置1から取得した負荷機器3の運転状態とこれから指示を与えようとする負荷機器3の運転状態とをセンタ装置2において比較するとともに、センタ装置2から負荷機器3の運転状態を変更するか否かをセンタ装置2において判断しているから、センタ装置2に負荷が集中する。その結果、負荷機器3の台数が増加するとセンタ装置2の負荷が大きくなり、センタ装置2には高い処理能力が要求されることになる。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、センタ装置との間のトラフィックが比較的少なく、従来はセンタ装置で行っていた処理の一部を分担することによりセンタ装置の負荷を低減させることができる集中制御システムの端末装置および集中制御システムを提供することにある。
請求項1の発明は、センタ装置に通信回線を介して接続されセンタ装置からの指示内容に応答して負荷機器について運転状態の監視および制御を行う集中制御システムの端末装置であって、通信回線に接続されセンタ装置との間でデータ通信を行う通信部と、負荷機器に運転状態を指示する運転制御部と、負荷機器の運転状態を取得する運転監視部と、センタ装置から通信部を通して指示された負荷機器の運転状態と運転監視部により取得した負荷機器の運転状態とを比較する比較部と、比較部による比較結果が不一致であるときにのみ運転制御部を通して負荷機器の運転状態をセンタ装置からの指示に従って変更する端末処理部とを備えることを特徴とする。
請求項2の発明では、請求項1の発明において、前記端末処理部は、前記比較部による比較結果が一致するときにはセンタ装置からの指示を無視して負荷機器の運転状態を変更せず前記運転監視部により取得した負荷機器の運転状態をセンタ装置に伝送することを特徴とする。
請求項3の発明では、請求項1または請求項2の発明において、前記負荷機器はホームオートメーションシステムに用いることができる端末機器であって、前記運転制御部は端末機器に設けたHA端子に運転制御信号を出力し、前記運転監視部は端末機器に設けたHA端子から運転モニタ信号が入力されることを特徴とする。
請求項4の発明では、請求項1ないし請求項3の発明において、前記通信部はインターネット接続を行うことを特徴とする。
請求項5の発明では、請求項1ないし請求項4の発明において、前記通信部は前記通信回線の少なくとも一部に無線伝送路を形成することを特徴とする。
請求項6の発明は、集中制御システムであって、請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の集中制御システムの端末装置と、前記センタ装置と、センタ装置との間でデータ通信が可能である情報端末装置とからなり、センタ装置は、情報端末装置から前記負荷機器の運転状態が指示されると当該運転状態を端末装置に指示し、情報端末装置から負荷機器の運転状態の確認が指示されると端末装置に運転状態の確認を指示するとともに端末装置から伝送された負荷機器の運転状態を情報端末装置に伝送することを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項6の発明において、前記センタ装置と前記情報端末装置との間でのデータ通信には、ウェブページと電子メールとの少なくとも一方を用いることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、センタ装置から負荷機器の運転状態が指示されたときに、運転監視部により取得した負荷機器の運転状態と指示された運転状態とを比較して比較結果が不一致であるときのみセンタ装置からの指示に従って負荷機器の運転状態を変更するから、センタ装置では事前に負荷機器の運転状態を取得することなく負荷機器の運転状態を指示するデータのみを伝送すればよく、従来構成では必要であったセンタ装置での負荷機器の運転状態の取得のためのデータ伝送が不要になり、センタ装置との間のトラフィックを従来構成に比較して大幅に低減させることができるという利点がある。しかも、負荷機器の運転状態とセンタ装置が負荷機器に指示しようとする運転状態との比較をセンタ装置で行うのではなく、負荷機器の運転状態とセンタ装置が負荷機器に指示しようとする運転状態との比較を端末装置で行うから、負荷機器が多数台存在していても端末装置を複数台設けることによって負荷の集中を避けることができ、結果的にセンタ装置への負荷の集中を防止することができるという利点がある。
請求項2に係る発明によれば、センタ装置からの指示と負荷機器の運転状態とが一致するときにはセンタ装置からの指示を無視して負荷機器の運転状態をセンタ装置に伝送するから、負荷機器の運転状態を不必要に変更することがなく、しかもセンタ装置では負荷機器の最新の運転状態を知ることができるという利点がある。
請求項3に係る発明によれば、ホームオートメーションシステムに用いる端末機器を負荷機器としているから、負荷機器が備えているHA端子に接続するだけで、センタ装置による負荷機器の集中監視制御が可能になるという利点がある。
請求項4に係る発明によれば、インターネット接続を行うから、センタ装置の配置場所や接続形態の制限が少ない。
請求項5に係る発明によれば、端末装置の配置に関する自由度が高くなり、たとえば宅内の各所に配置された複数台の負荷機器に隣接させて端末装置を設け、かつ配線を引き回すことなく通信回線の宅外への引き出し口を1箇所にまとめることが可能になるという利点がある。
請求項6に係る発明によれば、センタ装置との間でデータ通信を行う情報端末装置を用いることによって、負荷機器の運転状態を遠方から指示したり確認したりすることが可能になる。情報端末装置としては、移動体電話機(たとえば、携帯電話)やインターネットに接続可能なパーソナルコンピュータなどを用いることができる。したがって、負荷機器の使用者が外出先から負荷機器の運転状態を指示したり確認したりするように構成することが可能であり、また、複数の負荷機器の運転状態を情報端末装置で一括して監視する集中制御システムを構築することも可能になる。
請求項7に係る発明によれば、情報端末装置は、ウェブページを閲覧する機能あるいは電子メールを扱う機能を備えていればよく、情報端末装置において負荷機器の運転状態の制御や監視のための特別なアプリケーションプログラムを必要としないから、一般に普及している種々の情報端末装置を用いることが可能になる。
以下に説明する実施形態では、負荷機器としてホームオートメーションシステムに用いることができるようにHA端子を備えた端末機器を例示するが、HA端子を備えていない他の負荷機器においても本発明の技術思想は適用可能である。本発明において制御対象とする負荷機器はとくに制限はなく、ガス機器である給湯器、ファンヒータ、GHPのほか、電気機器であるエアコン、冷蔵庫、防災・防犯機器である電気錠、警報器、フラッシュライトなどどのようなものでもよい。HA端子は、矩形波のパルス信号である運転制御信号が入力され運転制御信号の入力毎に負荷機器の運転状態を反転させる(運転中では停止させ、停止中では運転させる)一対の端子と、負荷機器の運転状態を表す運転モニタ信号を出力する一対の端子とを備える。
全体のシステム構成は図3に示した通りであって、センタ装置2に通信回線4を介して端末装置1が接続され、端末装置1により負荷機器3の監視と制御とを行う。通信回線4はインターネットを含むことを想定しているが、インターネットを含まない通信回線であっても本発明の技術思想は適用可能である。たとえば、通信回線として公衆網やISDNを用いることも可能である。通信回線4において端末装置1を接続する部分は無線伝送路であってもよい。端末装置1が通信回線4に無線伝送路を形成する場合には、たとえば負荷機器3に隣接するように端末装置1を設けることにより、1台の端末装置1に1台の負荷機器3を接続するか、あるいは1台の端末装置1に数台の負荷機器3を接続し、端末装置1を無線LANの端末に用いればよい。この場合、無線LANを構築するアクセスポイントから通信回線4の有線部分を宅外に引き出すようにすれば、宅内に分散して配置されている負荷機器3に対して通信回線4の有線部分を宅外に1箇所で引き出すことができ配線施工が容易になる。あるいはまた、端末装置1にPHSなどの移動体端末の機能を設け、移動体通信網の基地局を通してセンタ装置2と通信するようにしてもよい。あるいはまた、端末装置1を特定小電力無線による通信が可能な親機と子機とで構成し、親機を通信回線4に接続し子機を負荷機器3に接続する構成を採用してもよい。
本実施形態において用いる端末装置1は、図1に示すように、通信回線4に対してインターネット接続が可能な通信部11と、負荷機器3に設けたHA端子3aと接続可能な運転制御部12aおよび運転監視部12bからなる負荷インターフェース12とを備える。通信部11は通信回線4を通してセンタ装置2との間でデータ通信を行う。すなわち、通信部11は通信回線4との物理的接続および電気的接続を行い、センタ装置2との間で伝送される伝送信号からデータを取り出す。負荷機器3に設けたHA端子3aは、外部から運転制御信号が入力されるたびに負荷機器3の運転状態を交互に反転させる(つまり、運転と停止との運転状態に交互に切り換える)一対の端子と、負荷機器3の運転状態が運転か停止かに応じて2種類の運転モニタ信号を出力する一対の端子とからなる合計4個の端子を備える。運転制御部12aは負荷機器3に対して運転制御信号を出力することにより負荷機器3の運転状態を指示し、運転監視部12bは負荷機器3からの運転モニタ信号を監視することにより負荷機器3の運転状態を取得する。
通信部11および負荷インターフェース12は、マイクロコンピュータからなる端末処理部10に接続される。端末処理部10は、センタ装置2から通信部11を通して受信したデータから所要のデータを抽出する。センタ装置2から端末装置1に伝送されるデータには、端末装置1とセンタ装置2とで構築するネットワークにおいて端末装置1を識別する情報(端末ID)と、インターネット上で端末装置1を識別する情報(ネットワークアドレス)と、負荷機器3の運転状態の指示内容とが少なくとも含まれる。端末装置1に複数台の負荷機器3を接続する場合には、各負荷機器3を識別する情報(負荷ID)も含まれる。
端末処理部10にはメモリ13が接続され、端末ID、ネットワークアドレス、負荷IDはメモリ13に格納される。また、メモリ13は運転監視部12bが運転モニタ信号の監視により取得した負荷機器3の運転状態を格納する領域も備える。メモリ13には、EEPROMのような書換可能かつ不揮発性である半導体メモリを用いる。端末処理部10では、通信部11を通して受信したセンタ装置2からのデータに含まれるネットワークアドレスおよび端末IDがメモリ13に格納されているネットワークアドレスおよび端末IDに一致すると、端末装置1とセンタ装置2とのリンクを確立し、センタ装置2から通信部11を通して受信したデータの内容に応じたデータ処理を行う。負荷IDは複数台の負荷機器3が接続される場合に各負荷機器3を識別するために用いるが、本実施形態では端末装置1が負荷機器3に一対一対応する例を示しているので、負荷IDは用いなくてもよい。本実施形態では、データ処理として、負荷機器3の運転状態の変更、負荷機器3の運転状態の確認を想定しているから、端末処理部10の他の機能についてはとくに説明しない。
さらに、端末処理部10には、センタ装置2から伝送され通信部11により受信した負荷機器3の運転状態の指示内容と、メモリ13に格納された負荷機器3の運転状態とを比較する比較部14と、センタ装置2からデータを受信してからセンタ装置2にデータを返送するまでの時間を決めるタイマ15とが接続される。
端末処理部10では、比較部14の比較結果が不一致であるときのみセンタ装置2から受信した負荷機器3の運転状態に関する指示内容を有効として運転制御部12aから運転制御信号を出力する。一方、比較部14での比較結果が一致であるときには、端末処理部10では、センタ装置2から受信した負荷機器3の運転状態に関する指示内容を無効とし、運転制御部12aからの運転制御信号の出力を行わない。ただし、センタ装置2から指示した運転状態と負荷機器3から取得した運転状態とが一致するか不一致であるかにかかわらず、負荷機器3から取得し運転監視部12bが取得している運転状態を端末装置1からセンタ装置2に返送する。
タイマ15は、比較部14の比較結果が不一致であるときに比較結果が得られた時点から所定時間を時限し、端末処理部10では、タイマ15で時限された所定時間が経過した時点において負荷機器3のHA端子から出力されている運転モニタ信号を運転監視部12bに監視させ負荷機器3の運転状態を取得させる。タイマ15により時限される所定時間は、負荷機器3に運転制御信号を与えたことに応答して運転モニタ信号が変化するまでの時間よりやや長い程度に設定される。タイマ15による時限は、比較部14での比較結果によらずに行ってもよく、比較部14での比較結果が不一致の場合だけではなく一致したときにもタイマ15の時限が終了してから負荷機器3の運転状態をセンタ装置2に返送するようにしてもよい。また、この場合には、タイマ15の時限の開始時点を、比較部14での比較結果が得られた時点ではなく、端末処理部10がセンタ装置2から通信部11を通してデータを受信した時点としてもよい。
以下に、図2を参照してセンタ装置2から負荷機器3の運転状態を指示する場合の動作を説明する。センタ装置2から負荷機器3の運転状態を指示するには、指示しようとする運転状態のデータを含む伝送信号をセンタ装置2から通信回線4を通して端末装置1に伝送する(P1)。伝送信号を受信した端末装置1の端末処理部10では、センタ装置2から受信したデータに含まれるネットワークアドレスおよび端末IDを、メモリ13に格納されているネットワークアドレスおよび端末IDと比較し、両者が一致すれば、負荷機器3の運転状態の指示内容を端末処理部10に保持し、運転監視部12bにより負荷機器3の運転モニタ信号を読み取るとともに、その時点での負荷機器3の運転状態を取得し(P2)、取得した負荷機器3の運転状態をメモリ13に格納する。このとき、以前に取得した負荷機器3の運転状態はメモリ13から削除される。つまり、メモリ13において負荷機器3の運転状態を格納する領域は上書きされる。ただし、メモリ13の容量が比較的大きい場合には、過去においてセンタ装置2からの指示毎に運転監視部12bで取得した所定回数分の負荷機器3の運転状態をセンタ装置2からの指示があった日時とともにメモリ13に蓄積し、履歴をとるようにしてもよい。
次に、端末装置1に設けた比較部14ではメモリ13に格納した負荷機器3の運転状態(つまり、最新の運転状態)と、センタ装置2から指示された負荷機器3の運転状態とを比較部14で比較し(P3)、不一致であるときには、運転制御部12aから運転制御信号を出力し(P4)、負荷機器3に運転状態の変更を指示する。負荷機器3に運転状態の変更を指示した後にタイマ15の時限が終了すると、運転監視部12bにより運転モニタ信号を監視し負荷機器3の運転状態を取得する(P5)。取得した負荷機器3の運転状態は、通信部11を通してセンタ装置2に伝送される(P6)。また、センタ装置2から指示された負荷機器3の運転状態とを比較部14で比較したときに(P3)、比較結果が一致しているときには、運転監視部12bで取得した負荷機器3の運転状態をセンタ装置2に伝送する(P7)。
すなわち、端末処理部10では、センタ装置2から指示された運転状態と運転監視部12bを通して取得した負荷機器3の運転状態とが一致していない場合にのみ、負荷機器3の運転状態を変化させる。たとえば、センタ装置2から指示された運転状態が「運転」であり、通信部11によりセンタ装置2からの指示電文を受信した時点で運転監視部12bにより取得した負荷機器3の運転状態が「停止」であれば、両運転状態は不一致であるから、運転制御部12aから運転制御信号を出力し、負荷機器3の運転状態を反転させることによって、負荷機器3の運転状態を「運転」に変化させる。
また、センタ装置2から指示された運転状態が、メモリ13に格納した運転状態と一致する場合には、運転制御部12aから運転制御信号を出力せずに、メモリ13に格納した運転状態をセンタ装置2に返送する。つまり、端末装置1では負荷機器3に対して運転状態の変更を指示せずに、センタ装置2からの指示電文を受信した時点で負荷機器3から取得した運転状態をセンタ装置2に返送するだけであるが、センタ装置2では負荷機器3に運転状態を指示したことに応答して運転状態を取得することができる。
以上説明したように、負荷機器3に運転制御信号を与えるか否かを端末処理部10において判断しているから、センタ装置2の管理下に多数台の負荷機器3が存在する場合でも、センタ装置2から負荷機器3の運転状態を指示する際にセンタ装置2において事前に負荷機器3の運転状態を取得する必要がなく、センタ装置2と端末装置1との間の通信回線4におけるトラフィックを大幅に低減させることができる。また、負荷機器3に運転状態を指示する際に事前に取得した負荷機器3の運転状態と指示しようとする運転状態とをセンタ装置2において比較する場合には、センタ装置2において運転状態の比較を集中的に行うことになるから、センタ装置2の管理下に多数台の負荷機器3が存在するとセンタ装置2の負荷がきわめて大きくなるが、本実施形態の構成では、センタ装置2から指示する運転状態と負荷機器3の実際の運転状態とを端末装置1において行っているから、センタ装置2における負荷の集中がなく、従来構成と同様であるとすれば、センタ装置2で管理できる負荷機器3の台数を従来構成に比較して大幅に増加させることが可能になる。
なお、センタ装置2が負荷機器3の運転状態の監視のみを行う場合には、センタ装置2から端末装置1に対して監視を指示すればよく、監視の指示を受けた端末装置1では運転監視部12bにより負荷機器3の運転状態を取得し、取得した運転状態をセンタ装置2に伝送するのである。
また、センタ装置2との間でデータ通信を行う情報端末装置を用いることによって、負荷機器の運転状態を遠方から指示したり確認したりすることが可能になる。つまり、負荷機器の使用者が外出先から負荷機器の運転状態を指示したり確認したりすることができ、あるいはまた、複数の負荷機器の運転状態を情報端末装置で一括して監視する集中制御システムを構築することが可能になる。情報端末装置とセンタ装置1との間でのデータ通信にはウェブページと電子メールとの少なくとも一方を用いるのが望ましい。この場合、情報端末装置は、ウェブページを閲覧する機能あるいは電子メールを扱う機能を備えていればよいから、負荷機器の運転状態の制御や監視のための特別なアプリケーションプログラムを情報端末装置に必要とせず、一般に普及している移動体電話機(たとえば、携帯電話)やインターネットに接続可能なパーソナルコンピュータなどを情報端末装置として用いることができる。
上述した実施形態では、通信部11がインターネット接続を行うから、センタ装置2がインターネットを構成するサーバとして機能するようにし、センタ装置2の機能をインターネット上の別途の情報端末装置から利用できるようにしておけば、当該情報端末装置から負荷機器3の運転状態を指示することも可能になる。この場合、インターネット上の情報端末装置を用いればよいから、電話回線のみを用いる場合に比較すると、利用可能な端末の種類が多く、様々な場所から負荷機器3を制御することが可能になる。
なお、センタ装置2と情報端末装置との間ではデータ通信が可能であればよく、情報端末装置は必ずしも端末装置1を接続している通信回線4に接続しなくてもよい。つまり、端末装置1とセンタ装置2とを接続する通信回線4と、情報端末装置とセンタ装置2とを接続する通信回線とは別に設けるようにしてもよい。
本発明の実施形態1を示すブロック図である。 同上の動作説明図である。 本発明に係る集中制御システムの概略構成図である。 同上の動作説明図である。
符号の説明
1 端末装置
2 センタ装置
3 負荷機器
3a HA端子
4 通信回線
10 端末処理部
11 通信部
12a 運転制御部
12b 運転監視部
13 メモリ
14 比較部

Claims (7)

  1. センタ装置に通信回線を介して接続されセンタ装置からの指示内容に応答して負荷機器について運転状態の監視および制御を行う集中制御システムの端末装置であって、通信回線に接続されセンタ装置との間でデータ通信を行う通信部と、負荷機器に運転状態を指示する運転制御部と、負荷機器の運転状態を取得する運転監視部と、センタ装置から通信部を通して指示された負荷機器の運転状態と運転監視部により取得した負荷機器の運転状態とを比較する比較部と、比較部による比較結果が不一致であるときにのみ運転制御部を通して負荷機器の運転状態をセンタ装置からの指示に従って変更する端末処理部とを備えることを特徴とする集中制御システムの端末装置。
  2. 前記端末処理部は、前記比較部による比較結果が一致するときにはセンタ装置からの指示を無視して負荷機器の運転状態を変更せず前記運転監視部により取得した負荷機器の運転状態をセンタ装置に伝送することを特徴とする請求項1記載の集中制御システムの端末装置。
  3. 前記負荷機器はホームオートメーションシステムに用いることができる端末機器であって、前記運転制御部は端末機器に設けたHA端子に運転制御信号を出力し、前記運転監視部は端末機器に設けたHA端子から運転モニタ信号が入力されることを特徴とする請求項1または請求項2記載の集中制御システムの端末装置。
  4. 前記通信部はインターネット接続を行うことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の集中制御システムの端末装置。
  5. 前記通信部は前記通信回線の少なくとも一部に無線伝送路を形成することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の集中制御システムの端末装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の集中制御システムの端末装置と、前記センタ装置と、センタ装置との間でデータ通信が可能である情報端末装置とからなり、センタ装置は、情報端末装置から前記負荷機器の運転状態が指示されると当該運転状態を端末装置に指示し、情報端末装置から負荷機器の運転状態の確認が指示されると端末装置に運転状態の確認を指示するとともに端末装置から伝送された負荷機器の運転状態を情報端末装置に伝送することを特徴とする集中制御システム。
  7. 前記センタ装置と前記情報端末装置との間でのデータ通信には、ウェブページと電子メールとの少なくとも一方を用いることを特徴とする請求項6記載の集中制御システム。
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