JP2011015072A - 遠隔監視制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】強制制御状態においても特定の操作端末器を用いて負荷を制御することができる遠隔監視制御システムを提供する。
【解決手段】特定の操作端末器(例えば、液晶操作端末器5)のスイッチを操作することによって特別制御の監視データが伝送制御装置1に伝送される。伝送制御装置1の制御部10では強制制御モードで動作している場合においても、強制制御モードの動作中に特別制御の監視データを受け取ったときは当該特別制御の監視データに対応した制御データを生成して制御端末器3に伝送する。故に、強制制御状態においても特定の操作端末器(液晶操作端末器5)を用いて負荷Lを制御することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、負荷の動作を遠隔から制御及び監視する遠隔監視制御システムに関するものである。
従来より、負荷制御用として、図6に示すような構成の遠隔監視制御システムが提供されている(例えば、特許文献1参照)。この遠隔監視制御システムでは、伝送制御装置1に接続された2線式の信号線Lsに複数台ずつの操作端末器2および制御端末器3が分岐接続(マルチドロップ接続)されている。各操作端末器2および各制御端末器3には、それぞれ固有のアドレスが設定され、伝送制御装置1はそれらのアドレスを用いて操作端末器2および制御端末器3を個別に認識する。操作端末器2は例えばスイッチSを備え、制御端末器3には負荷Lが接続される。また、操作端末器2には負荷Lの動作状態を確認するための表示素子(発光ダイオード)よりなる確認灯2a,2bが設けられている。負荷Lはとくに制限されないが、照明負荷を用いることが多い。
伝送制御装置1は信号線Lsに対して、図7(a)に示すフォーマットの伝送信号Vsを送出する。すなわち、信号送出開始を示す同期信号SY、伝送信号Vsのモードを示すモードデータMD、操作端末器2や制御端末器3を各別に呼び出すためのアドレスデータAD、負荷Lを制御する制御データCD、伝送誤りを検出するためのチェックサムデータCS、操作端末器2や制御端末器3からの返送信号(監視データ)を受信するタイムスロットである信号返送期間WTよりなる双極性(±24V)の時分割多重信号であり、パルス幅変調によってデータが伝送されるようになっている(図7(b))。各操作端末器2および各制御端末器3では、信号線Lsを介して受信した伝送信号Vsにより伝送されたアドレスデータADがあらかじめ設定されているアドレスに一致すると、伝送信号Vsから制御データCDを取り込むとともに、伝送信号Vsの信号返送期間WTに監視データを電流モード信号(信号線Lsを適当な低インピーダンスを介して短絡することにより送出される信号)として返送する。
伝送制御装置1から所望の操作端末器2や制御端末器3にデータを伝送する場合には、モードデータMDを制御モードとし、操作端末器2または制御端末器3のアドレスをアドレスデータADとする伝送信号Vsを送出し、この伝送信号Vsを信号線Lsに送出すれば、アドレスデータADに一致する操作端末器2または制御端末器3が制御データCDを受け取り、信号返送期間WTに監視データを返送する。伝送制御装置1では送出した制御データCDと信号返送期間WTに受信した監視データとの関係によって制御データCDが所望の操作端末器2または制御端末器3に伝送されたことを確認する。制御端末器3は受け取った制御データCDに従って負荷Lを制御するための負荷制御信号を出力し、操作端末器2では受け取った制御データCDに従って負荷Lの動作確認表示を行なうための監視信号を出力する。
一方、伝送制御装置1は常時はモードデータMDをダミーモードとした伝送信号Vsを一定時間間隔で送出しており、操作端末器2が伝送制御装置1に対して何らかの情報を伝送しようとするときには、ダミーモードの伝送信号Vsの同期信号SYに同期させて図7(c)のような割込信号を発生させる。このとき、操作端末器2は割込フラグを設定して伝送制御装置1との以後の情報授受に備える。伝送制御装置1では割込信号を受信すると、モードデータMDを割込ポーリングモードとしかつアドレスデータADの上位の半数のビット(アドレスデータADを8ビットとすれば上位4ビット)を順次増加させながら伝送信号を送出し、割込信号を発生した操作端末器2では、割込ポーリングモードの伝送信号のアドレスデータADの上位4ビットが操作端末器2に設定されているアドレスの上位4ビットに一致するときに、信号返送期間WTにアドレスの下位の半数のビットを伝送制御装置1に返送する。このように、伝送制御装置1は割込信号を発生した操作端末器2を16個ずつまとめて探すので、比較的短い時間で操作端末器2を発見することができる。
伝送制御装置1が割込信号を発生した操作端末器2のアドレスを獲得すると、モードデータMDを監視モードとし、獲得したアドレスデータADを持つ伝送信号を信号線Lsに送出するのであって、この伝送信号に対して操作端末器2は伝送しようとする情報を信号返送期間WTに返送するのである。最後に、伝送制御装置1は割込信号を発生した操作端末器2に対して割込リセットを指示する信号を送出し、操作端末器2の割込フラグを解除する。以上のようにして、操作端末器2から伝送制御装置1への情報伝送は、伝送制御装置1から操作端末器2への4回の信号伝送(ダミーモード、割込ポーリングモード、監視モード、割込リセット)によって完了する。伝送制御装置1が所望の制御端末器3の動作状態を知ろうとするときには、モードデータMDを監視データとした伝送信号を送出するだけでよい。
上述の動作を簡単にまとめる。まず、操作端末器2に対してスイッチSによる入力データが発生すると、入力データに対応した監視データを伝送制御装置1に返送し、伝送制御装置1が制御端末器3に制御データCDを伝送すると、制御端末器3は負荷制御信号を出力して負荷Lを制御する。ここで、制御端末器3には負荷監視入力が与えられ、負荷監視入力に対応する監視データを伝送制御装置1に返送し、返送された監視データを操作端末器2に伝送する。この伝送信号によって操作端末器2では監視信号を出力する。監視出力は通常は確認灯の点灯・消灯に用いられる。また、操作端末器2は最大4回路のスイッチSを備え、制御端末器3は最大4回路の負荷Lが制御可能であって、操作端末器2および制御端末器3には各スイッチSや負荷Lを個別に認識するために2ビットの負荷番号が付加されている。以下では、上述した操作端末器2ないし制御端末器3のアドレスをチャンネルと呼び、チャンネルと負荷番号とをまとめてアドレスと呼ぶことにする。つまり、各スイッチSや各負荷Lに個別のアドレスが付与されていることになる。
ところで、この種の遠隔監視制御システムでは、スイッチSと負荷Lとのアドレスの対応関係を伝送制御装置1で管理しているから、伝送制御装置1において1回路のスイッチSのアドレスに対して複数回路の負荷Lのアドレスを対応付けておけば、1回路のスイッチSで複数回路の負荷Lを一括して制御することが可能である。このような一括制御にはグループ制御とパターン制御とがある。グループ制御では複数の負荷を同じ制御状態に制御し、パターン制御では複数の負荷をあらかじめ設定した制御状態に制御する。グループ制御やパターン制御を行なう一括制御用操作端末器(図示せず)のスイッチには一括制御用として定められているアドレスが対応付けられるが、他の構成は他の操作端末器と同様のものである。
上述のように、一括制御(パターン制御又はグループ制御)を行なうためには伝送制御装置1において一括制御用操作端末器のスイッチのアドレスに複数回路の負荷Lのアドレスを対応付けて登録しておく必要があり、この種の設定操作をパターン設定及びグループ設定と称している。なお、以下では、パターン制御用操作端末器に設けたスイッチをパターンスイッチと呼び、グループ制御用操作端末器(図示せず)に設けたスイッチをグループスイッチと呼び、操作端末器2に設けたスイッチSを個別スイッチと呼ぶ。
ここで、上記従来例においては、個別制御、パターン制御、グループ制御、調光制御の4通りの制御が選択可能であって、操作端末器2並びに制御端末器3に設定される固有のアドレスには各端末器2,3が何れの制御用のものであるかを識別する符号が含まれている。さらに、個別制御用のアドレスには0ch〜63chの64通りのチャンネルと4つの負荷番号(1,2,3,4)の組み合わせからなる256通りのアドレス(個別アドレス)、パターン制御用には1〜72までのパターン番号からなる72通りのアドレス(パターンアドレス)、グループ制御用には1〜127までのグループ番号からなる127通りのアドレス(グループアドレス)、調光制御用には0ch〜15chの16通りのアドレス(調光アドレス)がそれぞれ設定可能であって、例えば、個別制御においては対応する操作端末器2と制御端末器3とに同一の個別アドレスを設定し、パターン制御やグループ制御においては対応する一括制御用操作端末器と制御端末器3とに同一のパターンアドレス若しくはグループアドレスを関係データとして設定することで個別制御、パターン制御、グループ制御が可能となる。
ところで、上述した遠隔監視制御システムがテナントビルや商業施設に設置される場合において、不特定多数の人が操作可能な場所に設置されている操作端末器2のスイッチSが不用意に操作されて負荷Lの動作が停止してしまう(例えば、照明負荷が消灯してしまう)といった不具合の生じる虞がある。そのために従来は、信号線Lsに接続された強制パターン保持端末器4から接点200がオンしたときに生成される監視データを伝送制御装置1が受け取ると、伝送制御装置1は所定のパターンアドレスに対応するパターン制御を実行した後、他の操作端末器2から伝送される監視データを無視して強制的に前記パターン制御の状態を保持するようにしていた(例えば、特許文献2参照)。すなわち、強制パターン保持端末器4に接続されている接点200がオンしている間は全ての操作端末器2におけるスイッチSの操作が無効になるから、不特定多数の人による操作端末器2の誤操作を防ぐことができる。
特開2003−9260号公報 特開2007−174837号公報(段落0005〜0007及び図7参照)
しかしながら、上記従来例では強制パターン保持端末器4によって強制制御されている間、全ての操作端末器2のスイッチSによる操作が無効になってしまうため、例えば、テナントビルや商業施設に設置された場合に管理室に設置されている操作端末器2で負荷Lを制御するためには、一旦、接点200をオフして強制制御状態を解除しなければならず、非常に使い勝手の悪いものであった。
本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、その目的は、強制制御状態においても特定の操作端末器を用いて負荷を制御することができる遠隔監視制御システムを提供することにある。
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、スイッチの操作状態を監視するとともに当該スイッチが操作されたときに監視データを伝送する複数の操作端末器と、制御データを受け取ったときに当該制御データに応じて負荷を制御する1乃至複数の制御端末器と、信号線により各操作端末器並びに制御端末器と接続され、アドレスにより個々の操作端末器及び制御端末器を識別し信号線を介して監視データ並びに制御データを伝送する伝送制御装置とを有し、伝送制御装置は、操作端末器から伝送される監視データに基づいて何れかの負荷を制御する制御データを生成するとともに当該監視データの送信元である操作端末器に対応した制御端末器に対して前記制御データを伝送する通常モードと、強制制御開始の監視データに応じた制御データを制御端末器に伝送してから強制制御解除の監視データを受け取るまでの間は特別制御の監視データを除く全ての監視データに対応した制御データの生成を中止する強制制御モードとを択一的に切り換えて動作し、複数の操作端末器の内の少なくとも何れか1つの操作端末器は、スイッチが操作されたときに前記特別制御の監視データを伝送制御装置に対して伝送することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、伝送制御装置が強制制御モードで動作している場合においても、特定の操作端末器が監視するスイッチを操作することによって特別制御の監視データが伝送制御装置に伝送され、伝送制御装置では強制制御モードの動作中に特別制御の監視データを受け取ったときは当該特別制御の監視データに対応した制御データを生成して制御端末器に伝送するので、強制制御状態においても特定の操作端末器を用いて負荷を制御することができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、予め決められた1乃至複数のスイッチの何れかが操作されたときに当該スイッチの操作状態を監視している操作端末器が前記特別制御の監視データを伝送制御装置に対して伝送することを特徴とする。
請求項2の発明によれば、操作端末器が複数のスイッチの操作状態を監視している場合においては複数のスイッチの内の何れかのスイッチのみを特別制御の監視データと対応付けることができて使い勝手が向上する。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、特別制御の制御コマンドを送信する外部端末器と、外部端末器から送信される特別制御の制御コマンドを前記特別制御の監視データに変換するとともに変換した当該監視データを信号線を介して伝送制御装置に対して伝送するインタフェース装置とを有することを特徴とする。
請求項3の発明によれば、例えば、外部端末器がコンピュータネットワークと接続されるものであれば、当該コンピュータネットワークを介して伝送制御装置に特別制御の監視データを伝送することができてシステムを容易に拡張することができる。
本発明によれば、強制制御状態においても特定の操作端末器を用いて負荷を制御することができる。
本発明の実施形態1を示すシステム構成図である。 同上における伝送制御装置のブロック図である。 同上における液晶操作端末器のブロック図である。 同上における特別制御の動作を説明するためのシーケンスチャートである。 本発明の実施形態2を示すシステム構成図である。 従来例を示すシステム構成図である。 伝送信号の説明図である。
(実施形態1)
本実施形態のシステム構成図を図1に示す。尚、本実施形態は、操作端末器の一種である液晶操作端末器5を有する点を除いて従来例と共通のシステム構成を有しているので、従来例と共通の構成要素については同一の符号を付して適宜図示並びに説明を省略する。
まず、液晶操作端末器5について説明する。液晶操作端末器5は、図3に示すように、液晶表示器にバックライトを一体化した表示パネル50と、表示パネル50の画面(前面)に重ねて配置された透明な板状のタッチスイッチからなる操作入力部(操作入力受付手段)51とを備えている。表示パネル50には多数の画素を縦横にマトリクス状に配列したマトリクス表示型のものを用い、画素の組み合わせによって図形を表示するようになっている。操作入力部51は、透明なシート状部材に透明電極からなる接点部を多数個配列し、シート状部材に指などが触れた際にどの部位に触れたのかを出力する抵抗感圧方式のタッチスイッチであり、表示パネル50と共にタッチパネルディスプレイを構成する。
この液晶操作端末器5は、伝送制御装置1に接続された信号線Lsに接続され伝送信号を授受する多重伝送回路52を備えている。多重伝送回路52はメインマイコン54に接続され、メインマイコン54は、液晶操作端末器5の内蔵メモリとして設けられたフラッシュメモリ55に書き込まれているプログラムおよびデータに従って動作する。フラッシュメモリ55には少なくとも液晶操作端末器5としてのアドレスが書き込まれる。
メインマイコン54は、表示パネル50の表示内容を指示するデータをラッチ回路56を通して液晶コントローラ57に出力する。液晶コントローラ57は、DRAM61に予め登録してあるデータを用いて表示パネル50の所定位置に所定の内容を表示する。なお、表示パネル50のコントラストやバックライトの明るさは、メインマイコン54がコントラスト調整部58やバックライト用インバータ回路59を制御することによって自動的に調節される。さらに、メインマイコン54は操作入力部51の操作に応じてブザー60を鳴動させる機能を有している。
また、液晶操作端末器5の器体62には、リモコントランス140から電源供給を受けるための電源線が接続される電源端子部T1と、信号線Lsが接続される信号端子部T2とが設けられている。電源端子部T1は電源回路53に接続されており、この電源回路53は電源端子部T1を介して給電される商用交流電源から内部回路の動作電源(直流電源)を作成している。
ところで、従来の操作端末器2は押釦スイッチによってスイッチSの操作入力を受け付る構成であったため、1台の操作端末器2が備えるスイッチSの個数は最大で4個程度であった。これに対して本実施形態の液晶操作端末器5では、操作入力を受け付ける操作入力部51が表示パネル50と共にタッチパネルディスプレイを構成しており、表示パネル50に表示される図形ないし文字と操作入力部51との組み合わせによって5個以上のスイッチを持つことが可能である。但し、制御対象である全ての負荷Lと対応する多数のスイッチを一画面内に同時に表示するには大きな画面サイズの表示パネル50が必要になり、高価になるとともに全体が大型化することになる。そこで、一画面内に同時に表示するスイッチの個数を比較的に少なくし、それぞれに異なるスイッチが同時に表示される複数の画面を切り換えることで表示パネル50の画面サイズを小型化している。
図2は本実施形態における伝送制御装置1のブロック図を示している。伝送制御装置1は、図2に示すようにマイコンよりなる制御部10を備え、制御部10はフラッシュメモリ11に書き込まれたプログラムに従って動作する。また、制御部10には伝送信号送受信部12を介して信号線Lsが接続される。さらに、操作端末器2(液晶操作端末器5を含む。以下同じ。)や制御端末器3のアドレス並びにスイッチSと負荷Lの対応関係に関するデータ(関係データ)を保持するためのフラッシュメモリ13、負荷Lの動作状態などを格納するRAM14を備える。さらに、信号線Lsの短絡を検出して表示するために信号線短絡検出/表示部15が設けられる。制御部10はマイコンよりなるから、クロック信号を発生するための発振回路16、電源投入時に初期化するためのリセット回路17、電源回路18も備えている。
ここで、伝送制御装置1の制御部10は2種類の動作状態を択一的に選択して動作している。一つは、従来技術で説明したように何れかの操作端末器2から伝送される監視データに基づいて何れかの負荷Lを制御する制御データを生成するとともに前記関係データに応じて当該監視データの送信元である操作端末器2に対応した制御端末器3に対して前記制御データを伝送する動作モード(以下、「通常モード」と呼ぶ。)であり、もう一つは、強制パターン保持端末器4から伝送される強制制御開始の監視データに応じた制御データを制御端末器3に伝送してから強制パターン保持端末器4より強制制御解除の監視データを受け取るまでの間、特別制御の監視データ(後述する)を除く全ての監視データに対応した制御データの生成を中止する動作モード(以下、「強制制御モード」と呼ぶ。)である。但し、通常モード並びに強制制御モードについては従来技術でも説明したように従来周知であるから詳細な説明を省略し、本発明の要旨である強制制御モード時の特別制御について説明する。
ここで、本実施形態において使用するアドレスについてさらに詳しく説明する。従来技術で説明したようにアドレスには256通りの個別アドレス、72通りのパターンアドレス、127通りのグループアドレス、16通りの調光アドレスなどの多数の種類があるため、従来は4ビットのページデータと8ビットのアドレスデータでアドレスを構成している。但し、従来は全てのアドレス(ページデータ:4ビット+アドレスデータ:8ビット)が使用されているわけではなく、将来の機能拡張等に備えた未使用のアドレスが確保されている。
そこで本実施形態においては、上記未使用のアドレスの一部を特別制御のためのアドレスに使用することにより、伝送制御装置1のハードウェアを変更せずに制御部10で実行するソフトウェアの一部の変更のみで対応できるという利点がある。例えば、本実施形態ではページアドレス:Fhとアドレスデータ:20h〜2Fhを組み合わせたアドレスを特別制御用のアドレスに割り当てている。したがって、伝送制御装置1の制御部10では、強制制御モードの動作中に特別制御用のアドレスが割り当てられた操作端末器から特別制御の監視データを受け取った場合、当該特別制御の監視データに対応した制御データを生成するとともに特別制御用のアドレスとの対応関係が設定されている制御端末器3に対して前記特別制御の制御データを伝送するのである。
ここで、特別制御用のアドレスは操作端末器2毎に割り付けることも可能であるし、液晶操作端末器5のように多数のスイッチを有する操作端末器2に対して一部のスイッチにのみ特別制御用のアドレスを割り付けることも可能である。但し、操作端末器2(液晶操作端末器5を含む。)に対して特別制御用のアドレスを割り付ける手順(アドレス設定手順)については、従来の個別アドレスやグループアドレスなどの設定手順と同様に実施できる。例えば、液晶操作端末器5の場合、各スイッチ毎にアドレスを設定するメニュー画面において特別制御用のアドレスを割り当てればよいし、あるいは別のメニュー画面において全てのスイッチに対して一括して特別制御用のアドレスを割り当てても構わない。
次に、伝送制御装置1の制御部10が強制制御モードで動作している場合において、特別制御用のアドレスが割り当てられた液晶操作端末器5との間で伝送信号を授受することにより負荷Lを制御(特別制御)する際の動作を、図4のシーケンスチャートを参照しながら説明する。
まず、液晶操作端末器5のスイッチの内で特別制御用のアドレスが割り付けられたスイッチが操作されると、液晶操作端末器5から伝送制御装置1に対して割込要求(割込信号の送信)が行われる(1)。割込要求を受けた伝送制御装置1の制御部10がMDP2(割込ポーリング)の伝送信号を送信して割込要求元のアドレスを検索するので(2)、液晶操作端末器5から特別制御用のアドレス(例えば、ページデータがFh、アドレスデータが20hのアドレス<F20h>)が伝送制御装置1に対して返信される(3)。割込要求元のアドレス(今の場合は特別制御用のアドレス<F20h>)を獲得した伝送制御装置1の制御部10は、制御内容を確認するためにMDM2(制御要求ページ監視)の伝送信号を割込要求元のアドレス(F20h)に宛てて送信する(4)。MDM2(制御要求ページ監視)の伝送信号を受け取った液晶操作端末器5では、特別制御用のページデータ(Fh)を伝送制御装置1に返信する(5)。このページデータを受け取った伝送制御装置1の制御部10は、特別制御要求のページデータ(Fh)を受け取ったことを通知するためにMDCT(制御モードのアンサーバック)の伝送信号を送信する(6)。このMDCTを受け取った液晶操作端末器5からは同一のページデータが返信(エコーバック)される(7)。尚、割込要求元のアドレスが特別制御用のアドレスではなかった場合、伝送制御装置1の制御部10では、MDM2に対して返信される割込要求元のページデータが特別制御用のページデータと一致しないことを確認した後、これ以降の処理を中止する。
次に伝送制御装置1の制御部10は、特別制御の要求元のアドレスを確認するためにMDM2(制御要求ページ監視)の伝送信号をアドレス(F21h)に宛てて送信する(8)。一方、特別制御の要求元である液晶操作端末器5では、MDCTを受け取った後は特別制御用のアドレスを割込要求時のアドレスF20hと異なる別のアドレス(F21h)に変更しており、したがって、伝送制御装置1からアドレス(F21h)宛てに送信されたMDM2の伝送信号を受信して変更後のアドレス(F21h)を伝送制御装置1に返信する(9)。このアドレス(F21h)を受け取った伝送制御装置1の制御部10は、MDCT(制御モードのアンサーバック)の伝送信号をアドレス(F22h)に宛てて送信する(10)。一方、特別制御の要求元である液晶操作端末器5では、変更後のアドレス(F21h)を伝送制御装置1に返信した後、特別制御用のアドレスを再度別のアドレス(F22h)に変更しており、したがって、伝送制御装置1からアドレス(F22h)宛てに送信されたMDCTの伝送信号を受信して変更後のアドレス(F22h)を伝送制御装置1に返信(エコーバック)する(11)。これ以降、伝送制御装置1の制御部10と特別制御の要求元である液晶操作端末器5との間では確定した特別制御用のアドレス(F22h)を用いて特別制御の監視データ等が授受される。そして、伝送制御装置1の制御部10では、液晶操作端末器5から受け取った特別制御の監視データに基づいて何れかの負荷Lを制御するための制御データを生成し、生成した制御データを制御端末器3に電送するのである。尚、特別制御の監視データは通常モードにおける監視データと共通である。
ここで、本実施形態においては複数の操作端末器2で特別制御用のアドレスを共用しているので、複数の操作端末器2から特別制御用の監視データが同時に送信された場合に互いに競合してしまう虞がある。そのために本実施形態では、上述したように特別制御の監視データを授受する過程で特別制御用のアドレスを順次変更することによって複数の操作端末器2から特別制御用の監視データが同時に送信された場合の競合を回避している。
而して本実施形態によれば、伝送制御装置1の制御部10が強制制御モードで動作している場合においても、特定の操作端末器(本実施形態では液晶操作端末器5)のスイッチを操作することによって特別制御の監視データが伝送制御装置1に伝送され、伝送制御装置1の制御部10では強制制御モードの動作中に特別制御の監視データを受け取ったときは当該特別制御の監視データに対応した制御データを生成して制御端末器3に伝送するので、強制制御状態においても特定の操作端末器(液晶操作端末器5)を用いて負荷Lを制御することができる。しかも本実施形態では、予め決められた1乃至複数のスイッチの何れかが操作されたときに当該スイッチの操作状態を監視している操作端末器が前記特別制御の監視データを伝送制御装置1に対して伝送するので、例えば、液晶操作端末器5のように複数のスイッチの操作状態を監視している場合においては複数のスイッチの内の何れかのスイッチのみを特別制御の監視データと対応付けることができて使い勝手が向上するという利点がある。
(実施形態2)
ところで、本発明に係る遠隔監視制御システムは、伝送制御装置1と上位のシステムとの間をインタフェースするインタフェース装置、具体的には、図5に示すようにローカルインタフェースユニット(LIU)6、ネットワークコントロールユニット(NCU)7、ウェブサーバユニット(WSU)8を利用することにより、例えば、インターネットやイントラネットなどの外部ネットワーク(上位システム)に接続されたネットワーク端末(パーソナルコンピュータなど)から負荷Lの監視並びに制御を行うことが可能である(例えば、特開2005−217550号公報参照)。
LIU6は、信号線Lsを介して伝送制御装置1との間で伝送信号を送受信することで操作端末器として機能するとともに、専用線Ltを介してNCU7との間でRS485の規格に準拠したシリアル伝送を行って遠隔監視制御システムの時分割多重伝送とシリアル伝送とをインタフェースする機能も有している。またNCU7は、専用線Ltを介してLIU6との間でRS485の規格に準拠したシリアル通信を行う機能と、通信線Luを介してWSU8との間でRS232の規格に準拠したシリアル通信を行う機能と、両規格のシリアル通信をインタフェースする機能とを有している。WSU8は、通信線Luを介してNCU7との間でRS232の規格に準拠したシリアル通信を行う機能と、より対線からなるLANケーブルを介して10BASE-Tや100BASE-TXなどの規格に準拠したパケット通信を行う機能と、シリアル通信とパケット通信をインタフェースする機能とを有している。ここで、WSU8をLANケーブルでONUやDSLモデムなどに接続することにより、ウェブブラウザを搭載したパーソナルコンピュータのようなネットワーク端末(外部端末器)9からインターネットを介してWSU8にアクセスし、WSU8とNCU7とLIU6を通して伝送制御装置1との間で監視データ等を授受することができる(図5参照)。
本実施形態においては、WSU8との間でネットワーク通信を行うネットワーク端末9から特別制御用の制御コマンドが送信されると、WSU8が当該特別制御用の制御コマンドを特別制御用以外の通常の制御コマンドと同様の手順でNCU7に転送し、さらにNCU7からLIU6へ前記特別制御用の制御コマンドが転送される。そして、LIU6では特別制御用の制御コマンドを特別制御用の監視データに変換するとともに、実施形態1で説明した液晶操作端末器5と同様に伝送制御装置1との間で特別制御用のアドレスを用いて特別制御用の監視データを伝送制御装置1に伝送する。故に、伝送制御装置1の制御部10が強制制御モードで動作しているときにおいても、ネットワーク端末9を用いた負荷Lの特別制御を行うことができる。但し、通常制御のコマンドと特別制御のコマンドは同一のフォーマットを有して一部の値のみを異なせるようにすればよい。
而して本実施形態によれば、特別制御の制御コマンドを送信する外部端末器(例えば、パーソナルコンピュータからなるネットワーク端末)9と、外部端末器9から送信される特別制御の制御コマンドを前記特別制御の監視データに変換するとともに変換した当該監視データを信号線Lsを介して伝送制御装置1に対して伝送するインタフェース装置(WSU8,NCU7,LIU6)とを有するので、インターネットやイントラネットなどのコンピュータネットワークを介して伝送制御装置1に特別制御の監視データを伝送することができてシステムを容易に拡張することができるという利点がある。
1 伝送制御装置
2 操作端末器
3 制御端末器
5 液晶操作端末器
L 負荷

Claims (3)

  1. スイッチの操作状態を監視するとともに当該スイッチが操作されたときに監視データを伝送する複数の操作端末器と、制御データを受け取ったときに当該制御データに応じて負荷を制御する1乃至複数の制御端末器と、信号線により各操作端末器並びに制御端末器と接続され、アドレスにより個々の操作端末器及び制御端末器を識別し信号線を介して監視データ並びに制御データを伝送する伝送制御装置とを有し、
    伝送制御装置は、操作端末器から伝送される監視データに基づいて何れかの負荷を制御する制御データを生成するとともに当該監視データの送信元である操作端末器に対応した制御端末器に対して前記制御データを伝送する通常モードと、強制制御開始の監視データに応じた制御データを制御端末器に伝送してから強制制御解除の監視データを受け取るまでの間は特別制御の監視データを除く全ての監視データに対応した制御データの生成を中止する強制制御モードとを択一的に切り換えて動作し、
    複数の操作端末器の内の少なくとも何れか1つの操作端末器は、スイッチが操作されたときに前記特別制御の監視データを伝送制御装置に対して伝送することを特徴とする遠隔監視制御システム。
  2. 予め決められた1乃至複数のスイッチの何れかが操作されたときに当該スイッチの操作状態を監視している操作端末器が前記特別制御の監視データを伝送制御装置に対して伝送することを特徴とする請求項1記載の遠隔監視制御システム。
  3. 特別制御の制御コマンドを送信する外部端末器と、外部端末器から送信される特別制御の制御コマンドを前記特別制御の監視データに変換するとともに変換した当該監視データを信号線を介して伝送制御装置に対して伝送するインタフェース装置とを有することを特徴とする請求項1又は2記載の遠隔監視制御システム。
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