JPH0918791A - 撮像装置 - Google Patents
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Classifications
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N23/00—Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
- H04N23/70—Circuitry for compensating brightness variation in the scene
-
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-
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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- H04N25/00—Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
Landscapes
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- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
- Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
Abstract
ま、フレームモードにおけるCCDの垂直転送部での電
荷の転送効率を向上させる。 【構成】 フレームモードで電荷転送パルスV3 が最初
に高電位VH となる期間(t3 〜t6 )に、半導体基板
部の電位Vsub および電荷転送パルスV1 〜V4の転送
電位VM をレベル2からフィールドモードと同じレベル
1へ高くする。これによって、フィールドモードと同じ
転送効率が得られる。また、画素から垂直転送部に漏れ
こんだ電荷が転送されないので、ブルーミングにより画
質が劣化することがない。
Description
子を有する撮像装置に関する。
oupled Device :電荷結合素子)を用いたビデオカメラ
や電子カメラなどの撮像装置が数多く開発され販売され
ている。また、マルチメディア機器においては、ビデオ
信号に規制されないディジタル画像データが求められて
いる。例えば、ビデオ信号に規制されないデータを扱う
ようにしたディジタルカメラが実現されている。このよ
うなディジタルカメラに使用するCCDなどの撮像素子
は、ビデオ信号に規制されないことから比較的高い自由
度で設計することが可能であるが、製品価格を抑制する
ためにはむしろビデオカメラ用の撮像素子をそのまま使
用する方が好ましい。そこで、ディジタルカメラに使用
したビデオムービーカメラ用撮像素子を、ビデオムービ
ーカメラに使用したときとは異なる方法で駆動すること
によって、より高画質の画像データを得ることが提案さ
れている。
般的なインターライン型CCDの概略構成を示す図であ
る。補色市松色差順次方式の色フィルタ構成で各光電変
換要素(画素)24が配列された光電変換部20は、入
射した光のうち透過した4つの特定波長域の光(Mg,
G,Cy,Ye)から電荷を発生する。垂直転送部(V
CCD)21は、転送ゲート電極25に4つの電荷転送
パルスV1 〜V4 が印加されることによって画素24の
それぞれに蓄えられた電荷を読み出し垂直方向に転送す
る。水平転送部22は、垂直転送部21から転送されて
きた電荷を水平方向に転送する。出力アンプ23は、水
平転送部22から転送されてきた電荷を電圧信号に変換
して出力する。
号は、1フィールド期間毎に全ラインの画素を走査し、
奇数フィールドと偶数フィールドとで1段ずらした画素
ラインを垂直転送部21で加算して読み出すフィールド
モード、および1フィールド期間毎に1ラインおきの画
素をインターレース走査して読み出すフレームモードの
いずれかのモードによって読み出される。
1の転送ゲート電極25に印加される4つの電荷転送パ
ルスV1 〜V4 のタイムチャートを示す。図12におい
て、電荷転送パルスV1 〜V4 が中間電位VM と低電位
VL とを繰り返すことによって電荷が転送される一方
で、電荷転送パルスV1 および電荷転送パルスV3 が同
時に高電位VH (読み出しパルス)になると、奇数ライ
ン(Mg,G)の画素24および偶数ライン(Cy,Y
e)の画素24から垂直転送部21へ蓄積電荷が読み出
される。以後、1フィールド期間(1V)ごとに電荷転
送パルスV1 および電荷転送パルスV3 が同時に高電位
VH になり、全画素24から垂直転送部21への撮像信
号の読み出しが行われる。このフィールドモードでは、
上下の画素に蓄積された電荷が加算されるためにフレー
ムモードに比べて垂直解像度が半分程度に減少する。
の転送ゲート電極25に印加される4つの電荷転送パル
スV1 〜V4 のタイムチャートを示す。図13におい
て、電荷転送パルスV1 〜V4 が中間電位VM と低電位
VL とを繰り返すことによって電荷が転送される一方
で、電荷転送パルスV1 が高電位VH (読み出しパル
ス)になると、奇数ライン(Mg,G)の画素24から
垂直転送部21へ蓄積電荷が読み出される。次に、1フ
ィールド期間経過後に、電荷転送パルスV3 が高電位V
H (読み出しパルス)になると、偶数ライン(Cy,Y
e)の画素24から垂直転送部21へ蓄積電荷が読み出
される。以後、1フィールド期間ごとに電荷転送パルス
V1 および電荷転送パルスV3 が交互に高電位VH にな
り、画素24から垂直転送部21への読み出しが行われ
る。
ラ用のCCDは、フィールドモードでの駆動を前提とし
ているため、フィールドモードで最適となるようにダイ
ナミックレンジが設定されている。従って、このような
CCDを用いて静止画像の撮影のためにフレーム読み出
しを行うと、垂直転送部21の容量を有効に生かせない
ために、CCDのダイナミックレンジがフィールド読み
出しのときよりも狭くなってしまう。つまり、画素24
の1個分の最大電荷蓄積容量が垂直転送部21の転送ゲ
ート電極25の1段分の最大電荷蓄積容量よりも小さい
ために、フレームモードでは転送ゲート電極25部分よ
りも先に画素24部分の電荷が飽和してしまい、フィー
ルドモードよりも飽和レベルが低くなる。
ダイナミックレンジに対して転送ゲート電極25の1段
分のダイナミックレンジが対応しているので、フレーム
モードにおいてフィールドモードと同等のダイナミック
レンジを確保することができず、ダイナミックレンジが
ほぼ半減してしまう。そのため、特に、垂直高解像度を
実現するためにフレーム読み出しを行い静止画像を記憶
する電子カメラでは、ダイナミックレンジの減少によっ
て画質が劣化してしまう。例えば、コントラストの高い
被写体を撮像すると、信号が飽和して高彩度部分が変色
したり、高輝度部分のコントラストが消失したりする。
また、最近、全画素を加算せずに1フィールド期間毎に
同時に読み出すことのできるCCDが開発されてきてい
る。このようなCCDでは上下の画素からの電荷が加算
されず且つ1フィールド期間毎に全画素が読み出される
ので、垂直解像度の低下やダイナミックレンジの減少と
いう問題が生じないが、かなり高価であるために安価な
撮像装置に用いることができない。
き捨てることのできる縦形オーバーフロードレイン(V
OD:Vertical Overflow Drain )構造を採用すること
によって、CCDを高感度化、広ダイナミックレンジ化
することが最近の主流になっている。図14に示す画素
24の基板深さ方向のポテンシャル図により、VOD構
造でシリコン基板に不要な蓄積電荷を掃き捨てる原理を
説明する。図14において、CCD受光面から入射した
光線により画素で発生した電荷は、受光面下部のシリコ
ン基板の電位Vsub によって規定されるポテンシャル障
壁内に蓄積される。ここで、シリコン基板の電位Vsub
が高いほどポテンシャル障壁のレベルは低くなり(レベ
ル1)、シリコン基板の電位Vsub が低いほどポテンシ
ャル障壁のレベルは高くなる(レベル2)。そこで、シ
リコン基板の電位Vsub をVsub(2) からVsub (1) に
することによって、不要な蓄積電荷をシリコン基板に掃
き捨てることが可能になる。これを応用することによっ
て、シリコン基板の電位V sub の制御によって電荷蓄積
のオン・オフを規定する電子シャッタを設けることがで
きる。
素に蓄積される電荷量が変化することに注目し、フレー
ムモードでの基板電位Vsub をフィールドモードよりも
低くすることで、フレームモードにおける画素の最大蓄
積電荷量を増加させ、ダイナミックレンジを拡大するこ
とができる。つまり、フィールドモードでVsub (1)で
あった基板電位をフレームモードでVsub (2) (Vsub
(1) >Vsub (2) )とすることで、ポテンシャル障壁に
蓄積される電荷量、すなわちダイナミックレンジが拡大
する。これによって、フレームモードでの光電変換部2
0と垂直転送部21との電荷飽和レベルのバランスが良
くなって、トータルとしてCCDのダイナミックレンジ
を向上させることができる。
レームモードでの基板電位Vsub をフィールドモードよ
りも低くした場合、高輝度被写体を撮像した際に画素2
4に蓄積された電荷が電荷蓄積期間であるにもかかわら
ず垂直転送部21へ漏れこんでしまい、ブルーミングな
どの弊害が生じてしまう。そこで、本出願人は、この問
題を解決するために、基板電位Vsub だけでなく転送ゲ
ート電極25の電荷転送パルスV1 〜V4の中間電位V
M のレベルを各モード毎に切り換え可能とし、フレーム
モードでの中間電位VM のレベルをフィールドモードに
比べて低い電位に設定することによって、各画素24の
電荷蓄積容量を拡大し且つ蓄積電荷が垂直転送部21へ
漏れこまないようする発明を提案し、既に出願した(特
願平6−137318号、平成6年6月20日出願)。
これを図15で簡単に説明する。
電変換部20および垂直転送部21の水平方向のポテン
シャル図である。図15において、フレームモードでの
電荷転送パルスV1 〜V4 の中間電位VM のレベルをV
M (2) とし、フィールドモードでの電荷転送パルスV1
〜V4 の中間電位VM のレベルをVM (1) (VM (1)>
VM (2) )とした。2つのモードでの中間電位VM のレ
ベルをこのように設定することにより、光電変換部20
と垂直転送部21との境界にあるポテンシャル障壁がフ
ィールドモードよりもフレームモードで高くなる。従っ
て、フレームモードでの電荷蓄積容量のレベル(レベル
2)がフィールドモードでの電荷蓄積容量のレベル(レ
ベル1)よりも高くなるので、上記のように基板電位V
sub を変更しても、フレームモードにおける蓄積電荷の
垂直転送部21への漏れこみを防止することができ、結
果としてブルーミングなどの弊害が抑制される。
りもフレームモードで電荷転送パルスV1 〜V4 の中間
電位VM および基板電位Vsub が低くなるようにしたと
しても、中間電位VM が低くなることによって中間電位
VM と低電位VL との電位差が小さくなるために、フレ
ームモードにおける垂直転送部21での電荷の転送効率
が低下してしまう。この転送効率の低下によって、画質
が劣化するという問題が生じていた。
位VM のレベルだけでなく、低電位VL のレベルについ
てもフレームモードでフィールドモードよりも低くする
ことによって、垂直転送部21の電荷転送効率の低下を
防止することも考えられる。しかし、この場合、各レベ
ル設定用の回路の規模が大きくなってしまい、安価で小
型の撮像装置を得ることができないという問題、および
低電位VL の最低電位を設定しなければならないために
撮像素子自体の設計見直しが必要になって汎用の安価な
撮像素子が使用できなくなってしまうという問題が生じ
ていた。
するフレームモードにおいてフィールドモードと同程度
に広いダイナミックレンジを有し、ブルーミングなどの
弊害が生じず、且つ電荷の転送効率の高い安価な撮像装
置を提供することである。
に、請求項1の撮像装置は、半導体基板部の上に形成さ
れた複数の光電変換要素からなる光電変換部と、前記光
電変換部からの電荷を一方向に転送する垂直転送部と、
前記垂直転送部からの電荷を前記一方向と交差する方向
に転送する水平転送部とからなるインターライン型CC
D撮像素子を有する撮像装置であって、前記撮像素子
が、1フィールド期間ごとに水平方向の全ラインの前記
光電変換要素を走査して上下2ラインを加算して読み出
すフィールドモードと、1フィールド期間ごとに水平方
向の1ラインおきの前記光電変換要素をインターレース
走査して読み出すフレームモードとの2つのモードで駆
動され、前記垂直転送部には、前記光電変換要素から前
記垂直転送部へ電荷を読み出すための読み出し電位VH
と、電荷を垂直方向に順次転送するための転送電位
V M 、VL (VH >VM >VL )とを有する電荷転送パ
ルスが印加される撮像装置において、前記フレームモー
ドでの前記半導体基板部の電位Vsub および前記転送電
位VM は、前記フレームモードの第1の期間においてそ
の両方が前記フィールドモードでの前記半導体基板部の
電位Vsub および前記転送電位VM よりも低く設定さ
れ、前記フレームモードの第2の期間において前記転送
電位VM が前記第1の期間よりも高く設定されており、
前記フレームモードの前記第1の期間から前記第2の期
間への切り換えは、前記フレームモードで前記電荷転送
パルスが最初に前記読み出し電位VH となる期間を含み
その前後の期間の電荷が前記垂直転送部内を転送されな
い期間に行われるように構成されている。
ドの前記第1の期間から前記第2の期間への切り換え
が、前記フレームモードで前記電荷転送パルスが最初に
前記読み出し電位VH となる期間に行われるように構成
されている。
ドの前記第2の期間での前記転送電位VM が、前記フィ
ールドモードでの前記転送電位VM に等しい値である。
ドにおいて、前記撮像素子を所定時間露光してから、前
記電荷転送パルスを最初に前記読み出し電位VH とする
前に前記撮像素子への光線を前記撮像素子の前段に設け
た遮光手段で遮光するように構成されている。
ドでの前記半導体基板部の電位Vsu b が前記第2の期間
の所定時刻以降において前記第1の期間におけるよりも
高い値に設定されており、前記所定時刻が前記フレーム
モードで前記電荷転送パルスが最初に前記読み出し電位
VH となってから前記光電変換要素の蓄積電荷が最初に
飽和レベルに達するまでの時刻である。
ドの前記第2の期間での前記転送電位VM が、前記フィ
ールドモードでの前記転送電位VM に等しい値であると
ともに、前記フレームモードの前記第2の期間の所定時
刻以降の前記半導体基板部の電位Vsub が前記フィール
ドモードでの前記半導体基板部の電位Vsub に等しい値
である。
ドで最初に前記読み出し電位VH が印加されるのは、前
記光電変換要素のうちの蓄積電荷が飽和する頻度が高い
前記光電変換要素が水平方向に配列されたラインであ
る。
ードでの撮像を所定期間行った後に前記フレームモード
での撮像を行うように構成されている。
ードで得られた撮像信号をファインダに供給するととも
に、前記フレームモードで得られた撮像信号を記録媒体
に記録するように構成されている。
縦形オーバーフロードレイン構造を有している。
ードの開始前において、前記半導体基板部の電位Vsub
が前記フィールドモードにおける前記半導体基板部の電
位V sub と同等若しくはそれ以上の値となり、前記転送
電位VM が前記フィールドモードにおける前記転送電位
VM と同等となる期間を設けた。
ードの前記第1の期間において、前記第2の期間への切
り換えの前に前記垂直転送部で電荷を高速転送する。
ードで前記電荷転送パルスを最初に前記読み出し電位V
H とする直前の前記電荷転送パルスを所定期間除去す
る。
転送電位VM を第1の期間にフィールドモードよりも低
くした後に第2の期間でこれよりも高くするので、フレ
ームモードでの垂直転送部の電荷転送効率が低下するこ
とがない。また、フレームモードで電荷転送パルスが最
初に読み出し電位VH となる期間を含みその前後の期間
の電荷が垂直転送部内を転送されない期間に第1の期間
から第2の期間への切り換えが行われるので、転送電位
VM を第2の期間で第1の期間よりも高くすることによ
って光電変換要素から垂直転送部に電荷が漏れこんだと
しても、漏れこんだ電荷が垂直転送されることにより隣
接するラインの電荷が混合することがなく、ブルーミン
グにより画質が劣化することがない。また、転送電位V
M を第2の期間で第1の期間よりも高く設定しても、フ
レームモードの第1の期間で蓄積された電荷が撮像信号
として無駄なく検出されるので、実質的にダイナミック
レンジが狭くなることがない。
で最初に電荷転送パルスが読み出し電位VH となる期間
に第1の期間から第2の期間への切り換えが行われるの
で、転送電位VM を第2の期間で第1の期間よりも高く
しても光電変換要素から垂直転送部に電荷が漏れこむこ
とがほとんどない。従って、画質の劣化をより確実に防
止することができる。
の第2の期間での転送電位VM が、フィールドモードで
の転送電位VM に等しい値なので、フレームモードとフ
ィールドモードとで等しい転送効率を得ることができる
とともに、多数の電位を設定するための回路を設ける必
要がなくなる。
時間露光してから電荷転送パルスを最初に読み出し電位
VH とする前に撮像素子への光線を遮光手段で遮光する
ようにしたので、余計な電荷が光電変換要素で発生する
ことがなくなる。従って、請求項5のように半導体基板
部の電位Vsub を制御しなくても高画質の画像を得るこ
とができる。
で電荷転送パルスが最初に読み出し電位VH となってか
ら半導体基板部の電位Vsub を第1の期間よりも高い値
に設定したので、光電変換要素で発生した電荷が垂直転
送部に漏れこむことがない。従って、フレームモードで
の電荷の飽和レベルが低下することがない。また、光電
変換要素の蓄積電荷が最初に飽和レベルに達するまでに
半導体基板部の電位Vsub を第1の期間よりも高い値に
設定したので、光電変換要素の蓄積電荷を半導体基板部
に逃がすことができて光電変換要素の蓄積電荷が転送期
間内に垂直転送部に漏れこむのを防止することができ
る。
とフィールドモードとで等しい転送効率を得ることがで
きるとともに、多数の電位を設定するための回路を設け
る必要がなくなる。
うちの蓄積電荷が飽和する頻度が高い光電変換要素が水
平方向に配列されたラインがフレームモードで最初に読
み出されるので、この後転送電位VM が第2の期間に高
く設定されても、このラインおよび他方のラインの光電
変換要素から蓄積電荷が垂直転送部に漏れこんでしまう
ことがほとんどなく、撮像された画像に悪影響が生じる
可能性がきわめて低い。
ドでの撮像を所定期間行った後にフレームモードでの撮
像を行うので、最もよいタイミングでフレームモードで
の撮像を行うことができる。
ドで得られた撮像信号をファインダに供給するととも
に、フレームモードで得られた撮像信号を記録媒体に記
録するので、高解像度の静止画像を最もよいタイミング
で記録媒体に記録することができる。
形オーバーフロードレイン構造を有しているので、電荷
を光電変換要素から半導体基板部へ効率よく抜き取るこ
とができる。
ドの開始前に半導体基板部の電位V sub がフィールドモ
ードにおける半導体基板部の電位Vsub と同等若しくは
それ以上の値となり、転送電位VM がフィールドモード
における転送電位VM と同等となる期間を設けたので、
この期間に不要な電荷を光電変換要素から半導体基板部
へ抜き取ることができ、不要電荷が垂直転送部に漏れこ
んで転送されることによる画質の劣化を防止できる。
ドの第1の期間において、第2の期間への切り換えの前
に垂直転送部で電荷を高速転送するので、これより以前
に垂直転送部に漏れこんだ不要な電荷が除去され、画質
の劣化を防止できる。
ドで電荷転送パルスを最初に読み出し電位VH とする直
前の電荷転送パルスを所定期間除去するので、転送電位
VMの電位を変更するタイミングの範囲を広げることが
できる。
説明する。
カメラの概略構成を示すブロック図である。図1におい
て、撮像素子1は、被写体からの光の光信号を電気信号
に変換する素子である。本実施例では、撮像素子1が、
図11に示す補色市松色差順次方式の色フィルタ構成で
配列されたインターライン型CDDであることを前提に
説明する。タイミング信号発生回路(TG)2は、撮像
素子1を動作させるために必要なタイミング信号を発生
する。駆動電圧設定回路3は、撮像素子1を駆動するた
めの駆動電圧を発生する。撮像素子駆動回路4は、タイ
ミング信号発生回路2からの信号を撮像素子を駆動する
のに必要なレベルに増幅する。
力ノイズ除去のためのCDS(相関2重サンプリング)
回路やAGC(自動利得制御)回路を含む回路である。
A/D変換器6は、前置処理回路5から出力されるアナ
ログ信号をディジタル信号に変換する。撮像信号処理回
路7は、ディジタル化された信号を撮像信号処理する。
記録媒体インターフェイス(I/F)8は、記録媒体9
に記録のための信号を送る。操作部10は、カメラの撮
像開始や撮像素子1の読み出しモードを撮影者が制御す
るためのものである。設定切換回路11は、操作部10
によって設定された撮像素子1の読み出しモードに応じ
て、基板電位Vsub および電荷転送パルスV1 〜V4 の
中間電位VM を切り換えるための制御信号と、タイミン
グ信号発生回路2の信号タイミングの設定のための信号
を出力する。シャッタ12は、機械的なものであり、撮
像素子1に入射する光線の入射時間を制御する。EVF
(ビューファインダ)13は、撮像信号処理回路7から
の画像信号をディスプレイに表示する。
について、その動作シーケンスを示すフローチャートで
ある図2、電荷転送パルスV1 〜V4 などのタイミング
を示す図3、および図3のaなどの部分拡大図である図
4を参照して説明する。
をオンすることにより(ステップS1)、EVF13に
画像を映し出すためのファインダモードが起動され、撮
像信号の読み出し速度を速くすることのできるフィール
ドモードによる撮像動作が始まる(ステップS2)。す
ると、絞り(図示せず)が制御されてシャッタ12が開
放状態となり、タイミング信号発生回路2で制御される
撮像素子1の電子シャッタが2クロック連続で開いてか
ら電荷転送パルスV1 、V3 が高電位VH になるまで撮
像素子1が露光される。そして、この読み出しパルスV
H によって、撮像素子1から1フィールド期間ごとに加
算された撮像信号が読み出される。読み出された信号
は、前置処理回路5でCDS処理やゲインコントロール
などの信号処理を施される。この際、ゲインコントロー
ル回路のゲインは、撮像素子1の感度で決められるの
で、カメラの製造時に設定される。前置処理回路5の出
力信号は、A/D変換器6でディジタル信号に変換さ
れ、撮像信号処理回路7に供給される。撮像信号処理回
路7で処理された信号は動画信号としてEVF13に出
力され、撮影者は撮像範囲や被写体の状況を確認するこ
とができる。
ド読み出しで行われるので、撮像素子1の基板電位V
sub の値を図14のVsub (1) にするとともに、電荷転
送パルスV1 〜V4 の中間電位VM の値を図15のVM
(1) にする。これによって、ファインダモード時のダイ
ナミックレンジおよび垂直転送効率を最適化することが
できる。
〜V4 、基板電位Vsub (電子シャッタの開閉タイミン
グを示す)、シャッタ12の開閉制御信号、および基板
電位Vsub と中間電位VM との切り換え信号のタイミン
グチャートを示す。ファインダモードにおいてはシャッ
タ12は常に開いており、基板に高電位の電子シャッタ
開パルスを印加して画素24に蓄積された電荷を基板に
逃がしてから電荷転送パルスV1 、V3 が高電位VH に
なるまでが撮像素子1の露光時間になる。そして、1フ
ィールド期間(1V)毎に電荷転送パルスV1 、V3 が
同時に高電位V H となり、水平方向の全ラインの画素2
4を走査し、上下2ラインを加算して全画素の読み出し
が行われる。また、上述のように、撮像素子1の基板電
位VsubはVsub (1) であり、電荷転送パルスV1 〜V
4 の中間電位VM の値はVM (1)になっている。
圧設定回路3の動作について、駆動電圧設定回路3の部
分的な等価回路図である図5を参照して説明する。フィ
ールドモードでは、設定切換回路11からの制御信号が
Lレベル(レベル1)であるので、トランジスタTr1
がオフになってトランジスタTr2 のベース電位は抵抗
R3 、R4 および電圧V1 で決められる電位となる。こ
のトランジスタTr2のベース電位がトランジスタTr
2 のベース−エミッタ間レベルVbe分だけ低下し、出力
端子から基板電位Vsub (1) または中間電位VM (1) と
して出力される。
をオンすることにより(ステップS3)、記録媒体9に
静止画像を記録するための記録媒体記憶モードが起動さ
れ、フレーム読み出しによる撮像動作が始まる(ステッ
プS4)。この記録媒体記憶モードでの動作はフレーム
読み出しで行われるので、まず、撮像素子1の基板電位
Vsub の値を図14のVsub (2) にするとともに、電荷
転送パルスV1 〜V4の中間電位VM の値を図15のV
M (2) にする。そして、すぐ後に、基板に高電位の電子
シャッタ開パルスを印加してから撮像素子1への露光が
始まる。その後、約1フィールド期間経過後にシャッタ
12が閉じられる(ステップS5)ことによって露光が
終了する。露光終了後に電荷転送パルスV3 を高電位V
H にして偶数ラインの画素(Cy,Ye)24を読み出
す。また、これと前後して(後で図4にて詳述する)、
撮像素子1の基板電位Vsub の値をVsub (1) にすると
ともに、電荷転送パルスV1 〜V4 の中間電位VM の値
をVM (1) にする。さらに、電荷転送パルスV3 を高電
位VH にし、それから1フィールド期間経過後に電荷転
送パルスV1 を高電位VH にして奇数ラインの画素(M
g,G)を読み出す(ステップS6)。
設定回路3の動作について、再び図5を参照して説明す
る。フレームモードでは、設定切換回路11からの制御
信号がHレベル(レベル2)であるので、トランジスタ
Tr1 がオンになってトランジスタTr2 のベース電位
は抵抗R3 、R4 および電圧V1 のほか、トランジスタ
Tr1 および抵抗R2 で決められる電位となる。このと
きトランジスタTr2のベース−グランド間の抵抗値が
小さくなるため、トランジスタTr2 のエミッタ電位
は、基板電位Vsub (1) または中間電位VM (1) よりも
低いレベルの基板電位Vsub (2) または中間電位V
M (2) として出力端子から出力される。
ルスV3 を高電位VH にするタイミングと、基板電位V
sub および電荷転送パルスV1 〜V4 の中間電位VM の
レベル2からレベル1への切り換えのタイミングとの関
係について、図4を参照して説明する。図4は、図3の
a内を拡大した撮像素子1の電荷転送パルスV1 、
V 3 、設定切換回路11からの基板電位Vsub および中
間電位VM の切換制御信号、並びに基板電位Vsub およ
び中間電位VM の実際の電位のタイミングチャートであ
る。
スV3 が高電位VH になる直前において電荷転送パルス
による電荷転送が停止する時刻、t2 は電荷転送パルス
V3が高電位VH になる直前において電荷転送パルスV
3 が低電位VL から中間電位VM になる時刻、t3 は電
荷転送パルスV3 の高電位VH の開始時刻、t4 は切換
制御信号がレベル2からレベル1へ切り換えられて基板
電位Vsub および中間電位VM の実際の設定電位の変化
が始まる時刻、t5 は基板電位Vsub および中間電位V
M がレベル2となって設定電位の変化が終了する時刻、
t6 は電荷転送パルスV3 の高電位VH の終了時刻、t
7 は電荷転送パルスV3 が高電位VH になった直後にお
いて電荷転送パルスV3 が中間電位VM から低電位VL
になる時刻、t8 は電荷転送パルスV3 が高電位VH に
なった直後において電荷転送パルスによる電荷転送が再
開する時刻である。また、期間t1 〜t8 では電荷転送
パルスV1 、V3 の電位が交互に変化しないため、電荷
は垂直転送部21内を転送されない。
示すように、電荷転送パルスV3 が高電位VH (読み出
し電位)の時刻t4 に、基板電位Vsub および中間電位
VMの切換制御信号がレベル2からレベル1へ切り換え
られ、これによって、基板電位Vsub および中間電位V
M の実際の電位も、電荷転送パルスV3 が高電位VHの
期間の時刻t5 までにレベル2からレベル1へ切り換え
られる。このように、本実施例のディジタルカメラで
は、フレームモードの途中の電荷転送パルスV3が最初
に高電位VH の期間において、中間電位VM をフィール
ドモードと同じくVM (1) に設定するので、フレームモ
ードでの垂直転送部21の電荷転送効率が低下すること
がない。切り換え制御信号は、電荷転送パルスV3 が高
電位VH の期間内に基板電位Vsub および中間電位VM
をレベル2からレベル1へ切り換えるために、電荷転送
パルスV3 が高電位VH の期間の前半にレベル2からレ
ベル1へ切り換えられる(|t3 〜t4 |<|t4 〜t
5 |)。
時刻は、電荷が垂直転送部21内を転送されない期間t
1 〜t8 であればよい。それは、以下の理由による。も
し、この期間外に中間電位VM をVM (1) に設定すれ
ば、垂直転送部21に漏れこんだ電荷が垂直転送されて
隣接するラインの電荷どうしが混合され、画質が劣化し
てしまう。しかし、この期間内に中間電位VM をV
M (1) に設定した場合、画素24から垂直転送部21に
電荷が漏れこんだとしても、漏れこんだ電荷が垂直転送
されることにより隣接するラインの電荷が混合すること
がなく、画質の劣化も生じないからである。特に、本実
施例のディジタルカメラのように、電荷転送パルスV3
が最初に高電位VH の期間に中間電位VM をVM (1) に
設定すると、画素24から垂直転送部21に電荷が漏れ
こむことがほとんどなく、ブルーミングによる画質の劣
化がほとんど生じない。さらに、本実施例のディジタル
カメラでは、中間電位VM を時刻t5 以降においてフィ
ールドモード時と同じに設定するものの、時刻t5 以前
のフレームモードで蓄積された電荷が撮像信号として無
駄なく検出されるので、実質的にダイナミックレンジが
狭くなることがない。
同じ電位であるVM (1) に設定するので、フィールドモ
ードとフレームモードとで等しい転送効率を得ることが
でき、また、電位を設定するための別の回路を設ける必
要がなくなる。
最初に電荷転送パルスV3 を高電位VH にして、多くの
撮像シーンにおいて相対的に信号レベルの高い偶数フィ
ールドの画素(Cy,Ye)24を読み出してから、次
に電荷転送パルスV1 を高電位VH にして奇数フィール
ドの画素(G,Mg)24を読み出す。つまり、4種類
の色に対応する画素のうち、蓄積電荷が飽和する頻度が
高い画素24が水平方向に配列されたラインがフレーム
モードで最初に読み出され、次に蓄積電荷が飽和する頻
度が比較的低い画素24が水平方向に配列されたライン
が読み出される。このような順序で画素24を読み出す
ことによって、時刻t5 で中間電位VMがVM (1) に設
定されて画素24と垂直転送部21とのポテンシャル障
壁が低くなっても、画素24、特に未だ読み出されてい
ない奇数フィールドの画素(G,Mg)24から電荷が
垂直転送部21に漏れこんでしまうことがほとんどなく
なる。従って、画像に悪影響の生じる可能性がきわめて
低くなる。
V3 が最初に高電位VH の期間に基板の電位Vsub をV
sub (2) からフィールドモードと同じVsub (1) に設定
したので、すでに画素24の蓄積電荷飽和レベルはフィ
ールド時と同等となり、中間電位VM を切り換えても画
素24で発生した電荷が垂直転送部21に漏れこむこと
がない。なお、基板の電位Vsub をVsub (1) に設定す
る時刻は、電荷転送パルスV3 が最初に高電位VH とな
ってから画素24の蓄積電荷が最初に飽和レベルに達す
るまでの期間t3 〜としてもよい。画素24の蓄積電荷
が最初に飽和レベルに達するまでに基板の電位Vsub を
Vsub (1) に設定することが必要なのは、画素の飽和前
に画素24の蓄積電荷をシリコン基板に逃がすことがで
きて中間電位VM をVM (1) に設定したことによって画
素24の蓄積電荷が転送期間内に垂直転送部21に漏れ
こむのを防止するためである。
ルドモードと同じ電位であるVsub(1) に設定するの
で、電位を設定するための別の回路を設ける必要がなく
なる。
では、図3に示すように、電荷転送パルスV3 を高電位
VH にして画素24からの読み出しを行う前にシャッタ
12を閉じてそれ以降撮像素子1への光線を遮光するの
で、画素24からの読み出しを行った後に余計な電荷が
画素24に発生せず、暗電流のみが流れる。従って、上
述したようにシリコン基板の電位Vsub をVsub (1) に
設定しなくても、垂直転送部21に電荷が漏れこむこと
がない。つまり、フレームモードでシリコン基板の電位
Vsub を制御しなくても高画質の画像を得ることができ
る。
および中間電位VM をレベル2からレベル1へ切り換え
るにあたっては、図5のキャパシタC1 の値を変更する
ことによって、この部分の時定数を制御し、切り換えの
タイミングが上述の条件を満たすようにする。このキャ
パシタC1 は、各設定電位出力の交流インピーダンスを
下げてその電位レベルを安定させるための素子である。
このキャパシタC1 の影響で各レベル設定切り換え制御
信号発生後、実際に印加電位が切り替わるまでには遅延
が生じる。また、このキャパシタC1 以外の回路素子に
よっても遅延が生じる。従って、各設定電位切り換えの
タイミングは以上の遅延分を考慮してなるべく早く行
い、その分回路の時定数を大きくして電位の安定化を図
ることが望ましい。
撮像信号は、前置処理回路5、A/D変換器6および撮
像信号処理回路7で所定の処理をされ、フレーム映像出
力として記録媒体I/F8で特定フォーマットへの変換
処理がされた後、記録媒体9に静止画像として記録され
る。
ルドモードでの撮像を所定期間行った後にフレームモー
ドでの撮像を行うので、スイッチの切り替えによって最
もよいタイミングでフレームモードでの撮像を行うこと
ができる。特に、フィールドモードで得られた撮像信号
をEVF13に供給するとともに、フレームモードで得
られた撮像信号を記録媒体9に記録するので、高解像度
の静止画像を最もよいタイミングで記録媒体9に記録す
ることができる。また、撮像素子1が縦形オーバーフロ
ードレイン構造を有しているので、画素24に蓄積され
た電荷を画素24からシリコン基板へ効率よく抜き取る
ことができる。
Vsub は、フィールドモードと同じ電位に設定する必要
は必ずしもなく、時刻t4 以前よりも高く設定して蓄積
電荷をシリコン基板に逃がすことができればよい。ま
た、時刻t5 以降の中間電位V M は、フィールドモード
と同じ電位に設定する必要は必ずしもなく、時刻t4 以
前よりも高く設定して電荷転送効率の低下による画質の
劣化が防止できればよい。
において、電荷転送パルスV3 を高電位VH にした後に
シリコン基板の電位Vsub の電位を切り換え、さらに中
間電位VM を切り換えるようにすると、シリコン基板の
電位Vsub および中間電位V M の切り換えが行われて
も、読み出しの行われなかった奇数ラインの画素(M
g,G)24で発生した蓄積電荷がシリコン基板側に流
れこむので、この電荷が垂直転送部21に漏れこむこと
がない。従って、読み出しの行われた偶数ラインの画素
(Cy,Ye)24からの電荷と、読み出しの行われな
かった奇数ラインの画素(Mg,G)24からの電荷と
が垂直転送部21において混合されることがなくなるの
で、特に高輝度被写体およびその周辺に偽輪郭が生じた
り、ブルーミングによる疑似信号が生じて画質が低下す
ることがなく、より好ましい。
る。
シーケンスを示すフローチャートであり、第1実施例と
は、操作部第2スイッチオン(ステップS13)の後、
フレーム撮影用露光準備として露光開始の前の1フィー
ルド期間において中間電位V M のレベルをVM (2) と
し、基板電位Vsub のレベルをVsub (1) とする(ステ
ップS14)点で異なっている。こうすることで、露光
準備中に電荷をシリコン基板側に逃がし、画素24から
垂直転送部に漏れこむ電荷量が少なくなる。この結果、
不要な電荷が垂直転送部21に漏れこんで転送されて画
質が劣化するのを防止できる。
作部第2スイッチオン(ステップS13)の後、フレー
ム撮影用露光準備として露光開始の前の1フィールド期
間の中間電位VM のレベルをレベル2とし、基板電位V
sub のレベルをレベル3(レベル3>レベル1)として
もよい(ステップS14)。こうすることで、画素24
の電荷がより確実にシリコン基板側に流れこんで、露光
準備中に画素24から垂直転送部に漏れこむ電荷量がさ
らに少なくなる。この結果、不要な電荷が垂直転送部2
1に漏れこんで転送されて画質が劣化するのをより確実
に防止できる。図8は、図7のシーケンスにおける信号
のタイミングチャートである。この例では、露光時間の
1フィールド期間前の画素24のダイナミックレンジは
フィールド時よりもさらに狭くなり、高輝度部の電荷は
ほとんど基板を介して流出する。従って、図6の場合よ
りもさらに垂直転送部21への漏れこみは少なくなり、
不要電荷の残存を防止することができる。
る。
号タイミングチャートを示す。本実施例では、フレーム
モード開始後電荷転送パルスV3 を高電位VH にする直
前に、電荷転送パルスV1 〜V4 を通常の転送パルスの
20倍程度の速さで高速転送する。このようにすること
で、露光時間中に垂直転送部21に漏れこんだ不要電荷
を確実に除去することができ、より一層ブルーミングな
どを起こしにくくなる。
る。
信号タイミングチャートを示す。本実施例では、フレー
ムモード開始後電荷転送パルスV3 を高電位VH にする
直前に、電荷転送パルスV1 〜V4 を10パルス分程度
の所定時間除去する。このようにすることで、中間電位
VM のVM (2) からVM (1) への設定電位の切り換え可
能な範囲が広がる。つまり、中間電位VM を切り換えて
から電荷転送パルスV 3 を高電位VH にするまでの時間
を長く取ることによって、図5の切り換え回路のキャパ
シタC1 に関する時定数を大きくとっても、垂直転送部
21で電荷の転送が始まるまでに中間電位VM を切り換
えを完了させることができる。この結果、より出力交流
インピーダンスが低い定電圧回路を設定することができ
る。
フレームモードでの転送電位VM を第1の期間にフィー
ルドモードよりも低くした後に第2の期間でこれよりも
高くするので、フレームモードでの垂直転送部の電荷転
送効率が低下することがない。また、フレームモードで
電荷転送パルスが最初に読み出し電位VH となる期間を
含みその前後の電荷が垂直転送部内を転送されない期間
に第1の期間から第2の期間への切り換えが行われるの
で、転送電位VM を第2の期間で第1の期間よりも高く
することによって光電変換要素から垂直転送部に電荷が
漏れこんだとしても、漏れこんだ電荷が垂直転送される
ことにより隣接するラインの電荷が混合することがな
く、ブルーミングにより画質が劣化することがない。ま
た、転送電位VM を第2の期間で第1の期間よりも低く
設定しても、フレームモードの第1の期間で蓄積された
電荷が撮像信号として無駄なく検出されるので、実質的
にダイナミックレンジが狭くなることがない。従って、
フレームモードにおいてフィールドモードと同程度にダ
イナミックレンジが広く、ブルーミングによって画質が
劣化することがなく、且つ電荷の転送効率の高い安価な
撮像装置を得ることが可能になる。
すブロック図である。
るためのフローチャートである。
るための信号のタイミング図である。
の図である。
る。
るためのフローチャートである。
を説明するためのフローチャートである。
るための信号のタイミング図である。
るための信号のタイミング図である。
するための信号のタイミング図である。
である。
ト電極25に印加される4つの電荷転送パルスV1 〜V
4 のタイムチャートである。
電極25に印加される4つの電荷転送パルスV1 〜V4
のタイムチャートである。
の撮像素子の画素の基板深さ方向のポテンシャル図であ
る。
方向のポテンシャル図である。
Claims (13)
- 【請求項1】 半導体基板部の上に形成された複数の光
電変換要素からなる光電変換部と、前記光電変換部から
の電荷を一方向に転送する垂直転送部と、前記垂直転送
部からの電荷を前記一方向と交差する方向に転送する水
平転送部とからなるインターライン型CCD撮像素子を
有する撮像装置であって、前記撮像素子が、1フィール
ド期間ごとに水平方向の全ラインの前記光電変換要素を
走査して上下2ラインを加算して読み出すフィールドモ
ードと、1フィールド期間ごとに水平方向の1ラインお
きの前記光電変換要素をインターレース走査して読み出
すフレームモードとの2つのモードで駆動され、前記垂
直転送部には、前記光電変換要素から前記垂直転送部へ
電荷を読み出すための読み出し電位VH と、電荷を垂直
方向に順次転送するための転送電位VM 、VL (VH >
VM >VL )とを有する電荷転送パルスが印加される撮
像装置において、 前記フレームモードでの前記半導体基板部の電位Vsub
および前記転送電位V M は、前記フレームモードの第1
の期間においてその両方が前記フィールドモードでの前
記半導体基板部の電位Vsub および前記転送電位VM よ
りも低く設定され、前記フレームモードの第2の期間に
おいて前記転送電位VM が前記第1の期間よりも高く設
定されており、 前記フレームモードの前記第1の期間から前記第2の期
間への切り換えは、前記フレームモードで前記電荷転送
パルスが最初に前記読み出し電位VH となる期間を含み
その前後の期間の電荷が前記垂直転送部内を転送されな
い期間に行われるように構成されていることを特徴とす
る撮像装置。 - 【請求項2】 前記フレームモードの前記第1の期間か
ら前記第2の期間への切り換えが、前記フレームモード
で前記電荷転送パルスが最初に前記読み出し電位VH と
なる期間に行われるように構成されていることを特徴と
する請求項1に記載の撮像装置。 - 【請求項3】 前記フレームモードの前記第2の期間で
の前記転送電位VMが、前記フィールドモードでの前記
転送電位VM に等しい値であることを特徴とする請求項
1または2に記載の撮像装置。 - 【請求項4】 前記フレームモードにおいて、前記撮像
素子を所定時間露光してから、前記電荷転送パルスを最
初に前記読み出し電位VH とする前に前記撮像素子への
光線を前記撮像素子の前段に設けた遮光手段で遮光する
ように構成されていることを特徴とする請求項1〜3の
いずれか1項に記載の撮像装置。 - 【請求項5】 前記フレームモードでの前記半導体基板
部の電位Vsub が前記第2の期間の所定時刻以降におい
て前記第1の期間におけるよりも高い値に設定されてお
り、前記所定時刻が前記フレームモードで前記電荷転送
パルスが最初に前記読み出し電位VH となってから前記
光電変換要素の蓄積電荷が最初に飽和レベルに達するま
での時刻であることを特徴とする請求項1〜4のいずれ
か1項に記載の撮像装置。 - 【請求項6】 前記フレームモードの前記第2の期間で
の前記転送電位VMが、前記フィールドモードでの前記
転送電位VM に等しい値であるとともに、前記フレーム
モードの前記第2の期間の所定時刻以降の前記半導体基
板部の電位V sub が前記フィールドモードでの前記半導
体基板部の電位Vsub に等しい値であることを特徴とす
る請求項5に記載の撮像装置。 - 【請求項7】 前記フレームモードで最初に前記読み出
し電位VH が印加されるのは、前記光電変換要素のうち
の蓄積電荷が飽和する頻度が高い前記光電変換要素が水
平方向に配列されたラインであることを特徴とする請求
項1〜6のいずれか1項に記載の撮像装置。 - 【請求項8】 前記フィールドモードでの撮像を所定期
間行った後に前記フレームモードでの撮像を行うように
構成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれ
か1項に記載の撮像装置。 - 【請求項9】 前記フィールドモードで得られた撮像信
号をファインダに供給するとともに、前記フレームモー
ドで得られた撮像信号を記録媒体に記録するように構成
されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1
項に記載の撮像装置。 - 【請求項10】 前記撮像素子が縦形オーバーフロード
レイン構造を有していることを特徴とする請求項1〜9
のいずれか1項に記載の撮像装置。 - 【請求項11】 前記フレームモードの開始前におい
て、前記半導体基板部の電位Vsub が前記フィールドモ
ードにおける前記半導体基板部の電位Vsub と同等若し
くはそれ以上の値となり、前記転送電位VM が前記フィ
ールドモードにおける前記転送電位VM と同等となる期
間を設けたことを特徴とする請求項1〜10のいずれか
1項に記載の撮像装置。 - 【請求項12】 前記フレームモードの前記第1の期間
において、前記第2の期間への切り換えの前に前記垂直
転送部で電荷を高速転送することを特徴とする請求項1
〜11のいずれか1項に記載の撮像装置。 - 【請求項13】 前記フレームモードで前記電荷転送パ
ルスを最初に前記読み出し電位VH とする直前の前記電
荷転送パルスを所定期間除去することを特徴とする請求
項1〜10のいずれか1項に記載の撮像装置。
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