JP4314693B2 - 固体撮像素子の駆動方法、固体撮像装置および撮像システム - Google Patents

固体撮像素子の駆動方法、固体撮像装置および撮像システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、固体撮像素子の駆動方法、固体撮像装置および撮像システムに関し、特にインターレース走査方式の固体撮像素子の駆動方法、固体撮像装置および当該駆動方法が適用される固体撮像素子を撮像デバイスとして搭載し、メカニカルシャッタなどの光制御手段を用いて露光時間を制御する撮像システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、固体撮像素子を撮像デバイスに用いた撮像システムとして、デジタルスチルカメラ(電子スチルカメラ)が急速に普及しつつする。このデジタルスチルカメラでは、静止画を撮影する場合には解像度を優先するため、同一時刻に全画素の信号電荷を一斉に読み出し、かつ各画素の信号電荷を独立に転送するいわゆる全画素読み出し方式の固体撮像素子、あるいは奇数ラインと偶数ラインの信号電荷をフィールドごとに交互に読み出し、かつ各画素の信号電荷を独立に転送するいわゆるフレーム読み出し方式の固体撮像素子が用いられる。
【0003】
これら各読み出し方式の固体撮像素子のうち、フレーム読み出し方式の固体撮像素子を撮像デバイスとして使用した場合には、1枚(1フレーム)の画像を得るためには、2つのフィールドの信号が必要である。したがって、デジタルスチルカメラのように、1回の露光で1枚の画像を得る場合、第1フィールドと第2フィールドの画像を変化させないために、露光完了後にメカニカルシャッタで遮光する必要がある。
【0004】
ところで、CCD(Charge Coupled Device) 型撮像素子に代表される電荷転送型の固体撮像素子では、その固有の現象としてスミアやブルーミングの発生が挙げられる。ここで、スミアとは、撮像画中に輝度の高い被写体があるとその上下方向画角いっぱいに白っぽい筋状のノイズが現れる現象を言う。また、ブルーミングとは、過大な入射光量に対してセンサ部(画素)で発生する信号電荷が過剰となり、周辺の画素に溢れ出して周囲に白い部分が広がる現象を言う。
【0005】
このスミア成分やブルーミング成分以外にも、半導体デバイスでは、光を遮断した状態でも時間の経過とともに光に関係なく蓄積される電荷、即ち暗信号(暗電流)成分がノイズ成分として挙げられる。これらのノイズ成分は、撮像画上に固定パターンノイズとして現れ、画質を劣化させる一因となる。
【0006】
そこで、メカニカルシャッタを用いて露光時間を制御するデジタルスチルカメラにおいて、その撮像デバイスとして用いられるCCD撮像素子では、従来、垂直転送部中に湧き出した暗信号成分や、センサ部から漏れ込んだスミア成分やブルーミング成分を掃き捨てるために、メカニカルシャッタを閉じた後、垂直転送部を通常の転送スピードよりも高速に転送駆動して垂直転送部中の電荷を掃き出す動作(以下、これを掃き出し転送と称す)を行い、しかる後各センサ部からの信号電荷の読み出しを行うようにしている。
【0007】
また、全画素読み出し方式の固体撮像素子の場合には、メカニカルシャッタを使用しなくても1回の露光で1枚の画像を得ることが可能であるが、この全画素読み出し方式の固体撮像素子においても、垂直転送部中に湧き出した暗信号成分や、センサ部から漏れ込んだスミア成分やブルーミング成分を除去するために、同様の掃き出し転送を行う場合がある。
【0008】
フレーム読み出し方式の場合には、図7のタイミングチャートから明らかなように、メカニカルシャッタが閉じ、露光期間が終了した時点から、センサ部から信号電荷を読み出すまでの間に第1フィールド側と第2フィールド側でそれぞれ掃き出し転送を同じ段数だけ行っている。これは、第1フィールド側と第2フィールド側で掃き出し転送期間が同じであることを意味している。つまり、第1フィールド側と第2フィールド側の掃き出し転送の取り扱い電荷量は同じということになる。
【0009】
一方、第1フィールド側と第2フィールド側では、以下のように、高速で掃き出す不要電荷量が異なる。すなわち、スミア成分とブルーミング成分は入射光に起因して発生するものであり、第1フィールド側の掃き出し転送で全て掃き捨てられるため、高速で掃き出す不要電荷量が、第1フィールド側では暗信号成分+スミア成分+ブルーミング成分となるのに対して、第2フィールド側では暗信号成分のみとなる。
【0010】
そのため、露光期間において、過大光量の光が入射し、それに伴ってスミア成分およびブルーミング成分が増加した場合には、第2フィールド側での掃き出し転送には全く問題はないのであるが、第1フィールド側の掃き出し転送では、掃き出す不要電荷量が垂直転送部の取り扱い電荷量をオーバーし、掃き出し不良が生じる、という不具合が発生する。
【0011】
一例として、デジタルスチルカメラでは、光学ファインダを直接見ずに液晶モニタに写し出された画像を見て撮影することが可能なため、直接見ることの困難な日中の太陽を撮影するような場合もある。このように、太陽光のような過大光量が入射した場合には、掃き出す不要電荷量が垂直転送部の取り扱い電荷量をオーバーするため掃き出し不良が生じ、これが、図8に示すように、画面上部に縦筋として現れる場合がある。
【0012】
かかる不具合を解消するためには、第1フィールド側の掃き出し転送期間を長く設定して取り扱い電荷量を増やす方法が考えられる。通常、暗信号成分≪(スミア成分+ブルーミング成分)であるため、スミア成分+ブルーミング成分のみを掃き出せば良いとすると、第2フィールド側では掃き出し転送を行わないようにし、その分を第1フィールド側の掃き出し転送期間に割り当てることも考えられる。この場合、トータルの掃き出し転送期間を増加させることなく、第1フィールド側の掃き出し転送期間を倍増させることができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、以下の理由により、第2フィールド側でも掃き出し転送を行う必要がある。図9(a)のタイミングチャートに示すように、第2フィールド側の掃き出し転送期間を無くすと、同図(b)に示すように、第1フィールド側の暗信号出力波形▲1▼が斜めに傾きを持つシェーティングを生じるのに対して、第2フィールド側の暗信号出力波形▲2▼は一定となり、第1フィールド側と第2フィールド側とで暗信号出力波形▲1▼,▲2▼がアンバランスになってしまう。
【0014】
ここでは、その説明として、図9(a)のタイミングチャートに示すように、メカニカルシャッタを閉じた直後に電源をONした場合を考える。先ず、スミア成分等を除去するための掃き出し転送は高速なので蓄積時間が少ない。したがって、この掃き出し転送期間に発生する暗信号成分は、その後のラインシフト(1ライン分の垂直転送)期間で発生する暗信号成分よりも十分に小さいのでほぼ0と見なすことにする。この掃き出し転送により、スミア成分およびブルーミング成分に加えて暗信号成分も掃き捨てられ、除去される。
【0015】
次のラインシフト期間中の垂直転送部での蓄積時間の経過とともに、暗信号が増加し、図9(b)に示すような暗信号出力波形▲1▼になる。次の第2フィールド側では、センサ部からの信号電荷の読み出し前に掃き出し転送による暗信号成分の除去が無く、図9(b)に示すように、信号出力前に暗信号Aが蓄積されているので、信号出力時には暗信号出力波形▲1▼+A、即ち暗信号出力波形▲2▼となり、暗信号は一定となる。
【0016】
これに対して、図10(a)のタイミングチャートに示すように、第2フィールド側でも掃き出し転送を行った場合には、同図(b)に示すように、第1フィールド側の暗信号出力波形▲1▼が斜めに傾きを持つシェーディングを生じ、第2フィールド側も同様に、読み出し前に掃き出し転送による暗信号(それまでに蓄積されていた暗信号成分A)の除去が行われるため、暗信号出力波形▲2▼が斜めに傾きを持つシェーディングを生じる。
【0017】
このように、第2フィールド側でも掃き出し転送を行った場合は、図10(b)に示すように、第1フィールド側と第2フィールド側の暗信号出力波形▲1▼,▲2▼が同じ波形になるのに対して、第2フィールド側では掃き出し転送を行わない場合は、図9(b)に示すように、第1フィールド側の暗信号出力波形▲1▼が斜めに傾きを持つシェーディングを生じ、第2フィールド側の暗信号出力波形▲2▼は一定となり、第1フィールド側と第2フィールド側とで暗信号出力波形▲1▼,▲2▼がアンバランスになってしまう。
【0018】
両フィールドを合成して1フレーム(1枚)の画像を作成する場合は、第1フィールドと第2フィールドの出力ラインが交互に配置されるので、特に画面上部(信号出力の初段)付近では、暗信号がライン間で大きく異なり、その暗信号出力差が横縞になって現れる。したがって、スミア成分およびブルーミング成分よりも十分に小さい暗信号成分であっても、このような状態になると画質が劣化するため、第2フィールド側でも掃き出し転送を行っているのが現状である。
【0019】
しかも、従来は、駆動タイミングを設定するのが容易であるなどの理由から、掃き出し転送期間を第1フィールド側と第2フィールド側で同じに設定するという考え方が前提となっていたため、先述したように、第1フィールド側の掃き出し転送期間を長く設定して取り扱い電荷量を増やすには、第2フィールド側の掃き出し転送期間も同様に長く設定せざるを得ないことになる。これにより、2フィールドのトータルの掃き出し転送期間が長くなるため、メカニカルシャッタを閉じてから全画素の信号電荷を出力するまでの期間が長くなる、という新たな問題が発生する。
【0020】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、トータルの掃き捨て時間を変更することなく、第1フィールド側の掃き出し転送期間での取り扱い電荷量(掃き捨て電荷量)を増やすことが可能な固体撮像素子の駆動方法、固体撮像装置および撮像システムを提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明では、行列状に配列されて光電変換を行う複数個のセンサ部と、これらセンサ部で光電変換された信号電荷を転送する垂直転送部とを有し、センサ部から垂直転送部に信号電荷を読み出すのに先立って、センサ部から垂直転送部に読み出された信号電荷を転送するときの転送スピードよりも高速に垂直転送部中の電荷を転送して掃き出す掃き出し転送を行う固体撮像素子において、当該固体撮像素子の各センサ部への光の入射が光制御手段によって遮断されることによる露光完了後において、第1フィールド側の掃き出し転送期間を、第2フィールド側の掃き出し転送期間よりも長く設定するようにする。
【0022】
また、本発明による撮像システムは、行列状に配列されて光電変換を行う複数個のセンサ部と、これらセンサ部で光電変換された信号電荷を転送する垂直転送部とを有し、センサ部から垂直転送部に信号電荷を読み出すのに先立って、センサ部から垂直転送部に読み出された信号電荷を転送するときの転送スピードよりも高速に垂直転送部中の電荷を転送して掃き出す掃き出し転送を行う固体撮像素子と、この固体撮像素子の各センサ部への光の入射を制御する光制御手段とを具備し、固体撮像素子および光制御手段を駆動する駆動手段が、光制御手段を遮光状態にした露光完了後において、第1フィールド側の掃き出し転送期間を、第2フィールド側の掃き出し転送期間よりも長く設定する構成となっている。
【0023】
光制御手段、例えばメカニカルシャッタを用いて露光時間を制御する撮像システムにおいて、その撮像デバイスとして、センサ部から垂直転送部に信号電荷を読み出すのに先立って掃き出し転送を行う固体撮像素子を搭載した場合に、露光完了後において第1フィールド側の掃き出し転送期間を、第2フィールド側のそれよりも長く設定する。このとき、第1フィールド側よりも第2フィールド側の方が取り扱い電荷量が少ないことから、その少ない分に相当する期間を第1フィールド側の掃き出し転送期間に割り当てるようにするのが好ましい。これにより、トータルの掃き出し転送期間を変更することなく、第1フィールド側の掃き出し転送期間での取り扱い電荷量を増やすことができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明による駆動方法が適用されるインターレース走査方式のCCD撮像素子の一例を示す概略構成図である。
【0025】
図1において、行列状に配列され、かつ入射光をその光量に応じた電荷量の信号電荷に変換して蓄積する複数個のセンサ部(画素)11と、これらセンサ部11の垂直列ごとに配置され、各センサ部11から読み出しゲート部12を通して読み出された信号電荷を垂直転送する複数本の垂直CCD(垂直転送部)13とによって撮像エリア14が構成されている。
【0026】
この撮像エリア14において、センサ部11は例えばPN接合のフォトダイオードから構成されている。このセンサ部11に蓄積された信号電荷は、読み出しゲート部12のゲート電極に後述する読み出しパルスXSGが印加され、当該ゲート電極の下のポテンシャルが深くなることによって垂直CCD13に読み出される。垂直CCD13は、例えば4相の垂直転送クロックφV1〜φV4によって転送駆動され、読み出された信号電荷を水平ブランキング期間の一部にて1走査線(1ライン)に相当する部分ずつ順に垂直方向に転送する。
【0027】
垂直CCD13において、1相目および3相目の転送電極は、読み出しゲート部12のゲート電極を兼ねている。このことから、4相の垂直転送クロックφV1〜φV4のうち、1相目の垂直転送クロックφV1と3相目の垂直転送クロックφV3が低レベル、中間レベルおよび高レベルの3値をとるように設定されており、その3値目の高レベルのパルスが読み出しゲート部12のゲート電極に印加される読み出しパルスXSGとなる。
【0028】
撮像エリア14の図面上の下側には、水平CCD15が配されている。この水平CCD15には、複数本の垂直CCD13から1ラインに相当する信号電荷が順次移送される。水平CCD15は、例えば2相の水平転送クロックφH1,φH2によって転送駆動され、複数本の垂直CCD13から移送された1ライン分の信号電荷を、水平ブランキング期間後の水平走査期間において順次水平方向に転送する。この水平CCD14に隣接して、その転送方向に沿ってオーバーフロードレイン16が配されている。このオーバーフロードレイン16には、水平CCD14でオーバーフローした電荷が掃き捨てられる。
【0029】
水平CCD15の転送先の端部には、例えばフローティング・ディフュージョン・アンプ構成の電荷電圧変換部17が設けられている。この電荷電圧変換部17は、水平CCD15によって水平転送されてきた信号電荷を順次信号電圧に変換して出力する。この信号電圧は、出力回路(図示せず)を経た後、被写体からの像光(入射光)の光量に応じたCCD出力VOUTとして導出される。
【0030】
上述したセンサ部11、読み出しゲート部12、垂直CCD13、水平CCD15および電荷電圧変換部17は半導体基板(以下、単に基板と称す)18上に形成される。以上により、インターレース走査方式のCCD固体撮像素子10が構成されている。このCCD固体撮像素子10を駆動するための4相の垂直転送クロックφV1〜φV4および2相の水平転送クロックφH1,φH2は、タイミング発生回路21で発生される。
【0031】
4相の垂直転送クロックφV1〜φV4は、基板18上に形成された端子(パッド)22-1〜22-4を介して垂直CCD13に供給される。2相の水平転送クロックφH1,φH2は、端子23-1,23-2を介して水平CCD15に供給される。タイミング発生回路21は、4相の垂直転送クロックφV1〜φV4および2相の水平転送クロックφH1,φH2以外にも、センサ部11に蓄積された信号電荷を基板17に掃き出すためのシャッタパルスφSUBなどの各種のタイミング信号をも適宜発生する。
【0032】
一方、基板18には、基板バイアス発生回路24で発生される基板バイアス電圧Vsubが、クランプ用ダイオード25および端子26を介して印加されるようになっている。基板バイアス発生回路24およびその周辺の回路素子については、基板18内に配する構成としても良い。端子26とグランドとの間には、抵抗27が接続されている。そして、タイミング発生回路21で発生されるシャッタパルスφSUBは、コンデンサ28で直流カットされた後、基板バイアス電圧Vsubに重畳されて端子26を介して基板18に印加される。
【0033】
なお、タイミング発生回路21は、図2のタイミングチャートから明らかなように、読み出しパルスXSGを発生してセンサ部11から信号電荷を読み出す前に、垂直転送クロックφV1〜φV4として、読み出した信号電荷を転送する通常転送時の周波数よりも高い周波数のクロックを発生する。これにより、CCD固体撮像素子10では、信号電荷を読み出す前に、読み出した信号電荷を転送する通常転送時の転送スピードよりも速いスピードで掃き出し転送が行われる。
【0034】
この掃き出し転送は、センサ部11から信号電荷を読み出す前に、垂直CCD13に湧き出した暗信号成分や、センサ部11から漏れ込んだスミア成分やブルーミング成分を掃き捨てるために行われる動作である。この掃き出し転送では、垂直CCD13中の暗信号成分、スミア成分やブルーミング成分(電荷)を高速垂直転送にて水平CCD15に送り込み、水平CCD15でオーバーフローした分についてはオーバーフロードレイン16に掃き捨て、水平CCD15中に残存した電荷については水平CCD15を水平転送することによって電荷電圧変換部17に掃き捨てることで、不要な電荷の掃き捨てが行われる。
【0035】
上記構成のインターレース走査方式のCCD固体撮像素子10において、その画素構成として、ここでは一例として、垂直方向の画素数を1200ライン(画素)、水平方向の画素数を1600ビット(画素)、1H(Hは水平走査期間)を1800ビット(画素)、掃き出し転送期間の転送スピードを56ビット/ラインとした場合を例に採って説明するものとする。
【0036】
上記の画素構成において、従来例に係る駆動方式の場合には、垂直方向の画素数のマージンを見て1.3倍の段数を掃き出す掃き出し転送を行うとすると、図7のタイミングチャートに示すように、第1フィールドおよび第2フィールドの掃き出し転送期間は、
1200*1.3/(1800/56)/2=23.4
となり、第1フィールド側、第2フィールド側共に24H期間の掃き出し転送期間を設定していた。
【0037】
一方、先述したように、第1フィールド側では不要電荷として暗信号+スミア+ブルーミング成分を掃き出すことが必要であるのに対して、第2フィールド側では不要電荷として暗信号成分のみを掃き出せば良い、つまり、垂直方向の画素数が1200ラインの場合、本例ではこの段数の垂直CCD13のみを掃き出せば良いことから、1200/(1800/56)/2=18.7となり、18H期間の掃き出し転送期間を設定すれば良い。
【0038】
かかる事実に鑑み、本発明の第1実施形態に係る駆動方法では、図2のタイミングチャートから明らかなように、第2フィールド側の24.3H−18.7H=5.6H分の掃き出し転送期間を第1フィールド側の掃き出し転送期間に割り当て、第1フィールド側の掃き出し転送期間を約30H(=24.3H+5.6H)とし、第2フィールド側の掃き出し転送期間を18Hとする。
【0039】
これにより、第1フィールドと第2フィールドのトータルの掃き出し転送期間(48H)において、図3から明らかなように、第1フィールド側では、従来例に係る駆動方法(24H⇒約850mV)に比べて約200mV多い、約1050mVの暗信号成分+スミア成分+ブルーミング成分の掃き出し転送を行うことができる。なお、図3には、掃き出し転送期間と掃き出し転送の取り扱い電荷量との相関関係が示されている。
【0040】
なお、上記第1実施形態では、第1フィールド側、第2フィールド側のトータルの掃き出し転送期間として予め決められた時間(本例では、48H)を変更することなく、第1フィールド側の掃き出し転送期間を第2フィールド側の掃き出し転送期間よりも長く設定するとしたが、第2フィールド側の掃き出し転送期間を24Hのままとし、第1フィールド側の掃き出し転送期間のみを変更して30Hに設定することも可能である。
【0041】
この駆動方式の場合には、第1フィールド側、第2フィールド側のトータルの掃き出し転送期間が54H(30H+24H)となり、第1フィールドの掃き出し転送の開始から全画素の信号電荷を読み出す(第2フィールドの読み出しパルスXSGが立つ)までの時間が、上記第1実施形態に係る駆動方式の場合よりも6Hだけ長くなるものの、第1フィールド側、第2フィールド側共に30H期間の掃き出し転送期間を設定する駆動方法の場合よりも6Hだけ短くできる。
【0042】
ところで、第1フィールド側の掃き出し転送では、取り扱い電荷量を確保するために、転送スピードはある一定値とする必要がある。これに対して、第2フィールド側では、掃き出し転送期間の転送スピードを速く設定することによって取り扱い電荷量の減少が生じたとしても、前述したように、暗信号成分のみを掃き出せば良く、不要電荷量が少ないことから問題とはならない。
【0043】
そこで、本発明の第2実施形態に係る駆動方法では、図4のタイミングチャートに示すように、第2フィールド側の掃き出し転送期間の転送スピードを例えば従来の2倍、即ち28(=56/2)ビット/ラインとし、なおかつ、転送段数については、最低限の垂直画素数分の掃き出し転送期間を
1200/(1800/28)/2=9.3
とする。
【0044】
これにより、第2フィールド側の掃き出し転送期間を、従来例に係る駆動方法に対しては15.0(=24.3−9.3)Hだけ、第1実施形態に係る駆動方法に対しては9.4(=18.7−9.3)Hだけ削減できる。そして、この削減分を第1フィールド側の掃き出し転送期間に割り当てる。その結果、第1フィールド側の掃き出し転送期間は、
39.3H=24.3+(24.3−9.3)
=29.9+(18.7−9.3)
となる。
【0045】
これにより、第1フィールド側の掃き出し転送期間の転送段数が、従来例に係る駆動方法(図7)では垂直画素数の約1.3倍の段数、第1実施形態に係る駆動方法(図2)では垂直画素数の約1.6倍の段数であるのに対し、本実施形態に係る駆動方法(図4)では垂直画素数の約2.1倍の段数となる。すなわち、第1フィールド側の掃き出し転送において、本実施形態に係る駆動方法の場合、垂直画素数の約2.1倍の段数分の掃き出し転送を行うことが可能となる。
【0046】
ここで、第1,第2実施形態に係る駆動方法を用いた場合に、標準設定に対してどのくらいの光量まで耐えられるかについて述べる。
【0047】
第1フィールド側の不要電荷の成分、即ち暗信号成分、スミア成分、ブルーミング成分の比率は、入射光量が十分大きいときはスミア成分のみ光量に正比例するために、次のような関係にあると考えられる。
暗信号成分≪ブルーミング成分≪スミア成分
すなわち、入射光量が十分大きいときはスミア成分が支配的である。
【0048】
例えば、本CCD撮像素子のスミア実力が−100dB、標準設定を150mVと仮定すると、図3から明らかなように、第1フィールド側の掃き出し転送期間が24.3H(従来例に係る駆動方法)のときの取り扱い電荷量は845mV、29.9H(第1実施形態に係る駆動方法)のときの取り扱い電荷量は1039mV、39.3H(第2実施形態に係る駆動方法)のときの取り扱い電荷量は1366mVとなる。
【0049】
したがって、取り扱い電荷量/スミア成分は、従来例に係る駆動方法の場合、56333倍光量(=845mV/150mV×10×0.00001)、第1実施形態に係る駆動方法の場合、69267倍光量(=1039mV/150mV×10×0.00001)、第2実施形態に係る駆動方法の場合、91067倍光量(=1366mV/150mV×10×0.00001)となる。以上のことから、特に第2実施形態に係る駆動方法によれば、従来例に係る駆動方法に対して、約1.6倍の光量に耐えられるようになることがわかる。
【0050】
なお、上記第2実施形態においては、第2フィールド側の掃き出し転送期間の転送スピードを、第1フィールド側の掃き出し転送期間の転送スピードの2倍に設定するとしたが、これに限定されるものではなく、整数倍に限らず、2倍以上又は2倍以下の任意の倍数に設定可能である。
【0051】
図5は、第2実施形態の応用例に係る駆動方法のタイミングチャートである。この応用例に係る駆動方法では、第2フィールドの掃き出し転送期間の転送スピードを、第1フィールド側の掃き出し転送期間の転送スピードよりも高速に設定し、第2フィールドの掃き出し転送期間の削減分を第1フィールド側の掃き出し転送期間に割り当てるのではなく、第1,第2フィールドのトータルの掃き出し転送期間の短縮に用いるようにしている。
【0052】
すなわち、第1フィールド側の掃き出し転送期間を、第2フィールド側の掃き出し転送期間よりも長く設定する第1実施形態に係る駆動方法に対して、第2実施形態のように、第2フィールド側の掃き出し転送期間の転送スピードを例えば従来の2倍に設定することにより、単に、第2フィールド側の掃き出し転送期間を約9(≒18.7−9.3)Hだけ削減する。
【0053】
これにより、第1実施形態に係る駆動方法に比べて、第2フィールド側の掃き出し転送期間の削減分(9H分)だけ第1,第2フィールドのトータルの掃き出し転送期間を短縮できるので、第1実施形態に係る駆動方法での第1フィールド側の掃き出し能力を維持したまま、全信号量を出力する期間の短縮、即ちフレームレートの向上が図れる。その結果、1枚の画を撮影する時間を短縮できる。
【0054】
図6は、本発明に係る撮像システムであるデジタルスチルカメラ(電子スチルカメラ)の構成例を示すブロック図である。このデジタルスチルカメラは、上記構成のCCD撮像素子を撮像デバイス31として搭載するとともに、上述した第1,第2実施形態またはその応用例に係る駆動方法を用いている。
【0055】
図6において、被写体(図示せず)からの像光は、レンズ32および光制御手段、例えばメカニカルシャッタ33を経てCCD撮像素子31の撮像エリアに入射する。ここで、レンズ32は、被写体からの像光をメカニカルシャッタ33を通してCCD撮像素子31の撮像面上に結像する。メカニカルシャッタ33は、CCD撮像素子31の露光時間を制御する。
【0056】
CCD撮像素子31としては、図1に示すCCD撮像素子10が用いられ、またその駆動方法として先述した第1,第2実施形態またはその応用例に係る駆動方法、即ちメカニカルシャッタ33を閉じてから第1フィールドの信号電荷をセンサ部11から垂直CCD13に読み出すまでに行う掃き出し転送期間を、第2フィールドの信号電荷をセンサ部11から垂直CCD13に読み出すまでに行う掃き出し転送期間よりも長く設定する方法が用いられる。
【0057】
CCD撮像素子31の駆動は、CCD駆動回路34によって行われる。このCCD駆動回路34は、図1におけるタイミング発生回路21を含む構成となっており、このタイミング発生回路21で発生される各種のタイミング信号のタイミングを適宜コントロールすることによって上記駆動方法を実現する。メカニカルシャッタ33の開閉制御やCCD駆動回路34のタイミング制御は、CPU等からなるコントローラ35によって行われる。
【0058】
CCD撮像素子31の出力信号は、信号処理回路36においてCDS(相関二重サンプリング)などの各種の信号処理が施された後、記録装置37において磁気ディスクなどの記録媒体に記録される。なお、本例では、CCD撮像素子10の撮像面への光の入射/遮断を制御するのにメカニカルシャッタ33を用いるとしたが、これに限られるものではなく、液晶シャッタなどの他の光制御手段を用いることも可能である。
【0059】
このように、掃き出し転送が可能なCCD撮像素子31を撮像デバイスして搭載し、メカニカルシャッタ33を用いてCCD撮像素子31の露光時間を制御する構成のデジタルスチルカメラにおいて、メカニカルシャッタ31を閉じてからCCD撮像素子31の第1フィールドの信号電荷を読み出すまでに行う掃き出し転送期間を、第2フィールドの信号電荷を読み出すまでに行う掃き出し転送期間よりも長く設定することにより、第1フィールド側の掃き出し転送期間での取り扱い電荷量(掃き捨て電荷量)を増やすことができる。
【0060】
これにより、露光期間において強い光が入射し、スミア成分とブルーミング成分が増加したとしても、このスミア+ブルーミング成分を暗信号成分と共に第1フィールド側での掃き出し転送期間に確実に掃き出すことができるため、スチル画像の高画質化が図れることになる。特に、第2フィールド側の余分な取り扱い電荷量に相当する時間を、第1フィールド側の掃き出し転送期間に割り当てることで、トータルの掃き捨て時間を変更することなく、所期の目的を達成できる利点がある。
【0061】
特に、第2フィールド側の掃き出し転送期間の転送スピードを、第1フィールド側の掃き出し転送期間の転送スピードよりも高速に設定する駆動方法を採ることにより、第2フィールド側の掃き出し転送期間をさらに削減し、その削減分を第2フィールド側の掃き出し転送期間に割り当てることができるため、第1フィールド側の掃き出し転送期間での取り扱い電荷量をさらに増加させることができる。したがって、日中の太陽を撮影するような場合であっても、その入射光量に伴って発生する不要電荷を第1フィールド側の掃き出し転送で掃き出し不良を生ずることなく、確実に掃き出すことができる。
【0062】
一方、第2フィールド側の掃き出し転送期間の転送スピードを、第1フィールド側の掃き出し転送期間の転送スピードよりも高速に設定し、第2フィールド側の掃き出し転送期間をさらに削減することによってその削減分だけ第1,第2フィールドのトータルの掃き出し転送期間を短縮する駆動方法を採ることにより、フレームレートを向上することができるため、1枚の画を撮影する時間を短縮することができる。これにより、記録時間および撮影間隔の短縮化が図れるため、連写枚数を増加させることが可能となる。
【0063】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、センサ部からの信号電荷の読み出しに先立って掃き出し転送を行う固体撮像素子およびこれを撮像デバイスとして用いた撮像システムにおいて、露光完了後において第1フィールド側の掃き出し転送期間を第2フィールド側のそれよりも長く設定することにより、第1フィールド側の掃き出し転送期間での取り扱い電荷量を増やすことができるため、露光期間において強い光が入射し、スミア成分やブルーミング成分が増加しても、このスミア+ブルーミング成分を暗信号成分と共に第1フィールド側での掃き出し転送期間に、掃き出し不良を生ずることなく確実に掃き出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインターレース走査方式のCCD固体撮像素子の一例を示す概略構成図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る駆動方法のタイミングチャートである。
【図3】高速掃き出し期間と高速掃き出し動作の取り扱い電荷量との相関関係を示す図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係る駆動方法のタイミングチャートである。
【図5】本発明の第2実施形態の応用例に係る駆動方法のタイミングチャートである。
【図6】本発明に係るデジタルスチルカメラの構成例を示すブロック図である。
【図7】従来例の駆動方法に係るタイミングチャートである。
【図8】太陽光撮像時の掃き出し不良による縦筋が発生した画面を示す図である。
【図9】第2フィールド側の掃き出し転送がない場合の動作説明図であり、(a)はそのタイミングチャート、(b)は暗信号の出力波形をそれぞれ示している。
【図10】第1,第2フィールド側双方に掃き出し転送がある場合の動作説明図であり、(a)はそのタイミングチャート、(b)は暗信号の出力波形をそれぞれ示している。
【符号の説明】
10,31…CCD固体撮像素子、11…センサ部、13…垂直CCD、15…水平CCD、16…電荷電圧変化部、21…タイミング発生回路、24…基板バイアス発生回路、33…メカニカルシャッタ、34…CCD駆動回路

Claims (8)

  1. 行列状に配列されて光電変換を行う複数個のセンサ部と、これらセンサ部で光電変換された信号電荷を転送する垂直転送部とを有し、前記センサ部から前記垂直転送部に信号電荷を読み出すのに先立って、前記センサ部から前記垂直転送部に読み出された信号電荷を転送するときの転送スピードよりも高速に前記垂直転送部中の電荷を転送して掃き出す掃き出し転送を行う固体撮像素子の駆動に当たって
    前記固体撮像素子の各センサ部への光の入射が光制御手段によって遮断されることによる露光完了後において、第1フィールド側の掃き出し転送期間を、第2フィールド側の掃き出し転送期間よりも長く設定する
    固体撮像素子の駆動方法。
  2. 第1フィールド側、第2フィールド側のトータルの掃き出し転送期間として予め決められた期間を変更することなく、第2フィールド側の掃き出し転送期間を短縮してその短縮期間を第1フィールド側の掃き出し転送期間に割り当てる
    請求項1記載の固体撮像素子の駆動方法。
  3. 第2フィールド側の掃き出し転送期間の転送スピードを、第1フィールド側の掃き出し転送期間の転送スピードよりも高速に設定する
    請求項1記載の固体撮像素子の駆動方法。
  4. 第1,第2フィールド側の各掃き出し転送期間の転送スピードが同じ状態でのトータルの掃き出し転送期間と、第2フィールド側の掃き出し転送期間の転送スピードを第1フィールド側の掃き出し転送期間の転送スピードよりも高速に設定した状態でのトータルの掃き出し転送期間との差分期間を、第1フィールド側の掃き出し転送期間に割り当てる
    請求項3記載の固体撮像素子の駆動方法。
  5. 第1,第2フィールド側の各掃き出し転送期間の転送スピードが同じ状態でのトータルの掃き出し転送期間と、第2フィールド側の掃き出し転送期間の転送スピードを第1フィールド側の掃き出し転送期間の転送スピードよりも高速に設定した状態でのトータルの掃き出し転送期間との差分期間を、第1,第2フィールドの全信号電荷の出力期間の短縮に用いる
    請求項3記載の固体撮像素子の駆動方法。
  6. 行列状に配列されて光電変換を行う複数個のセンサ部と、
    前記複数個のセンサ部で光電変換された信号電荷を転送する垂直転送部と、
    前記センサ部から前記垂直転送部に信号電荷を読み出すのに先立って、前記センサ部から前記垂直転送部に読み出された信号電荷を転送するときの転送スピードよりも高速に前記垂直転送部中の電荷を転送するように前記垂直転送部を駆動する駆動制御部とを備え、
    前記駆動制御部は、前記固体撮像素子の各センサ部への光の入射が光制御手段によって遮断されることによる露光完了後において、第1フィールド側の掃き出し転送期間を、第2フィールド側の掃き出し転送期間よりも長く設定する
    固体撮像装置。
  7. 行列状に配列されて光電変換を行う複数個のセンサ部と、これらセンサ部で光電変換された信号電荷を転送する垂直転送部とを有し、前記センサ部から前記垂直転送部に信号電荷を読み出すのに先立って、前記センサ部から前記垂直転送部に読み出された信号電荷を転送するときの転送スピードよりも高速に前記垂直転送部中の電荷を転送して掃き出す掃き出し転送を行う固体撮像素子と、
    前記固体撮像素子の各センサ部への光の入射を制御する光制御手段と、
    前記固体撮像素子および前記光制御手段を駆動するとともに、前記光制御手段を遮光状態にした露光完了後において、第1フィールド側の掃き出し転送期間を、第2フィールド側の掃き出し転送期間よりも長く設定する駆動手段と
    を具備する撮像システム。
  8. 前記駆動手段は、第2フィールド側の掃き出し転送期間の転送スピードを、第1フィールド側の掃き出し転送期間の転送スピードよりも高速に設定する
    請求項記載の撮像システム。
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