JP3244755B2 - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JP3244755B2
JP3244755B2 JP05171092A JP5171092A JP3244755B2 JP 3244755 B2 JP3244755 B2 JP 3244755B2 JP 05171092 A JP05171092 A JP 05171092A JP 5171092 A JP5171092 A JP 5171092A JP 3244755 B2 JP3244755 B2 JP 3244755B2
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/70Circuitry for compensating brightness variation in the scene
    • H04N23/74Circuitry for compensating brightness variation in the scene by influencing the scene brightness using illuminating means
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/70Circuitry for compensating brightness variation in the scene
    • H04N23/73Circuitry for compensating brightness variation in the scene by influencing the exposure time

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮像装置の露光制御に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、普及の著しいスチルビデオカメラ
等の分野においては、通常撮影素子への被写体光学像の
照射時間はメカニカルシャッタで制御する。これは、銀
塩カメラのフィルムを撮像素子に単純におきかえたよう
なものと考えることができ、絞り口径の制御はレンズ内
の絞りによって行なうものである。
【0003】また他の例では、絞りにターレット絞りを
用いるとともに、メカニカルシャッタを用いて露光時間
を制御するものがあり、さらに高速の連写時にはメカニ
カルシャッタを開放して電子シャッタにより露光時間
(蓄積時間)を制御するもの等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように、銀塩フィルムに比べラチチュードの狭い撮像素
子を用いる静止画撮像装置においては、絞り口径、露出
時間共充分な精度を得ることは容易でなく、コストのか
かるものになる欠点を有する。
【0005】そこで絞り口径を連続的に変化させず段階
的な値のみに限定することで、絞り口径の精度を上げ、
コスト高の問題点を軽減する方法が考えられるが、シャ
ッタと絞りそれぞれ必要であることと、シャッタ精度は
やはり高いものが要求される欠点を有する。
【0006】また絞りとシャッタと1組の羽根で兼用す
ることで部品点数を減じ、上記のコスト高の欠点を減じ
ることが可能と思われるが、羽根の開口径を精度よく制
御する為には羽根の動作速度を低くする必要があり、そ
の結果高速シャッタが得にくくなる動作特性上の欠点を
有する。
【0007】この欠点は単に高速シャッタが得にくくな
るのみならず、ストロボ発光によって高輝度背景の被写
体の黒つぶれを防止する所謂日中シンクロ撮影におい
て、ストロボを利用することができる(被写体輝度の)
範囲を狭くし、このような逆光補正ができなくなる条件
を増やすという欠点を生じる原因となる。
【0008】またさらに、羽根の駆動にモータを利用す
るものでは、羽根開放用モータの電力供給を停止するこ
と、あるいはモータ逆通電によって羽根を停止させて口
径を安定させる方法をとる為、モータに印加される電圧
により羽根の速度が変化し、同一絞り口径で停止の動作
をした場合も、実際に停止するまでの誤差が変化する
為、電源電圧の変化により絞り口径が安定しない欠点を
有する。これを避けようとすれば絞り口径安定後実際の
絞りを通った光を再測光して、適正な露光時間を演算す
るようにしたり、また絞り口径を安定させる為モータに
印加する電圧を安定化する等の手段が必要になり簡易な
システムではなくなってしまう。
【0009】
【0010】本発明は、以上の事情に鑑みなされたもの
で、広い範囲の被写体輝度に対して適切な露光制御を行
える撮像装置を提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、被写体光を受光し電気信号として蓄積する
撮像手段と、前記撮像手段を光学的に遮光する遮光手段
と、前記撮像手段の蓄積動作の開始から前記遮光手段に
より前記撮像手段を遮光するまでを露光時間とすると共
に、被写体輝度レベルを判定し、前記遮光手段が遮光に
要する時間より前記露光時間が長い場合には前記撮像手
段の蓄積動作開始後に前記遮光手段に遮光動作開始信号
を出力し、前記遮光手段が遮光に要する時間より前記露
光時間が短い場合には前記遮光手段に遮光動作開始信号
を出力した後に前記撮像手段の蓄積動作を開始させて露
光制御を行う制御手段とを有する撮像装置とするもので
ある。
【0012】
【作用】以上の構成により、広い範囲の被写体輝度に対
して遮光手段を用いた露光制御を適切に行うことができ
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明における静止画撮像装置を各図
を用いてその一実施例について詳述する。
【0014】図1は本発明の静止画撮像装置の一実施例
を示すブロック図で、1は入射光量を調節する絞りとシ
ャッタを兼用する半開式シャッタ、2は撮像レンズ、3
は撮像レンズ2で結像された被写体の光学像を電気信号
に変換する撮像素子(CCD等)、4は撮像素子3で光
電変換された時間的に離散した画像信号を連続する信号
にするサンプルホールド回路(CDS回路でも可、以下
S/H回路)、5はS/H回路4で、連続信号化された
画像信号を利用する目的に合わせて変換する信号処理回
路(γ,knee等のダイナミックレンジ直線性に関す
るもの、デジタル化、撮像素子からの原色または補色の
信号を輝度信号と色差信号に変換すること等)。6は後
述するシステムコントローラ10の制御に応じて、半開
式シャッタ1を駆動する駆動回路、7は撮像素子3を駆
動する駆動回路、8は撮像素子3やS/H回路4、信号
処理回路5の駆動及び同期の為のクロックパルスを生成
する同期信号発生器(以下SSGと称す)10は本発明
の静止画撮像装置全体を制御するたとえばマイクロコン
ピュータ等で構成されたシステムコントローラ(以下シ
スコンと称す)、11は被写体輝度を測定する測光素
子、12は測光素子11の出力に対数圧縮、重み付けを
したり、後述するストロボ13の調光制御の為の所定値
との比較をしたりする為の輝度情報処理回路、13は被
写体の補助照明の為の閃光装置(以下ストロボと称
す)、14はストロボ13の電源及び発光、調光の制御
回路(以下調光制御回路と称す)である。
【0015】図2、図3は半開式シャッタの構成及び動
作を示す図であり、図1の1に示す半開式シャッタをよ
り詳細に示したものである。各図において、101は本
発明の半開式シャッタの構成上の基本となる地板であ
り、光線が通る開口部101aや以下に説明する各種の
作動部材を保持する為の軸等を一体的に構成している。
【0016】102は駆動源となる正転及び逆転が可能
なモータであり、駆動力伝達の為の出力ギア102aを
回転軸に取りつけている。103は該モータ102から
図示されていないギア列を介して駆動力が伝達されるギ
ア部3eを有し、地板101の2か所の軸が長溝部10
3aに挿入され、図に向かって左右方向に移動可能に保
持されたチャージ部材であり、突起部103dとテーパ
面103b、長溝部103aの長さとほぼ同等もしくは
それ以上の長さを有する凸平面部3cを有している。
【0017】104は吸着離脱型の制御マグネットであ
る。105は該地板101の軸部に回転可能に保持され
たマグネットレバーであり、制御マグネット104の吸
着部104aに密着するアーマチャ105aとマグネッ
トレバー105と一体的に構成されてばね性を有するチ
ャージ部105bと、制御マグネット104の通電を断
わった時、アーマチャ105aを制御マグネット104
から離脱させ、制御マグネット104の通電時の吸着保
持力よりも弱く設定したマグネットばね15cと、さら
に爪部材106の爪部突起106bと当接可能で、制御
マグネット104の非通電時には、爪部突起6bに当接
し、爪部ばね106cに抗して爪部材106を図上、時
計回りに回動させる椀部105dとを有している。
【0018】107は該地板1の軸部に回動可能に保持
され、爪部6aが係合するシャッタ羽根110、111
により形成される絞りの絞り値を設定するノッチ部10
7aと、シャッタ羽根110、111の長穴部110
b、111bに挿入される凸部107bと、ギア部10
7cとを有するシャッタ羽根駆動部材である。
【0019】108は該シャッタ羽根駆動部材107の
ギア部107cとギア部108aで噛合し、光線の透過
率の異なるパターンを有するパルス板108bを一体的
に構成したパルスギアである。108cは該パルスギア
108を図上で時計方向に付勢させ、さらに、シャッタ
羽根駆動部材7を反時計回りに付勢し、シャッタ羽根1
10、111をクローズ状態に保持するシャッタばねで
ある。
【0020】109は該パルス板108bの回動による
パターンの変化を電子信号に変換し、シャッタ羽根11
0、111の位置検知を行なうフォトインターラプタで
ある。110、111は前記地板101の2か所の軸と
長溝部110c、111cにより、図上左右方向に移動
可能に保持され、シャッタ羽根駆動部材7により、互い
に反対方向にスライドして開口部110a、111aの
重なり具合によって地板101の開口部101aをクロ
ーズ状態から全開まで変化させるシャッタ羽根である。
【0021】112は前記地板101の開口部110a
と同様に光線を通す為の開口部112aを有し、この半
開式シャッタを構成する各部材を該地板101に、それ
ぞれ機能可能に保持する為のカバーである。2は撮影の
為のレンズ部、3はレンズ部によって結像した像を電気
信号に変換して記録する為のCCD等の撮像素子であ
る。
【0022】図3は図2に示した半開式シャッタの作動
の説明図である。図3(a)は初期状態を示し、図2で
いえば、シャッタ羽根110、111は地板1の開口部
11a及びカバー112の開口部112aをふさいだ状
態である。この状態から、モータ2を正転させると、図
示されていないギア列を介し、チャージ部材103を、
図中左方へ移動させる。これと前後して制御マグネット
4に通電する。
【0023】こののち、チャージ部材103のテーパ面
103bがチャージ部105bを、図中、下方に押し下
げる。この為、アーマチャ5aが制御マグネット104
の吸着部104aに、マグネットばね105cの力に打
ち勝って押しつけられ、制御マグネット104に吸着す
る。チャージ部105bはアーマチャ105aが確実に
制御マグネット104に押しつけられるように、ばね性
を持たせてあるから、オーバーチャージ可能にチャージ
部材103の凸平面部103cの高さを設定している。
【0024】つぎに、チャージ部材103が、さらに左
方へ移動し、突起部103dがシャッタ羽根駆動部材1
07の当接部107dに当接し、シャッタ羽根駆動部材
107をシャッタばね108cの付勢力に打ち勝って、
図中、時計方向に回動させ、同時にパルスギア108を
反時計方向に回動させ、フォトインターラプタ109に
よりパルス信号を発生させる。この時、シャッタ羽根1
10が右へ、シャッタ羽根111が左へ移動する為、シ
ャッタ羽根110、111の開口部110a、111a
により、絞りが形成される。
【0025】この時、爪部材106はシャッタ羽根駆動
部材107のノッチ部107aに沿って次々に噛合する
場所を変えていく。これが図3(b)の状態である。こ
こで、絞りが測光装置(図1の11、12)の出力によ
って算出された所定の絞り値よりも少し大きめに開いた
時、すなわち爪部106aが所定のノッチ部107aを
乗り越えるタイミングをフォトインターラプタ109の
パルス信号により検出した時、モータ102を逆転さ
せ、チャージ部材103を初期位置に戻す。すると、シ
ャッタ羽根駆動部材107は、爪部6aが噛合したまま
となり、所定の絞りが設定される。これが図3(c)の
状態である。
【0026】この後、CCD等の撮像素子3の電子シャ
ッタと設定した絞り値の組合せにより適正な露光が行な
われる。すなわち、フィールド記録時は、本発明の半開
式シャッタは、絞りとしてのみ機能して、電子シャッタ
により露光が行なわれる。この時、電子シャッタを連続
的に動作させ、そのつど、撮像素子3から図示されてい
ないフロッピーディスク等の記録媒体に記録することに
よって、駒撮りだけでなく、連続撮影も容易に行なえ
る。
【0027】電子シャッタにより露光と撮影が終了して
から、制御マグネット104への通電が断たれ、マグネ
ットレバー105が、図中、反時計に回動し、腕部10
5dが爪部突起1106bを押し、爪部材106を時計
方向に回動させ、爪部106aをノッチ部107aから
はずす。したがって、シャッタ羽根駆動部材7は、シャ
ッタばね108cによりパルスギア108を介して反時
計方向に回動され、シャッタ羽根110、111を初期
状態、すなわち、図3(a)の状態に戻し、開口部11
2aをふさぎ、露光が完了する。
【0028】また撮像素子3にたくわえられた撮影像の
電気信号が図示されていないフロッピーディスク等の記
録媒体に記録され、一連の撮影動作が完了する。
【0029】以上のような構成の静止画撮像装置の動作
を図4〜図7のタイミングチャートと図8、図9のフロ
ーチャートを用いて説明する。
【0030】図4は図8、図9のフローチャートのう
ち、ストロボを使用して撮影を行なうEFモードのフィ
ールド撮像であって、所謂日中シンクロのように被写体
輝度が比較的高く高速のシャッタを必要とする場合(露
光時間がシャッタ1の閉成時間Tcより短い場合)につ
いてのタイミングチャート、図5はEFモードのフレー
ム撮像であってシャッタ1の閉成時間Tcよりも高速の
露光時間の場合についてのタイミングチャート、図6は
EFモードでないフィールド撮像であって、シャッタ1
の閉成時間Tcよりも高速の露光時間の場合のタイミン
グチャート、図7はEFモードでないフレーム撮像であ
ってシャッタ1の閉成時間Tcより高速の露光時間の場
合についてのタイミングチャートである。
【0031】また図15は撮像素子の一構成例を示し、
同図では、インターライン型CCDを例にして説明す
る。
【0032】図において、201は光電変換素子、20
2は光電変換素子201に蓄積された電荷を垂直方向に
転送する為の垂直CCD(垂直転送シフトレジスタ)
で、第1〜第4の垂直転送電極より、それぞれφV1〜
φV4の4相の転送パルスを印加することによって駆動
される。
【0033】光電変換素子201は、奇数行が第1垂直
転送電極と、偶数行が第3垂直転送電極とそれぞれ接続
されており、光電変換素子201の電荷を垂直転送シフ
トレジスタに転送するゲートはそれぞれ第1及び第3垂
直転送電極が兼用している。203は水平CCD(水平
転送シフトレジスタ)で、第1、第2の水平電極を持
ち、それぞれにφH1、φH2の2相パルスを加えるこ
とにより駆動される。204はエミックフォロア回路よ
りなる出力回路である。
【0034】このインターライン型CCDは、センサ自
身が構成されている基板に電圧を加えることで光電変換
素子201の電荷を基板へ掃き出してクリアすることが
できる。
【0035】図8、図9のフローチャートにおいて、レ
リーズ釦(図示せず)の第1ストロークでスイッチSW
1のONによりシスコン10に外部割込を発生させ、撮
像の為の制御シーケンスが開始される。まずその割込が
ノイズ等による誤信号でないか確認(S1)した後、撮
像モードに応じて、露光量の演算の為の感度すなわちS
V値を設定する(S2〜S6)。すなわちフレーム撮影
モードでなければS3でフレーム撮影モードであること
を示すフレームフラグをリセットし、S4でフィールド
撮影モードにおいて感度SVに所定値k(たとえばIS
O100)を設定する。またフレーム撮影モードであれ
ば、S5でフレームフラグをセットし、S6でフレーム
撮影モードの感度としてたとえばフィールド撮影モード
より1段階低いk−1(この“−1”は1段階低いこと
を意味し、フィールド撮影モードの感度がISO100
であれば、ISO50となる)を設定する。次に、輝度
情報処理回路12を測光モードにして測光素子11の出
力を対数圧縮した後、デジタル化してシスコン10にと
りこむ(S7)。次に、ストロボを使用する撮影モード
すなわちEFモードであるか否かを判断し(S8)、E
Fモードであった時には(以下図4をともに参照)EF
フラグをセット(S13)し、ストロボ充電(S14)
及び絞りとシャッタ速度の設定(S15)を行なった
後、ストロボ充電の完了をチェックし(S16)、充電
が完了していない場合には図示しないレリーズ釦の第2
ストロークでONされるSW2のON、OFFチェック
(S17)をせずにS1に戻り、上述の動作を繰り返
す。S16で充電が完了していた場合は、S17へと進
み、SW2のON、OFFをチェックして、SW2がO
NでなければS1に戻る。またS8の判定においてEF
モードでない時にはEFフラグをリセットし(F9)、
ストロボの充電を止め(S10)、被写体を照明する光
の色温度を測定し(S11)、S7で測定した被写体輝
度とS4またはS6で設定した撮像素子の感度から絞り
とシャッタ速度を演算した(S12)後、SW2の状態
をチェックする。
【0036】以上のループ(S1〜S17)を実行し、
S17でSW2のONを検出すると、図4をともに参照
して明らかなように、あらかじめ測光された被写体輝度
に応じた絞り値にシャッタ羽根110、111を設定す
べく開放マグネット4とシャッタ羽根開放用モータ10
2が時刻t1にて通電され(S18、S19)、モータ
が正転され(S19)、チャージ部材3とシャッタ羽根
駆動部材7を介して、シャッタ羽根110、111を閉
じ方向への付勢に抗して開いて行く。この動作に伴いシ
ャッタ羽根110、111またはシャッタ羽根駆動部材
107と連動するパルスギア108とフォトインタラプ
タ109からなる移動パルス発生手段から、図3に示す
ように羽根の移動に関連する信号302が出力されシス
コン10へと供給される。
【0037】シスコン10は、このパルス信号を数える
(S20、S21)ことで、シャッタ羽根110、11
1の口径を検出し、時刻t2においてあらかじめ計算さ
れた絞り口径に対応するパルス数に一致すると(S2
2)モータ2を逆転する(S22)。
【0038】図2、図3からわかるように、シャッタ開
放動作の前にチャージ部材3の凸部103cによりレバ
ー105は開放マグネット104に押し付けられる。こ
の時開放マグネット104は、図4に示すように既に通
電されているので、モータの逆転(S22)に伴って、
チャージ部材103が図3中(c)の位置に戻っても、
レバー105は開放マグネット104に吸着されたまま
その位置に保持される。そしてチャージ部材103が図
3中(a)の位置に戻ったことが検出されると(S2
3)、その時点t3でモータ102の逆転が停止される
(S46)。この時シャッタ羽根110、111は閉じ
方向に付勢されているので、シャッタ羽根駆動部材10
7と共に閉じようとするが、シャッタ羽根係止部材10
6によりシャッタ羽根駆動部107が係止され、所望の
絞り口径が保持される。
【0039】上述の様にして、正確な絞り口径が設定さ
れた後、S12またはS15で演算されたシャッタ速度
すなわち露光時間が、開放マグネット104が時刻t4
でoffされてから、シャッタ羽根110、111が動
きはじめて開口部112aを閉じきるまでの時間(以下
Tcと記す)より大きいか、小さいかを判定する(S6
4)。
【0040】しかし、この判定はEFモードであるか否
か、EFモードであって、日中シンクロであるか否か
(ストロボが発光していない時の被写体の輝度がある所
定値より大きいか否か)、フレーム撮像モードかフィー
ルド撮像モードかによって行なわないことがあるので、
露光時間がTcより大きいか否かの判定(S64)以前
にフレームモード/フィールドモードの判別(S6
1)、EFモードか否かの判別(S62)、日中シンク
ロか否かの判別(S63)の判定を行ない、以下の場合
のみ露光時間とTcとの大小判定を行なう。
【0041】 Frame mode(フレームモード)のとき Field(フィールド)自然光撮像モード(EFモ
ード以外)のとき Field EFモードで日中シンクロのとき
【0042】これ以外の場合、すなわち、Field
EFモードで日中シンクロでない場合は露光時間とTc
との大小判定をせずにただちに電荷掃き出しパルスφE
Sにより撮像素子3中の電荷(熱により発生した電荷
と、シャッタ羽根が開きはじめてから絞りが設定される
までの間に入射した被写体光学像による光電子)を排除
する(S24)。
【0043】また、上記、、の場合に、露光時間
とTcとの大小判定(S64)を行なった結果、露光時
間がTcより長い場合にも、同様に電荷掃き出しパルス
により撮像素子3中の電荷(熱により発生した電荷と、
シャッタ羽根が開きはじめてから絞りが設定されるまで
の間に入射された被写体光学像による光電子)を排除す
る(S24)。そしてこれらの場合(フィールドEFモ
ードで日中シンクロでなく、、で露光時間がTc
より長い場合)には、この瞬間より撮像の為の露光が開
始される。
【0044】この後はストロボ発光を用いるEFモード
であるか否かによって処理が異なる。以下露光時間がT
cより長い場合の各撮像モードについて説明する。
【0045】まず露光時間がTcより長い場合における
EFモードの動作について述べる。
【0046】EFモードか否かの判定は、S7の露光動
作開始前の判定とそろえる為、EFフラグで行なう(S
25)。
【0047】EFフラグが立っており、EFモードが設
定されていた場合は、ストロボが全て発光しても露光量
不足のときに蓄積時間を制限する蓄積時間リミットタイ
マーを設定し(S28)、輝度情報処理回路12を積分
動作モードに設定し(S29)、その時までの積分器内
の信号をリセット(S3)した後、調光制御回路14に
ストロボ発光の為のトリガ信号305を送出する(S3
1)。調光制御回路14は、この信号に応じ図16に3
06で示す如くストロボ13の発光を開始させる。スト
ロボ発光により、被写体によって反射されたストロボの
光を測光素子11で光電変換し、変換された入射光量に
応じた電気信号を輝度情報処理回路12で積分する。輝
度情報処理回路12はストロボ発生開始時点から積分さ
れた前記測光素子11の出力を適正露光を与える様に予
め定められた所定値と比較し、該積分値が該所定値より
大きくなった時t6に調光制御回路14とシスコン10
にストロボ13の発光を停止させる信号を出力する。
【0048】ストロボの発光停止信号が発生したときに
は適正露光がなされたことになる為、シスコン10はS
32でこの信号を検出した時には、露光終了、画像情報
の読み出し処理を行なう。ここでの処理もフレーム撮像
とフィールド撮像とによって処理が異なるが、先と同様
に図16に合わせフィールドモードの動作について述べ
る。
【0049】フレームモードのとき立つフレームフラグ
によるフレームかフィールドかの判定(S34)によ
り、フィールド撮像モードと判定され、さらにEFモー
ドと判定された場合(S47)には電子シャッタによる
露光終了動作を行なう。まず撮像素子の遮光された垂直
転送路にもれこんだ不要電荷除去の為の高速クリア動作
を同図中33〜36のパルスによって行ない(S3
5)、フィールド読み出し動作をSSG8に指示し(S
36)、つづいてt4で開放マグネット104の通電を
断つ(S37)。読み出し動作は、掃き出しパルスφE
Sによって垂直転送シフトレジスタ内に漏れ込んだ不要
電荷の掃き出し動作が完了した後、第1の垂直転送電極
に第1の読み出しパルス47を印加し、続いて第3の垂
直転送電極に第2の読み出しパルス48を印加すること
により、第1の読み出しパルス47によって垂直転送シ
フトレジスタへと移動、第3の垂直転送電極上に転送さ
れた電荷と、第2の読み出しパルス48によって垂直転
送シフトレジスタへと移動された電荷が加算され、すな
わち垂直方向に2個づつの光電変換素子201の電荷が
加算された後、垂直転送パルス43〜46によって垂直
方向に転送され水平転送シフトレジスタ203より1ラ
インづつ読み出される所謂フィールド読み出しが行なわ
れることになる。
【0050】一方、シャッタについて見ると、レバー1
05はばね105cにより反時計方向に付勢されている
為、時刻t4において開放マグネット104の通電が断
たれるとレバー105は反時計方向に回動し、シャッタ
羽根係止部材106をばね106cに抗し、時計方向に
回動する。この結果、開始のはずれたシャッタ羽根駆動
部材107は、シャッタ羽根110、111を閉じ方向
に駆動する。この羽根の動きに伴い、シャッタ羽根移動
検出信号302が生成される。
【0051】このようにシャッタ羽根の閉じ動作と画像
信号のフィールド読み出し動作が並行に行なわれている
が、実質的には、図16の掃き出しパルスφESによる
画像信号の読み出し動作(特に光電変換をする画素から
遮光された電荷蓄積部へ電荷を移送する動作)によっ
て、露光終了時刻を制御していることになる。すなわち
撮像素子の蓄積時間tは、掃き出しパルスφESによる
掃き出し動作終了時点t5から光電変換部より電荷を垂
直転送シフトレジスタへと移動するパルス47及び48
によって決定される。パルス47と48の時間差は数μ
sec程度であり、露光時間に対して無視し得る。
【0052】S38、S39でシャッタの閉じ動作の完
了と読み出しの完了をチェックし、どちらも完了した後
に1回のレリーズ操作で2回以上の撮像動作をしてしま
うことがないようにSW2の状態を調べる(S45)。
SW2がOFFになれば、図8のBに戻り、再びSW1
のチェックからの処理に戻る。
【0053】次に図17はストロボ使用のEFモードの
フレーム撮像動作を示すタイミングチャートである。同
図において図16と異なる部分のみ説明する。図16の
フィールド読み出しモードと同様に蓄積完了またはスト
ロボ全発光検出後、フレームかフィールドかの判定を行
ない(S34)、フレーム撮影モードの場合はS40へ
と移行する。フィールド撮像時と異なり、まずシャッタ
1を閉じる為に時刻t4において解放マグネット104
の通電を停止する(S40)。シャッタが閉じたことを
確認(動作の確認をせず時間待ちをするだけでも可)し
た後(S41)、垂直転送路内の不要電荷を垂直高速転
送パルス33〜36によって高速転送して排除し(S4
2)、SSG8にフレーム読み出し動作を指示する(S
43)。すなわち第1の垂直転送電極φV1に第1の読
み出しパルス47を印加して光電変換素子201上の電
荷を垂直転送シフトレジスタ202上へと移動した後、
垂直転送パルス43〜46により、最下方の水平転送シ
フトレジスタ203へと転送して1ラインづつ順次読み
出す。これによって撮像面における奇数ラインの電荷が
読み出されたことになる。
【0054】また、続いて第3の垂直転送電極φV3に
第2の読み出しパルス58を印加して光電変換素子20
1上の電荷を垂直転送シフトレジスタ202上へと移動
した後、垂直転送パルス53〜56により最下方の水平
転送シフトレジスタ203へと転送して1ラインづつ順
次読み出す。これによって撮像面における偶数ラインの
電荷が読み出されたことになる。
【0055】これらの動作により、フレーム読み出しが
行なわれる。フレーム読み出しの完了検出(S44)か
ら後は、フィールド撮像と同じであるので、説明を省略
する。
【0056】図19はストロボ発光を伴わない非EFモ
ードのフレーム撮像における露光時間の生成動作を示す
タイミングチャートで、図8、図9のフローチャートに
おいて、S25で非EFモードと判定された後、S12
で演算された露光時間をタイマにセットし(S26)、
タイマの完了を検出するまで待って(S27)露光完了
の処理をする点のみが、図17のEFモードのフレーム
撮像との違いである。また図18の非EFモードのフィ
ールド撮像は露光時間の生成は図19のフレーム撮像と
同様であるが、本実施では露光終了の処理において、S
47で非EFモードと判定されるとフレーム撮像時と同
様のメカニカルシャッタによる露光終了をする点が、E
Fモードにおけるフィールド撮像との違いである。
【0057】このようにフィールド撮像において、EF
モードと非EFモードと露光終了処理を電子シャッタと
メカシャッタにそれぞれかえるのは以下の理由による。
【0058】図19のフレーム撮像モードのように図
2、図3に示すシャッタで、撮像素子3をおおってから
読み出す様な動作の方が一般的には読み出し期間中のス
ミアの抑圧には効果がある。しかしながら、ストロボを
用いる様な状況ではストロボが発光していない期間は被
写体像は暗いことが多く、ストロボ発光中の像に対して
はスミアになりにくい為、前述の動作でも実質的にはス
ミアの問題は発生しない。
【0059】さらに日中シンクロ時にはストロボの発光
していない時の被写体輝度が比較的高いので、スミア問
題がないわけではないが、この場合(日中シンクロ時)
には被写体像の蓄積状態から、非蓄積状態への移行開始
から完了までの所定時間に関し、光学的遮光手段による
遮光動作の開始から終了までの時間の方が、充電変換画
素から遮光された電荷蓄積部へ電荷を移送する時間より
も長い為に光学的遮光手段によって露光終了をする時に
は、ストロボ発光終了後の背景光による蓄積量が無視で
きない量となり、背景光の輝度が高い場合は露出過剰と
なる。この露光の過剰量はストロボの発光停止後の露出
時間に関連している為、たとえスミアがあっても光電変
換する画素から遮光された電荷蓄積部へ電荷を移送する
ことによって実質的露光時間を終了した方が良質の画像
を得ることができる利点がある為である。なお、2種類
の露光終了処理動作の動作時間の差による実質的蓄積時
間の差は動作モードフラグ(EF flagとFram
e flag)により絞りシャッタ速度演算時(S11
2)に補正しておくことはいうまでもない。
【0060】以上がS25〜S39、S44、S52ま
での処理である。この処理については、先に出願した特
願平3−233047号公報においても述べられてい
る。
【0061】次に本発明の特徴とするところの、露光時
間がTcより短い場合すなわち高速シャッタの場合につ
いて説明する。
【0062】再び上記S64の処理に戻り、上記、
、の場合に露光時間とTcとの大小判定した結果露
光時間がTcより短い場合には、まず、解放マグネット
104をoffにし、シャッタ羽根110、111に閉
じ動作を行なわせる(S65)。つづいて、シャッタ羽
根の動作時間Tcから実際の露光すべき時間を引いた時
間だけ待ち(S66)、EF flagを調べ(S6
7)、EFフラグが立っていない時(非EFモード)に
は電荷掃き出しパルスの生成をSSG8に指示し(S7
2)、シャッタ1の閉じ完了を待つ(S73)。
【0063】また、S67でEFフラグ立っていた時
(EFモード)には、輝度情報処理回路12を積分モー
ドに設定し(S68)、電荷掃き出しパルスの生成をS
SG8に指示する(S69)。つづいて輝度情報処理回
路12内の積分器をリセットする(S70)。さらにス
トロボをトリガする(S71、図4のタイミング30
5)。この後は非EFモードと同様にシャッタ1の閉じ
完了を待つ(S73)。シャッタ1が閉じた後、撮像素
子3の垂直転送路内の不要電荷の高速転送を指示し(S
74)、Frame modeかField mode
かを判定した後(S75)それぞれの撮像モードに応じ
た読み出しを指示し(S43またはS51)、読み出し
完了を待って(S44、S52)SW2のON/OFF
チェックに戻る。
【0064】以降は図8のS1へと復帰して上述の動作
を繰り返し行なう。ここで図9で説明したS65〜S7
5の処理の中では、解放マグネットのoffから電荷掃
き出しパルスの生成までの時間を、S66でTc(シャ
ッタ1の走行時間)から露光時間を減算することによっ
て求めているが、この例に限られるわけではない。
【0065】露光量は図10に示すようにシャッタ動作
開始時点(本実施例において図4〜図7のt4に示す解
放マグネット104の通電を断った時点)をt=φとし
て、横軸に時刻を縦軸に光量をそれぞれとり、撮像素子
3に入射する光量の瞬時値をf(t)とすると、撮像素子
3の電荷掃き出し時点t5からシャッタ1が閉じ切る時
刻tcまでの露光量Sは
【0066】
【外1】 で示されることは明らかである。従ってこのSが撮像素
子3の感度と露光開始前の測光値(S7の処理)とから
適正になるようなt5を演算する方法であればどのよう
なものでもよい。
【0067】また、シャッタの閉じ完了の検出は、移動
パルス発生手段を構成するパルスギヤ及びフォトインタ
ラプタ(108、109)からの羽根の移動に関連する
信号302を数えたり時間間隔を計ることによって検出
してもよいし、また動作開始(t4)からの時間を測る
ことによって検出してもよい。
【0068】図5はストロボを使用するEFモードのフ
レーム撮像であってシャッタ1の閉じ時間Tcよりも高
速シャッタを得るとき(状況としては日中シンクロのと
きと考えられる)のタイミングチャート。
【0069】図6はストロボを使用しないフィールド撮
像であってシャッタ1の閉じ時間Tcより高速のシャッ
タを得るとき(状況としては被写体輝度が特に高い時)
のタイミングチャート。
【0070】図7はストロボを使用しないフレーム撮像
であって、シャッタ1の閉じ時間Tcより高速のシャッ
タを得るとき(やはり被写体輝度が特に高い時)のタイ
ミングチャートである。
【0071】図11は本発明の第2の実施例であり、図
1〜図3で示したような絞りとシャッタを兼用する半開
式シャッタの代りに、絞りを備えた撮像レンズ21によ
って露光量の瞬時値を制御し、符号61〜67の要素か
らなるフォーカルプレンシャッタにより露光期間を終了
させる点と、撮像素子31に図15で示したようなイン
タライン型のCCDではなく、MOS型撮像素子のよう
に一走査線毎に、不要電荷の除去ができるタイプの撮像
素子を用いる点が異なる。本実施例ではセンサの動作に
ついては必要部分のみの説明にとどめるが、このような
センサの動作については本出願人による特願平2−29
9930等に詳しく述べられている。
【0072】また上記の差異にともなって以下に述べる
様な絞り駆動回路68及びフォーカルプレンシャッタ6
1を動作させるシステム構成要素62〜67が図1〜図
3の実施例と異なるが、それ以外の図1と同一機能のも
のについては同一の符号を付して説明を省略する。
【0073】62はシャッタ羽根61を付勢部材67に
抗して、開放位置にチャージするチャージ部材、63は
図示しない付勢部材により時計方向に付勢されてシャッ
タ羽根61を開放位置に係止する係止部材、64は係止
部材の係止を解除する開放マグネット、65はチャージ
部材62を駆動するチャージモータ、66はチャージモ
ータ65と開放マグネット64を駆動してフォーカルプ
レンシャッタを動作させる駆動回路、67はシャッタ羽
根61を閉じ方向に付勢する付勢部材、68は撮像レン
ズ21中の絞りを駆動する駆動回路、81は撮像素子3
1、サンプルホールド回路4、信号処理回路5の動作に
必要な同期信号クロックを発生する同期信号発生器(S
SG)、71はSSG81の出力を受け撮像素子31を
駆動する駆動回路(ドライバ)である。
【0074】次にこのシステム構成における撮像装置の
動作を図12のタイミングチャート、図13、図14の
フローチャートを参照しながら説明する。
【0075】まず図示しないレリーズ釦の第1ストロー
クによって閉成されるスイッチSW1がONされると
(S1)、撮像モードの判定、感度設定、測光、ストロ
ボモードの判定、絞り、シャッタ速度の演算等の処理が
行なわれる。
【0076】これら処理及びレリーズ釦の第2ストロー
クでONするスイッチSW2(図示せず)の検出まで
は、第1実施例のS1からS17までの処理とまったく
同様であるため説明を省略する。
【0077】SW2のONが検出されると、まずシャッ
タ駆動回路66を動作してチャージモータ65に通電
し、チャージ部材62を介してシャッタ羽根61を付勢
部材67に抗して非遮光状態へ移動する指示を出す(S
101)。図12ではタイミングt10である。次に、絞
り駆動回路68を介して、撮像レンズ中の絞りをS12
またはS15の処理において演算した値に設定する様指
示する(S102)。その後シャッタチャージの完了
(シャッタ羽根61を係止部材63に係止する)をチェ
ックし(S103)、シャッタチャージの完了が検出さ
れたら、チャージモータ65を逆転させ(S104、図
12のt11)、チャージ部材62が初期位置に戻ったこ
とをチェックする(S105)。チャージ部材62が初
期位置に戻ったらモータを停止する(S106、図12
のt12)。
【0078】ここまで終了した後に、先に(S102
で)指示した絞りの制御が完了したか否かを調べ(S1
07)、絞りの制御が完了していない時には、絞り制御
の完了まで待つ。
【0079】シャッタのチャージ(開放)と絞りの制御
が完了したら先の演算(S12、S15)で得られた露
光時間と助走期間(図12でTr−Taの期間)とを比
較する(S108)。
【0080】露光時間が助走期間より長い時は通常の露
光時間の設定方法となる。この場合はまずSSG81に
対して撮像素子31の順次リセットを指示する(S10
9)。SSG81はドライバ71を経由して撮像素子3
1にリセットアドレスを順次送出し、撮像素子31の画
素を図11の上から下へ順次クリアする。その後露光時
間から助走期間を引いた期間だけ待った(S110)
後、解放マグネット64をトリガ(S111)すると共
に、シャッタ羽根61の走行時間(走行開始からアパー
チャ(開口部)を閉じ切るまでの時間)をカウントする
タイマをスタートさせる(S112)。
【0081】その後このTrタイマのカウント終了を待
ち(S117)、シャッタ羽根が走行完了すると撮像モ
ードに応じて(S118)、フィールド読み出し(S1
20)またはフレーム読み出し(S119)を行なう。
【0082】これら読み出しが完了すると(S12
1)、SW2のON/OFFチェックを行なうが、この
SW2のチェックの目的は第1実施例のS45の処理と
同様であり1回のレリーズで2コマ以上撮像されること
を防ぐためのものである。
【0083】ここまでの処理で1回の撮像動作が終了
し、SW1のチェック(S1)に戻る。
【0084】次にS108で先の演算(S12、S1
5)で得られた露光時間と助走期間とを比較した時、露
光時間が助走期間より短い場合(本発明の特徴)につい
て説明する。露光時間がシャッタ羽根61の助走期間
(撮像のアパーチャ(開口部)からはずれたシャッタ羽
根61の係止位置から係止がはずれた後、付勢部材67
の力によりシャッタ羽根が動き出し実際にアパーチャ
(開口部)を遮光しはじめるまでの期間のことで、シャ
ッタ羽根の速度の安定化や係止位置のアパーチャの一部
を覆ってしまうことを避ける為等に必要。)より短い時
には、まず解放マグネット64をトリガし(S113、
図12のt13)シャッタ羽根61の係止をはずす。
【0085】つづいてシャッタ羽根61の走行時間タイ
マをスタートさせ(S114)、その後助走期間から露
光時間を引いた時間だけ待って(S115)、SSG8
1に撮像素子31の順次リセットの開始を指示する(S
116、図12のt14)。
【0086】SSG81は先のS109の処理と同様
に、撮像素子31にリセットアドレスを送出し、撮像素
子31の画素を図11において上から下へシャッタ羽根
61の走行速度と同じ速度でリセットすることで走査線
毎の実露光時間を等しくする。
【0087】すなわち全画面を同一タイミングでリセッ
トすると、シャッタ羽根の走行に要する時間(図12の
Ta)だけ露光ムラが生じてしまうので、このようなリ
セットを行なうわけである。
【0088】従って、前述のシャッタ羽根61の走行す
る方向と同一方向に順次リセットをする場合も全画面を
リセットするに要する時間は、シャッタ羽根61の開口
部を横切るのに要する時間(図12のTa)と等しいこ
とが必要である。
【0089】撮像素子に上述の順次リセットを指示(S
116)した後は、先にスタートさせたシャッタ走行時
間タイマのカウント終了を待ち(S117)、撮像モー
ドに応じた読み出しを行なう(S118〜S120)。
【0090】図12のタイミングチャートの例(フィー
ルド読み出し)に対応させて説明すれば、シャッタの閉
じ完了(図12のt15)後、SSG81に対し撮像素子
31のフィールド読み出しを指示する。
【0091】SSG81は撮像素子31にドライバ71
を経由して読み出しアドレスを順次出力する。この出力
によって撮像素子の画素のデータが読み出されS/H回
路4、信号処理回路5に供給され、記録等の処理が行な
われる。この読み出し及び信号処理が完了した(S12
1)後、SW2のoffを待って(S122)1回の撮
像動作を完了する。
【0092】この実施例では、シャッタが開口部を遮光
し終ったタイミングの検出にTrタイマを用いてシャッ
タ羽根の走行時間を待っているが、これはシャッタ羽根
の動作完了を検出する手段を設け、この出力を待っても
よいことは言うまでもない。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
広い範囲の被写体輝度に対して遮光手段を用いた露光制
御を適切に行うことができる撮像装置を提供できるもの
である。
【0094】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図2】本発明の撮像装置に用いられる半開式シャッタ
の構成を示す斜視図である。
【図3】図2の半開式シャッタの動作を説明する図であ
る。
【図4】露光時間がTcより短い場合のEFモードにお
けるフィールド撮像時のタイミングチャートである。
【図5】露光時間がTcより短い場合のEFモードにお
けるフレーム撮像時のタイミングチャートである。
【図6】露光時間がTcより短い場合の非EFモードに
おけるフィールド撮像時のタイミングチャートである。
【図7】露光時間がTcより短い場合の非EFモードに
おけるフレーム撮像時のタイミングチャートである。
【図8】本発明の第1の実施例の動作を示すフローチャ
ートである。
【図9】本発明の第1の実施例の動作を示すフローチャ
ートである。
【図10】本発明の撮像装置における機械的遮光手段の
閉じ動作中の露光量を示す特性図である。
【図11】本発明の第2の実施例を示すブロック図であ
る。
【図12】本発明の第2の実施例の動作を示すタイミン
グチャートである。
【図13】本発明の第2の実施例の動作を示すフローチ
ャートである。
【図14】本発明の第2の実施例の動作を示すフローチ
ャートである。
【図15】本発明の第1の実施例で用いられる撮像素子
の構成図である。
【図16】露光時間がTcより長い場合のEFモードに
おけるフィールド撮像時のタイミングチャートである。
【図17】露光時間がTcより長い場合のEFモードに
おけるフレーム撮像時のタイミングチャートである。
【図18】露光時間がTcより長い場合の非EFモード
におけるフィールド撮像時のタイミングチャートであ
る。
【図19】露光時間がTcより長い場合の非EFモード
におけるフレーム撮像時のタイミングチャートである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体光を受光し電気信号として蓄積す
    る撮像手段と、前記撮像手段を光学的に遮光する遮光手
    段と、前記撮像手段の蓄積動作の開始から前記遮光手段
    により前記撮像手段を遮光するまでを露光時間とすると
    共に、被写体輝度レベルを判定し、前記遮光手段が遮光
    に要する時間より前記露光時間が長い場合には前記撮像
    手段の蓄積動作開始後に前記遮光手段に遮光動作開始信
    号を出力し、前記遮光手段が遮光に要する時間より前記
    露光時間が短い場合には前記遮光手段に遮光動作開始信
    号を出力した後に前記撮像手段の蓄積動作を開始させて
    露光制御を行う制御手段とを有することを特徴とする撮
    像装置。
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