JPH06205288A - 電子スチルカメラおよびスチルビデオバック - Google Patents

電子スチルカメラおよびスチルビデオバック

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Publication number
JPH06205288A
JPH06205288A JP4360135A JP36013592A JPH06205288A JP H06205288 A JPH06205288 A JP H06205288A JP 4360135 A JP4360135 A JP 4360135A JP 36013592 A JP36013592 A JP 36013592A JP H06205288 A JPH06205288 A JP H06205288A
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JP
Japan
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light
aperture value
camera
dimming
ttl
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Application number
JP4360135A
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English (en)
Inventor
Sunao Kurahashi
直 倉橋
Kenichi Kondo
健一 近藤
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
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  • Cameras Adapted For Combination With Other Photographic Or Optical Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 TTL調光方式によるストロボの調光を実用
化することのできる電子スチルカメラを提供する。 【構成】 撮像素子の前面に配された光学フィルタで反
射されて調光センサ5に入射される光量がTTL調光の
精度に悪影響を与えることがない程に少なくなるような
絞り値をメモリ7に記憶し、この絞り値より暗い絞り値
の範囲内でしか絞り8の絞り値を設定できないように開
放絞り制限部9により制御することにより、調光センサ
5に入射される光学フィルタでの反射光の光量が多くな
ってTTL調光を行うのに支障をきたすような絞り値に
絞り8の絞り値が設定される不都合をなくすことができ
るようにし、電子スチルカメラにおけるストロボ撮影に
TTL調光方式を採用することができるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子スチルカメラおよび
スチルビデオバックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオ信号をスチル画として記録
する電子スチルカメラが実用化されている。この電子ス
チルカメラには、銀塩フィルムに画像を記録する一眼レ
フタイプのカメラと同様の機能が種々設けられている。
その1つに、暗所におけるストロボ撮影(エレクトロニ
ックフラッシュ撮影)の機能がある。
【0003】従来より、電子スチルカメラにおいてこの
エレクトロニックフラッシュ撮影をする場合には、カメ
ラの前面に調光用センサを設け、エレクトロニックフラ
ッシュの発光時に被写体からの反射光をこの調光用セン
サで受光して光電変換し、これにより生じた電流を時間
積分する。そして、その積分値が所定の値となったとき
にエレクトロニックフラッシュの発光を停止させるよう
にした、いわゆる外部調光方式によって露光量を制御し
ていた。
【0004】図14は、この外部調光方式を採用した従
来の電子スチルカメラの概略構成図である。図14にお
いて、14は被写体像を結像する光学レンズ、15は光
学絞りとシャッタとを有する露出調整系で、エレクトロ
ニックフラッシュ撮影時には開放される。60は固体撮
像素子、17は固体撮像素子60の出力信号からテレビ
信号を形成する信号処理回路である。
【0005】次いで、18は信号処理回路17で形成し
たテレビ信号を変調し、記録に適した信号電流に変換す
るRECアンプ回路、19はRECアンプ回路18の電
流出力を磁気信号に変換する磁気ヘッド、20はテレビ
信号を記録する記録媒体である磁気ディスク、21は磁
気ディスク20を回転させるモータ、22は電子スチル
カメラのシステム全体をコントロールするシスコン回路
である。
【0006】次いで、61は調光用センサ、23はエレ
クトロニックフラッシュ撮影の間、調光用センサ61の
電流出力を時間積分して電圧値として出力する積分回
路、24は積分回路23による積分値が規定の値を越え
たときに出力レベルを切り換える比較器、25はエレク
トロニックフラッシュである。
【0007】次に、以上の構成による電子スチルカメラ
の動作について説明する。エレクトロニックフラッシュ
撮影時には、まず露出調整系15が開放された後にエレ
クトロニックフラッシュ25が発光する。そして、エレ
クトロニックフラッシュ25の発光と同時に、被写体か
らの反射光が調光用センサ61で光電変換され、積分回
路23でその電流出力の時間積分が開始される。
【0008】積分回路23による積分出力がある規定値
に達すると、比較器24の出力レベルが切り換えられ、
その変化がシスコン回路22により検知されてエレクト
ロニックフラッシュ25の発光が停止される。エレクト
ロニックフラッシュ25の発光が停止された後、露出調
整系15のシャッタが閉じられる。
【0009】一方、上述の露出調整系15の開放期間中
には、被写体からの光が光学レンズ14、露出調整系1
5を介して固体撮像素子60に入射され、光電変換によ
り信号電荷が形成され蓄積される。次に、露出調整系1
5のシャッタが閉じられると、上述のようにして固体撮
像素子60に蓄積された信号電荷が読み出され、信号処
理回路17およびRECアンプ回路18で所定の信号処
理がなされた後、磁気ヘッド19を介して磁気ディスク
20に磁気記録される。
【0010】このような電子スチルカメラでは、固体撮
像素子60としてインターライン型CCDエリアセンサ
と呼ばれるものが主に用いられる。図15は、このイン
ターライン型CCDエリアセンサの概略的な構造を示す
図であり、図16はそのセル断面図である。
【0011】図15において、26はフォトダイオード
で構成される画素、62は各画素26で形成した信号電
荷を受け取って垂直方向に転送する垂直転送CCD、2
8は垂直転送CCD62から受け取った信号電荷を水平
方向に転送する水平転送CCD、29は信号電荷を電圧
に変換して出力するフローティング・ディフィジョン・
アンプ、63は光電変換を行う前に垂直転送CCD62
に蓄積されている不要な電荷を除去するトップドレイン
である。
【0012】上記垂直転送CCD62には4相駆動が用
いられ、信号電荷の読み出し時には水平転送CCD28
側に駆動され、不要電荷の除去時にはトップドレイン6
3側に駆動される。なお、信号読み出しのための垂直転
送時に垂直転送CCD62に光が入ると、画素26で形
成した撮像信号の純粋性が失われ、正しい画像が得られ
なくなってしまう。これを防止するために、図16に示
すように、垂直転送CCD62の上部には遮光膜64が
設けられ、これにより光が遮光されている。
【0013】一方、銀塩フィルムを用いた一眼レフタイ
プのカメラで用いられるストロボの調光方式としては、
フィルム面に結像した像の拡散反射光を調光センサで受
光して調光を行う、いわゆるTTL(Through The Lens
es)調光方式が主流となりつつある。
【0014】図13は、このTTL調光方式をCCD等
の撮像素子を用いた電子スチルカメラに採用した場合の
概略的な構成図である。
【0015】図13において、51は電子スチルカメラ
本体としてのカメラ部、52はカメラ部51に着脱可能
な交換式の撮影レンズ部である。カメラ部51におい
て、53はCCD等の撮像素子、54は撮像素子53の
保護ガラス、55は光学的ローパスフィルタや赤外線を
カットするIRカットフィルタ等から成る光学フィル
タ、56は調光センサ、57は調光センサ56の集光レ
ンズである。また、撮影レンズ部52において、58は
絞りである。
【0016】次いで、a、bは光学フィルタ55の表面
で反射する撮像光で、aは絞り58を開放にしたときの
撮像光のうち、撮影レンズ部52の光軸59に対して最
も入射角の大きいものを示している。また、bは絞り5
8を開放状態から何段か絞ったときの撮像光のうち、光
軸59に対して最も入射角の大きいものを示している。
【0017】上記構成によれば、光学フィルタ55の表
面で反射する撮像光のうち、絞り58を開放にした場合
の撮像光aは、a1 のように集光レンズ57で集光さ
れ、調光センサ56に入射される。一方、絞り58を何
段か絞った場合の撮像光bは、b1 のように集光レンズ
57で集光されず、調光センサ56に入射されない。
【0018】すなわち、光学フィルタ55での反射光
は、同じ明るさのレンズを使用した場合でも、絞り58
を何段か絞った状態で撮影するときは、絞り58を開放
にした状態での撮影に比べて調光センサ56に入射され
る光量は減少する。なお、このことは、保護ガラス54
での反射光についても同様である。
【0019】ところで、従来より一眼レフタイプの銀塩
フィルムカメラの中には、着脱可能な裏ぶた(いわゆる
スチルビデオバック)を装着して電子スチルカメラとし
ても使用できるようにしたものがあった。すなわち、ス
チルビデオバックには撮像素子やその撮像信号から所定
の映像信号を生成するための電子回路、およびこれによ
り生成された映像信号を記録媒体へ記録、再生する記録
再生装置を搭載する。そして、このスチルビデオバック
を銀塩フィルムカメラ本体に装着することにより、銀塩
フィルムカメラを電子スチルカメラとしても使用できる
ようにしたものがあった。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】ラチチュードの狭い固
体撮像素子を用いる電子スチルカメラにおいては、エレ
クトロニックフラッシュ撮影に際して精度の高い調光が
必要となる。しかしながら、図14に示したような外部
調光方式による電子スチルカメラでは、調光精度のばら
つきにより露光量の精度が悪化するという問題があっ
た。特に、レンズ交換型の電子スチルカメラにおいて
は、交換レンズの明るさがそのまま誤差となり、調光精
度のばらつきが更に大きくなるという問題があった。ま
た、外部調光用に特別なセンサを設ける必要があり、こ
のため電子スチルカメラの実装規模が大きくなるという
問題があった。
【0021】また、前述した銀塩フィルムカメラで用い
られているTTL調光方式を、図13のように電子スチ
ルカメラに採用した場合、ストロボの発光量は、撮像素
子53の結像面で反射して調光センサ56に入射される
撮像光(図示せず)の光量に応じて制御されることにな
る。しかしながら、前述のように、撮像素子53の前面
には保護ガラス54や光学フィルタ55が配置されてお
り、それらのガラス面での反射光が上記撮像素子53の
結像面からの反射光とともに調光センサ56に入射され
てしまうので、正確な調光ができなくなるおそれがあっ
た。
【0022】調光センサ56に入射される保護ガラス5
4や光学フィルタ55での反射光について考察すると、
撮影レンズ部52に一定レベル以上の暗いレンズを用い
た場合は、保護ガラス54や光学フィルタ55での反射
光は調光センサ56に全く入射されない。これに対し
て、一定レベル以上の明るいレンズを用いた場合は、調
光センサ56に入射される光量はレンズが明るくなるほ
ど多くなる。したがって、保護ガラス54や光学フィル
タ55での反射光によって受ける調光精度劣化などの悪
影響は、明るいレンズを用いた場合ほど大きくなってい
た。
【0023】一方、TTL調光方式を採用した銀塩フィ
ルムカメラにスチルビデオバックを装着してTTL調光
専用のストロボで撮影を行う場合には、以下のような問
題があった。
【0024】すなわち、調光センサに入射される撮像光
が、銀塩フィルムの結像面での反射光ではなく、撮像素
子の結像面での反射光となるため、正確な調光を行うこ
とができなくなるおそれがあった。また、撮像素子の前
面には、前述のように保護ガラスや光学フィルタが配置
されており、それらのガラス面での反射光も調光センサ
に入射されてしまうので、調光精度が更に劣化するおそ
れがあった。
【0025】このような問題は、ストロボ本体に調光セ
ンサを内蔵した外部調光ストロボを用いて外部調光方式
による撮影をすることにより解決することができる。し
かし、この場合には、スチルビデオバックを装着せずに
銀塩フィルムカメラを一眼レフカメラとして撮影する場
合と、スチルビデオバックを装着して電子スチルカメラ
として撮影する場合とでは、同じストロボを使用するこ
とができないという問題があった。このため、スチルビ
デオバックの装着時にはTTL調光専用のストロボを電
子スチルカメラに使用可能なものに交換する必要があ
り、不便であった。
【0026】本発明は、上記の問題を解決してTTL調
光方式によるストロボの調光を実用化することのできる
実装規模の小さい電子スチルカメラを提供するととも
に、スチルビデオバックを装着して銀塩フィルムカメラ
を電子スチルカメラとして使用する時にストロボをいち
いち交換する不便を解消することを目的としている。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明の電子スチルカメ
ラは、撮像素子の結像面での反射光を調光センサで検知
してストロボの発光量を制御するTTL調光方式を採用
した電子スチルカメラにおいて、上記撮像素子の前面に
配された光学フィルタで反射されて上記調光センサに入
射する反射光の光量が上記TTL調光撮影を行うのに支
障がない程度にまで少なくなる時の撮影レンズの絞り値
を記憶する絞り値記憶手段を配設し、上記TTL調光撮
影時には、上記撮影レンズの絞り値を、上記絞り値記憶
手段に記憶している絞り値か、またはそれよりも暗い絞
り値の範囲で制御するようにしたことを特徴とするもの
である。
【0028】また、上記絞り値記憶手段は、上記撮影レ
ンズの種類に応じて各撮影レンズに最適な絞り値をそれ
ぞれ記憶するようにしてもよい。
【0029】また、上記絞り値記憶手段は、上記撮影レ
ンズの種類によらず常に一定の絞り値を記憶するように
してもよい。
【0030】本発明の電子スチルカメラの他の特徴とす
るところは、被写体からの光を光電変換して信号電荷を
生成する画素領域と、上記画素領域から信号電荷を受け
取って垂直方向に転送する垂直転送領域と、上記垂直転
送領域の一端側から電荷を受け取って水平方向に転送す
る水平転送領域と、上記垂直転送領域の他端側から電荷
を受け取ってこれを水平方向に転送して出力するドレイ
ン領域とから構成されている固体撮像素子を有する電子
スチルカメラにおいて、上記垂直転送領域に、上記画素
領域から信号電荷を受け取って垂直方向に転送する機能
の他に、上記被写体からの光を受光して光電変換して電
気信号を生成する機能を持たせるとともに、上記ドレイ
ン領域から出力される電気信号を時間積分する積分器
と、上記積分器の積分出力と予め設定されている基準値
とを比較し、上記積分出力が上記基準値に達したか否か
を検出する比較器と、上記比較器の検出出力に基づいて
エレクトロニックフラッシュの発光動作を制御する制御
手段とを設け、シャッタ開口時に、上記垂直転送領域を
上記ドレイン領域方向に高速に駆動するとともに、シャ
ッタ開口後に、上記ドレイン領域に流れる電流を上記積
分器でもって積分し、上記積分器の出力が上記基準値に
達したら上記制御手段により上記エレクトロニックフラ
ッシュの発光動作を停止させるようにしたことを特徴と
するものである。
【0031】本発明のスチルビデオバックは、銀塩フィ
ルムカメラに装着することにより、上記銀塩フィルムカ
メラを電子スチルカメラとして使用できるようにしたス
チルビデオバックにおいて、撮影レンズを通過しない外
光を受光してストロボの発光量を制御する外部調光セン
サと、上記スチルビデオバックが上記銀塩フィルムカメ
ラに装着されたときに、上記銀塩フィルムカメラのTT
L調光を禁止するTTL調光禁止手段とを有し、上記銀
塩フィルムカメラに上記スチルビデオバックが装着され
た場合は、上記銀塩フィルムカメラのTTL調光を上記
TTL調光禁止手段により禁止するとともに、上記外部
調光センサを用いた外部調光方式によりストロボの発光
量を制御するようにしたことを特徴とするものである。
【0032】
【作用】以上のように本発明の電子スチルカメラによれ
ば、撮像素子の前面に配された光学フィルタで反射され
てTTL調光センサに入射される光量が調光精度に悪影
響を与えることがない程に少なくなるような絞り値に制
御することにより、TTL調光センサに入射される光学
フィルタでの反射光の光量が多くなってTTL調光を行
うのに支障をきたすような絞り値に撮影レンズの絞り値
が選択される不都合がなくなり、電子スチルカメラにお
けるストロボ撮影にTTL調光方式を採用することが可
能となる。
【0033】また、上記TTL調光撮影時の開放絞り値
を撮影レンズの種類に応じて各撮影レンズに最適な絞り
値に制限するようにすることにより、撮影レンズの能力
を最大限に生かしたストロボ撮影が可能となる。
【0034】また、上記TTL調光撮影時の開放絞り値
を撮影レンズの種類によらず一定の絞り値に制限するよ
うにすることにより、上記開放絞り値を決定するために
必要な情報量が少なくなり、これを記憶しておくメモリ
の容量が少なくて済む。
【0035】また、撮像素子の垂直転送領域で光電変換
により形成した電荷を調光用電荷としてドレイン領域を
介して積分器に出力し、その積分値に基づいてエレクト
ロニックフラッシュの発光動作を制御することにより、
エレクトロニックフラッシュ撮影時において、固体撮像
素子の垂直転送領域を調光用センサとして利用していわ
ゆるTTL調光方式によるエレクトロニックフラッシュ
撮影が可能となり、調光精度のばらつきにより露光量の
精度が悪化することが防止される。
【0036】スチルビデオバックを装着して銀塩フィル
ムカメラを電子スチルカメラとして使用する場合は、銀
塩フィルムカメラのTTL調光を禁止して、スチルビデ
オバックに設けられた外部調光センサを用いた外部調光
方式によるストロボ撮影を行うようにすることにより、
ストロボ撮影時の調光は、銀塩フィルムカメラに設けら
れたTTL調光センサでも、ストロボ本体に内蔵された
外部調光センサでもなく、スチルビデオバックに設けら
れた上記外部調光センサにより行なわれるようになる。
【0037】
【実施例】以下、本発明の電子スチルカメラおよびスチ
ルビデオバックの実施例について説明する。図1は、本
発明の電子スチルカメラの第1の実施例を示すブロック
図である。
【0038】図1において、1は電子スチルカメラ本体
としてのカメラ部、2はカメラ部1に着脱可能な交換式
の撮影レンズ部である。3は電子スチルカメラ全体を制
御するシステムコントローラ、4は絞り値やシャッタ速
度を設定するための測光センサ、5は調光センサ、6は
撮影モード等を選択する外部操作部、7は撮影レンズ部
2の種類を特定するための撮影レンズ識別情報を記憶し
たメモリ、8は絞り、9はメモリ7より得られる撮影レ
ンズ識別情報に基づいてストロボ撮影時の開放絞り値を
決定する開放絞り制限部、10はカメラ部1に着脱可能
なストロボである。
【0039】なお、図示は省略したが、カメラ部1に
は、図13のカメラ部51と同様に撮像素子53、保護
ガラス54、光学フィルタ55および集光レンズ57を
備えている。そして、撮像素子53、保護ガラス54お
よび光学フィルタ55で反射した撮像光を調光センサ5
に入射し、その入射光量に応じてストロボ10の発光量
を制御するようにしている。
【0040】次に、上記構成による電子スチルカメラの
撮影時の動作について、図2のフローチャートとともに
説明する。
【0041】まず、ステップS1で、通常撮影モードで
撮影するかストロボ撮影モードで撮影するかの選択を行
う。この選択は、図1の測光センサ4の出力値に応じて
自動的になされるか、あるいは外部操作部6の操作によ
って手動でなされる。そして、通常撮影モードを選択し
た場合は、ステップS2で通常撮影を行う。
【0042】また、ステップS1でストロボ撮影モード
を選択した場合は、ステップS3で撮影レンズ部2の種
類の識別を行い、図1のメモリ7から該当する撮影レン
ズ識別情報を読み出し、カメラ部1の開放絞り制限部9
に与える。そして、ステップS4で、開放絞り制限部9
はこの撮影レンズ識別情報を基に開放絞り制限を行うた
めのストロボ撮影時の開放絞り値を決定する。
【0043】すなわち、開放絞り制限部9は、図3に示
すように、撮影レンズ識別情報に対応して定められたス
トロボ撮影時の開放絞り値を記憶している。このストロ
ボ撮影時の開放絞り値は、図13に示した保護ガラス5
4や光学フィルタ55での反射光が調光センサ5に全く
入射されなくなるか、または調光に支障がないほど入射
光量が少なくなるような絞り値のうちで、最大絞り径に
相当する絞り値に定めてある。
【0044】メモリ7から撮影レンズ識別情報が与えら
れると、開放絞り制限部9は、ストロボ撮影時の開放絞
り値を、図3に示したような撮影レンズ識別情報に対応
する絞り値に制限する。例えば、与えられた撮影レンズ
識別情報が“1”であった場合、開放絞り制限部9はス
トロボ撮影時の開放絞り値をF4に制限する。したがっ
て、たとえその撮影レンズ部2自体の開放絞り値がF
2.8であったとしても、ストロボ撮影時には開放絞り
値をF4に制限して、それより明るい絞り値であるF
2.8には設定できないようにする。
【0045】このようにしてストロボ撮影時の開放絞り
値を決定すると、ステップS5で、システムコントロー
ラ3は、決定された開放絞り値の範囲内で測光センサ4
の出力値を基に適当な絞り値を選択してストロボ撮影を
行う。
【0046】以上のように本実施例では、電子スチルカ
メラの本体であるカメラ部1に撮影レンズ部2の種類に
応じたストロボ撮影時の開放絞り値を記憶している。こ
のため、銀塩フィルムカメラの交換レンズのような市場
に既に普及している撮影レンズをも本実施例の電子スチ
ルカメラに使用することができる。
【0047】また、上述のストロボ撮影時の開放絞り値
は撮影レンズ部2内のメモリ7に記憶するようにしても
よい。この場合には、カメラ部1に、図3に示したよう
な撮影レンズ識別情報と開放絞り値とを対応づけた情報
を記憶する必要がなく、メモリの容量を節約できるとい
う利点がある。
【0048】更に、将来製造される撮影レンズに対して
は、このようにストロボ撮影時の開放絞り値を撮影レン
ズ部2に記憶するとともに、市場に既に普及している撮
影レンズを本実施例の電子スチルカメラに用いる場合に
は、前述のようにストロボ撮影時の開放絞り値をカメラ
部1に記憶し、いずれかに記憶された絞り値を基にスト
ロボ撮影時の開放絞り値を決定するようにすれば、全て
の撮影レンズを本実施例の電子スチルカメラに適用する
ことができる。
【0049】また、本実施例では、ストロボ撮影時の開
放絞り値として撮影レンズ部2の種類に応じた絞り値を
設定する場合について説明したが、撮影レンズ部2の種
類によらず、この開放絞り値を一定の絞り値に設定する
ようにしてもよい。図4は、この場合の電子スチルカメ
ラの構成を示すブロック図である。なお、図4に示す第
2の実施例において、図1に示した第1の実施例の電子
スチルカメラと同一の部分には同一符号を付して重複す
る説明を省略する。
【0050】図4において、カメラ部11に設けられた
メモリ13には、撮影レンズ部12の種類に無関係な一
定のストロボ撮影時の開放絞り値(例えば、絞り値F
2.8)を記憶している。
【0051】次に、上記構成による電子スチルカメラの
撮影時の動作について、図5のフローチャートとともに
説明する。
【0052】まず、ステップS1で、通常撮影モードで
撮影するかストロボ撮影モードで撮影するかの選択を行
う。この選択は、図4の測光センサ4の出力値に応じて
自動的になされるか、あるいは外部操作部6の操作によ
って手動でなされる。そして、通常撮影モードを選択し
た場合は、ステップS2で通常撮影を行う。
【0053】また、ステップS1でストロボ撮影モード
を選択した場合は、ステップS3で、図4のメモリ13
からストロボ撮影時の開放絞り値(F2.8)を読み出
す。そして、ステップS4で、読み出したストロボ撮影
時の開放絞り値から撮影レンズ部2の最小絞り径に相当
する絞り値までの範囲内で測光センサ4の出力値を基に
適当な絞り値を選択し、ステップS5でストロボ撮影を
行う。
【0054】以上のように第1の実施例および第2の実
施例によれば、撮影レンズ部2、12自体の開放絞り値
でストロボ撮影を行うと、保護ガラス54や光学フィル
タ55の反射光の調光センサ5への入射光量が多くなっ
て調光に支障をきたすような場合でも、上述のようにス
トロボ撮影時の開放絞り値を制限して所定の絞り値より
明るい絞り値に設定できないようにしたので、調光セン
サ5への入射光量が所定の量より多くならないようにす
ることができ、TTL調光に悪影響を与える保護ガラス
54や光学フィルタ55の反射光が調光センサ5へ入射
される光量を少なくすることが可能となる。
【0055】また、第2の実施例によれば、制限する開
放絞り値を撮影レンズの種類によらず一定の絞り値とす
るようにしたので、ストロボ撮影時の開放絞り値を制限
するために必要な情報量が少なくなり、これを記憶して
おくためのメモリの容量が少なくて済む。したがって、
システムの実装規模を小さくすることができる。
【0056】次に、本発明の電子スチルカメラの第3の
実施例について説明する。図6は、本実施例の特徴を最
もよく表す図で、電子スチルカメラ全体の主要な構成を
示している。なお、図6において、14、15および1
7〜25は、図14で示した従来の電子スチルカメラと
同じものであるので、重複する説明は省略する。
【0057】図6において、16は固体撮像素子で、図
7に示すようなインターライン型CCDエリアセンサに
より構成している。図7において、27は垂直転送CC
D、30はトップドレインであり、後述するような本発
明特有の動作をするものである。なお、図7中、図15
の従来例と同じものには同一符号を付してある。
【0058】前述のように、図16に示した従来の固体
撮像素子においては、垂直転送CCD62の上部には遮
光膜64が設けられている。しかし、本実施例の電子ス
チルカメラのように撮像素子の前にシャッタ膜を設ける
ような構成の撮像装置においては、撮像信号の垂直転送
中はシャッタを閉じて光を遮光することにより、遮光膜
64による遮光の効果と同様の効果を得ることができる
ので、遮光膜64を設ける必要性はない。
【0059】そこで本実施例では、図8に示すように、
垂直転送CCD27上部の遮光膜をなくし、画素26だ
けでなく垂直転送CCD27でも被写体からの光を受光
するようにしている。そして、垂直転送CCD27で
は、信号の垂直転送の動作の他に、被写体からの光を受
光して光電変換を行うようにすることにより、垂直転送
CCD27に調光用センサとしての役割を持たせた。な
お、図8中のその他の各部の配置は、図16に示した従
来の固体撮像素子60と同じである。
【0060】以下、図6、7、9を用いて本実施例の撮
像装置の動作について説明する。ここで、図9はその動
作を示すタイムチャートである。
【0061】図9(a)のような撮影スタートの命令パ
ルスφSTがシスコン回路22に与えられると、露出調
整系15中のシャッタ、固体撮像素子16、エレクトロ
ニックフラッシュ25に一連の動作命令がシスコン回路
22より与えられ、以下に示すような動作をする。
【0062】まず、固体撮像素子16の垂直転送CCD
27の転送ゲートφVに、図9(d)の期間t1に示す
ような高速のパルスが不要電荷がトップドレイン30の
方向に垂直転送されるように加えられ、垂直転送CCD
27内に蓄積されている不要電荷が除去される。なお、
不要電荷の除去が終了しても、垂直転送CCD27は継
続して駆動される。
【0063】そして、図9(b)に示すように、期間t
2に入って露出調整系15中のシャッタが開放される
と、図9(c)に示すように、エレクトロニックフラッ
シュ25の発光が開始される。被写体からの反射光は、
光学レンズ14により結像され、開放されたシャッタを
介して固体撮像素子16の画素26を構成するフォトダ
イオードと垂直転送CCD27とに入射され、各々で光
電変換される。
【0064】フォトダイオードで光電変換された電荷
は、信号電荷として画素26に蓄積されていく。また、
垂直転送CCD27で光電変換された電荷は、トップド
レイン30に転送されてドレイン電流として積分回路2
3に出力される。
【0065】シャッタ開放後のドレイン電流は、積分回
路23で時間積分され、電圧値として比較器24に逐次
入力される。そして、積分回路23の積分出力が規定レ
ベルに達すると、比較器24の出力が低レベルから高レ
ベルに切り換えられ、その切換情報がシスコン回路22
に伝えられる。これにより、シスコン回路22によりエ
レクトロニックフラッシュ25の発光が停止されるとと
もに、シャッタが閉じられ、図9(d)の期間t2を終
了する。
【0066】垂直転送CCD27の転送ゲートφVに
は、図9(d)の期間t3に示すように、期間t2が終
了した後も垂直転送CCD27内にある電荷を全て除去
するのに必要なだけのパルスが引き続き加えられ、電荷
が全て除去された後に垂直転送CCD27の駆動が停止
される。
【0067】次に、上述の期間t2中に画素26のフォ
トダイオードで形成され蓄積された信号電荷は、期間t
4に入った後に画素26から垂直転送CCD27に移さ
れ、水平転送CCD28およびフローティング・ディフ
ィジョン・アンプ29を介して信号処理回路17に逐次
出力される。この出力信号は、信号処理回路17および
RECアンプ回路18で所定の処理がなされた後、磁気
ヘッド19を介して磁気ディスク18に記録される。な
お、上記水平転送CCD28は、図9(e)に示すよう
な駆動パルスφSにより駆動される。
【0068】以上のように、一方では被写体からの光を
光学レンズ14を介して画素26で受光し、ここで光電
変換して形成した電荷を信号電荷として出力するととも
に、他方では被写体からの光を光学レンズ14を介して
垂直転送CCD27で受光する。そして、この垂直転送
CCD27で光電変換して形成した電荷を調光用電荷と
してトップドレイン30を介して積分回路23へ出力す
る。すなわち、垂直転送CCD27を調光用センサとし
て駆動させることにより、TTL調光方式によるエレク
トロニックフラッシュ撮影が可能となる。
【0069】なお、以上は固体撮像素子としてインター
ライン型CCDを用いた場合ついて説明しているが、本
発明はこれに限定されず、例えばチャージ・スイープド
・デバイスによる撮像素子を用いるようにしてもよい。
【0070】次に、本発明のスチルビデオバックの実施
例について説明する。図10は、本実施例のスチルビデ
オバックと、これが装着される銀塩フィルムカメラの全
体的な構成を示す斜視図である。
【0071】図10において、31はスチルビデオバッ
ク本体、32は1眼レフカメラ等の銀塩フィルムカメラ
である。スチルビデオバック31において、33は被写
体光を入射する撮像受光窓で、この奥に図示しない撮像
素子が配置されている。34はファインダーエレクター
であり、銀塩フィルムカメラ32のファインダー像がフ
ァインダーエレクター34を通してスチルビデオバック
31の背面に設けられた図示しないのぞき窓から目視で
きるようにしている。
【0072】次いで、35は外部調光受光窓で、この奥
に図示しない外部調光センサが配置されている。36は
銀塩フィルムカメラ32で設定されたシャッター速度、
絞り値などの種々の情報や、スチルビデオバック31が
銀塩フィルムカメラ32に装着されたことを検知するた
めの信号ピンである。これらの信号ピン36は、スチル
ビデオバック31を銀塩フィルムカメラ32に装着した
とき、銀塩フィルムカメラ32に設けられている図示し
ない信号接点部と接触する。これにより、上述の各種情
報を検知することができるように構成されている。
【0073】次いで、37はスチルビデオバック31を
銀塩フィルムカメラ32に装着した状態で固定するため
のヒンジ軸で、銀塩フィルムカメラ32に設けられた図
示しないヒンジ穴と嵌合するようになっている。38は
撮影した映像信号を記録するための磁気記録媒体の挿入
口である。
【0074】また、銀塩フィルムカメラ32において、
39は外部ストロボを装着するためのアクセサリーシュ
ー、40は銀塩フィルムカメラ32のレリーズボタン、
41は銀塩フィルムカメラ32に装着される撮影レンズ
である。
【0075】図11は、スチルビデオバック31を銀塩
フィルムカメラ32に装着したときの調光システムを示
すブロック図である。図11において、42は図11の
アクセサリーシュー39に取り付けられたストロボ、4
3は銀塩フィルムカメラ32のTTL調光センサ、44
はTTL調光センサ43から出力される調光信号を基に
ストロボ42の発光量を制御する調光制御部である。
【0076】次いで、45は銀塩フィルムカメラ32に
スチルビデオバック31が装着されたとき、銀塩フィル
ムカメラ32のTTL調光センサ43によるTTL調光
を禁止するTTL調光禁止部、46はスチルビデオバッ
ク31の外部に設けられた外部調光センサ、47は外部
調光センサ46から出力される調光信号を基にストロボ
42の発光停止のタイミングを決定するタイミング制御
部、48はスチルビデオバック31と銀塩フィルムカメ
ラ32との間で種々の信号を相互に送受信するための信
号接点部である。
【0077】次に、上記構成による調光システムの動作
について、図12のフローチャートとともに説明する。
【0078】まず、ステップS1で銀塩フィルムカメラ
32の電源が投入されると、ステップS2でスチルビデ
オバック31に銀塩フィルムカメラ32が装着されてい
るか否かの検知を行う。そして、スチルビデオバック3
1が装着されていないことを検知した場合は、ステップ
S3でTTL調光によるストロボ撮影を行う。
【0079】すなわち、スチルビデオバック31内に設
けられた図示しない撮像素子の結像面で反射した撮像光
を銀塩フィルムカメラ32内のTTL調光センサ43に
入射して調光信号を生成し、これを調光制御部44に与
える。調光制御部44は、この調光信号を基にストロボ
42の発光停止のタイミングを制御して、適正な露出量
となるようにストロボ42の発光量を制御する。
【0080】また、ステップS2で銀塩フィルムカメラ
32にスチルビデオバック31が装着されていることを
検知した場合は、以下のようにTTL調光によるストロ
ボ撮影は行わず、外部調光によるストロボ撮影を行う。
【0081】すなわち、ステップS4で、TTL調光禁
止部45は、信号接点部48を介して銀塩フィルムカメ
ラ32の調光制御部44にTTL調光禁止信号を与え
る。調光制御部44では、このTTL調光禁止信号を受
けるとTTL調光センサ43によるTTL調光を禁止す
るように制御する。そして、ステップS5で外部調光セ
ンサ29を用いた外部調光方式によるストロボ撮影を行
う。調光制御部44は、ストロボ発光停止のタイミング
信号がタイミング制御部47から信号接点部48を介し
て与えられたとき、ストロボ42の発光を停止するよう
に制御する。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように本発明の電子スチル
カメラによれば、TTL調光のストロボ撮影時におい
て、撮像素子の前面に配された保護ガラスや光学フィル
タで反射されてTTL調光センサに入射される光量が、
TTL調光によるストロボ撮影を行うのに支障がない程
度まで少なくなるような絞り値の範囲内でしか絞り値を
選択できないようにしたので、TTL調光センサに入射
される保護ガラスや光学フィルタでの反射光が多くなっ
てTTL調光を行うのに支障をきたすような絞り値には
選択できないように撮影レンズの絞り値を制限すること
ができる。したがって、電子スチルカメラにおいても、
ストロボ撮影にTTL調光方式を採用することができる
ようになるとともに、各撮影レンズの能力をを有効的に
利用したストロボ撮影ができるようになる。
【0083】更に、ストロボ撮影時の開放絞り値を撮影
レンズの種類に応じて各撮影レンズに最適なものに制限
するようにすれば、各撮影レンズの能力を最大限に生か
したストロボ撮影を行うことができる。
【0084】また、上記TTL調光によるストロボ撮影
時の開放絞り値を撮影レンズの種類によらず一定の絞り
値に制限するようにすれば、上記開放絞り値を決定する
ために必要な情報量が少なくなり、これを記憶しておく
メモリの容量を節約することができ、これにより、シス
テムを小型化することができる。
【0085】また、固体撮像素子の垂直転送CCD上部
の遮光膜をなくして、光学レンズを介して入射した被写
体からの光を垂直転送CCDでも光電変換するように
し、エレクトロニックフラッシュ撮影時において、垂直
転送CCDで光電変換して得た信号を時間積分し、その
積分値が規定値に達したときにエレクトロニックフラッ
シュの発光を停止させることにより、垂直転送CCDを
調光用センサとして動作させるようにしたので、電子ス
チルカメラにおいてもTTL調光方式によるエレクトロ
ニックフラッシュ撮影が可能となり、より精度の高い撮
影を行うことができる効果が得られる。更に、従来は別
個に設ける必要のあった調光用センサが不用となり、電
子スチルカメラを小型化することができる効果がある。
【0086】また、スチルビデオバックを装着して銀塩
フィルムカメラを電子スチルカメラとして使用する場合
は、銀塩フィルムカメラのTTL調光を禁止して、スチ
ルビデオバックに設けられた外部調光センサを用いた外
部調光方式によるストロボ撮影を行うようにしたので、
電子スチルカメラとして使用する場合においてもストロ
ボ撮影時の調光は、必ずスチルビデオバックに設けられ
た上記外部調光センサにより行なわれるようになり、T
TL調光専用のストロボを用いてストロボ撮影を行うこ
とができるようになる。したがって、スチルビデオバッ
クの装着時にストロボをいちいち交換する不便を解消す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子スチルカメラの第1の実施例を示
す構成図である。
【図2】第1の実施例の電子スチルカメラの動作を示す
フローチャートである。
【図3】撮影レンズの種類毎に記憶されたストロボ撮影
時の開放絞り値を示す図である。
【図4】本発明の電子スチルカメラの第2の実施例を示
す構成図である。
【図5】第2の実施例の電子スチルカメラの動作を示す
フローチャートである。
【図6】本発明の電子スチルカメラの第3の実施例を示
す構成図である。
【図7】固体撮像素子の概略的な構造図である。
【図8】固体撮像素子のセル断面図である。
【図9】第3の実施例の電子スチルカメラの動作を示す
タイムチャートである。
【図10】本発明のスチルビデオバックの概略構成を示
す斜視図である。
【図11】スチルビデオバックを銀塩フィルムカメラに
装着したときの調光システムを示すブロック図である。
【図12】本発明の調光システムの動作を示すフローチ
ャートである。
【図13】従来の電子スチルカメラにTTL調光方式を
採用した場合を示す構成図である。
【図14】外部調光方式を採用した従来の電子スチルカ
メラを示すブロック図である。
【図15】従来の固体撮像素子の概略的な構造図であ
る。
【図16】従来の固体撮像素子のセル断面図である。
【符号の説明】
1、11 カメラ部 2、12 撮影レンズ部 5 調光センサ 7、13 メモリ 8 絞り 9 開放絞り制限部 10 ストロボ 14 光学レンズ 15 露出調整系 16 固体撮像素子 23 積分回路 24 比較器 25 エレクトロニックフラッシュ 27 垂直転送CCD 30 トップドレイン 31 スチルビデオバック 32 銀塩フィルムカメラ 35 外部調光受光窓 36 信号ピン 42 ストロボ 43 TTL調光センサ 44 調光制御部 45 TTL調光禁止部 46 外部調光センサ 47 タイミング制御部 48 信号接点部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像素子の結像面での反射光を調光セン
    サで検知してストロボの発光量を制御するTTL調光方
    式を採用した電子スチルカメラにおいて、 上記撮像素子の前面に配された光学フィルタで反射され
    て上記調光センサに入射する反射光の光量が上記TTL
    調光撮影を行うのに支障がない程度にまで少なくなる時
    の撮影レンズの絞り値を記憶する絞り値記憶手段を配設
    し、 上記TTL調光撮影時には、上記撮影レンズの絞り値
    を、上記絞り値記憶手段に記憶している絞り値か、また
    はそれよりも暗い絞り値の範囲で制御するようにしたこ
    とを特徴とする電子スチルカメラ。
  2. 【請求項2】 上記絞り値記憶手段は、上記撮影レンズ
    の種類に応じて各撮影レンズに最適な絞り値をそれぞれ
    記憶するようにしたことを特徴とする請求項1記載の電
    子スチルカメラ。
  3. 【請求項3】 上記絞り値記憶手段は、上記撮影レンズ
    の種類によらず常に一定の絞り値を記憶するようにした
    ことを特徴とする請求項1記載の電子スチルカメラ。
  4. 【請求項4】 被写体からの光を光電変換して信号電荷
    を生成する画素領域と、上記画素領域から信号電荷を受
    け取って垂直方向に転送する垂直転送領域と、上記垂直
    転送領域の一端側から電荷を受け取って水平方向に転送
    する水平転送領域と、上記垂直転送領域の他端側から電
    荷を受け取ってこれを水平方向に転送して出力するドレ
    イン領域とから構成されている固体撮像素子を有する電
    子スチルカメラにおいて、 上記垂直転送領域に、上記画素領域から信号電荷を受け
    取って垂直方向に転送する機能の他に、上記被写体から
    の光を受光して光電変換して電気信号を生成する機能を
    持たせるとともに、 上記ドレイン領域から出力される電気信号を時間積分す
    る積分器と、 上記積分器の積分出力と予め設定されている基準値とを
    比較し、上記積分出力が上記基準値に達したか否かを検
    出する比較器と、 上記比較器の検出出力に基づいてエレクトロニックフラ
    ッシュの発光動作を制御する制御手段とを設け、 シャッタ開口時に、上記垂直転送領域を上記ドレイン領
    域方向に高速に駆動するとともに、 シャッタ開口後に、上記ドレイン領域に流れる電流を上
    記積分器でもって積分し、上記積分器の出力が上記基準
    値に達したら上記制御手段により上記エレクトロニック
    フラッシュの発光動作を停止させるようにしたことを特
    徴とする電子スチルカメラ。
  5. 【請求項5】 銀塩フィルムカメラに装着することによ
    り、上記銀塩フィルムカメラを電子スチルカメラとして
    使用できるようにしたスチルビデオバックにおいて、 撮影レンズを通過しない外光を受光してストロボの発光
    量を制御する外部調光センサと、 上記スチルビデオバックが上記銀塩フィルムカメラに装
    着されたときに、上記銀塩フィルムカメラのTTL調光
    を禁止するTTL調光禁止手段とを有し、 上記銀塩フィルムカメラに上記スチルビデオバックが装
    着された場合は、上記銀塩フィルムカメラのTTL調光
    を上記TTL調光禁止手段により禁止するとともに、上
    記外部調光センサを用いた外部調光方式によりストロボ
    の発光量を制御するようにしたことを特徴とするスチル
    ビデオバック。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6961091B1 (en) 1999-03-23 2005-11-01 Minolta Co., Ltd. Digital camera with light adjusting control of flash
JP2007020125A (ja) * 2005-07-11 2007-01-25 Canon Inc 撮像装置
JP2013054155A (ja) * 2011-09-02 2013-03-21 Nikon Corp 撮像装置
US9769370B2 (en) 2011-05-31 2017-09-19 Nikon Corporation Exchangeable lens having a settable aperture and camera body that captures an image by an optical system which has a settable aperture

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