JPH0575930A - 静止画撮像装置 - Google Patents

静止画撮像装置

Info

Publication number
JPH0575930A
JPH0575930A JP3233047A JP23304791A JPH0575930A JP H0575930 A JPH0575930 A JP H0575930A JP 3233047 A JP3233047 A JP 3233047A JP 23304791 A JP23304791 A JP 23304791A JP H0575930 A JPH0575930 A JP H0575930A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shutter
image pickup
mode
time
exposure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3233047A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Kondo
眞 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP3233047A priority Critical patent/JPH0575930A/ja
Priority to EP91116834A priority patent/EP0479272B1/en
Priority to DE69128591T priority patent/DE69128591T2/de
Publication of JPH0575930A publication Critical patent/JPH0575930A/ja
Priority to US08/206,207 priority patent/US5517243A/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 静止画撮像装置において、絞りシャッタ機構
に複雑で高価なシステムを用いることなく、簡単な構成
で、バラツキがなく、高精度の絞り及びシャッタ制御の
可能な撮像装置を提供することを目的とする。 【構成】 撮像素子3に蓄積された電荷を1回の読み出
し動作で読み出すフィールド撮像モードと、蓄積された
電荷を複数回に分けて読み出すフレーム撮像モードとを
備え、フレーム撮像モードにおいては、前記撮像素子3
のクリア動作と光学的シャッタによって撮像素子3の蓄
積時間を制御し、前記フィールド撮影モードでは、前記
撮像素子3のクリア動作と前記撮像素子3の読み出し動
作によって前記撮像素子3の蓄積時間を制御するように
構成した静止画撮像装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静止画撮像装置に関す
るものであり、特にフレーム撮像記録とフィールド撮像
記録とを選択でき、また照明手段を用いた撮像動作の可
能な撮像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、普及の著しいスチルビデオカメラ
等の分野においては、通常撮影素子への被写体光学像の
照射時間はメカニカルシャッタで制御する。これは、銀
塩カメラのフィルムを撮像素子に単純におきかえたよう
なものと考えることができ、絞り口径の制御はレンズ内
の絞りによって行なうものである。
【0003】また他の例では、絞りにターレット絞りを
用いるとともに、メカニカルシャッタを用いて露光時間
を制御するものがあり、さらに高速の連写時にはメカニ
カルシャッタを開放して電子シャッタにより露光時間
(蓄積時間)を制御するもの等がある。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
述のように、銀塩フィルムに較べラチチュードの狭い撮
像素子を用いる静止画撮像装置においては、絞り口径、
露出時間共充分な精度を得ることは容易ではなく、コス
トのかかるものになる欠点を有する。
【0005】そこで絞り口径を連続的に変化させず段階
的な値のみに限定することで、絞り口径の精度を上げ、
コスト高の問題点を軽減する方法が考えられるが、シャ
ッタと絞りそれぞれ必要であることと、シャッタ精度は
やはり高いものが要求される欠点を有する。
【0006】また絞りとシャッタと1組の羽根で兼用す
ることで部品点数を減じ、上記のコスト高の欠点を減じ
ることが可能と思われるが、羽根の開口径を精度よく制
御する為には羽根の動作速度を低くする必要があり、そ
の結果高速シャッタが得にくくなる動作特性上の欠点を
有する。
【0007】この欠点は単に高速シャッタが得にくくな
るのみならずの撮影において、ストロボ発光によって高
輝度背景の被写体の黒つぶれを防止する所謂日中シンク
ロ撮影において、ストロボを利用することができる(被
写体輝度の)範囲を狭くし、このような逆光補正ができ
なくなる条件を増やすという欠点を生じる原因となる。
【0008】まらさらに、羽根の駆動にモータを利用す
るものでは、羽根開放用モータの電力供給を停止するこ
とあるいはモータ逆通電によって、羽根を停止させて口
径を安定させる方法をとる為、モータに印加される電圧
により羽根の速度が変化し、同一絞り口径で停止の動作
をした場合も、実際に停止するまでの誤差が変化する
為、電源電圧の変化により絞り口径が安定しない欠点を
有する。これを避けようとすれば絞り口径安定後実際の
絞りを通った光を再測光して、適正な露光時間を演算す
るようにしたり、また絞り口径を安定させる為モータに
印加する電圧を安定化する等の手段が必要になり簡易な
システムではなくなってしまう。
【0009】本発明は上述した問題点を解決し、絞りシ
ャッタ機構に複雑で高価なシステムを用いることなく、
簡単な構成で、バラツキがなく、高精度の絞り及びシャ
ッタ制御の可能な撮像装置を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成する為
に、本発明によれば、蓄積時間の制御の為の画像情報の
クリアと読み出しが可能で、かつ、有効画素の情報を1
回の読み出し動作で読み出す第1の読み出しモードと、
有効画素の情報を複数回に分けて読み出す第2の読み出
しモードとを備えた撮像手段と、光学的遮光手段とを備
え、前記撮像手段が前記第2の読み出しモードで動作す
る際、前記撮像手段の画像情報のクリア動作と、前記光
学的遮光手段による遮光動作とによって前記撮像手段の
蓄積時間を設定する如く構成する。
【0011】また、上記目的を達成する為に、本発明に
よれば、蓄積時間の制御の可能な撮像手段と、光学的遮
光手段と照明手段を備え、前記照明手段を利用した撮像
を行なう時には、前記光学的遮光手段を用いずに実質的
な蓄積時間の制御を行なうように構成する。
【0012】
【作用】これによって、簡単な構成でかつ高精度の露出
制御が可能となり、スチルビデオカメラ等において、各
種の撮影状況において最適な撮影を行なうことができ
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明における静止画撮像装置を各図
を参照しながら、その実施例について詳述する。
【0014】図1は本発明の静止画再生装置の一実施例
を示すブロック図で、1は入射光量を調節する絞りとシ
ャッタを兼用する半開式シャッタ、2は撮像レンズ、3
は撮像レンズ2で結像された被写体の光学像を電気信号
に変換する撮像素子(CCD等)、4は撮像素子3で光
電変換された時間的に離散した画像信号を連続する信号
にするサンプルホールド回路(CDS回路でも可、以下
S/H回路)5はS/H回路4で、連続信号化された画
像信号を利用する目的に合わせて変換する信号処理回路
(γ,knee,等のダイナミックレンジ直線性に関す
るもの、デジタル化、撮像素子からの原色または補色の
信号を輝度信号と色差信号に変換すること等)。6は後
述するシステムコントローラ10の制御に応じて、半開
式シャッタ1を駆動する駆動回路、7は撮像素子3を駆
動する駆動回路、8は撮像素子3やS/H回路4、信号
処理回路5の駆動及び同期の為のクロック、パルスを生
成する同期信号発生器(以下SSGと称す)10は本発
明の静止画撮像装置全体を制御するたとえばマイクロコ
ンピュータ等で構成されたシステムコントローラ(以下
シスコンと称す)、11は被写体輝度を測定する測光素
子、12は測光素子11の出力に対数圧縮、重み付けを
したり、後述するストロボ13の調光制御の為の所定値
との比較をしたりする為の輝度情報処理回路、13は被
写体の補助照明の為の閃光装置(以下ストロボと称
す)、14はストロボ13の電源及び発光、調光の制御
回路(以下調光制御回路と称す)である。
【0015】図2、図3は半開式シャッタの構成及び動
作を示す図であり、各図において、101は本発明の半
開式シャッタの構成上の基本となる地板であり、光線が
通る開口部101aや以下に説明する各種の作動部材を
保持する為の軸等を一体的に構成している。
【0016】102は駆動源となる正転及び逆転が可能
なモータであり、駆動力伝達のための出力ギア102a
を回転軸に取りつけている。103は該モータ102か
ら図示されていないギア列を介して駆動力が伝達される
ギア部3eを有し、地板101の2か所の軸が長溝部1
03aに挿入され、図に向かって左右方向に移動可能に
保持されたチャージ部材であり、突起部103dとテー
バ面103b、長溝部103aの長さとほぼ同等もしく
はそれ以上の長さを有する凸平面部3cを有している。
【0017】104は吸着離脱型の制御マグネットであ
る。105は該地板101の軸部に回転可能に保持され
たマグネットレバーであり、制御マグネット104の吸
着部104aに密着するアーマチャ105aとマグネッ
トレバー105と一体的に構成されてばね性を有するチ
ャージ部105bと、制御マグネット104の通電を断
わった時、アーマチャ105aを制御マグネット104
から離脱させ、制御マグネット104の通電時の吸着保
持力よりも弱く設定したマグネットばね15cと、さら
に爪部材166の爪部突起106bと当接可能で、制御
マグネット104の非通電時には、爪部突起6bに当接
し、爪部ばね106cに抗して爪部材106を図上、時
計回りに回動させる椀部105dとを有している。
【0018】107は該地板1の軸部に回動可能に保持
され、爪部6aが係合するシャッタはね110、111
により形成される絞りの絞り値を設定するノッチ部10
7aと、シャッタはね110、111の長穴部110
b、111bに挿入される凸部107bと、ギア部10
7cとを有するシャッタはね駆動部材である。
【0019】108は該シャッタはね駆動部材107の
ギア部107cとギア部108aで噛合し、光線の透過
率の異なるパターンを有するパルス板108bを一体的
に構成したパルスギアである。108cは該パルスギア
108を図上で時計方向に付勢させ、さらに、シャッタ
はね駆動部材7を反時計回りに付勢し、シャッタはね1
10、111をクローズ状態に保持するシャッタばねで
ある。
【0020】109は該パルス板108bの回動による
パターンの変化を電気信号に変換し、シャッタはね11
0、111の位置検知を行なうフォトインターラプタで
ある。110、111は前記地板101の2か所の軸と
長溝部110c、111cにより、図上左右方向に移動
可能に保持され、シャッタ羽根駆動部材7により、互い
に反対方向にスライドして開口部110a、111aの
重なり具合によって地板101の開口部101aをクロ
ーズ状態から全開まで変化させるシャッタ羽根である。
【0021】112は前記地板101の開口部110a
と同様に光線を通す為の開口部112aを有し、この半
開式シャッタを構成する各部材を該地板101に、それ
ぞれ機能可能に保持する為のカバーである。113は撮
影のためのレンズ部、114はレンズ部によって結像し
た像を電気信号に変換して記録する為のCCD等の撮像
素子である。
【0022】図3は図2に示した半開式シャッタの作動
の説明図である。図3(a)は初期状態を示し、図2で
いえば、シャッタはね110、111は地板1の開口部
11a及びカバー112の開口部112aをふさいだ状
態である。この状態から、モータ2を正転させると、図
示されていないギア列を介し、チャージ部材103を、
図中左方へ移動させる。これと前後して制御マグネット
4に通電する。
【0023】こののち、チャージ部材103のテーパ面
103bがチャージ部105bを、図中、下方に押し下
げる。このため、アーマチャ5aが制御マグネット10
4の吸着部104aに、マグネットばね105cの力に
打ち勝って押しつけられ、制御マグネット104に吸着
する。チャージ部105bはアーマチャ105aが確実
に制御マグネット104に押しつけられるように、ばね
性を持たせてあるから、オーバーチャージ可能にチャー
ジ部材103の凸平面部103cの高さを設定してい
る。
【0024】つぎに、チャージ部材103が、さらに左
方へ移動し、突起部103dがシャッタ羽根駆動部材1
07の当接部107dに当接し、シャッタ羽根駆動部材
107をシャッタばね108cの付勢力に打ち勝って、
図中、時計方向に回動させ、同時にパルスギア108を
反時計方向に回動させ、フォトインターラプタ109に
よりパルス信号を発生させる。この時、シャッタ羽根1
10が右へ、シャッタ羽根111が左へ移動するため、
シャッタ羽根110、111の開口部110a、111
aにより、絞りが形成される。
【0025】この時、爪部材106はシャッタ羽根駆動
部材107のノッチ部107aに沿って次々に噛合する
場所を変えていく。これが図3(b)の状態である。こ
こで、絞りが図示されていない測光装置の出力によって
算出された所定の絞り値よりも少し大きめに開いた時、
すなわち、爪部106aが所定のノッチ部107aを乗
り越えるタイミングをフォトインターラプタ109のパ
ルス信号により検出した時、モータ102を逆転させ、
チャージ部材103を初期位置に戻す。すると、シャッ
タ羽根駆動部材107は、爪部6aが噛合したままとな
り、所定の絞りが設定される。これが図3(c)の状態
である。
【0026】この後、CCD等の撮像素子114の電子
シャッタと設定した絞り値の組合せにより適正な露光が
行なわれる。すなわち、フィールド記録時は、本発明の
半開式シャッタは、絞りとしてのみ機能して、電子シャ
ッタにより露光が行なわれる。この時、電子シャッタを
連続的に動作させ、そのつど、撮像素子114から図示
されていないフロッピーディスク等の記録媒体に記録す
ることによって、駒撮りだけでなく、連続撮影も容易に
行なえる。
【0027】電子シャッタにより露光と撮影が終了して
から、制御マグネット104への通電が断たれ、マグネ
ットレバー105が、図中、反時計に回動し、腕部10
5dが爪部突起1106bを押し、爪部材106を時計
方向に回動させ、爪部106aをノッチ部107aから
はずす。したがって、シャッタ羽根駆動部材7は、シャ
ッタばね108cによりパルスギア108を介して反時
計方向に回動され、シャッタ羽根110、111を初期
状態、すなわち、図3(a)の状態に戻し、開口部11
a、112aをふさぎ、露光が完了する。
【0028】また撮像素子14にたくわえられた撮影像
の電気信号が図示されていないフロッピーディスク等の
記録媒体に記録され、一連の撮影動作が完了する。
【0029】以上のような構成の静止画撮像装置の動作
を図4〜図7のタイミングチャートと図8、図9のフロ
ーチャートを用いて説明する。
【0030】図4は図7のフローチャートの内、ストロ
ボを使用して撮影を行なうEFモードのフィールド撮像
についてのタイミングチャート、図5はEFモードのフ
レーム撮像についてのタイミングチャート、図6はEF
モードでないフィールド撮像のタイミングチャート、図
7はEFモードでないフレーム撮像についてのタイミン
グチャートである。
【0031】また図13は撮像素子の一構成例を示し、
同図では、インターライン型CCDを例にして説明す
る。
【0032】図において、201光電変換素子、202
は光電変換素子201に蓄積された電荷を垂直方向に転
送するための垂直CCD(垂直転送シフトレジスタ)
で、第1〜第4の垂直転送電極より、それぞれφV1〜
φV4の4相の転送パルスを印加することによって駆動
される。
【0033】光電変換素子201は、奇数行が第1垂直
転送電極と偶数行が第3垂直転送電極と接続されてお
り、光電変換素子201の電荷を垂直転送シフトレジス
タに転送するゲートはそれぞれ第1及び第3垂直転送電
極が兼用している。203は水平CCD(水平転送シフ
トレジスタ)で、第1、第2の水平電極を持ち、それぞ
れにφH1、φH2の2相パルスを加えることにより駆
動される。204はエミックフォロ7回路よりなる出力
回路である。
【0034】このインターライン型CCDは、センサ自
身が構成されている基板に電圧を加えることで光電変換
素子201の電荷を基板へ掃き出してクリアすることが
できる。
【0035】図8、図9のフローチャートにおいて、レ
リーズ釦(図示せず)の第1ストロークでスイッチSW
1のONによりシスコン10に外部割込を発生させ、撮
像の為の制御シーケンスが開始される。まずその割込が
ノイズ等による誤信号でないか確認(S1)した後、撮
像モードに応じて、露光量の演算の為の感度すなわちS
V値を設定する(S2〜S6)。すなわちフレーム撮影
モードでなければS3でフレーム撮影モードであること
を示すフレームフラグをリセットし、S4でフィールド
撮影モードにおいて感度SVに所定値k(たとえばIS
O100)を設定する。またフレーム撮影モードであれ
ば、S5でフレームフラグをセットし、S6でフレーム
撮影モードの感度としてたとえばフィールド撮影モード
より1段階低いk−1(この“−1”は1段階低いこと
を意味し、フィールド撮影モードの感度がISO100
であれば、ISO50となる)を設定する。次に、輝度
情報処理回路12を測光モードにして測光素子11の出
力を対数圧縮した後、デジタル化してシスコン10にと
りこむ(S7)。次に、ストロボを使用する撮影モード
すなわちEFモードであるか否かを判断し(S8)、E
Fモードであった時には(以下図4をともに参照)EF
フラグをセット(S13)し、ストロボ充電(S14)
及び絞りとシャッタ速度の設定(S15)を行なった
後、ストロボ充電の完了をチェックし(S16)、充電
が完了していない場合には図示しないレリーズ釦の第2
ストロークでONされるSW2のON、OFFチェック
(S17)をせずにS1に戻り、上述の動作を繰り返
す。S16で充電が完了していた場合は、S17へと進
み、SW2のON、OFFをチェックして、SW2がO
NでなければS1に戻る。またS8の判定においてEF
モードでない時にはEFフラグをリセットし(F9)、
ストロボの充電を止め(S10)、被写体を照明する光
の色温度を測定し(S11)、S7で測定した被写体輝
度とS4またはS6で設定した撮像素子の感度から絞り
とシャッタ速度を演算した(S12)後、SW2の状態
をチェックする。
【0036】以上のループ(S1〜S17)を実行し、
S17でSW2のONを検出すると、図4をともに参照
して明らかなように、あらかじめ測光された被写体輝度
に応じた絞り値にシャッタ羽根110、111を設定す
べく開放マグネット4とシャッタ羽根開放用モータ10
2が時刻t1にて通電され(S18、S19)、モータ
が正転され(S19)、チャージ部材3とシャッタ羽根
駆動部材7を介して、シャッタ羽根110、111を閉
じ方向への付勢に抗して開いて行く。この動作に伴いシ
ャッタ羽根110、111またはシャッタ羽根駆動部材
107と連動するパルスギア108とフォトインタラプ
タ109からなる移動パルス発生手段から、図3に示す
ように羽根の移動に関連する信号302が出力されシス
コン10へと供給される。
【0037】シスコン10は、この信号を数える(S2
0、S21)ことで、シャッタ羽根110、111の口
径を検出し、時刻t2においてあらかじめ計算された絞
り口径に対応するパルス数に一致すると(S22)モー
タ2を逆転する(S22)。
【0038】図2、図3からわかるように、シャッタ開
放動作の前にチャージ部材3の凸部103dによりレバ
ー105は開放マグネット4に押し付けられる。このと
き開放マグネット104は、図3に示すように既に通電
されているので、モータの逆転(S22)に伴って、チ
ャージ部材103が図3中(c)の位置に戻ってもレバ
ー5は開放マグネット4に吸着されたままその位置に保
持される。そしてチャージ部材3が、図2中(a)の位
置に戻ったことが検出されると(S23)、その時点t
3でモータ2の逆転が停止される(S46)。このと
き、シャッタ羽根110、111は閉じ方向に付勢され
ているので、シャッタ羽根駆動部材107と共に閉じよ
うとするが、シャッタ羽根係止部材106によりシャッ
タ羽根駆動部材107が係止され、所望の絞り口径が保
持される。上述の様にして、正確な絞り口径が設定され
た後、掃き出しパルスφESにより撮像素子3中の電荷
(熱により発生した電荷と、シャッタ羽根が開きはじめ
てから絞りが設定されるまでの間に入射された被写体光
学像による光電子)を排除する(S24)。そして、こ
の瞬間t4から撮影のための露光が開始される。
【0039】この後はストロボ発光を用いるEFモード
か否かによって処理が異なる。ここでは、まず図4に合
わせてEFモードの動作について述べる。
【0040】EFモードか否かの判定は、S7の露光動
作開始前の判定とそろえるため、EFフラグで行なう
(S25)。
【0041】この場合まず、ストロボが全て発光しても
露光量不足のときに蓄積時間を制限する蓄積時間リミッ
トタイマーを設定し(S28)、輝度情報処理回路12
を積分動作モードに設定し(S29)、その時までの積
分器内の信号をリセット(S3)した後、調光制御回路
14にストロボ発光の為のトリガ信号305を送出する
(S31)。調光制御回路は、この信号に応じ図4に3
06で示す如くストロボ13の発光を開始させる。スト
ロボ発光により、被写体によって反射されたストロボの
光を測光素子11で光電変換し、変換された入射光量に
応じた電気信号を輝度情報処理回路12で積分する。輝
度情報処理回路12はストロボ発生開始時点から積分さ
れた前記測光素子11の出力を適正露光を与える様に予
め定められた所定値と比較し、該積分値が該所定値より
大きくなった時t5に調光制御回路14とシスコン10
にストロボ13の発光を停止させる信号を出力する。
【0042】ストロボの発光停止信号が発生したときに
は適正露光がなされたことになる為、シスコン10はS
32でこの信号を検出した時には、露光終了、画像情報
の読み出し処理を行なう。ここでの処理もフレーム撮像
とフィールド撮像とによって処理が異なるが、先と同様
に図4に合わせフィールドモードの動作について述べ
る。
【0043】フレームかフィールドかの判定(S34)
により、フィールド撮像モードと判定され、さらにEF
モードと判定された場合(S47)には電子シャッタに
よる露光終了動作を行なう。まず撮像素子の遮光された
垂直転送路にもれこんだ不要電荷除去の為のクリア動作
を同図中33〜36のパルスによって行ない(S3
5)、フィールド読み出し動作SSG8に指示し(S3
6)、つづいてt7で開放マグネット104の通電を断
つ(S37)。読み出し動作は、掃き出しパルスφES
によって垂直転送シフトレジスタ内に漏れ込んだ不要電
荷の掃き出し動作が完了した後、第1の垂直転送電極に
第1の読み出しパルス47を印加し、続いて第3の垂直
転送電極に第2の読み出しパルス48を印加することに
より、第1の読み出しパルス47によって垂直転送シフ
トレジスタへと移動第3の垂直転送電極上に転送された
電荷と、第2の読み出しパルス48によって垂直転送シ
フトレジスタへと移動された電荷が加算され、すなわち
垂直方向に2個づつの光電変換素子201の電荷が加算
された後、垂直高速転送パルス43〜46によって垂直
方向に高速転送され水平転送シフトレジスタ203より
1ラインづつ読み出される所謂フィールド読み出しが行
なわれることになる。
【0044】一方、シャッタについて見ると、レバー1
05はばね105cにより反時計方向に付勢されている
為、時刻t7において開放マグネット104の通電が断
たれるとレバー105は反時計方向に回動し、シャッタ
羽根係止部材106をばね106cに抗し、時計方向に
回動する。この結果、開始のはずれたシャッタ羽根駆動
部材107は、シャッタ羽根110、111を閉じ方向
に駆動する。この羽根の動きに伴い、シャッタ羽根移動
検出信号302が生成される。
【0045】このようにシャッタ羽根の閉じ動作と画像
信号のフィールド読み出し動作が並行に行なわれている
が、実質的には、図4の掃き出しパルスφES画像信号
の読み出し動作(特に光電変換をする画素から遮光され
た電荷蓄積部へ電荷を移送する動作)によって、露光終
了時刻を制御していることになる。すなわち撮像素子の
蓄積時間tは、掃き出しパルスφESによる掃き出し動
作終了時点t4から光電変換部より電荷を垂直転送シフ
トレジスタへと移動するパルス47によって決定され
る。
【0046】S38、S39でシャッタの閉じ動作の完
了と読み出しの完了をチェックし、どちらも完了した後
に1回のレリーズ操作で2回以上の撮像動作をしてしま
うことがないようにSW2の状態を調べる(S45)。
SW2がOFFになれば、図8のBに戻り、再びSW1
のチェックからの処理に戻る。
【0047】次に図5はストロボ使用のEFモードのフ
レーム撮像動作を示すタイミングチャートである。同図
において図4と異なる部分のみ説明する。図4のフィー
ルド読み出しモードと同様に掃き出しパルスφESにも
とづき蓄積完了またはストロボ全発光検出後、フレーム
かフィールドかの判定を行ない(S34)、フレーム撮
影モードの場合はS40へと移行する。フィールド撮像
時と異なり、まずシャッタ1を閉じる為に時刻t7にお
いて解放マグネット104の通電を停止する(S4
0)。シャッタが閉じたことを確認(動作の確認をせず
時間待ちをするだけでも可)した後(S41)、垂直転
送路内の不要電荷を垂直高速転送パルス33〜36によ
って高速転送して排除し(S42)、SSG8にフレー
ム読み出し動作を指示する(S43)。すなわち第1の
垂直転送電極φV1に第1の読み出しパルス47を印加
して光電変換素子201上の電荷を垂直転送シフトレジ
スタ202上へと移動した後、垂直高速転送パルス43
〜46により、最下方の水平転送シフトレジスタ203
へと高速転送して1ラインづつ順次読み出す。これによ
って撮像面における奇数ラインの電荷が読み出されたこ
とになる。
【0048】また、続いて第3の垂直転送電極φV3に
第2の読み出しパルス58を印加して光電変換素子20
1上の電荷を垂直転送シフトレジスタ202上へと移動
した後、垂直高速転送パルス53〜56により最下方の
水平転送シフトレジスタ203へと高速転送して1ライ
ンづつ順次読み出す。これによって撮像面における偶数
ラインの電荷が読み出されたことになる。
【0049】これらの動作により、フレーム読み出しが
行なわれる。フレーム読み出しの完了検出(S44)か
ら後は、フィールド撮像と同じであるので、説明を省略
する。
【0050】図7はストロボ発光を伴わない非EFモー
ドのフレーム撮像における露光時間の生成動作を示すタ
イミングチャートで、図8、図9のフローチャートにお
いて、S25で非EFモードと判定された後、S12で
演算された露光時間をタイマにセットし(S26)、タ
イマの完了を検出するまで待って(S27)露光完了の
処理をする点のみが、図5のEFモードのフレーム撮像
との違いである。また図6の非EFモードのフィールド
撮像は露光時間の生成は図7のフレーム撮像と同様であ
るが、本実施では露光終了の処理において、S47で非
EFモードと判定されるとフレーム撮像時と同様のメカ
ニカルシャッタによる露光終了をする点が、EFモード
におけるフィールド撮像との違いである。
【0051】このようにフィールド撮像において、EF
モードと非EFモードと露光終了処理を電子シャッタと
メカシャッタにそれぞれかえるのは以下の理由による。
【0052】図7のフレーム撮像モードのように図2、
図3に示すシャッタで、撮像素子3をおおってから読み
出す様な動作の方が一般的には読み出し期間中のスミア
の抑圧には効果がある。しかしながら、ストロボを用い
る様な状況ではストロボが発光していない期間は被写体
像は暗いことが多く、ストロボ発光中の像に対してはス
ミアになりにくい為前述の動作でも実質的にはスミアの
問題は発生しない。
【0053】さらに日中シンクロ時にはストロボの発光
していない時の被写体輝度が比較的高いので、スミアの
問題がないわけではないが、この場合(日中シンクロ
時)には被写体像の蓄積状態から、非蓄積状態への移行
開始から完了までの所要時間に関し、光学的遮光手段に
よる遮光動作の開始から終了までの時間の方が、充電変
換画素から遮光された電荷蓄積部へ電荷を移送する時間
よりも長い為に光学的遮光手段によって露光終了をする
時には、ストロボ発光終了後の背景光による蓄積量が無
視できない量となり、背景光の輝度が高い場合は露出過
剰となる。この露光の過剰量はストロボの発光停止後の
露出時間に関連しているため、たとえスミアがあっても
光電変換する画素から遮光された電荷蓄積部へ電荷を移
送することによって実質的露光時間を終了した方が良質
の画像を得ることができる利点があるためである。な
お、2種類の露光終了処理動作の動作時間の差による実
質的蓄積時間の差は動作モードフラグ(EF flag
とFrame flag)により絞りシャッ速度演算時
(S112)に補正しておくことはいうまでもない。
【0054】(他の実施例)上述の実施例は、フィール
ド撮影、フレーム撮影、EF撮影について説明したが、
次に連写について考慮したシーケンスを備えた他の実施
例について図10、図11を用いて説明する。
【0055】なお、システム構成は図1と同様である。
【0056】図10、図11において、レリーズ釦の第
1のストロークによりSW1がONすると(S10
1)、ただちに輝度情報処理回路12を測光モードに
し、測光素子11を用いて被写体輝度を測定する(S1
02)。この値(図9ではBVと表記)を予め定められ
た所定値(図8ではBVf)と比較し、ある輝度値以上
の場合のみ連写モードの判定(S113)と撮像モード
の判定(S114)を行なう。本実施例では連写モード
の時にはフレーム撮像できないようにするため、さらに
被写体輝度がBVf以下の時にはフレーム撮像できない
ように構成されている。これは フレーム撮像は感度が低いことによる長時間露光と電
子シャッタによる露光ができない為連写コマ速度が遅く
なること。 フレーム撮像は感度が低い為に低輝度になると長時間
露光の為手振れをおこしやすくなること。 を防ぐ為である。
【0057】BVがBVfより高くかつ単写モードでさ
らにフレーム撮像モードに設定されている時は、フレー
ムフラグをセット(S115)し、感度SVをFiel
d撮像モードより1段低く設定する(S116)。上の
条件の内1つでも満たされていない時(BVがBVf
り低いか連写モードに設定されているか、またはフィー
ルド撮像モードに設定されている時)にはフレームフラ
グをリセットし(S104)、感度SVを予め定められ
た値(撮像素子の感度に応じた値)に設定する(S10
5)。
【0058】さらにフィールド撮像モードの時(連写
時、低輝度時含む)には上記BVをBVeと比較する
(S106)。
【0059】このBVeはEFモード(ストロボを使用
するモード)になるか否かの判定レベルで、被写体輝度
がある値(BVe)より低いときにEFモードに自動設
定されるように構成されている。
【0060】BVがBVeより低い時には、EF fl
agをセットし(S107)、ストロボを充電する(S
108)。BVがBVeより高い時及びフレーム撮像モ
ードのときはEF flagをリセットし(S10
9)、ストロボの充電を停止し(S110)、被写体の
照明光の色温度を測定する(S112)。ストロボの充
電指示(S108)または測色(S111)が終了する
と、動作モードフラグ、SVの値、及びS102で測定
したBVの値によって、露光時の絞りとシャッタ速度を
求める(S112)。SW2のONが検出(S117)
されるまでは、S101からここまでの処理を繰り返
す。
【0061】SW2のONが検出されると(S11
7)、解放マグネット104に通電し(S118)モー
タ2を正転し(S119)シャッタ羽根を開けて行く。
ここでのS120〜S123の処理(絞り口径の設定)
は第1実施例(S20〜S23)と同じなので説明を省
略する。その後露光時間の生成が行なわれる。
【0062】非EFモード時には、非EFモードと判定
(S124)後、SSG81より電荷掃き出しパルスφ
ESを生成させ(S125)、露光時間をタイマにセッ
トし(S126)、タイマ計数終了を待つ(S12
7)。
【0063】EFモード時には、ストロボの充電完了を
チェックし(S128)、充電完了を検出したら、スト
ロボ発光量不足時のリミットタイマをセットし(S12
9)、輝度信号処理回路12を積分モードにし(S13
0)、SSG8に対し電荷掃き出しパルス生成を指示し
(S131)、輝度信号処理回路12の積分器をリセッ
トし(S132)、ストロボ発光のトリガを出力する
(S133)。
【0064】発光停止信号(S134)またはリミット
タイマの計数終了(S135)を検出して露光完了とす
る。
【0065】露光時間が経過した後、連写モードか単写
モードかのモードチェックを行なう(S136)。
【0066】単写モード時はFrame撮像なら、解放
マグネットのOFF(S138)にはじまるメカニカル
シャッタによる露光完了処理を行ない(第1実施例と同
じ)、Field撮像なら電子シャッタによる露光終了
処理(図(垂直転送CCDの電荷除去(S143)、フ
ィールド読み出し指示(S144)、解放マグネットO
FF(S145)、シャッタ閉じ穴の検出(S146)
とフィールド読み出し完了の検出(S147))を行な
い、SW2のOFF検出をする(S148)。
【0067】連写モードの時は、垂直転送CCDの電荷
除去(S149)の後メカニカルシャッタ1の閉動作を
行なわず、フィールド読み出しの指示をSSG8に行な
う(S150)。このフィールド読み出しの完了を検出
すると(S151)、SW2のONをチェックし(S1
52)、SW2がONであればメカニカルシャッタ1を
閉じずに再び露光動作に戻る。SW2がOFFになった
ことを検出してはじめて解放マグネット114をOFF
にし(S153)、メカニカルシャッタを閉じる。
【0068】この構成、動作によりメカニカルシャッタ
の動作時間に依存しない高速の連写撮影動作が可能にな
る。
【0069】本実施例では、感度アップの為の被写体輝
度によってフレームからフィールドへ強制切換えするよ
うに構成されているが、フレーム、フィールドの切換え
は使用者の指示操作のまま撮像してもよいことももちろ
んである。
【0070】また連写速度によって本実施例の電子シャ
ッタによる連写とメカニカルシャッタ1を1コマ毎に動
かす連写とを切換えてもよい。
【0071】本実施例の電子シャッタによる連写におい
ては絞り口径が変化しないので露光量を調整するには図
12の3回目の露光のように電子シャッタによる露光時
間を変化させることになるのは自明である。図11のフ
ローチャート上には連写時の測光が記載してないが、S
152でSW2がONであることを検出した直後に行な
うかまたはS151でフィールド読み出し完了を待って
いる間に行なう(こちらの方が時間的には有利である
が、SW2がOFFされる直前の測光が無駄になる)こ
とで容易に上述の連写中の露光量調整が可能になる。
【0072】また連写コマ速が遅くなるがメカニカルシ
ャッタを1コマ毎に動かせば絞り口径も制御できること
はいうまでもない。
【0073】
【発明の効果】以上、述べたように本発明における撮像
装置によれば、撮像素子の全画素情報を一回で読み出す
モードにおいては、実質的蓄積時間制御をいわゆる電子
シャッタで行なった後、撮像素子を光学的に遮光するよ
うにしたので、光学的シャッタの動作時間に起因する露
光ムラを避けることができると共に電子シャッタのみを
用いて蓄積時間を制御した時のスミアを避けることがで
きる。
【0074】また撮像素子の全画素情報を複数回に分割
して読み出すモードにおいては、実質的蓄積時間を撮像
素子の画素中の電荷を除去することにより実質的な光電
子の蓄積を開始し、撮像素子を光学的に遮光することで
前記実質的な光電子の蓄積を終了するようにしたので、
複数回に分割して読み出す画像情報の内2回目以降に読
み出す画素の情報の光による劣化(スミア)を防ぐこと
ができる。
【0075】また、前記2つのモード共に正確な絞り口
径と正確かつ高速な全開露光時間が得られるという効果
を有する。
【0076】また正確な絞り口径と正確かつ高速な全開
時間が得られることから広い範囲の被写体輝度の条件で
日中シンクロが可能になるという効果をも有するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した静止画撮像装置の構成を示す
ブロック図。
【図2】本発明に用いられる半開式シャッタの一例を示
す分解斜視図。
【図3】本発明に用いられる半開式シャッタの動作を説
明する為の図。
【図4】本発明における静止画撮像装置のEFモードの
フィールド撮影動作のタイミングチャート。
【図5】本発明における静止画撮像装置のEFモードの
フレームタイミングチャート。
【図6】本発明における静止画撮像装置のフィールドの
タイミングチャート。
【図7】本発明における静止画撮像装置のフレームのタ
イミングチャート。
【図8】本発明における静止画撮像装置の動作を示すフ
ローチャート。
【図9】図8のフローチャートの続きのフローチャー
ト。
【図10】本発明における静止画撮影装置の他の実施例
を示すフローチャート。
【図11】図10のフローチャートの続きのフローチャ
ート。
【図12】図10、図11の実施例の動作説明を行なう
タイミングチャート。
【図13】インターライン型CCDの構成、動作を説明
する為の図である。
【符号の説明】
1 絞り兼用半開式シャッタ 2 撮像レンズ 3 撮像素子 4 撮像素子からの時間的な離散信号を連続信号にする
回路 5 画像信号処理回路 6 シャッタ制御及び駆動回路 7 撮像素子駆動回路 8 撮像素子や信号処理回路の動作に必要なクロックや
パルスを生成する同期信号発生器 9 画像信号を輝度信号として扱う信号処理回路 10 システム制御回路 11 被写体輝度を測定する測光素子 12 被写体輝度信号処理回路 13 閃光発生装置 14 閃光発生装置の電源及び制御回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年12月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 静止画撮像装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静止画撮像装置に関す
るものであり、特にフレーム撮像記録とフィールド撮像
記録とを選択でき、また照明手段を用いた撮像動作の可
能な撮像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、普及の著しいスチルビデオカメラ
等の分野においては、通常撮影素子への被写体光学像の
照射時間はメカニカルシャッタで制御する。これは、銀
塩カメラのフィルムを撮像素子に単純におきかえたよう
なものと考えることができ、絞り口径の制御はレンズ内
の絞りによって行なうものである。
【0003】また他の例では、絞りにターレット絞りを
用いるとともに、メカニカルシャッタを用いて露光時間
を制御するものがあり、さらに高速の連写時にはメカニ
カルシャッタを開放して電子シャッタにより露光時間
(蓄積時間)を制御するもの等がある。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
述のように、銀塩フィルムに較べラチチュードの狭い撮
像素子を用いる静止画撮像装置においては、絞り口径、
露出時間共充分な精度を得ることは容易ではなく、コス
トのかかるものになる欠点を有する。
【0005】そこで絞り口径を連続的に変化させず段階
的な値のみに限定することで、絞り口径の精度を上げ、
コスト高の問題点を軽減する方法が考えられるが、シャ
ッタと絞りそれぞれ必要であることと、シャッタ精度は
やはり高いものが要求される欠点を有する。
【0006】また絞りとシャッタと1組の羽根で兼用す
ることで部品点数を減じ、上記のコスト高の欠点を減じ
ることが可能と思われるが、羽根の開口径を精度よく制
御する為には羽根の動作速度を低くする必要があり、そ
の結果高速シャッタが得にくくなる動作特性上の欠点を
有する。
【0007】この欠点は単に高速シャッタが得にくくな
るのみならずストロボ発光によって高輝度背景の被写体
の黒つぶれを防止する所謂日中シンクロ撮影において、
ストロボを利用することができる(被写体輝度の)範囲
を狭くし、このような逆光補正ができなくなる条件を増
やすという欠点を生じる原因となる。
【0008】またさらに、羽根の駆動にモータを利用す
るものでは、羽根開放用モータの電力供給を停止するこ
とあるいはモータ逆通電によって、羽根を停止させて口
径を安定させる方法をとる為、モータに印加される電圧
により羽根の速度が変化し、同一絞り口径で停止の動作
をした場合も、実際に停止するまでの誤差が変化する
為、電源電圧の変化により絞り口径が安定しない欠点を
有する。これを避けようとすれば絞り口径安定後実際の
絞りを通った光を再測光して、適正な露光時間を演算す
るようにしたり、また絞り口径を安定させる為モータに
印加する電圧を安定化する等の手段が必要になり簡易な
システムではなくなってしまう。
【0009】本発明は上述した問題点を解決し、絞りシ
ャッタ機構に複雑で高価なシステムを用いることなく、
簡単な構成で、バラツキがなく、高精度の絞り及びシャ
ッタ制御の可能な撮像装置を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成する為
に、本発明によれば、蓄積時間の制御の為の画像情報の
クリアと読み出しが可能で、かつ、有効画素の情報を1
回の読み出し動作で読み出す第1の読み出しモードと、
有効画素の情報を複数回に分けて読み出す第2の読み出
しモードとを備えた撮像手段と、光学的遮光手段とを備
え、前記撮像手段が前記第2の読み出しモードで動作す
る際、前記撮像手段の画像情報のクリア動作と、前記光
学的遮光手段による遮光動作とによって前記撮像手段の
蓄積時間を設定する如く構成する。
【0011】また、上記目的を達成する為に、本発明に
よれば、蓄積時間の制御の可能な撮像手段と、光学的遮
光手段と照明手段を備え、前記照明手段を利用した撮像
を行なう時には、前記光学的遮光手段を用いずに実質的
な蓄積時間の制御を行なうように構成する。
【0012】
【作用】これによって、簡単な構成でかつ高精度の露出
制御が可能となり、スチルビデオカメラ等において、各
種の撮影状況において最適な撮影を行なうことができ
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明における静止画撮像装置を各図
を参照しながら、その実施例について詳述する。
【0014】図1は本発明の静止画撮像装置の一実施例
を示すブロック図で、1は入射光量を調節する絞りとシ
ャッタを兼用する半開式シャッタ、2は撮像レンズ、3
は撮像レンズ2で結像された被写体の光学像を電気信号
に変換する撮像素子(CCD等)、4は撮像素子3で光
電変換された時間的に離散した画像信号を連続する信号
にするサンプルホールド回路(CDS回路でも可、以下
S/H回路)5はS/H回路4で、連続信号化された画
像信号を利用する目的に合わせて変換する信号処理回路
(γ,knee,等のダイナミックレンジ直線性に関す
るもの、デジタル化、撮像素子からの原色または補色の
信号を輝度信号と色差信号に変換すること等)。6は後
述するシステムコントローラ10の制御に応じて、半開
式シャッタ1を駆動する駆動回路、7は撮像素子3を駆
動する駆動回路、8は撮像素子3やS/H回路4、信号
処理回路5の駆動及び同期の為のクロック、パルスを生
成する同期信号発生器(以下SSGと称す)10は本発
明の静止画撮像装置全体を制御するたとえばマイクロコ
ンピュータ等で構成されたシステムコントローラ(以下
シスコンと称す)、11は被写体輝度を測定する測光素
子、12は測光素子11の出力に対数圧縮、重み付けを
したり、後述するストロボ13の調光制御の為の所定値
との比較をしたりする為の輝度情報処理回路、13は被
写体の補助照明の為の閃光装置(以下ストロボと称
す)、14はストロボ13の電源及び発光、調光の制御
回路(以下調光制御回路と称す)である。
【0015】図2、図3は半開式シャッタの構成及び動
作を示す図であり、図1の1に示す半開式シャッタをよ
り詳細に示した図である。各図において、101は本発
明の半開式シャッタの構成上の基本となる地板であり、
光線が通る開口部101aや以下に説明する各種の作動
部材を保持する為の軸等を一体的に構成している。
【0016】102は駆動源となる正転及び逆転が可能
なモータであり、駆動力伝達のための出力ギア102a
を回転軸に取りつけている。103は該モータ102か
ら図示されていないギア列を介して駆動力が伝達される
ギア部3eを有し、地板101の2か所の軸が長溝部1
03aに挿入され、図に向かって左右方向に移動可能に
保持されたチャージ部材であり、突起部103dとテー
バ面103b、長溝部103aの長さとほぼ同等もしく
はそれ以上の長さを有する凸平面部3cを有している。
【0017】104は吸着離脱型の制御マグネットであ
る。105は該地板101の軸部に回転可能に保持され
たマグネットレバーであり、制御マグネット104の吸
着部104aに密着するアーマチャ105aとマグネッ
トレバー105と一体的に構成されてばね性を有するチ
ャージ部105bと、制御マグネット104の通電を断
わった時、アーマチャ105aを制御マグネット104
から離脱させ、制御マグネット104の通電時の吸着保
持力よりも弱く設定したマグネットばね15cと、さら
に爪部材106の爪部突起106bと当接可能で、制御
マグネット104の非通電時には、爪部突起6bに当接
し、爪部ばね106cに抗して爪部材106を図上、時
計回りに回動させる椀部105dとを有している。
【0018】107は該地板1の軸部に回動可能に保持
され、爪部6aが係合するシャッタはね110、111
により形成される絞りの絞り値を設定するノッチ部10
7aと、シャッタはね110、111の長穴部110
b、111bに挿入される凸部107bと、ギア部10
7cとを有するシャッタはね駆動部材である。
【0019】108は該シャッタはね駆動部材107の
ギア部107cとギア部108aで噛合し、光線の透過
率の異なるパターンを有するパルス板108bを一体的
に構成したパルスギアである。108cは該パルスギア
108を図上で時計方向に付勢させ、さらに、シャッタ
はね駆動部材7を反時計回りに付勢し、シャッタはね1
10、111をクローズ状態に保持するシャッタばねで
ある。
【0020】109は該パルス板108bの回動による
パターンの変化を電気信号に変換し、シャッタはね11
0、111の位置検知を行なうフォトインターラプタで
ある。110、111は前記地板101の2か所の軸と
長溝部110c、111cにより、図上左右方向に移動
可能に保持され、シャッタ羽根駆動部材7により、互い
に反対方向にスライドして開口部110a、111aの
重なり具合によって地板101の開口部101aをクロ
ーズ状態から全開まで変化させるシャッタ羽根である。
【0021】112は前記地板101の開口部110a
と同様に光線を通す為の開口部112aを有し、この半
開式シャッタを構成する各部材を該地板101に、それ
ぞれ機能可能に保持する為のカバーである。2は撮影の
ためのレンズ部、3はレンズ部によって結像した像を電
気信号に変換して記録する為のCCD等の撮像素子であ
る。
【0022】図3は図2に示した半開式シャッタの作動
の説明図である。図3(a)は初期状態を示し、図2で
いえば、シャッタはね110、111は地板1の開口部
11a及びカバー112の開口部112aをふさいだ状
態である。この状態から、モータ2を正転させると、図
示されていないギア列を介し、チャージ部材103を、
図中左方へ移動させる。これと前後して制御マグネット
4に通電する。
【0023】こののち、チャージ部材103のテーパ面
103bがチャージ部105bを、図中、下方に押し下
げる。このため、アーマチャ5aが制御マグネット10
4の吸着部104aに、マグネットばね105cの力に
打ち勝って押しつけられ、制御マグネット104に吸着
する。チャージ部105bはアーマチャ105aが確実
に制御マグネット104に押しつけられるように、ばね
性を持たせてあるから、オーバーチャージ可能にチャー
ジ部材103の凸平面部103cの高さを設定してい
る。
【0024】つぎに、チャージ部材103が、さらに左
方へ移動し、突起部103dがシャッタ羽根駆動部材1
07の当接部107dに当接し、シャッタ羽根駆動部材
107をシャッタばね108cの付勢力に打ち勝って、
図中、時計方向に回動させ、同時にパルスギア108を
反時計方向に回動させ、フォトインターラプタ109に
よりパルス信号を発生させる。この時、シャッタ羽根1
10が右へ、シャッタ羽根111が左へ移動するため、
シャッタ羽根110、111の開口部110a、111
aにより、絞りが形成される。
【0025】この時、爪部材106はシャッタ羽根駆動
部材107のノッチ部107aに沿って次々に噛合する
場所を変えていく。これが図3(b)の状態である。こ
こで、絞りが測光装置(図1の11,12)の出力によ
って算出された所定の絞り値よりも少し大きめに開いた
時、すなわち、爪部106aが所定のノッチ部107a
を乗り越えるタイミングをフォトインターラプタ109
のパルス信号により検出した時、モータ102を逆転さ
せ、チャージ部材103を初期位置に戻す。すると、シ
ャッタ羽根駆動部材107は、爪部6aが噛合したまま
となり、所定の絞りが設定される。これが図3(c)の
状態である。
【0026】この後、CCD等の撮像素子3の電子シャ
ッタと設定した絞り値の組合せにより適正な露光が行な
われる。すなわち、フィールド記録時は、本発明の半開
式シャッタは、絞りとしてのみ機能して、電子シャッタ
により露光が行なわれる。この時、電子シャッタを連続
的に動作させ、そのつど、撮像素子114から図示され
ていないフロッピーディスク等の記録媒体に記録するこ
とによって、駒撮りだけでなく、連続撮影も容易に行な
える。
【0027】電子シャッタにより露光と撮影が終了して
から、制御マグネット104への通電が断たれ、マグネ
ットレバー105が、図中、反時計に回動し、腕部10
5dが爪部突起1106bを押し、爪部材106を時計
方向に回動させ、爪部106aをノッチ部107aから
はずす。したがって、シャッタ羽根駆動部材7は、シャ
ッタばね108cによりパルスギア108を介して反時
計方向に回動され、シャッタ羽根110、111を初期
状態、すなわち、図3(a)の状態に戻し、開口部11
2aをふさぎ、露光が完了する。
【0028】また撮像素子3にたくわえられた撮影像の
電気信号が図示されていないフロッピーディスク等の記
録媒体に記録され、一連の撮影動作が完了する。
【0029】以上のような構成の静止画撮像装置の動作
を図4〜図7のタイミングチャートと図8、図9のフロ
ーチャートを用いて説明する。
【0030】図4は図8、図9のフローチャートの内、
ストロボを使用して撮影を行なうEFモードのフィール
ド撮像についてのタイミングチャート、図5はEFモー
ドのフレーム撮像についてのタイミングチャート、図6
はEFモードでないフィールド撮像のタイミングチャー
ト、図7はEFモードでないフレーム撮像についてのタ
イミングチャートである。
【0031】また図13は撮像素子の一構成例を示し、
同図では、インターライン型CCDを例にして説明す
る。
【0032】図において、201光電変換素子、202
は光電変換素子201に蓄積された電荷を垂直方向に転
送するための垂直CCD(垂直転送シフトレジスタ)
で、第1〜第4の垂直転送電極より、それぞれφV1〜
φV4の4相の転送パルスを印加することによって駆動
される。
【0033】光電変換素子201は、奇数行が第1垂直
転送電極と偶数行が第3垂直転送電極と接続されてお
り、光電変換素子201の電荷を垂直転送シフトレジス
タに転送するゲートはそれぞれ第1及び第3垂直転送電
極が兼用している。203は水平CCD(水平転送シフ
トレジスタ)で、第1、第2の水平電極を持ち、それぞ
れにφH1、φH2の2相パルスを加えることにより駆
動される。204はエミックフォロ7回路よりなる出力
回路である。
【0034】このインターライン型CCDは、センサ自
身が構成されている基板に電圧を加えることで光電変換
素子201の電荷を基板へ掃き出してクリアすることが
できる。
【0035】図8、図9のフローチャートにおいて、レ
リーズ釦(図示せず)の第1ストロークでスイッチSW
1のONによりシスコン10に外部割込を発生させ、撮
像の為の制御シーケンスが開始される。まずその割込が
ノイズ等による誤信号でないか確認(S1)した後、撮
像モードに応じて、露光量の演算の為の感度すなわちS
V値を設定する(S2〜S6)。すなわちフレーム撮影
モードでなければS3でフレーム撮影モードであること
を示すフレームフラグをリセットし、S4でフィールド
撮影モードにおいて感度SVに所定値k(たとえばIS
O100)を設定する。またフレーム撮影モードであれ
ば、S5でフレームフラグをセットし、S6でフレーム
撮影モードの感度としてたとえばフィールド撮影モード
より1段階低いk−1(この“−1”は1段階低いこと
を意味し、フィールド撮影モードの感度がISO100
であれば、ISO50となる)を設定する。次に、輝度
情報処理回路12を測光モードにして測光素子11の出
力を対数圧縮した後、デジタル化してシスコン10にと
りこむ(S7)。次に、ストロボを使用する撮影モード
すなわちEFモードであるか否かを判断し(S8)、E
Fモードであった時には(以下図4をともに参照)EF
フラグをセット(S13)し、ストロボ充電(S14)
及び絞りとシャッタ速度の設定(S15)を行なった
後、ストロボ充電の完了をチェックし(S16)、充電
が完了していない場合には図示しないレリーズ釦の第2
ストロークでONされるSW2のON、OFFチェック
(S17)をせずにS1に戻り、上述の動作を繰り返
す。S16で充電が完了していた場合は、S17へと進
み、SW2のON、OFFをチェックして、SW2がO
NでなければS1に戻る。またS8の判定においてEF
モードでない時にはEFフラグをリセットし(F9)、
ストロボの充電を止め(S10)、被写体を照明する光
の色温度を測定し(S11)、S7で測定した被写体輝
度とS4またはS6で設定した撮像素子の感度から絞り
とシャッタ速度を演算した(S12)後、SW2の状態
をチェックする。
【0036】以上のループ(S1〜S17)を実行し、
S17でSW2のONを検出すると、図4をともに参照
して明らかなように、あらかじめ測光された被写体輝度
に応じた絞り値にシャッタ羽根110、111を設定す
べく開放マグネット4とシャッタ羽根開放用モータ10
2が時刻t1にて通電され(S18、S19)、モータ
が正転され(S19)、チャージ部材3とシャッタ羽根
駆動部材7を介して、シャッタ羽根110、111を閉
じ方向への付勢に抗して開いて行く。この動作に伴いシ
ャッタ羽根110、111またはシャッタ羽根駆動部材
107と連動するパルスギア108とフォトインタラプ
タ109からなる移動パルス発生手段から、図3に示す
ように羽根の移動に関連する信号302が出力されシス
コン10へと供給される。
【0037】シスコン10は、この信号を数える(S2
0、S21)ことで、シャッタ羽根110、111の口
径を検出し、時刻t2においてあらかじめ計算された絞
り口径に対応するパルス数に一致すると(S22)モー
タ2を逆転する(S22)。
【0038】図2、図3からわかるように、シャッタ開
放動作の前にチャージ部材3の凸部103cによりレバ
ー105は開放マグネット104に押し付けられる。こ
のとき開放マグネット104は、図4に示すように既に
通電されているので、モータの逆転(S22)に伴っ
て、チャージ部材103が図3中(c)の位置に戻って
もレバー105は開放マグネット104に吸着されたま
まその位置に保持される。そしてチャージ部材103
が、図3中(a)の位置に戻ったことが検出されると
(S23)、その時点t3でモータ102の逆転が停止
される(S46)。このとき、シャッタ羽根110、1
11は閉じ方向に付勢されているので、シャッタ羽根駆
動部材107と共に閉じようとするが、シャッタ羽根係
止部材106によりシャッタ羽根駆動部材107が係止
され、所望の絞り口径が保持される。上述の様にして、
正確な絞り口径が設定された後、掃き出しパルスφES
により撮像素子3中の電荷(熱により発生した電荷と、
シャッタ羽根が開きはじめてから絞りが設定されるまで
の間に入射された被写体光学像による光電子)を排除す
る(S24)。そして、この瞬間t4から撮影のための
露光が開始される。
【0039】この後はストロボ発光を用いるEFモード
か否かによって処理が異なる。ここでは、まず図4に合
わせてEFモードの動作について述べる。
【0040】EFモードか否かの判定は、S7の露光動
作開始前の判定とそろえるため、EFフラグで行なう
(S25)。
【0041】この場合まず、ストロボが全て発光しても
露光量不足のときに蓄積時間を制限する蓄積時間リミッ
トタイマーを設定し(S28)、輝度情報処理回路12
を積分動作モードに設定し(S29)、その時までの積
分器内の信号をリセット(S3)した後、調光制御回路
14にストロボ発光の為のトリガ信号305を送出する
(S31)。調光制御回路14は、この信号に応じ図4
に306で示す如くストロボ13の発光を開始させる。
ストロボ発光により、被写体によって反射されたストロ
ボの光を測光素子11で光電変換し、変換された入射光
量に応じた電気信号を輝度情報処理回路12で積分す
る。輝度情報処理回路12はストロボ発生開始時点から
積分された前記測光素子11の出力を適正露光を与える
様に予め定められた所定値と比較し、該積分値が該所定
値より大きくなった時t5に調光制御回路14とシスコ
ン10にストロボ13の発光を停止させる信号を出力す
る。
【0042】ストロボの発光停止信号が発生したときに
は適正露光がなされたことになる為、シスコン10はS
32でこの信号を検出した時には、露光終了、画像情報
の読み出し処理を行なう。ここでの処理もフレーム撮像
とフィールド撮像とによって処理が異なるが、先と同様
に図4に合わせフィールドモードの動作について述べ
る。
【0043】フレームかフィールドかの判定(S34)
により、フィールド撮像モードと判定され、さらにEF
モードと判定された場合(S47)には電子シャッタに
よる露光終了動作を行なう。まず撮像素子の遮光された
垂直転送路にもれこんだ不要電荷除去の為のクリア動作
を同図中33〜36のパルスによって行ない(S3
5)、フィールド読み出し動作SSG8に指示し(S3
6)、つづいてt7で開放マグネット104の通電を断
つ(S37)。読み出し動作は、掃き出しパルスφES
によって垂直転送シフトレジスタ内に漏れ込んだ不要電
荷の掃き出し動作が完了した後、第1の垂直転送電極に
第1の読み出しパルス47を印加し、続いて第3の垂直
転送電極に第2の読み出しパルス48を印加することに
より、第1の読み出しパルス47によって垂直転送シフ
トレジスタへと移動第3の垂直転送電極上に転送された
電荷と、第2の読み出しパルス48によって垂直転送シ
フトレジスタへと移動された電荷が加算され、すなわち
垂直方向に2個づつの光電変換素子201の電荷が加算
された後、垂直転送パルス43〜46によって垂直方向
に転送され水平転送シフトレジスタ203より1ライン
づつ読み出される所謂フィールド読み出しが行なわれる
ことになる。
【0044】一方、シャッタについて見ると、レバー1
05はばね105cにより反時計方向に付勢されている
為、時刻t7において開放マグネット104の通電が断
たれるとレバー105は反時計方向に回動し、シャッタ
羽根係止部材106をばね106cに抗し、時計方向に
回動する。この結果、開始のはずれたシャッタ羽根駆動
部材107は、シャッタ羽根110、111を閉じ方向
に駆動する。この羽根の動きに伴い、シャッタ羽根移動
検出信号302が生成される。
【0045】このようにシャッタ羽根の閉じ動作と画像
信号のフィールド読み出し動作が並行に行なわれている
が、実質的には、図4の掃き出しパルスφES画像信号
の読み出し動作(特に光電変換をする画素から遮光され
た電荷蓄積部へ電荷を移送する動作)によって、露光終
了時刻を制御していることになる。すなわち撮像素子の
蓄積時間tは、掃き出しパルスφESによる掃き出し動
作終了時点t4から光電変換部より電荷を垂直転送シフ
トレジスタへと移動するパルス47及びパルス48によ
って決定される。パルス47と48の時間差は数μse
cであり、露光時間に対しては無視し得る。
【0046】S38、S39でシャッタの閉じ動作の完
了と読み出しの完了をチェックし、どちらも完了した後
に1回のレリーズ操作で2回以上の撮像動作をしてしま
うことがないようにSW2の状態を調べる(S45)。
SW2がOFFになれば、図8のBに戻り、再びSW1
のチェックからの処理に戻る。
【0047】次に図5はストロボ使用のEFモードのフ
レーム撮像動作を示すタイミングチャートである。同図
において図4と異なる部分のみ説明する。図4のフィー
ルド読み出しモードと同様に蓄積完了またはストロボ全
発光検出後、フレームかフィールドかの判定を行ない
(S34)、フレーム撮影モードの場合はS40へと移
行する。フィールド撮像時と異なり、まずシャッタ1を
閉じる為に時刻t7において解放マグネット104の通
電を停止する(S40)。シャッタが閉じたことを確認
(動作の確認をせず時間待ちをするだけでも可)した後
(S41)、垂直転送路内の不要電荷を垂直高速転送パ
ルス33〜36によって高速転送して排除し(S4
2)、SSG8にフレーム読み出し動作を指示する(S
43)。すなわち第1の垂直転送電極φV1に第1の読
み出しパルス47を印加して光電変換素子201上の電
荷を垂直転送シフトレジスタ202上へと移動した後、
垂直転送パルス43〜46により、最下方の水平転送シ
フトレジスタ203へと転送して1ラインづつ順次読み
出す。これによって撮像面における奇数ラインの電荷が
読み出されたことになる。
【0048】また、続いて第3の垂直転送電極φV3に
第2の読み出しパルス58を印加して光電変換素子20
1上の電荷を垂直転送シフトレジスタ202上へと移動
した後、垂直転送パルス53〜56により最下方の水平
転送シフトレジスタ203へと転送して1ラインづつ順
次読み出す。これによって撮像面における偶数ラインの
電荷が読み出されたことになる。
【0049】これらの動作により、フレーム読み出しが
行なわれる。フレーム読み出しの完了検出(S44)か
ら後は、フィールド撮像と同じであるので、説明を省略
する。
【0050】図7はストロボ発光を伴わない非EFモー
ドのフレーム撮像における露光時間の生成動作を示すタ
イミングチャートで、図8、図9のフローチャートにお
いて、S25で非EFモードと判定された後、S12で
演算された露光時間をタイマにセットし(S26)、タ
イマの完了を検出するまで待って(S27)露光完了の
処理をする点のみが、図5のEFモードのフレーム撮像
との違いである。また図6の非EFモードのフィールド
撮像は露光時間の生成は図7のフレーム撮像と同様であ
るが、本実施では露光終了の処理において、S47で非
EFモードと判定されるとフレーム撮像時と同様のメカ
ニカルシャッタによる露光終了をする点が、EFモード
におけるフィールド撮像との違いである。
【0051】このようにフィールド撮像において、EF
モードと非EFモードと露光終了処理を電子シャッタと
メカシャッタにそれぞれかえるのは以下の理由による。
【0052】図7のフレーム撮像モードのように図2、
図3に示すシャッタで、撮像素子3をおおってから読み
出す様な動作の方が一般的には読み出し期間中のスミア
の抑圧には効果がある。しかしながら、ストロボを用い
る様な状況ではストロボが発光していない期間は被写体
像は暗いことが多く、ストロボ発光中の像に対してはス
ミアになりにくい為前述の動作でも実質的にはスミアの
問題は発生しない。
【0053】さらに日中シンクロ時にはストロボの発光
していない時の被写体輝度が比較的高いので、スミアの
問題がないわけではないが、この場合(日中シンクロ
時)には被写体像の蓄積状態から、非蓄積状態への移行
開始から完了までの所要時間に関し、光学的遮光手段に
よる遮光動作の開始から終了までの時間の方が、充電変
換画素から遮光された電荷蓄積部へ電荷を移送する時間
よりも長い為に光学的遮光手段によって露光終了をする
時には、ストロボ発光終了後の背景光による蓄積量が無
視できない量となり、背景光の輝度が高い場合は露出過
剰となる。この露光の過剰量はストロボの発光停止後の
露出時間に関連しているため、たとえスミアがあっても
光電変換する画素から遮光された電荷蓄積部へ電荷を移
送することによって実質的露光時間を終了した方が良質
の画像を得ることができる利点があるためである。な
お、2種類の露光終了処理動作の動作時間の差による実
質的蓄積時間の差は動作モードフラグ(EF flag
とFrame flag)により絞りシャッタ速度演算
時(S112)に補正しておくことはいうまでもない。
【0054】(他の実施例)上述の実施例は、フィール
ド撮影、フレーム撮影、EF撮影について説明したが、
次に連写について考慮したシーケンスを備えた他の実施
例について図10、図11を用いて説明する。
【0055】なお、システム構成は図1と同様である。
【0056】図10、図11において、レリーズ釦の第
1のストロークによりSW1がONすると(S10
1)、ただちに輝度情報処理回路12を測光モードに
し、測光素子11を用いて被写体輝度を測定する(S1
02)。この値(図9ではBVと表記)を予め定められ
た所定値(図8ではBVf)と比較し、ある輝度値以上
の場合のみ連写モードの判定(S113)と撮像モード
の判定(S114)を行なう。本実施例では連写モード
の時にはフレーム撮像できないようにするため、さらに
被写体輝度がBVf以下の時にはフレーム撮像できない
ように構成されている。これは フレーム撮像は感度が低いことによる長時間露光と電
子シャッタによる露光ができない為連写コマ速度が遅く
なること。 フレーム撮像は感度が低い為に低輝度になると長時間
露光の為手振れをおこしやすくなること。を防ぐ為であ
る。
【0057】BVがBVfより高くかつ単写モードでさ
らにフレーム撮像モードに設定されている時は、フレー
ムフラグをセット(S115)し、感度SVをFiel
d撮像モードより1段低く設定する(S116)。上の
条件の内1つでも満たされていない時(BVがBVf
り低いか連写モードに設定されているか、またはフィー
ルド撮像モードに設定されている時)にはフレームフラ
グをリセットし(S104)、感度SVを予め定められ
た値(撮像素子の感度に応じた値)に設定する(S10
5)。
【0058】さらにフィールド撮像モードの時(連写
時、低輝度時含む)には上記BVをBVeと比較する
(S106)。
【0059】このBVeはEFモード(ストロボを使用
するモード)になるか否かの判定レベルで、被写体輝度
がある値(BVe)より低いときにEFモードに自動設
定されるように構成されている。
【0060】BVがBVeより低い時には、EF fl
agをセットし(S107)、ストロボを充電する(S
108)。BVがBVeより高い時及びフレーム撮像モ
ードのときはEF flagをリセットし(S10
9)、ストロボの充電を停止し(S110)、被写体の
照明光の色温度を測定する(S112)。ストロボの充
電指示(S108)または測色(S111)が終了する
と、動作モードフラグ、SVの値、及びS102で測定
したBVの値によって、露光時の絞りとシャッタ速度を
求める(S112)。SW2のONが検出(S117)
されるまでは、S101からここまでの処理を繰り返
す。
【0061】SW2のONが検出されると(S11
7)、解放マグネット104に通電し(S118)モー
タ102を正転し(S119)シャッタ羽根を開けて行
く。ここでのS120〜S123の処理(絞り口径の設
定)は第1実施例(S20〜S23)と同じなので説明
を省略する。その後露光時間の生成が行なわれる。
【0062】非EFモード時には、非EFモードと判定
(S124)後、SSG8より電荷掃き出しパルスφE
Sを生成させ(S125)、露光時間をタイマにセット
し(S126)、タイマ計数終了を待つ(S127)。
【0063】EFモード時には、ストロボの充電完了を
チェックし(S128)、充電完了を検出したら、スト
ロボ発光量不足時のリミットタイマをセットし(S12
9)、輝度信号処理回路12を積分モードにし(S13
0)、SSG8に対し電荷掃き出しパルス生成を指示し
(S131)、輝度信号処理回路12の積分器をリセッ
トし(S132)、ストロボ発光のトリガを出力する
(S133)。
【0064】発光停止信号(S134)またはリミット
タイマの計数終了(S135)を検出して露光完了とす
る。
【0065】露光時間が経過した後、連写モードか単写
モードかのモードチェックを行なう(S136)。
【0066】単写モード時はFrame撮像なら、解放
マグネットのOFF(S138)にはじまるメカニカル
シャッタによる露光完了処理を行ない(第1実施例と同
じ)、Field撮像なら電子シャッタによる露光終了
処理(図(垂直転送CCDの電荷除去(S143)、フ
ィールド読み出し指示(S144)、解放マグネットO
FF(S145)、シャッタ閉じ完の検出(S146)
とフィールド読み出し完了の検出(S147))を行な
い、SW2のOFF検出をする(S148)。
【0067】連写モードの時は、垂直転送CCDの電荷
除去(S149)の後メカニカルシャッタ1の閉動作を
行なわず、フィールド読み出しの指示をSSG8に行な
う(S150)。このフィールド読み出しの完了を検出
すると(S151)、SW2のONをチェックし(S1
52)、SW2がONであればメカニカルシャッタ1を
閉じずに再び露光動作に戻る。SW2がOFFになった
ことを検出してはじめて解放マグネット114をOFF
にし(S153)、メカニカルシャッタを閉じる。
【0068】この構成、動作によりメカニカルシャッタ
の動作時間に依存しない高速の連写撮影動作が可能にな
る。
【0069】本実施例では、感度アップの為の被写体輝
度によってフレームからフィールドへ強制切換えするよ
うに構成されているが、フレーム、フィールドの切換え
は使用者の指示操作のまま撮像してもよいことももちろ
んである。
【0070】また連写速度によって本実施例の電子シャ
ッタによる連写とメカニカルシャッタ1を1コマ毎に動
かす連写とを切換えてもよい。
【0071】本実施例の電子シャッタによる連写におい
ては絞り口径が変化しないので露光量を調整するには図
12の3回目の露光のように電子シャッタによる露光時
間を変化させることになるのは自明である。図11のフ
ローチャート上には連写時の測光が記載してないが、S
152でSW2がONであることを検出した直後に行な
うかまたはS151でフィールド読み出し完了を待って
いる間に行なう(こちらの方が時間的には有利である
が、SW2がOFFされる直前の測光が無駄になる)こ
とで容易に上述の連写中の露光量調整が可能になる。
【0072】また連写コマ速が遅くなるがメカニカルシ
ャッタを1コマ毎に動かせば絞り口径も制御できること
はいうまでもない。
【0073】
【発明の効果】以上、述べたように本発明における撮像
装置によれば、撮像素子の全画素情報を一回で読み出す
モードにおいては、実質的蓄積時間制御をいわゆる電子
シャッタで行なった後、撮像素子を光学的に遮光するよ
うにしたので、光学的シャッタの動作時間に起因する露
光ムラを避けることができると共に電子シャッタのみを
用いて蓄積時間を制御した時のスミアを避けることがで
きる。
【0074】また撮像素子の全画素情報を複数回に分割
して読み出すモードにおいては、実質的蓄積時間を撮像
素子の画素中の電荷を除去することにより実質的な光電
子の蓄積を開始し、撮像素子を光学的に遮光することで
前記実質的な光電子の蓄積を終了するようにしたので、
複数回に分割して読み出す画像情報の内2回目以降に読
み出す画素の情報の光による劣化(スミア)を防ぐこと
ができる。
【0075】また、前記2つのモード共に正確な絞り口
径と正確かつ高速な全開露光時間が得られるという効果
を有する。
【0076】また正確な絞り口径と正確かつ高速な全開
時間が得られることから広い範囲の被写体輝度の条件で
日中シンクロが可能になるという効果をも有するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した静止画撮像装置の構成を示す
ブロック図。
【図2】本発明に用いられる半開式シャッタの一例を示
す分解斜視図。
【図3】本発明に用いられる半開式シャッタの動作を説
明する為の図。
【図4】本発明における静止画撮像装置のEFモードの
フィールド撮像動作のタイミングチャート。
【図5】本発明における静止画撮像装置のEFモードの
フレーム撮像動作タイミングチャート。
【図6】本発明における静止画撮像装置のフィールド撮
像動作のタイミングチャート。
【図7】本発明における静止画撮像装置のフレーム撮像
動作のタイミングチャート。
【図8】本発明における静止画撮像装置の動作を示すフ
ローチャート。
【図9】図8のフローチャートの続きのフローチャー
ト。
【図10】本発明における静止画撮影装置の他の実施例
を示すフローチャート。
【図11】図10のフローチャートの続きのフローチャ
ート。
【図12】図10、図11の実施例の動作説明を行なう
タイミングチャート。
【図13】インターライン型CCDの構成、動作を説明
する為の図である。
【符号の説明】 1 絞り兼用半開式シャッタ 2 撮像レンズ 3 撮像素子 4 撮像素子からの時間的な離散信号を連続信号にする
回路 5 画像信号処理回路 6 シャッタ制御及び駆動回路 7 撮像素子駆動回路 8 撮像素子や信号処理回路の動作に必要なクロックや
パルスを生成する同期信号発生器 9 画像信号を輝度信号として扱う信号処理回路 10 システム制御回路 11 被写体輝度を測定する測光素子 12 被写体輝度信号処理回路 13 閃光発生装置 14 閃光発生装置の電源及び制御回路
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
【手続補正10】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】
【手続補正11】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓄積時間の制御の為の画像情報のクリア
    と読み出しが可能で、かつ、有効画素の情報を1回の読
    み出し動作で読み出す第1の読み出しモードと、 有効画素の情報を複数回に分けて読み出す第2の読み出
    しモードとを備えた撮像手段と、光学的遮光手段とを備
    え、 前記撮像手段が前記第2の読み出しモードで動作する
    際、前記撮像手段の画像情報のクリア動作と、前記光学
    的遮光手段による遮光動作とによって前記撮像手段の蓄
    積時間を設定することを特徴とする静止画撮像装置。
  2. 【請求項2】 蓄積時間の制御の可能な撮像手段と、光
    学的遮光手段と照明手段を備え、前記照明手段を利用し
    た撮像を行なう時には、前記光学的遮光手段を用いずに
    実質的な蓄積時間の制御を行なうことを特徴とする静止
    画撮像装置。
JP3233047A 1990-10-04 1991-09-12 静止画撮像装置 Pending JPH0575930A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3233047A JPH0575930A (ja) 1991-09-12 1991-09-12 静止画撮像装置
EP91116834A EP0479272B1 (en) 1990-10-04 1991-10-02 Image sensing apparatus
DE69128591T DE69128591T2 (de) 1990-10-04 1991-10-02 Bildabtastungsvorrichtung
US08/206,207 US5517243A (en) 1990-10-04 1994-03-03 Image sensing apparatus with control of charge storage time

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3233047A JPH0575930A (ja) 1991-09-12 1991-09-12 静止画撮像装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0575930A true JPH0575930A (ja) 1993-03-26

Family

ID=16948970

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3233047A Pending JPH0575930A (ja) 1990-10-04 1991-09-12 静止画撮像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0575930A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009124621A (ja) * 2007-11-19 2009-06-04 Sanyo Electric Co Ltd 超解像処理装置及び方法並びに撮像装置
JP2009239916A (ja) * 2009-04-27 2009-10-15 Canon Inc 電子カメラ及びその制御方法及びプログラム及び記憶媒体
JP2010183107A (ja) * 2010-05-10 2010-08-19 Sony Corp 固体撮像装置、および、その製造方法
US8883542B2 (en) 2004-07-29 2014-11-11 Sony Corporation Solid-state imaging device, production method and drive method thereof, and camera

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8883542B2 (en) 2004-07-29 2014-11-11 Sony Corporation Solid-state imaging device, production method and drive method thereof, and camera
JP2009124621A (ja) * 2007-11-19 2009-06-04 Sanyo Electric Co Ltd 超解像処理装置及び方法並びに撮像装置
JP2009239916A (ja) * 2009-04-27 2009-10-15 Canon Inc 電子カメラ及びその制御方法及びプログラム及び記憶媒体
JP2010183107A (ja) * 2010-05-10 2010-08-19 Sony Corp 固体撮像装置、および、その製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0479272B1 (en) Image sensing apparatus
JP3244755B2 (ja) 撮像装置
EP0280511B1 (en) Still video camera
US7899319B2 (en) Camera capable of displaying live view
JP5760188B2 (ja) 撮像装置及びカメラ本体
JP2008122534A (ja) 撮像装置及びその制御方法及びプログラム
JP2007282128A (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP2001169180A (ja) デジタルカメラ
KR100211531B1 (ko) 전자스틸카메라
JPH0575930A (ja) 静止画撮像装置
US7042502B1 (en) Electronic camera achieving higher frame speed
JP4187327B2 (ja) 電子カメラ
JP2001249391A (ja) 焦点インジケータを有する確認カメラおよび方法
JP2584743B2 (ja) 撮像装置
JPH0458752B2 (ja)
JP3802210B2 (ja) 絞り装置およびシャッタ装置
JP4780877B2 (ja) 電子カメラ及び制御方法
JP2592813B2 (ja) 表示装置
JPH01109877A (ja) 露光制御機能を有する固体撮像素子駆動装置
JPH01165273A (ja) 固体撮像素子駆動装置
JP2000125181A (ja) カメラの被写体選択装置
JP3947591B2 (ja) 閃光発光装置の制御装置
JP2010081351A (ja) 撮像装置
JPS60130973A (ja) 撮像装置
JPH0687582B2 (ja) 電子スチルビデオカメラ

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20000322