JPH0918436A - 無線装置 - Google Patents

無線装置

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JPH0918436A
JPH0918436A JP7167346A JP16734695A JPH0918436A JP H0918436 A JPH0918436 A JP H0918436A JP 7167346 A JP7167346 A JP 7167346A JP 16734695 A JP16734695 A JP 16734695A JP H0918436 A JPH0918436 A JP H0918436A
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    • H04J3/0688Change of the master or reference, e.g. take-over or failure of the master

Abstract

(57)【要約】 【目的】 クロックの重複エントリーを防止する。 【構成】 各チャンネル盤301〜30Nに共通に設けら
れた設定部40は、チャンネル盤毎に光回線及び無線
回線を介して送られて来る信号中に含まれるクロックに
プライオリティ値を付与すると共に、各プライオリテ
ィ値のクロックをクロック供給ライン711〜713を介
して装置クロック決定部50に送出するか否かを設定
し、該設定情報をシリアルライン74を介して各チャ
ンネル盤に送る。各チャンネル盤301〜30Nは所定プ
ライオリティ値のクロックの送出が指示された場合に
は、該プライオリティ値に応じたクロック供給ライン7
1〜713にクロックを送出し、それ以外の場合にはク
ロックを送出しない。装置クロック決定部50は入力さ
れた各クロックのクォリティ値及びプライオリティ値に
基づいて装置クロックCEを決定して各チャンネル盤に
入力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は同期デジタル・ハイアラ
ーキ(Synchronous Digital Hierarcy:SDH)ネットワ
ークにおける無線装置に係わり、特に、複数の光回線を
備えた光伝送路間に無線伝送路が組み込まれたSDHネ
ットワークにおける無線装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
(a) SDHフレーム 現在世界的に光伝送中心にネットワークのSDH化が進
められている。図23はSDHのフレーム構造の説明図
であり、155.52Mbpsの場合である。1フレーム9×27
0バイトで構成され、最初の9×9バイトはセクション
オーバヘッド(Section Overhead)SOH、残りはパスオ
ーバヘッド(Path Overhead)POH及びペイロード(pay
load)PLである。セクションオーバヘッドSOHは、
フレームの先頭を表わす情報(フレーム同期信号)、伝
送路固有の情報(伝送時のエラーをチェックする情報、
ネットワークを保守するための情報等)、パスオーバヘ
ッドPOHの位置を示すポインタ等を伝送する部分であ
る。又、パスオーバヘッドPOHは網内でのエンド・ツ
ー・エンドの監視情報を伝送する部分、ペイロードPL
は150Mbpsの情報を送る部分である。
【0003】セクションオーバヘッドSOHは、3×9
バイトの中継セクションオーバヘッド、1×9バイトの
ポインタ、5×9バイトの多重セクションオーバヘッド
で構成されている。多重セクションは図24に示すよう
に端局中継装置1,2の間の区間を指し、中継セクショ
ンは端局中継装置1,2間に多数の伝送路3a〜3cと
中継器4a,4cが設けられている場合、1つの伝送路
の両端の区間を指し、多重セクションは複数の中継セク
ションで構成されている。中継セクションオーバヘッド
は、図25に示すように、A1〜A2,C1,B1,E
1,F1,D1〜D3バイトを有している。又、多重セ
クションオーバヘッドは、B2,K1〜K2,D4〜D
12,S1,Z1〜Z2バイトを有している。各バイト
の意味は図26に示している。中継セクションオーバヘ
ッドは、フレーム同期信号(A1,A2バイト)や中継
セクションにおける誤り監視信号(B1バイト)、中継
セクションにおける故障特定信号(F1バイト)等を伝
送する。多重セクションオーバヘッドは、セクションの
誤り監視(B2バイト)、予備系/運用系の切替信号
(K1バイト)、多重セクションにおける状態の転送信
号(K2バイト)、クロックのクォリティ(S1バイ
ト)等を伝送する。中継セクションオーバヘッド、多重
セクションオーバヘッドには未定義のバイトが多数あ
り、通信業者によりその使用がゆだねられている。
【0004】(b) SDHネットワーク 以上のようにSDHフレームは構成され、光伝送中心に
ネットワークのSDH化が進められている。ところで、
かかるSDHネットワーク内に無線伝送路が組み込まれ
る場合がある。例えば、海越え、あるいは険しい山地を
越えてSDHネットワークを構築する場合には、海底あ
るいは山地に光ケーブルを敷設しなければならない。し
かし、かかる敷設作業は大変な作業と工事費を要する。
このため、海あるいは険しい山地など、敷設困難な地域
にSDHネットワークを構築する際には、該地域の入り
口まで光伝送路を敷設すると共に、該地域の出口から光
伝送路を敷設し、その間に無線伝送路を組み込む。
【0005】図27は光伝送路に無線伝送路を組み込む
SDHネットワークの構成例であり、光伝送路の冗長回
線を終端して伝送するものである。図中、11a,11
bは光伝送装置、12a,12bは無線装置である。1
1W〜132Pは光伝送装置11aと無線装置12a間に
敷設されている光伝送路で、131W,132Wは光伝送路
の現用回線(運用回線)、131P,132Pは予備回線で
ある。各予備回線13 1P,132Pは、それぞれ現用回線
131W,132Wに障害が生じた時に現用回線となるもの
で、現用回線と予備回線には同一のデータが伝送され
る。141W,142Wは光現用回線131W,132Wに対応
して設けられた無線現用回線、14Pは1つの無線予備
回線である。無線装置12aは、光予備回線を終端し、
光現用回線131W,132Wからのデータを無線現用回線
141W,142Wを介して対地の無線装置12bに送信す
る。又、無線装置12aは、無線現用回線141W,14
2Wの一方に障害が発生した時、対応する光現用回線から
取り込んだデータを無線予備回線14Pを介して無線装
置12bに送信し、障害が生じた無線現用回線を救済す
る。
【0006】151W〜152Pは無線装置12bと光伝送
装置11b間に敷設されている光伝送路で、151W,1
2Wは光伝送路の現用回線、151P,152Pは予備回線
である。各予備回線151P,152Pは、それぞれ現用回
線151W,152Wに障害が生じた時に現用回線となる。
無線装置12bは、第1の無線現用回線141Wあるいは
無線予備回線14P(障害時)より取り込んだデータを
光現用回線151W及び光予備回線151Pに送出し、又、
第2の無線現用回線142Wあるいは無線予備回線14P
(障害時)より取り込んだデータを光現用回線152W
び光予備回線152Pに送出する。これにより、光現用回
線と光予備回線に同一のデータを伝送する。図27では
光現用回線と光予備回線の組が2組だけ設けられている
が通常N組(≧2)設けられている。すなわち、光回線
は、光現用回線と光予備回線をN組備え、無線回線は、
N個の光現用回線に対応してそれぞれ無線現用回線を有
すると共に、1つの無線予備回線を有する。
【0007】(c) 同期網の構築とクロック選択 (c-1) 構成 SDHネットワークにおいて同期網を構築するために、
同期源(クロック源)としてマスター(G.811)が用いら
れ、該マスターに同期するスレーブ(G.812)が適所に配
置される。スレーブはマスターから出力されるクロック
の位相遅れ(ジッタ)を吸収して位相遅れのないクロッ
クを再生するものである。図28は伝送装置、マスタ
ー、スレーブの関係図であり、NE1〜NE5は伝送装
置(光伝送装置、無線装置)、MSはマスター、SLは
スレーブ、CEXはクロック抽出部である。各伝送装置
NEi(i=1〜5)は、上り方向(GO方向)の主信
号から抽出したクロックと下り方向(RTN方向)の主
信号から抽出したクロックのクォリティ(S1バイト)
を比較し、クォリティの良いクロックに同期するように
なっている。又、各伝送装置は該クロックを抽出した主
信号の到来方向と反対方向に送出する主信号に”Don't
use for sync”(Q=F)をS1バイトとして挿入す
る。伝送装置NE1はマスターMSからのクロック信号
のみに同期し、又、伝送装置NE4は主信号から抽出し
たクロックをスレーブSLに渡し、スレーブSLからの
クロック信号のみに同期する。
【0008】図29はマスター、スレーブ等のクォリテ
ィレベルの説明図表であり、マスターG.811から出力さ
れるクロックのクォリティレベルは2、スレーブG.812
から出力されるクロックのクォリティレベルは3、装置
の内部クロックのクォリティレベルは5、同期信号とし
て使用不可(Don't use for sync)のクロックのクォリ
ティレベルは最下位Fである。”Don't use for sync”
は同一クロックを用いた信号経路がループを形成しない
ように指示するもので、国際規格により規定されてい
る。すなわち、同一クロックが上り/下り方向(GO/
RTN方向)の信号伝送において同期クロックとして用
いられ、該クロックを用いた信号の経路がループを形成
すると網における同期が崩れる。このため、該ループが
形成されないように同期信号として用いないことをQ=
Fで指示する。
【0009】(c-2) クロック選択動作 伝送装置NE1はマスターMSからのクロック信号のみ
に同期して上り方向(GO方向)にデータを送出すると
共にクォリティレベルをQ=2にする。伝送装置NE2
はGO方向クロックとRTN方向クロックのクォリティ
を比較し、クォリティの良いGO方向主信号よりクロッ
クを抽出し、該クロックに同期してGO方向データを送
出すると共に、クォリティレベルをQ=2にする。又、
該クロックに同期してRTN方向データを送出すると共
に、クォリティレベルをQ=F(”Don't use for syn
c”)にする。伝送装置NE3はGO方向クロック(Q
=2)とRTN方向クロック(Q=3)のクォリティを
比較し、クォリティの良いGO方向主信号よりクロック
を抽出し、該クロックに同期してGO方向データを送出
すると共に、クォリティレベルをQ=2にする。又、該
クロックに同期してRTN方向データを送出すると共
に、クォリティレベルをQ=F(”Don't use for syn
c”)にする。
【0010】伝送装置NE4はクォリティの良い主信号
から抽出したクロックをスレーブSLに渡し、スレーブ
SLは該クロックに基づいて新たなクロックを再生して
伝送装置NE4に入力する。伝送装置NE4はスレーブ
SLからのクロック信号のみに同期し、GO方向データ
を送出すると共に、クォリティレベルをQ=3にする。
又、該クロックに同期してRTN方向データを送出する
と共に、クォリティレベルをQ=3にする。伝送装置N
E5はGO方向クロックとRTN方向クロックのクォリ
ティを比較し、クォリティの良いGO方向主信号よりク
ロックを抽出し、該クロックに同期してGO方向データ
を送出すると共に、クォリティレベルをQ=3にする。
又、該クロックに同期してRTN方向データを送出する
と共に、クォリティレベルをQ=F(”Don't use for
sync”)にする。以下、同様にして適所にスレーブを配
設し、又、同一クロックのループが形成されないように
クロックを選択してネットワークの同期を維持する。
【0011】(c-3) マスター障害時におけるクロック選
択動作 図30はマスター障害時におけるクロック選択動作説明
図である。マスターSLに障害が発生すると、伝送装置
NE1はホールドオーバ又はインターナルモードとな
り、内部クロックに同期してGO方向にデータを送出
し、クォリティレベルをQ=5にする。伝送装置NE2
はGO方向クロック(Q=5)とRTN方向クロック
(Q=3)のクォリティを比較し、クォリティの良いR
TN方向主信号よりクロックを抽出し、該クロックに同
期してGO方向データを送出すると共に、クォリティレ
ベルをQ=F(”Don't use for sync”)にする。又、
該クロックに同期してRTN方向データを送出すると共
に、クォリティレベルをQ=3にする。伝送装置NE3
はGO方向クロック(Q=F)とRTN方向クロック
(Q=3)のクォリティを比較し、クォリティの良いR
TN方向主信号よりクロックを抽出し、該クロックに同
期してGO方向データを送出すると共に、クォリティレ
ベルをQ=Fにする。又、該クロックに同期してRTN
方向データを送出すると共に、クォリティレベルをQ=
3にする。
【0012】伝送装置NE4は主信号に含まれるクロッ
クのクォリティが低下しているため、クロックのスレー
ブSLへの入力をカットオフする。この結果、スレーブ
SLは内蔵の基準クロック源より発生するクロックを伝
送装置NE4に入力する。伝送装置NE4はスレーブS
Lからのクロック信号のみに同期し、GO方向データを
送出すると共に、クォリティレベルをQ=3にする。
又、該クロックに同期してRTN方向データを送出する
と共に、クォリティレベルをQ=3にする。伝送装置N
E5はGO方向クロックとRTN方向クロックのクォリ
ティを比較し、クォリティの良いGO方向主信号よりク
ロックを抽出し、該クロックに同期してGO方向データ
を送出すると共に、クォリティレベルをQ=3にする。
又、該クロックに同期してRTN方向データを送出する
と共に、クォリティレベルをQ=F(”Don't use for
sync”)にする。以下、同様にして適所にスレーブを配
設し、又、同一クロックのループが形成されないよう
に、クロックを選択してネットワークの同期を維持す
る。
【0013】(d) 無線装置のクロック選択法 図31、図32は無線装置を構成するチャンネル盤(C
H盤)におけるクロック選択説明図であり、図31はチ
ャンネル盤の要部構成図、図32はNチャンネルのチャ
ンネル盤とTCU間の接続関係図である。図31におい
て、21は光現用回線のインタフェース部(光現用イン
タフェース部)、22は光予備回線のインタフェース部
(光予備インタフェース部)、23は優先順位別に指定
されたクロックを出力する優先順位別クロック出力部、
24はクロックの優先順位、該クロックを出力するか否
か等のエントリーを行う監視制御卓(LT)、24は監
視制御卓から入力された設定情報に基づいて優先順位別
クロック出力部23を制御するマイクロプロセッサ(M
PU)、26は光現用インタフェース部21及び光予備
インタフェース部22から出力された信号の一方を選択
して無線送信部へ入力するセレクタ部、27は無線受信
部から入力された信号を光現用インタフェース部21及
び光予備インタフェース部22に分配する分配部であ
る。
【0014】21a、22aはそれぞれGO方向光現用
回線の主信号に含まれるクロックCL1、GO方向光予
備回線の主信号に含まれるクロックCL2を抽出するク
ロック抽出部、21b,22bはRTN方向の無線受信
信号に含まれるクロックCL3,CL4を抽出するクロ
ック抽出部である。23a〜23cはMPU25からの
指示に従って、ハイインピーダンス制御によりクロック
の送出/閉塞を行うハイインピーダンス部である。ハイ
インピーダンス部23aは第1プライオリティのクロッ
クの送出/閉塞を制御し、ハイインピーダンス部23b
は第2プライオリティのクロックの送出/閉塞を制御
し、ハイインピーダンス部23cは第3プライオリティ
のクロックの送出/閉塞を制御する。
【0015】監視制御卓24より、(1) GO方向光現用
回線の信号に含まれるクロックCL1と、GO方向光予
備回線の信号に含まれるクロックCL2と、RTN方向
の無線受信信号に含まれるクロックCL3にそれぞれプ
ライオリティ値PR1〜PR3を付与し、かつ、(2) プ
ライオリティ値PR1のクロックを出力するか、プライ
オリティ値PR2のクロックを出力するか、プライオリ
ティ値PR3のクロックを出力するか設定する。すなわ
ち、クロックCL1〜CL4のうち最もクォリティの良
いクロックに第1プライオリティ値PR1を付与し、順
次クォリティ順に第2、第3プライオリティ値PR2,
PR3を付与する。又、Nチャンネルの第1プライオリ
ティ値のN個のクロックのうち、最もクォリティの良い
クロックを出力するように設定し、Nチャンネルの第2
プライオリティ値のN個のクロックのうち、最もクォリ
ティの良いクロックを出力するように設定し、同様に、
Nチャンネルの第3プライオリティ値のN個のクロック
のうち、最もクォリティの良いクロックを出力するよう
に設定する。
【0016】例えば、監視制御卓24より、クロックC
L1に第1プライオリティ値PR1を、クロックCL2
に第2プライオリティ値PR2を、クロックCL3に第
3プライオリティ値PR3を付与し、これらをすべて出
力するように設定すれば、MPU25は各ハイインピー
ダンス制御部23a〜23cに該設定情報を入力する。
ハイインピーダンス制御部23aは第1プライオリティ
値PR1のクロックCL1を出力線L1に出力し、ハイ
インピーダンス制御部23bは第2プライオリティ値P
R2のクロックCL2を出力線L2に出力し、ハイイン
ピーダンス制御部23cは第3プライオリティ値PR3
のクロックCL3を出力線L3に出力する。又、監視制
御卓24より第1プライオリティ値PR1のクロックC
L1のみ出力するように設定すれば、ハイインピーダン
ス制御部23aは第1プライオリティ値PR1のクロッ
クCL1を出力線L1に出力し、他のハイインピーダン
ス制御部23b,23cは第2、第3プライオリティ値
PR2,PR3のクロックCL2,CL3を出力線L
2,L3に出力しない。あるいは、監視制御卓24より
いずれのプライオリティ値のクロックも出力しないよう
に設定すれば、いずれのハイインピーダンス制御部23
a〜23cもクロックを出力線に送出しない。
【0017】Nチャンネルのチャンネル盤はすべて図3
1の構成を備え、それぞれ独自に各クロックにプライオ
リティ値を設定し、かつ、各プライオリティ値のクロッ
クを出力するか、しないかを設定するようになってい
る。図32はNチャンネルのチャンネル盤の接続関係図
であり、12a1〜12aNは無線装置におけるNチャン
ネル分のチャンネル盤、12cは共通部であるタイミン
グコントロールユニット(TCU)であり、クロックの
クォリティ及びプライオリティ値に基づいて無線装置
(各チャンネル盤等)で使用するクロックを決定するも
の、12dはプルアップ部である。
【0018】各チャンネル盤12a1〜12aNのクロッ
ク出力線L1〜L3は、架間、シェルフ間の接続線数を
少なくするために相互に接続されて共通部であるタイミ
ングコントロールユニット(TCU)12cに接続され
ており、各チャンネル盤の出力はハードオアしている。
第1プライオリティ値PR1のクロックは各チャンネル
盤12a1〜12aNのうち所定のチャンネル盤のみから
出力線L1に出力され、同様に、第2、第3プライオリ
ティ値PR2,PR3のクロックも所定の1つのチャン
ネル盤のみから出力線L2,L3に出力されてTCU1
2cに入力される。線L4はTCU12cが決定した装
置クロックECを各チャンネルの無線装置12a1〜1
2aNに入力するもの、線L5はSSMB(クォリティ
を示すS1バイト)を伝送するためのSSMB伝送用バ
スである。
【0019】SSMB伝送用バスL5は、伝送用クロッ
ク線、データ/アドレスバス、アドレスイネーブル線、
データイネーブル線の4本ラインで構成されている。図
33はSSMB伝送用バスの各ラインにおける信号のタ
イムチャートである。伝送用クロックは、アドレス/デ
ータ、アドレスイネーブル、データイネーブルを送受す
るためのクロック信号であり、マスターとなるクロック
源から出力される。アドレスイネーブル信号は、アドレ
スデータバス上のデータがアドレス値であることを示す
イネーブル信号(”L”でアクティブ)である。データ
イネーブル信号は、アドレスデータバス上のデータがS
SMBデータス値であることを示すイネーブル信号(”
L”でアクティブ)である。アドレス/データは、プラ
イオリティ値PR1〜PR3を示すアドレス値とSSM
Bデータ値を示し、アドレス値とSSMBデータ値は交
互に4ビットづつ伝送される。
【0020】図34はプライオリティ値とアドレス値の
対応図であり、第1プライオリティ値PR1のアドレス
値はX001、第2プライオリティ値PR2のアドレス
値はX010、第3プライオリティ値PR3のアドレス
値はX100である。アドレス値の最上位ビットは、ア
ドレス/データバス上のSSMBデータの送信方向を示
すのに用いる。すなわち、 (1) アドレスの最上位ビットが”0”:クロックのクォ
リティを各チャンネル盤が出力する。 (2) アドレスの最上位ビットが”1”:装置クロックE
CのクォリティをTCUが出力する。
【0021】第1プライオリティ値PR1のクロックを
出力するチャンネル盤はSSMB伝送用バスL5を介し
て、該クロックのクォリティ(SSMBデータ)をTC
U12cに送り、第2プライオリティ値PR2のクロッ
クを出力するチャンネル盤はSSMB伝送用バスL5を
介して、該クロックのクォリティ(SSMBデータ)を
TCU12cに送り、同様に、第3プライオリティ値P
R3のクロックを出力するチャンネル盤はSSMB伝送
用バスL5を介して、該クロックのクォリティ(SSM
Bデータ)をTCU12cに送る。又、TCU12c
は、入力された第1〜第3プライオリティ値の3つのク
ロックより、それぞれのクォリティ及びプライオ
リティ値に基づいて全チャンネル盤で使用する装置クロ
ックECを決定し、該決定した装置クロックECを線L
4を介して全チャンネル盤に入力する。又、TCU12
cは、該装置クロックECのクォリティ(SSMBデー
タ)と、クロックのループを防止するためのクロックソ
ース選択情報(プライオリティ値:アドレス値)をSS
MB伝送用バスL5を介して全チャンネル盤に入力す
る。尚、装置クロックECの決定手順は、最もクォリテ
ィのよいクロックを求め、クォリティの最も良いクロッ
クが2以上ある場合にはプライオリティ値の高いクロッ
クを装置クロックECとして決定する。
【0022】図35はアドレス値と該アドレス値の直後
に送られるSSMBデータの意味の説明図である。尚、
ホールドオーバ時、インターナルクロック選択時には、
アドレス値を”1000”としてSSMBデータ(”1
011”クォリティレベル5に相当)を出力する。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、各チャ
ンネル盤はすべて図31の構成を備え、それぞれの監視
制御卓より、ネットワークの運用者や保守者がプライオ
リティ値を設定し、かつ、各プライオリティ値のクロッ
クを出力するか、出力しないかを設定するものである。
しかし、各チャンネル盤毎に独自に設定するため、同一
プライオリティ値のクロックを2以上のチャンネル盤か
ら送出するように誤って設定する重複エントリーが生じ
る場合がある。かかる場合には、2以上のクロックが合
成されたものが同期クロックとして使用されることにな
り、同期網が崩れ、誤動作の原因になる。又、光現用回
線用インタフェースと光予備回線用インタフェースを備
えた無線装置において、無線受信信号に含まれるクロッ
クをクロックソースとして使用する場合、対地の無線装
置に送るデータにクォリティレベルQ=F(”Don't us
efor sync”)を付加できないことがあり、クロックの
ループが形成されて同期が崩れ、誤動作の原因になって
いる。
【0024】図36、図37はクロックのループが形成
される場合の説明図であり、図36は正常時の説明図、
図37はマスターに障害が発生した場合の説明図であ
る。図中、NE1〜NE4は伝送装置(光伝送装置、無
線装置)、MSはマスター、SLはスレーブ、CEX,
CEXW,CEXPは主信号よりクロックをを抽出するク
ロック抽出部である。伝送装置NE1〜NE4のうち、
NE1は光現用/予備の両面を備えた光伝送装置、NE
2は光現用インタフェースOPIW、光予備インタフェ
ースOPIP、無線送信部TX、無線受信部RX、現用
/予備回線から入力された一方の信号を選択して無線送
信部に入力するセレクタ部SEL、無線受信部から入力
された無線受信信号を光現用/予備のインタフェース部
に分配する分配部DSTRを備えた無線装置、NE3は
無線装置である。各伝送装置NEi(i=1〜4)は、
GO方向のクロックとRTN方向のクロックのクォリテ
ィを比較し、クォリティの良いクロックに同期するよう
になっている。又、各伝送装置は該クロックを抽出した
主信号の到来方向と反対方向に送出する信号に”Don't
use for sync”(Q=F)をS1バイトとして挿入す
る。光伝送装置NE1はマスターMSからのクロック信
号のみに同期し、又、無線装置NE3は主信号から抽出
したクロックをスレーブSLに渡し、スレーブSLから
のクロック信号のみに同期する。
【0025】図36において、光伝送装置NE1はマス
ターMSからのクロック信号に同期してGO方向の光現
用、光予備回線にデータを送出すると共にクォリティレ
ベルをQ=2にする。無線装置NE2はGO方向の現用
/予備回線のクロック、RTN方向のクロックのクォリ
ティを比較し、クォリティの良いGO方向現用回線の主
信号よりクロックを抽出し、該クロックに同期してGO
方向データを送出すると共に、クォリティレベルをQ=
2にする。又、該クロックに同期してRTN方向の現用
/予備の両回線にデータを送出すると共に、現用回線の
クォリティレベルをQ=F(”Don't use for sync”)
にし、予備回線のクォリティレベルをQ=2する。尚、
現用回線と予備回線は別のものであるため、クロックを
抽出した主信号が現用回線(予備回線)の場合には、予
備回線(現用回線)を介して該主信号と反対方向に信号
を送出する場合であっても、”Don't use for sync”
(Q=F)を挿入しない。
【0026】無線装置NE3はクォリティの良い主信号
から抽出したクロックをスレーブSLに渡し、スレーブ
SLは該クロックに基づいて新たなクロックを再生して
伝送装置NE3に入力する。伝送装置NE3はスレーブ
SLからのクロック信号のみに同期し、GO方向データ
を送出すると共に、クォリティレベルをQ=3にする。
又、該クロックに同期してRTN方向データを送出する
と共に、クォリティレベルをQ=3にする。伝送装置N
E4はGO方向クロックとRTN方向クロックのクォリ
ティを比較し、クォリティの良いGO方向主信号よりク
ロックを抽出し、該クロックに同期してGO方向データ
を送出すると共に、クォリティレベルをQ=3にする。
又、該クロックに同期してRTN方向データを送出する
と共に、クォリティレベルをQ=F(”Don't use for
sync”)にする。以下、同様にして適所にスレーブを配
設し、又、同一クロックのループが形成されないように
クロックを選択してネットワークの同期を維持する。か
かる状態において、図37に示すように、マスターMS
に障害が発生すると、光伝送装置NE1はホールドオー
バ又はインターナルモードとなり、内部クロックに同期
してGO方向にデータを送出し、クォリティレベルをQ
=5にする。
【0027】無線装置NE2はGO方向クロック(Q=
5)とRTN方向クロック(Q=3)のクォリティを比
較し、クォリティの良いRTN方向主信号(無線受信信
号)よりクロックを抽出する。尚、無線受信信号は分配
部DSTRで光現用/光予備の2つの光インタフェース
部OPIP,OPIWに分配され、光予備回線インタフェ
ース部側のクロック抽出部CEXPより抽出したクロッ
クをクロックソースとして用いるものとする。光予備回
線インタフェースOPIPは、該クロックに同期してG
O方向データを送出すると共に、クォリティレベルをQ
=F(”Don't use for sync”)にする。又、該クロッ
クに同期してRTN方向データを送出すると共に、クォ
リティレベルをQ=3にする。一方、光現用回線インタ
フェースOPIWは、前記抽出されたクロックに同期し
てGO方向データを送出すると共に、クォリティレベル
をQ=3にする。又、該クロックに同期してRTN方向
データを送出すると共に、クォリティレベルをQ=3に
する。
【0028】セレクタ部SELは光現用/光予備の2つ
のインタフェース部から入力された一方の、信号を選択
して出力する。光予備インタフェース部OPIPから入
力された信号を選択して出力するものとすれば、無線装
置NE3は主信号のクォリティが悪いため(Q=F)、
スレーブSLへクロックを入力せず、スレーブSLは内
蔵の基準クロック源より発生するクロックを伝送装置N
E3に入力する。伝送装置NE3はスレーブSLからの
クロック信号のみに同期し、GO方向データを送出する
と共に、クォリティレベルをQ=3にする。又、該クロ
ックに同期してRTN方向データを送出すると共に、ク
ォリティレベルをQ=3にする。伝送装置NE4はGO
方向クロックとRTN方向クロックのクォリティを比較
し、クォリティの良いGO方向主信号よりクロックを抽
出し、該クロックに同期してGO方向データを送出する
と共に、クォリティレベルをQ=3にする。又、該クロ
ックに同期してRTN方向データを送出すると共に、ク
ォリティレベルをQ=F(”Don't use for sync”)に
する。
【0029】このように、セレクタ部SELが光予備回
線インタフェース部OPIPから入力された信号を選択
して出力する場合には、クロックのループは形成され
ず、同期が崩れることはない。しかし、セレクタ部SE
Lが光現用インタフェース部OPIWから入力された信
号を選択して出力する場合には、クロックのループが形
成されて、同期が崩れる。すなわち、セレクタ部SEL
が光現用インタフェース部OPIWから入力された信号
を選択、出力するものとすれば、無線装置NE3はクォ
リティの良い主信号(Q=3)から抽出したクロックを
スレーブSLに渡し、スレーブSLは該クロックに基づ
いて新たなクロックを再生して伝送装置NE3に入力す
る。この結果、同一クロックのループが形成されて同期
が崩れる。以上から本発明の目的は、同一プライオリテ
ィ値のクロックが2以上のチャンネル盤から送出される
のを防止することである。本発明の別の目的は、同一ク
ロックを使用する信号の経路がループを形成しないよう
にすることである。
【0030】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の第1の原
理説明図であり、無線装置の全体の構成図を示してい
る。図中、301〜30Nは第1〜第Nチャンネルに対応
して設けられ、光回線より受信した光信号を無線回線に
送出し、無線回線より受信した信号を光回線に送出する
チャンネル盤(CH盤)、40は各チャンネル盤に共通
に設けられ、チャンネル盤毎に光回線及び無線回線を介
して送られて来る信号中に含まれるクロックにプライオ
リティ値(PR1〜PR3)を付与すると共に、各プラ
イオリティ値のクロックを装置クロック決定部に出力す
るか否かを設定する設定部、50は装置全体で共通に使
用するクロックを決定する装置クロック決定部(TC
U)、60はは外部クロック発生部、711〜713はプ
ライオリティ値(PR1〜PR3)毎に設けられたクロ
ック供給ラインであり、それぞれ所定のプライオリティ
値を有するクロックを所定のチャンネル盤より装置クロ
ック決定部50に入力するものである。72は各チャン
ネル盤301〜30Nと装置クロック決定部50のクォリ
ティ送受端子間を接続するクォリティ送受信ライン、7
3は装置クロック決定部50が決定した装置クロックE
Cを各チャンネル盤301〜30Nに送出する装置クロッ
ク送出ライン、74は設定部40と各チャンネル盤30
1〜30N間を接続するシリアルバスである。
【0031】各チャンネル盤において、31cは各回線
より受信した信号よりクォリティデータ(オーバヘッド
のS1バイト)を抽出するクォリティ抽出部、31e
は、各回線に出力する信号にクォリティデータ(オーバ
ヘッドのS1バイト)を挿入するクォリティ挿入部であ
る。図2は本発明の第2の原理説明図であり、チャンネ
ル盤の概略構成を示している。図中、31は光現用回線
に対応して設けられた光現用インタフェース部、32は
光予備回線に対応して設けられた光予備インタフェース
部、33は信号を無線で送出する無線送信部、34は無
線信号を受信する無線受信部、35は両インタフェース
部から入力された信号のうち一方の信号を無線送信部に
入力するセレクタ部、36は無線受信部から出力された
無線受信信号を両インタフェース部に分配する分配部、
31e,32eはクォリティ挿入部、31pは光現用イ
ンタフェース部に入力された無線受信信号に含まれるク
ロックが装置クロックとなった場合、その旨を光予備イ
ンタフェース部に通知する通知手段、32pは光予備イ
ンタフェース部に入力された無線受信信号に含まれるク
ロックが装置クロックとなった場合、その旨を光現用イ
ンタフェース部31に通知する通知手段である。
【0032】図3は本発明の第3の原理説明図であり、
図1とは別の無線装置の全体の構成図を示している。図
中、301〜30Nは第1〜第Nチャンネルに対応して設
けられたチャンネル盤、401〜40Nは各チャンネル盤
に対応して設けられ、対応するチャンネル盤の光回線及
び無線回線を介して送られて来る信号中に含まれるクロ
ックにプライオリティ値(PR1〜PR3)を付与する
と共に、各プライオリティ値のクロックを出力するか否
かを設定する設定部、50は装置全体で共通に使用する
クロックを決定する装置クロック決定部、60は外部ク
ロック発生部、51は装置クロック決定部用の設定部、
711〜713はプライオリティ値毎に設けられたクロッ
ク供給ライン、72はクォリティ送受信ライン、73は
装置クロック送出ライン、811〜813はプライオリテ
ィ値毎に設けられたビジー信号ラインであり、所定のプ
ライオリティ値を有するクロックの出力が指示されたこ
とをチャンネル盤より他のすべてのチャンネル盤に通知
するためのビジー信号を送出するものである。
【0033】各チャンネル盤において、31cはクォリ
ティ抽出部、31eはクォリティ挿入部、44は設定部
40iより所定のプライオリティ値を有するクロックの
出力が指示された時、該プライオリティ値に応じたビジ
ー信号が入力されていない場合には該クロックを出力
し、入力されている場合には該クロックの出力を禁止す
るクロック送出制御部、39は所定のプライオリティ値
を有するクロックをクロック供給ライン711〜713
介して装置クロック決定部50に送出する場合には、該
プライオリティ値に応じたビジー信号をビジー信号ライ
ン811〜813に送出するビジー信号送出部である。装
置クロック決定部50において、50aはチャンネル盤
から入力されたクロック及び外部クロックのクォリティ
及びプライオリティ値等に基づいて装置クロックを決定
して各チャンネル盤に入力する装置クロック決定回路、
50dは外部クロックのプライオリティ値に応じたビジ
ー信号ラインにビジー信号を送出するビジー信号送出部
である。
【0034】
【作用】各チャンネル盤301〜30N(図1)に共通に
設けられた設定部40は、チャンネル盤毎に光回線及
び無線回線を介して送られて来る信号中に含まれるクロ
ックにプライオリティ値を付与すると共に、各プライ
オリティ値のクロックをクロック供給ライン711〜7
3を介して装置クロック決定部に送出するか否かを設
定し、該設定情報をシリアルライン74を介して各チ
ャンネル盤に送る。各チャンネル盤301〜30Nは所定
プライオリティ値のクロックの送出が指示された場合に
は、該プライオリティ値に応じたクロック供給ライン7
1〜713にクロックを送出し、それ以外の場合にはク
ロックをクロック供給ライン711〜713に送出しな
い。装置クロック決定部50はクロック供給ラインを介
して入力された各クロックのクォリティ値及びプライオ
リティ値に基づいて装置クロックCEを決定して装置ク
ロック送出ライン73を介して各チャンネル盤に入力す
る。以上のように、設定部40を各チャンネル盤301
〜30Nに共通に設け、該設定部より集中的に各チャン
ネル盤のクロックのプライオリティ値の設定、クロック
の出力/閉塞を設定するようにしたから、ミスのない設
定ができる。特に、クロックの重複エントリーにより、
1つのクロック供給ラインに2以上のクロックが出力さ
れて同期網が崩れる事態を防止することができる。・・
・請求項1
【0035】所定のプライオリティ値のクロックを送出
するよう指示されたチャンネル盤のクォリティ抽出部3
1cは、回線より受信した主信号より該クロックのクォ
リティデータ(オーバヘッドのS1バイト)を抽出す
る。ついで、チャンネル盤は該クロックのプライオリテ
ィ値と共に該クォリティデータをクォリティ送受信ライ
ン72を介して装置クロック決定部50に入力する。装
置クロック決定部50は該ラインを介して受信したプラ
イオリティ値とクォリティ値に基づいて、クロック供給
ラインを介して入力されているクロックの中から装置ク
ロックECを決定する。例えば、装置クロック決定部5
0は、各プライオリティ値のクロックのうち最も品質の
よいクロックを求め、最良品質のクロックが2以上存在
する場合にはプライオリティ値の高いクロックを装置ク
ロックとして決定する。このようにすれば、最良の品質
のクロックを装置クロックとして決定することができ
る。・・・請求項2
【0036】装置クロックの候補としては、回線より抽
出したクロックの他に外部クロックがある。外部クロッ
クのプライオリティ値及びクォリティが設定部40より
設定された場合、装置クロック決定部50は外部クロッ
クをそのプライオリティ値のクロックとする。そして、
装置クロック決定部50は、各プライオリティ値のクロ
ックのうち最も品質のよいクロックを装置クロックとし
て決定し、各チャンネル盤に入力する。このようにすれ
ば、適所にプライオリティ値、クォリティの高い外部ク
ロック源、例えば基準クロックのジッタを吸収してジッ
タのないクロックを発生するクロック源(G.812)を配置
することにより同期網を拡大することができる。・・・
請求項3
【0037】各チャンネル盤301〜30Nのクォリティ
挿入部31eは、装置クロックとなったクロックの到
来方向と同一方向の主信号及び該クロックの到来チャ
ネルとは別チャンネルの主信号に装置クロック決定部5
0から入力されたクォリティ値を付加し、該クロック
の到来方向と逆方向で同一チャンネルの主信号には、該
クロックを同期信号として使用しないことを示すクォリ
ティ値(Q=F,Don'tuse for sync)を付加する。この
ようにすれば、クロックのループが形成されず同期網が
崩れることはない。・・・請求項4,10
【0038】現用回線と予備回線は別チャンネルとみな
され、信号の送出方向に関係なく装置クロックのクォリ
ティが付加される。例えば図2のチャンネルル盤におい
て、光予備インタフェース部32に入力された無線受信
信号のクロック(Q=3)が装置クロックとなると、光
予備インタフェース部32から無線回線側に送出される
信号のクォリティはQ=Fとなるが、光現用インタフェ
ース部31から無線回線側に出力される信号に含まれる
クォリティはQ=3となる。この光現用インタフェース
部31から出力された信号がセレクタ35、送信機33
を介して対地の無線装置に送られると(一点鎖線参照)
同一クロックのループが形成される可能性が生じる。そ
こで、通知手段32pは光予備インタフェース部32に
入力された無線受信信号に含まれるクロックが装置クロ
ックとなった場合、その旨を光現用インタフェース部3
1に通知し、光現用インタフェース部31のクォリティ
挿入部31eは該通知により、無線回線側に出力する信
号のクォリティをQ=Fとする。同様に、通知手段31
pは光現用インタフェース部31に入力された無線受信
信号に含まれるクロックが装置クロックとなった場合、
その旨を光予備インタフェース部32に通知する。以上
のようにすれば、同一クロックを用いた信号の経路がル
ープを形成することがない。・・・請求項5,11
【0039】チャンネル盤301〜30N(図3)に対応
してそれぞれ設定部401〜40Nを設け、各設定部によ
り対応するチャンネル盤のクロックにプライオリティ値
を付与すると共に、各プライオリティ値のクロックをク
ロック供給ライン711〜713を介して装置クロック決
定部50に送出するか否かを設定する。チャンネル盤の
クロック送出制御部44は、所定のプライオリティ値を
有するクロックの出力が指示されると、該プライオリテ
ィ値に応じたビジー信号ライン811〜813のレベルを
チェックし、ビジーでない場合には該クロックをクロッ
ク供給ラインに送出し、ビジーの場合には該クロックの
出力を禁止する。又、所定のプライオリティ値を有する
クロックがクロック供給ライン711〜713に出力され
た場合には、ビジー信号送出部39は該プライオリティ
値に応じたビジー信号をビジー信号ライン811〜813
に送出する。
【0040】クロック送出制御部44は、マイコンと、
マイコンからの指示により所定プライオリティ値のクロ
ックの送出/閉塞を行うクロック送出/閉塞部を備え、
マイコンは、設定部より所定のプライオリティ値を有す
るクロックの出力が指示された時、該プライオリティ値
に応じたビジー信号が入力されているかチェックし、該
プライオリティ値に応じたビジー信号が入力されていな
い場合にはクロック送出/閉塞部に該クロックの出力を
指示し、入力されている場合には該クロックの閉塞を指
示する。以上のようにすれば、所定プライオリティ値の
クロックをチャンネル盤から重複して出力するように設
定しても、既に、該プライオリティ値に応じたビジーが
通知されているため、該設定を無視でき、確実に重複設
定を防止することができる。・・・請求項6,7
【0041】所定のプライオリティ値のクロックを送出
するよう指示されたチャンネル盤のクォリティ抽出部3
1cは、回線より受信した主信号より該クロックのクォ
リティデータ(オーバヘッドのS1バイト)を抽出す
る。ついで、チャンネル盤は該クロックのプライオリテ
ィ値と共に該クォリティデータをクォリティ送受信ライ
ン72を介して装置クロック決定部50に入力する。装
置クロック決定回路50aは該ラインを介して受信した
プライオリティ値とクォリティ値に基づいて、クロック
供給ライン711〜713を介して入力されているクロッ
クの中から装置クロックを決定する。装置クロックの候
補としては、回線より抽出したクロックの他に外部クロ
ックがある。設定部51より外部クロックのプライオリ
ティ値及びクォリティ値が設定された場合には、ビジー
信号送出部50dは外部クロックのプライオリティ値に
応じたビジー信号ラインにビジー信号を送出する。これ
により、チャンネル盤は該外部クロックのプライオリテ
ィ値と同一のプライオリティ値を有するクロックを装置
クロック決定部50に送出できなくなり、重複設定を防
止できる。装置クロック決定回路50aは、チャンネル
盤から入力されたクロック及び外部クロックのクォリテ
ィ及びプライオリティ値に基づいて装置クロックを決定
して各チャンネル盤に入力する。・・・請求項8、9
【0042】
【実施例】
(A)第1実施例 (a) 全体の構成 図4は本発明の無線装置の第1実施例の全体の構成図で
ある。311〜31Nは各チャンネル#1〜#Nに対応し
て設けられたチャンネル盤、310は無線回線の予備チ
ャンネル盤であり、Nチャンネルの無線回線の1つに障
害が発生した時に無線予備回線を介して対地と信号の送
受を行うものである。すなわち、無線回線は1:Nの冗
長構成になっている。40aは監視制御卓であり、光回
線及び無線回線を介して送られて来る信号中に含まれる
クロックにチャンネル盤毎にプライオリティ値(PR1
〜PR3)を付与すると共に、各プライオリティ値のク
ロックを各チャンネル盤から送出するか否かを設定す
る。40bはマイコン(MPU)であり、障害発生時に
おける無線回線の切替制御及び監視制御卓40aから設
定された設定情報を各チャンネル盤へ転送する転送制御
等を実行する。50は無線装置全体で共通に使用するク
ロックを決定するタイミングコントロールユニット(T
CU)、74はシリアルバスである。
【0043】各チャンネル盤311〜31Nは同一の構成
を備え、光インタフェース部は二重化されている。31
は光現用回線に応じて設けられた光現用インタフェース
部、32は光予備回線に応じて設けられた光予備インタ
フェース部、33は無線送信部、34は無線受信部、3
5は障害時に信号を無線予備チャンネル盤310に入力
するラジオプロテクションスイッチ(RPSW)、36
は光インタフェース部を制御するマイコン(MPU)あ
る。
【0044】光現用及び光予備のインタフェース部3
1,32はそれぞれヒットレーススイッチ(切替器)3
1hを備えている。この切替器(HLS SW)31h
は無線回線に障害が発生していない場合には無線現用回
線からの無線信号を選択出力し、回線障害時には無線予
備回線からの無線信号を選択するようになっている。無
線送信部33は、送信回路(TX)33aと変調部33
bを備え、変調部33bは光現用及び光予備のインタフ
ェース部31,32から出力される信号の一方を選択し
て出力するセレクタ部(MSP)33b-1と変調回路(M
OD)33b-2を有している。無線受信部34は受信回路
(RX)34aと復調回路(DEM)34bを有してい
る。ラジオプロテクションスイッチ(RPSW)35
は、光現用及び光予備のインタフェース部31,32か
ら出力される信号の一方を選択して出力するセレクタ部
(MSP)35aと、MPU40bからの指示に従って
セレクタ部から出力された信号を無線予備チャンネル盤
310に入力するスイッチ(TSW)35bを有してい
る。無線予備チャンネル盤310において、33′は無
線送信部、34′無線受信部、36′はMPUであり、
無線送信部33′は送信回路(TX)33a′と変調部
(MOD)33b′を備え、無線受信部34′は受信回
路(RX)34a′と復調回路(DEM)34b′を備
えている。
【0045】(b) 主信号の流れ 光現用回線及び光予備回線より入力された光信号は光現
用及び光予備のインタフェース部31,32において、
光電気変換された後、装置クロックに乗り換えてそれぞ
れ無線送信部33に入力される。無線送信部33は通常
時は光現用インタフェース部31からの信号を選択し、
該信号を変調して無線で対地に送信する。尚、光現用回
線側に障害が発生している場合には、無線送信部33は
光予備インタフェース部32からの信号を選択し、該信
号を変調して無線で対地に送信する。一方、対地の無線
装置から送られてきた信号は無線受信部34により受信
され、復調後、光現用及び光予備のインタフェース部3
1,32に入力され、装置クロックに乗り換えた後、電
気光変換されて光現用回線及び光予備回線に送出され
る。正常時における信号の流れは以上の通りである。
【0046】しかし、無線回線、例えば、第1チャンネ
ルの無線受信回線において障害が発生すると、復調部3
4bが該障害を検出し、図示しない回線切替用の補助ラ
インを介してMPU40bに障害発生を通知する。これ
により、MPU40bは回線切替用の補助ラインを介し
て無線送信部33の変調部33-2を制御して信号中にアラ
ーム発生通知データを挿入し、対地の無線装置に予備無
線回線に切り替わるように指示する。このアラーム発生
通知データにより、対地の無線装置は予備無線回線に切
り替わり、回線切替完了データを含む信号を予備無線回
線を介して送信する。無線予備チャンネル盤310の変
調部34b′は該切替完了データを検出するとMPU4
0bに通知する。この通知により、MPU40bはラジ
オプロテクションスイッチ(RPSW)35にイネーブ
ル信号を入力する。以後、ラジオプロテクションスイッ
チ(RPSW)35は例えば光現用インタフェース部3
1からの信号を無線予備チャンネル盤310に入力し、
無線予備回線を介して信号を送信する。又、MPU40
bはシリアルバス74を介して第1チャンネルのMPU
36にヒットレーススイッチ(HLSSW)31hの切
り替えを指示する。これにより、光現用及び光予備のイ
ンタフェース部31、32のヒットレーススイッチ31
hは以後、予備回線を介して入力された信号を選択して
出力する。以上により、無線回線に障害が発生すると予
備無線回線に切り替わる。
【0047】(c) 装置クロック決定の概略 各チャンネル盤に入力される主信号に含まれるクロック
あるいは外部クロックのうち最もクォリティのよいクロ
ックを決定し、該クロックを装置クロックとして装置全
体が使用する。各チャンネル盤301〜30Nには光現用
回線、光予備回線、無線回線を介して3つの主信号が入
力されるから、監視制御卓40aより、チャンネル盤毎
に品質のよい順に各クロックにプライオリティ値PR1
〜PR3を付与する。そして、監視制御卓40aより、
プライオリティ値毎に最もクォリティが良いと予測され
るチャンネル盤に該プライオリティ値のクロックをTC
U50に送出するように指示する。これにより、クロッ
ク送出を指示されたチャンネル盤は該クロックをクロッ
ク供給ラインを介してTCU50に送出する。又、クロ
ック送出を指示されたチャンネル盤は別途クロックのプ
ライオリティ値と該クロックの実際のクォリティ値をT
CU50に送り、TCU50は受信したクロックのクォ
リティ値及びプライオリティ値に基づいて装置クロック
ECを決定して各チャンネル盤に入力すると共に、装置
クロックのプライオリティ値とクォリティ値を各チャン
ネル盤に入力する。
【0048】図5はNチャンネルのチャンネル盤とTC
U間の接続関係図である。301〜30Nは各チャンネル
のチャンネル盤、50は共通部であるタイミングコント
ロールユニット(TCU)、42はプルアップ部であ
る。各チャンネル盤301〜30Nにおけるプライオリテ
ィ値PR1〜PR3に応じたクロック出力端子,,
は、架間、シェルフ間の接続線数を少なくするために
それぞれ1本のクロック供給ライン711,712,71
3で相互に接続されて共通部であるタイミングコントロ
ールユニット(TCU)50に接続され、各チャンネル
盤から出力されるクロックはハードオアしている。第1
プライオリティ値PR1のクロックはN個のチャンネル
盤301〜30Nのうち所定のチャンネル盤のみからクロ
ック供給ライン711に出力され、同様に、第2、第3
プライオリティ値PR2,PR3のクロックも所定の1
つのチャンネル盤のみからクロック供給ライン712
713に出力されてTCU50に入力される。72はS
SMB伝送用バス線(クォリティ送受信ライン)であ
り、各チャンネル盤のクォリティ送受信端子とTCU
のクォリティ送受信端子を接続し、これらの間で相互
にSSMB(クォリティ値を示すS1バイト)及びプラ
イオリティ値を伝送する。73は装置クロック送出ライ
ンであり、装置クロック送受信端子を接続し、TCU
50が決定した装置クロックECを各チャンネル盤30
1〜30Nに入力するものである。SSMB伝送用バス線
72の構成及びデータ転送の方式は図32〜図35した
がって説明した通りである。
【0049】設定部40a(図4)で設定した情報はM
PU40bの制御でシリアルバス74を介して各チャン
ネル盤のMPU36に送られる。シリアルバス74は、
従来無線回線障害持における回線切替情報伝送用に使用
していたものであるが、本発明では、各チャンネル盤の
設定情報も転送するようにしている。図6はシリアルバ
ス上のフレームフォーマット説明図であり、フラグFL
AG(8ビット)、送信先アドレスADR(4ビッ
ト)、フレーム番号FNo.(4ビット)、データ1〜
データ4(DATA1〜DATA4:各8ビット)、C
RCコード(6ビット)、ストップコードSP(2ビッ
ト)で構成される。DATA4は回線切替情報を送る部
分であり、残りのDATA1〜DATA3を用いて各チ
ャンネルのクロックのプライオリティ値、該クロックを
の出力/閉塞を指示する。
【0050】(d) 光インタフェース部の構成 (d-1) 構成 図7は光現用インタフェース部の構成図であり、光予備
インタフェース部も全く同一の構成を有している。31
aはGO方向(上り方向)の光回線より入力したSDH
フレームフォーマットの光信号を受信して電気信号に変
換する光受信部、31bはデスクランブル回路、31c
は光受信信号のオーバヘッド(クロックのクォリティ値
を示すS1バイト)を抽出するS1バイト抽出部、31
dは受信データを一旦バッファに記憶後、装置クロック
(システムクロック)ECに同期して読み出すことによ
りクロックを乗り換えるクロック乗換え部、31eはオ
ーバヘッド(装置クロックのクォリティ値あるいはQ=
Fを示すS1バイト)を挿入するS1バイト挿入部、3
1fは光回線より受信した主信号よりクロックCL1を
抽出するクロック抽出部、31gは信号を無線予備側と
無線現用側に分配する分配部である。
【0051】31hは無線予備回線及び無線現用回線か
らの一方の無線受信信号を選択出力するヒットレースス
イッチ(切替器)、31iは無線受信信号に含まれるク
ロックCL3を抽出するクロック抽出部、31jは無線
受信信号のオーバヘッド(クロックのクォリティ値を示
すS1バイト)を抽出するS1バイト抽出部、31kは
受信データを一旦バッファに記憶後、装置クロック(シ
ステムクロック)ECに同期して読み出すことによりク
ロックを乗り換えるクロック乗換え部、31mはオーバ
ヘッド(装置クロックのクォリティ値あるいはQ=Fを
示すS1バイト)を挿入するS1バイト挿入部、31n
はスクランブル回路、31oは電気信号を光信号に変換
してRTN方向の光回線に送出する光送信部、31pは
送出クォリティ及び挿入クォリティを決定するクォリテ
ィ制御部である。
【0052】(d-2) 送出クォリティ値の決定処理 各チャンネル盤は、監視制御卓40aよりMPU40
b,36を介して所定プライオリティ値のクロック送出
が指示されると、該クロックのプライオリティ値とクォ
リティ値をクォリティ送受信ライン72を介してTCU
50に転送する必要がある。そこで、光現用インタフェ
ース部31のクォリティ制御部31pは、図8に示す処
理により送出すべきクォリティ値を決定している。すな
わち、MPU36(監視制御卓40a)からの指示によ
りクロックCL1,CL3の送出が指示されているか判
断し(ステップ101)、指示されていなければ、クォ
リティ値を送出する必要がないからクォリティ決定処理
を終了する。しかし、クロックCL1,CL3の一方の
クロックの送出が指示されている場合には、該クロック
のクォリティ値を決定してTCU50に送出する(ステ
ップ102)。
【0053】すなわち、クロックCL1の送出が指示さ
れている場合にはS1バイト抽出部31cから抽出した
S1バイトを送出クォリティ値として決定し、該クォリ
ティ値とクロックCL1に設定されたプライオリティ値
をクォリティ送受信ライン72を介してTCU50に送
る。又、クロックCL2の送出が指示されている場合に
はS1バイト抽出部31jから抽出したS1バイトを送
出クォリティ値として決定し、該クォリティ値とクロッ
クCL3に設定されたプライオリティ値をクォリティ送
受信ライン72を介してTCU50に送る。以上は、光
現用インタフェース部31におけるクォリティ制御部3
1pの処理であるが、光予備インタフェース部32のク
ォリティ制御部も同一の処理を行う。
【0054】(d-3) 挿入クォリティ値の決定処理 光インタフェース部は装置クロックECを入力されru
to、該装置クロックに乗り換えて主信号を送出する
が、該主信号にクロックのクォリティ値を挿入する必要
がある。クォリティ制御部31pは挿入するクォリティ
値を決定し、S1バイト挿入部31e,31mに該クォ
リティ値のS1バイト挿入を指示する。挿入するクォリ
ティ値決定の基本は、クロックのループが形成されない
ようにすることである。
【0055】・光インタフェースが二重化されていない
場合:図9は光インタフェース部が二重化されていない
場合における挿入クォリティ値決定処理フローである。
クォリティ制御部31pは、TCU50より装置クロッ
クのクォリティ値及びプライオリティ値を受信すると
(ステップ211)、該プライオリティ値のクロックを
TCU50に送信したか、換言すれば、該プライオリテ
ィ値のクロックの送出がMPU36から指示されたか判
断する(ステップ212)。該プライオリティ値のクロ
ック送出がMPU36から指示されず、該クロックの送
出をしてなければ、該装置クロックECはクロックCL
1,CL3と異なるものであり、装置クロックは他のチ
ャンネル盤のクロックである。従って、全方向に送出す
る主信号に挿入するクォリティ値をTCUから受信した
クォリティ値とする(ステップ213)。しかし、TC
Uから送出されてきたプライオリティ値のクロック送出
がMPU36から指示され、該クロックを送出していれ
ば、該クロックを抽出した主信号と同一方向に送出す
る信号のクォリティ値をTCUから受信したクォリティ
値とし、クロックを抽出した主信号と逆方向に送出す
る信号のクォリティ値をQ=F("Don't use for syn
c')とし、クロックのループが形成されないようにする
(ステップ214)。
【0056】・光インタフェースが二重化されている場
合:図10は光インタフェース部が二重化されている場
合における挿入クォリティ値決定の処理フローである。
クォリティ制御部31pは、TCU50より装置クロッ
クのクォリティ値及びプライオリティ値を受信すると
(ステップ301)、該プライオリティ値のクロックを
TCU50に送信したか、換言すれば、該プライオリテ
ィ値のクロック送出がMPU36から指示されたか判断
する(ステップ302)。TCUから送出されてきたプ
ライオリティ値のクロック送出がMPU36から指示さ
れ、該クロックを送出していれば、装置クロックが無線
受信信号より抽出したクロックであるかチェックする
(ステップ303)。装置クロックが無線受信信号より
抽出したクロックでなければ、該クロックを抽出した
主信号と同一方向に送出する主信号のクォリティ値をT
CUから受信したクォリティ値とし、クロックを抽出
した主信号と逆方向に送出する信号のクォリティ値をQ
=F("Don't use for sync')とし、クロックのループ
が形成されないようにする(ステップ304)。
【0057】ステップ303において、装置クロックが
無線受信信号より抽出したクロックであれば、ステップ
304と同様に、該クロックを抽出した主信号と同一
方向に送出する信号のクォリティ値をTCUから受信し
たクォリティ値とし、クロックを抽出した主信号と逆
方向に送出する信号のクォリティ値をQ=F("Don'tus
e for sync')とし、クロックのループが形成されないよ
うにする(ステップ305)。ところで、現用回線と予
備回線は別チャンネルとみなされ、装置クロックが光予
備インタフェース部のクロックと同じであれば、光現用
インタフェース部においては主信号の送出方向に関係な
くクォリティ値として装置クロックのクォリティ値が付
加される。又、装置クロックが光現用インタフェース部
のクロックと同じであれば、光予備インタフェース部に
おいては主信号の送出方向に関係なくクォリティ値とし
て装置クロックのクォリティ値が付加される。かかる場
合にはクロックのループができる可能性がある。
【0058】例えば図2のチャンネルル盤において、光
予備インタフェース部32に入力された無線受信信号の
クロック(Q=3)が装置クロックとなると、光予備イ
ンタフェース部32から無線回線側に送出される主信号
のクォリティはQ=Fとなるが、光現用インタフェース
部31から無線回線側に出力される主信号のクォリティ
はQ=3となる。この光現用インタフェース部31から
出力された主信号が無線送信部33を介して対地の無線
装置に送られると同一クロックのループが形成される可
能性が生じる。そこで、クォリティ制御部31pは無線
受信信号より抽出したクロックが装置クロックとなった
場合には、他方の光インタフェース部(光予備インタフ
ェース部32)にその旨を通知する(ステップ30
6)。
【0059】ステップ302において、TCU50から
通知されたプライオリティ値のクロック送出がMPU3
6から指示されず、該クロックの送出をしてなければ、
他方の光予備インタフェース部32から「無線受信信号
より抽出したクロックが装置クロックになった」旨の通
知があるかチェックする(ステップ307)。通知がな
ければ、全方向に送出する主信号に挿入するクォリティ
値をTCUから受信したクォリティ値とする(ステップ
308)。一方、ステップ307において、上記通知を
受信していれば、無線回線へ送出する主信号に挿入する
クォリティ値をQ=F("Don't use for sync')とし、
他の主信号のクォリティ値をTCUから受信したクォリ
ティ値とする(ステップ309)。このようにすること
により、同一クロックの信号経路がループを形成しなく
なる。
【0060】(e) 光インタフェースの全体の構成 図11は光インタフェースの全体の構成図であり、31
は光現用インタフェース部、31pはクォリティ制御
部、32は光予備インタフェース部、32pはクォリテ
ィ制御部である。光予備インタフェース部32から出力
されるクロックCL2は光予備回線から受信した主信号
より抽出したクロック、クロックCL4は無線受信信号
より抽出したクロックであり、このクロックCL4とク
ロックCL3は全く同じものである。36はMPU、3
7はTCU50との間でクォリティ値及びプライオリテ
ィ値の送受を行うクォリティ/プライオリティ送受信
部、38はハイインピーダンス制御部であり、監視制御
卓40a(図4)からの設定情報を受信したMPU36
の指示に従ってハイインピーダンス制御を行い、所定プ
ライオリティ値のクロックの送出/閉塞を制御する。
【0061】クォリティ制御部31p,32pはMPU
36とデータ授受可能になっており、各クロックのプラ
イオリティ情報や、送出指示したクロックのプライオリ
ティ値を把握できるようになっている。又、クォリティ
制御部31p,32pはMPU36を介してあるいは直
接通信できるようになっている。クォリティ/プライオ
リティ送受信部37は、クォリティ制御部31p,32
pが図8に示す制御により決定したクロックのクォリテ
ィ値及びプライオリティ値を受信してTCU50に送信
すると共に、装置クロック(システムクロック)ECの
クォリティ値及びプライオリティ値をTCUから受信し
てクォリティ制御部31p,32pにそれぞれ入力す
る。
【0062】ハイインピーダンス正御部38は、第1プ
ライオリティ値PR1のクロックの送出/閉塞を行うハ
イインピーダンス部38aと、第2プライオリティ値P
R2のクロックの送出/閉塞を行うハイインピーダンス
部38bと、第3プライオリティ値PR3のクロックの
送出/閉塞を行うハイインピーダンス部38cを備えて
いる。プライオリティ値PR1をクロックCL1に付与
し、プライオリティ値PR2をクロックCL2に付与
し、プライオリティ値PR3をクロックCL3,CL4
に付与すれば、ハイインピーダンス制御は以下のように
行われる。すなわち、ハイインピーダンス部38aはク
ロックCL2〜CL4をハイインピーダンス制御により
閉塞する。又、ハイインピーダンス部38aはMPU3
6からの指示(プライオリティ値PR1のクロックを送
出するか、閉塞するかの指示)に従って、クロックCL
1の送出/閉塞制御を行う。例えば、プライオリティ値
PR1のクロックの閉塞が指示されれば、ハイインピー
ダンス部38aは全クロックCL1〜CL4を閉塞し、
プライオリティ値PR1のクロックの送出が指示されれ
ばクロックCL1を端子(図4、図5参照)を介して
クロック供給ライン711に送出する。
【0063】ハイインピーダンス部38bはクロックC
L1,CL3〜CL4をハイインピーダンス制御により
閉塞する。又、ハイインピーダンス部38bはMPU3
6からの指示(プライオリティ値PR2のクロックを送
出するか、閉塞するかの指示)に従って、クロックCL
2の送出/閉塞制御を行う。例えば、プライオリティ値
PR2のクロックの閉塞が指示されれば、ハイインピー
ダンス部38bは全クロックCL1〜CL4を閉塞し、
プライオリティ値PR2のクロックの送出が指示されれ
ばクロックCL2を端子(図4、図5参照)を介して
クロック供給ライン712に送出する。ハイインピーダ
ンス部38cはクロックCL1〜CL2及びCL3,C
L4の一方(CL4とする)をハイインピーダンス制御
により閉塞する。又、ハイインピーダンス部38cはM
PU36からの指示(プライオリティ値PR3のクロッ
クを送出するか、閉塞するかの指示)に従って、クロッ
クCL3の送出/閉塞制御を行う。例えば、プライオリ
ティ値PR3のクロックの閉塞が指示されれば、ハイイ
ンピーダンス部38cは全クロックCL1〜CL4を閉
塞し、プライオリティ値PR3のクロックの送出が指示
されればクロックCL3を端子(図4、図5参照)を
介してクロック供給ライン713に送出する。
【0064】(f) 装置クロックの決定 (f-1) タイミングコントロールユニット(TCU)の構
成 図12はタイミングコントロールユニット(TCU)の
構成図であり、50aは装置クロック決定処理部であ
り、各クロックのクォリティ値及びプライオリティ値に
基づいて最も品質の良いクロックを装置クロックECと
して決定する。チャンネル盤から入力されたクロック
(ラインクロック)のクォリティ値及びプライオリティ
値はクォリティ送受信ライン72を介して装置クロック
決定処理部50aに入力され、外部クロックのプライオ
リティ値及びクォリティ値は監視制御卓40aよりMP
U40bを介して装置クロック決定処理部50aに入力
される。装置クロック決定処理部50aは、外部クロッ
クとラインクロックのプライオリティ値が同一の場合に
は、外部クロックを優先して該プライオリティ値のクロ
ックとして採用する。
【0065】50bはクォリティ/プライオリティ送受
信部であり、チャンネル盤より入力されているクロック
のクォリティ値及びプライオリティ値をクォリティ送受
信ライン72を介して受信して装置クロック決定処理部
50aに入力すると共に、装置クロック決定処理部50
aから入力された装置クロックのクォリティ値及びプラ
イオリティ値をクォリティ送受信ライン72を介して各
チャンネル盤に送出する。50cはセレクタ部であり、
外部クロック及びクロック供給ラインを介して入力され
ているクロックの中から、装置クロック決定処理部50
aが指示するクロックを装置クロックECとして選択、
出力する。
【0066】(f-2) 装置クロック決定の処理 図13は装置クロック決定処理のフロー図である。装置
クロック決定処理部50aは、外部クロックが存在し、
監視制御卓40aより該外部クロックのプライオリティ
値及びクォリティ値が設定されているかチェックする
(ステップ401)。外部クロックが存在し、そのプラ
イオリティ値が設定されている場合には、該プライオリ
ティ値のクロックとして外部クロックをラインクロック
に優先して採用し(ステップ402)、外部クロックを
含めた3つのクロックのクォリティ値及びプライオリテ
ィ値に基づいて装置クロックを決定する。一方、外部ク
ロックが存在しない場合、あるいは外部クロックのプラ
イオリティ値が入力されていない場合には、チャンネル
盤から入力されている3つのクロックのクォリティ値及
びプライオリティ値に基づいて装置クロックを決定す
る。
【0067】すなわち、3つのクロックのクォリティ値
のうち最良のクォリティ値を有するクロックを求める
(ステップ403)。最良クォリティ値を有するクロッ
クが2以上存在するか調べ(ステップ404)、1つし
か存在しない場合には該クロックを装置クロックとする
(ステップ405)。最良クォリティ値を有するクロッ
クが2以上存在する場合には、プライオリティ値の高い
クロックを装置クロックとする(ステップ406)。
尚、プライオリティ値はPR1が最も高く、PR1>P
R2>PR3の順になっている。以上により装置クロッ
クを決定すれば、装置クロック決定処理部50aは、セ
レクタ部50cに選択指示を出し、セレクタ部50cは
指示されたクロックを装置クロックとして出力し、装置
クロック送出ライン73を介して各チャンネル盤301
〜30Nに入力する。又、装置クロック決定処理部50
aは、クォリティ/プライオリティ送受信部50bに装
置クロックのクォリティ値及びプライオリティ値を入力
し、クォリティ/プライオリティ送受信部50bは入力
されたクォリティ値とプライオリティ値をクォリティ値
送受信ライン72を介して各チャンネル盤301〜30N
に入力する(ステップ407)。
【0068】(g) 全体の制御 監視制御卓40aより、チャンネル盤毎に光回線及び
無線回線を介して送られて来る信号中に含まれるクロッ
クにプライオリティ値を付与すると共に、各プライオ
リティ値のクロックをクロック供給ライン711〜713
を介してTCU50に送出するか否かを設定する。MP
U40bは各チャンネル盤毎に設定された設定情報をシ
リアルライン74を介して各チャンネル盤に送る。各チ
ャンネル盤301〜30Nは所定プライオリティ値のクロ
ックの送出が指示された場合には、該プライオリティ値
に応じたクロックをクロック供給ライン711〜713
送出し、それ以外の場合にはクロックをクロック供給ラ
イン711〜713に送出しない。又、所定のプライオリ
ティ値のクロックをTCU50へ送出するよう指示され
たチャンネル盤のクォリティ制御部31p,32pは、
該クロックのクォリティ値を決定し、該クォリティ値を
クロックのプライオリティ値と共にクォリティ送受信ラ
イン72を介してTCU50に入力する。
【0069】TCU50はクォリティ送受信ライン72
を介して受信したラインクロックのプライオリティ値と
クォリティ値、並びに、外部クロックのプライオリティ
値とクォリティ値に基づいて、品質が最良のクロックを
求めて装置クロックECとする。そして、該装置クロッ
クを装置クロック送出ライン73を介して各チャンネル
盤に入力すると共に、装置クロックのクォリティ値及び
プライオリティ値をクォリティ送受信ライン72を介し
て各チャンネル盤に入力する。各チャンネル盤のクォリ
ティ制御部31p,32pは図10に示す処理を行って
主信号に挿入するクォリティ値を求める。又、各チャン
ネル盤の光現用及び光予備のインタフェース部31、3
2のクロック乗換え部31d,31kは主信号を装置ク
ロックECに同期させ、しかる後、S1バイト挿入部3
1e,31mは上記決定されたクォリティ値を有するS
1バイトを主信号に挿入して所定の回線に送出する。
【0070】以上のように、クロックのプライオリティ
値及びクロック送出/閉塞を指示する設定部(監視制御
卓40a,MPU40b)を各チャンネル盤に共通に設
け、該設定部より集中的に各チャンネル盤のクロックの
プライオリティ値の設定、クロックの出力/閉塞を設定
するようにしたから、ミスのない設定ができる。特に、
クロックの重複エントリーにより、1つのクロック供給
ラインに2以上のクロックが出力されて同期網が崩れる
事態を防止することができる。
【0071】(B)第2実施例 (a) 全体の構成 図14は第2実施例に係わる無線装置の全体の構成図で
あり、図4の第1実施例と同一部分には同一符号を付し
ている。図4の第1実施例と異なる点は、(1) Nチャン
ネルのうち1チャンネル分のチャンネル盤30Nのみを
示している点(他のチャンネル盤の図示は省略)、(2) 各
チャンネル盤301〜30Nにおけるクロックのプライオ
リティ値及びクロックの出力/閉塞を各チャンネル盤に
設けた監視制御卓401〜40Nより個別に設定する点、
(3) ビジー信号ライン811〜813をプライオリティ値
毎に設け、所定のプライオリティ値を有するクロックの
出力が指示されたことを示すビジー信号を該ビジー信号
ラインを介して送出する点である。
【0072】ビジー信号ライン811はプライオリティ
値PR1に応じたビジー信号BSY1を送出するビジー
信号ライン、ビジー信号ライン812はプライオリティ
値PR2に応じたビジー信号BSY2を送出するビジー
信号ライン、ビジー信号ライン813はプライオリティ
値PR3に応じたビジー信号BSY3を送出するビジー
信号ラインであり、それぞれ、各チャンネル盤301
30NのMPU36、共通部のMPU40b、TCU5
0の対応する端子間を接続する。監視制御卓40Nより
チャンネル盤30Nにプライオリティ値PR1のクロッ
ク送出を指示し、チャンネル盤30Nが該プライオリテ
ィ値PR1のクロックをクロック供給ライン711に送
出する場合には、チャンネル盤30Nはプライオリティ
値PR1に応じたビジー信号ライン811にローレベル
のビジー信号BSY1を出力する。このローレベルのビ
ジー信号BSY1は他のすべてのチャンネル盤のMPU
36,共通部のMPU40bに入力される。又、共通部
の監視制御卓40aより外部クロックのプライオリティ
値を設定すると、TCU50は該プライオリティ値に応
じたビジー信号線にローレベルのビジー信号を送出す
る。
【0073】各チャンネル盤のMPU36はプライオリ
ティ値PR1のビジー信号線811にローレベルのビジ
ー信号が出力されている場合には、プライオリティ値P
R1のクロック送出を禁止するように制御する。又、共
通部のMPU40bはプライオリティ値PR1のビジー
信号線811にローレベルのビジー信号が出力されてい
る場合には、外部クロックにプライオリティ値PR1を
付与できないようになっている。すなわち、早い者勝ち
であり、最も早くプライオリティ値PR1のクロックの
送出が設定されたチャンネル盤のみが該プライオリティ
値PR1のクロックを送出でき、あるいは最も早く外部
クロックに該プライオリティ値PR1を設定した場合に
限り、外部クロックにプライオリティ値PR1を設定で
きるようになっており、他のプライオリティ値PR2,
PR3の場合も同様である。
【0074】(b) 光インタフェース部の構成 図15は各チャンネル盤の光インタフェースの構成図で
あり、図11に示す第1実施例の光インタフェース部と
同一部分には同一符号を付している。図11と異なる点
は、(1) ビジー信号送出部39が設けられ、ビジー信号
BSY1〜BSY3をビジー信号ライン811〜813
送出するようになっている点、(2) MPU36にビジー
信号ライン811〜813からビジー信号BSY1〜BS
Y3が入力されている点である。
【0075】(c) 各チャンネル盤のMPUの処理 図16は各チャンネル盤におけるMPU36のクロック
出力制御及びビジー信号出力制御の処理フローである。
監視制御卓40Nより所定プライオリティ値のクロック
送出が指示されると(ステップ501)、MPU36は
該プライオリティ値に応じたビジー信号が入力されてい
るか(ビジー信号はローレベルであるか)チェックする
(ステップ502)。ビジー信号がローレベルの場合に
は、他で既に該プライオリティ値のクロック送出が設定
されているから、該プライオリティ値のクロック出力指
示を受け付けない(ステップ503)。この場合、監視
制御卓に受け付けない旨の表示をすることができる。こ
のように、後から設定されたクロック出力指示を受け付
けないことにより、クロックの重複設定をしても同期網
が崩れないようにできる。
【0076】一方、ステップ504において、対応する
ビジー信号がハイレベルの場合には、指示されたプライ
オリティ値のクロック出力するようにハイインピーダン
ス制御部38に指示する(ステップ504)。これによ
り、ハイインピーダンス制御部38は指示されたプライ
オリティ値のクロックをクロック供給ラインへ出力す
る。又、クォリティ制御部31p,32Pは該クロック
のクォリティ値及びプライオリティ値をTCU50に送
出する。ついで、MPU36は、ビジー信号送出部39
に前記プライオリティ値に応じたビジー信号を送出する
ように指示する(ステップ505)。この指示を受ける
と、ビジー信号送出部39は該プライオリティ値のビジ
ー信号ラインにローレベルのビジー信号を送出する。こ
れにより、他のチャンネル盤は該プライオリティ値のク
ロックを送出できないようになり、又、MPU40bは
外部クロックに該プライオリティ値を設定できないよう
になる。
【0077】(d) ビジー信号送出部の構成 図17はビジー信号送出部39の構成図であり、39a
1〜39a3はNPNトランジスタ、39b1〜39b3
リレー、39c1〜39c3は逆起電力吸収用のダイオー
ド、39d1〜39d6は抵抗、39e1〜39e3はリレ
ー接点である。プライオリティ値PR1のビジー信号B
SY1(ローレベル)を送出するには、トランジスタ3
9a1をオンする。該トランジスタがオンすれば、リレ
ー39b1に電流が流れてリレー接点39e1が閉接し、
ローレベルのビジー信号BSY1がビジー信号ライン8
1に送出される。
【0078】(e) タイミングコントロールユニット(T
CU)の構成 図18はタイミングコントロールユニット(TCU)の
構成図であり、図12と同一部分には同一符号を付して
いる。図12のTCUと異なる点は、ビジー信号送出部
50dを設けた点である。ビジー信号送出部50dは監
視制御卓40aの設定により外部クロックに所定のプラ
イオリティ値が付与されると、該プライオリティ値に応
じたビジー信号ラインにローレベルのビジー信号を送出
し、他のチャンネル盤が該プライオリティ値に応じたク
ロックを出力しないようする。
【0079】図19は外部クロックのプライオリティ値
設定処理のフローである。監視制御卓40aより外部ク
ロックのプライオリティ値及びクォリティ値が入力され
ると(ステップ601)、MPU40bは該プライオリ
ティ値に応じたビジー信号が入力されているかチェック
し(ステップ602)、ビジー信号が入力されている場
合には該プライオリティ値、クォリティ値の設定を受け
付けない(ステップ603)。一方、ビジー信号が入力
されていない場合には、MPU40bはTCU50の装
置クロック決定処理部50aに該設定情報を入力すると
共に(ステップ604)、プライオリティ値をビジー信
号送出部50dに入力してビジー信号送出を指示する
(ステップ605)。該指示を受信すると、ビジー信号
送出部50dは該プライオリティ値に応じたビジー信号
ラインにローレベルのビジー信号を送出する。これによ
り、他のチャンネル盤は該プライオリティ値に応じたク
ロックを送出できなくなる。
【0080】又、装置クロック決定処理部50aは第1
実施例の場合と同様に図13の処理を実行して装置クロ
ックを決定し、該装置クロックを装置クロック送出ライ
ン73を介して各チャンネル盤に入力すると共に、装置
クロックのプライオリティ値とクォリティ値をクォリテ
ィ送受信ライン72を介して各チャンネル盤に入力す
る。以上のように、所定プライオリティ値のクロックを
チャンネル盤から重複して出力するように設定しても、
既に、該プライオリティ値に応じたビジーが通知されて
いるため、該設定は受け付けられず、確実に同一プライ
オリティ値のクロッ出力クの重複設定を防止することが
できる。
【0081】(C)第3実施例 (a) 全体の構成 図20は第3実施例に係わる無線装置の全体の構成図で
あり、図4の第1実施例と同一部分には同一符号を付し
ている。図4の第1実施例と異なる点は、(1) Nチャン
ネルのうち1チャンネル分のチャンネル盤30Nのみを
示している点(他のチャンネル盤の図示は省略)、(2) 各
チャンネル盤301〜30Nにおけるクロックのプライオ
リティ値及び該クロックの出力/閉塞を各チャンネル盤
に設けた監視制御卓401〜40Nより個別に設定する
点、(3) ビジー信号ライン811〜813をプライオリテ
ィ値毎に設け、所定のプライオリティ値を有するクロッ
クの出力が指示されたことを示すビジー信号を該ビジー
信号ラインを介して送出する点、(4) ビジー信号有りの
場合、監視制御卓より設定されたクロック送出指示をハ
ード的に無効にするクロック送出制御部44を各チャン
ネル盤の光インタフェース部に設けた点である。
【0082】尚、TCU50、MPU40bの構成及び
機能は第2実施例と同様である。第3実施例は、ビジー
信号を用いて重複エントリーを防止する点で第2実施例
と類似している。第2実施例ではMPU36の制御によ
りソフト的に重複エントリーを防止するが、第3実施例
ではクロック送出制御部44によりハード的に重複エン
トリーを防止する。ビジー信号ライン811はプライオ
リティ値PR1に応じたビジー信号BSY1を送出する
ビジー信号ライン、ビジー信号ライン812はプライオ
リティ値PR2に応じたビジー信号BSY2を送出する
ビジー信号ライン、ビジー信号ライン813はプライオ
リティ値PR3に応じたビジー信号BSY3を送出する
ビジー信号ラインであり、それぞれ、各チャンネル盤の
クロック出力制御部44、共通部のMPU40b、TC
U50の対応する端子間を接続する。
【0083】監視制御卓401〜40Nよりチャンネル盤
301〜30Nにプライオリティ値PR1のクロック送出
を指示すると、チャンネル盤301〜30Nは該クロック
をクロック供給ラインに送出する場合には、プライオリ
ティ値PR1に応じたビジー信号ライン811にローレ
ベルのビジー信号BSY1を出力する。このローレベル
のビジー信号BSY1は他のすべてのチャンネル盤のク
ロック送出制御部44、共通部のMPU40bに入力さ
れる。又、共通部の監視制御卓40aより外部クロック
のプライオリティ値PR1を設定すると、TCU50は
プライオリティ値PR1に応じたビジー信号線811
ローレベルのビジー信号BSY1を送出する。
【0084】各チャンネル盤のクロック送出制御部44
はプライオリティ値PR1のビジー信号線811にロー
レベルのビジー信号BSY1が出力されている場合に
は、プライオリティPR1のクロック送出を禁止するよ
うに制御する。又、共通部のMPU40bはプライオリ
ティ値PR1のビジー信号線811にローレベルのビジ
ー信号BSY1が出力されている場合には、外部クロッ
クにプライオリティ値PR1を付与できないようになっ
ている。すなわち、早い者勝ちであり、最も早くプライ
オリティ値PR1のクロックの送出が設定されたチャン
ネル盤のみが該プライオリティ値PR1のクロックを送
出でき、あるいは最も早く外部クロックに該プライオリ
ティ値PR1を設定した場合に限り、外部クロックにプ
ライオリティ値PR1を設定できるようになっている。
他のプライオリティ値PR2,PR3の場合も同様であ
る。
【0085】(b) 光インタフェース部の構成 図21は第3実施例における各チャンネル盤の光インタ
フェースの構成図であり、図11の第1実施例と同一部
分には同一符号を付している。図11と異なる点は、
(1) ビジー信号送出部39が設けられ、ビジー信号BS
Y1〜BSY3をビジー信号ライン811〜813に送出
するようになっている点、(2) クロック送出制御部44
が設けられ、ビジー信号ライン811〜813からビジー
信号BSY1〜BSY3が入力されている点である。ビ
ジー信号送出部39は図17に示す構成を備え、クロッ
ク送出制御部44から出力されるプライオリティ値毎の
ビジーイネーブル信号に基づいてビジー信号ライン81
1〜813にローレベルのビジー信号BSY1〜BSY3
を出力する。クロック送出制御部44は、所定プライオ
リティ値のビジー信号(ローレベル)が入力されている
場合、監視制御卓40iより設定された該プライオリテ
ィ値のクロック送出指示をハード的に無効にする機能を
備えている。
【0086】(c) クロック送出送出制御部の構成及び動
作 図22はクロック送出送出制御部44の構成図で、プラ
イオリティ値PR1に対応した回路を示し、他のプライ
オリティ値PR2,pR3にも同様な回路が設けられて
いる。44a〜44bは論理を反転するインバータ、4
4dはアンドゲート、44eはオアゲート、44fはフ
リップフロップである。ビジー信号BSY1はローレベ
ルの時、ビジー状態(既に他のチャンネル盤等がプライ
オリティ値PR1のクロック出力を指示している状態)
を示し、ハイレベルの時、ビジー状態でないことを示
す。又、クロック送出指示信号CSEはローレベルの
時、プライオリティ値PR1のクロック送出を指示し、
ハイレベルの時、クロック閉塞を指示する。
【0087】ビジー信号BSY1がハイレベルの時、ア
ンドゲート44dの出力はローレベルになる。このた
め、MPU36から出力されるクロック送出指示信号C
SEの論理値に応じた信号がオアゲート44eから出力
される。すなわち、ビジー信号BSY1がハイレベルの
状態において、監視制御卓40iより、プライオリティ
値PR1のクロックの出力を指示すると、MPU36は
ローレベルのクロック送出指示信号CSEを出力する。
この結果、オアゲート44e出力はローレベルになり、
クロック送出制御部44は、クロック送出信号をハイイ
ンピーダンス部38aに入力してクロックの出力を指示
すると共に、ビジーイネーブル信号をビジー信号送出部
39に入力してビジー信号BSY1の送出を指示する。
ハイインピーダンス部38aは該クロック送出指示によ
りプライオリティ値PR1のクロックを出力し、又、ビ
ジー信号送出部39はローレベルのビジー信号BSY1
を出力する。尚、フリップフロップ44fのQ出力はハ
イレベル、*Q出力はローレベルになり、以後、アンド
ゲート44dの出力はビジー信号BSY1の論理に関係
なくローレベルになる。これは、上記によりビジー信号
BSY1がローレベルになっても、監視制御卓40iの
設定を有効にするためである。
【0088】一方、ビジー信号BSY1がローレベルの
時には、アンドゲート44dの出力がハイレベルとな
り、又、オアゲート44eの出力もハイレベルになる。
すなわち、MPU36から出力されるクロック送出指示
信号CSEの論理値に関係なく、オアゲート44eから
ハイレベルの信号が出力される。このため、クロック送
出制御部44はクロック閉塞信号をハイインピーダンス
部38aに入力してクロックの閉塞を指示すると共に、
ビジー信号送出部39にはビジーイネーブル信号を入力
しない。この結果、ハイインピーダンス部38aは該ク
ロック閉塞指示によりハイインピーダンス制御を行って
プライオリティ値PR1のクロック出力を行わず、又、
ビジー信号送出部39はローレベルのビジー信号BSY
1を出力しない。以上により、所定プライオリティ値値
のクロック出力を重複設定しても、後からの設定は無視
され同期網が崩れることはない。以上、本発明を実施例
により説明したが、本発明は請求の範囲に記載した本発
明の主旨に従い種々の変形が可能であり、本発明はこれ
らを排除するものではない。
【0089】
【発明の効果】以上本発明によれば、1つの設定部(監
視制御卓)より集中的に各チャンネル盤のクロックのプ
ライオリティ値の設定、クロックの出力/閉塞設定を行
うようにしたから、ミスのない設定ができる。特に、送
出クロックの重複エントリーにより、クロック供給ライ
ンに2以上のクロックが出力されて同期網が崩れる事態
を防止することができる。本発明によれば、装置クロッ
ク決定部(TCU)において、クォリティ値及びプライ
オリティ値を考慮して最も品質のよいクロックを求めて
装置クロックとすするから、最良品質のクロックを装置
クロックとして使用して同期網を構築することができ
る。
【0090】本発明によれば、装置クロック決定部(T
CU)において、回線から抽出したクロックと外部クロ
ックのうち最も品質のよいクロックを装置クロックとす
るから、ネットワークの適所にプライオリティ値、クォ
リティの高い外部クロック源、例えば基準クロックのジ
ッタを吸収してジッタのないクロックを発生するクロッ
ク源(G.812)を配置することにより同期網を拡大するこ
とができる。本発明によれば、装置クロックとなったク
ロックを抽出した主信号の到来方向と逆方向で同一チャ
ンネルの主信号には、同期使用不可を示すクォリティ値
Q=F(Don't use for sync)を付加するようにしたか
ら、クロックのループが形成されず同期網が崩れること
はない。
【0091】本発明によれば、光インタフェース部が二
重化されている場合、光予備インタフェース部(光現用
インタフェース部)は無線受信信号に含まれるクロック
が装置クロックとなった場合、その旨を光現用インタフ
ェース部(光予備インタフェース部)に通知し、該通知
を受けた光現用インタフェース部(光予備インタフェー
ス部)は無線回線側に出力する信号のクォリティをQ=
Fとするように制御するから、同一クロックを用いた信
号no経路がループを形成することがなく、同期網が崩
れることはない。
【0092】本発明によれば、所定プライオリティ値を
有するクロックをクロック供給ラインに送出した場合、
チャンネル盤は該プライオリティ値に応じたビジー信号
をビジー信号ラインに送出し、他のチャンネル盤は設定
部より該プライオリティ値を有するクロックの出力が指
示された時、該プライオリティ値に応じたビジー信号が
ビジー信号ラインに出力されているかチェックし、ビジ
ー信号が出力されていない場合にはクロック送出を指示
し、入力されている場合には該クロックの閉塞を指示す
る。このようにしたから、本発明においては、オペレー
タの操作ミスで所定プライオリティ値のクロックを各チ
ャンネル盤から重複して出力するように設定しても、後
からの設定を無視でき、確実に重複エントリーを防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の原理説明図である。
【図2】本発明の第2の原理説明図である。
【図3】本発明の第3の原理説明図である。
【図4】第1実施例に係わる無線装置の全体の構成図で
ある。
【図5】Nチャンネルのチャンネル盤とTCU間の接続
関係図である。
【図6】シリアル転送時のフレームフォーマット説明図
である。
【図7】光現用インタフェース部の構成図である。
【図8】送出クォリティ決定処理フローである。
【図9】挿入クォリティ決定処理フロー(二重化されて
いない場合)である。
【図10】挿入クォリティ決定処理フロー(二重化され
ている場合)である。
【図11】光インタフェース部の全体の構成図である。
【図12】タイミングコントロールユニット(TCU)の
構成図である。
【図13】装置クロック決定処理のフローである。
【図14】第2実施例に係わる無線装置の全体の構成図
である。
【図15】光インタフェース部の全体の構成図である。
【図16】マイコンの処理フローである。
【図17】ビジー信号送出部の構成図である。
【図18】タイミングコントロールユニット(TCU)の
構成図である。
【図19】共通部のマイコンの処理フローである。
【図20】第3実施例に係わる無線装置の全体の構成図
である。
【図21】光インタフェース部の全体の構成図である。
【図22】クロック送出制御部の構成図である。
【図23】SDHフレーム構成図である。
【図24】多重セクション、中継セクションの説明図で
ある。
【図25】セクションオーバヘッドの構成図である。
【図26】セクションオーバヘッドの各バイトの意味で
ある。
【図27】SDHネットワークの構成図である。
【図28】同期網の構成図(マスターに障害無し)であ
る。
【図29】クォリティレベル説明図表示である。
【図30】同期網の構成図(マスターに障害発生)であ
る。
【図31】クロック選択に関係するチャンネル盤の要部
構成図である。
【図32】Nチャンネルのチャンネル盤とTCU間の接
続関係図である。
【図33】SSMB伝送用バス上の信号タイムチャート
である。
【図34】プライオリティ値とアドレス値の対応関係説
明図である。
【図35】アドレス/データとその意味の説明図表であ
る。
【図36】二重化されている場合の同期網の構成図(マ
スター正常)である。
【図37】二重化されている場合の同期網の構成図(マ
スター異常)である。
【符号の説明】
301〜30N・・チャンネル盤 31c・・クォリティ抽出部 31e・・クォリティ挿入部 40・・設定部 50・・装置クロック決定部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の光回線を備えた光伝送路間に無線
    伝送路が組み込まれたSDHネットワークにおける無線
    装置において、 各チャンネルに対応して設けられ、光回線より受信した
    光信号を無線回線に送出し、無線回線より受信した信号
    を光回線に送出するチャンネル盤と、 各チャンネル盤に共通に設けられ、チャンネル盤毎に光
    回線及び無線回線を介して送られて来る信号中に含まれ
    るクロックにプライオリティ値を付与すると共に、各プ
    ライオリティ値のクロックを出力するか否かを設定する
    設定部と、 装置全体で共通に使用するクロックを決定する装置クロ
    ック決定部と、 同一プライオリティ値を有するクロックの各チャンネル
    盤におけるクロック出力端子と前記装置クロック決定部
    のクロック入力端子間をそれぞれ接続し、該プライオリ
    ティ値を有するクロックを所定のチャンネル盤より装置
    クロック決定部に入力する、プライオリティ値毎に設け
    られたクロック供給ラインを備え、 クロックを前記クロック供給ラインを介して出力するチ
    ャンネル盤は、該クロックのクォリティ値を装置クロッ
    ク決定部に入力し、装置クロック決定部は入力された各
    クロックのクォリティ値及びプライオリティ値に基づい
    て装置クロックを決定して各チャンネル盤に入力する無
    線装置。
  2. 【請求項2】 前記無線装置は、各チャンネル盤と装置
    クロック決定部のクォリティ送受端子間を接続するクォ
    リティ送受信ラインを備え、 前記チャンネル盤は回線より受信した信号よりクォリテ
    ィデータを抽出するクォリティ抽出部を備え、 所定のプライオリティ値のクロックを前記クロック供給
    ラインを介して装置クロック決定部へ送出するチャンネ
    ル盤のクォリティ抽出部は、該クロックのプライオリテ
    ィ値と共にクォリティ値をクォリティ送受信ラインを介
    して装置クロック決定部に入力し、 装置クロック決定部は該ラインを介して受信したプライ
    オリティ値とクォリティ値に基づいて装置クロックを決
    定する請求項1記載の無線装置。
  3. 【請求項3】 無線装置は、外部クロックを前記装置ク
    ロック決定部に入力する外部クロック発生部を備え、 前記設定部より外部クロックのプライオリティ値及びク
    ォリティ値を装置クロック決定部に入力し、 装置クロック決定部は、チャンネル盤から入力されたク
    ロック及び外部クロックのクォリティ、プライオリティ
    に基づいて装置クロックを決定して各チャンネル盤に入
    力する請求項1記載の無線装置。
  4. 【請求項4】 前記各チャンネル盤は、 装置クロックとなったクロックの到来方向と同一方向の
    信号及び該クロックの到来チャネルとは別チャンネルの
    信号に装置クロック決定部から入力されたクォリティ値
    を付加し、該クロックの到来方向と逆方向で同一チャン
    ネルの信号には、該クロックを同期信号として使用しな
    いことを示すクォリティ値(Don't use for sync)を付加
    するクォリティ挿入部を備えた請求項1記載の無線装
    置。
  5. 【請求項5】 前記チャンネル盤は、 光現用回線に応じた光現用インタフェース部と、 光予備回線に応じた光予備インタフェース部と、 信号を無線で送出する無線送信部と、 無線信号を受信する無線受信部と、 両インタフェース部から入力された信号のうち一方の信
    号を無線送信部に入力するセレクタ部と、 無線受信部から出力された無線受信信号を両インタフェ
    ース部に分配する分配部と、 光予備インタフェース部に入力された無線受信信号に含
    まれるクロックが装置クロックとなった場合、その旨を
    光現用インタフェース部に通知し、光現用インタフェー
    ス部に入力された無線受信信号に含まれるクロックが装
    置クロックとなった場合、その旨を光予備インタフェー
    ス部に通知する通知手段を備え、 前記通知を受信した光現用インタフェース部のクォリテ
    ィ挿入部はセレクタ部に入力する信号にクォリティ値(D
    on't use for sync)を付加し、又、前記通知を受信した
    光予備インタフェース部のクォリティ挿入部はセレクタ
    部に入力する信号にクォリティ値(Don't use for sync)
    を付加する請求項4記載の無線装置。
  6. 【請求項6】 複数の光回線を備えた光伝送路間に無線
    伝送路が組み込まれたSDHネットワークにおける無線
    装置において、 各チャンネルに対応して設けられ、光回線より受信した
    光信号を無線回線に送出し、無線回線より受信した信号
    を光回線に送出するチャンネル盤と、 各チャンネル盤に設けられ、対応するチャンネル盤の光
    回線及び無線回線を介して送られて来る信号中に含まれ
    るクロックにプライオリティ値を付与すると共に、各プ
    ライオリティ値のクロックをチャンネル盤から出力する
    か否かを設定する設定部と、 装置全体で共通に使用するクロックを決定する装置クロ
    ック決定部と、 各チャンネル盤の同一プライオリティ値のクロック出力
    端子と前記装置クロック決定部のクロック入力端子間を
    それぞれ接続し、該プライオリティ値を有するクロック
    を所定のチャンネル盤より装置クロック決定部に入力す
    る、プライオリティ値毎に設けられたクロック供給ライ
    ンと、 所定のプライオリティ値を有するクロックの出力が指示
    されたことをチャンネル盤より他のすべてのチャンネル
    盤に通知するためのビジー信号を送出する、プライオリ
    ティ値毎に設けられたビジー信号ラインとを備え、 前記チャンネル盤は、 前記設定部より所定のプライオリティ値を有するクロッ
    クの出力が指示された時、該プライオリティ値に応じた
    ビジー信号が入力されていない場合には該クロックを出
    力し、入力されている場合には該クロックの出力を禁止
    するクロック出力制御部と、 所定のプライオリティ値を有するクロックを前記クロッ
    ク供給ラインに出力する場合には、該プライオリティ値
    に応じたビジー信号を前記ビジー信号ラインに送出する
    ビジー信号送出部を備え、 所定プライオリティ値のクロックを前記クロック供給ラ
    インを介して出力するチャンネル盤は、該クロックのク
    ォリティ値を装置クロック決定部に入力し、 装置クロック決定部は入力された各クロックのクォリテ
    ィ値及びプライオリティ値に基づいて装置クロックを決
    定して各チャンネル盤に入力する無線装置。
  7. 【請求項7】 前記クロック出力制御部は、マイコン
    と、マイコンからの指示により所定プライオリティ値の
    クロックの送出/閉塞を行うクロック送出/閉塞部を備
    え、 マイコンは、前記設定部より所定のプライオリティ値を
    有するクロックの出力が指示された時、該プライオリテ
    ィ値に応じたビジー信号が入力されているかチェック
    し、 該プライオリティ値に応じたビジー信号が入力されてい
    ない場合にはクロック送出/閉塞部に該クロックの出力
    を指示し、入力されている場合には該クロックの閉塞を
    指示する請求項6記載の無線装置。
  8. 【請求項8】 前記無線装置は、各チャンネル盤と装置
    クロック決定部のクォリティ送受端子間を接続するクォ
    リティ送受信ラインを備え、 前記チャンネル盤は回線より受信した信号よりクォリテ
    ィデータを抽出するクォリティ抽出部を備え、 所定プライオリティ値のクロックを前記クロック供給ラ
    インを介して装置クロック決定部に送出するチャンネル
    盤のクォリティ抽出部は、該クロックのプライオリティ
    値と共にクォリティ値をクォリティ送受信ラインを介し
    て装置クロック決定部に入力し、 装置クロック決定部は該ラインを介して受信したプライ
    オリティ値とクォリティ値に基づいて装置クロックを決
    定する請求項6記載の無線装置。
  9. 【請求項9】 無線装置は、 外部クロックを前記装置クロック決定部に入力する外部
    クロック発生部と、 外部クロックのプライオリティ値及びクォリティ値を装
    置クロック決定部に入力する設定部を備え、 装置クロック決定部は、外部クロックのプライオリティ
    値が入力されたとき、該外部クロックのプライオリティ
    値に応じたビジー信号ラインにビジー信号を送出するビ
    ジー信号送出部と、 チャンネル盤から入力されたクロック及び外部クロック
    のクォリティ及びプライオリティに基づいて装置クロッ
    クを決定して各チャンネル盤に入力する手段を備えた請
    求項6記載の無線装置。
  10. 【請求項10】 前記各チャンネル盤は、 装置クロックとなったクロックの到来方向と同一方向の
    信号及び該クロックの到来チャネルとは別チャンネルの
    信号に装置クロック決定部から入力されたクォリティ値
    を付加し、該クロックの到来方向と逆方向で同一チャン
    ネルの信号には、該クロックを同期信号として使用しな
    いことを示すクォリティ値(Don't use for sync)を付加
    するクォリティ挿入部を備えた請求項6記載の無線装
    置。
  11. 【請求項11】 前記チャンネル盤は、 光現用回線に応じた光現用インタフェース部と、 光予備回線に応じた光予備インタフェース部と、 信号を無線で送出する無線送信部と、 無線信号を受信する無線受信部と、 両インタフェース部から入力された信号のうち一方の信
    号を無線送信部に入力するセレクタ部と、 無線受信部から出力された無線受信信号を両インタフェ
    ース部に分配する分配部と、 光予備インタフェース部に入力された無線受信信号に含
    まれるクロックが装置クロックとなった場合、その旨を
    光現用インタフェース部に通知し、光現用インタフェー
    ス部に入力された無線受信信号に含まれるクロックが装
    置クロックとなった場合、その旨を光予備インタフェー
    ス部に通知する通知手段を備え、 前記通知を受信した光現用インタフェース部のクォリテ
    ィ挿入部はセレクタ部に入力する信号にクォリティ値(D
    on't use for sync)を付加し、又、前記通知を受信した
    光予備インタフェース部のクォリティ挿入部はセレクタ
    部に入力する信号にクォリティ値(Don't use for sync)
    を付加する請求項10記載の無線装置。
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