JPH09180583A - ピアノハンドル式スイッチ - Google Patents

ピアノハンドル式スイッチ

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JPH09180583A
JPH09180583A JP33636195A JP33636195A JPH09180583A JP H09180583 A JPH09180583 A JP H09180583A JP 33636195 A JP33636195 A JP 33636195A JP 33636195 A JP33636195 A JP 33636195A JP H09180583 A JPH09180583 A JP H09180583A
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Maki Kondo
真樹 近藤
Motoo Igari
素生 井狩
Kyosuke Iribe
恭輔 入部
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピアノハンドルの軸支部分がクリープ変形し
にくい構造とする。 【解決手段】 ピアノハンドル32の枢支部がピアノハ
ンドル43に設けた弾性体により形成され下開口がはめ
込み用開口部190となった軸受け部191と、該弾性
体により形成した軸受け部191のはめ込み用開口部1
90にはめ込まれる押釦スイッチ5の上部に設けた軸部
192とで構成してある。軸部192を軸受け部191
に嵌合して構成した軸支部を支点としてピアノハンドル
43により押釦ハンドル32を押圧自在とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ピアノタッチ操作
で接点部の接点切換を行うピアノハンドル式スイッチに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から図38に示すようなピアノハン
ドル式スイッチが知られている。このピアノハンドル式
スイッチは、押釦ハンドル32が押し込まれたときに、
この押釦ハンドル32の押し込み動作にともなって反転
ハンドル31を反転回動させ、この反転ハンドル31の
反転回動に応じて接点部100の切り換えを行うように
した押釦スイッチ5と、押釦スイッチ5の上部に取付け
られ上記押釦ハンドル32をピアノタッチ操作で押圧す
るピアノハンドル43とを備えたものである。そして、
ピアノハンドル43のピアノタッチの操作により押釦ス
イッチ5の接点部100を切り換えるようにしている。
【0003】従来のピアノハンドル式スイッチにおいて
は、ピアノハンドル43に、枢支端側の下面から一対の
回動片43aを垂設すると共に、押圧操作端側の下面か
ら押釦スイッチ5からの抜け止め用の一対の抜止片43
bを垂設してある。上記回動片43aはカバー5bに形
成された凹部54に係合され、抜止片43bが空所12
内に挿入され、抜止片43b側の押圧操作端側を押圧す
ると、回動片43a側を支点としてピアノタッチ式に回
動するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来のピアノハ
ンドル43は支点側となる回動片43aはピアノハンド
ル43と一体に同じ合成樹脂により形成してあって、該
合成樹脂製の回動片43aをピアノハンドル3から下方
に長く突出してその先端部をカバー5bに形成された凹
部54に係止してあり、このピアノハンドル3から下方
に長く突出した回動片43の下端部が回動中心となるた
め、ピアノハンドル3を操作すると下方に長く突出した
回動片43も下端部を中心に回動することになってクリ
ープ変形しやすいという問題がある。
【0005】また、この種の押釦スイッチ5の器体は規
格化された埋込型の配線器具の1個モジュール寸法とな
っており、一方壁面に取付けられる取付け枠2は通常3
個モジュールのサイズとなっていて、取付け枠2に1
個、又は2個、又は3個の押釦スイッチ5が取付けられ
るようになっている。一方、押釦スイッチ5に取付けら
れるピアノハンドル43は操作性を良くするため押釦ス
イッチ5よりも上下方向の幅を長くしてある。ここで、
該取付け枠2に上中下3個の押釦スイッチ5を取付けた
場合、中間の押釦スイッチ5に取付けるピアノハンドル
43は、そのセンターが押釦スイッチ5と一致している
が、上下の押釦スイッチ5に取付けるピアノハンドル4
3は、そのセンターが押釦スイッチ5と一致しない。こ
のため、上、中間、下の各ピアノハンドル43は従来は
別々に形成したものを使用しており、部材点数が増すと
いう問題があった。
【0006】また、従来にあっては、押釦スイッチに接
点部の切り換えを表示する発光手段を備え、3個用のピ
アノハンドルにそれぞれ発光表示部を設け、各ピアノハ
ンドルの下面部に各押釦スイッチの発光手段の光を発光
表示部に導光するためのプリズムを設ける場合、上用、
中用、下用の各押釦スイッチにそれぞれ取付けるピアノ
ハンドルに設けるプリズムが共通化してなかった。
【0007】本発明は上記の従来例の問題点に鑑みて発
明したものであって、その目的とするところは、軸支部
分がクリープ変形しにくく、また、3個用、2個用、1
個用の各ピアノハンドルを取付けることができ、また、
合理的な構成のプリズムにより上用、中用、下用の押釦
スイッチに設けた発光手段からの光を各押釦スイッチに
取付けたピアノハンドルの発光表示部で発光させるに当
たり、共通のプリズムを使用することができるピアノハ
ンドル式スイッチを提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決して本発明の課題を達成するため、本発明のピアノハ
ンドル式スイッチは、押釦ハンドル32が押し込まれた
ときに、この押釦ハンドル32の押し込み動作にともな
って反転ハンドル31を反転回動させ、この反転ハンド
ル31の反転回動に応じて接点部100の切り換えを行
うようにした押釦スイッチ5と、該接点部100の切り
換えを行うようにした押釦スイッチ5の上部に取付けら
れ上記押釦ハンドル32をピアノタッチ操作で押圧する
ピアノハンドル43とを備え、枢支部をピアノハンドル
43に設けた弾性体により形成され下開口がはめ込み用
開口部190となった軸受け部191と、該弾性体によ
り形成した軸受け部191のはめ込み用開口部190に
はめ込まれる押釦スイッチ5の上部に設けた軸部192
とで構成し、軸部192を軸受け部191に嵌合して構
成した軸支部を支点としてピアノハンドル43により押
釦ハンドルを押圧自在として成ることを特徴とするもの
である。このような構成とすることで、ピアノハンドル
43に設けた弾性体により形成した下開口がはめ込み用
開口部190となった軸受け部191が軸支部分とな
り、この結果、ピアノハンドル43の回動操作により軸
受け部191がクリープ変形しないものである。
【0009】また、規格化された埋込型の配線器具の1
個モジュールとなった押釦スイッチ5を上下方向に上、
中、下の3個並べて取付けることのできる3個モジュー
ルの取付け枠2に1個モジュールの押釦スイッチ5を
上、中、下の3個並べて取付け、上用の押釦スイッチ
5、中用の押釦スイッチ5、下用の押釦スイッチ5にそ
れぞれ押釦スイッチ5よりも上下長さの長い3個用のピ
アノハンドル43を取付けたり、あるいは、規格化され
た埋込型の配線器具の1個モジュールとなった押釦スイ
ッチ5を上下方向に上、中、下の3個並べて取付けるこ
とのできる3個モジュールの取付け枠2に1個モジュー
ルの押釦スイッチ5を2個取付け、上用の押釦スイッチ
5、下用の押釦スイッチ5にそれぞれ、取付け枠2に3
個の押釦スイッチ5を取付けた際にそれぞれ独立して取
付ける押釦スイッチ5よりも上下長さの長い3個用のピ
アノハンドル43の上下長さの1.5倍の長さの2個用
のピアノハンドル43を取付けたり、あるいは規格化さ
れた埋込型の配線器具の1個モジュールとなった押釦ス
イッチ5を上下方向に上、中、下の3個並べて取付ける
ことのできる3個モジュールの取付け枠2に1個モジュ
ールの押釦スイッチ5を1個取付け、該1個の押釦スイ
ッチ5に、取付け枠2に3個の押釦スイッチ5を取付け
た際にそれぞれ独立して取付ける押釦スイッチ5よりも
上下長さの長い3個用のピアノハンドル43の上下長さ
の3倍の長さの1個用のピアノハンドル43を取付けた
りすることが好ましい。
【0010】また、3個モジュールの取付け枠2に1個
モジュールの押釦スイッチ5を上、中、下の3個並べて
取付け、上用の押釦スイッチ5、中用の押釦スイッチ
5、下用の押釦スイッチ5にそれぞれ3個用のピアノハ
ンドル43を取付け、上記上用の押釦スイッチ5に取付
けるピアノハンドル43、中用の押釦スイッチ5に取付
ける3個用のピアノハンドル43、下用の押釦スイッチ
5に取付ける3個用のピアノハンドル43を共通のもの
としたり、あるいは、3個モジュールの取付け枠2に1
個モジュールの押釦スイッチ5を2個取付け、上用の押
釦スイッチ5、下用の押釦スイッチ5にそれぞれそれぞ
れ3個用のピアノハンドル43の上下長さの1.5倍の
長さの2個用のピアノハンドル43を取付けると共に、
上記上用の押釦スイッチ5、下用の押釦スイッチ5にそ
れぞれ取付けた2個用のピアノハンドル43を共通のも
のとすることも好ましい。このような構成とすること
で、部品の種類を少なくすることができる。
【0011】また、押釦スイッチ5に接点部100の切
り換えを表示する発光手段101を備え、3個用のピア
ノハンドル43にそれぞれ発光表示部113を設け、各
ピアノハンドル43の下面部に各押釦スイッチ5の発光
手段101の光を発光表示部113に導光するためのプ
リズム200を設け、該プリズム200の出射面201
を発光表示部113に対向させ、プリズム200を出射
面201に設けた三角波状をした凹凸形状とし、凹凸形
状となった出射面201の背方に中用の押釦スイッチ5
の発光表示部113からの光が入射する垂直面となった
第1の入射面202を設け、凹凸形状となった出射面2
01の背方側から側方に向けて側方突出プリズム部を設
けると共に、側方突出プリズム207部の背面部に、上
用の押釦スイッチ5又は下用の押釦スイッチ5からの光
が入射して側方突出プリズム207部内で反射して凹凸
形状の傾斜面204から発光表示部113に出射するた
めの第2の入射面203を設けたり、あるいは、押釦ス
イッチ5に接点部100の切り換えを表示する発光手段
101を備え、3個用のピアノハンドル43にそれぞれ
発光表示部113を設け、各ピアノハンドル43の下面
部に各押釦スイッチ5の発光手段101の光を発光表示
部113に導光するためのプリズム200を設け、該プ
リズム200の出射面201を発光表示部113に対向
させ、プリズム200の出射面201を発光表示部11
3と平行な垂直面とし、出射面201の背方に中用の押
釦スイッチ5の発光表示部113からの光が入射する垂
直面となった第1の入射面202を設け、出射面201
よりも背方側から側方に向けて側方突出プリズム部を設
けると共に、側方突出プリズム207部の背面部に、上
用の押釦スイッチ5又は下用の押釦スイッチ5からの光
が入射して側方突出プリズム207部内で反射して出射
面201から発光表示部113に出射するための第2の
入射面203を設け、第1の入射面202から入射した
光の光路と第2の入射面203から入射した光の光路と
の交わる部分に、第1の入射面202から入射した光と
第2の入射面203から入射した光を出射面201に向
けて反射するための境界部215を形成し、該境界部2
15を隙間216により形成したりすることも好まし
い。このような構成とすることで、合理的な構成で、上
用、中用、下用という3個用のピアノハンドル43に設
けるプリズム200を共通のものとすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】まずピアノハンドル式スイッチの
基本的構造から説明する。本実施形態のピアノハンドル
式スイッチは、図3、図4に示すように、押釦ハンドル
32の押圧操作により2組の接点部の接点切換が行われ
る押釦スイッチ5と、この押釦スイッチ5の上面に一端
部が回動自在に枢支され他端部を押圧して押釦ハンドル
32を押圧操作するピアノハンドル43とからなる。押
釦スイッチ5の器体は、合成樹脂製のボディ5aとカバ
ー5bとで形成されており、規格化された既製の埋込型
の配線器具の1個モジュール寸法に形成してある。そし
て、押釦スイッチ5の表面側の部材であるカバー5bに
は、既製の配線器具を埋設する場合に用いる取付枠に着
脱自在に取付可能とするために、両端面に一対の係止爪
11a,11bを夫々突設してあり、一方の係止爪11
bの背部には空間12を形成し、係止爪11bが背方へ
弾性的にたわむようにしてある。従って、既製の配線器
具用の取付枠2に係止爪11a,11bを係止させて押
釦スイッチ5を着脱自在に取り付けることができ、既製
の埋込型の配線器具と同様にして壁面などの造営面に埋
設できるようにしてある。
【0013】この押釦スイッチ5のボディ5a内の一端
部に接続端子収納部13を形成し、また、他端部に接続
端子収納部14を形成し、更に中央部に中央収納部23
を形成してあり、一端部の接続端子収納部13に鎖錠ば
ね110を内装した端子板15が収納され、また、他端
部の接続端子収納部14には鎖錠ばね110を内装した
端子板18が収納される。図中111はボディ5aの両
側に配置される2つの鎖錠ばね110の解除釦である。
そして、端子板15と鎖錠ばね110と解除釦111と
で速結端子が構成してある。
【0014】ここで端子板18には固定接点25が固着
された延設片18aを形成してあり、この延設片18a
を隔壁60aに近接する中央収納部23側に延出してあ
り、延設片18aに固定接点25が設けてある。ここで
延設片18aは中央収納部23内に位置している。また
端子板15から中央収納部23に支持片15aが延出し
てあり、開閉体24が中央収納部23内に入れられて導
電体からなる各開閉体24の下端が支持片15a上に回
動自在に立設してある。ここで、開閉体24の両端下部
に設けた突部を中央収納部23の内側壁に形成されたV
状凹部27に嵌め込んで、V状凹部27の下部を中心に
回動自在となっている。開閉体24には可動接点29が
設けてある。そして、開閉体24の回動に応じて可動接
点29を固定接点25に接離して、端子板15と端子板
18との間の接続、切離を行う。
【0015】実施形態においては上記のように固定接点
25と可動接点29とで接点部100が構成してある。
上記接点部100の開閉を行うための開閉体24は反転
ハンドル31の反転回動により操作されるように構成し
てある。すなわち、反転ハンドル31の下部には下方に
開口した筒部31aが並設してあり、反転ハンドル31
の下部の筒部31aにはコイルスプリング99の上部が
納められ、各コイルスプリング99の下部が上記開閉体
24の上縁に係止され、反転ハンドル31の回動に応じ
て開閉体24を反転駆動するようになっている。
【0016】反転ハンドル31は、両側に設けた逆三角
形状の軸31bをカバー5bの内壁に形成された軸受け
98に枢支して回動自在に取り付けられ、上部の両端に
スライドカム33に掛合する掛合突起34を突設してあ
る。押釦ハンドル32はカバー5bに上下動自在に取り
付けられ、下方に配置される復帰ばね37により常時上
方に付勢されている。スライドカム33は両端下面に上
記反転ハンドル31の掛合突起34に摺動係合する掛合
カム体38が形成され、押釦ハンドル32の下面側にお
いて摺動自在に取り付けられ、内部に形成されたハ状の
一対のばね片33aの間に押釦ハンドル32の下面に形
成している突起32aが挿入され、このばね片33aで
復帰力を与えている。
【0017】図1に示すように、押釦スイッチ5の器体
のカバー5bの表面側端部には横向きとなった軸部19
2が突設してある。この軸部192は上部が横向きの円
柱形状をしている。ピアノハンドル43は、図2や図4
に示すように、背面部の一端部に下開口がはめ込み用開
口部190となった軸受け部191が設けてある。この
軸受け部191は弾性体により形成してあり、添付図面
に示す実施形態においては金属製である。金属以外にも
合成樹脂により形成してもよい。ここで、金属製あるい
は合成樹脂製のいずれの場合にも軸受け部191は合成
樹脂により形成するピアノハンドル43自体よりも強度
が強いものが用いられる(つまり、軸受け部191を金
属で形成した場合はもちろん、合成樹脂で形成した場合
も合成樹脂で形成したピアノハンドル43自体よりも強
い強度の素材を使用する)。下方に開口したはめ込み用
開口部190は軸受け部191の内部よりも幅狭となっ
ており、前述の押釦スイッチ5の上部に設けた軸部19
2を弾性的にはめ込んだ場合、軸部192と軸受け部1
91との嵌合が外れないようになっている。このように
軸部192を軸受け部191に回動自在にはめ込むこと
でピアノハンドル43を回動自在に軸支するたの軸支部
が構成してある。そして、この軸支部を中心にしてピア
ノハンドル43を回動させる場合、回動する方のピアノ
ハンドル43の裏面部に直接軸受け部191を設けてあ
ることで、回動する方のピアノハンドル43の裏面部に
下方に長く突出する従来例における回動片のようなクリ
ープ変形する部位が存在しなくなるものである。なお、
ピアノハンドル43の他端には背方に向けて抜け止め用
の一対の抜止片43bを突設してある。抜止片43bが
空所12内に挿入され、ピアノハンドル43が回動して
も抜止片43bの先端が空所12から抜けないようにな
っている。
【0018】上記のようにピアノハンドル43が押釦ス
イッチ5に取付けられるのであるが、ピアノハンドル4
3を押圧操作すると、軸受け部191と軸部192との
軸支部を中心にしてピアノハンドル43がピアノタッチ
式に回動する。そして、このピアノハンドル43の回動
により押釦スイッチ5の押釦ハンドル32を押圧操作す
る。
【0019】次に、上記押釦スイッチ5の動作を簡単に
説明する。図4の状態は固定接点25に可動接点29が
接しているオンの状態である。いま、図4の状態で、ピ
アノハンドル43を操作したとすると、ピアノハンドル
43の操作に伴って押釦ハンドル32が復帰ばね37に
抗して押し下げられ、押釦ハンドル32の押し下げによ
りスライドカム33が下降する。そして、スライドカム
33の図中左側の係合カム体38が、反転ハンドル31
の左側の掛合突起34に当たることにより、反転ハンド
ル31が回動される。このとき、反転ハンドル31の回
動に伴ってスライドカム33が図中の左側にスライドし
ている。このようにして反転ハンドル31が反転回動さ
れると、コイルスプリングが反転して開閉体24が反転
し、可動接点29が固定接点25から離れてオフ状態と
なる。この反転後、ピアノハンドル43の押し下げ力を
解除すると、復帰ばね37で押釦ハンドル32が押し上
げられ、このときピアノハンドル43が元の状態に戻
る。そして、これと同時にスライドカム33もばね片3
3aのばね力で中央部に摺動復帰する。この状態オフ状
態から再びピアノハンドル43を押し下げ操作すると、
上記とは逆に反転ハンドル31が回動して可動接点29
が固定接点25から離れてオンとなる。
【0020】押釦スイッチ5内には発光手段101が設
けてあり、ピアノハンドル43には発光手段101から
の光が表示される発光表示部113が設けてある。発光
手段101は接点部100がオンの場合に発光するもの
と、接点部100がオフの場合に発光するものとがあ
る。添付図面に示す実施形態では発光手段101がほた
る表示をするためのパイロットランプである場合の例が
示してあるが、この実施形態の場合、可動接点29が固
定接点25から離れてオフ状態となっている時発光す
る。そしてこの発光手段101による発光はピアノハン
ドル43に設けた発光表示部113で視認できる。ま
た、図示は省略しているが、接点部100がオンの場合
に発光手段101が発光するものの場合、接点部100
のオン、オフにより「入り」、「切り」される負荷(例
えば空調装置)などの「入り」状態が表示部113にお
いて発光手段101の発光により視認できるものであ
る。
【0021】ところで、本発明においては、規格化され
た埋込型の配線器具の1個モジュールとなった押釦スイ
ッチ5を取付ける取付け枠2は一般に上記1個モジュー
ルの押釦スイッチ5を上下方向に3個並べて取付けるこ
とができる3個モジュールとなっているが、この3個モ
ジュールの取付け枠2には上記1個モジュールの押釦ス
イッチ5を1つ取付ける場合、2つ取付ける場合、3個
取付ける場合がある。
【0022】ここで、3個モジュールの取付け枠2に1
個モジュールの押釦スイッチ5を1つ取付ける場合にお
いて押釦スイッチ5に取付けるピアノハンドル43を1
個用のピアノハンドル43と称し、また、3個モジュー
ルの取付け枠2に1個モジュールの押釦スイッチ5を2
つ取付ける場合において該2つの押釦スイッチ5にそれ
ぞれ取付けるピアノハンドル43を2個用のピアノハン
ドル43と称し、また、3個モジュールの取付け枠2に
1個モジュールの押釦スイッチ5を3つ取付ける場合に
おいて該3つの押釦スイッチ5にそれぞれ取付けるピア
ノハンドル43を3個用のピアノハンドル43と称す
る。
【0023】上記種類のピアノハンドル43は、(1個
用のピアノハンドル43の上下長さ)=(2個用のピア
ノハンドル43の上下長さ)×2=(3個用のピアノハ
ンドル43の上下長さ)×3となっている。また、3個
用のピアノハンドル43の上下長さは操作性を良くする
ため押釦スイッチ5よりも上下方向の長さを長くしてあ
る。
【0024】図1乃至図20には3個用のピアノハンド
ル43を押釦スイッチ5に取付ける場合の例が示してあ
る。ピアノハンドル43の一端部の裏面部に取付けられ
る軸受け部191としては軸芯方向(上下方向)に長い
ものが用いられる。つまり、図1に示すように、上下方
向の中間部分の軸受け部191aを長く、上下方向の一
方側の端部の軸受け部191bと他方側の端部の軸受け
部191cとを短く形成したものが開示してある。そし
て、図6乃至図7に示すように取付け枠2に上下方向に
3個の押釦スイッチ5を並べて取付けた場合、中間の押
釦スイッチ5にピアノハンドル43を取付ける場合には
中央の軸受け部191aに中間の押釦スイッチ5の軸部
192をはめ込んで取付けるものであり、このことによ
り図7のように中間の押釦スイッチ5のセンターと該中
間の押釦スイッチ5に取付けるピアノハンドル43のセ
ンターとが一致するように取付けるものである。また、
上の押釦スイッチ5にピアノハンドル43を取付ける場
合には上の軸受け部191bと中央の軸受け部191a
の上半分に上の押釦スイッチ5の軸部192をはめ込ん
で取付けるものであり、このことにより図7のように上
の押釦スイッチ5のセンターよりも上の押釦スイッチ5
に取付けるピアノハンドル43のセンターが上にずれて
位置するように取付けるものである。また、下の押釦ス
イッチ5にピアノハンドル43を取付ける場合には下の
軸受け部191cと中央の軸受け部191aの下半分に
下の押釦スイッチ5の軸部192をはめ込んで取付ける
ものであり、このことにより図7のように下の押釦スイ
ッチ5のセンターよりも下の押釦スイッチ5に取付ける
ピアノハンドル43のセンターが下にずれて位置するよ
うに取付けるものである。このようにすることで、共通
の3個用のピアノハンドル43として上用、中間用、下
用のいずれにも共通して使用することができるものであ
る。
【0025】ここで、上記3個用のピアノハンドル43
を用いたものにおいて、押釦スイッチ5に設けた発光手
段101からの光をピアノハンドル43に設けた発光表
示部113から発光表示するに当たって、3個用のピア
ノハンドル43には発光手段101の光を発光表示部1
13に導光するためのプリズム200が設けてある。図
8にはプリズム200の一例が示してある。本実施形態
においては、プリズム200は図8に示すように、出射
面201が三角波状をした凹凸形状となっている。この
三角波状をした凹凸形状の出射面201の背方に中用の
押釦スイッチ5の発光表示部113からの光が入射する
垂直面となった第1の入射面202が設けてある。ま
た、凹凸形状となった出射面201の背方側から上下両
側方に向けて側方突出プリズム部207が設けてあり、
この側方突出プリズム207部の背面部に、上用の押釦
スイッチ5又は下用の押釦スイッチ5からの光が入射し
て側方突出プリズム207部内で反射して凹凸形状の傾
斜面204から発光表示部113に出射するための第2
の入射面203が設けてある。上記の構成の図8に示す
プリズム200は3個用のピアノハンドル43の背面側
に出射面201が3個用のピアノハンドル43に設けた
発光表示部113に対向するように取付けてある。ここ
で、実施形態においては発光表示部113は開口で構成
してあり、出射面201が発光表示部113である開口
にはめ込んである。もちろん、発光表示部113に開口
に透光板を取付けて構成し、透光板の背方に出射面20
1に位置させてもよい。
【0026】しかして、中間の押釦スイッチ5に取付け
た3個用のピアノハンドル43においては図7に示すよ
うに第1の入射面202が中間の押釦スイッチ5の発光
手段101に対向し、また、上の押釦スイッチ5に取付
けられた3個用のピアノハンドル43においては下向き
の側方突出プリズム部207の第2の入射面203が上
の押釦スイッチ5の発光手段101に対向し、また、下
の押釦スイッチ5に取付けられた3個用のピアノハンド
ル43においては上向きの側方突出プリズム部207の
第2の入射面203が下の押釦スイッチ5の発光手段1
01に対向するものである。
【0027】そして、上用あるいは下用の押釦スイッチ
5の発光手段101から発光された光は、模式図である
図9の矢印のように第2の入射面203から側方プリズ
ム部43に入射し、側方突出プリズム部43内で反射し
て凹凸形状の傾斜面204から発光表示部113に向け
て出射するのである。また、中用押釦スイッチ5の発光
手段101から発光された光は、模式図である図10の
矢印のように第1の入射面202から入射し、凹凸形状
の傾斜面204から発光表示部113に向けて出射する
のである。この場合、出射面201を三角波状の凹凸形
状とすることで、出射面201から出射する光の出射を
図9、図10に示すようにほぼ同じ方向にすることがで
きるものである。
【0028】プリズム200としては上記の実施形態の
ものにのみ限定されない。すなわち図13、図14示す
ものは、垂直面となった出射面201背方に中用の押釦
スイッチ5の発光表示部113からの光が入射する垂直
面となった第1の入射面202が設けてある。また、出
射面201よりも背方側から上下両側方に向けて側方突
出プリズム部207が設けてあり、この側方突出プリズ
ム207部の背面部に、上用の押釦スイッチ5又は下用
の押釦スイッチ5からの光が入射して側方突出プリズム
207部内で反射して凹凸形状の傾斜面204から発光
表示部113に出射するための第2の入射面203が設
けてある。そして、本実施形態においては、第1の入射
面202から入射した光の光路と第2の入射面203か
ら入射した光路との交わる部分に、第1の入射面202
から入射した光と第2の入射面203から入射した光を
出射面201に向けて反射するための境界部215を形
成し、該反射のための境界部215を隙間216により
形成してある。上記境界部215を構成する隙間216
を形成するには、図13に示すようにプリズム200全
体を一体構造のものとして内部に隙間216を形成した
ものでも、あるいは図14のようにプリズム200を複
数のプリズム体218から構成し、隣接するプリズム体
218を僅かに離して両プリズム体218間に境界部2
15となる隙間216を形成したりするものである。そ
して、第1の入射面202から入射した光は図15のよ
うに第2の入射面203から入射した光と交わる部分に
おいて、隙間216の側面が反射面となって、図13の
ように反射し、また、第2の入射面203から入射した
光は図13のように第1の入射面202から入射した光
と交わる部分において、隙間216の側面が反射面とな
って、図13のように反射して出射面201に向かって
反射するものである。上記の構成の図13、図14に示
すプリズム200は3個用のピアノハンドル43の背面
側に出射面201が3個用のピアノハンドル43に設け
た発光表示部113に対向するように取付けてある。
【0029】しかして、中間の押釦スイッチ5に取付け
た3個用のピアノハンドル43においては図11、図1
2に示すように第1の入射面202が中間の押釦スイッ
チ5の発光手段101に対向し、また、上の押釦スイッ
チ5に取付けられた3個用のピアノハンドル43におい
ては下向きの側方突出プリズム部207の第2の入射面
203が上の押釦スイッチ5の発光手段101に対向
し、また、下の押釦スイッチ5に取付けられた3個用の
ピアノハンドル43においては上向きの側方突出プリズ
ム部207の第2の入射面203が下の押釦スイッチ5
の発光手段101に対向するものである。
【0030】そして、上用あるいは下用の押釦スイッチ
5の発光手段101から発光された光は、模式図である
図13の矢印イ又はロ(イは上用、ロは下用)のように
第2の入射面203から側方プリズム部43に入射し、
境界部215で反射して垂直面となった出射面201か
ら出射するのである。また、中用押釦スイッチ5の発光
手段101から発光された光は、模式図である図13の
矢印ハのように第1の入射面202から入射し、境界部
215で反射して垂直面となった出射面201から出射
する図1には3個用のピアノハンドル43にネームプレ
ート250を取付ける例を示している。すなわち、ピア
ノハンドル43の表面側に凹部251を設け、該凹部2
51の底にプレート入れ凹所252を設け、プレート入
れ凹所252にネームプレート250を入れ、凹部25
1に透明な表面蓋253を着脱自在に取付けるようにな
っている。
【0031】また、図15、図16には3個用のピアノ
ハンドル43にネームプレート250を取付けるのは上
記実施形態と同じであるが、発光表示部113を設けな
い場合の例が示してある。また、図17、図18には3
個用のピアノハンドル43にネームプレート250は取
付けないが、発光表示部113を設ける場合の例が示し
てある。
【0032】また、図19、図20には3個用のピアノ
ハンドル43にネームプレート250も発光表示部11
3も設けない場合の例が示してある。また、図21乃至
図24には3個モジュールの取付け枠2に1個モジュー
ルの押釦スイッチ5を2個取付け、この2個の各押釦ス
イッチ5にそれぞれ2個用のピアノハンドル43を取付
けた例が示してある。2個用のピアノハンドル43にお
いては、図21のように一方の端部の上下方向の中間部
に軸受け部191が設けてあり、また、発光表示部11
3も上下方向の中間部に設けてあり、開口により構成し
た発光表示部113にはレンズ170の前端部が位置し
ている。
【0033】しかして、この実施形態においては、上
用、下用のいずれの押釦スイッチ5にも共通の2個用の
ピアノハンドル43が用いられる。また、図25、図2
6には2個用のピアノハンドル43にネームプレート2
50は取付けないが、発光表示部113を設ける場合の
例が示してある。また、図27、図28には2個用のピ
アノハンドル43にネームプレート250を取付ける
が、発光表示部113を設けない場合の例が示してあ
る。
【0034】また、図29、図30には2個用のピアノ
ハンドル43にネームプレート250も発光表示部11
3も設けない場合の例が示してある。また、図31には
3個モジュールの取付け枠2に1個モジュールの押釦ス
イッチ5を1個取付け、この1個の各押釦スイッチ5に
1個用のピアノハンドル43を取付ける場合の例が示し
てある。1個用のピアノハンドル43においては、図3
1のように一方の端部の上下方向の中間部に軸受け部1
91が設けてあり、また、発光表示部113も上下方向
の中間部に設けてあり、開口により形成した発光表示部
113にはレンズ170がはめ込んである。
【0035】また、図32、図33には1個用のピアノ
ハンドル43にネームプレート250は取付けないが、
発光表示部113を設ける場合の例が示してある。ま
た、図34、図35には2個用のピアノハンドル43に
ネームプレート250を取付けるが、発光表示部113
を設けない場合の例が示してある。また、図36、図3
7には2個用のピアノハンドル43にネームプレート2
50も発光表示部113も設けない場合の例が示してあ
る。
【0036】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明にあって
は、上述のように、押釦ハンドルが押し込まれたとき
に、この押釦ハンドルの押し込み動作にともなって反転
ハンドルを反転回動させ、この反転ハンドルの反転回動
に応じて接点部の切り換えを行うようにした押釦スイッ
チと、該接点部の切り換えを行うようにした押釦スイッ
チの上部に軸支部により取付けられて上記押釦ハンドル
をピアノタッチ操作で押圧するピアノハンドルとを備
え、枢支部をピアノハンドルに設けた弾性体により形成
され下開口がはめ込み用開口部となった軸受け部と、該
弾性体により形成した軸受け部のはめ込み用開口部には
め込まれる押釦スイッチの上部に設けた軸部とで構成
し、軸部を軸受け部に嵌合して構成した軸支部を支点と
してピアノハンドルにより押釦ハンドルを押圧自在とし
てあるので、ピアノハンドルに設けた弾性体により形成
した下開口がはめ込み用開口部となった軸受け部が軸支
部分となり、この結果、軸受け部を中心にピアノハンド
ルを回動した場合、ピアノハンドルに従来のようにクリ
ープ変形する回動片が無くなり、クリープ変形のないピ
アノハンドル式スイッチを提供できるものである。
【0037】また、請求項2記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、規格化された埋
込型の配線器具の1個モジュールとなった押釦スイッチ
を上下方向に上、中、下の3個並べて取付けることので
きる3個モジュールの取付け枠に1個モジュールの押釦
スイッチを上、中、下の3個並べて取付け、上用の押釦
スイッチ、中用の押釦スイッチ、下用の押釦スイッチに
それぞれ押釦スイッチよりも上下長さの長い3個用のピ
アノハンドルを取付けてあるので、3個用のピアノハン
ドルを弾性を有する軸受け部と、押釦スイッチ側に設け
た軸部との嵌合により簡単に取付けることができるもの
である。
【0038】また、請求項3記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、規格化された埋
込型の配線器具の1個モジュールとなった押釦スイッチ
を上下方向に上、中、下の3個並べて取付けることので
きる3個モジュールの取付け枠に1個モジュールの押釦
スイッチを2個取付け、上用の押釦スイッチ、下用の押
釦スイッチにそれぞれ、取付け枠に3個の押釦スイッチ
を取付けた際にそれぞれ独立して取付ける押釦スイッチ
よりも上下長さの長い3個用のピアノハンドルの上下長
さの1.5倍の長さの2個用のピアノハンドルを取付け
てあるので、2個用のピアノハンドルを弾性を有する軸
受け部と、押釦スイッチ側に設けた軸部との嵌合により
簡単に取付けることができるものである。また、請求項
4記載の発明にあっては、上記請求項1記載の発明の効
果に加えて、規格化された埋込型の配線器具の1個モジ
ュールとなった押釦スイッチを上下方向に上、中、下の
3個並べて取付けることのできる3個モジュールの取付
け枠に1個モジュールの押釦スイッチを1個取付け、該
1個の押釦スイッチに、取付け枠に3個の押釦スイッチ
を取付けた際にそれぞれ独立して取付ける押釦スイッチ
よりも上下長さの長い3個用のピアノハンドルの上下長
さの3倍の長さの1個用のピアノハンドルを取付けてあ
るので、2個用のピアノハンドルを弾性を有する軸受け
部と、押釦スイッチ側に設けた軸部との嵌合により簡単
に取付けることができるものである。
【0039】また、請求項5記載の発明にあっては、上
記請求項2記載の発明の効果に加えて、3個モジュール
の取付け枠に1個モジュールの押釦スイッチを上、中、
下の3個並べて取付け、上用の押釦スイッチ、中用の押
釦スイッチ、下用の押釦スイッチにそれぞれ3個用のピ
アノハンドルを取付け、上記上用の押釦スイッチに取付
けるピアノハンドル、中用の押釦スイッチに取付ける3
個用のピアノハンドル、下用の押釦スイッチに取付ける
3個用のピアノハンドルを共通のものとしてあるので、
3個用のピアノハンドルの共通化が図れ、部材点数を削
減できるものである。
【0040】また、請求項6記載の発明にあっては、上
記請求項3記載の発明の効果に加えて、3個モジュール
の取付け枠に1個モジュールの押釦スイッチを2個取付
け、上用の押釦スイッチ、下用の押釦スイッチにそれぞ
れそれぞれ3個用のピアノハンドルの上下長さの1.5
倍の長さの2個用のピアノハンドルを取付けると共に、
上記上用の押釦スイッチ、下用の押釦スイッチにそれぞ
れ取付けた2個用のピアノハンドルを共通のものとして
あるので、2個用のピアノハンドルの共通化が図れ、部
材点数を削減できるものである。
【0041】また、請求項7記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、押釦スイッチに
接点部の切り換えを表示する発光手段を備え、3個用の
ピアノハンドルにそれぞれ発光表示部を設け、各ピアノ
ハンドルの下面部に各押釦スイッチの発光手段の光を発
光表示部に導光するためのプリズムを設け、該プリズム
の出射面を発光表示部に対向させ、プリズムを出射面に
設けた三角波状をした凹凸形状とし、凹凸形状となった
出射面の背方に中用の押釦スイッチの発光表示部からの
光が入射する垂直面となった第1の入射面を設け、凹凸
形状となった出射面の背方側から側方に向けて側方突出
プリズム部を設けると共に、側方突出プリズム部の背面
部に、上用の押釦スイッチ又は下用の押釦スイッチから
の光が入射して側方突出プリズム部内で反射して凹凸形
状の傾斜面から発光表示部に出射するための第2の入射
面を設けてあるので、3個用のピアノハンドルに取付け
るプリズムとして上用、下用、中間用として簡単な構成
の共通のプリズムを使用することができるものである。
【0042】また、請求項8記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、押釦スイッチに
接点部の切り換えを表示する発光手段を備え、3個用の
ピアノハンドルにそれぞれ発光表示部を設け、各ピアノ
ハンドルの下面部に各押釦スイッチの発光手段の光を発
光表示部に導光するためのプリズムを設け、該プリズム
の出射面を発光表示部に対向させ、プリズムの出射面を
発光表示部と平行な垂直面とし、出射面の背方に中用の
押釦スイッチの発光表示部からの光が入射する垂直面と
なった第1の入射面を設け、出射面よりも背方側から側
方に向けて側方突出プリズム部を設けると共に、側方突
出プリズム部の背面部に、上用の押釦スイッチ又は下用
の押釦スイッチからの光が入射して側方突出プリズム部
内で反射して出射面から発光表示部に出射するための第
2の入射面を設け、第1の入射面から入射した光の光路
と第2の入射面から入射した光の光路との交わる部分
に、第1の入射面から入射した光と第2の入射面から入
射した光を出射面に向けて反射するための境界部を形成
し、該境界部を隙間により形成してあるので、3個用の
ピアノハンドルに取付けるプリズムとして上用、下用、
中間用として簡単な構成の共通のプリズムを使用するこ
とができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のピアノハンドル式スイッチの一部分解
斜視図である。
【図2】同上の一部破断した斜視図である。
【図3】同上の分解斜視図である。
【図4】同上の断面図である。
【図5】同上の3個並べて取付ける例を示す斜視図であ
る。
【図6】同上の正面図である。
【図7】同上の側面図である。
【図8】同上に用いるプリズムの一例の側面図である。
【図9】同上の作用説明図である。
【図10】同上の作用説明図である。
【図11】同上の他のプリズムを用いた正面図である。
【図12】同上の側面図である。
【図13】同上に用いるプリズムを示す側面図である。
【図14】同上に用いるプリズムの更に他例を示す側面
図である。
【図15】同上の3個用のピアノハンドルの他の実施形
態の分解斜視図である。
【図16】同上の斜視図である。
【図17】同上の3個用のピアノハンドルの一実施形態
の分解斜視図である。
【図18】同上の斜視図である。
【図19】同上の3個用のピアノハンドルの更に他の実
施形態の分解斜視図である。
【図20】同上の斜視図である。
【図21】同上の2個用のピアノハンドルを取付けるピ
アノハンドルスイッチの一部分解斜視図である。
【図22】同上の一部破断斜視図である。
【図23】同上の正面図である。
【図24】同上の側面図である。
【図25】同上の2個用のピアノハンドルの一実施形態
の分解斜視図である。
【図26】同上の斜視図である。
【図27】同上の2個用のピアノハンドルの他の実施形
態の分解斜視図である。
【図28】同上の斜視図である。
【図29】同上の2個用のピアノハンドルの更に他の実
施形態の分解斜視図である。
【図30】同上の斜視図である。
【図31】同上の1個用のピアノハンドルを取付けるピ
アノハンドルスイッチの一部分解斜視図である。
【図32】同上の1個用のピアノハンドルの他の実施形
態の分解斜視図である。
【図33】同上の斜視図である。
【図34】同上の1個用のピアノハンドルの他の実施形
態の分解斜視図である。
【図35】同上の斜視図である。
【図36】同上の1個用のピアノハンドルの更に他の実
施形態の分解斜視図である。
【図37】同上の斜視図である。
【図38】従来例の断面図である。
【符号の説明】
2 取付け枠 5 押釦スイッチ 5a ボディ 5b カバー 31 反転ハンドル 32 押釦ハンドル 43 ピアノハンドル 100 接点部 101 発光手段 113 発光表示部 190 はめ込み用開口部 191 軸受け部 200 プリズム 201 出射面 202 第1の入射面 203 第2の入射面 207 側方突出プリズム 215 境界部 216 隙間

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押釦ハンドルが押し込まれたときに、こ
    の押釦ハンドルの押し込み動作にともなって反転ハンド
    ルを反転回動させ、この反転ハンドルの反転回動に応じ
    て接点部の切り換えを行うようにした押釦スイッチと、
    該接点部の切り換えを行うようにした押釦スイッチの上
    部に軸支部により取付けられて上記押釦ハンドルをピア
    ノタッチ操作で押圧するピアノハンドルとを備え、枢支
    部をピアノハンドルに設けた弾性体により形成され下開
    口がはめ込み用開口部となった軸受け部と、該弾性体に
    より形成した軸受け部のはめ込み用開口部にはめ込まれ
    る押釦スイッチの上部に設けた軸部とで構成し、軸部を
    軸受け部に嵌合して構成した軸支部を支点としてピアノ
    ハンドルにより押釦ハンドルを押圧自在として成ること
    を特徴とするピアノハンドル式スイッチ。
  2. 【請求項2】 規格化された埋込型の配線器具の1個モ
    ジュールとなった押釦スイッチを上下方向に上、中、下
    の3個並べて取付けることのできる3個モジュールの取
    付け枠に1個モジュールの押釦スイッチを上、中、下の
    3個並べて取付け、上用の押釦スイッチ、中用の押釦ス
    イッチ、下用の押釦スイッチにそれぞれ押釦スイッチよ
    りも上下長さの長い3個用のピアノハンドルを取付けて
    成ることを特徴とする請求項1記載のピアノハンドル式
    スイッチ。
  3. 【請求項3】 規格化された埋込型の配線器具の1個モ
    ジュールとなった押釦スイッチを上下方向に上、中、下
    の3個並べて取付けることのできる3個モジュールの取
    付け枠に1個モジュールの押釦スイッチを2個取付け、
    上用の押釦スイッチ、下用の押釦スイッチにそれぞれ、
    取付け枠に3個の押釦スイッチを取付けた際にそれぞれ
    独立して取付ける押釦スイッチよりも上下長さの長い3
    個用のピアノハンドルの上下長さの1.5倍の長さの2
    個用のピアノハンドルを取付けて成ることを特徴とする
    請求項1記載のピアノハンドル式スイッチ。
  4. 【請求項4】 規格化された埋込型の配線器具の1個モ
    ジュールとなった押釦スイッチを上下方向に上、中、下
    の3個並べて取付けることのできる3個モジュールの取
    付け枠に1個モジュールの押釦スイッチを1個取付け、
    該1個の押釦スイッチに、取付け枠に3個の押釦スイッ
    チを取付けた際にそれぞれ独立して取付ける押釦スイッ
    チよりも上下長さの長い3個用のピアノハンドルの上下
    長さの3倍の長さの1個用のピアノハンドルを取付けて
    成ることを特徴とする請求項1記載のピアノハンドル式
    スイッチ。
  5. 【請求項5】 3個モジュールの取付け枠に1個モジュ
    ールの押釦スイッチを上、中、下の3個並べて取付け、
    上用の押釦スイッチ、中用の押釦スイッチ、下用の押釦
    スイッチにそれぞれ3個用のピアノハンドルを取付け、
    上記上用の押釦スイッチに取付けるピアノハンドル、中
    用の押釦スイッチに取付ける3個用のピアノハンドル、
    下用の押釦スイッチに取付ける3個用のピアノハンドル
    を共通のものとして成ることを特徴とする請求項2記載
    のピアノハンドル式スイッチ。
  6. 【請求項6】 3個モジュールの取付け枠に1個モジュ
    ールの押釦スイッチを2個取付け、上用の押釦スイッ
    チ、下用の押釦スイッチにそれぞれそれぞれ3個用のピ
    アノハンドルの上下長さの1.5倍の長さの2個用のピ
    アノハンドルを取付けると共に、上記上用の押釦スイッ
    チ、下用の押釦スイッチにそれぞれ取付けた2個用のピ
    アノハンドルを共通のものとして成ることを特徴とする
    請求項3記載のピアノハンドル式スイッチ。
  7. 【請求項7】 押釦スイッチに接点部の切り換えを表示
    する発光手段を備え、3個用のピアノハンドルにそれぞ
    れ発光表示部を設け、各ピアノハンドルの下面部に各押
    釦スイッチの発光手段の光を発光表示部に導光するため
    のプリズムを設け、該プリズムの出射面を発光表示部に
    対向させ、プリズムを出射面に設けた三角波状をした凹
    凸形状とし、凹凸形状となった出射面の背方に中用の押
    釦スイッチの発光表示部からの光が入射する垂直面とな
    った第1の入射面を設け、凹凸形状となった出射面の背
    方側から側方に向けて側方突出プリズム部を設けると共
    に、側方突出プリズム部の背面部に、上用の押釦スイッ
    チ又は下用の押釦スイッチからの光が入射して側方突出
    プリズム部内で反射して凹凸形状の傾斜面から発光表示
    部に出射するための第2の入射面を設けて成ることを特
    徴とする請求項2又は請求項5記載のピアノハンドル式
    スイッチ。
  8. 【請求項8】 押釦スイッチに接点部の切り換えを表示
    する発光手段を備え、3個用のピアノハンドルにそれぞ
    れ発光表示部を設け、各ピアノハンドルの下面部に各押
    釦スイッチの発光手段の光を発光表示部に導光するため
    のプリズムを設け、該プリズムの出射面を発光表示部に
    対向させ、プリズムの出射面を発光表示部と平行な垂直
    面とし、出射面の背方に中用の押釦スイッチの発光表示
    部からの光が入射する垂直面となった第1の入射面と
    し、出射面よりも背方側から側方に向けて側方突出プリ
    ズム部を設けると共に、側方突出プリズム部の背面部
    に、上用の押釦スイッチ又は下用の押釦スイッチからの
    光が入射して側方突出プリズム部内で反射して出射面か
    ら発光表示部に出射するための第2の入射面を設け、第
    1の入射面から入射した光の光路と第2の入射面から入
    射した光の光路との交わる部分に、第1の入射面から入
    射した光と第2の入射面から入射した光を出射面に向け
    て反射するための境界部を形成し、該境界部を隙間によ
    り形成して成ることを特徴とする請求項2又は請求項5
    記載のピアノハンドル式スイッチ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007280647A (ja) * 2006-04-03 2007-10-25 Seiko Epson Corp 導光体、この導光体を備えたスイッチ装置及び記録装置
JP2008004510A (ja) * 2006-06-26 2008-01-10 Matsushita Electric Works Ltd スイッチ用プリズム

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