JP3567571B2 - ピアノハンドル式スイッチ - Google Patents

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真樹 近藤
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ピアノタッチ操作で接点部の接点切換を行うピアノハンドル式スイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から図21に示すようなピアノハンドル式スイッチが知られている。このピアノハンドル式スイッチは、押釦ハンドル32が押し込まれたときに、この押釦ハンドル32の押し込み動作にともなって反転ハンドル31を反転回動させ、この反転ハンドル31の反転回動に応じて接点部100の切り換えを行うようにした押釦スイッチ5と、押釦スイッチ5の上部に取付けられ上記押釦ハンドル32をピアノタッチ操作で押圧するピアノハンドル43とを備えたものである。そして、ピアノハンドル43のピアノタッチの操作により押釦スイッチ5の接点部100を切り換えるようにしている。
【0003】
従来のピアノハンドル式スイッチにおいては、ピアノハンドル43に、軸支端側の下面から一対の回動片43aを垂設すると共に、押圧操作端側の下面から押釦スイッチ5からの抜け止め用の一対の抜止片43bを垂設してある。上記回動片43aはカバー5bに形成された凹部54に係合され、抜止片43bが空所12内に挿入され、抜止片43b側の押圧操作端側を押圧すると、回動片43a側を支点としてピアノタッチ式に回動するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のようなピアノハンドル式スイッチに用いられる押釦スイッチ5の器体は規格化された埋込型の配線器具の1個モジュール寸法となっており、一方壁面に取付けられる取付け枠2は通常3個モジュールのサイズとなっていて、取付け枠2に1個、又は2個、又は3個の押釦スイッチ5が取付けられるようになっている。一方、押釦スイッチ5に取付けられるピアノハンドル43は操作性を良くするため押釦スイッチ5よりも上下方向の幅を長くしてある。ここで、該取付け枠2に上中下3個の押釦スイッチ5を取付けた場合、中間の押釦スイッチ5に取付けるピアノハンドル43は、そのセンターが押釦スイッチ5と一致しているが、上下の押釦スイッチ5に取付けるピアノハンドル43は、そのセンターが押釦スイッチ5と一致しない。このため、上、中間、下の各ピアノハンドル43は従来は別々に形成したものを使用しており、部材点数が増すという問題があった。
【0005】
また、従来にあっては、押釦スイッチに接点部の切り換えを表示する発光手段を備え、3個用のピアノハンドルにそれぞれ発光表示部を設け、各ピアノハンドルの下面部に各押釦スイッチの発光手段の光を発光表示部に導光するためのプリズムを設ける場合、上用、中用、下用の各押釦スイッチにそれぞれ取付けるピアノハンドルに設けるプリズムが共通化してなかった。
【0006】
本発明は上記の従来例の問題点に鑑みて発明したものであって、その目的とするところは、3個用のピアノハンドルを共通のものとすることで部品の種類を少なくし、また、合理的な構成のプリズムにより上用、中用、下用の押釦スイッチに設けた発光手段からの光を各押釦スイッチに取付けたピアノハンドルの発光表示部で発光させるに当たり、共通のプリズムを使用することができるピアノハンドル式スイッチを提供することを課題とする

【0007】
【課題を解決するための手段】
上記従来例の問題点を解決して本発明の課題を達成するため、本発明のピアノハンドル式スイッチは、押釦ハンドル32が押し込まれたときに、この押釦ハンドル32の押し込み動作にともなって反転ハンドル31を反転回動させ、この反転ハンドル31の反転回動に応じて接点部100の切り換えを行うようにし、接点部100の切り換えを表示する発光手段101を備えた規格化された埋込型の配線器具の1個モジュールとなった押釦スイッチ5と、1個モジュールの押釦スイッチ5を上下方向に上、中、下の3個並べて取付けることのできる3個モジュールの取付け枠2と、押釦スイッチ5の接点部100の切り換えを行うようにした押釦スイッチ5の上部に取付けられ上記押釦ハンドル32をピアノタッチ操作で押圧する発光表示部113を備えたピアノハンドル43とを備え、上記3個モジュールの取付け枠2に1個モジュールの押釦スイッチ5を上、中、下の3個並べて取付け、上用の押釦スイッチ5、中用の押釦スイッチ5、下用の押釦スイッチ5にそれぞれ押釦スイッチ5よりも上下長さの長い3個用のピアノハンドル43を取付け、上記上用の押釦スイッチ5に取付ける3個用のピアノハンドル43、中用の押釦スイッチ5に取付ける3個用のピアノハンドル43、下用の押釦スイッチ5に取付ける3個用のピアノハンドル43を共通のものとしたピアノハンドル式スイッチにおいて、各ピアノハンドル43の下面部に各押釦スイッチ5の発光手段101の光を発光表示部113に導光するための共通のプリズム200を設け、該プリズム200が、発光表示部113に対向する出射面201と、出射面201の背方に設けた、中用の押釦スイッチ5の発光表示部113と対向する第1の入射面202と、出射面201の背方側から上向き及び下向きに設けられた側方突出プリズム部207と上向き及び下向きの側方突出プリズム部207の背面部に設けた、下用及び上用の押釦スイッチ5の発光表示部113と対向する第2の入射面203とを有し、第1及び第2の入射面202、203に入射した発光手段101からの光が、出射面201から発光表示部113に出射されるように構成し、上記各ピアノハンドル43を押釦スイッチ5の上部に取付ける軸支部をピアノハンドル43に設けた弾性体により形成され下開口がはめ込み用開口部190となった軸受け部191と、該弾性体により形成した軸受け部191のはめ込み用開口部190にはめ込まれる押釦スイッチ5の上部に設けた軸部192とで構成し、軸部192を軸受け部191に嵌合して構成した軸支部を支点としてピアノハンドル43により押釦ハンドルを押圧自在として成ることを特徴とするものである。このように1個モジュールの押釦スイッチ5を上、中、下の3個並べて取付け、上用の押釦スイッチ5、中用の押釦スイッチ5、下用の押釦スイッチ5にそれぞれ押釦スイッチ5よりも上下長さの長い3個用のピアノハンドル43を取付け、上記上用の押釦スイッチ5に取付ける3個用のピアノハンドル43、中用の押釦スイッチ5に取付ける3個用のピアノハンドル43、下用の押釦スイッチ5に取付ける3個用のピアノハンドル43を共通のものとすることで、部品の種類を少なくすることができる。また、合理的な構成で、上用、中用、下用という3個用のピアノハンドル43に設けるプリズム200を共通のものとすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
まずピアノハンドル式スイッチの基本的構造から説明する。本実施形態のピアノハンドル式スイッチは、押釦ハンドル32の押圧操作により2組の接点部の接点切換が行われる押釦スイッチ5と、該押釦スイッチ5を取付ける取付け枠2と、押釦スイッチ5の上面に一端部が回動自在に軸支され他端部を押圧して押釦ハンドル32を押圧操作するピアノハンドル43とからなる。押釦スイッチ5の器体は、合成樹脂製のボディ5aとカバー5bとで形成されており、規格化された既製の埋込型の配線器具の1個モジュール寸法に形成してある。そして、押釦スイッチ5の表面側の部材であるカバー5bには、既製の配線器具を埋設する場合に用いる取付枠2に着脱自在に取付可能とするために、両端面に一対の係止爪11a,11bを夫々突設してあり、一方の係止爪11bの背部には空所12を形成し、係止爪11bが背方へ弾性的にたわむようにしてある。従って、既製の配線器具用の取付枠2に係止爪11a,11bを係止させて押釦スイッチ5を着脱自在に取り付けることができ、既製の埋込型の配線器具と同様にして壁面などの造営面に埋設できるようにしてある。
【0010】
この押釦スイッチ5のボディ5a内の一端部に接続端子収納部13を形成し、また、他端部に接続端子収納部14を形成し、更に中央部に中央収納部23を形成してあり、一端部の接続端子収納部13に鎖錠ばね110を内装した端子板15が収納され、また、他端部の接続端子収納部14には鎖錠ばね110を内装した端子板18が収納される。図中111はボディ5aの両側に配置される2つの鎖錠ばね110の解除釦である。そして、端子板15と鎖錠ばね110と解除釦111とで速結端子が構成してある。
【0011】
ここで端子板18には固定接点25が固着された延設片18aを形成してあり、この延設片18aを隔壁60aに近接する中央収納部23側に延出してあり、延設片18aに固定接点25が設けてある。ここで延設片18aは中央収納部23内に位置している。
【0012】
また端子板15から中央収納部23に支持片15aが延出してあり、開閉体24が中央収納部23内に入れられて導電体からなる各開閉体24の下端が支持片15a上に回動自在に立設してある。ここで、開閉体24の両端下部に設けた突部を中央収納部23の内側壁に形成されたV状凹部27に嵌め込んで、V状凹部27の下部を中心に回動自在となっている。開閉体24には可動接点29が設けてある。そして、開閉体24の回動に応じて可動接点29を固定接点25に接離して、端子板15と端子板18との間の接続、切離を行う。
【0013】
実施形態においては上記のように固定接点25と可動接点29とで接点部100が構成してある。上記接点部100の開閉を行うための開閉体24は反転ハンドル31の反転回動により操作されるように構成してある。
【0014】
すなわち、反転ハンドル31の下部には下方に開口した筒部31aが並設してあり、反転ハンドル31の下部の筒部31aにはコイルスプリング99の上部が納められ、各コイルスプリング99の下部が上記開閉体24の上縁に係止され、反転ハンドル31の回動に応じて開閉体24を反転駆動するようになっている。
【0015】
反転ハンドル31は、両側に設けた逆三角形状の軸31bをカバー5bの内壁に形成された軸受け98に枢支して回動自在に取り付けられ、上部の両端にスライドカム33に掛合する掛合突起34を突設してある。押釦ハンドル32はカバー5bに上下動自在に取り付けられ、下方に配置される復帰ばね37により常時上方に付勢されている。スライドカム33は両端下面に上記反転ハンドル31の掛合突起34に摺動係合する掛合カム体38が形成され、押釦ハンドル32の下面側において摺動自在に取り付けられ、内部に形成されたハ状の一対のばね片33aの間に押釦ハンドル32の下面に形成している突起32aが挿入され、このばね片33aで復帰力を与えている。
【0016】
図1に示すように、押釦スイッチ5の器体のカバー5bの表面側端部には横向きとなった軸部192が突設してある。この軸部192は上部が横向きの円柱形状をしている。
【0017】
ピアノハンドル43は、図2や図4に示すように、背面部の一端部に下開口がはめ込み用開口部190となった軸受け部191が設けてある。この軸受け部191は弾性体により形成してあり、添付図面に示す実施形態においては金属製である。金属以外にも合成樹脂により形成してもよい。ここで、金属製あるいは合成樹脂製のいずれの場合にも軸受け部191は合成樹脂により形成するピアノハンドル43自体よりも強度が強いものが用いられる(つまり、軸受け部191を金属で形成した場合はもちろん、合成樹脂で形成した場合も合成樹脂で形成したピアノハンドル43自体よりも強い強度の素材を使用する)。下方に開口したはめ込み用開口部190は軸受け部191の内部よりも幅狭となっており、前述の押釦スイッチ5の上部に設けた軸部192を弾性的にはめ込んだ場合、軸部192と軸受け部191との嵌合が外れないようになっている。このように軸部192を軸受け部191に回動自在にはめ込むことでピアノハンドル43を回動自在に軸支するたの軸支部が構成してある。そして、この軸支部を中心にしてピアノハンドル43を回動させる場合、回動する方のピアノハンドル43の裏面部に直接軸受け部191を設けてあることで、回動する方のピアノハンドル43の裏面部に下方に長く突出する従来例における回動片のようなクリープ変形する部位が存在しなくなるものである。なお、ピアノハンドル43の他端には背方に向けて抜け止め用の一対の抜止片43bを突設してある。抜止片43bが空所12内に挿入され、ピアノハンドル43が回動しても抜止片43bの先端が空所12から抜けないようになっている。
【0018】
上記のようにピアノハンドル43が押釦スイッチ5に取付けられるのであるが、ピアノハンドル43を押圧操作すると、軸受け部191と軸部192との軸支部を中心にしてピアノハンドル43がピアノタッチ式に回動する。そして、このピアノハンドル43の回動により押釦スイッチ5の押釦ハンドル32を押圧操作する。
【0019】
次に、上記押釦スイッチ5の動作を簡単に説明する。図4の状態は固定接点25に可動接点29が接しているオンの状態である。いま、図4の状態で、ピアノハンドル43を操作したとすると、ピアノハンドル43の操作に伴って押釦ハンドル32が復帰ばね37に抗して押し下げられ、押釦ハンドル32の押し下げによりスライドカム33が下降する。そして、スライドカム33の図中左側の掛合カム体38が、反転ハンドル31の左側の掛合突起34に当たることにより、反転ハンドル31が回動される。このとき、反転ハンドル31の回動に伴ってスライドカム33が図中の左側にスライドしている。このようにして反転ハンドル31が反転回動されると、コイルスプリングが反転して開閉体24が反転し、可動接点29が固定接点25から離れてオフ状態となる。この反転後、ピアノハンドル43の押し下げ力を解除すると、復帰ばね37で押釦ハンドル32が押し上げられ、このときピアノハンドル43が元の状態に戻る。そして、これと同時にスライドカム33もばね片33aのばね力で中央部に摺動復帰する。この状態オフ状態から再びピアノハンドル43を押し下げ操作すると、上記とは逆に反転ハンドル31が回動して可動接点29が固定接点25から離れてオンとなる。
【0020】
押釦スイッチ5内には発光手段101が設けてあり、ピアノハンドル43には発光手段101からの光が表示される発光表示部113が設けてある。発光手段101は接点部100がオンの場合に発光するものと、接点部100がオフの場合に発光するものとがある。添付図面に示す実施形態では発光手段101がほたる表示をするためのパイロットランプである場合の例が示してあるが、この実施形態の場合、可動接点29が固定接点25から離れてオフ状態となっている時発光する。そしてこの発光手段101による発光はピアノハンドル43に設けた発光表示部113で視認できる。また、図示は省略しているが、接点部100がオンの場合に発光手段101が発光するものの場合、接点部100のオン、オフにより「入り」、「切り」される負荷(例えば空調装置)などの「入り」状態が発光表示部113において発光手段101の発光により視認できるものである。
【0021】
ところで、本発明においては、規格化された埋込型の配線器具の1個モジュールとなった押釦スイッチ5を取付ける取付け枠2は一般に上記1個モジュールの押釦スイッチ5を上下方向に3個並べて取付けることができる3個モジュールとなっており、本発明においては、この3個モジュールの取付け枠2に1個モジュールの押釦スイッチ5を3つ取付け
ると共に3つの押釦スイッチ5にそれぞれ3個用のピアノハンドル43を取付けて構成するピアノハンドルスイッチに係るものである。
【0022】
また、3個用のピアノハンドル43の上下長さは操作性を良くするため押釦スイッチ5よりも上下方向の長さを長くしてある。
【0023】
図1乃至図20には3個用のピアノハンドル43を押釦スイッチ5に取付ける本発明の実施形態が示してある。ピアノハンドル43の一端部の裏面部に取付けられる軸受け部191としては軸芯方向(上下方向)に長いものが用いられる。つまり、図1に示すように、上下方向の中間部分の軸受け部191aを長く、上下方向の一方側の端部の軸受け部191bと他方側の端部の軸受け部191cとを短く形成したものが開示してある。そして、図6乃至図7に示すように取付け枠2に上下方向に3個の押釦スイッチ5を並べて取付けた場合、中間の押釦スイッチ5にピアノハンドル43を取付ける場合には中央の軸受け部191aに中間の押釦スイッチ5の軸部192をはめ込んで取付けるものであり、このことにより図7のように中間の押釦スイッチ5のセンターと該中間の押釦スイッチ5に取付けるピアノハンドル43のセンターとが一致するように取付けるものである。また、上の押釦スイッチ5にピアノハンドル43を取付ける場合には上の軸受け部191bと中央の軸受け部191aの上半分に上の押釦スイッチ5の軸部192をはめ込んで取付けるものであり、このことにより図7のように上の押釦スイッチ5のセンターよりも上の押釦スイッチ5に取付けるピアノハンドル43のセンターが上にずれて位置するように取付けるものである。また、下の押釦スイッチ5にピアノハンドル43を取付ける場合には下の軸受け部191cと中央の軸受け部191aの下半分に下の押釦スイッチ5の軸部192をはめ込んで取付けるものであり、このことにより図7のように下の押釦スイッチ5のセンターよりも下の押釦スイッチ5に取付けるピアノハンドル43のセンターが下にずれて位置するように取付けるものである。このようにすることで、共通の3個用のピアノハンドル43として上用、中間用、下用のいずれにも共通して使用することができるものである。
【0024】
ここで、上記3個用のピアノハンドル43を用いたものにおいて、押釦スイッチ5に設けた発光手段101からの光をピアノハンドル43に設けた発光表示部113から発光表示するに当たって、3個用のピアノハンドル43には発光手段101の光を発光表示部113に導光するためのプリズム200が設けてある。
【0025】
図8にはプリズム200の一例が示してある。本実施形態においては、プリズム200は図8に示すように、出射面201が三角波状をした凹凸形状となっている。この三角波状をした凹凸形状の出射面201の背方に中用の押釦スイッチ5の発光表示部113からの光が入射する第1の入射面202が設けてある。また、凹凸形状となった出射面201の背方側から上下両側方に向けて側方突出プリズム部207が設けてあり、この側方突出プリズム部207の背面部に、上用の押釦スイッチ5又は下用の押釦スイッチ5からの光が入射して側方突出プリズム部207内で反射して凹凸形状の傾斜面204から発光表示部113に出射するための第2の入射面203が設けてある。上記の構成の図8に示すプリズム200は3個用のピアノハンドル43の背面側に出射面201が3個用のピアノハンドル43に設けた発光表示部113に対向するように取付けてある。ここで、実施形態においては発光表示部113は開口で構成してあり、出射面201が発光表示部113である開口にはめ込んである。もちろん、発光表示部113に開口に透光板を取付けて構成し、透光板の背方に出射面201に位置させてもよい。
【0026】
しかして、中間の押釦スイッチ5に取付けた3個用のピアノハンドル43においては図7に示すように第1の入射面202が中間の押釦スイッチ5の発光手段101に対向し、また、上の押釦スイッチ5に取付けられた3個用のピアノハンドル43においては下向きの側方突出プリズム部207の第2の入射面203が上の押釦スイッチ5の発光手段101に対向し、また、下の押釦スイッチ5に取付けられた3個用のピアノハンドル43においては上向きの側方突出プリズム部207の第2の入射面203が下の押釦スイッチ5の発光手段101に対向するものである。
【0027】
そして、上用あるいは下用の押釦スイッチ5の発光手段101から発光された光は、模式図である図9の矢印のように第2の入射面203から側方突出プリズム部207に入射し、側方突出プリズム部207内で反射して凹凸形状の傾斜面204から発光表示部113に向けて出射するのである。また、中用の押釦スイッチ5の発光手段101から発光された光は、模式図である図10の矢印のように第1の入射面202から入射し、凹凸形状の傾斜面204から発光表示部113に向けて出射するのである。この場合、出射面201を三角波状の凹凸形状とすることで、出射面201から出射する光の出射を図9、図10に示すようにほぼ同じ方向にすることができるものである。
【0028】
プリズム200としては上記の実施形態のものにのみ限定されない。すなわち図13、図14示すものは、出射面201背方に中用の押釦スイッチ5の発光表示部113からの光が入射する第1の入射面202が設けてある。また、出射面201よりも背方側から上下両側方に向けて側方突出プリズム部207が設けてあり、この側方突出プリズム部207の背面部に、上用の押釦スイッチ5又は下用の押釦スイッチ5からの光が入射して側方突出プリズム部207内で反射して凹凸形状の傾斜面204から発光表示部113に出射するための第2の入射面203が設けてある。そして、本実施形態においては、プリズム200内に第1の入射面202から入射した光と第2の入射面203から入射した光を出射面201に向けるための境界部215を形成し、該境界部215を隙間216により形成してある。上記境界部215を構成する隙間216を形成するには、図13に示すようにプリズム200全体を一体構造のものとして内部に隙間216を形成したものでも、あるいは図14のようにプリズム200を複数のプリズム体218から構成し、隣接するプリズム体218を僅かに離して両プリズム体218間に境界部215となる隙間216を形成したりするものである。そして、第1の入射面202から入射した光は図13の矢印イに示すように境界部215を構成する隙間216の側面でそれぞれ屈折して出射面201に向かって出射面201から出射する。また、第2の入射面203から入射した光は図13の矢印ロ、ハに示すように境界部215に到り、ここで、反射、あるいは屈折して出射面201に向かって出射面201から出射する。上の第2の入射面203から入射した矢印ハに示す光は、図13に示すように、境界部201で反射、屈折、屈折を経て出射面201に向かうようになっており、下の第2の入射面203から入射した矢印ロに示す光は、図13に示すように、境界部201で反射して出射面201に向かうようになっている。
【0029】
しかして、中間の押釦スイッチ5に取付けた3個用のピアノハンドル43においては図11、図12に示すように第1の入射面202が中間の押釦スイッチ5の発光手段101に対向し、また、上の押釦スイッチ5に取付けられた3個用のピアノハンドル43においては下向きの側方突出プリズム部207の第2の入射面203が上の押釦スイッチ5の発光手段101に対向し、また、下の押釦スイッチ5に取付けられた3個用のピアノハンドル43においては上向きの側方突出プリズム部207の第2の入射面203が下の押釦スイッチ5の発光手段101に対向するものである。
【0030】
そして、上用あるいは下用の押釦スイッチ5の発光手段101から発光された光は、模式図である図13の矢印ロ又はハ(ロは下用、ハは上用)のように上又は下の第2の入射面203から側方突出プリズム部207に入射し、前述のように境界部215で反射、あるいは屈折して出射面201から出射するのである。また、中用の押釦スイッチ5の発光手段101から発光された光は、模式図である図13の矢印イのように第1の入射面202から入射し、境界部215で屈折して出射面201から出射する
【0031】
また、図15、図16には3個用のピアノハンドル43にネームプレート250を取付けるのは上記実施形態と同じであるが、発光表示部113を設けない場合の例が示してある。
【0032】
また、図17、図18には3個用のピアノハンドル43にネームプレート250は取付
けないが、発光表示部113を設ける場合の例が示してある。
【0033】
また、図19、図20には3個用のピアノハンドル43にネームプレート250も発光表示部113も設けない場合の例が示してある。
【0034】
【発明の効果】
本発明の請求項1記載の発明にあっては、上述のように、3個モジュールの取付け枠に1個モジュールの押釦スイッチを上、中、下の3個並べて取付け、上用の押釦スイッチ、中用の押釦スイッチ、下用の押釦スイッチにそれぞれ押釦スイッチよりも上下長さの長い3個用のピアノハンドルを取付け、上記上用の押釦スイッチに取付ける3個用のピアノハンドル、中用の押釦スイッチに取付ける3個用のピアノハンドル、下用の押釦スイッチに取付ける3個用のピアノハンドルを共通のものとし、上記各ピアノハンドルを押釦スイッチの上部に取付ける軸支部をピアノハンドルに設けた弾性体により形成され下開口がはめ込み用開口部となった軸受け部と、該弾性体により形成した軸受け部のはめ込み用開口部にはめ込まれる押釦スイッチの上部に設けた軸部とで構成し、軸部を軸受け部に嵌合して構成した軸支部を支点としてピアノハンドルにより押釦ハンドルを押圧自在としてあるので、押釦スイッチよりも上下長さの長い3個用のピアノハンドルを弾性を有する軸受け部と、押釦スイッチ側に設けた軸部との嵌合により簡単に取付けることができるのみならず、3個用のピアノハンドルの共通化が図れ、部材点数を削減できるものである。しかも、各押釦スイッチに接点部の切り換えを表示する発光手段を備え、各ピアノハンドルに発光表示部を備え、各ピアノハンドルの下面部に各押釦スイッチの発光手段の光を発光表示部に導光するための共通のプリズムを設け、該プリズムが、発光表示部に対向する出射面と、出射面の背方に設けた、中用の押釦スイッチの発光表示部と対向する第1の入射面と、出射面の背方側から上向き及び下向きに設けられた側方突出プリズム部と上向き及び下向きの側方突出プリズム部の背面部に設けた、下用及び上用の押釦スイッチの発光表示部と対向する第2の入射面とを有し、第1及び第2の入射面に入射した発光手段からの光が、出射面から発光表示部に出射されるように構成したので、3個用のピアノハンドルに取付けるプリズムとして上用、下用、中間用として簡単な構成の共通のプリズムを使用することができるものである。このように本発明においては3個用のピアノハンドルを共通のものとすると共に3個用のピアノハンドルに取付けるプリズムを共通のものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のピアノハンドル式スイッチの一部分解斜視図である。
【図2】同上の一部破断した斜視図である。
【図3】同上の分解斜視図である。
【図4】同上の断面図である。
【図5】同上の3個並べて取付ける例を示す斜視図である。
【図6】同上の正面図である。
【図7】同上の側面図である。
【図8】同上に用いるプリズムの一例の側面図である。
【図9】同上の作用説明図である。
【図10】同上の作用説明図である。
【図11】同上の他のプリズムを用いた正面図である。
【図12】同上の側面図である。
【図13】同上に用いるプリズムを示す側面図である。
【図14】同上に用いるプリズムの更に他例を示す側面図である。
【図15】同上の3個用のピアノハンドルの他の実施形態の分解斜視図である。
【図16】同上の斜視図である。
【図17】同上の3個用のピアノハンドルの一実施形態の分解斜視図である。
【図18】同上の斜視図である。
【図19】同上の3個用のピアノハンドルの更に他の実施形態の分解斜視図である。
【図20】同上の斜視図である。
【図21】従来例の断面図である。
【符号の説明】
2 取付け枠
5 押釦スイッチ
5a ボディ
5b カバー
31 反転ハンドル
32 押釦ハンドル
43 ピアノハンドル
100 接点部
101 発光手段
113 発光表示部
190 はめ込み用開口部
191 軸受け部
200 プリズム
201 出射面
202 第1の入射面
203 第2の入射面
207 側方突出プリズム
215 境界部
216 隙間

Claims (1)

  1. 押釦ハンドルが押し込まれたときに、この押釦ハンドルの押し込み動作にともなって反転ハンドルを反転回動させ、この反転ハンドルの反転回動に応じて接点部の切り換えを行うようにし、接点部の切り換えを表示する発光手段を備えた規格化された埋込型の配線器具の1個モジュールとなった押釦スイッチと、1個モジュールの押釦スイッチを上下方向に上、中、下の3個並べて取付けることのできる3個モジュールの取付け枠と、押釦スイッチの接点部の切り換えを行うようにした押釦スイッチの上部に軸支部により取付けられて上記押釦ハンドルをピアノタッチ操作で押圧する発光表示部を備えたピアノハンドルとを備え、上記3個モジュールの取付け枠に1個モジュールの押釦スイッチを上、中、下の3個並べて取付け、上用の押釦スイッチ、中用の押釦スイッチ、下用の押釦スイッチにそれぞれ押釦スイッチよりも上下長さの長い3個用のピアノハンドルを取付け、上記上用の押釦スイッチに取付ける3個用のピアノハンドル、中用の押釦スイッチに取付ける3個用のピアノハンドル、下用の押釦スイッチに取付ける3個用のピアノハンドルを共通のものとしたピアノハンドル式スイッチにおいて、各ピアノハンドルの下面部に各押釦スイッチの発光手段の光を発光表示部に導光するための共通のプリズムを設け、該プリズムが、発光表示部に対向する出射面と、出射面の背方に設けた、中用の押釦スイッチの発光表示部と対向する第1の入射面と、出射面の背方側から上向き及び下向きに設けられた側方突出プリズム部と上向き及び下向きの側方突出プリズム部の背面部に設けた、下用及び上用の押釦スイッチの発光表示部と対向する第2の入射面とを有し、第1及び第2の入射面に入射した発光手段からの光が、出射面から発光表示部に出射されるように構成し、上記各ピアノハンドルを押釦スイッチの上部に取付ける軸支部をピアノハンドルに設けた弾性体により形成され下開口がはめ込み用開口部となった軸受け部と、該弾性体により形成した軸受け部のはめ込み用開口部にはめ込まれる押釦スイッチの上部に設けた軸部とで構成し、軸部を軸受け部に嵌合して構成した軸支部を支点としてピアノハンドルにより押釦ハンドルを押圧自在として成ることを特徴とするピアノハンドル式スイッチ。
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