JP2908835B2 - スイッチ - Google Patents

スイッチ

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JP2908835B2
JP2908835B2 JP11606590A JP11606590A JP2908835B2 JP 2908835 B2 JP2908835 B2 JP 2908835B2 JP 11606590 A JP11606590 A JP 11606590A JP 11606590 A JP11606590 A JP 11606590A JP 2908835 B2 JP2908835 B2 JP 2908835B2
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篤志 堀
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、接点機構に関連して点灯する発光部を備え
たスイッチに関するものである。
[従来の技術] 従来より、接点機構のオン時に点灯して負荷への通電
を示す表示や、接点機構のオフ時に点灯して暗がりでの
スイッチの位置を示す表示などを行うために、接点機構
に関連して点灯する発光部を設けたスイッチが提供され
ている。
[発明が解決しようとする課題] この種のスイッチでは、接点機構に関連させて点灯す
る発光部として発光ダイオードを設けたものがあり、発
光ダイオードを点灯させるために電流トランスを器体内
に収納するから、スイッチが大形化しやすいという問題
がある。とくに、配線器具の1個モジュール寸法のよう
な小形の器体を用いる場合には、接点機構と接続端子と
電流トランスとの配置関係は重要な問題である。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その
目的は、比較的小形の器体を用いながらも電流トランス
を収納するスペースを確保したスイッチを提供すること
にある。
[課題を解決するための手段] 本発明は、一面に開口を有し開口に連通して中央部に
相対的に深さの深い凹部である中央収納部を有し開口に
連通して両端側に中央収納部より深さの浅い凹部である
接続端子収納部を有するボディと、上記ボディとともに
器体を形成するカバーと、ボディとカバーとの一方の側
面に突設した係止突起と、他方に形成された係止突起に
係合してボディとカバーとを結合する係止孔を備えた係
止脚と、上記ボディの接続端子収納部に夫々配設される
速結端子と、上記ボディの中央収納部に収納され速結端
子間の電路を開閉する接点機構と、上記ボディの中央収
納部にはめ込まれ接点機構を収納する空間をボディの開
口側に形成する中枠と、上記ボディの開口側に設けられ
接点機構を操作する操作体と、手操作され操作体を介し
て接点機構を操作する操作体よりも大形であるハンドル
と、上記ボディの中央収納部でボディの底部と中枠との
間の空間に配設された電流トランスと、電流トランスの
出力を用いて点灯する発光ダイオードおよび速結端子間
の電圧により点灯するネオン管を備え接点機構に関連し
て点灯する発光部とを具備し、配線器具用の取付枠の窓
孔に3個まで取付可能となる大きさに上記器体を形成し
たものである。
又、接点機構による電路の開放時に点灯表示する位置
表示用の発光部を設けてもよい。
あるいは又、接点機構による電路の閉成時に点灯表示
する動作表示用の発光部を設けてもよい。
更に、上記発光部をボディの開口側に露光させ、ボデ
ィの開口側に接点機構を開閉させるハンドルを上記操作
体に設け、上記ハンドルを覆うように上記化粧ハンドル
を配置し、上記発光部からの光を化粧ハンドルに設けた
表示部に導くプリズムを設けてもよい。
[作 用] 本発明の構成により、速結端子をボディの両側に振り
分けることで絶縁距離を確保することができ、又ボディ
の中央部に比較的深い中央収納部を形成して接点機構と
電流トランスとを深さ方向に並べて収納するから、1個
モジュール寸法程度の小形の器体を用いる場合でも電流
トランスを収納することが可能になる。しかも、電流ト
ランスと接点装置との間には中枠が介在しており、電流
トランスと接点装置との絶縁距離も確保することができ
る。器体は配線器具用の取付枠に3個まで取付可能とな
る大きさに形成されているから、操作対象になる負荷の
個数に応じて取付枠に取り付ける器体の個数を1個、2
個、3個の範囲で任意に選択することができる。
又、位置表示用の発光部を設けることにより、暗がり
でスイッチを発見するのが容易になり、動作表示用の発
光部を設けることにより、負荷への給電状態を容易に確
認することができる。
接点機構を開閉させるハンドルを覆う形で化粧ハンド
ルを設けている場合には、発光部からの光を化粧ハンド
ルの表示部に導くプリズムを設けることで、発光部をボ
ディ内の定位置に配置しながらも発光部の点灯・消灯を
化粧ハンドルの表示部を通して容易に確認することがで
きる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
まず、スイッチ全体の構成について説明する。第4図
に示す押釦スイッチ5は合成樹脂製のボディ5aと、合成
樹脂製のカバー5bとで器体が形成され、カバー5bの対向
する一対の側面から垂下したボディ係止脚(係止脚)10
に設けたボディ係止孔(係止孔)10aをボディ5aの係止
突起9に係止させて結合する。
カバー5bには更に両側面に、第11図に示す取付枠2の
両側片2b,2bの縦辺に穿設してある一対の係止孔8に夫
々対応した係止爪11a,11bを夫々一体に突設し、一方の
係止爪11bの背部にはカバー5bの外壁を上下に貫通した
孔よりなるたわみ代を得るための空間12を形成して、係
止爪11bが内側へ弾性的にたわむことができるようにな
っている。
ボディ5aは中央収納部23に中枠60をはめ込み、中枠60
の下面側に電流トランスCTが配設してあり、またボディ
5aの両側に接続端子収納部13,14を形成し、一方の接続
端子収納部13には共通端子板15、鎖錠ばね16、解除釦17
からなる共通接続端子部としての速結端子を収納し、他
方の接続端子収納部14には、第1の接続端子部としての
連結端子を構成する端子板18、鎖錠ばね19と、第2の接
続端子部としての速結端子を構成する端子板20、鎖錠ば
ね21とを収納し、また第1、第2の接続端子部に共通の
解除釦22を収納している。
共通端子板15は電流トランスCTの1次側を介してボデ
ィ5aの中央収納部23の底部に配置してある開閉体24の支
持板15aに接続している。
端子板18には延設片18aが設けてあって、この延設片1
8aは隔壁14aを乗り越えて中央収納部23内に延出してあ
り、更に壁壁14a側に近接しており、この延設片18aには
固定接点25aを設けている。
また端子板20はボディ5aの内壁に沿わせて中央収納部
23内に延設し、その先端を接続端子収納部13の隔壁に沿
うように折り曲げ、その折り曲げ片20aの先端に上記固
定接点25aに対応する固定接点25bを設けている。
そしてこれら端子板18,20の上部には表示回路を配線
したプリント基板26を載置して各端子板18,20より突設
した端子18b,20bをプリント基板26の接触子26aに接続し
ている。
上記開閉体24は導電板により形成してあり、中央収納
部23内に入れられ、両端下部に設けた突部28を中央収納
部23の側壁及び中枠60に設けたV状凹部27にはめ込んで
下端縁が上記支持板15aに接した状態でV状凹部27の下
部を中心に回動自在となっている。そして、開閉体24の
上部両面に設けてある可動接点29を回動に応じて固定接
点25a,25bに接触、開離して、共通接続端子部と、第1,
又は第2の接続端子部との間をオン、オフするようにな
っている。
この開閉体24は、カバー5bと、コイルスプリング30
と、反転ハンドル31、押釦ハンドル32、スライドカム33
等からなる操作体により反転操作される。
コイルスプリング30は上記開閉体24の横片の上縁に設
けたばね座24aに下部を係止させ、上部を反転ハンドル3
1の下部に一体に突設させている筒部31a内に挿入させて
反転ハンドル31の両側方向への動きに応じて開閉体24を
反転駆動するようになっている。
反転ハンドル31はカバー5bの凹部51の底部に開口した
孔52に下方から凹部51内に挿入しされ、反転ハンドル31
の下部の筒部31aの両側に設けた逆三角形状の軸31cをカ
バー5bの内壁の軸受け50に回動自在に枢支してあり、反
転ハンドル31の上部の直方体部31bの両側上部には上記
スライドカム33に掛合する掛合突起34,34を突設してい
る。
押釦ハンドル32は上記カバー5bの凹部51の両側内壁面
に形成された上下方向の係止溝35に係止突起36,36を係
止して上下動自在に凹部51内に収納されており、平片37
bから下向きに開拡した2つの復帰ばね片37a,37aを下方
に向けて一体延設して構成した復帰ばね37を平片37bに
穿設した孔37dに押釦ハンドル32の下面に突設した突起
(図示せず)を挿入することにより、押釦ハンドル32下
面に取り付け、この復帰ばね37の復帰ばね片37a、37a先
端を凹部51の底面に弾接することにより上方に常時付勢
されている。
スライドカム33は第4図に示すようにポリアセタール
のような弾性に富む熱可塑性樹脂により略ロ状に成形さ
れたもので、対向する側辺部の下面に上記反転ハンドル
31の掛合突起34に対応する掛合カム体38を突設し、更に
別の側辺部の中央部にはハ状に一体突設した一対のばね
片33a,33aを備え、このばね片33a,33aの先端間に押釦ハ
ンドル32の下面に形成している突起32Aを挿入して押釦
ハンドル32の下面においてスライドカム33を摺動自在に
装着し且つばね片33a,33aの弾性によって反摺動方向へ
の復帰力を与えるようになっている。尚、発光ダイオー
ドLEDとネオン管Lとで発光部63を構成している。
第4図に示す電流トランスCTや、発光ダイオードLE
D、ネオン管L、抵抗R,R、ダイオード61はスイッチのオ
ンオフを表示するための回路を構成するものである(第
12図参照)。2個の押釦スイッチ5により3路回路を構
成すると第1の接続端子部と第2の接続端子部との間に
電源が接続される。いま、第1の接続端子部又は第2の
接続端子部と、一方の固定接点25a又は25bと、開閉体24
の可動接点29と、支持板15aと、電流トランスCTと、共
通接続端子部と、負荷と、電源との経路で電流が流れる
状態では、共通接点板15と、開閉体24の支持板15aとの
間に1次側を挿入した電流トランスCTが負荷電流を検出
してその検出出力で発光ダイオードLEDを点灯させる。
又開閉体24が反転して可動接点29が他方の固定接点25b
又は25aに切り換え接続されると、負荷がオフされ、ネ
オン管Lと抵抗R,Rとからなる回路の両端に電源が接続
されネオン管Lが点灯するのである。つまり、負荷に通
電されると発光ダイオードLEDが点灯し、負荷に通電さ
れないときにはネオン管Lが点灯する。このように、発
光ダイオードLEDは負荷への通電中に点灯する動作表示
機能を持ち、ネオン管Lは負荷への給電を行っていない
ときに点灯する位置表示機能を持つ。カバー5bには窓部
40が設けてあって、この窓部40にランプカバー41が取り
付けてあって、発光ダイオードLEDやネオン管Lからの
光りが見えるようになっている。
尚、電流トランスCTと回路との接続はリード線(図示
せず)で行うが、その構成は省略する。
このように構成した押釦スイッチ5は第11図に示す金
属製の取付枠2の窓孔6に下方からカバー5bを嵌めるよ
うにして、取付枠2の一方の側片2bの縦辺下端をカバー
5bの周辺上面に当接した状態でこの当接点を支点として
回動させれば支点側の係止爪11aが係止孔8に係入し、
他方の側片2bの縦辺の下端は係止爪11bを空間12のたわ
み代と、カバー5bの材質の弾性力によって内方向に押圧
させて係止爪11bを乗り越え、係止爪11bを係止孔8に係
入させる。係止爪11a,11bを係止孔8,8に夫々係入させて
係止固定された押釦スイッチ5は押釦ハンドル32を取付
枠2の窓孔6より突出させる。
このようにして取付枠2に取り付けた押釦スイッチ5
にはピアノハンドル43が付設される。このピアノハンド
ル43は第5図及び第11図(b)に示すように一側縁に設
けた支点リブ43aをカバー5bの一側部の凹部54に回動自
在に係止し、また、ピアノハンドル43の他側縁に形成し
た係止足43bをカバー5bの他側部の係止空間47に上下動
自在に係止して装着されている。このピアノハンドル43
の他側部を押操作することで、支点リブ43aの部分を支
点として回動自在となっており、該ピアノハンドル43を
押し回動させることにより押釦ハンドル32を押し駆動で
きるようになっている。このピアノハンドル43には上記
ネオン管L及び発光ダイオードLEDの光を透過させる透
孔窓43cを穿孔している。
ところで、化粧ハンドルとなるピアノハンドル43にお
いて表示部となる透光窓43cに発光部63からの光を導く
ためにプリズム64が設けられる。第1図〜第3図に示す
ように、プリズム64はカバー5bに取り付けた支持金具65
に保持される。支持金具65は略コ字型に形成され、前板
66と両側板67にかけた開口部71が形成してある。又、側
板67には支持片68が垂設されていて、下部には器体に回
動自在に枢支するための挿通孔69が夫々穿設してある。
プリズム64の両側には支持金具65の前板66に載置して固
定するための固定片70が一体的に形成してある。プリズ
ム64は支持金具65の開口部71内に配設され、しかも一方
の端部が支持金具65の側板67より突出する形で配置され
る。プリズム64は断面六角形状に形成し、プリズム64を
支持金具65に取り付けた時に、斜めに位置するように構
成している。カバー5bのランプカバー41が配置される窓
部40の突台72の両側には軸73が突設してあり、この軸73
に支持金具65の支持片68の挿通孔69を挿通して、支持金
具65を回動自在に枢着している。そして、第2図に示す
ように、プリズム64を支持金具65の背面側から配置し、
固定片70を前板66の背面に位置させて、化粧ハンドルと
してのピアノハンドル43の背面から突設しているリブ74
を前板66及び固定片70の穴66a,70aにはめてプリズム64
を支持金具65に固定する。これにより、ピアノハンドル
43の回動と共にプリズム64及び支持金具65も回動する。
ここで、プリズム64を配置した状態では、第3図に示
すように、発光部63側にプリズム64の端面を対向させた
場合にプリズム64プリズム64が前面側に斜めに配置され
る形となり、ピアノハンドル43側のプリズム64の端部
は、第2図に示すように、支持金具65の側板67の前端面
から離れることになる(第2図中の二点鎖線で示すプリ
ズム64′は従来を示している。)。従って、支持金具65
の該側板67の前後方向の寸法を大きくすることができ
て、支持金具65の強度を向上させることができる。そし
て、プリズム64の他方の端面をピアノハンドル43の表示
部である透光窓43cに対面させている。発光部63からピ
アノハンドル43へ光を屈折させるプリズム64を六角形状
としていることで、第3図に示すように、光経路を鋭角
で屈折できるため、屈折による反射ロスが直角に屈折さ
せるより低くすることができる。尚、第4図において、
便宜上支持金具65とプリズム64とは省略してある。
次に、第5図〜第9図に基づいて本発明ピアノハンド
ル式スイッチの動作を説明する。
まず、第5図(a)においてピアノハンドル43を押し
下げると、第6図に示すように、押釦ハンドル32を復帰
ばね片37aに抗して押し下げ、押釦ハンドル32の押し下
げによりスライドカム33が下降してスライドカム33の一
方(第6図(a)において左側)の端部の掛合カム体38
の内側傾斜面の基部付近が傾いた状態にある反転ハンド
ル31の上側(第6図(b)において左側)の掛合突起34
に当たり、更に押釦ハンドル32を押すと掛合カム体38の
内側傾斜面に沿うように掛合突起34が押し下げられて反
転ハンドル31が反転回動する。この場合、押釦ハンドル
32の押し下げによる反転ハンドル31の反転に伴い掛合突
起34が第7図と第8図の(b)のように反時計回りに回
動し、この回動に伴って掛合突起34により掛合カム体38
がばね片33aに抗して第8図(b)に示すように左側に
スライドし、反転ハンドル32の反転の途中で反転ハンド
ル32が水平を越える位置以上に回動して他方の掛合突起
34が上昇してもスライドカム33が左側にスライドしてい
ることで他方の端部(第8図(b)において右側)の掛
合カム体38が右側の掛合突起34よりも左側に位置するこ
ととなって反転ハンドル31の反転回動の支障とならない
ようになっている。
ここで、反転ハンドル31の掛合突起34の内側に内側傾
斜面を形成しておくと、掛合突起34が上昇回動する際に
内側に位置する掛合カム体38が干渉しないように内側傾
斜面で逃げることができる。また、上記のように押釦ハ
ンドル32の押し下げにより反転ハンドル31を反転回動す
るに当たり、スライドカム33のばね片33aに抗してスラ
イドカム33をスライドしながら反転ハンドル31を反転す
ることで反転ハンドル31とスライドカム33とが摺動摩擦
抵抗を受けずスムーズに反転ハンドル31を反転回動させ
ることができる。
上記のようにして反転ハンドル31を反転回動させると
コイルスプリング30が反転揺動して開閉体24が反転し、
可動接点29が接触している一方の固定接点25aから開離
して、他方の固定接点25bに接触するのである。
この反転後ピアノハンドル43の押し下げ力を解除する
と、復帰ばね37の復帰ばね片37aで押釦ハンドル32が押
し上げられて、ピアノハンドル43も元の状態に戻ること
になる。同時にスライドカム33もばね片33aのばね力で
中央部位に摺動復帰して第9図に示すようになる。この
状態でピアノハンドル43を押し下げれば上述と同様な操
作によって開閉体24を反転することができるのである。
この反転後においてピアノハンドル43の押し下げ力を解
除すれば第6図の状態に戻ることになる。
第13図に示す左側のピアノハンドル43は、規格化され
た配線器具の1個モジュールに対する3個分の大きさを
示している。そして、押釦スイッチは規格化された配線
器具の1個分モジュールの大きさである。また、右側に
は、1個分モジュールの大きさの押釦スイッチを上下に
2個配設し、夫々に合った大きさのピアノハンドル431
を設けたものである。尚、第13図では、規格化された配
線器具の1個分モジュールの大きの押釦スイッチを3個
2組を並設できる大きさの取付枠の場合を示している
が、規格化された配線器具の1個分モジュールの大きさ
の押釦スイッチを3個取り付けることができる取付枠を
1つ用いて押釦スイッチを取り付けることもできる。こ
の場合、ピアノハンドル43,431は第14図に示したものを
使用することができる。
また、第14図は、取付枠に規格化された配線器具モジ
ュール1個分の大きさの押釦スイッチを上下に3個配設
したものであり、またピアノハンドル432を押釦スイッ
チに夫々装着しているものである。
[発明の効果] 本発明は上述のように、一面に開口を有し開口に連通
して中央部に相対的に深さの深い凹部である中央収納部
を有し開口に連通して両端側に中央収納部より深さの浅
い凹部である接続端子収納部を有するボディと、上記ボ
ディとともに器体を形成するカバーと、ボディとカバー
との一方の側面に突設した係止突起と、他方に形成され
た係止突起に係合してボディとカバーとを結合する係止
孔を備えた係止脚と、上記ボディの接続端子収納部に夫
々配設される速結端子と、上記ボディの中央収納部に収
納され速結端子間の電路を開閉する採点機構と、上記ボ
ディの中央収納部にはめ込まれ接点機構を収納する空間
をボディの開口側に形成する中枠と、上記ボディの開口
側に設けられ接点機構を操作する操作体と、手操作され
操作体を介して接点機構を操作する操作体よりも大形で
あるハンドルと、上記ボディの中央収納部でボディの底
部と中枠との間の空間に配設された電流トランスと、電
流トランスの出力を用いて点灯する発光ダイオードおよ
び速結端子間の電圧により点灯するネオン管を備え接点
機構に関連して点灯する発光部とを具備し、配線器具用
の取付枠の窓孔に3個まで取付可能となる大きさに上記
器体を形成したものであり、速結端子をボディの両側に
振り分けることで絶縁距離を確保することができ、又ボ
ディの中央部に比較的深い中央収納部を形成して接点機
構と電流トランスとを深さ方向に並べて収納するから、
1個モジュール寸法程度の小形の器体を用いる場合でも
電流トランスを収納することが可能になる。しかも、電
流トランスと接点装置との間には中枠が介在しており、
電流トランスと接点装置との絶縁距離も確保することが
できるという利点がある。器体は配線器具用の取付枠に
3個まで取付可能となる大きさに形成されているから、
操作対象になる負荷の個数に応じて取付枠に取り付ける
器体の個数を1個、2個、3個の範囲で任意に選択する
ことができる。
接点機構による電路の開放時に点灯表示する位置表示
用の発光部を設けることにより、暗がりでスイッチを発
見するのが容易になり、接点機構による電路の閉成時に
点灯表示する動作表示用の発光部を設けることにより、
負荷への給電状態を容易に確認することができる。
更に、上記発光部をボディの開口側に露光させ、ボデ
ィの開口側に接点機構を開閉させるハンドルを上記操作
体に設け、上記ハンドルを覆うように上記化粧ハンドル
を配置し、上記発光部からの光を化粧ハンドルに設けた
表示部に導くプリズムを設けたものでは、発光部をボデ
ィ内の定位置に配置しながらも発光部の点灯・消灯を化
粧ハンドルの表示部を通して容易に確認することができ
るという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の要部分解斜視図、第2図は同
上の要部断面図、第3図は同上の説明図、第4図は同上
の押釦スイッチの分解斜視図、第5図(a)(b)は夫
々同上の断面図、第6図〜第9図は同上の動作説明図、
第10図は同上の断面図、第11図(a)は同上の分解斜視
図、第11図(b)は同上のピアノハンドルの背面から見
た斜視図、第12図は同上の回路図、第13図は同上の正面
図、第14図(a)(b)は同上の正面図及び側面図であ
る。 5aはボデイ、5bはカバー、13,14は接続端子収納部、15
は共通接点板、16は鎖錠ばね、17は解除釦、18は端子
板、19は鎖錠ばね、20は端子板、21は鎖錠ばね、22は解
除釦、23は中央収納部、24は開閉体、25aは固定接点、2
5bは固定接点、29は可動接点、31は反転ハンドル、32は
押釦ハンドル、33はスライドカム、43はピアノハンド
ル、43cは透孔窓、63は発光部、64はプリズム、CTは電
流トランス、Lはネオン管、LEDは発光ダイオードであ
る。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01H 9/16 H01H 21/00 H01H 23/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一面に開口を有し開口に連通して中央部に
    相対的に深さの深い凹部である中央収納部を有し開口に
    連通して両端側に中央収納部より深さの浅い凹部である
    接続端子収納部を有するボディと、上記ボディとともに
    器体を形成するカバーと、ボディとカバーとの一方の側
    面に突設した係止突起と、他方に形成され係止突起に係
    合してボディとカバーとを結合する係止孔を備えた係止
    脚と、上記ボディの接続端子収納部に夫々配設される速
    結端子と、上記ボディの中央収納部に収納され速結端子
    間の電路を開閉する接点機構と、上記ボディの中央収納
    部にはめ込まれ接点機構を収納する空間をボディの開口
    側に形成する中枠と、上記ボディの開口側に設けられ接
    点機構を操作する操作体と、手操作され操作体を介して
    接点機構を操作する操作体よりも大形である化粧ハンド
    ルと、上記ボディの中央収納部でボディの底部と中枠と
    の間の空間に配設された電流トランスと、電流トランス
    の出力を用いて点灯する発光ダイオードおよび速結端子
    間の電圧により点灯するネオン管を備え接点機構に関連
    して点灯する発光部とを具備し、配線器具用の取付枠の
    窓孔に3個まで取付可能となる大きさに上記器体を形成
    したことを特徴とするスイッチ。
  2. 【請求項2】接点機構による電路の開放時に点灯表示す
    る位置表示用の発光部を設けたことを特徴とする請求項
    1記載のスイッチ。
  3. 【請求項3】接点機構による電路の閉成時に点灯表示す
    る動作表示用の発光部を設けたことを特徴とする請求項
    1記載のスイッチ。
  4. 【請求項4】上記発光部をボディの開口側に露光させ、
    ボディの開口側に接点機構を開閉させるハンドルを上記
    操作体に設け、上記ハンドルを覆うように上記化粧ハン
    ドルを配置し、上記発光部からの光を化粧ハンドルに設
    けた表示部に導くプリズムを設けたことを特徴とする請
    求項1乃至3の何れかに記載のスイッチ。
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