JP3106003B2 - 接点切換表示機能付ピアノスイッチ - Google Patents

接点切換表示機能付ピアノスイッチ

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JP3106003B2
JP3106003B2 JP13306092A JP13306092A JP3106003B2 JP 3106003 B2 JP3106003 B2 JP 3106003B2 JP 13306092 A JP13306092 A JP 13306092A JP 13306092 A JP13306092 A JP 13306092A JP 3106003 B2 JP3106003 B2 JP 3106003B2
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  • Rotary Switch, Piano Key Switch, And Lever Switch (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ピアノタッチ操作で接
点切換が行われるピアノハンドル式スイッチにおける切
換状態を表示する表示部の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ピアノタッチ操作で接点切換が行われる
ピアノハンドル式スイッチとしては、例えば図15に示
すものがある。このピアノハンドル式スイッチでは、押
釦スイッチ5上にピアノハンドル43を取り付け、ピア
ノハンドル43の操作に応じて押釦スイッチ5内部に設
けられた接点切換機構を駆動する。
【0003】このピアノハンドル43の場合には、対向
配置された固定接点25a,25bの間に立設された開
閉体24を回動自在することで、この開閉体24に固着
された可動接点29と固定接点25a,25bの夫々と
を接触,開離させて、接点切換を行う。なお、この開閉
体24の回動動作は本発明の実施例も同様であるので、
詳細な説明は実施例の説明において行い、ここでは概略
的な説明だけを行っておく。つまり、ピアノハンドル4
3が操作されると、このピアノハンドル43の操作に応
じて押釦32が押し下げられ、この押釦32の下降に伴
って下降するスライドカム33により反転ハンドル31
が反転回動され、開閉体24が左右いずれかの方向に回
動するのである。なお、反転ハンドル31と開閉体24
とは図示しないコイルスプリングで連結されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種のピ
アノハンドル式スイッチにおいては、ピアノハンドル4
3の押圧状態を解除すると、ピアノハンドル43が常に
押圧前の状態に復帰するため、接点切換状態を把握する
ことができない。そこで、本発明者は本発明に到る過程
で、ピアノハンドルに摺動自在に取り付けられ接点切換
状態を表示する表示体と、反転ハンドルに形成され反転
ハンドルの一方方向の回動に伴って上記表示体を摺動す
るための駆動片とを設け、反転ハンドルの駆動に応じて
表示体を摺動して接点切換を表示体で表示することを考
えた。また、これと併用して、上記接点切換の表示また
は負荷の通電状態の表示等のために押釦スイッチに発光
素子を設け、この発光素子をピアノハンドルに取付けた
プリズムにより発光表示することを考えた。そして、上
記表示体とプリズムとは別々の取付け手段により取付け
ており、例えばプリズム102は図16に示すように孔
130を設けてピアノハンドルに設けたピンを差し込ん
で熱着により固着することを考えた。
【0005】ところが、上記の場合、表示体とプリズム
とは別々の取付け手段により取付けているので、取付け
作業が面倒で、時間もかかり、組み立てコストのコスト
アップの要因となっていた。本発明の目的は上記の従来
例の問題点を解決することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の接点切換表示機能付ピアノスイッチは、押
釦32が押し込まれたときに、この押釦32の押し込み
動作に伴って反転ハンドル31を反転回動させ、この反
転ハンドル31の反転回動に応じて接点切換が行われる
押釦スイッチ5と、この押釦スイッチ5の上部に取り付
けられ上記押釦32をピアノタッチ操作で押圧するピア
ノハンドル43とを備え、ピアノハンドル43に摺動自
在に取り付けられ接点切換状態を表示する表示体70
と、反転ハンドル31に形成され反転ハンドル31の回
動に伴って上記表示体70を摺動するための駆動片71
と、押釦スイッチ5に設けた発光素子81と、発光素子
81の光をガイドするためのプリズム102を設け、ピ
アノハンドル43の背面側に形成した摺動凹所76の片
側にプリズム102をはめ込んで取付け、摺動凹所76
の他の内側面とプリズム102との間に表示体70を摺
動自在にはめ込み、ピアノハンドル43の背面部に押さ
え板77を取付けて摺動凹所76の開口部の一部を押さ
え板77により覆って押さえ板77によりプリズム10
2及び摺動体70の一部を押さえて成ることを特徴とす
るものである。
【0007】また、プリズム102及び摺動体70の一
部を押さえるための押さえ板77が単一の板で形成さ
れ、該押さえ板77に摺動片71により操作される表示
体70に設けた操作面70bが挿入されて移動するため
の切欠部77aとプリズム102の突出部が突出するた
めの切欠77bを設けて成る構成としてもよい。
【0008】
【作用】しかして、上記の構成の本発明によれば、ピア
ノハンドル43に摺動自在に取り付けられ接点切換状態
を表示する表示体70と、反転ハンドル31に形成され
反転ハンドル31の回動に伴って上記表示体70を摺動
するための駆動片71と、押釦スイッチ5に設けた発光
素子81と、発光素子81の光をガイドするためのプリ
ズム102を設け、ピアノハンドル43の背面側に形成
した摺動凹所76の片側にプリズム102をはめ込んで
取付け、摺動凹所76の他の内側面とプリズム102と
の間に表示体70を摺動自在にはめ込むことで、ピアノ
ハンドル43を押圧操作して反転ハンドル31を反転し
て接点切換を行うことで同時に表示体70により接点切
換の表示ができるものであり、また、発光素子81によ
ってもプリズム102を介して負荷の通電の有無やある
いは上記接点切換等の表示ができるものであり、また、
このように、表示体70及びプリズム102を取付ける
にあたり、表示体70及びプリズム102を摺動凹所7
6にはめ込み、ピアノハンドル43の背面部に押さえ板
77を取付けて摺動凹所76の開口部の一部を押さえ板
77により覆って押さえ板77によりプリズム102及
び摺動体70の一部を押さえることで、押さえ板77と
いう共通の取付け手段により取付けることができるよう
になったものであり、また、プリズム102が押さえ板
77の摺動時のガイドの役目も果たすことができるもの
である。
【0009】また、プリズム102及び摺動体70の一
部を押さえるための押さえ板77が単一の板で形成さ
れ、該押さえ板77に摺動片71により操作される表示
体70に設けた操作面70bが挿入されて移動するため
の切欠部77aとプリズム102の突出部が突出するた
めの切欠77bを設けたものにおいては、1つの押さえ
板77により取付けができて、構造がより簡単で、組み
立てがいっそう簡略化されることになる。
【0010】
【実施例】本発明を以下添付図面に示す実施例に基づい
て詳述する。図1乃至図13に本発明の一実施例を示し
ている。まず、ピアノハンドル式スイッチの基本構造か
ら説明する。本実施例のピアノハンドル式スイッチは、
図1あるいは図2に示すように、押釦32の押圧操作に
より接点切換が行われる押釦スイッチ5と、この押釦ス
イッチ5の上面に一端部が回動自在に枢支され他端部を
押圧して押釦32を押圧操作するピアノハンドル43と
からなる。
【0011】押釦スイッチ5の器体は、合成樹脂製のボ
ディ5aとカバー5bとで形成されており、規格化され
た既製の埋込型の配線器具の1個モジュール寸法に形成
してある。そして、カバー5bには、既製の配線器具を
埋設する場合に用いる取付枠2に着脱自在に取付可能と
するために、両端面に一対の係止爪11a,11bを夫
々突設してあり、一方の係止爪11bの背部には空間1
2を形成し、係止爪11bが背方へ弾性的にたわむよう
にしてある。従って、既製の配線器具用の取付枠2に係
止爪11a,11bを係止させて押釦スイッチ5を着脱
自在に取り付けることができ、既製の埋込型の配線器具
と同様にして壁面などの造営面に埋設できるようにして
ある。
【0012】この押釦スイッチ5のボディ5a内の両端
部に、接続端子収納部13,14を形成し、両接続端子
収納部13,14の間に中央収納部23を形成してあ
る。ここで、一方の接続端子収納部13には共通端子板
15と図示しない鎖錠ばね及び解除釦からなる速結端子
が収納される。また、他方の接続端子収納部14には端
子板18及び図示しない鎖錠ばねからなる第1の接続端
子部と、端子板20及び図示しない鎖錠ばねからなる第
2の接続端子部とが収納され、これら第1,第2の接続
端子部は図示しない解除釦で共通に解除できるようにし
てある。
【0013】端子板18には固定接点25aが固着され
た延設片18aを形成してあり、この延設片18aを隔
壁60aに近接する中央収納部23側に延出してある。
また、端子板20にも固定接点25bが固着された折曲
片20aを形成してあり、この折曲片20aは上記端子
板18の延設片18aに対向させる形で中央収納部23
側に延出してある。
【0014】上記固定接点25a,25bの間には導電
板からなる開閉体24が回動自在に立設してある。この
開閉体24は、共通端子板15から中央収納部23に延
出された支持片15a上に立設され、両端下部に設けた
図示しない突部を中央収納部23の内側壁に形成された
V状凹部27に嵌め込んで、V状凹部27の下部を中心
に回動自在となっている。そして、開閉体24の上部両
面に設けてある可動接点29を回動に応じて固定接点2
5a,25bに接離して、共通接続端子部と、第1また
は第2の接続端子部との間を接続,切離を行う。
【0015】上記開閉体24は、図示しないコイルスプ
リング、反転ハンドル31、押釦32、スライドカム3
3、復帰ばね37で構成された反転機構により反転駆動
される。ここで、コイルスプリングは、下部が上記開閉
体24の上縁に係止され、上部が反転ハンドル31に下
方から突設してある筒部31a内に収められ、反転ハン
ドル31の回動に応じて開閉体24を反転駆動するもの
である。反転ハンドル31は、両側に設けた逆三角形状
の軸31bをカバー5bの内壁に形成された図示しない
軸受けに枢支して回動自在に取り付けられ、上部の両端
にスライドカム33に掛合する掛合突起34を突設して
ある。押釦32はカバー5bに上下動自在に取り付けら
れ、下方に配置される復帰ばね37により常時上方に付
勢されている。スライドカム33は両端下面に上記反転
ハンドル31の掛合突起34に摺動係合する掛合カム体
38が形成され、押釦32の下面側において摺動自在に
取り付けられ、内部に形成されたハ状の一対のばね片3
3aの間に押釦32の下面に形成している突起32aが
挿入され、このばね片33aで復帰力を与えている。
【0016】ピアノハンドル43は、図9に示すよう
に、枢支端側の下面から一対の回動片43aを垂設する
と共に、押圧操作端側の下面から押釦スイッチ5からの
抜け止め用の一対の抜止片43bを垂設してある。上記
回動片43aはカバー5bに形成された凹部54に係合
され、抜止片43bが空所12内に挿入され、抜止片4
3b側の押圧操作端側を押圧すると、回動片43a側を
支点としてピアノタッチ式に回動する。そして、このピ
アノハンドル43の回動により押釦スイッチ5の押釦3
2を押圧操作する。
【0017】次に、図3乃至図8に基づいて押釦スイッ
チ5の動作を簡単に説明する。なお、図3はピアノハン
ドル43を何等操作していない状態であり、図5はピア
ノハンドル43の押圧操作端を一杯に押した状態を示
し、図4はその途中における動作状態を示し、図6はピ
アノハンドル43の押圧操作を解除してピアノハンドル
43が復帰した状態を示し、図8はピアノハンドル43
の押圧操作端を再度一杯に押した状態を示し、図7は図
6と図8との途中における動作状態を示しており、図3
は図8の状態でピアノハンドル43の押圧操作を解除し
てピアノハンドル43が復帰した状態を示している。い
ま、図3の状態でピアノハンドル43を操作したとする
と、図4のようにピアノハンドル43の操作に伴って押
釦32が復帰ばね37に抗して押し下げられ、押釦32
の押し下げによりスライドカム33が下降する。そし
て、スライドカム33の図中右側の掛合カム体38が、
反転ハンドル31の右側の掛合突起34に当たることに
より、反転ハンドル31が回動される。このとき、反転
ハンドル31の回動に伴ってスライドカム33が図中の
右側にスライドしている。このようにして反転ハンドル
31が反転回動されると、コイルスプリングが反転して
開閉体24が反転し、可動接点29が一方の固定接点2
5bから開離して、他方の固定接点25aに接触する
(図5参照)。この反転後、ピアノハンドル43の押し
下げ力を解除すると、図6のように、復帰ばね37で押
釦32が押し上げられ、このときピアノハンドル43が
元の状態に戻る。そして、これと同時にスライドカム3
3もばね片33aのばね力で中央部に摺動復帰する。そ
の後にもう1度図7に示すようにピアノハンドル43を
操作した場合には、図8のように反転ハンドル31が上
述の場合と逆方向に反転回動し、これにより可動接点2
9が固定接点25bに接触するように接点切換が行わ
れ、ここでピアノハンドル43の押し下げ力を解除する
と再び図3の状態に戻るものである。
【0018】以上は本実施例の基本となるピアノハンド
ル式スイッチの説明であったが、以下、本実施例の特徴
とする接点切換状態を表示する表示部の構造について説
明する。図9に示すように、ピアノハンドル43の背面
部には摺動凹所76が設けてあり、この摺動凹所76に
は一側部の両端部に係止凹部76aが設けてあり、図1
1に示すようなプリズム102の両端部の係止突部10
2aがはめ込んである。そして、このプリズム102は
中央部にプリズム本体となる突出部102bが設けてあ
り、一側面部は摺動凹所76の全長にわたる直線状のガ
イド面部102cとなっている。プリズム102のガイ
ド面部102cと摺動凹所76の他方の側面部との間に
図10に示すような表示体70が摺動自在にはめ込んで
ある。表示体70の背面部にはガイド突部70aが突設
してあり、ガイド突部70aの背面部には表示体70の
摺動方向に傾斜した操作面70bが形成してある。ピア
ノハンドル43の背面部に押さえ板77を取付けてあ
り、摺動凹所76の開口部の一部を押さえ板77により
覆って押さえ板77によりプリズム102及び摺動体7
0の一部を押さえてプリズム102及び摺動体70が脱
落しないようにしてある。添付図面においては、ピアノ
ハンドル43の背面の摺動凹所76の開口部の周囲の適
所には複数の熱着ピン107が突出してあり、図12に
示すような押さえ板77の周囲に設けた熱着孔108に
はめ込み、熱着ピン107を溶着して固着してある。図
14(a)(b)にはそれぞれ摺動凹所76にプリズム
102及び表示体70を配設した図が示してある。押さ
え板77は単一の板で形成され、該押さえ板77に摺動
片71により操作される表示体70に設けた操作面70
bを備えたガイド突部70aが挿入されて移動するため
の切欠部77aとプリズム102の突出部102bが突
出するための切欠77bが設けてある。摺動凹所76の
一部には開口112が設けてあり、開口112に表示チ
ップ113が設けてあり、表示チップ113に表示体7
0の表示窓110とプリズム102からの光が発光する
発光表示窓111が設けてある。摺動凹所76にはコイ
ルばね78の一端部が取付けられ、コイルばね78の他
端部が表示体70の摺動方向の一端部に設けたコイルば
ね嵌合突部70dに嵌合してあり、このことによりコイ
ルばね78のばねのばね力で表示体70に一方方向に押
圧されるばね力が付与してあり、これが表示体70の復
帰手段を構成している。一方、上記表示体70を摺動す
るための駆動片71は反転ハンドル31に一体に形成し
てあり、この駆動片71は略L状をしており、カバー5
bの孔73に挿入してある。押釦スイッチ5のカバー5
b内にはLEDやネオンランプ等の発光素子81が設け
てあり、この発光素子81は、例えば負荷の通電状態を
表示したり、あるいは、押釦スイッチ5の接点切換を表
示したりするものである。
【0019】そして、図3(b)乃至図8(b)に上記
表示体70の駆動状態を示す。図3(b)の状態では傾
斜した操作面70bの傾斜下端部付近に駆動片71の上
端部が位置している。この状態でピアノハンドル43を
押圧操作すると反転ハンドル31が回動して反転ハンド
ル31に一体に設けた駆動片71の上端部が図4(b)
のように上昇して傾斜した操作面70bに押し当たるこ
とで表示体70は傾斜面70bにガイドされて図4
(b)の矢印のように移動し、表示窓に対向する表示体
70の表面位置が変化していき、ピアノハンドル43を
完全に押し下げて反転ハンドル31が反転回動を完了し
て接点交換を行った時点で同時に図4(b)に示すよう
に駆動片71の上端部が傾斜した操作面70bの傾斜上
端部に連続する立ち上がり面に係止してロックされ、こ
れがロック手段となる。このロック状態ではピアノハン
ドル43から手を離しても図6(b)のようにロック状
態を維持しているものである。そして、この状態では表
示体70の表面部の一部(図6(b)においては表示体
70の表面部の左側半部)が表示窓に対向するようにな
っている。この状態は図6(a)に示すように可動接点
29が左側の固定接点25aに接触している状態を表示
窓から表示している状態である。そして、更に、ピアノ
ハンドル43を押圧操作すると、反転ハンドル31が逆
方向に反転回動し、これに伴って駆動片71の先端が下
方に下がり、ロック手段が解除され、駆動片71が下降
することで表示体70がコイルばね78のばね力により
図7(b)、図8(b)のように復帰し、ピアノスイッ
チの押圧を解除した時点で図3(b)の状態に戻るもの
であり、この状態では、図3(a)のように可動接点2
9が右側の固定接点25bに接触し、また、表示体70
の表面部の他の一部(図3(b)においては表示体70
の表面部の右側半部)が表示窓に対向する。この状態は
図3(a)に示すように可動接点29が右側の固定接点
25bに接触している状態を表示窓から表示している状
態である。そして、このようにして表示体70により接
点切換状態をそれぞれ表示するものであり、この場合、
表示体70に図13に示すように「強」、「弱」と表記
していたり、あるいは、「オン」、「オフ」と表記して
いたりするものであり、例えば、表示体70の表面の一
側部に「強」と表記すると共に他側部に「弱」と表記す
るものであり、接点切換に応じて表示窓110から
「強」が表示されたたり、あるいは、「弱」が表示され
たりするものである。一方、発光素子81によって例え
ば負荷の通電状態を表示したり、あるいは、押釦スイッ
チ5の接点切換が光として表示されるものであり、この
場合、発光素子81の光はプリズム102を介してピア
ノハンドル43の発光表示窓111から表示される。
【0020】ところで、本発明において、プリズム10
2を用いたのは、図13に示すように3つの押釦スイッ
チ5を接して上下に並べて配置し、各押釦スイッチ5を
操作する押釦スイッチ5よりも巾広のピアノハンドル4
3を上下に3個並べて配置した場合、押釦スイッチ5の
端部の中央部に発光素子102を配置すると、中央の押
釦スイッチ5の発光素子102は発光表示窓111と対
向する位置に位置するのでプリズム102を用いる必要
はないが、上の押釦スイッチ5及び下の押釦スイッチ5
の発光素子102の場合、上のピアノハンドル43の発
光表示窓111及び下のピアノハンドル43の発光表示
窓111と対向せずずれて配置されることになり、この
ため上のピアノハンドル43と下のピアノハンドル43
とにはプリズム102を配設して発光素子81の光がず
れて配置された発光表示窓111から照射できるように
したものである。そして、図11に示すプリズム102
は下のピアノハンドル43に取付けるためのものであ
り、上のピアノハンドル43に取付けるものにおいて
は、プリズム102の突出部102bの傾斜方向が図1
1に示すものに対して逆となっているものである。
【0021】
【発明の効果】本発明は上述のように、ピアノハンドル
に摺動自在に取り付けられ接点切換状態を表示する表示
体と、反転ハンドルに形成され反転ハンドルの回動に伴
って上記表示体を摺動するための駆動片と、押釦スイッ
チに設けた発光素子と、発光素子の光をガイドするため
のプリズムを設け、ピアノハンドルの背面側に形成した
摺動凹所の片側にプリズムをはめ込んで取付け、摺動凹
所の他の内側面とプリズムとの間に表示体を摺動自在に
はめ込むことで、ピアノハンドルを押圧操作して反転ハ
ンドルを反転して接点切換を行うことで同時に表示体に
より接点切換の表示ができるものであり、また、発光素
子によってもプリズムを介して負荷の通電の有無やある
いは上記接点切換等の表示ができるものであり、また、
このように、表示体及びプリズムを取付けるにあたり、
表示体及びプリズムを摺動凹所にはめ込み、ピアノハン
ドルの背面部に押さえ板を取付けて摺動凹所の開口部の
一部を押さえ板により覆って押さえ板によりプリズム及
び摺動体の一部を押さえることで、押さえ板という共通
の取付け手段により取付けることができ、この結果、組
み立てが簡略化してコストダウンがはかれるものであ
る。また、プリズムが押さえ板の摺動時のガイドの役目
も果たすことができるものである。
【0022】また、プリズム及び摺動体の一部を押さえ
るための押さえ板が単一の板で形成され、該押さえ板に
摺動片により操作される表示体に設けた操作面が挿入さ
れて移動するための切欠部とプリズムの突出部が突出す
るための切欠を設けたものにおいては、1つの押さえ板
により取付けができて、構造がより簡単で、組み立てが
いっそう簡略化できてコストダウンがはかれるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施例のピアノハンドルス
イッチにおいて可動接点が一方の固定接点に接触してい
る状態の断面図であり、(b)は同上の駆動片と表示体
との関係を示す断面図である。
【図2】(a)は同上のピアノハンドルスイッチにおい
て可動接点が他方の固定接点に接触している状態の断面
図であり、(b)は駆動片と表示体との関係を示す断面
図である。
【図3】同上の操作順序を示す説明のための図面であっ
て、(a)は全体断面図であり、(b)は駆動片と表示
体との関係を示す断面図である。
【図4】同上の操作順序を示す説明のための図面であっ
て、(a)は全体断面図であり、(b)は駆動片と表示
体との関係を示す断面図である。
【図5】同上の操作順序を示す説明のための図面であっ
て、(a)は全体断面図であり、(b)は駆動片と表示
体との関係を示す断面図である。
【図6】同上の操作順序を示す説明のための図面であっ
て、(a)は全体断面図であり、(b)は駆動片と表示
体との関係を示す断面図である。
【図7】同上の操作順序を示す説明のための図面であっ
て、(a)は全体断面図であり、(b)は駆動片と表示
体との関係を示す断面図である。
【図8】同上の操作順序を示す説明のための図面であっ
て、(a)は全体断面図であり、(b)は駆動片と表示
体との関係を示す断面図である。
【図9】同上のピアノハンドルを示す図面であって、
(a)は背面図であり、(b)は断面図である。
【図10】同上の表示体を示す図面であって、(a)は
平面図であり、(b)は下面図であり、(c)は側面図
であり、(d)は正面図である。
【図11】同上のプリズムを示す図面であって、(a)
は平面図であり、(b)は側面図であり、(c)は正面
図である。
【図12】同上の押さえ板の平面図である。
【図13】同上の押釦スイッチが3個の場合のピアノハ
ンドルスイッチと押釦スイッチとの分解平面図である。
【図14】(a)(b)はそれぞれ摺動凹所にプリズム
及び表示体を配設した説明図が示してある。
【図15】従来例の断面図である。
【図16】従来のプリズムの斜視図である。
【符号の説明】
5 押釦スイッチ 31 反転ハンドル 32 押釦 43 ピアノハンドル 70 表示体 70b 操作面 71 駆動片 76 摺動凹所 77 押さえ板 81 発光素子 102 プリズム

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押釦が押し込まれたときに、この押釦の
    押し込み動作に伴って反転ハンドルを反転回動させ、こ
    の反転ハンドルの反転回動に応じて接点切換が行われる
    押釦スイッチと、この押釦スイッチの上部に取り付けら
    れ上記押釦をピアノタッチ操作で押圧するピアノハンド
    ルとを備え、ピアノハンドルに摺動自在に取り付けられ
    接点切換状態を表示する表示体と、反転ハンドルに形成
    され反転ハンドルの回動に伴って上記表示体を摺動する
    ための駆動片と、押釦スイッチに設けた発光素子と、発
    光素子の光をガイドするためのプリズムを設け、ピアノ
    ハンドルの背面側に形成した摺動凹所の片側にプリズム
    をはめ込んで取付け、摺動凹所の他の内側面とプリズム
    との間に表示体を摺動自在にはめ込み、ピアノハンドル
    の背面部に押さえ板を取付けて摺動凹所の開口部の一部
    を押さえ板により覆って押さえ板によりプリズム及び摺
    動体の一部を押さえて成ることを特徴とする接点切換表
    示機能付ピアノスイッチ。
  2. 【請求項2】 プリズム及び摺動体の一部を押さえるた
    めの押さえ板が単一の板で形成され、該押さえ板に摺動
    片により操作される表示体に設けた操作面が挿入されて
    移動するための切欠部とプリズムの突出部が突出するた
    めの切欠を設けて成ることを特徴とする請求項1記載の
    接点切換表示機能付ピアノスイッチ。
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