JP3045596B2 - スイッチ装置のスイッチ切換機構 - Google Patents

スイッチ装置のスイッチ切換機構

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JP3045596B2
JP3045596B2 JP4080359A JP8035992A JP3045596B2 JP 3045596 B2 JP3045596 B2 JP 3045596B2 JP 4080359 A JP4080359 A JP 4080359A JP 8035992 A JP8035992 A JP 8035992A JP 3045596 B2 JP3045596 B2 JP 3045596B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、押しボタンの揺動操作
により可動接触子を傾動させて当該可動接触子の少なく
とも一面側に配設した端子との間をオンオフするスイッ
チ機構を配線器具本体に内蔵したスイッチ装置に関し、
特に、大きさが決まっている配線器具本体の内部に収納
する部品数が多くて可動接触子を横向きとしなければな
らないスイッチ装置のスイッチ切換機構に係る。
【0002】
【従来の技術】従来の、この種のスイッチ装置として
は、例えば本出願人が先に出願したもので特開昭62−
64013号公報に掲載されているようなものがある。
このものは、ケース体と蓋体とからなる配線器具本体を
備え、その配線器具本体の内部は大きく分けて2つに区
分されていて、一方の部位にはオンオフスイッチ,複数
の外部接続端子,電流トランス,開閉操作子,発光ダイ
オード等を配設し、他方の部位にはタイマスイッチを配
設している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た先行技術に係るスイッチ装置にあっては、大きさが決
まっている配線器具本体の内部に多くの部品を収納しな
ければならず、しかも、オンオフスイッチは前面から操
作する必要があるため、複数のオンオフスイッチを収納
することができないという不十分な点があった。
【0004】本発明は、かかる先行技術の課題に鑑みて
なされたものであり、配線器具本体内部の蓋体に近い上
部空間部に可動接触子を横向きに配置し、揺動押しボタ
ンの押圧操作に基づいて可動接触子を傾動可能とするこ
とにより、上記課題を解決することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明におけるスイッチ装置は、ケース体と蓋体と
からなる配線器具本体の内部に、揺動押ボタンの揺動操
作により可動接触子を傾動させて当該可動接触子の少な
くとも一面側に配設した端子との間をオンオフするスイ
ッチ機構を内蔵したスイッチ装置において、前記可動接
触子を横向き状態で揺動自在に支持する絶縁台体と、こ
の絶縁台体にスライド自在に支持され且つ前記可動接触
子が貫通する貫通穴を設けたスライド転換子と、このス
ライド転換子に回動自在に係合する脚体を前記揺動押ボ
タンに設け、揺動押ボタンの揺動によりスライド転換子
をスライドさせて可動接触子を傾動させることを特徴と
している。
【0006】揺動押ボタンの一端を押圧して脚体を揺動
させると、この脚体の先端に係合するスライド部材が絶
縁台体上をスライドする。これにより、スライド部材に
設けた貫通穴を貫通する可動接触子が当該貫通穴の縁で
押圧されて傾動するため、可動接触子が、少なくとも一
面側に配設した端子との間に接触・離反してスイッチ機
構をオンオフする。
【0007】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1乃至図14は本発明の一実施例を示す
もので、図1はスイッチ機構の主な構成部品を示す分解
斜視図、図2はスイッチ装置の蓋体側の構成部品を示す
分解斜視図、図3は同じくケース体側の構成部品を示す
分解斜視図、図4はスイッチ装置の正面図、図5は図4
のA−A線断面図、図6は同じく底面図、図7は図4の
B−B線断面図、図8は図4からプレートと化粧枠とを
取り除いた状態の正面図、図9は図8のC−C線断面
図、図10は図8のD−D線断面図、図11は図8のE
−E線断面図、図12は図8からケース体側の部品を取
り除いた状態の背面図、図13は図9から蓋体側の構成
部品を取り除いた状態のケース体側の正面図、図14は
図13のネオン管等を取り除いた状態のケース体側の一
部省略正面図である。
【0008】まず、構成を説明すると、図5等に示す1
は配線器具本体であり、この配線器具本体1は、主スイ
ッチ機構2,タイマ回路3及びその他の部品を収納する
ための凹陥部を設けたケース体4と、このケース体4の
上面に開口する前記凹陥部を閉じる蓋体5とからなり、
蓋体5は本配線器具本体1を建物等の取付面に取り付け
るための取付枠の機能をも兼ね備えている。この蓋体5
をケース体4に重ね合せ、蓋体5側から4本の取付ネジ
6を締め込むことにより、ケース体4と蓋体5とが一体
的に締結固定される。
【0009】ケース体4は、図3等に示すように、その
凹陥部を大きく分けて2つに区分しており、一方の部位
には主スイッチ機構2と5個の外部接続端子7,8,
9,10及び11と支持端子12等を収納し、他方の部
位にはタイマ回路3等を収納している。5個の外部接続
端子7〜11は、共通端子7と右接点端子8及び左接点
端子9と上固定端子10及び下固定端子11とからな
り、2個の接点端子8,9はケース体4の長手方向に対
向させると共に共通端子7と左右方向に対向設置してい
る。また、2個の固定端子10,11は2個の接点端子
8,9の上側で長手方向に対向させて設置し、これら固
定端子10,11の側面に支持端子12を配設してい
る。
【0010】共通端子7は、その内側に配設され且つ長
手方向の両端を斜め上方に折り曲げて係止縁を形成した
2個の線押えバネ14と、両線押えバネ14の内側にお
いて各係止縁に接するように対向設置した1個の線外し
体15とを有し、端子の側壁と線押えバネ14との間に
裸電線を挿入することにより、当該裸電線が両部材間に
挟持固定される。従って、共通端子7には、2本の外部
電線を個別に電気接続することができる。対をなす接点
端子8,9及び固定端子10,11は、それぞれ1個の
線押えバネ14と、両線押えバネ14の内側で各係止縁
に共通に接するように対向設置した1個の線外し体15
とを有し、各端子8〜11の側壁と線押えバネ14との
間に裸電線を挿入することにより、当該裸電線が両部材
間に挟持固定され、それぞれの端子8〜11に外部電線
が1本づつ電気接続される。そのため、ケース体4の裏
面には、5個の外部接続端子7〜11の配設位置に対応
させて外部電線を挿入するための6個の電線挿入孔16
と、3個の線外し体15に対応させて挿入された電線の
係合を解除するための3個の工具挿入孔17とをそれぞ
れ穿設している。
【0011】図10等に示すように、共通端子7は左接
点端子9側に突出する接触片18を有し、この接触片1
8の上方に所定間隔あけて右接点端子8から延在させて
設けた固定接点20と左接点端子9から延在させて設け
た固定接点21とを対向設置し、両固定接点20,21
間に可動接触子22を配設している。可動接触子22の
上部中央には両固定接点20,21に選択的に接触可能
な可動接点23を設けていると共に、当該可動接触子2
2の下端はケース体4に設けたV字状の端子受部24で
傾動自在に支持しつつ接触片18と接触させている。可
動接触子22の上端には凸部を設けており、その凸部に
はスプリング25の下端を着座している。
【0012】図3,5等に示す、26は転換子であり、
この転換子26は中央に長方形の開口部を設けた枠体か
らなり、この枠体の長辺側の中央には側方に突出する一
対の転換支軸27と、長辺側の両外部で側方に突出する
ガイド突部28とをそれぞれ設けている。各転換支軸2
7は上面が円弧面をなしていると共に、一方の転換支軸
27の下面には穴を開口しており、その穴に挿入した前
記スプリング25を介して可動接触子22の上端を転換
子26が支持している。而して、転換子26は対をなす
転換支軸27の円弧面を中心に揺動可能であり、これと
伴に揺動するスプリング25を介して可動接触子22が
反転動作し、これにより可動接点23が固定接点20,
21のいずれか一方に選択的に接触する。
【0013】かかる構成を有する転換子26の中央開口
部には、図3,5等に示すように、表示体基板29に搭
載したネオン管30を臨ませている。表示体基板29
は、図13,14に示すように、共通端子7と2個の接
点端子8,9の上部を覆うように配設していると共に、
当該表示体基板29の所定の部位に各端子7〜9の端子
片7a,8a,9aをそれぞれ接続している。転換子2
6の上部には、蓋体5の上面に設けた操作穴31に挿通
されて上端部が外側に突出する作動子32を臨ませてい
る。
【0014】作動子32は,周囲を四角形の縁部分で囲
うことにより底面中央に四角形の開口部を設けた枠体か
らなり、この枠体の長辺側の中央には側方に突出する一
対の作動支軸33と、長辺側の下面に所定間隔あけて突
出した一対の押圧片34とをそれぞれ設けている。作動
支軸33は上端を先細に形成した三角形をなしていると
共に、一対の押圧片34は前記転換支軸27を両側から
挟むように形成しており、各押圧片34は転換支軸27
とガイド突部28との間にそれぞれ挿入される。35
は、作動子32の中央開口部を塞ぐ透明な敷板、36
は、作動子32の枠体内に装着した保持バネである。
【0015】保持バネ36は、短辺側の両辺に連続させ
て下方に折曲形成した複数の係合片37と、長辺側の両
辺に連続させて上方に折曲形成した立設片38とを有
し、各係合片37を作動子32の枠体内縁に設けた係合
孔39に挿入係合することにより、作動子32に装着さ
れると共に敷板35の抜けを防止している。保持バネ3
6の立設片38間には揺動操作板40の下面に設けた突
起が係合し、これにより保持バネ36を介して揺動操作
板40を作動子32に装着固定している。上記共通端子
7と左右の接点端子8,9と可動接触子22とスプリン
グ25と転換子26と作動子32と保持バネ36と揺動
操作板40とで主スイッチ機構を構成している。この主
スイッチ機構は、例えば、風呂場に設置した照明灯のオ
ンオフスイッチとして使用する。
【0016】図1,3,7等に示す、41は、対をなす
固定端子10,11の上側に配設した絶縁体台であり、
横向き状態の可動接触子42の基端下部を傾動自在に支
持する平面V字状をなす下端子受部43と、この下端子
受部43に対向して設けた平面扇状をなすバネ受部44
とを設けている。可動接触子42の先部中央には両面側
に突出する可動接点45を設けていると共に、当該可動
接触子42の先端には凸部を設けており、その凸部に一
端を着座したスプリング46の他端をバネ受部44に着
座している。47は、可動接触子42の基端を傾動自在
に支持する固定腕であり、この固定腕47は下端子受部
43と対をなす平面V字状の上端子受部48を有し、両
端子受部43,48で可動接触子42の基端を揺動自在
に支持している。この固定腕47は、その基部を貫通す
るビス49によって絶縁体台41に締結固定している。
【0017】而して、可動接触子42の水平方向への揺
動に伴い、スプリング46がバネ受部44の曲面を摺動
しつつ反転動作する。かかる絶縁体台41は、下端子受
部43側の端部を前記支持端子12に設けた支持穴50
に嵌合し且つバネ受部44側の端部をケース体4の上端
縁に載置すると共に、そのバネ受部44側の端部に蓋体
5に設けた凹欠部を係合することにより、蓋体5とケー
ス体4とで上下両側から挟持固定される。図13,14
等に示すように、絶縁体台41に揺動自在に保持した可
動接触子42の両面には、その下方に配置されている上
固定端子10の固定接点51と、同じく下固定接点11
の固定接点52とが上方に延在して可動接点45に対向
しており、可動接触子42の揺動により両固定接点5
1,52と選択的に接触する。
【0018】また、絶縁体台41には、可動接触子42
と交差する方向に延びるガイド溝53を設け、そのガイ
ド溝53にはスライド転換子54を摺動自在に遊嵌して
いる。スライド転換子54は、可動接触子42が緩やか
に貫通する下開口穴55と、このスライド転換子54を
ガイド溝53に沿って往復スライドさせるために操作力
が加えられる丸軸状の入力部56とを設けている。入力
部56には、蓋体5の上面に揺動自在に支持された揺動
押ボタン57に設けた脚体58から操作力が入力され
る。
【0019】図5,12等に示すように、脚体58は、
揺動押ボタン57の下面中央において下方に突出して形
成しており、その下端に設けた逆U字状の凹部59を入
力部56に係合させることにより両部材54,57間を
回動自在に連結している。揺動押ボタン57は、幅方向
の両側に突出する回動支軸60を有し、その回動支軸6
0の上部は丸軸状をなしていると共に、下部は楔状をな
していて、その楔状部分には蓋体5の上面板5aの内面
にビス61によって固着した作動バネ62の作動部63
を係合している。作動バネ62は板状のバネ材からな
り、側方に平行に延在した部分の先端に逆V字状をなす
作動部63を形成しており、この作動部63を乗り越え
る際の抵抗力の変化により、揺動押ボタン57にオンオ
フ操作時の節度感を与えている。上記絶縁体台41と可
動接触子42と固定腕47とスライド転換子54と揺動
押ボタン57と作動バネ62とで、押しボタン57の揺
動によりスライド転換子54をスライドさせて可動接触
子42を傾動させるスイッチ切換機構を構成している。
このスイッチ切換機構は、例えば風呂場に設置した換気
扇の風量の強弱切替等に使用する。
【0020】ケース体4の凹陥部の他方の部位に収納し
たタイマ回路3は、図9,11,13等に示すように、
集積回路その他の電子部品64と、その電子部品64の
一部を搭載した上回路基板65と、電子部品64の残部
を搭載し且つ上回路基板65とケーブル66を介して電
気的に接続した下回路基板67等の電子回路構成からな
り、上回路基板65はビスによって蓋体5の上面板5a
内面に固定している。下回路基板67にはほぼL字状に
折曲形成された放熱板68を取付けており、この放熱板
68の一辺を外部に露出させるためケース体4の側面に
は放熱開口部69を形成している。下回路基板67は支
持端子12に設けたフック12aに係合支持することに
より両部材12,67間を電気接続すると共に、その支
持力と放熱板68のケース体4内面に係合する力とで位
置決め固定している。
【0021】上回路基板65には、このタイマ回路3の
時間設定を行うためのボリューム70と、このタイマ回
路3の起動信号を入力するための始動スイッチ71と、
設定時間を1/4単位で表示する4個の発光ダイオード
72等を搭載している。これらボリューム70等のため
蓋体5の上面板5aには、当該ボリューム70の回動軸
73が貫通する内丸穴74と、始動スイッチ71の作動
突起75が挿入される挿入穴76と、4個の発光ダイオ
ード72の光を通過させるための4個の透光孔77と、
前記揺動押ボタン57が揺動自在に貫通する下長穴78
と、前記操作穴31等を形成している。操作穴31の内
側は四面を側壁で囲っていると共に、上下に対向する二
面の側壁中央上部には、作動子32の作動支軸33を支
持する逆V字状をなす作動子受部79と、この作動子受
部79の下方で転換子26の転換支軸27を支持する逆
U字状をなす転換子受部80とを形成している。転換支
軸27及び作動支軸33はスプリング25のバネ力で作
動子受部79及び転換子受部80にそれぞれ付勢されて
いると共に、揺動操作板40に押圧力を加えることによ
り、各受部79,80を中心として転換子26及び作動
子32が同方向へ揺動する。
【0022】図2,4,8等に示す、81は、蓋体5の
上面上部に着脱自在に装着された化粧カバーであり、そ
の幅方向両側には蓋体5に取付けるための複数の脚片8
2を下方に突出させて設けている。そして、これら脚片
82に対応させて、蓋体5には各脚片82の先端部を係
合可能な凹部83を形成している。さらに、化粧カバー
81には、回動軸73が貫通する外丸穴84と、揺動押
ボタン57が貫通する上長穴85と、4個の透光孔77
に対応する4個の透光孔86とを設けている。図5等に
示すように、4個の透光孔86は、組付後の蓋体5の透
光孔77よりも上方に設定しており、各透光孔77,8
6に装着した発光表示変位体87,88により光源から
出た光を上方へ屈折させ、上方に変位した位置で光が外
部に現れるようにしている。
【0023】各発光表示変位体87,88は4個のプリ
ズム部材90の組み合せからなり、各プリズム部材90
は、互いに平行をなすと共に平面方向に変位した入力面
及び出力面と、両面の間で各面と45度の角度をなすよ
うに設定した2つの反射面とを有している。蓋体5側の
発光表示変位体87の各プリズム部材90の入力面には
前記4個の発光ダイオード72を臨ませていると共に、
その出力面と化粧カバー81側の発光表示変位体88の
入力面とは互いに対面させて配設している。91は、プ
リズム部材90の入力面のみを露出させるための変位体
押えであり、他のプリズム部材90に対向する発光ダイ
オード72の発光により誤って発光表示されるのを防止
している。92は、内丸穴74及び外丸穴84を貫通し
て上方に突出した回動軸73の突出部に嵌合したツマ
ミ、93は、蓋体5の内部で回動軸73の基部に嵌合し
たカム体であり、ツマミ92の回動によりカム体93が
回動軸73と一体に回動する。図7,9等に示すよう
に、カム体93の下方に突出するカム面には上回路基板
65に取り付けた可動バネ94を臨ませており、常時オ
ンモードとする時に可動バネ94を押圧してタイマ機能
を停止する。
【0024】また、図2,9,11等に示す、95は、
化粧カバー81に押圧可能に装着した押圧操作板であ
る。この押圧操作板95は、化粧カバー81に装着する
ための2本の脚片96と、前記始動スイッチ71の作動
突起75を始動操作するための始動突起97と、化粧カ
バー81との間に隙間を設定して当該化粧カバー81に
対する押圧操作板95の押圧操作を可能とするバネ片9
8とを有している。各脚片96は化粧カバー81の各係
合穴99に挿入されて押圧操作板95の脱落を防止する
と共に、始動突起97は化粧カバー81及び蓋体5の各
貫通孔を貫通して始動スイッチ71の作動突起75の上
方に臨んでいる。
【0025】100は、押圧操作板95の上面に設けた
凹陥部に装着した表示板、101は、表示板100の上
面を覆う透明なフードであり、これら表示板100及び
フード101は凹陥部の底面に設けた押圧片102を裏
面側から押圧することにより脱離させることができる。
103は、タイマ回路3の作動を発光表示する発光ダイ
オード104の光を通過させるための通孔であり、化粧
カバー81及び押圧操作板95の当該発光ダイオード1
04の上方に設けている。105は、化粧カバー81の
通孔103に貼着した透光シートであり、106は、押
圧操作板95の通孔103に対応させて表示板100に
設けた表示窓である。また、107は、揺動操作板40
に装着される透光材であり、その透光部分を揺動操作板
40の中央に設けた上下方向に貫通する長穴108に嵌
合することにより一体に固定される。
【0026】上記蓋体5には、図4〜7に示すように、
補強枠110とプレート111と化粧枠112とを装着
している。補強枠110は鋼板等の金属材料からなり、
蓋体5の上面外側を覆うように装着されると共に、当該
蓋体5の長手方向両端部に設けたバカ孔113を貫通し
て先端が補強枠のネジ孔に螺合する固定ネジにより当該
補強枠110を蓋体5に固定している。これら蓋体5及
び補強枠110の長手方向両端部には取付穴114を設
けており、これら取付穴114を貫通してネジ軸を取付
面に螺合することにより、本配線器具本体1が建物等の
取付面に取り付けられる。上記補強枠110には複数の
係合穴を設けていると共に、これらに対応させてプレー
ト111には同数の脚片115を設けており、それらの
脚片115を各係合穴に挿入することにより、プレート
111を補強枠110に係合保持している。さらに、プ
レート111の内側には係止縁を設けており、これら係
止縁に化粧枠112の内部に設けた脚片を係合させるこ
とにより、化粧枠112をプレート111に係合保持し
ている。
【0027】次に、本実施例の動作について説明する。
スイッチ切換機構の揺動押ボタン57の一端を押圧し、
回動支軸60を中心として脚体58を揺動させると、こ
の脚体58の先端に設けた凹部59に入力部56が係合
するスライド転換子54が、ガイド溝53に案内されて
絶縁台体41上をスライドする。これにより、スライド
転換子54に設けた下開口穴55を貫通する可動接触子
42が当該下開口穴55の縁で押圧されるため、可動接
触子42が上下の端子受部43,48を中心に傾動す
る。その結果、可動接触子42の可動接点45が、当該
可動接触子42の両面に配設した上固定端子10の固定
接点51又は下固定端子11の固定接点52の一方に当
接し、その当接側の回路を閉じて他方の回路を解放す
る。
【0028】次に、揺動押ボタン57の他端を押圧する
ことにより回動支軸60を中心に脚体58を逆方向へ揺
動させると、この脚体58に係合する入力部56を介し
てスライド転換子54が、ガイド溝53に案内されて絶
縁台体41上を逆方向へスライドする。これにより、ス
ライド転換子54の下開口穴55の縁で可動接触子42
が押圧されるため、その可動接触子42が上下の端子受
部43,48を中心に逆方向へ傾動する。その結果、可
動接触子42の可動接点45が、固定接点51及び固定
接点52の他方に当接し、その当接側の回路を閉じて他
方の回路を解放する。
【0029】この際、可動接触子42の先端はスプリン
グ46で支持されていて、傾動時には、当該スプリング
46がバネ受部44を摺動して反転するため、可動接触
子42の反転動作を確実に行うことができる。しかも、
可動接触子42は、ケース体4の上部空間に横向きに収
納されているため、このスイッチ切換機構が大きくスペ
ースを取ることがなく、小型で動作の確実なスイッチ切
換機構を提供することができる。従って、配線器具本体
の大きさが決まっているスイッチ装置において、スイッ
チ切換機構のスペースの減少分だけタイマ回路3のスペ
ースを大きく確保することができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明は上述
のとおり構成されているので、次に記載するような効果
を奏する。即ち、配線器具本体内部の蓋体に近い上部空
間部に可動接触子を横向きに配置し、揺動押しボタンの
押圧操作に基づいて可動接触子を傾動可能に構成したた
め、大きさが決まっている配線器具本体の内部に多くの
部品を収納しなければならないスイッチ装置に好適であ
って、全面に複数のスイッチ機構の操作部を設定できる
と共に、小型であってオンオフ動作の確実なスイッチ切
換機構を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すスイッチ切換機構の主
要構成部品を示す分解斜視図である。
【図2】同じくスイッチ装置の蓋体側の構成部品を示す
分解斜視図である。
【図3】同じくケース体側の構成部品を示す分解斜視図
である。
【図4】同じくスイッチ装置の正面図である。
【図5】図4のA−A線断面図である。
【図6】同じくスイッチ装置の底面図である。
【図7】図4のB−B線断面図である。
【図8】図4からプレートと化粧枠とを取り除いた状態
の正面図である。
【図9】図8のC−C線断面図である。
【図10】同じく図8のD−D線断面図である。
【図11】同じく図8のE−E線断面図である。
【図12】図8からケース体側の部品を取り除いた状態
の背面図である。
【図13】図9から蓋体側の構成部品を取り除いた状態
のケース体側の正面図である。
【図14】図13のネオン管等を取り除いた状態のケー
ス体側の一部省略正面図である。
【符号の説明】 1 配線器具本体 2 主スイッチ機構 3 タイマ回路 4 ケース体 10,11 固定端子 12 支持端子 40 揺動操作板 41 絶縁体台 42 可動接触子 43,48 端子受部 44 バネ受部 45 可動接点 46 スプリング 47 固定腕 51,52 固定接点 53 ガイド溝 54 スライド転換子 57 揺動押ボタン 58 脚体 59 凹部 60 回動支軸 62 作動バネ 81 化粧カバー 95 押圧操作板 110 補強枠 111 プレート 112 化粧枠
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−31523(JP,A) 特開 平2−291620(JP,A) 実開 平1−92738(JP,U) 実開 昭49−15476(JP,U) 実開 昭64−27938(JP,U) 実開 平2−134627(JP,U) 実開 平4−10924(JP,U) 特公 昭62−30256(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 23/24

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース体と蓋体とからなる配線器具本体
    の内部に、揺動押ボタンの揺動操作により可動接触子を
    傾動させて当該可動接触子の少なくとも一面側に配設し
    た端子との間をオンオフするスイッチ機構を内蔵したス
    イッチ装置において、前記可動接触子を横向き状態で揺
    動自在に支持する絶縁台体と、この絶縁台体にスライド
    自在に支持され且つ前記可動接触子が貫通する貫通穴を
    設けたスライド転換子と、このスライド転換子に回動自
    在に係合する脚体を前記揺動押ボタンに設け、揺動押ボ
    タンの揺動によりスライド転換子をスライドさせて可動
    接触子を傾動させることを特徴とするスイッチ装置のス
    イッチ切換機構。
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