JP2002203455A - ピアノハンドル式スイッチ - Google Patents

ピアノハンドル式スイッチ

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JP2002203455A
JP2002203455A JP2000398424A JP2000398424A JP2002203455A JP 2002203455 A JP2002203455 A JP 2002203455A JP 2000398424 A JP2000398424 A JP 2000398424A JP 2000398424 A JP2000398424 A JP 2000398424A JP 2002203455 A JP2002203455 A JP 2002203455A
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handle
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switch
piano handle
piano
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JP2000398424A
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English (en)
Inventor
Kuniyasu Shimaoka
国康 島岡
Toshiyuki Takii
利之 滝井
Manabu Yano
学 矢野
Takashi Kawamoto
隆司 川本
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】動作状態を視認することができるピアノハンド
ル式スイッチを提供する。 【解決手段】スイッチ本体1は、押操作される押釦ハン
ドル32を前面に備え押釦ハンドル32の押操作毎に接
点を交互に反転させるスイッチ機構部を埋込型配線器具
に用いる取付枠に取付可能な器体5に収納してある。こ
の器体5の前面側には押釦ハンドル32に対向する形で
器体5に枢着されるピアノハンドルが配置される。器体
5を構成するボディ5bの端子収納室13,14には、
端子板15,18と端子ねじ16,19と端子ねじ1
6,19に螺着されたナット17,21とからなる端子
が収納される。器体5は、端子板15,18間に接続さ
れる負荷のオン時に点灯する発光ダイオードよりなるパ
イロット灯L3が収納され、パイロット灯L3の光を外
部へ出射する透光窓40が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ピアノハンドルの
押操作によって接点を反転させるピアノハンドル式スイ
ッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、押操作可能な押釦ハンドルを
有するスイッチ本体の前面側に、スイッチ本体に一端部
が枢着され裏面が押釦ハンドルに当接する形でピアノハ
ンドルを配置したピアノハンドル式スイッチが提供され
ている。ピアノハンドルはピアノの鍵盤と同様に一端部
を支点として他端部を押し込むことができる構成になっ
ている。また、ピアノハンドルは押釦ハンドルよりも操
作面が大型であって、指以外の部位を用いて押操作する
ことも可能になっている。
【0003】ところで、スイッチ本体1は図176に示
すように、器体5に対して揺動自在に保持された反転ハ
ンドル31を備え、反転ハンドル31の揺動によって接
点が反転するように構成されている。また、反転ハンド
ル31には押釦ハンドル32の押操作が反転機構部を介
して伝達され、押釦ハンドル32の押操作毎に反転ハン
ドル31が交互に反対方向に揺動される。反転ハンドル
31と接点とからなるスイッチ機構部は、器体5の左右
方向の中央部に収納され、スイッチ機構部を挟んで器体
5の左右両側部にはそれぞれ端子が収納される。端子
は、端子板15,18と、端子板15,18に挿通され
た端子ねじ16,19と、端子ねじ16,19の先端部
に螺着され器体5の後面に開口する電線挿入口13a,
14aを通して器体5に導入された電線を端子板15,
18との間で保持するナット17,21とを備える。つ
まり、この端子は、電線挿入口13a,14aを通して
器体5に電線を挿入し、器体5の側壁に設けられた操作
孔13c,14cを通してマイナスドライバの先端部で
端子ねじ16,19を締め付けるように回すことによ
り、ナット17,21と端子板15,18の押さえ片1
5b,18bとの間の距離が小さくなって電線が挟持さ
れるように構成されている。
【0004】この種の端子は、端子板15,18の押さ
え片15b,18bとナット17,21との間に電線を
保持するものであるから、芯線が単線である電線の場
合、芯線が撚り線である電線の場合のいずれの場合にも
電線の抜け止めおよび接続が可能になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来構
成のピアノハンドル式スイッチは、ピアノハンドルの上
記他端部の押操作毎に接点が反転されるものなので、負
荷の動作状態を直接確認できない場所で使用する場合に
負荷の動作状態を知ることができないという不具合があ
った。
【0006】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、負荷の動作状態を直接確認できない
場所で使用する場合でも負荷の動作状態を確認すること
ができるピアノハンドル式スイッチを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、押操作される押釦ハンドルを前
面に備え押釦ハンドルの押操作毎に接点を交互に反転さ
せるスイッチ機構部を埋込型配線器具に用いる取付枠に
取付可能な器体に収納したスイッチ本体と、器体の前面
側に押釦ハンドルに対向する形で配置され一端部が器体
に枢着されるとともに裏面が押釦ハンドルに当接したピ
アノハンドルと、器体に収納されスイッチ機構部に電気
的に接続された端子とを備え、端子を、端子ねじと、端
子ねじの先端部に螺着されたナットと、端子ねじが挿通
され端子ねじを回すことによりナットとの間で電線を挟
持する端子板とで構成し、スイッチ本体およびピアノハ
ンドルに負荷の動作状態を表示する動作表示手段を設け
てなることを特徴とするものであり、スイッチ本体およ
びピアノハンドルに負荷の動作状態を表示する動作表示
手段が設けられていることにより、負荷の動作状態を直
接確認できない場所で使用する場合でも負荷の動作状態
を確認することができる。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記接点を単極単投に用いる単極スイッチの接点構
成としたものであり、請求項1の発明と同様の作用を奏
する。
【0009】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、前記接点を単極切換に用いる3路スイッチの接点構
成としたものであり、請求項1の発明と同様の作用を奏
する。
【0010】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、前記接点を2極単投に用いる2極スイッチの接点構
成としたものであり、請求項1の発明と同様の作用を奏
する。
【0011】請求項5の発明は、請求項2又は3の発明
において、前記動作表示手段は、前記器体に収納され前
記接点への通電時に点灯するパイロット灯と、前記ピア
ノハンドルに設けられパイロット灯の光を外部へ出射す
る表示部とを備えるものであり、負荷の動作状態をパイ
ロット灯の点灯・消灯によって確認することができる。
【0012】請求項6の発明は、請求項2又は3の発明
において、前記動作表示手段は、前記接点の一端に接続
された端子と接点に接続されていない別の端子との間に
接続され前記器体に収納されたオン確認灯と、前記ピア
ノハンドルに設けられオン確認灯の光を外部へ出射する
表示部とを備えるものであり、負荷のオン時にオン確認
灯を点灯させるから、負荷の動作状態を直接確認できな
い場所で使用する場合でもオン確認灯の点灯・消灯によ
って負荷の動作状態を知ることができる。しかも、オン
確認灯は負荷に並列に接続可能であるから、負荷容量に
関係なく使用することができる。
【0013】請求項7の発明は、請求項2又は3又は5
の発明において、前記動作表示手段は、前記器体内に収
納され位置表示のために点灯する位置表示灯と、前記ピ
アノハンドルに設けられ位置表示灯の光を外部へ出射す
る表示部とを備えるものであり、位置表示灯の点灯・消
灯によって負荷の動作状態も確認することができ、しか
も、負荷がオフのときには位置表示灯の点灯によって暗
がりでも在処を容易に知ることができ、利便性が高くな
る。
【0014】請求項8の発明は、請求項2ないし4の発
明において、前記スイッチ機構部に、器体に揺動可能に
保持され揺動に伴って接点を交互に反転させる反転ハン
ドルと、前記押釦ハンドルの押操作毎に反転ハンドルを
交互に反対向きに揺動させる変換機構部とを設け、前記
動作表示手段は、反転ハンドルの反転に伴って器体の前
面から進退する入切駆動片を反転ハンドルに一体に設
け、前記ピアノハンドルに、ピアノハンドルの裏面に沿
って規定の2位置の間で摺動する表示体と、表示体を前
記2位置のうちの一方の位置に向かって付勢する復帰ば
ねとを設け、前記表示体の裏面に、入切駆動片が器体の
前面側に突出するときに入切駆動片に当接し復帰ばねの
ばね力に抗して表示体を前記2位置のうちの他方の位置
に向かって移動させるように傾斜する傾斜面を有した入
切突起を突設するとともに、入切駆動片が器体の前面に
突出して前記表示体が前記2位置のうちの他方の位置に
位置するときに入切駆動片の先端部に係止されて表示体
の移動を阻止するようにロックするロック部を設け、前
記表示体が何れか一方の位置に位置するときに表示体に
設けた表記を外部から視認可能とする表示部を前記ピア
ノハンドルに設けてなるものであり、スイッチ機構部の
動作に連動してスイッチ機構部の反転状態を機械的に表
示することができるから、負荷の動作状態を確認するこ
とができる。
【0015】請求項9の発明は、請求項2又は3の発明
において、前記スイッチ機構部に、器体に揺動可能に保
持され揺動に伴って接点を交互に反転させる反転ハンド
ルと、前記押釦ハンドルの押操作毎に反転ハンドルを交
互に反対向きに揺動させる変換機構部とを設け、前記動
作表示手段は、反転ハンドルの反転に伴って器体の前面
から進退する入切駆動片を反転ハンドルに一体に設け、
前記ピアノハンドルに、ピアノハンドルの裏面に沿って
規定の2位置の間で摺動する表示体と、表示体を前記2
位置のうちの一方の位置に向かって付勢する復帰ばねと
を設け、前記表示体の裏面に、入切駆動片が器体の前面
側に突出するときに入切駆動片に当接し復帰ばねのばね
力に抗して表示体を前記2位置のうちの他方の位置に向
かって移動させるように傾斜する傾斜面を有した入切突
起を突設するとともに、入切駆動片が器体の前面に突出
して前記表示体が前記2位置のうちの他方の位置に位置
するときに入切駆動片の先端部に係止されて表示体の移
動を阻止するようにロックするロック部を設け、前記表
示体が何れか一方の位置に位置するときに表示体に設け
た表記を外部から視認可能とする表示部を前記ピアノハ
ンドルに設けるとともに、位置表示のために点灯する位
置表示灯を前記器体に収納し、位置表示灯の光を外部へ
出射する透光部を前記表示部に設けてなるものであり、
位置表示灯の点灯・消灯によって負荷の動作状態も確認
することができ、しかも、負荷がオフのときには位置表
示灯の点灯によって暗がりでも在処を容易に知ることが
でき、利便性が高くなり、また、スイッチ機構部の動作
に連動してスイッチ機構部の反転状態を機械的に表示す
ることができるから、表示体によっても負荷の動作状態
を確認することが可能になる。
【0016】請求項10の発明は、請求項2又は3の発
明において、前記スイッチ機構部に、器体に揺動可能に
保持され揺動に伴って接点を交互に反転させる反転ハン
ドルと、前記押釦ハンドルの押操作毎に反転ハンドルを
交互に反対向きに揺動させる変換機構部とを設け、反転
ハンドルの反転に伴って器体の前面から進退する入切駆
動片を反転ハンドルに一体に設け、前記ピアノハンドル
に、ピアノハンドルの裏面に沿って規定の2位置の間で
摺動する表示体と、表示体を前記2位置のうちの一方の
位置に向かって付勢する復帰ばねとを設け、前記表示体
の裏面に、入切駆動片が器体の前面側に突出するときに
入切駆動片に当接し復帰ばねのばね力に抗して表示体を
前記2位置のうちの他方の位置に向かって移動させるよ
うに傾斜する傾斜面を有した入切突起を突設するととも
に、入切駆動片が器体の前面に突出して前記表示体が前
記2位置のうちの他方の位置に位置するときに入切駆動
片の先端部に係止されて表示体の移動を阻止するように
ロックするロック部を設け、前記表示体が何れか一方の
位置に位置するときに表示体に設けた表記を外部から視
認可能とする表示部を前記ピアノハンドルに設けるとと
もに、前記接点への通電時に点灯するパイロット灯を前
記器体に収納し、パイロット灯の光を外部へ出射する透
光部を前記表示部に設けてなるものであり、負荷の動作
状態をパイロット灯の点灯・消灯によって確認すること
ができ、しかも、スイッチ機構部の動作に連動してスイ
ッチ機構部の反転状態を機械的に表示することができる
から、表示体によっても負荷の動作状態を確認すること
が可能になる。
【0017】請求項11の発明は、請求項2の発明にお
いて、前記スイッチ機構部に、器体に揺動可能に保持さ
れ揺動に伴って接点を交互に反転させる反転ハンドル
と、前記押釦ハンドルの押操作毎に反転ハンドルを交互
に反対向きに揺動させる変換機構部とを設け、前記動作
表示手段は、反転ハンドルの反転に伴って器体の前面か
ら進退する入切駆動片を反転ハンドルに一体に設け、前
記ピアノハンドルに、ピアノハンドルの裏面に沿って規
定の2位置の間で摺動する表示体と、表示体を前記2位
置のうちの一方の位置に向かって付勢する復帰ばねとを
設け、前記表示体の裏面に、入切駆動片が器体の前面側
に突出するときに入切駆動片に当接し復帰ばねのばね力
に抗して表示体を前記2位置のうちの他方の位置に向か
って移動させるように傾斜する傾斜面を有した入切突起
を突設するとともに、入切駆動片が器体の前面に突出し
て前記表示体が前記2位置のうちの他方の位置に位置す
るときに入切駆動片の先端部に係止されて表示体の移動
を阻止するようにロックするロック部を設け、前記表示
体が何れか一方の位置に位置するときに表示体に設けた
表記を外部から視認可能とする表示部を前記ピアノハン
ドルに設けるとともに、前記接点の一端に接続された端
子と接点に接続されていない別の端子との間に接続され
たオン確認灯を前記器体に収納し、オン確認灯の光を外
部へ出射する透光部を前記表示部に設けてなるものであ
り、負荷のオン時にオン確認灯を点灯させるから、負荷
の動作状態を直接確認できない場所で使用する場合でも
オン確認灯の点灯・消灯によって負荷の動作状態を知る
ことができ、しかも、スイッチ機構部の動作に連動して
スイッチ機構部の反転状態を機械的に表示することがで
きるから、表示体によっても負荷の動作状態を確認する
ことが可能になる。
【0018】請求項12の発明は、請求項1ないし11
の発明において、前記取付枠が中央部に窓孔を有した矩
形枠状であって長手方向に3組の器具取付手段を備え、
前記器体の短手方向の外形寸法が前記窓孔の長手方向の
略3分の1に形成されるとともに、前記器体が前記取付
枠の中央部の1組の器具取付手段に取着され、前記取付
枠の前面側には前記窓孔より長寸かつ広幅の開口窓を有
するプレートが付設され、前記ピアノハンドルが前記プ
レートの開口窓の略全部を閉塞する大きさに形成され、
前記取付枠の長手方向において前記器体の中央にピアノ
ハンドルの中央を対向させる形で前記プレートの開口窓
内に前記ピアノハンドルが配置されるものであり、スイ
ッチ本体を1個用いる場合にもスイッチ本体を2個又は
3個用いる場合と共通仕様の窓孔を有する取付枠、並び
に開口窓を有するプレートが使用できて部品の共通化が
図れる。
【0019】請求項13の発明は、請求項1ないし11
の発明において、前記取付枠が中央部に窓孔を有した矩
形枠状であって長手方向に3組の器具取付手段を備え、
前記器体の短手方向の外形寸法が前記窓孔の長手方向の
略3分の1に形成されるとともに、前記器体が前記取付
枠の長手方向の両端の2組の器具取付手段にそれぞれ取
着され、前記取付枠の前面側には前記窓孔より長寸かつ
広幅の開口窓を有するプレートが付設され、前記ピアノ
ハンドルがプ前記レートの開口窓を半分ずつ閉塞する大
きさに形成され、前記取付枠の長手方向において前記各
器体の中央に各ピアノハンドルの中央をそれぞれ対向さ
せる形で前記プレートの開口窓内に前記ピアノハンドル
が配置されるものであり、スイッチ本体を2個用いる場
合にもスイッチ本体を1個又は3個用いる場合と共通仕
様の窓孔を有する取付枠、並びに開口窓を有するプレー
トが使用できて部品の共通化が図れる。
【0020】請求項14の発明は、請求項1ないし11
の発明において、前記取付枠が中央部に窓孔を有した矩
形枠状であって長手方向に3組の器具取付手段を備え、
前記器体の短手方向の外形寸法が前記窓孔の長手方向の
略3分の1に形成されるとともに、前記器体が前記取付
枠の3組の器具取付手段にそれぞれ取着され、前記取付
枠の前面側には前記窓孔より長寸かつ広幅の開口窓を有
するプレートが付設され、前記ピアノハンドルがプレー
トの開口窓を3分の1ずつ閉塞する大きさに形成され、
前記取付枠の長手方向において前記各器体の中央に各ピ
アノハンドルの中央を対向させる形で前記プレートの開
口窓内に前記ピアノハンドルが配置されるものであり、
スイッチ本体を3個用いる場合にもスイッチ本体を1個
又は2個用いる場合と共通仕様の窓孔を有する取付枠、
並びに開口窓を有するプレートが使用できて部品の共通
化が図れる。
【0021】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)本実施形態
のピアノハンドル式スイッチは、図17に示すように、
押釦ハンドル32を備え押操作毎に接点を反転させるス
イッチ本体1と、スイッチ本体1の前面(図17の上
面)に対向する形で配設され一端部がスイッチ本体1に
枢着されるとともに押釦ハンドル32を押し込み可能な
ピアノハンドル43とを備える。スイッチ本体1の器体
5は矩形枠状であって器具取付用の窓孔2aを有した取
付枠2に保持される。また、取付枠2の前面側には取付
枠2の窓孔2aよりも長寸かつ広幅の開口窓120a,
130aを備えるプレート(プレート枠120および化
粧プレート130)が重ね合わせて配置される。取付枠
2は器具取付手段としての器具取付孔2bを長手方向に
おいて3組備える。
【0022】以下では、まずスイッチ本体1について図
1ないし図10を用いて説明する。スイッチ本体1の器
体5は直方体状であって、ともに合成樹脂成形品である
前面開口したボディ5bと、ボディ5bの前面側に結合
される後面開口したカバー5aとにより形成される。す
なわち、カバー5aの短手方向の両側壁の後縁からは後
方に向かって組立片3が延設され、組立片3に設けた組
立孔4がボディ5bの短手方向の両側面に形成してある
組立突起6に係合することによりボディ5bとカバー5
aとが結合される。組立突起6にはボディ5bからの突
出寸法をカバー5aに近い側ほど小さくする傾斜面6a
が形成され、カバー5aをボディ5bに近付けるように
力を作用させるだけで組立片3が組立突起6に簡単に結
合されるようにしてある。
【0023】器体5の短手方向の寸法は、大角連用形
(JIS C8304参照)と称する埋込型の配線器具
の施工時に用いる取付枠に3個まで取着可能な寸法に形
成してある。つまり、上述した取付枠2の窓孔2aの長
手方向の寸法は埋込型の配線器具の施工時に用いる取付
枠の窓孔の長手方向の寸法と等しく設定してあり、した
がって、本実施形態に示すスイッチ本体1の器体5の短
手方向の寸法は取付枠2の窓孔2aの長手方向の寸法の
略3分の1の寸法になる。この寸法を大角連用形の配線
器具と同様に、「1個モジュール寸法」と呼ぶ。
【0024】一方、器体5の長手方向の寸法は窓孔2a
の短手方向の寸法に略等しく、器体5の前部を形成する
カバー5aの長手方向の各側面には、取付枠2の窓孔2
aを囲む部位に設けた上記器具取付孔2bに係合可能な
取付爪11a,11bがそれぞれ一対ずつ突設してあ
り、取付爪11a,11bが器具取付孔2bに係合する
ことによって器体5が取付枠2に保持されるようにして
ある。カバー5aの長手方向の一方の側壁には後端が開
放された前後方向の2本の切り込み溝11cが形成さ
れ、両切り込み溝11cの間の部位は厚み方向に可撓性
を有する撓み片11dを形成している。カバー5a内に
おいて撓み片11dの裏面側には空所12が形成され、
撓み片11dをカバー5aの内側に撓ませることによっ
て取付爪11aをカバー5aの側面から弾性的に後退さ
せることが可能になっている。
【0025】したがって、カバー5aの長手方向の一方
の側面に設けた取付爪11bを取付枠2の器具取付孔2
bに挿入するとともに、取付爪11aをカバー5aの側
面から後退させるようにして取付枠2の窓孔2aに器体
5を挿入すれば、器具取付孔2bに取付爪11aが挿入
されて器体5が取付枠2に保持される。また、撓み片1
1dをカバー5aに押し込むようにすれば、取付爪11
aが器具取付孔2bから抜け、取付枠2から器体5を取
り外すことができる。撓み片11dの後端部外側面には
撓み片11dの押し込みを容易にするために押突起11
eが突設されている。取付枠2は後述するように埋込型
の配線器具と同様に壁面などの施工面に取り付けられ、
器体5の後部は施工面に埋設される。
【0026】ところで、ボディ5bの内部空間は長手方
向において3室に区画され、両側の区画は端子が収納さ
れる端子収納室13,14となり、中央部はスイッチ機
構部が収納される中央収納室23を形成している。端子
収納室13には端子板15と端子ねじ16と端子ねじ1
6の先端部に螺着された矩形状のナット17とからなる
端子が収納され、端子収納室14には端子板18と端子
ねじ19と端子ねじ19の先端部に螺着された矩形状の
ナット21とからなる端子が収納される。また、端子収
納室13,14に対応するボディ5bの後壁には、図
5、図8に示すように、各一対の電線挿入口13a,1
4aが貫設される。さらに、端子収納室13,14に対
応するボディ5bの長手方向の両側面にはそれぞれ凹所
13b,14bが形成され、各凹所13b,14bには
それぞれ端子ねじ16,19の頭部が臨む操作孔13
c,14cが貫設される。言い換えれば、端子ねじ1
6,19は、頭部を操作孔13c,14cに臨ませる形
でボディ5bの各端子収納室13,14にそれぞれ収納
される。すなわち、電線挿入口13a,14aと操作孔
13c,14cとは隣り合う面に形成されている。ま
た、操作孔13c,14cはボディ5bの凹所13b,
14bに形成されているので、端子ねじ16,19を緩
めた状態で端子ねじ16,19が器体5から突出するの
を防ぐことができる。
【0027】一方、各端子板15,18は、前片15
a,18aと、前片15a,18aの後方に位置して端
子ねじ16,19が挿通され端子ねじ16,19を締め
付けるように回すことによりナット17,21との間で
電線挿入口13a,14aから挿入された電線を挟持す
る押さえ片15b,18bを備える。ここに、押さえ片
15b,18bには一端縁に臨んで開放され端子ねじ1
6,19が挿通されるU字状の挿通溝15g,18gが
形成されている。端子板15,18と電線挿入口13
a,14aとの位置関係および端子ねじ16,19の長
さ寸法は、端子ねじ16,19を締め付けずに緩めた状
態で、電線挿入口13a,14aから器体5に導入され
る電線が端子板15,18の押さえ片15b,18bと
ナット17,21との間に挿入されるように設定されて
いる。したがって、端子板15,18それぞれに電線を
接続するには、器体5の電線挿入口13a,14aから
電線を挿入し、操作孔13c,14cを通してマイナス
ドライバのような工具の先端部で端子ねじ16,19を
締め付けるように回すことにより、ナット17,21と
端子板15,18の押さえ片15b,18bとの間の距
離が小さくなって電線が挟持されて抜止がなされるとと
もに、電線の芯線と端子板15,18との電気的接続が
なされる。しかして、端子ねじ16,19を締め付ける
ことにより端子板15,18と電線とが接続されるの
で、電線の芯線が単線、撚り線のいずれの場合にも電線
を十分な強度で保持することができる。一方、操作孔1
3c,14cを通してマイナスドライバのような工具の
先端部で端子ねじ16,19を緩めれば、ナット17,
21と端子板15,18の押さえ片15b,18bとの
間の距離が大きくなって電線の保持力が弱まるので、こ
の状態で電線を引き抜くことができる。なお、ボディ5
bの後面には、電線の絶縁被覆を剥く量が一定であるか
否かを簡単に確認することができるように、ゲージ溝2
2が形成されているので、絶縁被覆を剥くときには電線
の端部をゲージ溝22に合わせて絶縁被覆を剥く量を確
認すればよい。
【0028】端子収納室14に収納される端子板18に
は、中央収納室23に挿入される接点保持片18dが一
体に形成してあり、接点保持片18dの先端部には固定
接点25が設けられる。また、端子収納室13に収納さ
れる端子板15には、押さえ片15bに対向する連絡片
15dが前片15aから延出してある。 一方、ボディ
5bの後面の中央部には電線挿入口13a,14aを設
けている端部よりも方向に突出する突出部7が形成して
あり、ボディ5b内部の中央収納室23が両端部の端子
収納室13,14よりも深く形成されている。中央収納
室23の底部には図示しないリブが形成され、リブ上に
は合成樹脂成形品の中枠57が載置される。この中枠5
7によって中央収納室23は前後に仕切られる。中央収
納室23において中枠57の後部側には電流トランスC
T1が収納され、電流トランスCT1からは1次側およ
び2次側のリード線S1〜S4が引き出されている。リ
ード線S1〜S4には絶縁材料よりなる可撓性を有した
保護チューブTが装着され、中枠57に設けた隙間57
aを通してリード線S1〜S4が中枠57の前方に引き
出される。中枠57の前面には支持板15eが載置され
る。支持板15eには電流トランスCT1の1次側の一
方のリード線S1が接続され、1次側の他方のリード線
S2は端子板15に接続される。電流トランスCT1の
2次側のリード線S3,S4は表示ブロックB1に接続
される。
【0029】表示ブロックB1はT字状に形成されたプ
リント基板66を備える。プリント基板66には、発光
ダイオードからなるパイロット灯L3と、パイロット灯
L3とは逆並列に接続されるダイオードD1とが実装さ
れる。また、プリント基板66には、電流トランスT1
の2次側のリード線S3,S4が接続されリード線S
3,S4間にはパイロット灯L3とダイオードD1との
並列回路が接続される。
【0030】ところで、中枠57に載置された支持板1
5eには平板状の導電板からなる開閉子24の後端縁が
当接する。開閉子24は中枠57に設けた支持台57b
とボディ5bの内周面との間に配置され、支持台57b
とボディ5bとの対向面に設けた前端側が広いV字状の
位置規制凹部27に、開閉子24の後部両側縁に突設さ
れた一対の突部28がそれぞれ挿入される。したがっ
て、開閉子24は支持板15eに後端縁が接触した状態
で後縁を中心として位置規制凹部27の範囲内で回動可
能になる。開閉子24は接点保持片18dに対向するよ
うに配置され、接点保持片18dに設けた固定接点25
との対向部位には固定接点25とともに接点100を構
成する可動接点29を設けてある。つまり、開閉子24
が回動することにより、可動接点29が固定接点25に
接離し、端子板15と端子板18とを電気的に接続する
状態と分離する状態とが選択される。要するに、本実施
形態では、固定接点25と可動接点29とを1個ずつ備
えた単極単投に用いる単極スイッチ(いわゆる片切スイ
ッチ)の接点100を構成しており、例えば接点100
を電源と負荷との間に挿入して負荷への電源を入切する
片切スイッチとして用いることができる。
【0031】上述の各一対の電線挿通口13a,14a
はそれぞれ電線挿通口13a,14aから挿入された電
線が同じ端子板15,18に電気的に接続されることに
なる。つまり、接点100の開閉によって端子収納室1
3に収納された端子板15に対応する2個の電線挿通口
13aから挿入された電線と端子収納室14に収納され
た端子板18に対応する2個の電線挿通口14aから挿
入された電線との導通、非導通が同時に切り換えられる
から、2個ずつ設けられている電線挿通口13a,14
aの一方を送り配線用の電線挿通口として用いることが
できる。ここにおいて、端子板15,18がカバー5a
側に浮き上がらないようにするために、カバー5aの内
周面には端子板15,18の前片15a,18aに当接
する押さえ用ボス53が形成されている。 上述した表
示ブロックB1は、カバー5aの長手方向の一端部に形
成した後面開口する収納凹所55に収納される。ここに
おいて、スイッチ本体1の内部回路を図示すれば図11
のようになる。したがって、負荷のオンオフに用いるた
めに電源と負荷との間に接点100を挿入するように接
続すれば、負荷がオンであるときには電流トランスCT
1の1次側に電流が流れるからパイロット灯L3が点灯
して負荷がオンであることを示すことになる。
【0032】カバー5aにおいて収納凹所55に対応す
る部位の前壁には、軸部192の間の部位に収納凹所5
5に連通する円形状の透孔窓40が形成されている。し
たがって、パイロット灯L3の点灯・消灯の状態は透光
窓40を通して視認することができる。
【0033】ボディ5bの側面の適宜部位には接点10
0の構成、型式を示す記号、定格容量などを示す表記5
6が設けられている。この表記56はボディ5bを形成
する材料に珪素含有無機化合物または珪素を含有するピ
グメントを混入しておき、表記56のパターンが得られ
るようにレーザビームを照射することで発色させてあ
る。このような表記56を形成する際には、適切に選択
したピグメントにより着色した材料を用いることで、比
較的低強度のレーザビームを用いながらも明確なコント
ラストを与えることができる。
【0034】ところで、接点100は開閉子24を回動
させるために設けた反転ばね30、反転ハンドル31、
押釦ハンドル32、スライドカム33、復帰ばね37と
ともにスイッチ機構部を構成する。反転ばね30はコイ
ルスプリングであり、反転ばね30の後端部には開閉子
24の前縁に突設されたばね座片24aが挿入され、前
端部は反転ハンドル31に設けた後面開口した筒部31
a内に収められる。反転ハンドル31はカバー5aの前
面に設けた凹部51の底壁に貫設された貫通孔52を通
して前端部がカバー5aの前面側に露出する。また、反
転ハンドル31の中間部の両側面には前端部が先細りと
なる三角形状の支点突起31bが突設され、貫通孔52
の両側縁に形成され後方に開放された軸受部50に支点
突起31bが枢支されることで、反転ハンドル31はカ
バー5aに対して揺動自在に取り付けられる。つまり、
反転ハンドル31の前端部をカバー5aの貫通孔52に
後方から挿入するとともに、支点突起31bを軸受部5
0に挿入することで、カバー5aに対して反転ハンドル
31が揺動自在になる。上述のように反転ハンドル31
は反転ばね30を介して開閉子24に連結されており、
反転ハンドル31が揺動すると揺動範囲の中間で反転ば
ね30がもっとも圧縮される位置を通過する。この位置
の前後において反転ばね30から開閉子24に作用する
ばね力の向きが反転し、反転ばね30のばね力により開
閉子24が急速に移動するのである。
【0035】ところで、反転ハンドル31において貫通
孔52を通してカバー5aの前面側に露出する部位の両
側部には前方に突出してスライドカム33に掛合する一
対の掛合突起34を突設してある。スライドカム33は
カバー5aに設けた押釦ハンドル32の押操作時に反転
ハンドル31の位置関係に応じて反転ハンドル31の揺
動方向を含む面内において押釦ハンドル32の裏面に沿
ってスライドするように構成されている。スライドカム
33の構成については後述する。
【0036】押釦ハンドル32は、長手方向の両外側面
の後端部に突出するガイド突起36を備え、カバー5a
の凹部51の両側内周面の後部に前後方向(図8の上下
方向)に沿って形成された案内溝35にガイド突起36
が挿入されることによって、前後方向に移動自在かつ前
方への抜止がなされている。
【0037】押釦ハンドル32の後面には突起32dが
突設され、板ばねからなる復帰ばね37の平片37bに
穿孔した孔37dに突起32dを挿入することにより、
復帰ばね37が押釦ハンドル32の後面に取り付けられ
る。復帰ばね37は平片37bから後方に向かって開拡
した2つのばね片37aを一体に延設して形成され、復
帰ばね37のばね片37aの先端が凹部51の底面に弾
接されることにより押釦ハンドル32が前方に向かって
付勢される。
【0038】スライドカム33はポリアセタールのよう
な弾性に富む熱可塑性樹脂によりロ字状に成形してあ
り、対向する側辺部の後面に反転ハンドル31の掛合突
起34に対応する掛合カム体38が突設され、さらに別
の側辺部の中央部に一対のばね片33aがハ字状となる
ように一体に突設された形状を有している。図13のよ
うに押釦ハンドル32の後面に突設された突起32aが
上記両ばね片33aの間に挿入されることによって、押
釦ハンドル32の後面においてスライドカム33が摺動
自在に装着され、かつばね片33aの弾性によってスラ
イドカム33に復帰力が与えられる。
【0039】スイッチ本体1の器体5のカバー5aの表
面側端部には、ピアノハンドル43を枢着するために、
斜め前方に突出する一対の軸部192が一体に突設して
ある。軸部192の前端部はカバー5aの短手方向に沿
った円柱状に形成される。ピアノハンドル43の背面の
一端部には、図12に示すように、板ばねにより形成さ
れた金属製の軸受用ばね191bをはめ込み用穴191
aに装着した軸受部191が設けてある。はめ込み用穴
191aは内周面の片側に係止穴190を備え、はめ込
み用穴191aに収納される軸受用ばね191bの抜け
止め爪191cを係止して軸受用ばね体191bを固持
している。軸受用ばね体191bは先端をはめ込み用穴
191a内へ突出させるように曲げ形成され、突出部1
91dとはめ込み用穴191aとで軸部192を保持す
る。
【0040】はめ込み用穴191aの開口付近には軸受
用ばね191bの突出部191dが設けてあるから、は
め込み用穴191aの内部よりも開口幅が狭く、スイッ
チ本体1に設けた軸部192を軸受用ばね191bのば
ね力に抗してはめ込み用穴191aに弾性的にはめ込む
と、軸部192と軸受部191とが枢着され、容易には
外れないようにしてある。このように軸部192を軸受
部191に回動自在に嵌め込むことでピアノハンドル4
3を回動自在に枢着することができる。なお、ピアノハ
ンドル43の他端部には後方に向かって抜け止め用の抜
止片43aを突設してある。抜止片43aはカバー5a
の前壁に形成した挿入孔54を通して空所12内に挿入
され、抜止片43aの先端部に設けた係止爪43bが挿
入孔54の周縁に係止されることによって、ピアノハン
ドル43の回動範囲が規制される。挿入孔54は図3の
ように3個並んで設けられている。
【0041】上記のようにピアノハンドル43がスイッ
チ本体1に取り付けられることにより、ピアノハンドル
43の上記他端部を押操作すると、軸受部191と軸部
192と枢着部を中心にしてピアノハンドル43が回動
する。ピアノハンドル43の後面には一対の操作用リブ
(図示せず)が突設されており、ピアノハンドル43を
押操作すれば上記操作用リブによってスイッチ本体1に
設けた押釦ハンドル32が器体5に押し込まれるのであ
る。
【0042】以下に、上記スイッチ本体1の動作を簡単
に説明する。図13は可動接点29が固定接点25に接
触している状態、すなわち接点100が閉成された状態
を示しており、反転ハンドル31は図の右側に倒れてい
る。このときスライドカム33はばね片33aにより移
動範囲の中央位置に位置している。この状態からピアノ
ハンドル43(図13では図示を省略している)に押力
を作用させると、押釦ハンドル32が復帰ばね37に抗
して器体5に押し込まれ、押釦ハンドル32とともにス
ライドカム33が図13の下向きに移動する。このとき
スライドカム33の図中左側の掛合カム体38が反転ハ
ンドル31の左側の掛合突起34に当接して反転ハンド
ル31の左端部を押すから、反転ハンドル31が支点突
起31bの前端を中心として左回りに回転する。スライ
ドカム33の左側の掛合カム体38は反転ハンドル31
の左側の掛合突起34よりも左側に位置しており、反転
ハンドル31が回転するのに伴ってスライドカム33が
左方に押されて図14に示すようにスライドカム33が
図中の左側にスライドする。こうして図15のように反
転ハンドル31が図の左側に倒れるようになり、反転ば
ね30が反転して開閉子24が反転し、可動接点29が
固定接点25から切り離された状態、すなわち接点10
0が開放状態に反転する。その後、ピアノハンドル43
に作用させた押力を解除すると、図16のように復帰ば
ね37のばね力により押釦ハンドル32が押し戻され、
押釦ハンドル32に当接しているピアノハンドル43も
元の位置に復帰する。また同時に、スライドカム33も
ばね片33aのばね力でスライドして中央位置に復帰す
る。
【0043】こうして、接点100が開放状態となって
いるときにピアノハンドル43に再び押力を作用させる
と、上述の動作と同様にして反転ハンドル31を回転さ
せることができる。ただし、接点100が開放状態であ
るときには、反転ハンドル31の右側の掛合突起34が
スライドカム33の右側の掛合カム体38に当接するか
ら、反転ハンドル31は右回りに回転し、反転ばね30
を介して可動接点29を固定接点25に接触させること
になる。こうして接点100を反転させた後にピアノハ
ンドル43から押力を解除すれば、図13に示す状態に
戻る。要するに、本実施形態ではピアノハンドル43の
押操作毎に接点100が開閉されるのである。すなわ
ち、スライドカム33と反転ハンドル31の掛合突起3
4と復帰ばね37とによって、押釦ハンドル32の押操
作を反転ハンドル31の揺動に変換する変換機構部が構
成される。
【0044】ところで、上述した取付枠2は1個モジュ
ール寸法のスイッチ本体1を3個取り付けることができ
るものであるから、3個用の取付枠2と呼ぶことにす
る。すなわち、取付枠2の窓孔2aの両側の側片には、
スイッチ本体1の取付爪11a,11bが係止される2
個1組の器具取付孔2b,2bが3組ずつ設けてあり、
窓孔2a内でスイッチ本体1の取付位置を3箇所選択で
きるようになっている。ここで、窓孔2aの長手方向に
スイッチ本体1の短手方向を一致させてスイッチ本体1
を取付枠2に取り付ける場合の3つの取付位置を、それ
ぞれ上端位置、中央位置、下端位置と呼ぶことにする。
また、取付枠2に1個モジュール寸法のスイッチ本体1
を1個取り付ける際に用いるピアノハンドル43であっ
て、図17に示すようにプレート(プレート枠120お
よび化粧プレート130)の開口窓120a,130a
を1個で覆う程度の寸法を有したピアノハンドル43を
1個用のピアノハンドル43と呼ぶことにする。同様
に、3個用の取付枠2に1個モジュール寸法のスイッチ
本体1を2個取り付ける際に用いるピアノハンドル43
であって、図28に示すように各スイッチ本体1にそれ
ぞれ取り付けられプレートの開口窓120a,130a
を2個で覆う程度の寸法を有したピアノハンドル43を
2個用のピアノハンドル43と呼ぶことにし、さらに、
3個用の取付枠2に1個モジュール寸法のスイッチ本体
1を2個取り付ける際に用いるピアノハンドル43であ
って、図40に示すように各スイッチ本体1にそれぞれ
取り付けられプレートの開口窓120a,130aを3
個で覆う程度の寸法を有したピアノハンドル43を3個
用のピアノハンドル43と呼ぶことにする。
【0045】上述した3種類のピアノハンドル43の上
下方向(スイッチ本体1の短手方向)の寸法の関係は、
(1個用のピアノハンドル43の上下寸法)≒(2個用
のピアノハンドル43の上下寸法)×2≒(3個用のピ
アノハンドル43の上下寸法)×3になる。また、上述
したようにプレートの開口窓120a,130aは取付
枠2の窓孔2aよりも長寸かつ広幅であり、この窓孔2
aにスイッチ本体1を挿入して取り付けるから、3個用
のピアノハンドル43の上下寸法はスイッチ本体1の上
下寸法よりも大きくなっている。つまり、いずれのピア
ノハンドル43も押釦ハンドル32よりも操作面の面積
が大きく、したがって押釦ハンドル32を押操作するよ
りもピアノハンドル43を押操作するほうが操作が容易
になっている。
【0046】取付枠2の窓孔2aにスイッチ本体1を1
個だけ取り付ける場合を図17ないし図25に示し、1
個用のピアノハンドル43を図26及び図27に示す。
上述したように、ピアノハンドル43の背面の一端部に
設けられる軸受部191(図12参照)は、スイッチ本
体1に設けた一対の軸部192に対応するように上下方
向の中央部付近に2つ設けられている。ただし、ピアノ
ハンドル43の各軸受部191に取り付けられる軸受用
ばね191bは連続した1部材で形成される。ピアノハ
ンドル43は、ピアノハンドル43の2つの軸受部19
1にスイッチ本体1の2つの軸部192を嵌め込むこと
により、スイッチ本体1の上下方向の中心と1個用のピ
アノハンドル43の上下方向の中心とが一致するように
取り付けられる。また、1個用のピアノハンドル43の
背面の他端部には上下方向の中央部付近に2本の抜止片
43aが突設され、各抜止片43aはスイッチ本体1の
上下の挿入孔54に挿入される。
【0047】ところで、ピアノハンドル43において軸
受部191を設けている一端部において上下方向の中央
部には、ピアノハンドル43をスイッチ本体1に上述の
ように取り付けたときにスイッチ本体1の透光窓40に
対応する部位で表示孔1123が開口し、表示孔112
にはピアノハンドル43の背面側からレンズ113の一
部が嵌め込んである。レンズ113はパイロット灯L3
からの光をピアノハンドル43の前面側に導くように形
成された透明合成樹脂の成形品である。なお、本実施形
態では、スイッチ本体1に設けられた表示ブロックB1
およびピアノハンドル43に設けられたレンズ113が
負荷の動作状態を表示する動作表示手段を構成してい
る。また、レンズ113がパイロット灯L3の光を外部
へ出射する表示部を構成している。
【0048】ピアノハンドル43の上下方向の中央部で
あって表示孔112よりも上記他端部側にはネーム取付
孔252がピアノハンドル43の表裏に貫設される。ネ
ーム取付孔252は透明合成樹脂の成形品であるネーム
カバー253で覆われる。ネームカバー253は裏面側
でネーム取付孔252の周囲に突出するネーム保持枠
(図示せず)を一体に備え、ピアノハンドル43の背面
側に開閉する扉254とともにネーム取付ブロックを形
成する。ネームカバー253においてネーム取付孔25
2を覆う部位と扉254との間には、スイッチ本体1を
用いる回路に関連した名称(負荷名や場所名)を記入す
るためのネームカード250を保持することができる。
したがって、例えば制御対象となる負荷名(「換気扇」
等)あるいは制御対象となる負荷の場所名(「台所」、
「玄関」、「廊下」等)をネームカード250に表記
し、このネームカード250をピアノハンドル43に取
り付けておけば、ネームカバー253を通してネームカ
ード250の表記内容を視認することができ、ピアノハ
ンドル43の操作時に負荷名や場所名を区別することが
できて便利である。また、ネームカード250はピアノ
ハンドル43に着脱可能であるから、必要に応じて交換
することができる。
【0049】ピアノハンドル43の表面における上記他
端部には、上下方向の中央位置に押位置指示突起114
が突設され、ピアノハンドル43に押力を作用させるべ
き端部が押位置指示突起114側であることが示されて
いる。また、ピアノハンドル43の表面においてネーム
カバー253の上下両側には、左右方向の多数本の平行
な直線からなるストライプ状の化粧ライン115を形成
してある。化粧ライン115は、ピアノハンドル43の
表面に実質的に凹凸が形成されない程度に、ピアノハン
ドル43を形成する合成樹脂材料をレーザビームの照射
で炭化反応させ、他の部分と色差が生じるように発色さ
せることによって形成される。
【0050】ところで、取付枠2の取付窓2aに2個の
スイッチ本体1を取り付ける場合には、図28ないし図
35に示すように、上端位置と下端位置とにそれぞれス
イッチ本体1を取り付けることになる。各スイッチ本体
1には図36ないし図39に示す2個用のピアノハンド
ル43がそれぞれ取り付けられる。2個用のピアノハン
ドル43は3個用のピアノハンドル43と同様に、上下
方向の中央部に2つの軸受部191を備え、取付枠2に
対して上端位置および下端位置に取り付けた各スイッチ
本体1の上下方向の中心位置と、各ピアノハンドル2の
上下方向の中心位置とが一致するように取り付けられ
る。その結果、2個用のピアノハンドル43においても
上端位置用と下端位置用とを区別することなく共通して
同じものを使用できる。2個用のピアノハンドル43は
上下寸法が1個用のピアノハンドル43と異なるが、他
の構成は1個用のピアノハンドル43と同様である。
【0051】取付枠2の取付窓2aに3個のスイッチ本
体1を取り付ける場合には、図40ないし図48に示す
ように、上端位置と中央位置と下端位置とにそれぞれス
イッチ本体1を取り付け、各スイッチ本体1にそれぞれ
図49ないし図51に示す3個用のピアノハンドル43
を取り付ける。3個用のピアノハンドル43の背面の一
端部には4個の軸受部191がスイッチ本体1の軸部1
92に対応する一定間隔で設けられる。また、上2個の
軸受部191と下2個の軸受部191とに対応する軸受
用ばね体191bはそれぞれ一体に形成されている。つ
まり、4個の軸受部191に対して軸受用ばね体191
bを2部材で実現してある。また、3個用のピアノハン
ドル43では抜止片43aはピアノハンドル43の上下
方向の中央付近に1個ずつ設けられる。
【0052】取付枠2に3個のスイッチ本体1を並設し
た場合、中央位置のスイッチ本体1に取り付けるピアノ
ハンドル43は、中央の2個の軸受部191にスイッチ
本体1の軸部192をはめ込んで取り付ける。つまり、
中央位置のスイッチ本体1についてはスイッチ本体1の
上下方向の中心とピアノハンドル43の上下方向の中心
とが一致する。また、ピアノハンドル43の抜止片43
aはスイッチ本体1の中央の挿入孔54に挿入される。
一方、上端位置のスイッチ本体1に取り付けられるピア
ノハンドル43は、下側の2個の軸受部191にスイッ
チ本体1の軸部192をはめ込んで取り付ける。つま
り、上端位置についてはスイッチ本体1の上下方向の中
心よりもピアノハンドル43の上下方向の中心が上にず
れて位置することになり、ピアノハンドル43の抜止片
43aはスイッチ本体1の上の挿入孔54に挿入され
る。また、下端位置のスイッチ本体1に取り付けられる
ピアノハンドル43は、上側の2個の軸受部191にス
イッチ本体1の軸部192をはめ込んで取り付ける。つ
まり、下端位置についてはスイッチ本体1の上下方向の
中心よりもピアノハンドル43の上下方向の中心が下に
ずれて位置することになり、ピアノハンドル43の抜止
片43aはスイッチ本体1の下の挿入孔54に挿入され
る。
【0053】以上の説明からわかるように、取付枠2に
3個のスイッチ本体1を取り付ける場合には、上端位置
と下端位置とにおいて、スイッチ本体1の上下方向の中
心がピアノハンドル43の上下方向の中心に一致しな
い。そこで、3個用のピアノハンドル43では、図48
に示すように、1個用や2個用のピアノハンドル43よ
りもレンズ113の厚みを小さくし、レンズ113の背
面側に光学的に結合されるプリズム200を設けてあ
る。プリズム200は、ピアノハンドル43の背面側で
表示孔112よりも上下方向に広がる形状に形成され、
透光窓40の位置が表示孔112に対して上下にずれて
いる場合でも、パイロット灯L3からの光をレンズ11
3に導く形状に形成されている。このように、3個用の
ピアノハンドル43では、上端位置および下端位置にお
いて、上下方向の中心位置がスイッチ本体1の上下方向
の中心位置とはずれるが、ピアノハンドル43に設けた
プリズム200の機能によってパイロット灯L3の光を
表示孔112の位置に導くことができる。また、ピアノ
ハンドル43に4個の軸受部191を設け、かつスイッ
チ本体1に3個の挿入孔54を形成していることによっ
て、3個用のピアノハンドル43についても、上端位
置、中央位置、下端位置を区別することなく共通の部材
を用いることができる。
【0054】ところで、上述した取付枠2は壁面のよう
な施工面に対して3種類の取付方法が選択可能となるよ
うに構成してある。図52および図53に示す例は、コ
ンクリート壁などに施工する場合であって、壁Wに埋込
配設された埋込ボックス150に取り付ける例を示して
いる。取付枠2の上片および下片にはそれぞれ埋込ボッ
クス150の開口側に設けた取付舌片151に螺合する
ボックスねじを挿通するための長孔2cが形成されてい
る。また、施工面が木質壁などの場合には施工面に螺入
するねじを用いて取付枠2を直付けする場合があるか
ら、直付け用のねじを挿通するためのねじ挿通孔2dも
上片と下片とに形成されている。さらに、上片および下
片には、施工面が石膏ボードのようなパネル材であると
きに使用するはさみ金具(図示せず)の一端部を係止す
るはさみ金具取付孔2eと、プレート枠120を取り付
ける取付ねじ123を螺合させる取付ねじ孔2fとが設
けてある。
【0055】はさみ金具90(図94及び図95参照)
は、一端部をはさみ金具取付孔2eに引っ掛けることに
より取付枠2に対して枢支され、長孔2cを通してはさ
み金具に螺合する引締ねじ91を進退させることによっ
て他端部と取付枠2との距離を変化させることができる
ものである。はさみ金具90はL字状に形成されてお
り、上記一端部を取付枠2のはさみ金具取付孔2eに挿
入したときに、上記他端部が取付枠2の上片ないし下片
に対向する。したがって、施工面がパネル材であるとき
には取付用の孔を施工面に形成しておき、引締ねじ91
を緩めた状態で、はさみ金具90を孔に挿入し、その
後、引締ねじ91を締め付けるようにすれば、取付枠2
とはさみ金具90との間で孔の周部を挟持して取付枠2
を施工面に固定することができる。また、はさみ金具9
0の上記他端部において取付枠2と対向する面には摩擦
を大きくするための凹凸部92が形成されている。
【0056】取付枠2の前面側に取付ねじ123によっ
て取り付けられるプレート枠120は、図58ないし図
61に示すように、ABS樹脂のような合成樹脂によっ
て矩形枠状に形成された成形品であって、上片と下片と
にそれぞれ取付ねじ123が挿通されるねじ挿通孔12
1が設けてある。また、プレート枠120の左片および
右片にはそれぞれ化粧プレート130の係止片131が
挿入係止される係止孔122がそれぞれ3個ずつ設けて
ある。さらに、プレート枠120の四隅には金属製の簡
易耐火プレート(図示せず)を取り付けるためのプレー
ト保持孔125も設けられている。プレート枠120の
周部には全周に亘って段部124が形成される。
【0057】プレート枠120に結合される化粧プレー
ト130は、図62ないし図65に示すように、プレー
ト枠120と同様にABS樹脂のような合成樹脂によっ
て矩形枠状に形成される。また、化粧プレート130の
裏面にはプレート枠120に結合するための係止片13
1が6本突設されている。化粧プレート130は前壁の
外周縁から後方に向かって延設された周壁132を備
え、図54ないし図57に示すように、プレート枠12
0に化粧プレート130を重ね合わせたときに周壁13
2の後縁がプレート枠120の段部124の前面に載る
ようにしてある。なお、プレート枠120および化粧プ
レート130はともに角部に丸みがほとんどなく、アー
ル部分を形成する場合に比較すると金型の製造が容易に
なっている。
【0058】スイッチ本体1を取り付けた取付枠2に取
付ねじ123によってプレート枠120を取り付け、さ
らに化粧プレート130をプレート枠120に結合する
とともに、スイッチ本体1にピアノハンドル43を取り
付けると、プレート枠120および化粧プレート130
の中央部の開口窓120a,130aを通してピアノハ
ンドル43の一部をプレートの前方に突出させることが
でき、この状態でピアノハンドル43を押操作すること
ができることになる。また、化粧プレート130はプレ
ート枠120に対して係止片131によって係合してい
るだけであるから、プレート枠120の下端部に設けた
外し溝126にマイナスドライバのような工具の先端部
を挿入し、プレート枠120から化粧プレート130を
引き離すように力を作用させれば、化粧プレート130
をプレート枠120から外すことができる。したがっ
て、化粧プレート130を取り付けた状態では表面に取
付ねじ123が露出しないようにして優れた外観に仕上
げながらも、メンテナンス時には化粧プレート130を
比較的容易に取り外すことができる。
【0059】(第2の実施の形態)本実施形態の基本構
成は第1の実施の形態と同様であるが、第1の実施の形
態で説明した電流トランスCT1、中枠57、ボディ5
bの突出部7などを設けておらず、図66ないし図74
に示すように、支持板15eは端子板15の前片15a
に連絡片15dを介して一体に接続されている。また、
第1の実施の形態とは異なる構成の表示ブロックB2を
用いたものである。また、端子収納室14には2個の端
子板18,20を収納してある。ここに、端子板18は
第1の実施の形態における端子板18と同様の構成を有
している。また、端子板20は、端子板18と同様に前
片20aと押さえ片20bとを備え、端子ねじ19の先
端部に螺着されたナット21と押さえ片20bとの間で
電線を保持するようになっている。ここに、端子板20
には、一端縁に臨んで開放され端子ねじ19が挿通され
るU字状の挿通溝20gが形成されている。一対の電線
挿入口14a,14aはボディ5bの後壁において端子
収納室14に収納される端子板18,20に対応する部
位に設けてあり、第1の実施の形態に比べて電線挿入口
14a,14a間の距離が大きくなっている。また、端
子収納室14に収納される両端子板18,20は端子収
納室14内に設けた仕切リブ14dによって位置決めさ
れている。端子板18には第1の実施の形態と同様に固
定接点25を保持する接点保持片18dが延設される。
また、端子板20は接点100には接続されていない。
【0060】本実施形態の内部回路は、図75に示すよ
うに、ネオンランプであるオン確認灯L2にチップ抵抗
である抵抗R2を直列接続するとともに、オン確認灯L
2と抵抗R2との直列回路にチップ抵抗である抵抗R3
を並列接続した構成の表示ブロックB2を、単極単投の
接点100の一端に接続した端子と接点100に接続さ
れていない他の端子との間に接続した構成を有してい
る。オン確認灯L2および抵抗R2,R3はプリント基
板66に実装され、このプリント基板66には導電板よ
りなる2本の接触子65a,65bも半田接続される。
両接触子65a,65bはオン確認灯L2と抵抗R2と
の直列回路に抵抗R3を並列接続した回路の両端に接続
されている。表示ブロックB2は第1の実施の形態と同
様に、カバー5aの収納凹所55に収納され、ボディ5
bにカバー5aを結合する際に、へ字状に折曲された接
触子65a,65bを端子板18,20の前片18a,
20aに弾接させる。つまり、端子板18,20の間に
表示ブロックB2が挿入されることになる。ところで、
第1の実施の形態では、カバー5aにおいて収納凹所5
5に円形状の透光窓40が形成されていたが、本実施形
態では、矩形状の透光窓40が形成され、透光窓40に
は透光性を有したランプカバー41が取り付けられる。
したがって、オン確認灯L2の点灯・消灯はランプカバ
ー41を通して視認することができる。
【0061】本実施形態のスイッチ本体1は、電源と負
荷との間に接点100が挿入されるように接続するとと
もに、表示ブロックB2を負荷に並列に接続して用い
る。つまり、接点100が閉成して負荷に電源が供給さ
れたときに、オン確認灯L2にも電源が供給されてオン
確認灯L2が点灯するように用いる。このような形で電
源および負荷と接続することによって、負荷の電流容量
に影響を与えることなく負荷のオンオフに対応した表示
が可能になる。
【0062】本実施形態では、ピアノハンドル43に第
1の実施の形態に用いたものと同構成のものを用いるこ
とができる。他の構成および動作は第1の実施の形態と
同様であるから説明を省略する。なお、本実施形態で
は、スイッチ本体1に設けられた表示ブロックB2およ
びピアノハンドル43に設けられたレンズ113が負荷
の動作状態を表示する動作表示手段を構成している。ま
た、レンズ113がオン確認灯L2の光を外部へ出射す
る表示部を構成している。
【0063】(第3の実施の形態)本実施形態は、図7
6ないし図81に示すように、第1の実施の形態と同様
に接点を単極単投の構成とし、第1の実施の形態とは異
なる構成の表示ブロックB3を用いたものである。表示
ブロックB3は、第1の実施の形態で説明したパイロッ
ト灯L3、ダイオードD1の他に、ネオンランプからな
る位置表示灯L1と、位置表示灯L1に直列接続される
チップ抵抗である抵抗R1とが実装される。また、プリ
ント基板66の後面には導電板からなる一対の接触子6
7a,67bも半田付けされる。また、接触子67a,
67bは端子板15,18の前片15a,18aにそれ
ぞれ接触するように配置される。つまり、抵抗R1と位
置表示灯L1との直列回路が両端子板15,18間に挿
入されることになる。したがって、スイッチ本体1の内
部回路を図示すれば図82のようになる。本実施形態の
構成では、電源と負荷との間に接点100が挿入される
ように接続しておくことで、負荷への通電時には電流ト
ランスCT1の1次側に電流が流れてパイロット灯L3
が点灯して負荷がオンであることを示すことになり、接
点100が開放されて負荷がオフになると位置表示灯L
1に電圧が印加されて位置表示灯L1が点灯するように
なっている。
【0064】なお、第1の実施の形態では、カバー5a
において収納凹所55に円形状の透光窓40が形成され
ていたが、本実施形態では、長方形状の透光窓40が形
成され、透光窓40には透光性を有したランプカバー4
1が取り付けられる。したがって、位置表示灯L1およ
びパイロット灯L3それぞれの点灯・消灯はランプカバ
ー41を通して視認することができる。
【0065】本実施形態では、ピアノハンドル43に第
1の実施の形態に用いたものと同構成のものを用いるこ
とができる。他の構成および動作は第1の実施の形態と
同様であるから説明を省略する。なお、本実施形態で
は、スイッチ本体1に設けられた表示ブロックB3およ
びピアノハンドル43に設けられたレンズ113が負荷
の動作状態を表示する動作表示手段を構成している。ま
た、レンズ113がパイロット灯L3及び位置表示灯L
1の光を外部へ出射する表示部を構成している。
【0066】(第4の実施の形態)本実施形態は、図8
3ないし図90に示すように、反転ハンドル31の揺動
方向の一側面にL字状の入切駆動片71を一体に突設
し、入切駆動片71の先端部をカバー5aの前面から進
退させる構成のスイッチ本体1を採用している。このス
イッチ本体1は図91及び図92に示す構成のピアノハ
ンドル43とともに用いることによって、ピアノハンド
ル43に設けた表示体70を反転ハンドル31の反転動
作に連動するように移動させ、この表示体70により接
点100の開閉状態を表示するものである。
【0067】まず、本実施形態に用いるピアノハンドル
43の構成について説明する。ピアノハンドル43の背
面には接点100の開閉状態を表示するための表示体7
0がピアノハンドル43の側縁に沿って上下方向の規定
の2位置の間で摺動可能となるように保持される。表示
体70の移動範囲における中間位置に対応してピアノハ
ンドル43の前壁には表示窓76aが開設してある。表
示体70は合成樹脂成形品であって、図91に示すよう
に矩形板状に形成された主部70aを備え、主部70a
前面には表示シート72が貼着され、表示シート72の
前面には「入」「切」のように接点の開閉状態に対応す
る表記72aがなされている。また、主部70aの移動
方向の一端面にはコイルばねからなる復帰ばね78の一
端部に挿入されるばね座突起70dが突設してある。表
示体70の背面には、図94及び図95に示すように、
表示体70の移動方向に傾斜した傾斜面70cを有する
三角形状の入切突起70bが主部70aの移動方向に3
個列設される。表示体70の背面であって隣接する入切
突起70bの間には入切駆動片71の先端部を挿入可能
とするロック凹所70eが形成される。また、図94及
び図95に示す表示体70の左端縁は入切駆動片71の
先端部に当接するロック面70fになっている。ロック
凹所70eおよびロック面70fはロック部として機能
する。
【0068】ピアノハンドル43の表面側における表示
窓76aの周縁にはシート状の表示部160が嵌入され
る矩形の表示部用凹所258が形成されている。表示部
160は、図93に示すようにポリカボネートにより略
中央に透明部160aを有するシート状に形成され、裏
面に接着剤が塗布されている。しかして、ピアノハンド
ル43表面の表示部用凹所258に表示部160を嵌入
して貼着すれば、表示窓76aおよび表示部160の透
明部160aを通して表示シート72の表記72aがピ
アノハンドル43の前面側から視認できるようにしてあ
る。つまり、上記2位置のうちの一方の位置で「切」の
表記72aが透明部160aから視認可能になり、他方
の位置で「入」の表記72aが透明部160aから視認
可能になる。
【0069】ところで、ピアノハンドル43には背面と
の間で表示体70を保持するために押さえ板77が固着
される。つまり、ピアノハンドル43の背面と押さえ板
77との間に形成される空間に表示体70が保持され、
表示体70がピアノハンドル43から脱落するのを防止
してある。押さえ板77の中央部には切欠窓77aが形
成してあり、切欠窓77aの中で上述した3つの入切突
起70bが移動可能になっている。
【0070】上述のように復帰ばね78の一端部には表
示体70のばね座突起70dが挿入され、またピアノハ
ンドル43の裏面には復帰ばね78の他端部がはめ込ま
れる溝状のばね受け部(図示せず)が設けてある。した
がって、表示体70は復帰ばね78のばね力により移動
範囲である上記2位置のうちの一方の位置に向かって付
勢されている。入切突起70bの傾斜面70cは、傾斜
面70cに対して前向きの力が作用したときに、復帰ば
ね78のばね力に抗して上記2位置のうちの他方の位置
まで表示体70を移動させるように傾斜している。
【0071】本実施形態で用いるスイッチ本体1は、上
述したように反転ハンドル31に入切駆動片71を一体
に備え、カバー5aの前壁には入切駆動片71の先端部
が進退自在に挿入される出入孔74が形成されている。
入切駆動片71は反転ハンドル31の揺動方向のうち軸
部192に近い側に突設してあり、接点100が開いて
いるときには入切駆動片71の先端部が出入孔74に後
退し、接点100が閉じているときには入切駆動片71
の先端部が出入孔74から突出するようにしてある。
【0072】次に、反転ハンドル31の揺動に伴って表
示体70を移動させる動作について図94及び図95を
用いて説明する。図では3個のスイッチ本体1を取付枠
2に取り付けた状態を示しており、図からわかるよう
に、取付枠2の中央位置では3個の入切突起70bのう
ちの中央の入切突起70bに入切駆動片71が対応し、
上端位置(図の右端位置)では下端(図の左端)の入切
突起70bに入切駆動片71が対応し、下端位置では上
端の入切突起70bに入切駆動片71が対応する。な
お、この場合には図94及び図95及び図97に示す3
個用のピアノハンドル43が用いられるが、上下方向の
寸法を除いて表示体70を含む全体構造は図91に示す
1個用のピアノハンドル43と共通である。
【0073】図94はすべてのスイッチ本体1の接点1
00が開放されている状態であって、各ピアノスイッチ
43の透明部160aにそれぞれ表示シート72の
「切」の表記72aが対応している状態を示す。また、
図95はすべてのスイッチ本体1の接点100が閉成し
ている状態であって、各ピアノスイッチ43の透明部1
60aにそれぞれ表示シート72の「入」の表記72a
が対応している状態を示す。図では透明部160aの範
囲をD、「入」の表記72aの範囲をN1、「切」の表
記72aの範囲をN2で示してある。つまり、Dの範囲
にN1の範囲が重なるときには透明部160aから
「入」の表記72aを視認できることを意味する。
【0074】接点100が開放状態である図94の位置
では、入切駆動片71の先端部は出入孔74からほとん
ど突出しない程度に後退している。また、入切駆動片7
1の先端部は入切突起70bの先端付近で傾斜面70c
に対向しており、この状態では表示体70は復帰ばね7
8のばね力によって上記2位置のうちの下側位置(図の
左側位置)に位置しており、透明部160aには「切」
の表記72aが対応している。ここで、ピアノハンドル
43を押操作して反転ハンドル31を反転させると、反
転ハンドル31に一体に設けた入切駆動片71の先端部
が出入孔74から突出して入切突起70bの傾斜面70
cに当接し、傾斜面70cを押すように力を作用させ
る。したがって、入切突起70bの突出量が大きくなる
につれて入切突起70bの先端が傾斜面70cの上を滑
って表示体70は復帰ばね78のばね力に抗して図中右
方向へ移動することになる。
【0075】ピアノハンドル43の押操作によって反転
ハンドル31の位置が反転すると、図95に示すよう
に、入切駆動片71の先端部がロック凹所70eに挿入
されるかロック面70fに当接し、表示体70が入切駆
動片71により係止されて表示体70の移動が阻止され
たロック状態になる。なお、入切駆動片71の先端部の
うち復帰ばね78のばね力に抗して表示体70を係止す
る側の面は平面上に形成された係止面71aになってお
り、復帰ばね78のばね力に抗して表示体70の移動を
確実に禁止できるようにしてある。表示体70のロック
状態では透明部160aには「入」の表記72aが対応
し、このとき接点100は閉成されている。ここで、ロ
ック凹所70eの深さは、ピアノハンドル43への押力
が除去されてピアノハンドル43が元の位置に復帰して
も入切駆動片71の先端部がロック凹所70eに挿入さ
れた状態を保つように設定されており、ピアノハンドル
43への押力を除去しても表示体70が移動しないよう
になっている。
【0076】透明部160aに「入」の表記72aが対
応する状態からピアノハンドル43を押操作して反転ハ
ンドル31を反転させると、入切駆動片71の先端部が
出入孔74に後退し、表示体70のロック状態が解除さ
れる。したがって、表示体70は復帰ばね78のばね力
によって元の位置(つまり、図94の位置)に復帰し、
透明部160aに「切」の表記72aが対応する状態に
なる。このとき、接点100は開放された状態になって
いる。
【0077】以上説明したように、ピアノハンドル43
の押操作毎に反転ハンドル31が反転して接点100の
開閉状態が反転するのに連動させて表示体70を移動さ
せることができ、「入」「切」の表示状態を接点100
の開閉状態に対応させることができる。
【0078】上述したように、本実施形態では、入切突
起70bを表示体70に3個列設していることによっ
て、取付枠2に3個のスイッチ本体1を取り付ける場合
において、各スイッチ本体1の入切駆動片71をいずれ
かの入切突起70bに対応させることができ、上端位
置、中央位置、下端位置のいずれの位置においてもピア
ノハンドル43を区別することなく共通に用いることが
できる。また、本実施形態では図94及び図95及び図
97に示す3個用のピアノハンドル43について説明し
たが、1個用のピアノハンドル43や図96に示す2個
用のピアノハンドル43においても同様の構成を採用す
ることができる。ただし、1個用や2個用のピアノハン
ドル43では、スイッチ本体1の上下方向の中心位置と
ピアノハンドル43の上下方向の中心位置とが一致する
から、3個の入切突起70bのうちの中央の1個のみが
用いられることになる。つまり、1個用や2個用のピア
ノハンドル43では3個の入切突起70bの中央の入切
突起70bしか使用しないのであるが、3個用のピアノ
ハンドル43と同形状の表示体70を用いることによっ
て、押さえ板77や復帰ばね78などの形状も共通化で
き、製品品種を他品種化しながらも部品品種を低減して
コストの低減を図ることができる。
【0079】なお、本実施形態では、第1の実施の形態
で説明した電流トランスCT1、中枠57、ボディ5b
の突出部7、表示ブロックB1などを設けておらず、支
持板15eは端子板15の前片15aに連絡片15dを
介して一体に接続されている。他の構成および動作につ
いては第1の実施の形態と同様であるから説明を省略す
る。また、本実施形態では、スイッチ本体1の反転ハン
ドル31に設けられた入切駆動片71およびピアノハン
ドル43側に設けられた表示体70、復帰ばね、入切突
起70b、ロック部、表示部160が負荷の動作状態を
表示する動作表示手段を構成している。
【0080】(第5の実施の形態)本実施形態は、図9
8ないし図104に示すよに、第4の実施の形態の構成
に、第3の実施の形態と同様の位置表示灯L1を付加し
たものである。つまり、スイッチ本体1の反転ハンドル
31に入切駆動片71を一体に設けるとともにピアノハ
ンドル43に表示体70を設けて接点100の開閉状態
を表示体70によって表示する機能を有し、さらに接点
100の開放状態において点灯するネオンランプからな
る位置表示灯L1を備えた表示ブロックB4を器体5に
収納してある。ただし、第3の実施の形態における表示
ブロックB3は図76に示すようにパイロット灯L3と
ダイオードD1とを備えていたのに対して、本実施形態
の表示ブロックB4はパイロット灯L3およびダイオー
ドD1は省略してある。第3の実施の形態および第4の
実施の形態と同符号を付した他の構成はそれらの実施形
態における構成と同様に機能する。
【0081】ところで、スイッチ本体1に位置表示灯L
1を設けたことに伴って、本実施形態においては、図1
05及び図106に示すように表示部160の中央部に
表示窓76aの一部に対応し且つ透明部160aに隣接
する部位に透光部160bが形成してある。ピアノハン
ドル43の背面には、位置表示灯L1からの光をピアノ
ハンドル43の前面側に導くように形成された透明合成
樹脂の成形品であるレンズ116が取り付けられ、レン
ズ116の出射面が上記透光部160bに臨むように配
置される。レンズ116は透光部160bに対して上下
方向に延長されている。また、押さえ板77の側縁には
レンズ116の中央部をはめ込む切欠溝77bが形成さ
れている。つまり、レンズ116は切欠溝77bを除く
部位ではピアノハンドル43の背面と押さえ板77との
間にレンズ116が挟まれることになる。
【0082】しかして、本実施形態では接点100の開
閉に応じて表示体70が移動して「入」「切」の表示が
表示部160の透明部160aを通してなされ、電源と
負荷との間に片切スイッチとして用いることで、「切」
の際には位置表示灯L1の光が表示部160の透光部1
60bを通して出射されて暗がりでも位置を確認しやす
くなるものである。なお、本実施形態では1個用のピア
ノハンドル43について説明したが、図107に示す2
個用並びに図108に示す3個用のピアノハンドル43
については、上下方向の寸法を除いて1個用のピアノハ
ンドル43と同一の構成を有するため説明を省略する。
また、本実施形態では、第4の実施の形態における動作
表示手段において、スイッチ本体1に表示ブロックB3
を付加するとともに、ピアノハンドル43に透光部16
0bを付加したものである。
【0083】(第6の実施の形態)本実施形態は、図1
09ないし図115に示すように、第4の実施の形態に
第1の実施の形態と同様のパイロット灯L3を付加した
ものである。図において第4の実施の形態及び第1の実
施の形態と同符号を付した他の構成及び動作については
これらの実施の形態と同様であるから説明を省略する。
また、ピアノハンドル43については第5の実施の形態
と同一のものを用いることができる。
【0084】しかして、本実施形態では接点100の開
閉に応じて表示体70が移動してピアノハンドル43に
設けた表示部160の透明部160aを通して「入」
「切」の表示がなされ、電源と負荷との間に片切スイッ
チとして用いることで、「入」の際にはパイロット灯L
3が点灯して表示部160の透光部160bを通して負
荷に通電されたことを表示することになる。なお、本実
施形態では、第4の実施の形態における動作表示手段に
おいて、スイッチ本体1にパイロット灯L3を備えた表
示ブロックB1を付加するとともに、ピアノハンドル4
3に透光部160bを付加したものである。
【0085】(第7の実施の形態)本実施形態は、図1
16ないし図121に示すよに、第4の実施の形態の構
成に、第2の実施の形態と同様のオン確認灯L2を付加
したものである。つまり、スイッチ本体1の反転ハンド
ル31に入切駆動片71を一体に設けるとともにピアノ
ハンドル43に表示体70を設けて接点100の開閉状
態を表示体70によって表示する機能を有し、さらに接
点100の閉成状態において点灯するネオンランプから
なるオン確認灯L2を備えた表示ブロックB2を器体5
に収納してある。第2の実施の形態および第4の実施の
形態と同符号を付した他の構成はそれらの実施形態にお
ける構成と同様に機能する。また、ピアノハンドル43
については第5の実施の形態と同一のものを用いること
ができる。
【0086】しかして、本実施形態では接点100の開
閉に応じて表示体70が移動してピアノハンドル43に
設けた表示部160の透明部160aを通して「入」
「切」の表示がなされ、電源と負荷との間に片切スイッ
チとして用いることで、「入」の際にはオン確認灯L2
が点灯して表示部160の透光部160bを通して負荷
に通電されたことを表示することになる。ここで、負荷
のオン状態を表示体70とオン確認灯L2とにより二重
に表示することになるが、両者の内容に食い違いがあれ
ば、何らかの異常が生じているものと判断することがで
き、異常の発見が容易になる。なお、本実施形態では、
第4の実施の形態における動作表示手段において、スイ
ッチ本体1にオン確認灯L2を備えた表示ブロックB2
を付加するとともに、ピアノハンドル43に透光部16
0bを付加したものである。
【0087】(第8の実施の形態)本実施形態は、2つ
の固定接点に可動接点を選択的に接続して単極切換に用
いる3路スイッチとして構成したピアノハンドル式スイ
ッチを例示する。本実施形態は、図122ないし図13
1に示すように構成されるものであって、端子収納室1
4に2個の端子板18,26を収納している。端子板2
6は端子板18と同様に前片26aと押さえ片26bと
を備え、押さえ片26bの挿通溝26gに挿通された端
子ねじ19の先端部に螺着されたナット21と押さえ片
26bとの間で電線を保持するようになっている。端子
板26は端子板18に設けた接点保持片18dに対向す
る部位まで延長された接点保持片26dを備え、接点保
持片26dには端子板18に設けた固定接点25aに対
向する固定接点25bが設けられている。開閉子24は
両固定接点25a,25bの間に配置され、各固定接点
25a,25bに離接可能な可動接点29を開閉子24
の表裏に備えている。すなわち、反転ハンドル31の揺
動に伴って開閉子24が揺動すると、可動接点29が両
固定接点25a,25bの一方に選択的に接触するので
ある。したがって、端子板15に接続される電線は、端
子板18に接続される電線と端子板26に接続される電
線との一方に対して選択的に電気的接続がなされること
になる。本実施形態における他の構成は第1の実施の形
態と同様であり、第1の実施の形態と同符号を付した他
の構成は第1の実施の形態における構成と同様に機能す
る。要するに第1の実施の形態と同様の表示ブロックB
1を備えている。ただし、本実施形態における内部回路
は図132のようになる。なお、図132において端子
に付した数字は図126において各電線挿入口13a,
14aの近傍に付した数字と対応する。本実施形態では
上述のように、可動接点29を2つの固定接点25a,
25bに選択的に接触させる3路スイッチとなる接点1
00を構成し、可動接点29と端子板15との間に電流
トランスCT1の1次側が挿入されることになる。した
がって、3路スイッチである接点100の状態に応じて
負荷への電源を入切するとすれば、負荷がオンであると
きには電流トランスCT1の1次側に電流が流れるから
パイロット灯L3が点灯して負荷がオンであることを示
すことになる。
【0088】ところで、本実施形態は3路スイッチとし
て構成されているが、ピアノハンドル43については第
1の実施の形態と同一のものを用いることができる。し
たがって、他品種化しながらも部品の共通化による製造
コストの低減を図ることができる。なお、本実施形態で
は、スイッチ本体1に設けられた表示ブロックB1およ
びピアノハンドル43に設けられたレンズ113が負荷
の動作状態を表示する動作表示手段を構成している。ま
た、レンズ113がパイロット灯L3の光を外部へ出射
する表示部を構成している。
【0089】(第9の実施の形態)本実施形態は、図1
33ないし図138に示すように、第8の実施の形態と
同様に接点の構成を3路スイッチとし、さらに第8の実
施の形態とは異なる構成の表示ブロックB6を用いたも
のである。プリント基板66には、第3の実施の形態と
同様の位置表示灯L1と、発光ダイオードからなるパイ
ロット灯L3と、パイロット灯L3とは逆並列に接続さ
れるダイオードD1と、位置表示灯L1に直列接続され
るチップ抵抗である抵抗R2と、位置表示灯L1と抵抗
R2との直列回路に並列接続したチップ抵抗である抵抗
R3とが実装される。また、プリント基板66の後面に
は導電板からなる一対の接触子65a,65bも半田接
続される。なお、表示ブロックB6の接触子65a,6
5bは端子板18,26の前片18a,20aにそれぞ
れ接触するように配置され、ネオンランプからなる位置
表示灯L1にチップ抵抗である抵抗R2を直列接続した
直列回路が両固定接点25a,25b間に挿入され、チ
ップ抵抗である抵抗R3が上記直列回路に並列接続され
ている。また、第1の実施の形態と同様に、電流トラン
スCT1の2次側のリード線S3,S4の間にパイロッ
ト灯L3とダイオードD1との並列回路が接続される。
しかして、本実施形態における内部回路は図139のよ
うになる。なお、図において第8の実施の形態と同符号
を付した他の構成及び動作についてはこれらの実施の形
態と同様であるから説明を省略する。なお、カバー5a
には、矩形状の透光窓40が形成されており、透光窓4
0には透光性を有するランプカバー41が取り付けられ
ている。また、ピアノハンドル43については第1の実
施の形態と同一のものを用いることができる。したがっ
て、他品種化しながらも部品の共通化による製造コスト
の低減を図ることができる。
【0090】本実施形態では上述のように、可動接点2
9と端子板15との間に電流トランスCT1の1次側が
挿入され、2つの固定接点25a,25bの間に位置表
示灯L1を含む回路が挿入されることになる。したがっ
て、3路スイッチである接点100の状態に応じて負荷
への電源を入切するとすれば、負荷がオフであるときに
2つの固定接点25a,25bの間に電圧が印加されて
位置表示灯L1が点灯し、負荷として照明負荷を用いる
とすれば、照明負荷が消灯しているときには位置表示灯
L1が点灯することによって、暗がりでもスイッチの位
置を容易に確認することができる。また、負荷がオンで
あるときには電流トランスCT1の1次側に電流が流れ
るからパイロット灯L3が点灯して負荷がオンであるこ
とを示すことになる。なお、本実施形態では、スイッチ
本体1に設けられた表示ブロックB6及びピアノハンド
ル43に設けられたレンズ113が負荷の動作状態を表
示する動作表示手段を構成している。また、レンズ11
3がパイロット灯L3及び位置表示灯L1の光を外部へ
出射する表示部を構成している。
【0091】(第10の実施の形態)本実施形態は、図
140ないし図147に示すように、接点の構成につい
ては第8の実施の形態と同様に3路スイッチとし、さら
に第4の実施の形態と同様の入切駆動片71を用いて開
閉子24の位置を機械的に表示しようとするものであ
る。つまり、反転ハンドル31には入切駆動片71が設
けられ、ピアノハンドル43(図91参照)には表示体
70(図91参照)が設けられている。ただし、本実施
形態は3路スイッチであるから、表示体70において
「入」「切」の表記は適さないものであり、可動接点2
9がどちらの固定接点25a,25bに接触しているか
の位置を示す内容で表記72a(図91参照)がなされ
る。図において第8の実施の形態および第4の実施の形
態と同符号を付した他の構成および動作についてはこれ
らの実施の形態と同様であるから説明を省略する。ま
た、ピアノハンドル43については第4の実施形態と同
一のものを用いることができる。
【0092】なお、本実施形態では、第4の実施の形態
と同様に、スイッチ本体1の反転ハンドル31に設けら
れた入切駆動片71およびピアノハンドル43側に設け
られた表示体70、復帰ばね、入切突起70b、ロック
部、表示部160が負荷の動作状態を表示する動作表示
手段を構成している。
【0093】(第11の実施の形態)本実施形態は、図
148ないし図154に示すように、第10の実施の形
態に位置表示灯L1を備えた表示ブロックB7を付加し
たものである。ただし、本実施形態では両固定接点25
a,25bの間に位置表示灯L1を備えた表示ブロック
B7を接続してある。表示ブロックB7は、ネオンラン
プからなる位置表示灯L1にチップ抵抗である抵抗R2
を直列接続した直列回路にチップ抵抗である抵抗R3を
並列接続して構成されている。ここに、表示ブロックB
7のプリント基板66に半田接続される接触子65a,
65bはカバー5aをボディ5bに結合したときに、両
端子板18,26の前片18a,26aにそれぞれ当接
する。すなわち、表示ブロックB7の回路構成は図15
5に示すようになる。3路スイッチでは負荷がオフであ
るときに、両固定接点25a,25bに接続される電線
間に負荷を通して電圧が印加されるから、負荷のオフ時
に位置表示灯L1が点灯することになる。要するに、本
実施形態では、第10の実施の形態と同様に、可動接点
29がどちらの固定接点25a,25bに接触している
かを表示体70により知ることができ、さらに、負荷が
オフであるときに位置表示灯L1が点灯するから暗がり
でも位置を容易に知ることができる。
【0094】図において第10の実施の形態および第5
の実施の形態と同符号を付した他の構成および動作につ
いてはこれらの実施の形態と同様であるから説明を省略
する。また、ピアノハンドル43については第5の実施
の形態と同一のものを用いることができる。なお、本実
施形態では、第10の実施の形態における動作表示手段
において、スイッチ本体1に表示ブロックB7を付加す
るとともに、ピアノハンドル43に透光部160bを付
加したものである。
【0095】(第12の実施の形態)本実施形態は、図
156ないし図163に示すように、第10の実施の形
態に第9の実施の形態と同様のパイロット灯L3を備え
た表示ブロックB8を付加したものである。図において
第10の実施の形態及び第9の実施の形態と同符号を付
した他の構成及び動作についてはこれらの実施の形態と
同様であるから説明を省略する。また、ピアノハンドル
43については第5の実施の形態と同一のものを用いる
ことができる。
【0096】本実施形態の構成においては、可動接点2
9がどちらの固定接点25a,25bに接触しているか
を表示体70(図105参照)により知ることができ、
さらに、電源と負荷との間に3路スイッチとして用いる
ことで、パイロット灯L3の点滅により負荷に通電され
ているか否かを容易に知ることができる。なお、本実施
形態では、第10の実施の形態における動作表示手段に
おいて、スイッチ本体1に表示ブロックB8を付加する
とともに、ピアノハンドル43に透光部160bを付加
したものである。
【0097】(第13の実施の形態)本実施形態は、図
164ないし図172に示すように、2極単投に用いる
2極スイッチ(いわゆる両切スイッチ)の接点構成を採
用し、さらに第4の実施の形態と同様の入切駆動片71
を用いて開閉子24の位置を機械的に表示するようにし
たものである。したがって、固定接点25を備える端子
板18と、固定接点25に離接する可動接点29を保持
した開閉子24と、開閉子24に電気的に接続される端
子板15とがそれぞれ2個ずつ設けられる。また、各開
閉子24と反転ハンドル31との間にはそれぞれ反転ば
ね30が配設される。反転ハンドル31では両反転ばね
30を互いに絶縁する必要があるから、反転ハンドル3
1には反転ばね30を保持する筒部31aが2個設けら
れる。また、中央収納室23においても各開閉子24を
収納するスペースを区切って両開閉子24を互いに接触
しないように絶縁する仕切壁23aが形成される。つま
り、開閉子24に設けた凸部28が挿入される位置規制
凹部27は、ボディ5bの内周面と仕切壁23aとに形
成される。また、反転ハンドル31には入切駆動片71
が設けられ、ピアノハンドル43(図91参照)には表
示体70(図91参照)が設けられている。
【0098】電流トランスCT1は設けておらず、支持
板15eは端子板15の前片15aに連絡片15dを介
して一体に接続されている。また、電流トランスCT1
を設けていないから、開閉子24の回動支点(つまり支
持板15eの前面)は突出部7の底付近に位置してお
り、開閉子24の回動支点と反転ハンドル31の支点突
起31bとの距離が比較的大きくなっている。
【0099】本実施形態では、端子板15と端子板18
とは2個ずつ設けられているから2つの接点100が形
成されており、各接点100を負荷の両側で電源との間
に挿入することができる。この意味で本実施形態の接点
構成はいわゆる両切スイッチの構成になっている。つま
り、接点100を開放しておけば、負荷が地絡されたと
しても負荷に電源からの電流が流れることがなく、安全
性を高めることができる。他の構成および動作は第1の
実施の形態と同様である。また、ピアノハンドル43に
ついては第4の実施の形態と同一のものを用いることが
できる。図において第1の実施の形態及び第4の実施の
形態と同符号を付した他の構成および動作についてはこ
れらの実施の形態と同様であるから説明を省略する。
【0100】しかして、本実施形態では接点100の開
閉に応じて表示体70が移動し、ピアノハンドル43に
設けた表示部160の透明部160aを通して「入」
「切」の表示がなされることになる。
【0101】なお、本実施形態では、スイッチ本体1の
反転ハンドル31に設けられた入切駆動片71およびピ
アノハンドル43側に設けられた表示体70、復帰ば
ね、入切突起70b、ロック部、表示部160が負荷の
動作状態を表示する動作表示手段を構成している。
【0102】(第14の実施の形態)本実施形態は、ピ
アノハンドル43の構造に特徴があるから、スイッチ本
体1については第5,第6,第7,第11,又は第12
の各実施の形態と同一のものを用いるため図示並びに説
明を省略する。
【0103】本実施形態におけるピアノハンドル43
は、図173に示すようにピアノハンドル43の長手方
向略中央において、裏面側にネームカード250を収納
する凹所260aを有するネームカバー部260と、表
示体70の表記72aを表示するための第1の表示部2
61と、位置表示灯L1やオン確認灯L2あるいはパイ
ロット灯L3の光を透過させるための第2の表示部26
2とが透明な合成樹脂材料によって連続一体に2重成形
(2色成形)されている。
【0104】ネームカバー部260の裏面側には第1の
実施の形態で説明した扉254が開閉自在に枢支され、
扉254を閉じれば扉254とネームカバー部260と
の間にネームカード250が挟持され、ネームカバー部
260を通してピアノハンドル43の表面側からネーム
カード250の文字等が視認できる。
【0105】また、第1の表示部261はピアノハンド
ル43の摺動凹所の略中央に配置されており、表示体7
0の主部70a前面側に貼着された動作表示シート72
の表記72aが第1の表示部261を通して視認でき
る。
【0106】さらに、ピアノハンドル43をスイッチ本
体1に取り付けた状態では、第2の表示部262並びに
レンズ116がランプカバー41に対向配置され、ラン
プカバー41から出射された光がレンズ116を通して
第2の表示部262から外部へ出射されて位置表示や負
荷への通電状態の表示を行うことができる。なお、本実
施形態では1個用のピアノハンドル43について説明し
たが、図174に示す2個用並びに図175に示す3個
用のピアノハンドル43については、上下方向の寸法を
除いて1個用のピアノハンドル43と同一の構成を有す
るため説明を省略する。また、第1の表示部261又は
第2の表示部262の何れか一方のみをネームカバー部
260と共にピアノハンドル43と一体成形するように
しても良い。
【0107】
【発明の効果】請求項1の発明は、押操作される押釦ハ
ンドルを前面に備え押釦ハンドルの押操作毎に接点を交
互に反転させるスイッチ機構部を埋込型配線器具に用い
る取付枠に取付可能な器体に収納したスイッチ本体と、
器体の前面側に押釦ハンドルに対向する形で配置され一
端部が器体に枢着されるとともに裏面が押釦ハンドルに
当接したピアノハンドルと、器体に収納されスイッチ機
構部に電気的に接続された端子とを備え、端子を、端子
ねじと、端子ねじの先端部に螺着されたナットと、端子
ねじが挿通され端子ねじを回すことによりナットとの間
で電線を挟持する端子板とで構成し、スイッチ本体およ
びピアノハンドルに負荷の動作状態を表示する動作表示
手段を設けてなるものであり、スイッチ本体およびピア
ノハンドルに負荷の動作状態を表示する動作表示手段が
設けられていることにより、負荷の動作状態を直接確認
できない場所で使用する場合でも負荷の動作状態を確認
することができるという効果がある。
【0108】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記接点を単極単投に用いる単極スイッチの接点構
成としたものであり、請求項1の発明と同様の効果を奏
する。
【0109】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、前記接点を単極切換に用いる3路スイッチの接点構
成としたものであり、請求項1の発明と同様の効果を奏
する。
【0110】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、前記接点を2極単投に用いる2極スイッチの接点構
成としたものであり、請求項1の発明と同様の効果を奏
する。
【0111】請求項5の発明は、請求項2又は3の発明
において、前記動作表示手段は、前記器体に収納され前
記接点への通電時に点灯するパイロット灯と、前記ピア
ノハンドルに設けられパイロット灯の光を外部へ出射す
る表示部とを備えるものであり、負荷の動作状態をパイ
ロット灯の点灯・消灯によって確認することができると
いう効果がある。
【0112】請求項6の発明は、請求項2又は3の発明
において、前記動作表示手段は、前記接点の一端に接続
された端子と接点に接続されていない別の端子との間に
接続され前記器体に収納されたオン確認灯と、前記ピア
ノハンドルに設けられオン確認灯の光を外部へ出射する
表示部とを備えるものであり、負荷のオン時にオン確認
灯を点灯させるから、負荷の動作状態を直接確認できな
い場所で使用する場合でもオン確認灯の点灯・消灯によ
って負荷の動作状態を知ることができるという効果があ
る。しかも、オン確認灯は負荷に並列に接続可能である
から、負荷容量に関係なく使用することができるという
効果がある。
【0113】請求項7の発明は、請求項2又は3又は5
の発明において、前記動作表示手段は、前記器体内に収
納され位置表示のために点灯する位置表示灯と、前記ピ
アノハンドルに設けられ位置表示灯の光を外部へ出射す
る表示部とを備えるものであり、位置表示灯の点灯・消
灯によって負荷の動作状態も確認することができ、しか
も、負荷がオフのときには位置表示灯の点灯によって暗
がりでも在処を容易に知ることができ、利便性が高くな
るという効果がある。
【0114】請求項8の発明は、請求項2ないし4の発
明において、前記スイッチ機構部に、器体に揺動可能に
保持され揺動に伴って接点を交互に反転させる反転ハン
ドルと、前記押釦ハンドルの押操作毎に反転ハンドルを
交互に反対向きに揺動させる変換機構部とを設け、前記
動作表示手段は、反転ハンドルの反転に伴って器体の前
面から進退する入切駆動片を反転ハンドルに一体に設
け、前記ピアノハンドルに、ピアノハンドルの裏面に沿
って規定の2位置の間で摺動する表示体と、表示体を前
記2位置のうちの一方の位置に向かって付勢する復帰ば
ねとを設け、前記表示体の裏面に、入切駆動片が器体の
前面側に突出するときに入切駆動片に当接し復帰ばねの
ばね力に抗して表示体を前記2位置のうちの他方の位置
に向かって移動させるように傾斜する傾斜面を有した入
切突起を突設するとともに、入切駆動片が器体の前面に
突出して前記表示体が前記2位置のうちの他方の位置に
位置するときに入切駆動片の先端部に係止されて表示体
の移動を阻止するようにロックするロック部を設け、前
記表示体が何れか一方の位置に位置するときに表示体に
設けた表記を外部から視認可能とする表示部を前記ピア
ノハンドルに設けてなるものであり、スイッチ機構部の
動作に連動してスイッチ機構部の反転状態を機械的に表
示することができるから、負荷の動作状態を確認するこ
とができるという効果がある。
【0115】請求項9の発明は、請求項2又は3の発明
において、前記スイッチ機構部に、器体に揺動可能に保
持され揺動に伴って接点を交互に反転させる反転ハンド
ルと、前記押釦ハンドルの押操作毎に反転ハンドルを交
互に反対向きに揺動させる変換機構部とを設け、前記動
作表示手段は、反転ハンドルの反転に伴って器体の前面
から進退する入切駆動片を反転ハンドルに一体に設け、
前記ピアノハンドルに、ピアノハンドルの裏面に沿って
規定の2位置の間で摺動する表示体と、表示体を前記2
位置のうちの一方の位置に向かって付勢する復帰ばねと
を設け、前記表示体の裏面に、入切駆動片が器体の前面
側に突出するときに入切駆動片に当接し復帰ばねのばね
力に抗して表示体を前記2位置のうちの他方の位置に向
かって移動させるように傾斜する傾斜面を有した入切突
起を突設するとともに、入切駆動片が器体の前面に突出
して前記表示体が前記2位置のうちの他方の位置に位置
するときに入切駆動片の先端部に係止されて表示体の移
動を阻止するようにロックするロック部を設け、前記表
示体が何れか一方の位置に位置するときに表示体に設け
た表記を外部から視認可能とする表示部を前記ピアノハ
ンドルに設けるとともに、位置表示のために点灯する位
置表示灯を前記器体に収納し、位置表示灯の光を外部へ
出射する透光部を前記表示部に設けてなるものであり、
位置表示灯の点灯・消灯によって負荷の動作状態も確認
することができ、しかも、負荷がオフのときには位置表
示灯の点灯によって暗がりでも在処を容易に知ることが
でき、利便性が高くなり、また、スイッチ機構部の動作
に連動してスイッチ機構部の反転状態を機械的に表示す
ることができるから、表示体によっても負荷の動作状態
を確認することが可能になるという効果がある。
【0116】請求項10の発明は、請求項2又は3の発
明において、前記スイッチ機構部に、器体に揺動可能に
保持され揺動に伴って接点を交互に反転させる反転ハン
ドルと、前記押釦ハンドルの押操作毎に反転ハンドルを
交互に反対向きに揺動させる変換機構部とを設け、反転
ハンドルの反転に伴って器体の前面から進退する入切駆
動片を反転ハンドルに一体に設け、前記ピアノハンドル
に、ピアノハンドルの裏面に沿って規定の2位置の間で
摺動する表示体と、表示体を前記2位置のうちの一方の
位置に向かって付勢する復帰ばねとを設け、前記表示体
の裏面に、入切駆動片が器体の前面側に突出するときに
入切駆動片に当接し復帰ばねのばね力に抗して表示体を
前記2位置のうちの他方の位置に向かって移動させるよ
うに傾斜する傾斜面を有した入切突起を突設するととも
に、入切駆動片が器体の前面に突出して前記表示体が前
記2位置のうちの他方の位置に位置するときに入切駆動
片の先端部に係止されて表示体の移動を阻止するように
ロックするロック部を設け、前記表示体が何れか一方の
位置に位置するときに表示体に設けた表記を外部から視
認可能とする表示部を前記ピアノハンドルに設けるとと
もに、前記接点への通電時に点灯するパイロット灯を前
記器体に収納し、パイロット灯の光を外部へ出射する透
光部を前記表示部に設けてなるものであり、負荷の動作
状態をパイロット灯の点灯・消灯によって確認すること
ができ、しかも、スイッチ機構部の動作に連動してスイ
ッチ機構部の反転状態を機械的に表示することができる
から、表示体によっても負荷の動作状態を確認すること
が可能になるという効果がある。
【0117】請求項11の発明は、請求項2の発明にお
いて、前記スイッチ機構部に、器体に揺動可能に保持さ
れ揺動に伴って接点を交互に反転させる反転ハンドル
と、前記押釦ハンドルの押操作毎に反転ハンドルを交互
に反対向きに揺動させる変換機構部とを設け、前記動作
表示手段は、反転ハンドルの反転に伴って器体の前面か
ら進退する入切駆動片を反転ハンドルに一体に設け、前
記ピアノハンドルに、ピアノハンドルの裏面に沿って規
定の2位置の間で摺動する表示体と、表示体を前記2位
置のうちの一方の位置に向かって付勢する復帰ばねとを
設け、前記表示体の裏面に、入切駆動片が器体の前面側
に突出するときに入切駆動片に当接し復帰ばねのばね力
に抗して表示体を前記2位置のうちの他方の位置に向か
って移動させるように傾斜する傾斜面を有した入切突起
を突設するとともに、入切駆動片が器体の前面に突出し
て前記表示体が前記2位置のうちの他方の位置に位置す
るときに入切駆動片の先端部に係止されて表示体の移動
を阻止するようにロックするロック部を設け、前記表示
体が何れか一方の位置に位置するときに表示体に設けた
表記を外部から視認可能とする表示部を前記ピアノハン
ドルに設けるとともに、前記接点の一端に接続された端
子と接点に接続されていない別の端子との間に接続され
たオン確認灯を前記器体に収納し、オン確認灯の光を外
部へ出射する透光部を前記表示部に設けてなるものであ
り、負荷のオン時にオン確認灯を点灯させるから、負荷
の動作状態を直接確認できない場所で使用する場合でも
オン確認灯の点灯・消灯によって負荷の動作状態を知る
ことができ、しかも、スイッチ機構部の動作に連動して
スイッチ機構部の反転状態を機械的に表示することがで
きるから、表示体によっても負荷の動作状態を確認する
ことが可能になるという効果がある。
【0118】請求項12の発明は、請求項1ないし11
の発明において、前記取付枠が中央部に窓孔を有した矩
形枠状であって長手方向に3組の器具取付手段を備え、
前記器体の短手方向の外形寸法が前記窓孔の長手方向の
略3分の1に形成されるとともに、前記器体が前記取付
枠の中央部の1組の器具取付手段に取着され、前記取付
枠の前面側には前記窓孔より長寸かつ広幅の開口窓を有
するプレートが付設され、前記ピアノハンドルが前記プ
レートの開口窓の略全部を閉塞する大きさに形成され、
前記取付枠の長手方向において前記器体の中央にピアノ
ハンドルの中央を対向させる形で前記プレートの開口窓
内に前記ピアノハンドルが配置されるものであり、スイ
ッチ本体を1個用いる場合にもスイッチ本体を2個又は
3個用いる場合と共通仕様の窓孔を有する取付枠、並び
に開口窓を有するプレートが使用できて部品の共通化が
図れるという効果がある。
【0119】請求項13の発明は、請求項1ないし11
の発明において、前記取付枠が中央部に窓孔を有した矩
形枠状であって長手方向に3組の器具取付手段を備え、
前記器体の短手方向の外形寸法が前記窓孔の長手方向の
略3分の1に形成されるとともに、前記器体が前記取付
枠の長手方向の両端の2組の器具取付手段にそれぞれ取
着され、前記取付枠の前面側には前記窓孔より長寸かつ
広幅の開口窓を有するプレートが付設され、前記ピアノ
ハンドルがプ前記レートの開口窓を半分ずつ閉塞する大
きさに形成され、前記取付枠の長手方向において前記各
器体の中央に各ピアノハンドルの中央をそれぞれ対向さ
せる形で前記プレートの開口窓内に前記ピアノハンドル
が配置されるものであり、スイッチ本体を2個用いる場
合にもスイッチ本体を1個又は3個用いる場合と共通仕
様の窓孔を有する取付枠、並びに開口窓を有するプレー
トが使用できて部品の共通化が図れるという効果があ
る。
【0120】請求項14の発明は、請求項1ないし11
の発明において、前記取付枠が中央部に窓孔を有した矩
形枠状であって長手方向に3組の器具取付手段を備え、
前記器体の短手方向の外形寸法が前記窓孔の長手方向の
略3分の1に形成されるとともに、前記器体が前記取付
枠の3組の器具取付手段にそれぞれ取着され、前記取付
枠の前面側には前記窓孔より長寸かつ広幅の開口窓を有
するプレートが付設され、前記ピアノハンドルがプレー
トの開口窓を3分の1ずつ閉塞する大きさに形成され、
前記取付枠の長手方向において前記各器体の中央に各ピ
アノハンドルの中央を対向させる形で前記プレートの開
口窓内に前記ピアノハンドルが配置されるものであり、
スイッチ本体を3個用いる場合にもスイッチ本体を1個
又は2個用いる場合と共通仕様の窓孔を有する取付枠、
並びに開口窓を有するプレートが使用できて部品の共通
化が図れるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す分解斜視図で
ある。
【図2】同上のスイッチ本体を示す斜視図である。
【図3】同上のスイッチ本体を示す正面図である。
【図4】同上のスイッチ本体を示す下面図である。
【図5】同上のスイッチ本体を示す背面図である。
【図6】同上のスイッチ本体を示す左側面図である。
【図7】同上のスイッチ本体を示す右側面図である。
【図8】同上のスイッチ本体を示す断面図である。
【図9】同上のスイッチ本体においてカバーおよび表示
ブロックを外した状態の正面図である。
【図10】同上のスイッチ本体においてカバーを外した
状態の正面図である。
【図11】同上の内部回路を示す回路図である。
【図12】同上の軸部近傍を示し、(a)はピアノハン
ドル取付前の断面図、(b)はピアノハンドル取付後の
断面図である。
【図13】同上の動作説明図である。
【図14】同上の動作説明図である。
【図15】同上の動作説明図である。
【図16】同上の動作説明図である。
【図17】同上で1個用のピアノハンドルを用いる使用
形態での分解斜視図である。
【図18】同上で1個用のピアノハンドルを用いる使用
形態での正面図である。
【図19】同上で1個用のピアノハンドルを用いる使用
形態での左側面図である。
【図20】同上で1個用のピアノハンドルを用いる使用
形態での右側面図である。
【図21】同上で1個用のピアノハンドルを用いる使用
形態での背面図である。
【図22】同上で1個用のピアノハンドルを用いる使用
形態での上面図である。
【図23】同上で1個用のピアノハンドルを用いる使用
形態での下面図である。
【図24】図18におけるA−A線断面図である。
【図25】図18におけるB−B線断面図である。
【図26】同上に用いる1個用のピアノハンドルを示す
正面図である。
【図27】図26におけるC−C線断面図である。
【図28】同上で2個用のピアノハンドルを用いる使用
形態での分解斜視図である。
【図29】同上で2個用のピアノハンドルを用いる使用
形態での正面図である。
【図30】同上で2個用のピアノハンドルを用いる使用
形態での左側面図である。
【図31】同上で2個用のピアノハンドルを用いる使用
形態での右側面図である。
【図32】同上で2個用のピアノハンドルを用いる使用
形態での背面図である。
【図33】同上で2個用のピアノハンドルを用いる使用
形態での上面図である。
【図34】同上で2個用のピアノハンドルを用いる使用
形態での下面図である。
【図35】図29におけるB−B線断面図である。
【図36】同上に用いる2個用のピアノハンドルを示す
正面図である。
【図37】図36におけるC−C線断面図である。
【図38】同上における2個用のピアノハンドルの斜視
図である。
【図39】同上における2個用のピアノハンドルの分解
斜視図である。
【図40】同上で3個用のピアノハンドルを用いる使用
形態での分解斜視図である。
【図41】同上で3個用のピアノハンドルを用いる使用
形態での正面図である。
【図42】同上で3個用のピアノハンドルを用いる使用
形態での左側面図である。
【図43】同上で3個用のピアノハンドルを用いる使用
形態での右側面図である。
【図44】同上で3個用のピアノハンドルを用いる使用
形態での背面図である。
【図45】同上で3個用のピアノハンドルを用いる使用
形態での上面図である。
【図46】同上で3個用のピアノハンドルを用いる使用
形態での下面図である。
【図47】図41におけるA−A線断面図である。
【図48】図41におけるB−B線断面図である。
【図49】同上に用いる3個用のピアノハンドルを示す
正面図である。
【図50】図49におけるC−C線断面図である。
【図51】同上における3個用のピアノハンドルの斜視
図である。
【図52】同上の施工例を示す縦断面図である。
【図53】同上の施工例を示す横断面図である。
【図54】同上の施工に用いるプレートの正面図であ
る。
【図55】同上の施工に用いるプレートの一部切欠した
側面図である。
【図56】同上の施工に用いるプレートの背面図であ
る。
【図57】同上の施工に用いるプレートの下面図であ
る。
【図58】同上の施工に用いるプレート枠の正面図であ
る。
【図59】同上の施工に用いるプレート枠の断面図であ
る。
【図60】同上の施工に用いるプレート枠の背面図であ
る。
【図61】同上の施工に用いるプレート枠の下面断面図
である。
【図62】同上の施工に用いる化粧プレートの正面図で
ある。
【図63】同上の施工に用いる化粧プレートの一部切欠
した側面図である。
【図64】同上の施工に用いる化粧プレートの背面図で
ある。
【図65】同上の施工に用いる化粧プレートの一部切欠
した下面図である。
【図66】本発明の第2の実施の形態を示す分解斜視図
である。
【図67】同上のスイッチ本体を示す斜視図である。
【図68】同上のスイッチ本体を示す正面図である。
【図69】同上のスイッチ本体を示す下面図である。
【図70】同上のスイッチ本体を示す背面図である。
【図71】同上のスイッチ本体を示す左側面図である。
【図72】同上のスイッチ本体を示す右側面図である。
【図73】同上のスイッチ本体を示す断面図である。
【図74】同上のスイッチ本体においてカバーなどを外
した状態の正面図である。
【図75】同上の内部回路を示す回路図である。
【図76】本発明の第3の実施の形態を示すスイッチ本
体の分解斜視図である。
【図77】同上のスイッチ本体を示す斜視図である。
【図78】同上のスイッチ本体を示す正面図である。
【図79】同上のスイッチ本体を示す断面図である。
【図80】同上のスイッチ本体においてカバーおよび表
示ブロックを外した状態の正面図である。
【図81】同上のスイッチ本体においてカバーを外した
状態の正面図である。
【図82】同上の内部回路を示す回路図である。
【図83】本発明の第4の実施の形態を示すスイッチ本
体の分解斜視図である。
【図84】同上のスイッチ本体を示す斜視図である。
【図85】同上のスイッチ本体を示す正面図である。
【図86】同上のスイッチ本体を示す下面図である。
【図87】同上のスイッチ本体を示す左側面図である。
【図88】同上のスイッチ本体を示す右側面図である。
【図89】同上のスイッチ本体を示す断面図である。
【図90】同上のスイッチ本体においてカバーを外した
状態の正面図である。
【図91】同上における1個用のピアノハンドルの分解
斜視図である。
【図92】同上における1個用のピアノハンドルの正面
図である。
【図93】同上における表示部を示し、(a)は正面
図、(b)は側面図である。
【図94】同上の要部動作説明図である。
【図95】同上の要部動作説明図である。
【図96】同上における2個用のピアノハンドルの正面
図である。
【図97】同上における3個用のピアノハンドルの正面
図である。
【図98】本発明の第5の実施の形態を示すスイッチ本
体の分解斜視図である。
【図99】同上のスイッチ本体を示す斜視図である。
【図100】同上のスイッチ本体を示す正面図である。
【図101】同上のスイッチ本体を示す下面図である。
【図102】同上のスイッチ本体を示す左側面図であ
る。
【図103】同上のスイッチ本体を示す断面図である。
【図104】同上のスイッチ本体においてカバーなどを
外した状態の正面図である。
【図105】同上における1個用のピアノハンドルの分
解斜視図である。
【図106】同上における1個用のピアノハンドルの正
面図である。
【図107】同上における2個用のピアノハンドルの正
面図である。
【図108】同上における3個用のピアノハンドルの正
面図である。
【図109】本発明の第6の実施の形態を示すスイッチ
本体の分解斜視図である。
【図110】同上のスイッチ本体を示す斜視図である。
【図111】同上のスイッチ本体を示す正面図である。
【図112】同上のスイッチ本体を示す下面図である。
【図113】同上のスイッチ本体を示す左側面図であ
る。
【図114】同上のスイッチ本体を示す断面図である。
【図115】同上のスイッチ本体においてカバーを外し
た状態の正面図である。
【図116】本発明の第7の実施の形態を示すスイッチ
本体の分解斜視図である。
【図117】同上のスイッチ本体を示す斜視図である。
【図118】同上のスイッチ本体を示す正面図である。
【図119】同上のスイッチ本体を示す下面図である。
【図120】同上のスイッチ本体を示す左側面図であ
る。
【図121】同上のスイッチ本体を示す断面図である。
【図122】本発明の第8の実施の形態を示すスイッチ
本体の分解斜視図である。
【図123】同上のスイッチ本体を示す斜視図である。
【図124】同上のスイッチ本体を示す正面図である。
【図125】同上のスイッチ本体を示す下面図である。
【図126】同上のスイッチ本体を示す背面図である。
【図127】同上のスイッチ本体を示す左側面図であ
る。
【図128】同上のスイッチ本体を示す右側面図であ
る。
【図129】同上のスイッチ本体を示す断面図である。
【図130】同上のスイッチ本体においてカバーおよび
表示ブロックを外した状態の正面図である。
【図131】同上のスイッチ本体においてカバーを外し
た状態の正面図である。
【図132】同上の内部回路を示す回路図である。
【図133】本発明の第9の実施の形態を示すスイッチ
本体の分解斜視図である。
【図134】同上のスイッチ本体を示す斜視図である。
【図135】同上のスイッチ本体を示す正面図である。
【図136】同上のスイッチ本体を示す断面図である。
【図137】同上のスイッチ本体においてカバーおよび
表示ブロックを外した状態の正面図である。
【図138】同上のスイッチ本体においてカバーを外し
た状態の正面図である。
【図139】同上の内部回路を示す回路図である。
【図140】本発明の第10の実施の形態を示すスイッ
チ本体の分解斜視図である。
【図141】同上のスイッチ本体を示す斜視図である。
【図142】同上のスイッチ本体を示す正面図である。
【図143】同上のスイッチ本体を示す下面図である。
【図144】同上のスイッチ本体を示す左側面図であ
る。
【図145】同上のスイッチ本体を示す右側面図であ
る。
【図146】同上のスイッチ本体を示す断面図である。
【図147】同上のスイッチ本体を示すカバーを外した
状態の正面図である。
【図148】本発明の第11の実施の形態を示すスイッ
チ本体の分解斜視図である。
【図149】同上のスイッチ本体を示す斜視図である。
【図150】同上のスイッチ本体を示す正面図である。
【図151】同上のスイッチ本体を示す下面図である。
【図152】同上のスイッチ本体を示す左側面図であ
る。
【図153】同上のスイッチ本体を示す断面図である。
【図154】同上のスイッチ本体においてカバーを外し
た状態の正面図である。
【図155】同上の内部回路を示す回路図である。
【図156】本発明の第12の実施の形態を示すスイッ
チ本体の分解斜視図である。
【図157】同上のスイッチ本体を示す斜視図である。
【図158】同上のスイッチ本体を示す正面図である。
【図159】同上のスイッチ本体を示す下面図である。
【図160】同上のスイッチ本体を示す左側面図であ
る。
【図161】同上のスイッチ本体を示す断面図である。
【図162】同上のスイッチ本体においてカバーおよび
表示ブロックを外した状態の正面図である。
【図163】同上のスイッチ本体においてカバーを外し
た状態の正面図である。
【図164】本発明の第13の実施の形態を示すスイッ
チ本体の分解斜視図である。
【図165】同上のスイッチ本体を示す斜視図である。
【図166】同上のスイッチ本体を示す正面図である。
【図167】同上のスイッチ本体を示す下面図である。
【図168】同上のスイッチ本体を示す背面図である。
【図169】同上のスイッチ本体を示す左側面図であ
る。
【図170】同上のスイッチ本体を示す右側面図であ
る。
【図171】同上のスイッチ本体を示す断面図である。
【図172】同上のスイッチ本体においてカバーを外し
た状態の正面図である。
【図173】実施形態14における1個用のピアノハン
ドルを示し、(a)は正面図、(b)は断面図である。
【図174】同上における2個用のピアノハンドルの正
面図である。
【図175】同上における3個用のピアノハンドルの正
面図である。
【図176】従来例におけるスイッチ本体の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 スイッチ本体 5 器体 5a カバー 5b ボディ 13 端子収納室 14 端子収納室 15 端子板 16 端子ねじ 17 ナット 18 端子板 19 端子ねじ 21 ナット 32 押釦ハンドル L3 パイロット灯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01H 23/24 H01H 23/24 D (72)発明者 矢野 学 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 川本 隆司 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 5G019 AM54 CP02 CP25 CP26 JJ02 JJ08 JJ09 JJ12 KK10 LL01 SK20 5G035 AA09 CB04 JB02 JB04 JB10 JC01 5G052 AA12 BB03 HA18 HC08 JA03 JA07 JB05 JB10 JC04

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押操作される押釦ハンドルを前面に備え
    押釦ハンドルの押操作毎に接点を交互に反転させるスイ
    ッチ機構部を埋込型配線器具に用いる取付枠に取付可能
    な器体に収納したスイッチ本体と、器体の前面側に押釦
    ハンドルに対向する形で配置され一端部が器体に枢着さ
    れるとともに裏面が押釦ハンドルに当接したピアノハン
    ドルと、器体に収納されスイッチ機構部に電気的に接続
    された端子とを備え、端子を、端子ねじと、端子ねじの
    先端部に螺着されたナットと、端子ねじが挿通され端子
    ねじを回すことによりナットとの間で電線を挟持する端
    子板とで構成し、スイッチ本体およびピアノハンドルに
    負荷の動作状態を表示する動作表示手段を設けてなるこ
    とを特徴とするピアノハンドル式スイッチ。
  2. 【請求項2】 前記接点を単極単投に用いる単極スイッ
    チの接点構成としたことを特徴とする請求項1記載のピ
    アノハンドル式スイッチ。
  3. 【請求項3】 前記接点を単極切換に用いる3路スイッ
    チの接点構成としたことを特徴とする請求項1記載のピ
    アノハンドル式スイッチ。
  4. 【請求項4】 前記接点を2極単投に用いる2極スイッ
    チの接点構成としたことを特徴とする請求項1記載のピ
    アノハンドル式スイッチ。
  5. 【請求項5】 前記動作表示手段は、前記器体に収納さ
    れ前記接点への通電時に点灯するパイロット灯と、前記
    ピアノハンドルに設けられパイロット灯の光を外部へ出
    射する表示部とを備えることを特徴とする請求項2又は
    3記載のピアノハンドル式スイッチ。
  6. 【請求項6】 前記動作表示手段は、前記接点の一端に
    接続された端子と接点に接続されていない別の端子との
    間に接続され前記器体に収納されたオン確認灯と、前記
    ピアノハンドルに設けられオン確認灯の光を外部へ出射
    する表示部とを備えることを特徴とする請求項2又は3
    記載のピアノハンドル式スイッチ。
  7. 【請求項7】 前記動作表示手段は、前記器体内に収納
    され位置表示のために点灯する位置表示灯と、前記ピア
    ノハンドルに設けられ位置表示灯の光を外部へ出射する
    表示部とを備えることを特徴とする請求項2又は3又は
    5記載のピアノハンドル式スイッチ。
  8. 【請求項8】 前記スイッチ機構部に、器体に揺動可能
    に保持され揺動に伴って接点を交互に反転させる反転ハ
    ンドルと、前記押釦ハンドルの押操作毎に反転ハンドル
    を交互に反対向きに揺動させる変換機構部とを設け、前
    記動作表示手段は、反転ハンドルの反転に伴って器体の
    前面から進退する入切駆動片を反転ハンドルに一体に設
    け、前記ピアノハンドルに、ピアノハンドルの裏面に沿
    って規定の2位置の間で摺動する表示体と、表示体を前
    記2位置のうちの一方の位置に向かって付勢する復帰ば
    ねとを設け、前記表示体の裏面に、入切駆動片が器体の
    前面側に突出するときに入切駆動片に当接し復帰ばねの
    ばね力に抗して表示体を前記2位置のうちの他方の位置
    に向かって移動させるように傾斜する傾斜面を有した入
    切突起を突設するとともに、入切駆動片が器体の前面に
    突出して前記表示体が前記2位置のうちの他方の位置に
    位置するときに入切駆動片の先端部に係止されて表示体
    の移動を阻止するようにロックするロック部を設け、前
    記表示体が何れか一方の位置に位置するときに表示体に
    設けた表記を外部から視認可能とする表示部を前記ピア
    ノハンドルに設けてなることを特徴とする請求項2ない
    し4のいずれかに記載のピアノハンドル式スイッチ。
  9. 【請求項9】 前記スイッチ機構部に、器体に揺動可能
    に保持され揺動に伴って接点を交互に反転させる反転ハ
    ンドルと、前記押釦ハンドルの押操作毎に反転ハンドル
    を交互に反対向きに揺動させる変換機構部とを設け、前
    記動作表示手段は、反転ハンドルの反転に伴って器体の
    前面から進退する入切駆動片を反転ハンドルに一体に設
    け、前記ピアノハンドルに、ピアノハンドルの裏面に沿
    って規定の2位置の間で摺動する表示体と、表示体を前
    記2位置のうちの一方の位置に向かって付勢する復帰ば
    ねとを設け、前記表示体の裏面に、入切駆動片が器体の
    前面側に突出するときに入切駆動片に当接し復帰ばねの
    ばね力に抗して表示体を前記2位置のうちの他方の位置
    に向かって移動させるように傾斜する傾斜面を有した入
    切突起を突設するとともに、入切駆動片が器体の前面に
    突出して前記表示体が前記2位置のうちの他方の位置に
    位置するときに入切駆動片の先端部に係止されて表示体
    の移動を阻止するようにロックするロック部を設け、前
    記表示体が何れか一方の位置に位置するときに表示体に
    設けた表記を外部から視認可能とする表示部を前記ピア
    ノハンドルに設けるとともに、位置表示のために点灯す
    る位置表示灯を前記器体に収納し、位置表示灯の光を外
    部へ出射する透光部を前記表示部に設けてなることを特
    徴とする請求項2又は3記載のピアノハンドル式スイッ
    チ。
  10. 【請求項10】 前記スイッチ機構部に、器体に揺動可
    能に保持され揺動に伴って接点を交互に反転させる反転
    ハンドルと、前記押釦ハンドルの押操作毎に反転ハンド
    ルを交互に反対向きに揺動させる変換機構部とを設け、
    反転ハンドルの反転に伴って器体の前面から進退する入
    切駆動片を反転ハンドルに一体に設け、前記ピアノハン
    ドルに、ピアノハンドルの裏面に沿って規定の2位置の
    間で摺動する表示体と、表示体を前記2位置のうちの一
    方の位置に向かって付勢する復帰ばねとを設け、前記表
    示体の裏面に、入切駆動片が器体の前面側に突出すると
    きに入切駆動片に当接し復帰ばねのばね力に抗して表示
    体を前記2位置のうちの他方の位置に向かって移動させ
    るように傾斜する傾斜面を有した入切突起を突設すると
    ともに、入切駆動片が器体の前面に突出して前記表示体
    が前記2位置のうちの他方の位置に位置するときに入切
    駆動片の先端部に係止されて表示体の移動を阻止するよ
    うにロックするロック部を設け、前記表示体が何れか一
    方の位置に位置するときに表示体に設けた表記を外部か
    ら視認可能とする表示部を前記ピアノハンドルに設ける
    とともに、前記接点への通電時に点灯するパイロット灯
    を前記器体に収納し、パイロット灯の光を外部へ出射す
    る透光部を前記表示部に設けてなることを特徴とする請
    求項2又は3記載のピアノハンドル式スイッチ。
  11. 【請求項11】 前記スイッチ機構部に、器体に揺動可
    能に保持され揺動に伴って接点を交互に反転させる反転
    ハンドルと、前記押釦ハンドルの押操作毎に反転ハンド
    ルを交互に反対向きに揺動させる変換機構部とを設け、
    前記動作表示手段は、反転ハンドルの反転に伴って器体
    の前面から進退する入切駆動片を反転ハンドルに一体に
    設け、前記ピアノハンドルに、ピアノハンドルの裏面に
    沿って規定の2位置の間で摺動する表示体と、表示体を
    前記2位置のうちの一方の位置に向かって付勢する復帰
    ばねとを設け、前記表示体の裏面に、入切駆動片が器体
    の前面側に突出するときに入切駆動片に当接し復帰ばね
    のばね力に抗して表示体を前記2位置のうちの他方の位
    置に向かって移動させるように傾斜する傾斜面を有した
    入切突起を突設するとともに、入切駆動片が器体の前面
    に突出して前記表示体が前記2位置のうちの他方の位置
    に位置するときに入切駆動片の先端部に係止されて表示
    体の移動を阻止するようにロックするロック部を設け、
    前記表示体が何れか一方の位置に位置するときに表示体
    に設けた表記を外部から視認可能とする表示部を前記ピ
    アノハンドルに設けるとともに、前記接点の一端に接続
    された端子と接点に接続されていない別の端子との間に
    接続されたオン確認灯を前記器体に収納し、オン確認灯
    の光を外部へ出射する透光部を前記表示部に設けてなる
    ことを特徴とする請求項2記載のピアノハンドル式スイ
    ッチ。
  12. 【請求項12】 前記取付枠が中央部に窓孔を有した矩
    形枠状であって長手方向に3組の器具取付手段を備え、
    前記器体の短手方向の外形寸法が前記窓孔の長手方向の
    略3分の1に形成されるとともに、前記器体が前記取付
    枠の中央部の1組の器具取付手段に取着され、前記取付
    枠の前面側には前記窓孔より長寸かつ広幅の開口窓を有
    するプレートが付設され、前記ピアノハンドルが前記プ
    レートの開口窓の略全部を閉塞する大きさに形成され、
    前記取付枠の長手方向において前記器体の中央にピアノ
    ハンドルの中央を対向させる形で前記プレートの開口窓
    内に前記ピアノハンドルが配置されることを特徴とする
    請求項1ないし11のいずれかに記載のピアノハンドル
    式スイッチ。
  13. 【請求項13】 前記取付枠が中央部に窓孔を有した矩
    形枠状であって長手方向に3組の器具取付手段を備え、
    前記器体の短手方向の外形寸法が前記窓孔の長手方向の
    略3分の1に形成されるとともに、前記器体が前記取付
    枠の長手方向の両端の2組の器具取付手段にそれぞれ取
    着され、前記取付枠の前面側には前記窓孔より長寸かつ
    広幅の開口窓を有するプレートが付設され、前記ピアノ
    ハンドルがプ前記レートの開口窓を半分ずつ閉塞する大
    きさに形成され、前記取付枠の長手方向において前記各
    器体の中央に各ピアノハンドルの中央をそれぞれ対向さ
    せる形で前記プレートの開口窓内に前記ピアノハンドル
    が配置されることを特徴とする請求項1ないし11のい
    ずれかに記載のピアノハンドル式スイッチ。
  14. 【請求項14】 前記取付枠が中央部に窓孔を有した矩
    形枠状であって長手方向に3組の器具取付手段を備え、
    前記器体の短手方向の外形寸法が前記窓孔の長手方向の
    略3分の1に形成されるとともに、前記器体が前記取付
    枠の3組の器具取付手段にそれぞれ取着され、前記取付
    枠の前面側には前記窓孔より長寸かつ広幅の開口窓を有
    するプレートが付設され、前記ピアノハンドルがプレー
    トの開口窓を3分の1ずつ閉塞する大きさに形成され、
    前記取付枠の長手方向において前記各器体の中央に各ピ
    アノハンドルの中央を対向させる形で前記プレートの開
    口窓内に前記ピアノハンドルが配置されることを特徴と
    する請求項1ないし11のいずれかに記載のピアノハン
    ドル式スイッチ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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