JP3861684B2 - スイッチ - Google Patents

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JP3861684B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、図15及び図16に示すような構造を有するスイッチAが提供されている。このスイッチAの器体1は、前面が開口した略箱状の合成樹脂製のボディ2と、ボディ2の前面に被着される合成樹脂製のカバー3とを結合して構成される。
【0003】
ボディ2の内部は隔壁によって複数の区画に仕切られており、それぞれ外部の電線が接続される端子部を収納する端子収納室22,22が両側に設けられ、接点機構を収納する接点収納室23が略中央に設けられている。
【0004】
端子収納室22,22には、それぞれ、端子板6,7と各一対の鎖錠ばね8と解除釦9とで構成される所謂速結端子構造の端子が収納されている。
【0005】
一方の端子板6には、接点収納室23内に延設して先端をボディ2の長手方向に直交するように折曲した延設片6dが一体に形成され、この延設片6dに固定接点10が固着してある。また、他方の端子板7からは、接点収納室23の底面に敷設される支持片7dを延設してあり、この支持片7dの先端部を山形状に折曲して支持突起7eを形成し、この支持突起7e上に開閉体11を回動自在に載置してある。開閉体11は導電材料の帯板を折り曲げ形成することによって上方に開口するコ字状に形成され、下部の両側から一対の回動規制片11aがそれぞれ突設してあり、この回動規制片11a間にボディ2の内側面から突設されたリブ(図示せず)を係合することで、開閉体11の回動角(反転角)が規制される。そして、端子板6の固定接点10に臨む開閉体11の部位には可動接点12が固着してある。ここに、固定接点10と開閉体11とで接点機構が構成される。
【0006】
また、カバー3の前面略中央には前方に突出するボス部31が設けられ、ボス部31には操作ハンドル5の操作面5aを露出させる矩形状の窓孔33が開口している。操作ハンドル5は合成樹脂成型品であって、後面が開口した略箱形に形成されており、ボス部31の窓孔33から操作面5aを露出させた状態でカバー3の内部に保持されている。また操作ハンドル5の内底面の中央からはコイルばね13の上端部を挿入固定する筒状突起53(収納凹所)が突設してある。このコイルばね13は操作ハンドル5の回動に応じて開閉体11に反転回動力を付与するものであり、下部が開閉体11内に収められて、操作ハンドル5と開閉体11との間に介装される。すなわち、器体1に対して操作ハンドル5を回動させれば、器体1内に圧縮して収められたコイルばね13による作用で開閉体11が反転回動して、開閉体11の可動接点12を端子板6の固定接点10に接触・開離させることができる。なお、このスイッチA は、固定接点10と可動接点12を接触・開離することで端子板6と端子板7との間の導通をオン・オフする、所謂片切型のスイッチである。
【0007】
ところで、このスイッチAでは、合成樹脂製の取付板14にインサート成形されている端子板(図示せず)にネオンランプ16及びランプ電流を制限するための抵抗17の一端を電気的に接続して成る点灯ブロックが操作ハンドル5内に納装してある。取付板14の略中央には圧入孔14aが形成されており、この圧入孔14aに操作ハンドル5の筒状突起53を圧入することで取付板14が筒状突起53に固定され、操作ハンドル5内に納装される。このとき、ネオンランプ16及び抵抗17は、操作ハンドル5内の筒状突起53周囲のスペースに収納される。
【0008】
取付板14の長手方向一端側(端子板6に対向する側)からは、取付板14にインサート成形される端子板と一体に形成され、端子板6の上面部と接離自在に接触導通する端子片15が突出させてあり、この端子片15の下面には接点(図示せず)が形成してある。また、抵抗17の一方のリード端子17aは筒状突起53の側面に設けた縦溝53aを通して筒状突起53内に挿入されて(図15(b)参照)、筒状突起53の底面に配置されており、筒状突起53の内部においてコイルばね13に接触導通させている。
【0009】
また、操作ハンドル5の操作面5aには、ネオンランプ16と対向する部位に窓孔54が貫設されている。この窓孔54には透光性を有する合成樹脂により形成された透光部材19が嵌入されており、ネオンランプ16の発する光は透光部材19を通して外側へ導かれるようになっている。なお、操作ハンドル5の内部にはネオンランプ16の周りを囲むようにして、コ字状に形成された遮光板18が納められており、ネオンランプ16の光が操作ハンドル5の側面を透過して漏れるのを防止している。
【0010】
ここで、開閉体11の可動接点12が端子板6の固定接点10と開離するように操作ハンドル5を操作した場合には、操作ハンドル5が図16中左下がりに傾斜し、取付板14の端部から突出する端子片15の下面に形成された接点が端子板6の上面部に接触導通する。この時、開閉体11と接触導通しているコイルばね13を介して、ネオンランプ16並びに抵抗17に電源が供給されてネオンランプ16が点灯する。一方、図16に示すように、開閉体11の可動接点12が端子板6の固定接点10と接触するように操作ハンドル5を操作した場合には、操作ハンドル5が図16中右下がりに傾斜し、取付板14の端子片15が端子板6の上面部から開離するので、ネオンランプ16への電源供給が停止されて、ネオンランプ16が消灯する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、操作ハンドル5の内部に上述した点灯ブロックが納められていないスイッチでは、図17(a)(b)に示すように、コイルばね13の上端部が筒状突起53の平坦な底面に当接しているので、コイルばね13の上端部は筒状突起53の底面の略中央に当接する。したがって、コイルばね13のばね荷重が操作ハンドル5の一方の側に片寄って加わることがなく、オン操作時とオフ操作時とで操作ハンドル5の操作荷重が略同じになっている。
【0012】
それに対して、操作ハンドル5の内部に点灯ブロックを納めたスイッチAでは、縦溝53aを通して筒状突起53内に抵抗17のリード端子17aが挿入されており、コイルばね13の上端部と筒状突起53の底面との間にリード端子17aが介装されているので、コイルばね13の上端部が当接する面に凹凸ができる。その結果、図15(a)に示すようにコイルばね13の上端部が片側に片寄り、ばね荷重が操作ハンドル5の片側に片寄って加わるため、オン操作時とオフ操作時とで操作ハンドル5の操作荷重に大きな差が生じ、操作時の感触が悪いという問題があった。
【0013】
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、オン操作時とオフ操作時とで操作荷重の差を小さくしたスイッチを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明では、器体内部に納装され外部の電線がそれぞれ接続される第1及び第2の端子部と、器体内部に納装され第1及び第2の端子部の間の電路の電気的接続状態を切り替える接点部と、器体前面に設けた開口から前面を露出させた状態で器体前面と交差する面内において回動自在に器体内部に保持された操作ハンドルと、操作ハンドル内部に納装され、電路の電気的接続状態に応じて点灯又は消灯する点灯ブロックとを備えたスイッチにおいて、接点部を、第1の端子部に設けられた固定接点と、導電材料により形成され第2の端子部と接触した状態で回動する開閉体と、開閉体に設けられ開閉体の回動に応じて固定接点と接触又は開離する可動接点と、弾性を有する金属材料により形成され、操作ハンドルの背面に設けられた収納凹所に一端部が納装されるとともに他端部が開閉体で保持され、操作ハンドルの回動に応じて反対側に屈曲することにより開閉体に反転回動力を付与するコイルばねとで構成するとともに、点灯ブロックを、操作ハンドルの回動に応じて第1の端子部と接触又は開離する端子片と、先端が操作ハンドルの収納凹所内に挿入されて収納凹所の底面に配置され、収納凹所に挿入されたコイルばねの一端部に電気的且つ機械的に接触するリード端子と、端子片とリード端子との間に電気的に接続され、端子片が第1の端子部に接触した場合にコイルばね及び端子片を介して通電されて点灯する発光素子とで構成し、操作ハンドルに設けた収納凹所の底面に、リード端子が入り込むリード端子収納溝を設けたことを特徴としている。このような構成を採用したことによって、リード端子がリード端子収納溝内に入り込み、収納凹所の底面とリード端子との段差が小さくなるから、コイルばねの一端部が当接する部位の凹凸を小さくでき、その結果コイルばねの一端部が収納凹所内の片側に片寄って当たるのを防止できるから、オン操作時とオフ操作時とで操作ハンドルに加わるコイルばねのばね荷重の差が小さくなり、操作荷重の差を小さくして、操作時の感触を良好にできる。
【0015】
請求項2の発明では、器体内部に納装され外部の電線がそれぞれ接続される第1及び第2の端子部と、器体内部に納装され第1及び第2の端子部の間の電路の電気的接続状態を切り替える接点部と、器体前面に設けた開口から前面を露出させた状態で器体前面と交差する面内において回動自在に器体内部に保持された操作ハンドルと、操作ハンドル内部に納装され、電路の電気的接続状態に応じて点灯又は消灯する点灯ブロックとを備えたスイッチにおいて、接点部を、第1の端子部に設けられた固定接点と、導電材料により形成され第2の端子部と接触した状態で回動する開閉体と、開閉体に設けられ開閉体の回動に応じて固定接点と接触又は開離する可動接点と、弾性を有する金属材料により形成され、操作ハンドルの背面に設けられた収納凹所に一端部が納装されるとともに他端部が開閉体で保持され、操作ハンドルの回動に応じて反対側に屈曲することにより開閉体に反転回動力を付与するコイルばねとで構成するとともに、点灯ブロックを、操作ハンドルの回動に応じて第1の端子部と接触又は開離する端子片と、先端が操作ハンドルの収納凹所内に挿入されて収納凹所の底面に配置され、収納凹所に挿入されたコイルばねの一端部に電気的且つ機械的に接触するリード端子と、端子片とリード端子との間に電気的に接続され、端子片が第1の端子部に接触した場合にコイルばね及び端子片を介して通電されて点灯する発光素子とで構成し、操作ハンドルに設けた収納凹所の内壁に、コイルばねと当接してコイルばねを反対側の内壁に押し付けることにより、オン/オフ操作時の操作荷重の差が小さくなる側へコイルばねを強制的に移動させるリブを設けたことを特徴としている。而して、コイルばねの一端部を操作ハンドルの収納凹所に挿入すると、収納凹所の内壁に設けたリブによってコイルばねが反対側の内壁に押し付けられ、オン/オフ操作時の操作荷重の差が小さくなる側へコイルばねを強制的に移動させるから、操作荷重の差を小さくして操作時の感触を良好にできる。
【0016】
請求項3の発明では、請求項2の発明において、リブに、収納凹所の開口側から底面側へ行くにしたがって収納凹所の内壁からの突出量が大きくなるような傾斜面を設けたことを特徴とし、収納凹所の開口側から底面側へ行くにしたがって収納凹所の内壁からの突出量が大きくなるような傾斜面をリブに設けているので、収納凹所の開口が広くなって、コイルばねの一端部を収納凹所に挿入する作業がやり易くなるという利点がある。
【0017】
請求項4の発明では、請求項2又は3の発明において、収納凹所の底面に、リード端子が入り込むリード端子収納溝を設けたことを特徴とし、リード端子がリード端子収納溝内に入り込み、収納凹所の底面とリード端子との段差が小さくなるので、コイルばねの一端部が当接する部位の凹凸を小さくできる。その結果コイルばねの一端部が収納凹所内の片側に片寄って当たるのを防止できるから、オン操作時とオフ操作時とで操作ハンドルに加わるコイルばねのばね荷重の差が小さくなり、操作荷重の差を小さくして、操作時の感触を良好にできる。
【0018】
請求項5の発明では、器体内部に納装され外部の電線がそれぞれ接続される第1及び第2の端子部と、器体内部に納装され第1及び第2の端子部の間の電路の電気的接続状態を切り替える接点部と、器体前面に設けた開口から前面を露出させた状態で器体前面と交差する面内において回動自在に器体内部に保持された操作ハンドルと、操作ハンドル内部に納装され、電路の電気的接続状態に応じて点灯又は消灯する点灯ブロックとを備えたスイッチにおいて、接点部を、第1の端子部に設けられた固定接点と、導電材料により形成され第2の端子部と接触した状態で回動する開閉体と、開閉体に設けられ開閉体の回動に応じて固定接点と接触又は開離する可動接点と、弾性を有する金属材料により形成され、操作ハンドルの背面に設けられた収納凹所に一端部が納装されるとともに他端部が開閉体で保持され、操作ハンドルの回動に応じて反対側に屈曲することにより開閉体に反転回動力を付与するコイルばねとで構成するとともに、点灯ブロックを、操作ハンドルの回動に応じて第1の端子部と接触又は開離する端子片と、先端が操作ハンドルの収納凹所内に挿入されて収納凹所の底面に配置され、収納凹所に挿入されたコイルばねの一端部に電気的且つ機械的に接触するリード端子と、端子片とリード端子との間に電気的に接続され、端子片が第1の端子部に接触した場合にコイルばね及び端子片を介して通電されて点灯する発光素子とで構成し、コイルばねの一端部が収納凹所内でオン/オフ操作時の操作荷重の差が小さくなる側へ移動するように、収納凹所の位置と開閉体の回動中心の位置とを相対的にずらしたことを特徴としている。このように、収納凹所の位置と開閉体の回動中心の位置とを相対的にずらすことによって、コイルばねの一端部を収納凹所内でオン/オフ操作時の操作荷重の差が小さくなる側へ移動させているので、操作荷重の差を小さくして操作時の感触を良好にできる。
【0019】
請求項6の発明では、請求項5の発明において、操作ハンドルの回動中心の位置と収納凹所の位置とをずらすことによって、収納凹所の位置と開閉体の回動中心の位置とを相対的にずらしたことを特徴とし、請求項5の発明と同様の作用を奏する。
【0020】
請求項7の発明では、請求項5の発明において、操作ハンドルの回動中心の位置と開閉体の回動中心の位置とをずらすことによって、収納凹所の位置と開閉体の回動中心の位置とを相対的にずらしたことを特徴とし、請求項5の発明と同様の作用を奏する。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0022】
(実施形態1)
本発明の実施形態1を図1〜図5に基づいて説明する。本実施形態のスイッチAはタンブラー式のスイッチであり、その器体1は、図2及び図3に示すように前面が開口した略箱状の合成樹脂製のボディ2と、ボディ2の前面に被着される合成樹脂製のカバー3とで構成され、ボディ2とカバー3とは金属製の一対の組立枠4,4により結合される。なお、このスイッチAは、図4に示すように大角形連用配線器具の取付枠60(JIS C 8375参照)に取り付けられて壁面等の造営面に設けた埋込孔に埋込配設されるものであって、器体1は、器体1の長手方向を取付枠60の取付窓61の長手方向と略直交させた状態で、短幅方向に並べて3個まで取付枠60に取り付けることができるような寸法(この寸法を「1個モジュール寸法」と呼ぶ)に形成してある。
【0023】
組立枠4は、帯板状の主片41の両端から組立脚42,42がそれぞれ垂下されて、全体が略コ字形に形成されている。そして、組立枠4の主片41を、カバー3の左右両側に設けた段部32上に載置し、組立脚42をカバー3側面及びボディ2側面に夫々設けた取付凹部35,21内に位置決めして、組立脚42の先端に形成された二股の爪43を左右に拡径することでボディ2とカバー3とが結合されて器体1が組み立てられる。また、組立枠4の主片41における一側縁の両端近傍には一対の係止爪44が突設されるとともに、他側縁には係合孔46を有する起立片45が組立脚42と反対方向に突設してあり、後述するように係止爪44又は係合孔46の何れかを利用して、金属製の取付枠或いは合成樹脂製の取付枠の何れにも器体1を取り付けることができるようになっている。
【0024】
ボディ2の内部は隔壁によって複数の区画に仕切られており、それぞれ外部の電線が接続される端子部を収納する端子収納室22,22が両側に設けられ、接点機構を収納する接点収納室23が略中央に設けられている。
【0025】
端子収納室22,22には、それぞれ、導電材料から形成された端子板6,7と、各一対の鎖錠ばね8と、解除釦9とで構成される所謂速結端子構造の端子部が収納されており、各端子収納室22の底面には、外部の電線を挿入する一対の電線挿入孔24と、解除釦9を操作するための操作孔25とが穿設してある。ここに、一方の端子収納室22に収納された端子板6と一対の鎖錠ばね8と解除釦9とで第1の端子部が構成され、他方の端子収納室22に収納された端子板7と一対の鎖錠ばね8と解除釦9とで第2の端子部が構成される。
【0026】
端子板6,7はそれぞれ略コ字状に形成されたコ字状部6a,7aを有しており、コ字状部6a,7aにはそれぞれ一対の鎖錠ばね8が収納されている。鎖錠ばね8は弾性を有する導電材料の帯板の両端部を曲成することによって、中央片8cの両端部に鎖錠片8a及び接触片8bを形成してある。そして、鎖錠ばね8の中央片8cは、各コ字状部6a,7aの当接片6c,7cに当接し、鎖錠片8aは中央片8cとの連結部位から先端縁に向かってコ字状部6a,7aの接触片6b,7bに近付く向きに傾斜する。また、接触片8bは略S字状に曲成されており、鎖錠ばね8に設けた鎖錠片8aおよび接触片8bがコ字状部6a,7aの接触片6b,7bと対向する。また、解除釦9の両側面には押圧突起9a,9aが突設されており、各押圧突起9aを一対の鎖錠ばね8の鎖錠片8aと対向させるようにして一対の鎖錠ばね8,8の間に配置されている。
【0027】
ここで、電線の被覆が剥かれた芯線(図示せず)を電線挿入孔24から挿入すると、端子板6,7の接触片6b,7bと鎖錠ばね8の鎖錠片8a及び接触片8bとの間に電線の芯線が挿入され、鎖錠片8aの先端が電線の芯線に食い込んで抜け止めがなされるとともに、鎖錠片8a及び接触片8bによって電線の芯線が端子板6,7の接触片6b,7bに圧接されることにより、電線の芯線と端子板6,7との電気的及び機械的接続が図られる。また、外部から操作孔25を通して挿入されるドライバ等の工具の先端で解除釦9を押操作すれば、解除釦9の両側面に突設した押圧突起9aで鎖錠ばね8の鎖錠片8aを圧接解除方向に撓ませ、鎖錠片8aの先端を電線の芯線から引き離して端子板6,7と電線との電気的及び機械的接続を解除することができる。
【0028】
ところで、一方の端子板6には、接点収納室23内に延設して先端をボディ2の長手方向に直交するように折曲した延設片6dが一体に形成され、この延設片6dに固定接点10が固着してある。また、他方の端子板7からは、接点収納室23の底面に敷設される支持片7dを延設してあり、この支持片7dの先端部を山形状に折曲して支持突起7eを形成し、この支持突起7e上に開閉体11を回動自在に載置してある。開閉体11は導電材料の帯板を折り曲げ形成することによって上方に開口するコ字状に形成され、下部の両側から一対の回動規制片11aがそれぞれ突設してあり、この回動規制片11a間にボディ2の内側面から突設されたリブ26,26を係合することで、開閉体11の回動角(反転角)が規制される。そして、端子板6の固定接点10に臨む開閉体11の部位には可動接点12が固着してある。
【0029】
また、カバー3の前面略中央には前方に突出するボス部31が設けられ、ボス部31には操作ハンドル5の操作面5aを露出させる矩形状の窓孔33が開口している。操作ハンドル5は合成樹脂成型品であって、後面が開口した略箱形に形成されており、ボス部31の窓孔33から操作面5aを露出させた状態でカバー3前面前面と略直交する面内において回動自在にカバー3の内部に保持されている。また操作ハンドル5の両側面の下部には略三角状の回動軸51が突設してあり、内底面の中央からはコイルばね13の上端部を挿入固定する収納凹所としての筒状突起53が突設してある。このコイルばね13は操作ハンドル5の回動に応じて開閉体11に反転回動力を付与するものであり、下部が開閉体11内に収められて、操作ハンドル5と開閉体11との間に介装される。ここに、端子板6の固定接点10と、開閉体11と、開閉体11に設けた可動接点12と、コイルばね13とで、第1及び第2の端子部の間の電路の電気的接続状態を切り替える接点部が構成される。
【0030】
一方、カバー3の短幅方向の両側壁の内面には軸受溝34が形成されており、この軸受溝34に操作ハンドル5の回動軸51を下側から嵌入し、カバー3にて操作ハンドル5を回動自在に保持する構造となっている。ここで、操作ハンドル5の回動軸51の下部には上部よりも内側に一段下がった段部52が設けてあり、回動軸51を軸受溝34に嵌入させた際に、軸受溝34の下部に突設した抜け止めダボ34aが段部52と嵌合することで操作ハンドル5の脱落が防止できるようになっている。
【0031】
而して、回動軸51を支点として器体1に対して操作ハンドル5を回動させれば、器体1内に圧縮して収められたコイルばね13が反対側に屈曲することにより開閉体11が反転回動して、開閉体11の可動接点12を端子板6の固定接点10に接触・開離させることができる。なお、このスイッチA は、固定接点10と可動接点12を接触・開離することで端子板6と端子板7との間の導通をオン・オフする、所謂片切型のスイッチであるが、接点部の構成を片切型のスイッチに限定する趣旨のものではない。
【0032】
また、このスイッチAでは、合成樹脂製の取付板14にインサート成形されている端子板(図示せず)にネオンランプ16(発光素子)及びランプ電流を制限するための抵抗17の一端を電気的に接続して成る点灯ブロックが操作ハンドル5内に納装してある。この点灯ブロックは、第1及び第2の端子部の間の電路の電気的接続状態に応じて点灯又は消灯するものであり、本実施形態では接点部のオフ時に点灯してスイッチAの位置表示を行っている。取付板14の略中央には圧入孔14aが形成されており、この圧入孔14aに操作ハンドル5の筒状突起53を圧入することで取付板14が筒状突起53に固定され、操作ハンドル5内に納装される。このとき、ネオンランプ16及び抵抗17は、操作ハンドル5内の筒状突起53周囲のスペースに収納される。
【0033】
取付板14の長手方向一端側(端子板6に対向する側)からは、取付板14にインサート成形される端子板と一体に形成され、端子板6の上面部と接離自在に接触導通する端子片15が突出させてあり、この端子片15の下面には接点(図示せず)が形成してある。また、抵抗17の一方のリード端子17aは筒状突起53の側面に設けた縦溝53aを通して筒状突起53内に挿入されて(図1(b)(c)参照)、筒状突起53の底面に配置されており、筒状突起53の内部においてコイルばね13に接触導通させている。
【0034】
ところで、操作ハンドル5の操作面5aには、ネオンランプ16と対向する部位に窓孔54が貫設されている。この窓孔54には透光性を有する合成樹脂により形成された透光部材19が嵌入されており、ネオンランプ16の発する光は透光部材19を通して外側へ導かれるようになっている。なお、操作ハンドル5の内部にはネオンランプ16の周りを囲むようにして、コ字状に形成された遮光板18が納められており、ネオンランプ16の光が操作ハンドル5の側面を透過して漏れるのを防止している。
【0035】
而して、開閉体11の可動接点12が端子板6の固定接点10と開離するように操作ハンドル5を操作した場合には、操作ハンドル5が図2中左下がりに傾斜し、取付板14の端部から突出する端子片15の下面に形成された接点が端子板6の上面部に接触導通する。この時、開閉体11と接触導通しているコイルばね13を介して、ネオンランプ16並びに抵抗17に電源が供給されてネオンランプ16が点灯する。一方、図2に示すように、開閉体11の可動接点12が端子板6の固定接点10と接触するように操作ハンドル5を操作した場合には、取付板14の端子片15が端子板6の上面部から開離するので、ネオンランプ16への電源供給が停止され、ネオンランプ16が消灯する。
【0036】
ここで、本実施形態では筒状突起53の底面に、抵抗17のリード端子17aが入り込むリード端子収納溝55を、リード端子17aの挿入方向に沿って凹設している。リード端子収納溝55の深さ寸法は、リード端子17aの外径よりも若干小さい寸法に形成されているので、リード端子17aをリード端子収納溝55内に配置すると、リード端子17aと筒状突起53の底面とが略同じ高さになり、コイルばね13の上端部が当接する部位の凹凸を少なくできる。したがって、コイルばね13の上端部を筒状突起53内に挿入した際に、コイルばね13の上端部の片寄りを少なくでき、オン操作時とオフ操作時とで操作ハンドル5に加わるコイルばね13のばね荷重の差が小さくなるから、操作荷重の差を小さくして操作時の感触を良好にできる。
【0037】
このスイッチAは、図4に示すように大角形連用配線器具の取付枠60(JIS C 8375参照)に取り付けられて壁面等の造営面に設けた埋込孔に埋込配設される。取付枠60は金属材料により中央に取付窓61を備える矩形枠状に形成されており、長手方向に対向する両側片62には埋込ボックスに取り付けるためのボックスねじを挿通する長孔63と、壁面等の造営面に直付けするためのねじが挿通されるねじ挿通孔64と、造営面を形成する壁パネル等に取り付ける際に使用するはさみ金具を係止するはさみ金具係止孔65と、後述する取付ねじ79が螺合するねじ孔66とが設けてある。また、取付窓61を挟んで長手方向に沿って対向する側枠片67a,67bには、組立枠4の起立片45に設けられた係合孔46と係合する係合爪68a,68bがそれぞれ設けてある。このうち一方の側枠片67bにおいては、上記係合爪68bを幅細の支持片69で両側から支持するようにしてある。すなわち、スイッチAを取付枠60に取り付ける際には、側枠片67aの係合爪68aを先にスイッチAの一方の係合孔46に係合させ、ドライバ等の工具を使って他方の側枠片67bの支持片69を取付窓61側へ押し曲げることにより、スイッチAの他方の係合孔46に係合爪68bを係合させてスイッチAを取付枠60に取り付けるようになっている。なお、取付枠60にはスイッチAを長手方向に直交する方向に3個並べて取り付けることができるように、係合爪68a,68bが3組設けてある。また、取付枠としては合成樹脂製のものもあり、合成樹脂製の取付枠の場合にはスイッチAの組立枠4より側方に突設された係止爪44が係止する係止孔が設けてある。
【0038】
上述のようにスイッチAが取り付けられた取付枠60の前面にはプレート枠70と化粧プレート80から成るプレート(JIS C 8316参照)が配設される。プレート枠70は絶縁性を有する合成樹脂により矩形枠状に形成され、長手方向において対向する取付片71,71にそれぞれ設けたねじ挿通孔71aに取付ねじ79を挿通し、この取付ねじ79を取付枠60の両側片62に設けたねじ孔66に螺合することで、プレート枠70が取付枠60にねじ止めして取着される。
【0039】
また、プレート枠70の前面には、プレート枠70と同様に絶縁性を有する合成樹脂により略箱形に形成された化粧プレート80が取着される。プレート枠70の四隅には、化粧プレート80の背面から突設した係止突起(図示せず)を係止する化粧プレート係止孔72が設けてあり、これらの化粧プレート係止孔72に上記係止突起を挿入係止することでプレート枠70の前面側に化粧プレート80を着脱自在に取り付けることができる。そして、図5に示すように化粧プレート80に設けた開口窓81からスイッチAのボス部31前面を露出させて操作ハンドル5の操作を可能としている。
【0040】
(実施形態2)
本発明の実施形態2を図6及び図7を参照して説明する。尚、スイッチの基本構成は実施形態1と同様であるので、共通する構成には同一の符号を付してその説明は省略し、本実施形態の特徴となる構成についてのみ説明する。
【0041】
本実施形態では、実施形態1のスイッチにおいて、筒状突起53の底面にリード端子17aが入り込むリード端子収納溝55を設ける代わりに、筒状突起53の内壁に、コイルばね13と当接してコイルばね13を反対側の内壁に押し付けることにより、コイルばね13の上端部が筒状突起53の底面に対して略垂直に挿入されるよう、コイルばね13の上端部を強制的に移動させるリブ56を突設している。
【0042】
コイルばね13の上端部はリード端子17aに当接しているため、コイルばね13と当接する部位に凹凸ができるが、筒状突起53の内壁に設けたリブ56によってコイルばね13が反対側の内壁に押し付けられ、コイルばね13の上端部が筒状突起53の底面に対して略垂直に挿入されるので、コイルばね13のばね荷重が操作ハンドル5に片寄って加わるのを抑制し、オン操作時とオフ操作時とで操作荷重の差を小さくすることができる。
【0043】
このように、本実施形態ではコイルばね13の上端部を筒状突起53内に挿入した際に、筒状突起53の内壁に設けたリブ56とコイルばね13が当接することによって、オン操作時とオフ操作時とで操作荷重の差が小さくなる側へコイルばね13を強制的に移動させているので、操作ハンドル5(すなわち筒状突起53の底面)に対するコイルばね13の片寄りが小さくなって、オン/オフ操作時の操作荷重の差が小さくなる。
【0044】
(実施形態3)
本発明の実施形態3を図8及び図9を参照して説明する。尚、スイッチの基本構成は実施形態2と同様であるので、共通する構成には同一の符号を付してその説明は省略し、本実施形態の特徴となる構成についてのみ説明する。
【0045】
実施形態2では、筒状突起53の内壁にリブ56を底面から開口縁にかけて形成しているのに対して、本実施形態では、リブ56に開口側から底面側へ行くにしたがって筒状突起53の内壁からの突出量が大きくなるような傾斜面57を形成しており、リブ56を開口縁まで形成した場合に比べて筒状突起53の開口が広くなるので、コイルばね13を挿入する作業の作業性が向上する。
【0046】
(実施形態4)
本発明の実施形態4を図10及び図11を参照して説明する。尚、スイッチの基本構成は実施形態3と同様であるので、共通する構成には同一の符号を付してその説明は省略し、本実施形態の特徴となる構成についてのみ説明する。
【0047】
本実施形態では、実施形態3のスイッチにおいて、筒状突起53の底面にリード端子17aが入り込むリード端子収納溝55をリード端子17aの挿入方向に沿って設けており、実施形態1で説明したようにコイルばね13が当接する部位の凹凸を少なくして、コイルばね13のばね荷重が操作ハンドル5に片寄って加わるのを抑制することができ、実施形態3のスイッチに比べて、オン/オフ操作時の操作荷重の差をさらに小さくできる。
【0048】
尚、本実施形態では実施形態3で説明したスイッチにおいて、筒状突起53の底面にリード端子17aが入り込むリード端子収納溝55を設けているが、図12に示すように、実施形態2で説明したスイッチにおいて、筒状突起53の底面にリード端子17aが入り込むリード端子収納溝55を設けても良いことは、言うまでもない。
【0049】
(実施形態5)
本発明の実施形態5を図13を参照して説明する。尚、スイッチの基本構成は実施形態1と同様であるので、共通する構成には同一の符号を付してその説明は省略し、本実施形態の特徴となる構成についてのみ説明する。
【0050】
本実施形態では、実施形態1のスイッチにおいて、筒状突起53の底面にリード端子17aが入り込むリード端子収納溝55を設ける代わりに、コイルばね13の上端部がオン/オフ操作時の操作荷重の差が小さくなる側へ移動するように、操作ハンドル5の回動中心の位置と筒状突起53の中心位置とをずらしている。
【0051】
このように、操作ハンドル5の回動中心の位置と筒状突起53の中心位置とをずらすことによって、筒状突起53内に挿入されたコイルばね13の上端部の位置を、オン/オフ操作時の操作荷重の差が小さくなる側へ強制的に寄せているので(すなわち、コイルばね13の上端部が筒状突起53の底面に対して略垂直に挿入されるようにコイルばね13の上端部の位置を移動させているので)、操作ハンドル5(すなわち筒状突起53の底面)に対するコイルばね13の片寄りが小さくなって、コイルばね13のばね荷重が操作ハンドル5の片側に片寄って加わるのを抑制でき、オン操作時とオフ操作時とで操作荷重の差が小さくなる。
【0052】
なお本実施形態では、操作ハンドル5の回動中心と筒状突起53の中心位置とをずらすことによって、コイルばね13の上端部が筒状突起53の底面に対して略垂直に挿入されるように、筒状突起53の中心位置と開閉体11の回動中心との相対位置をずらしているが、図14に示すように操作ハンドル5の回動中心の位置と開閉体11の回動中心の位置とをずらすことによって、コイルばね13の上端部が筒状突起53の底面に対して略垂直に挿入されるように、筒状突起53の中心位置と開閉体11の回動中心との相対位置をずらすようにしても良く、上述と同様の効果が得られる。
【0053】
【発明の効果】
上述のように、請求項1の発明は、器体内部に納装され外部の電線がそれぞれ接続される第1及び第2の端子部と、器体内部に納装され第1及び第2の端子部の間の電路の電気的接続状態を切り替える接点部と、器体前面に設けた開口から前面を露出させた状態で器体前面と交差する面内において回動自在に器体内部に保持された操作ハンドルと、操作ハンドル内部に納装され、電路の電気的接続状態に応じて点灯又は消灯する点灯ブロックとを備えたスイッチにおいて、接点部を、第1の端子部に設けられた固定接点と、導電材料により形成され第2の端子部と接触した状態で回動する開閉体と、開閉体に設けられ開閉体の回動に応じて固定接点と接触又は開離する可動接点と、弾性を有する金属材料により形成され、操作ハンドルの背面に設けられた収納凹所に一端部が納装されるとともに他端部が開閉体で保持され、操作ハンドルの回動に応じて反対側に屈曲することにより開閉体に反転回動力を付与するコイルばねとで構成するとともに、点灯ブロックを、操作ハンドルの回動に応じて第1の端子部と接触又は開離する端子片と、先端が操作ハンドルの収納凹所内に挿入されて収納凹所の底面に配置され、収納凹所に挿入されたコイルばねの一端部に電気的且つ機械的に接触するリード端子と、端子片とリード端子との間に電気的に接続され、端子片が第1の端子部に接触した場合にコイルばね及び端子片を介して通電されて点灯する発光素子とで構成し、操作ハンドルに設けた収納凹所の底面に、リード端子が入り込むリード端子収納溝を設けたことを特徴としている。このような構成を採用したことによって、リード端子がリード端子収納溝内に入り込み、収納凹所の底面とリード端子との段差が小さくなるから、コイルばねの一端部が当接する部位の凹凸を小さくでき、その結果コイルばねの一端部が収納凹所内の片側に片寄って当たるのを防止できるから、オン操作時とオフ操作時とで操作ハンドルに加わるコイルばねのばね荷重の差が小さくなり、操作荷重の差を小さくして、操作時の感触を良好にできるという効果がある。
【0054】
請求項2の発明は、器体内部に納装され外部の電線がそれぞれ接続される第1及び第2の端子部と、器体内部に納装され第1及び第2の端子部の間の電路の電気的接続状態を切り替える接点部と、器体前面に設けた開口から前面を露出させた状態で器体前面と交差する面内において回動自在に器体内部に保持された操作ハンドルと、操作ハンドル内部に納装され、電路の電気的接続状態に応じて点灯又は消灯する点灯ブロックとを備えたスイッチにおいて、接点部を、第1の端子部に設けられた固定接点と、導電材料により形成され第2の端子部と接触した状態で回動する開閉体と、開閉体に設けられ開閉体の回動に応じて固定接点と接触又は開離する可動接点と、弾性を有する金属材料により形成され、操作ハンドルの背面に設けられた収納凹所に一端部が納装されるとともに他端部が開閉体で保持され、操作ハンドルの回動に応じて反対側に屈曲することにより開閉体に反転回動力を付与するコイルばねとで構成するとともに、点灯ブロックを、操作ハンドルの回動に応じて第1の端子部と接触又は開離する端子片と、先端が操作ハンドルの収納凹所内に挿入されて収納凹所の底面に配置され、収納凹所に挿入されたコイルばねの一端部に電気的且つ機械的に接触するリード端子と、端子片とリード端子との間に電気的に接続され、端子片が第1の端子部に接触した場合にコイルばね及び端子片を介して通電されて点灯する発光素子とで構成し、操作ハンドルに設けた収納凹所の内壁に、コイルばねと当接してコイルばねを反対側の内壁に押し付けることにより、オン/オフ操作時の操作荷重の差が小さくなる側へコイルばねを強制的に移動させるリブを設けたことを特徴としている。而して、コイルばねの一端部を操作ハンドルの収納凹所に挿入すると、収納凹所の内壁に設けたリブによってコイルばねが反対側の内壁に押し付けられ、オン/オフ操作時の操作荷重の差が小さくなる側へコイルばねを強制的に移動させるから、操作荷重の差を小さくして操作時の感触を良好にできるという効果がある。
【0055】
請求項3の発明は、請求項2の発明において、リブに、収納凹所の開口側から底面側へ行くにしたがって収納凹所の内壁からの突出量が大きくなるような傾斜面を設けたことを特徴とし、収納凹所の開口側から底面側へ行くにしたがって収納凹所の内壁からの突出量が大きくなるような傾斜面をリブに設けているので、収納凹所の開口が広くなって、コイルばねの一端部を収納凹所に挿入する作業がやり易くなるという利点がある。
【0056】
請求項4の発明は、請求項2又は3の発明において、収納凹所の底面に、リード端子が入り込むリード端子収納溝を設けたことを特徴とし、リード端子がリード端子収納溝内に入り込み、収納凹所の底面とリード端子との段差が小さくなるので、コイルばねの一端部が当接する部位の凹凸を小さくできる。その結果コイルばねの一端部が収納凹所内の片側に片寄って当たるのを防止できるから、オン操作時とオフ操作時とで操作ハンドルに加わるコイルばねのばね荷重の差が小さくなり、操作荷重の差を小さくして、操作時の感触を良好にできるという効果がある。
【0057】
請求項5の発明は、器体内部に納装され外部の電線がそれぞれ接続される第1及び第2の端子部と、器体内部に納装され第1及び第2の端子部の間の電路の電気的接続状態を切り替える接点部と、器体前面に設けた開口から前面を露出させた状態で器体前面と交差する面内において回動自在に器体内部に保持された操作ハンドルと、操作ハンドル内部に納装され、電路の電気的接続状態に応じて点灯又は消灯する点灯ブロックとを備えたスイッチにおいて、接点部を、第1の端子部に設けられた固定接点と、導電材料により形成され第2の端子部と接触した状態で回動する開閉体と、開閉体に設けられ開閉体の回動に応じて固定接点と接触又は開離する可動接点と、弾性を有する金属材料により形成され、操作ハンドルの背面に設けられた収納凹所に一端部が納装されるとともに他端部が開閉体で保持され、操作ハンドルの回動に応じて反対側に屈曲することにより開閉体に反転回動力を付与するコイルばねとで構成するとともに、点灯ブロックを、操作ハンドルの回動に応じて第1の端子部と接触又は開離する端子片と、先端が操作ハンドルの収納凹所内に挿入されて収納凹所の底面に配置され、収納凹所に挿入されたコイルばねの一端部に電気的且つ機械的に接触するリード端子と、端子片とリード端子との間に電気的に接続され、端子片が第1の端子部に接触した場合にコイルばね及び端子片を介して通電されて点灯する発光素子とで構成し、コイルばねの一端部が収納凹所内でオン/オフ操作時の操作荷重の差が小さくなる側へ移動するように、収納凹所の位置と開閉体の回動中心の位置とを相対的にずらしたことを特徴としている。このように、収納凹所の位置と開閉体の回動中心の位置とを相対的にずらすことによって、コイルばねの一端部を収納凹所内でオン/オフ操作時の操作荷重の差が小さくなる側へ移動させているので、操作荷重の差を小さくして操作時の感触を良好にできるという効果がある。
【0058】
請求項6の発明は、請求項5の発明において、操作ハンドルの回動中心の位置と収納凹所の位置とをずらすことによって、収納凹所の位置と開閉体の回動中心の位置とを相対的にずらしたことを特徴とし、請求項5の発明と同様の効果を奏する。
【0059】
請求項7の発明は、請求項5の発明において、操作ハンドルの回動中心の位置と開閉体の回動中心の位置とをずらすことによって、収納凹所の位置と開閉体の回動中心の位置とを相対的にずらしたことを特徴とし、請求項5の発明と同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1のスイッチに用いる操作ハンドルを示し、(a)は断面図、(b)は操作ハンドルの筒状突起を下面側から見た図、(c)はB−B断面図である。
【図2】同上のスイッチの側断面図である。
【図3】同上のスイッチの分解斜視図である。
【図4】同上のスイッチ、取付枠及びプレートを示す分解斜視図である。
【図5】同上のスイッチを取付枠に取り付け、プレートを被せた状態の斜視図である。
【図6】実施形態2のスイッチに用いる操作ハンドルを示し、(a)は断面図、(b)は操作ハンドルの筒状突起を下面側から見た図である。
【図7】同上のスイッチの側断面図である。
【図8】実施形態3のスイッチに用いる操作ハンドルの断面図である。
【図9】同上の側断面図である。
【図10】実施形態4のスイッチに用いる操作ハンドルを示し、(a)は断面図、(b)は操作ハンドルの筒状突起を下面側から見た図である。
【図11】同上の側断面図である。
【図12】同上に用いる別の操作ハンドルを示し、(a)は断面図、(b)は操作ハンドルの筒状突起を下面側から見た図である。
【図13】実施形態5のスイッチの側断面図である。
【図14】同上の別のスイッチの側断面図である。
【図15】従来のスイッチに用いる操作ハンドルを示し、(a)は断面図、(b)は操作ハンドルの筒状突起を下面側から見た図である。
【図16】同上の側断面図である。
【図17】従来の別のスイッチに用いる操作ハンドルを示し、(a)は断面図、(b)は操作ハンドルの筒状突起を下面側から見た図である。
【符号の説明】
5 操作ハンドル
13 コイルばね
17 抵抗
17a リード端子
53 筒状突起
55 リード端子収納溝

Claims (7)

  1. 器体内部に納装され外部の電線がそれぞれ接続される第1及び第2の端子部と、器体内部に納装され第1及び第2の端子部の間の電路の電気的接続状態を切り替える接点部と、器体前面に設けた開口から前面を露出させた状態で器体前面と交差する面内において回動自在に器体内部に保持された操作ハンドルと、操作ハンドル内部に納装され、電路の電気的接続状態に応じて点灯又は消灯する点灯ブロックとを備えたスイッチにおいて、
    接点部を、第1の端子部に設けられた固定接点と、導電材料により形成され第2の端子部と接触した状態で回動する開閉体と、開閉体に設けられ開閉体の回動に応じて固定接点と接触又は開離する可動接点と、弾性を有する金属材料により形成され、操作ハンドルの背面に設けられた収納凹所に一端部が納装されるとともに他端部が開閉体で保持され、操作ハンドルの回動に応じて反対側に屈曲することにより開閉体に反転回動力を付与するコイルばねとで構成するとともに、
    点灯ブロックを、操作ハンドルの回動に応じて第1の端子部と接触又は開離する端子片と、先端が操作ハンドルの収納凹所内に挿入されて収納凹所の底面に配置され、収納凹所に挿入されたコイルばねの一端部に電気的且つ機械的に接触するリード端子と、端子片とリード端子との間に電気的に接続され、端子片が第1の端子部に接触した場合にコイルばね及び端子片を介して通電されて点灯する発光素子とで構成し、
    操作ハンドルに設けた収納凹所の底面に、リード端子が入り込むリード端子収納溝を設けたことを特徴とするスイッチ。
  2. 器体内部に納装され外部の電線がそれぞれ接続される第1及び第2の端子部と、器体内部に納装され第1及び第2の端子部の間の電路の電気的接続状態を切り替える接点部と、器体前面に設けた開口から前面を露出させた状態で器体前面と交差する面内において回動自在に器体内部に保持された操作ハンドルと、操作ハンドル内部に納装され、電路の電気的接続状態に応じて点灯又は消灯する点灯ブロックとを備えたスイッチにおいて、
    接点部を、第1の端子部に設けられた固定接点と、導電材料により形成され第2の端子部と接触した状態で回動する開閉体と、開閉体に設けられ開閉体の回動に応じて固定接点と接触又は開離する可動接点と、弾性を有する金属材料により形成され、操作ハンドルの背面に設けられた収納凹所に一端部が納装されるとともに他端部が開閉体で保持され、操作ハンドルの回動に応じて反対側に屈曲することにより開閉体に反転回動力を付与するコイルばねとで構成するとともに、
    点灯ブロックを、操作ハンドルの回動に応じて第1の端子部と接触又は開離する端子片と、先端が操作ハンドルの収納凹所内に挿入されて収納凹所の底面に配置され、収納凹所に挿入されたコイルばねの一端部に電気的且つ機械的に接触するリード端子と、端子片とリード端子との間に電気的に接続され、端子片が第1の端子部に接触した場合にコイルばね及び端子片を介して通電されて点灯する発光素子とで構成し、
    操作ハンドルに設けた収納凹所の内壁に、コイルばねと当接してコイルばねを反対側の内壁に押し付けることにより、オン/オフ操作時の操作荷重の差が小さくなる側へコイルばねを強制的に移動させるリブを設けたことを特徴とするスイッチ。
  3. 前記リブに、前記収納凹所の開口側から底面側へ行くにしたがって収納凹所の内壁からの突出量が大きくなるような傾斜面を設けたことを特徴とする請求項2記載のスイッチ。
  4. 前記収納凹所の底面に、リード端子が入り込むリード端子収納溝を設けたことを特徴とする請求項2又は3記載のスイッチ。
  5. 器体内部に納装され外部の電線がそれぞれ接続される第1及び第2の端子部と、器体内部に納装され第1及び第2の端子部の間の電路の電気的接続状態を切り替える接点部と、器体前面に設けた開口から前面を露出させた状態で器体前面と交差する面内において回動自在に器体内部に保持された操作ハンドルと、操作ハンドル内部に納装され、電路の電気的接続状態に応じて点灯又は消灯する点灯ブロックとを備えたスイッチにおいて、
    接点部を、第1の端子部に設けられた固定接点と、導電材料により形成され第2の端子部と接触した状態で回動する開閉体と、開閉体に設けられ開閉体の回動に応じて固定接点と接触又は開離する可動接点と、弾性を有する金属材料により形成され、操作ハンドルの背面に設けられた収納凹所に一端部が納装されるとともに他端部が開閉体で保持され、操作ハンドルの回動に応じて反対側に屈曲することにより開閉体に反転回動力を付与するコイルばねとで構成するとともに、
    点灯ブロックを、操作ハンドルの回動に応じて第1の端子部と接触又は開離する端子片と、先端が操作ハンドルの収納凹所内に挿入されて収納凹所の底面に配置され、収納凹所に挿入されたコイルばねの一端部に電気的且つ機械的に接触するリード端子と、端子片とリード端子との間に電気的に接続され、端子片が第1の端子部に接触した場合にコイルばね及び端子片を介して通電されて点灯する発光素子とで構成し、
    コイルばねの一端部が収納凹所内でオン/オフ操作時の操作荷重の差が小さくなる側へ移動するように、収納凹所の位置と開閉体の回動中心の位置とを相対的にずらしたことを特徴とするスイッチ。
  6. 操作ハンドルの回動中心の位置と収納凹所の位置とをずらすことによって、収納凹所の位置と開閉体の回動中心の位置とを相対的にずらしたことを特徴とする請求項5記載のスイッチ。
  7. 操作ハンドルの回動中心の位置と開閉体の回動中心の位置とをずらすことによって、収納凹所の位置と開閉体の回動中心の位置とを相対的にずらしたことを特徴とする請求項5記載のスイッチ。
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