JP3882497B2 - スイッチ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スイッチ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種のスイッチ装置としては、固定接点と、固定接点に接離自在に接触する可動接点が固着されスイッチ本体の内部に揺動自在に取り付けられた開閉体と、操作部に一端部が保持されるとともに他端部が開閉体に保持され操作部の回動操作に応じて開閉体に反転回動力を付与するコイルスプリングとを備えたものがあり、操作部の反転操作に応じてコイルスプリングが反対側に反り、開閉体が反転駆動するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記構成のスイッチ装置では、開閉体にコイルスプリングの一端部が嵌り込む突出片を設けており、コイルスプリングは一端部を開閉体に設けた突出片に挿入した状態でスイッチ本体内部に取り付けられていた。ここで、開閉体の動きをスムーズにするために、突出片の両側に面取り加工を施し、面取り部にコイルスプリングを着座させるようにしものも提供されているが、コイルスプリングが面取り部に着座するため、コイルスプリングと開閉体との接触面積が小さくなっていた。そのため、操作部の反転操作に応じてコイルスプリングが反対側に反り、開閉体が反転位置まで移動した場合に、コイルスプリングの位置が安定せず、開閉体に加わるコイルスプリングのばね力が変化して、接点の接触圧が変動する虞があった。
【0004】
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、接点部の反転動作を安定させたスイッチ装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明では、スイッチ本体の内部に収納された接点部と、該接点部の切換操作を行うためにスイッチ本体の表面に回動自在に設けられた操作部とを備え、接点部は、スイッチ本体内部に収められて外部の電線と接続される第1及び第2の端子板と、導電材料から平板状に形成され一面に可動接点を有し第1の端子板と接触した状態で回動する開閉体と、操作部に一端部が保持されるとともに他端部が開閉体に保持され操作部の回動操作に応じて開閉体に反転回動力を付与するコイルスプリングと、第2の端子板に設けられ開閉体の回動に応じて可動接点と接触・開離する固定接点とを具備し、コイルスプリングと対向する開閉体の部位にコイルスプリングの他端部内に挿入される突出片を設けるとともに、該突出片の両側部の各全面にコイルスプリングの他端部と面接触する1つの平坦面を各々形成し、平坦面の形成された開閉体の部位を、開閉体の平面方向と略直交する方向において反対側にそれぞれ突出させたことを特徴とし、開閉体の突出片をコイルスプリングの他端部内に挿入した状態で、突出片の両側部の各全面に設けた1つの平坦面とコイルスプリングの他端部とを面接触させているので、コイルスプリングが開閉体の端部に設けた面取り部で接触する場合に比べて、開閉体とコイルスプリングとの接触面積が増加し、開閉体が回動する場合でも開閉体に対するコイルスプリングの位置を常に安定させることができる。したがって、コイルスプリングの反転回動力を開閉体に確実に作用させて、接点部の反転動作を安定して行わせることができる
【0006】
請求項2の発明では、請求項1の発明において、平坦面の形成された開閉体の部位を、開閉体の平面方向と略直交する方向において反対側にそれぞれ突出させるとともに、平坦面の形成された開閉体の部位の平面方向と略直交する方向への突出量を、突出片との連結部位から外側に行くにつれて徐々に大きくしたことを特徴とし、請求項1の発明と同様、コイルスプリングの平坦面とコイルスプリングの他端部とを面接触させているので、コイルスプリングが開閉体の端部に設けた面取り部で接触する場合に比べて、開閉体とコイルスプリングとの接触面積が増加し、開閉体が回動した場合でも開閉体に対するコイルスプリングの位置を常に安定させることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
基本構成
図2にスイッチ装置の基本構成を示す分解斜視図を示し、図3(a)に正面図、図3(b)に下面図、図3(c)に側面図、図4に断面図をそれぞれ示す。
【0008】
このスイッチ装置は、前面が開口した略箱状の合成樹脂製のボディ1と、前面が略矩形状に形成されるとともに、ボディ1の前面に被着される合成樹脂製のカバー2とで構成されるスイッチ本体10を備えている。ボディ1の長手方向の両側面にはそれぞれ一対の係止凸部3が突設されるとともに、カバー2の後端縁からは係止凸部3と係止離脱自在に係止する係止孔4がそれぞれ穿設された舌片5が突設されており、係止凸部3と係止孔4とを凹凸係止させることによってボディ1とカバー2とが組み立てられる。
【0009】
ボディ1の内部は隔壁によって複数の区画に仕切られており、速結端子部6を収納する端子収納室7,7が両側に設けられ、後述の接点部8を収納する接点収納室9が略中央に設けられている。なお、本基本構成では接点部8として単極切り換えに用いる3路スイッチ(所謂C接点タイプ)を用いている。
【0010】
端子収納室7,7にはそれぞれ導電材料から形成された端子板11a,11b,12が収納されている。第2の端子板たる一対の端子板11a,11bはそれぞれ略コ字状に形成されたコ字状部13を有し、各コ字状部13に鎖錠ばね15がそれぞれ収納されて、速結端子部6が構成してある。同様に第1の端子板たる端子板12も略コ字状に形成されたコ字状部14を有しており、コ字状部14に一対の鎖錠ばね15が収納されて、速結端子部6が構成してある。
【0011】
ここで、端子板11a,11bのコ字状部13、端子板12のコ字状部14および鎖錠ばね15から構成される速結端子部6について簡単に説明する。鎖錠ばね15の鎖錠片15bおよび接触片15cは、弾性を有する導電材料の帯板の両端部を曲成して中央片15aの両端部に形成される。また、各コ字状部13,14は、それぞれ、中央片13a,14aと、中央片13a,14aの両端縁から中央片13a,14aと略直交する方向にそれぞれ突出する当接片13b,14bおよび接触片13c,14cから構成される。そして、鎖錠ばね15の中央片15aは、端子板11a,11b,12の当接片13b,14bに当接し、鎖錠片15bおよび接触片15cが端子板11a,11b,12の接触片13c,14cと対向する。また各端子収納室7内には、一対の鎖錠ばね15の鎖錠片15bと対向させて解除釦17が収納されている。
【0012】
速結端子部6に電線を接続する場合には、電線の被覆が剥かれた芯線(図示せず)を電線挿入孔16から挿入すると、鎖錠ばね15のばね力により鎖錠ばね15の鎖錠片15b及び接触片15cと、端子板11a,11b,12の接触片13c,14cとの間に芯線の導体が挟持され、鎖錠片15bの先端縁が芯線の導体に食い込むことによって、芯線の脱落が防止されるようになっている。したがって、電線挿入孔16に電線の芯線を挿入するだけで、電線の芯線が保持されるとともに、端子板11a,11b,12への電気的接続がなされるのである。
【0013】
速結端子部6に接続された電線の芯線を外す場合は、ボディ1の底面に穿設された工具挿入孔18からマイナスドライバなどの工具を挿入して、解除釦17を押圧することにより、解除釦17の突起17aが鎖錠片15bを押圧して、鎖錠片15bを端子板11a,11b,12の接触片13c,14cから離れる向きに撓ませるので、鎖錠片15bが芯線の導体から離れ、芯線を容易に引き抜くことができる。尚、解除釦17は両側に突起17aを有しているので、解除釦17を操作することによって一対の鎖錠ばね15の鎖錠片15bを同時に撓ませて、一対の鎖錠ばね15と芯線との係止状態を同時に解除し、芯線を一度に外すことができる。
【0014】
一方、接点部8は端子板11a,11b,12と可動接点板19とで構成される。端子板12の当接片14bの端部からは、先端に開閉体たる可動接点板19の揺動支点となる支点凹所22が形成された支持片23が突設されている。一対の端子板11a,11bの内、一方の端子板11aの中央片13aと当接片13bとの連結部位には、固定接点21aが先端に固着された略L字状の端子片20aが延設され、他方の端子板11bの中央片13aと当接片13bとの連結部位には、固定接点21bが先端に固着された略L字状の端子片20bが延設されており、両端子板11a,11bは固定接点21a,21bを互いに対向させた状態でボディ1内に配置される。可動接点板19は導電材料よりなる帯板から短冊状に形成され、両面には固定接点21a,21bとそれぞれ接離自在に接触する可動接点24a,24bが固着されている。
【0015】
而して、ボディ1の接点収納室9内に端子板11a,11b,12を収納した状態で、可動接点板19を接点収納室9内に納めると、可動接点板19下端部が端子板12の支点凹所22と当接し、可動接点板19が支点凹所22を中心として揺動自在に配置される。
【0016】
一方、カバー2は前面に略矩形状の開口25が形成され、開口25の長手方向略中央の開口縁には前方に突出する軸受け台26が突設されており、各軸受け台26の互いに対向する面には溝27が形成されている。また、カバー2の短幅方向の両側面には、カバー2の前面よりも一段高くなった段部28,28が形成され、各段部28にはそれぞれ側方に突出する一対の係止爪29が突設されており、係止爪29を用いて施工面に固定される取付枠(図示せず)にスイッチ本体10を取り付けることができる。
【0017】
接点部8の開閉操作を行うための合成樹脂製の反転ハンドル30は背面が開口した略箱状であって、前面が略矩形状に形成されており、長手方向の両側面にはカバー2の溝27に入り込む突起31がそれぞれ突設されている。また、反転ハンドル30前面の長手方向における一端側には開口34が穿設され、開口34の両側には側方に突出する爪35,35が突設され、反転ハンドル30前面の長手方向における他端側略中央には側方に突出する爪36が突設されている。また、カバー2前面の裏側にはコイルスプリング32の端部が納められる棒状突起30aが設けられている。
【0018】
反転ハンドル30の前面側には合成樹脂製の操作ハンドル38が着脱自在に取り付けられる。操作ハンドル38は、反転ハンドル30の前面を覆う矩形状の主部38aと主部38aの周縁から全周にわたって背方に突出する側壁38bとを連続一体に形成した略箱型のもので、主部38aの裏面には弾性を有する係止爪片39,40が突設されている。係止爪片39,40の先端には内方に突出する爪39a,40aが突設され、係止爪片39,40の爪39a,40aと反転ハンドル30の爪35,36とを係止させることにより、操作ハンドル38が反転ハンドル30の前面に取り付けられる。ここに、反転ハンドル30と操作ハンドル38とで接点部8の切換操作を行うための操作部が構成される。
【0019】
また、このスイッチ装置では、照明負荷のオフ時に点灯してスイッチ装置の設置位置を表示するネオンランプ53を有する点灯表示部52を反転ハンドル30内に組み込み、反転ハンドル30の前面に穿設された開口34にネオンランプ53を臨ませている。また、操作ハンドル38の前面における反転ハンドル30の開口34と対向する部位には、操作ハンドル38を貫通する長孔状の孔38cが穿設されている。プリズム55は孔38cおよび開口34に挿通され先端が操作ハンドル38前面から突出する細長の凸部56を有しており、操作ハンドル38の裏面側から孔38c内に凸部56を挿入した状態で操作ハンドル38にかしめ固定される。而して、操作ハンドル38を反転ハンドル30に取り付けると、プリズム55の入射面57がネオンランプ53に対向して配置される。
【0020】
点灯表示部52は、合成樹脂製の回路基板52aにネオンランプ53及び抵抗を実装して成り、回路基板52aの略中央には圧入孔52bが形成されており、この圧入孔52bに反転ハンドル30の棒状突起30aを圧入することで回路基板52aが棒状突起30aに固定され反転ハンドル30内に納装される。この時、ネオンランプ53及び抵抗は反転ハンドル30内の棒状突起30a周囲のスペースに収納される。また、回路基板52aの下面(非実装面)の一側両端部には図示しない接点部が設けてあり、これらの接点部が回路基板52a上のネオンランプ53並びに抵抗と電気的に接続されている。一方、端子板11a,11bの各上面部には、それぞれ弾性を有する略く字状の接触子54の基部がレーザ溶接などにより固着してあり、各接触子54の先端部を回路基板52aの接点部と弾接するようにして、端子板11a,11b並びに端子板12の上方に回路基板52aが配置されている。従って、ネオンランプ53及び抵抗は、端子板11a,11bに電気的に接続されている。
【0021】
ところで、このスイッチ装置は、例えば照明負荷と交流電源との間に2個接続されて3路スイッチ回路を構成するために用いられ、照明負荷に2個のスイッチ装置を介して電源が給電されている状態では、ネオンランプ53には通電されず、ネオンランプ53は点灯しない。一方、何れか一方のスイッチ装置の操作ハンドル38を操作して接点状態を反転させると、照明負荷には電源が給電されなくなるが、各スイッチ装置のネオンランプ53に通電され、ネオンランプ53が点灯する。ネオンランプ53の発光はプリズム55の入射面57に入射し、プリズム55内で屈折されて凸部56から外部に出射されるので、照明負荷の消灯時にスイッチ装置の位置を表示することができる。
【0022】
次にこのスイッチ装置の動作について以下に簡単に説明する。操作ハンドル38および反転ハンドル30が図4中右下がりに傾斜し、可動接点24aが固定接点21aと接触している状態で、操作ハンドル38の図4中左側を押圧すると、操作ハンドル38を押圧する力によって反転ハンドル30が反転動作し、図中左下がりに傾斜した状態となる。この時反転ハンドル30の反転動作に応じてコイルスプリング32は図4中右側に反るため、コイルスプリング32の曲がり具合に応じて可動接点板19が支点凹所22を支点として図4中右回りに回動し、可動接点24aが固定接点21aと開離するとともに、可動接点24bが固定接点21bと接触する。この時、反転ハンドル30はコイルスプリング32のばね力によって反転した状態を保持し、可動接点24bと固定接点21bとが接触した状態を保持する。
【0023】
一方、操作ハンドル38および反転ハンドル30が図4中左下がりに傾斜し、可動接点24bが固定接点21bと接触している状態で、操作ハンドル38の図4中右側を押圧すると、操作ハンドル38を押圧する力によって反転ハンドル30が反転動作し、図4中右下がりに傾斜した状態となる。この時反転ハンドル30の反転動作に応じてコイルスプリング32は図4中左側に反るため、コイルスプリング32の曲がり具合に応じて可動接点板19が支点凹所22を支点として図4中左回りに回動し、可動接点24bが固定接点21bと開離するとともに、可動接点24aが固定接点21aと接触する。この時、反転ハンドル30はコイルスプリング32のばね力によって反転した状態を保持し、可動接点24aと固定接点21aとが接触した状態を保持する。
【0024】
ところで、図1(a)(b)に示すように、可動接点板19上端部の略中央には、コイルスプリング32の一端部に圧入される突出片19aが突設されており、突出片19aの左右両側部にはコイルスプリング32の先端面と面接触する平坦面19b,19bがそれぞれ形成されている。而して、コイルスプリング32は、可動接点板19に設けた平坦面19b,19bと面接触することになり、従来のスイッチ装置のように可動接点板19に設けた面取り部と接触する場合に比べて、コイルスプリング32と可動接点板19との接触面積を大きくとることができるから、可動接点板19に対するコイルスプリング32の位置を安定させることができる。また、コイルスプリング32は一端部を可動接点板19の突出片19aに圧入することにより、可動接点板19に固定されているので、コイルスプリング32と可動接点板19との位置関係がさらに安定する。なお、突出片19a先端の両角部19cの形状は曲面形状に加工されているので、コイルスプリング32を突出片19aに圧入する際にコイルスプリング32の一端部を容易に誘い込むことができ、コイルスプリング32の取付作業を容易に行える。
【0025】
ところで、本基本構成のスイッチ装置では、接点部8として単極切り換えに用いる3路スイッチを用いているが、接点部8を3路スイッチに限定する趣旨のものではなく、図5〜図7に示すように、接点部8として単極単投に用いる単極スイッチ(所謂B接点タイプ)を用いても良い。尚、上述したスイッチ装置と同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0026】
このスイッチ装置の接点部8は端子板11,12と可動接点板19とで構成される。端子板11,12はコ字状部13,14を有し、各コ字状部13,14にはそれぞれ一対の鎖錠ばね15が収納されて、速結端子部6を構成している。端子板11の中央片13aと当接片13bとの連結部位には、端部に固定接点21が設けられた略L字状の端子片20が突設されており、他方の端子板12の当接片14bの端部からは、先端に可動接点板19の揺動支点となる支点凹所22が形成された支持片23が突設されている。可動接点板19は導電材料よりなる帯板から短冊状に形成され、一方の面には固定接点21と接離自在に接触する可動接点24が固着されている。
【0027】
また、このスイッチ装置では、接点部8のオフ時に点灯してスイッチ装置の設置位置を表示するネオンランプ53を有する点灯表示部52を反転ハンドル30内に組み込んである。点灯表示部52は、合成樹脂製の回路基板52aにインサート成形されている端子板(図示せず)にネオンランプ53及び抵抗Rを電気的に接続して成り、回路基板52aの略中央には圧入孔52bが形成されている。そして、反転ハンドル30内に設けられてコイルスプリング32の一端部が挿入固定される棒状突起30aを上記圧入孔52bに圧入することで回路基板52aが棒状突起30aに固定され反転ハンドル30内に納装される。このとき、ネオンランプ53及び抵抗Rは反転ハンドル30内の棒状突起30a周囲のスペースに収納される。
【0028】
回路基板52aの長手方向一端側(端子板11に対向する側)からは、回路基板52aにインサート成形される端子板と一体に形成され、端子板11の上面部と接離自在に接触導通する端子片52cが突出させてある。また、抵抗Rの一方の端子Raが棒状突起30aの側面に設けた縦溝(図示せず)を通して棒状突起30a内に挿入され、棒状突起30aの内部において抵抗Rの端子Raとコイルスプリング32とを接触導通させている。而して、可動接点板19の可動接点24が端子板11の固定接点21と開離(すなわち、接点部8がオフ)するように操作ハンドル38を操作した場合には、回路基板52aの端部から突出する端子片52cが端子板11の中央片13aに接触導通し、可動接点板19と接触導通しているコイルスプリング32を介してネオンランプ53並びに抵抗Rに電源が供給されてネオンランプ53が点灯し、スイッチ装置の設置位置を表示することができる。一方、可動接点板19の可動接点24が端子板11の固定接点21と接触(すなわち、接点部8がオン)するように操作ハンドル38を操作した場合には、回路基板52aの端子片52cが端子板11の上面部から開離するので、ネオンランプ53が消灯する。
【0029】
尚、本基本構成では、接点部8として3路スイッチや単極スイッチを用いたスイッチ装置を例として説明を行ったが、接点部8を3路スイッチや単極スイッチに限定する趣旨のものではなく、接点部8として2極単投に用いる2極スイッチ(所謂D接点タイプ)や、単極切換えに用いる4路スイッチ(所謂E接点タイプ)などのスイッチを用いても良いことは言うまでもない。また、本基本構成のスイッチ装置は位置表示機能を有しているが、位置表示機能を無くしても良いことは言うまでもない。
【0030】
実施形態1
基本構成のスイッチ装置では、平坦面19bの形成された可動接点板19の部位を可動接点板19の他の部位と略面一に形成しているが、本実施形態では、図8(a)(b)に示すように、突出片19aの左右両側部をシャーリング切りにより切り起こし、平坦面19bの形成された可動接点板19の部位を可動接点板19の平面方向と略直交する方向において互いに反対方向に突出させている。
【0031】
コイルスプリング32は、基本構成と同様に、一端部を可動接点板19の突出片19aに圧入するとともに、突出片19aの両側に設けた平坦面19b,19bと面接触させた状態で可動接点板19に固定されているので、コイルスプリング32の位置を安定させることができる。尚、可動接点板19以外の構成は基本構成と同様であるので、可動接点板19以外の部位についての図示及び説明は省略する。
【0032】
実施形態2
基本構成のスイッチ装置では、平坦面19bの形成された可動接点板19の部位を可動接点板19の他の部位と略面一に形成しているが、本実施形態では、図9(a)(b)に示すように、可動接点板19における突出片19aの左右両側部をそれぞれ反対方向にたたき出し、平坦面19bの形成された可動接点板19の部位を可動接点板19の平面方向と略直交する方向において互いに反対方向に突出させている。しかも、平坦面19bの形成された可動接点板19の部位は、突出片19aとの連結部位から外側に行くにつれて、可動接点板19の平面方向と略直交する方向への突出量が徐々に大きくなっており、平坦面19bの形成された部位を他の部位と面一に形成した場合に比べて、コイルスプリング32との接触面積が大きくなるから、コイルスプリング32を可動接点板19に取り付けた状態で、コイルスプリング32の位置がさらに安定し、接点部の反転動作を安定して行わせることができる。尚、可動接点板19以外の構成は基本構成と同様であるので、可動接点板19以外の部位についての図示及び説明は省略する。
【0033】
【発明の効果】
上述のように、請求項1の発明は、スイッチ本体の内部に収納された接点部と、該接点部の切換操作を行うためにスイッチ本体の表面に回動自在に設けられた操作部とを備え、接点部は、スイッチ本体内部に収められて外部の電線と接続される第1及び第2の端子板と、導電材料から平板状に形成され一面に可動接点を有し第1の端子板と接触した状態で回動する開閉体と、操作部に一端部が保持されるとともに他端部が開閉体に保持され操作部の回動操作に応じて開閉体に反転回動力を付与するコイルスプリングと、第2の端子板に設けられ開閉体の回動に応じて可動接点と接触・開離する固定接点とを具備し、コイルスプリングと対向する開閉体の部位にコイルスプリングの他端部内に挿入される突出片を設けるとともに、該突出片の両側部の各全面にコイルスプリングの他端部と面接触する1つの平坦面を各々形成し、平坦面の形成された開閉体の部位を、開閉体の平面方向と略直交する方向において反対側にそれぞれ突出させたことを特徴とし、開閉体の突出片をコイルスプリングの他端部内に挿入した状態で、突出片の両側部の各全面に設けた1つの平坦面とコイルスプリングの他端部とを面接触させているので、コイルスプリングが開閉体の端部に設けた面取り部で接触する場合に比べて、開閉体とコイルスプリングとの接触面積が増加し、開閉体が回動する場合でも開閉体に対するコイルスプリングの位置を常に安定させることができるという効果がある。したがって、コイルスプリングの反転回動力を開閉体に確実に作用させて、接点部の反転動作を安定して行わせることができるという効果がある
【0034】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、平坦面の形成された開閉体の部位を、開閉体の平面方向と略直交する方向において反対側にそれぞれ突出させるとともに、平坦面の形成された開閉体の部位の平面方向と略直交する方向への突出量を、突出片との連結部位から外側に行くにつれて徐々に大きくしたことを特徴とし、請求項1の発明と同様、コイルスプリングの平坦面とコイルスプリングの他端部とを面接触させているので、コイルスプリングが開閉体の端部に設けた面取り部で接触する場合に比べて、開閉体とコイルスプリングとの接触面積が増加し、開閉体が回動した場合でも開閉体に対するコイルスプリングの位置を常に安定させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 スイッチ装置の基本構成における可動接点板を示し、(a)は外観斜視図、(b)はコイルスプリングの取付状態を説明する説明図である。
【図2】 同上のスイッチ装置の分解斜視図である。
【図3】 同上のスイッチ装置を示し、(a)は正面図、(b)は下面図、(c)は側面図である。
【図4】 同上のスイッチ装置の断面図である。
【図5】 同上の別のスイッチ装置の分解斜視図である。
【図6】 同上のスイッチ装置を示し、(a)は正面図、(b)は下面図、(c)は側面図である。
【図7】 同上のスイッチ装置の断面図である。
【図8】 実施形態1のスイッチ装置に用いる可動接点板を示し、(a)は外観斜視図、(b)は上面図である。
【図9】 実施形態2のスイッチ装置に用いる可動接点板を示し、(a)は外観斜視図、(b)は上面図である。
【符号の説明】
19 可動接点板
19a 突出片
19b 平坦面
24a 可動接点
32 コイルスプリング

Claims (2)

  1. スイッチ本体の内部に収納された接点部と、該接点部の切換操作を行うためにスイッチ本体の表面に回動自在に設けられた操作部とを備え、接点部は、スイッチ本体内部に収められて外部の電線と接続される第1及び第2の端子板と、導電材料から平板状に形成され一面に可動接点を有し第1の端子板と接触した状態で回動する開閉体と、操作部に一端部が保持されるとともに他端部が開閉体に保持され操作部の回動操作に応じて開閉体に反転回動力を付与するコイルスプリングと、第2の端子板に設けられ開閉体の回動に応じて可動接点と接触・開離する固定接点とを具備し、コイルスプリングと対向する開閉体の部位にコイルスプリングの他端部内に挿入される突出片を設けるとともに、該突出片の両側部の各全面にコイルスプリングの他端部と面接触する1つの平坦面を各々形成し、平坦面の形成された開閉体の部位を、開閉体の平面方向と略直交する方向において反対側にそれぞれ突出させたことを特徴とするスイッチ装置。
  2. 平坦面の形成された開閉体の部位を、開閉体の平面方向と略直交する方向において反対側にそれぞれ突出させるとともに、平坦面の形成された開閉体の部位の平面方向と略直交する方向への突出量を、突出片との連結部位から外側に行くにつれて徐々に大きくしたことを特徴とする請求項1記載のスイッチ装置。
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