JP3876617B2 - スイッチ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、スイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
埋め込み配線器具の一種として、器体の上面と同等の投影面積を持つ大型の操作ハンドルを取り付けたスイッチが近年提供されてきている。
【0003】
このスイッチは、器体の前面開口から前部を露出させて回動自在に器体に保持される中ハンドルと、器体内に設けられ、中ハンドルにて一端が保持されるとともに他端が開閉体に保持され、中ハンドルの回動に応じて開閉体に反転回動力を付与するコイルスプリングと上記開閉体とからなる開閉機構部と、開閉機構部の開閉体の回動に応じて開閉される開閉接点部と、中ハンドルの前部に被さるように取着されるとともに上記器体前面への投影像が器体前面と略同じ大きさとなる寸法に形成された操作ハンドルとを備えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような構成のスイッチでは、器体側に組み込まれた中ハンドルの前部に被さるように操作ハンドルを取り付ける場合、操作ハンドルを中ハンドルに被せて取着するための押し込み力によって、操作ハンドルは中ハンドルとともに器体方向に沈み込む。この際、過度の押し込み力によって大きく沈み込むと器体内部の開閉機構部や開閉接点部に力が加わって破損したり故障するという問題があった。
【0005】
本発明は、上記の点に鑑みて為されたもので、その目的とするところは中ハンドルに操作ハンドルを取着する際、操作ハンドルの所定以上の器体方向への移動を規制して沈み込みによる開閉機構部や開閉接点部の破損や故障を防いだスイッチを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明では、器体の前面開口から上部を露出させて回動自在に器体に保持される中ハンドルと、器体内に設けられ、中ハンドルの回動に応じて開閉接点部を開閉駆動する開閉機構部と、中ハンドルの前部に取着されるとともに上記器体前面への投影像が器体前面と略同じ大きさとなる寸法に形成された操作ハンドルとを備え、操作ハンドルには中ハンドルの前部を嵌め込む後ろ向き開口の凹部を後面側に設けているスイッチにおいて、操作ハンドルの凹部に中ハンドルを嵌め込む際に操作ハンドルが器体の一部に当接して操作ハンドルの器体方向への移動を規制する沈み込み防止手段を具備して成り、上記沈み込み防止手段は、上記中ハンドルの両側部中央に設けた回動軸に対応して上記器体の両側前面より前方に向けて突出形成した軸受け台を、中ハンドルの前部への取着時に収納するように、上記操作ハンドルの凹部の両側内壁面に設けた逃がし用凹溝内に設けられ、収納される軸受け部の上部に衝合する当たり部と、器体側の軸受け部とで構成されていることを特徴とする。
【0007】
請求項2の発明では、器体の前面開口から上部を露出させて回動自在に器体に保持される中ハンドルと、器体内に設けられ、中ハンドルの回動に応じて開閉接点部を開閉駆動する開閉機構部と、中ハンドルの前部に取着されるとともに上記器体前面への投影像が器体前面と略同じ大きさとなる寸法に形成された操作ハンドルとを備え、操作ハンドルには中ハンドルの前部を嵌め込む後ろ向き開口の凹部を後面側に設けているスイッチにおいて、操作ハンドルの凹部に中ハンドルを嵌め込む際に操作ハンドルが器体の一部に当接して操作ハンドルの器体方向への移動を規制する沈み込み防止手段を具備して成り、上記沈み込み防止手段は、上記操作ハンドルの上記器体方向への移動時に上記器体前面に衝合するように形成した上記操作ハンドルの側壁後端と、上記器体前面とで構成した第1の沈み込み防止手段と、上記中ハンドルの両側部中央に設けた回動軸に対応して上記器体の両側前面より前方に向けて突出形成した軸受け台を、中ハンドルの前部への取着時に収納するように、上記操作ハンドルの凹部の両側内壁面に設けた逃がし用凹溝内に設けられ、収納される軸受け部の上部に衝合する当たり部と、器体側の軸受け部とで構成された第2の沈み込み防止手段とで構成されていることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下本発明を基本例及び実施形態により説明する。
【0011】
(基本例)
図2に本基本例のスイッチの分解斜視図を示し、図3(a)に正面図、図3(b)に側面図、図3(c)に下面図、図4に断面図をそれぞれ示す。
【0012】
このスイッチは、前面が開口した略箱状の合成樹脂製のボディ1と、前面が略矩形状に形成されるとともに、ボディ1の前面に被着される合成樹脂製のカバー2とで構成される器体10を備えている。ボディ1の長手方向の両側面にはそれぞれ一対の係止凸部3が突設されるとともに、カバー2の後端縁からは係止凸部3と係止離脱自在に係止する係止孔4がそれぞれ穿設された舌片5が突設されており、係止凸部3と係止孔4とを凹凸係止させることによってボディ1とカバー2とが組み立てられる。
【0013】
ボディ1の内部は隔壁によって複数の区画に仕切られており、速結端子部6を収納する端子収納室7,7が両側に設けられ、後述の開閉接点部8を収納する接点収納室9が略中央に設けられている。なお、本基本例では開閉接点部8として単極切り換えに用いる3路スイッチ(所謂C接点タイプ)を用いている。
【0014】
端子収納室7,7にはそれぞれ導電材料から形成された端子板11a,11b,12が収納されている。第2の端子板たる一対の端子板11a,11bはそれぞれ略コ字状に形成されたコ字状部13を有し、各コ字状部13に鎖錠ばね15がそれぞれ収納されて、速結端子部6が構成してある。同様に第1の端子板たる端子板12も略コ字状に形成されたコ字状部14を有しており、コ字状部14に一対の鎖錠ばね15が収納されて、速結端子部6が構成してある。
【0015】
ここで、端子板11a,11bのコ字状部13、端子板12のコ字状部14および鎖錠ばね15から構成される速結端子部6について簡単に説明する。鎖錠ばね15の鎖錠片15bおよび接触片15cは、弾性を有する導電材料の帯板の両端部を曲成して中央片15aの両端部に形成される。また、各コ字状部13,14は、それぞれ、中央片13a,14aと、中央片13a,14aの両端縁から中央片13a,14aと略直交する方向にそれぞれ突出する当接片13b,14bおよび接触片13c,14cから構成される。そして、鎖錠ばね15の中央片15aは、端子板11a,11b,12の当接片13b,14bに当接し、鎖錠片15bおよび接触片15cが端子板11a,11b,12の接触片13c,14cと対向する。また各端子収納室7内には、一対の鎖錠ばね15の鎖錠片15bと対向させて解除釦17が収納されている。
【0016】
速結端子部6に電線を接続する場合には、電線の被覆が剥かれた芯線(図示せず)を電線挿入孔16から挿入すると、鎖錠ばね15のばね力により鎖錠ばね15の鎖錠片15b及び接触片15cと、端子板11a,11b,12の接触片13c,14cとの間に芯線の導体が挟持され、鎖錠片15bの先端縁が芯線の導体に食い込むことによって、芯線の脱落が防止されるようになっている。したがって、電線挿入孔16に電線の芯線を挿入するだけで、電線の芯線が保持されるとともに、端子板11a,11b,12への電気的接続がなされるのである。
【0017】
速結端子部6に接続された電線の芯線を外す場合は、ボディ1の底面に穿設された工具挿入孔18からマイナスドライバなどの工具を挿入して、解除釦17を押圧することにより、解除釦17の突起17aが鎖錠片15bを押圧して、鎖錠片15bを端子板11a,11b,12の接触片13c,14cから離れる向きに撓ませるので、鎖錠片15bが芯線の導体から離れ、芯線を容易に引き抜くことができる。尚、解除釦17は両側に突起17aを有しているので、解除釦17を操作することによって一対の鎖錠ばね15の鎖錠片15bを同時に撓ませて、一対の鎖錠ばね15と芯線との係止状態を同時に解除し、芯線を一度に外すことができる。
【0018】
一方、開閉接点部8は端子板11a,11b,12と開閉体たる可動接点板19とで構成される。端子板12の当接片14bの端部からは、先端に可動接点板19の揺動支点となる支点凹所22が形成された支持片23が突設されている。一対の端子板11a,11bの内、一方の端子板11aの中央片13aと当接片13bとの連結部位には、固定接点21aが先端に固着された略L字状の端子片20aが延設され、他方の端子板11bの中央片13aと当接片13bとの連結部位には、固定接点21bが先端に固着された略L字状の端子片20bが延設されており、両端子板11a,11bは固定接点21a,21bを互いに対向させた状態でボディ1内に配置される。可動接点板19は導電材料よりなる帯板から短冊状に形成され、両面には固定接点21a,21bとそれぞれ接離自在に接触する可動接点24a,24bが固着されている。
【0019】
而して、ボディ1の接点収納室9内に端子板11a,11b,12を収納した状態で、可動接点板19を接点収納室9内に納めると、可動接点板19下端部が端子板12の支点凹所22と当接し、可動接点板19が支点凹所22を中心として揺動自在に配置される。
【0020】
一方、カバー2は前面に略矩形状の開口25、つまり器体10の前面開口が形成され、開口25の長手方向略中央の開口縁には前方に突出する軸受手段たる軸受け台26が突設されており、各軸受け台26の互いに対向する面には溝27が形成されている。また、カバー2の短幅方向の両側面には、カバー2の前面よりも一段高くなった段部28,28が形成され、各段部28にはそれぞれ側方に突出する一対の係止爪29が突設されており、係止爪29を用いて施工面に固定される取付枠(図示せず)に器体10を取り付けることができる。
【0021】
開閉接点部8の開閉操作を行うための合成樹脂製の中ハンドル30は背面が開口した略箱状であって、前面が略矩形状に形成されており、長手方向の両側面にはカバー2の溝27に左右に一定の範囲で回動自在に入り込む回動軸部となる突起31がそれぞれ突設されている。また、中ハンドル30前面の長手方向における一端側には開口34が穿設され、開口34の両側には側方に突出する爪35,35が突設され、中ハンドル30前面の長手方向における他端側略中央には側方に突出する爪36が突設されている。また、カバー2前面の裏側にはコイルスプリング32の一端部が納められる棒状突起30aが設けられている。コイルスプリング32は他端部を可動接点板19上端部の突出片19aに圧入することにより、可動接点板19に固定される。
【0022】
中ハンドル30の前面側には合成樹脂製の操作ハンドル38が着脱自在に取り付けられる。操作ハンドル38は、中ハンドル30の前面を覆う矩形状の主部38aと主部38aの周縁から後方に、突出する両端側壁38b及び両側側壁38dとからなる周壁を連続一体に形成し、後面開口の凹部を有する略箱型のもので、主部38aの裏面には弾性を有する係止爪片39,40が突設されている。係止爪片39,40の先端には内方に突出する爪39a,40aが突設され、係止爪片39,40の爪39a,40aと中ハンドル30の爪35,36とを係止させることにより、操作ハンドル38が中ハンドル30の前面に被さるように取着される。ここに、中ハンドル30と操作ハンドル38とで開閉接点部8の切換操作を行うための操作部が構成される。
【0023】
この操作ハンドル38を中ハンドル30に取り付ける場合、中ハンドル30の前方から操作ハンドル38を被せるように取着するのであるが、係止爪片39,40の爪39a、40aを中ハンドル30の爪35,36に係止させる際に押し込み力が必要となり、この押し込み力により操作ハンドル38及び中ハンドル30が器体10内へ沈み込み、内部の開閉機構部や開閉接点部8を破損若しくは故障させる恐れがある。そこで本基本例では図1(a)(b)に示すように操作ハンドル38の両側側壁38dの中央後端を下方向に突出させた中央突出端38eを形成しており、図1(a)に示すように操作ハンドル38の取り付けのための押し込み力が働いて操作ハンドル38とともに中ハンドル30が矢印方向に沈み込んでも、上記操作ハンドル38の両側側壁38dの中央突出端38eが図1(b)に示すようにカバー2の前面(図では上面)に衝合して操作ハンドル38のそれ以上の移動を規制する。つまりそれ以上の沈み込みが防止される。従って操作ハンドルの中央突出端38eとカバー2の上面が沈み込み防止手段として機能し、この中央突出端38eの突出長を、中ハンドル30が器体10内へ沈み込んでも、開閉機構部や開閉接点部8の破損や故障を招かない位置でカバー2の前面に中央突出端38eが衝合するように設定することにより、操作ハンドル38の取り付け時のトラブルを無くすことができるのである。
【0024】
尚操作ハンドル38の両側側壁38dの内面には、中ハンドル30に取り付ける際に、後端開口からカバー2側の軸受け台26を逃がすための凹溝60を設けてある。
【0025】
さて本基本例のスイッチでは、照明負荷のオフ時に点灯してスイッチの設置位置を表示するネオンランプ53を有する点灯表示部52を中ハンドル30内に組み込み、中ハンドル30の前面に穿設された開口34にネオンランプ53を臨ませている。また、操作ハンドル38の前面における中ハンドル30の開口34と対向する部位には、操作ハンドル38を貫通する長孔状の孔38cが穿設されている。プリズム55は孔38cおよび開口34に挿通され先端が操作ハンドル38前面から突出する細長の凸部56を有しており、操作ハンドル38の裏面側から孔38c内に凸部56を挿入した状態で操作ハンドル38にかしめ固定される。而して、操作ハンドル38を中ハンドル30に取り付けると、プリズム55の入射面57がネオンランプ53に対向して配置される。
【0026】
点灯表示部52は、合成樹脂製の回路基板52aにネオンランプ53及び抵抗を実装して成り、回路基板52aの略中央には圧入孔52bが形成されており、この圧入孔52bに中ハンドル30の棒状突起30aを圧入することで回路基板52aが棒状突起30aに固定され中ハンドル30内に納装される。この時、ネオンランプ53及び抵抗は中ハンドル30内の棒状突起30a周囲のスペースに収納される。また、回路基板52aの下面(非実装面)の一側両端部には図示しない接点部が設けてあり、これらの接点部が回路基板52a上のネオンランプ53並びに抵抗と電気的に接続されている。一方、端子板11a,11bの各上面部には、それぞれ弾性を有する略く字状の接触子54の基部がレーザ溶接などにより固着してあり、各接触子54の先端部を回路基板52aの接点部と弾接するようにして、端子板11a,11b並びに端子板12の上方に回路基板52aが配置されている。従って、ネオンランプ53及び抵抗は、端子板11a,11bに電気的に接続されている。
【0027】
本基本例のスイッチは、例えば照明負荷と交流電源との間に2個接続されて3路スイッチ回路を構成するために用いられ、照明負荷に2個のスイッチを介して電源が給電されている状態では、ネオンランプ53には通電されず、ネオンランプ53は点灯しない。一方、何れか一方のスイッチの操作ハンドル38を操作して接点状態を反転させると、照明負荷には電源が給電されなくなるが、各スイッチのネオンランプ53に通電され、ネオンランプ53が点灯する。ネオンランプ53の発光はプリズム55の入射面57に入射し、プリズム55内で屈折されて凸部56から外部に出射されるので、照明負荷の消灯時にスイッチの位置を表示することができる。
【0028】
次に本基本例のスイッチの動作について以下に簡単に説明する。操作ハンドル38および中ハンドル30が図4中右下がりに傾斜し、可動接点24aが固定接点21aと接触している状態で、操作ハンドル38の図4中左側を押圧すると、操作ハンドル38を押圧する力によって中ハンドル30が反転動作し、図中左下がりに傾斜した状態となる。この時中ハンドル30の反転動作に応じてコイルスプリング32は図4中右側に反るため、コイルスプリング32の曲がり具合に応じて可動接点板19が支点凹所22を支点として図4中右回りに回動し、可動接点24aが固定接点21aと開離するとともに、可動接点24bが固定接点21bと接触する。この時、中ハンドル30はコイルスプリング32のばね力によって反転した状態を保持し、可動接点24bと固定接点21bとが接触した状態を保持する。
【0029】
一方、操作ハンドル38および中ハンドル30が図4中左下がりに傾斜し、可動接点24bが固定接点21bと接触している状態で、操作ハンドル38の図4中右側を押圧すると、操作ハンドル38を押圧する力によって中ハンドル30が反転動作し、図4中右下がりに傾斜した状態となる。この時中ハンドル30の反転動作に応じてコイルスプリング32は図4中左側に反るため、コイルスプリング32の曲がり具合に応じて可動接点板19が支点凹所22を支点として図4中左回りに回動し、可動接点24bが固定接点21bと開離するとともに、可動接点24aが固定接点21aと接触する。この時、中ハンドル30はコイルスプリング32のばね力によって反転した状態を保持し、可動接点24aと固定接点21aとが接触した状態を保持する。
【0030】
ところで、本基本例のスイッチでは、開閉接点部8として単極切り換えに用いる3路スイッチを用いているが、開閉接点部8を3路スイッチに限定する趣旨のものではなく、開閉接点部8として単極単投に用いる単極スイッチ(所謂B接点タイプ)や、開閉接点部8として2極単投に用いる2極スイッチ(所謂D接点タイプ)や、単極切換えに用いる4路スイッチ(所謂E接点タイプ)などのスイッチを用いても良いことは言うまでもない。また、本基本例のスイッチは位置表示機能を有しているが、位置表示機能を無くしても良いことは言うまでもない。
【0031】
(実施形態)
上記基本例では操作ハンドル38の取り付け時の沈み込み防止のために操作ハンドル38の両側側壁の下部中央に下方に突出せる中央突出端38eを設け、この中央突出端38eがカバー2の上面に衝合することで操作ハンドル38の移動を規制し、沈み込みを防止しているが、本実施形態では図5(a)に示すように操作ハンドル38の両側側壁の内面中央部に設けている軸受け台26を納める凹溝60の奥部にカバー2側の軸受け台26の前部が衝合して干渉する突出部61を設け、操作ハンドル38を中ハンドル30に被せて取り付ける際に加わる押し込み力で操作ハンドル38が器体10内へ沈み込もうとした場合、凹溝60内に収納される軸受け台26の前部が突出部61に衝合して操作ハンドル38の移動を規制し、図5(b)に示すようにそれ以上の沈み込みを防止するようになっている。
【0032】
つまり本実施形態では突出部61と軸受け台26が沈み込み防止手段を構成する。
【0033】
尚本実施形態の沈み込み防止手段と、基本例の沈み込み防止手段を合わせて設けても良く、この場合、押し込み時の力を分散して受けることができ、沈み込み防止手段の構成する部位の強度がアップする。
【0034】
【発明の効果】
請求項1の発明は、器体の前面開口から上部を露出させて回動自在に器体に保持される中ハンドルと、器体内に設けられ、中ハンドルの回動に応じて開閉接点部を開閉駆動する開閉機構部と、中ハンドルの前部に取着されるとともに上記器体前面への投影像が器体前面と略同じ大きさとなる寸法に形成された操作ハンドルとを備え、操作ハンドルには中ハンドルの前部を嵌め込む後ろ向き開口の凹部を後面側に設けているスイッチにおいて、操作ハンドルの凹部に中ハンドルを嵌め込む際に操作ハンドルが器体の一部に当接して操作ハンドルの器体方向への移動を規制する沈み込み防止手段を具備しているので、操作ハンドルを中ハンドルに取り付ける場合、操作ハンドルの移動量を規制することができて、そのため操作ハンドル及び中ハンドルの器体内への沈み込みを防止して、器体内の開閉機構部や開閉接点部の破損や故障を防ぐことができるという効果がある。
【0035】
また、上記中ハンドルの両側部中央に設けた回動軸に対応して上記器体の両側前面より前方に向けて突出形成した軸受け台を、中ハンドルの前部への取着時に収納するように、上記操作ハンドルの凹部の両側内壁面に設けた逃がし用凹溝内に設けられ、収納される軸受け部の上部に衝合する当たり部と、器体側の軸受け部とで上記沈み込み防止手段を構成したので、上記の効果が得られるスイッチを簡単な構成で実現できる。
【0036】
請求項2の発明は、器体の前面開口から上部を露出させて回動自在に器体に保持される中ハンドルと、器体内に設けられ、中ハンドルの回動に応じて開閉接点部を開閉駆動する開閉機構部と、中ハンドルの前部に取着されるとともに上記器体前面への投影像が器体前面と略同じ大きさとなる寸法に形成された操作ハンドルとを備え、操作ハンドルには中ハンドルの前部を嵌め込む後ろ向き開口の凹部を後面側に設けているスイッチにおいて、操作ハンドルの凹部に中ハンドルを嵌め込む際に操作ハンドルが器体の一部に当接して操作ハンドルの器体方向への移動を規制する沈み込み防止手段を具備しているので、操作ハンドルを中ハンドルに取り付ける場合、操作ハンドルの移動量を規制することができて、そのため操作ハンドル及び中ハンドルの器体内への沈み込みを防止して、器体内の開閉機構部や開閉接点部の破損や故障を防ぐことができるという効果がある。また、上記沈み込み防止手段を、上記操作ハンドルの上記器体方向への移動時に上記器体前面に衝合するように形成した上記操作ハンドルの側壁後端と、上記器体前面とで構成した第1の沈み込み防止手段と、上記中ハンドルの両側部中央に設けた回動軸に対応して上記器体の両側前面より前方に向けて突出形成した軸受け台を、中ハンドルの前部への取着時に収納するように、上記操作ハンドルの凹部の両側内壁面に設けた逃がし用凹溝内に設けられ、収納される軸受け部の上部に衝合する当たり部と、器体側の軸受け部とで構成された第2の沈み込み防止手段とで構成したので、各衝合部位に加わる力を分散することができ、そのため各衝合部位の押し込み力に対する強度をアップさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の基本例の沈み込み防止手段の説明図である。
【図2】 同上の分解斜視図である。
【図3】 (a)は同上の正面図である。
(b)は同上の側面図である。
(c)は同上の下面図である。
【図4】 同上の断面図である。
【図5】 本発明の実施形態の沈み込み防止手段の説明図である。
【符号の説明】
2 カバー
10 器体
30 中ハンドル
38 操作ハンドル
38d 側壁
38e 中央突出端
Claims (2)
- 器体の前面開口から上部を露出させて回動自在に器体に保持される中ハンドルと、器体内に設けられ、中ハンドルの回動に応じて開閉接点部を開閉駆動する開閉機構部と、中ハンドルの前部に取着されるとともに上記器体前面への投影像が器体前面と略同じ大きさとなる寸法に形成された操作ハンドルとを備え、操作ハンドルには中ハンドルの前部を嵌め込む後ろ向き開口の凹部を後面側に設けているスイッチにおいて、操作ハンドルの凹部に中ハンドルを嵌め込む際に操作ハンドルが器体の一部に当接して操作ハンドルの器体方向への移動を規制する沈み込み防止手段を具備して成り、上記沈み込み防止手段は、上記中ハンドルの両側部中央に設けた回動軸に対応して上記器体の両側前面より前方に向けて突出形成した軸受け台を、中ハンドルの前部への取着時に収納するように、上記操作ハンドルの凹部の両側内壁面に設けた逃がし用凹溝内に設けられ、収納される軸受け部の上部に衝合する当たり部と、器体側の軸受け部とで構成されていることを特徴とするスイッチ。
- 器体の前面開口から上部を露出させて回動自在に器体に保持される中ハンドルと、器体内に設けられ、中ハンドルの回動に応じて開閉接点部を開閉駆動する開閉機構部と、中ハンドルの前部に取着されるとともに上記器体前面への投影像が器体前面と略同じ大きさとなる寸法に形成された操作ハンドルとを備え、操作ハンドルには中ハンドルの前部を嵌め込む後ろ向き開口の凹部を後面側に設けているスイッチにおいて、操作ハンドルの凹部に中ハンドルを嵌め込む際に操作ハンドルが器体の一部に当接して操作ハンドルの器体方向への移動を規制する沈み込み防止手段を具備して成り、上記沈み込み防止手段は、上記操作ハンドルの上記器体方向への移動時に上記器体前面に衝合するように形成した上記操作ハンドルの側壁後端と、上記器体前面とで構成した第1の沈み込み防止手段と、上記中ハンドルの両側部中央に設けた回動軸に対応して上記器体の両側前面より前方に向けて突出形成した軸受け台を、中ハンドルの前部への取着時に収納するように、上記操作ハンドルの凹部の両側内壁面に設けた逃がし用凹溝内に設けられ、収納される軸受け部の上部に衝合する当たり部と、器体側の軸受け部とで構成された第2の沈み込み防止手段とで構成されていることを特徴とするスイッチ。
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