JP2002164108A - 端子装置 - Google Patents

端子装置

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JP2002164108A
JP2002164108A JP2000359267A JP2000359267A JP2002164108A JP 2002164108 A JP2002164108 A JP 2002164108A JP 2000359267 A JP2000359267 A JP 2000359267A JP 2000359267 A JP2000359267 A JP 2000359267A JP 2002164108 A JP2002164108 A JP 2002164108A
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JP2000359267A
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English (en)
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Katsuya Imai
克哉 今井
Naoki Kanemoto
直樹 金本
Masahiro Kotsuna
正浩 忽那
Yasuhiro Sumino
安弘 住野
Hiroyuki Tateishi
博之 立石
Tatsuya Takagi
辰也 高木
Takeshi Suzuki
健 鈴木
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】撚り線のように線径の細い芯線を接続する場合
でも短絡や絶縁不良等の不具合が生じない端子装置を提
供する。 【解決手段】端子板11,12の芯線挿入方向に沿った
側面と対向するボディ1内側面に端子板11,12側へ
突出する突部1aを設けている。而して、端子板11,
12を端子収納室9,9に収納した状態では、少なくと
も端子板11,12のコ字状部13,14における中央
片13a,14a並びに接触片13c,14cの側端面
に突部1aの先端面が略当接することとなる。このた
め、従来に比べてハウジング10の内側面と端子板1
1,12との間の隙間が小さくなり、撚り線のように線
径の細い芯線を接続する場合でも芯線が上記隙間に入り
込むのを抑えて短絡や絶縁不良等の不具合が生じるのを
防ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、端子装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、スイッチやコンセント等の配
線器具への電線の結線を容易にしたり、接続の均一化を
行って接続信頼性を確保する等の目的で、ねじによらず
に結線可能な所謂速結構造の端子装置が提供されてい
る。
【0003】図11は従来の端子装置を用いた配線器具
の側面断面図を示している。前面が開口した略箱状の合
成樹脂製のボディ1と、ボディ1の前面に被着される合
成樹脂製のカバー2とで配線器具の器体(ハウジング)
が構成されている。図12に示すように、ボディ1の内
部は隔壁によって複数の区画に区切られており、端子装
置6’を収納する端子収納室9が両側に設けられてい
る。端子収納室9にはそれぞれ導電材料から形成された
端子板11が収納されている。端子板11は略コ字状に
形成されたコ字状部13を有しており、コ字状部13に
はそれぞれ一対の錠ばね15’が収納されて端子装置
6’が構成してある。また、ボディ1の底面には各端子
収納室9に連通する電線挿入孔16が設けられている。
【0004】錠ばね15’の鎖錠片15b’および押圧
片15c’は、弾性を有する導電材料の帯板の両端部を
曲成して中央片15a’の両端部に形成される。また、
端子板11のコ字状部13は、それぞれ、中央片13a
と、中央片13aの両端縁から中央片13aと略直交す
る方向にそれぞれ突出する当接片13bおよび接触片1
3cから構成される。錠ばね15’の中央片15a’
は、端子板11の当接片13bに当接し、鎖錠片15
b’は中央片15a’との連結部位から先端縁に向かっ
てコ字状部13の接触片13cに近付く向きに傾斜し、
押圧片15c’は略S字状に曲成されており、錠ばね1
5’に設けた鎖錠片15b’および押圧片15c’がコ
字状部13の接触片13cと対向する。
【0005】端子装置6’に電線を接続する場合には、
図11に示すように電線100の被覆が剥かれた芯線1
01を電線挿入孔16から挿入すると、錠ばね15’の
ばね力により錠ばね15’の鎖錠片15b’及び押圧片
15c’と、端子板11の接触片13cとの間に芯線1
01が挟持され、鎖錠片15b’の先端縁が芯線101
に食い込むことによって、芯線101が反挿入方向に抜
け止めされるようになっている。したがって、電線挿入
孔16に電線100の芯線101を挿入するだけで、電
線100の芯線101が保持されるとともに、端子板1
1への電気的接続がなされるのである。また各端子収納
室9内には、一対の錠ばね15’の鎖錠片15b’と対
向させて解除釦17’が収納されている。端子装置6’
に接続された電線100の芯線101を外す場合は、ボ
ディ1の底面に穿設された工具挿入孔からマイナスドラ
イバなどの工具を挿入して、解除釦17’を押圧するこ
とにより、解除釦17’の突起17a’が鎖錠片15
b’を押圧して、鎖錠片15b’を端子板11の接触片
13cから離れる向きに撓ませるので、鎖錠片15b’
が芯線101から離れ、芯線101を容易に引き抜くこ
とができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の端子
装置6’は、通常、芯線101が単線の電線100が適
用電線となっており、端子収納室9におけるボディ1の
内側面と端子板11との間に生じる隙間に芯線101が
入り込むことはない。
【0007】しかしながら、芯線が撚り線からなる電線
を用いる場合、図13に示すように上記隙間に芯線の素
線102が入り込む虞がある。しかも、従来のボディ1
には水滴の侵入を抑えるためにボディ1の開口面(カバ
ー2との突き合わせ面)から内側面にかけて深さ方向に
落ち込む段部1bが設けてあるので、上記隙間に入り込
んだ素線102が段部1bを通って接点部8や他の端子
収納室9に進出して短絡や絶縁不良等の不具合が生じる
虞がある。
【0008】本発明は上記事情に鑑みて為されたもので
あり、その目的とするところは、撚り線のように線径の
細い芯線を接続する場合でも短絡や絶縁不良等の不具合
が生じない端子装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、端子板と、端子板の側方より挿
入される電線の芯線を端子板に接触させるとともに芯線
を反挿入方向に抜け止めする錠ばねと、端子板並びに錠
ばねを収納するハウジングとを備え、端子板の芯線挿入
方向に沿った側面と対向するハウジングの内側面に端子
板側へ突出する突部を設けたことを特徴とし、従来に比
べてハウジングの内側面と端子板との間の隙間が小さく
なり、撚り線のように線径の細い芯線を接続する場合で
も芯線が上記隙間に入り込む虞がなく、短絡や絶縁不良
等の不具合が生じない。
【0010】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、ボディとカバーを組み立ててハウジングを構成し、
ボディとカバーの突き合わせ面と突部との間に凹部を設
けたことを特徴とし、外部から侵入した水滴等を凹部に
滞留させることで端子板を収納する空間への水滴等の侵
入を抑えることができる。
【0011】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において、複数の端子板並びに錠ばねをハウジング内に
収納し、各端子板の間に位置するハウジングの内側面に
1乃至複数条の凹凸を設けたことを特徴とし、複数の端
子板同士の間の沿面距離を大きくして絶縁性の向上が図
れる。
【0012】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、ハウジング内側面の凹凸に嵌合する嵌合片を端子板
に設けたことを特徴とし、端子板の回転を防止すること
ができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明をスイッチに適用し
た実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
但し、本発明が適用される配線器具はスイッチに限定さ
れるものではなく、例えばコンセント等の配線器具全般
に適用可能である。
【0014】(実施形態1)本実施形態におけるスイッ
チは所謂タンブラスイッチであって、図1〜図3に示す
ように前面が開口した略箱状の合成樹脂製のボディ1
と、前面が略矩形状に形成されるとともに、ボディ1の
前面に被着される合成樹脂製のカバー2とで構成される
ハウジング10を備えている。ボディ1の長手方向の両
側面にはそれぞれ一対の係止凸部3が突設されるととも
に、カバー2の後端縁からは係止凸部3と係止離脱自在
に係止する係止孔4がそれぞれ穿設された舌片5が突設
されており、係止凸部3と係止孔4とを凹凸係止させる
ことによってボディ1とカバー2とが組み立てられる。
【0015】ボディ1の内部は隔壁によって複数の区画
に仕切られており、本発明の端子装置6を収納する端子
収納室9,9が長手方向の両側に設けられ、後述する片
切タイプ(B接点タイプ)の接点部8を収納する接点収
納室7が略中央に設けられている。
【0016】端子収納室9,9にはそれぞれ導電材料か
ら形成された端子板11,12が収納されている。端子
板11,12はそれぞれ略コ字状に形成されたコ字状部
13,14を有しており、コ字状部13,14にはそれ
ぞれ一対の錠ばね15が収納されて、端子装置6が構成
してある。また、ボディ1の底面には各端子収納室9に
連通する電線挿入孔16が2個づつ穿設されている。
【0017】接点部8は端子板11,12と可動接点板
19とで構成される。一方の端子板11の中央片13a
と当接片13bとの連結部位には、端部に固定接点21
が設けられた略L字状の端子片20が突設されており、
他方の端子板12の当接片14bの端部からは、先端に
可動接点板19の揺動支点となる支点凹部22が形成さ
れた支持片23が突設されている。可動接点板19は導
電材料よりなる帯板で形成され、端子板11と対向する
側の面には固定接点21と接離自在に接触する可動接点
24が設けられている。ボディ1の両側面の略中央には
内方に突出するリブ33,33が突設されており、ボデ
ィ1の接点収納室7内に端子板11,12を収納した状
態で可動接点板19を接点収納室7内に納めると、可動
接点板19の下端縁が端子板12の支点凹部22に挿入
され、可動接点板19が支点凹部22を支点として揺動
自在に配置される。この時、可動接点板19の両側にリ
ブ33,33が配置され、ボディ1の短幅方向への可動
接点板19の移動がリブ33,33によって規制され
る。また、可動接点板19には側方に突出する突起37
が突設されており、この突起37がリブ33と係止する
ことにより、可動接点板19の揺動範囲が規制される。
【0018】一方、カバー2は前面に略矩形状の開口2
5が形成され、開口25の長手方向略中央の開口縁には
前方に突出する軸受け台26が突設されており、各軸受
け台26の互いに対向する面には溝27が形成されてい
る。また、カバー2前面の短幅方向に沿った両端部に
は、カバー2の前面よりも一段高くなった突台部28,
28が形成され、各突台部28の側面にはそれぞれ側方
に突出する一対の係止爪29が突設されている。なお、
この係止爪29を図示しない取付枠又はプレート枠の係
止部に係止することでハウジング10が取付枠又はプレ
ート枠に取り付けられ、壁面などの施工面にスイッチが
配設されるものである。
【0019】接点部8の開閉操作を行うための合成樹脂
製の反転ハンドル30は背面が開口した略箱状であっ
て、前面が略矩形状に形成されており、長手方向の両側
面にはカバー2の溝27に入り込む突起31がそれぞれ
突設されている。また、反転ハンドル30前面の長手方
向における一端側には開口34が穿設され、開口34の
両側には側方に突出する爪35,35が突設され、反転
ハンドル30前面の長手方向における他端側略中央には
側方に突出する爪36が突設されている。また、カバー
2前面の裏側にはコイルばね32の一端部を挿入固定す
る筒状突起(図示せず)が設けられている。
【0020】反転ハンドル30の前面側には合成樹脂製
の操作ハンドル38が着脱自在に取り付けられる。操作
ハンドル38は、反転ハンドル30の前面を覆う矩形状
の主部と主部の周縁から全周にわたって背方に突出する
側壁とを連続一体に形成した略箱型のもので、主部裏面
の長手方向略中央には弾性を有する係止爪片39,40
が突設されている。係止爪片39,40の先端には内方
に突出する爪39a,40aが突設され、係止爪片3
9,40の爪39a,40aと反転ハンドル30の爪3
5,36とを係止させることにより、操作ハンドル38
の短幅方向における中心とハウジング10の短幅方向に
おける中心とを略一致するようにして、操作ハンドル3
8が反転ハンドル30に取り付けられる。
【0021】ところで、本実施形態のスイッチでは、片
切タイプの接点部8のオフ時に点灯してスイッチの設置
位置を表示するためのネオンランプ53を有する点灯表
示部52を反転ハンドル30内に組み込み、反転ハンド
ル30の前面に穿設された開口34にネオンランプ53
を臨ませている。また、操作ハンドル38の開口34に
対応する部位には、操作ハンドル38を貫通する長孔状
の孔54が穿設されている。導光部材からなるプリズム
55は、孔54に挿通されるとともにその先端が操作ハ
ンドル38前面から突出し且つ丸みを持たせた細長の凸
部56を有しており、操作ハンドル38の裏面側から孔
54内に凸部56を挿入した状態で操作ハンドル38に
かしめ固定される。而して、操作ハンドル38を反転ハ
ンドル30に取り付けると、プリズム55の入射面57
がネオンランプ53に対向して配置される。また、プリ
ズム55の凸部56の先端が操作ハンドル38の前面か
ら突出しているので、凸部56により接点部8をオン操
作する際に押し操作する操作ハンドル38の位置を容易
に判別することができる。
【0022】一方、点灯表示部52は、合成樹脂製の回
路基板52aにインサート成形されている端子板(図示
せず)にネオンランプ53及び抵抗Rの一端を電気的に
接続して成り、回路基板52aの略中央には圧入孔52
bが形成されている。そして、反転ハンドル30内に設
けられてコイルばね32の一端部が挿入固定される筒状
突起を上記圧入孔52bに圧入することで回路基板52
aが筒状突起に固定され反転ハンドル30内に納装され
る。このとき、ネオンランプ53及び抵抗Rは反転ハン
ドル30内の筒状突起周囲のスペースに収納される。
【0023】回路基板52aの長手方向一端側(端子板
11に対向する側)からは、回路基板52aにインサー
ト成形される端子板と一体に形成され、端子板11の上
面部と接離自在に接触導通する端子片52cが突出させ
てある。この端子片52cの下面には接点(図示せず)
が形成してある。また、抵抗Rの一方の端子Raが筒状
突起の側面に設けた縦溝を通して筒状突起内に挿入さ
れ、筒状突起の内部において抵抗Rの端子Raとコイル
ばね32とを接触導通させている。
【0024】而して、可動接点板19の可動接点24が
端子板11の固定接点21と開離(すなわち、接点部8
がオフ)するように操作ハンドル38を操作した場合に
は、回路基板52aの端部から突出する端子片52cの
下面に形成された接点が端子板11の上面部に接触導通
し、可動接点板19と接触導通しているコイルばね32
を介してネオンランプ53並びに抵抗Rに電源が供給さ
れてネオンランプ53が点灯し、ネオンランプ53の発
光がプリズム55の入射面57に入射し、プリズム55
内で屈折されて凸部56から外部に出射され、接点部8
のオフ時にスイッチの位置を表示することができる。
【0025】一方、可動接点板19の可動接点24が端
子板11の固定接点21と接触(すなわち、接点部8が
オン)するように操作ハンドル38を操作した場合に
は、図2に示すように回路基板52aの端子片52cが
端子板11の上面部から開離するので、ネオンランプ5
3が消灯する。
【0026】次に、端子板11,12のコ字状部13,
14、錠ばね15及び解除釦17から構成される端子装
置6について説明する。錠ばね15の鎖錠片15bおよ
び押圧片15cは弾性を有する導電材料の帯板の両端部
を曲成して中央片15aの両端部に形成される。また、
端子板11,12のコ字状部13,14は、それぞれ、
中央片13a,14aと、中央片13a,14aの両端
縁から中央片13a,14aと略直交する方向にそれぞ
れ突出する当接片13b,14bおよび接触片13c,
14cから構成される。錠ばね15の中央片15aは、
端子板11,12の当接片13b,14bに当接し、鎖
錠片15bは中央片15aとの連結部位から先端縁に向
かってコ字状部13,14の接触片13c,14cに近
付く向きに傾斜している。また、押圧片15cは略S字
状に曲成されており、錠ばね15に設けた鎖錠片15b
および押圧片15cがコ字状部13,14の接触片13
c,14cと対向する。
【0027】而して、端子装置6に電線100を接続す
るには、電線100の被覆が剥かれた芯線101を電線
挿入孔16から挿入すると、錠ばね15のばね力により
錠ばね15の鎖錠片15b及び押圧片15cと、端子板
11,12の接触片13c,14cとの間に芯線101
が挟持され、鎖錠片15bの先端縁が芯線101に食い
込むことによって、芯線101が反挿入方向に抜け止め
される。なお、電線挿入孔16は奥方ほど細くなるよう
に形成されており、電線挿入孔16からボディ1内に挿
入された電線100の芯線101が端子板11,12と
錠ばね15との間に確実に挿入されるようになってい
る。
【0028】また各端子収納室9内には、一対の錠ばね
15の鎖錠片15bと対向させて解除釦17が収納され
ている。端子装置6に接続された電線100の芯線10
1を外す場合は、ボディ1の底面に穿設された工具挿入
孔18からマイナスドライバなどの工具を挿入して、解
除釦17を押圧することにより解除釦17が錠ばね15
の方に移動し、解除釦17の突起17aで鎖錠片15b
を押圧して、鎖錠片15bを端子板11,12の接触片
13c,14cから離れる向きに撓ませるので、鎖錠片
15bが芯線101から離れ、電線100を容易に引き
抜くことができる。なお、解除釦17は両側に突起17
aを有しているので、解除釦17を操作することによっ
て一対の錠ばね15の鎖錠片15bを同時に撓ませて、
一対の錠ばね15と芯線101との係止状態を同時に解
除して、芯線101を一度に外すことができる。
【0029】ここで、本実施形態では端子板11,12
の芯線挿入方向に沿った側面と対向するボディ1内側面
に端子板11,12側へ突出する突部1aを設けてい
る。すなわち、ボディ1の短幅方向に対向する各端子収
納室9,9の両側面に、ボディ1の深さ方向に沿って内
側へ突出する突条からなる突部1aが設けてあって、図
4に示すようにボディ1開口側の突部1aの先端がボデ
ィ1開口端のカバー2との突き合わせ面とほぼ同じ高さ
まで延ばしてある。また、従来例と同様にボディ1のカ
バー2との突き合わせ面から内側面にかけて深さ方向に
落ち込む段部1bが略全周に渡って設けてあり、図5に
示すようにボディ1とカバー2の突き合わせ面と突部1
aとの間の部位における段部1bが凹部1cとなる。
【0030】而して、端子板11,12を端子収納室
9,9に収納した状態では、図5に示すように少なくと
も端子板11,12のコ字状部13,14における中央
片13a,14a並びに接触片13c,14cの側端面
に突部1aの先端面が略当接することとなる。このた
め、従来に比べてハウジング10の内側面と端子板1
1,12との間の隙間が小さくなり、撚り線のように線
径の細い芯線を接続する場合でも芯線が上記隙間に入り
込むのを抑えて短絡や絶縁不良等の不具合が生じるのを
防ぐことができる。また、ボディ1とカバー2の突き合
わせ面と突部1aとの間に凹部1cを設けているため、
ボディ1とカバー2の突き合わせ部分の隙間に外部から
侵入した水滴等を凹部1cに滞留させ、端子板11,1
2を収納する端子収納室9への水滴等の侵入を抑えるこ
とができる。
【0031】(実施形態2)実施形態1では片切タイプ
の接点部8を備えたスイッチに本発明を適用している
が、本実施形態では3路タイプ(C接点タイプ)の接点
部8を備えたスイッチに本発明を適用している。このス
イッチの分解斜視図を図6に、正面図を図7(a)に、
側面図を図7(b)に、下面図を図7(c)に、断面図
を図8にそれぞれ示す。なお、実施形態1のスイッチと
同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明を省
略する。
【0032】接点部8は実施形態1と同じ構造の端子板
12(以下、「第1の端子板」と呼ぶ)と可動接点板1
9と一対の第2の端子板58,60とで構成される。な
お、可動接点板19には表裏両面に後述する固定接点5
9,61とそれぞれ接離自在に接触する可動接点24
a,24bが設けられている。
【0033】第2の端子板58,60は導電性材料から
なる板材を曲成することにより、第1の端子板12と同
様に略コ字状に形成されたコ字状部を有しており、この
コ字状部に各々錠ばね15が配置されて、端子装置6を
構成する。第2の端子板58,60のコ字状部は中央片
58a,60aと、中央片58a,60aの両端縁から
中央片58a,60aと略直交する方向にそれぞれ突出
する接触片58b,60bおよび当接片58c,60c
から構成される。ここで、一方の第2の端子板58の中
央片58aからは可動接点板19の一方の可動接点24
aと接離自在に接触する固定接点59が先端に設けられ
た略L字状の端子片58cが延設されている。さらに、
他方の第2の端子板60の中央片60aからは可動接点
板19の他方の可動接点24bと接離自在に接触する固
定接点61が先端に設けられた略L字状の端子片60d
が延設されている。そして、第2の端子板58,60の
中央片58a,60aの各上面部には、それぞれ弾性を
有する接触子63,64が取着される。
【0034】接触子63,64は互いに鏡像の関係にあ
り、第2の端子板58,60の中央片58a、60aに
接触導通する平板状の主片63a,64aと、主片63
a,64aの一端部から延出して回路基板52dの接触
部(図示せず)に接触導通する略へ字状の接触片63
b,64bと、主片63a,64aにおける接触片63
b,64bと隣り合う両端縁に折曲形成された一対の側
片63c,63d、64c,64dとが導電性を有する
板材によって一体に形成されている。一方の側片63
c,64cの先端縁からは第2の端子板58,60の中
央片58a,60aに係止する係止片が内側に折曲形成
され、他方の側片63d,64dには内側に向けて突出
する係止爪が切り起こし形成されている。
【0035】而して、接触子63,64の側片63c,
64cに設けた係止片を第2の端子板58,60の中央
片58a、60aの端部に係止した後、他方の側片63
d,64dを中央片58a,60aの方へ押し付けるよ
うにすれば、側片63d,64dに設けた係止爪が中央
片58a、60aの端縁に当接して撓められ、やがて係
止爪の先端が中央片58a,60aの端縁を乗り越える
と、係止爪が中央片58a,60aの端部に係止し、接
触子63,64が第2の端子板58,60に取着され且
つ係止固定される。
【0036】ここで、カバー2の内周面に複数の押さえ
リブ(図示せず)が突設してあり、ボディ1とカバー2
を組み立ててハウジング10を構成した場合に、上記押
さえリブが回路基板52dの周縁部に当接して回路基板
52dをボディ1側へ押さえつけるようになっている。
その結果、回路基板52dの接触部と各接触子63,6
4の接触片63b,64bとが弾接して、第2の端子板
58,60と回路基板52dとが電気的に接続されてお
り、負荷のオフ時に接触子63,64を介して点灯表示
部52に給電されて、ネオンランプ53が点灯すること
になる。
【0037】而して、本実施形態のスイッチでは、操作
ハンドル38を操作する毎に可動接点24aと固定接点
59、可動接点24bと固定接点61が択一的に接触・
開離し、負荷(例えば、照明負荷)に通電されていない
ときにネオンランプ53が点灯し、負荷に通電されてい
るときにはネオンランプ53が消灯する。
【0038】(実施形態3)本実施形態では、実施形態
2において設置位置を表示するための点灯表示部52を
省略した構成を有するスイッチに本発明を適用してい
る。このスイッチの分解斜視図を図9に示す。なお、実
施形態2のスイッチと同一の構成要素には同一の符号を
付して、その説明を省略する。
【0039】本実施形態における第1の端子板12は、
互いが鏡像の関係となる一対の端子板12A,12Bを
一体に連結してなる。これらの端子板12A,12Bは
帯板状の金属板を折曲することにより、中央片14a、
当接片14b並びに接触片14cからなるコ字状部14
と、当接片14bの端部から突設された支持片23とを
備え、2つ並べた状態で互いの中央片14a同士が連結
片14dにより連結されて一体に形成されている。
【0040】一方、第2の端子板70,71は互いに形
状が異なる。第2の端子板70は帯板状の金属板を折曲
して形成され、基片70bの両端に接続片70aと脚片
70cとが形成されるとともに脚片70cの先端から側
方へ延設片70dが延設され、さらに脚片70cの基部
と延設片70dの先端部にそれぞれ固定接点72a,7
2bが固着されている。また、他方の第2の端子板71
も帯板状の金属板を折曲して形成され、基片71bの両
端に接続片71aと脚片71cとが形成されるとともに
脚片71cの先端から側方へ延設片71dが延設され、
さらに脚片71cの基部と延設片71dの先端部にそれ
ぞれ固定接点72c,72dが固着され、第2の端子板
70,71を2つ並べた状態で互いの基片70b,71
b同士が連結片73により連結されて一体に形成されて
いる。而して、第2の端子板70,71をそれぞれ接点
収納室9に収納すると、第2の端子板70の脚片70c
が一方の接点収納室71に進出するとともに延設片70
dが他方の接点収納室72に進出し、且つ第2の端子板
71の脚片71cが一方の接点収納室72に進出すると
ともに延設片71dが他方の接点収納室71に進出し
て、一方の接点収納室71内に2つの固定接点72a,
72dが対向配置されるとともに他方の接点収納室72
内に2つの固定接点72b,72cが対向配置される。
【0041】一方、可動接点板19は表裏両面に可動接
点24a,24bが固着され、可動接点24aと固定接
点72aとが対向し、且つ可動接点24bと固定接点7
2dとが対向するように接点収納室71に収納される。
但し、本実施形態においては、連結片14d,73を切
除して分割した第1の端子板12A,12B及び第2の
端子板70,71をそれぞれ端子収納室9に収納し、両
方の接点収納室71,72に各々可動接点板19を収納す
るとともに反転ハンドル30の両方の筒状突起に挿入固
定した各コイルばね32の下部をそれぞれ可動接点板1
9上部に嵌合してボディ1とカバー2を組み立てれば、
4路タイプ(E接点タイプ)の接点部8を備えたスイッ
チを構成することができる。
【0042】ところで図10に示すように、本実施形態
においてはボディ1の接点収納室7 1,72に臨む内壁面
に深さ方向に沿った複数条の凹凸74が形成してあり、
この凹凸74によってハウジング10の長手方向両端部
に配設されている端子装置6間の沿面距離を大きくして
両端子装置6間の絶縁性の向上を図っている。また、第
1の端子板12A,12B及び第2の端子板70,71
の側端縁には凹凸74の凹部に嵌合する嵌合片12g,
70f,71fが突設されており、嵌合片12g,70
f,71fを凹部と嵌合することにより、ボディ1に対
して第1の端子板12A,12B及び第2の端子板7
0,71が回転するのを防ぐことができる。
【0043】なお、本発明の端子装置が適用されるスイ
ッチは、接点部8が上述の片切タイプや3路タイプある
いは4路タイプのものに限定されるものではなく、両切
タイプ(D接点タイプ)のものであっても良い。また、
位置表示用のネオンランプ53を備えていてもいなくて
も何れでも良い。
【0044】
【発明の効果】請求項1の発明は、端子板と、端子板の
側方より挿入される電線の芯線を端子板に接触させると
ともに芯線を反挿入方向に抜け止めする錠ばねと、端子
板並びに錠ばねを収納するハウジングとを備え、端子板
の芯線挿入方向に沿った側面と対向するハウジングの内
側面に端子板側へ突出する突部を設けたので、従来に比
べてハウジングの内側面と端子板との間の隙間が小さく
なり、撚り線のように線径の細い芯線を接続する場合で
も芯線が上記隙間に入り込む虞がなく、短絡や絶縁不良
等の不具合が生じないという効果がある。
【0045】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、ボディとカバーを組み立ててハウジングを構成し、
ボディとカバーの突き合わせ面と突部との間に凹部を設
けたので、外部から侵入した水滴等を凹部に滞留させる
ことで端子板を収納する空間への水滴等の侵入を抑える
ことができるという効果がある。
【0046】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において、複数の端子板並びに錠ばねをハウジング内に
収納し、各端子板の間に位置するハウジングの内側面に
1乃至複数条の凹凸を設けたので、複数の端子板同士の
間の沿面距離を大きくして絶縁性の向上が図れるという
効果がある。
【0047】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、ハウジング内側面の凹凸に嵌合する嵌合片を端子板
に設けたので、端子板の回転を防止することができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1におけるスイッチの分解斜視図であ
る。
【図2】同上におけるスイッチの断面図である。
【図3】(a)は同上におけるスイッチの正面図、
(b)は同上におけるスイッチの側面図、(c)は同上
におけるスイッチの下面図である。
【図4】同上の要部を示す斜視図である。
【図5】同上の要部を示す断面図である。
【図6】実施形態2におけるスイッチの分解斜視図であ
る。
【図7】(a)は同上におけるスイッチの正面図、
(b)は同上におけるスイッチの側面図、(c)は同上
におけるスイッチの下面図である。
【図8】同上におけるスイッチの断面図である。
【図9】実施形態3におけるスイッチの分解斜視図であ
る。
【図10】同上の要部を示す斜視図である。
【図11】従来例を示す配線器具の要部断面図である。
【図12】同上におけるスイッチを構成するボディの斜
視図である。
【図13】同上の要部を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ボディ 1a 突部 6 端子装置 9 端子収納室 10 ハウジング 11 端子板 12 端子板 13 コ字状部 13a 中央片 13b 当接片 13c 接触片 14 コ字状部 14a 中央片 14b 当接片 14c 接触片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 忽那 正浩 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 住野 安弘 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 立石 博之 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 高木 辰也 三重県安芸郡美里村字五百野1285番地 株 式会社葉山電器製作所内 (72)発明者 鈴木 健 三重県安芸郡美里村字五百野1285番地 株 式会社葉山電器製作所内 Fターム(参考) 5E087 EE07 EE10 FF06 FF16 GG14 MM05 MM15 QQ06 RR04 RR26 5G035 AA09 CA01 CB04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端子板と、端子板の側方より挿入される
    電線の芯線を端子板に接触させるとともに芯線を反挿入
    方向に抜け止めする錠ばねと、端子板並びに錠ばねを収
    納するハウジングとを備え、端子板の芯線挿入方向に沿
    った側面と対向するハウジングの内側面に端子板側へ突
    出する突部を設けたことを特徴とする端子装置。
  2. 【請求項2】 ボディとカバーを組み立ててハウジング
    を構成し、ボディとカバーの突き合わせ面と突部との間
    に凹部を設けたことを特徴とする請求項1記載の端子装
    置。
  3. 【請求項3】 複数の端子板並びに錠ばねをハウジング
    内に収納し、各端子板の間に位置するハウジングの内側
    面に1乃至複数条の凹凸を設けたことを特徴とする請求
    項1又は2記載の端子装置。
  4. 【請求項4】 ハウジング内側面の凹凸に嵌合する嵌合
    片を端子板に設けたことを特徴とする請求項3記載の端
    子装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108199176A (zh) * 2018-02-11 2018-06-22 昆山西威联电气系统有限公司 一种40a弹片型重载连接器
CN114496634A (zh) * 2022-04-06 2022-05-13 宁波万事达综研电气有限公司 小型双极大电流跷板开关

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CN108199176A (zh) * 2018-02-11 2018-06-22 昆山西威联电气系统有限公司 一种40a弹片型重载连接器
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