JPH09172475A - オペレータ固有サービスの自動設定・解除方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】指定した時刻になったときに不在転送サービス
を自動的に解除するだけであり、ユーザが電話機を操作
してこのサービスの設定を行う必要があった。 【解決手段】ユーザが情報入力部から本体の電源オン・
オフの時刻情報を入力して設定するとともに、オペレー
タ固有サービスの登録情報を入力してサービスを登録し
ておいた状態で、電源オフ時刻になると、制御部はオペ
レータ固有サービスが登録してあるかどうかを調べ、こ
の登録が有れば、このオペレータ固有サービスの設定処
理を行い、３０秒後に本体の電源オフ処理を行って終了
となる。また、本体の電源オン時刻になると、制御部は
本体の電源オン処理を行い、その後、オペレータ固有サ
ービスが登録してあるかどうかを調べる。この登録が有
ればこのオペレータ固有サービスの解除処理を行い、そ
の後３０秒が経過するとオペレータ固有サービスが解除
されて終了となる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明はオペレータ固有サー
ビスの自動設定・解除方式に関し、特に携帯電話機の電
源のオフ・オンに連動してオペレータ固有サービスを自
動的に設定・解除するオペレータ固有サービスの自動設
定・解除方式に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来のこの種の技術の一例として、特開
昭６３−２１７８６４号公報に所載の「不在転送解除方
式」を挙げることができる。

【０００３】この従来の不在転送解除方式では、時計を
内蔵した電話機において、不在転送サービスの解除時刻
を設定することにより、ユーザが不在転送を設定したこ
とを忘れていても、指定した時刻になると不在転送が自
動的に解除され、被呼加入者が予定通り戻ってきたとき
に、着信呼が不在転送先に転送されないようにしてい
る。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の技術は、指定した時刻になったときに不在転送サー
ビスを自動的に解除するだけであり、不在転送サービス
を自動的に設定することはできず、不在転送サービスの
設定はユーザが電話機を操作して行わなければならない
という問題点があった。

【０００５】また、電話機自体が有する不在転送機能だ
けを対象としており、自動的に行われる電源オン・オフ
に連動してオペレータ固有のサービスを解除・設定する
ことはできないという問題点があった。

【０００６】本発明は、ユーザが留守番電話，着信転
送，ページングシステムなどのオペレータ固有サービス
を受ける時点は携帯電話機の電源のオフ・オン時にリン
クすることに着目してなされたものであり、オペレータ
固有サービスの設定・解除を自動的に行うことにより携
帯電話機の操作性を向上させたオペレータ固有サービス
の自動設定・解除方式を提供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明によれば、内蔵時
計に設定した時刻に電源を自動的にオン・オフする機能
を有する携帯電話機において、前記電源のオフ時にオペ
レータ固有サービスを自動的に設定する第１の手段と、
前記電源のオン時に前記オペレータ固有サービスを自動
的に解除する第２の手段とを備えることを特徴とするオ
ペレータ固有サービスの自動設定・解除方式が得られ
る。

【０００８】また、前記携帯電話機は前記内蔵時計に設
定する時刻情報および前記オペレータ固有サービスの登
録・解除情報を入力する情報入力部と、前記第１の手段
および前記第２の手段の処理を行う制御部とを備えるこ
とを特徴とするオペレータ固有サービスの自動設定・解
除方式が得られる。

【０００９】さらに、前記オペレータ固有サービスは留
守番電話サービス，着信転送サービスおよびページング
サービスを含むことを特徴とするオペレータ固有サービ
スの自動設定・解除方式が得られる。

【００１０】

【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。

【００１１】図１は本発明の携帯電話機におけるオペレ
ータ固有サービスの自動設定・解除方式の一実施形態の
動作を示すフローチャートであり、（ａ）は携帯電話機
の電源のオフ時にオペレータ固有サービスを自動的に設
定するフローを示し、（ｂ）は電源のオン時にオペレー
タ固有サービスを自動的に解除するフローを示してい
る。また、図２は本実施形態における携帯電話機の構成
を示すブロック図である。

【００１２】あらかじめ設定した時刻に電源を自動的に
オン・オフする機能を有する本実施形態における携帯電
話機は、図２に示すように、本体１が内蔵する時計２に
設定する時刻情報および留守番電話サービスや着信転送
サービスやページングサービス等のオペレータ固有サー
ビスの登録・解除情報を入力する情報入力部３と、時計
２に設定した時刻に本体１の電源を自動的にオン・オフ
する制御を行う制御部４とを備えている。

【００１３】続いて本実施形態における動作について図
１，図２を併用して説明する。

【００１４】まず、ユーザが情報入力部３から本体１の
電源オン・オフの時刻情報を入力して設定するととも
に、オペレータ固有サービスの登録情報を入力してサー
ビスを登録しておく。

【００１５】この状態で、設定した本体１の電源オフ時
刻になると（ステップＳ１）、制御部４はオペレータ固
有サービスが登録してあるかどうかを調べ、この登録が
有れば（Ｓ２でＹＥＳ）このオペレータ固有サービスの
設定処理を行う（Ｓ３）。そして、所定の時間（例えば
３０秒）後に本体１の電源オフ処理を行って（Ｓ４）終
了となる。

【００１６】なお、Ｓ２でＮＯ、つまりオペレータ固有
サービスが登録して無ければ直ちにＳ４に移行して本体
１の電源がオフされる。

【００１７】次に、設定した本体１の電源オン時刻にな
ると（Ｓ５）、制御部４は本体１の電源オン処理を行い
（Ｓ６）、その後、オペレータ固有サービスが登録して
あるかどうかを調べる（Ｓ７）。そして、この登録が有
れば（Ｓ７でＹＥＳ）このオペレータ固有サービスの解
除処理を行う（Ｓ８）。その後、所定の時間（例えば３
０秒）が経過するとオペレータ固有サービスが解除され
て終了となる。

【００１８】なお、Ｓ７でＮＯ、つまりオペレータ固有
サービスが登録して無ければ直ちに終了となる。

【００１９】

【発明の効果】以上説明したように本発明は、内蔵時計
に設定した時刻に電源を自動的にオン・オフする機能を
有する携帯電話機において、電源のオフ時にオペレータ
固有サービスを自動的に設定する第１の手段と、電源の
オン時にオペレータ固有サービスを自動的に解除する第
２の手段とを備えることにより、また、その実施態様と
しては、携帯電話機は内蔵時計に設定する時刻情報およ
びオペレータ固有サービスの登録・解除情報を入力する
情報入力部と、上記第１および第２の手段の処理を行う
制御部とを備えることにより、携帯電話機のユーザによ
る操作性が著しく向上するという効果を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の携帯電話機におけるオペレータ固有サ
ービスの自動設定・解除方式の一実施形態の動作を示す
フローチャートであり、（ａ）は携帯電話機の電源のオ
フ時にオペレータ固有サービスを自動的に設定するフロ
ーを示し、（ｂ）は電源のオン時にオペレータ固有サー
ビスを自動的に解除するフローを示している。

【図２】本実施形態における携帯電話機の構成を示すブ
ロック図である。

【符号の説明】

１ 本体 ２ 時計 ３ 情報入力部 ４ 制御部

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 内蔵時計に設定した時刻に電源を自動的
   にオン・オフする機能を有する携帯電話機において、前
   記電源のオフ時にオペレータ固有サービスを自動的に設
   定する第１の手段と、前記電源のオン時に前記オペレー
   タ固有サービスを自動的に解除する第２の手段とを備え
   ることを特徴とするオペレータ固有サービスの自動設定
   ・解除方式。
2. 【請求項２】 前記携帯電話機は前記内蔵時計に設定す
   る時刻情報および前記オペレータ固有サービスの登録・
   解除情報を入力する情報入力部と、前記第１の手段およ
   び前記第２の手段の処理を行う制御部とを備えることを
   特徴とする請求項１記載のオペレータ固有サービスの自
   動設定・解除方式。
3. 【請求項３】 前記オペレータ固有サービスは留守番電
   話サービス，着信転送サービスおよびページングサービ
   スを含むことを特徴とする請求項１または２記載のオペ
   レータ固有サービスの自動設定・解除方式。