JPH09169060A - 円筒状感光性部材の製造方法および装置 - Google Patents

円筒状感光性部材の製造方法および装置

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JPH09169060A
JPH09169060A JP8258208A JP25820896A JPH09169060A JP H09169060 A JPH09169060 A JP H09169060A JP 8258208 A JP8258208 A JP 8258208A JP 25820896 A JP25820896 A JP 25820896A JP H09169060 A JPH09169060 A JP H09169060A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレキシブルスリーブ上で均一の厚さを有す
るシームレスで円筒状の感光性部材を製造する装置およ
び方法を提供する。 【解決手段】 マンドレル106、マンドレル支持組立
体108、カレンダ処理組立体110、駆動装置112
および少なくとも加熱する部材114で装置を構成す
る。方法は、光重合性材料の溶融した流れまたは光重合
性材料の固体あるいは溶融シートから、フレキシブルス
リーブ上に均一の厚さのシームレスで円筒状の光重合性
部材を形成する工程を有する。シームレス円筒状感光性
部材は印刷シリンダに用いられるポリエステルスリーブ
上に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フレキシブルなス
リーブ上に均一な厚さを有するシームレスで円筒状感光
性部材(エレメント)を製造する方法および装置に関
し、特に、サンディング、グラインディングまたは付加
的なポリッシング装置を必要とすることなくフレキシブ
ルスリーブ上に均一な厚さのシームレスの円筒状感光性
部材を製造する方法および装置に関する。
【0002】なお、本明細書の記述は本件出願の優先権
の基礎たる米国特許出願第08/536,579号(1
995年9月29日出願)の明細書の記載に基づくもの
であって、当該米国特許出願の番号を参照することによ
って当該米国特許出願の明細書の記載内容が本明細書の
一部分を構成するものとする。
【0003】
【背景技術】フレキソ印刷プレート(感光板)は、印刷
に、特に、ソフトで容易に変形可能な表面、例えば、厚
紙(カードボード)、プラスチックフィルムなどの包装
材料などへの印刷に用いられることが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】フレキソ印刷プレート
は、米国特許第4,323,637号公報および第4,
427,749号公報に記載されているような光重合性
組成物から製造することができる。この光重合性組成物
は、一般に、エラストマバインダ、少なくとも一つのモ
ノマおよび光開始剤を含有する。感光性部材は、支持体
と単層の被覆層(カバーシート)あるいは多層の被覆体
(カバー部材)に挟まれた光重合性層を有する。化学線
に対するイメージ様式の露光により光重合し、それによ
り、露光領域で光重合性層の不溶化が生じる。適当な溶
媒での処理により光重合性層の非露光領域が除去され、
フレキソ印刷で使用される印刷凸版となる。
【0005】フレキソ光重合性組成物は、溶媒キャステ
ィング、ホットプレス、カレンダ処理、押し出し成形な
どのさまざまな公知の方法により、シートまたは層に形
成できる。フレキソ印刷部材を製造する好適な方法は、
光重合性組成物の押し出しカレンダ処理によるものであ
る。押し出しカレンダ処理では、印刷部材は、熱い光重
合性組成物の塊を押し出しダイに通して層状体にし、こ
の層状体をまだ熱いうちにカレンダロールのニップ間に
通して、通常二枚のフレキシブルフィルムである二枚の
平坦な表層間に光重合性組成物をカレンダ処理して多層
ウェブを形成する。フレキシブルで重合性材料の薄層を
有するフィルムは、複合フィルムの一例である。高温で
の押し出しおよびカレンダ成形の後、ウェブは、一対の
ニップローラによって機械方向の張力をかけられた状態
で保持され、同時にウェブは、例えば送風によって冷却
される。多層ウェブの印刷部材は、適当な寸法のシート
に切断することができる。重合性組成物の押し出しカレ
ンダ成形については、例えば、グルエツマハー(Gru
etzmacher)らの米国特許第4,427,75
9号公報、およびミン(Min)の米国特許第4,62
2,088号公報に開示されている。
【0006】典型的な光高分子印刷部材はシート形状で
使用されるが、連続する円筒状の形状の印刷部材には特
殊な用途および長所がある。連続する印刷部材は、壁
紙、装飾およびギフト包装紙などの連続するデザインの
フレキソ印刷の用途がある。さらに、このような連続す
る印刷部材は、米国特許第5,223,359号公報お
よび米国特許第08/432,411号公報に開示され
るように、レーザ露光のためのドラムと置き換えたりま
たはドラム上に搭載するのに好適である。
【0007】「シームレス(継ぎ目のない)」で連続す
る印刷部材の製造は、いくつかの方法で達成することが
できる。光重合性フラットシートの部材は、円筒状の
型、通常は印刷筒(スリーブ)または印刷シリンダそれ
自体の周囲に巻き付け、端同士を融着または接合してシ
ームレスの連続した部材とすることにより、再加工する
ことができる。プレートの端を接合して円筒状にするプ
ロセスは、例えば、ドイツ特許DE 28 44 42
6号公報、英国特許GB1 579 817号公報、お
よび米国特許第4,758,500号公報に開示されて
いる。端を接合して連続する円筒を形成する従来の方法
の問題は、接合した円筒を用いて印刷した結果が、しば
しば満足できないことであり、接合した端がプレートの
有効な印刷領域になった場合には特にそうである。接合
した継ぎ目は、目立ち、印刷された画像を中断する。
【0008】さらにまた、感光性樹脂シリンダは、シー
メックス(Seamex)プロセスにより、光高分子組
成物の層から製造される。シーメックスプロセスは、光
重合性層を、材料と接着するための熱活性のプライマコ
ートを有するニッケル筒体に巻き付けてプレートの端同
士を互いに接合するステップを含む。この組立体全体
は、オーブンに入れられて焼成され、光ポリマ層をプラ
イマコートに接着し光高分子層の端同士を溶融する。次
いで、筒体上の光高分子層は、必要な厚さに研磨され、
きれいに拭かれ、露光中に感光性樹脂層をひっかくこと
から陰画を防ぐための保護層をスプレーコートする。感
光性層を、巻き付け、焼成および溶融、研磨、およびス
プレーして筒状体にするプロセスは、実施するのに約
1.5〜2日間かかる。次いで、筒体上の円筒状の感光
性層は、イメージ様式の露光をして光にさらされた領域
を重合化するステップ、およびシリンダ上の未露光領域
の層洗浄処理するステップを実施し、印刷の凸版表面を
製造する。
【0009】また、米国特許第4,337,220号公
報には、感光性樹脂シートを、何等かの材料で覆われて
いないシリンダの周囲に巻き付けて巻き付けられたシー
トの端部間に間隔をあける工程と、加熱下で回転しなが
ら樹脂シートの表面に接触しながら回転するロールをシ
リンダに適用する工程とからなる感光性樹脂シートの製
造方法を開示されている。樹脂シートの端部は、溶融に
より互いに接合され、樹脂シートの厚さは一様にされ
る。好ましくは、光重合性樹脂シートは、粘着性テープ
または粘着剤を介してシリンダ上に巻き付けられるのが
よい。シリンダの周囲に巻き付けられた樹脂シートは、
樹脂が流れるのを避けるために樹脂シートが軟化するに
十分な程度だけ加熱される。これは、流れた樹脂は、ロ
ールに粘着し、フィルム厚みの制御を困難にするからで
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、フレキシブル
スリーブ上にシームレスで円筒状の感光性部材の製造す
る装置であって、長手方向の軸線、第1の端部および第
2の端部を有するマンドレルであって、実質的に円筒状
の形状のスリーブを支持してスリーブがマンドレルと共
にまたはその周りを回転できるようなマンドレルと、前
記マンドレルの少なくとも第1の端部を支持するマンド
レル支持組立体と、前記スリーブ上の光重合性材料の実
質的に円筒状の溶融体の流れまたは溶融したあるいは固
体のシートを調整して実質的に均一な厚さにするカレン
ダ処理組立体と、前記マンドレルの前記軸線の周囲およ
び軸線に沿って前記スリーブをらせん状に動かして前記
カレンダリング組立体が前記部材の外周面をみがいて前
記部材をサンディングなしにシームレスの均一状態にす
る駆動手段と、前記部材が形成されている間、前記光重
合性材料を加熱する少なくとも加熱部材とを具備する装
置に関する。
【0011】ここで、前記カレンダ処理組立体は、例え
ば、当該カレンダ処理組立体内の前記マンドレルの軸方
向の長さより大きい軸方向の長さを有する前記部材を製
造する製造手段を具備する。
【0012】また、前記カレンダ処理組立体は、例え
ば、前記光重合性材料を調整する少なくとも一つのカレ
ンダロール組立体と;前記少なくとも一つのカレンダロ
ール組立体の第1の端部を回転自在に支持する第1の支
持手段、および前記少なくとも一つのカレンダロール組
立体の前記第1の端部を軸方向に移動する第2の支持手
段を具備する、第1の支持組立体と;前記少なくとも一
つのカレンダロール組立体の第2の端部を回転自在に支
持する第1の支持手段、前記少なくとも一つのカレンダ
ロール組立体の前記第2の端部を軸方向に移動する第2
の支持手段、および前記少なくとも一つのカレンダロー
ル組立体の前記第2の端部を前記マンドレルの周囲を周
方向に移動する第3の支持手段を具備する、第2の支持
組立体と;を具備する。
【0013】また、前記第1および第2の支持組立体
は、例えば、前記第1の支持組立体と前記第2の支持組
立体との間の距離より大きい軸方向の長さを有する前記
部材を製造する製造手段を具備する。
【0014】また、前記製造手段はそれぞれ、例えば、
前記第1および第2の支持組立体を貫通して、それを通
して前記マンドレルが延在する通路を具備し、当該通路
は、前記カレンダ処理組立体が、前記円筒状光感光性部
材が製造される際に前記駆動装置が前記スリーブを前記
第1の支持組立体の通路を通して移動でき、また前記円
筒状感光性部材を前記マンドレルの前記軸線に沿って前
記第2の支持組立体の通路を通して移動でき、この結
果、前記第1の支持組立体と前記第2の支持組立体との
間の距離より大きい軸方向の長さを有する前記円筒状光
重合性部材を製造する。
【0015】また、前記駆動装置は、例えば、前記マン
ドレルの前記軸線に沿って前記スリーブを移動する直線
移動装置を具備する。
【0016】また、さらに、前記直線移動装置は、例え
ば、前記スリーブを前記カレンダ処理組立体中に移動す
る際に、前記スリーブを回転する回転手段を具備する。
【0017】また、当該装置は、例えば、さらに、前記
マンドレルに沿って軸方向およびその周囲を回転方向へ
の移動を容易にするために、前記マンドレルを貫通する
通路を通して当該マンドレルの外周面に空気を供給する
圧縮空気装置を具備する。
【0018】また、前記カレンダ処理組立体は、例え
ば、軸線、カレンダロール、第1のジャーナルおよび第
2のジャーナルを有する少なくとも一つのカレンダロー
ル組立体で、前記第1および第2のジャーナルが前記カ
レンダロールの端部を支持し、前記カレンダロールがフ
レキシブルスリーブ上の光重合性材料を調整するカレン
ダロール組立体と;前記マンドレルが貫通して延びる通
路を有する第1のプレート、および前記第1のプレート
に固定された少なくとも一つの第1の径方向移動支持装
置で、前記少なくとも一つのカレンダロール組立体の前
記第1のジャーナルを径方向移動可能で回転自在に支持
する当該第1の径方向移動装置、を有する第1の支持組
立体と;前記マンドレルが貫通して延びる通路を有する
第2のプレート、前記第2のプレートに第1の角度方向
および第2の角度方向に搭載されるように設けられたサ
ブプレートで、前記第2の角度方向では前記サブプレー
トが前記第1の角度方向に対して前記マンドレルから周
方向に間隔をあけて回転しており、前記マンドレルが貫
通して延びる通路を有している当該サブプレート、およ
び前記サブプレートの固定された少なくとも一つの第2
の径方向移動可能支持装置で、前記少なくとも一つのカ
レンダロール組立体の前記第2のジャーナルを径方向移
動して回転可能に支持する当該第2の支持装置、を有す
る第2の支持組立体と;を具備し、前記サブプレートが
前記第2の角度方向にあるとき、前記カレンダロール組
立体の軸心は前記マンドレルの軸に対して傾斜してお
り、前記サブプレートが前記第1の角度方向のいあると
き前記カレンダロール組立体の軸心が前記マンドレルの
軸心に対して平行である。
【0019】また、前記駆動装置は、例えば、前記第2
の角度位置にある前記サブプレートについてのロール駆
動装置を有し、前記カレンダロールと前記マンドレルの
支持された前記スリーブとの間に光重合材料の溶融した
流れまたは溶融もしくは固体のシートが供給されると、
当該カレンダロールと当該スリーブの間の当該光重合性
材料が前記ロール組立体の動きをスリーブに伝達し、こ
れにより、前記スリーブおよび溶融光重合性材料を前記
マンドレルの周囲におよび軸線に沿って移動して前記シ
ームレスで円筒状の感光性部材をらせん状に形成し、当
該部材の形成の間中、当該の外周面と前記スリーブの各
回転毎の前記ローラとの繰り返しの接触が当該部材の外
周面をポリッシングする。
【0020】また、前記第2のプレートの前記通路およ
び前記サブプレートの前記通路は、例えば、前記円筒状
感光性部材を形成している間、前記駆動装置が、前記円
筒状感光性部材を、前記第2のプレートの前記通路およ
び前記サブプレートの前記通路を通して移動でき、この
結果、前記第1のプレートおよび前記第2のプレートの
間の距離より大きい長さの円筒状感光性部材となる。
【0021】また、例えば、前記第2のモードでは、前
記カレンダ処理ロールが、(i) 固体または溶融した光感
光性材料のシートを、当該シートの後端が当該シートの
先端に重なるように、または当該シートの後端と当該シ
ートの先端との間のギャップがあるように、前記スリー
ブに巻き付け、(ii)前記スリーブ上で実質的に均一な厚
さとなるように、および、もし存在すれば前記僅かなギ
ャップを埋めるように、前記光重合性材料を調整し、前
記第2のモードでは、前記駆動装置は、前記マンドレル
の前記軸線の周りに前記スリープを移動する回転手段を
具備し、この結果、サンディング、グラインディング、
または付加的な装置なしにシームレスで均一な状態に前
記部材の外周面をポリッシングし、これにより光感光性
部材を形成する。
【0022】また、前記マンドレル支持組立体は、例え
ば、ロック状態では前記マンドレルの回転を禁止し、ア
ンロック状態では前記マンドレルの回転を許容するロッ
ク装置を有する。
【0023】また、前記駆動装置は、例えば、前記ロッ
ク装置がアンロック状態のとき前記マンドレルを回転す
るマンドレル駆動構造を有する。
【0024】一方、本発明は、フレキシブル円筒状スリ
ーブ上のシームレスの円筒状光重合性部材を製造する方
法であって、マンドレルに支持された前記スリーブ上に
光重合性材料実質的に円筒状の溶融体または溶融したあ
るいは固体のシートを供給する工程と、前記光重合性材
料を調整して前記スリーブ上で実質的に均一な厚みを有
するようにすることにより前記スリーブ上の溶融した光
重合性材料をカレンダ処理する工程と、前記マンドレル
の前記軸線の周囲および軸に沿って前記スリーブをらせ
ん状に動かして、サンディング、グラインディングまた
は付加的なポリッシング装置を用いることなく前記部材
の外周面をみがいてシームレスの均一な状態にし、これ
によって前記シームレスで円筒状の光重合性部材を形成
する工程と、前記カレンダ処理工程中に前記光重合性材
料を加熱する工程とを具備する方法に関する。
【0025】ここで、例えば、前記カレンダ処理工程を
実行するために、使用している前記カレンダ処理組立体
の中で、前記マンドレルの軸の長さより大きい軸長を有
する部材を形成する工程をさらに具備する。
【0026】また、例えば、前記マンドレルに沿って軸
方向にまたはその周囲を回転方向への移動を容易にする
ために、前記マンドレルの外周面に当該マンドレルを貫
通する開口から空気を供給する工程をさらに具備する。
【0027】また、例えば、前記供給工程に先立って、
前記スリーブを光重合性材料を受けるための初期の位置
に配置するように、前記マンドレルに沿って軸方向に前
記スリーブを移動する工程をさらに具備する。
【0028】また、例えば、前記マンドレルの回転を禁
止するようにマンドレルをロックする工程をさらに具備
する。
【0029】また、例えば、前記移動工程は、前記マン
ドレルの軸線に対して傾斜している軸線を有する少なく
とも一つのカレンダロール組立体を回転し、これによ
り、光重合性材料が前記少なくとも一つのカレンダロー
ル組立体と前記スリーブとの間にある供給工程の間、当
該光重合性材料が前記少なくとも一つのカレンダロール
組立体を前記スリーブに伝達し、これにより当該スリー
ブを回転すると共に前記マンドレルの軸線に沿って移動
する工程を含む。
【0030】また、例えば、前記移動工程は、直線アク
チュエータにより行われる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。本発明は、以下の説明および
図面によりさらに理解されるものであるが、これらに限
定されないことはいうまでもない。
【0032】図1には、本発明の一実施の形態に係り、
フレキシブルスリーブ104上に均一の厚みのシームレ
ス円筒状感光性部材(エレメント)102を製造するた
めの装置100の概略構成を示す。この製造装置100
は、マンドレル106、マンドレル支持組立体108、
カレンダ処理組立体110、駆動手段112、および少
なくとも加熱部材114から構成される。製造装置10
0は、第1のモードおよび第2のモードで動作可能であ
る。第1の動作モードでは、製造装置100は、例え
ば、押出機からのライン116から供給される、溶融感
光性材料の円筒状の流れ113から、フレキシブルスリ
ーブ104上にらせん状の均一厚みのシームレス円筒状
感光性部材102を形成する。第2の動作モードでは、
製造装置100は、固体のまたは溶融した感光性材料の
シート115から、フレキシブルスリーブ104上にら
せん状の均一厚みのシームレス円筒状感光性部材102
を形成する。第2のモードでは、溶融シート115は、
ラインを介して押出機に接続されるダイから供給するこ
とができる。第2のモードでは、溶融または固体のシー
ト115は、シームレス円筒状感光性部材102がらせ
ん状になるように、またはらせん状にならないように装
置100に供給することができる。
【0033】(マンドレル)マンドレル106は、実質
的に円筒状形状のフレキシブルスリーブ104と共にこ
のスリーブ140上に形成される感光性部材102を支
持する円筒状シャフトである。マンドレル106は、軸
線118、第1の端部120および第2の端部122を
有する。製造装置100は、それぞれ異なる外径の円筒
状外表面を有する異なるマンドレルを用いることができ
る。マンドレル106の外形は、約5cm〜約72cm
であるのが好ましい。マンドレル106は、内部空洞1
24を有する中空であるのが好ましい。第1の動作モー
ドでは、マンドレル106は回転可能でもよいが、回転
できないのが好ましい。第2の動作モードでは、マンド
レルは、回転可能でも、回転不能でもよい。マンドレル
106が回転可能であれば、スリーブ104はマンドレ
ル106と共に回転する。マンドレル106が回転不能
であれば、スリーブ104はマンドレル106の周りを
回転する。
【0034】(空気圧手段)任意的に、空気圧手段12
6を設け、マンドレル106を貫通する通路128を介
してマンドレル106の外周面130に空気を供給し、
スリーブ104を軸に沿ってまたはマンドレル106の
周囲を容易に動くようにしてもよい。空気圧手段126
は、圧縮空気源または発生器134からマンドレル10
6の一端に、回転可能な空気緊密結合器(図示せず)を
介して接続され、マンドレル空洞124に圧縮空気を供
給するためのライン132を設けることができる。通路
128は、マンドレル106の内部空洞124からマン
ドレルの外周面130まで、マンドレル106を貫通し
て径方向に延びるようにしてもよい。このかわりに、空
気圧手段126は、米国特許出願第5,301,610
号公報に開示されたもののような空気マニホールドシス
テムを有してもよい。マンドレル106が回転可能な場
合には、空気マニホールドシステムは、回転可能な緊密
な結合器を介して圧縮空気源に結合してもよい。
【0035】(マンドレル支持組立体)マンドレル支持
組立体108は、少なくともマンドレル106の第1の
端部を、マンドレルが回転可能または回転不能の何れか
に選択可能に、支持する。マンドレル支持組立体108
は、マンドレル106の両端部を、マンドレルが回転可
能または回転不能の何れかに選択可能に支持してもよい
が、この場合には、スリーブ104をマンドレル106
に搭載しまたマンドレル106から外すことができるよ
うに、マンドレル支持組立体108は一端部から脱離で
きる必要がある。また、マンドレル支持組立体108
は、マンドレル106が、軸線118に沿って移動でき
るようにまたは移動できないように結合されるように支
持することができる。マンドレル106が、その軸11
8に沿って直線的に移動できる場合には、感光性部材1
02がらせん状に形成されるときに、マンドレル106
がスリーブ104と共に移動可能である。この実施例は
図示していない。マンドレル106が、その軸118に
沿って直線的に移動できない場合、感光性部材102を
らせん状に形成するときには、スリーブ104自体がマ
ンドレル106の軸に沿って移動する。マンドレル支持
組立体108は、これらの機能を果たすことができれば
如何なる構造もとることができる。一実施例において
は、マンドレル支持組立体108は、マンドレル106
の一端部を回転自在に支持する、ベアリング138を有
する一対の枕ブロック136から構成することができ
る。異なる外径を有する異なるマンドレルが用いられる
場合には、対応する寸法の支持組立体が必要となるか、
または異なる寸法のマンドレルを保持するように調整で
きる支持組立体が必要となる。マンドレル支持組立体1
08は、ロックモードではマンドレル106の回転を禁
止し、アンロックモードではマンドレル106の回転を
許容するロック装置140を具備することができる。ロ
ック装置140は、クランプ142を有してもよく、お
よび/または、マンドレル106の対応する穴もしくは
スロットに挿入されてこれによってマンドレル106の
回転を禁止するピン144を有してもよい。
【0036】(カレンダ処理組立体)カレンダ処理組立
体110は、少なくとも一つのカレンダロール組立体1
54、第1の支持組立体156、および第2の支持組立
体158を具備する。
【0037】カレンダロール組立体154は複数あるの
が好ましい。各カレンダロール組立体154は、軸線1
72、カレンダロール174、第1のジャーナル176
および第2のジャーナル178を有し、第1および第2
のジャーナル176,178がそれぞれ、カレンダロー
ル174の第1および第2の端部を支持している。カレ
ンダロール174の長さおよび外径は特に限定されな
い。好ましくは、各カレンダロール174は、約35c
m〜約66cmの範囲の同一の長さを有し、約7.5c
m〜約15.5cmの範囲の同一の直径を有する。感光
性材料がカレンダロール174に粘着するのを防止する
ために、カレンダロール174の外周面に薄い非粘着性
層を設けてもよい。非粘着性層は、例えば、テフロン
(Teflon:登録商標)、シルバーストーン(Si
lverstone:登録商標)、あるいは許容できる
代用品を用いて形成する。各カレンダロール174の軸
線172は、他のカレンダロール174の軸線172と
平行であるのが好ましい。第1の動作モードおよび第2
の動作モードにおいて、カレンダロール174の第1お
よび第2の端部は、スリーブ104から、約0.254
mm(10ミル)〜7.62mm(300ミル)の調整
ギャップ距離だけ実質的に同一間隔をおいて配置されて
いるのが好ましい。調整ギャップは、スリーブ104上
の感光性層の1層の厚さである。
【0038】第1の動作モードでは、カレンダロール1
74は、スリーブ104上の溶融光重合性材料の流れ1
13を実質的に均一の厚みを有するように調整する調整
手段を具備する。第2の動作モードでは、カレンダロー
ル174は、溶融したまたは固体の光重合性材料シート
115をスリーブ104の周りに巻き付ける巻付け手段
と、溶融したまたは固体の光重合性材料シート115を
スリーブ104上で実質的に均一の厚みを有するように
調整し且つシート115の先端164と後端166との
間のギャップ162をすべて埋める調整手段とを具備す
る。第2のモードでは、カレンダ処理組立体110は、
溶融したまたは固体のシート115をスリーブ104上
に巻付け、(i) シート115の先端164と後端166
との間に僅かなギャップがあるように(図2(A)参
照)、または(ii)シート115の後端の一部168がシ
ート115の先端170に僅かに重なるようにする( 図
2(B)参照)。カレンダ処理組立体110は、光重合
性材料を、僅かなギャップ162を埋めるように、重な
り部168を平坦にするように調整し、シームレスで一
様の外周面を有する実質的に均一の厚みの材料を形成す
る。
【0039】第1の支持組立体156は、そこを貫通し
てマンドレル106が延在する通路182を画成する第
1のプレート180を具備する。同様に、第2の支持組
立体158は、そこを貫通してマンドレル106が延在
する通路184を画成する第2のプレート184を具備
する。第1のプレート通路182および第2のプレート
通路186は十分に大きく、その結果、円筒状感光性材
料102を形成する間、駆動手段112が第1のプレー
ト通路182を通してスリーブ104を動かすことがで
きると共に第2のプレート通路186を通してマンドレ
ル106の軸線118に沿って円筒状感光性部材102
を動かすことができ、カレンダロール174の長さまた
は第1のプレート180および第2のプレート184間
の距離より大きい軸方向の長さを有する円筒状感光性部
材102を製造できる。従って、第1のプレート通路1
82および第2のプレート通路186を画成する構造
は、第1のプレート180と第2のプレート184との
間の距離より大きい、言い換えると、カレンダ処理組立
体110のマンドレル106の軸方向の長さより大きい
軸方向の長さを有する感光性部材102を形成する形成
手段を構成する。
【0040】第1のおよび第2の支持組立体156,1
58は、カレンダロール組立体154のジャーナル17
6,178を回転自在に支持する第1の支持手段を具備
する。カレンダロール組立体154を回転可能にする第
1の支持手段は、図1および図2(A)に矢印Aにより
図示されている。第1および第2の支持組立体156,
158は、カレンダロール組立体154のジャーナル1
76,178を半径方向に移動する第2の支持手段を具
備する。このようにカレンダロール154を半径方向に
移動可能とする第2の支持手段は、図1および図2Aに
矢印Bにより図示されている。スリーブ104とロール
174との間の調整ギャップは、作業に先立って、第2
の支持手段Bにより調節するすることにより選択するこ
とができる。第1および第2の支持組立体156,15
8の何れか一方または両方は、カレンダロール組立体1
54のジャーナル176,178をマンドレルの周方向
に移動する第3の支持手段を具備する。この第3の支持
手段は、図1および図2(A)に矢印Cで図示されてい
る。第3の支持手段は、作業に先立って調節して、カレ
ンダロール組立体154の軸線172をマンドレル10
6の軸線118に対してまたは平行に傾斜するようにす
ることができる。
【0041】(駆動手段)駆動手段112は、部材10
2の外周面をポリッシングして、サンディング、グライ
ンディングまたは付加的なポリッシング装置を用いるこ
となくサンディングなしにシームレスの均一状態にする
ために、マンドレル106の軸線118の周囲および軸
に沿ってスリーブ104を図5において装置100の右
端に向かってらせん状に動かす移動手段を構成する。移
動手段112は、カレンダロール組立体154を回転す
る回転手段と、図5において装置100の右端に向かっ
て軸に沿ってスリーブ104を移動する軸方向移動手段
とを有する。
【0042】回転手段は、ロール駆動装置160からな
る。ロール駆動装置160は、スプロケットおよびチェ
ーンまたはベルトおよびプーリを介して、各カレンダロ
ール組立体154を回転するように設けられた個別モー
タ組立体188でも、全てのカレンダロール154を回
転するように設けられたものでもよい。ロール駆動装置
160は、カレンダロール組立体154を約60rpm
より速く回転することができるのが好ましく、典型的に
は、約15rpm〜90rpmの範囲である。光重合性
材料がカレンダロール174とマンドレル106上に支
持されたスリーブ104との間にあるとき、光重合性材
料がカレンダロール組立体154の動きをスリーブ10
4に伝達し、これによりスリーブ104が回転する。マ
ンドレル106が回転自在に支持されている場合には、
次にマンドレル106がスリーブ104と共に回転す
る。
【0043】任意的に、光重合性材料が十分にカレンダ
ロール174とスリーブ104とに接触してカレンダロ
ール174の動きがスリーブ104の回転に移行するま
で、手作業でスリーブ104を回転してもよいし、この
ように回転するための構造を設けてもよい。このような
構造は、移動手段112の一部と考えてもよい。スリー
ブ104の初期の回転を援助する一構造は、スリーブ1
04の先端の周りに配置されたラバーバンドまたは重合
体ストリップ105であり、スリーブ104の先端がカ
レンダ掛け部110に、図1の左から右に向かって供給
されたときにスリーブ104とカレンダロール174と
の間の調整ギャップが直ちに満たされるようにする。
【0044】任意的に、移動手段112は、ロック装置
140がアンロックモードの場合にマンドレル106を
回転するまたは回転するのを援助するマンドレル駆動機
構146を有していてもよい。マンドレル駆動機構14
6は、駆動プーリ150を回転するために接続されたモ
ータ組立体148を有することができる。ベルト152
を駆動プーリ150とマンドレル106との間に張り、
モータ組立体148が駆動されたときにマンドレル10
6を回転するようにしてもよい。スプロケットおよびチ
ェーンを、プーリ150およびベルト152の替わりに
用いてもよい。マンドレル駆動機構146は、マンドレ
ル106のスリーブ106上の光重合性材料の表面速度
(表面の正接)がカレンダロール174の表面速度(表
面の正接)と同一になるように、マンドレル106を回
転できるのが好ましい。
【0045】軸方向移動手段は、カレンダロール組立体
154の軸172がマンドレル106の軸線118に対
して傾斜している場合にはロール駆動装置160が構成
してもよい。カレンダロール組立体154の軸172を
マンドレル106の軸線118に対して傾斜されている
場合、感光性ポリマ材料は、カレンダロール174の動
きをスリーブ104上に軸成分Dの力として伝達し、こ
れによりスリーブ104をマンドレル106の軸線11
8に沿って図5における装置100の右端に向かって移
動する。カレンダロール組立体154の軸172がマン
ドレル106の軸線118に関して約1°〜約2°傾斜
していると、スリーブ104に十分な動きを与えること
ができる。
【0046】この代わりにまたはこれに加えて、軸方向
移動手段は、スリーブ104またはスリーブ104およ
びマンドレル106をマンドレル106の軸線118に
沿って押すあるいは引く、リニアアクチュエータなどの
直線移動装置であってもよい。直線移動装置は、感光性
材料が最初にスリーブ104上に供給された初期位置に
スリーブ104を押すまたは引くために設けてもよい。
このとき、直線移動手段は、ロール駆動装置160がス
リーブおよび適用された感光性材料にさらに軸方向の動
きを与えるのを許容するために非作動状態になることが
できる。この代わりに、感光性材料がスリーブ104上
に供給される場合には、カレンダロール組立体154の
軸172がマンドレル106の軸線118に平行であっ
てもよい。この場合には、直線移動装置は、感光性部材
102を形成する間、スリーブおよび適用された感光性
材料の軸方向の動きを与え続ける。この代わりに、直線
移動装置および回転駆動装置160の両者は、感光性部
材102の形成中にスリーブおよび適用された感光性材
料を移動する軸方向の力を与えてもよい。
【0047】次いで、第1のモードでは、溶融光重合性
材料の流れ113が押出機ライン116からカレンダロ
ール174の一つとマンドレル106により支持されて
いるスリーブ104との間に供給される。第1のモード
では、光重合性材料は、約4.5kg/hr〜約55k
g/hrで、平均径約1cmの、一般的な円柱状形状で
供給されるのが好ましい。第2のモードでは、固体また
は溶融したシート115は、カレンダロール174の一
つとマンドレル106に支持されるスリーブ104との
間に供給される。第2のモードでは、シート115は、
約0.254mm(10ミル)〜約7.62mm(30
0ミル)の厚さを有するものが供給されるが好ましい。
用いられる材料によるが、光重合性材料の溶融した流れ
113または溶融したシート115は、典型的には、約
90℃〜約180℃の範囲の温度で供給される。固体シ
ート115は、室温で供給される。
【0048】カレンダロール組立体154は、ロール駆
動装置160により回転される。カレンダロール174
とスリーブ104との間の光重合性材料は、カレンダロ
ール組立体154の動きをスリーブ104に伝達し、こ
れによってスリーブ104および光重合性材料を、マン
ドレル106の軸線118の周囲を周方向(図1の矢印
E方向)に移動する。ロール駆動装置160はカレンダ
ロール組立体154を回転し、光重合性材料を調整して
スリーブ104上で実質的に一定の厚さを有するように
する。感光性部材102の製造中のスリーブ104の各
回転毎の部材102の外周面とローラ174との繰り返
しの接触は、サンディング、グラインディング、または
付加的なポリッシング装置を用いることなく、部材10
2の外周面をポリッシングする(磨く)。第2のモード
では、カレンダロール174とスリーブ104との間の
光重合性材料シート115は、カレンダロール組立体1
54の動きをスリーブ104に伝達し、これにより、図
2(A)および(B)に示すように、光重合性材料をス
リーブ104の周囲に周方向にさらに巻き付ける。第2
のモードでは、カレンダロール組立体154はまた、光
重合性材料を、シート115の端部間のギャップ162
を埋めるように調整する。
【0049】カレンダロール174の軸線172がマン
ドレル106の軸線118に対して傾斜している場合に
は、カレンダロール174とスリーブ104との間の光
重合性材料はまた、マンドレル106の軸線118に沿
って軸方向(図1の矢印Dの方向)にスリーブ104を
動かし、シームレス円筒状感光性部材102をらせん状
に形成する。この代わりに、またはこれに付加して、カ
レンダロール174の軸線172をマンドレル106の
軸線118に対して傾斜させるために、ロール駆動装置
160がカレンダロール組立体154を回転している
間、駆動装置112の直線移動装置が、スリーブ104
をマンドレル106の軸線118に沿って移動し、これ
によってシームレス円筒状感光性部材102をらせん状
に形成することもできる。
【0050】感光性部材形成プロセスの間、加熱部材1
14は、光重合性材料を十分な温度に加熱または保持す
る。これにより光重合性材料は、マンドレル106の周
囲を少なくとも数回転する間、材料の隣接する端部また
は歪みが互いに継ぎ目なく溶融されるまで、実質的に溶
融状態にされ、または保持される。
【0051】第2のモードで、カレンダ処理組立体が部
材102をマンドレル106に沿って軸方向に移動しな
い場合、部材102の形成の後、第2の支持手段Bは、
カレンダロール174を部材102の外周面から離れる
ように移動するために調整される。次いで、部材102
およびスリーブ104は、手作業で、または軸方向移動
装置の何れかにより、マンドレル106から軸方向に滑
り外すことができる。
【0052】図3は、マンドレル106の周りに溶融し
た光重合性材料の流れ113または感光性シート115
を複数回転させた後形成されるシームレスの円筒状の感
光性部材102を示す断面図である。
【0053】光重合性材料102が冷却された後、装置
100は、さらにシームレス光重合性部材または層10
2を、一度に一層、最初のシームレスの光重合性部材ま
たは層102上に設けるために用いることができる。こ
のような場合には、調整ギャップは、カレンダロール1
74とスリーブ104上に既にある外周層との間の距離
である。
【0054】一つの光重合性層102を有するシームレ
スの円筒状感光性部材は、装置100を用いて1時間未
満で形成することができる。例えば、長さが約45.7
3cmで厚さが約67ミルのシームレスで円筒状の感光
性部材102は、装置100が第1のモードで動作して
いる場合には約3分間で、外径が約9cmのフレキシブ
ルスリーブ上に形成することができる。この場合、例え
ば、溶融した光重合性材料の流れは、約9.5cmの直
径で、約4.5kg/hrの速度で供給され、カレンダ
ロール174は、約7.518cmの外径を有して、約
27rpmで回転され、カレンダロール174の軸17
2はマンドレル106の軸線118に対して1.5°の
角度で傾斜しており、加熱部材114は、カレンダロー
ルの外周面を約121℃に維持する。長さが約22.8
6cmで厚さが約67ミルのシームレスで円筒状の感光
性部材102は、装置100が第2のモードで動作して
いる場合には約10分間で、外径が約9cmのフレキシ
ブルスリーブ上に形成することができる。この場合、ス
リーブ104はマンドレルの軸線に沿って軸方向には移
動せず、134ミルの長さで、約15.24cmの幅の
光重合性材料の固体の室温のシートが供給され、カレン
ダロール174は、約7.518cmの外径を有して、
約32.4rpmで回転され、加熱部材114は、カレ
ンダロールの外周面を約121℃に加熱する。
【0055】[ 好適な実施例]図4〜図13は、本発明
に係る円筒状感光性部材の製造装置200の好適な実施
例を示す。図4〜図13の好適な実施例の部材または特
長を示す数字は、図1〜図3の実施例の部材または特長
に対応するものは、100加算したものとした。
【0056】製造装置200は、マンドレル206、マ
ンドレル支持組立体208、カレンダ処理組立体21
0、駆動手段212、および加熱部材214とを具備す
る。加熱部材214は、図11に最もよく示される。
【0057】(マンドレル)マンドレル206は、軸
線、第1の端部220および第2の端部222を有す
る。この実施例では、第1および第2のモードで回転し
ない。この代わりに、スリーブ204がマンドレル20
6に対して回転可能である。マンドレル206は、内部
空洞224を画成する。図6を参照すること。
【0058】(空気圧手段)空気圧手段226は、空気
供給ライン232を介して内部空洞224に空気を供給
し、マンドレル106内の通路228を介してマンドレ
ル206の外周面130に空気を供給し、スリーブ10
4を軸に沿ってまたはマンドレル106の周囲を容易に
動くようにするために設けられている。空気圧手段22
6は、米国特許第5,301,610号に開示されたも
のに類似する。
【0059】(マンドレル支持組立体)マンドレル支持
組立体208は、マンドレル206の第1の端部220
を、マンドレル206の回転を禁止する固定支持組立体
302,303,304,305,313で支持する。
マンドレル支持組立体208は、さらに、マンドレル2
06の第2の端部222を保持する、移動可能または格
納できる支持体を有する。可動支持体306は、支持基
板310に保持されているピン308の周りを旋回す
る。支持基板310は、フレーム314に固着されるプ
レート312に固定されている。可動支持体306は、
旋回してマンドレル206の第2の端部222から離れ
る。これにより、表面に形成された感光性部材202を
有するまたは有さないスリーブ204を、マンドレルに
滑り入れまたは滑りだすことができる。
【0060】(カレンダ処理組立体)カレンダ処理組立
体210は、3つのカレンダロール組立体254、第1
の支持組立体256、および第2の支持組立体258を
具備する。
【0061】図11は、カレンダロール組立体254の
うちの一つの断面図である。各カレンダロール組立体2
54は、軸線、カレンダロール274、第1のジャーナ
ルまたは端部276および第2のジャーナルまたは端部
278を有し、第1および第2のジャーナル276,2
78がそれぞれ、カレンダロール274の端部を支持し
ている。各カレンダロール274は、63cmの長さを
有し、10cmの直径を有する。感光性材料がカレンダ
ロール274に粘着するのを防止するために、カレンダ
ロール274の外周面に薄い非粘着性層316が設けら
れている。非粘着性層316は、シルバーストーン(S
ilverstone:登録商標)で形成されている。
ジャーナル276,278は、軸台(ピローブロック)
320のベアリング318に回転自在に支持されてい
る。通路または空洞324はジャーナル276,278
およびカレンダロール274を介して延びている。
【0062】第1の支持組立体256は、第1のプレー
ト280と、この第1のプレート280に搭載されて径
方向可動支持装置326とを具備する。図6は図5のほ
ぼ6−6線に沿った矢視断面図であり、第1のプレート
280入口側を、径方向可動支持装置326に回転自在
に支持されるジャーナルまたはカレンダロール端部27
6を示す。図7は、図5のほぼ7−7線に沿った矢視断
面図であり、径方向可動支持装置326を除去した以外
は図6と同様である。第1のプレート280は、マンド
レル206内を延びる通路282を有する。通路282
は、カレンダロール組立体254の第1のジャーナル2
76が当該通路282を通って延びることができるよう
に形成されており、これにより径方向移動可能な径方向
可動支持装置326は第1のプレート280とカレンダ
ロール組立体254との間よりむしろ第1のプレート2
80の入口側に設けることができる。
【0063】径方向可動支持装置326のそれぞれは、
支持ブロック328、第1および第2のシャフト支持体
330、第1および第2のシャフト332、軸台(ピロ
ーブロック)320、移動軸台支持体334、ねじ付き
シャフト336およびステップモータ338を具備す
る。支持ブロック328と第1および第2のシャフト支
持体330は、第1のプレート280の貫通孔(通路)
340を介してねじまたはボルトなどにより第1のプレ
ート280に固定されている。第1および第2のシャフ
ト332はそれぞれ、支持ブロック328と第1および
第2のシャフト支持体330との間に結合されている。
軸台320は、何れか一つのカレンダロール組立体25
4の第1のジャーナルを回転自在に支持するベアリング
を有する。軸台320は、移動軸台支持体334に搭載
され、移動軸台支持体は第1および第2のシャフト33
2に沿って滑動するための複数の穴を有する。ステップ
モータ338は、支持ブロック上に搭載され、移動軸台
支持体334に結合しているねじ付きシャフト336を
回転し、この結果、移動支持台334および第1のジャ
ーナル276をマンドレル206に対して径方向に移動
する。
【0064】第2の支持組立体258は、第2のプレー
ト284、角度方向移動可能なサブプレート342、お
よび第2の径方向可動支持装置342を具備する。第2
の支持組立体258は、図8(A)および(B)、図9
および図10に詳細に示されている。
【0065】第2の径方向可動支持装置344は、第1
の径方向可動支持装置326と同一である。しかしなが
ら、第2の径方向可動支持装置344は、サブプレート
342に搭載され、サブプレート342の貫通孔(通
路)342を介してねじまたはボルトなどにより固定さ
れている。これは、図8(A)および図9に最もよく示
されている。
【0066】図10に示されるように、第2のプレート
284は、ボルト350を受ける複数の角度スロット3
48を有し、このボルトにサブプレート342を、第2
のプレート284に対して種々の角度方向で搭載する。
図8は、図5のほぼ8−8線に沿った矢視断面図であ
り、カレンダ処理組立体210の出口側を、第2のプレ
ート284(しいてはマンドレル206)に対して第1
の角度位置に搭載された角度方向可動サブプレート34
2と共に表している。図8(B)は、角度方向可動サブ
プレート342が、マンドレル206に対して第1の角
度位置で第2のプレート284に搭載されている以外
は、図8(A)と同一である。このように、第2の角度
位置では、サブプレート342は第2のプレート284
に対して回転し、サブプレート342が、第1の角度位
置に対して、マンドレル206の周囲を周方向に間隔を
おいて配置されている。サブプレート342が第2の角
度位置にある場合には、カレンダロール組立体254の
軸線は、マンドレル206の軸線に対して傾斜してい
る。サブプレート342が第1の角度位置にある場合に
は、カレンダロール組立体254の軸線マンドレル20
6の軸線に平行である。
【0067】サブプレート342は、位置決めピン35
2により第2のプレート284に搭載されている。位置
決めピン352は、第2のプレート284に搭載され、
サブプレート342の角度調整スロット354に挿入さ
れている。
【0068】第2のプレート284およびサブプレート
342は、整列した通路286,287を有し、それを
通ってマンドレル206が延在している。第2のプレー
ト通路286およびサブプレート通路287は十分に大
きく、これにより、円筒状感光性部材が形成されている
間、ロール駆動装置260および/または直線移動装置
374が感光性部材をマンドレル206に沿って第2の
プレート通路286およびサブプレート通路287を移
動でき、第1のプレート280および第2のプレート2
84の間の距離より大きい長さを有する円筒状感光性材
料とすることができる。
【0069】(駆動手段)駆動手段は、ロール駆動装置
260からなる。図12に示すように、ロール駆動装置
260は、各カレンダロール組立体254の第2のジャ
ーナル278上のロールスプロケット322と、駆動ス
プロケット354と、駆動スプロケット356を回転駆
動するために接続されたモータ組立体358と、ロール
スプロケット322および駆動スプロケット356に巻
き掛けられた駆動チェーン360とを具備する。テンシ
ョン装置362が設けられており、これは、円筒状巻ば
ね装置368によって付勢されている(図12で時計回
り方向)ピボットブラケット366に搭載されたアイド
ラースプロケット364を有し、これにより駆動チェー
ン360に所定のテンションを与えている。
【0070】図4および図5に戻って説明すると、駆動
手段212は、さらにマンドレル206の軸線に沿って
スリーブ204を移動するための直線移動装置374を
有する。直線移動装置374は、駆動モータ378に結
合しているスクリューシャフトを有する直線アクチュエ
ータ376を具備する。プッシュ/プルアーム380
は、スクリューシャフト上に設けられ、マンドレル20
6の周囲に延在しており、マンドレル206に沿ってス
リーブ204またはスリーブプッシャー205を押すま
たは引く。図8(A)に示すように、支持ブラケット3
82の端部に結合しているベアリング384は、支持レ
ール386上に支持されている。直線アクチュエータ3
76、駆動モータ378および支持レール386は、支
持プレート388上に設けられており、支持プレート3
88はフレーム314に設けられている。
【0071】図13に示すように、駆動手段212は、
第1のプレート280の入口側に設けられているスリー
プ駆動装置390を具備する。このスリーブ駆動装置3
90は、駆動装置374がスリーブ204をカレンダ処
理組立体210に向かって移動する際に、スリーブ20
4をマンドレル206の周りに回転する。スリーブ駆動
装置390は、駆動プーリ394を回転するために接続
されているモータ組立体392と、例えば、第1のプレ
ート280に設けられた角度スロット400を貫通する
ボルト398を介してスライド可能に設けられたアイド
ラープーリ396と、駆動プーリ394およびアイドラ
ープーリ396に巻回されたベルト402とを有する。
ハンドル404はアイドラープーリ396に結合され、
ハンドル404を図13の矢印F方向破線で示した位置
まで移動すると、スリーブ204がカレンダ処理組立体
210に挿入されているにスリーブ204にベルト40
2が接触し、これによりスリーブ204が初期回転す
る。ハンドル404を離すと、アイドラープーリ396
はスロット400を滑り落ちて元のまたは非作動位置戻
る。
【0072】(加熱部材)図11に戻って説明すると、
加熱部材214は、通路または空洞324の中に延在す
る。加熱部材214の端部は、ブラケット370に回転
不能に支持されている。ブラケット370は、径方向可
動支持支持装置344の移動軸台支持体334に設ける
ことができる。電気接続372は、加熱部材214の両
端部から延びている。
【0073】[光重合性材料]本発明で用いられている
「光重合性(photopolymerizabl
e)」という語句は、光重合可能な(photopol
ymerizable)あるいは光架橋可能な(pho
tocrosslinkable)、または両者を含む
ものであり。光重合性層は、エラストマバインダと、少
なくとも一のモノマと、光開始剤を含み、光開始剤が化
学線に感応性を有している。多くの場合、光開始剤は、
可視または紫外線の放射に感光する。フレキソ印刷プレ
ートの製造に適した全ての光重合性組成物が本発明に用
いることができる。好適な組成物の例は、例えば、チェ
ン(Chen)らの米国特許第4,323,637号、
グルッツマハー(Guetzmacher)らの米国特
許第4,427,749号、およびフェインバーグ(F
einberg)らの米国特許第4,894,749号
に開示されている。
【0074】エラストマバインダは、単一のポリマでも
ポリマの混合物でもよく、水性、反水性、あるいは有機
溶剤系の現像液に対して可溶性、膨潤性、または分散性
の何れでもよい。水性または半水性の現像液に可溶また
は分散するバインダは、アレス(Alles)の米国特
許3,458,311号;ポール(Pohl)の米国特
許4,442,302号;ピン(Pine)の米国特許
第4,361,640号;イノウエ(Inoue)らの
米国特許第3,794,494号;プロスコウ(Pro
skow)の米国特許第4,177,074号;プロス
コウ(Proskow)の米国特許第4,431,72
3号;およびウォーンス(Worns)の米国特許第
4,517,279号に開示されている。有機溶媒現像
液に可溶、膨潤する、または分散するバインダは、天然
または合成の共役ジオレフィン炭化水素を含み、例え
ば、ポリイソプレン、1,2−ポリブタジエン、1,4
−ポリブタジエン、ブタジエン/アクリロニトリル、ブ
タジエン/スチレン熱可塑性エラストマブロック共重合
体、および他の共重合体を挙げることができる。チェン
(Chen)の米国特許第4,323,636号;ヘイ
ンツ(Heinz)らのらの米国特許第4,430,4
17号;およびトダ(Toda)らの米国特許第4,0
45,231号に開示されているブロック共重合体を用
いてもよい。バインダは、感光性層に少なくとも65重
量%含まれるのが好ましい。
【0075】本発明で用いられるバインダという文言
は、コアシェルマイクロゲル、マイクロゲルのブレン
ド、および予備成形された高分子量ポリマを含むもので
あり、例えば、フリッド(Fryd)らの米国特許第
4,956,252号に開示されている。
【0076】光重合性層は、単一のモノマでもモノマの
混合物でもよいが、透明で曇りのない感光性層が生成で
きるような程度にバインダと相溶性がなければならな
い。光重合性層で用いることができるモノマ類は、この
技術分野で知られているおり、例えば、比較的低分子量
(一般的には約30,000より小さい)のエチレン性
不飽和化合物を挙げることができるが、これに限定され
るものではない。好ましくは、モノマ類は、約5000
より小さい比較的低分子量が好ましい。好適なモノマ類
としては、例えば、t−ブチルアクリレート、ラウリル
アクリレート、アルコール類およびアルカノール類など
のポリオール類のアクリレートまたはメタクリレートの
モノあるいはポリエステル類、例えば、1,4−ブタン
ジオールジアクリレート、2,2−ジメチロールプロパ
ンジアクリレート;アルキレングリコール類、例えば、
トリプロピレングリコールジアクリレート、ブチレング
リコールジメタクリレートヘキサメチレングリコールジ
アクリレート、およびヘキサメチレングリコールジメタ
クリレート;トリメチロールプロパン;エトキシ化トリ
メチロールプロパン;ペンタエリスリトール、例えば、
ペンタエリスリトールトリアクリレート;ジペンタエリ
スリトール;および類似物を挙げることができるが、こ
れに限定されない。好適なモノマ類の他の例としては、
イソシアネート類、エステル類、エポキシド類、および
類似物のアクリレートおよびメタクリレート誘導体、例
えば、デカメチレングリコールジアクリレート、2,2
−ジ(p−ヒドロキシフェニル)プロパンジアクリレー
ト、2,2−ジ(p−ヒドロキシフェニル)プロパンジ
メタクリレート、ポリオキシエチル−2,2−ジ(p−
ヒドロキシフェニル)プロパンジメタクリレート、およ
び1−フェニルエチレン−1,2−ジメタクリレートを
挙げることができるが、これに限定されない。さらに、
モノマ類の例は、チェン(Chen)の米国特許第4,
323,636号、フリッド(Fryd)らの米国特許
第4,753,865号、フリッド(Fryd)らの米
国特許第4,726,877号およびフェインバーグ
(Feinberg)らの米国特許第4,894,31
5号に記述されている。モノマは、光重合性層に少なく
とも5重量%含有されるのが好ましい。
【0077】光開始剤としては、化学線に感応し、過度
の停止なしに重合を開始する遊離ラジカルを発生するい
かなる化合物を単独または組み合わせで用いることがで
きる。光開始剤は、一般的には、可視光線または紫外線
に、好ましくは紫外線放射に感応する。好ましくは、光
開始剤は、185℃以下で熱に不活性である必要があ
る。好適な光開始剤の例は、置換または非置換の多核キ
ノリン類である。好適な系の例が、グルッツマッハー
(Gruetmacher)の米国特許第4,460,
675号およびフェインバーグ(Feinberg)ら
の米国特許4,894,315号に記載されている。光
開始剤は、一般的には、光重合性組成物に0.001重
量%〜10重量%含有される。
【0078】光重合性層は、所望の最終的な性質により
他の添加剤を含有することができる。このような添加剤
としては、増感剤、可塑剤、レオロジー調整剤、熱重合
禁止剤、着色剤、抗酸化剤、耐オゾン剤またはフィラー
などを挙げることができる。
【0079】可塑剤は、エラストマのフィルム形成性を
調整するために用いられる。好適な可塑剤としては、脂
肪族炭化水素オイル類、例えば、ナフテン系オイルおよ
びパラフィン系オイル;液体ポリジエン類、例えば、液
体ポリブタジエン;液体ポリイソプレン;ポリスチレ
ン;ポリ- α−メチルスチレン;α−メチルスチレン−
ビニルトルエン共重合体類;水素化ロジンのペンタエリ
スリトールエステル;ポリテルペンレジン類;およびエ
ステルレジン類などを挙げることができる。一般的に
は、可塑剤は、分子量が約5000より小さい液体であ
るが、約30,000までの分子量のものでもよい。低
分子量の可塑剤は、約30,000より小さい分子量を
含む。
【0080】光重合性層の厚さは、所望の印刷プレート
のタイプにより広範囲に変化する。いわゆる「薄肉プレ
ート」の場合、光重合性層は、約20〜67ミル(0.
05〜0.17cm)の厚さを有する。厚肉プレート
は、100〜250ミル(0.25〜0.64cm)ま
での光重合性層を有する。
【0081】(光重合性組成物の調製)光重合性層自体
は、バインダ、モノマ、光開始剤、および他の成分を混
ぜることにより多くの方法で調製できる。光重合性混合
物はホットメルトとし、次いで所望の厚さにカレンダ処
理するのが好ましい。溶融、混合、脱気、およびろ過の
機能を実行するために押出機を用いることができる。押
し出された混合物は、次いでカレンダ処理される。
【0082】(製造された光重合性部材から円筒状フレ
キソ印刷プレートまたはフォームを製造する方法)本発
明方法の第1のステップは、マスクを通して光重合性部
材全体を化学線に曝すこと(以下、露光ともいう)であ
る。用いられる放射線のタイプは光重合性層に含まれる
光開始剤に依存する。マスクは、従来の当技術分野と同
様に光部品(フォトツール)フィルム(例えば、ネガ)
であってもよいし、米国特許第5,262,275号に
記載されるように、光重合性層に設けた赤外線感応コー
ティングをレーザ除去することによりその場で形成して
もよい。マスクはまた、チャンバース(Chamber
s)らの米国特許第4,429,027号およびフェル
トン(Felton)らの欧州公開特許EP 568
841号に記載されるように、その場で形成してもよ
い。光部品の場合、イメージの暗領域は、その下の光重
合性材料が放射線へ曝されるのを防ぎ、それにより、光
部品の暗領域に覆われた領域の材料は重合しない。光部
品の「透明」領域は、化学線に曝されて重合する。同様
に、光重合性層上に残った赤外線感応層中の放射線不透
明材料は、その下の光重合性材料が放射線へ曝されるの
を防ぎ、それにより放射線不透明材料で覆われた領域の
材料は重合しない。放射線不透明材料で覆われていない
領域は化学線に暴露され重合する。化学線源であれば従
来のいかなるものも、この露光ステップに用いることが
できる。好適な可視光源または紫外線(UV)源の例と
しては、カーボンアーク、水銀蒸気アーク、蛍光灯、電
子フラッシュユニット、電子ビームユニット、電子フラ
ッドランプなどを挙げることができる。最も好適なUV
線源は、水銀灯、特に太陽灯である。標準的な放射線源
は、Sylvania 350 Blacklight
蛍光灯(FR 48T12/350VL/VHO/1
80、115W)で、発光の中央波長が354付近であ
る。
【0083】化学線暴露時間は、放射線の強度およびス
ペクトルエネルギー分布、光重合性部材からの距離、お
よび光重合性組成物の性質および量に依存して、数秒か
ら数分まで変化する。典型的には、水銀蒸気アークまた
は太陽灯を、光重合性材料から約1.5〜約60インチ
(3.8〜153cm)の距離で用いられる。露光温度
は、周囲の温度またはそれより僅かに高い温度、すなわ
ち、約20℃〜約35℃である。
【0084】従来より、光重合性部材の化学線へのイメ
ージ様式露光は、雰囲気の酸素を除去した真空中で行わ
れる。露光は、光部品(例えば、ネガ)と光重合性層の
表面との緊密な接触を保証し、光重合性層中の重合反応
が酸素により阻害されるのを防止するために、真空中で
行われる。フレキソ印刷プレートの製造方法において、
全体の露光ステップは、真空中で行ってもよいし、真空
外、すなわち感光性部材が雰囲気の酸素が存在する中で
行ってもよい。光部品のグラビア用途のロータリーシリ
ンダの表面への緊密な接触を保証する装置が、本例で光
部品の光重合性層の外周面への接触を保証するために使
用することができると考えられる。
【0085】本発明方法は、通常、裏面露光またはバッ
クフラッシュステップを有する。これは、支持体を通し
て化学線に全体を曝すことである。これは、高分子材料
からなるシャドウ層、またはフロアを、光重合性層の支
持体側に形成し、光重合性層を感光するために用いる。
このフロアは、光重合性層と支持体との間の粘着性を向
上し、高輝度ドット解像度を補助し、また、プレート凸
版の深さを確立する。バックフラッシュ露光は、他のイ
メージ形成ステップの前、後、または途中で行うことが
できる。好ましくは、感光性部材を化学線にイメージ様
式露光する直前に行うのがよい。
【0086】上述した従来の放射線源の何れもバックフ
ラッシュ露光ステップに用いることができる。露光時間
は、一般的には、数秒から数分までの範囲である。
【0087】マスクを通しての化学線への全体露光に続
いて、部材は適当な現像液で洗浄することにより処理さ
れる。処理ステップは、化学線に露光されなかった領域
の光重合性層を少なくとも除去するものである。すなわ
ち、光ポリマ層の非重合領域、および、存在するなら
ば、除去ステップで除去されなかった赤外線感応層を除
去する。現像は、通常、ほぼ室温で行われる。現像液
は、有機溶媒でも、水でも、水性または半水性溶媒であ
ってもよい。現像液の選択は、除去する光重合性材料の
化学的性質に依存する。好適な有機溶媒現像液として
は、例えば、芳香族あるいは脂肪族炭化水素、および脂
肪族あるいは芳香族ハロハイドロカーボン溶液、または
これらの溶液と適当なアルコール類との混合物を挙げる
ことができる。他の有機溶媒現像液は、ドイツ公開特許
第38 28 551号および米国特許第5,354,
645号に記述されている。好適な半水性現像液は、通
常、水と、水混和性有機溶媒と、アルカリ材料とを含有
する。好適な水性現像液は、通常、水およびアルカリ材
料を含有する。他の好適な水性現像液は、米国特許第
3,796,602号に開示されている。
【0088】現像時間は種々異なるが、好ましくは、約
2〜25分の範囲がよい。現像液は、従来の方法の何れ
も用いることができ、例えば、浸漬、スプレー、および
ブラシまたはローラ適用を挙げることができる。ブラッ
シング器具は、組成物の非重合部分を除去するために用
いることができる。しかしながら、しばしば、現像液お
よび機械的ブラッシング動作を用いてプレートの非露光
部を除去し、露光画像およびフロアを構成している凸部
を残す、自動処理ユニットで実施される。
【0089】溶液現像に引き続き、凸版印刷プレート
は、一般に、吸い取りまたは拭き取り乾燥され、次いで
強制的空気または赤外線オーブンで乾燥される。乾燥時
間および温度は、種々異なるが、典型的には、プレート
は60℃で60〜120分間乾燥される。支持体が収縮
し、これにより位置決めの問題が引き起こされるため、
高温は薦められない。
【0090】大部分のフレキソ印刷プレートは、一様に
後露光され、これにより光重合プロセスが完了し、印刷
および保存中に安定することを保証する。この後露光ス
テップは、主露光と同様な放射線源が用いられる。
【0091】粘着防止(detackficatio
n)は、任意的な後現像処理であり、表面が依然として
粘着性がある場合に適用でき、そのような粘着性は一般
的に後露光では除去されない。粘着は、当技術分野でよ
く知られた方法、例えば、臭素または塩素溶液での処理
で除去することができる。このような処理は、例えば、
グルッツマッハー(Gruetzmacher)らの米
国特許第4,427,749号、米国特許第4,40
0,459号、フィッケス(Fickes)らの米国特
許4,400,460号、およびドイツ特許第28 2
3 300号に開示されている。脱粘着はまた、欧州公
開特許第0 017927号、およびギブソン(Gib
son)の米国特許第4,806,506号に開示され
ているように、300nmより長くない波長を有する放
射線源に曝すことにより実行できる。
【0092】この方法および装置100,200から製
造される円筒状光重合性部材102,202を製造する
ために、露光し、処理し、仕上げるための商業的に入手
できる装置は未だないと理解すべきである。しかしなが
ら、ここに開示された各ステップの必要条件を満足する
円筒状に形成された部材を取り扱う目的に適した装置を
開発するのは、当業界の技術の範囲である。例えば、全
体的な露光、処理、後露光、および粘着防止のステップ
において、現存する装置を改良でき、または新規装置が
開発され、円筒状部材102,202をドラムまたはシ
リンダに搭載でき、またはスリーブ104,204上の
円筒状部材102,202を各端部にコーンを用いるこ
とによりそれ自体を支持できる。しかしながら、バック
フラッシュステップにおいては、ドラムは化学線に対し
て透明ではないので部材102,202を支持するには
不適当であることが理解できよう。環状の露光装置の例
は、米国特許3,531,200号およびドイツ一次公
開特許DT 2 603082に開示されている。
【0093】[フレキシブルスリーブ]スリーブは光重
合性層を支持し、迅速におよび繰り返し印刷シリンダに
搭載およっび脱離される能力を有する円筒状部材を供給
する。スリーブは、滑ることなしに印刷シリンダを保持
する、すなわち、径方向に弾性的に伸張可能でなければ
ならない。典型的には、印刷シリンダとの干渉はまり
は、3〜15ミルが好ましい。スリーブは、通常、印刷
設備で入手できる40〜100psiゲージ(psi
g:ポンドパースクエアインチゲージ)の空気で伸張可
能で、印刷シリンダに容易に滑り被せられるように十分
に伸張し、その結果、伸張が所定の干渉はまりを超えな
ければならない。スリーブは、印刷欠陥の原因になる不
規則性がなく、膜の厚さが均一でなければならない。こ
の結果、外表面の直径(すなわち、正確さ)の差異が、
印刷シリンダに搭載した際の直径の差異は5ミル(0.
013cm)、好ましくは、1ミル(0.0025c
m)より小さくなる。
【0094】スリーブは、従来、フレキソ印刷の感光性
プレートの支持体として使用されているフレキシブル材
料の何れで形成されてもよい。好適な支持体材料として
は、例えば、付加重合体および直線縮合重合体で形成さ
れたフィルムなどの高分子フィルム;ガラス繊維などの
フォームおよびファブリック;およびニッケルおよびア
ルミニウムなどの金属類を挙げることができる。また、
スリーブとして好適に用いられる他のフレキシブル材料
としては、ポリスチレン、およびポリビニルクロライド
およびポリビニルアセテートなどのポリビニル樹脂を挙
げることができる。好ましくは、スリーブとして用いら
れる材料は、ポリエステルフィルム類;特に好ましく
は、ポリエチレンテレフタレートである。スリーブは上
述した性質を有していれば、単層で形成されていてもま
たは多層から形成されていてもよい。多層からなるスリ
ーブは、フレキシブル材料からなる層の間に粘着性層あ
るいはテープを有していてもよい。米国特許第5,30
1,510号に開示された多層スリーブが好ましい。典
型的には、スリーブは、10〜80ミル(0.025〜
0.203cm)またはそれ以上の厚みを有する。
【0095】スリーブの外面は、特に高分子フィルムで
形成された場合には、粘着性材料または下塗り剤(プラ
イマ)の下塗り層(subbing layer)を任
意に有していてもよい。さらに、スリーブは、フレーム
処理またはエレクトロン処理、例えば、コロナ処理され
ていてもよい。
【0096】[産業上の利用性]円筒状の光重合性部材
は、シームレスで連続した印刷凸版版の形成において特
に利益がある。連続的な印刷凸版版は、壁紙、装飾およ
びギフト包装紙などの連続的なデザインのフレキソ印刷
に用途がある。
【0097】さらに、そのような円筒状光重合性部材
は、従来の回転ドラム搭載装置に搭載するのに好適であ
る。従って、イメージ様式露光、全体露光、現像および
いかなる付加的な加工ステップも、部材が円筒状の版で
実施できる。円筒状部材を用いた露光および加工ステッ
プは、さらに、処理スピードの向上、位置決めの向上、
余分の搭載時間の減少ある場合には全廃を含む利点があ
る。特に、円筒状光重合性部材が従来のレーザ露光装置
に搭載するのに好適であり、部材が直接レーザ露光装置
に搭載できてレーザ露光の間ドラムとして機能すること
もある。レーザによる露光では、さらに下記のような利
点がある。ファン(Fan)らに米国特許第5,26
2,275号に開示されるように、部材上の赤外線感応
コーティングをレーザにより除去することにより、また
はクッシュナー(Cushner)らに国際公開WO
93/23252号およびWO 93/23253号に
開示されるように、部材のレーザ彫刻により、円筒状光
重合性部材のディジタル的な画像形成という利点があ
る。
【0098】さらに、本発明方法で製造された連続的な
光重合性部材は、光重合性層を重合するために化学線に
全体露光することができ、その結果の部材は、厚肉スリ
ーブまたはクッション層を有するスリーブとして用いる
こともできる。このような厚肉スリーブまたはクッショ
ン層付きスリーブは、他の光重合性層またはある種の印
刷用途のレリーフプレートを支持するのに好適である。
【0099】ここに述べた本発明の技術の利益を受ける
当業者は、これに多くの変形を成すことができる。これ
らの変形は、本発明の範囲に包含される。
【0100】
【実施例】
(実施例1)次の実施例は、上述した実施の形態で説明
したような装置を用いて、フレキソ印刷部材の光重合性
層(シート)からシームレスで円筒状の印刷凸版を製造
する方法を示すものである。
【0101】(装置)装置は、1本のマンドレルと3本
のカレンダロールを有する。マンドレルは、ある角度で
均等な間隔で穿設された7つの開口を3列有し、これに
より、スリーブまたは光重合性層を有するスリーブを、
マンドレル上へまたはマンドレルからの移動するのを容
易にする。3本のカレンダロールは、316ステンレス
鋼からなり、それぞれシルバーストーン(Silver
stone;登録商標)層の保護用コーティングを有
し、カレンダロール上に剥離表面を与える。カレンダロ
ールは、マンドレルに対して1.5°傾斜している。装
置は、次の初期条件を有する。
【0102】カレンダロールの温度は、華氏250〜2
65度(121.1〜129.4℃)であった。カレン
ダロールは、22.2rpmで回転した。カレンダロー
ルの表面とマンドレルの周面との間のギャップは、カレ
ンダロールが光重合性層をカレンダ処理するためにマン
ドレルに近接した位置にあるとき、約107ミル(0.
272cm)であった。空気がマンドレルの開口に送ら
れていた。マンドレルは、アンロック状態で、回転が許
容されていた。
【0103】(円筒状光重合性部材の製造方法)デラウ
エア ウィルミントン(Wilmington、DE)
のイー・アイ・デュポン・ドゥ・ヌムール・アンド・カ
ンパニー(E.I.du Pont de Nemou
rs and Company)で製造され、サイレル
プリントスリーブ(Cyrel(登録商標)Print
Sleeve)として商業的に入手できるポリエステ
ルスリーブを用いた。ポリエステルスリーブは、軸方向
の長さが12インチ(30.5cm)で、肉厚が40ミ
ル(0.10cm)で、内径が3.521インチ(8.
9cm)であった。スリーブをマンドレルに通した。マ
ンドレルの空気の供給を止めた。
【0104】サイレル(Cyrel;登録商標)フレキ
ソ印刷部材、タイプ134HORBを、光重合性層とし
て使用した。光重合性層の厚さは、134ミル(0.3
4cm)であった。この部材は、カバーシートと、光重
合性層の両側の剥離層と、支持体とを有し、これらの全
てを部材から除去した。6×10インチ(15.3×2
5.4cm)の光重合性シートを用いた。このサイズ
は、ポリエステルスリーブを覆うに十分な材料を供給す
るが、カレンダロール処理がまだのポリマの堆積が多す
ぎて溶融したカレンダ処理されたポリマがスリープの端
部を越えて拡がることがないものである。
【0105】光重合性シートをスリーブの軸方向の中央
部におき、シートの端部はカレンダロールの何れかとマ
ンドレル上のスリーブとの間のニップに近接させた。光
重合性材料シートの厚みがセットしたギャップより厚い
ので、光重合性シートを、回転しているカレンダロール
と、このカレンダロールの回転と反対方向に回転を開始
したマンドレル(その表面にはスリーブが固定されてい
る)とによって挟んだ。
【0106】光重合性層をカレンダロールとスリーブを
有するマンドレルとの間で約3分間回転させ、スリーブ
表面上で光重合性層を加熱し、柔らかくし、溶融し、延
ばし、カレンダ処理した。この時間の間、光重合性層の
シートはマンドレル上のスリーブの周りに巻き付き、シ
ートの先端はシートの後端と結合した。
【0107】カレンダロールの回転を約2分間の間3
2.4rpmに上昇し、光重合性層の延伸およびカレン
ダ処理を向上し、カレンダロールに接触させることによ
り光重合性層の表面を磨いた。このカレンダロールの回
転は、光重合性層にさらなる延伸がなくなり、ポリマバ
ンク(樹脂の盛り上がり)がなくなるまで続けた。ポリ
マバンクは、光重合性層の接触表面にカレンダロールに
平行に、厚い線となって表れる。この例では、ポリマバ
ンクは、光重合性層の表面に3本の厚い線となって表れ
る可能性がある。ポリマバンクがないことを確かめるた
め、カレンダロールとマンドレルとの間をあけた。すな
わち、カレンダロールをマンドレルから離し、光重合性
層の表面を観察した。
【0108】光重合性層はスリーブに粘着し、円筒状光
重合性部材が形成された。円筒状光重合性印刷部材は、
光ポリマが薄くなって部材の両端を除いては、光沢があ
り、平坦で、継ぎ目のない光重合性層を有していた。ス
リーブおよびこのスリーブ上の光重合性層の全体の厚さ
は、107ミル(0.27cm)であった。マンドレル
への空気の供給を開始し、部材をマンドレルから離脱さ
せた。
【0109】部材を室温まで冷却した。部材の光重合性
層の外周面に、トルエン/アルコール溶媒に溶解させた
ポリアミドであるマクロメルト(Macromelt;
登録商標)6900組成物をコーティングし、光重合性
層上に剥離層を形成した。部材を支持するために改良さ
れた旋盤上に部材を搭載し、旋盤が部材を回転する間、
スプレーヘッドを手動で移動することにより、スプレー
コーティングを行った。剥離層を室温で乾燥した後、両
端を切断し、7インチ(17.8cm)の幅(軸方向の
長さ)の部材を得た。
【0110】(光重合性部材から円筒状フレキソ印版を
製造する方法)上述したようにして得られた部材を円形
に加工して、以下のように円筒状フレキソ凸版を製造し
た。
【0111】(装置)実験用の内部円形露光ユニットを
用い、スリーブを通して、部材にバックフラッシュを実
施した。部材を内部露光ユニットの内方端部に、鉛直方
向に支持した。内部露光ユニットは、間隔をあけて配置
された2つのコーン(円錐)を有し、それぞれが円筒状
部材の各端部を鉛直に支持する。2つの内の何れか一方
は移動可能で、部材をユニット中に配置できるようにな
っている。約354nmの紫外線を発生する従来のロッ
ドランプが何れか一方のコーン上の中央に配置され、支
持された部材がランプを囲んでいる。コーンは、ランプ
がオンしている場合、部材をランプの周りに回転する。
【0112】実験用外部円形露光ユニットを用いて、主
露光(イメージ様式)、後露光、および円筒状部材の光
仕上げに使用した。外部露光ユニットは、中央に配置さ
れたランプの代わりに、光重合層の外周を囲む2組のラ
ンプ群が設けられている以外は、上述した内部露光ユニ
ットと同様である。第1のランプ群は、支持された部材
を囲む、約354nmの紫外線を発生する従来のロッド
ランプである。第1のランプ群は、主露光および後露光
ステップに使用される。第2のランプ群は、支持されて
いる部材を囲み、300nmより短い波長の放射線を発
生するランプである。第2のランプ群は、部材の光仕上
げ(粘着防止)に使用される。第1のランプ群の各ラン
プは、部材の外周から等距離離れた位置に、等間隔で配
置されている。同様に第2のランプ群の各ランプは、部
材の外周から等距離離れた位置に、等間隔で配置されて
いるが、第1のランプ群の外周からの距離とは異なる。
この点に関し、ランプ群の露光の間、コーンが部材を回
転する。典型的には、第1のランプ群と第2のランプ群
とが同時にオンできるので、後露光と光仕上げステップ
とを同時に行った。
【0113】実験用円形処理装置を用い、化学線に曝さ
れていない領域、すなわち、部材の非重合領域を洗浄し
た。実験用処理装置は、例外はあるが、実質的には従来
の回転洗浄処理装置の小型機である。従来の装置で光重
合性プレートを支持するために用いられているドラムの
代わりに、間隔を置いて配置された2つのコーン(円
錐)を用い、水平状態の円筒状部材の両端を支持する。
コーンの何れか一方は、部材を処理装置に挿入しおよび
外すことができるように調整できる。ブラシで覆われた
2本のローラが部材の外周面に接触して回転している
間、コーンが回転する。
【0114】(プロセス)上述した実験用内部円形露光
ユニットを用いて、部材をバックフラッシュ露光した。
イメージ様式露光の際に光が散乱するのを防ぐために、
不透明なフィルム(ピッツマン社(Pitman C
o.)で販売しているゴールデンロッド(golden
rod))を円筒状部材の内側に挿入し、部材の内周面
に近接して配置した。それぞれ目的のイメージを有する
2つのマスクを、光重合性部材の外周面(外周)の剥離
層にテープ付けした。部材の軸方向長さのほぼ中程で幅
が約0.5インチ(1.3cm)の領域は、両方のマス
クの何れによっても覆われていなかった。
【0115】マスク付き部材をターゲット、すなわち、
イメージ様式を通して、上述した実験用円形露光装置の
第1のランプ群を用いて紫外線で30分間露光した。そ
して、ゴールデンロッドフィルムを外した。
【0116】マスクを装着した部材を、上述した実験用
円形処理装置で処理した。部材を、現像溶液オプチソー
ル(Optisol;登録商標)を用いて実験用処理装
置で9分間処理し、リントフリー布で拭きとった。露光
・現像された部材をオーブン中で、60℃で1時間乾燥
した。上述した同じ実験用円形露光装置を用いて、乾燥
した部材を15分間、後露光および仕上げ(粘着除去)
した。第1のランプ群と第2のランプ群の両方を同じ時
間用いて行った。
【0117】得られた円筒状フレキソ凸版は、光ポリマ
層がスリーブに対して良好な粘着性を示した。また、光
ポリマ層は感光性で、連続した中程度のベタ(soli
d)および150lpi(ライン・パー・インチ)で1
0〜90%の階調範囲を有していた。
【0118】円筒状凸版を、マーク・アンディ・プレス
(印刷機)(Mark AndyPress)で紙への
印刷に用いた。円筒状凸版を印刷機の空気補助シリンダ
に搭載し、93ギア歯を用いて印刷機の刷りローラへの
凸版の接触を調整した。印刷は、1分当たり100フィ
ートのウェブスピードで、27秒、ザン・カップ2号
(Zahn cup #2)で、ノースカロライナ、モ
ーガン(Morgan,NC)のエンビロンメンタル
インクス アンド コーティングス(Environm
ental Inks and Coatings)の
水性ブラックインク(EIC film III De
nse Black,EC 9630)を用い、オハイ
オ、ペインスビル(Painsvill、OH)のファ
ーソン(Fasson)の高光沢紙に行った。円筒状凸
版は、中程度のベタ(solid)を表すことによる連
続印刷能力および150lpiで10〜90%の階調範
囲の印刷を示した。
【0119】(実施例2)次の実施例は、上述した実施
の形態で説明したような装置を用いて、フレキソ印刷部
材の光重合性層(シート)からシームレスで円筒状の印
刷凸版を製造する方法を示すものである。
【0120】実施例1で説明したのと同様な装置構成で
同様に操作して、同様な光重合性層から円筒状フレキソ
凸版を製造したが、光重合性層がスリーブ上でカレンダ
処理された後、スリーブをマンドレルに上で軸方向に移
動した点が異なる。マンドレルはアンロック位置であ
り、マンドレルに空気を送ってスリーブを挿入した。そ
して、空気を止めた。光重合性層をカレンダロールとマ
ンドレル上のスリーブとの間で回転した。光重合性層の
大部分が平坦で一様な表面になった後、空気を導入し
て、マンドレルをロック位置にした。スリーブおよびマ
ンドレルの間のエアークッションとカレンダロールの傾
斜角とにより、部材、すなわち、スリーブおよび光重合
性層を、らせん状に移動させた、すなわち、回転させな
がら装置の出口側の端面に向かって軸方向に移動させ
た。良好なシームレスの円筒状光重合性部材を示した。
続いて、部材を、バックフラッシュおよびイメージ様式
露光し、実施例1で記載したように、円形で処理した。
【0121】(実施例3)次の実施例は、上述した実施
の形態で説明したような装置を用いて、光重合性のホッ
トメルト組成物からシームレスで円筒状の印刷凸版を製
造する方法を示すものである。
【0122】以下の変化を加えた以外は、実施例2で示
したのと同様に装置構成し操作した。カレンダロールの
温度は華氏250度とした。カレンダロールをマンドレ
ルに近接させて、マンドレルとカレンダロールとの間の
107ミル(0.27cm)のギャップで光重合性溶融
物の流れをカレンダ処理するようにした。カレンダロー
ルを27rpmで回転した。マンドレルを回転が禁止さ
れるロック位置にした。マンドレルへ空気の導入を開始
した。実施例1に記載したように20インチの長さで4
0ミル(0.10cm)の厚さのポリエステルスリーブ
を、端部がマンドレル上にあるように、マンドレル上に
被せた(出口は装置の駆動側に対して反対側にあり、カ
レンダロールの向こう側である)。
【0123】上述したカレンダ処理装置へ光重合性ホッ
トメルトを押し出すために、二軸押出機(ウェルナー
アンド プフレイデラー(Werner & Pfle
iderer)製)を用いた。押出機は、ダイを使用し
なかった。その代わりに、直径3/8インチ(0.95
cm)のアウトレットからヌードル状のホットメルトポ
リマを押し出した。光重合性ホットメルトの成分(材
料)は押出機中に供給した。
【0124】光重合性ホットメルトは次の成分から構成
され、パーセンテージは特に示さない限り、重量%であ
る。
【0125】 Kraton(登録商標)1102 58.3 ポリスチレン−ポリブタジエン−ポリスチレン (Shell Chemical Co., Houston、TX) Nisso PB−1000 13.9 1,2−ポリブタジエン (日本曹達(株)、東京) Polyoil 130 14.6 液体ポリブタジエンオイル (Huels Corp.、NY) HMDA 10.0 1,6−ヘキサメチレンジオールジアクリレート BHT 1.0 ブチルヒドロキシトルエン (Sherwin Williams) Irgacure(登録商標) 651 2.0 フェニルアセトフェノン (Chiba−Geigy、Hawthorne、NY) HEMA 0.234 ヒドロキシエチルメタクリレート (Rohm and Haas) Red Dye 346 0.006 Neozapon(登録商標)red dye (BASF Wyandotte Corp. Holland、MI) スリーブをマンドレル上で手動で回転しながら、ホット
メルトをアウトレットからヌードル形状でスリーブ上に
押し出した。押出機の位置を調整し、押出機のアウトレ
ットが装置のカレンダロールの直前のマンドレル上のス
リーブにホットメルトを供給するようにした。ポリマ
は、約120℃で10ポンド/時間(4.54kg/h
r)で押し出した。一旦スリーブとカレンダロールとの
間のギャップが光重合性ホットメルトで充填されると、
コーティングされたスリーブはそれ自身で回転し、手動
での回転はもはや必要ない。装置の出口に向かってスリ
ーブが容易に回転しながら前進するために、作動中は空
気を導入する。コーティングスリーブは、約6インチ/
分(15.24cm/min)の速度で軸方向への前進
で移動し、18インチ(45.7cm)のスリーブのコ
ーティングに約3分間でかかる。
【0126】良好なシームレスで連続的な円筒状光重合
性部材が得られた。得られたスリーブ上の光重合性層
は、「バーバーポール」またはらせん状巻きの外観が見
られた。この部材は、実施例1で示したように、ポリア
ミド剥離層をスプレーコーティングした。
【0127】得られた部材に、実施例1で説明したよう
に、バックフラッシュ、イメージ様式露光、現像、乾
燥、および後露光を行った。良好な凸画像が得られた。
「バーバーポール」外観による欠陥(ベタ(ソリッド)
またはドット)は見られなかった。
【0128】円筒状フレキソ印刷版を、実施例1に示し
たように、マークアンディ印刷機での印刷に用いた。印
刷シートには「バーバーポール」外観に関する如何なる
欠陥も見られなかった。明らかに、この外観は、単に光
学的な効果によるものである。シームレス印版が所望の
通り得られた。
【0129】(実施例4)次の実施例は、上述した実施
の形態で説明したような装置を用いて、実施例3とは異
なる光重合性のホットメルト組成物からシームレスで円
筒状の印刷凸版を製造する方法を示すものである。
【0130】以下の変化を加えた以外は、実施例2で示
したのと同様に装置構成し操作した。カレンダロールの
温度は華氏275度(135℃)とした。カレンダロー
ルを28.6rpmで回転し、押出機からの光重合性ホ
ットメルトの供給速度12ポンド/時間(5.4kg/
hr)とした。
【0131】光重合性ホットメルトは以下の成分で構成
されており、パーセンテージは特に示さない限り、重量
%である。
【0132】 Kraton(登録商標)2105 61.5 ポリスチレン−ポリブタジエン−ポリスチレン ブロック共重合体 (Shell Chemical Co., Houston、TX) Carflex DX−1000 10.5 スチレン/ブタジエン ジブロックエラストマ (Shell Chemical Co.) HMDA 6.5 1,6−ヘキサメチレンジオールジアクリレート HEMA 0.23 ヒドロキシエチルメタクリレート Polyoil 18.8 分子量 3000 (Huels Corp.、NY) Irgacure(登録商標)651 1.41 2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン (Ciba−Geigy、Hawthone、NY) BHT 0.50 ブチルヒドロキシトルエン (Sherwin Williams) Red Dye 346 0.006 Neozapon(登録商標)red dye (BASF Wyandotte Corp. Holland、MI) TAOBN(登録商標) 0.024 1,4,4−トリメチル−2,2−ジアゾビシクロ (3.2.2)ノン−2−エン−2,3−ジオキシド 得られた円筒状光重合性部材は、また、「バーバーポー
ル」または「らせん状巻き」の外観に有していた。部材
は、実施例3に示したように、バックフラッシュおよび
イメージ様式露光、処理および印刷を行った。「バーバ
ーポール」外観は、フォトイメージ形成および印刷ステ
ップ並びにシームレス印刷について問題を引き起こさな
かった。
【0133】(実施例5a)次の実施例5aおよび5b
は、上述した実施例で説明したような装置を用いて、実
施例3の光重合性のホットメルト組成物からシームレス
で円筒状フレキソ部材を製造する方法を示すものであ
り、3本より少ないカレンダロールを用いた点が変更さ
れている。
【0134】カレンダロールを2本だけ用いて光重合性
ホットメルトをカレンダ処理した以外は実施例3の操作
を繰り返した。ギャップセットで3本のカレンダロール
のうち2本のカレンダロールをマンドレルに近接させた
際に、他の1本のカレンダロールを離れた位置のままに
した。良好なシームレス円筒状光重合性部材を製造する
ことができた。
【0135】(実施例5b)カレンダロールを1本だけ
用いて光重合性ホットメルトをカレンダ処理した以外は
実施例3の操作を繰り返した。ギャップセットで3本の
カレンダロールのうち1本のカレンダロールをマンドレ
ルに近接させた際に、他の1本のカレンダロールを離れ
た位置のままにした。良好なシームレス円筒状光重合性
部材を製造することができた。
【0136】(実施例6)光重合性ホットメルト組成物
から厚肉光重合性層を有する円筒状光重合性部材を製造
する方法を示すために実施例3を繰り返した。
【0137】以下の変化を加えた以外は、実施例3で示
したのと同様に装置構成し操作した。カレンダロールの
温度は華氏225度(107℃)とした。ホットメルト
を、20ポンド/時間(9.1kg/hr)の供給速度
で押し出した。マンドレルに対してカレンダロールを、
ホットメルトの供給直前に、165ミル(0.42c
m)(近接位置)に設定されたギャップで配置された。
ポリマリング(幅が約1インチ、厚さが125ミル
(0.32cm)をスリーブの端部にマンドレル上にあ
る間装置の出口端に最も近接して配置した。ポリマーリ
ングは、カレンダロールとスリーブとの間に接触するよ
うに設けられ、手動の操作なく初期にスリーブが回転す
るようになった。カレンダロールは、ホットポリマの供
給の直前に近接して設けた。
【0138】光重合性層およびスリーブの厚さである
が、厚さ165ミル(0.42cm)の円筒状光重合性
部材を得ることができた。
【0139】(実施例7)次の実施例は、実施例3およ
び4で示したものとは異なる光重合性のホットメルト組
成物からシームレスで円筒状光重合性部材を製造する方
法を示すものである。
【0140】以下の変化を加えた以外は、実施例2で示
したのと同様に装置構成し操作した。押出機からの光重
合性ホットメルトの供給速度20ポンド/時間(9.1
kg/hr)とし、カレンダロールの温度を華氏275
度(135℃)とした。カレンダロールとマンドレルと
のギャップは165ミル(0.42cm)とした。
【0141】光重合性ホットメルトは以下の成分で構成
されており、パーセンテージは特に示さない限り、重量
%である。
【0142】 Kraton(登録商標)1107 72.64 ポリスチレン−ポリブタジエン−ポリスチレン ブロック共重合体 (Shell Chemical Co., Houston、TX) LIR 30 10.5 液体ポリイソプレン (クラレ化学(株)、東京) Piccotex(登録商標)100S 5.79 Ceresin Wax 0.97 HMDA 5.09 1,6−ヘキサメチレンジオールジアクリレート HMDMA 3.57 1,6−ヘキサメチレンジオールジメタクリレート HEMA 0.17 ヒドロキシエチルメタクリレート Red Dye 0.004 Neozapon(登録商標)red dye Irgacure(登録商標)651 1.94 2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン BHT 1.92 ブチルヒドロキシトルエン 光重合性層およびスリーブの厚さであるが、厚さ165
ミル(0.42cm)の円筒状光重合性部材を得ること
ができた。
【0143】(実施例8a)次の実施例8aおよび8b
は、上述した実施例で説明したような装置を用いて、多
層の光重合性層を有する光重合性のホットメルト組成物
から円筒状光重合性部材を製造する方法を示すものであ
る。
【0144】厚さ107ミル(0.27cm)(スリー
ブの厚さも含む)の円筒状光重合性部材を、実施例3の
基づいて製造した。
【0145】装置を以下のように変更して第2の光重合
性層を部材上に形成した。カレンダロールの温度を華氏
275度(135℃)とし、カレンダロールを25.4
rpmで回転した以外は実施例3と同様に装置構成し操
作した。マンドレルに空気を供給しながらマンドレル上
に部材を被せた。カレンダロールとマンドレルとの間の
ギャップを165ミル(0.42cm)にセットした。
実施例7のホットメルト組成物を、先だって形成された
光重合性層の上に、ヌードル状に押し出した。
【0146】多層の光重合性層を有する良好な円筒状部
材を得ることができた。
【0147】(実施例8b)実施例3により製造された
円筒状光重合性部材を、マンドレルに部材を被せる前
に、実施例3により製造した円筒状光重合性部材を、1
5分間、紫外線を全体露光した以外は、実施例8bを繰
り返した。実施例7のホットメルト組成物を、上述した
実施例8a開示されているように、露光した部材上に押
し出した。
【0148】露光した光重合性上に光重合性層を有す
る、良好な円筒状光重合性部材を得ることができた。
【0149】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にもとづく
感光性部材を製造する装置および方法によれば、フレキ
シブルスリーブ上で均一の厚さを有するシームレスで円
筒状の感光性部材を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係り、溶融した感光性ポリマまたは感
光性材料のシートから円筒状感光性部材を製造する装置
の等角図である。
【図2】感光性材料のシートをマンドレルの周囲に巻き
付けた直後の図1の製造装置のカレンダリング組立体の
断面図であり、(A)および(B)はそれぞれ、隙間を
もったまたは重なり部を持った円筒形状としたものであ
る。
【図3】溶融した感光性ポリマの流れまたは感光性シー
トをマンドレルの周囲に複合的に回転した後に形成され
たシームレスの円筒状感光性部材を示す、カレンダ処理
組立体の断面図である。
【図4】本発明の好適な実施例に係る円筒状感光性部材
の製造装置の等角図である。
【図5】図4の製造装置の正面図であり、平行な軸線を
有する複数のカレンダロール組立体を具備するカレンダ
処理部を示す。
【図6】図5の6−6線矢視断面図であり、径方向に移
動自在の支持装置中に回転自在に支持された第1のカレ
ンダロール端部を伴なうカレンダ部の挿入端を示す。
【図7】図5の7−7線矢視断面図であり、径方向に移
動自在の支持装置を除かれた以外は図6に表わされた状
態を示す。
【図8】図5の8−8線矢視断面図であり、角度方向移
動自在のサブプレートを伴なうカレンダ部の排出端、お
よび径方向に移動自在の支持装置により回転自在に支持
されている第2のカレンダロール端部を示し、(A)は
サブプレートが、マンドレルに関して第1の角度方向に
ある状態で、(B)はサブプレートが、第2の角度方向
にある状態を示す。
【図9】図5の9−9線矢視断面図であり、径方向移動
自在の支持装置が除去された以外は図8(A)に表わさ
れた状態を示す。
【図10】図5の10−10線矢視断面図であり、径方
向に移動自在の支持装置および角度方向移動自在サブプ
レートが除去された以外は図8(A)に表わされた状態
を示す。
【図11】カレンダロール組立体の軸線方向に沿った断
面図である。
【図12】図8(A)の一部にカレンダロール組立体を
回転する駆動手段を付加した状態を示す図である。
【図13】図6の一部に、マンドレルの周りをスリーブ
を回転させる駆動手段を付加した状態を示す図である。
【符号の説明】
100 製造装置 102 円筒状感光性部材 104 フレキシブルスリーブ 106 マンドレル 108 マンドレル支持組立体 110 カレンダ処理組立体 112 駆動手段 114 加熱部材 140 ロック装置 154 カレンダロール組立体 156 第1の支持組立体 158 第2の支持組立体 174 カレンダロール 176 第1のジャーナル 178 第2のジャーナル 180 第1のプレート 184 第2のプレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 エドワード アンドリュー カリスト アメリカ合衆国 19707 デラウェア州 ホッケシン トール オーク ドライブ 18 (72)発明者 ロキシィー ニィー ファン アメリカ合衆国 08816 ニュージャージ ー州 イースト ブランズウィック スリ ー ヘリティッジ コート (番地なし) (72)発明者 ダニエル フランシス シーハン,ジュニ ア アメリカ合衆国 07735 ニュージャージ ー州 クリフウッド ビーチ ウッドメア ドライブ 1009

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレキシブルスリーブ上にシームレスで
    円筒状の感光性部材の製造する装置であって、 長手方向の軸線、第1の端部および第2の端部を有する
    マンドレルであって、実質的に円筒状の形状のスリーブ
    を支持してスリーブがマンドレルと共にまたはその周り
    を回転できるようなマンドレルと、 前記マンドレルの少なくとも第1の端部を支持するマン
    ドレル支持組立体と、 前記スリーブ上の光重合性材料の実質的に円筒状の溶融
    体の流れまたは溶融したあるいは固体のシートを調整し
    て実質的に均一な厚さにするカレンダ処理組立体と、 前記マンドレルの前記軸線の周囲および軸線に沿って前
    記スリーブをらせん状に動かして前記カレンダ処理組立
    体が前記部材の外周面をポリッシングして前記部材をサ
    ンディングなしにシームレスの均一状態にする駆動装置
    と、 前記部材が形成されている間、前記光重合性材料を加熱
    する少なくとも加熱部材とを具備することを特徴とする
    感光性部材の製造装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、前記カレ
    ンダ処理組立体が、当該カレンダ処理組立体内の前記マ
    ンドレルの軸方向の長さより大きい軸方向の長さを有す
    る前記部材を製造する製造手段を具備することを特徴と
    する感光性部材の製造装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の装置において、前記カレ
    ンダ処理組立体が、 前記光重合性材料を調整する少なくとも一つのカレンダ
    ロール組立体と;前記少なくとも一つのカレンダロール
    組立体の第1の端部を回転自在に支持する第1の支持手
    段、および前記少なくとも一つのカレンダロール組立体
    の前記第1の端部を軸方向に移動する第2の支持手段を
    具備する、第1の支持組立体と;前記少なくとも一つの
    カレンダロール組立体の第2の端部を回転自在に支持す
    る第1の支持手段、前記少なくとも一つのカレンダロー
    ル組立体の前記第2の端部を軸方向に移動する第2の支
    持手段、および前記少なくとも一つのカレンダロール組
    立体の前記第2の端部を前記マンドレルの周囲を周方向
    に移動する第3の支持手段を具備する、第2の支持組立
    体とを具備することを特徴とする感光性部材の製造装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の装置において、前記第1
    および第2の支持組立体が、前記第1の支持組立体と前
    記第2の支持組立体との間の距離より大きい軸方向の長
    さを有する前記部材を製造する製造手段を具備すること
    を特徴とする感光性部材の製造装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の装置において、前記製造
    手段はそれぞれ、前記第1および第2の支持組立体を貫
    通して、それを通して前記マンドレルが延在する通路を
    具備し、当該通路は、前記カレンダ処理組立体が、前記
    円筒状光感光性部材が製造される際に前記駆動装置が前
    記スリーブを前記第1の支持組立体の通路を通して移動
    でき、また前記円筒状感光性部材を前記マンドレルの前
    記軸線に沿って前記第2の支持組立体の通路を通して移
    動でき、この結果、前記第1の支持組立体と前記第2の
    支持組立体との間の距離より大きい軸方向の長さを有す
    る前記円筒状感光性部材を製造することを特徴とする感
    光性部材の製造装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の装置において、前記駆動
    装置が、前記マンドレルの前記軸線に沿って前記スリー
    ブを移動する直線移動装置を具備することを特徴とする
    感光性部材の製造装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の装置が、さらに、前記直
    線移動装置が前記スリーブを前記カレンダ処理組立体中
    に移動する際に、前記スリーブを回転する回転手段を具
    備することを特徴とする感光性部材の製造装置。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の装置が、さらに、前記マ
    ンドレルに沿って軸方向およびその周囲を回転方向への
    移動を容易にするために、前記マンドレルを貫通する通
    路を通して当該マンドレルの外周面に空気を供給する圧
    縮空気装置を具備することを特徴とする感光性部材の製
    造装置。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の装置において、前記カレ
    ンダ処理組立体が、 軸線、カレンダロール、第1のジャーナルおよび第2の
    ジャーナルを有する少なくとも一つのカレンダロール組
    立体で、前記第1および第2のジャーナルが前記カレン
    ダロールの端部を支持し、前記カレンダロールがフレキ
    シブルスリーブ上の光重合性材料を調整するカレンダロ
    ール組立体と;前記マンドレルが貫通して延びる通路を
    有する第1のプレート、および前記第1のプレートに固
    定された少なくとも一つの第1の径方向移動支持装置
    で、前記少なくとも一つのカレンダロール組立体の前記
    第1のジャーナルを径方向移動可能で回転自在に支持す
    る当該第1の径方向移動装置、を有する第1の支持組立
    体と;前記マンドレルが貫通して延びる通路を有する第
    2のプレート、 前記第2のプレートに第1の角度方向および第2の角度
    方向に搭載されるように設けられたサブプレートで、前
    記第2の角度方向では前記サブプレートが前記第1の角
    度方向に対して前記マンドレルから周方向に間隔をあけ
    て回転しており、前記マンドレルが貫通して延びる通路
    を有している当該サブプレート、および前記サブプレー
    トの固定された少なくとも一つの第2の径方向移動可能
    支持装置で、前記少なくとも一つのカレンダロール組立
    体の前記第2のジャーナルを径方向移動して回転可能に
    支持する当該第2の支持装置、を有する第2の支持組立
    体とを具備し、 前記サブプレートが前記第2の角度方向にあるとき、前
    記カレンダロール組立体の軸心は前記マンドレルの軸に
    対して傾斜しており、前記サブプレートが前記第1の角
    度方向のいあるとき前記カレンダロール組立体の軸心が
    前記マンドレルの軸心に対して平行である、 ことを特徴とする感光性部材の製造装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の装置において、前記駆
    動装置は、前記第2の角度位置にある前記サブプレート
    についてのロール駆動装置を有し、前記カレンダロール
    と前記マンドレルの支持された前記スリーブとの間に光
    重合材料の溶融した流れまたは溶融もしくは固体のシー
    トが供給されると、当該カレンダロールと当該スリーブ
    の間の当該光重合性材料が前記ロール組立体の動きをス
    リーブに伝達し、これにより、前記スリーブおよび溶融
    光重合性材料を前記マンドレルの周囲におよび軸線に沿
    って移動して前記シームレスで円筒状の感光性部材をら
    せん状に形成し、当該部材の形成の間中、当該の外周面
    と前記スリーブの各回転毎の前記ローラとの繰り返しの
    接触が当該部材の外周面をポリッシングすることを特徴
    とする感光性部材の製造装置。
  11. 【請求項11】 請求項9記載の装置において、前記第
    2のプレートの前記通路および前記サブプレートの前記
    通路は、前記円筒状感光性部材を形成している間、前記
    駆動装置が、前記円筒状感光性部材を、前記第2のプレ
    ートの前記通路および前記サブプレートの前記通路を通
    して移動でき、この結果、前記第1のプレートおよび前
    記第2のプレートの間の距離より大きい長さの円筒状感
    光性部材となることを特徴とする感光性部材の製造装
    置。
  12. 【請求項12】 請求項1記載の装置において、 前記第2のモードでは、前記カレンダ処理ロールが、
    (i) 固体または溶融した光感光性材料のシートを、当該
    シートの後端が当該シートの先端に重なるように、また
    は当該シートの後端と当該シートの先端との間のギャッ
    プがあるように、前記スリーブに巻き付け、(ii)前記ス
    リーブ上で実質的に均一な厚さとなるように、および、
    もし存在すれば前記僅かなギャップを埋めるように、前
    記光重合性材料を調整し、 前記第2のモードでは、前記駆動装置は、前記マンドレ
    ルの前記軸線の周りに前記スリープを移動する回転手段
    を具備し、この結果、サンディング、グラインディン
    グ、または付加的な装置なしにシームレスで均一な状態
    に前記部材の外周面をポリッシングし、これにより光感
    光性部材を形成することを特徴とする感光性部材の製造
    装置。
  13. 【請求項13】 請求項1記載の装置において、前記マ
    ンドレル支持組立体は、ロック状態では前記マンドレル
    の回転を禁止し、アンロック状態では前記マンドレルの
    回転を許容するロック装置を有することを特徴とする感
    光性部材の製造装置。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の装置において、前
    記駆動装置は、前記ロック装置がアンロック状態のとき
    前記マンドレルを回転するマンドレル駆動構造を有する
    ことを特徴とする感光性部材の製造装置。
  15. 【請求項15】 フレキシブル円筒状スリーブ上にシー
    ムレスの円筒状光重合性部材を製造する方法であって、 マンドレルに支持された前記スリーブ上に光重合性材料
    実質的に円筒状の溶融体または溶融したあるいは固体の
    シートを供給する工程と、 前記光重合性材料を調整して前記スリーブ上で実質的に
    均一な厚みを有するようにすることにより前記スリーブ
    上の溶融した光重合性材料をカレンダ処理する工程と、 前記マンドレルの前記軸線の周囲および軸線に沿って前
    記スリーブをらせん状に動かして、サンディング、グラ
    インディングまたは付加的なポリッシング装置を用いる
    ことなく前記部材の外周面を研磨してシームレスの均一
    な状態にし、これによって前記シームレスで円筒状の光
    重合性部材を形成する工程と、 前記カレンダ処理工程中に前記光重合性材料を加熱する
    工程とを具備することを特徴とする感光性部材の製造方
    法。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の方法において、 前記カレンダ処理工程を実行するために、使用している
    前記カレンダ処理組立体の中で、前記マンドレルの軸の
    長さより大きい軸長を有する部材を形成する工程をさら
    に具備することを特徴とする感光性部材の製造方法。
  17. 【請求項17】 請求項15記載の方法において、 前記マンドレルに沿って軸方向にまたはその周囲を回転
    方向への移動を容易にするために、前記マンドレルの外
    周面に当該マンドレルを貫通する開口から空気を供給す
    る工程をさらに具備することを特徴とする感光性部材の
    製造方法。
  18. 【請求項18】 請求項15記載の方法において、 前記供給工程に先立って、前記スリーブを光重合性材料
    を受けるための初期の位置に配置するように、前記マン
    ドレルに沿って軸方向に前記スリーブを移動する工程を
    さらに具備することを特徴とする感光性部材の製造方
    法。
  19. 【請求項19】 請求項15記載の方法において、 前記マンドレルの回転を禁止するようにマンドレルをロ
    ックする工程をさらに具備することを特徴とする感光性
    部材の製造方法。
  20. 【請求項20】 請求項15記載の方法において、 前記移動工程は、 前記マンドレルの軸線に対して傾斜している軸線を有す
    る少なくとも一つのカレンダロール組立体を回転し、こ
    れにより、光重合性材料が前記少なくとも一つのカレン
    ダロール組立体と前記スリーブとの間にある供給工程の
    間、当該光重合性材料が前記少なくとも一つのカレンダ
    ロール組立体を前記スリーブに伝達し、これにより当該
    スリーブを回転すると共に前記マンドレルの軸線に沿っ
    て移動する工程を含むことを特徴とする感光性部材の製
    造方法。
  21. 【請求項21】 請求項15記載の方法において、前記
    移動工程は、直線アクチュエータにより行われることを
    特徴とする感光性部材の製造方法。
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