JPH0916149A - 文字処理装置、文字処理方法、及び、メモリ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 文字出力処理に供するデータ量を削減、また
は、文字出力処理を高速化することを目的とする。 【解決手段】 外字登録情報に基づいて、ビットマップ
データを圧縮するか否かを判定し、圧縮しない場合には
外字を記憶部の所定の領域に登録する。一方、圧縮する
場合には外字登録情報によって指定される圧縮方法に従
って、該当する圧縮方法を選択してビットマップデータ
を圧縮し、圧縮した外字のデータを記憶部の所定の領域
に登録する。また、文字単位、文字セット毎に最適なフ
ォントデータ、及び、スケーラを用いて文字出力を行う
ことによりデータ量削減、処理の高速化、高品位出力を
行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は文字パターンを出力
する文字処理装置、文字処理方法、及び、メモリに関す
る。

【０００２】

【従来の技術】ビットマップ展開したフォントデータは
膨大なデータ量となるため、それをそのままの形態で格
納するには、大容量のメモリを要求し、コスト等の面か
ら好ましいとは言い難い。そこで、一般的には係るフォ
ントデータに圧縮処理を施して印刷装置内部に保管する
ことによってデータ量の削減を図っている。

【０００３】また、文字等はアウトライン・ベクトルに
よる平滑・変倍法などを用いて変倍しビットマップ展開
することが一般的である。以下、このようなアウトライ
ンフォントデータを展開するプログラムをスケーラとい
う。

【０００４】

【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来例においては、単一の圧縮手段或いはスケーラの
みを備えているため、処理を効率的に行うことが困難で
ある。即ち、ビットマップ展開したフォントデータは、
圧縮・伸長処理の方法によってデータの規模、伸長速度
が異なるため、単一の圧縮方法のみを適用することは妥
当とは言えない。また、ビットマップ展開についても、
適用するするスケーラによって、データ規模、ビットマ
ップ展開の速度、文字品位等が文字毎に異なるため、文
字セット単位で同一のスケーラを用いるのは最適な方法
とは言えなかった。

【０００５】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、文字出力処理を効率化すること、具体的には、
文字出力処理に供するデータ量を削減すること、また
は、文字出力処理を高速化することをを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、本発明に係る文字処理装置は、文字データを入力す
る入力手段と、前記入力手段により入力された文字デー
タを圧縮して記憶するか否かを文字単位或は文字セット
単位に指示する指示手段と、前記指示手段の指示に応じ
て、前記入力された文字データを文字単位或は文字セッ
ト単位に圧縮する圧縮手段と、前記圧縮手段により文字
単位或は文字セット単位に圧縮された文字データを記憶
する記憶手段とを有することを特徴とする。

【０００７】また、本発明に係る文字処理装置は、複数
種のアウトラインデータを記憶する記憶手段と、前記ア
ウトラインデータを文字パターンに展開するための複数
種のスケーラと、出力すべき文字に対応する文字情報を
入力する入力手段と、前記入力手段により入力された文
字情報に基づきスケーラを選択する選択手段と、前記選
択手段により選択されたスケーラを使用して前記入力手
段により入力された文字情報の文字パターンを展開する
展開手段とを有することを特徴とする。

【０００８】また、本発明に係る文字処理方法は、文字
データを入力する入力ステップと、前記入力ステップに
より入力された文字データを圧縮して記憶するか否かを
文字単位或は文字セット単位に指示する指示ステップ
と、前記指示ステップの指示に応じて、前記入力された
文字データを文字単位或は文字セット単位に圧縮手段に
より圧縮する圧縮ステップと、前記圧縮ステップにより
文字単位或は文字セット単位に圧縮された文字データを
記憶手段に記憶する記憶ステップとを有することを特徴
とする。

【０００９】また、本発明に係る文字処理方法は、複数
種のアウトラインデータを記憶する記憶手段と、前記ア
ウトラインデータを文字パターンに展開するための複数
種のスケーラとを利用する文字処理方法であって、出力
すべき文字に対応する文字情報を入力する入力ステップ
と、前記入力ステップにより入力された文字情報に基づ
きスケーラを選択する選択ステップと、前記選択ステッ
プにより選択されたスケーラを使用して前記入力ステッ
プにより入力された文字情報の文字パターンを展開する
展開ステップとを有することを特徴とする。

【００１０】また、本発明に係るマイクロプロセッサに
よりアクセスされるメモリは、文字データを入力する入
力プログラムと、前記入力プログラムにより入力された
文字データを圧縮して記憶するか否かを文字単位或は文
字セット単位に指示する指示プログラムと、前記指示プ
ログラムの指示に応じて、前記入力された文字データを
文字単位或は文字セット単位に圧縮手段により圧縮する
圧縮プログラムと、前記圧縮プログラムにより文字単位
或は文字セット単位に圧縮された文字データを記憶手段
に記憶する記憶プログラムとを記憶することを特徴とす
る。

【００１１】また、本発明に係るマイクロプロセッサに
よりアクセスされるメモリは、複数種のアウトラインデ
ータを記憶する記憶手段と前記アウトラインデータを文
字パターンに展開するための複数種のスケーラとを利用
するマイクロプロセッサによりアクセスされるメモリで
あって、出力すべき文字に対応する文字情報を入力する
入力プログラムと、前記入力プログラムにより入力され
た文字情報に基づきスケーラを選択する選択プログラム
と、前記選択プログラムにより選択されたスケーラを使
用して前記入力プログラムにより入力された文字情報の
文字パターンを展開する展開プログラムとを記憶するこ
とを特徴とする。

【００１２】

【発明の実施の形態】

〔第１の発明の実施の形態〕以下、本発明に係る第１の
発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図１
は本発明の代表的な発明の実施の形態に係る電子写真方
式の印刷装置の構成を示すブロック図である。

【００１３】ホストコンピュータ１２０は、印刷装置１
００に対して印刷情報（印刷出力するデータ）及び外字
登録情報（ビットマップフォント若しくはビットマップ
フォントをアウトラインフォント等に変換して外字登録
を行うための情報）を出力する。

【００１４】印刷装置１００は、装置全体の制御を司る
ＣＰＵから構成される制御部１０１、ホストコンピュー
タ１２０から受信する印刷情報等を一時的に格納する受
信バッファ１０２、フォントデータを記憶しているフォ
ントメモリ１０３、受信した印刷情報等をページ単位に
格納するページバッファメモリ１０４、１ページ分のイ
メージデータを展開するためのビットマップメモリ１０
５、ビットマップメモリ１０５に展開されたイメージデ
ータに基づいて、記録紙に可視画像を形成するプリンタ
エンジン１０６、外字を記憶するためのＲＡＭ、ＲＯＭ
或いはハードディスク等で構成される記憶部１０７を備
えている。

【００１５】制御部１０１は、印刷装置１００全体を制
御するためのプログラム等を格納したＲＯＭ１０１Ａ、
ワークメモリ１０１Ｂを備えている。

【００１６】図２は、印刷装置１００の一例であるレー
ザビームプリンタの内部構造を示す断面図である。この
レーザビームプリンタ（以下、ＬＢＰという）は、不図
示のデータ源から文字パターンの登録や定型書式（フォ
ームデータ）などの登録を行うことができる。

【００１７】１０００はＬＢＰ本体であり、外部に接続
されているホストコンピュータ１２０から供給される文
字情報（文字コード）やフォーム情報あるいはマクロ命
令などを入力して記憶すると共に、それらの情報に従っ
て対応する文字パターンやフォームパターンなどを作成
し、記録媒体である記録紙上に像を形成する。

【００１８】１０１２は操作のためのスイッチ及びＬＥ
Ｄ表示器などが配されている操作パネル、１００１はＬ
ＢＰ１０００全体の制御及びホストコンピュータから供
給される文字情報などを解析するプリンタ制御ユニット
である。この制御ユニット１００１は、主に文字情報を
対応する文字パターンのビデオ信号に変換してレーザド
ライバ１００２に出力する。レーザドライバ１００２は
半導体レーザ１００３を駆動するための回路であり、入
力されたビデオ信号に応じて半導体レーザ１００３から
発射されるレーザ光１００４をオンオフ切り替えする。

【００１９】レーザ１００４は回転多面境１００５で左
右方向に振られ静電ドラム１００６上を走査する。これ
により、静電ドラム１００６上には文字パターンの静電
潜像が形成される。この潜像は、静電ドラム１００６周
囲の現像ユニット１００７により現像された後、記録紙
に転送される。この記録紙にはカットシートを用い、カ
ットシート記録紙はＬＢＰ１０００に装着した用紙カセ
ット１００８に収納され、給紙ローラ１００９及び搬送
ローラ１０１０と１０１１とにより装置内に取り込まれ
て、静電ドラム１００６に供給される。

【００２０】図３は、印刷装置１００における印刷処理
の流れを示すフローチャートである。この処理はＲＯＭ
１０１Ａに格納された制御プログラムに基づいて制御部
１０１によって制御される。本実施例においては、ホス
トコンピュータ１２０から印刷情報或いは外字登録情報
を受信すると、制御部１０１に受信割り込み発生させる
ことによって受信したデータを受信バッファ１０２へ格
納する。従って、フローチャートに示した一連の処理と
並行して受信処理が行われる。

【００２１】まず、ステップＳ２０１において受信バッ
ファ１０２より受信データを読み込み、ステップＳ２０
２において、その読み込んだデータが印刷情報である
か、外字登録情報であるか否かを判断する。外字とはフ
ォントメモリ１０３にそのフォントを有しない文字のこ
とであり、外字登録情報とは、外字を印刷装置１００内
に登録するための情報である。外字登録情報に関する詳
細は後述する。

【００２２】読込んだデータが外字登録情報である場合
には、ステップＳ２０８において該当する外字を登録す
る処理を行う。この詳細については後述する。一方、読
込んだデータが印刷情報である場合にはステップＳ２０
３において、その印刷情報が外字の印字を要求する情報
であるか否かを判定する。その結果、外字の印字でなけ
れば、ステップＳ２０４に進み、該当する文字データを
フォントメモリ１０３より読み込み、ステップＳ２０５
において、その文字データに基づいて画像をビットマッ
プメモリ１０５上に展開する。

【００２３】一方、外字の印字の場合にはステップＳ２
１０において、記憶装置１０７からステップＳ２０８に
おいて外字登録した文字データを読込み、ステップＳ２
０５において、その文字データに基づいて画像をビット
マップメモリ１０５上に展開する。なお、外字データの
読込みの処理の詳細については後述する。

【００２４】ステップＳ２０６では、１ページ分のビッ
トマップ展開が終了したか否かを判定し、未終了の場合
にはステップＳ２０１に戻り、前述の処理を繰り返して
実行する。そして１ページ分のビットマップ展開が終了
したら、ステップＳ２０７に進み、プリンタエンジン１
０６により記録紙上に１ページ分の画像を形成する。

【００２５】図４は、本発明の実施の形態における外字
登録情報を概念的に示す図である。なお、この外字登録
情報は、実際には印刷装置の制御コードであるページ記
述言語等によって記述される。この外字登録情報には、
書体名、文字サイズ、文字ピッチなどの文字属性の他
に、記憶装置の識別子、圧縮の有無、圧縮方法など外字
登録に必要な情報が含まれる。

【００２６】図５は、外字登録処理（ステップＳ２０
８）の流れを示すフローチャートである。この処理はＲ
ＯＭ１０１Ａに格納された制御プログラムに基づいて制
御部１０１によって制御される。先ず、ステップＳ３０
１において外字登録情報４００に基づいて、ビットマッ
プデータ４１０を圧縮するか否かを判定し、圧縮しない
場合には直接ステップＳ３０２に進み、外字を記憶部１
０７の所定の領域に登録する。一方、圧縮する場合には
ステップＳ３０３に進み、外字登録情報４００によって
指定される圧縮方法（図４の例の場合は、圧縮・伸長方
法１）に従って、該当する圧縮方法を選択してビットマ
ップデータ４１０を圧縮し、ステップＳ３０２において
圧縮した外字のデータを記憶部１０７の所定の領域に登
録する。

【００２７】図６は、外字を記憶部１０７に登録する際
のデータ構造の一例を示す図である。２０１は記憶部１
０７に登録される全文字に共通のヘッダであり、文字デ
ータ（例えば２０２）は、文字毎の文字情報である。ヘ
ッダ２０１は文字属性２０３、各文字データのポインタ
（例えば２０４）、圧縮の有無、圧縮の種類を識別する
ための圧縮情報２０５等を含んでいる。また、文字デー
タ（例えば２０２）は、文字属性２０６、ビットマップ
データ２０７、圧縮の有無、圧縮の種類を識別するため
の圧縮情報２０８等を含んでいる。

【００２８】グラフィックセット単位、文字セット単
位、書体単位などのグループ単位で圧縮を行なう場合に
ついては、圧縮情報２０５に対して圧縮の有無、圧縮方
法を識別するための情報を付加させ、また、１文字単位
で圧縮を行なう場合については、圧縮情報２０８に対し
て圧縮の有無、圧縮方法を識別するための情報（例え
ば、ＩＤやフラグなど）を付加すればよい。

【００２９】次に外字登録したデータを読込む処理（ス
テップＳ２１０）について説明する。この処理はＲＯＭ
１０１Ａに格納された制御プログラムに基づいて制御部
１０１によって制御される。図７は、外字データ読込み
処理の流れを示すフローチャートである。先ず、ステッ
プＳ４０１において、圧縮情報２０５または２０８（図
６）を参照して、該当する文字が圧縮した文字であるか
否かを判断し、圧縮した文字でない場合には、ステップ
Ｓ４０２に進み、記憶部１０７から該当する外字の文字
コードを読込む。一方、圧縮した文字である場合には、
ステップＳ４０３に進み、圧縮情報２０５または２０８
を参照して該当する伸長方法を選択してビットマップデ
ータを伸長する。なお、伸長したビットマップデータ
は、随時ワークメモリ１０１Ｂに格納される（読込まれ
る）。なお、Ｓ４０１において、まず２０５の情報に基
づき圧縮の有無を確認し、圧縮有りの場合に２０８の情
報に基づき圧縮の有無、種類を確認することにより、処
理速度を早めることができる。

【００３０】外字登録したデータの読込みが終了した
ら、前述のようにステップＳ２０７においてビットマッ
プ展開を行う。

【００３１】なお、圧縮・伸長のためのプログラム（複
数）は、印刷装置１００の内部（ＲＯＭ１０１Ａ）に予
め備わっているものだけでなく、外部（例えばホストコ
ンピュータ１２０）から追加することが可能である。ま
た、使用不可能にすることも可能である。

【００３２】以上のような構成とすることにより、文字
単位、グループ単位などの任意の単位で圧縮方法を選択
できるため、夫々に適合した圧縮方法を選択（圧縮の有
無を含む）することができ、全体としての伸長速度の向
上、データ規模の削減を実現することができる。

【００３３】〔第２の発明の実施の形態〕第１の発明の
実施の形態においては、圧縮方法を外字登録情報によっ
て指定する場合について述べたが、本実施例では、圧縮
方法を印字装置１００の内部で自動選択する場合につい
て説明する。

【００３４】本発明の実施の形態に係る印刷処理は、第
１の発明の実施の形態における外字登録処理を以下のよ
うに変更するものである。図８は、本発明の実施の形態
に係る外字登録処理の流れを示すフローチャートであ
る。この処理はＲＯＭ１０１Ａに格納された制御プログ
ラムに基づいて制御部１０１によって制御される。先
ず、ステップＳ５０１において、外字登録情報４００に
従って、ビットマップデータ４１０を圧縮するか否かを
判定する。そして、圧縮しない場合には、別段の処理を
施すことなくステップＳ５０２において、そのまま登録
する。一方、圧縮する場合には、ステップＳ５０３に進
む。

【００３５】ステップＳ５０３では、該当するビットマ
ップデータ４１０を、全ての圧縮・伸長方法（ＲＯＭ１
０１Ａに格納された全ての圧縮・伸長プログラム）を用
いて、圧縮及び伸長処理を実行し、その処理時間、圧縮
率等の情報を保持する。そして、ステップＳ５０４で
は、保持した情報に基づいて、予め設定された選択条件
（圧縮率優先、伸長速度優先等）に適合する圧縮・伸長
方法を選択する。なお、選択条件は印刷装置内部におい
て独立に設定してもよいし、外字登録情報４００によっ
て指示してもよい。図９は、外字登録情報によって圧縮
方法の選択条件を指定する場合の一例を示す図である。

【００３６】以上のように、全圧縮・伸長方法について
圧縮、伸長を実行することによって、外字の登録に際し
ては長時間を要するものの、一度登録を完了すると、高
速に伸長処理を実行することができる。また、圧縮率を
優先して圧縮・伸長方法を選択した場合には、当然にデ
ータの規模を削減することができる。

【００３７】更に、使用頻度の高い文字については伸長
速度優先、使用頻度の比較的低い文字については圧縮率
優先という具合に選択条件を設定してもよい。また、記
憶部１０７の空き容量が十分にある場合については伸長
速度優先、空き容量に余裕がない場合については圧縮率
優先という具合に、選択条件を段階的にシフトさせても
よい。

【００３８】ステップＳ５０５では、選択した圧縮・伸
長方法に係る圧縮データ以外をワークメモリ１０１Ｂ上
から削除する（圧縮データを、記憶部１０７に待避させ
た場合には、記憶部１０７上の当該圧縮データを削
除）。

【００３９】なお、ステップＳ５０３乃至Ｓ５０５の処
理は、次のようにしてもよい。即ち、先ず最初の圧縮・
伸長方法を適用してビットマップフォントを圧縮、伸長
し、その処理時間、圧縮率保持、及び圧縮データを保持
する。そして次の圧縮・伸長方法を適用し、その処理時
間及び圧縮率を先の圧縮方法に係る処理時間及び圧縮率
保持と比較して、選択条件により適合する圧縮・進行方
法に係る処理時間、圧縮率保持、及び圧縮データのみを
保持する。そして、第３以降の圧縮・伸長方法を同様に
適用することにより、選択条件に最も適合した圧縮・伸
長方法に係る圧縮データを得ることができる。この場
合、最大で２つの圧縮・進行方法による圧縮データを保
持する領域を確保すれば十分である。

【００４０】以上のような処理を行うことにより、圧縮
方法の自動選択が可能になる。また、これに付随して圧
縮率優先、伸長速度優先などの各用途に応じた最適な圧
縮処理が可能となる。

【００４１】以上説明したようにビットマップデータに
対して、文字単位、もしくはグラフィックセット単位、
文字セット単位、書体単位等の任意のグループ単位で圧
縮の有無、または異なる圧縮方法を施す場合、漢字等の
比較的使用頻度の低い文字については圧縮を施してメモ
リ上に格納することによりデータ容量の削減が可能とな
る。

【００４２】一方、非漢字（ひらがな、カタカナ、数
字、アルファベット等）のように使用頻度の高い文字に
ついては圧縮を行なわずにデータを格納することによっ
て、伸長処理が不要である為に印字速度の低下防止が可
能となる。

【００４３】さらに、データ削減を最優先させるのであ
れば、使用頻度の高い文字については圧縮率よりも伸長
速度を優先させた圧縮を施し、使用頻度の低い文字につ
いては伸長速度よりも圧縮率を優先させた圧縮を施すと
いうように圧縮方法を使い分けても良いとする。

【００４４】また、明朝体、ゴシック体等の使用頻度の
高い書体については非圧縮とし、毛筆体等の使用頻度の
低い書体については圧縮することにより、データ容量の
削減、印字速度の低下防止が可能となる。

【００４５】〔第３の発明の実施の形態〕本発明の実施
の形態は、ＲＯＭ１０１Ａに格納された圧縮・伸長のた
めの複数のプログラムの一部を使用不可能（以降、削除
と呼ぶ）にする場合（ホストコンピュータ１２０等から
削除命令を受信した場合）に、削除する圧縮・伸長プロ
グラムによって圧縮した文字データが使用不能になる事
態を避けるものである。

【００４６】図１０は、本発明の実施の形態に係る印刷
装置１００の動作の流れを示すフローチャートである。
この処理はＲＯＭ１０１Ａに格納された制御プログラム
に基づいて制御部１０１によって制御される。なお、図
３のフローチャートに係る処理から本実施例に係る処理
への移行は、削除命令を受信した際に、制御部１０１に
割り込みを発生させることによって実現できる（他の方
法であってもよい）。

【００４７】ＲＯＭ１０１Ａから圧縮・伸長プログラム
を削除する時は、先ず、ステップＳ６０１において、削
除する対象となる圧縮・伸長プログラムを用いて圧縮し
て登録した文字データを探索する。そして該当する外字
を発見した場合、或いは全ての外字を探索し終えた場合
は、次のステップＳ６０２に進む。なお、この探索は、
圧縮情報２０５または２０８を参照しながら行えばよ
い。

【００４８】ステップＳ６０２では、探索の結果、削除
する圧縮・伸長プログラムに係る圧縮データがあるか否
かを判定し、該圧縮データが存在しない場合には処理を
終了し、該圧縮データが存在する場合にはステップＳ６
０３に進み、該当する外字を伸長処理する。ステップＳ
６０４では、伸長した文字データを再度他の圧縮方法
（削除しない圧縮・伸長方法）を用いて圧縮処理するか
否かを判断する。この判断は、第１或いは第２の実施例
に従えばよい。判断の結果にしたがって、ステップＳ６
０６において圧縮処理した文字データ、或いは圧縮処理
しない文字データは、ステップＳ６０５において登録さ
れる。その後、ステップＳ６０１に戻り、一連の処理を
繰り返し実行し、ステップＳ６０２において、削除する
対象となる圧縮・伸長方法に係る外字がないと判断した
ら一連の処理を終了する。

【００４９】以上のような処理を施してＲＯＭ１０１Ａ
から圧縮・伸長方法（プログラム）の削除を行うことに
より、該圧縮・伸長方法によって圧縮処理した文字デー
タが使用不能になるのを防ぐことができる。

【００５０】〔第４の発明の実施の形態〕本発明の実施
の形態は、アウトラインフォントに対して、一文字単
位、一グラフィックセット単位、一文字セット単位、一
書体単位などのグループ単位で異なるスケーラを使用
し、各アウトラインフォントデータに対して使用するス
ケーラを識別するための情報を付加させることによっ
て、複数のスケーラを有効に使用するものである。

【００５１】図１１は、本発明の実施の形態に係る印刷
装置１００の動作の流れを示すフローチャートである。
この処理はＲＯＭ１０１Ａに格納された制御プログラム
に基づいて制御部１０１によって制御される。先ず、ス
テップＳ７０１において、受信バッファ１０２より文字
コードを読込み、次のステップＳ７０２において、その
文字コードに対応する文字情報をフォントメモリ１０３
から読込む。図１２は、フォントメモリ１０３における
文字情報の構造の一例を示す図である。３０１は全文字
に共通するヘッダであり、文字データ（例えば３０２）
は、１文字毎の文字情報である。ヘッダ３０１は文字属
性３０３、ポインタ３０４、スケーラを識別するための
スケーラ識別情報３０５等を含む。また、文字データ
（例えば３０２）は、文字属性３０６、アウトラインデ
ータ３０７、スケーラを識別するためのスケーラ識別情
報３０８等を含む。

【００５２】グラフィックセット単位、文字セット単
位、書体単位などのグループ単位で同一スケーラを使用
する場合については、スケーラ識別情報３０５に対し
て、また、１文字単位でスケーラが異なる場合について
は、スケーラ識別情報３０８に対して使用するスケーラ
を判断できるような情報（例えば、ＩＤやフラグなど）
を付加する。

【００５３】ステップＳ７０３では、スケーラ情報３０
５または３０８に基づいてスケーラを選択し、ステップ
Ｓ７０４では、選択したスケーラを用いて文字コードに
該当するアウトラインデータをビットマップメモリ１０
５にビットマップ展開する。ステップＳ７０５におい
て、１ページ分のビットマップ展開処理を完了したと判
断された場合には、ステップＳ７０６に進み、プリンタ
エンジン１０６によって記録紙上に１ページ分の画像を
形成する。一方、１ページ分のビットマップ展開を終え
ていない場合には、ステップＳ７０１に戻り、一連の処
理を繰り返す。

【００５４】なお、スケーラの機能を実現するのための
プログラムは、印刷装置１００の内部（ＲＯＭ１０１
Ａ）に予め備わっているものだけでなく、外部（例えば
ホストコンピュータ１２０）から追加することが可能で
ある。また、使用不可能にすることも可能である。

【００５５】以上のような構成とすることにより、文字
単位、グループ単位などの任意の単位にスケーラを選択
できるため、夫々に適合した処理を行うことができ、全
体としてのビットマップ展開の処理速度の向上、データ
規模の削減を達成することができる。

【００５６】次に本実施例で使用するスケーラについて
説明する。

【００５７】アウトラインフォントに対して、文字単
位、グラフィックセット単位、文字セット単位、書体単
位等の任意のグループ単位で異なるスケーラを使用する
場合、漢字等の比較的使用頻度の低い文字については展
開スピードは落ちるが、各パーツを共有して使うためア
ウトラインデータ容量が少なくて済むスケーラ（図１８
（ａ）に示すストローク形式のアウトラインフォントデ
ータ、及び、そのフォントデータを展開するスケーラ）
を使用することによりデータ容量の削減が可能となる。

【００５８】一方、非漢字（ひらがな、カタカナ、数
字、アルファベット等）のように使用頻度の高い文字に
ついてはメモリ容量が増えるが、ビットマップ展開処理
速度の高速なスケーラ（図１８（ｂ）に示す全輪郭型の
アウトラインフォントデータ（デザイン空間は２００×
２００でデザインされている。）、及び、そのフォント
データを展開するスケーラ）を使用することにより、デ
ータ削減より高速印字を目的としたスケーラの使い分け
が可能となる。

【００５９】また、毛筆体のような文字デザインが重視
される書体（例えば行書体）については、データ削減、
高速印字よりも文字品位が優れたスケーラ（図１８
（ｂ）に示す全輪郭型のアウトラインフォントデータ
（デザイン空間が８００×８００のサイズでデザインさ
れているもの）、及び、そのスケーラ）を使用すること
によって文字品位の向上が可能となる。

【００６０】〔第５の発明の実施の形態〕本発明の実施
の形態は、任意のスケーラを選択して外字のビットマッ
プフォントをアウトラインフォントに変換して記憶部１
０７に登録するものであり、第１の発明の実施の形態に
おける外字登録処理（ステップＳ２０８）を、以下のよ
うに変更するものである。

【００６１】図１３は、本発明の実施の形態に係る外字
登録処理の流れを示すフローチャートである。この処理
はＲＯＭ１０１Ａに格納された制御プログラムに基づい
て制御部１０１によって制御される。また、図１４は、
本実施例に係る外字登録情報の一例を概念的に示す図で
ある。なお、この外字登録情報は、実際には印刷装置の
制御コードであるページ記述言語等によって記述され
る。この外字登録情報には、書体名などの文字属性の他
に、記憶装置の識別子、使用するスケーラなど外字登録
に必要な情報が含まれる。

【００６２】ステップＳ２０２（図３）において、読込
んだデータが外字登録情報１４００と判断したら、ステ
ップＳ８０１において、その外字登録情報１４００を参
照して、アウトライン変換するか否かを判断する（例え
ば、外字登録情報１４００においては、スケーラとして
スケーラ１を指定していることからアウトライン変換す
るものと判断する）。そして、アウトライン変換するこ
とを要しないと判断した場合は、直接ステップＳ８０２
に進み、ビットマップフォントとして登録処理を行う。
一方、アウトライン変換する場合には、ステップＳ８０
３に進み、外字登録情報によって指定されるスケーラ
（図１４の例では、スケーラ１）を用いてアウトライン
変換し、ステップＳ８０２において変換したアウトライ
ンフォントを登録する。なお、スケーラは複数個有する
ものとし、その実体であるスケーラ用プログラムはＲＯ
Ｍ１０１Ａに格納されているものとする。

【００６３】なお、登録時のメモリ構成、登録した外字
を使用する際の処理については、例えば、第４の実施例
と同様であればよい。

【００６４】以上のような処理を施すことにより、文字
単位、グループ単位などの単位で任意のスケーラの指定
ができるため、データ規模を削減することができ、ま
た、全体としてのビットマップ展開の処理速度を向上さ
せること、文字品位を向上させることができる。

【００６５】〔第６の発明の実施の形態〕第５の発明の
実施の形態は、アウトラインフォント変換するスケーラ
を外字登録情報１４００によって指定するものである
が、本発明の実施の形態は、スケーラを印刷装置１００
の内部で自動選択するものである。

【００６６】本発明の実施の形態は、第５の発明の実施
の形態における外字登録処理（Ｓ２０８）を以下のよう
に変更するものである。図１５は、本発明の実施の形態
に係る外字登録処理の流れを示すフローチャートであ
る。この処理はＲＯＭ１０１Ａに格納された制御プログ
ラムに基づいて制御部１０１によって制御される。ステ
ップＳ０２（図３）において、前述したように、読込ん
だデータが外字登録情報である場合に、ステップＳ９０
１に進む。

【００６７】ステップＳ９０１では、印刷装置１００が
有する全スケーラ（実際には、例えばＲＯＭ１０１Ａに
その処理プログラムが格納されている）を適用して、読
込んだデータをアウトラインフォント変換する。そして
各スケーラを適用した際のアウトラインフォント変換後
のデータ規模、ビットマップ展開に必要な処理時間、文
字品位の劣化具合等の情報を保持する。

【００６８】ステップＳ９０２では、その情報に基づい
て予め設定された選択条件に最も適合するスケーラ（例
えば、変換後のデータ規模が最小になるスケーラ、展開
速度の最速のスケーラ、文字品位が最も高品質なスケー
ラ等）を選択する。なお、選択条件は印刷装置内部にお
いて独立に設定してもよいし、外字登録情報によって指
示してもよい。図１６は、本実施例に係る外字登録情報
の一例を示す図である。この例の場合は、スケーラの選
択条件として展開速度を優先するように指定している。

【００６９】なお、使用頻度の高い文字については展開
速度優先（文字品位優先でも良い）、使用頻度の比較的
低い文字についてはデータ容量優先としてもよい。ま
た、記憶部１０７の空き容量が十分にある場合について
は展開速度優先（文字品位優先でも良い）、空き容量に
余裕が無ければデータ容量優先という具合に段階的にシ
フトさせてもよい。

【００７０】ステップＳ９０３では、選択したスケーラ
によって変換したアウトラインフォントのデータ以外を
ワークメモリ１０１Ｂ上から削除する（変換したアウト
ラインフォントのデータを、記憶部１０７に待避させた
場合には、記憶部１０７上の当該データを削除）。ステ
ップＳ９０４では、選択したスケーラによって変換した
アウトラインフォントを登録する。

【００７１】なお、ステップＳ９０１乃至Ｓ９０３の処
理は、次のようにしてもよい。即ち、先ず、１つのスケ
ーラを適用してアウトラインフォント変換を行い、その
結果を保持する。そして次のスケーラを適用し、その処
理時間等を先のスケーラに係る処理時間等と比較して、
選択条件により適合するスケーラに係る処理時間等、及
びアウトラインフォントのみを保持する。そして、第３
以降のスケーラを同様に適用することにより、選択条件
に最も適合したスケーラに係るアウトラインフォントを
得ることができる。この場合、最大で２つのスケーラに
係る処理結果を保持する領域を確保すれば十分である。

【００７２】なお、アウトライン変換した外字を使用す
る際の処理は、第４の発明の実施の形態と同様である。

【００７３】以上のような処理を施すことにより、文字
単位、グループ単位など任意の単位でスケーラの自動選
択ができるため、データ規模を削減することができ、ま
た、全体としてのビットマップ展開の処理速度、文字品
位を向上することができる。

【００７４】〔第７の発明の実施の形態〕本発明の実施
の形態は、ＲＯＭ１０１Ａに格納された複数のスケーラ
のプログラムの一部を削除する場合（ホストコンピュー
タ１２０等から削除命令を受信した場合）に、使用不可
能（以降、削除と呼ぶ）とするスケーラのプログラムを
用いてアウトライン変換した文字データを使用不能にな
る事態を避けるものである。

【００７５】図１７は、本発明の実施の形態に係る印刷
装置１００の動作の流れを示すフローチャートである。
この処理はＲＯＭ１０１Ａに格納された制御プログラム
に基づいて制御部１０１によって制御される。なお、図
３のフローチャートに係る処理から本発明の実施の形態
に係る処理への移行は、削除命令を受信した際に、制御
部１０１に割り込みを発生させることによって実現でき
る（他の方法であってもよい）。

【００７６】ＲＯＭ１０１Ａからスケーラのプログラム
を削除する時は、先ず、ステップＳ１００１において、
削除する対象となるスケーラのプログラムを用いてアウ
トライン変換した文字データを探索する。そして該当す
る外字を発見した場合、或いは全ての外字を探索し終え
たら次のステップＳ１００２に進む。なお、この検索
は、スケーラ情報２０５または２０８を参照しながら行
えばよい。

【００７７】ステップＳ１００２では、探索の結果、削
除するスケーラのプログラムに係る文字データがあるか
否かを判定し、該データが存在しない場合には処理を終
了し、該データが存在する場合にはステップＳ１００３
に進み、該当する外字を一旦ビットマップ展開する。ス
テップＳ１００４では、再度他のスケーラ（削除しない
スケーラ）を用いてアウトライン変換するか否かを判定
する。そして、その判定結果に応じてステップＳ１００
６においてアウトライン変換した文字データ、或いは、
ビットマップ展開した文字（ビットマップフォント）
を、ステップＳ１００５において登録する。

【００７８】なお、再度のアウトライン変換に使用する
スケーラについては任意に指定しても良いし、第６の発
明の実施の形態と同様の方法によって自動的に選択して
もよい。

【００７９】以上のような処理を施して、印刷装置１０
０（ＲＯＭ１０１Ａ）からスケーラを削除することによ
り、その削除に伴って該スケーラを使用している外字が
使用不可能になるのを防ぐことができる。

【００８０】なお、上記の実施例においては、説明の便
宜のため、圧縮方法を選択することを特徴とする印刷装
置（第１乃至第３の実施例）と、スケーラを選択するこ
とを特徴とする印刷装置（第４乃至第７の実施例）を分
けて説明したが、両特徴を併有することによって更に効
率的な印刷処理を実現することができることは論じるま
でもない。この場合、入力した文字データを先ず後者の
実施例に即してアウトラインフォントに変換し、次い
で、前者の実施例に即して圧縮して登録することが効率
的である。

【００８１】また、上記の発明の実施の形態において
は、ビットマップ形式の文字データをアウトラインフォ
ント形式のデータに変換する際の処理について説明して
いるが、本発明はこれに限定されるものではなく、例え
ば、ビットマップ形式の文字データをストロークフォン
ト等のベクトル形式のデータに変換する際について広く
適用可能であることは明らかである。

【００８２】また、上記の発明の実施の形態において
は、印刷データをプリンタエンジン１０６によって印刷
する印刷装置について説明したが、本発明はこれに限定
されるものではなく、例えば、上記発明の実施の形態に
おけるプリンタエンジン１０６をＣＲＴ等のディスプレ
イ装置に置換えた場合においても広く適用可能であるこ
とは論じるまでもない。

【００８３】また、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、１つの機器から成る装置に適
用しても良い。また、本発明はシステム或は装置にプロ
グラムを供給することによって達成される場合にも適用
できることは言うまでもない。この場合、本発明に係る
プログラムを格納した記憶媒体が、本発明を構成するこ
とになる。そして、該記憶媒体からそのプログラムをシ
ステム或は装置に読み出すことによって、そのシステム
或は装置が、特定の態様で機能する。

【００８４】

【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、文
字出力処理を効率化することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の代表的な実施例に係る電子写真方式の
装置の構成を示すブロック図である。

【図２】印刷装置１００の一例であるレーザビームプリ
ンタの内部構造を示す断面図である。

【図３】印刷装置１００における印刷処理の流れを示す
フローチャートである。

【図４】第１の実施例における外字登録情報を概念的に
示す図である。

【図５】第１の実施例に係る外字登録処理の流れを示す
フローチャートである。

【図６】外字を記憶部１０７に登録する際のデータ構造
の一例を示す図である。

【図７】外字データ読込み処理の流れを示すフローチャ
ートである。

【図８】第２の実施例に係る外字登録処理の流れを示す
フローチャートでる。

【図９】外字登録情報によって圧縮方法の選択条件を指
定する場合の一例を示す図である。

【図１０】第３の実施例に係る印刷装置１００の動作の
流れを示すフローチャートである。

【図１１】第４の実施例に係る印刷装置１００の動作の
流れを示すフローチャートである。

【図１２】フォントメモリ１０３における文字情報の構
造の一例を示す図である。

【図１３】第５の実施例に係る外字登録処理の流れを示
すフローチャートである。

【図１４】第５の実施例に係る外字登録情報の一例を概
念的に示す図である。

【図１５】第６実施例に係る外字登録処理の流れを示す
フローチャートである。

【図１６】第６の実施例に係る外字登録情報の一例を概
念的に示す図である。

【図１７】第７実施例に係る印刷装置１００の動作の流
れを示すフローチャートである。

【図１８】フォントデータを説明する図である。

Claims (34)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 文字データを入力する入力手段と、 前記入力手段により入力された文字データを圧縮して記
   憶するか否かを文字単位或は文字セット単位に指示する
   指示手段と、 前記指示手段の指示に応じて、前記入力された文字デー
   タを文字単位或は文字セット単位に圧縮する圧縮手段
   と、 前記圧縮手段により文字単位或は文字セット単位に圧縮
   された文字データを記憶する記憶手段とを有することを
   特徴とする文字処理装置。
2. 【請求項２】 前記記憶手段に記憶された圧縮された文
   字データを伸張する伸張手段と、 前記伸張手段により伸張された文字データを出力する出
   力手段とを有することを特徴とする請求項１記載の文字
   処理装置。
3. 【請求項３】 前記出力手段は、プリンタであることを
   特徴とする請求項２記載の文字処理装置。
4. 【請求項４】 前記出力手段は、ディスプレイであるこ
   とを特徴とする請求項２記載の文字処理装置。
5. 【請求項５】 前記圧縮手段は複数存在し、 前記指示手段は、複数の圧縮手段の中のひとつを選択す
   る選択手段を含むことを特徴とする請求項１記載の文字
   処理装置。
6. 【請求項６】 前記選択手段は、ユーザの指示した圧縮
   手段を選択することを特徴とする請求項５記載の文字処
   理装置。
7. 【請求項７】 前記選択手段は、圧縮率、または、伸張
   時間に基づき圧縮手段を選択することを特徴とする請求
   項５記載の文字処理装置。
8. 【請求項８】 前記伸張手段は、複数存在し、 前記伸張手段のひとつを削除する指示に基づき、削除さ
   れた伸張手段により伸張される文字データを他の圧縮手
   段により圧縮することを特徴とする請求項５記載の文字
   処理装置。
9. 【請求項９】 複数種のアウトラインデータを記憶する
   記憶手段と、 前記アウトラインデータを文字パターンに展開するため
   の複数種のスケーラと、 出力すべき文字に対応する文字情報を入力する入力手段
   と、 前記入力手段威より入力された文字情報に基づきスケー
   ラを選択する選択手段と、 前記選択手段により選択されたスケーラを使用して前記
   入力手段により入力された文字情報の文字パターンを展
   開する展開手段と有することを特徴とする文字処理装
   置。
10. 【請求項１０】 前記展開手段により展開された文字パ
    ターンを出力する出力手段を有することを特徴とする請
    求項９記載の文字処理装置。
11. 【請求項１１】 前記出力手段は、プリンタであること
    を特徴とする請求項１０記載の文字処理装置。
12. 【請求項１２】 前記出力手段は、ディスプレイである
    ことを特徴とする請求項１０記載の文字処理装置。
13. 【請求項１３】 前記複数種のスケーラは、ストローク
    形式のアウトラインデータを展開する第１スケーラと全
    輪郭形式のアウトラインデータを展開する第２スケーラ
    であることを特徴とする請求項９記載の文字処理装置。
14. 【請求項１４】 前記複数種のスケーラは、第１の座標
    系でデザインされたアウトラインデータを展開する第３
    スケーラと第１の座標系より大きい第２の座標系でデザ
    インされたアウトラインデータを展開する第４スケーラ
    であることを特徴とする請求項９記載の文字処理装置。
15. 【請求項１５】 前記第１スケーラは、漢字部分のアウ
    トラインデータに使用され、前記第２スケーラは、非漢
    字部分のアウトラインデータに使用されることを特徴と
    する請求項１３記載の文字処理装置。
16. 【請求項１６】 前記第４スケーラは、デザインを重視
    する書体のアウトラインデータに使用され、前記第３ス
    ケーラは、それ以外の書体のアウトラインデータに使用
    されることを特徴とする請求項１４記載の文字処理装
    置。
17. 【請求項１７】 文字データを入力する入力ステップ
    と、 前記入力ステップにより入力された文字データを圧縮し
    て記憶するか否かを文字単位或は文字セット単位に指示
    する指示ステップと、 前記指示ステップの指示に応じて、前記入力された文字
    データを文字単位或は文字セット単位に圧縮手段により
    圧縮する圧縮ステップと、 前記圧縮ステップにより文字単位或は文字セット単位に
    圧縮された文字データを記憶手段に記憶する記憶ステッ
    プとを有することを特徴とする文字処理方法。
18. 【請求項１８】 前記記憶記憶手段に記憶された圧縮さ
    れた文字データを伸張手段により伸張する伸張ステップ
    と、 前記伸張ステップにより伸張された文字データを出力手
    段により出力する出力ステップとを有することを特徴と
    する請求項１７記載の文字処理方法。
19. 【請求項１９】 前記出力手段は、プリンタであること
    を特徴とする請求項１８記載の文字処理方法。
20. 【請求項２０】 前記出力手段は、ディスプレイである
    ことを特徴とする請求項１８記載の文字処理方法。
21. 【請求項２１】 前記圧縮手段は複数存在し、 前記指示ステップは、複数の圧縮手段の中のひとつを選
    択する選択ステップを含むことを特徴とする請求項１７
    記載の文字処理方法。
22. 【請求項２２】 前記選択ステップは、ユーザの指示し
    た圧縮手段を選択することを特徴とする請求項２１記載
    の文字処理方法。
23. 【請求項２３】 前記選択ステップは、圧縮率、また
    は、伸張時間に基づき圧縮手段を選択することを特徴と
    する請求項２１記載の文字処理方法。
24. 【請求項２４】 前記伸張手段は、複数存在し、 前記伸張手段のひとつを削除する指示に基づき、削除さ
    れた伸張手段により伸張される文字データを他の圧縮ス
    テップにより圧縮することを特徴とする請求項２１記載
    の文字処理方法。
25. 【請求項２５】 複数種のアウトラインデータを記憶す
    る記憶手段と前記アウトラインデータを文字パターンに
    展開するための複数種のスケーラとを利用する文字処理
    方法であって、 出力すべき文字に対応する文字情報を入力する入力ステ
    ップと、 前記入力ステップ威より入力された文字情報に基づきス
    ケーラを選択する選択ステップと、 前記選択ステップにより選択されたスケーラを使用して
    前記入力ステップにより入力された文字情報の文字パタ
    ーンを展開する展開ステップとを有することを特徴とす
    る文字処理方法。
26. 【請求項２６】 前記展開ステップにより展開された文
    字パターンを出力手段により出力する出力ステップとを
    有することを特徴とする請求項２５記載の文字処理方
    法。
27. 【請求項２７】 前記出力手段は、プリンタであること
    を特徴とする請求項２６記載の文字処理方法。
28. 【請求項２８】 前記出力手段は、ディスプレイである
    ことを特徴とする請求項２６記載の文字処理方法。
29. 【請求項２９】 前記複数種のスケーラは、ストローク
    形式のアウトラインデータを展開する第１スケーラと全
    輪郭形式のアウトラインデータを展開する第２スケーラ
    であることを特徴とする請求項２５記載の文字処理方
    法。
30. 【請求項３０】 前記複数種のスケーラは、第１の座標
    系でデザインされたアウトラインデータを展開する第３
    スケーラと第１の座標系より大きい第２の座標系でデザ
    インされたアウトラインデータを展開する第４スケーラ
    であることを特徴とする請求項２５記載の文字処理方
    法。
31. 【請求項３１】 前記第１スケーラは、漢字部分のアウ
    トラインデータに使用され、前記第２スケーラは、非漢
    字部分のアウトラインデータに使用されることを特徴と
    する請求項２９記載の文字処理方法。
32. 【請求項３２】 前記第４スケーラは、デザインを重視
    する書体のアウトラインデータに使用され、前記第３ス
    ケーラは、それ以外の書体のアウトラインデータに使用
    されることを特徴とする請求項３０記載の文字処理方
    法。
33. 【請求項３３】 文字データを入力する入力プログラム
    と、 前記入力プログラムにより入力された文字データを圧縮
    して記憶するか否かを文字単位或は文字セット単位に指
    示する指示プログラムと、 前記指示プログラムの指示に応じて、前記入力された文
    字データを文字単位或は文字セット単位に圧縮手段によ
    り圧縮する圧縮プログラムと、 前記圧縮プログラムにより文字単位或は文字セット単位
    に圧縮された文字データを記憶手段に記憶する記憶プロ
    グラムとを記憶するマイクロプロセッサによりアクセス
    されるメモリ。
34. 【請求項３４】 複数種のアウトラインデータを記憶す
    る記憶手段と前記アウトラインデータを文字パターンに
    展開するための複数種のスケーラとを利用するマイクロ
    プロセッサによりアクセスされるメモリであって、 出力すべき文字に対応する文字情報を入力する入力プロ
    グラムと、 前記入力プログラムにより入力された文字情報に基づき
    スケーラを選択する選択プログラムと、 前記選択プログラムにより選択されたスケーラを使用し
    て前記入力プログラムにより入力された文字情報の文字
    パターンを展開する展開プログラムとを記憶するマイク
    ロプロセッサによりアクセスされるメモリ。