JP2930143B2 - 輪郭線データ作成装置 - Google Patents

輪郭線データ作成装置

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JP2930143B2
JP2930143B2 JP3074478A JP7447891A JP2930143B2 JP 2930143 B2 JP2930143 B2 JP 2930143B2 JP 3074478 A JP3074478 A JP 3074478A JP 7447891 A JP7447891 A JP 7447891A JP 2930143 B2 JP2930143 B2 JP 2930143B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は文字フォントデータを作
成する為の輪郭線データ作成装置に関し、複数文字の輪
郭線にその一部として共通に含まれる複数種の特定輪郭
セグメントのデータを格納しておき、文字の輪郭線デー
タ作成時に作成中の文字輪郭線のうちの特定輪郭対応部
分のデータをその寸法を加味した特定輪郭セグメントの
補正データで置換するようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】最近、日本語の「漢字」や「ひらかな」
などの多数のキャラクタを印字用紙に印字したり或いは
ディスプレイに表示するために、キャラクタの輪郭線を
輪郭線データで不揮発性メモリに記憶し、この輪郭線デ
ータに所望の大きさに拡大・縮小処理や回転・斜体処理
などの変換処理を施し、この変換処理された輪郭線デー
タをドットデータに変換してレーザプリンタなどにより
印字するようにしている。
【0003】ところで、多数のキャラクタの輪郭線デー
タを作成する場合、輪郭線データ作成装置により、デザ
イナーがデザインした所定の大きさのキャラクタの画像
データを画像処理してデジタル化するようになってい
る。更に、この輪郭線データ作成装置においては、作成
した輪郭線データに基いてキャラクタの輪郭線をディス
プレイに表示する一方、この表示された輪郭線の形状規
定点の位置を座標入力装置(マウス)などによりディス
プレイ上で変更し、この変更された形状規定点の座標デ
ータに基いて輪郭線データを補正できるようになってい
る。
【0004】特に、明朝体の漢字においては、デザイナ
ーがデザインしたキャラクタを元文字としているので、
明朝体の多数の漢字の輪郭線にその一部として共通に含
まれる本来同形状であるはずの「アクセント」や「ウロ
コ」や「筆オサエ」などの特定輪郭部分の形状にバラツ
キが生じ、これらの特定輪郭部分を多数の明朝体漢字に
略共通して同形状となるように補正するようにしてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、明朝体の漢字
毎にこれら「アクセント」や「ウロコ」などの特定輪郭
部分の形状を座標入力装置を用いてディスプレイ上で補
正する場合、補正操作するオペレータのデザイン能力に
より、或いは同一オペレータであっても補正操作する時
間等により特定輪郭部分の形状が微妙に異なるので、複
数の文字に亙って特定輪郭部分の形状を一定化できず、
形状にばらつきが生じるという問題がある。
【0006】本発明の目的は、多数の文字の輪郭線の一
部に共通する特定輪郭部分を常に略同一の標準的な形状
にすることができるような輪郭線データ作成装置を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る輪郭線デー
タ作成装置は、画像データを入力する為の画像入力装置
と、画像入力装置から各文字毎のデータを受けて各文字
の1つ又は複数の輪郭線を規定する輪郭線データを作成
する画像データ処理手段と、画像データ処理手段から輪
郭線データを受けて文字コードに対応づけて格納する記
憶手段と、画像を表示可能なディスプレイを含む表示手
段と、文字コードにより指示された文字について記憶手
段から輪郭線データを読出してその文字の輪郭線をディ
スプレイに表示する為の輪郭線表示データを作成する表
示データ作成手段と、表示データ作成手段から輪郭線表
示データを受けてディスプレイに表示させる表示制御手
段とを備えた輪郭線データ作成装置において、多数の文
字における複数の輪郭線にその一部として共通に含まれ
る複数種の特定輪郭セグメントの各々についての特定輪
郭セグメントデータを格納した特定輪郭データ記憶手段
と、ディスプレイに表示された文字の輪郭線において、
特定輪郭セグメントの何れかに対応する特定輪郭対応部
分の1つの端点をディスプレイ上で指示する端点指示手
段と、端点指示手段で指示された端点を含む特定輪郭対
応部分に対応する特定輪郭セグメントを選択する特定輪
郭選択手段と、記憶手段から特定輪郭対応部分の輪郭線
データを読出すとともに特定輪郭データ記憶手段から選
択された特定輪郭セグメントの特定輪郭セグメントデー
タを読出し、これらのデータを用いて特定輪郭対応部分
の寸法に近づけるように特定輪郭セグメントに補正を施
した補正特定輪郭セグメントを規定する補正特定輪郭セ
グメントデータを演算するとともに補正特定輪郭セグメ
ントをディスプレイに表示する為の補正特定輪郭線表示
データを演算する演算手段と、補正特定輪郭線表示デー
タを受けてディスプレイ上に補正特定輪郭セグメントを
前記指示された端点に合わせて表示させる補正特定輪郭
線表示制御手段と、補正特定輪郭セグメントデータでも
って記憶手段に格納されている対応する輪郭線データを
書き換えるデータ変更手段とを備えたものである。
【0008】
【作用】本発明に係る輪郭線データ作成装置において
は、表示データ作成手段により文字コードで指示された
文字の輪郭線データが記憶手段から読出され且つこの輪
郭線データから輪郭線表示データが作成され、表示制御
手段はこの輪郭線表示データを受けてディスプレイにそ
の文字の輪郭線を表示する。この状態において、端点指
示手段で複数種の特定輪郭セグメントの何れかに対応す
る特定輪郭対応部分の1つの端点をディスプレイ上で指
示するとともに、特定輪郭選択手段で端点指示手段によ
り指示された端点を含む特定輪郭対応部分に対応する特
定輪郭セグメントを選択したとき、演算手段は、記憶手
段から特定輪郭対応部分の輪郭線データを読出すととも
に特定輪郭データ記憶手段から選択された特定輪郭セグ
メントの特定輪郭セグメントデータを読出し、これらの
データを用いて特定輪郭対応部分の寸法に近づけるよう
に特定輪郭セグメントに補正を施した補正特定輪郭セグ
メントを規定する補正特定輪郭セグメントデータを演算
するとともに、補正特定輪郭セグメントをディスプレイ
に表示する為の補正特定輪郭線表示データを演算する。
その結果、補正特定輪郭線表示制御手段は、演算手段か
ら補正特定輪郭線表示データを受けてディスプレイ上に
補正特定輪郭セグメントを指示された端点に合わせて表
示させると同時に、データ変更手段は、演算手段から受
けた補正特定輪郭セグメントデータでもって記憶手段に
格納されている対応する輪郭線データを書き換える。
【0009】
【発明の効果】本発明に係る輪郭線データ作成装置によ
れば、特定輪郭データ記憶手段と、端点指示手段と、特
定輪郭選択手段と、演算手段と、補正特定輪郭線表示制
御手段と、データ変更手段とを設けたことにより、特定
輪郭対応部分の1つの端点を指示し且つそれに対応する
特定輪郭セグメントを選択するという簡単な操作で、そ
の特定輪郭対応部分の寸法に近づけるように特定輪郭セ
グメントを補正した補正特定輪郭セグメントを表示でき
るとともに、その補正特定輪郭セグメントのデータでも
って対応する輪郭線データが書き換えられるので、多数
の文字の特定輪郭部分が常に略同一の標準的な形状とな
るような輪郭線データを作成することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に基いて
説明する。本実施例は、電子スキャナ装置で読込んだ漢
字の画像データに基いて、漢字の輪郭線を規定する輪郭
線データを作成する一方、その輪郭線データを部分的に
補正可能な輪郭線データ作成装置に本発明を適用した場
合のものである。輪郭線データ作成装置1は、図2に示
すように構成されている。キーボード2には、数字キー
などの文字キーや各種の機能キーなどが設けられてい
る。表示機構DMは画像を表示可能な液晶ディスプレイ
3と、このディスプレイ3に表示データを出力する為の
表示用RAMを含むディスプレイコントローラ(LCD
コントローラ)4とを備えた一般的なものである。電子
スキャナ装置5は、所定の大きさに拡大された漢字の画
像を読込んで画像データを入力する為のものである。
【0011】座標入力機構(マウス)MMは、マウス本
体(図示略)内に回転自在に設けられたボールの回転を
1対のセンサにより検出し、これら1対のセンサから出
力されたX方向回転成分信号とY方向回転成分信号とに
基いて、ディスプレイ3に表示された矢印カーソル15
(図19参照)をディスプレイ3上に想定したXY座標
においてX方向(左右方向)或いはY方向(上下方向)
へ移動制御するカーソル制御部7と、このカーソル15
の先端位置の座標を指定する為の指定スイッチ7とを備
えている。
【0012】制御装置Cは基本的には、CPU10と、
このCPU10にデータバスなどのバス9を介して接続
されたROM(プログラムメモリ)11と、ROM(特
定輪郭データメモリ)12と、RAM20とから構成さ
れている。プログラムメモリ11には、漢字の輪郭線デ
ータを作成する輪郭線データ作成制御プログラムと、後
述の輪郭線を部分的に補正する補正制御のプログラムな
どが格納されている。この輪郭線データ作成制御プログ
ラムには、電子スキャナ装置5から漢字のデータを受け
て1つ又は複数の輪郭線を規定する輪郭線データを作成
する画像データ処理サブルーチン、この作成された輪郭
線データを漢字に割り当てられた漢字コードに対応づけ
てアウトラインフォントメモリ21に格納する輪郭線デ
ータ格納サブルーチンが格納されている。また、補正制
御プログラムには、漢字コードにより指示された漢字の
輪郭線データをアウトラインフォントメモリ21から読
出して、或いは補正された特定輪郭セグメントデータを
ショートベクトル処理及びスケーリング処などを施して
ディスプレイ3に表示可能な輪郭線表示データを作成す
る表示データ作成サブルーチンが格納されている。
【0013】ところで、明朝体の漢字には、図3に符号
pAで示す「アクセント」、図4に符号pOで示す「筆
オサエ」、図5に符号pKで示す「角ウロコ」、図6に
符号pUで示す「ウロコ」、図7に符号pTで示す「ト
メ」、図8に符号pHで示す「ハネ」などのように、多
数の漢字における複数の輪郭線にその一部として共通に
含まれる特定の輪郭線が存在する。従って、特定輪郭デ
ータメモリ12には、図9に示すアクセント、図10に
示す筆オサエ、図11に示す角ウロコ、図12に示すウ
ロコ、図13に示すトメ、図14に示すハネの6種類の
特定輪郭セグメントの夫々に関して、特定輪郭セグメン
トの一般的な形状を表わす特定輪郭セグメントデータと
特定輪郭セグメントの大きさを表わす3種類の寸法デー
タ(幅(W)と高さ(H)と長さ(B))とが格納され
ている。更に、この特定輪郭データメモリ12には、各
特定輪郭セグメントについて、前記3種類の寸法データ
以外に、各寸法データについて一般的に用いられる2〜
3つの関連する寸法データが特定輪郭セグメントデータ
に関連づけて夫々格納されている。
【0014】従って、前記補正制御プログラムには、デ
ィスプレイ3に表示された漢字の輪郭線において、カー
ソル15で指示された「アクセント」に対応するアクセ
ント輪郭対応部分をこのアクセント輪郭対応部分の寸法
と形状に最も近い一般的なアクセントの形状に補正する
アクセント輪郭補正処理サブルーチン、同様に、カーソ
ル15で指示された「筆オサエ」に対応する筆オサエ輪
郭対応部分を補正する筆オサエ輪郭補正処理サブルーチ
ン、カーソル15で指示された「角ウロコ」に対応する
角ウロコ輪郭対応部分を補正する角ウロコ輪郭補正処理
サブルーチン、カーソル15で指示された「ウロコ」に
対応するウロコ輪郭対応部分を補正するウロコ輪郭補正
処理サブルーチン、カーソル15で指示された「トメ」
に対応するトメ輪郭対応部分を補正するトメ輪郭補正処
理サブルーチン、カーソル15で指示された「ハネ」に
対応するハネ輪郭対応部分を補正するハネ輪郭補正処理
サブルーチンが夫々格納されている。
【0015】RAM20のアウトラインフォントメモリ
21には、作成された漢字の輪郭線データが漢字コード
に対応づけて複数格納される。特定輪郭対応部分データ
メモリ22には、カーソル15で指示された特定輪郭対
応部分の輪郭線データがアウトラインフォントメモリ2
1から読出して格納される。特定輪郭セグメントデータ
メモリ23には、選択された特定輪郭セグメントのデー
タが特定輪郭データメモリ12から読出して格納され
る。補正特定輪郭セグメントデータメモリ24には、補
正された特定輪郭セグメントデータが格納される。
【0016】前記各輪郭線データには、開始データと輪
郭セグメントを規定する為に直線データとベジェ曲線デ
ータと各輪郭セグメントの終了を指示する輪郭終了デー
タと文字終了データとが格納されている。この開始デー
タは開始フラグと開始点を規定するXY座標の座標デー
タとからなり、直線データは直線フラグとその直線の終
点を規定する座標データとからなり、曲線データは曲線
フラグと第1制御点の座標データと第2制御点の座標デ
ータと終点の座標データとからなり、輪郭終了データに
は各輪郭セグメントの終了を指示する輪郭終了フラグが
格納され、また文字終了データには輪郭線データの終了
を指示する文字終了フラグが格納されている。ここで、
これら複数の座標データの夫々はグローバル座標系の絶
対座標データである。
【0017】前記特定輪郭セグメントデータには、開始
座標データ(xy座標の原点座標データ)と直線データ
とベジェ曲線データと特定輪郭終了データとが格納され
ている。尚、直線データや曲線データに用いられる座標
データの夫々は、開始座標点を原点とするローカル座標
系の相対座標データである。
【0018】次に、輪郭線データ作成装置1の制御装置
Cで行なわれる輪郭線データ作成制御のルーチンについ
て、図15〜図18のフローチャートに基いて説明す
る。尚、図中符号Si(i=1、2、3・・・)は各ス
テップである。輪郭線データ作成装置1に電源が投入さ
れるとこの制御が開始され、先ず初期設定が実行され
(S1)、「新規作成」、「部分補正」・・などの複数
の項目からなるメインメニューがディスプレイ3に表示
される(S2)。そして、マウスを用いてカーソル15
の先端を項目「新規作成」に移動させて指定スイッチ6
が操作されたとき(S3:Yes)、カーソル15の表
示位置に対応する座標データに基いて「新規作成」であ
ると判定され(S4:Yes)、電子スキャナ5から入
力された画像データに基いて漢字の輪郭線データを作成
するとともに、その輪郭線データを漢字コードに対応づ
けてアウトラインフォントメモリ21に格納する輪郭線
データ作成処理制御が実行され(S5)、S3に戻る。
尚、この輪郭線データ作成処理制御は一般的なものなの
で、その詳しい説明を省略する。
【0019】次に、カーソル15の先端を項目「部分補
正」に移動させて指定スイッチ6が操作されたとき(S
3:Yes)、「部分補正」であると判定され(S4:
No、S6:Yes)、補正制御(図16参照)が実行
される(S7)。また、指定スイッチ6が操作されたと
きに(S3:Yes)、項目「新規作成」や「部分補
正」以外の項目がカーソル15で選択されたときには
(S4・S6:No)、その選択された項目の処理制御
が夫々実行される(S8)。
【0020】前記補正制御が開始されると、先ずキーボ
ード2から指示された漢字コードの輪郭線データがアウ
トラインフォントメモリ21から読出されて表示可能な
輪郭線表示データが作成され、この輪郭線表示データに
より漢字の輪郭線がディスプレイ3に表示されるととも
に、補正する特定輪郭線の名称がディスプレイ3に表示
される(S20)。例えば、図19に示すように、選択
した明朝体漢字「亜」の輪郭線と補正する6種類の特定
輪郭線の名称「アクセント」、「筆オサエ」、「角ウロ
コ」、「ウロコ」、「トメ」及び「ハネ」が表示される
【0021】次に、指定スイッチ6が操作されたとき
(S21:Yes)、補正部分が「アクセント」のとき
には(S22:Yes)、アクセント輪郭補正処理制御
が実行され(S23)、また補正部分が「筆オサエ」の
ときには(S22:No、S24:Yes)、筆オサエ
輪郭補正処理制御が実行され(S25)、補正部分が
「角ウロコ」のときには(S22・S24:No、S2
6:Yes)、角ウロコ輪郭補正処理制御が実行され
(S27)、補正部分が「ウロコ」のときには(S22
・S24・S26:No、S28:Yes)、ウロコ輪
郭補正処理制御が実行され(S29)、補正部分が「ト
メ」のときには(S22・S24・S26・S28:N
o、S30:Yes)、トメ輪郭補正処理制御が実行さ
れ(S31)、更に補正部分が「ハネ」のときには(S
22・S24・S26・S28・S30:No、S3
2:Yes)、ハネ輪郭補正処理制御が実行され(S3
3)、夫々リターンする。尚、指定スイッチ6が操作さ
れたときに、カーソル15が「アクセント」、「筆オサ
エ」、「角ウロコ」、「ウロコ」、「トメ」及び「ハ
ネ」以外の位置を指示しているときには(S22・S2
4・S26・S28・S30・S32:No)、エラー
処理が実行される(S34)。
【0022】ここで、上述した6種類の輪郭補正処理制
御は夫々同様のものなので、ウロコ輪郭補正処理制御を
代表して説明する。このウロコ輪郭補正処理制御が開始
されると、先ずディスプレイ3に複数の輪郭線により表
示されている漢字の所望のウロコ対応部分の開始点と終
了点とをカーソル15で指示する毎に指定スイッチ6が
操作されて、補正するウロコ対応部分のセグメント30
(図20参照)が規定され(S40)、この規定された
セグメント30の輪郭線データがアウトラインフォント
メモリ21から読出されて特定輪郭対応部分データとし
て特定輪郭対応部分データメモリ22に格納され(S4
1)、このデータメモリ22に格納された特定輪郭対応
部分データに基いて、ウロコ対応部分セグメント30の
3つの寸法つまり幅(w)、高さ(h)、長さ(b)が
夫々演算されてRAM20のバッファに一時的に格納さ
れる(S42)。
【0023】次に、ウロコの特定輪郭セグメントデータ
及び複数組の寸法データ(W、H、B)が特定輪郭デー
タメモリ12から読出されて特定輪郭セグメントデータ
メモリ23に格納され(S43)、この複数組の寸法デ
ータ(W、H、B)と前記寸法データ(w、h、b)と
に基いて、各寸法データw、h、bに最も近い寸法デー
タW0 、H0 、B0 が夫々選択され(S44)、特定輪
郭対応部分データを補正する補正処理が実行される(S
45)。
【0024】即ち、図12に示すウロコの特定輪郭セグ
メントデータには、開始座標データ(原点座標データ
(0,0))と2つのベジェ曲線データと2つの直線デ
ータとが格納されている。つまり、第1曲線データには
第1制御点座標(P0X,P0Y)、第2制御点座標(P1X,P1
Y)、終点座標(P2X,P2Y)、第2曲線データには第1制御
点座標(P3X,P3Y)、第2制御点座標(P4X,P4Y)、終点座
標(P5X,P5Y)、第1直線データには終点座標(P6X,P6
Y)、第2直線データには終点座標(P7X,P7Y)が夫々格納
されている。従って、このウロコの特定輪郭セグメント
データにおいて、OW=P7Y−P0Y、OH=P6Y
−P0Y、OB=P7X−P2Xとすると、補正特定輪
郭セグメントデータの各座標は次のように求められる。
【0025】p0x=P0X×B0 /OB p0y=P0Y×H0 /OH p1x=P1X×B0 /OB p1y=P1Y×H0 /OH p2x=P2X×B0 /OB p2y=P2Y×H0 /OH p3x=P3X×B0 /OB p3y=P3Y×H0 /OH p4x=P4X×B0 /OB p4y=P4Y×H0 /OH p5x=P5X×B0 /OB p5y=P5Y×H0 /OH p6x=P6X×B0 /OB p6y=P6Y×H0 /OH p7x=P7X×B0 /OB p7y=P7Y×H0 /(OH−OW)
【0026】次に、上記のように求めた補正特定輪郭セ
グメントデータの開始座標を特定輪郭対応部分データの
開始座標に合致させるために、相対座標系であるウロコ
の補正特定輪郭セグメントデータの各座標データが絶対
座標系である絶対座標データに夫々変換されて補正特定
輪郭セグメントデータメモリ24に格納される(S4
6)。即ち、補正特定輪郭セグメントデータの開始点の
x座標をpsx、y座標をpsyとすると、補正特定輪
郭セグメント31の各座標は次のように求められる。 p0x1 =psx+p0x p0y1 =psy+p0y p1x1 =psx+p1x p1y1 =psy+p1y p2x1 =psx+p2x p2y1 =psy+p2y p3x1 =p2x1 +p3x p3y1 =p2y1 +p3y p4x1 =p2x1 +p4x p4y1 =p2y1 +p4y p5x1 =p2x1 +p5x p5y1 =p2y1 +p5y p6x1 =p5x1 +p6x p6y1 =p5y1 +p6y p7x1 =p6x1 +p7x p7y1 =p6y1 +p7y
【0027】次に、この補正特定輪郭セグメントデータ
に基いて表示可能な補正特定輪郭セグメント表示データ
が演算され(S47)、この補正特定輪郭セグメント表
示データにより補正特定輪郭セグメント31が破線でデ
ィスプレイ3に表示される(48)。例えば、図20に
示すように補正特定輪郭セグメント31がその開始位置
をウロコ対応部分セグメント30の開始位置に合致させ
てディスプレイ3に破線で表示される。次に、例えば図
21に示すように、画面表示を切換えて寸法変更画面が
ディスプレイ3に表示される。
【0028】次に、指定スイッチ6が操作されたときに
(S50:Yes)、カーソル15の先端で「実行」が
指示されているときには(S51:No、S54:Ye
s)、画面を漢字表示画面に切換えて、破線で表示され
ていた補正特定輪郭セグメント31が実線で表示される
とともに、ウロコ対応部分セグメント30の表示が消去
され(S55)、アウトラインフォントメモリ21にお
いて、ウロコ対応部分のセグメントデータに対応する輪
郭線データが補正特定輪郭セグメントデータでもって書
換えられ(S56)、この制御を終了してリターンす
る。
【0029】また、指定スイッチ6が操作されたときに
(S50:Yes)、カーソル15の先端で「中止」が
指示されているときには(S51・S54:No、S5
7:Yes)、画面を漢字表示画面に切換えて、補正特
定輪郭セグメント31の表示を消去したり、各メモリ2
2〜24をクリアするなどの中止処理が実行され(S5
8)、リターンする。
【0030】更に、指定スイッチ6が操作されたときに
(S50:Yes)、カーソル15の先端で「寸法変更
記号」が指示されているときには(S51:Yes)、
変更された寸法の値が前記S44で選択された寸法デー
タW0 、H0 、B0 とは別表示され(S52)、変更さ
れた寸法データを夫々新規の寸法データW0 、H0 、B
0 に設定され(S53)、S45へ移行する。ここで、
変更できる各寸法は特定輪郭データメモリ12に格納さ
れている複数組の寸法データ(W、H、B)の寸法に限
定される。例えば、図21に示すように、カーソル15
で高さ(H)の寸法増大記号「△」を指示して指定スイ
ッチ6が操作されたときには、既に表示されている幅寸
法「20」の右隣りに、「20」よりも大きく且つ特定
輪郭データメモリ12に格納されているウロコの高さ寸
法例えば「30」が読出されて表示される。そして、こ
の寸法「30」が新規の高さ寸法データH0 として設定
される。
【0031】以上説明したように、ディスプレイ3に表
示された明朝体漢字の輪郭線の特定輪郭対応部分の開始
点及び終了点を指示するとともに、特定輪郭対応部分に
対応するアクセントやウロコなどの特定輪郭セグメント
を選択するだけで、その特定輪郭対応部分が特定輪郭デ
ータメモリに予め記憶した特定輪郭セグメントデータを
補正した補正特定輪郭セグメントデータに基いて変更し
て表示されるとともに、その補正特定輪郭セグメントデ
ータでもってアウトラインフォントメモリ21の対応す
る輪郭線データが書き換えられるので、多数の明朝体漢
字の特定輪郭部分を常に同一形状且つ標準的で均整のと
れた形状に容易に補正することができる。
【0032】尚、特定輪郭データメモリ12に、アクセ
ントやウロコなどの6種類の特定輪郭セグメントデータ
を2〜3種類格納するようにし、これらのセグメントデ
ータから1つを選択することも可能である。尚、ウロコ
輪郭補正処理制御のS40において、ウロコ対応部分の
開始点だけを指示するようにしてもよい。尚、特定輪郭
データメモリ12をフロッピーディスクやROMカード
などの外部記憶装置に設けることも可能である。尚、座
標入力機構MMとしてマウス以外にタブレットやライト
ペンなどを用いて輪郭線データ作成装置1を構成するこ
とも可能である。尚、明朝体の文字以外に欧文文字の輪
郭線データを作成する種々の輪郭線データ作成装置に本
発明を適用し得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示す機能ブロック図である。
【図2】輪郭線データ作成装置の制御系のブロック図で
ある。
【図3】アクセントの特定輪郭セグメントを説明する説
明図である。
【図4】筆オサエの特定輪郭セグメントを説明する説明
図である。
【図5】角ウロコの特定輪郭セグメントを説明する説明
図である。
【図6】ウロコの特定輪郭セグメントを説明する説明図
である。
【図7】トメの特定輪郭セグメントを説明する説明図で
ある。
【図8】ハネの特定輪郭セグメントを説明する説明図で
ある。
【図9】アクセントの特定輪郭セグメントデータ及び寸
法データを示す図である。
【図10】筆オサエの特定輪郭セグメントデータ及び寸
法データを示す図である。
【図11】角ウロコの特定輪郭セグメントデータ及び寸
法データを示す図である。
【図12】ウロコの特定輪郭セグメントデータ及び寸法
データを示す図である。
【図13】トメの特定輪郭セグメントデータ及び寸法デ
ータを示す図である。
【図14】ハネの特定輪郭セグメントデータ及び寸法デ
ータを示す図である。
【図15】輪郭線データ作成制御のルーチンの概略フロ
ーチャートである。
【図16】補正制御のルーチンの概略フローチャートで
ある。
【図17】ウロコ輪郭補正処理制御のルーチンの概略フ
ローチャートの一部分である。
【図18】ウロコ輪郭補正処理制御のルーチンの概略フ
ローチャートの一部分である。
【図19】明朝体漢字と6種類の特定輪郭線の名称の表
示例を示す図である。
【図20】補正するウロコ輪郭対応部分のセグメントと
補正特定輪郭セグメントの表示例を示す図である。
【図21】補正特定輪郭セグメントの寸法変更画面の表
示例を示す図である。
【符号の説明】
1 輪郭線データ作成装置 3 液晶ディスプレイ 5 電子スキャナ装置 6 指定スイッチ 10 CPU 11 ROM(プログラムメモリ) 12 特定輪郭データメモリ 15 矢印カーソル 20 RAM 21 アウトラインフォントメモリ 24 補正特定輪郭セグメントデータメモリ C 制御装置 DM 表示機構 MM 座標入力機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G09G 5/24 B41B 19/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを入力する為の画像入力装置
    と、画像入力装置から各文字毎のデータを受けて各文字
    の1つ又は複数の輪郭線を規定する輪郭線データを作成
    する画像データ処理手段と、画像データ処理手段から輪
    郭線データを受けて文字コードに対応づけて格納する記
    憶手段と、画像を表示可能なディスプレイを含む表示手
    段と、文字コードにより指示された文字について記憶手
    段から輪郭線データを読出してその文字の輪郭線をディ
    スプレイに表示する為の輪郭線表示データを作成する表
    示データ作成手段と、表示データ作成手段から輪郭線表
    示データを受けてディスプレイに表示させる表示制御手
    段とを備えた輪郭線データ作成装置において、 多数の文字における複数の輪郭線にその一部として共通
    に含まれる複数種の特定輪郭セグメントの各々について
    の特定輪郭セグメントデータを格納した特定輪郭データ
    記憶手段と、 前記ディスプレイに表示された文字の輪郭線において、
    特定輪郭セグメントの何れかに対応する特定輪郭対応部
    分の1つの端点をディスプレイ上で指示する端点指示手
    段と、 前記端点指示手段で指示された端点を含む特定輪郭対応
    部分に対応する特定輪郭セグメントを選択する特定輪郭
    選択手段と、 前記記憶手段から特定輪郭対応部分の輪郭線データを読
    出すとともに特定輪郭データ記憶手段から選択された特
    定輪郭セグメントの特定輪郭セグメントデータを読出
    し、これらのデータを用いて特定輪郭対応部分の寸法に
    近づけるように特定輪郭セグメントに補正を施した補正
    特定輪郭セグメントを規定する補正特定輪郭セグメント
    データを演算するとともに補正特定輪郭セグメントをデ
    ィスプレイに表示する為の補正特定輪郭線表示データを
    演算する演算手段と、 前記補正特定輪郭線表示データを受けてディスプレイ上
    に補正特定輪郭セグメントを前記指示された端点に合わ
    せて表示させる補正特定輪郭線表示制御手段と、 前記補正特定輪郭セグメントデータでもって記憶手段に
    格納されている対応する輪郭線データを書き換えるデー
    タ変更手段とを備えたことを特徴とする輪郭線データ作
    成装置。
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