JPH09161329A - 光学記録媒体の製造方法 - Google Patents

光学記録媒体の製造方法

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JPH09161329A
JPH09161329A JP31548995A JP31548995A JPH09161329A JP H09161329 A JPH09161329 A JP H09161329A JP 31548995 A JP31548995 A JP 31548995A JP 31548995 A JP31548995 A JP 31548995A JP H09161329 A JPH09161329 A JP H09161329A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 確実に所要の厚さを有し、かつ各部均一な厚
さを有する中間膜の形成と、情報面の形成を行うことが
できるようにする。 【解決手段】 光学記録媒体を構成する基板1、あるい
は情報面を形成するスタンパー40のいづれか少なくと
も一方に、液体樹脂を配置する工程と、基板1とスタン
パー40とを、上述の液体樹脂30を挟み込んで合致さ
せた状態で、これら基板1とスタンパー40とを一体に
回転して、これら基板1とスタンパー40間に液体樹脂
を延展させる液体樹脂の回転延展工程とを経て目的とす
る光学記録媒体を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学記録媒体の製
造方法に係わる。
【0002】
【従来の技術】オーディオ用、ビデオ用そのほかの各種
情報を記録する光学記録媒体として、その記録もしくは
(および)再生を光照射によって行う光ディスク、光カ
ード、光磁気ディスク、相変化光学記録媒体等のROM
(Rread Only Memory)型、追記型、書換え型等の光学記
録媒体において、例えばROM型においてその情報面に
データ情報、トラッキングサーボ信号等の記録がなされ
る位相ピット、プリグルーブ等の微細凹凸が、また追記
型、書換え型においてもプリグルーブ等の微細凹凸の形
成がなされる。
【0003】一方、情報記録の大容量化の要求から、情
報記録層(以下情報面という)が2層以上重ねて形成さ
れた多層光学記録媒体の実用化の開発が著しい。
【0004】図1は、透明の基板1上に、第1および第
2の情報面11および12が透明中間膜33を介して積
層されてなる2層構造の光学記録媒体の概略断面図を示
す。
【0005】第1の情報面11は、第1の微細凹凸21
が例えば基板1とともにポリカーボネート等の透明樹脂
によって射出成形によって形成され、これに例えばSi
Nより成る半透明膜13が被覆されてなり、第2の情報
面12は、第2の微細凹凸22が形成され、これにAl
蒸着膜等による反射膜14が形成されてなる。この第2
の情報面12上には、光硬化性樹脂等よりなる保護膜6
が形成される。
【0006】この光学記録媒体に対する第1の情報面1
1と第2の情報面12とからの情報の読み出しは、ドラ
イブ装置の簡略化をはかることができるように、また第
1および第2の情報面11および12に対し連続的にそ
の記録ないしは読み出しを行うことができるように、1
組の光学ヘッドによって光学記録媒体の同一側すなわち
基板1側からの光照射によって行うことができるように
することが望まれる。この同一側からの第1および第2
の情報面11および12に対する記録ないしは読み出し
は、光学ヘッドからの照射光Lを、図1で実線で示すよ
うに、第1の情報面11にフォーカシングさせて、その
記録、再生を行い、第2の情報面12に対しては、光学
ヘッドからの照射光Lを、図1で破線で示すように、第
1の情報面11にフォーカシングさせて、その記録、再
生を行う。この方法による場合、その読み出しないしは
再生において、各情報面11および12間に干渉が生じ
ることがないようにするには、これら情報面間の透明中
間膜33の厚さを、30〜60μmの例えば40μm程
度の大なる厚さに選定することが必要となる。
【0007】上述した例えば第1及び第2の情報面11
及び12が積層されてなる多層光学記録媒体を得る方法
としては、第1の情報面11は、上述したように、例え
ば第1の微細凹凸をポリカーボネート樹脂等の透明樹脂
による基板1と共に射出成型によって形成し、これの上
に半透明膜13を被着形成することによって構成する。
【0008】そして、この第1の情報面上に透明中間膜
33と第2の情報面12の第2の微細凹凸22とを形成
する。この第2の微細凹凸22は、例えば2P法(Phot
opolymerization 法) によって形成することができる。
この場合、簡便な方法としては、第2の微細凹凸22を
形成する光硬化例えば紫外線硬化樹脂によって透明中間
膜33をも構成することである。この透明中間膜33の
形成と、第2の微細凹凸22を形成する方法としては、
はじめに、第1の情報面11を有する基板1上に光硬化
例えば紫外線硬化液体樹脂を滴下し、この基板1を回転
することによって不要の液体樹脂を振り切るように液体
樹脂を所要の厚さに流延させる。その後、紫外線を照射
し、液体樹脂を硬化させて樹脂層を形成し、これの上
に、または第2の微細凹凸22に対応する微細凹凸が形
成されたスタンパー上に第2の微細凹凸転写用の樹脂を
塗布し、基板1とスタンパーとを合致させて押圧し、そ
の後、樹脂の露光硬化を行って、スタンパーから基板1
を樹脂層とともに剥離することによって形成する方法が
考えられる。
【0009】ところが、このような方法で、液体樹脂
を、上述したように所要の厚さの中間膜を形成すること
ができる程度に厚く塗布すると、その回転塗布におい
て、図5にその概略断面図を示すように、基板1の外周
縁部上で、液体樹脂30の表面張力による盛り上がりが
生じ、この周縁部での液体樹脂の厚さが、これより中心
部側に比し大となって、各部一様な厚さの樹脂層の形成
を阻害する。したがって、このような状態で、上述した
2P法によって第2の微細凹凸22を形成した場合、第
1の情報面11と第2の情報面12との間隔を各部一様
に設定することが困難となり、上述したように、同一側
からの第1の情報面11と第2の情報面12の各情報の
読み出しを行う場合、読み出しエラーを発生させること
になる。また、上述した液体樹脂の周縁部での盛り上が
りは、2P法による第2の微細凹凸22の形成における
スタンパーの押圧によって余剰の液体樹脂が、基板の外
周より外側に溢出し、これがスタンパーに付着すること
になる。この場合、スタンパーを繰り返し用いるに当た
って、この余剰の付着された樹脂を取り除く繁雑な作業
が必要となるのみならず、この作業によってスタンパー
を損傷するなどの不都合を招来し、ひいてはコスト高を
来す。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、確実に所要
の厚さを有し、かつ各部均一な厚さを有する中間膜の形
成と、情報面の形成を行うことができるようにし、上述
した余剰の樹脂がスタンパーに付着することによる不都
合を回避することができるようにした光学記録媒体の製
造方法を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明方法は、光学記録
媒体を構成する基板、あるいは情報面を形成するスタン
パーのいづれか少なくとも一方に、液体樹脂を配置する
工程と、基板とスタンパーとを、上述の液体樹脂を挟み
込んで合致させた状態で、これら基板およびスタンパー
を一体に回転して、これら基板およびスタンパー間に液
体樹脂を延展させる液体樹脂の回転延展工程とを経て目
的とする光学記録媒体を得る。
【0012】また、この場合において、その基板とスタ
ンパーとの外周輪郭をほぼ一致、具体的には、できるだ
け一致させるかわずかにスタンパーそれを基板のそれよ
り小とする。
【0013】上述したように、本発明方法においては、
光学記録媒体を構成する基板とスタンパーとの間に液体
樹脂を配置させた状態で、両者を一体回転させて液体樹
脂をその遠心力で流延させる方法を採ったことによっ
て、液体樹脂は、基板とスタンパーとの間に両者間の間
隙に沿って流延することから、液体樹脂は基板の周縁で
その盛り上がることなく、一様な厚さに塗布されること
になる。
【0014】そして、その基板とスタンパーとの外周輪
郭を一致させる場合においては、特に、余剰の樹脂がス
タンパーに付着することを回避できる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の具体的な実施形態を説明
する。以下の説明は主として、それぞれ例えばデータ情
報の記録ピットやトラッキング用のプリグルーブ等の微
細凹凸が形成された第1および第2の2層の情報面が透
明中間膜を介して積層されたROM型の2層光ディスク
に適用する場合であるが、本発明は、このような光ディ
スクに限られるものではなく、例えば光磁気ディスク、
相変化光ディスク、そのほかカード状、シート状等の微
細凹凸を有する情報面が2層以上透明中間膜を介して積
層された各種光学記録媒体に適用できることはいうまで
もない。
【0016】この例においては、図1で説明した構成に
よる光学記録媒体、すなわちそれぞれ例えばデータ情報
の記録ピットやトラッキング用のプリグルーブ等の第1
および第2の微細凹凸21および22を有する第1およ
び第2の情報面11および12が、透明中間膜33を介
して積層されてなる光学記録媒体、この例では光学記録
ディスクを製造する場合である。
【0017】この場合、図2に示すように、一主面にデ
ータ情報の記録ピット、トラッキング用のプリグルーブ
等の第1の微細凹凸21が形成された円板状の透明な基
板1を用意する。この微細凹凸21を有する透明基板1
は、例えばポリカーボネート(PC)の射出成形によっ
て形成する。そして、この微細凹凸21上に例えばSi
N膜より成る半透明膜13を被着形成して第1の情報面
11を形成する。
【0018】一方、図3に示すように、スタンパー40
を用意する。このスタンパー40は、その上面に、最終
的に形成する光学記録ディスクの第2の情報面12の微
細凹凸22を転写形成する微細凹凸面32が形成されて
なる。このスタンパー40の外周輪郭は、基板1の外周
輪郭と一致するように、すなわちスタンパー40と、基
板1との外径を同一例えば共に120mmの同径に選定
するか、スタンパー40の外周輪郭すなわち外径をわず
かに基板1のそれより小さい例えば119mmに選定す
る。しかしながら、このようにスタンパー40の外周輪
郭すなわち外径を幾分基板1のそれより小に選定する場
合においても、スタンパー40の外周縁は、最終的に形
成する光学記録ディスクの第1および第2の情報面の有
効記録領域より外側に位置するように選定する。
【0019】そして、このスタンパー40を水平面内に
配置された水平面を有する回転台41上載置する。この
回転台41には、その回転軸42と同軸心上に固定中心
軸43が植設され、これにスタンパー40に穿設された
中心孔40hを嵌合させて、スタンパー40を回転台4
1上に載置する。また、回転台41には例えば磁気的チ
ャック(図示せず)が設けられて、このチャックによっ
てスタンパー40が磁気的に吸着されて回転台41上
に、密着保持するようになされる。
【0020】このように、回転台41上に保持したスタ
ンパー40上に、図3に示すように、液体樹脂30例え
ば紫外線硬化性液状樹脂〔大日本インキ化学(株)製3
D301(商品名)〕を、例えばその供給ノズル44か
ら滴下する。この場合、予めスタンパー40もしくは基
板1のいづれか少なくとも一方に、例えば回転塗布(い
わゆるスピンコート)法等によって液体樹脂30を塗布
して置くことが望ましい。
【0021】その後、この液体樹脂30が配置されたス
タンパー40上に、図2で説明した第1の情報面11が
形成された基板1を、図4に示すように、その第1の情
報面11を有する側を、スタンパー40側とし、この基
板1の中心孔1hを、回転台41の中心軸43に嵌合さ
せて合致載置する。このとき、基板1はその自重によっ
て液状樹脂30を介してスタンパー40上に押圧され
る。この状態で、回転台41を回転させてスタンパー4
0と基板1を互いに一体に回転させる。
【0022】このようにすると、液体樹脂30は、スタ
ンパー40と基板1間に展延(ないしは流延)し、不要
の液体樹脂は外方に振り切られ、液体樹脂30は、少な
くとも基板1とスタンパー40との対向面間においては
一様な厚さに、すなわち表面張力によって盛り上がるこ
となく形成される。そして、この場合、基板1とスタン
パー40との外径を同一に選定した場合、すなわち基板
1とスタンパー40との外周輪郭を一致させるかスタン
パー40のそれを幾分小とする場合のいづれにおいても
少なくとも基板1とスタンパー40との対向部において
液状樹脂30が一様の厚さに塗布され、スタンパー40
の基板1側の面に樹脂が付着することはない。
【0023】このようにして、スタンパー40と基板1
との間に液状樹脂30が、スタンパー40の微細凹凸を
埋込むように展延されるが、上述したように、予めスタ
ンパー40および基板1の少なくとも一方に液状樹脂3
0を塗布しておくときは、このスタンパー40と基板1
との一体回転による液状樹脂30の展延すなわち流延を
より円滑に行うことができる。これは、予めスタンパー
40および基板1の少なくとも一方に液状樹脂30を塗
布しておくときは、この面に対する液状樹脂30のいわ
ゆる“ぬれ”が良くなることによる。
【0024】このように、基板1とスタンパー40との
間に、液状樹脂30が展延されることによってこれにス
タンパー40の微細凹凸が転写される。
【0025】次に、この液状樹脂30に対し、透明基板
1側から、例えば紫外線を照射して、液状樹脂30を光
硬化し、基板1を液状樹脂30が光硬化されてなる樹脂
層とともにスタンパー40から剥離する。
【0026】このようにすると、図1に示すように、第
1の情報面11が形成された基板1上に、上述の液状樹
脂30が光硬化されて形成された樹脂層による透明中間
膜33が形成される。この場合、透明中間膜33には、
上述したスタンパー40の微細凹凸が転写されて形成さ
れた第2の微細凹凸22が形成されていることから、こ
の微細凹凸22上に、前述したようにAlの蒸着膜等に
よる反射膜14を被着することによって第2の情報面1
2を形成する。
【0027】この第2の情報面12上には例えば光硬化
性樹脂による保護膜6を塗布するものであり、このよう
にして目的とする光学記録媒体、この例では光学ディス
クを得る。
【0028】このようにして、製造された光学ディスク
は、前述したように、その基板1とスタンパー8との間
に、一様な厚さに液状樹脂30を展延させることができ
たことによって、最終的に形成された透明中間膜33の
厚さ、すなわち第1および第2の情報面11および12
の間隔を、その外周縁部においても均一に形成すること
ができる。
【0029】尚、上述した例においては、光学ディスク
を構成する場合であるが、微細凹凸が形成される光磁気
記録層、相変化記録層等よりなる情報面を有する光学記
録媒体に本発明を適用することができる。
【0030】上述したように、本発明方法によれば、各
情報面間の間隔、例えば第1および第2の情報面11お
よび12の間隔を、その外周縁部においても均一に形成
することができることから、例えば光学記録媒体に対
し、その同一側から、各情報面11および12に対し
て、その記録再生を行う場合において、厚さの不均一性
に基づくエラーの発生を効果的に回避することができ
る。
【0031】また、上述の本発明方法において、スタン
パー40は、例えば中心軸43に装置して繰返し用いる
ことができることから、この中心軸43と、スタンパー
40中心とを正確に設定して置くことによって、その後
は基板の偏心分だけが、最終的に形成される光学記録媒
体における製品間のずれとなるので、製品のばらつきの
低減化をはかることができる。
【0032】尚、上述した例では、基板1とスタンパー
40との間に液状樹脂30を回転展延する工程におい
て、スタンパー40に対して基板1を、その自重によっ
て押圧させるようにした場合であるが、外部から所定圧
力を付与する治具を配置することもできる。また、図示
した例では、スタンパー40が下側に配置され、これの
上に基板1を載置した場合であるが、その上下の配置関
係を逆に、すなわち基板1を下側に配置し、これの上に
スタンパー40を載置する構成とすることもできる。
【0033】また、上述した例においては、スタンパー
40側に、予め液状樹脂30を塗布させた場合である
が、基板1側に予め液状樹脂30を塗布して置くとか、
スタンパー40および基板1の双方に予め液状樹脂30
を塗布して置く方法を採ることもできる。また、このよ
うな塗布を予め行うことなくスタンパー40と基板1と
の重ね合わせの直前に、そのいづれか一方の中心部近傍
に液状樹脂30を滴下し、基板1とスタンパー40とを
合致させ一体に回転する展延工程を採ることもできる。
【0034】また、上述した例では、基板1が射出成型
によって第1の微細凹凸21を形成した構成とした場合
であるが、この微細凹凸21が2P法によって形成され
た構成とすることもできるし、この基板1には情報面が
形成されていない構成とすることもできる。
【0035】また、上述した例では、基板1上に液状樹
脂30を用いた2P法によって第2の微細凹凸22を形
成した場合であるが、さらにこれの上に上述したと同様
の方法によって第3の情報面、第4の情報面等の形成を
順次繰り返して行うこともできるし、第1の情報面の微
細凹凸21の形成においても、上述の第2の微細凹凸2
2の形成と同様に、液状樹脂30を用いた2P法を適用
することもできるなど、上述した例に限られるものでは
なく、種々の変形変更を採ることができる。
【0036】また、本発明による光学記録媒体におい
て、その基板1は、液状樹脂30に対する硬化照射光の
波長に対し高い透過性を有するとともに、この基板1お
よび透明中間膜33は、この光学記録媒体に対する光学
的情報の記録ないしは読み出しを行う例えば半導体レー
ザー光に対して高い光透過率を示し、また、半透明膜1
3は同様の光に対して所要の反射率と透過率を有する透
過する光学的特性とする。
【0037】
【発明の効果】上述したように、本発明方法において
は、光学記録媒体を構成する基板とスタンパーとの間に
液体樹脂を配置させた状態で、両者を一体回転させて液
体樹脂をその遠心力で流延させる方法を採ったことによ
って、液体樹脂は、基板とスタンパーとの間に両者間の
間隙に沿って流延することから、液体樹脂は基板の周縁
でその盛り上がることなく、一様な厚さに塗布される。
【0038】したがって、例えば各情報面間の間隔を各
部一様に構成することができることから、その記録もし
くは(および)再生を、光学記録媒体の同一側から行う
場合においても、エラーの発生を効果的に回避すること
ができる。
【0039】そして、その基板とスタンパーとの外周輪
郭を一致させる場合においては、特に、余剰の樹脂がス
タンパーに付着することを回避できることから、この余
剰の樹脂をスタンパーから除去する作業を回避でき、作
業性の向上と、この除去作業に伴うスタンパーの損傷等
の事故を回避できることから、結果的に目的とする光学
記録媒体の製造コストの低減化をはかることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法によって製造する光学記録媒体の一
例の概略断面図である。
【図2】本発明方法における第1の情報面が形成された
基板の一例の概略断面図である。
【図3】本発明方法の一工程の説明に供する概略断面図
である。
【図4】本発明方法の一工程の説明に供する概略断面図
である。
【図5】従来の方法の説明に供する一工程の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 基板 11 第1の情報面 12 第2の情報面 13 半透明膜 14 反射膜 21 第1の微細凹凸 22 第2の微細凹凸 30 液状樹脂 33 透明中間膜

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学記録媒体を構成する基板、あるいは
    情報面を形成するスタンパーのいづれか少なくとも一方
    に、液体樹脂を配置する工程と、 上記基板およびスタンパーを、上記液体樹脂を挟み込ん
    で合致させた状態で、上記基板およびスタンパーを一体
    に回転して、上記基板およびスタンパー間に上記液体樹
    脂を延展させる液体樹脂の回転延展工程とを経ることを
    特徴とする光学記録媒体の製造方法。
  2. 【請求項2】 上記基板およびスタンパーの外周輪郭を
    ほぼ一致させたことを特徴とする請求項1に記載の光学
    記録媒体の製造方法。
  3. 【請求項3】 上記基板またはスタンパーの少なくとも
    一方に、液体樹脂を配置する工程において、該液体樹脂
    を上記基板またはスタンパー少なくとも一方に一旦上記
    液体樹脂を延展させて置くことを特徴とする請求項1に
    記載の光学記録媒体の製造方法。
  4. 【請求項4】 上記液体樹脂の回転延展工程の後に上記
    液体樹脂を硬化させて樹脂層を形成する工程と、 その後上記樹脂層とともに上記基板を上記スタンパーか
    ら剥離して情報面を有する光学記録媒体を作製すること
    を特徴とする請求項1に記載の光学記録媒体の製造方
    法。
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