JPH09145110A - 換気扇カバー - Google Patents
換気扇カバーInfo
- Publication number
- JPH09145110A JPH09145110A JP30417395A JP30417395A JPH09145110A JP H09145110 A JPH09145110 A JP H09145110A JP 30417395 A JP30417395 A JP 30417395A JP 30417395 A JP30417395 A JP 30417395A JP H09145110 A JPH09145110 A JP H09145110A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filter
- filter holder
- ventilation fan
- flange
- holder
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- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 換気扇に直接装着される第1フィルター保持
体と、この第1フィルター保持体の前面に脱着自在に取
り付けられる第2フィルター保持体と、これら第1、第
2フィルター保持体間に脱着自在に挟持されるフィルタ
ーとからなる換気扇カバーを、安価に生産できるように
すると共にフィルターの交換と前記第2フィルター保持
体の清掃を容易にすること。 【解決手段】 第1フィルター保持体(1) を、複数のフ
ィルター抑止桟で構成され、前方へ突出するかご状に形
成された膨出部と前記膨出部の周縁から外方へ張り出す
フランジとから構成し、第2フィルター保持体(2) を、
前記フランジのみを脱着自在に被覆する枠体状に構成
し、フィルター(5) を第1フィルター保持体(1) の膨出
部全域に被覆させるとともに第2フィルター保持体(2)
に脱着自在に保持させたこと。
体と、この第1フィルター保持体の前面に脱着自在に取
り付けられる第2フィルター保持体と、これら第1、第
2フィルター保持体間に脱着自在に挟持されるフィルタ
ーとからなる換気扇カバーを、安価に生産できるように
すると共にフィルターの交換と前記第2フィルター保持
体の清掃を容易にすること。 【解決手段】 第1フィルター保持体(1) を、複数のフ
ィルター抑止桟で構成され、前方へ突出するかご状に形
成された膨出部と前記膨出部の周縁から外方へ張り出す
フランジとから構成し、第2フィルター保持体(2) を、
前記フランジのみを脱着自在に被覆する枠体状に構成
し、フィルター(5) を第1フィルター保持体(1) の膨出
部全域に被覆させるとともに第2フィルター保持体(2)
に脱着自在に保持させたこと。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、換気扇カバー、
特に、換気扇本体内に吸い込まれる空気中の埃や油をフ
ィルターに吸収させることにより換気扇本体が汚れるの
を防止する換気扇カバーに関するものである。
特に、換気扇本体内に吸い込まれる空気中の埃や油をフ
ィルターに吸収させることにより換気扇本体が汚れるの
を防止する換気扇カバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】台所等に設置されている換気扇は、長期
の使用により枠体部分及び羽根部分に油や埃などが粘着
状態に付着し、非常に清掃が困難になる。このような問
題を解決する為に、前記換気扇の前面を覆い且空気中の
油分や埃等の吸収させるフィルターを具備する換気扇カ
バーが多数考案されている。
の使用により枠体部分及び羽根部分に油や埃などが粘着
状態に付着し、非常に清掃が困難になる。このような問
題を解決する為に、前記換気扇の前面を覆い且空気中の
油分や埃等の吸収させるフィルターを具備する換気扇カ
バーが多数考案されている。
【0003】この種換気扇カバーは、一般に、換気扇本
体の前面の枠体部分に直接装着させる第1フィルター保
持体と、この第1フィルター保持体に取り付けられる第
2フィルター保持体と、これら第1、第2フィルター保
持体の間に挟持されるフィルターとからなり、前記フィ
ルターは取り替え自在である。前記第1フィルター保持
体は、換気扇の羽根部分に前記フィルターが巻き込まれ
ないように、前方に突出する複数のフィルター抑止桟が
設けられている。
体の前面の枠体部分に直接装着させる第1フィルター保
持体と、この第1フィルター保持体に取り付けられる第
2フィルター保持体と、これら第1、第2フィルター保
持体の間に挟持されるフィルターとからなり、前記フィ
ルターは取り替え自在である。前記第1フィルター保持
体は、換気扇の羽根部分に前記フィルターが巻き込まれ
ないように、前方に突出する複数のフィルター抑止桟が
設けられている。
【0004】前記フィルターを容易に交換できるように
したものとして、実公昭62−16584号に開示のも
のがある。このものでは、図10に示すように、換気扇
本体の枠体(3) に、第1フィルター保持体(4) を取り付
けた状態で、第2フィルター保持体(42)とフィルター(5
0)とを一緒に第1フィルター保持体(4) から取り外せる
構成となっている。第2フィルター保持体(42)は箱形に
形成されており、フィルター(50)の前面を覆い且第1フ
ィルター保持体(4) のフィルター抑止桟(41)に略一致す
る箇所に抑止桟(43)が設けられているとともに、その頂
面(42a) の後端部近傍には、係止孔(40)(40)が形成され
ている。一方、換気扇本体の枠体(3) の上端部近傍に
は、係止孔(40)(40)に係合する係止突起(34)(34)が設け
られている。
したものとして、実公昭62−16584号に開示のも
のがある。このものでは、図10に示すように、換気扇
本体の枠体(3) に、第1フィルター保持体(4) を取り付
けた状態で、第2フィルター保持体(42)とフィルター(5
0)とを一緒に第1フィルター保持体(4) から取り外せる
構成となっている。第2フィルター保持体(42)は箱形に
形成されており、フィルター(50)の前面を覆い且第1フ
ィルター保持体(4) のフィルター抑止桟(41)に略一致す
る箇所に抑止桟(43)が設けられているとともに、その頂
面(42a) の後端部近傍には、係止孔(40)(40)が形成され
ている。一方、換気扇本体の枠体(3) の上端部近傍に
は、係止孔(40)(40)に係合する係止突起(34)(34)が設け
られている。
【0005】このものでは、係止孔(40)から係止突起(3
4)を抜き取れば、第1フィルター保持体(4) を取り外さ
ずに、フィルター(50)を具備させたままの第2フィルタ
ー保持体(42)を換気扇から取り外せるから、フィルター
(50)の交換が容易となる。又、係止孔(40)に係止突起(3
4)を係合させることによって、第2フィルター保持体(4
2)を第1フィルター保持体(4) に取り付けることができ
る。
4)を抜き取れば、第1フィルター保持体(4) を取り外さ
ずに、フィルター(50)を具備させたままの第2フィルタ
ー保持体(42)を換気扇から取り外せるから、フィルター
(50)の交換が容易となる。又、係止孔(40)に係止突起(3
4)を係合させることによって、第2フィルター保持体(4
2)を第1フィルター保持体(4) に取り付けることができ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の換
気扇カバーでは、第2フィルター保持体(42)にもフィル
ター抑止桟(41)と同様に、抑止桟(43)が設けられている
から、フィルター(50)の前面の一部が抑止桟(43)で覆わ
れることとなる。それにより、フィルター(50)における
油分や埃等の吸着範囲が減縮され、換気能力が低下し易
い。又、空気中の油分や埃は抑止桟(43)にも粘着状態で
付着するから、第2フィルター保持体(42)の清掃が困難
である。さらに、第2フィルター保持体(42)は、所定位
置に抑止桟(43)を具備する箱形に仕上げなければならな
いから、その分、生産コストがかかり、安価に仕上げる
ことができない。
気扇カバーでは、第2フィルター保持体(42)にもフィル
ター抑止桟(41)と同様に、抑止桟(43)が設けられている
から、フィルター(50)の前面の一部が抑止桟(43)で覆わ
れることとなる。それにより、フィルター(50)における
油分や埃等の吸着範囲が減縮され、換気能力が低下し易
い。又、空気中の油分や埃は抑止桟(43)にも粘着状態で
付着するから、第2フィルター保持体(42)の清掃が困難
である。さらに、第2フィルター保持体(42)は、所定位
置に抑止桟(43)を具備する箱形に仕上げなければならな
いから、その分、生産コストがかかり、安価に仕上げる
ことができない。
【0007】請求項1記載の発明は、『換気扇本体の枠
体部分に装着される第1フィルター保持体と、この第1
フィルター保持体の前面に脱着自在に取り付けられる第
2フィルター保持体と、前記第1フィルター保持体の前
面全域を被覆すると共に前記第1、第2フィルター保持
体間に脱着自在に挟持されるフィルターとからなる換気
扇カバー』において、安価に生産できるようにすると共
に、空気中の油分や埃が直接付着する前記第2フィルタ
ー保持体の清掃を容易にした換気扇カバーを提供するこ
とを目的とする。
体部分に装着される第1フィルター保持体と、この第1
フィルター保持体の前面に脱着自在に取り付けられる第
2フィルター保持体と、前記第1フィルター保持体の前
面全域を被覆すると共に前記第1、第2フィルター保持
体間に脱着自在に挟持されるフィルターとからなる換気
扇カバー』において、安価に生産できるようにすると共
に、空気中の油分や埃が直接付着する前記第2フィルタ
ー保持体の清掃を容易にした換気扇カバーを提供するこ
とを目的とする。
【0008】又、一般に、換気扇本体は比較的高い位置
に設置されるものであるから、第2フィルター保持体(4
2)を換気扇本体の枠体(3) に装着させる際に、換気扇本
体の枠体(3) の上端部近傍に形成されている係止突起(3
4)(34)が、第2フィルター保持体(42)の頂面(42a) の後
端部近傍に形成されている係止孔(40)(40)に確実に係合
したかどうかが、換気扇の下前方から確認しにくいとい
う問題がある。
に設置されるものであるから、第2フィルター保持体(4
2)を換気扇本体の枠体(3) に装着させる際に、換気扇本
体の枠体(3) の上端部近傍に形成されている係止突起(3
4)(34)が、第2フィルター保持体(42)の頂面(42a) の後
端部近傍に形成されている係止孔(40)(40)に確実に係合
したかどうかが、換気扇の下前方から確認しにくいとい
う問題がある。
【0009】請求項2記載の発明は、前記第2フィルタ
ー保持体の、前記第1フィルター保持体への着脱を容易
にするとともにこれらの装着状態が換気扇の下前方から
容易に確認できる換気扇カバーを提供することを目的と
する。
ー保持体の、前記第1フィルター保持体への着脱を容易
にするとともにこれらの装着状態が換気扇の下前方から
容易に確認できる換気扇カバーを提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する為
に、本発明の請求項1記載の発明は、『前記第1フィル
ター保持体は、複数のフィルター抑止桟で構成され、前
方へ突出するかご状に形成された膨出部と前記膨出部の
周縁から外方へ張り出すフランジとから構成され、前記
第2フィルター保持体は、前記フランジの形状に対応し
た枠体状に構成され、フィルターは、前記第2フィルタ
ー保持体に脱着自在に保持させる構成としたこと』を特
徴とするものである。
に、本発明の請求項1記載の発明は、『前記第1フィル
ター保持体は、複数のフィルター抑止桟で構成され、前
方へ突出するかご状に形成された膨出部と前記膨出部の
周縁から外方へ張り出すフランジとから構成され、前記
第2フィルター保持体は、前記フランジの形状に対応し
た枠体状に構成され、フィルターは、前記第2フィルタ
ー保持体に脱着自在に保持させる構成としたこと』を特
徴とするものである。
【0011】前記第1フィルター保持体のフランジを換
気扇本体の枠体部分の前面に取り付ける。前記フランジ
内には、複数のフィルター抑止桟で構成され、かご状に
形成された膨出部が前方に突出するように設けられてい
るから、換気扇の羽根部分が前記第1フィルター保持体
に接触することはない。フィルターは、予め、前記第2
フィルター保持体に取り付けておく。このフィルターを
具備させた第2フィルター保持体を、前記第1フィルタ
ー保持体のフランジに取り付ければ、換気扇カバーの組
み立てが完成する。
気扇本体の枠体部分の前面に取り付ける。前記フランジ
内には、複数のフィルター抑止桟で構成され、かご状に
形成された膨出部が前方に突出するように設けられてい
るから、換気扇の羽根部分が前記第1フィルター保持体
に接触することはない。フィルターは、予め、前記第2
フィルター保持体に取り付けておく。このフィルターを
具備させた第2フィルター保持体を、前記第1フィルタ
ー保持体のフランジに取り付ければ、換気扇カバーの組
み立てが完成する。
【0012】このとき、前記第2フィルター保持体は、
前記第1フィルター保持体のフランジに対応する枠体状
に構成されているから、フィルターは、その周辺域のみ
が、前記第1、第2フィルター保持体間で挟持されるこ
ととなり、それ以外の中央域は前記第1フィルター保持
体の膨出部全体を被覆する態様で、前記第2フィルター
保持体内から露出することとなる。
前記第1フィルター保持体のフランジに対応する枠体状
に構成されているから、フィルターは、その周辺域のみ
が、前記第1、第2フィルター保持体間で挟持されるこ
ととなり、それ以外の中央域は前記第1フィルター保持
体の膨出部全体を被覆する態様で、前記第2フィルター
保持体内から露出することとなる。
【0013】フィルター交換時には、前記第2フィルタ
ー保持体を、フィルターを具備させた状態で前記第1フ
ィルター保持体から取り外せることとなる。尚、前記フ
ィルターは、前記第1フィルター保持体の前面全域を覆
い得る大きさ形状に形成されているものとする。請求項
2記載の発明は、『換気扇本体の枠体部分に装着される
第1フランジを具備する第1フィルター保持体と、前記
第1フランジに対応し且脱着自在に取り付けられる第2
フランジを具備する第2フィルター保持体と、これら第
1、第2フィルター保持体の間に脱着自在に挟持される
フィルターとからなる換気扇カバーにおいて、前記第1
フランジの上端部に、前方へ突出する断面略横J字状の
係止突起を設け、前記第2フランジの上端近傍で且前記
係止突起に対応する位置に、前記係止突起が挿通自在な
大きさの係止孔を設けたこと』を特徴とする。
ー保持体を、フィルターを具備させた状態で前記第1フ
ィルター保持体から取り外せることとなる。尚、前記フ
ィルターは、前記第1フィルター保持体の前面全域を覆
い得る大きさ形状に形成されているものとする。請求項
2記載の発明は、『換気扇本体の枠体部分に装着される
第1フランジを具備する第1フィルター保持体と、前記
第1フランジに対応し且脱着自在に取り付けられる第2
フランジを具備する第2フィルター保持体と、これら第
1、第2フィルター保持体の間に脱着自在に挟持される
フィルターとからなる換気扇カバーにおいて、前記第1
フランジの上端部に、前方へ突出する断面略横J字状の
係止突起を設け、前記第2フランジの上端近傍で且前記
係止突起に対応する位置に、前記係止突起が挿通自在な
大きさの係止孔を設けたこと』を特徴とする。
【0014】第1フィルター保持体は、その第1フラン
ジによって、換気扇の枠体部分に装着される。この第1
フィルター保持体に前記第2フィルター保持体を取り付
けるには、前記第2フィルター保持体の第2フランジの
下部域を持ち、その上端近傍に形成した係止孔を、前記
第1フィルター保持体の第1フランジに形成した係止突
起に挿通させて前記係止孔の上縁を前記係止突起に係止
させる。
ジによって、換気扇の枠体部分に装着される。この第1
フィルター保持体に前記第2フィルター保持体を取り付
けるには、前記第2フィルター保持体の第2フランジの
下部域を持ち、その上端近傍に形成した係止孔を、前記
第1フィルター保持体の第1フランジに形成した係止突
起に挿通させて前記係止孔の上縁を前記係止突起に係止
させる。
【0015】前記係止突起は断面略横J字状に形成され
ているとともに、前記係止孔は、前記第2フランジに前
記係止突起が挿通自在な大きさに形成されているから、
前記係止孔に前記係止突起を挿通させ易く、さらに、前
記係止孔に前記係止突起が挿通したかどうかを前記第2
フィルター保持体の下前方位置から確認することができ
る。
ているとともに、前記係止孔は、前記第2フランジに前
記係止突起が挿通自在な大きさに形成されているから、
前記係止孔に前記係止突起を挿通させ易く、さらに、前
記係止孔に前記係止突起が挿通したかどうかを前記第2
フィルター保持体の下前方位置から確認することができ
る。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1記載の発明は、前記第2フィルター保持体を枠体状
に構成したから、換気扇カバーの構造が簡単になり、安
価に生産することができる。又、換気扇カバーのうち、
フィルターを、第2フィルター保持体とともに第1フィ
ルター保持体から取り外すことができるから、フィルタ
ーの交換が容易である上に、フィルター以外で油分や埃
などが付着する箇所は、前記第2フィルター保持体のみ
であり、これは桟がなく枠体状に構成されてあるから洗
浄が容易である。
項1記載の発明は、前記第2フィルター保持体を枠体状
に構成したから、換気扇カバーの構造が簡単になり、安
価に生産することができる。又、換気扇カバーのうち、
フィルターを、第2フィルター保持体とともに第1フィ
ルター保持体から取り外すことができるから、フィルタ
ーの交換が容易である上に、フィルター以外で油分や埃
などが付着する箇所は、前記第2フィルター保持体のみ
であり、これは桟がなく枠体状に構成されてあるから洗
浄が容易である。
【0017】フィルターの周辺域のみが前記第2フィル
ター保持体で被覆されており、前記第1フィルター保持
体の膨出部を被覆する範囲は、全域にわたって露出する
構成であるから、フィルターの油分や埃等の吸着面積が
広くなり、換気能力の低下率を低くすることができる。
前記第2フィルター保持体には、抑止桟を設けていない
が、前記フィルターは、前記第1フィルター保持体のフ
ランジと前記第2フィルター保持体との間にしっかりと
挟持されているから、前記フィルターが前記第1フィル
ター保持体の膨出部側に押えつけられる換気扇の吸引時
はもちろん、吸引していないときも、前方は浮き上がる
ことはない。
ター保持体で被覆されており、前記第1フィルター保持
体の膨出部を被覆する範囲は、全域にわたって露出する
構成であるから、フィルターの油分や埃等の吸着面積が
広くなり、換気能力の低下率を低くすることができる。
前記第2フィルター保持体には、抑止桟を設けていない
が、前記フィルターは、前記第1フィルター保持体のフ
ランジと前記第2フィルター保持体との間にしっかりと
挟持されているから、前記フィルターが前記第1フィル
ター保持体の膨出部側に押えつけられる換気扇の吸引時
はもちろん、吸引していないときも、前方は浮き上がる
ことはない。
【0018】請求項2記載の発明は、前記第2フィルタ
ー保持体の、前記第1フィルター保持体への係止を容易
に且確実に行えるようにしたから、前記第1フィルター
保持体の配設位置にかかわらず、第2フィルター保持体
の取り付け・取り外しがさらに容易なものとなる。又、
装着時には、係合状態が下前方から確認できるので、前
記第2フィルター保持体を過った姿勢で前記第1フィル
ター保持体に装着してしまう失敗がなく、前記第2フィ
ルター保持体が不用意に外れて落下する危険性がない。
ー保持体の、前記第1フィルター保持体への係止を容易
に且確実に行えるようにしたから、前記第1フィルター
保持体の配設位置にかかわらず、第2フィルター保持体
の取り付け・取り外しがさらに容易なものとなる。又、
装着時には、係合状態が下前方から確認できるので、前
記第2フィルター保持体を過った姿勢で前記第1フィル
ター保持体に装着してしまう失敗がなく、前記第2フィ
ルター保持体が不用意に外れて落下する危険性がない。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施例の形態
を、図示例と共に説明する。図1は、第1フィルター保
持体(1) の斜視図であり、複数のフィルター抑止桟(12)
により目の荒いかご状に構成されてなる膨出部(15)と、
その周縁から外方へ張り出し且換気扇本体の枠体部分に
直接装着されるフランジ(11)とから構成されている。
を、図示例と共に説明する。図1は、第1フィルター保
持体(1) の斜視図であり、複数のフィルター抑止桟(12)
により目の荒いかご状に構成されてなる膨出部(15)と、
その周縁から外方へ張り出し且換気扇本体の枠体部分に
直接装着されるフランジ(11)とから構成されている。
【0020】フランジ(11)は、換気扇本体(3) の枠体部
分に装着されるクリップ(31)と、フランジ(11)の左右両
側部に形成された孔部(1a)(1a)に引っ掛けて固定するフ
ック(32)と、両者を連結させるコイルスプリング(33)か
らなる取付具(3a)を利用して換気扇本体の枠体部分に予
め取り付けておく。フランジ(11)の換気扇本体への取付
方法は、前記取付具(3a)を利用する他、粘着剤等で直接
貼着させても良い。
分に装着されるクリップ(31)と、フランジ(11)の左右両
側部に形成された孔部(1a)(1a)に引っ掛けて固定するフ
ック(32)と、両者を連結させるコイルスプリング(33)か
らなる取付具(3a)を利用して換気扇本体の枠体部分に予
め取り付けておく。フランジ(11)の換気扇本体への取付
方法は、前記取付具(3a)を利用する他、粘着剤等で直接
貼着させても良い。
【0021】フランジ(11)の上端中央には、換気扇本体
(3) の頂面(30)に係止させるための係止片(13)が後方に
突設されており、その両側には、断面略横J字状の一対
の係止突起(10)(10)が前方に突出している。又、フラン
ジ(11)の左右両側部の下端近傍には、鉄板(14)(14)が嵌
め込まれている。図2は、第1フィルター保持体(1) の
前面をフィルターを介して被覆する第2フィルター保持
体(2) の正面図を示し、図3は、その背面図を示してい
る。
(3) の頂面(30)に係止させるための係止片(13)が後方に
突設されており、その両側には、断面略横J字状の一対
の係止突起(10)(10)が前方に突出している。又、フラン
ジ(11)の左右両側部の下端近傍には、鉄板(14)(14)が嵌
め込まれている。図2は、第1フィルター保持体(1) の
前面をフィルターを介して被覆する第2フィルター保持
体(2) の正面図を示し、図3は、その背面図を示してい
る。
【0022】第2フィルター保持体(2) は、図2に示す
ように、中央に第1フィルター保持体(1) の膨出部(15)
が丁度嵌め込まれる大きさの開口部(25)が形成され且第
1フィルター保持体(1) のフランジ(11)のみを丁度被覆
する大きさ形状の枠体状に構成されている。この第2フ
ィルター保持体(2) を、第1フィルター保持体(1) のフ
ランジ(11)に重ね合わせた時に、係止突起(10)(10)に対
応する第2フィルター保持体(2) の上枠部の所定位置
に、係止突起(10)(10)が挿入可能な大きさの係止孔(20)
(20)が開口している。
ように、中央に第1フィルター保持体(1) の膨出部(15)
が丁度嵌め込まれる大きさの開口部(25)が形成され且第
1フィルター保持体(1) のフランジ(11)のみを丁度被覆
する大きさ形状の枠体状に構成されている。この第2フ
ィルター保持体(2) を、第1フィルター保持体(1) のフ
ランジ(11)に重ね合わせた時に、係止突起(10)(10)に対
応する第2フィルター保持体(2) の上枠部の所定位置
に、係止突起(10)(10)が挿入可能な大きさの係止孔(20)
(20)が開口している。
【0023】係止孔(20)の上縁は、係止桟(20a) の下端
となっており、係止突起(10)を係止孔(20)に挿入させた
後に係止桟(20a) が係止突起(10)の上面に係止する態様
となる。第1フィルター保持体(1) の孔部(1a)に対応す
る位置には、第1フィルター保持体(1) に第2フィルタ
ー保持体(2) を装着させた時に、第2フィルター保持体
(2) の裏面が、孔部(1a)に係止させた前記換気扇カバー
取付具(3a)のフック(32)に当たらないように、前方に突
出する隆起部(2a)(2a)が形成されている。
となっており、係止突起(10)を係止孔(20)に挿入させた
後に係止桟(20a) が係止突起(10)の上面に係止する態様
となる。第1フィルター保持体(1) の孔部(1a)に対応す
る位置には、第1フィルター保持体(1) に第2フィルタ
ー保持体(2) を装着させた時に、第2フィルター保持体
(2) の裏面が、孔部(1a)に係止させた前記換気扇カバー
取付具(3a)のフック(32)に当たらないように、前方に突
出する隆起部(2a)(2a)が形成されている。
【0024】第2フィルター保持体(2) の前記上枠部の
裏面の両端近傍には、図3に示すように、フィルターを
第2フィルター保持体(2) の裏面に止着させるために、
一対のフィルター止着ピン(21)(21)が突設されており、
下枠部の裏面には、前記フィルターの装着後のズレを防
止する為に、3つのズレ防止ピン(22)が設けられてい
る。フィルター止着ピン(21)は、図4に示すように、円
柱部(21b) の先端に三角錐部(21a) を具備する構成であ
り、フィルター止着ピン(21)をフィルター内に入り込ま
せると、その先端の三角錐部(21a) はその形状から前記
フィルター内に挿入させ易く且抜止め状態に係合させ易
い。これにより、フィルターは第2フィルター保持体
(2) の裏面に抜止め状態に止着されることとなる。
裏面の両端近傍には、図3に示すように、フィルターを
第2フィルター保持体(2) の裏面に止着させるために、
一対のフィルター止着ピン(21)(21)が突設されており、
下枠部の裏面には、前記フィルターの装着後のズレを防
止する為に、3つのズレ防止ピン(22)が設けられてい
る。フィルター止着ピン(21)は、図4に示すように、円
柱部(21b) の先端に三角錐部(21a) を具備する構成であ
り、フィルター止着ピン(21)をフィルター内に入り込ま
せると、その先端の三角錐部(21a) はその形状から前記
フィルター内に挿入させ易く且抜止め状態に係合させ易
い。これにより、フィルターは第2フィルター保持体
(2) の裏面に抜止め状態に止着されることとなる。
【0025】又、第2フィルター保持体(2) の前記上枠
部の中央には、後述するフィルターの位置決め用切欠を
合わせる為のフィルター位置決めマーク(26)が形成され
ている。第2フィルター保持体(2) を第1フィルター保
持体(1) の前面に装着させる時に、フィルター止着ピン
(21)及びズレ防止ピン(22)に対応する第1フィルター保
持体(1) のフランジ(11)の所定位置には、図1に示すよ
うに、フィルター係止ピン収納孔(16)及びズレ防止ピン
収納孔(17)がそれぞれ開口されている。
部の中央には、後述するフィルターの位置決め用切欠を
合わせる為のフィルター位置決めマーク(26)が形成され
ている。第2フィルター保持体(2) を第1フィルター保
持体(1) の前面に装着させる時に、フィルター止着ピン
(21)及びズレ防止ピン(22)に対応する第1フィルター保
持体(1) のフランジ(11)の所定位置には、図1に示すよ
うに、フィルター係止ピン収納孔(16)及びズレ防止ピン
収納孔(17)がそれぞれ開口されている。
【0026】又、第1フィルター保持体(1) の鉄板(14)
に対応する第2フィルター保持体(2) の左右枠部の下端
近傍には、鉄板(14)を吸着する磁石(24)がそれぞれ設け
られている。尚、第1フィルター保持体(1) 及び第2フ
ィルター保持体(2) それぞれの下端部には、図1及び図
2に示すように、第2フィルター保持体(2) を第1フィ
ルター保持体(1) から取り外す際に利用する取り外し用
フラップ(18)(28)が設けられている。
に対応する第2フィルター保持体(2) の左右枠部の下端
近傍には、鉄板(14)を吸着する磁石(24)がそれぞれ設け
られている。尚、第1フィルター保持体(1) 及び第2フ
ィルター保持体(2) それぞれの下端部には、図1及び図
2に示すように、第2フィルター保持体(2) を第1フィ
ルター保持体(1) から取り外す際に利用する取り外し用
フラップ(18)(28)が設けられている。
【0027】図5の(A) に示すものは、前記第2フィル
ター保持体(2) の裏面に装着させるフィルター(5) の一
例である。このフィルター(5) は、横長矩形状の不織布
からなり、その縦長さは、第2フィルター保持体(2) の
縦長さよりやや長く設定されており、横長さは、フラン
ジ(11)と膨出部(15)からなる第1フィルター保持体(1)
の前面全域が十分被覆できる程の長さに設定されてい
る。
ター保持体(2) の裏面に装着させるフィルター(5) の一
例である。このフィルター(5) は、横長矩形状の不織布
からなり、その縦長さは、第2フィルター保持体(2) の
縦長さよりやや長く設定されており、横長さは、フラン
ジ(11)と膨出部(15)からなる第1フィルター保持体(1)
の前面全域が十分被覆できる程の長さに設定されてい
る。
【0028】第1フィルター保持体(1) の前面全域がフ
ィルター(5) で被覆できるように、フィルター(5) を第
2フィルター保持体(2) の裏面に確実に位置決めした状
態でセットできるように、フィルター(5) の上下辺両端
部の近傍には、前述した第2フィルター保持体(2) のフ
ィルター止着ピン(21)を嵌め込むためのスリット(51)が
形成されているとともに、その中央には、前記した第2
フィルター保持体(2)の位置決めマーク(26)に合わせる
為の位置決め用の切欠(56)が形成されている。このスリ
ット(51)及び切欠(56)は、フィルター(5) の上下両辺の
各位置にそれぞれ設けられているから、フィルター(5)
は、天地に関係なく、第2フィルター保持体(2) の裏面
に位置決めすることができる。
ィルター(5) で被覆できるように、フィルター(5) を第
2フィルター保持体(2) の裏面に確実に位置決めした状
態でセットできるように、フィルター(5) の上下辺両端
部の近傍には、前述した第2フィルター保持体(2) のフ
ィルター止着ピン(21)を嵌め込むためのスリット(51)が
形成されているとともに、その中央には、前記した第2
フィルター保持体(2)の位置決めマーク(26)に合わせる
為の位置決め用の切欠(56)が形成されている。このスリ
ット(51)及び切欠(56)は、フィルター(5) の上下両辺の
各位置にそれぞれ設けられているから、フィルター(5)
は、天地に関係なく、第2フィルター保持体(2) の裏面
に位置決めすることができる。
【0029】又、図5の(B) に示すものは、前記フィル
ターの変形例を示し、横長矩形体の両上コーナ部を円弧
状に形成したものである。その上辺中央には、(A) に示
したものと同様に、円弧状の位置決め用の切欠(56a) が
形成されており、その左右対称な位置には、第2フィル
ター保持体(2) のフィルター止着ピン(21)を嵌め込むた
めの縦長のスリット(51a)(51a)が形成されている。
ターの変形例を示し、横長矩形体の両上コーナ部を円弧
状に形成したものである。その上辺中央には、(A) に示
したものと同様に、円弧状の位置決め用の切欠(56a) が
形成されており、その左右対称な位置には、第2フィル
ター保持体(2) のフィルター止着ピン(21)を嵌め込むた
めの縦長のスリット(51a)(51a)が形成されている。
【0030】このフィルター(5a)を構成している不織布
として、繊維の流れの方向があるものについては、その
流れの方向がフィルターの上下辺に平行なものを採用す
ることが好ましい。なぜなら、このものでは、繊維の流
れの方向に垂直な方向には破れにくい性質となるため、
前記繊維の流れの方向に垂直に切り込まれた前記縦長ス
リット(51a) は、その端部から破れにくいものとなるか
らである。
として、繊維の流れの方向があるものについては、その
流れの方向がフィルターの上下辺に平行なものを採用す
ることが好ましい。なぜなら、このものでは、繊維の流
れの方向に垂直な方向には破れにくい性質となるため、
前記繊維の流れの方向に垂直に切り込まれた前記縦長ス
リット(51a) は、その端部から破れにくいものとなるか
らである。
【0031】フィルター(5a)を第2フィルター保持体
(2) に装着させると、前記円弧状上コーナ部は、第2フ
ィルター保持体(2) の上枠部に沿って装着されるが、円
弧状に構成されていない下コーナ部は、第2フィルター
保持体(2) の下枠部両端からややはみ出すこととなる。
このはみ出した部分を、下方又は左右に引っ張ることに
より、第1、第2フィルター保持体(1)(2)間で挟持され
ているフィルター(5a)のシワ伸ばしを行うことができ
る。
(2) に装着させると、前記円弧状上コーナ部は、第2フ
ィルター保持体(2) の上枠部に沿って装着されるが、円
弧状に構成されていない下コーナ部は、第2フィルター
保持体(2) の下枠部両端からややはみ出すこととなる。
このはみ出した部分を、下方又は左右に引っ張ることに
より、第1、第2フィルター保持体(1)(2)間で挟持され
ているフィルター(5a)のシワ伸ばしを行うことができ
る。
【0032】尚、このフィルター(5) は、油煙吸着機能
を有するプラスチック不織布が採用可能であるが、さら
に、自己消火性を有するものが好ましい。ガラス繊維よ
りなるフィルタも採用可能である。次に、換気扇カバー
を組み立てる工程について説明する。第1フィルター保
持体(1) は、上記したように、換気扇本体(3) の枠体部
分に、取付具や粘着剤等を利用することにより取り付け
られる。このとき、図6に示すように、係止片(13)を換
気扇本体(3) の枠体の頂面(30)に係止させることができ
るので、使用中に、第1フィルター保持体(1) が不用意
にズレ落ちる等の不都合を防止することができる。
を有するプラスチック不織布が採用可能であるが、さら
に、自己消火性を有するものが好ましい。ガラス繊維よ
りなるフィルタも採用可能である。次に、換気扇カバー
を組み立てる工程について説明する。第1フィルター保
持体(1) は、上記したように、換気扇本体(3) の枠体部
分に、取付具や粘着剤等を利用することにより取り付け
られる。このとき、図6に示すように、係止片(13)を換
気扇本体(3) の枠体の頂面(30)に係止させることができ
るので、使用中に、第1フィルター保持体(1) が不用意
にズレ落ちる等の不都合を防止することができる。
【0033】次に、第2フィルター保持体(2) の裏面に
フィルター(5) を止着させる。このとき、フィルター
(5) のスリット(51)を第2フィルター保持体(2) のフィ
ルター止着ピン(21)にそれぞれ嵌め込むと共に、切欠(5
6)を位置決めマーク(26)に合わせて位置決めする。第2
フィルター保持体(2) のフィルター止着ピン(21)がフィ
ルター(5) の切欠(56)に嵌め込まれると、フィルター止
着ピン(21)は上記したような形状であるから、スリット
(51)内で或はフィルター(5) を突き抜けてその後方側で
抜止め状態となる。これにより、フィルター(5) は第2
フィルター保持体(2) の裏面に止着される。
フィルター(5) を止着させる。このとき、フィルター
(5) のスリット(51)を第2フィルター保持体(2) のフィ
ルター止着ピン(21)にそれぞれ嵌め込むと共に、切欠(5
6)を位置決めマーク(26)に合わせて位置決めする。第2
フィルター保持体(2) のフィルター止着ピン(21)がフィ
ルター(5) の切欠(56)に嵌め込まれると、フィルター止
着ピン(21)は上記したような形状であるから、スリット
(51)内で或はフィルター(5) を突き抜けてその後方側で
抜止め状態となる。これにより、フィルター(5) は第2
フィルター保持体(2) の裏面に止着される。
【0034】フィルター(5) を具備させた第2フィルタ
ー保持体(2) を、第1フィルター保持体(1) に装着させ
る。そのためには、第2フィルター保持体(2) の左右枠
部の下部域を支持し、図6に示すように、係止孔(20)を
係止突起(10)に挿通させるとともに係止孔(20)の上縁を
構成している係止桟(20a) を係止突起(10)に係止させ
る。
ー保持体(2) を、第1フィルター保持体(1) に装着させ
る。そのためには、第2フィルター保持体(2) の左右枠
部の下部域を支持し、図6に示すように、係止孔(20)を
係止突起(10)に挿通させるとともに係止孔(20)の上縁を
構成している係止桟(20a) を係止突起(10)に係止させ
る。
【0035】この時、係止桟(20a) の下端(係止孔(20)
側)を断面円弧状に形成しておくことが望ましい。この
場合、係止桟(20a) の下端が断面矩形状に形成されてい
るものに比べて、係止孔(20)に係止突起(10)を挿通させ
易いという利点がある。例えば、図9の(A) に示すよう
に、係止孔(20)における係止突起(10)の有効挿通範囲
(L) が係止孔(20)の縦長さに略一致する程度に、第2フ
ィルター保持体(2) を傾斜させた場合では、係止桟(20
a) の下端の断面形状が円弧状の場合でも、同図の二点
鎖線に示すように矩形状とした場合でも、有効挿通範囲
(L) に変わりはない。しかしながら、この状態から、図
9の(B) に示すように、第2フィルター保持体(2) の傾
斜度合いを変化させた場合では、同図の二点鎖線に示す
断面矩形状とした係止桟(20a) により構成される有効挿
通範囲(L2)よりも、断面円弧状に形成した係止桟(20a)
により構成される有効挿通範囲(L1)の方が、大きくな
る。このように、係止桟(20a) の下端の断面形状を円弧
状とすることによって、第2フィルター保持体(2) の傾
斜度合いに関わりなく、有効挿通範囲(L) を大きく利用
できるので、係止孔(20)を係止突起(10)に挿通させ易く
なるのである。
側)を断面円弧状に形成しておくことが望ましい。この
場合、係止桟(20a) の下端が断面矩形状に形成されてい
るものに比べて、係止孔(20)に係止突起(10)を挿通させ
易いという利点がある。例えば、図9の(A) に示すよう
に、係止孔(20)における係止突起(10)の有効挿通範囲
(L) が係止孔(20)の縦長さに略一致する程度に、第2フ
ィルター保持体(2) を傾斜させた場合では、係止桟(20
a) の下端の断面形状が円弧状の場合でも、同図の二点
鎖線に示すように矩形状とした場合でも、有効挿通範囲
(L) に変わりはない。しかしながら、この状態から、図
9の(B) に示すように、第2フィルター保持体(2) の傾
斜度合いを変化させた場合では、同図の二点鎖線に示す
断面矩形状とした係止桟(20a) により構成される有効挿
通範囲(L2)よりも、断面円弧状に形成した係止桟(20a)
により構成される有効挿通範囲(L1)の方が、大きくな
る。このように、係止桟(20a) の下端の断面形状を円弧
状とすることによって、第2フィルター保持体(2) の傾
斜度合いに関わりなく、有効挿通範囲(L) を大きく利用
できるので、係止孔(20)を係止突起(10)に挿通させ易く
なるのである。
【0036】係止桟(20a) を係止突起(10)に係止させた
後、係止桟(20a) を支点として、第2フィルター保持体
(2) を、その下枠部が第1フィルター保持体(1) のフラ
ンジ(11)の下部に重なるように、後方へ回動させる。す
ると、第2フィルター保持体(2) の開口部(25)内に、第
1フィルター保持体(1) の膨出部(15)が丁度嵌り込むと
共に膨出部(15)の前面及び側面は、開口部(25)内に緩く
張られた状態にあるフィルター(5) により被覆されてい
くこととなる。
後、係止桟(20a) を支点として、第2フィルター保持体
(2) を、その下枠部が第1フィルター保持体(1) のフラ
ンジ(11)の下部に重なるように、後方へ回動させる。す
ると、第2フィルター保持体(2) の開口部(25)内に、第
1フィルター保持体(1) の膨出部(15)が丁度嵌り込むと
共に膨出部(15)の前面及び側面は、開口部(25)内に緩く
張られた状態にあるフィルター(5) により被覆されてい
くこととなる。
【0037】フランジ(11)に第2フィルター保持体(2)
が丁度重なった時に、第1フィルター保持体(1) の鉄板
(14)と、第2フィルター保持体(2) の磁石(24)とが吸着
することとなり、図7及び図8に示すように、第2フィ
ルター保持体(2) の第1フィルター保持体(1) への装着
が完了する。このとき、図2に示すように、第2フィル
ター保持体(2) の開口部(25)の周縁から前方へ斜めに突
出する押え片(23)により、フィルター(5) が押さえ付け
られることとなるので、膨出部(15)の周辺部でフィルタ
ー(5) がしわ寄って不格好に装着される不都合はない。
特に、図5の(B) に示した形状のフィルター(5a)を採用
した場合、装着後でも、フィルター(5a)の両下端部を引
っ張ってフィルター(5a)の緊張度合を調整することがで
きる。
が丁度重なった時に、第1フィルター保持体(1) の鉄板
(14)と、第2フィルター保持体(2) の磁石(24)とが吸着
することとなり、図7及び図8に示すように、第2フィ
ルター保持体(2) の第1フィルター保持体(1) への装着
が完了する。このとき、図2に示すように、第2フィル
ター保持体(2) の開口部(25)の周縁から前方へ斜めに突
出する押え片(23)により、フィルター(5) が押さえ付け
られることとなるので、膨出部(15)の周辺部でフィルタ
ー(5) がしわ寄って不格好に装着される不都合はない。
特に、図5の(B) に示した形状のフィルター(5a)を採用
した場合、装着後でも、フィルター(5a)の両下端部を引
っ張ってフィルター(5a)の緊張度合を調整することがで
きる。
【0038】このように、フィルター(5) は、その周辺
部を、第1、第2フィルター保持体(1)(2)で挟持されて
いるので、第2フィルター保持体(2) に抑止桟を設けな
くても前方へ浮き上がる不都合はなく、フィルター(5)
が押さえ付けられる方向と、換気扇の吸引方向とが一致
する換気扇の吸引時では、尚一層、前方へ浮き上がる不
都合はない。
部を、第1、第2フィルター保持体(1)(2)で挟持されて
いるので、第2フィルター保持体(2) に抑止桟を設けな
くても前方へ浮き上がる不都合はなく、フィルター(5)
が押さえ付けられる方向と、換気扇の吸引方向とが一致
する換気扇の吸引時では、尚一層、前方へ浮き上がる不
都合はない。
【0039】又、第2フィルター保持体(2) を第1フィ
ルター保持体(1) に装着させた状態においては、図8に
示すように、第1フィルター保持体(1) の係止突起(10)
が、第2フィルター保持体(2) の係止桟(20a) の前方に
位置する態様となる。このように、第2フィルター保持
体(2) が第1フィルター保持体(1) に正しく装着された
か否かを下前方から確認できるので、第2フィルター保
持体(2) が過った姿勢で取付けてしまう失敗がなくな
る。
ルター保持体(1) に装着させた状態においては、図8に
示すように、第1フィルター保持体(1) の係止突起(10)
が、第2フィルター保持体(2) の係止桟(20a) の前方に
位置する態様となる。このように、第2フィルター保持
体(2) が第1フィルター保持体(1) に正しく装着された
か否かを下前方から確認できるので、第2フィルター保
持体(2) が過った姿勢で取付けてしまう失敗がなくな
る。
【0040】次に、フィルターの交換作業について説明
する。フィルター(5) に空気中の油や埃等を十分吸着さ
せた後、フィルター(5) を交換するには、第2フィルタ
ー保持体(2) をフィルター(5) と共に第1フィルター保
持体(1) から取り外す。このとき、第1フィルター保持
体(1) の取り外し用フラップ(18)を押えながら、第2フ
ィルター保持体(2) の取り外し用フラップ(28)を後方か
ら手前に押し出すことにより、鉄板(14)と(24)との吸着
を容易に解除させることができる。その後、係止桟(20
a) を係止突起(10)から抜き取れば、第2フィルター保
持体(2) をフィルター(5) と共に第1フィルター保持体
(1) から取り外すことができる。
する。フィルター(5) に空気中の油や埃等を十分吸着さ
せた後、フィルター(5) を交換するには、第2フィルタ
ー保持体(2) をフィルター(5) と共に第1フィルター保
持体(1) から取り外す。このとき、第1フィルター保持
体(1) の取り外し用フラップ(18)を押えながら、第2フ
ィルター保持体(2) の取り外し用フラップ(28)を後方か
ら手前に押し出すことにより、鉄板(14)と(24)との吸着
を容易に解除させることができる。その後、係止桟(20
a) を係止突起(10)から抜き取れば、第2フィルター保
持体(2) をフィルター(5) と共に第1フィルター保持体
(1) から取り外すことができる。
【0041】そして、第1フィルター保持体(1) から取
り外した第2フィルター保持体(2)のフィルター止着ピ
ン(21)とフィルター(5) との係合を強制的に解除すれ
ば、フィルター(5) を第2フィルター保持体(2) から取
り外すことができ、新しいフィルター(5) に交換するこ
とができる。尚、第1、第2フィルター保持体(1)(2)
は、共に、ポリプロピレンやABS等の合成樹脂の射出
成型により製造可能である他、アルミ板、鉄板等のプレ
ス加工によっても製造することができる。
り外した第2フィルター保持体(2)のフィルター止着ピ
ン(21)とフィルター(5) との係合を強制的に解除すれ
ば、フィルター(5) を第2フィルター保持体(2) から取
り外すことができ、新しいフィルター(5) に交換するこ
とができる。尚、第1、第2フィルター保持体(1)(2)
は、共に、ポリプロピレンやABS等の合成樹脂の射出
成型により製造可能である他、アルミ板、鉄板等のプレ
ス加工によっても製造することができる。
【図1】本発明の実施の形態の換気扇カバーにおける第
1フィルター保持体(1) の斜視図。
1フィルター保持体(1) の斜視図。
【図2】本発明の実施の形態の換気扇カバーにおける第
2フィルター保持体(2) の正面図。
2フィルター保持体(2) の正面図。
【図3】図2の第2フィルター保持体(2) の背面図。
【図4】図3のフィルター止着ピン(21)の拡大図。
【図5】本発明の実施の形態の換気扇カバーに使用する
フィルター(5) の説明図。
フィルター(5) の説明図。
【図6】本発明実施の形態の換気扇カバーにおいて、フ
ィルター(5) を具備させた第2フィルター保持体(2) を
第1フィルター保持体(1) に取り付ける過程を示す断面
図。
ィルター(5) を具備させた第2フィルター保持体(2) を
第1フィルター保持体(1) に取り付ける過程を示す断面
図。
【図7】本発明実施の形態の換気扇カバーにおいて、フ
ィルター(5) を具備させた第2フィルター保持体(2) を
第1フィルター保持体(1) に取り付けた状態を示す断面
図。
ィルター(5) を具備させた第2フィルター保持体(2) を
第1フィルター保持体(1) に取り付けた状態を示す断面
図。
【図8】図7のフィルター(5) を具備させた第2フィル
ター保持体(2) を第1フィルター保持体(1) に取り付け
た状態を示す斜視図。
ター保持体(2) を第1フィルター保持体(1) に取り付け
た状態を示す斜視図。
【図9】本発明実施の形態の換気扇カバーの第2フィル
ター保持体(2) を係止突起(10)に係止させる場合の説明
図であって、(A) は、係止孔(20)における係止突起(10)
の有効挿通範囲(L) が係止桟(20a) の下端の断面形状に
無関係となる姿勢に第2フィルター保持体(2) を傾斜さ
せた場合を示し、(B) は、第2フィルター保持体(2) の
傾斜度合いを変化させて、係止桟(20a) の下端の断面形
状の差によって、それぞれの有効挿通範囲(L1)(L2)に差
が生じた場合を示す。
ター保持体(2) を係止突起(10)に係止させる場合の説明
図であって、(A) は、係止孔(20)における係止突起(10)
の有効挿通範囲(L) が係止桟(20a) の下端の断面形状に
無関係となる姿勢に第2フィルター保持体(2) を傾斜さ
せた場合を示し、(B) は、第2フィルター保持体(2) の
傾斜度合いを変化させて、係止桟(20a) の下端の断面形
状の差によって、それぞれの有効挿通範囲(L1)(L2)に差
が生じた場合を示す。
【図10】従来の換気扇カバーの第1フィルター保持体
(41)と第2フィルター保持体(42)とフィルター(50)を示
す分解図。
(41)と第2フィルター保持体(42)とフィルター(50)を示
す分解図。
(1) ・・・・・・・第1フィルター保持体 (11)・・・・・・・フランジ (12)・・・・・・・フィルター抑止桟 (15)・・・・・・・膨出部 (2) ・・・・・・・第2フィルター保持体 (5) ・・・・・・・フィルター 尚、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
Claims (2)
- 【請求項1】 換気扇本体の枠体部分に装着される第1
フィルター保持体と、この第1フィルター保持体の前面
に脱着自在に取り付けられる第2フィルター保持体と、
前記第1フィルター保持体の前面全域を被覆すると共に
前記第1、第2フィルター保持体間に脱着自在に挟持さ
れるフィルターとからなる換気扇カバーにおいて、 前記第1フィルター保持体は、複数のフィルター抑止桟
で構成され、前方へ突出するかご状に形成された膨出部
と前記膨出部の周縁から外方へ張り出すフランジとから
構成され、 前記第2フィルター保持体は、前記フランジの形状に対
応した枠体状に構成され、 前記フィルターは、前記第2フィルター保持体に脱着自
在に保持させる構成としたことを特徴とする換気扇カバ
ー。 - 【請求項2】 換気扇本体の枠体部分に装着される第1
フランジを具備する第1フィルター保持体と、前記第1
フランジに対応し且脱着自在に取り付けられる第2フラ
ンジを具備する第2フィルター保持体と、これら第1、
第2フィルター保持体の間に脱着自在に挟持されるフィ
ルターとからなる換気扇カバーにおいて、 前記第1フランジの上端部に、前方へ突出する断面略横
J字状の係止突起を設け、 前記第2フランジの上端近傍で且前記係止突起に対応す
る位置に、前記係止突起が挿通自在な大きさの係止孔を
設けたことを特徴とする換気扇カバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30417395A JPH09145110A (ja) | 1995-11-22 | 1995-11-22 | 換気扇カバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30417395A JPH09145110A (ja) | 1995-11-22 | 1995-11-22 | 換気扇カバー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09145110A true JPH09145110A (ja) | 1997-06-06 |
Family
ID=17929929
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30417395A Pending JPH09145110A (ja) | 1995-11-22 | 1995-11-22 | 換気扇カバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09145110A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009229059A (ja) * | 2008-02-29 | 2009-10-08 | Mitsubishi Electric Corp | 換気ユニット |
JP2011247486A (ja) * | 2010-05-27 | 2011-12-08 | Toyo Aluminum Ekco Products Kk | 換気口カバー構造体 |
JP2016070529A (ja) * | 2014-09-26 | 2016-05-09 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 換気装置 |
JP2021050866A (ja) * | 2019-09-25 | 2021-04-01 | 英昭 和田 | 冷蔵オープンショーケースの冷気整流体の埃付着防止方法および冷蔵オープンショーケースの冷気整流体用の埃捕捉シート |
-
1995
- 1995-11-22 JP JP30417395A patent/JPH09145110A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009229059A (ja) * | 2008-02-29 | 2009-10-08 | Mitsubishi Electric Corp | 換気ユニット |
JP2011247486A (ja) * | 2010-05-27 | 2011-12-08 | Toyo Aluminum Ekco Products Kk | 換気口カバー構造体 |
JP2016070529A (ja) * | 2014-09-26 | 2016-05-09 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 換気装置 |
JP2021050866A (ja) * | 2019-09-25 | 2021-04-01 | 英昭 和田 | 冷蔵オープンショーケースの冷気整流体の埃付着防止方法および冷蔵オープンショーケースの冷気整流体用の埃捕捉シート |
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