JP3471702B2 - 換気扇のフィルター保持枠 - Google Patents

換気扇のフィルター保持枠

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JP3471702B2 JP2000084930A JP2000084930A JP3471702B2 JP 3471702 B2 JP3471702 B2 JP 3471702B2 JP 2000084930 A JP2000084930 A JP 2000084930A JP 2000084930 A JP2000084930 A JP 2000084930A JP 3471702 B2 JP3471702 B2 JP 3471702B2
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カースル株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭や食堂の厨房
等に設置される換気扇の換気扇カバーに、フィルター部
材を取付ける場合に用いられる換気扇のフィルター保持
枠に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、換気扇は、周囲からほこり、水蒸
気、油煙等を吸い込み、汚れが酷く、掃除に多くの手間
が掛かるので、吸気口に取替え可能なフィルター部材を
取付けている。例えば図9に示すように、換気扇100
は、排気口110の内側に固定する換気扇カバー120
と、換気扇カバー120の内側に設けられた換気扇本体
130を設けている。また、換気扇本体130の排気側
にはルーバー140が設けられ、換気扇本体130の吸
気口150には中央部に補強リブ161を有する合成樹
脂等からなるフィルター保持枠160を設け、バネなど
の取付け金具170によってフィルター保持枠160を
換気扇カバー120に固定している。そのフィルター保
持枠160に、繊維の太さが5.6〜11デシテックス
で厚さが1〜10mm程度の難燃性の不織布からなるフ
ィルター部材180をマジックテープ190により着脱
自在に取付けて、フィルター部材180が回転中の換気
扇本体130の羽根131に接触しないように、フィル
ター保持枠160によってフィルター部材180を保持
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法では、フィルター保持枠は所定形状で一体成形
されているので、換気扇の大きさに合わせてその大きさ
の調節が困難であるという問題があった。また、換気扇
の大きさに合わせてフィルター保持枠を調整するタイプ
のものも従来から知られているが、射出成形品の部品点
数が多く、組み立ての手間がかかり、結果としてコスト
高になるという問題があった。本発明はこのような事情
に鑑みてなされたもので、換気扇の大きさに合わせてそ
の大きさを調整でき、しかも安価でフィルター部材の取
付け取外しが容易な、しかも換気扇の羽根に接触するこ
とを防止できる換気扇のフィルター保持枠を提供するこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う第1の発
明に係る換気扇のフィルター保持枠は、回転駆動される
羽根を中央部に有する換気扇カバーにフィルター部材を
取付ける場合に使用する換気扇のフィルター保持枠であ
って、裏面側に接着部を有し、換気扇カバーの両側部に
個別に接合可能な対となる第1、第2の台座と、第1、
第2の台座にそれぞれ第1、第2の折り曲げ部を介して
基端側がそれぞれ連接され、中央には開口部が形成さ
れ、その先部は折り曲げ可能に連結されている第1、第
2の通気面材と、第1、第2の台座にそれぞれ第1、第
2の折り曲げ部を介して基端側がそれぞれ連接され、開
口部内に突出する第1、第2の取付け座とを有して、前
記換気扇カバーに第1、第2の通気面材の先部が突出し
て取付けられている。
【0005】これにより、第1、第2の台座とそれに連
結された第1、第2の通気面材とを、例えばポリプロピ
レンあるいはポリエチレンテレフタレート(PET)樹
脂等のダイオキシンが発生するおそれが少ない樹脂の射
出成形によって平板状に形成し、第1、第2の通気面材
の基端側にそれぞれ設けた第1、第2の折り曲げ部を内
側に、第1、第2の通気面材の連結されている先部を外
側にそれぞれ折り曲げることによって、換気扇カバーに
第1、第2の台座を接合したときに、第1、第2の通気
面材の先部が山形に突出して取付けられるので、ヒンジ
部として形成されたそれぞれの折り曲げ部の折り曲げ角
度を調節することによって、換気扇の大きさに合わせて
フィルター保持枠の大きさを調節することができる。ま
た、フィルター保持枠を成形するときに、射出成形によ
って平板状の枠部材に形成できるので、小さなスペース
で済み、しかも部品点数が少なく、折り曲げ部を折り曲
げるだけで組み立てが出来るので、取扱が極めて簡単で
ある。
【0006】前記第1の発明に係る換気扇のフィルター
保持枠において、第1、第2の通気面材は別々に形成さ
れ、その先部で折り曲げ可能に連結されていてもよい。
この場合、第1、第2の通気面材の先部にそれぞれ連結
用突起と、連結用突起が嵌合する掛止孔とを有する連結
部を設け、それぞれの連結部に折り曲げ部を設けて、第
1の通気面材の掛止孔に第2の通気面材の連結用突起
を、第2の通気面材の掛止孔に第1の通気面材の連結用
突起を嵌合させて第1と第2の通気面材を一体に形成す
る。したがって、第1と第2の通気面材を分離して、又
は中央部を折り曲げることによって包装することによ
り、極めてコンパクトにフィルター保持枠の包装、搬
送、陳列等を行うことができる。
【0007】前記目的に沿う第2の発明に係る換気扇の
フィルター保持枠は、回転駆動される羽根を中央部に有
する換気扇カバーにフィルター部材を取付ける場合に使
用し、一枚のシートによって形成される換気扇のフィル
ター保持枠であって、裏面側に接着部を有し、換気扇カ
バーの両側部に個別に接合可能な対となる第1、第2の
台座と、それぞれの第1、第2の台座にそれぞれ第1、
第2の折り曲げ部を介して基端側が連接され、中央には
開口部が形成された第1、第2の通気面材と、第1、第
2の台座にそれぞれ第1、第2の折り曲げ部を介して基
端側がそれぞれ連接され、開口部内に突出する第1、第
2の取付け座と、第1、第2の通気面材の先部をそれぞ
れ第3、第4の折り曲げ部を介して連結される梁部材と
を有して、換気扇カバーに前記梁部材が突出して取付け
られる。
【0008】これにより、例えば厚みが0.2〜0.5
mm程度のポリプロピレンあるいはポリエチレンテレフ
タレート(PET)樹脂又はアルミニウム材からなる一
枚のシートを、フィルター保持枠の折り曲げ部が折り曲
げられる前の状態に展開した輪郭図に基づいてプレス加
工により切断してシート部材を形成し、そのシート部材
の折り曲げ部を曲げ加工することにより、厚みが薄いが
折り曲げによって剛性が大きく、軽量なフィルター保持
枠を形成することができる。なお、フィルター保持枠の
中央部に形成される梁部材は第1、第2の台座を含む平
面から突出して形成されるので、換気扇カバーに取付け
るときに梁部材が換気扇カバー表面から突出して取付け
られ、回転駆動される換気扇の羽根に接触することがな
い。
【0009】前記第2の発明に係る換気扇のフィルター
保持枠において、第1、第2の通気面材のそれぞれの支
柱の側部には、補強用の折り曲げ片を設けてもよい。こ
の場合、補強用の折り曲げ片によって第1、第2の通気
面材のそれぞれの支柱の剛性が大きくなり、1〜10m
m、特に厚めの5〜10mm程度の難燃性の不織布から
なるフィルター部材をフィルター保持枠に被せても潰れ
るようなことはなく、フィルター部材を十分長期間保持
することが可能である。
【0010】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。ここに、図1は本発明の第1の実施
の形態に係る換気扇のフィルター保持枠の斜視図、図2
は同フィルター保持枠の展開図、図3は同フィルター保
持枠を換気扇に取付けたときの側断面図、図4は本発明
の第2の実施の形態に係る換気扇のフィルター保持枠の
展開図、図5(A)、(B)、(C)はそれぞれ同フィ
ルター保持枠の連結部分の組み立て前の側面図、組み立
て後の側面図、組み立て後の正面図、図6は本発明の第
3の実施の形態に係る換気扇のフィルター保持枠の斜視
図、図7は同フィルター保持枠の展開図、図8は同フィ
ルター保持枠の変形例を示す展開図である。
【0011】図1に示すように、本発明の第1の実施の
形態に係る換気扇のフィルター保持枠10は、箱状で中
央部に吸気口11を有する換気扇カバー12に取付けら
れるようにしてあり、換気扇カバー12の吸気口11の
両側部に個別に接合可能な対となる第1、第2の台座1
3、14を形成している。それぞれの第1、第2の台座
13、14にはそれぞれ、例えば一部を切り欠いてヒン
ジ部を形成した第1、第2の折り曲げ部15、16を介
して基端側が連接された第1、第2の通気面材17、1
8が設けられ、第1、第2の通気面材17、18の中央
には開口部19、20が形成されている。また、第1、
第2の台座13、14には開口部19、20の中に第
1、第2の折り曲げ部15、16を介して突出する第
1、第2の取付け座21、22が設けられている。
【0012】第1、第2の通気面材17、18の先部
は、例えば一部を切り欠いてヒンジ部として折り曲げ可
能に形成された連結部23によって連結され、第1、第
2の台座13、14が換気扇カバー12に接合されたと
き、換気扇カバー12に対して連結部23が突出して取
付けられている。第1、第2の通気面材17、18の両
側にそれぞれ形成された第1、第2の支柱24、25の
裏面側に補強リブ26、27を設けている。補強リブ2
6、27の形状はL形、T形あるいは溝形に形成するこ
とができる。第1、第2の台座13、14のそれぞれ両
端部及び第1、第2の取付け座21、22の裏面側に
は、例えば両面接着テープ又はマジックテープからなる
接着部28を取付けている。
【0013】ここで、図1及び図2にしたがってフィル
ター保持枠10を形成する方法について工程順に説明す
る。 (1)例えば厚みが0.5〜1.5mm程度のポリプロ
ピレンあるいはポリエチレンテレフタレート(PET)
樹脂等のダイオキシンが発生するおそれが少ない樹脂を
射出成形することによって、図2に示したように、フィ
ルター保持枠10の第1、第2の折り曲げ部15、16
及び連結部23をそれぞれ折り曲げる前の状態の展開図
に基づいて枠部材29を形成する。 (2)第1、第2の台座13、14のそれぞれ両端部及
び第1、第2の取付け座21、22の裏面側に、例えば
片側面にセパレーターを取付けた両面接着テープからな
る接着部28を取付ける。 (3)第1、第2の折り曲げ部15、16を表側が谷に
なるように折り曲げ、連結部23を表側が山になるよう
に折り曲げ、第1、第2の台座13、14に対して第
1、第2の通気面材17、18の連結部23を突出させ
る。 (4)第1、第2の取付け座21、22はそれぞれ第
1、第2の折り曲げ部15、16で表側が山になるよう
に折り曲げ、第1、第2の台座13、14から連結部2
3の反対方向に突出させる。これで、フィルター保持枠
10が完成する。
【0014】ここで、図3に示すように、回転駆動され
る羽根を中央部に有する換気扇本体30は排気側にルー
バー31を備え、換気扇カバー12の吸気口11側にフ
ィルター保持枠10を取付け、フィルター部材32をフ
ィルター保持枠10に被せる場合について工程順に説明
する。 (1)1〜10mm程度の難燃性の不織布を、換気扇カ
バー12の前面及び側面を覆う大きさに、更に連結部2
3によって立ち上げられる部分だけ余裕を持たせて切断
して、フィルター部材32を形成する。そして、フィル
ター部材32の周囲に適宜間隔を開けて複数個、例えば
8個のマジックテープ33の一方の面を接着により取付
け、他方の面にはセパレーターを取付けておく。 (2)フィルター保持枠10の第1の台座13及び第2
の台座14のそれぞれ両端部及び第1、第2の取付け座
21、22の裏面側に取付けた接着部28を接着が可能
な状態にする(例えばマジックテープのセパレーターを
取り除く)。
【0015】(3)換気扇カバー12の吸気口11を挟
んで両側に、第1、第2の台座13、14を接着部28
により接着し、第1、第2の取付け座21、22を折り
曲げて接着部28により吸気口11の内周面に接着す
る。これにより、フィルター保持枠10は連結部23が
換気扇カバー12の前面から突出した状態で換気扇カバ
ー12に取付けられる。 (4)フィルター保持枠10の上からフィルター部材3
2を被せ、フィルター部材32の周囲に取付けたマジッ
クテープ33のセパレーターを取り除き、接着可能な状
態にして、マジックテープ33を介してフィルター部材
32の周囲を換気扇カバー12の側面に取付ける。これ
により、換気扇本体30によって吸引される換気は、フ
ィルター部材32によって塵埃や油煙が捕捉され、清浄
な空気が、フィルター保持枠10の開口部19、20を
通り、ルーバー31から外部に排出される。
【0016】このように、第1、第2の台座13、14
とそれに連結された第1、第2の通気面材17、18と
を、樹脂の射出成形によって平板状に形成し、第1、第
2の折り曲げ部15、16を内側に、連結部23を外側
にそれぞれヒンジ部分として折り曲げることによって、
換気扇カバー12に第1、第2の台座13、14を接合
したときに、連結部23が山形に突出して取付けられる
ので、それぞれ第1、第2の折り曲げ部15、16の折
り曲げ角度を調節することによって、換気扇の大きさに
合わせてフィルター保持枠10の大きさを調節すること
ができる。また、フィルター保持枠10を成形するとき
に、射出成形によって平板状の枠部材29に形成できる
ので、小さなスペースで済み、しかも部品点数が少な
く、折り曲げ部を折り曲げるだけで組み立てが出来る。
【0017】本発明の第2の実施の形態に係る換気扇の
フィルター保持枠40は、本発明の第1の実施の形態に
係る換気扇のフィルター保持枠10の連結部23に相当
する部分を分離可能に連結し、第1、第2の通気面材1
7、18を構成する部分を別々に射出成形により形成し
たものである。なお、第2の実施の形態に係る換気扇の
フィルター保持枠40で、第1の実施の形態に係る換気
扇のフィルター保持枠10と機能が同一の要素について
は同一符号を付して説明する。すなわち、図4に示すよ
うに、フィルター保持枠40は、第1、第2の連結部4
1、42をそれぞれ備えた同一形状の樹脂の射出成形に
よって形成された第1、第2の枠部材43、44を第
1、第2の連結部41、42によって連結して形成して
いる。第1、第2の枠部材43、44は、それぞれ第
1、第2の台座13、14と、第1、第2の台座13、
14にそれぞれ第1、第2の折り曲げ部15、16を介
して連結された第1、第2の通気面材17、18及び第
1、第2の通気面材17、18の先部に第3、第4の折
り曲げ部411、421を介して形成された第1、第2
の連結部41、42を設けている。
【0018】図5(A)、(B)、(C)に示すよう
に、第1、第2の連結部41、42には、それぞれ連結
用突起45、46と、連結用突起45、46が嵌合する
掛止孔47、48とを設けている。そして、第1の連結
部41の掛止孔47に第2の連結部42の連結用突起4
6を、第2の連結部42の掛止孔48に第1の連結部4
1の連結用突起45を嵌合させて、第1の枠部材43と
第2の枠部材44とを一体に形成する。したがって、第
1の枠部材43と第2の枠部材44とを分離して包装す
ることにより、フィルター保持枠40を極めてコンパク
トに包装、搬送及び、陳列が可能である。
【0019】図6に示すように、本発明の第3の実施の
形態に係る換気扇のフィルター保持枠50は、換気扇カ
バー12の吸気口11の両側部に個別に接合可能な対と
なる第1、第2の台座51、52を形成している。それ
ぞれの第1、第2の台座51、52にはそれぞれ第1、
第2の折り曲げ部53、54を介して基端側が連接され
た第1、第2の通気面材55、56が設けられ、第1、
第2の通気面材55、56の中央には開口部57、58
が形成されている。また、第1、第2の台座51、52
には開口部57、58の中に第1、第2の折り曲げ部5
3、54を介して突出する第1、第2の取付け座59、
60が設けられている。
【0020】第1、第2の通気面材55、56の先部に
はそれぞれ第3、第4の折り曲げ部61、62を介して
連結される梁部材63を有しており、換気扇カバー12
に対して梁部材63が突出して取付けられている。第
1、第2の通気面材55、56の両側にそれぞれ形成さ
れた支柱64、65の側部には、第5、第6の折り曲げ
部66、67を介して補強用の折り曲げ片68、69を
設けている。梁部材63の両端には扇形に切り抜いた切
り抜き孔70を設け、支柱64と65の分岐部分と切り
き孔70との間には表側が谷になる第7の折り曲げ部
71を設けて、第5、第6の折り曲げ部66、67を折
り曲げるときに折り曲げ易くしている。第1、第2の台
座51、52のそれぞれ両端部及び第1、第2の取付け
座59、60の裏面側には、マジックテープからなる接
着部72を取付けている。
【0021】ここで、図6及び図7にしたがってフィル
ター保持枠50を形成する方法について工程順に説明す
る。 (1)例えば厚みが0.2〜0.5mm程度のポリプロ
ピレンあるいはポリエチレンテレフタレート(PET)
樹脂等のダイオキシンが発生するおそれが少ない樹脂か
らなる一枚のシートから、図7に示したように、フィル
ター保持枠50の第1〜第7の折り曲げ部53、54、
61、62、66、67、71をそれぞれ折り曲げる前
の状態に戻した形の展開図に基づいてプレス加工により
シート部材73を形成する。 (2)第1、第2の台座51、52のそれぞれ両端部及
び第1、第2の取付け座59、60の裏面側に、例えば
片側面にセパレーターを取付けたマジックテープからな
る接着部72を取付ける。
【0022】(3)第1、第2の折り曲げ部53、54
を表側が谷になるように折り曲げ、第3、第4の折り曲
げ部61、62を表側が山になるように折り曲げ、第
1、第2の台座51、52に対して第1、第2の通気面
材55、56及び梁部材63を突出させる。 (4)第5、第6の折り曲げ部66、67を表側が山に
なるように折り曲げ、第7の折り曲げ部71が谷になる
ように折り曲げて、支柱64、65の側部に補強用の折
り曲げ片68、69を形成する。 (5)第1、第2の取付け座59、60は第1、第2の
折り曲げ部53、54を表側が山になるように折り曲
げ、第1、第2の台座51、52から梁部材63の反対
方向に突出させる。このようにして、フィルター保持枠
50が完成する。
【0023】このように、フィルター保持枠50は、厚
みが0.2〜0.5mm程度の薄くて軽い樹脂からなる
シートを、第1〜第7の折り曲げ部53、54、61、
62、66、67、71をそれぞれヒンジ部分として折
り曲げ加工することによって形成されるので、異なる大
きさの換気扇カバーにも適応できる。また、剛性が大き
く、軽量なフィルター保持枠50を形成することがで
き、材料費が安く、成形用の金型も必要としないので、
極めて安価に製造することが出来る。また、フィルター
保持枠50は薄くて軽い樹脂によって形成されて弾力性
を備えているため、折り畳んで偏平な袋などに収納する
ことが可能であり、運搬や保管するとき、あるいは店舗
での陳列に極めて便利である。また、換気扇カバー12
に取付けたとき、梁部材63が換気扇カバー12の前面
から突出しているので、フィルター保持枠50及びフィ
ルター部材32が換気扇本体30に接触することがな
く、安全である。更に、補強用の折り曲げ片68、69
によって第1、第2の通気面材55、56のそれぞれの
支柱64、65の剛性が大きくなり、1〜10mm、特
に厚めの5〜10mm程度の難燃性の不織布からなるフ
ィルター部材32をフィルター保持枠50に被せても潰
れるようなことはなく、長期間保持することが可能であ
る。また、上記第3の実施の形態に係る換気扇のフィル
ター保持枠50では、両側にヒンジとなる第、第
折り曲げ部6162を設けた梁部材63は1個であっ
たが、変形例として、例えば図8に示すように、間隔を
開けて梁部材63を複数個(この場合2個)設ける場合
も本発明に適用できる。
【0024】以上、本発明を第1〜第3の実施の形態に
係る換気扇のフィルター保持枠について説明してきた
が、本発明は、何ら前記の実施の形態に記載の構成に限
定されるものではなく、特許請求の範囲に記載されてい
る事項の範囲内で考えられるその他の実施の形態や変形
例も含むものである。例えば、前記実施の形態に係る換
気扇のフィルター保持枠では、第1、第2の台座には開
口部の中に第1、第2の折り曲げ部を介して突出する取
付け座を設けた例について説明したが、取付け座を第
1、第2の台座の外側に設けて、換気扇カバーの側面に
取付け座を固定するようにしてもよい。また、換気扇カ
バーの側面に段付き部を設け、フィルター部材の周囲に
ゴム紐を取付けて、フィルター保持枠の上からフィルタ
ー部材を被せてゴム紐を段付き部に引っ掛けることによ
り、フィルター部材を換気扇カバーに取付けるようにし
てもよい。更に、フィルター部材は不織布を適当な大き
さに形成したものを使用してもよいが、周囲にゴム紐の
ような紐状弾性部材を取付けたキャップ式のフィルター
部材でもよい。
【0025】
【発明の効果】請求項1及び2記載の換気扇のフィルタ
ー保持枠においては、裏面側に接着部を有し、換気扇カ
バーの両側部に個別に接合可能な対となる第1、第2の
台座と、第1、第2の台座にそれぞれ第1、第2の折り
曲げ部を介して基端側がそれぞれ連接され、中央には開
口部が形成され、その先部は折り曲げ可能に連結されて
いる第1、第2の通気面材とを有して、換気扇カバーに
第1、第2の通気面材の先部が突出して取付けられてい
るので、それぞれの折り曲げ部の折り曲げ角度を調節す
ることによって、換気扇の大きさに合わせてフィルター
保持枠の大きさを調節することができる。また、フィル
ター保持枠を成形するときに、射出成形によって平板状
の枠部材に形成できるので、小さなスペースで済み、し
かも部品点数が少なく、折り曲げ部を折り曲げるだけで
組み立てが出来るので、組み立て工数を低減できる。
【0026】特に、請求項2記載の換気扇のフィルター
保持枠においては、第1、第2の通気面材は別々に形成
され、その先部で折り曲げ可能に連結されているので、
第1と第2の通気面材を分離して包装することにより、
極めてコンパクトにフィルター保持枠の包装、搬送、陳
列等を行うことができる。
【0027】請求項3及び4記載の換気扇のフィルター
保持枠においては、裏面側に接着部を有し、換気扇カバ
ーの両側部に個別に接合可能な対となる第1、第2の台
座と、それぞれの第1、第2の台座にそれぞれ第1、第
2の折り曲げ部を介して基端側が連接され、中央には開
口部が形成された第1、第2の通気面材と、第1、第2
の通気面材の先部をそれぞれ第3、第4の折り曲げ部を
介して連結される梁部材とを有して、換気扇カバーに梁
部材が突出して取付けられているので、回転駆動される
換気扇の羽根に接触することがなく、極めて安全であ
る。また、折り曲げ部をヒンジ部分として曲げ加工する
ことにより、厚みが薄いが折り曲げによって剛性が大き
く、軽量なフィルター保持枠を形成することができ、フ
ィルター部材の取付け取外しをする場合も梁部材が突出
しているだけであるので作業が簡単であり、軽量で安価
な換気扇のフィルター保持枠を提供することができる。
【0028】特に、請求項4記載の換気扇のフィルター
保持枠においては、第1、第2の通気面材のそれぞれの
支柱の側部には、補強用の折り曲げ片を設けているの
で、補強用の折り曲げ片によって第1、第2の通気面材
のそれぞれの支柱の剛性が大きくなり、厚めのフィルタ
ー部材をフィルター保持枠に被せても潰れるようなこと
はなく、フィルター部材を換気扇の羽根に接触すること
のないように、保持することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る換気扇のフィ
ルター保持枠の斜視図である。
【図2】同フィルター保持枠の展開図である。
【図3】同フィルター保持枠を換気扇に取付けたときの
側断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る換気扇のフィ
ルター保持枠の展開図である。
【図5】(A)、(B)、(C)はそれぞれ同フィルタ
ー保持枠の連結部分の組み立て前の側面図、組み立て後
の側面図、組み立て後の正面図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係る換気扇のフィ
ルター保持枠の斜視図である。
【図7】同フィルター保持枠の展開図である。
【図8】同フィルター保持枠の変形例を示す展開図であ
る。
【図9】従来例のフィルター保持枠を換気扇カバーに取
付けたときの側断面図である。
【符号の説明】
10:フィルター保持枠、11:吸気口、12:換気扇
カバー、13:第1の台座、14:第2の台座、15:
第1の折り曲げ部、16:第2の折り曲げ部、17:第
1の通気面材、18:第2の通気面材、19、20:開
口部、21:第1の取付け座、22:第2の取付け座、
23:連結部、24:第1の支柱、25:第2の支柱、
26、27:補強リブ、28:接着部、29:枠部材、
30:換気扇本体、31:ルーバー、32:フィルター
部材、33:マジックテープ、40:フィルター保持
枠、41:第1の連結部、42:第2の連結部、43:
第1の枠部材、44:第2の枠部材、45、46:連結
用突起、47、48:掛止孔、50:フィルター保持
枠、51::第1の台座、52:第2の台座、53:第
1の折り曲げ部、54:第2の折り曲げ部、55:第1
の通気面材、56:第2の通気面材、57、58:開口
部、59:第1の取付け座、60:第2の取付け座、6
1:第3の折り曲げ部、62:第4の折り曲げ部、6
3:梁部材、64:支柱、65:支柱、66:第5の折
り曲げ部、67:第6の折り曲げ部、68、69:折り
曲げ片、70:切り抜き孔、71:第7の折り曲げ部、
72:接着部、73:シート部材、411:第3の折り
曲げ部、421:第4の折り曲げ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 早野 壮統 福岡県北九州市門司区新門司1−9−6 カースル株式会社内 (56)参考文献 実開 昭61−6130(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 7/013 - 7/06

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動される羽根を中央部に有する換
    気扇カバーにフィルター部材を取付ける場合に使用する
    換気扇のフィルター保持枠であって、 裏面側に接着部を有し、前記換気扇カバーの両側部に個
    別に接合可能な対となる第1、第2の台座と、 前記第1、第2の台座にそれぞれ第1、第2の折り曲げ
    部を介して基端側がそれぞれ連接され、中央には開口部
    が形成され、その先部は折り曲げ可能に連結されている
    第1、第2の通気面材と、前記第1、第2の台座にそれぞれ前記第1、第2の折り
    曲げ部を介して基端側がそれぞれ連接され、前記開口部
    内に突出する第1、第2の取付け座と を有して、 前記換気扇カバーに前記第1、第2の通気面材の先部が
    突出して取付けられることを特徴とする換気扇のフィル
    ター保持枠。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の換気扇のフィルター保持
    枠において、前記第1、第2の通気面材は別々に形成さ
    れ、その先部で折り曲げ可能に連結されていることを特
    徴とする換気扇のフィルター保持枠。
  3. 【請求項3】 回転駆動される羽根を中央部に有する換
    気扇カバーにフィルター部材を取付ける場合に使用し、
    一枚のシートによって形成される換気扇のフィルター保
    持枠であって、 裏面側に接着部を有し、前記換気扇カバーの両側部に個
    別に接合可能な対となる第1、第2の台座と、 それぞれの前記第1、第2の台座にそれぞれ第1、第2
    の折り曲げ部を介して基端側が連接され、中央には開口
    部が形成された第1、第2の通気面材と、前記第1、第2の台座にそれぞれ前記第1、第2の折り
    曲げ部を介して基端側がそれぞれ連接され、前記開口部
    内に突出する第1、第2の取付け座と 、 前記第1、第2の通気面材の先部をそれぞれ第3、第4
    の折り曲げ部を介して連結される梁部材とを有して、 前記換気扇カバーに前記梁部材が突出して取付けられる
    ことを特徴とする換気扇のフィルター保持枠。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の換気扇のフィルター保持
    枠において、前記第1、第2の通気面材のそれぞれの支
    柱の側部には、補強用の折り曲げ片が設けられているこ
    とを特徴とする換気扇のフィルター保持枠。
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