JP2586212Y2 - 集塵用パック - Google Patents

集塵用パック

Info

Publication number
JP2586212Y2
JP2586212Y2 JP2515493U JP2515493U JP2586212Y2 JP 2586212 Y2 JP2586212 Y2 JP 2586212Y2 JP 2515493 U JP2515493 U JP 2515493U JP 2515493 U JP2515493 U JP 2515493U JP 2586212 Y2 JP2586212 Y2 JP 2586212Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pack
dust
vacuum cleaner
core
containing air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2515493U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0681441U (ja
Inventor
謙一 飯住
Original Assignee
押谷産業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 押谷産業株式会社 filed Critical 押谷産業株式会社
Priority to JP2515493U priority Critical patent/JP2586212Y2/ja
Publication of JPH0681441U publication Critical patent/JPH0681441U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2586212Y2 publication Critical patent/JP2586212Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Filters For Electric Vacuum Cleaners (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電気掃除機に使い捨て
で適用される集塵用パックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図9および図10に例示するよう
な集塵用パック10が知られている。なお、図9は集塵
用パック10が折り畳まれた状態を示しており、図10
は集塵用パック10が袋状に開かれた状態を示してい
る。これらの図に示すように、集塵用パック10は、フ
ィルター機能を有する紙製の袋状のパック本体20と、
このパック本体20の電気掃除機への被装着面21に貼
設された紙芯50とから構成されている。
【0003】上記パック本体20の被装着面21には含
塵空気吸入孔22が穿設されているとともに、紙芯50
には上記吸入孔22に対応した部分に貫通孔51が穿設
されているため、これら空気吸入孔22と貫通孔51と
で集塵用パック10の開口部11が形成されている。
【0004】このような集塵用パック10が、その紙芯
50を内部の所定の係止手段に係止させた状態で電気掃
除機内に装着され、含塵空気が集塵用パック10の開口
部11からパック本体20内に導入されるようになって
いる。従って、パック本体20内に導入された含塵空気
はそれのフィルター機能によって濾過され、パック本体
20内に集塵されることになる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来の集塵用パック10においては、パック本体20
の被装着面21に必ず分厚いボール紙製の紙芯50が接
着されているため、このような集塵用パック10を製造
するに際しては、パック本体20とは別に貫通孔51が
穿設された紙芯50をパック本体20と同数だけつくら
なければならないばかりか、さらにこの紙芯50を被装
着面21に接着しなければならず、その分製造コストが
上昇するという欠点を有していた。
【0006】そして、得られた集塵用パック10は、紙
芯50が存在するが故に折り畳まれた状態においても、
図9に示すように非常に嵩高くなっており、多数を倉庫
等に収納するに際しては、その分多くの収納スペースが
要求され、余分な保管コストがかかるとともに、運送す
るに際しても余分な運送コストがかかるという問題点を
有していた。
【0007】つまり従来は、集塵には全く寄与せず、た
だ単に集塵用パック10を電気集塵機内に安定して装着
させるためだけの役割しか担っていない紙芯50のため
に、集塵用パック10が高価なものになるという不都合
が存在したのである。
【0008】さらに、紙芯50は電気集塵機の機種に合
わせて寸法設定されているため、ある機種の集塵機用に
つくられた集塵用パック10は、他の機種には使うこと
ができず、汎用性に欠けるという問題点が存在した。
【0009】本考案は、上記のような問題点を解決する
ためになされたものであり、製造コスト、保管コストお
よび運送コストが削減されるとともに、各種の電気掃除
機への適用が可能な汎用性に富む集塵用パックを提供す
ることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案の請求項1記載の
集塵用パックは、パック本体がフィルター機能を有する
可撓性シートで袋状に形成され、このパック本体が電気
掃除機に装着されるように構成された集塵用パックにお
いて、上記パック本体には電気掃除機内の含塵空気導入
孔に対向させてパック本体を電気掃除機内に装着する被
装着面が形成され、この被装着面に上記含塵空気導入孔
に対応した含塵空気吸入孔が穿設され、この吸入孔の周
辺部の被装着面上に粘着層が形成され、この粘着層には
剥離紙が粘着され、貫通孔の穿設された口芯が上記パッ
ク本体とは別体として設けられ、この口芯は上記貫通孔
が上記含塵空気導入孔に対応した状態で電気掃除機内に
装着されるように寸法設定され、上記パック本体は剥離
紙が剥離された状態で含塵空気吸入孔と口芯の貫通孔と
が互いに対応するように上記粘着層を介して口芯に着脱
自在に粘着され、この口芯を介してパック本体が電気掃
除機内に装着されるように構成されていることを特徴と
するものである。
【0011】本考案の請求項2記載の集塵用パックは、
請求項1記載の集塵用パックにおいて、上記口芯は、金
属製または合成樹脂製の板状体から形成され、この口芯
の裏面には上記パック本体を粘着位置に案内するガイド
突起が設けられていることを特徴とするものである。
【0012】
【作用】上記請求項1記載の集塵用パックによれば、パ
ック本体の被装着面に穿設された含塵空気吸入孔の周辺
部の被装着面上には粘着層が形成され、この粘着層には
剥離紙が粘着されているため、この剥離紙を剥がすこと
によってパック本体の被装着面に粘着層が露出し、この
露出した粘着層を介してパック本体を電気掃除機内の所
定の部位に粘着させることにより集塵用パックを電気掃
除機内に装着することができる。従って、従来のように
パック本体の被装着面に逐一装着用のボール紙等からな
る口紙を取り付ける必要はなく、その結果集塵用パック
の部品点数が減少するとともに、製造工数が減少し、製
造コストの大幅な低減が実現する。
【0013】また、パック本体には口紙が付設されてい
ないため、集塵用パックの重量は従来の約半分にするこ
とができるとともに、包装容積も従来の半分以下にする
ことができ、その分収納コストおよび運搬コストを低減
させることができる。
【0014】そして、パック本体とは別体の口芯を設
け、この口芯をパック本体に着脱自在に粘着させ得るよ
うにしておけば、特定の電気掃除機に対応した口芯を一
つだけ用意してくことにより、集塵用パックの取り換え
に際し、使用済みのパック本体を口芯から剥離させ、そ
の跡に新たなパック本体を粘着させることによって集塵
用パックが形成される。この新たな集塵用パックを口芯
を介して容易に電気集塵機内に装着することができる。
【0015】このように、電気掃除機の機種毎に特定の
口芯をつくっておけば、需要者は機種に合わせて一つだ
け特定の口芯を購入し、あとは安価なパック本体のみを
購入することによってその機種に応じた集塵パックを形
成させることができ、パック本体を非常に汎用性に富ん
だものにすることが可能であるとともに、非常に経済的
である。
【0016】なお、上記口芯を電気掃除機のアタッチメ
ントとして当初から電気掃除機に付属させるようにして
おけば、需要者は口芯を別途購入する必要はなく、需要
者にとってはさらに便利である。
【0017】上記請求項2記載の集塵用パックによれ
ば、金属製または合成樹脂製の板状体から形成された口
芯にはパック本体を口芯の被粘着位置に案内するガイド
突起が設けられているため、このガイド突起を目安にし
てパック本体を容易に適正な位置に粘着させることがで
きる。
【0018】
【実施例】図1は、本考案に係る集塵用パックの一例を
示す斜視図であり、実線でパック本体が折り畳まれた状
態を示し、二点鎖線で袋状に開かれた状態を示してい
る。また、図2は第一の例の剥離紙が粘着されたパック
本体の含塵空気吸入孔部分の拡大断面図である。これら
の図に示すように、この実施例の集塵用パック1は、フ
ィルター機能を有する可撓性シートで形成されたパック
本体2と、このパック本体2の一面に形成された平面状
の被装着面21に積層されている粘着層3と、この粘着
層3の表面に粘着された第一の例の剥離紙4とから構成
されている。
【0019】上記被装着面21には含塵空気吸入孔22
が穿設され、上記第一の例の剥離紙4には、含塵空気吸
入孔22に対応するように挿通孔41が穿設されてい
る。そして、上記含塵空気吸入孔22と挿通孔41とに
よって集塵用パック1の開口部11が形成されている。
【0020】図3は、この実施例の集塵用パック1にお
いて、第二の例の剥離紙が粘着されたパック本体の含塵
空気吸入孔部分の拡大断面図である。この例の場合、上
記図2に示すものと同様に、パック本体2の被装着面2
1に含塵空気吸入孔22が穿設され、この吸入孔22の
周辺部に粘着層3が形成されているが、粘着層3の表面
に粘着されている第二の例の剥離紙4aには、第一の例
の剥離紙4に穿設されているような挿通孔41が設けら
れていない。従って、この例の場合は集塵用パック1の
開口部11が剥離紙4aによって閉止された状態になっ
ている。
【0021】上記パック本体2は、本実施例の場合、フ
ィルター機能を有する可撓性シートとして相当の強度を
有する濾紙が採用されている。この濾紙には数μm〜数
十μmの細孔が無数に形成されており、パック本体2内
に導入された含塵空気は濾過され、細孔を通過し得ない
塵のみがパック本体2内に捕捉されるようになってい
る。なお、パック本体2の材質は濾紙に限定されるもの
ではなく、各種の繊維を織製した織製品でもよいし、多
数の細孔が形成された不織布でもよい。
【0022】上記粘着層3は、通常の市販の粘着材が塗
布されてい形成されている。このような粘着材として
は、ポリビニルエーテル、ポリイソブチレン、スチレン
ブタジエンゴム、ブチルゴム、クロロプレンゴム、塩化
ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ゴム、ポリビニルブ
チラール等を挙げることができる。本実施例の場合は、
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体等のアクリル酸系の合
成樹脂製の粘着材が使用されている。
【0023】また、上記剥離紙4、4aは、通常の紙の
表面にポリテトラフルオロエチレンまたは高密度ポリエ
チレン等の薄膜が積層され、この薄膜で剥離層が形成さ
れたものが用いられている。本実施例の場合ポリテトラ
フルオロエチレンが採用されている。この剥離紙4、4
aの薄膜面が上記粘着層3の上に積層されて集塵用パッ
ク1が形成されている。
【0024】パック本体2の被装着面21に粘着層3を
形成させ、その上に第一の例の剥離紙4を粘着した状態
にするには、まず帯状または大きなシート状の剥離紙原
紙の薄膜面に粘着材が塗布された粘着シートがつくら
れ、この粘着シートが所定間隔で打ち抜かれて多数の挿
通孔41が穿設され、一枚の剥離紙4に一つの挿通孔4
1が含まれるように粘着シートが矩形に裁断される。そ
して、挿通孔41が形成された剥離紙4がパック本体2
の被装着面21に貼着されることによってパック本体2
の被装着面21に粘着層3が形成されその上に剥離紙4
が粘着された状態になる。
【0025】パック本体2の被装着面21の粘着層3と
第二の例の剥離紙4aとは、被装着面21の含塵空気吸
入孔22周りに粘着材を塗布し、この上に剥離紙原紙が
所定サイズに裁断された剥離紙4aを貼着することによ
って形成されている。
【0026】この実施例の集塵用パック1は以上のよう
に構成されているので、まず剥離紙4、4aを粘着層3
から引き剥がし、この露出した粘着層3を電気掃除機の
内部の空気導入孔の外周縁部に粘着させることによって
この集塵用パック1は電気掃除機の内部に装填される。
このように集塵用パック1を直接電気掃除機の内部に装
着するためには、上記空気導入孔の外周縁部にパック本
体2の粘着層3に対応した平面を形成させておく必要が
ある。
【0027】ところで、通常、集塵用パックはその含塵
空気吸入孔22周りに付設された硬い板状の口芯を介し
て電気集塵機に装着されるようになっている。すなわ
ち、電気掃除機自体は、当初から口芯が設けられた集塵
用パックが装着されるように設計されていることが多
い。
【0028】そこで、このような電気集塵機に対応する
ために、本発明においては他の例の集塵用パック1aが
用意されている。図4は、剥離紙が剥がされることによ
って露出した粘着層に口芯を粘着させようとしている状
態を例示する折り畳まれた他の例のパック本体の斜視図
である。この図に示すように、他の例の集塵用パック1
aにおいては、集塵用パック1aとは別体の口芯5が利
用される。
【0029】この口芯5は、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリビニルクロライド、ポリアミド等からなる所
定形状の合成樹脂製の板状体から構成され、この中央部
にはパック本体2の含塵空気吸入孔22に対応した貫通
孔51が穿設されている。この口芯5は電気集塵機の特
定の機種に適合する形状につくられている。従って、複
数機種の電気掃除機を対象とする場合は、その機種の数
だけ予め複数種類の口芯5が用意されることになる。
【0030】そして、図4に示すように、パック本体2
の被装着面21に貼着されている剥離紙4が剥がされ、
露出した粘着層3に口芯5が貼着されて、図5に示すよ
うに、この例の集塵用パック1aが完成する。すなわち
この例の集塵用パック1aは、パック本体2と、粘着層
3と、新たに貼着された口芯5とで構成されているので
ある。この場合、集塵用パック1aの開口部11はパッ
ク本体2の含塵空気吸入孔22と、口芯5の貫通孔51
とで形成されている。
【0031】また、口芯5の両側部はパック本体2の被
装着面21から突出した係止縁部52が形成されるよう
に寸法設定されている。そしてこの係止縁部52の裏面
部には、パック本体2を口芯5の被粘着位置に案内する
ための左右一対のガイド突起53が設けられている。一
方パック本体2の被装着面21には、上記ガイド突起5
3に対応したガイドライン23が描かれている。従っ
て、ガイドライン23をガイド突起53に対応させるよ
うにしてパック本体2を口芯5に合わせて互いに押圧当
接させることによって、口芯5とパック本体2とは、図
5に示すように、相互に適正な位置に粘着されることに
なる。
【0032】図6は、図5に示す他の例の集塵用パック
1aが電気掃除機6内に装着された状態を例示する断面
図である。電気掃除機6は家庭用として普及している一
般的なものを例示している。まず、この電気掃除機6の
構造および作用についその概略を説明する。電気掃除機
6は、掃除機本体61の前部(図6の左方)に形成され
た含塵空気導入孔64を有するパイプ接続部63と、そ
の後方に形成された減圧室6aと、さらにその後方に形
成された内部に電動ファン68を有するファン室6bと
から基本構成されている。
【0033】上記パイプ接続部63の後方にはパック装
着壁69が設けられ、このパック装着壁69の上部に形
成されたブラケット63aには、水平軸63b回りに回
動自在に係止片65が軸支されている。この係止片65
には下方に開いた係止溝65aが設けられている。この
係止片65は図略の付勢手段によって係止溝65aが下
方に移動するように付勢されている。パック装着壁69
の下部には上記係止溝65aに対抗するように上方に開
いた係止溝66が設けられており、上記係止溝65aと
係止溝66とに口芯5の一対の係止縁部52、52が係
止されることによって集塵用パック1aは電気掃除機6
の減圧室6a内に装着されるようになっている。
【0034】上記減圧室6aとファン室6bとの間には
仕切壁67が設けられており、この仕切壁67の中央部
には通気孔67aが穿設されている。上記仕切壁67の
上部にはブラケット61aが設けられており、このブラ
ケット61aに水平軸62a回りに回動自在に蓋体62
の基端部が軸支されており、この蓋体62を開閉して減
圧室6a内への集塵用パック1aの装着、脱着が行われ
るようになっている。
【0035】上記のようにして電気掃除機6の減圧室6
a内に集塵用パック1aを装着して電動ファン68を駆
動させると、仕切壁67の通気孔67aを介して減圧室
6a内の空気はファン室6bに吸引され、減圧室6a内
は減圧状態になる。従って、集塵パイプPを通った含塵
空気はパイプ接続部63の空気導入孔64から口芯5の
貫通孔51を介してパック本体2内に導入され、塵をパ
ック本体2内に残して空気のみが濾過され、ファン室6
bに導出される。
【0036】この場合、パック本体2は減圧室6aが減
圧されることによって膨らむとともに、口芯5から外れ
る方向に力を受けるが、パック本体2は粘着層3によっ
て確実に口芯5に粘着しているため外れることはない。
【0037】そして、パック本体2内に溜った塵の量が
所定量以上に達したら、集塵用パック1aは電気掃除機
6の減圧室6aから取り外され、パック本体2が口芯5
から分離され廃棄される。この場合、一方の手で口芯5
を把持し、他方の手でパック本体2の口芯5近傍を摘
み、両者の接合部分の一部に集中力を付与するようにさ
れるため、容易に口芯5からパック本体2を分離させる
ことができる。
【0038】図7は、使用済みの集塵用パックの含塵空
気吸入孔22を閉止する操作を説明するための斜視図で
あり、(イ)に示すように一点鎖線に沿ってパック本体
2の被装着面21を谷折りに折り曲げ、左右の粘着層3
を接合させると、左右の粘着層3は互いに粘着して
(ロ)に示すように含塵空気吸入孔が閉止された状態と
なるため、一旦集塵された塵はパック本体2から漏洩せ
ず好都合である。
【0039】図8は、第二の例の剥離紙4aで使用済み
のパック本体2の含塵空気吸入孔22が閉止された状態
を示す斜視図である。この図に示すように、第二の例の
剥離紙4aが使用されている場合には、新たに電気掃除
機6に装着されるパック本体2から剥がした剥離紙4a
を使用済のパック本体2の空気吸入孔22を塞ぐ用に供
することができる。
【0040】以上、図6に例示する電気掃除機6におい
ては、口芯5を電気掃除機6内のパック装着壁69に装
着することにより、集塵用パック1aを電気掃除機6の
減圧室6a内にセットするように構成されているが、電
気掃除機6そのものに当初からつくり付けで口芯5を付
設しておけば、事前に一々パック本体2を口芯5に取り
付ける操作を行うことなく、剥離紙4、4aが剥がされ
た状態のパック本体2の粘着層3を直接つくり付けの口
芯5に粘着させることによりパック本体2を減圧室6a
内に装着することができ非常に便利である。
【0041】本考案の集塵用パック1は、以上詳述した
ように、パック本体2の被装着面21に穿設された空気
吸入孔22の周りに粘着層3を形成させたものであるた
め、従来のようにパック本体2に電気掃除機6への装着
用の口紙50を固設する必要はなく、この粘着層3の粘
着力でパック本体2を電気掃除機6の減圧室6a内の所
定の部位に確実に固定することが可能であるとともに、
使用済のパック本体2を容易に引き剥がすことが可能で
あり、集塵用パック1の新旧交換を支障なく行うことが
できる。
【0042】このように、本発明の集塵用パック1は従
来必須とされた口紙50を付設しないものであるため、
製造時の部品点数の削減が実現し、かつ、製造工数も削
減されるため、その分製造コストが減少する。さらに、
集塵用パック1に口紙50が設けられていないため、集
塵用パック1の重量および体積ともに従来の約半分にな
るため、保管コストおよび運送コストが確実に低減され
る。その結果安価な集塵用パック1を市場に提供するこ
とが可能になり好都合である。
【0043】また、パック本体2が接合される電気掃除
機の各機種に適合した固有の口芯5を別体としてつく
り、この口芯5にパック本体2を接合して集塵用パック
1aとし、この集塵用パック1aを口芯5を介して電気
掃除機6内に装着するようにすれば、より確実に電気掃
除機6内に集塵用パック1aが装着され好都合である。
そして、この口芯5をパック本体2とは別に販売するよ
うにすれば、需要者はその機種に合った口芯5を一つだ
け購入することによってパック本体2のみを新旧取り換
えて使用することができ非常に経済的である。口芯5を
アタッチメントとして付属させて電気掃除機6を販売す
るようにすることも可能である。
【0044】
【考案の効果】以上説明したように本考案の集塵用パッ
クによれば、電気掃除機内の含塵空気導入孔に対向させ
てパック本体を電気掃除機内に装着する被装着面をパッ
ク本体に形成し、この被装着面に含塵空気導入孔に対応
した含塵空気吸入孔を穿設し、この吸入孔の周辺部の被
装着面上に粘着層を形成し、この粘着層に剥離紙を粘着
させて集塵バックを構成したため、剥離紙を剥がすこと
によってパック本体の被装着面に粘着層が露出し、この
露出した粘着層に口芯を粘着させた後にこの口芯を介し
てパック本体を電気掃除機内の所定の部位に装着するこ
とにより集塵用パックを電気掃除機内に装着することが
できる。従って、従来のようにパック本体の被装着面に
逐一装着用のボール紙等からなる口紙を取り付ける必要
はなく、その結果集塵用パックの部品点数が減少すると
ともに、製造工数が減少し、製造コストの大幅な低減を
実現させる上で極めて好都合である。
【0045】また、パック本体には口紙が付設されてい
ないため、集塵用パックの重量は従来の約半分にするこ
とができるとともに、包装容積も従来の半分以下にする
ことができ、その分収納コストおよび運搬コストを低減
させることができる等、関連分野への波及効果の面から
も総合的に優れた考案である。
【0046】そして、集塵用パックを口芯を介して電気
掃除機内に装着するようにしているため、所定の電気掃
除機内に装着されるように寸法設定された口芯を一つだ
け用意しておけば、集塵用パックの取り換えに際し、使
用済みのパック本体を口芯から剥離させ、その跡に新た
なパック本体を粘着させることによって集塵用パックを
形成することができ、この新たな集塵用パックを口芯を
介して電気集塵機内に装着することができる。
【0047】このように、電気掃除機の機種毎に特定の
口芯をつくっておけば、需要者は機種に合わせて一つだ
け特定の口芯を購入し、あとは安価なパック本体のみを
購入することによってその機種に応じた集塵パックを形
成させることができ、パック本体を汎用性に富んだもの
にすることが可能であるとともに、非常に経済的であ
る。
【0048】さらに、口芯は金属製または合成樹脂製の
板状体で形成し、この口芯にはパック本体を粘着位置に
案内するガイド突起を設けるようにすれば、このガイド
突起を目安にしてパック本体を適正な位置に容易に粘着
させることができ非常に便利である。
【0049】なお、口芯を電気掃除機のアタッチメント
として当初から電気掃除機に付属させるようにしておけ
ば、需要者は口芯を別途購入する必要はなくさらに便利
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る集塵用パックの一例を示す斜視図
であり、パック本体が折り畳まれた状態を示している。
【図2】第一の例の剥離紙が粘着されたパック本体の含
塵空気吸入孔部分の拡大断面図である。
【図3】第二の例の剥離紙が粘着されたパック本体の含
塵空気吸入孔部分の拡大断面図である。
【図4】剥離紙が剥がされることによって露出した粘着
層に口芯を粘着させようとしている状態を例示する折り
畳まれた他の例のパック本体の斜視図である。
【図5】図1に示すパック本体に口芯が取り付けられか
つ袋状に広げられた集塵用パックを示す斜視図である。
【図6】集塵用パックが電気掃除機内に装着された状態
を例示する断面図である。
【図7】使用済みの集塵用パックの含塵空気吸入孔を閉
止する操作を説明するための斜視図であり、(イ)はパ
ック本体の被装着面の折り曲げ位置を示し、(ロ)は含
塵空気吸入孔が閉止された状態を示している。
【図8】第二の例の剥離紙で使用済みパック本体の含塵
空気吸入孔が閉止された状態を示す斜視図である。
【図9】従来の折り畳まれた状態の集塵用パックを例示
する斜視図である。
【図10】従来の袋状に開かれた状態の集塵用パックを
例示する斜視図である。
【符号の説明】
1、1a 集塵用パック 11 開口部 2 パック本体 21 被装着面 22 含塵空気吸入孔 3 粘着層 4 剥離紙 4a 剥離紙 41 挿通孔 5 口芯 51 貫通孔 52 係止縁部 53 ガイド突起 6 電気掃除機 6a 減圧室 6b ファン室 61 掃除機本体 61a、63a ブラケット 62 蓋体 62a 水平軸 63 パイプ接続部 63b 水平軸 64 含塵空気導入孔 65 係止片 65a 係止溝 66 係止突起 67 仕切壁 67a 通気孔 68 電動ファン P 集塵パイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47L 9/14

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パック本体がフィルター機能を有する可
    撓性シートで袋状に形成され、このパック本体が電気掃
    除機に装着されるように構成された集塵用パックにおい
    て、上記パック本体には電気掃除機内の含塵空気導入孔
    に対向させてパック本体を電気掃除機内に装着する被装
    着面が形成され、この被装着面に上記含塵空気導入孔に
    対応した含塵空気吸入孔が穿設され、この吸入孔の周辺
    部の被装着面上に粘着層が形成され、この粘着層には剥
    離紙が粘着され、貫通孔の穿設された口芯が上記パック
    本体とは別体として設けられ、この口芯は上記貫通孔が
    上記含塵空気導入孔に対応した状態で電気掃除機内に装
    着されるように寸法設定され、上記パック本体は剥離紙
    が剥離された状態で含塵空気吸入孔と口芯の貫通孔とが
    互いに対応するように上記粘着層を介して口芯に着脱自
    在に粘着され、この口芯を介してパック本体が電気掃除
    機内に装着されるように構成されていることを特徴とす
    る集塵用パック。
  2. 【請求項2】 上記口芯は、金属製または合成樹脂製の
    板状体から形成され、この口芯の裏面には上記パック本
    体を口芯の被粘着位置に案内するガイド突起が設けられ
    ていることを特徴とする請求項1記載の集塵用パック。
JP2515493U 1993-05-14 1993-05-14 集塵用パック Expired - Lifetime JP2586212Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2515493U JP2586212Y2 (ja) 1993-05-14 1993-05-14 集塵用パック

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2515493U JP2586212Y2 (ja) 1993-05-14 1993-05-14 集塵用パック

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0681441U JPH0681441U (ja) 1994-11-22
JP2586212Y2 true JP2586212Y2 (ja) 1998-12-02

Family

ID=12158107

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2515493U Expired - Lifetime JP2586212Y2 (ja) 1993-05-14 1993-05-14 集塵用パック

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2586212Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0681441U (ja) 1994-11-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7341612B2 (en) Disposable vacuum bags
JP2586212Y2 (ja) 集塵用パック
JPS6054049B2 (ja) 電気掃除機の集塵フイルタ−
JPS6054050B2 (ja) 電気掃除機の集塵フイルタ−
JP3471702B2 (ja) 換気扇のフィルター保持枠
JP3032357U (ja) 電気掃除機用集塵フィルター
JP2768909B2 (ja) 電気掃除機の集塵袋取付構造
JPH0711735Y2 (ja) 電気掃除機用集塵袋
JP3007215U (ja) 電気掃除機の集塵フィルター
JP4936907B2 (ja) 電気掃除機の集塵袋
JP3026258U (ja) 換気扇用汚れ防止カバー
JP3036286B2 (ja) 電気掃除機用集塵フィルターおよびこれを用いた電気掃除機
JPS59137023A (ja) 電気掃除機
JPS61164537A (ja) 電気掃除機のフィルター製造方法
JPH0838402A (ja) 電気掃除機の集塵フィルター
JP3007214U (ja) 電気掃除機の集塵フィルター
JPS6227912A (ja) 電気掃除機
JPS582267Y2 (ja) 電気掃除機の集塵装置
JPS60139229A (ja) 電気掃除機
JP2529040B2 (ja) 電気掃除機
JP4421623B2 (ja) 電気掃除機用集塵袋の遮蔽ユニットおよび電気集塵機用集塵袋
JPH01299526A (ja) 電気掃除機
JPH0838403A (ja) 電気掃除機の集塵フィルター
JPH1014832A (ja) 電気掃除機用フィルタ
JP3451254B1 (ja) 電気掃除機用集塵袋

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080925

Year of fee payment: 10

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080925

Year of fee payment: 10