JPS6054050B2 - 電気掃除機の集塵フイルタ− - Google Patents

電気掃除機の集塵フイルタ−

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JPS6054050B2
JPS6054050B2 JP8294780A JP8294780A JPS6054050B2 JP S6054050 B2 JPS6054050 B2 JP S6054050B2 JP 8294780 A JP8294780 A JP 8294780A JP 8294780 A JP8294780 A JP 8294780A JP S6054050 B2 JPS6054050 B2 JP S6054050B2
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JP
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dust
filter
support plate
suction port
bag
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好市 佐川
雅之 高木
浩己 石川
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は通気性および可撓性を有する紙等の濾材て形
成された袋状体と塵埃吸込口を有する厚紙等て形成した
支持板とて構成した電気掃除機の集塵フィルターに係る
ものである。
〔従来の技術〕
従来この種集塵フィルターは特開昭48−10436
5号公報に記載されているように塵埃吸込口を有する支
持板が二重となつており、掃除機に装着する際に不便で
あり、材料も無駄であつた。
さらに、紙装が長大であるため拝送む際に手間どる欠
点があつた。
また、小型紙装式掃除機において十分な微細塵の集塵
量を得ようとすると、集塵室よりも広い紙装を効果的に
広げて使う必要があつた。
しカル狭い集塵室に広い紙装を入れるには、小さく折り
セット風圧により押し拡げる事が必要であつたが従来の
折り方では、広がりが悪く互いに重なり合い有効面積が
低下する場合があつたので集座室より広い紙装は使えな
かつた。紙装の中央部に開口部を設けたものでは細塵が
紙装の開口に対向する位置に付着して集塵効率を急速に
低下する欠点があつた。〔発明が解決しようとする問題
点〕 そこで本発明は前記問題点を解決し、ごみの入つた集
塵フィルターを持ち運ぶ際にごみのこぼれがなく、ごみ
こぼれを防ぐ、ふさぎ蓋部を簡単に作ることができ、ふ
さぎ蓋部の閉成を容易にでき、そして装置が簡単な紙装
状のフィルターを提供せんとするものである。
すなわち、本発明は、支持板に塵埃吸込口を塞ざすため
のふさぎ蓋部を一体に形成し、支持板とふさぎ蓋部との
境界にふさぎ蓋部を折曲げるための折曲け線を形成した
ことを特徴とするものを提供することを目的とする。
また、掃除中に紙装が完全に開いたとき、袋状体の前面
中央より開口部(吸入口)を上方に位置させて集塵効率
の良い集塵フィルターを提供することを目的としている
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため本発明の除塵フィルターは、
通気性および可撓性を有する紙等の濾材て形成され塵埃
を集収する横長筒状の袋状体と、該袋状体の前面吸入口
に取付けられ塵埃吸込口を有する厚紙等で形成された支
持板とからなる電気掃除機の集塵フィルターにおいて、
上記支持板下方に一体に蓋部を形成し該支持板の端面と
接する2つの側端面の接点部分より該支持板の吸込口近
傍に向つて切込み溝を設け、該切込み溝の先端近傍に折
曲げ線を設け、前記支持板に対し5て最外端部に設けた
2つの切込線によつて係合片を形成し、2つ折りにした
ときに該支持板の塵埃吸込口に該係合片を嵌装させるこ
とにより係合させて該塵埃吸込口を塞ぐとともに前記袋
状体の左右側部を折りたたみ、かつその前面中央上部に
吸込口を設けたから、清浄中に電気送風機の吸引により
上記袋状体が完全に開いたとき、袋状体内に渦流が生じ
、含塵気流は袋状体内面の全面から吸引され、集塵量は
大きくなる。
さらに、上記開口部が袋状体の前面中央上部にあるので
、支持板の蓋部を折曲げたとき、ちようど吸込口を閉塞
できて便利である。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
この電気掃除機は、本体ケース1とダストケース2とか
ら構成されている。
本体ケース1とダストケース2は第6図に示すように着
脱自在に結合されている。
この結合は、第7図に示すように本体ケース1の下部に
設けられている受け溝3にダストケース2の下部に設け
た引掛部4を差込み、ダストケース2の上部に設けたハ
ンドル5の基板6の後側を本体ケース1のハンドル基板
受け凹部7に挿入し、本体ケース1の上部に設けたクラ
ンプ8の係合爪9をハンドル5の基板6に係合すること
によりなされる。本体ケース1は内部に電動送風機10
およびコード巻取装置11が設けられている。この本体
ケース1は縦の分割面をもつて左右に分割される左側本
体ケース部1aと右側本体ケース1bとから構成されて
いる。
左右本体ケース部1a,1bはねじ(図示せず)により
固定される。左右本体ケース部1a,1bは、前壁12
に連通口13が後壁に排気口15が設けられている。
更に中央の電動送風機収納室16と下側のコード巻取装
置収納室17は仕切板18にて仕切られている。電動送
風機収納室16の上側には後て詳述する第1細目集塵フ
ィルター19の余備品を収納する予備フィルター収納室
20が設けられている。予備フィルター収納室20と電
動送風機収納室16は仕切板21にて仕切られている。
上記仕切板18,21は本体ケース1の分割面に対し直
角に、かつ左側本体ケース1a,1bの内方にそれぞれ
延在している。
前記予備フィルター収納室20は、右側本体ケース部1
bについては外側壁面に開口部をもつて開口している。
この開口部より、予備の第1細目集塵フィルター19は
予備フィルター収納室20内に出入れされる。通常は、
その開口部に着脱自在なる蓋22を取付けて開口部を閉
じておく。この蓋22は把手穴23および係止用爪を有
し、同爪により蓋22は開口部に着脱自在に係止される
。本電気掃除機の使用時に、電動送風機10から発生し
た音は本体ケース1の外部にもれるが、本体ケース1の
内部上側は予備フィルター収納室20によりニ重の仕切
構造になつているので、外部へもれる音を低減でき、騒
音の低減を計ることができる。
また予備フィルター収納室20、電動送風機収納室16
およびコード巻取装置収納室17は、本体ケース1の分
割面側に抜く成形用の金型により形成できる。仮に、予
備フィルター収納室20を本体ケース1の外側面壁に縦
方向に形成するとすれば、成型用の金型が複雑になると
ともに成型の作業性も悪くなる。次にダストケース2の
構成について説明する。
ダストケース2は、第6図および第7図に示すように、
筒形の形状を有する。ダストケース2の前側には、第1
細目集塵フィルター19を出入れする第1細目集塵フィ
ルター用開口部が形成されている。
この第1細目集塵フィルター用開口部には開閉自在なる
フィルター支持板36が設けられている。このフィルタ
ー支持板36は第1細目集塵フィルター用開口部の下部
に設けた支軸37にて回転自在に支持され、この支軸3
7を支点として同支持板36は前側に倒すように回動で
きる。フィルター支持板36の丈は第1細目集塵フィル
ター用開口部のほぼ半分の高さを有するので、フィルタ
ー支持板36を閉付すると第1細目集塵フィルター用開
口部の下半分はふさがれる。
フィルター支持板36の表面には上端に抜ける凹部38
が形成され、この凹部38の右上端には前記第1細目集
塵フィルター19の一部を受ける段状の受部39が形成
されている。また第1細目集塵フィルター用開口部の上
側には同じく第1細目集塵フィルター19の一部を受け
る段状の受部40が形成されている。
これらの受け部39,40および凹部38の機能につい
ては後で詳述する。
ダストケース蓋体43は、第1細目集塵フィルター用開
口部をフィルター支持板36の外側から閉成するもので
、ダストケース2の下部に支軸44をもつて回動自在に
支持され、この支軸44を支点として同蓋体43は前側
に倒すように回動できる。
このダストケース蓋体43は吸込ホース(図示せず)を
挿入するホース接続口45およびクランプ46を有する
クランプ46には係合爪47が設けられており、この係
合爪47はダストケース2に設けられている係合部48
に係脱する。
ダストケース2の第1細目集塵フィルター用開口部は、
クランプ46の係合爪47を係合部48に係合すること
により、ダストケース蓋体43にて閉成される。ダスト
ケース2の後側は本体ケース1が着脱自在に結合される
。このダストケース2の後側には結合部側開口部が設け
られており、この結合部側開口部より後で詳述する集塵
フィルターユニット49はダストケース2内に出入れさ
れる。ダストケース2は内壁面に第1細目集塵フィルタ
ー19を外周から保持する複数のフィルター保持リブ5
0を有する。
このフィルター保持リブ50は、前記結合部側開口部の
奥の部分から第1細目集塵フィルター用開口部に向つて
延在している。またフィルター保持リブ50の間には、
同リブ50と同方向に延びるフィルター引出し案内リブ
5『が第1細目集塵フィルター用開口部側に寄せて設け
られている。
このフィルター引出し案内リブ5『は第1細目集塵フィ
ルター用開口部側に向つて高くなるように傾斜している
。ダストケース2の内側上部には天上板55が形成され
、この天上板55の上側には前記ハンドル5の基板6を
挿入する挿入部56が設けられている。次に第1図に示
す第1細目集塵フィルター19の細部につき述べる。
袋状体65は濾紙や不織布等の濾材65aを第4図に示
す如く、筒状に折曲げ、端部65bでのり付け等により
接合したものの両端縁部65dを第5図に示す如く折り
たたんでふさぎ、その部分をのり付けなどにより接合し
、袋状に仕上げるものである。このときの濾材65aの
重ね合せ及び折りかえしの方向は、第2図及び第3図に
示す如く、横長筒状の袋状体65の中央上部に設けられ
る吸入口65cを有する前面に対し裏面側になるよう接
合されるものである。この裏面側というのは、塵埃が吸
入口65c側より表面をなぞらえ進入した場合、濾材6
5aの端面や重ね合せ部分に引掛からない方向になつて
いることを意味するものとする。支持板66はボール紙
等の硬質紙で形成されている。
支持板66と袋状体65は吸入口65c周辺を接着剤に
より接着されている。支持板66には袋状体65の吸入
口65cに対応する塵埃吸込口67およびふさぎ蓋部6
8を有する。
また塵埃吸込口67は袋状体65の前面中央上部に位置
して設けられ且つ本体へ装着したときにも吸込口67は
集塵室内の上部に位置して取付くよう形成されている。
また支持板66の塵埃吸込口67と袋状体65の吸入口
65cとは吸入口65cの外径より塵埃吸込口67の外
径の方が大きくなるよう構成されている。ふさぎ蓋部6
8は支持板66の一辺に形成した折曲げ線69により簡
単に折曲げることができる。ふさぎ蓋部68の先端には
二つの切込み線70が設けられている。この両切込み線
70にて形成された係合片71は、切込み線70により
比較的に曲げやすいものである。この支持板66は一枚
の板材を打抜いて形成するので簡単にできる。折曲げ線
69は支持板66とふさぎ蓋部68の境界に形成され、
折曲け線69の両端より支持板66の外部に抜ける切込
み溝145が形成されている。すなわち、支持板と一体
に形成するとともに、該支持板よりも小さい幅に形成し
、かつ支持板の下端面146と接する側端面147との
接点部分より支持板66の吸込口67に向つて切込み溝
145を設けた。
この切込み溝145があるので、折曲げ線69を支持板
66の外縁よりも内方に取ることができる。つまり、ふ
さぎ蓋部68を塵埃吸込口67に近づけることができる
のでふさぎ蓋部68を含めた支持板66の外寸を小さく
することができる。それだけ材料費を抑えることができ
る。ふさぎ蓋部68は、これを折曲げ、支持板66に合
せることにより、第8図に示す如く、塵埃吸込口61を
閉成する。
この状態にふさぎ蓋部68を保つために、係合片71を
少なく曲げ、塵埃吸込口67の内側口縁部に係合する。
第1細目集塵フィルター19は、使用前には袋状体65
を第1図及び第2図に示すよう支持板66と同じ巾に折
りたたんでいるので、非常にコンパクトである。
このため、第1細目集塵フィルター19の保管は大きな
場所を取らず、かつまた第1細目集塵フィルター収納室
20への同フィルター19の出入れも容易に行われる。
次に第1細目集塵フィルター19のダストケース2への
取付けについて述べる。
第1細目集塵フィルター19のふさぎ蓋部68を開き、
第7図に示すように、ふさぎ蓋部68をフィルター支持
板36の凹部38に差込むとともに袋状体65をダスト
ケース2内に挿入し、支持板66の上部と下部を受部3
9,40に嵌めることにより、第1細目集塵フィルター
19はダストケース2の第1細目集塵フィルター用開口
部側に保持される。
この後、ダストケース蓋体43を閉成することにより、
本電気掃除機は使用に備えられる。
このように、第1細目集塵フィルター19の取付けはダ
ストケース2の受部39,40に支持板66を嵌込むこ
とにより、簡単に行われる。このように紙装状の集塵フ
ィルター19を装着して蓋体を閉じ、使用する場合電動
送風機より発生した吸引力により吸込口より吸込まれた
塵埃は気流ガイドとフィルター支持板吸込口をへて紙装
フィルターに吸塵される。左右が折られたフィルターは
支持板に近い前方に折られた方から徐々に層間剥離を起
こしながら拡がりつぎに後方に折られたフィルターが徐
々に層間剥離を起こしながら拡がり全体が有効に拡がり
吸塵される、吸塵終了後前蓋を開いて支持板を持ち紙装
を引出して捨てる、つぎに新しい紙装をセットし再び上
記動作がくり返えされる。以上のとおり紙装の容積より
も集塵室の容積が狭いものにおいて紙装を一杯に拡げ微
細塵の集塵量を増すという効果を有する。
次にダストケース蓋体43の内側構成について述べる。
第6図に示すように、ダストケース蓋体43の内側には
内側カバー板75が設けられている。この内側カバー板
75はねじ座76に螺合するねじ77によりダストケー
ス蓋体43に固定される。内側カバー板75の中央より
上側には偏向吸込口78が設けられている。
この偏向吸込口78の吐出部は下方に向けられ、ガイド
79の曲部には通気孔80が設けられている。偏向吸込
口78の接続口部はシールバッキング85を介して前記
ホース接続口45の内側先端に接続される。
シールバッキング85には逆流防止弁86が一体に形成
されている。この逆流防止弁86はゴムまたは軟質塩化
ビニール等の弾性体で形成されている。逆流防止弁86
はシールバッキング85との連接部を中心として可動す
る。逆流防止弁86は偏向吸入口78の内側に位置し、
ホース接続口45を通る気流の力により自動的に開かれ
、気流のない時は自動的に閉成される。内側カバー板7
5は、外周に蓋体用シールバッキング90が取付けられ
ている。
蓋体用シールバッキング90の内側面には環状の舌片9
1が形成されている。この舌片91は、前記ダストケー
ス蓋体43を閉成すると、ダストケース2の第1細目集
塵フイルクー開口部の外周側端面に接合し、ダストケー
ス2とダストケース蓋体43との気密を保つ。偏向吸込
口78の外周には吸込口用シールバッキング92が取付
けられている。
この吸込口用シールバッキング92には係止用突起93
が形成されており、この係止用突起93を内側カバー板
75の係止穴に差込むことにより、吸込口用シールバッ
キング92は内側カバー板75に取付けられる。また吸
込用シールバッキング92は前記蓋体用シールバッキン
グ90に連結部94をもつて一体に形成されている。吸
込口用シールバッキング92は、ダストケース蓋体43
を閉成した際に、前記第1細目集塵フィルター19の支
持板66に当接し、これにより支持板66と内側カバー
板75側との気密を保つ。
またダストケース蓋体43を閉成した状態にあつては、
偏向吸込口78が支持板66の塵埃吸込口67を通して
袋状体65内に臨む。
〔作用〕
以上は、一実施例に示す本電気掃除機を主として構成上
の観点から述べたものであるが、次にこの構成に基づく
動作について説明する。
電動送風機10を運転すると、塵埃を含む気流は吸込ホ
ース、ホース接続口45および偏向吸込口78を通り、
第1細目集塵フィルター19の袋状体65内に流入する
ここで、粗塵および細塵は捕集され、空気およびわずか
の微細塵は袋状体65の通気目を通り、更に粗目集塵フ
ィルター105,106を通り、第2細目集塵フィルタ
ー107側に流れる。ここて微細塵は再捕集され、空気
は第2細目集塵フィルター107の通気目を通り、本体
ケース1の排気口15より排気される。次に集塵フィル
ターの使用状況を説明する。第1細目集塵フィルター1
9は、ダストケース2に取付けた段階では横長の袋状体
65が折りたたまれた状態になつているが、袋状体65
内に空気が流入すると、この風圧および袋状体65の外
周面にかかる静圧により、袋状体65はふくらむ。ふく
らんだ袋状体65は粗目集塵フィルター105およびフ
ィルター保持リブ50にて外周が押えられるので、これ
以上はふくらまず、この状態で集塵が行われる。袋状体
65の外周は前述のように粗目集塵フィルター105お
よびフィルター保持リブ50にて押えられてはいるが、
袋状体65の通気性は損なわれない。
すなわち、粗目集塵フィルター105は通気性が十分に
あり、フィルター保持リブ50の各間には通気路がある
ので、袋状体65の外周への気流は阻止されない。袋状
体65内の集塵は、粗目集塵7イルター105に対向す
る部分から進行するが、開口部が袋の中央上部にあるか
ら、渦流が生じほとんどの気流は、フィルター保持リブ
50に対向する部分を通り、更に粗目集塵フィルター枠
体100の側面および上側に設けられている粗目集塵フ
ィルター105を通つて第2細目集塵フィルター107
側に流れるという状態をとることになる。
こうして、第1細目集塵フィルター19の袋状体65の
集塵は行われるのてある。
袋状体65および第2細目集塵フィルター107の塵埃
付着量が増大し、吸込力が低下した場合は、コード巻取
装置11のコードリール31を回転させるかあるいは除
塵子用手動ハンドル109を回転させると前述したよう
に除塵子110の作動により第2細目集塵フィルター1
07の除塵は行われるとともに打撃杆122の作動によ
り袋状体65の除塵も行われる。
袋状体65の除塵は、前記したように、打撃杆122の
作動により粗目集塵フィルター105側の振動により行
われるのて、袋状体65が損傷することは起きない。
すなわち、袋状体65は、紙等の比較的弱い材料で形成
されているので、除塵子110のようなもので袋状体6
5の外面を直接擦するとやぶられてしまう。
しかし、粗目集塵フィルター105を介して袋状体65
に除塵振動を加えるものてあるので、袋状体65をやぶ
るような無理なりはかからないのである。このように、
第1細目集塵フィルター19等の除塵を適時に繰返しな
がら使用することにより、第1細目集塵フィルター19
内に余分な空間を残すことなく塵埃は充満する。
この時には、塵埃の充満した第1細目集塵フィルター1
9をダストケース2から外し、新しい第1細目集塵フィ
ルター19を取付ける。
すなわち、第1細目集塵フィルター19の取外しは、ク
ランプ46を操作してダストケース蓋体43を開き、前
述したように第1細目集塵フィルター19のふさぎ蓋体
68で塵埃吸込口67を閉成する。
この後支持板66をもつて第1細目集塵フィルター19
を外側に引つ張ることにより、フィルター支持板36は
開かれるので、第1細目集塵フィルター19はダストケ
ース2の外部に楽に引出すことができる。この引出しに
際し、ふさぎ蓋部68で塵埃吸込口67は閉成されてい
るので、同吸込口67から塵埃がこぼれない。
引出した第1細目集塵フィルター19は塵埃を収納した
まま捨てられる。またフィルター引出し案内リブ5『に
より、より容易に第1細目集塵フィルター19は引出し
が行われる。第1集塵フィルター19の取外しおよび新
しい第1集塵フィルター19の取付けは、以上に説明し
たようにダストケース蓋体43を開いてダストケース2
の前側にある第1細目集塵フィルター用開口部49の取
外しとは無関係に行うことができ取扱性の面でよい。
〔発明の効果〕
本発明は上記の構成てあるから、次の効果が期待できる
ものである。
(イ)支持板に一体に形成すると共に該支持板の端面と
接する2つの側端面の接点部分より該支持板の吸込口近
傍に向つて切込み溝を設け、該切込み溝の先端近傍に折
曲げ線を設けると共に、前記支持板に一体に折曲げ線に
よつて折曲げられるように形成したから、一枚の支持板
で電気掃除機への装着も、吸込口を閉塞するにも便利で
あり、コンパクトで大集塵量の集塵フィルターを得るこ
とができる。
また、切込み溝があるので、折曲げ線を支持板の外縁よ
りも内方に取ることができる。
つまり、ふさぎ蓋部を塵埃吸込口に近づけることができ
るのでふさぎ蓋部を含めた支持板の外寸を小さくするこ
とができ、それだけ利料費を抑えることができる。(口
)さらに、支持板に対して2つ折りにしたときに該支持
板の塵埃吸込口に該蓋部の係合片を嵌装させることによ
り係合させて該塵埃吸込口を塞ぐふさぎ蓋部を設けたか
ら、塵埃吸込口はふさぎ蓋部で塞がれ持ち運ぶ際にごみ
がこぼれることがなく、ふさぎ蓋部は支持板と一体に作
られているので、製作性がよい。
すなわち、本発明によれば、集塵フィルターを構成する
厚紙等の支持板にふさぎ蓋部を形成し、このふさぎ蓋部
に切込み線をもつて係合片を形成し、この係合片の先端
を支持板の塵埃吸込口の口縁に係合させるようにしたの
で、塵埃吸込口はふさぎ蓋部にて閉成され、収塵された
ごみはこぼれ出ない。
またふさぎ蓋部は係合片の係合により、閉成状態が保持
されるので、ふさぎ蓋部は簡単に開くようなことはない
。さらにまた係合片は切込みにより簡単に構成できると
ともに係合片の係合操作も簡単に行うことができるもの
である。(ハ)前記袋状体の左右側部を折りたたみ、か
つその前面中央上部に吸入口を設け、支持板の塵埃吸込
口に接合したから、電動送風機の吸込みで含塵気流が袋
体内に入り集塵が粗目フィルターに接する部分から進行
するが、袋内に渦流が生じほとんどの気流はフィルター
保持リブに対向する部分、すなわち紙装の側内面全部を
通つて、後方に流れる状態となる。
すなわち、上記構成の結果、袋状体の内面全体から含塵
気流が流れ出すことになり、集塵量および集塵効率を著
しく向上する。また、支持板の蓋部を折曲げたとき吸込
口を閉塞でき塵埃がこぼれることがない効果も有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は集塵フ
ィルターの正面斜視図、第2図は同フィルターの背面斜
視図、第3図は同フィルターの平面図、第4図は同袋状
体の斜視図、第5図は同袋状体の要部拡大図、第6図は
本電気掃除機全体の縦断面図、第7図は本電気掃除桟を
分解した分解斜視図、第8図は同フィルターの吸込口を
閉塞した状態図である。 19・・・・・・第1集塵フィルター、65・・・・袋
状体、66・・・・・・支持板、67・・・・・・塵埃
吸込口、68・・・蓋部、69・・・・・折曲げ線、7
0・・・・・・切込み線、71・・・・・・ふさぎ蓋部
、145・・・・・・切込み溝。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 通気性および可撓性を有する紙等の濾材で形成され
    塵埃を集収する横長筒状の袋状体と、該袋状体の前面吸
    入口に取付けられる塵埃吸込口を有する厚紙等で形成さ
    れた支持板とからなる電気掃除機の集塵フィルターにお
    いて、上記支持板下方に一体に蓋部を形成し該支持板の
    端面と接する2つの側端面の接点部分より該支持板の吸
    込口近傍に向つて切込み溝を設け、該切込み溝の先端近
    傍に折曲げ線を設け、2つ折りにしたときに該支持板の
    塵埃吸込口に上記蓋部の係合片を嵌装させることにより
    係合させて該塵埃吸込口を塞ぐとともに、前記袋状体の
    左右側部を折りたたみ、かつ該袋状体の前面中央上部に
    吸入口を設けたことを特徴とする電気掃除機の集塵フィ
    ルター。
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