JPH0655201B2 - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JPH0655201B2
JPH0655201B2 JP58157850A JP15785083A JPH0655201B2 JP H0655201 B2 JPH0655201 B2 JP H0655201B2 JP 58157850 A JP58157850 A JP 58157850A JP 15785083 A JP15785083 A JP 15785083A JP H0655201 B2 JPH0655201 B2 JP H0655201B2
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五郎 笹井
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、後部に電動送風機を収納し、かつ、前部に集
塵ケース収納部を形成した本体ケースと、該集塵ケース
収納部の上面開口から該集塵ケース収納部に着脱自在に
設けられ、かつ、細塵を捕捉可能な集塵ケースと、該集
塵ケースの上面開口から該集塵ケースに着脱自在に設け
られた使い捨ての紙袋フィルターと、該集塵ケース収納
部の上面開口をおおう蓋体とを備えた電気掃除機に関す
るものである。
[従来の技術] この種電気掃除機では、集塵量を表示して塵埃を捨てる
時期を知らせるためのダストインジケータを設けてい
た。そして、そのダストインジケータは、電動送風機が
収納されている本体ケース後内部に設け、かつ、そのダ
ストインジケータを構成するところのパイプを、電動送
風機前部に臨ませて、集塵ケース下流側の負圧を検知す
る構成になっており、しかも、そのダストインジケータ
の表示窓が本体ケース後部上面に設けられていた。
さらに、電動送風機を内蔵する掃除機本体と、この掃除
機本体に着脱自在に尾錠を用いて結合した集塵箱とを有
し、その集塵箱内に、粗塵捕捉用の一次フィルターと細
塵捕捉用のメインフィルターにより、塵埃を粗塵と細塵
に分けて集塵するようにした電気掃除機においては、特
開昭55−151933号に示すように、掃除機本体と
集塵箱との結合面であるところの集塵箱後部開口にメイ
ンフィルターを保持する支持枠を着脱自在に挿着し、そ
の支持枠外周にエアータイト用のパッキグを設けるとと
もに、集塵箱の上面に設けた把手に内蔵してなるダスト
インジケータのパイプに連通するところの負圧取出穴
を、集塵箱の内面に設け、かつ、電動送風機前部の負圧
を検出するための連通穴をエアータイト用のパッキング
に設けて、この連通穴と集塵箱の内面に設けた負圧取出
穴とが、集塵箱後部開口に支持枠を装着したときに連通
するようにし、しかも、ダストインジケータの表示窓を
把手に設けるようにしたものが知られていた。
[発明が解決しようとする課題] 上記電気掃除機のように、ダストインジケータを電動送
風機が収納されている本体ケース後部内に設ける構成
は、本体ケース後部外周にダストインジケータの表示窓
を設けるしかなく、掃除作業者が最も見やすい部分、す
なわち、集塵ケース収納部の上面開口をおおう蓋体上面
部分に、ダストインジケータの表示窓を設けることがで
きないという欠点を有していた。
また、上記特開昭55−151933号に示すように、
集塵箱内に、粗塵捕捉用の一次フィルターと細塵捕捉用
のメインフィルターとを用いることにより、塵埃を粗塵
と細塵とに分けて集塵するようにした電気掃除機におい
ては、集塵箱内に集塵した塵埃を捨てる場合、集塵箱の
開口から支持枠と一緒にメインフィルターを引き出す必
要があった。そのため、支持枠と一緒にメインフィルタ
ーを集塵箱の開口から引き出して集塵箱内の塵埃をごみ
捨て場などに捨てる際、その塵埃が、集塵箱の開口で飛
散して集塵箱の内面に設けた負圧取出穴に侵入してしま
い、ダストインジケータが誤動作するという欠点が発生
していた。
本発明の目的とするところは、上記の欠点にかんがみ、
本体ケースの集塵ケース収納部内に集塵ケースを着脱自
在に設け、かつ、この集塵ケース内に紙袋フィルターを
着脱自在に設けるようにした電気掃除機において、部品
点数を増すことなく、ダストインジケータを最も見やす
い部分であるところの集塵ケース収納部の上面開口をお
おう蓋体上面部分に、ダストインジケータの表示窓を設
けることができるとともに、ダストインジケータを構成
するパイプに連通する負圧取出穴に塵埃が入ることな
く、ダストインジケータを構成するパイプに連通する負
圧取出穴と集塵ケースの下流側に連通する連通穴との間
の気密を確実に維持することのできる電気掃除機を提供
するにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的は、後部に電動送風機を収納し、かつ、前部に
集塵ケース収納部を形成した本体ケースと、該集塵ケー
ス収納部の上面開口から該集塵ケース収納部に着脱自在
に設けられ、かつ、細塵を捕捉可能なっ集塵ケースと、
該集塵ケースの上面開口から該集塵ケースに着脱自在に
設けられた使い捨ての紙袋フィルターと、該集塵ケース
収納部の上面開口をおおう蓋体とを備えた電気掃除機に
おいて、 該蓋体と該蓋体の内側に固定された中蓋との間に、ダス
トインジケータを設置し、かつ、該ダストインジケータ
の表示窓を該蓋体上面に設けるとともに、該ダストイン
ジケータを構成するところのパイプに連通する負圧取出
穴を、該中蓋に設け、該集塵ケースの上面開口全周に形
成したフランジ部に、該蓋体と該集塵ケース収納部の上
面開口との間の気密を保持する集塵ケース用気密パッキ
ングを装着し、しかも、該フランジ部に該集塵ケースの
下流側に連通する連通穴を設けるとともに、 該連通穴に嵌着する両端開口の筒部と該集塵ケース収納
部の上面開口を該蓋体でおおったときに該中蓋に設けた
負圧取出穴の周縁に当接するラッパ状部とを有するダス
トインジケータ用パッキングを、該集塵ケース用気密パ
ッキングと一体に形成することにより、達成できる。
[作用] 紙袋フィルターに塵埃を集塵する場合には、蓋体を開い
て本体ケースの集塵室内に収納した集塵ケースに紙袋フ
ィルターを設置した後、蓋体を閉じた状態とする。この
状態では、集塵ケース用気密パッキングに設けたダスト
インジケータ用パッキングのラッパ状部分が、蓋体の内
側に固定した中蓋に設けてなる負圧取出穴の周縁に吸着
して、その負圧取出穴と集塵ケースのフランジ部に設け
た連通穴との間の気密が確実に保持される。
また、紙袋フィルターを使用しないで、集塵ケース内に
直接塵埃を集塵する場合においても、蓋体を閉じると、
集塵ケース用気密パッキングに設けたダストインジケー
タ用パッキングのラッパ部分が、蓋体の内側に固定した
中蓋に設けてなる負圧取出穴の周縁に吸着するので、そ
の負圧取出穴と集塵ケースのフランジ部に設けた連通穴
との間の気密が確実に保持される。
次に、紙袋フィルター集塵した塵埃を捨てる場合は、蓋
体を開いて集塵ケースから紙袋フィルターを引き出し
て、その紙袋フィルターを捨てればよい。
また、集塵ケースに直接集塵した塵埃を捨てる場合は、
蓋体を開いて集塵ケース収納部から集塵ケースを引き出
し、その集塵ケース内に集塵されている塵埃をごみ捨て
場等に捨てればよい。この場合、蓋体が開いて、集塵ケ
ース収納部の上面開口から蓋体の内側に固定されている
中蓋に設けた負圧取出穴が、遠く離れた状態になるの
で、集塵ケースを集塵ケース収納部から引き出す際に、
集塵ケース内に集塵された塵埃が、集塵ケース収納部の
上面開口に飛散するようなことがあっても、その塵埃が
中蓋に設けた負圧取出穴に侵入することがない。
さらに、ダストインジケータの表示窓が、掃除作業者の
最も見えやすい部分である蓋体上面に設けられているの
で、塵埃を捨てる時期を容易に知ることができる。しか
も集塵ケース用気密パッキングと一体にダストインジケ
ータ用気密パッキングが形成されているので、蓋体と中
蓋との間にダストインジケータを配設しても、部品点数
を増加させることなく、蓋体上面にダストインジケータ
の表示窓を配設させる構成を、後部に電動送風機を収納
し、かつ、前部に集塵ケース収納部を形成した本体ケー
スと、この本体ケースの集塵ケース収納部上面開口をお
おう蓋体とを備えた電気掃除機において、はじめて実現
させることができた。
[実施例] 以下、本発明の一実施例について図面を用いて説明す
る。電気掃除機の本体ケース1は、第1図と第2図に示
すように、上ケース2と下ケース3を抱き合わせて構成
している。
本体ケース1の前部は、集塵ケース収納部9になってい
る。本体ケース1の後部には、電動送風機4(第12
図)が備えられている。
下ケース3の前寄り底面には、小さな車輪5が、かつ、
後部両側には、大きい車輪6が設けられている。
上ケース2の上面中央には、持ち運び用ハンドル7が、
かつ上面後側には、コードリール用の操作ペダル8がそ
れぞれ設けられている。
集塵ケース収納部9には、着脱自在に集塵ケース10が
取り付けられている。集塵ケース収納部9の上面開口を
おおう蓋体11が上ケース2に開閉自在に取り付けられ
ている。蓋体11と持ち運び用のハンドル7は、支軸1
2に回転自在に支持されている。
集塵ケース10は、第4図と第6図に示すように、保持
用かご13に、不織布であるフィルター14をかぶせた
構成になっている。
第5図と第6図を参考にして、集塵ケース10の製法に
ついて説明する。まず、フィルター14について述べ
る。
綿飴状になっている2〜5デニールのポリエステル類系
繊維をシート状にし、これをローラの間に通して軽く圧
縮する、その後、ニードルパンチ用のローラ間に通すこ
とにより、第5図の(イ)に示すような不織布であるフ
ィルター14の素材ができる。上側面に起毛が形成さ
れ、下面はほぼ平らになっている。フィルター14の厚
さは1.5mm、起毛の高さは約0.5mmである。次
に、集塵ケース10について述べる。
第6図の(ハ)に示すように、フィルター14の素材を
裁断し、その後、起毛面を内側にして第6図の(ロ)に
示すような箱状に形成し、上端の接合部15をそれぞれ
熱溶着する。この箱状のフィルター14を成形機の金型
内に挿入し、保形用かご13を成形すると同時にフィル
ター14と保形用かご13とが一体に形成される。
保形用かご13は、多数の支骨16を持っている。この
支骨16の大部分がフィルター14の内側になるように
形成するので、支骨16とフィルター14はよく結合さ
れる。すなわち、支骨16の素材である熱塑性樹脂が液
状になって金型内に入ったときに、フィルター14の起
毛内部に流れ込み、そして硬化して支骨16ができる。
支骨16は、フィルター14の起毛の内部に深く入り、
第5図の(ハ)に示すように、起毛が支骨16中にもぐ
り込んで結合しているので、支骨16とフィルター14
の結合は非常に丈夫である。
熱可塑性樹脂の湯が金型内を流れるとき、フィルター1
4の外側に逃げるものがある。外側にも支骨16が形成
される場合があるので、フィルター14の内側から突出
する支骨16の高さは必ずしも同じにならないが、平均
的な突き出し高さは約4mmである。
集塵ケース10の上面開口全周には、フランジ部17が
形成されている。フランジ部17には、第4図に示すよ
うな環状の集塵ケース用気密パッキング18が取り付け
られている。
集塵ケース10のフランジ部17には、第10図と第1
1図に示すように、集塵ケース10の下流側に連通する
連通穴20が設けられている。ダストインジケータ用パ
ッキング19は、フランジ部17に設けた連通穴20に
嵌着する両端開口の筒部19aとこの筒部19aの上端
に一体に形成されたラッパ上部19bとからなる。ダス
トインジケータ用パッキング19は、集塵ケース用気密
パッキング18と一体に成形される。
フィルター支え21は、集塵ケース10の上面開口部に
回転自在に取り付けられている。このフィルター支え板
21は、開口部のほぼ半分を塞ぐ大きさを持っている。
集塵ケース10に着脱自在に取り付けられる使い捨ての
紙袋フィルター22は、取付板23が貼付られている。
取付板23は、厚紙で形成され、吸い込み開口を有して
いる。紙袋フィルター22は、第3図に示すように、取
付板23をフィルター支え板21と集塵ケース10の開
口部縁部にかけ渡すことにより、集塵ケース10内にセ
ットされる。
蓋体11の内部には、予備の紙袋フィルター22を納め
るフィルター収納室24が形成されている。収納室24
の蓋25は、支軸26をもって蓋体11に取り付けられ
ている。中蓋27は、蓋体11の内側にねじ止めされて
いる。
蓋体11の前側に設けられているホース接続口28の奥
側には、連通管29が接続されている。連通管29の吐
出口は、蓋体11を閉じた時に前記紙袋フィルター22
の取付板23に形成されている吸い込み開口に挿入され
るようになっている。
連通管29の吐出口を取り囲むようにして中蓋27の下
面に取る付けられている吸い込み用のシールパッキング
30は、蓋体11を閉じたときに紙袋フィルター22の
取付板23に密着し、取付板23に取り付けられている
吸い込み開口を取り囲むような状態となる。この状態の
とき、中蓋27に設けた負圧取出穴27aの周縁にダス
トインジケータ用パッキング19のラッパ状部19b
は、第11図に示すように吸着する。
中蓋27の上面には、連通管29が一体に形成されてい
るとともに、ダストインジケータ31が設けられてい
る。すなわち、第4図に示すように、表示管31を支持
する支持台32が中蓋27に一体に形成されている。可
撓性のパイプ33は、一端が表示管31に、かつ、多端
が中蓋27の負圧取出穴27aにそれぞれ接続されてい
る。パイプ33は、表示管31側が、角形に、かつ、中
蓋27側が円形になっている。
中蓋27の上面にダストインジケータ31がまとまって
設けられているので、ダストインジケータ31の組立て
が容易である。中蓋27を蓋体11に取り付けると表示
管31は蓋体11に形成した表示窓34に臨む。
第11図に示すように、蓋体11を閉じた時には、パイ
プ33の接続されている中蓋27のところの負圧取出穴
27aは前記集塵ケース10に設けられいるダストイン
ジケータ用パッキング19に当接する。こうして、表示
管31は、集塵ケース収納部9に連通される。そして、
ダストインジケータ用パッキング19の上側がラッパ状
部19bになっているので、中蓋27の下面に強く吸着
するため、気密がよく取れるように当接する。このため
表示管31は、集塵ケース収納部9の負圧をよく表す。
下ケース3の前側には、クランプ35が設けられてい
る。このクランプ35は、支持軸36に回転自在に支持
されている。クランプ35の係合爪37は、蓋体11の
前側に形成した係合凹部38に係合する。これにより蓋
体11は開かないのである。クランプ35に設けたばね
39に抗してクランプ35を操作し、係合爪37を係合
凹部38から外すと、蓋体11は支軸12のところに設
けられているばね(図示せず)の力により開かれるので
ある。
本体ケース1の集塵ケース収納部9の奥側には、仕切板
40が設けられている。この仕切板40は、第4図と第
7図に示すような構成になっている。仕切板40は、通
気穴41が形成されるとともにカム台42が回転自在に
取り付けられている。カム台42の取り付けられている
伝達ギヤー43は、仕切板40の裏面側におかれてい
る。仕切板40は、これらの表面側が集塵ケース収納部
9側になるようにして取り付けられている。
仕切板40の裏面側には、表面側に向けて大きく凹んだ
除塵子収納部44が形成されている。除塵子収納部44
には、通気穴41は設けられていない。除塵子収納部4
4に取り付けられる除塵子45は、自由端がカム台42
側にあたる除塵子収納部44の側壁に形成した窓46か
らカム台42側に突き出している。除塵子45の固定部
側は、除塵子収納部44に形成した支持部に支持されて
いる。この支持部は、第7図及び第8図に示すように、
係止弁47及び係止ボス48とから構成されている。係
止弁47及び係止ボス48は、仕切板40と一体に形成
されている。係止片47の先端には係止爪49が形成さ
れている。係止弁47と係止ボス48の間にはスリット
が形成されている。除塵子45は、固定部がわん曲に形
成されている。このわん曲部をスリットに嵌めこむこと
により、除塵子45は取り付けられる。係止弁47は、
プラスチックで、多少たわみやすく形成される。係止爪
49の外側は、スリットよりの方を斜面にしている。こ
のため、わん曲部をスリットに押し込む際、係止片47
はスリットが開くように逃げるので容易にわん曲部はス
リットに挿入される。入ってしまうと、係止爪49によ
りわん曲部はスリットより抜け出ないのである。なお、
係止ボス48の外端側も係止爪49と同様、斜面にする
と、わん曲部のスリットへの挿入がより楽に行われるの
である。
除塵子45はわん曲部のすぐ脇の端部が除塵子収納部4
4に設けられているところの係合スリットに差し込まれ
ている。
除塵子45は、わん曲部が係止ボス48と係止片47に
て挟持されているので、長手方向の固定がとられる。手
前側への抜け止めは、前述したように係止爪49にて行
われる。さらにわん曲部のすぐ脇の端部が前述したよう
に係合スリットに差し込まれているので、先の長手方向
固定と一緒になって除塵子45の固定部側は、仕切板4
0に確実に固定される。また、ねじを用いないで除塵子
45を取る付けるので、組立性がよい。
除塵子45は、ばね性に富む鋼材で形成されている。除
塵子45の自由端側は、窓46の高さの範囲で振動す
る。窓46の両側は、除塵子45が振動する際の案内部
になっているので、除塵子45の自由端は横ぶれなく振
動するのである。
仕切板40は、表面側と裏面側に抜く二つの金型により
プラスチックで形成するので、窓46及び係止爪47の
ところは型抜きのできる構造になっている。すなわち、
係止片47のつけ根のところは、スリット側に当たると
ころが少なくとも係止爪49に見合う大きさだけ開口に
なっている。また、窓46の底50のところは、少なく
とも、窓46の板厚分だけ除塵子収納部44の角部が裏
面側に抜けている。
コードリール51は、第7図に示すように、電源コード
52が巻装されている。コードリール51はばね(図示
せず)が設けられているので、電源コード52の巻取り
は、ばねの力で自動的に行われる。
このコードリール51には、ギヤー53が形成されてい
る。このギヤー53は、前記伝達ギヤー43とかみ合
う。コードリール51を回すと伝達ギヤー43を介して
カム台42が回され、カム台42の回転により、除塵子
45が振動されられるのである。このカム台42に関し
て説明する。
第8図に示すように伝達ギヤー43の軸ボス54は、四
角の係合穴55が形成されている。カム台42の中央裏
面には、一対の係合片56が一体に形成されている。係
合片56の先端には、頭部にテーパー部を持つ係合爪5
7が形成されている。係合片56を係合穴55に挿入す
ると、係合爪57が伝達ギヤー43の裏面に突き出てる
とともに係合爪57が係合穴55の開口縁部に係合す
る。こうした仕切板40に取り付けられた伝達ギヤー4
3とカム台42は結合される。
係合片56が四角の係合穴55に入ることにより、伝達
ギヤー43とカム台42は回り止めが行われる。また、
係合片56を係合穴55に差し込む際に、係合爪57の
頭部がテーパーになっているので、係合片56は内側に
たわみ、容易に上記差し込みは行われるのである。
カム台42の表面には、カム58を回転自在に支持する
支軸59が一体に形成されている。支軸59は、カム台
42の回転中心からずれた位置に設けられている。支軸
59の先端には、抜け止めのかさ60が形成されてい
る。支軸59の脇にカム58の回転角度を規制するカム
ストッパー61が設けられている。
支軸59には、カム58に一方向の力を付与するカムば
ね62が取り付けられる。カム58には、支軸59に嵌
め込む支軸穴63が形成されている。支軸穴63は、か
さ60を通せる形状になっている。カムばね62および
カム58を支軸59に取り付けると、カムばね62の一
端に形成されているフック64は、カム58の肩に係合
するとともに、他はカムストッパー61に形成されてい
る溝65に係合する。こうして取り付けられたカム58
は、カムばね62により、一方に力が付与されているの
である。
さて、このカム58と除塵子45との関係であるが、第
9図の(イ)に示すように、集塵ケース10の集塵ケー
ス収納部9に納めない時には、除塵子45の自由端がカ
ム58に係合しない。
集塵ケース10を集塵ケース収納部9に納めると、集塵
ケース10の外側である背面に形成されている加振突起
66が除塵子45を上から押し下げる。これを第9図の
(ロ)に示している。
除塵子45が少し押し下げられると、除塵子45にカム
58が係合するようになる。すなわち、第9図の(イ)
に示すときには、除塵子45の先端がカム台42及びカ
ム58の先端よりも外方に位置している。しかし、第9
図の(ロ)に示すものにおいては、除塵子45の先端が
カム58の先端よりも内側に位置するので、第9図の
(ハ),(ロ)に示すようにカム台42が回転するとカ
ム58が除塵子45に係合することになる。
第9図の(ハ)に示す方向に、カム台42が回転する
と、除塵子45はカム58により引き下げられる。さら
に、カム台42が回転するとカム58の先端から除塵子
45が外れ除塵子45はそれ自体のもつばね力で急激に
元の状態に戻る。これにより、加振突起66は除塵子4
5にてたたかれる。この時に発生する振動が集塵ケース
10を振わせる。集塵ケース10の内部に収納される紙
袋フィルター20も同時に振動する。紙袋フィルター2
0及び集塵ケース10の除塵が一緒に行われるのであ
る。加振突起66は、集塵ケース10の保形用かご13
と一体に形成されているので、集塵ケース10は加振突
起66から離れているところもよく振動するため、上記
除塵は局部にかたよらず、全体にわたりよく行われるの
である。
カム台42が第9図の(ニ)に示す方向に回転したとき
には、除塵子58が触してもカム58が回って逃げてし
まうので、除塵子45は引き下げない。このため除塵子
45が加振突起66をたたくことは生じない。
上記は主として構造の面から本発明の一実施例を説明し
たものであるが、次に動作の面から本発明の一実施例に
ついて説明する。
電動送風機4の運転にともない塵埃を含む空気が、ホー
ス接続口28と連通管29を通り、紙袋フィルター22
内に流入する。粗塵及び細塵は、紙袋フィルター22内
に捕集され、空気は紙袋フィルター22の通気目を通
り、集塵ケース10のフィルター14に向かう。紙袋フ
ィルター22を吹き抜けた細塵は、フィルター14で捕
えられる。フィルター14を通過した空気は、仕切板4
0の通気穴41を通り、さらに、電動送風機4内を通過
して本体ケース1の外部に排出される。
紙袋フィルター22の内部及びフィルター14の内面に
付着した塵埃は、コードリール51を回すことにより前
述したように除塵が行われる。紙袋フィルター22内に
塵埃が一杯になったら、外蓋11を開き、紙袋フィルタ
ー22ごと塵埃を捨てる。そして、新しい紙袋フィルタ
ー22を集塵ケース10内に取り付けることにより、再
び掃除をすることができる。
集塵ケース10内に溜る塵埃の量は、紙袋フィルター2
2に溜る塵埃の量に比べ極めて少ないが、ここに溜る塵
埃は細かい塵埃ばかりであるので、集塵ケース10にお
けるフィルター14の目詰まりは起きやすい。しかし、
集塵ケース10におけるフィルター14の塵埃付着部
は、起毛が形成されているので起毛がないのものに比べ
目詰まりがおきずらいのである。すなわち、第5図の
(ロ)に示すように細かい塵埃粒子67は、起毛の先端
で受け止められたり、あるいは起毛の間に入る状態で付
着し、塵埃粒子同志の密着が割合少なくなるのである。
起毛のつけ根の塵埃粒子が付着してしまうことも割合少
ないのである。起毛のない平らな面を持つフィルターの
ものにおいては、塵埃粒子が互いに密着しつつフィルタ
ーの通気面に密着してしまうので、フィルターの目詰ま
りが生じ、直ちに吸込性能が悪くなるのである。しか
し、本発明の一実施例においては、上記のように起毛の
作用により、目詰りが起きずらく、吸込性能の向上がえ
られるのである。
以上、述べた本発明の一実施例について、作用効果の面
からまとめると以下のとおりである。
(1) 集塵ケース10は、合成繊維の繊維で形成した不織布
からなるシート状のフィルター14と合成樹脂の保形用か
ご13とで形成したので、波形のフィルターを用いるもの
に比べ小形になる。
なお、フィルター14は集塵ケース10の五面に設けたもの
で説明したが、フィルター14を設ける面は少なくともよ
い。また集塵ケース10は箱形の形状に特定されるもので
もない。
(2) 集塵ケース10は、フィルター14に起毛を形成すると
ともに、その起毛面を集塵ケース10の内側にしたので、
細かい塵埃の目詰りが生じずらく、吸込性能が向上す
る。
(3) 保形用かご13を形成する際に、保形用かご13の支骨
16を形成する合成樹脂の湯がフィルター14の起毛間に入
れ込み、そして支骨16が硬化してフィルター14と結合す
るので、フィルター14と支骨16の結合は丈夫になる。
(4) 紙袋フィルター22に塵埃が一杯になると、紙袋フィ
ルター22ごとに塵埃捨てができるので、塵埃捨てが容易
である。
なお、紙袋フィルター22の予備がないときは、集塵ケー
ス10だけでも集塵ができる。
(5) 保形用かご13を形成している支骨16は、集塵ケース
10の内側に突出しているので、支骨16のあるところは、
フィルター14と紙袋フィルター22の間にギャップができ
る。このため、通気性が向上する。
(6) 集塵ケース10のフランジ部17に設けた集塵ケース用
気密パッキング18は、上下にシール用の舌片が形成され
ている。上側の舌片は蓋25及び中蓋27と接合し、かつ、
下側の舌片は集塵ケース開口部9の上面開口線部と接合
し、それぞれ気密を保っている。この集塵ケース用気密
パッキング18は多くの部分の気密を行っているので、気
密の構成が簡単である。
(7) 集塵ケース用気密パッキング18に、ダストインジケ
ータ用パッキング19が一体に形成されているので、別体
のダストインジケータ用パッキングを設けるものに比
べ、気密がよく行われるとともに、構成が簡単である。
また、ダストインジケータ用パッキング19の上部には、
ラッパ状部19bが形成されているので、中蓋27との気密
接合がよく行なわれ、ダストインジケータ31の表示性能
が向上する。
(8) ダストインジケータ31は、蓋体11の内側に設けた中
蓋27の上面にまとめて設けられている。すなわち、中蓋
27に設けた支持台32に表示管31を載置し、パイプ33を表
示管31と中蓋27に形成したパイプ接続口にそれぞれ接続
し、この後、中蓋27を外蓋11の内側にねじをもって取り
付けることにより組み立てられるので、組立が容易であ
る。
(9) 除塵子45は、これのわん曲部を係止片47と係止ボス
48の間に形成したスリットに挿入することにより取り付
けられるので、ねじ等を用いるものに比べ、部品点数が
少なく組立も簡単である。また、係止片47には、係止爪
49が設けられているので、除塵子45は外れることがない
のである。
(10) 除塵子45は、仕切板40に設けられている。集塵ケ
ース10に直接設けることも考えられるが、この場合に
は、加振突起66に余圧をもって取り付けなければならな
い。余圧をもって取り付けるのは、組立がそれだけやっ
かいになる。仕切板40に除塵子45を設けるような構成を
とったので、除塵子45の組立が容易である。また、除塵
子45は、仕切板40に組み込むときには、カム台42のカム
63に係合しないので、この点においても除塵子45の組立
はし易いのである。
(11) 集塵ケース10の加振突起66は、除塵子45にて下方
から押し上げるような力を受けているので、外蓋11を開
くと、集塵ケース10が少し起し上げられるようになる。
集塵ケース10の取り外しがし易いのである。
(12) 第12図に示すように、集塵ケース10のフィルター1
4を通る空気は、電動送風機の吸い込み口に最も近いと
ころが最も多い。この吸込み口に対向するところに仕切
板40の通気穴41を設けているので通気性がよい。加振突
起66は、集塵ケース10の中心より寸法lだけすれた位置
で設けられている。
加振突起66は、通気穴41のあるところから多少ずれてい
るが、加振突起66は、塵埃が最も多く附着するところか
らあまり離れていないので、除塵性能はさほど低下しな
いのである。
[本発明の効果] 本発明によれば、本体ケースの集塵ケース収納部内に集
塵ケースを着脱自在に設け、かつ、この集塵ケース内に
紙袋フィルターを着脱自在に設けるようにした電気掃除
機において、部品点数を増すことなく、ダストインジケ
ータの最も見やすい部分であるところの、集塵ケース収
納部の上面開口をおおう蓋体上面部分にダストインジケ
ータの表示部を設けることができるとともに、ダストイ
ンジケータを構成するパイプに連通する負圧取出穴に塵
埃が入ることなく、ダストインジケータを構成するパイ
プに連通する負圧取出穴と集塵ケースの下流側に連通す
る連通穴との間の気密を確実に維持することのできる電
気掃除機がえられる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は電気掃
除機本体の斜視図、第2図は集塵ケース収納部側を破断
してなる電気掃除機本体の側面図、第3図は蓋体を開
き、かつ、集塵ケースを外して並べて置いた状態の斜視
図、第4図は集塵ケース、中蓋および仕切板を分解した
状態の斜視図、第5図(イ),(ロ),(ハ)は集塵ケースの要
部拡大図、第6図(イ),(ロ),(ハ)は集塵ケースの製造行
程を示す概略図、第7図は集塵ケース、仕切片およびコ
ードリールを並べた状態の分解斜視図、第8図は除塵子
およびカム台の関連部品を分解した状態の斜視図、第9
図の(イ),(ロ),(ハ),(ニ) はカムの動作を示す図、第10
図はダストインジケータ用パッキング部分の拡大斜視
図、第11図はダストインジケータ用パッキングと中蓋と
のシール状態を示す拡大断面図、第12図は集塵ケース、
電動送風機及びコードリールとの関係を吸い込み状態の
点からまとめた概略図である。 1……本体ケース、4……電動送風機、9……集塵ケー
ス収納部、10……集塵ケース、11……蓋体、17……フラ
ンジ部、18……集塵ケース用気密パッキング、19……ダ
ストインジケータ用パッキング、19a……筒部、19b……
ラッパ状部、20……連通穴、27……中蓋、27a……負圧
取出穴、31……ダストインジケータ、33……パイプ、34
……表示窓。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】後部に電動送風機を収納し、かつ、前部に
    集塵ケース収納部を形成した本体ケースと、該集塵ケー
    ス収納部の上面開口から該集塵ケース収納部に着脱自在
    に設けられ、かつ、細塵を捕捉可能な集塵ケースと、該
    集塵ケースの上面開口から該集塵ケースに着脱自在に設
    けられた使い捨ての紙袋フィルターと、該集塵ケース収
    納部の上面開口をおおう蓋体とを備えた電気掃除機にお
    いて、 該蓋体の内側に固定された中蓋との間に、ダストインジ
    ケータを設置し、かつ、該ダストインジケータの表示窓
    を該蓋体上面に設けるとともに、該ダストインジケータ
    を構成するところのパイプに連通する負圧取出穴を、該
    中蓋に設け、該集塵ケースの上面開口全周に形成したフ
    ランジ部に、該蓋体と該集塵ケース収納部の上面開口と
    の間の気密を保持する集塵ケース用気密パッキングを装
    着し、しかも、該フランジ部に該集塵ケースの下流側に
    連通する連通穴を設けるとともに、 該連通穴に嵌着する両端開口の筒部と該集塵ケース収納
    部の上面開口を該蓋体でおおったときに該中蓋に設けた
    負圧取出穴の周縁に当接するラッパ状部とを有するダス
    トインジケータ用パッキングを、該集塵ケース用気密パ
    ッキングと一体に形成したことを特徴とする電気掃除
    機。
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