JP2529039B2 - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JP2529039B2
JP2529039B2 JP3200235A JP20023591A JP2529039B2 JP 2529039 B2 JP2529039 B2 JP 2529039B2 JP 3200235 A JP3200235 A JP 3200235A JP 20023591 A JP20023591 A JP 20023591A JP 2529039 B2 JP2529039 B2 JP 2529039B2
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英俊 桜井
五郎 笹井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、掃除機本体の上面前部
に蓋体を設け、この蓋体にホース接続口を設けてなる電
気掃除機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、使い捨ての紙袋を集塵室に設けた
掃除機としては実開昭57−124357号公報に示されるよう
に、集塵室の吸込口の対向する面は、電動送風機の吸込
口側にあるものがあった。一方、掃除機の上面に開口部
を設け、この面に使い捨ての紙袋の取付板を設けた掃除
機としては、実開昭50−116253号公報に示されるものが
あり、この場合、吸込口の対向する面は、集塵室を構成
する本体ケースの底面になっている。前者に比べて後者
は、紙袋の取り出す際に、ゴミもれが無いなど、取扱性
にすぐれた構成である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、後者の
場合は、前者の掃除機に比較して吸い込んだ塵埃が上方
から下方に向って速い速度で貯められており、この際
に、重く、大きな塵埃や、石やガラスなどの鋭利な塵埃
が紙袋に突き当る。
【0004】したがって、場合によっては、紙袋が傷付
き、紙袋を引き出す際に破れて塵埃が飛散したりして不
衛生となったりするという不具合があった。
【0005】本発明の目的は、以上の不具合を無くした
衛生的で取扱性の良好な掃除機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の特徴とするところは、電動送風機,コードリ
ール等を収納し、上面が開口する集塵室を形成するとと
もに、該集塵室の上面開口部に開閉自在に設けられた蓋
体とを有する掃除機本体と、前記蓋体に設けられ前記集
塵室と連通するホースを接続するためのホース接続口
と、前記掃除機本体の前側に設けられたキャスターと、
前記掃除機本体の後側に設けられた車輪とを備える電気
掃除機において、前記集塵室に装着され、かつ前記吐出
口に連通する紙袋フィルターを設けるとともに、前記集
塵室の内方に向って膨出するキャスター収納部を兼ねた
膨出部を設け、この膨出部を前記ホース接続口に連なる
吐出口の軸線の延長上の対向する位置に配設したことに
ある。
【0007】
【作用】上面開口の吸込口の対向する底面部にはケース
を膨出させて形成した膨出部を位置させ、この膨出部と
吸込んだ空気によってふくらんだ紙袋の一部とが接近す
るように配置させる。これにより紙袋の膨出部に相対す
る面は、通気性が極端に低下したり、通気抵抗も大きく
なり、風が流れない部位となる。したがって、吸込口か
ら入った風の流れは、膨出部を避けて流れるようにな
り、結果として、塵埃は直接下に行かずに左右に分散さ
れるので、紙袋が傷付くことはない。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を用い
て説明する。電気掃除機の本体ケース1は、図1,図2
に示すように上ケース2と下ケース3を抱き合わせて構
成している。
【0009】本体ケース1の前側内部は集塵ケース収納
部9になっている。後側内部には電動送風機4(図1
2)が備えられている。
【0010】下ケース3の吐出口29aに対向する前寄
り底面には、集塵室の内側に向かって膨出した膨出部3
aが設けられている。そして、この膨出部3aの下側に
は、回動3bを設け、小さな車輪5を回動自在に保持
し、キャスター5aを形成している。キャスター5a
は、膨出部3aの下側に収納されるように構成されてい
るので、掃除機本体の高さを低く抑えることができ、掃
除機本体を小型化できるという効果がある。また、後部
両側には大きい車輪6が設けられている。
【0011】上ケース2の上面中央には持ち運び用ハン
ドル7が、上面後側にはコードリール用の操作ペダル8
が設けられている。
【0012】集塵ケース収納部9には着脱自在なる集塵
ケース10が取り付けられている。集塵ケース収納部9
を塞ぐ外蓋11が上ケース2に開閉自在に取り付けられ
ている。外蓋11と持ち運び用のハンドル7は支軸12
に回転自在に支持されている。
【0013】さて、集塵ケース10は、図4,図6に示
すように、保持用かご13に、不織布であるフィルター
14をかぶせた構成になっている。
【0014】図5,図6を参考にして集塵ケース10の
製法について説明する。まず、フィルター14について
述べる。
【0015】綿飴状になっている2〜5デニールのポリ
エステル類系繊維をシート状にし、これをローラの間に
通して軽く圧縮する。この後、ニードルパンチ用のロー
ラ間に通すことにより、図5の(イ)に示すような不織
布であるフィルター14の素ができる。上側面に起毛が
形成され、下面はほぼ平らになっている。フィルター1
4の厚さは1.5mm 、起毛の高さは約0.5mm である。
【0016】次に集塵ケース10について述べる。
【0017】図6の(ハ)に示すようにフィルター14
の素材を裁断し、その後起毛面を内側にして図6の
(ロ)に示すような箱状に形成し、上端の接合部15を
それぞれ熱溶着する。この箱状のフィルター14を成型
機の金型内に挿入し、保形用かご13を成形するととも
に同時にフィルター14とかご13を一体に形成する。
【0018】保形用かご13は多数の支骨16をもって
いる。この支骨16の大部分がフィルター14の内側に
なるように形成するので、支骨16とフィルター14は
よく結合される。すなわち、支骨16の素材である熱可
塑性樹脂が液状になって金型内に入ったときに、フィル
ター14の起毛内部に流れ込み、そして硬化して支骨1
6が出来上がる。支骨16はフィルター14の起毛の内
部に深く入り、図5の(ハ)に示すように、起毛が支骨
16の中にもぐり込んで結合しているので支骨16とフ
ィルター14の結合は非常に丈夫である。
【0019】なお、熱可塑性樹脂の湯が金型内を流れる
とき、フィルター14の外側に逃げるものがある。外側
にも支骨16が形成される場合があるので、フィルター
14の内側から突出する支骨16の高さは必ずしも同じ
にならないが平均的な突き出し高さは約4mmである。
【0020】集塵ケース10の開口部にはフランジ部1
7が形成されている。フランジ部17には図4に示すよ
うな環状の気密用パッキング18が取り付けられてい
る。気密用パッキング18の角部には図10,図11に
示すように上部がラッパ状のインジケータ用パッキング
19が一体に形成されている。このパッキング19の下
側筒部は上記フランジ部17に形成されている穴20に
嵌まる。この穴20は、集塵ケース10の外側に位置し
ている。
【0021】フィルター支え板21は集塵ケース10の
開口部に回転自在に取り付けられている。このフィルタ
ー支え板21は開口部のほぼ半分を塞ぐ大きさをもって
いる。
【0022】集塵ケース10に着脱自在に取り付けられ
る使い捨ての袋状紙フィルター22は取り付け板23が
貼付けられている。取り付け板23は厚い硬紙で形成さ
れ、吸い込み開口が形成されている。袋状紙フィルター
22は図3に示すように取り付け板23をフィルター支
え板21と集塵ケース10の開口部縁部にかけ渡すこと
により集塵ケース10内にセットされる。
【0023】外蓋11の内部には予備の紙フィルター2
2を納めるフィルター収納室24が形成されている。収
納室24の蓋25は支軸26をもって外蓋11に取り付
けられている。中蓋27は外蓋11の内側にねじ止めさ
れている。
【0024】外蓋11の前側に設けられているホース接
続口28の奥側には連通管29が接続されている。連通
管29の吐出口29aは外蓋11を閉じたときに前記紙
フィルター22の取り付け板23に形成されている吸い
込み開口に挿入されるようになっている。また、吐出口
29aの軸線の延長線上には、前述の膨出部3aが位置
するようになっている。
【0025】連通管29の吐出口29aを取り囲むよう
にして中蓋27の下面に取り付けられている吸い込み用
のシールパッキング30は、外蓋11を閉じたときに紙
フィルター22の取り付け板23に密着し、取り付け板
23に形成されている吸い込み開口を取り囲むような状
態に置かれる。
【0026】中蓋27の上面には連通管29が一体に形
成されているとともにインジケータの装置も設けられて
いる。すなわち、図4に示すように、表示管31を支持
する支持台32が中蓋27に一体に形成されている。可
撓性のパイプ33は一端が表示管31に、他端が中蓋2
7に接続されている。パイプ33の表示管31側は角
形、中蓋27側は円形になっている。中蓋27側の接続
は図11によく示している。
【0027】中蓋27の上面にインジケータの装置がま
とまって設けられているので、インジケータ装置の組立
が容易である。中蓋27を外蓋11に取り付けると、表
示管31は外蓋11に形成した下窓34に臨む。
【0028】図11に示すように、外蓋11を閉じた時
には、パイプ33の接続されている中蓋27のところの
連通穴34は前記集塵ケース10に設けられているイン
ジケータ用パッキング19に接合する。こうして、表示
管31は集塵ケース収納部9に連通される。そしてイン
ジケータ用パッキング19の上側はラッパ状になってい
るので、中蓋27の下面に気密がよく取れるように接す
る。このため表示管31は集塵ケース収納部9の負圧を
よく表わす。
【0029】下ケース3の前側にはクランプ35が設け
られている。このクランプ35は支持軸36に回転自在
に支持されている。クランプ35の係合爪37は外蓋1
1の前側に形成した係合凹部38に係合する。これによ
り外蓋11は開かないのである。クランプ35に設けた
ばね39に抗してクランプ35を操作し、係合爪37を
係合凹部38から外すと、外蓋11は支軸12のところ
に設けられているばね(図示せず)の力により開かれる
のである。
【0030】本体ケース1の集塵ケース収納部9の奥側
には仕切板40が設けられている。この仕切板40は、
図4,図7に示すような構成になっている。仕切板40
は通気穴41が形成されるとともにカム台42が回転自
在に取り付けられている。カム台42の取り付けられて
いる伝達ギヤー43は仕切板40の裏面側に置かれてい
る。仕切板40はこれらの表面側が集塵ケース収納部9
側になるようにして取り付けられている。
【0031】仕切板40の裏面側には表面側に向けて大
きく凹んだ除塵子収納部44が形成されている。除塵子
収納部44には通気穴41は設けられていない。除塵子
収納部44に取り付けられる除塵子45は自由端がカム
台42側にあたる除塵子収納部44の側壁に形成した窓
46からカム台42側に突き出している。除塵子45の
固定部側は除塵子収納部44に形成した支持部に支持さ
れている。この支持部は図7および図8に示すように、
係止片47および係止ボス48とから構成されている。
係止片47および係止ボス48は仕切板40と一体に形
成されている。係止片47の先端に係止爪49が形成さ
れている。係止片47と係止ボス48の間にスリットが
形成されている。除塵子45は固定部がわん曲に形成さ
れている。このわん曲部をスリットに嵌め込むことによ
り、除塵子45は取り付けられる。係止片47はプラス
チックで多少たわみ易く形成される。係止爪49の外側
はスリット寄りの方が斜面にしている。このため、わん
曲部をスリットに押し込む際、係止片47はスリットが
開くように逃げるので容易にわん曲部はスリットに挿入
される。入ってしまうと、係止爪49によりわん曲部は
スリットより抜け出ないのである。なお、係止ボス48
の外端側も係止爪49と同様、斜面にすると、わん曲部
のスリットへの挿入がより楽に行なわれるのである。
【0032】除塵子45はわん曲部のすぐ脇の端部が図
示不明ではあるが除塵子収納部44に設けられている係
合スリットに差し込まれている。
【0033】除塵子45は、わん曲部が係止ボス48と
係止片47にて挾持されているので、長手方向の固定が
とられる。手前側への抜け止めは前述したように係止片
49にて行なわれる。さらにわん曲部のすぐ脇の端部が
前述したように係合スリットに差し込まれているので、
先の長手方向固定と一緒になって除塵子45の固定部側
は仕切壁に確実に固定される。またねじを用いないで除
塵子45を取り付けるので組立性がよい。
【0034】除塵子45はばね性に富む鋼材で形成され
ている。除塵子45の自由端側は窓46の高さの範囲で
振子する。窓46の両側は除塵子45が振子する際の案
内部になっているので、除塵子45の自由端は横ぶれな
く振子するのである。
【0035】仕切壁40は表面側と裏面側に抜く二つの
金型によりプラスチックで形成するので、窓46および
係止片のところは型抜きのできる構造になっている。す
なわち、係止片47のつけ根のところはスリット側にあ
たるところが少なくとも係止爪49を見合う大きさだけ
開口になっている。また窓49の底50のところは、少
なくとも窓46の板厚分だけ除塵子収納部44の角部が
裏面側に抜けている。コードリール51は、図7に示す
ように、電源コード52が巻装されている。コードリー
ル51はばね(図示せず)が設けられているので、電源
コード52の巻き取りばねの力で自動的に行なわれる。
【0036】このコードリール51にはギヤー53が形
成されている。このギヤー53は前記伝達ギヤー43と
かみ合う。コードリール51を回わすと伝達ギヤー43
を介してカム台42が回わされ、カム台42の回転によ
り除塵子45が振子されるのである。このカム台42に
関して説明する。
【0037】図8に示すように伝達ギヤー43の軸ボス
54は四角の係合穴55が形成されている。カム台42
の中央裏面には一対の係合片56が一体に形成されてい
る。係合片56の先端には頭部にテーパー部をもつ係合
爪57が形成されている。係合片56を係合穴55に挿
入すると係合爪57が伝達ギヤー43の裏面に突き出て
るとともに係合爪57が係合穴55の開口縁部に係合す
る。こうした仕切板40に取り付けられた伝達ギヤー4
3とカム台42は結合される。
【0038】係合片56が四角の係合片55に入ること
により、伝達ギヤー43とカム台42は回り止めが行な
われる。また係合片56を係合穴55に差し込む際に、
係合爪57の頭部がテーパーになっているので、係合片
56は内方にたわみ、容易に上記差し込みは行なわれる
のである。
【0039】カム台42の表面にはカム58を回転自在
に支持する支軸59が一体に形成されている。支軸59
はカム台42の回転中心からずれた位置に設けられてい
る。支軸59の先端には抜け止めのかさ60が形成され
ている。支軸59の脇にカム58の回転角度が規制する
カムストッパー61が設けられている。
【0040】支軸59にはカム58に一方向の力を附与
するカムばね62が取り付けられる。カム58には支軸
59に嵌め込む支軸穴63が形成されている。支軸穴6
3はかさ60を通せる形状になっている。カムばね62
およびカム58を支軸59に取り付けると、カムばね6
2の一端に形成されているフック64はカム58の肩に
係合するとともに他はカムストッパー61に形成されて
いる溝65に係合する。こうして取り付けられたカム5
8はカムばね62により、一方に力が附与されているの
である。
【0041】さて、このカム58と除塵子45との関係
であるが、図9の(イ)に示すように集塵ケース10を
集塵ケース収納部9に納めない時には、除塵子45の自
由端がカム58に係合しない。
【0042】集塵ケース10を集塵ケース収納部9に納
めると、集塵ケース10の外側である背面に形成されて
いる加振突起66が除塵子45を上から押し下げる。こ
れを図9の(ロ)に示している。
【0043】除塵子45が少し押し下げられると、除塵
子45にカム58が係合するようになる。すなわち、図
9の(イ)に示すときには、除塵子45の先端がカム台
42およびカム58の先端よりも外方に位置している。
しかし、図9の(ロ)に示すものにおいては、除塵子4
5の先端がカム58の先端よりも内側に位置するので、
図9の(ハ),(ロ)に示すようにカム台42が回転する
とカム58が除塵子45に係合することになる。
【0044】(ハ)に示す方向にカム台42が回転する
と、除塵子45はカム58により引き下げられる。さら
にカム台42が回転するとカム58の先端から除塵子4
5が外れ除塵子45はそれ自体のもつばね力で急激に元
の状態に戻る。これにより、加振突起66は除塵子45
にてたたかれる。この時に発生する振動が集塵ケース1
0を振わせる。集塵ケース10の内部に収納されている
紙フィルター20も同時に振動する。紙フィルター20
および集塵ケース10の除塵が一緒に行なわれるのであ
る。加振突起66は集塵ケース10の保形用かご13と
一体に形成されているので、集塵ケース10は加振突起
66から離れているところもよく振動するので上記除塵
は局部にかたよらず、全体にわたりよく行なわれるので
ある。
【0045】カム台42が(ニ)の方向に回転したとき
には、除塵子45にカム58が触してもカム58が回わ
って逃げてしまうので、除塵子45は引き下げられな
い。このため除塵子45が加振突起66をたたくことは
生じない。
【0046】上記は主として構造の面から本発明の実施
例を説明したものであるが、次に動作の面から本発明の
実施例について説明する。
【0047】電動送風機4の運転にともない塵埃を含む
空気がホース接続口28,連通管29を通り、紙フィル
ター22内に流入する。粗塵および細塵は紙フィルター
22内に捕集され、空気は紙フィルター22の通気目を
通り、集塵ケース10のフィルター14に向う。紙フィ
ルター22を吹き抜けた細塵はフィルター14で捕えら
れる。フィルター14を通過した空気は仕切壁40の通
気穴41を通り、さらに電動送風機4内を通過して本体
ケース1の外部に放出される。
【0048】また、吸込んだ空気によってふくらんだ紙
フィルター22の一部は、集塵ケース10を介して膨出
部3aと接近する。この接近によって、紙フィルター2
2の膨出部3aに相対する面は、通気抵抗が大きくな
り、風が流れないようになる。これにより、吐出口29
aより入った塵埃を含む空気は直接下にはいかず左右に
分散され、紙フィルター22の損傷を防ぐことができ
る。
【0049】紙フィルター22の内面およびフィルター
14の内面に附着した塵埃はコードリール51を回すこ
とにより前述したように除塵が行なわれる。紙フィルタ
ー22内の塵埃が一杯になったら、外蓋11を開き、紙
フィルター22ごとごみを捨てる。そして新しい紙フィ
ルター22を集塵ケース10内に取り付けることによ
り、再び掃除をすることができる。
【0050】集塵ケース10内に溜る塵埃の量は、紙フ
ィルター22に溜るごみの量に比べ極めて少ないが、こ
こに溜る塵埃は細かい塵埃ばりであるのでフィルター1
4の目詰りは起きやすい。しかし、フィルター14の塵
埃附着部は起毛が形成されていので起毛がないものに比
べ目詰りが起きづらいのである。すなわち、図5の
(ロ)に示すように細かい塵埃粒子67は起毛の先端で
受け止められたり、あるいは起毛の間に入る状態で附着
し、塵埃粒子同志の密着が割合少なくなるのである。起
毛のつけ根に塵埃粒子が附着してしまうことも割合少な
いのである。起毛のない平らな面をもつフィルターのも
のにおいては、塵埃粒子がたがいに密着しつつフィルタ
ーの通気面に密着してしまうのでフィルターの目詰りが
生じ、直きに吸込性能が悪くなるのである。しかし、本
実施例のものにおいては、上記のように起毛の作用によ
り、目詰りが起きづらく、吸込性能の向上が得られるの
である。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、上
面開口の吸込口の対向する底面部に、集塵室の内方に向
かって膨出させた膨出部を位置させ、この膨出部と吸込
んだ空気によってふくらんだ紙袋の一部とが接近するよ
うに配置させているので、紙袋の膨出部に相対する面の
通気抵抗が大きくなり、吸込口から入った風が膨出部を
避けて流れるようになり、結果として、塵埃は直接下に
行かずに左右に分散され 、紙袋の損傷を防止することが
できる。
【0052】また、キャスターは、膨出部の下側に収納
されるように構成されているので、掃除機本体の高さを
低く抑えることができ、掃除機本体を小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電気掃除機本体の斜視図。
【図2】集塵ケース収納部側を破断した電気掃除機本体
の側面図。
【図3】外蓋を開き、集塵ケースを外して並べて置いた
状態の斜視図。
【図4】集塵ケース、中蓋および仕切壁を分解した状態
の斜視図。
【図5】集塵ケースの要部拡大図。
【図6】集塵ケースの製造行程を示す概略図。
【図7】集塵ケース,仕切壁およびコードリールを並べ
た分解斜視図。
【図8】除塵子およびカム台の関連部品を分解した斜視
図。
【図9】カムの動作を示す図。
【図10】気密パッキングをインジケータ用パッキング
のところにスポットをあてた拡大斜視図。
【図11】インジケータ用パッキングと中蓋とのシール
状態を示す拡大断面図。
【図12】集塵ケース,電動送風機およびコードリール
との関係を吸い込み状態の点からまとめた概略図。
【符号の説明】
1…本体ケース、4…電動送風機、10…集塵ケース、
11…蓋体。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電動送風機,コードリール等を収納し、上
    面が開口する集塵室を形成するとともに、該集塵室の上
    面開口部に開閉自在に設けられた蓋体とを有する掃除機
    本体と、前記蓋体に設けられ前記集塵室と連通するホー
    スを接続するためのホース接続口と、前記掃除機本体の
    前側に設けられたキャスターと、前記掃除機本体の後側
    に設けられた車輪とを備える電気掃除機において、 前記集塵室に装着され、かつ前記吐出口に連通する紙袋
    フィルターを設けるとともに、 前記集塵室の内方に向って膨出するキャスター収納部を
    兼ねた膨出部を設け、この膨出部を前記ホース接続口に
    連なる吐出口の軸線の延長上の対向する位置に配設した
    ことを特徴とする電気掃除機。
JP3200235A 1991-08-09 1991-08-09 電気掃除機 Expired - Lifetime JP2529039B2 (ja)

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