JPS6058647B2 - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JPS6058647B2
JPS6058647B2 JP55031923A JP3192380A JPS6058647B2 JP S6058647 B2 JPS6058647 B2 JP S6058647B2 JP 55031923 A JP55031923 A JP 55031923A JP 3192380 A JP3192380 A JP 3192380A JP S6058647 B2 JPS6058647 B2 JP S6058647B2
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collecting filter
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好市 佐川
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電気掃除機に係わり、特に集塵した塵埃を収
納したまま捨てる紙フィルターとその下流に位置する不
織布フィルターを備え、その不織布フィルターのみ除塵
する除塵装置を設けた電気掃除機に関する。
〔従来の技術〕
従来、実開昭51−79161号公報記載のように集
塵袋を設けた電気掃除機において、その下流側に第2の
集塵フィルターを備えたものはあつたが、この第2フィ
ルターの除塵については特に考えられていなかつた。
この第2集塵フィルターの集塵量は第1細目集塵フィ
ルターの集塵量に比べかなり少ない。
しかし塵埃附着量が少ないとは言え、その附着により吸
込能力は減少するので、第1集塵フィルターを新しいも
のと交換しても電気掃除機全体から見れば吸込能力は完
全に回復したことにはならない。そのままでの使用は悪
い条件での使用と言える。 また第1集塵フィルターは
新しいものと次次に交換されるが、第2集塵フィルター
は継続的に使用されるので附着塵埃は累積され、ますま
す吸込能力減少は進行する。せつかく新しい第1集塵フ
ィルターに取り換えても吸込能力があまり回復しなくな
つてしまう欠点があつた。〔発明が解決しようとする問
題点〕 そこで、本発明は上記欠点を除くため前記二段式の集
塵部を採用するにあたり集塵ごと捨てる再使用のできな
い袋状の第1集塵フィルターの下流側には第1集塵フィ
ルターの交換とは無関係に継続的に使用する第2集塵フ
ィルターを備えたものにおいて第2集塵フィルターに除
塵装置を設けたことを特徴とするものである。
これにより、第2集塵フィルターの除塵を行なうことが
できるので、同集塵フィルターの吸込能力を完全に回復
させることができ、第1集塵フィルターの交換と相俟つ
て電気掃除機全体の吸込能力を完全に回復できるものを
提供することを目的とする。〔問題点を解決するための
手段〕 上記の目的を達成するため本発明は、通気性および可
撓性を有し、かつ袋状をなすと共に集塵した塵埃を収納
したまま使い捨てる紙フィルターと、該紙フィルターの
下流側に位置し、かつ該紙フィルターを通過した細塵を
捕集する不織布フィルターとを備え前記不織布フィルタ
ーのみの除塵を行なう除塵装置を設けた構成から成る。
〔実施例〕以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明
する。
この電気掃除機は、本体ケース1とダストケース2とか
ら構成されている。
本体ケース1とダストケース2は第1図に示すように着
脱自在に結合されている。
この結合は、第1図、第2図に示すように本体ケース1
の下部に設けられている受け溝3にダストケース2の下
部に設けた引掛部4を差し込み、ダストケース2の上部
に設けたハンドル5の基板6の後側を本体ケース1のハ
ンドル基板受け凹部7に挿入し、本体ケース1の上部に
設けたクランプ8の係合爪9をハンドル5の基板6に係
合することによりなされる。本体ケース1は内部に電動
送風機10およびコード巻取装置11が設けられている
。この本体ケース1は第3図に示すように縦の分割面を
もつて左右に分割される左側本体ケース部1aと右側本
体ケース部1bとから構成されている。
左右本体ケース部1a,1bはねじ(図示せず)により
固定される。左右本体ケース部1a,1bは、前壁12
に連通口13が後壁14に排気口15が設けられている
更に中央の電動送風機収納室16と下側のコード巻取装
置収納室17は仕切板18にて仕切られている。電動送
風機収納室16の上側には後で詳述する第1集塵フィル
ター19の余備品を収納する余備フィルター収納室20
が設けられてい.る。余備フィルター収納室20と電動
送風機収納室16は仕切板21にて仕切られている。上
記仕切板18,21は本体ケース1の分割面に対し直角
に、かつ左側本体ケース1a,1bの内方にそれぞれ延
在している。
前記余備フィルター収納室20は、右側本体ケース部1
bについては外側壁面に開口部をもつて開口している。
この開口部より、余備の第1集塵フィルター9は余備フ
ィルター収納室20内に出し入れされる。通常は、その
開口部に着脱自在な−る蓋22を取付けて開口部を閉じ
ておく。この蓋22は把手穴23および係止用爪24を
有し、同爪24により蓋22は開口部に着脱自在に係止
される。本電気掃除機の使用時に、電動送風機10から
発生した音は本体ケース1の外部にもれるが、本体ケー
ス1の内部上側は余備フィルター収納室20によりニ重
の仕切構造になつているので、外部へもれる音を低減で
き、騒音の低減を計ることができる。
また余備フィルター収納室20、電動送風機収納室16
およびコード巻取装置収納室17は、本体ケース1の分
割面側に抜く成形用の金型により形成できる。ダストイ
ンジケータ25は右側本体ケース部1bの前記開口部の
下側に設けられる。
このダストインジケータ25は負圧連通口26に接続す
るとともにダストインジケータ用カバー27により固定
される。同カバー27は右側本体ケース部1bの内側か
ら挿入するねじ28により固定される。前記負圧連通口
26は、余備フィルター収納室20の開口部と同方向に
開口しているので、成型用の金型の抜きが簡単にできる
。前記コード巻取装置11はコード30を巻き取るコー
ドリール31を有する。
このコードリール31の外周に歯部32が形成され、こ
の歯部32は本体ケース1の前壁12側に回転自在に支
持されている中間歯車33に噛合されている。この中間
歯車33には駆動カップリング34が取付けられ、この
駆動カップリング34は前壁10の外面に露出している
。この駆動カップリング34はダストケース2側に設け
られる後述の集塵フィルターユニットの除塵装置側に連
結される。
次にダストケース2の構成について説明する。
ダストケース2は、第1図、第2図および第4図に示す
ように、筒形の形状を有する。ダストケース2の前側に
は、第1集塵フィルター19を出し入れする第1集塵フ
ィルター用開口部が形成されている。
この第1集塵フィルター用開口部には開閉自在なるフィ
ルター支持板36が設けられている。このフィルター支
持板36は第1集塵フィルター用開口部の下部に設けた
支軸37にて回転自在に支持され、この支軸37を支点
として同支持板36は前側に倒すように回動できる。フ
ィルター支持板36の丈は第1集塵フィルター用開口部
のほぼ半分の高さを有するので、フィルター支持板36
を閉成すると第1集塵フィルタ−用開口部の下半分はふ
さがれる。
フィルター支持板36の表面には上端に抜ける凹部38
が形成され、この凹部38の左右上端には前記第1集塵
フィルター19の一部を受ける段状の受部39が形成さ
れている。
また第1集塵フィルター用開口部の上側には同じく第1
集塵フィルター19の一部を受ける段状の受部40が形
成されている。
これらの受け部39,40および凹部38の機能につい
ては後で詳述する。
ダストケース蓋体43は、第1集塵フィルター用開口部
をフィルター支持板36の外側から閉成するもので、ダ
ストケース2の下部に支軸44をもつて回動自在に支持
され、この支軸44を支点として同蓋体43は前側に倒
すように回動できる。
このダストケース蓋体43は吸込ホース(図示せず)を
挿入するホース接続口45およびクランプ46を有する
クランプ46には係合爪47が設けられており、この係
合爪47はダストケース2に設けられている係合部48
に係脱する。
ダストケース2の第1集塵フィルター用開口部は、クラ
ンプ46の係合爪47を係合部48に係合することによ
り、ダストケース蓋体43にて閉成される。ダストケー
ス2の後側は本体ケース1が着脱自在に結合される。
このダストケース2の後側には結合部側開口部が設けら
れており、この結合部側開口部より後で詳述する集塵フ
ィルターユニット49はダストケース2内に出し入れさ
れる。ダストケース2は内壁面に第1集塵フィルター1
9を外周から保持する複数のフィルター保持リブ50を
有する。このフィルター保持リブ50は、前記結合部側
開口部の奥の部分から第1集塵フィルター用開口部に向
つて延在している。またフィルター保持リブ50の間に
は、同リブ50と同方向に延びるフィルター引出し案内
リブ5『が第1集塵フィルター用開口部側に寄せて設け
られている。このフィルター引出し案内リブ5『は第1
集塵フィルター用開口部側に向つて高くなるように傾斜
している。ダストケース2の内側上部には天上板55が
形成され、この天上板55の上側には前記ハンドル5の
基板6を挿入する挿入部56が設けられている。
ハンドル5は、ハンドル部片5a,5bを抱合せ、ねじ
57で一体に締付けて構成している。
ハンドル5のねじ座58はハンドル部片5a,5bの受
け部59に嵌合されている。受け部59へのねじ座58
の取り付けはハンドル部片5a,5bを抱合せる組立過
程で行なう。ハンドル5は、前記挿入部56へ挿入した
後、ダストケース2の内側から天上板55を通してねじ
座58に螺合するねじ60によりダストケース2に固定
される。
このねじ座58はハンドル5のほぼ中央部、すなわち、
本電気掃除機を持ち運ぶ際の重心上に位置しているので
、ねじ座58を保持している受け部59に無理な荷重が
かからないのである。次に第1集塵フィルター19の構
成について述べる。
第1図、第2図、第3図に示すように、塵埃を収納した
まま使い捨てる第1集塵フィルター19は、袋状体65
と支持板66とから構成されている。袋状体65は薄い
通気性を有する可撓性の紙で形成されている。支持板6
6はボール紙等の硬質紙で形成されている。支持板66
と袋状体65は接着剤により接着されている。支持板6
6は塵埃吸込口67およびふさぎ蓋部68を有する。
ふさぎ蓋部68は支持板66の一辺に形成した折り曲げ
線69により簡単に折り曲げることができる。ふさぎ蓋
部68の先端には二つの切り込み線70が設けられてい
る。この両切り込み線70にて形成された係合片71は
、切りL込み線70により比較的に曲げやすいものであ
る。この支持板66は一枚の板材を打ち抜いて形成する
ので簡単にできる。ふさぎ蓋部68は、これを折り曲げ
、支持板66に合わせることにより、塵埃吸込口67を
閉成・する。
この状態にふさぎ蓋体68を保つために、係合片71を
少し曲げ、塵埃吸込口67の内側口縁部に係合する。第
1集塵フィルター19は、使用前には袋状体65および
ふさぎ蓋部68を第3図に示すようにノ折りたたんでい
るので、非常にコンパクトである。
このため、第1集塵フィルター19の保管は大きな場所
を取らず、かつまた第1集塵フィルター収納室20への
同フィルター19の出し入れも容易に行なわれる。次に
第1集塵フィルター19のダストケース2への取り付け
について述べる。
第1集塵フィルター19のふさぎ蓋部68を開き、第9
図に示すように、ふさぎ蓋部68をフィルター支持板3
6の凹部38に差し込むとともに袋状体65をダストケ
ース2内に挿入し、支持板66の上部と下部を受部39
,40に嵌めることにより、第1集塵フィルター19は
ダストケース2の第1集塵フィルター用開口部側に保持
される。
この後、ダストケース蓋体43を閉成することにより、
本電気掃除機は使用に備えられる。
このように、第1集塵フィルター19の取り付けはダス
トケース2の受部39,40に支持板66を嵌め込むこ
とにより、簡単に行なわれる。次にダストケース蓋体4
3の内側構成について述べる。第1図、第5図に示すよ
うに、ダストケース蓋体43の内側には内側カバー板7
5が設けられている。この内側カバー板75はねじ座7
6に螺合するねじ77によりダストケース蓋体43に固
定される。内側カバー板75の中央より上側には偏向吸
込口78が設けられている。
この偏向吸込口78の吐出部は下方に向けられ、ガイド
79の曲部には通気孔80が設けられている。偏向吸込
口78の接続口部はシールバッキング85を介し前記ホ
ース接続口45の内側先端に接続される。
シールバッキング85には逆流防止弁86が一体に形成
されている。この逆流防止弁86はゴムまたは軟質塩化
ビニール等の弾性体で形成されている。逆流防止弁86
はシールバッキング85との連接部を中心として可動す
る。逆流防止弁86は偏向吸込口78の内側に位置し、
ホース接続口45を通る気流の力により自動的に開かれ
、気流のない時は自動的に閉成される。内側カバー板7
5は、外側に蓋体用シールバッキング90が取り付けら
れている。
蓋体用シールバッキング90の内側面には環状の舌片9
1が形成されている。この舌片91は、前記ダストケー
ス蓋体43を閉成すると、ダストケース2の第1集塵フ
ィルター開口部の外周側端面に接合し、ダストケース2
とダストケース蓋体43との気密を保つ。偏向吸込口7
8の外周には吸込口用シールバッキング92が取り付け
られている。
この吸込口用シールバッキング92には係止用突起93
が形成されており、この係止用突起93を内側カバー板
75の係止穴に差し込むことにより、吸込口用シールバ
ッキング92は内側カバー板75に取り付けられる。ま
た吸込口用シールバッキング92は前記蓋体用シールバ
ッキング90に連結部94をもつて一体に形成されてい
る。吸込口用シールバッキング92は、ダストケース蓋
体43を閉成した際に、前記第1集塵フィルター19の
支持板66に当接し、これにより支持板66と内側カバ
ー板75側との気密を保つ。
またダストケース蓋体43を閉成した状態にあつては、
偏向吸込口78が支持板66の塵埃吸込口67を通して
袋状体65内に臨む。次に集塵フィルターユニット49
の構成について述べる。
集塵フィルターユニット49は第1図、第6図に示すよ
うに、主として粗目集塵フィルター枠体100と第2集
塵フィルター枠体102とフィルター支持基板103と
保持用シールバッキング104とから構成されている。
粗目集塵フィルター枠体100は前面に平坦状をなす粗
目集塵フィルター105が、側面および上面に補助粗目
集塵フィルター106がそれぞれ張設されている。両フ
ィルター105,106はナイロン、ポリエチレンまた
はポリプロピレン等の糸を網状に編んだものを用いてお
り、これの通気目の大きさは前記第1集塵フィルター1
9の通気目よりも十分に大きいものである。
すなわち第1集塵フィルター19は砂等の細塵を捕集で
きるのに対し、両フィルター105,106は細塵を通
すものである。第2集塵フィルター枠体102には不織
布を波状に形成した第2集塵フィルター107が設けら
れている。
この第2集塵フィルター107の通気目の大きさは前記
第1集塵フィルター19とほぼ同一に形成されている。
このように第1集塵フィルター19の下流側に不織布か
らなる第2集塵フィルター107を配置する二段構成と
したもので、第1集塵フィルター19で捕集されなかつ
た塵埃は第2集塵フィルタ一107にて捕集でき、本体
ケース1の排気口15より細塵が吹き出すことはないの
である。
フィルター支持基板103は前側に除塵子用歯車体10
8を、後側に除塵子用手動ハンドル109をそれぞれ回
転自在に支持している。除塵子用歯車体108の前面に
弾性体にて形成した除塵子110をねじ111で固定し
、このねじ111を除塵子用手動ハンドル109に螺合
することにより、除塵子110と除塵子用歯車体108
と除塵子用手動ハンドル109は、一緒にフィルター支
持基板103に取り付けられる。第2集塵フィルター枠
体102の後側とフィルター支持基板103の前側を合
せ、両者の外周に保持用シールバッキング104を嵌め
て前記両者を一組とし、これに粗目集塵フィルター枠体
100を第2集塵フィルター107側からかぶせて取り
付けることにより集塵フィルターユニット49は構成さ
れる。
この集塵フィルターユニット49は、これをダストケー
ス2内に嵌め込むことにより、保持シールバッキング1
04の外周がダストケース2の内側壁面に気密的に接合
する。
不織布フィルターのみを除塵する除塵装置は次のとおり
である。
すなわち、除塵子110の先端部は第2集塵フィルター
107の後面(裏面)に接触しているので、除塵子用手
動ハンドル109を回すことにより、前記裏面が除塵子
110の先端部てはじかれるように擦すられる。この擦
すりにより、第2集塵フィルター107は振動し、同フ
ィルター107の前面(表面)に附着している細塵は除
塵される。一方、粗目集塵フィルター枠体100の内側
には打撃振動式の除塵装置が備えられている。すなわち
、第1図、第6図および第11図に示すように粗目集塵
フィルター105のほぼ中央に設けられている不通気部
120の後面(裏面)には支持ボス部121が設けられ
ている。この支持ボス部121にばね材で形成された打
撃杆122が取り付けられている。この取付けは、打撃
杆122の一端を支持ボス部121に螺合するねじ12
3および座板124により行なわれる。打撃杆122の
他端である自由端側に対向する受撃突起体125は粗目
集塵フィルター105の裏側に一体に形成されている。
この受撃突起体125のつけ根のところから左右に延在
するようにして粗目集塵フィルター105に張設した振
動伝達体126は音叉形状をしている。第2集塵フィル
ター枠体102の上側に設けた軸受130は、シールバ
ッキング131を介してカム132を回転自在に支持し
ている。軸受130の裏面側には遊び歯車体133、ク
ラッチ環13牡ばね135、連結筒体136が取付けら
れ、これらは前記カム体132に螺合するねじ137に
より固着される。カム体132の回転は、遊び歯車体1
33を回すことにより行なわれる。
ただし、遊び歯車体133よりカム体132に伝達され
る回転は、クラッチ環134によソー方回転のみである
。フィルター支持基板103の軸受140は、ばね14
1を介して受動カップリング142を回転自在に支持し
、この受動カップリング142の抜け止めは座板143
を介して軸受140に螺合するねじ144により行なわ
れる。
受動カップリング142は歯部が形成されており、この
歯部は前記除塵子用歯車体108の歯部に噛合されてい
る。
またその受動カップリング142は、本体ケース1にダ
ストケース2を結合することにより、前記駆動カップリ
ング34に係合し、両カップリング34,142は連結
される。この連結により、コード巻取装置11のコード
リール31の回転力は、集塵フィルターに設けている除
塵装置に伝達されるのである。前述したカム体132の
一方向回転はコード30を引き出す際のコードリール3
1の回転方向と合わせているので、コード30を巻き取
る際のコードリール31の回転においてはカム体132
は回転しない。
これはコードリール31を回すコード巻取装置11の巻
き戻しせんまいばねを小型にすることに寄与する。〔作
用〕 以上は、一実施例に示す電気掃除機を主として構成上の
観点から述べたものであるが、次にこの構成に基づく動
作について説明する。
電動送風機10を運転すると、塵埃を含む気流は吸込ホ
ース、ホース接続口45および偏向吸込口78を通り、
第1集塵フィルター19の袋状体65内に流入する。
ここで、粗塵および細塵は捕集され、空気およびわずか
の微細塵は袋状体65の通気目を通り、更に粗目集塵フ
ィルター105,106を通り、第2集塵フィルター1
07側に流れる。ここで微細塵は再捕集され、空気は第
2集塵フィルター107の通気目を通り、本体ケース1
の排気口15より排気される。第1集塵フィルター19
は、ダストケース2に取り付けた段階では袋状体65が
折りたたまれた状態になつているが、袋状体65内に空
気が流入すると、この風圧および袋状体65の外周面に
かかる負圧により、袋状体65はふくらむ。
袋状体65の外周は前述のように粗目集塵フィルター1
05およびフィルター保持リブ50にて押えられてはい
るが、袋状体65の通気性は損なわれない。
すなわち、粗目集塵フィルター105は通気性が十分に
あり、フィルター保持リブ50の各間には通気路がある
ので、袋状体65の外周への気流は阻止されない。袋状
体65内の集塵は、粗目集塵フィルター105に対向す
る部分から進行する。
この対向する部分の目づまりが進むと、ほとんどの気流
は、フィルター保持リブ50に対向する部分を通り、更
に粗目集塵フィルター枠体100の側面および上側に設
けられている粗目集塵フィルター106を通つて第2集
塵フィルター107側に流れるという状態をとることに
なや。こうして、第1集塵フィルター19の袋状体65
の集塵は行なわれるのである。
袋状体65および第2集塵フィルター107の塵埃附着
量が増大し、吸込力が低下した場合は、コード巻取装置
11のコードリール31を回転させるか、あるいは除塵
子用手動ハンドル109を回転させると前述したように
除塵子110の作動により第2集塵フィルター107の
除塵が行なわれる。
そして、塵埃の充満した第1集塵フィルター19をダス
トケース2から外し、新しい第1集塵フィルター19を
取り付ける。
すなわち、第1集塵フィルター19の取り外しは、まず
第10図に示すように、クランプ46を操作してダスト
ケース蓋体43を開き、前述した−ように、第1集塵フ
ィルター19のふさぎ蓋体68で塵埃吸込口67を閉成
する。
この後支持板66をもつて第1集塵フィルター19を外
側に引つ張ることにより、フィルター支持板36は開か
れるので、第1集塵フィルター19は第7図に示すよう
にダストケース2の外部に楽に引き出すことができる。
この引き出しに際し、ふさぎ蓋体68で塵埃吸込口67
は閉成されているので、吸込口67から塵埃がこぼれな
い。
引き出した第1集塵フィルター19は塵埃を収納したま
ま捨てられる。またフィルター引き出し案内リブ5『に
より、より容易に第1集塵フィルター19は引き出しが
行なわLれる。新しい第1集塵フィルター19の取り付
けについての説明は省略する。
第1集塵フィルター19の取り出しおよび新しい第1集
塵フィルター19の取り付けは、以上に説明したように
ダストケース蓋体43を用いてダストケース2の前側に
ある第1集塵フィルター用開口部より行なわれるので、
前記集塵フィルターユニット49の取り外しとは無関係
に行うことができ取扱性の面でよい。
集塵フィルターユニット49中の第2集塵フィルター1
07に集塵される塵埃量は非常に少なく(95%以上が
第1集塵フィルター19に集塵される。
)、このため第2集塵フィルター107の塵埃捨ては、
第1集塵フィルター19の取換に比べ極めて少ない。そ
れにもかかわらず、第2集塵フィルター107の除塵を
行つたり、あるいは塵埃を捨てるのは次の理由によるも
のである。
すなわち、第1集塵フィルター19を新しいものと交換
しても、第2集塵フィルター107に塵埃が附着してい
ると、電気掃除機の吸込能力は完全に回復したことにな
らない。
せつかく新しい第1集塵フィルター19に取り換えたの
にもかかわらず吸込性能の面で劣るという不具合がある
ので、第2集塵フィルター107の除塵を行ない同フィ
ルター107の吸込能力の回復を計る必要があるのであ
る。また第2集塵フィルター107め側の集塵量がある
程度以上になると、除塵をしても、この除塵された塵埃
の再舞上が著しく、すぐにフィルター107は塵埃附着
により吸込能力が劣下する。
このような時には第8図に示すように集塵フィルターユ
ニット49をダストケース2より外し、塵埃を捨てなけ
ればならないのである。第2集塵フィルター107側の
塵埃を捨てたり、あるいは集塵フィルターユニット49
の保守点検はダストケース2の後側にある結合部側開口
部より集塵フィルターユニット49を取り外して行なう
ので前記第1集塵フィルター19の取り外しとは無関係
に行なうことができ取扱い性の面でよい。
前記第2集塵フィルター107の除塵についての必要性
を第13図に示すグラフに沿つて更に詳しく述べる。
すなわち、第13図は前記フィルター107の吸込強さ
と集塵量との関係を除塵の有無との対比で示したもので
ある。
第13図に示すように、電気掃除機全体の集塵性能特性
ハは第1集塵フィルター19の集塵性能特性二と第2集
塵性能特性ホとの和になる。
なおここでは、説明の都合上、吸込強さが飽和するまで
両フィルター19,107の除塵を行なわないものとす
る。吸込強さが飽和したところで、新しい第1集塵フィ
ルター19に交換すると、このものについては低下した
吸込強さの量bが完全に回復する。
しかし本電気掃除機全体の低下した吸込強さの量はcで
あるので全体としては吸込強さは完全に回復したことに
ならない。すなわち、第2集塵フィルター107の吸込
強さの低下量aは残るのてある。そこで第2集塵フィル
ター107の除塵を行なうことにより、同フィルター1
07の吸込強さが回復し、本電気掃除機全体の吸込強さ
が完全に回復するのである。
このように、第1集塵フィルター19の下流側に第2集
塵フィルター107を設ける二段構成のものにおいては
、第1集塵フィルター19を交換して吸込能力の回復を
期待する以上、第2フイル.ター107の除塵を行なう
ことは是非とも必要なことである。
袋状体65に流入する塵埃気流は偏向吸込口78により
下方に偏向され、これにより流速は減衰するので袋状体
65への塵埃気流の衝突力はやわらげられ、袋状体65
の傷み防止に寄与する。
殊に、偏向吸込口78の内側には弾性体で形成されてい
る逆流防止弁86が設けられているので、塵埃気流の減
衰効果をより期待できる。すなわち、第12図に示すよ
うに、塵埃気流により逆流防止弁86は偏向吸込口78
で阻止される位置まで開放する。逆流防止弁86の開放
角度はほぼ45開であるので、塵埃気流は逆流防止弁8
6に衝突して下方に偏流する。逆流防止弁86は弾性を
有するので、塵埃気流の衝突により、衝突面が撓み、気
流の流速は大きく減衰するのである。また偏向吸込口7
8を構成するガイド79の曲部に通気孔80を設けたの
は、塵埃気流により逆流防止弁86がばたばたと振動す
るのを防止したものである。すなわち、逆流防止弁86
への塵埃気流の衝突により、衝突面が撓わむと、逆流防
止弁86とガイド79とで形成されている空間内の空気
は通気孔80より排出される。ところが、その通気孔8
0を設けないと、空間内の空気は圧縮され、この圧縮に
より逆流防止弁86に反発力が作用する。そして塵埃気
流の逆止弁86への衝突力は変動するので、前記巾縮に
伴なう反発力も変化し、この反発力の変化により逆流防
止弁は振動するのである。しかし、前述のように、ガイ
ド79の曲部に通気孔80が設けられているので、上記
のような空気の圧縮に伴なう逆流防止弁86への反発力
が生じなく、逆流防止弁86は振動を起さないのである
以上はダストケース2内に第1集塵フィルター19をセ
ットした場合の使用形態について述べたものであるが、
本実施例の電気掃除機は第1集塵フィルター19を用い
ないでも使用することができる。
この場合には粗目集塵フィルター105の前側にあたる
ダストケース2の内側空間に粗塵が集塵され、細塵は第
2集塵フィルター107に集塵される。
集塵された塵埃は、集塵フィルターユニット49を取り
外してダストケース2の結合部側開口部より捨てるのが
、粗塵および細塵を一挙に捨てれるので便利である。
第1集塵フィルター19を用いた場合には、粗目集塵フ
ィルター106は、集塵フィルターとしての機能を奏さ
なく、主に第1集塵フィルター19を外面から保持する
機能を有する。
これに対し、第1集塵フィルター19を用いない場合に
は、粗目集塵フィルター106は、本来の集塵フイルタ
ーとしての機能を発揮する。また粗目集塵フィルター1
05は粗塵のみしか集塵できなく、細塵の集塵は第2集
塵フィルター107によつて行なわれるので、第2集塵
フィルター107は本来の細塵集塵機能を発揮する。第
2集塵フィルター107の除塵は、前述した場合と同様
に行なわれる。
〔発明の効果〕
本発明は上記の構成であるから、塵埃を収納したまま使
い捨てでき、使用上非常に便利である上に衛生的である
そして、紙フィルターの下流側に不織布からなる第2集
塵フィルターを配置したので二段構成で集塵ができ、集
塵能力が一段と向上する。さらに、不織布フィルターの
みを除塵する除塵装置を設けたから、吸込強さの回復は
大きく、使い捨ての紙フィルターの取りかえによりその
回復は完全となる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は本電気
掃除機の縦断面図、第2図は電気掃除機一の分解図斜視
図、第3図は本体ケースの分解斜視図、第4図はダスト
ケースの分解斜視図、第5図はダストケース蓋体の分解
斜視図、第6図は集塵フィルターユニットの分解斜視図
、第7図は第1集塵フィルターを取り出す状態を示す図
、第8図は集塵フィルターユニットを取り外してダスト
ケースから塵埃を捨てる状態を示す図、第9図はダスト
ケースに第1集塵フィルターを取り付ける状態を示す図
、第10図はダストケースから第1集塵フィルターを取
り出す初期の状態を示す図、第11図は粗目フィルター
を背面拡大図、第12図は第1集塵フィルターに塵埃気
流が流入する状態を示す図、第13図は第1集塵フィル
ターと第2集塵フィルターを併合した場合の集塵性能特
性を示す図である。 1・・・・・・本体ケース、2・・・・・・ダストケー
ス、19・・・・第1集塵フィルター、65・・・・・
・袋状体、66・・・・支持板、107・・・・・・第
2集塵フィルター、109・・・・・・除塵子用手動ハ
ンドル、110・・・・・・除塵子。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 通気性および可撓性を有し、かつ袋状をなすと共に
    集塵した塵埃を収納したまま使い捨てる紙フィルターと
    、該紙フィルターの下流側に位置し、かつ該紙フィルタ
    ーを通過した細塵を捕集する不織布フィルターとを備え
    、前記不織布フィルターのみの除塵を行なう除塵装置を
    設けたことを特徴とする電気掃除機。
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