JPS62181019A - 電気掃除機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、使い捨てフィルターと繰返し使用するフィル
ターとの両フィルターを用いてなる電気掃除機に関する
ものである。

〔従来技術〕

この種電気掃除機では、たとえば特開昭４９−８８３５
７号公報に示されているように、長期間供給可能とすべ
く、小さく圧縮させてなる円筒状の使い捨てフィルター
を、ジス１〜ケースの前蓋内に備えたものが知られてい
る。このものは、使い捨てフィルターの交換作業をする
ことなく、自動的に使い捨てフィルターを使用できるよ
うに、ダストケース内に設置できるという利点を有して
いる。すなわち、上記公報に示された電気掃除機は、使
い捨てフィルターをダストケースの前蓋を開いてその前
蓋に装着した後、使用時に使い捨てフィルターの先端を
縫合することによって、使い捨てフィルターをダストケ
ース内に広げるとともに、使用後は使い捨てフィルタ二
の使用済部分の後端を縫合した上、使い捨てフィルター
の未使用部と使用済部とを切断するようになっている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところが、上記公報に示されているダストケース内に設
けたフィルター装置は、使い捨てフィルターがダストケ
ース内壁に密着するのを防止する働き、および使い捨て
フィルターの脹らみを規制する働きを有しているもので
あって、使い捨てフィルターが装着されていない場合に
は、ジス１−ケース内に流入してきた細Ｉ７０を捕捉す
る構造になっていない。このため、うっかり、使い捨て
フィルターの装着を忘れたり、あるいは、使い捨てフィ
ルターを使い果たしてしまったのを知らずして、電動機
を作動させると、ダストケースの吸込口から入ってきた
細塵のほとんどがフィルター装置を通り抜け、電動機側
に達してしまい、掃除機としての機能を果すことができ
ない。

また、上記公報に示された電気掃除機は、使い捨てフィ
ルターの未使用部と使用済部の縫合機構、および切断分
離機構を必要とするきわめて複雑な構造となっている。

しかも、使い捨てフィルターを使用できる状態にするに
は、前蓋への使い捨てフィルター取付作業以外に、使い
捨てフィルターの縫合作業などが必要である。そして、
使い捨てフィルター内に捕捉された塵埃を、使用済みの
使い捨てフィルタ一部分と一緒に捨てるには、使い捨て
フィルターの縫合作業及び切断作業をした後。

必ず本体ケースとダストケースとを分離し、そのダスト
ケースの、本体ケース結合面から使用済みの使い捨てフ
ィルターを取り出す構成になっていて、非常に使い勝手
が悪い。

さらに、上記公報に示されている電気掃除機は、フィル
ター装置のフィルター面と使い捨てフィルターとが密着
する構成になっていて、集塵性能が充分でない。しかも
、使い捨てフィルター及びフィルター装置の除塵を行う
構成になっていない。

そして、上記従来例では、使い捨てフィルターの目づま
りが徐々に進行して吸込力が低下するために、吸塵量が
低減してしまうものであるとともに、使い捨てフィルタ
ーの脹らみを規制するフィルター装置を、細塵及び粗塵
を捕捉できるフィルター材で構成すると、そのフィルタ
ー装置は使い捨てフィルターを吹き抜けた細塵によって
長い間に目づまり現象がおきるので、新しい使い捨てフ
ィルターに交換しても吸込力を初期状態に戻すことがで
きないものである。

本発明の目的は、使い捨てフィルターの取り付けをうっ
かり忘れた場合などにおいても掃除機としての機能が損
われることがなく、使い捨てフィルター及び繰返し使用
するフィルターの両フィルターの除塵を効率よく行うこ
とができ、しかも、細塵の吹き抜けを効果的におさえる
ことができる、構造簡単で使い勝手のすぐれた電気掃除
機を提供するにある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、あらかじめ袋状に形成されて集塵室内に着脱
自在に装着され、吸込口から集塵室内に流入した粗悪お
よび細塵を捕捉するとともに、これら捕捉した塵埃を収
納したまま投棄する第１細目フィルターと、この第１細
目フィルターの外面に接触して第１細目フィルターを保
持するとともに、前記第１細目フィルターの非装着時に
前記粗塵を捕捉する粗目フィルターと、この粗目フィル
ターの後流側に配置され、粗目フィルターを通過したａ
ＪＩ）ｔを捕捉する、保形性の第２細目フィルターと、
を有する電気掃除機において、前記粗目フィルターと前
記第２細目フィルターとの間に間隙を設けるとともに、
前記第２細目フィルターの後流側に、前記第２細目フィ
ルターと前記粗目フィルターとを振ＩＡＪさせる除塵装
置を設けた、ことを特徴とする電気掃除機である。

〔作用〕

上記の如く構成した本発明においては、粗目フィルター
の後流側に配置した第２細目フィルターが、使い捨てフ
ィルターである第１細目フィルターの非装着時にも、細
塵を捕捉するとともに、細塵の吹き抜けを防止する。ま
た、粗目フィルターと第２細目フィルターとの間に間隙
を設けることにより、粗目フィルターを介して第１細目
フィルターと第２細目フィルターとの密着を防ぎ、集塵
効率を向上できる。さらに、第２細目フィルターの後流
側に設けた除塵装置により、粗目フィルターと第２細目
フィルターとを振動させて除塵し。

集塵性能の低下を防止することができる。

〔実施例〕

以下本発明の一実施例を図面により詳述する。

第１図において、１は、合成樹脂材等で形成された本体
ケースで、中央で分割された左右はぼ対称形の２つのケ
ースピースを合せ、ねじ２等により固着されて構成され
ている。

本体ケース１内は、本体ケース１と一体に設けられた仕
切壁によって、モータ収納室Ａ、コードリール収納室Ｂ
、そして排気室Ｃに区画されている。本体ケース１の前
壁３には、モータ収納室Ａに連通する吸気穴４が設けら
れている。また、本体ケース１の後部には、排気室Ｃに
連通して排気穴５が設けられている。

モータ収納室Ａと排気室Ｃとは、排気デク８０部によっ
て連通している。

Ｅは、本体ケース１の一部に設けられた収納ケースで、
カバー６を開閉することにより、内部に掃除機の付属部
品、たとえば、後述する予備用のフィルター等を収納で
きるようになっている。７は、本体ケース１に一体的に
設けられている運搬用の主ハンドルである。

本体ケース１内のモータ収納室Ａは、防振ゴム８及び防
振ゴム９によってモータ１０が内装され、またコードリ
ール収納室Ｂには、電源コード１１を巻取り整理するた
めのコード巻取装置１２が内装されている。

コード巻取装置１２は、電源コード１１を巻取り整理す
る他に、電源コード１１の引出し１巻込み動作に連動し
て、後述するフィルターの除塵を行う除塵装置を動作さ
せる役目も果し、そのための駆動力を伝達するための駆
動歯車１３が設けられている。

１４はコート巻取装置の停動装置（詳細は省略）。

１５はホース手元部に配置したリモコンスイッチ（図示
せず）で、モータ１０の運転停止を遠隔低電圧操作する
ためのリモコンリレーである。

１Ｇは吸音カバー、１７は後部フィルターで、共に発泡
ウレタンの通気性を有する材料で構成されている。７０
は、本体ケース１に回動自在に設けられた走行用ｉｔ輸
を示す。

１８は、本体ケース１の前壁部に回動自在に取付けられ
ているフェース歯車で、１１ｔＩ記コ一ド巻取装置１２
に設けられた１駆動歯１１１．１３の駆動力を９０°方
向転換し、本体ケース１の外部へ伝達するものである。

１９は、フェース歯車１８にねじ２０等により固着され
、フェース歯車１８と一体的に回転するように、本体ケ
ース１外部に露出して設けられた駆動カップリングを示
す。

このように構成された本体ケース１の前壁３側に、ダス
トケース２１が着脱自在に取付けられている。

２２は、ダストケース２１に一体的に取付けられたダス
トケース持運び用の補助ハンドル、２３は、ばね体２４
を介して設けられたクランプであり、ダストケース２１
を本体ケース１に着脱自在に保持するためのものである
。

２５は、ゲス１−ケース２１に取付けられ、前記本体ケ
ース１の車ｌｉｔ！７０とともに掃除機本体を走行させ
るためのキャスターである。また、ジス１〜ケース２１
の内壁には、多数の凸凹を形成するリブ体２６が設けら
れている。

ダストケース２１は、集塵室を構成しており、本体ケー
ス１側の結合面が開口しているとともに、他端面も開口
しており、その開口面には前ふた２７が回動軸２８によ
って回動自在に支承されている。前ふた２７には、吸込
口２９が設けられ。

この吸込口２９に付属のホース、延長管、吸口等（図示
せず）を接続し、掃除するものである。

前ふた２７の裏面には、前ふたカバー３０がねじ３１等
によって固着されている。前ふたカバー３０には、前記
前ふた２７の吸込口２９に対応して第１細目フィルター
４２を取付けるための筒部３２が設けられている。

３３は、ゴム体等で形成された逆流防止弁であり、前ふ
た２７と前ふたカバー３０間に挾持されており、接続部
の気密保持の役目も兼ねている。

３４は、同じくゴムあるいは軟質塩ビ材等で構成された
ふたバッキングであり、前ふたカバー３０の外周部に嵌
着された後、前ふた２７間に挾持されるよう配置され、
前ふた２７と前ふたカバー３０間の気密、及び前ふた２
７とダストケース２１間の気密保持を行うためのもので
ある。

３５は、後述する第１細目フィルター４２を筒部３２に
保持するための固定係止部、３６は同じく軸３７により
回動自在に保持されてい６　’ｌ’ｌＪ動係止部全係止
部どちらも前ふたカバー３０面に配置されている。

３８は、ばね体３９を介して前ふた２７の内部に可動的
に配置され、ダストケース２１の開口面部に開閉自在に
保持された、前ふた２７部を係脱するための主クランプ
である。主クランプ３８には、前記可動係止部３６に対
応して抑圧体４０が一体的に設けられ、主クランプ３８
をＰ方向に動作させると、前ふた２７とダストケース２
１の係合を外し、前ふた２７を開くことができるととも
に、可動係止部３６をＱ矢のように回動させる連動機構
になっている。

４１は、前ふたカバー３０の筒部３２の外周に嵌着保持
されている袋バッキングであり１袋状の第１細目フィル
ター４２を気密的に装着するためのものである。

第１細目フィルター４２は、濾紙や不繊布等の濾過袋４
３とボール紙等で構成され、濾過袋４３に一体的に接合
されている袋口体４４とによって構成されている。この
袋口体４４は、固定係止部３５と可動係止部３６によっ
て筒部３２部分に着脱自在に取付けられ、吸込口２９と
連通ずる。

濾過袋４３は、風船のような小さな入口を有する袋状に
形成され、それ自体は保形性を有せず、入口より風が流
入すると風船の如くふくらみ、また外より荷重を加えれ
ばつぶれてしまうようなものである。

４５は、ダストケース２１の本体ケース１面側の開口に
着脱自在に取付けられているフィルターユニットである
。フィルターユニット４５は、粗目フィルター４６、波
状の第２細目フィルター４７、除塵装置４８等によって
構成されている。

粗目フィルター４６は、第３図に示すように箱状に形成
された支持枠４９と、支持枠４９に摺動自在に配置され
た振動板５０、そして支持枠４９及び振動板５０の一部
に通気性を有するよう、金網、合成樹脂製ネット等によ
り構成された粗目濾過体５１等によって構成されている
。

振動板５０には、前記第１細目フィルター４２側に突出
した突起部５２が設けられ、また後述する除塵装置によ
って振動板５０に往復振動を起すための摺動溝５３が設
けられている（第６図参照）。

粗目濾過体５１は、通常使用時は濾過フィルターとして
の効果はなく、第１細目フィルター４２の保持体の役目
を果し、それぞれの細目フィルター同志が密着してしま
うのを防止するように構成しているものである。

第２細目フィルター４７は、第１図に示したように保形
枠５４と保形枠５４に一体的に接合された不繊布や布等
で多数の壁を有するよう波形状に折曲形成された波状濾
過体５５とによって構成されている。

保形枠５４には、除塵装置の軸を支持する軸受部５６が
設けられている。

除塵装置４８は、第１細目フィルター４２及び第２細目
フィルター４７の２つの両相１」フィルターの除塵を行
うためのものであって、第６図に示すように、受動カッ
プリング５７と伝達歯車５８および前記振動板５０の摺
動溝５３に嵌合する偏心重５９を有する伝達軸６０が、
保形枠５４の軸受部５６に回転自在に支承されている。

また、第２図に示すように伝達歯車５８にかみ合う受動
歯車６１が第２細目フィルター４７の裏面に配置された
歯車支持体６２に回転自在に支承されている。

この受動歯車６１には、同時回転をする除塵子６３が設
けられている（第１図参照）。除塵子６３は、波形濾過
体５５の裏面を押圧しつつ回転して振動、衝撃を与える
ことにより、波形濾過体５５表面で濾過した塵埃を除去
し、ダストケース２１内に落下させるものである。

また、受動歯車６１には、本体ケース１側からクランプ
２３を操作してダストケース２１を分離したとき、直接
手動によって除塵動作を行い得るつまみ６４が設けられ
ている。

第１図に示した６５は、上記フィルターユニット４５を
、ダストケース２１の開口面に着脱自在且つ気密的に取
付けるためのゴムや軟質塩ビ材等で形成されたフィルタ
ーパツキンである。

以上のような構成を有する実施例の掃除機の作用につい
て、以下に説明する。

モータ１０を運転すると、風流が起り、吸込口２９より
、種々の塵埃を含む気流が掃除機本体内にＷ矢の如く流
入する。この気流は、第１細目フィルター４２内へ流入
すると、この第１細目フィルター４２が紙風船のように
ふくらみ、ダストケース２１内面のリブ２６及び粗目フ
ィルター４６によってその変形を保持されるところ迄膨
張する。

第１細目フィルター４２は、この状態で変形が止まり、
後はフィルターとして塵埃の濾過を始める。

濾過された塵埃は、第１細目フィルター４２内に′？Ｂ
積される。

しかし、第１細目フィルター４２の濾過能力は有限で、
一般には０．５μｍ以下の塵埃はほとんど吹き抜け、ま
た０、５μｍ以上の粒子径を有する塵埃であっても、そ
の一部（３〜５％）は第１細目フィルター４２の濾過袋
４３の目を通り抜けてしまう。これは、第８図の原理図
に示すように濾過袋４３の目開きは一様でなく、小さい
目４３ａもあれば大きい目４３ｂもあり、細かい塵埃粒
子６６が小さい目４３ａをたまたま通れば、捕集される
ことになり、大きい目４３ｂを通れば、吹き抜けてしま
うと云うように、ある確率でしか捕塵することができな
いためである。

このように、現状では実用的な掃除機の捕塵能力は、０
．５μｍ以上の粒子塵埃では９５％程度であり、その他
残りは掃除機外に再び排出していることになる。しかし
、本実施例では、同様の濾過性能を有する第２細目フィ
ルター４７の波形濾過体５５によって吹抜塵埃６６の捕
集を行うことになる。つまり、吹き抜けた塵埃６６は、
波形濾過体５５の小さな目５５ａ部分に引掛ったものは
濾過されることになり、大きな目５５ｂを通過したもの
のみ吹き抜けることになる。

実験の結果では、このようにほぼ同性能の二種類の細目
フィルターを使用して捕塵性能をｉｌｌ！Ｉ定すれた。

このように本実施例においては、同性能を有する第１細
目フィルター４２と第２細目フィルター４７とによって
、気流に含まれる塵埃の捕集効率を向上させ、掃除機よ
り排出される空気流の清浄度を大巾に向上させることが
できるものである。

しかし、この場合、第１細目フィルター４２と第２細目
フィルター４７とが密着してしまったのでは、その効果
も薄れ、また、第２細目フィルター４７の波状濾過体５
５表面で捕集された微細塵埃６６が第１細目フィルター
４２の裏面に付着することになり、第１細目フィルター
４２の塵埃濾過面と反対側の裏面まで塵埃によって汚れ
ることになる。

更には、波状濾過体５５の表面に、第１細目フィルター
４２が密着することになれば、波状濾過体５５で濾過さ
れた微細塵埃の除去は非常に困難なものとなり、振動、
Ｍｒ　＠を与えても容易に塵埃が離脱せず、除塵性能が
いちじるしく低下することになる。そのために、本実施
例では、第１細目フィルター４２と波状細目濾過体５５
（第２　Ｋ１１ｌ目フィルター４７）との間に適度の空
間りを確保するために粗目濾過体５１を配設し、第１細
目フィルター４２の変形を保持するようにしているので
ある。このような〃ｘ理によって、従来の掃除機に比べ
、非常に清浄度の高い気流のみがモータ１０を経て本体
ケース１、後部の排気口５より外部に排出されるよう構
成されている。

次に、除塵装置４８の動作について説明する。

本実施例の除塵装置４８は、コード巻取装置１２の回転
に連動して動作するよう構成され、第１細目フィルター
４２及び第２細目フィルター４７の両相目フィルターを
除塵するよう構成されている。

コード巻取装置１２が′屯源コード１１の引出しや巻込
みによって回転動作すると、駆動歯車１３に連結された
フェ二ス歯車１８が回転し、駆動カップリング１９が回
転し、これにより除塵装置４８の受動カップリング５７
に回転動力を伝達する。これにより伝達歯車５８が回転
し、これにかみ合っている受動歯車６１が動作し、除塵
子６３が回転運動をして、波状細目濾過体５５の裏面を
回転摺動して振動及び衝撃を与え、表面に付着した塵埃
の除去を行うのである。それとともに、受動カップリン
グ５７で受けた回転動力は、伝達軸６０によって偏心軸
５９を回転させる。偏心軸５９が第５図に示した偏心半
径ＲでＺ矢の如く回転をすると、粗目フィルター４６の
振動板５０は、■矢の如く往復振動を起こすことになる
。従って、この振動Ｖは、第７図に示すように粗目フィ
ルター４６によって変形を押えられ保持されている第１
細目フィルター４２に、ｖ２なる微小振動を与えること
により、第１細目フィルター４２の細目濾過袋４３に付
着した塵埃を濾過表面より離脱させる。これら二つの細
目フィルターによる吸込力と吸塵量との特性図を第９図
に示す。

８１曲線は、第１細目フィルター４２による性能特性、
Ｓ２は、第２細目フィルター４７による性能特性であり
、８丁は、両方を合せた場合の性能特性を示す。

吸ａｍによって吸込力が低下すると、コード巻取装置１
２の動作によって吸込力が回復して、のこぎり歯状に特
性が変化する。しかし、その低下量は、第１細目フィル
ター４２が大部分の吸塵々埃を濾過すること、及び除塵
した塵埃の再付着等の要因により、第２細目フィルター
４７に比べて大きく、掃除機全体としての特性ＳＴに与
える影響が犬である。

このようにして、吸込力が使用限界であるＱ１点までき
たならば第１細目フィルター４２を前ふた２７を開閉し
て可動係止部３６を動作させ、筒部３２より袋口体４４
を外し、そのままごみ箱等へ第１細目フィルター４２全
体を捨てれば、ごみ処理時はこりが飛散したり、ごみが
本体外にこぼれ落ちたりするという従来掃除機に見られ
る非衛生さが解消されるものである。

次に１本体ケース１に設けられた収納ケース８部に収納
しておく第１細１」フィルター４２の交換品を＋１ｉ度
取付は掃除機を使用すれば、再び新品同様の吸込性能を
有するものである。このとき、第２細目フィルター４７
の波状濾過体５５に付着している塵埃量は、ごく微量で
その性能低下量もわずかであり、実際の使用状態におい
ては何等問題はないが、長期間使用すれば影響も無視で
きなくなる。そこで、時々クランプ２３を操作し、フィ
ルターユニット４５をダストケース２１外に取出して清
掃をすればよい。また、手動回転することのできるつま
み６４を持って手動回転により、強力に除塵操作を行え
ば、波状濾過体５５に付着した塵埃をほとんど除去する
ことができ、吸込力を初期状態、つまり新品と全く同一
の強い吸込力に戻すことが可能である。

以上は、本実施例の掃除機による通常状態の使用方法を
説明したものであるが、その他の異状事態、たとえば第
１細目フィルター４２が破損、破裂したとき、または第
１細１」フィルター４２の交換品が外くなっていた場合
等の事態では、フィルターユニット４５が本掃除機の主
濾過体の役目を果し、掃除機としての機能を損うことが
ない。すなわち、フィルターユニット面４５は、本■目
フィルター４６が吸塵された塵埃の内、ｆ４１１ａ（綿
塵、紙屑等）を捕集し、かつ、第２細目フィルター４７
が細塵（砂塵、土砂等）を捕集して、ダストケース２１
内に蓄積するものである。そして、このフィルターユニ
ット４５が吸塵によって濾過部分が目詰まりし、吸込力
がおとろえたならば、除塵装置４８によってごみを落し
、ダストケース２１内にたまったごみをクランプ２３を
操作してジス１−ケース２１を外し、更にフィルターユ
ニット４５を着脱することにより、ごみ箱等に捨て去る
ことにより、繰返し使用する。

〔発明の効果〕

本発明によれば、次のごとき効果を奏しえる電気掃除機
かえられる。

（１）第１細目フィルターの下流側に第２細目フィルタ
ーを配置しているので、第１細目フィルターを吹き抜け
た細塵は、半分程度まで第２細目フィルターで捕集され
る。従って、電気掃除機の排気中に含まれる細塵が少な
くなるので、衛生的な掃除作業を行うことができる。

（２）　　集塵した塵埃を収納したまま使い捨てる第１
細１」フィルターの下流側に、交換することなく継続し
、て使用できる粗目フィルターおよび第２細目フィルタ
ーを、設けているので、第１細目フィルターの余備がな
くなった場合には、粗目フィルターと第２細目フィルタ
ーの二段フィルターにより集塵を行うことができる。従
って、ごみ処理が簡単にできるとともに、第１細目フィ
ルターがなくなっても使用できる便利なものである。

（３）吸込気流により脹らむ第１細目フィルターの塵埃
捕集裏面である外側面を、粗目フィルターにて受は止め
ているので、粗目フィルターに接している第１細目フィ
ルターを通過した気流は、迂回することなくすぐ粗目フ
ィルターを通過し気流の流れがよい。また、第１細目フ
ィルターは、粗目フィルターによく密着するので、第１
細目フィルターがばたつかず、それだけ破れにくい。

（４）第２細目フィルターには除塵装置が設けられてい
るので、第１細目フィルターの交換と併せて第２細目フ
ィルターの除塵を行なうことにより。

吸込性能をほぼ完全に回復させることができる。

（５）　　第２細目フィルターを粗目フィルターの下流
側に離して設けているので、第２細目フィルターはよく
振動し、耐着塵埃の除塵がよく行なわれるのである。

（６）紙等で形成されている袋状の第１細目フィルター
が破れても、第１細目フィルターの下流側に位置する粗
目フィルターおよび第２細目フィルターにより塵埃は捕
集されるので安全である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る実施例の電気掃除機の縦断面図、
第２図はダストケース側の分解斜視図、第３図は粗目フ
ィルターの分解斜視図である。第４図は第１細目フィル
ターの斜視図、第５図および第６図は第１１１Ｉ目フィ
ルターの除塵装置を示す図、第７図は第１細目フィルタ
ーの除塵形態を示す図、第８図はフィルター装置の塵埃
捕集形態を示す図、第９図は吸込力と吸塵是との関係特
性を示す図である。 １０・・モータ、２１・・ダストケース、２９・・・吸
込口、４２・・第１細目フィルター、４３・・・濾過袋
、４５・・・フィルターユニット、４６・・・粗目フィ
ルター、 ４７・・・第２細目フィルター。 ４８・・・除塵装置、５５・・・波状濾過体、６３・・
・除塵子、６４・・・つまみ。 代理人　弁理士　　　鵜　沼　辰　之 第３図 第５図 第６図 久ｄ 第７図 第８図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）あらかじめ袋状に形成されて集塵室内に着脱自在
   に装着され、吸込口から集塵室内に流入した粗塵および
   細塵を捕捉するとともに、これら捕捉した塵埃を収納し
   たまま投棄する第１細目フィルターと； この第１細目フィルターの外面に接触して第１細目フィ
   ルターを保持するとともに、前記第１細目フィルターの
   非装着時に前記粗塵を捕捉する粗目フィルターと； この粗目フィルターの後流側に配置され、粗目フィルタ
   ーを通過した細塵を捕捉する、保形性の第２細目フィル
   ターと； を有する電気掃除機において； 前記粗目フィルターと前記第２細目フィルターとの間に
   間隙を設けるとともに； 前記第２細目フィルターの後流側に、前記第２細目フィ
   ルターと前記粗目フィルターとを振動させる除塵装置を
   設けた； ことを特徴とする電気掃除機。
2. （２）前記除塵装置は； 前記第２細目フィルターの外面上を摺動する除塵子と； この除塵子を操作する手動つまみと； を有することを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の
   電気掃除機。
3. （３）前記粗目フィルターは、前記除塵装置により与え
   られた振動を、前記第１細目フィルターの接触保持部に
   伝達する突起部を有することを特徴とする特許請求の範
   囲第１項に記載の電気掃除機。