JP2008000379A - 電気掃除機 - Google Patents

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Abstract

【課題】集塵した塵埃を容易にかつ衛生的に排出でき、通気損失が小さい、つまり高い吸込仕事率の電気掃除機を提供する。
【解決手段】電動送風機を内蔵する掃除機本体と、該掃除機本体に着脱自在に設けられた集塵ケースとを備え、前記集塵ケース内に塵埃を収容する塵埃収容手段を設け、該塵埃収容手段外部と前記集塵ケースの内壁とで構成される流路は、上流側から下流側へと拡大するように構成した。
【選択図】図6

Description

本発明は、掃除機本体に設けた集塵ケースで含塵空気流から塵埃を分離し、集塵ケースに集塵された塵埃の排出を容易かつ、集塵ケース内の通気損失を低減できる電気掃除機に関するものである。
集塵ケースに集塵された塵埃の排出が容易にできる電気掃除機は、例えば、特開2003−19094号公報(特許文献1)に記載されている。
特許文献1に示される電気掃除機は、掃除機の本体ケースに着脱自在なる集塵容器を備え、集塵容器には上部にフィルタを、下部に開閉自在なる底蓋を備えている。集塵容器が集塵した塵埃で一杯になったらゴミ捨てをする。
ゴミ捨ては、本体ケースから集塵容器を外し、集塵容器に底側にごみ入れを位置させ、底蓋を開くことにより、集塵容器の塵埃がごみ入れに廃棄されるので容易に行われる。
また、集塵ケース内の通気損失を低減する電気掃除機は、例えば特開2004-180761号公報(特許文献2)に記載されている。
特許文献2に示される電気掃除機は、掃除機本体の吸込み口から電動送風機の吸気口に至る風路中に、この風路を流れる空気と塵とを分離する塵分離部と、この分離部で分離された塵を溜める塵溜め部とを設けている。塵分離部の下側に設けた塵溜め部の幅方向一端側部分に導入隆起部を形成し、塵分離部は風路形成体と案内部とを備え、風路形成体は、吸気口に連通する分離開口及びこの開口に取付けられたフィルタを有し、一端が吸込み口に連通した分離風路を画している。案内部は、分離風路の他端開口に対向する風当て壁部を有して、導入隆起部と他端開口とにわたって斜めに設けられ、風路形成体と塵溜め部とを連通している。
特開2003−19094号公報 特開2004−180761号公報
電動送風機に所定の吸引力を発揮させ続けるために、掃除終了後あるいは定期的に集塵容器本体に溜められた塵埃を捨てる必要があり、このときには塵埃に触れることなく簡単に容器本体から捨てることが衛生上、望ましい。
電気掃除機を運転している間は集塵容器を通過する空気流により、綿ゴミなどの軽くてフワフワした繊維塵は圧縮された固まりとなり易い。しかしながら、電気掃除機の運転を停止すると空気流による圧縮力が無くなり、圧縮された塵埃の固まりが広がり、塵埃の固まりの体積が大きくなる。このため、特許文献1に記載の発明では、集塵容器本体の排出蓋が開けられても塵埃の固まりが容器本体の内部に引っ掛り塵埃が落ちてこないことがある。この場合、集塵容器本体の内部に引っ掛った塵埃を手または棒等で掻き出す必要があり、衛生的な作業はとは言えず好ましいことではない。
また、集塵ケース内の通気損失を低減するものとして、特許文献2に記載の発明のように塵分離部の下側に設けた塵溜め部に分離した塵埃と空気流を導入する構成が提案されているが、空気流は曲げられるために通気損失が大きくなり、吸込仕事率を向上することが困難であることが問題であった。
本発明の目的は、上記問題を解決するためになされたものであり、集塵した塵埃を容易にかつ衛生的に排出でき、通気損失が小さい、つまり高い吸込仕事率の電気掃除機を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の特徴とするところは、電動送風機を内蔵する掃除機本体と、該掃除機本体に着脱自在に設けられた集塵ケースとを備えた電気掃除機において、前記集塵ケース内に塵埃を収容する塵埃収容手段を設け、該塵埃収容手段外部と前記集塵ケースの内壁とで構成される流路は、上流側から下流側へと拡大するように構成したことにある。
本発明によれば、塵埃収容器内の塵埃を容易にかつ衛生的に排出できるとともに、通気損失が小さく、高い吸込仕事率の電気掃除機を提供することができる。
本発明の実施の形態例について、図面を引用して説明する。
まず、図1から図4に沿って電気掃除機の概要から説明する。図1は、本発明の一実施の形態を示す電気掃除機の外観斜視図である。図2は、この掃除機本体の上蓋を開いた状態を示す斜視図である。図3は、この掃除機本体の上蓋を開いて、集塵ケース5を取り外した状態を示す斜視図である。図3は、この掃除機本体の上蓋を開いて、集塵ケース5を取り外した状態を示す斜視図である。図4は、本発明の一実施の形態を示す、集塵ケース5の外観斜視図である。この実施の形態における電気掃除機1は、図1と図2に示すように、掃除機本体2とホース12と手元操作管13と伸縮継手管14と吸口15を備え、掃除機本体2と手元操作管13をホース12で接続し、この手元操作管13に伸縮継ぎ手管14を介して吸口15を接続して使用する。なお、ホース12は接続部12aを掃除機本体2のホース接続口部10に取り付けている。
掃除機本体2は、電動送風機(図示せず)とコードリール(図示せず)とを内蔵する。前記電動送風機を駆動した際の吸気力により、吸口15から含塵空気を吸い込み、吸い込んだ含塵空気を伸縮継ぎ手管14と手元操作管13とホース12を介して掃除機本体2に吸い込ませ、集塵ケース5で塵埃を捕集(集塵)した後に空気を機外に排気する。なお、前記電気掃除機1の運転モードの切り替えは手元操作管13に設けたスイッチ16により行える。
掃除機本体2は、図2から図3に示すように、下本体ケース3と上蓋8の間に配置した上本体ケース4の凹部に形成した集塵ケース収納部9に、集塵ケース5を着脱可能に装着している。なお、上蓋8は、上本体ケース4の上側後部に転回可能に取り付けている。集塵ケース5の出し入れは、図2に示すように上蓋8を開いて行い、電気掃除機1を運転中には、上蓋8は閉じられている。
また、下本体ケース3と上本体ケース4の間にフィルターケース17を設け、このフィルターケース17に、保護フィルター18と、この保護フィルター18を抑えるフィルターカバー19とを配置している。さらに、フィルターケース17の上側には除塵ユニット7を配置している。除塵ユニット7に設けた除塵回転体24が回転して、後述するプリーツ状に成形されたフィルター部21を弾いて、このフィルター部21に堆積した塵埃を除塵する。
また、下本体ケース3は、この掃除機本体2を床面に走行させるための走行車輪11と案内車輪(図示せず)を備えている。さらに、上本体ケース4の上部にはハンドル6が転回可能に取り付けられており、掃除機本体2を持ち運ぶ事ができる。
集塵ケース5に設けた流入口30とホース接続口部10に差し込んだホース12の接続部12aとが、弾性体シール部材10aを介して気密状態に当接している。ここで、集塵ケース5を掃除機本体2に装着した際に、後述するフィルター部21と一体となった弾性体シール部材62により、集塵ケース5とフィルターケース17の気密が取れるようにしている。さらに、このフィルターケース17と、電動送風機(図示せず)が弾性体の防振ゴム(図示せず)を介して気密状態に当接している。
次に、掃除機本体2内部の配置について説明する。ホース接続口部10は上方から見て掃除機本体2の幅方向の中央にあり、かつ、前記掃除機本体2の前面に配置している。集塵ケース5の流入口30も同様に集塵ケース5の幅方向の中央にあり、かつ、前記集塵ケース5の前面に配置している。このように配置したことで、集塵ケース5の入口部分に曲りなどを設ける必要が無いため、通気損失を小さくできる効果が得られる。
また、集塵ケース5には空気取り入れ口である流入口30が、この集塵ケース5の高さ方向の中央より下部に設けられているので、流入口30に連通するホース接続口部10も、掃除機本体2の高さ方向の中央より下部に配置することができる。このため、前記ホース接続口部10は、掃除機本体2の下部に配置することができるので、使用者が手元操作管13を持ってホース12を介して前記掃除機本体2を引き回した場合、前記掃除機本体2が転倒しにくく安定して引き回す事ができる。
次に、図4から図12を参照して集塵ケース5について説明する。図4は、本発明の実施例に係わるもので、集塵ケースの外観斜視図である。図5は、本発明の実施例に係わるもので、集塵ケースの側面図である。図6は、図5のA−A断面図である。図7は、図6のB−B断面図である。図8は、本発明の実施例に係わるもので、塵埃収容手段が集塵ケースから突出したところを示した斜視図である。図9は、本発明の実施例に係わるもので、塵埃収容手段がクランプ部材(係止手段)により保持されたところを示す斜視図である。図10は、本発明の実施例に係わるもので、塵埃収容手段を背面から示した斜視図である。図11は、本発明の実施例に係わるもので、集塵ケースを背面から示した外観斜視図である。図12は、本発明の実施例に係わるもので、集塵ケースからフィルター部を開放したところを示した斜視図である。
集塵ケース5は図6から図8に示すように、内部に塵埃を捕集するとともにこの塵埃を収容するための塵埃収容手段20(移動部材)を備え、この塵埃収容手段20は集塵ケース5の開口部25から突出し可能に設けられている。この塵埃収容手段20は、一部が集塵ケース5の開口部25から突出した状態においては他の部分が集塵ケース内に位置している。また、この塵埃収容手段20は、空気と塵埃とを分離する第1のフィルターとしての機能を有する。
集塵ケース5の後側には、波形のプリーツ加工されたフィルターを有するフィルター部21が備わる。このフィルター部21は、第2のフィルターとして機能し、図12に示すように、集塵ケース5に対して開閉自在に設けられる。フィルター部21の下部は集塵ケース5の下部に蝶番23により回動自在に支持され、上部は集塵ケース5の上部に設けたフック22に係止されている。フック22を操作する操作ボタン32を押すことにより、このフック22の係止が外されると、フィルター部21は下部の蝶番23を支点として開かれる。
塵埃収容手段20は、大きめの粗塵を濾過捕集する。細かな微細塵は、塵埃収容手段
20を通過して集塵ケース5のフィルター部21に濾過捕集される。除塵ユニット7は、図3に示すように除塵回転体24を有する。この除塵体24は、コードリール(図示せず)に巻装された電源コード(図示せず)の巻き解きに伴なって回転作動し、フィルター部
21に設けた補強部33を弾いて振動させて、フィルター部21で捕集された微細な塵埃をフィルター部21から除塵する。このフィルター部21から除塵された微細な塵埃は下方に落下し、図7に示す集塵ケース5の下部に設けたポケット51に溜められる。なお、このポケット51は電気掃除機の運転により集塵ケース5内を空気流が通過する際に、除塵された微細な塵埃が再飛散して、フィルター部21に再付着するのを防ぐように構成されている。ポケット51に溜められた微細な塵埃は、集塵ケース5からフィルター部21を回動して集塵ケース5の後方に設けた開口部を開放した際、廃棄すると良い。この際、フィルター部21に付着した塵埃の除塵は、刷毛が付いたブラシ35でブラッシングしたり、水洗いにより行えばよい。また、フィルター部21で捕集される塵埃は大部分が微細な塵埃である。このため、ガイド34に沿って、フィルター部21の波形のプリーツに設けた補強部33を弾けば、微細な塵埃の除塵を行い易いという特徴も有する。
集塵ケース5は、前側に塵埃収容手段20が出没する開口部25を有する。開口部25を開閉する開閉蓋としての前蓋26は、集塵ケース5の前側に回動自在に設けられる。前蓋26は、塵埃を含んだ含塵空気が流入する流入口30を有する。この流入口30を通過した含塵空気は塵埃収容手段20に流入する。塵埃収容手段20は流入口30側(前側)が開口し、奥側と上下左右側面にフィルター部材201を設けた容器状に形成され、空気の流れからに見て上流側が開口し、下流側にフィルター部材201を配置している。そして、塵埃収容手段20の開口部は流入口30と対向させるように配置し、流入口30から流入した塵埃を塵埃収容手段20で受け入れるようにしている。そして、塵埃収容手段
20は前蓋26を開いたときに、塵埃が流れ込む流入口30に向かって突出するようにしている。すなわち、フィルターとしての塵埃収容手段20は、集塵ケース5の開口部25から突出可能に設けられ、フィルターの上流側で捕集した塵埃を、空気の流れ方向(塵埃を吸込む方向)に剪断することなく、空気の流れ方向とは逆の上流側に向かって押し出すように排出する。このため、塵埃収容手段20が集塵ケース5の開口部25から突出する際の動作を阻害することがなく、塵埃収容手段20に収容した塵埃の廃棄を容易に行うことができる。
流入口30には、塵埃収容手段20に溜った塵埃が逆流したり、吸引した塵埃が集塵ケース5からこぼれるのを防ぐ逆止弁31が備わる。
前蓋26の下部は、蝶番27により集塵ケース5の外周側で前側下部に回動自在に支持される。集塵ケース5の上部には、前後に延びるハンドル28を有する。ハンドル28の先端側に閉じられた前蓋26を閉じた状態に拘束する前蓋用拘束手段としてのクランプ部材29(係止手段)を有する。また、前蓋26の上部には係止溝40を設け、クランプ部材29の鉤36と係合して前蓋26を拘束している。この前蓋用拘束手段により、前蓋
26は閉じた状態に拘束されており、クランプ部材29を押して鉤36が係止溝40から上方に移動して係止を解くことにより、前蓋26は前側に倒れるように開放される。
なお、前蓋26を閉じれば、この前蓋26が塵埃収容手段20を押して集塵ケース5内の所定の位置に塵埃収容手段20を収納し、クランプ部材29の鉤36が前蓋26の上部に設けた係止溝40係合して前蓋26を拘束するとともに、この前蓋26により塵埃収容手段20も係止される。つまり、クランプ部材29を開放する一つの動作で、前蓋26と塵埃収容手段20の両方を開放でき、前蓋26を閉じる一つの動作で、前蓋26と塵埃収容手段20を所定の位置に係止できる特徴を備える。なお、図10に示すように、クランプ部材29側の塵埃収容手段20である塵埃収容部片20Aの支骨200にリブ39を設けている。前蓋26を閉じて塵埃収容手段20を押して集塵ケース5内へ収容する際、図7に示す集塵ケース5の開口部端面46が塵埃収容部片20Aに設けたリブ39を押すので、開いている塵埃収容手段20は閉じる方向に力を受ける。つまり、リブ39は塵埃収容手段20を集塵ケース5に収容し易くする働きを備えている。
ここで、図8に示すようにクランプ部材29側である塵埃収容手段20の上方に、係止溝B37を設けている。このため、集塵ケース5の開口部25から突出している塵埃収容手段20を集塵ケース5側へ押すと、図9に示すようにクランプ部材29の鉤36がこの係止溝B37と係合して、塵埃収容手段20を保持することが可能である。なおこの状態は、塵埃収容手段20が集塵ケース5の開口部25から突出している状態と、塵埃を吸引する際の集塵ケース5内の所定の位置に係止された場合の中間の位置にある。この状態では、塵埃収容手段20内の清掃を行い易くしたり、後述するティッシュペーパー等の使い捨ての集塵濾紙を用いる際に、このティッシュペーパー等の使い捨ての集塵濾紙を配置し易くする特長を備える。なお、この場合でも、クランプ部材29を開放する一つの動作で、前蓋26と塵埃収容手段20の両方を開放できる。
塵埃収容手段20は、上下に分割される少なくとも二つの塵埃収容部片20A,20Bを有する。塵埃収容手段20は左右に分割することも可能であるが、ここでは上下に分割された二つの塵埃収容部片20A,20Bに沿って説明する。
上側の塵埃収容部片20Aと、下側の塵埃収容部片20Bとが上下に合わさり塵埃収容手段20が形成される。塵埃廃棄口202は、塵埃収容手段20の前側に設けられる。塵埃収容手段20の奥側/後側には、蝶番203が設けられる。二つの塵埃収容部片20A,20Bは、この蝶番203で回動自在に連結支持される。蝶番203で回動自在に連結支持された二つの塵埃収容部片20A,20Bは、塵埃廃棄口202を拡げたり、狭めたりすることができる。なお、塵埃廃棄口202を広げるために蝶番203はバネ(図示せず)を用いて付勢してもかまわない。このバネは、つるまきバネや板バネが用いられる。また、鋼線をロの字型に曲げ、塵埃収容手段20を構成する塵埃収容部片20Aと塵埃収容部片20Bに引っ掛けて、開放するように付勢してもよい。
ここで、図6や図7に示すように、塵埃収容手段20は二つの塵埃収容部片20A,
20Bが合わさっている状態では、塵埃廃棄口202から奥側(空気の流れ的に見て上流側から下流側)に向かって狭くなる形状である。ここでは、流路幅がC1からC2へ狭くなるように、また流路幅がD1からD2へ狭くなるように構成しているので、塵埃収容手段20は、流れに対する断面積が上流側である流入部30側に配置している塵埃廃棄口
202から、下流側へ小さくなっている。つまり、塵埃収容手段20は、塵埃廃棄口202に向かって拡がっている。また、流路幅がA1からA2へ広くなるように、また流路幅がB1からB2へ広くなるように構成している。このように構成しているので、集塵ケース5と塵埃収容手段20外部との間で構成される流路38が、上流側である前蓋26側からから下流側であるフィルター部21側へと拡大していく形状となっている。
塵埃収容手段20から流出した空気流は、流路38の最下流側であるフィルター部21の上流側では、前記集塵ケース5に流入した空気流が全て流れるため、流路38の最上流側よりも空気の風量が多い。つまり、フィルター部材201を通過した空気流がこの流路38の上流側から下流側に向かって次第に集まっていくので、流路38を流れる空気流の風量は上流側から下流側へ次第に増える構成となっている。このため、流路38が拡大流路となることで、この流路38内で大きな速度増加を防ぐことができ、通気損失を低減することができる。
また、塵埃収容手段20で捕集され収容される塵埃は、流入部30からの流れが直接当たり易いフィルター部材201a付近から堆積していく。ここで、塵埃収容手段20に流入した空気流は該塵埃収容手段20内で渦流を生じているので、この渦流により塵埃収容手段20の内流入口30に近いフィルター部材201を通過する空気流も生じ、フィルター部材201全体を覆うように塵埃が堆積していく。つまり、塵埃収容手段20に塵埃が溜まっていく際にも、フィルター部材201を通過した空気流がこの流路38の上流側から下流側に向かって次第に集まっていくので、流路38を流れる空気流の風量は上流側から下流側へ次第に増える構成となっている。このため、流路38が拡大流路となることで、この流路38内で大きな速度増加を防ぐことができ、通気損失を低減することができる。
さらに、フィルター部21へ流入する空気流の流速を減速し、局所的に速い部分の出現を防げるので、このフィルター部21を通過する際の通気損失の上昇を抑えることができ、吸込仕事率を向上することができる。また、このフィルター部21へ流入する空気流の分布に、局所的に速い部分の出現を防げるので、フィルター部21で捕集されずに吹き抜ける塵埃量を少なくすることが可能となる。この結果、集塵ケース5の塵埃の捕集効率を向上することができ、掃除機本体からの排気を清浄化できるとともに、電動送風機へ微細な塵埃が流入することも抑制でき、電動送風機の電動機部の故障を抑制することができる。
なお、前記集塵ケース5が上流側である前蓋26側から、下流側であるフィルター部
21側へと拡大するように構成されているので、フィルター部21のフィルター面積を大きくすることもできる。この結果、フィルター部21を通過する空気流の流速を低減できるので、通気損失を低減することができるとともに、このフィルター部21での塵埃の捕集効率を向上することができる。
塵埃収容手段20は、外郭形状を保つ支骨200と、この支骨200に張られたフィルター部材201とを有する。このフィルター部材201は、メッシュ状の網フィルターとか、金網とか、微小な穴を有する金属板とか、微小な穴を有するプラスチックの板などで構成されているので、フィルター部材201は粗塵を濾過捕集する。なお、塵離れを良くするためにフィルター部材201をステンレス等の金属を用いたり、ポリエステルにステンレス等の金属粒子をスパッタリング処理したものを用いると良い。なお、フィルター部材201のうち、特に一番奥側の部分は吸込んだ塵埃が直接当り易いので、流入部30からの流れが直接当たり易いフィルター部材201aが尖ったもので穴があかないように、この部分のフィルター部材201aにステンレス等の金属で構成された網を用いるとなお良い。
ここで、図10に示すように、塵埃収容手段20は外郭形状を保つ支骨200と、この支骨200の上流側に設けたフィルター部材201とを有し、該支骨200にはフィルター部材201から流出した流れを整流するように整流リブ200aを設けている。塵埃収容手段20に流入した空気流は該塵埃収容手段20内で渦流を生じているが、塵埃収容手段20を通過した流れは、このフィルター部材201と整流リブ200aにより整流された流速分布を持つので、フィルター部21へ流入する空気流の分布に局所的に速い部分の出現を防げる。よって、このフィルター部21を通過する際の通気損失の上昇を抑えることができ、フィルター部21で捕集されずに吹き抜ける塵埃量を少なくできるので捕集効率を向上できる。
なお、塵埃収容手段20で捕集された綿ゴミなどの軽くてフワフワした繊維塵は、塵埃収容手段20を通過する空気流により、圧縮された固まりとなり易い。電気掃除機1を運転中にはこの塵埃収容手段20内で圧縮されて固まりとなった繊維塵により、塵埃収容手段20は電動送風機(図示せず)側であるフィルター部21側へ押される。整流リブ200aは塵埃収容手段20の強度を増すので、塵埃収容手段20の変形を押さえることができ、塵埃収容手段20を構成する塵埃収容部片20Aと20Bの間から塵埃がこぼれるのを防ぐ効果もある。
また、塵埃収容手段20内に塵埃が溜まる際は、塵埃収容手段20内の一番奥側のフィルター部材201a付近から堆積していくが、塵埃収容手段20の集塵ケース5と塵埃収容手段20外部との間で構成される流路38の上流は前蓋26付近まであるので、塵埃収容手段20内に塵埃を吸い込んでも通気損失の上昇を低くすることができ、電気掃除機1の吸引力の低下を抑制することができるという特長も備える。
塵埃収容手段20で捕集された綿ゴミなどの軽くてフワフワした繊維塵は、塵埃収容手段20を通過する空気流により、圧縮された固まりとなり易い。また、塵埃収容手段20内で圧縮されて固まりとなった繊維塵により、塵埃収容手段20に流入した微細な塵埃の一部も捕集される。これらの、圧縮された塵埃の固まりは、電気掃除機の運転を停止すると空気流による圧縮力が無くなり、圧縮された塵埃の固まりが広がり、塵埃の固まりの体積が大きくなる。
しかし、塵埃収容手段20は、塵埃廃棄口202に向かって拡がっており、しかも溜った塵埃を捨てる際に二つの塵埃収容部片20A,20Bが塵埃廃棄口202を拡げるように開放するので、塵埃収容手段20に収容した圧縮された塵埃の固まりが広がった場合でも塵埃廃棄口202から容易に排出することができる。
この際、塵埃収容手段20に吸引された塵埃は空気流により、圧縮された固まりとなり易く、塵埃収容手段20から塵埃廃棄口202を通じて排出する際も固まり状となって排出されるので、塵埃収容手段20に設けたフィルター部材201には、塵埃の付着や絡み付きが少なく、目詰まりが生じにくい。このため、塵埃収容手段20に溜った塵埃を捨てるだけで、フィルター部材201の除塵の手間を防ぐことができる。
また、塵埃収容手段20内で圧縮されて固まりとなった繊維塵により、塵埃収容手段
20に流入した粉塵などの微細な塵埃の一部も捕集され、繊維塵が微細な粉塵を包んでいるので、塵埃収容手段20に溜った塵埃を捨てる際に、細塵の舞い上がりが生じず衛生的である。なお、塵埃収容手段20に流入した粉塵などの微細な塵埃の一部も捕集され、繊維塵が微細な粉塵を包んでいるので、微細な塵埃による塵埃収容手段20に設けたフィルター部材201の目詰まりを生じにくい。この結果、電気掃除機を運転した際の風量の低下を抑えることができ、吸引力の低下を抑えることができるので、被掃除面の塵埃を吸引する能力の低下を抑えることができる。
なお、塵埃収容手段20の上流側に設けた開口である塵埃廃棄口202は集塵ケース5の流入口30よりも大きくしているので、この流入口30から前記塵埃収容手段20に流入した塵埃は、塵埃収容手段20から廃棄する際に、塵埃廃棄口202で詰まるのを防げる。また、塵埃廃棄口202を大きくすると、塵埃収容手段20の奥行き方向を短くしても、塵埃収容手段20の容積を大きくすることができるので、掃除機本体1の奥行き(長さ)を小さくでき小型化できる。
ここで、集塵ケース5を掃除機本体2に取り付ける前に、前蓋26を開けた状態で塵埃収容手段20の凹部にティッシュペーパー等の使い捨ての集塵濾紙を入れた後、前蓋26を閉じれば、塵埃収容手段20は前蓋26に押されて集塵ケース5内の所定の位置に配置される。なお、ティッシュペーパー等の使い捨ての集塵濾紙の取り付けは、図9に示すように、クランプ部材29の鉤36が係止溝B37と係合して塵埃収容手段20を保持した状態で、ティッシュペーパー等の使い捨ての集塵濾紙の一辺をクランプ部材29の鉤36に引っ掛け、対向する一辺を塵埃収容部片20Bの蝶番27側付近で押さえて、ティッシュペーパー等の使い捨ての集塵濾紙の中央付近を塵埃収容手段20の凹部側へ押し入れて取り付けるとよい。ここで、蝶番27の回動軸は開口部25の周囲に設けた当接部23よりも集塵ケース5の奥行き方向であるフィルター部21側に配置している。このため、蝶番27がティッシュペーパー等の使い捨ての集塵濾紙を挟んで保持しやすい。また、このように蝶番27を配置しているので、蝶番27の回動軸を開口部25の真下方向に開口部25から離した場合に比べ、集塵ケース5自体の外径寸法が小さくでき、掃除機本体2を小形にすることができる。
このようにした後、集塵ケース5を掃除機本体2に取り付け、電気掃除機1を運転して清掃を行えば、塵埃収容手段20内に吸引された塵埃は、フィルター部材201の上流に配置したティッシュペーパー等の使い捨ての集塵濾紙内及び、その上流側に吸引された塵埃の大部分が堆積する。この状態で、集塵ケース5を掃除機本体2から取り出して塵埃を廃棄する際について述べる。塵埃収容手段20に吸引された塵埃は、空気流により圧縮された固まりとなり易いので、塵埃収容手段20の上流で、しかも塵埃収容手段20の凹部に配したティッシュペーパー等の使い捨ての集塵濾紙に包まれた状態にある。このため、塵埃廃棄口202を通じて塵埃を排出する際もほとんどの塵埃は、ティッシュペーパー等の使い捨ての集塵濾紙に包まれた固まり状の状態となって排出されるので、細塵の舞い上がりが生じず衛生的である。なお、上記では、ティッシュペーパー等の使い捨ての集塵濾紙の取り付けは、集塵ケース5を掃除機本体2から取り外して行ったが、集塵ケース5を掃除機本体2に取り付けた状態で電気掃除機1を運転し、掃除機本体2に接続したホース(図示せず)等の先からティッシュペーパー等の使い捨ての集塵濾紙を吸込んで、塵埃収容手段20の凹部に配置することも可能である。
さらに、ゴミ捨て前に集塵ケース5を掃除機本体2に取り付けた状態で電気掃除機1を運転し、掃除機本体2に接続したホース(図示せず)等の先からティッシュペーパー等の使い捨ての集塵濾紙を吸込んで、塵埃収容手段20に吸引堆積した塵埃の上流側・下流側ともティッシュペーパー等の使い捨ての集塵濾紙で包んだ後に塵埃を廃棄することも可能である。このように、塵埃収容手段20の第1フィルタの上流側にティッシュペーパー等の使い捨ての集塵濾紙を配しておけば、第1フィルタに塵埃が付着しにくいとともに、第1フィルタの目詰まりを防ぐことができるので、吸引力の低下を防ぐことができる。
ティッシュペーパー等の使い捨ての集塵濾紙の塵埃収容手段20の凹部に塵埃廃棄口開口部25ティッシュペーパー等の使い捨ての集塵濾紙回動軸は開口部25の真下より蝶番27のフィルター部材201前記集塵ケース内に塵埃を収容する塵埃収容手段を設け、該塵埃収容手段外部と前記集塵ケースとで構成される流路が、上流側から下流側へと拡大していくことを特徴とする電気掃除機。集塵した塵埃を容易にかつ衛生的に排出でき、通気損失が小さい、つまり高い吸込仕事率の電気掃除機を提供する圧縮された塵埃の固まりが広がり、塵埃の固まりの体積が大きくなる。このため、特許文献1に記載の発明では、集塵容器本体の排出蓋が開けられても塵埃の固まりが容器本体の内部に引っ掛り塵埃が落ちてこないこと、次に、下側の塵埃収容部片20Bは、塵埃廃棄口202の端部側の塵埃収容部片20B下部に蝶番41にて回動自在に支持される。なお、この蝶番41は、集塵ケース5内で開口部25が形成されている鍔部42の内側に位置する。この蝶番41と前蓋
26の蝶番27は、集塵ケース5の前側に位置し、かつ隣り合う近傍に設けられる。このため、前蓋26と、塵埃収容部片20Bの開閉作動は、一緒に揃って円滑に行われる。なお、前蓋26を開閉自在に支持する前蓋26用支持箇所である蝶番27を集塵ケース5の外周部に配し、塵埃収容手段20を開閉自在に支持するために塵埃収容部片20Bに設けた蝶番41を前記集塵ケース5の内部に設けている。また、塵埃収容手段20を開閉自在に支持する蝶番41は塵埃収容手段20の前部で、前蓋26用支持箇所である蝶番27に近い位置に配置している。このように配置しているので、前蓋26と集塵ケース5の気密は、前蓋26に取り付けた弾性体シール部材52を設ければよい。
この弾性体シール部材52が、前蓋26を回動支持する蝶番27をまたぐ必要がないので、集塵ケース5と前蓋26の気密を取る際は、弾性体シール52と当接部53が同一平面上に構成されるので、気密をとり易い。さらに、弾性体シール部材52は、塵埃収容手段20を回動支持する蝶番41もまたがないように構成できるので、弾性体シール部材
52は前蓋26と塵埃収容手段20間をシールする際には、弾性体シール52と塵埃収容部片20Aに設けたA当接部54および、弾性体シール52と塵埃収容部片20Bに設けたB当接部55が同一平面上に構成されるので、気密をとり易い。さらに、ひとつの弾性体シール52で、前蓋26と集塵ケース5の気密を確保でき、前蓋26と塵埃収容手段
20を構成する塵埃収容部片20Aの気密を確保でき、前蓋26と塵埃収容手段20を構成する塵埃収容部片20Bの気密を確保できる。また、前蓋26に設けた弾性体シール
52との当接箇所を同一平面上に構成できるので、前蓋26を集塵ケース5側へ付勢する方向のみの力を前蓋26と集塵ケース5間に与えればよく、空気の漏れを起こし難い構造にすることができるので、吸込仕事率の低下やゴミのこぼれを防ぐことができる。さらに、流入口30から流入した塵埃が塵埃収容手段20を通過せずにフィルター部21に短絡して流れるのを防ぐことができる。また、これらの前蓋26に設けた弾性体シール52との当接箇所を同一平面上で共通にすることにより、開閉作動に際し、前蓋26と塵埃収容手段20との間に位置ずれがなく、前蓋26と塵埃収容手段20の開閉動作が更に円滑に行われる。
ここで、突き出し付勢バネ43は、図10に示すように、下側の塵埃収容部片20Bの前側下部に設けられる。この突き出し付勢バネ43は、下側の塵埃収容部片20Bを集塵ケース5の外側に押し出すように付勢している。この突き出し付勢バネ43はつるまきバネで形成され、一端は下側の塵埃収容部片20Bに設けたバネ係止部44に係合され、他端は集塵ケース5に係合されている。この突き出し付勢バネ43により、下側の塵埃収容部片20Bは集塵ケース5から突き出す方向の回転力が付与されている。
また、上側の塵埃収容部片20Aは、開口部25の内側面に摺動自在に支持されており、この摺動自在なる支持により、塵埃収容部片20Aは滑りながら集塵ケース5を出入するように作動する。このように構成しているので、前蓋26が閉じた状態に拘束されているクランプ部材29の係止を解くことにより、前蓋26は前側に倒れ、二つの塵埃収容部片20A,塵埃収容部片20Bが塵埃廃棄口202を拡げるように開放される。つまり、突き出し付勢バネ43は塵埃収容部片20Bを集塵ケース5の外側に押し出すように付勢するとともに、塵埃廃棄口202を拡げるように二つの塵埃収容部片20A,塵埃収容部片20Bを開放させる解放付勢バネの役割を兼ねることも可能である。なお、突き出し付勢バネに代えてモータや人の操作力により、塵埃収容手段部を外方に向けて押すような突き出し手段を設けることも可能である。
脱落防止手段の脱落防止部材45は、上側の塵埃収容部片20Aの外側に設けられる。脱落防止部材45は、集塵ケース5の鍔部42の上側に当接するように構成されている。脱落防止部材45が鍔部42の上側に当接することにより、上側の塵埃収容部片20Aは止められる。上側の塵埃収容部片20Aはそれ以上外側に突き出さないので、塵埃収容手段20を構成する塵埃収容部片20Aおよび塵埃収容部片20Bが拡がり、塵埃廃棄口
202が拡がっているときは、塵埃収容手段20は集塵ケース5から脱落しない。
すなわち、塵埃収容手段20は、下側の塵埃収容部片20Bが蝶番41で集塵ケース5に回動自在に支持され、上側の塵埃収容部片20Aが開口部25に摺動自在に支持されるので、塵埃収容手段20は集塵ケース5から脱落しないように構成している。この塵埃収容手段20には、突き出し付勢バネ43により常に集塵ケース5の外側に押し出す力が作用している。前蓋26は、その押し出す力に抗して塵埃収容手段20が突き出すのを止めている。さて、前蓋26用の拘束手段のクランプ部材29を外すと、図8に示すように前蓋26が手前に倒れるように開かれる。前蓋26で抑えられていた塵埃収容手段20は、図8に示すように、集塵ケース5の出し入れ開口部から外に突き出す。
この突き出しに伴い、上側の塵埃収容部片20Aと下側の塵埃収容部片20Bが開き、塵埃廃棄口202が拡大する。塵埃収容手段20に溜まった塵埃は、拡がった塵埃廃棄口202から一気に放出される。また塵埃収容手段20が、突き出し付勢バネ43により勢いよく集塵ケース5外へ突き出して来たところを脱落防止手段45で急激に止められるので、この衝撃によりフィルター部材201に付着した塵埃が剥離しやすく、塵埃収容手段20から塵埃の放出は更に良く行われるとともに、フィルター部材201の目詰まりを防ぐことができるので、吸引力の低下を防ぐことができる。
ゴミ捨てを終えた塵埃収容手段20は、図4や図5に示すように、集塵ケース5内に収められる。拡大していた塵埃廃棄口202が狭まるようにして、集塵ケース5に収め戻されるのである。
塵埃収容手段20の収納は、前蓋26を閉じる動作に伴い行われる。前蓋26の開閉軸である蝶番27と、塵埃収容手段20の回転軸である蝶番41が、集塵ケース5に対して同一方向である集塵ケース5の下部に配置しているので、前蓋26と塵埃収容手段20を開閉する際の回転方向を同じにでき、前蓋26を閉じると塵埃収容手段20を閉じることが可能である。すなわち、開口部25と揃って前向きに置かれる塵埃廃棄口202は、前蓋26と向き合っている。前蓋26を閉じて行くと、前蓋26の内面側が塵埃収容手段
20の前面側である塵埃廃棄口202に当接する。前蓋26に押されて塵埃収容手段20は、集塵ケース5内に戻されて行く。
この塵埃収容手段20の押し戻しは、突き出し付勢バネ43に抗して行われる。上側の塵埃収容部片20Aの外面側は、開口部25の内側に押されて摺合っている。このため、上側の塵埃収容部片20Aは集塵ケース5内に入って行くにしたがい、下側の塵埃収容部片20Bに近づき、塵埃廃棄口202が狭まる。こうして、塵埃収容手段20は、集塵ケース5内に収められる。このように、塵埃収容手段20の出し入れは、前蓋26の開け,閉めにより行われるので容易である。また、塵埃収容手段20に触れずに、塵埃収容手段20の出し入れをすることができるので、衛生面でも好都合である。
塵埃収容手段20のメンテナンスは、図9に示すように、前蓋26を開いて塵埃収容手段20をブラシ35を用いてブラッシングを行えばよい。また、図12に示すように、フィルター部21を開いて集塵ケース5の内部をブラッシングして掃除等も容易に行うことができる。この際に、ポケット51に溜められた微細な塵埃も廃棄すると良い。
本発明の実施例に係わるもので、電気掃除機の外観斜視図である。 本発明の実施例に係わるもので、掃除機本体の上蓋を開いた状態を示す斜視図である。 本発明の実施例に係わるもので、掃除機本体の上蓋を開いて、集塵ケースを取り外した状態を示す斜視図である。 本発明の実施例に係わるもので、集塵ケースの外観斜視図である。 本発明の実施例に係わるもので、集塵ケースの側面図である。 図5のA−A断面図である。 図6のB−B断面図である。 本発明の実施例に係わるもので、塵埃収容器が集塵ケースから突出したところを示した斜視図である。 本発明の実施例に係わるもので、塵埃収容器がクランプ部材により保持されたところを示す斜視図である。 本発明の実施例に係わるもので、塵埃収容器を背面から示した斜視図である。 本発明の実施例に係わるもので、集塵ケースを背面から示した外観斜視図である。 本発明の実施例に係わるもので、集塵ケースからフィルター部を開放したところを示した斜視図である。
符号の説明
5…集塵ケース、20…塵埃収容手段、20A,20B…塵埃収容部片、21…フィルター部、25…開口部、26…前蓋、29…クランプ部材、36…鉤、37…係止溝B、38…流路、40…係止溝、200a…整流リブ、201…フィルター部材、202…塵埃廃棄口、203…蝶番。

Claims (5)

  1. 電動送風機を内蔵する掃除機本体と、該掃除機本体に着脱自在に設けられた集塵ケースとを備えた電気掃除機において、
    前記集塵ケース内に塵埃を収容する塵埃収容手段を設け、
    該塵埃収容手段外部と前記集塵ケースの内壁とで構成される流路は、上流側から下流側へと拡大するように構成したことを特徴とする電気掃除機。
  2. 請求項1において、
    前記集塵ケースに塵埃を流入させる流入部を設け、
    前記塵埃収容手段の上流側開口は前記流入部よりも大きくなるように形成したことを特徴とする電気掃除機。
  3. 請求項1において、
    前記集塵ケースは、該集塵ケースの前側に位置する流入部と、該集塵ケースの後側に位置するフィルター部とを設け、
    前記集塵ケースの内壁で囲まれた断面積が前側から後側へと大きくなるようにしたことを特徴とする電気掃除機。
  4. 請求項1または2において、
    前記塵埃収容手段は、前記流入部からの流れに対する断面積が上流側から下流側へ小さくなるようにしたことを特徴とする電気掃除機。
  5. 請求項1から4のいずれかにおいて、
    前記塵埃収容手段は外郭形状を保つ支骨と、該支骨の上流側に設けた集塵フィルターとを有し、前記支骨には集塵フィルターから流出した流れを整流する整流リブを設けたことを特徴とする電気掃除機。
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