JPH0251B2 - - Google Patents

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JPH0251B2
JPH0251B2 JP55082949A JP8294980A JPH0251B2 JP H0251 B2 JPH0251 B2 JP H0251B2 JP 55082949 A JP55082949 A JP 55082949A JP 8294980 A JP8294980 A JP 8294980A JP H0251 B2 JPH0251 B2 JP H0251B2
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dust
filter
case
dust collection
bag
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JP55082949A
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Koichi Sagawa
Masayuki Takagi
Hiroki Ishikawa
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、紙等の袋状態からなる使い捨ての集
塵フイルターを使用した電気掃除機に関するもの
である。
〔従来の技術〕
一般に、電気掃除機では、実公昭44−4625号に
示すように、ダストケースの内壁に集塵袋が密着
するのを防ぎ、かつ集塵袋の内面積を大きくして
集塵量を高めるために、ダストケースの内壁に多
数のリブを形成している。これらリブは、ダスト
ケースの、集塵袋を引き出す引出開口面よりもダ
ストケースの中心に向つて内方に突出していな
い。すなわち、ダストケースの引出開口からダス
トケース内を見たとき、ダストケースの引出開口
面よりもリブの先端部が凹んでいる。そのため
に、ダストケースの引出開口面とリブの先端部と
の間に、リブの先端部側が凹んでいる段差が形成
される。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来例では、塵埃が満杯になつて集塵袋が
大きく膨らんでくると、その集塵袋に、ダストケ
ース内壁に設けた多数のリブが食い込んだ状態と
なる。この状態で、集塵袋をダストケースの引出
開口から引き出すと、ダストケースの引出開口面
とリブとの間の段差の部分に集塵袋が引つ掛かつ
てしまい、その集塵袋の引き出しが困難となる。
集塵袋が段差の部分に引つ掛かつた状態で、無理
に集塵袋を引つ張ると、その集塵袋を破損する。
その破損は、集塵袋が紙袋製にすると著しくな
る。
本発明の目的は、上記問題点にかんがみ、紙袋
製の集塵フイルターであつて、しかも、集塵が満
杯になつて集塵袋が大きく膨らんだ状態になつて
も、その集塵フイルターを破損することなく、ダ
ストケースの引出開口から円滑に引き出すことの
できる電気掃除機を提供するにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、引出開口を有するダストケース
と、前記引出開口を開閉するダストケース蓋体
と、前記引出開口よりダストケース内に出し入れ
する紙袋製の集塵フイルターと、前記引出開口よ
りダストケースの奥側に延在するようにダストケ
ースの内壁面に形成した複数個のフイルター保持
リブとを備え、前記フイルター保持リブの先端部
を、前記引出開口面よりも前記ダストケースの中
心に向つて内方に突出させるとともに、前記複数
個のフイルター保持リブ間には、前記引出開口面
と面一になるように前記ダストケースの内壁より
徐々に高くしてなるフイルター保持補助リブを設
けることにより、達成される。
〔作用〕
引出開口よりダストケース内に、集塵フイルタ
ーを設置した後、掃除を開始すると、集塵フイル
ターは膨らんでくる。
塵埃が満杯になつて集塵フイルターが大きく膨
らみ、複数個のフイルター保持リブの間に食い込
んだ状態となる。その場合、フイルター保持リブ
の先端部がダストケースの引出開口面よりも、ダ
ストケースの中心に向つて内方に突出させている
ため、膨らんだ集塵フイルターをダストケースの
引出開口面よりもダストケースの中心に向つて内
方に凹ませるように、フイルター保持リブの先端
部が作用するので、しかも、フイルター保持リブ
の間に入り込んだ集塵フイルターが、その集塵フ
イルターを引出開口側に引つ張ると、フイルター
保持補助リブによつてダストケースの引出開口側
に円滑に案内されるので、集塵フイルターがダス
トケースの引出開口に引つ掛かることなく引き出
される。
〔実施例〕
以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。
掃除機本体は、本体ケース1とダストケース2
とから構成されている。
本体ケース1とダストケース2は第1図に示す
ように着脱自在に結合されている。この結合は、
第1図、第2図に示すように本体ケース1の下部
に設けられている受け溝3にダストケース2の下
部に設けた引掛部4を差し込み、ダストケース2
の上部に設けたハンドル5の基板6の後側を本体
ケース1のハンドル基板受け凹部7に挿入し、本
体ケース1の上部に設けたクランプ8の係合爪9
をハンドル5の基板6に係合することによりなさ
れる。
本体ケース1は内部に電動送風機10およびコ
ード巻取装置11が設けられている。
この本体ケース1は第3図に示すように縦の分
割面をもつて左右に分割される左側本体ケース部
1aと右側本体ケース部1bとから構成されてい
る。左右本体ケース部1a,1bはねじ(図示せ
ず)により固定される。
左右本体ケース部1a,1bは、前壁12に連
通口13が後壁14に排気口15が設けられてい
る。更に中央の電動送風機収納室16と下側のコ
ード巻取装置収納室17は仕切板18にて仕切ら
れている。電動送風機収納室16の上側には後で
詳述する紙袋製の集塵フイルター(以下、第1細
目集塵フイルターという)19の予備品を収納す
る予備フイルター収納室20が設けられている。
予備フイルター収納室20と電動送風機収納室1
6は仕切板21にて仕切られている。
上記仕切板18,21は本体ケース1の分割面
に対し直角に、かつ左側本体ケース1a,1bの
内方にそれぞれ延在している。
前記予備フイルター収納室20は、右側本体ケ
ース部1bについては外側壁面に開口部をもつて
開口している。この開口部より、予備の第1細目
集塵フイルター19は予備フイルター収納室20
内に出し入れされる。通常は、その開口部に着脱
自在なる蓋22を取付けて開口部を閉じておく。
この蓋22は把手穴23および係止用爪24を在
し、同爪24により蓋22は開口部に自由自在に
係止される。
使用時に、電動送風機10から発生した音は本
体ケース1の外部にもれるが、本体ケース1の内
部上側は予備フイルター収納室20により二重の
仕切構造になつているので、外部へもれる音を低
減でき、騒音の低減を図ることができる。また予
備フイルター収納室20、電動送風機収納室16
およびコード巻取装置収納室17は、本体ケース
1の分割面側に抜く成形用の金型により形成でき
る。仮に、予備フイルター収納室20を本体ケー
ス1の外側面壁に縦方向に形成するとすれば、成
型用の金型が複雑になるとともに成型の作業性も
悪くなる。
ダストインジケータ25は右側本体ケース部1
bの前記開口部の下側に設けられる。このダスト
インジケータ25は負圧連通口26に接続すると
ともにダストインジケータ用カバー27により固
定される。同カバー27は右側本体ケース部1b
の内側から挿入するねじ28により固定される。
前記負圧連通口26は、予備フイルター収納室
20の開口部と同方向に開口しているので、成型
用の金型の抜きが簡単にできる。
前記コード巻取装置11はコード30を巻き取
るコードリール31を有する。このコードリール
31の外周に歯部32が形成され、この歯部32
は本体ケース1の前壁12側に回転自在に支持さ
れている中間歯車33に噛合されている。この中
間歯車33には駆動カツプリング34が取付けら
れ、この駆動カツプリング34は前壁10の外面
に露出している。
この駆動カツプリング34はダストケース2側
に設けられる後述の集塵フイルターユニツトの除
塵装置側に連結される。
次にダストケース2の構成について説明する。
ダストケース2は、第1図、第2図および第4図
に示すように、筒形の形状を有する。
ダストケース2の前側には、第1細目集塵フイ
ルター19を出し入れする引出開口(以下、第1
細目集塵フイルター用開口部という)が形成され
ている。この第1細目集塵フイルター用開口部に
は開閉自在なるフイルター支持板36が設けられ
ている。このフイルター支持板36は第1細目集
塵フイルター用開口部の下部に設けた支軸37に
て回転自在に支持され、この支軸37を支点とし
て同支持板36は前側に倒すように回動できる。
フイルター支持板36の丈は第1細目集塵フイ
ルター用開口部のほぼ半分の高さを有するので、
フイルター支持板36を閉成すると第1細目集塵
フイルター用開口部の下半分はふさがれる。
フイルター支持板36の表面には上端に抜ける
凹部38が形成され、この凹部38の左右上端に
は前記第1細目集塵フイルター19の一部を受け
る段状の受部39が形成されている。
また第1細目集塵フイルター用開口部の上側に
は同じく第1細目集塵フイルター19の一部を受
ける段状の受部40が形成されている。
これらの受け部39,40および凹部38の機
能については後で詳述する。
ダストケース蓋体43は、第1細目集塵フイル
ター用開口部をフイルター支持板36の外側から
閉成するもので、ダストケース2の下部に支軸4
4をもつて回動自在に支持され、この支軸44を
支点として同蓋体43は前側に倒すように回動で
きる。
このダストケース蓋体43は吸込ホース(図示
せず)を挿入するホース接続口45およびクラン
プ46を有する。
クランプ46には係合爪47が設けられてお
り、この係合爪47はダストケース2に設けられ
ている係合部48に係脱する。ダストケース2の
第1細目集塵フイルター用開口部は、クランプ4
6の係合爪47を係合部48に係合することによ
り、ダストケース蓋体43にて閉成される。
なおダストケース蓋体43の内側面の構成につ
いては後で詳述する。
ダストケース2の後側は本体ケース1が着脱自
在に結合される。このダストケース2の後側には
結合部側開口部が設けられており、この結合部側
開口部より後で詳述する集塵フイルターユニツト
49はダストケース2内に出し入れされる。
ダストケース2は内壁面に第1細目集塵フイル
ター19を外周から保持する複数のフイルター保
持リブ50を有する。このフイルター保持リブ5
0は、前記結合部側開口部の奥の部分から第1細
目集塵フイルター用開口部に向つて延在してい
る。
またフイルター保持リブ50の間には、同リブ
50と同方向に延びるフイルター保持補助リブ5
0aが第1細目集塵フイルター用開口部側に寄せ
て設けられている。このフイルター保持補助リブ
50aは第1細目集塵フイルター用開口部側に向
つて高くなるように傾斜している。
ダストケース2の内側上部には天上板55が形
成され、この天上板55の上側には前記ハンドル
5の基板6を挿入する挿入部56が設けられてい
る。
ハンドル5は、ハンドル部上5a,5bを抱合
せ、ねじ57で一体に締付けて構成している。ハ
ンドル5のねじ座58はハンドル部片5a,5b
の受け部59に嵌合されている。受け部59への
ねじ座58の取付けはハンドル部片5a,5bを
抱合せる組立過程で行う。
ハンドル5は、前記挿入部56へ挿入した後、
ダストケース2の内側から天上板55を通してね
じ座58に螺合するねじ60によりダストケース
2に固定される。このねじ座58はハンドル5の
ほぼ中央部、すなわち、本電気掃除機を持ち運ぶ
際の重心上に位置しているので、ねじ座58を保
持している受け部59に無理な荷重がかからない
のである。
次に、第1細目集塵フイルター19の細部につ
き述べる。袋状体65は、濾紙や不織布等の濾材
65aを第16図に示す如く筒状に折り曲げ端部
でのり付け等により接合したものの、両端開口6
5bを第17図に示す如く折りたたんでふさぎそ
の部分をのり付けなどにより接合し、袋状に仕上
げるものである。このときの濾材65aの重ね合
せ及び折りかえしの方向は第16図及び第17図
に示す如く、袋状体65に設けられる吸入口65
cに対し裏面側になるよう接合されるものであ
る。この裏面側と云うのは、吸入口65c側より
表面をなぞらえ進行した場合、濾材65aの端面
や重ね合せ部分が引掛からない方向になつている
ことを意味するものとする。
支持板66は、ボール紙等の硬質紙で形成され
ている。支持板66と袋状体65は接着剤により
接着されている。
支持板66には、袋状体65の吸入口65cに
対応する塵埃吸込口67およびふさぎ蓋部68を
有する。また塵埃吸込口67は、袋状体65の上
部に位置して設けられ、かつ本体へ装着したとき
にも吸入口67は集じん室内の上部に位置して取
付くよう形成されている。また、支持板66の塵
埃吸込口67と袋状体65の吸入口65cとは、
第19図等に示すごとく吸入口65cの外径より
塵埃吸込口67の外径の方が大きくなるよう構成
されている。ふさぎ蓋部68は、支持板66の一
辺に形成した折り曲げ線69により簡単に折り曲
げることができる。ふさぎ蓋部68の先端には、
二つの切り込み線70が設けられている。この両
切り込み線70にて形成された係合片71は、切
り込み線70により比較的に曲げやすいものであ
る。この支持板66は、一枚の板材を打ち抜いて
形成するので簡単にできる。
ふさぎ蓋部68は、これを折り曲げ、支持板6
6に合わせることにより第20図に示すごとく、
塵埃吸込口67を閉成する。この状態にふさぎ蓋
体68を保つために、係合片71を少し曲げ、塵
埃吸込口67の内側口縁部に係合する。
第1細目集塵フイルター19は、使用前には袋
状体65およびふさぎ蓋部68を第18図及び第
19図に示すように折りただんでいるので、非常
にコンパクトである。このため、第1細目集塵フ
イルター19の保管は大きな場合を取らず、かつ
また予備集塵フイルター収納室20への同フイル
ター19の出し入れも容易に行われる。
次に第1細目集塵フイルター19のダストケー
ス2への取り付けについて述べる。
第1細目集塵フイルター19のふさぎ蓋部68
を開き、第9図に示すように、ふさぎ蓋部68を
フイルター支持板36の凹部38に差し込むとと
もに袋状体65をダストケース2内に挿入し、支
持板66の上部と下部を、受部39,40に嵌め
ることにより、第1細目集塵フイルター19はダ
ストケース2の第1細目集塵フイルター用開口部
側に保持される。
この後、ダストケース蓋体43を閉成すること
により、本電気掃除機は使用に備えられる。
このように、第1細目集塵フイルター19の取
付けはダストケース2の受部39,40に支持板
66を嵌め込むことにより、簡単に行われる。
次に、ダストケース蓋体43の内側構成につい
て述べる。第1図、第5図に示すように、ダスト
ケース蓋体43の内側には内側カバー板75が設
けられている。この内側カバー板75はねじ座7
6に螺合するねじ77によりダストケース蓋体4
3に固定される。
内側カバー板75の中央より上側には偏向吸込
口78が設けられている。この偏向吸込口78の
吐出部は下方に向けられ、ガイド79の曲部には
通気孔80が設けられている。
偏向吸込口78の接続口部はシールパツキング
85を介し前記ホース接続口45の内側先端に接
続される。シールパツキング85には、逆流防止
弁86が一体に形成されている。この逆流防止弁
86はゴムまたは軟質塩化ビニール等の弾性体で
形成されている。逆流防止弁86は、シールパツ
キング85との連接部を中心として可動する。
逆流防止弁86は偏向吸込口78の内側に位置
し、ホース接続口45を通る気流の力により自動
的に開かれ、気流のない時は自動的に閉成され
る。
偏向吸込口78、通気孔80および逆流防止弁
86の機器については詳述する。
内側カバー板75は、外周に蓋体用シールパツ
キング90が取付けられている。蓋体用シールパ
ツキング90の内側面には環状の舌片91が形成
されている。この舌片91は、前記ダストケース
蓋体43を閉成すると、ダストケース2の第1細
目集塵フイルター開口部の外周側端面に接合し、
ダストケース2とダストケース蓋体43との気密
を保つ。
偏向吸込口78の外周には吸込口用シールパツ
キング92が取付けられている。この吸込口用シ
ールパツキング92には係止用突起93が形成さ
れており、この係止用突起93を内側カバー板7
5の係止穴に差し込むことにより、吸込口用シー
ルパツキング92は内側カバー板75に取付けら
れる。また吸込口用シールパツキング92は前記
蓋体用シールパツキング90に連結部94をもつ
て一体に形成されている。
吸込口用シールパツキング92は、ダストケー
ス蓋体43を閉成した際に、前記第1細目集塵フ
イルター35の支持板66に当接し、これにより
支持板66と内側カバー板75側との気密を保
つ。
またダストケース蓋体43を閉成した状態にあ
つては、偏向吸込口78は支持板66の塵埃吸込
口67を通して袋状体65内に臨む。
次に集塵フイルターユニツト49の構成につい
て述べる。
集塵フイルターユニツト49は第1図、第6図
に示すように、主として粗目集塵フイルター枠体
100と第2細目集塵フイルター枠体102とフ
イルター支持基板103と保持用シールパツキン
グ104とから構成されている。
粗目集塵フイルター枠体100は、前面に平坦
状をなす粗目集塵フイルター105が、側面およ
び上面に補助粗目集塵フイルター106がそれぞ
れ張設されている。
両フイルター105,106はナイロン、ポリ
エチレンまたはポリプロピレン等の糸を網状に編
んだものを用いており、これの通気目の大きさは
前記第1細目集塵フイルター19の通気目よりも
十分に大きなものである。すなわち第1細目集塵
フイルター19は砂等の細塵を捕集できるのに対
し、両フイルター105,106は細塵を通すも
のである。
第2細目集塵フイルター枠体102には不織布
を波状に形成した第2細目集塵フイルター107
が設けられている。この第2細目集塵フイルター
107の通気目の大きさは前記第1細目集塵フイ
ルター19とほぼ同一に形成されている。
このように第1細目集塵フイルター19の下流
側に第2細目集塵フイルター107を配置する二
段構成としたので、第1細目集塵フイルター19
で捕集されなかつた塵埃は第2細目集塵フイルタ
ー107にて捕集でき、本体ケース1の排気口1
5より細塵が吹き出すことはないのである。
フイルター支持基板103は前側に除塵子用歯
車体108を、後側に除塵子用手動ハンドル10
9をそれぞれ回転自在に支持している。除塵子用
歯車体108の前面に弾性体にて形成した除塵子
110をねじ111で固定し、このねじ111を
除塵子用手動ハンドル109に螺合することによ
り、除塵子110と除塵子用歯車体108と除塵
子用手動ハンドル109は、一緒にフイルター支
持基板103に取り付けられる。
第2細目集塵フイルター枠体102の後側とフ
イルター支持基板103の前側を合せ、両者の外
周に保持用シールパツキング104を嵌めて前記
両者を一組とし、これに粗目集塵フイルター枠体
100を第2細目集塵フイルター107側からか
ぶせて取り付けることにより集塵フイルターユニ
ツト49は構成される。
この集塵フイルターユニツト49は、これをダ
ストケース2内に嵌め込むことにより、保持シー
ルパツキング104の外周がダストケース2の内
側壁面に気密的に接合する。
除塵子110の先端部は第2細目集塵フイルタ
ー107の後面(裏面)に接触しているので、除
塵子用手動ハンドル109を回すことにより、前
記裏面が除塵子110の先端部ではじかれるよう
に擦られる。この擦りにより、第2細目集塵フイ
ルター107は振動し、同フイルター107の前
面(表面)に附着している細塵は除塵される。
粗目集塵フイルター枠体100の内側には打撃
振動式の除塵装置が備えられている。
すなわち、第1図、第6図、第11図および第
12図に示すように粗目集塵フイルター105の
ほぼ中央に設けられている不通気部120の後面
(裏面)には支持ボス部121が設けられている。
この支持ボス部121にばね材で形成された打撃
杆122が取り付けられている。この取付けは、
打撃杆122の一端を支持ボス部121に螺合す
るねじ123および座板124により行われる。
打撃杆122の他端である自由端側に対向する
受撃突起体125は粗目集塵フイルター105の
裏側に一体に形成されている。この受撃突起体1
25のつけ根のところから左右に延在するように
して粗目集塵フイルター105に張設した振動伝
達体126は音叉形状をしている。
打撃杆122で受撃突起体125をたたくと、
粗目集塵フイルター105は振動する。その振動
は、振動伝達体126により、粗目集塵フイルタ
ー105の全体に良好に伝わる。
また打撃杆122は受撃突起体125の付根よ
りも先端側寄りをたたくので、粗目集塵フイルタ
ー105は第12図に示すように受撃突起体12
5を中心としてシーソー状の振動をする。このシ
ーソー状の振動により、粗目集塵フイルター10
5の表面に接合している第1細目集塵フイルター
19は外面から連続的に打たれるので、同フイル
ター19の内面に附着しいる塵埃は除塵される。
第2細目集塵フイルター枠体102の上側に設
けた軸受130は、シールパツキング131を介
してカム体132を回転自在に支持している。軸
受130の裏面側には遊び歯車体133、クラツ
チ環134、ばね135、連結筒体136が取付
けられ、これらは前記カム体132に螺合するね
じ137により固着される。
カム体132の回転は、遊び歯車体133を回
すことにより、行われる。ただし、遊び歯車体1
33よりカム体132に伝達される回転は、クラ
ツチ環134により一方回転のみである。
カム体132は、前記打撃杆122の自由端に
接合する関係に位置し、かつ遊び歯車体133の
歯部は前記除塵用歯車体108の歯部と噛合され
ているので、前記除塵子用手段ハンドル109を
回すことにより除塵用歯車体108を介してカム
体132は回転する。このカム体132の回転に
より、打撃杆122の自由端ははじかれるので、
前述したように打撃杆122は受撃突起体125
をたたくのである。
フイルター支持基板103の軸受140は、ば
ね141を介して受動カツプリング142を回転
自在に支持し、この受動カツプリング142の抜
け止めは座板143を介して軸受140に螺合す
るねじ144により行われる。
受動カツプリング142は歯部が形成されてお
り、この歯部は前記除塵用歯車体108の歯部に
噛合されている。またその受動カツプリング14
2は、本体ケース1にダストケース2を結合する
ことにより、前記駆動カツプリング34に係合
し、両カツプリング34,142は連結される。
この連結により、コード巻取装置11のコードリ
ール31の回転力は、集塵フイルターに設けてい
る除塵装置に伝達されるものである。
前記したカム体132の一方向回転はコード3
0を引き出す際のコードリール31の回転方向と
合わせているので、コード30を巻き取る際のコ
ードリール31の回転においてはカム体132は
回転しない。これはコードリール31を回すコー
ド巻取装置11の巻き戻しぜんまいばねを小型に
することに寄与する。
次に上記構成に基づく動作について説明する。
電動送風機10を運転すると、塵埃を含む気流
は吸込ホース、ホース接続口45および偏向吸込
口78を通り、第1細目集塵フイルター19の袋
状体65内に流入する。ここで、粗塵および細塵
は捕集され、空気およびわずかの微細塵は袋状体
65の通気目を通り、更に粗目映塵フイルター1
05,106を通り、第2細目集塵フイルター1
07側に流れる。ここで微細塵は再捕集され、空
気は第2細目集塵フイルター107の通気目を通
り、ケース1の排気口15より排気される。
第1細目集塵フイルター19は、ダストケース
2に取付けた段階では袋状体65が折りたたまれ
た状態になつているが、袋状体65内に空気が流
入すると、この風圧および袋状体65の外周面に
かかる静圧により、袋状体65はふくらふ。ふく
らんだ袋状体65は粗目集塵フイルター105お
よびフイルター保持リブ50にて外周が押えられ
るので、これ以上はふくらまず、この状態で集塵
が行われる。
袋状体65の外周は前述のように粗目集塵フイ
ルター105およびフイルター保持リブ50にて
押えられてはいるが、袋状体65の通気性は損な
われない。すなわち、粗目集塵フイルター105
は通気性が十分にあり、フイルター保持リブ50
の各間には通気路があるので、袋状体65の外周
への気流は阻止されない。
袋状体65内の集塵は、粗目集塵フイルター1
05に対向する部分から進行する。この対向する
部分の目づまりが進むと、ほとんどの気流は、フ
イルター保持リブ50に対向する部分を通り、更
に粗目集塵フイルター枠体100の側面および上
側に設けられている粗目集塵フイルター106を
通つて第2細目集塵フイルター107側に流れる
という状態をとることになる。
こうして、第1細目集塵フイルター19の袋状
体65の集塵は行われるのである。
袋状体65および第2細目集塵フイルター10
7の塵埃附着量が増大し、吸込力が低下した場合
にはコード巻取装置11のコードリール31を回
転させるかあるいは除塵子用手動ハンドル109
を回転させると前述したように除塵子110の作
動により第2細目集塵フイルター107の除塵は
行われるとともに打撃杆122の作動により袋状
体65の除塵も行われる。
袋状体65の除塵は、前記したように、打撃杆
122の作動による粗目集塵フイルター105側
の振動により行なわれるので、袋状体65が損傷
することは起きない。
すなわち、袋状体65は、紙等の比較的弱い材
料で形成されているので、除塵子110のような
もので袋状体65の外面を直接擦するとやぶれて
しまう。しかし、粗目集塵フイルター105を介
して袋状体65に除塵振動力を加えるものである
ので、袋状体65をやぶるような無理な力はかか
らないのである。
また粗目集塵フイルター105は、前述したよ
うに受撃突起体125を中心としてシーソー状に
振動するので、このシーソー状の振動により、袋
状体65は外面から内方に撓む繰り返し打撃力を
受けるので袋状体65の内面に附着している塵埃
の剥離は効果的に行われるのである。
このように、第1細目集塵フイルター19等の
除塵を適時に繰り返しながら使用することによ
り、第1細目集塵フイルター19内に余分な空間
を残すことなく塵埃は充満する。
この時には、塵埃の充満した第1細目集塵フイ
ルター19をダストケース2から外し、新しい第
1細目集塵フイルター19を取付ける。
すなわち、第1細目集塵フイルター19の取り
外しは、まず第10図に示すように、クランプ4
6を操作してダストケース蓋体43を開き、前述
したように、第1細目集塵フイルター19のふさ
ぎ蓋体68で塵埃吸込口67を閉成する。この後
支持板66をもつて第1細目集塵フイルター19
を外側に引つ張ることにより、フイルター支持板
36は開かれるので第1細目集塵フイルター19
は第7図に示すようにダストケース2の外部に楽
に引き出すことができる。
この引き出しに際し、ふさぎ蓋部68で塵埃吸
込口67は閉成されているので、同吸込口67か
ら塵埃がこぼれない。引き出した第1細目集塵フ
イルター19は塵埃を収納したまま捨てられる。
また、第1細目集塵フイルター19の引き出し
は、フイルター保持リブ50の先端部をダストケ
ース2の引出開口面2aよりも、ダストケース2
の中心に向つて内方に突出させてあるので、塵埃
が満杯になつて大きく膨らんだ第1細目集塵フイ
ルター19を、ダストケース2の引出開口面2a
よりもダストケース2の中心に向つて内方に凹ま
せるようにフイルター保持リブ50の先端部が作
用するため、ダストケース2の引出開口面2aの
内端に第1細目集塵フイルター19が引つ掛から
ず、円滑に行われる。
新しい第1細目集塵フイルター19の取付けに
ついては、先に述べたので、ここでの説明は省略
する。
第1集塵フイルター19の取り外しおよび新し
い第1集塵フイルター19の取付けは、以上に説
明したようにダストケース蓋体43を開いてダス
トケース2の前側にある第1細目集塵フイルター
用開口部より行われるので、前記集塵フイルター
ユニツト49の取り外しとは無関係に行うことが
でき取扱性の面でよい。
集塵フイルターユニツト49中の第2細目集塵
フイルター107に集塵される塵埃量は非常に少
なく(95%以上が第1細目集塵フイルター19に
集塵される。)、このため第2細目集塵フイルター
107の塵埃捨ては、第1細目集塵フイルター1
9の取換えに比べ極めて少ない。
それにもかかわらず、第2細目集塵フイルター
107の除塵を行つたり、あるいは塵埃を捨てる
のは次の理由によるものである。
すなわち、第1細目集塵フイルター19を新し
いものと交換しても、第2細目集塵フイルター1
07に塵埃が附着していると、本電気掃除機の吸
込能力は完全に回復したことにならない。せつか
く新しい第1細目集塵フイルター19に取換えた
のにもかかわらず吸込性能の面で劣るという不具
合があるので、第2細目集塵フイルター107の
除塵を行い同フイルター107の吸込能力の回復
を図る必要があるのである。
また第2細目集塵フイルター107側の塵埃量
がある程度以上になると、除塵をしても、この除
塵された塵埃の再舞上が著しく、すぐに同フイル
ター107は塵埃附着により吸込能力が劣下す
る。このような時には第8図に示すように集塵フ
イルターユニツト49をダストケース2より外
し、塵埃を捨てなければならないのである。
第2細目集塵フイルター107側の塵埃を捨て
たり、あるいは集塵フイルタースユニツト49の
保守点検はダストケース2の後側にある結合部側
開口部より集塵フイルタースユニツト49を取り
外して行うので前記第1細目集塵フイルター19
の取り外しとは無関係に行うことができ取扱い性
の面でよい。
前記第1、2細目集塵フイルター19,107
の除塵についての必要性を第14図、第15図に
示すグラフに沿つて更に詳しく述べる。
すなわち、第14図、第15図は前記両フイル
ター19,107の吸込強さと集塵量との関係を
除塵の有無との対比で示したものである。
まず、第14図(第1細目集塵フイルター19
のみの特性を示す)に示すように、第1細目集塵
フイルター19の除塵を行わない場合は、(イ)で表
わす集塵性能特性を示す。すなわち、集塵量の増
加に伴い第1細目集塵フイルター19の目づまり
が進行し、吸込強さ(吸込強力)が急激に減少
し、直に吸込強さは飽和(インジケータ25の飽
和表示を基準とする。)する。この場合の集塵容
量をVとする。
一方、第1細目集塵フイルター19の除塵を適
時に行なつた場合は(ロ)で表わす集塵性能特性を示
す。すなわち、適性に除塵を行いながら使用する
と、第1細目集塵フイルター19に附着している
塵埃が除塵され目づまりが解消されるので吸込強
さが回復し、集塵量の増加に伴い吸込強さは急激
には減少しない。このため吸込強さが飽和に達し
たところでは、集塵容量は2.5〜3V、つまり除塵
を行わない場合に比べ2.5〜3倍に集塵容量は増
大するのである。
次に第15図に示すように、本実施例の電気掃
除機全体の集塵性能特性(ハ)は、第1細目集塵フイ
ルター19の集塵性能特性(ニ)と、第2細目集塵フ
イルター107の集塵性能特性(ホ)との和になる。
なおここでは、説明の都合上、吸込強さが飽和す
るまで両フイルター19,107の除塵を行わな
いものとする。
吸込強さが飽和したところで、新しい第1細目
集塵フイルター19に交換すると、このものにつ
いては低下した吸込強さの量bが完全に回復す
る。しかし、本実施例の電気掃除機全体の低下し
た吸込強さの量はcであるので全体としては吸込
強さは完全に回復したことにならない。すなわ
ち、第2細目集塵フイルター107の吸込強さの
低下量aは残るのである。
そこで第2細目集塵フイルター107の除塵を
行うことにより、同フイルター107の吸込強さ
が回復し、本実施例の電気掃除機全体の吸込強さ
が完全に回復するのである。
このように、第1細目集塵フイルター19の下
流側に第2細目集塵フイルター107を設ける二
段構成のものにおいては、第1細目集塵フイルタ
ー19を交換して吸込能力の回復を期待する以
上、第2細目フイルター107の除塵を行うこと
は是非とも必要なことである。
袋状体65に流入する塵埃気流は偏向吸込口7
8により下方に偏向され、これにより流速は減衰
するので袋状体65への塵埃気流の衝突力はやわ
らげられ、袋状体65の傷み防止に寄与する。
殊に、偏向吸込口78の内側には弾性体で形成
されている逆流防止弁86が設けられているので
塵埃気流の減衰効果をより期待できる。すなわ
ち、第13図に示すように、塵埃気流により逆流
防止弁86は偏向吸込口78で阻止される位置ま
で開放する。逆流防止弁86の開放角度はほぼ
45゜であるので、塵埃気流は逆流防止弁86に衝
突して下方に偏流する。逆流防止弁86は弾性を
有するので、塵埃気流の衝突により、衝突面が撓
み、気流の流速は大きく減衰するのである。
また偏向吸込口78を構成するガイド79の曲
部に通気孔80を設けたのは、塵埃気流により逆
流防止弁86がばたばたと振動するのを防止した
ものである。すなわち、逆流防止弁86への塵埃
気流の衝突により、衝突面が撓わむと、逆流防止
弁86とガイド79とで形成されている空間内の
空気は通気孔80より排出される。ところが、そ
の通気孔80を設けないと、空間内の空気は圧縮
され、この圧縮により逆流防止弁86に反発力が
作用する。そして塵埃気流の逆干弁86への衝突
力は変動するので、前記圧縮に伴なう反発力も変
化し、この反発力の変化により逆流防止弁は振動
するのである。
しかし、前述のように、ガイド79の曲部に通
気孔80が設けられているので、上記のような空
気の圧縮に伴う逆流防止弁86への反発力が生じ
なく、逆流防止弁86は振動を起さないのであ
る。
以上はダストケース2内に第1細目集塵フイル
ター19をセツトした場合の使用形態について述
べたものであるが、本実施例の電気掃除機は第1
細目集塵フイルター19を用いないで使用するこ
とができる。
この場合には粗目集塵フイルター105の前側
にあたるダストケース2の内側空間に粗塵が集塵
され、細塵は第2細目集塵フイルター107に集
塵される。
集塵された塵埃は、集塵フイルターユニツト4
9を取り外してダストケース2の結合部側開口部
より捨てるのが、粗塵および細塵を一挙に捨てら
れるので便利である。
第1細目集塵フイルター19を用いた場合に
は、粗目集塵フイルター106は、集塵フイルタ
ーとしての機能を奏さなく、主に第1細目集塵フ
イルター19を外面から保持する機能を有する。
これに対し、第1細目集塵フイルター19を用い
ない場合には、粗目集塵フイルター106は、本
来の集塵フイルターとしての機能を発揮する。ま
た粗目集塵フイルター105は粗塵のみしか集塵
できなく、細塵の集塵は第2細目集塵フイルター
107によつて行われるので、第2細目集塵フイ
ルター107は本来の細塵集塵機能を発揮する。
第2細目集塵フイルター107の除塵は、前述
した場合と同様に行われるが、粗目集塵フイルタ
ー105の除塵は、打撃杆122の打撃による同
フイルター105の振動により行われるものであ
る。
ダストケース蓋体43は第18,19図に示す
ようにダストケース2の下部に支軸44を支点と
して開閉できるよう組立てられるが、支軸44略
中央には他の部分より細いストツパー溝164が
設けられダストケース2の下部の支軸挿入用穴と
ダストケース蓋体43の支軸挿入用穴とを同軸上
に配置し、支軸44を側端から穴に挿入する。ダ
ストケース下部の支軸挿入部は両端の穴と中央3
本のリブで構成され外側の2本のリブには両端の
穴に対向する位置に切りかけ溝を設けてある。ま
た、中央の1本のリブは他のリ呼より高さが高
く、先端が支軸ストツパー溝の段差分だけ支軸通
路内に凸出するように設定され、さらに中央のリ
ブ165の支持面は他のリブの支持面より肉厚を
うすくし、ストツパー溝以外の太い支軸部が通る
時のたわみ代xを吸収する構造になつている。支
軸を挿入すると上記リブ165に当り、さらに挿
入すると中央リブ支持部166をx寸法たわませ
ながら挿入され続き支軸スリツト溝部に中央リブ
165が位置すると中央リブ165はストツパー
溝に入り支軸が固定されぬけなくなる。また支軸
44でダストケース2の下部に回動自在に固定さ
れたダストケース蓋体下部の前後方向に厚さを、
ダストケース蓋体43を開き床面に付けると、キ
ヤスター168が床面よりh寸法だけ浮くような
寸法関係に設定し、ダストケース蓋体43の開閉
時の重心の関係を第20図と第21図のように設
定した。まずダストケースを閉じた時の重心Wは
本体中央より後方でダストケース蓋体43の重心
W2と本体の重心W1の加え合わされた物である、
ダストケース蓋体43を開くとダストケース蓋体
43の重心は前記蓋体43の床接地点よりd離れ
た点に成立し、本体の重心は車輪167よりa離
れた点に成立する。ダストケース蓋体43の支点
は支軸よりc離れた位置に、本体支点は支軸より
b離れた位置に成立する。この各重心位置と支点
位置abcdおよび重心W1,W2間の関係をM1=a/b W1<M2=d/cW2に設定することにより、ダスト ケース蓋体43を開くとダストケースが上方に持
ち上り、袋状体65の取出しが行い易くなる。
袋状体65は前述にようにフイルター保持リブ
50によつて押えられているが、袋状体が広がつ
たとき通気路を損わず十分広がるようにするため
には、リブ本数を多く設けなければならなくな
り、リブ間隔が狭くなり型がぬけないなど不具合
が生じる。そこで第16図に示すようにフイルタ
ー保持リブ50の間隔を広くし、その中間に前記
フイルター保持リブ50より短く設定したフイル
ター保持補助リブ162を設ける。フイルター保
持補助リブ162は、前記フイルター保持リブ5
0よりh2−h1の高さだけ低くしている。前記フイ
ルター保持リブ50は袋状体65を引出開口面2
aよりさらに内側に凸出しているのに対して、前
記フイルター保持補助リブ162は最大高さを引
出開口面2aと同じ高さにしてある。前記フイル
ター保持リブ50を、引出開口面2aよりさらに
突出し、かつフイルター保持補助リブ162に高
さの差を設けることにより、袋状体65をダスト
ケース2より引き出す時、ダストケース引出開口
面2aの内端に当り引き出せなくなるのを防止す
る。しかも、引出開口面2aと面一になるように
ダストケース2の内壁より徐々に高くしてなる前
記フイルター保持補助リブ162により、前記フ
イルター保持リブ50間に入り込んだ袋状体65
がダストケース2の引出開口面2aに引つ掛かる
ことなく、円滑に案内されるので、袋状体65の
引き出しの時の破れを確実に防止できる。また、
上面と下面のフイルター保持リブ50には断面円
形をした厚肉部163を設け、袋状体65のリブ
間への異常入りこみにより流路の閉ぎを防止する
と共に、ダストケース2の補強およびケースの成
形時の型ぬき時の押し出しピンの位置を確保し生
産性を向上させることができる。又第17図に示
すように前記フイルター保持リブ50のダストケ
ース2の両側壁中央部に位置する各3本のフイル
ター保持リブ50の前後方向の長さをダストケー
ス2の後部のフイルターユニツト49の側面のパ
ツキン104の位置まで延長し、フイルターユニ
ツト49の第2の粗目集塵フイルター105の両
側面の非通気部に接触するようにしたことにより
ダストケース2の側面の補強を行い変形を防止す
ると共に、フイルターユニツト49の固定を行い
袋状体65への除塵性能を向上させるものであ
る。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明によれば、ダストケース
の引出開口面よりもダストケースの中心に向つて
内方に突出させた複数個のフイルター保持リブ
と、このフイルター保持リブ間に形成され、か
つ、ダストケースの引出開口面と面一になるよう
にダストケースの内壁より徐々に高くしてなるフ
イルター保持補助リブとによつて、ごみを一杯に
吸い込んだ集塵フイルターがダストケースの引出
開口内周部に引つ掛かることなく、円滑にダスト
ケースより集塵フイルターを取り外すことができ
る電気掃除機がえられる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図
は電気掃除機全体の縦断面図、第2図は電気掃除
機を分解した分解斜視図、第3図は本体ケースを
分解した分解斜視図、第4図はダストケースの分
解斜視図、第5図はダストケース蓋体の分解斜視
図、第6図はフイルターユニツトの分解図、第7
図は集塵した第1細目集塵フイルターをダストケ
ースから引き出す状態を示す図、第8図はダスト
ケースからフイルターユニツトを取り出して第2
細目集塵フイルター側の塵埃をダストケースから
排出する状態を示す図、第9図はダストケースに
第1細目集塵フイルターを取付ける状態を示す
図、第10図はダストケースから第1細目集塵フ
イルターを取り出す初期の状態を示す図、第11
図は粗目集塵フイルターを内側から見た図、第1
2図は粗目集塵フイルターとの関係で第1集塵フ
イルターの除塵を示す図、第13図は第1集塵フ
イルターへの集塵気流の流入状態を示す図、第1
4図は第1細目集塵フイルターの吸込性能を示す
図、第15図は第1、2細目集塵フイルターを総
合した吸込状態を示す図、第16図は第1細目集
塵フイルターの使用状態説明図、第17図はダス
トケースとフイルターユニツトとの接合関係を示
す図、第18図、第19図はダストケース蓋体の
支持軸の取付状態を示す図、第20図はダストケ
ース蓋体を開いた状態を示す図、第21図は力関
係を示す図である。 2……ダストケース、19……袋状の集塵フイ
ルター、43……ダストケース蓋体、50……フ
イルター保持リブ、50a,162……フイルタ
ー保持補助リブ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 引出開口を有するダストケースと、前記引出
    開口を開閉するダストケース蓋体と、前記引出開
    口よりダストケース内に出し入れする紙袋製の集
    塵フイルターと、前記引出開口よりダストケース
    の奥側に延在するようにダストケースの内壁面に
    形成した複数個のフイルター保持リブとを備え、
    前記フイルター保持リブの先端部を、前記引出開
    口面よりも前記ダストケースの中心に向つて内方
    に突出させるとともに、 前記複数個のフイルター保持リブ間には、前記
    引出開口面と面一になるように前記ダストケース
    の内壁より徐々に高くしてなるフイルター保持補
    助リブを設けたことを特徴とする電気掃除機。
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