JP4215136B2 - 換気扇カバー - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、換気扇の吸気口の前面に装着されて、換気扇の吸気口が調理時に発生した湯気や油煙によって汚染されるのを防止する換気扇カバーに関するものであり、詳しくは、使用するにしたがって汚れたフィルター部材を簡単且つ迅速に交換することができる換気扇カバーに関する。
【0002】
【従来の技術】
台所のガスコンロの上方には、調理によって生じた湯気や油煙を室外に排出するための換気扇が設置されている。台所から発生する湯気や油煙には多くの不純物、特に油煙には多くの油分が含まれていることから、上記換気扇の吸気口は上記不純物によって汚染され、その洗浄に手間が掛かっていた。
【0003】
そこで、上記不純物による吸気口の汚染を防止するために、換気扇の前面に換気扇カバーを装着し、室内から強制排気される空気を換気扇カバーのフィルター部材に通過させることによって、排気する空気に含まれている油分等の不純物を除去し、不純物が除去された空気を換気扇の吸気口に送り込むことで換気扇の吸気口が汚染されるのを防止していた。
【0004】
しかしながら、従来の換気扇カバーでは、上記フィルター部材は換気扇カバーに取り替え不能に取り付けられていることから、上記フィルター部材が空気中に含まれる不純物によって汚染された場合には換気扇カバー全体を交換せざるを得ないものであり、省資源性に劣るものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、換気扇の吸気口の前面に装着されて換気扇の吸気口が排出空気中に含まれる不純物によって汚染されるのを防止するとともに、使用するにつれて汚染されたフィルター部材を簡単且つ迅速に交換することができる換気扇カバーを提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の換気扇カバーは請求項1に記載したように、中央部に吸気用開口部を形成しているカバー主体の該吸気用開口部の前面に、フィルター部材を張設しているカバー部材を着脱自在に装着してなる換気扇カバーにおいて、上記カバー主体の吸気用開口部の外周縁部における上端部前面に係止片の下端部を起伏自在に枢着して、この係止片を起立させることによってその上端部を上記カバー主体の吸気用開口部の外周縁上端よりも上方に突出 させるとともに、伏動させることによって上記カバー主体の吸気用開口部の外周縁部における上端部前面に重なった状態に収納可能に構成している一方、上記カバー部材におけるフィルター部材張設用開口部の外周縁上端部に、上記カバー主体の係止片に係脱自在に係止可能な上側係止孔を穿設してあり、更に、上記カバー部材の下端部に、下側係止孔を形成しているとともに、上記カバー主体の下端部に、弾性部材を介して上記カバー部材の下側係止孔に係脱自在に係止可能な係止部材を設けていることを特徴とする。
【0007】
【作用】
本発明の換気扇カバーを使用するには、上記換気扇カバーのカバー主体を換気扇の前面にその吸気用開口部が換気扇の吸気口に合致した状態に装着する。この時、上記カバー主体の前面にはフィルター部材が張設されてなるカバー部材が着脱自在に装着されている。
【0008】
そして、使用するにしたがって上記換気扇カバーのカバー部材のフィルター部材が汚染された場合には、上記カバー主体を換気扇の前面に装着させた状態のまま上記カバー部材のみを上記カバー主体の前面から離脱させる。しかる後、その汚染されたカバー部材を別のカバー部材と交換し、新しいカバー部材を上記カバー主体の前面に着脱自在に装着して使用を継続する。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の換気扇カバーの一例を図面を参照しつつ説明する。本発明の換気扇カバー1は、図1に示したように、前面に前後方向に貫通した吸気用開口部22が形成されてなるカバー主体2と該カバー主体2の吸気用開口部22に前面から着脱自在に装着されるカバー部材3とからなる。
【0010】
上記カバー主体2は、換気扇の開口部に適合する正面円形又は矩形状に形成されたカバー前面部20の外周縁に後方に向かって一定の前後幅を有する周壁部21を一体に形成するとともに、この周壁部21の後端縁に外方に向かって正面略正方形状のフランジ部28を突設してなり、上記カバー前面部20には、その外周縁部22b を残して前後面間に貫通する吸気用開口部22が設けられているとともに、上記周壁部21は後方に向かって拡開した断面等脚台形状に形成されている。なお、カバー前面部20に設けている吸気用開口部22には、その上下開口縁間に補強枠部22a 、22a を一体に設けている。
【0011】
更に、上記カバー主体2の吸気用開口部22の外周縁部22b における上端部前面には係止片23が配設されている。該係止片23は正面爪形状に形成されており、その下端部を上記カバー主体2の吸気用開口部22の外周縁部22b における上端部中央前面に上下方向に起伏自在に枢着させているとともに、その上端部を前方に向かってやや斜め上方に屈折させている。
【0012】
そして、上記係止片23は、その下端部を中心として起立させると、その上端部が上記カバー主体2の吸気用開口部22の外周縁部22b の上端よりも上方に突出するとともに、その下端部を中心として伏動させると、上記カバー主体2の吸気用開口部22の外周縁部22b における上端部前面に沿った状態に収納されるように構成されている。
【0013】
又、上記カバー主体2のフランジ部28の下端縁部における中央部には、後述するカバー部材3の下側係止孔35a に係脱自在に係止可能な係止部材24が弾性部材であるコイルバネ25を介して一体に設けられている。即ち、上記カバー主体2のフランジ部28の下端縁部における中央部にコイルバネ25の基端部を連結させるとともに、その自由端に係止部材24を連結させている。
【0014】
上記係止部材24は、下端に摘片部241cを有する正面略縦長長方形状の係止片部241 の上端部を後方に向かって直角に屈折させることによって上記カバー部材3の下側係止孔35aに係脱自在に係止可能な係止部241aを形成しているとともに、その係止片部241 の後面中央部に後方に向かって一定高さの連結片241bを突設させ、この連結片241bの先端部を上記コイルバネ25の自由端に連結させている。
【0015】
更に、上記カバー主体2のフランジ部28の左右外周縁部における中央部の夫々には、後述する換気扇Aの前面に換気扇カバー1を着脱自在に装着するための固定部材26、26がコイルバネ27、27を介して配設されている。即ち、上記カバー主体のフランジ部23の左右外周縁部における中央部にコイルバネ27、27の基端部の夫々を連結させるとともに、このコイルバネ27、27の自由端に固定部材26、26を連結させている。
【0016】
上記固定部材26は、一端に摘片部261cを有する正面略横長長方形状の固定片部261 の内側部を偏平に形成して換気扇AのカバーA1の左右後端面と換気扇Aが取り付けられている壁面Bとの間に挿嵌、固定可能な固定部261aに形成しているとともに、その固定片部261の前面中央部には前方に向かって一定高さの連結片261bを突設させ、この連結片261bの先端部を上記コイルバネ27の自由端に連結させている。
【0017】
上記カバー部材3は、上記カバー主体2のカバー前面部20と同一形状で且つ該カバー前面部20を前面から被覆する前面部30の外周縁に後方に向かって一定の前後幅を有する周壁部31を一体に形成しており、上記前面部30には、その外周縁部32b を残して前後面間に貫通するフィルター部材張設用開口部32が設けられているとともに、上記周壁部31は後方に向かって拡開した断面等脚台形状に形成されている。
【0018】
更に、上記フィルター部材張設用開口部32には、その全面に亘ってフィルター部材33が張設されているとともに、その上下開口縁間に補強枠部32a 、32a が一体に設けられている。
【0019】
そして、上記カバー部材3はその前面部30を上記カバー主体2のカバー前面部20に重ね合わせ状態に当接させるとともに上記カバー部材3の周壁部31の後面を上記カバー主体2の周壁部21の前面に当接させた状態に着脱自在に装着できるように構成されており、上記カバー部材3を上記カバー主体2の前面に装着した状態においては、上記カバー部材3のフィルター部材張設用開口部32と上記カバー主体2の吸気用開口部22とは連通状態となるように構成されている。
【0020】
なお、上記カバー部材3を上記カバー主体2の前面に装着した状態では、上記カバー部材3の補強枠部32a 、32a が上記カバー主体2の補強枠部22a 、22a に重なり合った状態となるように構成されている。
【0021】
又、上記カバー部材3のフィルター部材張設用開口部32の外周縁部32b における上端中央部には正面横長長方形状の前後方向に貫通した上側係止孔34が穿設されており、該上側係止孔34は上記カバー主体2の係止片23に上方から係脱自在に係止可能に構成されている。
【0022】
更に、上記カバー部材3の周壁部31の後端縁における下端中央部には正面逆台形状の突片35が下方に向かって突設されており、この突片35の中央部には正面横長長方形状の下側係止孔35a が前後方向に貫通して貫設されており、該下側係止孔35a に上記カバー主体2の係止部材24の係止部241aが係脱自在に係止可能に構成している。
【0023】
次に、上記換気扇カバー1の使用要領について説明する。先ず、上記カバー主体2の係止片23をその下端部を中心として起立させてその上端部を上記カバー主体の吸気用開口部22における外周縁部22b の上端よりも上方に突出させた上で、上記カバー主体2の係止片23に上記カバー部材3の上側係止孔34を上方から係脱自在に係止させて、上記カバー部材3の上部を上記カバー主体2の上部に固定した状態、即ち、上記カバー部材3を上記カバー主体2の前面に吊支状態に配設する。
【0024】
しかる後、上記カバー部材3の下側係止孔35a に上記カバー主体2の係止部材24の係止部241aを前方から係脱自在に係止させることによって上記カバー部材3の下部を上記カバー主体2の下部に固定して、上記カバー部材3を上記カバー主体2の前面に安定した状態に着脱自在に装着させる。
【0025】
上記係止部材24の係止部241aが上記カバー部材3の下側係止孔35a に前方から係止した状態においては、上記係止部材24と上記カバー主体2との間に介在した上記コイルバネ25は伸長状態となって、上記係止部材24は下方に向かってやや斜め後方に引っ張られた状態となっている。
【0026】
よって、上記係止部材24の係止部241aが係止している上記カバー部材3の下端部も下方に向かってやや斜め後方に引っ張られ、上記カバー部材3は上記カバー主体2の前面に安定した状態、即ち、上記カバー部材3のフィルター部材張設用開口部32の外周縁部32b における後面が上記カバー主体2の吸気用開口部22の外周縁部22b における前面に当接した状態となるとともに、その周壁部31の後面も上記カバー主体2の周壁部21の前面に当接した状態に着脱自在に装着される(図2参照)。
【0027】
次いで、上記換気扇カバー1をその上記カバー主体2の後側開口部28が換気扇Aの吸気口A2に合致した状態となるように換気扇AのカバーA1の前面に配設した上で、上記換気扇カバー1のカバー主体2における固定部材26、26の固定部261a、261aを上記換気扇AのカバーA1の左右後端面と該換気扇Aを配設している壁Bとの隙間に挿嵌、固定させて、上記換気扇カバー1を上記換気扇AのカバーA1の前面に着脱自在に装着する(図3及び図4参照)。なお、換気扇Aにカバー主体2を取付けた後、このカバー主体2の前面にカバー部材3を上述と同様にして装着してもよい。
【0028】
しかして、上記換気扇Aを作動させて吸気すると、室内において調理時に発生した湯気や油煙が上記カバー部材3のフィルター部材張設用開口部32と上記カバー主体2の吸気用開口部22とを通じて換気扇A側に吸気されて室外に排気される。この時、湯気や油煙は上記カバー部材3のフィルター部材張設用開口部32に張設されたフィルター部材33を通過することによってそれに含まれている油分等の不純物が取り除かれており、上記換気扇Aが湯気や油煙中の油分等の不純物によって汚染されることはない。
【0029】
一方、上記カバー部材3のフィルター部材張設用開口部32に張設されたフィルター部材33は使用するにしたがって湯気や油煙に含まれている油分等の不純物を吸着して汚染されていくとともに目詰まりを起こし、換気扇Aの吸気能力が低減するので、一定期間経過後、上記フィルター部材33を張設しているカバー部材3を別の新しいカバー部材3に交換する必要があり、そのカバー部材3の交換要領を以下に説明する。
【0030】
先ず、上記カバー部材3の下側係止孔35a に前方から係止させている上記カバー主体2の係止部材24を上記コイルスプリング25の収縮力に抗して僅かに上方に持ち上げるとともに前方に引き抜くことによって、上記係止部材24の係止部241aと上記カバー部材3の下側係止孔35a との係止状態を解除する。
【0031】
しかる後、上記カバー部材3の下部を把持して上方に持ち上げることによって、上記カバー部材3の上側係止孔34を上記カバー主体2の係止片23から上方に引き抜いて、上記カバー部材3の上側係止孔34と上記カバー主体2の係止片23との係止状態を解除する。
【0032】
このように、上記カバー部材3の下側係止孔35a と上記カバー主体2の係止部材24の係止部241aとの間の係止状態の解除は、上記カバー主体2の下端部といった下方位置に配設された上記係止部材24を僅かに上方に持ち上げて前方に引き抜くといった簡単な作業で行えるとともに、上記カバー主体2の係止片23と上記カバー部材3の上側係止孔34との係止状態の解除は、上記カバー部材3の下部を把持して上方に持ち上げるといった簡単な作業で行えるので、背の低い者であっても壁の上方部に配設された換気扇カバー1の上記カバー部材3の交換作業を円滑且つ確実に行うことができる。
【0033】
しかも、上記カバー部材3の交換作業は、上記カバー主体2を上記換気扇AのカバーA1の前面に装着した状態のまま行うことができるので、換気扇カバー1全体を換気扇AのカバーA1の前面から取り外す必要があるといった煩雑な作業を要しない。
【0034】
次いで、上記汚染されたフィルター部材33が張設されたカバー部材3を別の新しいカバー部材3と交換した上で、上記と逆の要領、即ち、上記カバー部材3の下部を把持して上記カバー主体2の係止片23に上記カバー部材3の上側係止孔34を上方から係脱自在に係止させるとともに、上記カバー部材3の下側係止孔35a に上記カバー主体2の係止部材24の係止部241aを前方から係止させることによって、上記カバー部材3を上記カバー主体2の前面に安定した状態に着脱自在に装着し継続使用することができる。
【0035】
なお、上記換気扇カバー1は、そのカバー主体2の前面にカバー部材3を重ね合わせた状態とされた上で合成樹脂製フィルムからなる包装袋内に収納されて販売されるが、上記カバー主体2の係止片23の上端部がカバー主体2の吸気用開口部22の外周縁部22b における上端よりも上方に突出させた状態にあると、上記カバー主体2の係止片23の上端部によって上記包装袋が破損する虞れがある。
【0036】
そこで、上記換気扇カバー1にあっては、上記カバー主体2の係止片23をその下端部を中心として起伏自在に枢着しておき、換気扇カバー1を包装袋内に収納する際には、上記カバー主体2の係止片23をその下端部を中心として伏動させて、上記係止片23を上記カバー主体2の吸気用開口部22における外周縁部22b の上端部前面に重なった状態に収納した上で、上記カバー主体2の前面に上記カバー部材3を重ね合わせて、上記カバー主体2の係止片23を上記カバー部材3のフィルター部材張設用開口部32の外周縁部32b によって被覆した状態とすることによって、上記包装袋が上記カバー主体2の係止片23によって不用意に破損するといった不測の事態は生じない(図5参照)。
【0037】
【発明の効果】
本発明の換気扇カバーは、請求項1に記載したように、中央部に吸気用開口部を形成しているカバー主体の該吸気用開口部の前面に、フィルター部材を張設しているカバー部材を着脱自在に装着しているので、フィルター部材が使用するにしたがって汚染されて交換する必要が生じた場合にあっても、上記カバー主体を換気扇の前面に装着した状態を維持したまま上記カバー部材を上記カバー主体の前面から取り外して別の新しいカバー部材と交換することができるので、換気扇カバー全体を換気扇の前面から取り外し、再度装着するといった煩雑な作業を行うことなく、上記カバー部材のみの交換を簡単且つ確実に行うことができる。
【0038】
その上、上記カバー主体の吸気用開口部の外周縁部における上端部前面には上方に向かって係止片が突設されている一方、上記カバー部材におけるフィルター部材張設用開口部の外周縁上端部には上記カバー主体の係止片に係脱自在に係止可能な上側係止孔が穿設されており、更に、上記カバー部材の下端部には下側係止孔が形成されているとともに、上記カバー主体の下端部には弾性部材を介して上記カバー部材の下側係止孔に係脱自在に係止可能な係止部材が一体に設けられているので、上記カバー部材を上記カバー主体の前面に装着する場合、上記カバー部材の下部を把持して、該カバー部材の上側係止孔を上記カバー主体の係止片に上方から係止するとともに、上記カバー部材の下側係止孔に上記カバー主体の係止部材を前方から係止するといった簡単な作業で行うことができる一方、上記カバー部材を上記カバー主体の前面から取り外す場合にも、上記カバー部材の下側係止孔と上記カバー部材の係止部材との間の係止状態を解除するとともに、上記カバー部材の下部を把持して上方に持ち上げて、上記カバー部材の上側係止孔を上記カバー主体の係止片から上方に引き抜いて両者間の係止状態を解除するといった簡単な作業で行うことができる。
【0039】
しかも、上記カバー部材の下側係止孔と上記カバー主体の係止部材との間の係止又はその解除は、上記カバー部材及び上記カバー主体の下部といった比較的低い位置において行うことができるとともに、上記カバー部材の上側係止孔と上記カバー主体の係止片との係止又はその解除は、上記カバー部材の下部といった低い位置を把持して、該カバー部材を上方又は下方に変位させるといった簡単な作業で行うことができるので、背の低い者であっても高い場所に配設された換気扇カバーのカバー部材を簡単且つ確実に交換、取付けることができる。
【0040】
さらに、上記カバー主体の係止片は、その下端部を上記カバー主体の吸気用開口部の外周縁部における前面上端部に起伏自在に枢着されており、上記係止片を起立させることによってその上端部を上記カバー主体の吸気用開口部の外周縁上端よりも上方に突出させるとともに、上記係止片を伏動させることによって上記カバー主体の吸気用開口部の外周縁部における上端部前面に重なった状態に収納可能に構成しているので、販売する際には上記カバー主体の係止片をその下端部を中心として伏動させることによって上記カバー主体の吸気用開口部の外周縁部における上端部前面に重なった状態に収納しておけば、上記カバー主体の係止片によって包装袋を不用意に破損することはない。そして、使用する際には、上記カバー主体の係止片をその下端部を中心として起立させることによってその上端部を上記カバー主体の吸気用開口部の外周縁部における上端よりも上方に突出させて、この突出した係止片の上端部に上記カバー部材の上側係止孔を係脱自在に係止させることによって不測に離脱する虞れもなく上記カバー部材を上記カバー主体の前面に簡単且つ確実に装着させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の換気扇カバーの分解斜視図である。
【図2】 本発明の換気扇カバーの斜視図である。
【図3】 本発明の換気扇カバーを換気扇のカバーの前面に装着した状態を示した斜視図である。
【図4】 図3のX−X線断面図である。
【図5】 カバー主体の係止片をカバー部材のフィルター部材張設用開口部の外周縁部によって被覆した状態を示した斜視図である。
【符号の説明】
1 換気扇カバー
2 カバー主体
20 カバー前面部
21 周壁部
22 吸気用開口部
22b 外周縁部
23 係止片
24 係止部材
241a係止部
25 コイルスプリング
26 固定部材
3 カバー部材
30 前面部
31 周壁部
32 フィルター部材張設用開口部
32b 外周縁部
33 フィルター部材
34 上側係止孔
35a 下側係止孔
A 換気扇
A1 換気扇のカバー
A2 吸気口
B 壁面
Claims (1)
- 中央部に吸気用開口部を形成しているカバー主体の該吸気用開口部の前面に、フィルター部材を張設しているカバー部材を着脱自在に装着してなる換気扇カバーにおいて、上記カバー主体の吸気用開口部の外周縁部における上端部前面に係止片の下端部を起伏自在に枢着して、この係止片を起立させることによってその上端部を上記カバー主体の吸気用開口部の外周縁上端よりも上方に突出させるとともに、伏動させることによって上記カバー主体の吸気用開口部の外周縁部における上端部前面に重なった状態に収納可能に構成している一方、上記カバー部材におけるフィルター部材張設用開口部の外周縁上端部に、上記カバー主体の係止片に係脱自在に係止可能な上側係止孔を穿設してあり、更に、上記カバー部材の下端部に、下側係止孔を形成しているとともに、上記カバー主体の下端部に、弾性部材を介して上記カバー部材の下側係止孔に係脱自在に係止可能な係止部材を設けていることを特徴とする換気扇カバー。
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