JPH09144384A - 簡易型建家の骨組 - Google Patents

簡易型建家の骨組

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JPH09144384A
JPH09144384A JP7334054A JP33405495A JPH09144384A JP H09144384 A JPH09144384 A JP H09144384A JP 7334054 A JP7334054 A JP 7334054A JP 33405495 A JP33405495 A JP 33405495A JP H09144384 A JPH09144384 A JP H09144384A
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    • E04BUILDING
    • E04HBUILDINGS OR LIKE STRUCTURES FOR PARTICULAR PURPOSES; SWIMMING OR SPLASH BATHS OR POOLS; MASTS; FENCING; TENTS OR CANOPIES, IN GENERAL
    • E04H15/00Tents or canopies, in general
    • E04H15/32Parts, components, construction details, accessories, interior equipment, specially adapted for tents, e.g. guy-line equipment, skirts, thresholds
    • E04H15/34Supporting means, e.g. frames
    • E04H15/44Supporting means, e.g. frames collapsible, e.g. breakdown type
    • E04H15/48Supporting means, e.g. frames collapsible, e.g. breakdown type foldable, i.e. having pivoted or hinged means

Abstract

(57)【要約】 【課題】 柱、梁をジョイントで連結した状態で、建家
骨組みの折り畳みができるようにして、建家骨組みの構
築および折り畳みを容易にすること。 【解決手段】 四本の柱Cの頂部をジョイントJ1、J
2を介して桁梁G3、G4および妻梁G1、G2で連結
し、ジョイントJ3を介して棟梁G5、G6で妻梁G
1、G2を連結する。また二本の棟梁G5、G6をジョ
イントJ5で連結すると共に、桁梁G3、G4をジョイ
ントJ4で連結する。そして、ジョイントJ3、J4を
介して妻梁G1、G2、桁梁G3、G4を下方向に折曲
可能にすると共に、ジョイントJ5を介して棟梁G5、
G6を上方向に折曲可能にする。これにより、柱と各梁
とをジョイントで連結した状態で、柱および各梁を寄せ
集めるようにして折り畳むことができ、骨組みの折り畳
みおよび骨組みの構築を容易にすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はテントなどに使用さ
れ、四本の柱と、妻梁、桁梁および棟梁からなる建家骨
組みの組み立ておよび折り畳みを容易にした簡易型建家
の骨組に関する。
【0002】
【従来の技術】四本の柱と、妻梁、桁梁および棟梁から
なる従来の建家骨組として、例えば実開平5−4997
3号公報に開示されたものがある。ここに開示された建
家骨組みにおいて基本的には、図63に示すように、それ
ぞれ分離された四本の柱C、二本(または四本)の桁梁
Ga,Gb、および四本の妻梁Gf,Geを、図61に示
すような三方ジョイントJaで接続し、妻梁Ge,Gf
と棟梁Gc,Gdを同様の三方ジョイントJbで接続し
ている。また、桁梁が長い場合にはGa,Gbのように
二分割にして図62に示すようなジョイントJcで接続
し、棟梁も同様にGc,Gdのように二分割にしてジョ
イントJcで接続するようにしている。
【0003】また、他の従来例として実開平5−871
68号公報には、建家平面において四本の柱を角とする
四角形であって、この四角形の対向した辺の中央部を単
位支持体で結んで田の字形にし、単位支持体が交わる田
の字形の中心に雨よけフレームを立設するようにしてい
る。そして、上記単位支持体は二本の支持杆をX形にク
ロスさせ、そのクロス部分をピンで連結してなるいわゆ
るパンタグラフになっている。これにより、田の字形の
中心を雨よけフレームに沿わせて丁度傘を畳むように単
位支持体を上に持ち上げてつぼめ、柱間はパンタグラフ
を縮めるように単位支持体を縮めて寄せ集めるようにし
ている。また、構築した状態では傘を広げたような三角
屋根になる。
【0004】更に、他の従来例として実開平2−206
52号公報に開示されたものがある。ここに開示された
建家骨組みは四本の柱を妻梁と桁梁でつなぎ、妻梁を棟
梁でつないだものであり、妻梁(合掌材)の一端を上部
山型アームに回動可能に連結し、他端に下部山型アーム
を固定し、この下部山型アームに柱材の一端を回動可能
に連結している。そして、桁梁は下部山型アームに設け
た係止部に係止すると共に、棟梁は上部山型アームに設
けた係止部に係止するようにしている。
【0005】
【発明が解決しょうとする課題】運動会などの催しや震
災時などにおいて使用されるテント、アウトドアスポー
ツなどで使用されるテント、あるいは犬小屋などの簡易
建家などの骨組みは、組み立てが容易であり、かつ、容
易に折り畳むことができて、折り畳んだ時に軽量で、か
つ、コンパクトになって持ち運びが便利であり、また不
使用時の保管に場所を取らないことが望ましい。
【0006】そこでまず、実開平5−49973号に開
示された方式の建家骨組みにおいて図63を例にして説明
すると、その部品点数は、柱四本、妻梁四本、桁梁二本
(分割した場合には四本)、棟梁一本(分割した場合に
は二本)、ジョイントが二種類で六個、桁梁および棟梁
が二分割されている場合にはこれを接続するためのジョ
イントが三個であり、合計十七個である。この十七個の
部品を用いて建家を組み立てるのに、手間がかかるのは
もちろんであるが、各ジョイントに差し込み式のものを
使用した場合には、組付の点で更に次のような問題があ
る。
【0007】すなわち、図63において柱間のスパンL1
はジョイントJbで接続された妻梁Ge,Gfの水平長
さによって規制され、また、柱間のスパンンL2 は二本
の桁梁と一本の棟梁の長さによって規制されることか
ら、任意の手順で組み立てることができない。例えば一
つの組み立て手順としては、二組のジョイントJaとジ
ョイントJbによって先ず柱Cと妻梁Ge,Gfを組み
立てた後に、ジョイントJcによって接続した二組の桁
梁Ga,Gbと一組の棟梁Gc,Gdの片側端部をそれ
ぞれ一方のジョイントJa,Jbに差し込んだ後に、他
の側の端部を同時にジョイントJa,Jbに差し込まな
ければならない。そして、組付の剛性力は各ジョイント
の差し込み部で保たれているので、組み立てに際しては
柱などを曲げないように、相当の注意を払わなければな
らないことから、組付性が極めて悪いという問題があ
る。
【0008】次に、組み立てた骨組みを解体する場合に
は各ジョイントから各梁および柱を抜かなければならな
いので手間が掛かり、また解体した梁および柱を束ね
て、かつ、各ジョイントを集めて保管しなければならな
いので、手間がかかるという問題がある。また、部品点
数が十七個もあるので、時には部品を紛失することがあ
るなどの不具合がある。
【0009】次に、実開平5−87168号公報に開示
された建家骨組みは、四本の柱および雨よけフレームを
分離しないで、折り畳みおよび構築ができるので、折り
畳みおよび構築を容易に行うことができるのであるが、
桁梁に相当する部分が八個の単位支持体(パンタグラ
フ)からなっており、かつ、田の字型の妻梁や棟梁に相
当する部分が四個の単位支持体(パンタグラフ)からな
っており、更に雨よけフレームが必要であることから、
相当な重量になり持ち運びの点で問題がある。また、折
り畳んだ状態においては雨よけフレームが突き出た状態
になるので、長さ方向にコンパクトにすることができ
ず、上記重量とあいまって持ち運びに問題があると共
に、例えばアウトドアスポーツとして自動車で運ぶ時な
ど不便であり、かつ、保管場所を取るという問題があ
る。また、桁梁および妻梁や棟梁に相当する部分がすべ
て単位支持部材(パンタグラフ)であるので、構築した
時の建家剛性力が低いという問題があり、運動会の催し
や被災地の簡易住居などの大型の建家骨組みには適して
おらず、汎用性の点で問題がある。
【0010】次に、実開平2−20652号公報に開示
された建家骨組みは、妻梁(合掌材)と柱は分離しない
で折り畳みおよび構築をすることができるが、桁梁およ
び棟梁は分離された状態になっているので、折り畳みお
よび構築を容易に行うことができないという問題があ
る。
【0011】本発明は柱および各梁をジョイントで連結
した状態で、建家骨組みの構築および折り畳みができる
ようにして、建家骨組みの構築および折り畳みを容易に
し、部品の束ねや紛失をなくし、更にコンパクトな折り
畳みを可能にして保管管理を容易にすると共に、建家骨
組みを構築した状態において、その強度を十分に持たせ
るようにし、かつ、軽量化した簡易型建家の骨組を提供
するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の、請求項1の記載から把握される本発明にかかる手段
は、四本の柱の頂部をジョイントを介して平行な二本の
妻梁と平行な二本の桁梁で連結すると共に、該二本の妻
梁の中央部をジョイントを介して棟梁で連結し、該棟梁
を二本に分割してジョイントで連結すると共に、前記桁
梁を二分割にしてジョイントで連結し、前記妻梁も二分
割にして前記妻梁と棟梁とを連結する共通のジョイント
で連結し、前記二分割にした妻梁および桁梁を各ジョイ
ントを介して下方向に折曲可能にすると共に、二分割に
した棟梁を各ジョイントを介して上方向に折曲可能にし
たことを特徴とする。
【0013】次に、請求項2の記載から把握される本発
明にかかる手段は、柱の頂部、妻梁の端部および桁梁の
端部を連結するジョイント部において、妻梁および桁梁
の外形に合わせた逆U字形部材を建家平面において直角
に結合し、妻梁の端部と桁梁の端部を逆U字形部材に嵌
合して連結し、該逆U字形部材に嵌合された妻梁の端部
と桁梁の端部に逆U字形部材を貫通するピンを設けると
共に、逆U字形部材の両側面に該ピンを案内する長孔を
形成し、該長孔は建家組み立て状態において妻梁および
桁梁の上面が逆U字形部材の底部内面に接触するように
前記ピンを案内する逆U字形部材の底部に平行な平行部
と、妻梁および桁梁を下方に曲げた時に妻梁および桁梁
の端部が逆U字形部材の底部から離れるように前記ピン
を案内する曲り部とからなり、前記柱を桁梁に対して垂
直下方になるようにその頂部を逆U字形部材に固定した
ことを特徴とする。
【0014】次に、請求項3の記載から把握される本発
明にかかる手段は、長孔の水平部にピンが案内され妻梁
および桁梁の上面が逆U字形部材の底部に接触している
状態で、妻梁および桁梁の下面に接触するピンを逆U字
形部材を貫通させて設けたことを特徴とする。
【0015】次に、請求項4の記載から把握される本発
明にかかる手段は、二分割された妻梁の端部どうしと棟
梁の端部とを連結するジョイント部において、二分割し
た妻梁の端部どうしを二枚の板材で挟み、該二枚の板材
と妻梁の各端部をピンで連結し、該ピンを中心にして妻
梁が回動した時の妻梁の端部先端が当接する位置から外
れる位置にかけて、二枚の板材に設けた長孔に案内され
て移動するピンを設け、前記二枚の板材の側面に対して
垂直に逆U字形部材を設け、該逆U字形部材の先端部に
おいて逆U字形部材の底部を切除し、該底部切除部に棟
梁の端部を嵌合してピンで連結し、該棟梁が水平状態に
おいて棟梁の下端に接触するピンを前記底部切除部を貫
通するように設け、該ピンの位置を前記棟梁を連結して
いるピンよりも内側に設けたことを特徴とする。
【0016】次に、請求項5の記載から把握される本発
明にかかる手段は、二分割にした棟梁のジョイント部に
おいて、棟梁の分割端部を逆U字形部材に嵌合して、該
逆U字形部材を貫通するピンで連結し、逆U字形部材の
両側面に該ピンを案内する長孔を形成し、該長孔は棟針
が水平状態において棟梁の上面が逆U字形部材の底部内
面に接触するように前記ピンを案内する逆U字形部材の
底部に平行な平行部と、棟梁をジョイント部で曲げた時
に棟梁の端部が逆U字形部材の底部から離れるように前
記ピンを案内する曲り部とからなりることを特徴とす
る。
【0017】次に、請求項6の記載から把握される本発
明にかかる手段は、長孔の水平部にピンが案内され棟梁
の上面が逆U字形部材の底部に接触している状態で、棟
梁の下面に接触するピンを逆U字形部材を貫通させて設
けたことを特徴とする。
【0018】次に、請求項7の記載から把握される本発
明にかかる手段は、二分割した桁梁の端部どうしを逆U
字形部材に嵌合し、該嵌合部における逆U字形部材の底
部を切除して桁梁の各端部をピンで連結し、該ピンを中
心にして桁梁が回動した時の桁梁の端部先端が当接する
位置から外れる位置にかけて、逆U字形部材の側面に設
けた長孔に沿って移動するピンを設けたことを特徴とす
る。
【0019】次に、上記各構成によって課題がどのよう
に解決されるかについて説明する。請求項1の記載から
把握される本発明にかかる手段において、四本の柱の頂
部をジョイントを介して平行な二本の妻梁と平行な二本
の桁梁で連結すると共に、該二本の妻梁の中央部をジョ
イントを介して棟梁で連結し、該棟梁を二本に分割して
ジョイントで連結すると共に、前記桁梁を二分割にして
ジョイントで連結し、前記妻梁も二分割にして前記妻梁
と棟梁とを連結する共通のジョイントで連結し、前記二
分割にした妻梁および桁梁を各ジョイントを介して下方
向に折曲可能にすると共に、二分割にした棟梁を各ジョ
イントを介して上方向に折曲可能にすることにより、柱
と各梁とをジョイントで連結した状態で、二分割にした
妻梁および桁梁を各ジョイントを介して下方向に折曲げ
て妻梁と柱および妻梁どうしを接近させ、次に棟梁を上
方に折り曲げて桁梁と柱、桁梁どうしおよび棟梁どうし
を接近させるように折り畳むことができる。
【0020】次に、請求項2の記載から把握される本発
明にかかる手段において、柱の頂部、妻梁の端部および
桁梁の端部を連結するジョイント部は、妻梁および桁梁
の外形に合わせた逆U字形部材を建家平面において直角
に結合し、妻梁の端部と桁梁の端部を逆U字形部材に嵌
合して連結することにより、逆U字形部材に嵌合された
妻梁および桁梁は密着状態になって一体となり、建家骨
組みを構築した状態において、逆U字形部材に嵌合され
た妻梁および桁梁の連結部に剛性力を持たせることがで
き、かつ、妻梁と桁梁とを直角に組みつけた状態を剛構
造にすることができると共に、ジョイントは逆U字形部
材であることから、妻梁および桁梁を下方向に折り曲げ
ることができる。
【0021】そして、逆U字形部材に嵌合された妻梁の
端部と桁梁の端部に逆U字形部材を貫通するピンを設け
ると共に、逆U字形部材の両側面にこのピンを案内する
長孔を形成し、この長孔は建家組み立て状態において妻
梁および桁梁の上面が逆U字形部材の底部内面に接触す
るように前記ピンを案内する逆U字形部材の底部に平行
な平行部と、妻梁および桁梁を下方に曲げた時に妻梁お
よび桁梁の端部が逆U字形部材の底部から離れるように
前記ピンを案内する曲り部とからなっていることから、
建家骨組み構築の状態においては妻梁および桁梁の上面
が逆U字形部材の底部内面に接触すると共に、ピンが長
孔の水平部に位置していて、妻梁および桁梁が下方向に
曲がろうとする力に対して剛性力を持たせることがで
き、また妻梁および桁梁を移動して長孔の曲がり部に沿
ってピンを移動することにより、妻梁および桁梁を下方
向に折り曲げることができる。
【0022】そして、柱を桁梁に対して垂直下方になる
ようにその頂部を逆U字形部材に固定することにより、
柱の頂部にジョイントを一体にした状態で剛構造とな
り、柱の頂部からジョイントを取り外すことなく、妻梁
および桁梁を柱に近づけるようにジョイント部で折り曲
げることができる。
【0023】次に、請求項3の記載から把握される本発
明にかかる手段において、長孔の水平部にピンが案内さ
れ妻梁および桁梁の上面が逆U字形部材の底部に接触し
ている状態で、妻梁および桁梁の下面に接触するピンを
逆U字形部材を貫通させて設けることにより、建家骨組
みの構築状態において妻梁と桁梁の端部は、その上面が
逆U字形部材の底部に、下部が逆U字形部材を貫通して
設けたピンに接触して、妻梁および桁梁の端部が挟持さ
れた状態になり、妻梁と桁梁が下方向に折れ曲がろうと
する力に対して大きな剛性力を持たせることができると
共に、逆U字形部材が広がろうとする水平の力あるいは
三次元的な捩じれ力をピンの引っ張り力として受けるこ
とができる。
【0024】次に、請求項4の記載から把握される本発
明にかかる手段において、二分割された妻梁の端部どう
しと棟梁の端部とを連結するジョイント部を、二分割し
た妻梁の端部どうしを挟むように二枚の板材で構成し、
この二枚の板材と妻梁の各端部をピンで連結することに
より、このジョイント部において、二分割にした妻梁を
上下方向に折り曲げることができると共に、二枚の板材
が広がろうとする水平の力あるいは三次元的な捩じれ力
を挟持された妻梁およびピンで受けることができる。
【0025】そして、このピンを中心にして妻梁が回動
した時の妻梁の端部先端が当接する位置から外れる位置
にかけて、二枚の板材に設けた長孔に案内されて移動す
るピンを設けることにより、このピンを長孔に沿って移
動し、妻梁の先端が当接する状態では、妻梁の折曲が拘
束されて建家状態におけるこのジョイント部に剛性力を
持たせ、長孔に沿ってピンを移動し、妻梁の先端が当接
しない状態においては、このジョイント部における妻梁
の下方向への折曲を可能にすることができる。
【0026】そして、二枚の板材の側面に対して垂直に
逆U字形部材を設け、この逆U字形部材の先端部におい
て逆U字形部材の底部を切除し、この底部切除部に棟梁
の端部を嵌合してピンで連結することにより、前記妻梁
と棟梁を共通のジョイントで連結することができると共
に、逆U字形部材の底部に当接しないようにして、棟梁
を上方向に折り曲げすることができる。また、この棟梁
が水平状態において棟梁の下端に接触するピンを前記底
部切除部を貫通するように設け、該ピンの位置を前記棟
梁を連結しているピンよりも内側に設けることにより、
この棟梁が下方向に曲がろうとする力をこのピンで受け
ると共に、このジョイント部で棟梁が上方向に折れ曲が
るのを許容することができ、また切除部が広がろうとす
る水平力あるいは三次元的な捩じれ力をピンの引っ張り
力として受けることができる。
【0027】次に、請求項5の記載から把握される本発
明にかかる手段において、二分割にした棟梁のジョイン
ト部が、棟梁の分割端部を逆U字形部材に嵌合して、こ
の逆U字形部材を貫通するピンで連結することにより、
逆U字形部材に密着した状態で棟梁が一体に嵌合して剛
性力を高め、かつ、このジョイント部での二分割した棟
梁の折り曲げが可能になる。そして、逆U字形部材の両
側面にこのピンを案内する長孔を形成し、この長孔を棟
梁が水平状態において棟梁の上面が逆U字形部材の底部
内面に接触するように前記ピンを案内する逆U字形部材
の底部に平行な平行部と、棟梁をジョイント部で曲げた
時に棟梁の端部が逆U字形部材の底部から離れるように
前記ピンを案内する曲り部とで形成することにより、こ
のジョイント部において、棟梁が下方向に折れ曲がろう
とする力により発生する偶力を底部とピンで受けて、棟
梁が下方向に折れ曲がろうとするのを拘束すると共に、
上方向に折れ曲がるのを許容することができる。
【0028】次に、請求項6の記載から把握される本発
明にかかる手段において、長孔の水平部にピンが案内さ
れ棟梁の上面が逆U字形部材の底部に接触している状態
で、棟梁の下面に接触するピンを逆U字形部材を貫通さ
せて設けることにより、二分割にした棟梁の端部を接続
しているジョイント部において、棟梁が下方向に曲がろ
うとする力に対する剛性力を高めることができると共
に、逆U字形部材が広がろうとする水平の力あるいは三
次元的な捩じれ力をピンの引っ張り力として受けること
ができる。
【0029】次に、請求項7の記載から把握される本発
明にかかる手段において、二分割した桁梁の端部どうし
を逆U字形部材に嵌合し、この嵌合部における逆U字形
部材の底部を切除して桁梁の各端部をピンで連結するこ
とにより、底部に接触させないようにして、このジョイ
ント部で二分割にした桁梁の折り曲げを可能にすること
ができ、切除部が広がろうとする水平の力あるいは三次
元的な捩じれ力に対して、剛性力を持たせることができ
る。そして、ピンを中心にして桁梁が回動した時の桁梁
の端部先端が当接する位置から外れる位置にかけて、逆
U字形部材の側面に設けた長孔に沿って移動するピンを
設けることにより、桁梁の端部先端がこのピンに当接し
ている状態では桁梁の下方向への折り曲げが拘束され、
端部先端がこのピンから外れた状態では、桁梁の下方向
への折り曲げを許容することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】次に、上記各請求項の記載から把
握される本発明の実施の形態を説明する。先ず、請求項
1の記載から把握される本発明の実施態様は、次の通り
である。図1において、四本の柱Cの頂部をジョイント
J1、J2を介して、二本の妻梁G1、G2を一組とす
る平行な二組の妻梁と、二本の桁梁G3、G4を一組と
する平行な二組の桁梁で連結すると共に、二本の妻梁G
1、G2をジョイントJ3を介して棟梁G5、G6で連
結する。そして、二本に分割した棟梁G5、G6をジョ
イントJ5で連結すると共に、二分割にした桁梁G3、
G4をジョイントJ4で連結し、二分割にした妻梁G
1、G2と二分割した棟梁G5、G6とを共通のジョイ
ントJ3で連結する。そして、二分割にした妻梁G1、
G2および桁梁G3、G4をジョイントJ1、J2、J
4を介して、図1の矢印(イ)および図2の矢印(ロ)
の下方向に折り曲げ可能にすると共に、二分割にした棟
梁G5、G6をジョイントJ5を介して図2の矢印
(ハ)の上方向に折り曲げできるようにする。
【0031】次に、請求項2の記載から把握される本発
明の実施の態様は、次の通りである。図1に示す柱Cの
頂部、妻梁G1、G2の端部および桁梁G3、G4の端
部を連結するジョイントJ1、J2において、図13に示
す妻梁G1、G2および桁梁G3、G4の外形(管)に
合わせた逆U字形部材1、2(図10および図11)を図9
に示すように建家平面において直角に結合し、図13に示
すように妻梁G1、G2の端部と桁梁G3、G4の端部
を逆U字形部材1、2に嵌合して連結する。
【0032】そして、図13に示すように逆U字形部材
1、2に嵌合された妻梁G1、G2の端部と桁梁G3、
G4の端部に逆U字形部材1、2を貫通するピン3およ
び4を設けると共に、図11および図12に示すように、逆
U字形部材1、2の両側面にピン3、4を案内する長孔
5、6を形成する。この長孔5、6は建家組み立て状態
において妻梁G1、G2および桁梁G3、G4の上面が
図14および図15に示すように、逆U字形部材5、6の底
部 101、 201内面に接触するように前記ピン3、4を案
内する逆U字形部材1、2の底部 101、 201に平行な平
行部 501、 601と、図14に示すように妻梁G1、G2お
よび桁梁G3、G4を下方に曲げた時に妻梁G1、G2
および桁梁G3、G4の端部が逆U字形部材1、2の底
部 101、 201から離れるように前記ピン3、4を案内す
る曲り部 502、 602とからなる。そして、図14および図
15に示すように、柱Cを桁梁G3、G4に対して垂直下
方になるようにその頂部を逆U字形部材2に固定する。
【0033】次に、請求項3の記載から把握される本発
明の実施の態様について説明する。図14および図15に示
すように、長孔5、6の水平部 501および 601にピン
3、4が案内され妻梁G1、G2および桁梁G3、G4
の上面が逆U字形部材1、2の底部 101および 201に接
触している状態で、妻梁G1、G2および桁梁G3、G
4の下面に接触するピン7、8を逆U字形部材1、2を
貫通させて設ける。
【0034】次に、請求項4の記載から把握される本発
明の実施の態様について説明する。二分割された妻梁G
1、G2の端部どうしと棟梁G5、G6の端部とを連結
するジョイント部において、図16に示すように、二分割
した妻梁G1、G2の端部どうしを二枚の板材9、10で
挟み、この二枚の板材9、10と妻梁G1、G2の各端部
を図19に示すようにピン11で連結する。そして、このピ
ン11を中心にして妻梁G1、G2が回動した時の妻梁G
1、G2の端部先端が当接する位置から外れる位置にか
けて、二枚の板材9、10に設けた長孔12に案内されて移
動するピン13を設ける。また、図16および図17に示すよ
うに、二枚の板材9、10の側面に対して垂直に逆U字形
部材14を設け、この逆U字形部材14の先端部において、
図16および図18に示すように、逆U字形部材14の底部を
切除した切除部15を形成し、図19に示すように、この切
除部に棟梁G5、G6の端部を嵌合してピン16で連結す
る。そして、図18および図19に示すように、棟梁G5、
G6が水平状態において棟梁G5、G6の下端に接触す
るピン17を切除部15を貫通するように設ける。このピン
17の位置は図18に示すように、棟梁G5、G6を連結し
ているピン16よりもL3 だけ内側に設けられている。
【0035】次に、請求項5の記載から把握される本発
明の実施の態様について説明する。二分割にした棟梁G
5、G6のジョイントJ5において、図23に示すよう
に、棟梁G5、G6の分割端部を逆U字形部材18に嵌合
して、この逆U字形部材18を貫通するピン19で連結す
る。そして、図23に示すように、この逆U字形部材18の
両側面にピン19を案内する長孔20を形成する。この長孔
20は棟梁G5、G6が水平状態において棟梁G5、G6
の上面が逆U字形部材18の底部 181の内面に接触するよ
うにピン19を案内する逆U字形部材18の底部 181に平行
な平行部 201と、棟梁G5、G6をジョイントJ5で曲
げた時に棟梁G5、G6の端部が逆U字形部材18の底部
181から離れるようにピン19を案内する曲り部 202とか
らなっている。
【0036】次に、請求項6の記載から把握される本発
明の実施の態様について説明する。図23において、長孔
20の水平部 201にピン19が案内され棟梁G5、G6の上
面が逆U字形部材18の底部 181に接触している状態で、
棟梁G5、G6の下面に接触するピン21を逆U字形部材
18を貫通させて設ける。
【0037】次に、請求項7の記載から把握される本発
明の実施の態様について説明する。図1に示す二分割し
た桁梁G3、G4の端部どうしを図20および図21に示す
逆U字形部材22に嵌合し、この嵌合部における逆U字形
部材22の底部を切除して切除部23を形成し、桁梁G3、
G4の各端部をピン24で連結する。そして、このピン24
を中心にして桁梁G3、G4がG4′のように回動した
時の桁梁G3、G4の端部先端が当接する位置から外れ
る位置にかけて、逆U字形部材22の側面に設けた長孔25
に沿って移動するピン26を設ける。
【0038】
【実施例】次に、本発明の一実施例について説明する。
図1において、四本の柱Cの頂部をジョイントJ1、J
2を介して、二本の妻梁G1、G2を一組とする平行な
二組の妻梁と、二本の桁梁G3、G4を一組とする平行
な二組の桁梁で連結すると共に、二本の妻梁G1、G2
をジョイントJ3を介して棟梁G5、G6で連結する。
そして、二本に分割した棟梁G5、G6をジョイントJ
5で連結すると共に、二分割にした桁梁G3、G4をジ
ョイントJ4で連結し、二本の妻梁G1、G2と二分割
した棟梁G5、G6とを共通のジョイントJ3で連結す
る。
【0039】ジョイントJ1およびJ2は妻梁G1およ
びG2がジョイントJ3の部分で図1の矢印(イ)の下
方向に折り曲げられ、かつ、桁梁G3およびG4がジョ
イントJ4の部分で図2の矢印(ロ)の下方向に折り曲
げすることができるようになっており、柱Cの頂部に固
定されている。次に、ジョイントJ3は二本の妻梁G1
およびG2が図1の矢印(イ)の下方向に折り曲げ可能
であって、かつ、棟梁G5およびG6がジョイントJ5
の部分で図2の矢印(ハ)の上方向に折り曲げできるよ
うになっている。次に、ジョイントJ4は二本の桁梁G
3およびG4の端部を接続し、かつ、図2の矢印(ロ)
の下方向に折り曲げができるようになっている。次に、
ジョイントJ5は二本の棟梁G5およびG6の端部を接
続し、かつ、図2の矢印(ハ)の上方向に折り曲げがで
きるようになっている。
【0040】次に、上記各ジョイントについて、更に詳
しく説明する。先ず、ジョイントJ1およびJ2につい
て説明する。本実施例においては、図13に示すように妻
梁G1、G2および桁梁G3、G4はパイプ材を使用し
ている。ジョイントJ1およびJ2は、図10および図11
に示すように、この妻梁G1、G2および桁梁G3、G
4の外形に合わせた逆U字形部材1、2で構成されてお
り、図9に示すように建家平面において、逆U字形部材
1、2を直角に結合している。また、図9の正面図であ
る図10に現れているように、妻梁G1、G2が接続され
る逆U字形部材1は図1に示すように組み立てられた建
家の状態において、妻梁G1、G2の傾斜に沿った角度
αで桁梁G3、G4が接続される逆U字形部材2に対し
て、傾斜している。
【0041】図13は逆U字形部材1に妻梁G1、G2を
嵌合し、逆U字形部材2に桁梁G3、G4を嵌合した状
態の平面を示しており、逆U字形部材1、2に嵌合され
た妻梁G1、G2の端部と桁梁G3、G4の端部に逆U
字形部材1、2を貫通するピン3および4を差し込ん
で、逆U字形部材1、2に対して、妻梁G1、G2およ
び桁梁G3、G4が回動可能に接続されている。そし
て、図10から図12に示すように、逆U字形部材1、2の
両側面にはピン3、4を案内するための長孔5、6が設
けられている。
【0042】この長孔6の形状は建家組み立て状態にお
いて桁梁G3、G4の上面が図14に示すように、逆U字
形部材2の底部 201に内接するように、前記ピン4を案
内する逆U字形部材2の底部 201に平行な平行部 601
(図11)と、図14に示すように桁梁G3、G4を下方に
曲げた時に桁梁G3、G4の端部が逆U字形部材2の底
部 201から離れるように前記ピン4を案内する曲り部 6
02とからなっている。
【0043】また、逆U字形部材1に設けた長孔5にお
いても同様に、その形状は建家組み立て状態において妻
梁G1、G2の上面が図15に示すように、逆U字形部材
1の底部 101に内接するように、前記ピン3を案内する
逆U字形部材1の底部 101に平行な平行部 501(図10)
と、妻梁G1、G2を下方に曲げた時に妻梁G1、G2
の端部が逆U字形部材1の底部 101から離れるように前
記ピン3を案内する曲り部 502とからなっている。そし
て、図14および図15に示すように、柱Cを桁梁G3、G
4に対して垂直下方になるようにその頂部を逆U字形部
材2に二本のピン27にて固定している。
【0044】図14および図15に示すように、長孔5、6
の水平部 501および 601にピン3、4が案内され妻梁G
1、G2および桁梁G3、G4の上面が逆U字形部材
1、2の底部 101および 201に内接している状態で、妻
梁G1、G2および桁梁G3、G4の下面に接触するよ
うにピン7、8が逆U字形部材1、2を貫通させて設け
られている。
【0045】図14において、ピン4とピン8の位置関係
は、ピン4に対してピン8が内側にL4 だけずれてい
て、桁梁G3、G4に下向きの力Fが働いた時に生じる
偶力を、ピン8と逆U字形部材2の底部 201との間で受
けるようにすると共に、ピン4を長孔6に沿って移動
し、桁梁G3、G4をG3′、G4′のようにして下向
きに折り畳む時に、桁梁G3、G4の下側にピン8が接
触案内して、桁梁G3、G4の折り畳みおよび構築を容
易にしている。また、ピン8を逆U字形部材2を貫通さ
せて設けることにより、逆U字形部材2の剛性力を高め
るようにしている。すなわち、図13において、桁梁G
3、G4に水平方向の力Fまたは三次元的な捩じれ力が
働いて、逆U字形部材2を広げようとする力が逆U字形
部材2に働いた時に、その力をピン8の引っ張り力とし
て受けるようにしている。
【0046】また、図9および図10に示すように逆U字
形部材2の長さL6 および逆U字形部材1の長さL7 を
長くして、建家として組み立てた状態において、逆U字
形部材1の底部 101と妻梁G1、G2との間の接触面積
および逆U字形部材2の底部201と桁梁G3、G4との
間の接触面積を大きくして、上記偶力および三次元的な
捩じれ力に対して強度を持たせるようにしている。ま
た、犬小屋などの小さな建家とか、壁や屋根にパネルを
使用するような場合には、骨組み自体に大きな強度を必
要としないので、ピン7および8を省略し簡略化しても
よい。この場合において、妻梁G1、G2および桁梁G
3、G4に働く力Fは、ピン3、4および妻梁G1、G
2と桁梁G3、G4が逆U字形部材1、2の底部 101お
よび 201と接する部分で受けることができる。
【0047】また同様に図15において、ピン3とピン7
の位置関係は、ピン3に対してピン7が内側にL5 だけ
ずれていて、妻梁G1、G2に下向きの力Fが働いた時
に生じる偶力を、ピン7と逆U字形部材1の底部 101と
の間で受けると共に、妻梁G1、G2を下方向に折り曲
げた時にピン7が妻梁G1、G2の下側に接触して案内
し、妻梁G1、G2の折曲および構築が円滑に行えるよ
うにしている。また、ピン7を逆U字形部材1を貫通さ
せて設けることにより、逆U字形部材1の剛性力を高め
るようにしている。すなわち、図13において、妻梁G
1、G2に水平方向の力Fまたは三次元的な捩じれ力が
働いて、逆U字形部材1を広げようとする力が逆U字形
部材1に働いた時に、その力をピン7の引っ張り力とし
て受けるようにしている。
【0048】また、長孔5および6とピン7および8と
の間の位置関係は、長孔5、6の水平部 501、 601から
曲り部 502、 602にかけてピン3、4を案内し、妻梁G
1、G2および桁梁G3、G4を移動させた時に、妻梁
G1、G2および桁梁G3、G4の下側にピン7、8が
接触案内し妻梁G1、G2および桁梁G3、G4の折曲
および構築が円滑に行えるようになっている。
【0049】図13に示したジョイントJ1、J2は桁梁
G3、G4が逆U字形部材2を貫通しないようになって
いるが、図12、図14および図15に示すジョイントJ1、
J2は逆U字形部材2に貫通孔28が設けられており、図
14に示すように桁梁G3、G4を貫通した状態で取り付
けすることができるようになっている。この場合におい
て、図14および図15に示すように桁梁G3、G4にリン
グ73を設け、このリング73の両側にピン4を植設し、桁
梁G3、G4の先端に桁梁G3、G4がリング73から抜
けないようにストッパ74が設けられている。このように
することにより、桁梁G3、G4がジョイントJ1、J
2を任意の状態に貫通させても、ピン4、8および長孔
6との間の上記位置関係が保たれ、図14に示すように桁
梁G3、G4を下向きにG3′、G4′のように折り畳
んだ時にリング73′がストッパ74′に当接して、桁梁G
3、G4が抜けないようになっている。また、図15に示
すように建家骨組みの剛性力を高めるためのつなぎ梁G
7が取りつけられるように、逆U字形部材1にはつなぎ
梁取り付け用の取付用孔29があけられている。
【0050】また、逆U字形部材1、2には内側に突出
するように半押し出し部30が設けられており、妻梁G
1、G2および桁梁G3、G4を折り畳んだ時に、この
半押し出し部30が妻梁G1、G2および桁梁G3、G4
に当接して、その折り畳み状態を維持するようにしてい
る。また図10に示すように、逆U字形部材1、2の高さ
H1 、H2 を高くして、半押し出し部30を二か所に設け
ることにより、妻梁G1、G2および桁梁G3、G4を
折り畳んだ状態をより確実に保持することができるよう
になっている。31は柱取付孔である。
【0051】次に、ジョイントJ3について説明する。
ジョイントJ3は図16から図19に示すように底部におい
てU字底部75で一体にした二枚の板財9および10で形成
されており、二本の妻梁G1、G2の端部どうしを二枚
の板材9、10で挟み、この二枚の板材9、10と妻梁G
1、G2の各端部を図19に示すようにピン11で連結す
る。そして、このピン11を中心にして妻梁G1、G2が
回動した時の妻梁G1、G2の端部先端が当接する位置
から外れる位置にかけて、二枚の板材9、10に設けた長
孔12に案内されて移動するピン13を設ける。
【0052】図19の状態は妻梁G1、G2の端部先端が
ピン13に当接して図1の矢印(イ)の方向に折り曲がら
ないようになっており、この状態からピン13を長孔12に
沿ってずらせることにより、妻梁G1、G2の端部先端
がピン13からはずれて、図1に示す矢印(イ)の方向に
折り曲げ可能となる。そして、妻梁G1、G2は二枚の
板材9および10に挟持された状態になっているので、図
19に示すように妻梁G1、G2をG1′、G2′のよう
に直角に折り畳むことができるようになっている。
【0053】また、この長孔12の傾斜は建家骨組みを構
築する際に、ピン13が傾斜している長孔12の上から下方
(図19の位置)まで自由落下する角度になっており、建
家骨組みの構築を容易にしている。もっとも、図1の矢
印(イ)方向に妻梁G1、G2を折り畳んだ状態では、
長孔12は逆さまになるので、ピン13は自然に妻梁G1、
G2の端部先端に当たらない状態に移動し、妻梁G1、
G2を起こして建家骨組みを構築することにより、ピン
13が自然に移動して図19の状態になる。
【0054】また、ピン11とピン13との間の位置関係
は、ピン11に対してピン13がジョイントJ3の中心側に
L8 だけずれた位置にあり、ジョイントJ3の中心に働
く力Fによって発生する偶力をピン11とピン13とで受け
るようにしている。図16および図18において、二枚の板
材9、10の一方の側面に対して垂直に、パイプ材で作ら
れた棟梁G5、G6の外形に合わせて作られた逆U字形
部材14を設け、この逆U字形部材14の先端部において、
逆U字形部材14の底部を切除した切除部15を形成し、図
19に示すように、この切除部に棟梁G5、G6の端部を
嵌合してピン16で連結している。
【0055】そして、図18および図19に示すように、棟
梁G5、G6が水平状態において棟梁G5、G6の下端
に接触するピン17を切除部15を貫通するように設けてい
る。このピン17の位置は図18に示すように、棟梁G5、
G6を連結しているピン16を差し込むピン孔32よりもL
3 だけ建家の内側に設けられている。したがって、図1
におけるジョイントJ5に下向きの力がかかり、この力
により発生する偶力をこのピン16とピン17とで受けるよ
うにしている。あるいは、図18に示すように逆U字形部
材14の底部 141に棟梁G5、G6の端部を内接させて、
上記偶力をピン17と底部 141で受けるようにしてもよ
い。また、図18に示すように棟梁G5、G6がピン16を
回動中心として直角に回動してG5′、G6′の状態に
なった時にも、棟梁G5、G6にピン17が接していると
共に、逆U字部材14に設けたストッパ面33に当接して、
棟梁G5、G6の折り曲げを規制し、骨組みの折り畳み
形状を整えるようにしている。
【0056】図16および図18に示すように、逆U字形部
材14は二枚の板材9および10を貫通するように設けられ
ていて、U字底部75と共に両者を一体にすることにより
二枚の板材9および10の剛性力を高めると共に、棟梁G
5、G6が板材9、10を貫通するように構築できるよう
にしている。このように、棟梁G5、G6が板材9、10
を貫通するように構築する場合には、図14に示したもの
と同様にリング73にピン16を植設して切除部15にリング
73を回動可能に固定し、このリング73に棟梁G5、G6
を挿通し、棟梁G5、G6の先端に図14に示すものと同
様にストッパ74を設ける。また、ピン16およびピン17に
よって二枚の板材9および10を結合することによって
も、その剛性力を高めるようにしている。また、棟梁G
5、G6に水平ないしは三次元的な力が働いて、切除部
15を広げようとする力は、ピン17の引っ張り力として受
け、切除部15の広がりを規制するようにしている。
【0057】次に、二分割にした棟梁G5、G6を接続
するジョイントJ5について説明する。図23に示すよう
に、棟梁G5、G6の分割端部は逆U字形部材18に嵌合
して、この逆U字形部材18を貫通するピン19で連結され
ている。そして、図23に示すように、この逆U字形部材
18の両側面にピン19を案内する長孔20が形成されてい
る。この長孔20の形状は棟梁G5、G6が水平状態にお
いて棟梁G5、G6の上面が逆U字形部材18の底部 181
の内面に内接するようにピン19を案内する逆U字形部材
18の底部 181に平行な平行部 201と、棟梁G5、G6を
ジョイントJ5部で、図2に示す矢印(ハ)の上方向に
曲げた時に棟梁G5、G6の端部が逆U字形部材18の底
部 181から離れるようにピン19を案内する曲り部 202と
からなっている。本実施例において、長孔20の水平部 2
01はピン19が長孔20の端部に止まる曲り部 202の終端位
置になっている。逆U字形部材18は図24に示すように、
パイプ材で作られた棟梁G5、G6に合わせた形状にな
っている。
【0058】図23において、長孔20の水平部 201にピン
19が案内され棟梁G5、G6の上面が逆U字形部材18の
底部 181に接触している状態で、棟梁G5、G6の下面
に接触するピン21が、逆U字形部材18を貫通させて設け
られている。そして、ジョイントJ5に下向きの力Fが
かかった時に発生する偶力を、ピン21と逆U字形部材18
の底部 181で受けるようにしている。また、図22に示す
ように逆U字形部材18の長さL9 を長くすることによっ
て、図24に示す距離L10を長くし、偶力によって発生ず
るピン21と棟梁G5、G6の反力を小さくするようにし
ていると共に、図6および図7に示すように骨組みを折
り畳んだ最終の姿に合致する長さになっている。また、
逆U字形部材18を貫通するようにピン21を設けることに
より、棟梁G5、G6に水平ないしは三次元的な力が働
いて、逆U字形部材18を広げようとする力をピン21の引
っ張り力として受け、逆U字形部材18の強度を上げるよ
うにすると共に、ピン19を長孔20に沿って移動し棟梁G
5、G6を上向きに折り曲げる時に、棟梁G5、G6の
下側にピン21が接触して案内し、棟梁G5、G6の折り
曲げおよび構築が円滑に行えるようにしている。
【0059】次に、図1に示す二分割した桁梁G3、G
4の端部どうしを接続し、図2の矢印(ロ)の方向に折
り曲げ可能なジョイントJ4について説明する。図20お
よび図21において、パイプ材で作られた桁梁G3、G4
の形状に合わせて作られた逆U字形部材22に、桁梁G
3、G4を嵌合し、この嵌合部における逆U字形部材22
の底部 221を切除して切除部23を形成し、桁梁G3、G
4の各端部をピン24で連結する。そして、このピン24を
中心にして桁梁G3、G4がG4′のように回動した時
の桁梁G3、G4の端部先端が当接する位置から外れる
位置にかけて、逆U字形部材22の側面に設けた長孔25に
沿って移動するピン26を設ける。
【0060】図21はピン26が桁梁G3、G4の端部先端
に当接している状態であり、26′は外れた状態にある。
長孔25はピン26が26′の位置から自然に26の位置に移動
するように傾斜しており、骨組みの構築を容易にしてい
る。また、桁梁G3、G4がピン24を回動中心として図
21のG4′の位置まで直角に回動した時に、桁梁G3、
G4が当接してその回動を拘束するようにストッパ面 2
22が形成されている。
【0061】ピン24と長孔25との位置関係は、ピン26が
桁梁G3、G4の端部先端に当接した状態(図21の状
態)において、ピン24からL11の距離だけ離れた位置に
あり、ジョイントJ4に下方向の力Fがかかった時に発
生する偶力をピン24とピン26とで受けるようにしてい
る。そして、この偶力によって発生するピン24とピン26
に発生する反力を小さくして、この反力に対する強度を
ピン24とピン26に持たせるように、距離L11が決められ
ている。
【0062】図25から図27は上記各ジョイントにて柱お
よび各梁を接続した骨組みを建家骨組みとして構築した
状態を示している。そしてアウトスポーツ用テントや小
さな犬小屋、あるいは屋根材や壁材にパネルを用いる場
合にはそれ自体で補強されるので必要はないが、例えば
運動会の催しや災害時に使用するような大きなテントの
骨組みには、必要な剛性力が要求される。
【0063】図25において上記剛性力を得るために、妻
梁G1、G2と柱Cとの間にブレスB1が設けられ、ま
た妻梁G1とG2との間にもブレスB4が設けられてい
る。また、図26および図27において、桁梁G3、G4と
柱Cとの間にはブレスB2が設けられ、桁梁G3、G4
と妻梁G1、G2との間にブレスB3が設けられてい
る。そして、柱はC1とC2とに二分割され、柱C2に
柱C1を挿入し建家の高さ調整ができるようにすると共
に、骨組みを折り畳んだ時にコンパクトになるようにし
ている。
【0064】次に、上記各ブレスの詳細について説明す
る。ブレスB1、B2およびB3は図39および図40に示
すように、二枚の板材34および35と接続部材36をピン37
で折曲可能に接続し、この折り曲げを拘束するようにス
ライド式ストッパ38が設けられている。図の状態はスラ
イド式ストッパ38がスライドして一方のストッパ39に当
接し、接続部材36から離れた位置にあって、二枚の板材
34が折り曲げ可能な状態にあり、逆にスライド式ストッ
パ38が他方のストッパ39まで移動した時、スライド式ス
トッパ38が接続部材36の位置にきて、二枚の板対34と35
の折り曲げを拘束するようにしている。40はボルト孔で
ある。なお、図25、図26および図27において、ブレスB
1、B2、B3は直線で表されているが、これは図を簡
略化したものであって、上記構成と同じである。
【0065】図25および図26において、ブレスB1とブ
レスB2の端部を柱C1に取り付ける取付金物41は図48
および図49に示すように二つの部材 413と 414に分割さ
れていて、ブレスB1の端部を連結する連結部 411とブ
レスB2の端部を連結する連結部 412が形成されてい
て、一つの取付金物41で二本のブレスB1、B2の端部
を取りつけるようにしている。そして、この取付金物41
は柱C1に固定されている。
【0066】次に、ブレスB1の他端と妻梁G1、G2
との間の取付金物42は図43および図44に示すように、短
管 421の周壁の一部を切り起こした切起部 424にスプリ
ング付きのレバー 423をピン 422で軸支し、このレバー
423の操作によって短管 421の内面に出没可能なロック
ピン 425が設けられている。また、短管 421の外周面に
ブレスB1の他端を連結する連結部 426が設けられてい
る。図35および図36はこの取付金物42を装着した妻梁G
1、G2を示しており、取付金物42は移動式ストッパ43
とストッパ44との間で移動可能になっている。また、妻
梁G1、G2にはロック孔45が明けられていて、図44に
示すロックピン 425が嵌合して、取付金具42の移動をロ
ックするようにしている。
【0067】このように、ブレスB1の一端を柱C1に
固定した取付金物41に連結し、他端を妻梁G1、G2に
対して移動可能であって、かつ、この移動をロックでき
る取付金物42に連結することにより、骨組みを折り畳む
時には取付金物42を移動しながらブレスB1を折り曲げ
て行い、骨組みを構築してブレスB1をブレスとして機
能させる時には、取付金物42の移動をロックする。
【0068】次に、ブレスB2の他端と桁梁G3、G4
とを接続する取付金物46は、図45から図47に示すように
Cリング 461でできており、その端部を折り曲げて連結
部 462を形成している。図37および図38はこの取付金具
46を装着した桁梁G3、G4を示しており、図26にも示
すようにジョイントJ1、J2側には移動可能にしジョ
イントJ4側には移動しないようにストッパ47が設けら
れている。
【0069】このように、ブレスB2の一端を柱C1に
固定した取付金物41に連結し、他端を取付金物46に連結
することにより、骨組みを折り畳む時には取付金物46を
ジョイントJ1、J2側に移動しながらブレスB2を折
り曲げて行い、骨組みを構築した状態では取付金物46は
ストッパ47でジョイントJ4側に移動しないので、ブレ
スB2をブレスとして機能させることができるようにな
っている。
【0070】次に、ブレスB3の一端と桁梁G3、G4
とを接続する取付金物48およびブレスB3の他端と妻梁
G1、G2とを接続する取付金物49は上記取付金物46と
同じであり、図45から図47に示すようにCリング 481、
491 でできており、その端部を折り曲げて連結部 482、
492 を形成している。図37および図38はこの取付金具48
を装着した桁梁G3、G4を示しており、図26にも示す
ようにジョイントJ1、J2側には移動可能にしジョイ
ントJ4側には、取付金具46を介してストッパ47にて移
動しないようにしている。
【0071】また、ブレスB3の他端と妻梁G1、G2
とを接続する取付金物49は、図26、図27、図35および図
36に示すように、ストッパ44にて妻梁G1、G2に対し
て移動しないように設けられている。このように、ブレ
スB3の一端を妻梁G1、G2に固定した取付金物49に
連結し、他端を取付金物48に連結することにより、骨組
みを折り畳む時には取付金物48をジョイントJ1、J2
側に移動しながらブレスB3を折り曲げて行い、骨組み
を構築した状態では取付金物48はストッパ47でジョイン
トJ4側に移動しないので、ブレスB3をブレスとして
機能させることができるようになっている。
【0072】次に、図25に示すブレスB4は図41および
図42に示すように、二つの板材50と51をピン53で連結
し、ピン53で上側に折り曲げできないようにストッパ53
を板材51に一体に設けている。そして、図25に示すよう
にブレスB4の一端は妻梁G1にピン54にて連結され、
他端は取付金具55にて妻梁G2に連結されている。この
取付金具55は図50および図51に示すように、リング 551
にボス 553を一体に設け、このボス 553に螺合するボル
ト 552により、妻梁B2に固定するようにしている。そ
して、骨組みを折り畳む時にはボルト 552の締付を緩め
て、取付金物55を移動しながらブレスB4を下方向に折
り曲げる。
【0073】次に、図25に示す柱C1、C2について説
明する。柱C2には図28に示すようにその頂部に高さ調
整具56が固定されており、下端部には接続金物57が取り
つけられている。また、柱C1には図29に示すように高
さ調整孔58が明けられており、取付金物41が固定されて
いると共に、その頂部にはジョイントJ1、J2を取り
つけるための取付孔59が明けられている。そして、柱C
1は柱C2内に挿入できるようになっており、柱全体の
高さが高さ調整具56で調整できるようになっている。
【0074】この高さ調整具56は図30から図32に示すよ
うに、短管 561の周壁を切り起こした切起部 562にスプ
リングを備えたレバー 564をピン 563で支持し、レバー
564の操作によって、短管 561の内面に出没するロック
ピン 565を設けている。そして、柱Cの高さを調整する
場合には、レバー 564を押してロックピン 565を引っ込
め、柱C1をC2内に挿入して所望の高さ位置でレバー
564を離すことにより、ロックピン 565が突出して柱C
1に明けたロック孔58にロックピン 565を差し込むよう
にする。
【0075】図33および図34に示すように柱C2の下端
にベースプレート60を取りつけるようにしてもよい。す
なわち、このベースプレート60に一体に設けた筒体61に
柱C2の下端を差し込み、筒体に固定した係止部材63を
柱C2に固定したフック62に引っかけて、レバー64を下
げることにより、柱C2の下端にベースプレート60を一
体に取りつけることができるようになっている。65はア
ンカボルト孔である。
【0076】図25において、柱C2の下端部に設けた取
付金物57は、図55および図56に示すように、固定管 571
につなぎ管 572を一体に設け、固定管 571に柱C2を差
し込んで固定する。図57および図58に示すつなき梁66は
図59に示すようにつなぎ管 572よりも直径が大きく、つ
なぎ梁66につなぎ管 572を挿入するようになっている。
そして、一端には二つの取付孔69が明けられていると共
に、他端には取付ピン孔70が明けられ、その端部を斜め
に切除した切除部71が形成されている。
【0077】このように切除部71を設けることにより、
つなぎ梁66の端部につなぎ管 572を差し込んで取付ピン
孔70と取付孔 573を一致させてピンで連結した状態で、
図55に示すようにつなぎ梁66を直角に回動することがで
きる。また、取付孔69に固定金物67を図58に示すように
装着することにより、つなぎ梁66と固定金物67を分離さ
せないで一体にすることができ、取付金物67をなくすこ
とはない。
【0078】そして、つなぎ梁66と柱C2とをつなぐ場
合に、スプリング68を押し縮めて実質的に取付孔69から
固定金物67を抜いた状態にし、つなぎ管 572をつなぎ梁
66に差し込んで固定金物67から手を離すことにより、ス
プリング68の弾性力にて固定金物67が取付孔69および 5
73に差し込まれて、つなぎ梁66が柱C2に連結される。
固定金物67は図60に示すように棒材をU字状に曲げたも
のであり、一端 672を短く他端 673を長くし、長い端部
673を取付孔69に図58に示すように差し込んだ後に、ス
プリング68を装着し、その端部 673にナット 671を螺合
させて、取付金物67をつなぎ梁66に取りつける。このつ
なぎ梁66を設ける場合として、骨組みの高い剛性力が要
求される時とか、床を設ける時である。
【0079】以上のように構成した本実施例の作用につ
いて、次に説明する。図1に示すように、四本の柱Cの
頂部をジョイントJ1、J2を介して四本の妻梁G1、
G2と四本の桁梁G3、G4で連結すると共に、二本の
妻梁G1、G2をジョイントJ3を介して連結し、棟梁
G5、G6をジョイントJ5で連結すると共に、桁梁G
3、G4をジョイントJ4で連結し、妻梁G1、G2と
棟梁G5、G6とを共通のジョイントJ3で連結し、妻
梁G1、G2および桁梁G3、G4をジョイントJ3お
よびJ4を介して、図1の矢印(イ)および図2の矢印
(ロ)の下方向に折曲可能にすると共に、棟梁G5、G
6をジョイントJ3およびJ5を介して、図2の矢印
(ハ)の上方向に折曲可能にすることにより、図1のよ
うに構築された状態の骨組みを分解しないで、次のよう
に折り畳むことができる。
【0080】すなわち、ジョイントJ3の部分を図1の
矢印(イ)の下向きに折り曲げることにより、柱C間の
スパンL1 を図2に示すように縮めることができ、か
つ、図2に示すように、ジョイントJ4の部分を矢印
(ロ)の下向きに、またジョイントJ5の部分を矢印
(ハ)の上向きに折り曲げることにより、柱C間のスパ
ンL2 を縮めるようにして、図3に示すように妻梁G
1、G2、桁梁G3、G4、棟梁G5、G6および柱C
が寄せ集められるようにして折り曲げることができる。
そして、最終的な状態として図4に示すように、四本の
柱Cを角にした四角形に折り畳むことができる。また、
骨組みを図1のように構築する場合には、四本の柱Cを
広げるだけでよい。
【0081】図5は柱および各梁を寄せ集めた状態の図
4を横断面した図であって、柱および各梁の位置関係を
示しており、四隅に柱Cが位置し中央に棟梁G5、G
6、四角形の相対向する辺の柱C間に、妻梁G1、G2
および桁梁G3、G4が位置するように、寄せ集められ
ている。
【0082】次に、柱Cの頂部、妻梁G1、G2の端部
および桁梁G3、G4の端部を連結するジョイントJ
1、J2は、図9に示すように妻梁G1、G2および桁
梁G3、G4の外形に合わせた逆U字形部材1、2で形
成されているので、逆U字形部材1、2に嵌合された妻
梁G1、G2および桁梁G3、G4は密着状態になって
ジョイントJ1、J2に一体となり、この嵌合部におけ
る剛性力を高めることができ、また建家平面において逆
U字形部材1、2を直角に結合し、妻梁G1、G2の端
部と桁梁G3、G4の端部を逆U字形部材1、2に嵌合
して連結することにより、建家の状態にした平面で妻梁
G1、G2と桁梁G3、G4とを直角に組みつけた時の
妻梁G1、G2と桁梁G3、G4との間の剛性力が高め
られると共に、逆U字形部材1、2の下方が解放されて
いることから、図6に示すように妻梁G1、G2および
桁梁G3、G4を下方向に折り曲げることができ、か
つ、折り畳んだ状態の平面形状を四角形にして、コンパ
クトに折り畳むことができる。
【0083】そして図13に示すように、逆U字形部材
1、2に嵌合された妻梁G1、G2の端部と桁梁G3、
G4の端部に逆U字形部材1、2を貫通するピン3、4
を設けると共に、図10および図11に示すように、逆U字
形部材1、2の両側面にこのピン3、4を案内する長孔
5、6を形成し、この長孔5、6の形状を建家組み立て
状態において妻梁G1、G2および桁梁G3、G4の上
面が逆U字形部材1、2の底部 101、 201の内面に接触
するように前記ピン3、4を案内する逆U字形部材1、
2の底部 101、201 に平行な平行部 501、 601と、妻梁
G1、G2および桁梁G3、G4を下方に曲げた時に妻
梁G1、G2および桁梁G3、G4の端部が逆U字形部
材1、2の底部 101および 201から離れるように前記ピ
ン3、4を案内する曲り部 502、 602とで形成する。
【0084】これにより、建家の状態に骨組みを組み立
てた時には妻梁G1、G2および桁梁G3、G4の上面
が逆U字形部材1、2の底部 101および 201の内面に接
触すると共に、ピン3、4が長孔5、6の水平部 501と
601に位置していて、妻梁G1、G2および桁梁G3、
G4が下方向に曲がろうとする力によって発生する偶力
を、ピン3および4と底部 101と 201で受けることがで
き、骨組みに剛性力をもたせることができる。また妻梁
G1、G2および桁梁G3、G4を移動して長孔5、6
の曲り部 501と 601に沿ってピン3、4を移動すること
により、妻梁G1、G2および桁梁G3、G4を下方向
に折り曲げ、図7および図8に示すように折り畳むこと
ができる。
【0085】そして、柱Cを桁梁G3、G4に対して垂
直下方になるようにその頂部を逆U字形部材2に固定す
ることにより、柱Cの頂部と逆U字形部材2とが一体と
なって剛性力を高めることができ、かつ、柱Cの頂部か
ら逆U字形部材2を取りはずすことなく、妻梁G1、G
2および桁梁G3、G4を柱Cに近づけるようにジョイ
ントJ1、J2部で折り曲げ、図7および図8に示すよ
うに折り畳むことができる。
【0086】次に、図10および図11に示すように、長孔
5、6の水平部 501および 601にピン3、4が案内され
妻梁G1、G2および桁梁G3、G4の上面が逆U字形
部材1、2の底部 101および 201に接触している状態
で、妻梁G1、G2および桁梁G3、G4の下面に接触
するピン7、8を逆U字形部材1、2を貫通させて設け
ることにより、建家の状態に骨組みを組み立てた状態に
おいて、妻梁G1、G2と桁梁G3、G4の端部は、そ
の上面が逆U字形部材1、2の底部 101および 201に、
下部が逆U字形部材1、2を貫通して設けたピン7、8
に接触して、妻梁G1、G2および桁梁G3、G4の端
部が挟持された状態になり、妻梁G1、G2と桁梁G
3、G4が下方向に折れ曲がろうとする力によって発生
する偶力を、底部 101と 201およびピン7、8で受ける
ことができ、組み立てられた骨組みに大きな剛性力を持
たせることができると共に、妻梁G1、G2および桁梁
G3、G4に働く水平力あるいは三次元的な捩じれ力
を、ピン7、8の引っ張り力として受け、逆U字形部材
1、2の剛性力を高めることができる。
【0087】次に、図19に示すように、二本の妻梁G
1、G2の端部どうしと棟梁G5、G6の端部とを連結
するジョイントJ3を、二本の妻梁G1、G2の端部ど
うしを二枚の板材9および10で挟み、この二枚板材9お
よび10と妻梁G1、G2の各端部をピン11で連結して形
成することにより、このジョイントJ3部において、二
本の妻梁G1、G2を上下方向に折り曲げることができ
ると共に、挟持された妻梁G1、G2とピン11により、
二枚の板材9、10を広げようとする水平方向あるいは三
次元的な捩じれ力に対して、剛性力を持たせることがで
きる。
【0088】そして、図19に示すように、このピン11を
中心にして妻梁G1、G2が回動した時の妻梁G1、G
2の端部先端が当接する位置から外れる位置にかけて、
二枚の板材9、10に設けた長孔12に案内されて移動する
ピン13を設けることにより、このピン13を長孔12に沿っ
て移動し、妻梁G1、G2の先端が当接する図の状態で
は、妻梁G1、G2の折り曲げが拘束されて建家骨組み
の組み立て状態におけるこのジョイントJ3部に働く偶
力をピン11とピン13で受けて剛性力を持たせることがで
き、長孔12に沿ってピン13を移動し、妻梁G1、G2の
先端が当接しない状態においては、このジョイントJ3
部における妻梁G1、G2の折り曲げを可能にすること
ができる。
【0089】また、図18に示すように、二枚の板材9、
10の側面に対して垂直に逆U字形部材14を設け、この逆
U字形部材14の先端部において逆U字形部材14の底部 1
41を切除し、この底部切除部15に棟梁G5、G6の端部
を嵌合してピン32で連結することにより、逆U字形部材
14の底部 141に当接することなく、棟梁G5、G6を折
り曲げることができると共に、妻梁G1、G2と棟梁G
5、G6を共通のジョイントJ3で連結することができ
る。また、この棟梁G5、G6が水平状態において棟梁
G5、G6の下端に接触するピン17を前記底部切除部15
を貫通するように設け、このピン17の位置を棟梁G5、
G6を連結しているピン32よりもL3 だけ内側に設ける
ことにより、この棟梁G5、G6が下方向に曲がろうと
する力によって発生する偶力をこのピン32とピン17で受
けると共に、このジョイントJ3部で棟梁G5、G6が
G5′、G6′の上方向に折れ曲がるのを許容すること
ができる。
【0090】次に、図23に示すように、二本の棟梁G
5、G6のジョイントJ5において、棟梁G5、G6の
端部を逆U字形部材18に嵌合して、この逆U字形部材18
を貫通するピン19で連結することにより、逆U字形部材
18に密着した状態で棟梁G5、G6が一体となって嵌合
してその剛性力を高め、逆U字形部材18の両側面にこの
ピン19を案内する長孔20を形成し、この長孔20の形状を
棟梁G5、G6が水平状態において棟梁G5、G6の上
面が逆U字形部材18の底部 181の内面に接触するように
前記ピン19を案内する逆U字形部材18の底部 181に平行
な平行部 201と、棟梁G5、G6をジョイントJ5部で
曲げた時に棟梁G5、G6の端部が逆U字形部材18の底
部 181から離れるように前記ピン19を案内する曲り部 2
02とで形成することにより、このジョイントJ5におい
て、棟梁G5、G6が下方向に折れ曲がろうとする力に
よって発生する偶力を、底部 181とピン19とで受けて、
棟梁G5、G6が下方向に折れ曲がろうとするのを拘束
すると共に、上方向に折れ曲がるのを許容することがで
きる。
【0091】そして、長孔20の水平部 201にピン19が案
内され棟梁G5、G6の上面が逆U字形部材18の底部 1
81に接触している状態で、棟梁G5、G6の下面に接触
するピン21を逆U字形部材18を貫通させて設けることに
より、二本の棟梁G5、G6の端部を接続しているジョ
イントJ5部において、棟梁G5、G6が下方向に曲が
ろうとする力によって発生する偶力を底部 181とピン21
とで受けて、この部分における剛性力を高めることがで
きると共に、逆U字形部材18が広げられようとする水平
方向の力あるいは三次元的な力をピン21の引っ張り力と
して受け、逆U字形部材18の剛性力を高めることができ
る。
【0092】次に、図21に示すように、二本の桁梁G
3、G4の端部どうしを逆U字形部材22に嵌合し、この
嵌合部における逆U字形部材22の底部 221を切除して桁
梁G3、G4の各端部をピン24で連結することにより、
逆U字形部材22と桁梁G3、G4とが密着した状態で一
体となり、その剛性力を高めると共に、底部 221に当接
させないでこのジョイントJ4での二本の桁梁G3、G
4をG4′(G3も同じ)の方向への折り曲げを可能に
することができる。そして、ピン24を中心にして桁梁G
3、G4が回動した時の桁梁G3、G4の端部先端が当
接する位置から外れる位置にかけて、逆U字形部材22の
側面に設けた長孔25に沿って移動するピン26を設けるこ
とにより、桁梁G3、G4の端部先端がこのピン26に当
接している状態では桁梁G3、G4の下方向への折り曲
げが拘束され、端部先端がこのピン26から外れた状態で
は、桁梁G3、G4の下方向への折り曲げを許容するこ
とができる。そして、このジョイントJ4にかかる下向
きの力Fによって発生する偶力をピン24とピン26によっ
て受け、骨組みの剛性力を持たせることができる。
【0093】図12に示すようにジョイントJ1、J2に
貫通孔28を設けると共に、図18に示すように二枚の板材
9および10を貫通させて逆U字形部材14を設けジョイン
トJ3を形成することにより、ジョイントJ1、J2に
おいて桁梁G3、G4の端部を貫通させて連結すること
ができ、またジョイントJ3において棟梁G5、G6を
貫通させて設けることができる。これにより、図52に示
すように一棟の建家骨組みにすることもで、図53に示す
ように複数の棟A、B、Cを連結して構築することもで
き、また図54に示すように庇72を形成することもでき
る。
【0094】次に、ブレスについて説明すると、図25に
おいてブレスB1の一端は取付金物41で柱C1に固定さ
れ、他端は取付金物42によって妻梁G1、G2に対して
移動可能に取りつけられており、また図26に示すよう
に、ブレスB2の一端は取付金物41にて柱C1に固定さ
れ、他端は取付金物46にて桁梁G3、G4に対して移動
可能に取りつけられ、またブレスB3の一端は取付金具
49にて妻梁G1、G2に固定され、他端は取付金物48に
て桁梁G3、G4に対して移動可能に取りつけられてお
り、またブレスB4は図25に示すようにその一端は妻梁
G1にピン54で固定され、他端は取付金物55によって妻
梁G2に対して移動可能に取りつけられており、かつ、
各ブレスB1、B2、B3、B4はそれぞれ折曲が可能
であるので、骨組みを折り畳んだ状態では、図7および
図8に示すように各ブレスB1、B2、B3、B4を取
り外すことなく、柱および各梁と共に折り畳むことがで
きる。
【0095】上記説明は妻梁G1、G2、桁梁G3、G
4、棟梁G5、G6および柱Cをパイプ材を使用した場
合について説明したが、角材あるいは型鋼を使用した場
合でもその作用は同じである。また、ジョイントJ1〜
J5を逆U字形部材にし、その側面形状は両面とも同一
形状であることから、逆U字形部材を展開した状態で各
ジョイントの形を打ち抜き、これをプレスでU字状に曲
げればよいので、大量生産することができ、その加工も
打ち抜きおよびプレスであるので容易に加工することが
できる。また、ジョイントJ1〜J5を硬質の樹脂にし
てもよく、逆U字形の形状は単純であるので、樹脂成形
型を安価にすることができる。
【0096】
【発明の効果】以上詳述した通り請求項1の記載に基づ
いて、発明の詳細な説明から把握される本発明によれ
ば、四本の柱の頂部をジョイントを介して平行な二本の
妻梁と平行な二本の桁梁で連結すると共に、この二本の
妻梁の中央部をジョイントを介して棟梁で連結し、この
棟梁を二本に分割してジョイントで連結すると共に、前
記桁梁を二分割にしてジョイントで連結し、前記妻梁も
二分割にして前記妻梁と棟梁とを連結する共通のジョイ
ントで連結し、前記二分割にした妻梁および桁梁を各ジ
ョイントを介して下方向に折曲可能にすると共に、二分
割にした棟梁を各ジョイントを介して上方向に折曲可能
にし、柱と各梁とをジョイントで連結した状態で、二分
割にした妻梁および桁梁を各ジョイントを介して下方向
に折曲げて妻梁と柱および妻梁どうしを接近させ、次に
棟梁を上方に折り曲げて桁梁と柱、桁梁どうしおよび棟
梁どうしを接近させるように折り畳むことにより、柱お
よび各梁をジョイントで連結した状態で、折り畳みおよ
び骨組みの構築を行うことができ、折り畳みおよび構築
を容易にすることができると共に、棟梁を上向きに折り
畳むようにして、折り畳んだ最終の状態の長さを短くす
ることができ、更に柱および各梁はパンタグラフ式では
なく、単一部材であることから建家としての強度を十分
に持たせることができると共に、軽量化することができ
る。
【0097】また、このように柱および各梁をジョイン
トを介して連結した状態で折り畳みおよび構築すること
ができるので分離される部品はなく、部品の紛失を皆無
にすると共に部品を束ねる必要もなく、保管管理を容易
にすることができる。
【0098】次に、請求項2の記載に基づいて発明の詳
細な説明から把握される本発明によれば、柱の頂部、妻
梁の端部および桁梁の端部を連結するジョイント部は、
妻梁および桁梁の外形に合わせた逆U字形部材を建家平
面において直角に結合し、妻梁の端部と桁梁の端部を逆
U字形部材に密着した状態で一体に嵌合して連結し、建
家骨組みの状態にした平面で妻梁と桁梁とを直角に組み
つけるようにしたので、ジョイント部における建家骨組
みの剛性力を高めることができ、妻梁と桁梁の中央部を
下方向に折曲ながら妻梁と桁梁を柱に近づけるように折
り曲げ、ジョイントで連結した状態で折り畳むことがで
き、建家骨組みの折り畳みおよび構築を容易にすると共
に、保管管理を容易にすることができる。
【0099】そして、逆U字形部材に嵌合された妻梁の
端部と桁梁の端部に逆U字形部材を貫通するピンを設け
ると共に、逆U字形部材の両側面にこのピンを案内する
長孔を形成し、この長孔は建家組み立て状態において妻
梁および桁梁の上面が逆U字形部材の底部内面に接触す
るように前記ピンを案内する逆U字形部材の底部に平行
な平行部と、妻梁および桁梁を下方に曲げた時に妻梁お
よび桁梁の端部が逆U字形部材の底部から離れるように
前記ピンを案内する曲り部とからなっていることから、
建家の状態においては妻梁および桁梁の上面が逆U字形
部材の底部内面に接触すると共に、ピンが長孔の水平部
に位置していて、妻梁および桁梁が下方向に曲がろうと
する力に対して剛性力を持たせることができ、また妻梁
および桁梁を移動して長孔の曲がり部に沿ってピンを移
動することにより、妻梁および桁梁を下方向に折り曲げ
ることができるので、逆U字形部材から柱および各梁を
外さないで折り畳みおよび構築を容易にすると共に、保
管管理を容易にすることができる。
【0100】そして、柱を桁梁に対して垂直下方になる
ようにその頂部を逆U字形部材に固定し、柱と逆U字形
部材とを一体にしたので、柱と逆U字部材との間の剛性
力を高めることができ、また柱に逆U字形部材を固定し
た状態で、妻梁および桁梁を柱に近づけるようにジョイ
ント部で折り曲げることができることから、骨組みの折
り畳みおよび構築を容易にすると共に、保管管理を容易
にすることができる。
【0101】次に、請求項3の記載に基づいて発明の詳
細な説明から把握される本発明によれば、長孔の水平部
にピンが案内され妻梁および桁梁の上面が逆U字形部材
の底部に接触している状態で、妻梁および桁梁の下面に
接触するピンを逆U字形部材を貫通させて設け、建家の
状態において妻梁と桁梁の端部は、その上面が逆U字形
部材の底部に、下部が逆U字形部材を貫通して設けたピ
ンに接触して、妻梁および桁梁の端部が挟持された状態
にし、妻梁と桁梁が下方向に折れ曲がろうとする力に対
して大きな剛性力を持たせるようにしたので、逆U字形
部材自体の剛性力を高めると共に建家骨組みの剛性力を
高めることができ、逆U字形部材を取り外すことなく、
妻梁および桁梁を柱に向かって折り曲げ、骨組みの折り
畳みおよび構築を容易にすることができると共に、保管
管理を容易にすることができる。
【0102】次に、請求項4の記載に基づいて発明の詳
細な説明から把握される本発明によれば、二分割された
妻梁の端部どうしと棟梁の端部とを連結するジョイント
部を、二分割した妻梁の端部どうしを二枚の板材で挟
み、この二枚の板材と妻梁の各端部をピンで連結し、こ
のジョイント部において、二分割にした妻梁を上下方向
に折り曲げるようにしたので、ジョイント自体の剛性力
を高め、かつ、ジョイントから妻梁を外さないで妻梁を
折り曲げることができ、骨組みの折り畳みおよび構築を
容易にすると共に、保管管理を容易にすることができ
る。
【0103】そして、このピンを中心にして妻梁が回動
した時の妻梁の端部先端が当接する位置から外れる位置
にかけて、二枚の板材に設けた長孔に案内されて移動す
るピンを設け、このピンを長孔に沿って移動し、妻梁の
先端が当接する状態では、妻梁の折り曲げが拘束されて
建家状態におけるこのジョイント部に剛性力を持たせ、
長孔に沿ってピンを移動し、妻梁の先端が当接しない状
態においては、このジョイント部における妻梁の折曲を
可能にしたので、ジョイントから妻梁を外さないで、骨
組みの折り畳みおよび構築を容易にすると共に、保管管
理を容易にすることができる。
【0104】そして、二枚の板材の側面に対して垂直に
逆U字形部材を設け、この逆U字形部材の先端部におい
て逆U字形部材の底部を切除し、この底部切除部に棟梁
の端部を嵌合してピンで連結し、前記妻梁と棟梁を共通
のジョイントで連結したので、ジョイントを取り外さな
いようにして妻梁を下側に棟梁を上側に折り曲げ、骨組
みの折り畳みおよび構築を容易にすると共に、保管管理
を容易にすることができる。また、この棟梁が水平状態
において棟梁の下端に接触するピンを前記底部切除部を
貫通するように設け、このピンの位置を前記棟梁を連結
しているピンよりも内側に設け、この棟梁が下方向に曲
がろうとする力をこのピンで受けると共に、このジョイ
ント部で棟梁が上方向に折れ曲がるのを許容するように
したので、ジョイント自体の剛性力を高めると共に、ジ
ョイントを外さないようにして骨組みの折り畳みおよび
構築を容易にし、保管管理を容易にすることができる。
【0105】次に、請求項5の記載に基づいて発明の詳
細な説明から把握される本発明によれば、二分割にした
棟梁のジョイント部が、棟梁の分割端部を密着させて一
体化した状態で逆U字形部材に嵌合し、この逆U字形部
材を貫通するピンで連結することにより、その嵌合部に
おける剛性力を高めることができる。そして、このジョ
イント部での二分割した棟梁の折曲を可能にし、逆U字
形部材の両側面にこのピンを案内する長孔を形成し、こ
の長孔を棟梁が水平状態において棟梁の上面が逆U字形
部材の底部内面に接触するように前記ピンを案内する逆
U字形部材の底部に平行な平行部と、棟梁をジョイント
部で曲げた時に棟梁の端部が逆U字形部材の底部から離
れるように前記ピンを案内する曲り部とで形成し、この
ジョイント部において、棟梁が下方向に折れ曲がるのを
拘束すると共に、上方向に折れ曲がるのを許容するよう
にしたので、ジョイントを外さないで骨組みの折り畳み
および構築を可能にして、骨組みの折り畳みおよび構築
を容易にすると共に、保管管理を容易にすることができ
る。
【0106】次に、請求項6の記載に基づいて発明の詳
細な説明から把握される本発明によれば、長孔の水平部
にピンが案内され棟梁の上面が逆U字形部材の底部に接
触している状態で、棟梁の下面に接触するピンを逆U字
形部材を貫通させて設け、棟梁が下方向に曲がろうとす
る力に対する剛性力を高め、かつ、逆U字形部材自体の
剛性力を高めるようにしたので、建家骨組みとしての剛
性力を高めることができる。
【0107】次に、請求項7の記載に基づいて発明の詳
細な説明から把握される本発明によれば、二分割した桁
梁の端部どうしを逆U字形部材に嵌合し、この嵌合部に
おける逆U字形部材の底部を切除して桁梁の各端部をピ
ンで連結し、このジョイント部での二分割にした桁梁の
折り曲げを可能にすると共に、ピンを中心にして桁梁が
回動した時の桁梁の端部先端が当接する位置から外れる
位置にかけて、逆U字形部材の側面に設けた長孔に沿っ
て移動するピンを設け、桁梁の端部先端がこのピンに当
接している状態では桁梁の下方向への折り曲げが拘束さ
れ、端部先端がこのピンから外れた状態では、桁梁の下
方向への折り曲げを許容するようにしたので、ジョイン
トを外さないようにして建家骨組みの折り畳みおよび構
築を可能にし、骨組みの折り畳みおよび構築を容易にす
ると共に、保管管理を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す建家骨組みの斜視図で
ある。
【図2】図1における建家骨組みを折り畳んでいる状態
を示す斜視図である。
【図3】図2の状態から建家骨組みを更に折り畳んでい
る状態を示す斜視図である。
【図4】図1の建家骨組みを折り畳んだ最終の状態を示
す斜視図である。
【図5】図4を横断面した時の柱および梁の位置関係を
示す横断面図である。
【図6】建家骨組みを折り畳んだ状態の平面図である。
【図7】図6の正面図である。
【図8】図7の側面図である。
【図9】図1におけるジョイントJ1、J2の平面図で
ある。
【図10】図9の正面図である。
【図11】図9の右側面図である。
【図12】図9の左側面図である。
【図13】図9のジョイントに妻梁および桁梁を嵌着した
状態を示す平面図である。
【図14】図13の右側面図である。
【図15】図13の正面図である。
【図16】図1におけるジョイントJ3の平面図である。
【図17】図16の正面図である。
【図18】図17の右側面図である。
【図19】図17のジョイントJ3に妻梁および棟梁を嵌着
した状態を示す正面図である。
【図20】図1におけるジョイントJ4の平面図である。
【図21】図20の正面図である。
【図22】図1におけるジョイントJ5の平面図である。
【図23】図22の正面図である。
【図24】図23の側面図である。
【図25】建家骨組みの正面図である。
【図26】図25の側面図である。
【図27】図25の平面図である。
【図28】図25における柱の正面図である。
【図29】図25における柱の正面図である。
【図30】図25における取付金具の平面図である。
【図31】図30の側面図である。
【図32】図30の正面図である。
【図33】図25における柱のベースプレートの平面図であ
る。
【図34】図33の正面図である。
【図35】図25における妻梁の正面図である。
【図36】図35の平面図である。
【図37】図26における桁梁の正面図である。
【図38】図37の平面図である。
【図39】図25におけるブレスの正面図である。
【図40】図39の平面図である。
【図41】図25におけるブレスの正面図である。
【図42】図41の平面図である。
【図43】図25における取付金具の正面図である。
【図44】図43の側面図である。
【図45】図26における取付金具の正面図である。
【図46】図45の平面図である。
【図47】図45の側面図である。
【図48】図25における取付金具の正面図である。
【図49】図48の側面図である。
【図50】図25における取付金具の平面図である。
【図51】図50の側面図である。
【図52】図1に示した建家骨組みの使用態様を示す模式
図である。
【図53】図1に示した建家骨組みの使用態様を示す模式
図である。
【図54】図1に示した建家骨組みの使用態様を示す模式
図である。
【図55】図25における取付金具の正面図である。
【図56】図55の左側面図である。
【図57】図25における柱の下端部に設けた取付金具に取
りつけられるつなぎ梁の平面図である。
【図58】図57の正面図である。
【図59】図57に示すつなぎ梁を柱に取りつけた状態を示
す図である。
【図60】図57に示すつなぎ梁を取りつけるための固定金
物の正面図である。
【図61】従来のジョイントの斜視図である。
【図62】従来のジョイントの斜視図である。
【図63】従来の建家骨組みの斜視図である。
【符号の説明】
C 柱 G1 妻梁 G2 妻梁 G3 桁梁 G4 桁梁 G5 棟梁 G6 棟梁 G7 つなぎ梁 J1 ジョイント J2 ジョイント J3 ジョイント J4 ジョイント J5 ジョイント 1 逆U字部材 101 底部 2 逆U字部材 201 底部 3 ピン 4 ピン 5 長孔 501 平行部 502 曲り部 6 長孔 601 平行部 602 曲り部 7 ピン 8 ピン 9 板材 10 板材 11 ピン 12 長孔 13 ピン 14 逆U字部材 141 底部 15 切除部 16 ピン 17 ピン 18 逆U字部材 181 底部 19 ピン 20 長孔 201 平行部 202 曲り部 21 ピン 22 逆U字部材 221 底部 23 切除部 24 ピン 25 長孔 26 ピン 27 ピン 28 貫通孔 29 取付孔 30 半押し出し部 31 柱取付孔 32 ピン孔 33 ストッパ面 34 板材 35 板材 36 接続部材 37 ピン 38 スライド式ストッパ 39 ストッパ 40 ボルト孔 41 取付金物 42 取付金物 421 短管 422 ピン 423 レバー 424 切起 425 ロックピン 426 連結部 43 移動式ストッパ 44 ストッパ 45 ロック孔 46 取付金物 461 Cリング 462 連結部 47 ストッパ 48 取付金物 481 Cリング 482 連結部 49 取付金物 491 Cリング 492 連結部 50 板材 51 板材 52 ストッパ 53 ピン 54 ピン 55 取付金物 56 高さ調整具 561 短管 562 切起部 563 ピン 564 レバー 565 ロックピン 57 取付金物 571 固定管 572 つなぎ管 573 取付孔 58 高さ調整孔 59 取付孔 60 ベースプレート 61 筒体 62 フック 63 係止部材 64 レバー 65 アンカボルト孔 66 つなぎ梁 67 固定金物 68 スプリング 69 取付孔 70 取付ピン孔 71 切除部 72 庇 73 リング 74 ストッパ 75 U字底部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 四本の柱の頂部をジョイントを介して平
    行な二本の妻梁と平行な二本の桁梁で連結すると共に、
    該二本の妻梁の中央部をジョイントを介して棟梁で連結
    し、該棟梁を二本に分割してジョイントで連結すると共
    に、前記桁梁を二分割にしてジョイントで連結し、前記
    妻梁も二分割にして前記妻梁と棟梁とを連結する共通の
    ジョイントで連結し、前記二分割にした妻梁および桁梁
    を各ジョイントを介して下方向に折曲可能にすると共
    に、二分割にした棟梁を各ジョイントを介して上方向に
    折曲可能にしたことを特徴とする簡易型建家の骨組。
  2. 【請求項2】 柱の頂部、妻梁の端部および桁梁の端部
    を連結するジョイント部において、妻梁および桁梁の外
    形に合わせた逆U字形部材を建家平面において直角に結
    合し、妻梁の端部と桁梁の端部を逆U字形部材に嵌合し
    て連結し、該逆U字形部材に嵌合された妻梁の端部と桁
    梁の端部に逆U字形部材を貫通するピンを設けると共
    に、逆U字形部材の両側面に該ピンを案内する長孔を形
    成し、該長孔は建家組み立て状態において妻梁および桁
    梁の上面が逆U字形部材の底部内面に接触するように前
    記ピンを案内する逆U字形部材の底部に平行な平行部
    と、妻梁および桁梁を下方に曲げた時に妻梁および桁梁
    の端部が逆U字形部材の底部から離れるように前記ピン
    を案内する曲り部とからなり、前記柱を桁梁に対して垂
    直下方になるようにその頂部を逆U字形部材に固定した
    ことを特徴とする請求項1記載の簡易型建家の骨組。
  3. 【請求項3】 長孔の水平部にピンが案内され妻梁およ
    び桁梁の上面が逆U字形部材の底部に接触している状態
    で、妻梁および桁梁の下面に接触するピンを逆U字形部
    材を貫通させて設けたことを特徴とする請求項2記載の
    簡易型建家の骨組。
  4. 【請求項4】 二分割された妻梁の端部どうしと棟梁の
    端部とを連結するジョイント部において、二分割した妻
    梁の端部どうしを二枚の板材で挟み、該二枚の板材と妻
    梁の各端部をピンで連結し、該ピンを中心にして妻梁が
    回動した時の妻梁の端部先端が当接する位置から外れる
    位置にかけて、二枚の板材に設けた長孔に案内されて移
    動するピンを設け、前記二枚の板材の側面に対して垂直
    に逆U字形部材を設け、該逆U字形部材の先端部におい
    て逆U字形部材の底部を切除し、該底部切除部に棟梁の
    端部を嵌合してピンで連結し、該棟梁が水平状態におい
    て棟梁の下端に接触するピンを前記底部切除部を貫通す
    るように設け、該ピンの位置を前記棟梁を連結している
    ピンよりも内側に設けたことを特徴とする請求項1、
    2、または3記載の簡易型建家の骨組。
  5. 【請求項5】 二分割にした棟梁のジョイント部におい
    て、棟梁の分割端部を逆U字形部材に嵌合して、該逆U
    字形部材を貫通するピンで連結し、逆U字形部材の両側
    面に該ピンを案内する長孔を形成し、該長孔は棟針が水
    平状態において棟梁の上面が逆U字形部材の底部内面に
    接触するように前記ピンを案内する逆U字形部材の底部
    に平行な平行部と、棟梁をジョイント部で曲げた時に棟
    梁の端部が逆U字形部材の底部から離れるように前記ピ
    ンを案内する曲り部とからなりることを特徴とする請求
    項1、2、3または4記載の簡易型建家の骨組。
  6. 【請求項6】 長孔の水平部にピンが案内され棟梁の上
    面が逆U字形部材の底部に接触している状態で、棟梁の
    下面に接触するピンを逆U字形部材を貫通させて設けた
    ことを特徴とする請求項5記載の簡易型建家の骨組。
  7. 【請求項7】 二分割した桁梁の端部どうしを逆U字形
    部材に嵌合し、該嵌合部における逆U字形部材の底部を
    切除して桁梁の各端部をピンで連結し、該ピンを中心に
    して桁梁が回動した時の桁梁の端部先端が当接する位置
    から外れる位置にかけて、逆U字形部材の側面に設けた
    長孔に沿って移動するピンを設けたことを特徴とする請
    求項1、2、3、4、5または6記載の簡易型建家の骨
    組。
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