JP4579430B2 - 簡易組立式テント - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、簡易組立式テントに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、簡易組立式テントとして、屋根を構成する梁部と、これに連結する複数の脚部とを具備し、前記梁部に脚部をそれぞれ連結して枠組を構成し、これにシートを被覆して組み立てるテントがあった。
【0003】
また、屋外設置型配電盤や、近年のパソコン普及により急速に増加した光通信用のアクセス装置(所謂「NTTのRSBM装置)など、メンテナンスを要する屋外設置型機器・装置類のメンテナンス工事などを行う際に、風雨や雪除け、あるいは日除け、防塵対策が必要となるが、上記したようなテントは、簡易式とはいえ設置が面倒であり、しかも、機器・装置類の形状に見合うものではないので、機器・装置類を確実にシートで覆って保護することができなかった。
【0004】
そこで、適当な部材をロープやゴムなどで機器・装置類に合わせて枠体を構築し、これにシートを被せて作業をするなどの方法をとっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記した構成では、確実なテントの固定が難しく、強風下では枠体が飛ばされてしまったり、機器・装置類を四方から確実にシートで覆えないことが多いことから、隙間から雨や雪が入り込んで、電気系統などに支障をきたすこともあった。
【0006】
そこで、市場からは、機器・装置類の形状やサイズが異なるものにも対応でき、しかも設置個所の地形などに影響を受けることがなく、なおかつ設置がきわめて容易な簡易組立式テントが要望されている。
【0007】
本発明は、上記課題を解決することのできる簡易組立式テントを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の本発明では、折畳み・展開可能な骨組と、展開した前記骨組に被着するシートとを具備し、前記骨組を展開するにより屋根部と脚部とからなる枠体を構築するとともに、同骨組に、枠体以外の既存物を利用して枠体の起立姿勢を安定化する固定手段を取付けた簡易組立式テントであって、前記骨組は、屋根用部材として、前記屋根部の後側縁部を構成する中折れ式の折畳式屋根部材と、左右側縁部を構成する伸縮式屋根部材と、前側縁部を構成する伸縮・着脱式屋根部材と、前記折畳式屋根部材と前記伸縮・着脱式屋根部材との略中央位置同士を連結する伸縮式の支持金具とを備えるとともに、脚部用部材として、左右の伸縮式脚部材を備え、前記固定手段は、前記折畳式屋根部材に首ふり自在に取付けられた左右1組の吸盤であることとした。
【0009】
また、請求項2記載の本発明では、前記既存物に前記吸盤を固着することにより、前記既存物を前記枠体の脚部として代用可能とした。
【0010】
また、請求項3記載の本発明では、前記骨組をパイプ材により構成した。
【0011】
また、請求項4記載の本発明では、前記既存物は、吸盤により吸着できる被吸着面を有することとした。
【0012】
また、請求項5記載の本発明では、前記既存物を、風雨などから保護すべき保護対象物とした。
【0013】
また、請求項6記載の本発明では、前記既存物を、屋外に設置されたメンテナンスの必要な機器とした。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明は、折畳み・展開可能な骨組と、展開した前記骨組に被着するシートとを具備する簡易組立式テントであって、前記骨組により屋根部と脚部とからなる枠体を構築するとともに、同骨組に、枠体以外の既存物を利用して枠体の起立姿勢を安定化する固定手段を取付けたものである。
例えば、骨組により略矩形形状の屋根部と、同屋根部に連設した脚部とからなる枠体を構築し、同枠体の全周をシートで被覆してテント、あるいは簡易ドームとして使用するものであるが、前記脚部のうち、骨組に備えられているものは前側左右の脚部だけとし、後側脚部として、本テントを設営する場所に存在する既存の物体を利用するものである。
すなわち、上記既存物に、骨組みに設けた固定手段を固着することにより、既存物を枠体の脚部として代用することができ、枠体の骨組のみで構成される脚部に比べて、はるかに構造物としての安定性を増すことができる。なお、既存物としては固定物、あるいはかなりの重量物であることが好ましい。
【0017】
かかる既存物としては、例えば、本テントを利用して風雨などから保護すべき保護対象物そのものを利用することができる。例えば、屋外に設置されたメンテナンスの必要な機器・装置類などが考えられる。
すなわち、屋外設置型配電盤や、近年のパソコン普及により急速に増加している光通信用のアクセス装置(所謂「NTTのRSBM装置」などである。
【0018】
かかる既存物を利用するために、上記骨組に、固定手段として吸盤を配設することが好ましい。
【0019】
すなわち、上記屋根部を構築する部材(屋根用部材)に、左右一組の吸盤を取付け、同吸盤を既存物の例えば屋根部などの平面部に吸着させることで、屋根用部材を既存物に連設して、同屋根用部材に連結している前側左右脚部を接地することで枠体の組立てを容易に行うことができる。
【0020】
上記骨組は、折畳み自在及び/又は伸縮自在としたパイプ材により構成することが好ましく、収納・運搬が容易になるとともに、軽量化が可能となる。
【0021】
既存物を光通信用のアクセス装置とした場合、本テントの使用は下記の要領で行うことができる。
【0022】
先ず、アクセス装置の前に本テントを設置し、吸盤が取付けられ、折り畳まれている折畳式屋根部材を展開する。このとき、同折畳式屋根部材を水平に開くと、ロックピンが自動的にセットできるようにしておくことが望ましい。なお、この折畳式屋根部材は屋根の後側縁部を形成する。
【0023】
次いで、折畳式屋根用部材に連設されている他の伸縮式屋根部材を開く。このときもロックピンなどで固定可能としておくとよい。なお、この伸縮式屋根部材は屋根の側縁部を形成するもので、同伸縮式屋根部材は筒状である、内部に伸縮部材を進退自在に挿入しておくものとする。
【0024】
さらに、伸縮式屋根部材の一端に連結された伸縮・着脱式屋根部材を開き、伸長させて先端を他側の伸縮式屋根部材に連結する。このときは、伸縮・着脱式屋根部材の先端部にフックなどを取付けておくとよい。
【0025】
その後、伸縮式屋根部材の両先端部に連結された伸縮可能な脚部を、適宜長さに伸長して固定し、枠体を構築することができる。伸縮・固定はノブ操作などで行うようにすればよい。
【0026】
そして、枠体を持ち上げて、アクセス装置の天板上面に枠体を載せ、吸盤によって枠体を同アクセス装置に固定する。
【0027】
さらに、折畳式屋根部材の略中央に連結した伸縮式支持金具を伸長させて、前記伸縮・着脱式屋根部材に係止し、伸縮式屋根部材内に挿通している伸縮部材を最大引き伸ばしてこれもノブなどで締め付け可能としておく。
【0028】
以上の手順によって、枠体をアクセス装置に取り付けることができる。
【0029】
そして、略十字状に形成したファスナー付きのシートをアクセス装置前面から被せ、ファスナー連結することで、枠体を完全にシートで被覆することができ、テント組立作業が終了する。
【0030】
また、既存物は、上記した機器・装置類に限らず、吸盤などの固定手段により吸着できる被吸着面を有するものであればよく、例えば既存物を自動車とすると、自動車に本テントを積載すれば、駐車した場所で簡単にテント設営が可能となる。
【0031】
したがって、自動車で好みの場所へ移動してテントを設営してキャンプすることも可能である。
【0032】
また、海などに行った場合は、テント内で着替えたり、あるいは簡易シャワーなどを設置してシャワー使用も可能となる。
【0033】
さらに、固定手段としては、吸盤のみならず、磁石などであってもよい。この場合、既存物は金属製であって、好ましくは平面部を有するものとする。
【0034】
このように、本テントは、容易に組立・折畳みが可能となっており、汎用的に使用することができる。
【0035】
ところで、上記してきた実施形態では、枠体の屋根部を略矩形形状としたが、形状としては何ら限定するものではなく、多角形、円形であってもよく、さらに、脚部についてもその数量は適宜設定して構わない。
【0036】
また、吸盤や磁石などからなる固定手段を、本実施形態では屋根用部材に取付けたものとして説明したが、脚部に設けたものとしても構わない。
【0037】
【実施例】
以下、本発明の実施例を、図面を参照しながら説明する。
【0038】
図1は本実施例に係る簡易組立式テントの全体説明図、図2は同テントの正面図、図3は同側面図、図4は同背面図、図5は組立てた枠体を示す正面図、図6は同側面図、図7は同平面図である。
【0039】
図1〜図4に示すように、本簡易組立式テント(以下「テント1」とする)は、折畳み・展開可能な骨組2と、同骨組2を展開して組立てた後に被着するシート3とを具備しており、前記骨組2により、屋根部4と前側左右の脚部5,5とからなる枠体10を構築するようにしている。
【0040】
そして、同枠体10の全周をシート3で被覆してテント、あるいは簡易ドームとして使用するようにしている。
【0041】
骨組2は、アルミニウム合金からなるパイプ材を使用しており、図5〜7に示すように、屋根用部材として、屋根部4の後側縁部を構成する折畳式屋根部材41と、左右側縁部を構成する伸縮式屋根部材42,42と、前側縁部を構成する伸縮・着脱式屋根部材43と、さらに、折畳式屋根部材41と伸縮・着脱式屋根部材43との略中央位置同士を連結する伸縮式の支持金具44を備え、また、脚部用部材として、左右の伸縮式脚部材51,51とを備えている。そして、かかる骨組2を展開して組立てることにより枠体10が構築される。
【0042】
折畳式屋根部材41は、その略中央に関節部6を設けて中折れ式としている。
【0043】
伸縮式屋根部材42,42は、前記折畳式屋根部材41の両端にそれぞれ枢支連結されており、固定管42a内に伸縮管42bを進退自在に挿通し、ノブ式伸縮機構7により伸縮管42bを進退可能としている。42'は折畳式屋根部材41との連結部である。
【0044】
伸縮・着脱式屋根部材43は、一側の伸縮式屋根部材42に基端が枢支連結された固定管43a内に、先端にフック43cを設けた伸縮管43bを進退自在に挿通しており、同フック43cを他側の伸縮式屋根部材42の先端部に設けた係合ピン42cに係合可能としている。
【0045】
また、支持金具44は、前記折畳式屋根部材41の関節部6に基端を固定した固定管4 4aに、先端にフック44cを設けた伸縮管44bを進退自在に挿通している。
【0046】
一方、脚部用部材の伸縮式脚部材51は、基端を前記伸縮式屋根部材42の伸縮管42bの先端に枢支連結された固定支柱管51a内に、第一、第二伸縮支柱51b,51cを入れ子式に挿通している。そして、固定支柱管51aの先端部側に、前記伸縮式屋根部材42同様のノブ式伸縮機構7を配設している。
【0047】
ここで、上記関節部6及びノブ式伸縮機構7について説明する。
【0048】
図8〜図10に示すように、折畳式屋根部材41に設けた関節部6は、断面視で略コ字状に形成した連結金具61(図10)を具備しており、同連結金具61を介して2本の単部材41a,41aの端部を回動自在に枢支連結している。62は枢支部、62a,62aは枢支ピンである。
【0049】
また、2本の単部材41a,41aを略直線状に展開したときに、自動ロック可能なロック機構63を備えている。
【0050】
上記ロック機構63は、各単部材41aの枢支部62の内側に、ロックピン挿通筒63aを設けるとともに、同挿通筒63a中にコイルスプリング63bで上方へ付勢された頭丸状に形成したロックピン63cを配設し、連結金具61にはラッパ状のピン挿通孔61aを形成している。
【0051】
したがって、ロックピン63cは、押し込まれた状態では連結金具61の裏面に接しながら摺動し、ピン挿通孔61aに至るとコイルスプリング63bに付勢されてピン挿通孔61aを貫通して自動ロックがかかる。
【0052】
また、かかるロック機構63は、図11及び図12に示すように、折畳式屋根部材41と伸縮式屋根部材42との連結部42'にも設けられている。なお、42dは前記関節部6の連結金具61に対応する連結金具であり、本連結金具42dの背部には、伸縮式屋根部材42を折り曲げる際に逃げるための切欠開口部4 2d'を形成している。
【0053】
また、伸縮式屋根部材42,42や伸縮式脚部材51に設けられたノブ式伸縮機構7について説明する。
【0054】
ノブ式伸縮機構7を、伸縮式屋根部材42に取付けたものとして説明すると、図13及び図14に示すように、ノブ71に連設したネジ軸72に一端面をテーパ状に形成したストッパシュー73を、ネジ軸72方向へ進退自在に螺着しており、テーパ状とした当接面73aを固定管42a内に進退自在に挿通された伸縮管42bに当接させている。75は前記ストッパシュー73を配設した伸縮機構ケースであり、同ケース75の側方にノブ71を取付けたネジ軸72を突出させている。
【0055】
すなわち、固定管42aの周壁に前記ストッパシュー73を臨ませるシュー開口74を形成し、同開口74を覆うように前記伸縮機構ケース75を取付け、ノブ71を回動させることでストッパシュー73の当接面73aにより伸縮管42bを固定管42aの内周壁に押付けたり、緩めたりして伸縮管42bの固定と固定解除とを行うようにしている。
【0056】
上記構成による骨組2により構成された枠体10は、前側左右の脚部5,5だけが備えられ、後側脚部は具備されていない。
【0057】
すなわち、本テント1は、テント設営時に、設営場所に存在する既存の物体を後側脚部として利用して、安定した設営が可能となるようにしたことに特徴がある。
【0058】
本実施例では、図1に示すように、屋外に設置された光通信用のアクセス装置8を既存物としており、同アクセス装置8は、メンテナンス時などに風、雨、雪などから保護すべき保護対象物となるものである。
【0059】
同アクセス装置8を利用するために、本実施例では、上記骨組2の屋根部4の後側縁部を構成する折畳式屋根部材41に、固定手段としての吸盤9,9を配設している。
【0060】
すなわち、折畳式屋根部材41に、左右一組の吸盤9,9を、X、Y方向に首振り自在に取付け、同吸盤9,9を、固定物である前記アクセス装置8のフラットな天板81に吸着して確実に固定し、さらに、前側左右の脚部5,5と協働して枠体10を安定に保持可能としている。なお、91は吸引用レバーであり、吸盤本体9aを天板81に載置した後、同レバー91を吸盤本体9aと水平になるまで押し倒すことで強力な吸着力が発生する構成となっている。
【0061】
このように、骨組2の脚部5,5だけではなく、堅牢な既存物を利用することで堅牢な枠体構造としてテント設営が可能となる。
【0062】
そして、枠体10を構成する骨組2はアルミ合金製のパイプ材で軽量であり、また、コンパクトに折り畳むことができるので運搬しやすく、しかも収納性も良好となる。
【0063】
また、枠体10を覆うシート3は、図15に示すように、屋根部カバー31の四方に前側カバー32、後側カバー33、左右側カバー34,35を連設した略十字状に形成されており、図1に示したように、左右側カバー34,35と前側・後側カバー32,33との間を線ファスナー30で連結可能としている。
【0064】
かかるシート3の素材としては特に限定するものではないが、図15(b)に示すように薄く小さく折り畳め、かつ丈夫であることが望ましい。なお、本実施例では、アクセス装置8のメンテナンスなどに使用するため、透明、あるいは半透明などの透過性を有する素材を用いている。
【0065】
ここで、図1のテント設営状態から取外すまでについての作業例を、図8及び図16〜図20を参照しながら以下に説明する。
【0066】
先ず、シート3の線ファスナー30を開放して、枠体10から取外す。
【0067】
次いで、アクセス装置8に吸着させていた骨組2の吸盤9,9の吸着力を解除した後、図16に示すように、一側ずつ脚部5の第一、第二伸縮支柱51b,51 cを縮め、さらに、支持金具44のフック44cを外して伸縮管44bを縮める。
【0068】
そして、アクセス装置8から枠体10全体を降ろして寝かせた状態として、ロックピン63cを外すとともに、フック43cを伸縮式屋根部材42の係合ピン42cから外してこれも縮める。
【0069】
そして、図17に示すように、伸縮式屋根部材42を縮め、左右の伸縮式脚部材51を伸縮式屋根部材42側に重なるように折り畳む。
【0070】
次いで、図18に示すように、伸縮・着脱式屋根部材43を伸縮式屋根部材42側に重なるように折り畳み、図19に示すように折畳式屋根部材4 1を略M字状となるように内側に折り込む。
【0071】
そして、図20に示すように、伸縮式屋根部材42の長さで、全体が一塊のコンパクトな姿勢に折り畳み、さらに畳んだシート3ごと、折畳式屋根部材41の一側単部材41aに設けたベルト41bで一体的に締結すれば、コンパクトになって運搬しやすく、収納性も良好である。
【0072】
なお、安全な範囲で、各部材を損傷することなく折り畳めるのであれば、上記手順に特に限定するものではない。
【0073】
また、上記手順の反対の作業によって、本テント1の設営が可能であるが、その手順についても特に限定するものではない。
【0074】
ところで、既存物としては、上記したアクセス装置8に限らず、吸盤により吸着できる被吸着面を有するものであればよく、例えば配電盤などが考えられるが、さらに、既存物を自動車などとすることも考えられる。また、固定手段となる吸盤に代えて、既存物が金属製の吸着面を有するものであれば磁石を用いることもできる。
【0075】
既存物を自動車とすると、自動車に本テント1を積載して、駐車した場所で簡単にテント設営が可能となる。
【0076】
したがって、自動車で好みの場所へ移動して本テント1を設営してキャンプすることも可能である。
【0077】
また、海などに行った場合は、本テント1内で着替えたり、あるいは簡易シャワーなどを設置してシャワー使用も可能となる。
【0078】
このように、本発明に係るテント1は、容易に組立・折畳みが可能で利便性に富み、汎用的に使用することができる。
【0079】
【発明の効果】
本発明は上記のような形態で実施されるもので、以下の効果を奏する。
【0080】
軽量かつ収納・組立が簡単で、しかも組立時には堅牢な構造となるテントキットが構成できる。特に、首ふり自在とした左右一組の吸盤を既存物に吸着して枠体を固定でき、堅牢なテントをより簡単かつ確実に設営することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る簡易組立式テントの全体説明図である。
【図2】同テントの正面図である。
【図3】同側面図である。
【図4】同背面図である。
【図5】組立てた枠体を示す正面図である。
【図6】同側面図である。
【図7】同平面図である。
【図8】関節部の説明図である。
【図9】図8のI−I線における断面図である。
【図10】同II−II線における断面図である。
【図11】連結部の説明図である。
【図12】同断面視による説明図である。
【図13】ノブ式伸縮機構の説明図である。
【図14】図13のI−I線における断面説明図である。
【図15】シートの説明図である。
【図16】本簡易組立式テントの折畳手順を示す説明図である。
【図17】本簡易組立式テントの折畳手順を示す説明図である。
【図18】本簡易組立式テントの折畳手順を示す説明図である。
【図19】本簡易組立式テントの折畳手順を示す説明図である。
【図20】本簡易組立式テントの折畳手順を示す説明図である。
【符号の説明】
1 簡易組立式テント
2 骨組
3 シート
4 屋根部
5 脚部
6 関節部
7 ノブ式伸縮機構
8 アクセス装置(既存物)
9 吸盤(固定手段)
10 枠体
Claims (6)
- 折畳み・展開可能な骨組と、展開した前記骨組に被着するシートとを具備し、前記骨組を展開するにより屋根部と脚部とからなる枠体を構築するとともに、同骨組に、枠体以外の既存物を利用して枠体の起立姿勢を安定化する固定手段を取付けた簡易組立式テントであって、
前記骨組は、
屋根用部材として、前記屋根部の後側縁部を構成する中折れ式の折畳式屋根部材と、左右側縁部を構成する伸縮式屋根部材と、前側縁部を構成する伸縮・着脱式屋根部材と、前記折畳式屋根部材と前記伸縮・着脱式屋根部材との略中央位置同士を連結する伸縮式の支持金具とを備えるとともに、脚部用部材として、左右の伸縮式脚部材を備え、
前記固定手段は、前記折畳式屋根部材に首ふり自在に取付けられた左右1組の吸盤であることを特徴とする簡易組立式テント。 - 前記既存物に前記吸盤を固着することにより、前記既存物を前記枠体の脚部として代用可能としたことを特徴とする請求項1記載の簡易組立式テント。
- 前記骨組をパイプ材により構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の簡易組立式テント。
- 前記既存物は、吸盤により吸着できる被吸着面を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の簡易組立式テント。
- 前記既存物を、風雨などから保護すべき保護対象物としたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の簡易組立式テント。
- 前記既存物を、屋外に設置されたメンテナンスの必要な機器としたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の簡易組立式テント。
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