JP2807995B2 - 屋根・床パネルの設置方法 - Google Patents

屋根・床パネルの設置方法

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JP2807995B2 JP63034788A JP3478888A JP2807995B2 JP 2807995 B2 JP2807995 B2 JP 2807995B2 JP 63034788 A JP63034788 A JP 63034788A JP 3478888 A JP3478888 A JP 3478888A JP 2807995 B2 JP2807995 B2 JP 2807995B2
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  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、パネル工法によって取り付けられる屋根
・床パネルの設置方法に関するものである。
従来の技術 従来、小屋裏に収納部を設ける場合には、その小屋裏
部に床パネルを取り付け、更にその上部に屋根パネルを
設置していた。また、これらの床パネル及び屋根パネル
は、ともに、クレーン等で吊り上げて躯体へ設置するよ
うにしている。
発明が解決しようとする課題 そのため、従来においては、床パネルと屋根パネルが
別々に設置しなければならず、吊り上げ作業が2回にわ
たって行なわれることになり、それだけ作業時間が長く
なる欠点がある。また、屋根パネルを設置する場合に
は、そのパネルを吊り下げた状態で躯体への固定作業を
行なわなければならず、それだけ危険を伴うといった欠
点がある。
この発明は、かかる従来の欠点を解消して、屋根パネ
ルと床パネルを同時に吊り上げて設置することができ、
かつ、従来よりも危険の少ない状態で作業を行なうこと
ができるようにした屋根・床パネルの設置方法を提供す
るものである。
課題を解決するための手段 上記の目的を達成するため、この発明の設置方法は、
三角形屋根の一方の傾斜面を形成する屋根パネルと床板
を張り付けた床パネルとを、その棟側の端部が開くよう
にして相互に枢着したものを、フラット状に折り畳んだ
状態で躯体へ設置して、床パネルをその躯体へ固定し、
三角形屋根の他方の傾斜面を形成する屋根パネルと床板
を張り付けた床パネルとを、その棟側の端部が開くよう
にして相互に枢着したものを、フラット状に折り畳んだ
状態で躯体へ設置して、床パネルをその躯体へ固定し、
且つ、それら屋根パネルの棟側の端部を上方に開かしめ
た後、この屋根パネルを束材で支持させるとともに各屋
根パネルの棟側の端部同士を互いに連結することを特徴
とするものである。
また、上記において、この出願の請求項2の発明は、
束材の上端を予め屋根パネルへ枢着して折り畳んでお
き、その屋根パネルの開動作とともに自重で垂直に開か
しめた後、その下端を床パネルまたは躯体へ固定するこ
とを特徴としている。
作用 この発明の設置方法によれば、まず、床パネル(5)
を躯体へ固定し、その状態で屋根パネル(1)の棟側の
端部を上方へ開かせて束材(12)で支持させるものであ
り、その全体が、床パネル(5)を介して躯体上へ固定
されていることから、安定した状態で作業を行なうこと
ができる。また、床パネル(5)を固定して特に前記屋
根パネル(1)を支持すれば、この屋根パネル(1)も
完全に支持された状態にあるから、床パネル(5)を作
業床として、この床パネル(5)上で各種の作業を危険
なく行なうことができる。更に、束材(12)を予め屋根
パネル(1)に枢着しているため、束材(12)の一方の
端部は現場で固定作業を行なう必要がない。
実施例 次に、この発明の実施例について説明すると、第5図
は、この発明の屋根パネル及び床パネルを示している。
屋根パネル(1)は、金属製フレーム(2)へ、屋根棟
方向に沿って母屋材(3)を取り付け、この母屋材
(3)上へ屋根下地板(4)を打ち付けて固定したもの
である。また、床パネル(5)も金属製フレーム(6)
の上面に、床板(7)を貼り付けたものである。なお、
上記屋根パネル(1)は、第4図でも示すように、屋根
の一方の傾斜面を形成するものである。また、床パネル
(5)も、屋根棟を中心としてその一方の半部を構成す
るような大きさに形成されている。この発明の床パネル
(5)においては、いわゆる水平方向のブレースの不要
な強固なフレーム構造としてある。
床パネル(5)の軒側の端部上面より、連結片(8)
が突設されている。他方、これに対応して、屋根パネル
(1)の裏面側に、その連結片(8)に対応する連結板
(9)が突設され、これらがピン(10)を介して、相互
に枢着されている。これにより、屋根パネル(1)に
は、その棟側の端部(11)が上方に開くよう折畳み自在
であって、折り畳んだ状態においては、この図で示すよ
うに、屋根パネル(1)と床パネル(5)が相互にフラ
ットな状態となって、運搬を容易に行なうことができる
ようにしている。
(12)(12)は、その上部側の端部を、枢支部(13)
により、折畳み自在に枢着した1対の束材であり、屋根
パネル(1)を第5図の如く折り畳んだ状態では、その
束材(12)の下端側が、床パネル(5)におけるフレー
ム或いは床板(7)により上方へ押し上げられて、折り
畳まれた状態になる。このとき、束材(12)下端は、床
パネル(5)より下方へ突出しないよう収納されてい
る。
他方、屋根パネル(1)と床パネル(5)の棟側の端
部近傍には、これら屋根パネル(1)と床パネル(5)
を互いに連結する止め金具(14)が、その両端を、各屋
根パネル(1)及び床パネル(5)の側面に、取外し可
能なボルト(16)(16)で固定されて、屋根パネル
(1)が上方に開くのを防止している。
次に、上記のように構成された屋根パネル(1)及び
床パネル(5)の設置方法を説明すると、まず第1図で
示すように、上記の如く屋根パネル(1)及び床パネル
(5)を止め金具(14)で相互に連結して開かないよう
折り畳んだ状態で、ワイヤー(17)の両端(17a)(17
b)を、屋根パネル(1)の棟側と軒側とで支持した状
態で吊り上げて、所定の位置に設置する。(18)(18)
は、それぞれ躯体の梁を示しており、床パネル(5)の
両端を、これらの梁(18)(18)へ固定する。
次に、第2図のように、屋根パネル(1)の開き動作
を抑えていた止め金具(14)を取り外し、同時に、ワイ
ヤー(17)の軒側の端部(17b)を取り外し、ワイヤー
(17)を上方に引き上げる。これにより、屋根パネル
(1)はその棟側が開いて所定の傾斜角度まで持ち上げ
られる。この開き動作に伴い、床パネル(5)のフレー
ム或いは床板によって折畳み状態に支持されていた束材
(12)は、その下端部側がスライドしながら、その自重
によって垂直になるよう開く。そして、この状態で、束
材(12)の下端を床パネル(5)へボルト(19)で固定
することにより、屋根パネル(1)がその傾斜の角度位
置に固定される。
同様にして、第3図のように他方の傾斜面を形成する
屋根パネル(1)と床パネル(5)を設置し、第4図の
如く三角形屋根を形成させた後、各屋根パネル(1)
(1)の棟側の端部間に、菱形のジョイント金具(20)
を挿し込んで、これら両屋根パネル(1)(1)同士を
相互に連結して設置作業を完了するものである。
発明の効果 このように、この発明では、屋根パネルと床パネルが
相互に枢着されて折畳自在とされており、それゆえ、そ
のように折り畳んだ状態で運搬することによって、予め
連結した構造でありながら運搬が容易であるとともに、
これらを同時に吊り上げて設置することができるので、
設置作業が短時間で行なえるという効果がある。また、
束材の上端が屋根パネルに予め折畳み自在に枢着されて
いるので、現場での取付けは、その束材の下端側のみを
床パネルへ固定するだけでよく、この場合、屋根側でな
く床側の低い位置で固定作業を行なえるため、それだけ
作業が容易で、かつ危険も少ないという効果が得られ
る。更に、上記の束材で屋根パネルを固定した後は、床
パネルを作業床として利用することができ、その際に、
屋根パネルは束材によって既に支持されていることか
ら、屋根パネル同士の棟側の連結その他その後の作業を
安全にかつ容易に行なうことができるという効果があ
る。また、この発明の床パネルでは、折り畳んだ状態で
設置した後、屋根パネルを開いて束材を固定し、かつ、
屋根パネルの棟側同士を連結するというきわめて簡単な
作業で済み、全体として作業工数も大幅に低減すること
ができる。
加えて、この発明の屋根・床パネルでは、内部に多数
の柱を設ける必要がなく、小屋裏収納部として使用する
場合、障害物のない広い小屋裏空間ができる。更に、こ
の発明では、一方の傾斜面側の屋根・床パネルと他方の
傾斜面側の屋根・床パネルとを設置した状態で、両屋根
パネルの棟側の端部を相互に連結するものであり、この
ような両傾斜の屋根を容易に施工することができ、且
つ、屋根パネル同士の連結作業は、床パネルの床板を作
業床として、安全に作業できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は、この発明の屋根・床パネルの施工方
法をその作業順序に従って示す側面図、第5図は、この
発明の屋根・床パネルの一部切欠斜視図である。 (1)…屋根パネル、(5)…床パネル、(7)…床
板、(12)…束材。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】三角形屋根の一方の傾斜面を形成する屋根
    パネルと床板を張り付けた床パネルとを、その棟側の端
    部が開くようにして相互に枢着したものを、フラット状
    に折り畳んだ状態で躯体へ設置して、床パネルをその躯
    体へ固定し、三角形屋根の他方の傾斜面を形成する屋根
    パネルと床板を張り付けた床パネルとを、その棟側の端
    部が開くようにして相互に枢着したものを、フラット状
    に折り畳んだ状態で躯体へ設置して、床パネルをその躯
    体へ固定し、且つ、それら屋根パネルの棟側の端部を上
    方に開かしめた後、この屋根パネルを束材で支持させる
    とともに各屋根パネルの棟側の端部同士を互いに連結す
    ることを特徴とする屋根・床パネルの設置方法。
  2. 【請求項2】束材の上端を予め屋根パネルへ枢着して折
    り畳んでおき、その屋根パネルの開動作とともに自重で
    垂直に開かしめた後、その下端を床パネルまたは躯体へ
    固定することを特徴とする請求項1に記載の屋根・床パ
    ネルの設置方法。
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