JP3227273U - 防水シート - Google Patents

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Abstract

【課題】建物にシートを被せる際、建物にシートを取り付ける作業及び横風によるシートのめくれを防止する作業を簡単に行える防水シートを提供する。【解決手段】防水シート1は、防水シート1の片面に設けられ、シート表面から突出してシート面上で幅方向に延設され、結合している防水シート1の面に対して回動自在とされた第1突出片11と、上記片面に対する他方面に、シート表面から突出してシート面上で幅方向に延設され、結合している防水シート1の面に対して回動自在とされた第2突出片12とを備え、第1突出片11には、第1突出片11を貫通する孔部111が幅方向において一定間隔毎に設けられている。【選択図】図1

Description

本考案は、防水シートに関し、特に、防水シートを建造物の屋根又は外壁に対して取り付けるための構造に関する。
建造物の外壁や屋根の補修時等に用いられる防水シートとして、例えば所謂ブルーシートが知られている。この防水シートを建造物の補修箇所に取り付ける際は、防水シートの端部に設けられた孔部に紐を通して建造物の一部にくくり付ける等の作業が作業者により行われる。また、例えば雨漏り防止のために建物の屋根に防水シートを被せるときは、横風によるシートのめくれを防止するために、日本家屋の屋根の場合、中央の最上部から最下部にかけての傾斜面上に土嚢等の重りを一定距離毎に、シートの上から屋根に載置する作業が作業者により行われる。
しかしながら、上記従来の防水シートでは、建物にシートの端部及び端部以外の部分を建物に繋ぐことはできない。また、箇所を建物にシートを取り付けた後における横風によるシートのめくれを防止するために土嚢等をシートの上から屋根に載せても、土嚢をシート又は屋根に固定しておくことができない。そして、災害時には応急措置等のために、職人ではない一般の方が建造物の外壁又は屋根の破損箇所に自分でシートを取り付ける作業をすることが多い。このため、建物にシートを取り付ける作業及び横風によるシートのめくれを防止する作業を一般の方でも簡単に行えるようにすることが望まれる。
本考案は係る事情に鑑みてなされたものであり、建物にシートを被せる際、建物にシートを取り付ける作業及び横風によるシートのめくれを防止する作業を一般の方でも簡単に行えるようにすることを目的とする。
本考案の一局面に係る防水シートは、前記防水シートの片面に設けられ、シート表面から突出してシート面上で幅方向に延設され、結合している前記防水シートの面に対して回動自在とされた第1突出片と、前記片面に対する他方面に、シート表面から突出してシート面上で幅方向に延設され、結合している前記防水シートの面に対して回動自在とされた第2突出片とを備え、前記第1突出片及び前記第2突出片のうち少なくとも前記第1突出片には、突出片を貫通する孔部が前記幅方向において一定間隔毎に設けられているものである。
本考案によれば、建物にシートを被せる際、建物にシートを取り付ける作業及び横風によるシートのめくれを防止する作業を一般の方でも簡単に行うことができる。
本考案の一実施形態に係る防水シートを家屋の屋根上に被せた状態を示す斜視図である。 防水シートの一部分を示す斜視図である。 防水シートにおける第1突出片及び第2突出片部分を示す斜視図である。 防水シートに第1突出片及び第2突出片を設ける位置を示す図である。 第1突出片及び第2突出片の動作を示す図である。 第1突出片における孔部の配置及び第2突出片における孔部の配置を示す図である。 防水シートの屋根への取付方法の第1実施形態を示す図である。 屋根に被せた防水シートにおける第2突出片上に留め部材を配置してビス留めを行う様子を示す斜視図である。 第2突出片上に配置された留め部材をビス留めした状態を示す斜視図である。 留め部材及びビスにより固定された防水シートを屋根上に被せた状態を示す図である。 防水シートの端部をなす突出片及び第2突出片部分に更なる防水シートの端部を宛てがった状態を示す図である。 留め部材の上から瓦に対してビスを打ち込む様子を示す図である。 防水シート端部の突出片を折り曲げて留め部材上に被せた状態を示す図である。 第2突出片を用いた屋根への取付方法の第2実施形態を示す図であり、屋根裏から、屋根上に被せられた防水シートを見た状態を示す図である。 第2突出片を用いた屋根への取付方法の第3実施形態を示す図である。 第1取付部材及び第2取付部材の瓦への取付を示す図である。 瓦に取り付けた状態の第1取付部材及び第2取付部材を示す図である。 屋根に取り付けた防水シートを示す図である。 屋根に取り付けた防水シートを示す図である。 防水シートの第1取付部材に留め部材を取り付けた状態を示す図である。 防水シートの第1取付部材に水タンクを取り付けて第2取付部材の屋根への固定位置を押さえた状態を示す図である。
以下、本考案に係るの一実施形態に係る防水シート及び防水シートの施工方法を、図面を参照して説明する。図1は本考案の一実施形態に係る防水シートを家屋の屋根上に被せた状態を示す斜視図である。図2は防水シートの一部分を示す斜視図である。
防水シート1は、例えばポリエチレン等からなる合成樹脂製のシートである。防水シート1には、例えば、所謂ブルーシートの素材が用いられる。防水シート1は、例えば、家屋の屋根の組み立て時又は修理時に、未完成部分を覆う又は完全に防水が終わる前の屋根を覆って雨水等から建物を守るため等に用いられる。防水シート1は、不透水性をもち、また折り畳み可能である。防水シート1を複数用いることで広い面積に亘って屋根を覆うことが可能である。
図1に示すように、防水シート1は、例えば建物の屋根の上に被せて使用する。図1には、日本家屋の屋根上に防水シート1を被せた例を示している。防水シート1には、第1突出片11と第2突出片12とが設けられている。第1突出片11は、防水シート1の片面に設けられ、シート表面から突出してシート面上で幅方向X(図2)に延設されている。第1突出片11は、幅方向Xに直交する長さ方向Yに、シート表面との境目部分を軸としてシート表面に対して回動自在とされている。第2突出片12は、防水シート1の上記片面に対する他方面(第1突出片11が設けられている面の裏面)に、シート表面から突出してシート面上で幅方向X(図2)に延設されている。第2突出片12も、シート表面との境目部分を軸として長さ方向Yにシート表面に対して回動自在である。
更に、第1突出片11には、突出片を貫通する孔部111が、第1突出片11が延びる幅方向Xにおいて一定間隔毎に設けられている。同様に、第2突出片12にも、突出片を貫通する孔部121が、第2突出片12が延びる幅方向Xにおいて一定間隔毎に設けられている。これら一定間隔は、例えば50cm〜1mとされる。また、孔部111,121はハトメにより形成されることが好ましい。
図3は、防水シート1における第1突出片11及び第2突出片12部分を示す斜視図である。第2突出片12は、長さ方向Yにおいて第1突出片11が設けられている位置と同じ位置に、上記他方面に設けられている。第1突出片11及び第2突出片12は、次のようにして作成される。
例えば、防水シート1(第1突出片11及び第2突出片12が未だ設けられていない状態)のシート面を、折り曲げ線が幅方向Xに延びるようにして、当該シート面の片面から突出するように折り曲げる。そして、このように突出させたシート面1201,1202の向かい合う内面側同士を接着することで第1突出片11を形成する。更に、シート面1202を他方面側にも突出させ、このように突出させたシート面1202と他方面側のシート面1203の向かい合う内面側同士を接着することで第2突出片12を形成する。第1突出片11及び第2突出片12は、シート面からの突出高さが例えば5.0〜7.5cmとされる。更に、このように作成した第1突出片11には、上述した孔部111が幅方向Xにおいて一定間隔毎に設けられ、第2突出片12には、孔部121が幅方向Xにおいて一定間隔毎に設けられる。
図4は防水シート1に第1突出片11及び第2突出片12を設ける位置を示す図である。防水シート1を家屋屋根に被せたときに、屋根の棟に載置される防水シート部分を棟部100とすると、防水シート1には、棟部100から長さ方向Yにおいて一定間隔Sおきに第1突出片11及び第2突出片12が設けられる。当該一定間隔Sは、棟部100から長さ方向Yにおいて最初の一定間隔Sは90cm、続く各一定間隔Sは90〜180cmである。防水シート1の大きさは、修理の対象とされる屋根の面積に合わせて設定される。例えば、防水シート1の長さ方向Yの大きさは、1.8m〜10mとされる。
続いて、第1突出片11及び第2突出片12の機能を説明する。図5Aは第1突出片11及び第2突出片12の動作を示す図である。第1突出片11は、上記のように防水シート1自体が折り曲げて形成されているため、幅方向Xに延びるシート面からの根元部分を軸として、長さ方向Yにおいてシート面上で回動が可能である。そして、第2突出片12も、同じく防水シート1自体が折り曲げて形成されているため、幅方向Xに延びるシート面からの根元部分を軸として、長さ方向Yにおいてシート面上で回動が可能である。これにより、防水シート1を屋根に被せたとき、第1突出片11及び第2突出片12のどちらも、長さ方向Yにおいて、屋根の棟側にも裾側にも折り曲げることが可能となっている。
また、防水シート1の長さ方向Yにおける端部は2つに分岐されている。分岐された一方の分岐端部は、第1突出片11と同様の機能を有する突出片13とされる。そして、他方の分岐端部は第2突出片12とされる。防水シート1の当該端部では、折り返されて向かい合うシート面1205、1206の内面側同士を接着して突出片13が形成される。また、突出片13の更に先に続くシート面1206部分が折り返されて向かい合う内側の面同士を接着して第2突出片12が形成される。
このように作成した第1突出片11及び第2突出片12には、上述した孔部111,121が幅方向Xにおいて一定間隔毎に設けられる。第1突出片11に形成される孔部111と、第2突出片12に形成される孔部121は、同じ位置に設けられるが、図5Bに示すように、幅方向Xにおいて互いに異なる位置に設けられることが好ましい。孔部111,121をこのように異なる位置に配置することで、後述するように防水シート1を屋根に固定したとき、防水シート1と屋根を繋ぐ部分に掛かる荷重と、防水シート1に繋いだ重りにより防水シート1に掛かる荷重とを、幅方向Xにおいて分散させることができるため、防水シート1を屋根に固定した屋根部分に掛かる負担を軽減することができる。
次に、防水シート1の屋根への取付、すなわち、防水シートの施工方法について説明する。図6は、防水シート1の屋根への取付方法の第1実施形態を示す図である。図7は、屋根に被せた防水シート1における第2突出片12上に留め部材2を配置してビス留めを行う様子を示す斜視図である。図8は第2突出片12上に配置された留め部材2をビス留めした状態を示す斜視図である。図9は留め部材2及びビスにより固定された防水シート1を屋根上に被せた状態を示す図である。
防水シート1を家屋の屋根に取り付ける際は、図6に示すように、まず、作業者は、防水シート1の端部1Eをなす突出片13及び第2突出片12と、これに続いて上記一定間隔Sで形成されている第1突出片11及び第2突出片12までのシート部分で屋根の棟部を覆うようにして、防水シート1を屋根に被せる。そして、作業者は、防水シート1の端部1Eにおいては、第2突出片12を屋根上に載置し、当該第2突出片12上に平板状の留め部材2を載置する。留め部材2は、例えば合成樹脂等からなる。この状態で、作業者が留め部材2の上からビス等を打ち込み、屋根表面の瓦、好ましくはその下の屋根材まで更にビスを到達させて固定する。突出片13は、屋根の裾側(下方側)に向けて倒した姿勢とし、第2突出片12に載置されている当該留め部材2の上に被せる。
また、屋根上において棟部を挟んで反対側となる防水シート1上の第1突出片11及び第2突出片12部分については、作業者は、防水シート1を棟部側にめくり上げて第2突出片12部分を露出させ、当該露出させた第2突出片12を屋根上に宛てがい、当該第2突出片12上に留め部材2を載置する。この状態で、図7に例を示すように留め部材2の上から瓦KW及びその下の屋根材RFまでビス7等を打ち込み、図8に示すように、留め部材2により第2突出片12部分を屋根に固定する。このように防水シート1を棟部側にめくり上げて第2突出片12部分を屋根に固定する作業になるため、作業者は、防水シート1上に乗って作業することなく、第2突出片12部分を屋根に固定することができ、滑って転倒する等の危険を伴わずに作業ができる。そして、作業者は、上記めくり上げていた防水シート1部分を屋根の裾側(下方側)に向けて倒し、図9に示すように、当該留め部材2及び第2突出片12部分の上に被せる。この後、作業者は、当該第2突出片12部分の第1突出片11を、屋根の裾側(下方側)に向けて倒した姿勢としておく。更に、これに続く次の第1突出片11及び第2突出片12部分においても、作業者は、同様にして、防水シート1をめくり上げて第2突出片12上に載置した留め部材2の上からビス等を打ち込んで固定し、上記めくり上げていた防水シート1を屋根の裾側(下方側)に向けて倒し、当該第2突出片12部分の第1突出片11を屋根の裾側(下方側)に向けて倒した姿勢とする。この作業を屋根の裾部分まで同様に行って、防水シート1の屋根への固定を完了する。このように第1突出片11を屋根の裾側(下方側)に向けて倒した姿勢とすることで、防水シート1上を流れる雨水を屋根の裾側(下方側)に向けて円滑に案内することができる。
このように防水シート1を屋根に固定する場合、上記めくり上げていた防水シート1部分を折り返して第2突出片12に被せることで第2突出片12が覆われ、第1突出片11は当該防水シート1部分の上に位置することになるので、作業者が、防水シート1を屋根に繋ぐために作業をする場所と、防水シート1に重りを取り付ける場所が同じになり、作業箇所がまとまるので、作業者に対する作業負担が軽減される。
次に、防水シート1の端部に更なる防水シート1を継ぎ足す作業について説明する。防水シート1の端部をなす突出片13及び第2突出片12には、更なる防水シート1の継ぎ足しが可能である。継ぎ足しを行う場合、まず、図10に示すように、作業者は、防水シート1の端部をなす突出片13及び第2突出片12部分に更なる防水シート10の端部を宛てがい、防水シート1側の孔部121と、防水シート10側の孔部101の幅方向Xにおける位置を合わせる。この状態で、作業者は、元の防水シート1の第2突出片12の上に、更なる防水シート10の端部を載せる。そして、このように重ねた元の防水シート1の第2突出片12及び更なる防水シート10の端部の上から更に留め部材2を載せ、図11に示すように、留め部材2の上から瓦KW及びその下の屋根材までビス等を打ち込み、留め部材2により第2突出片12及び防水シート10端部を屋根に固定する。この固定後、作業者は、図12に示すように、突出片13を折り曲げて、留め部材2上に被せた状態とする。このように突出片13を屋根の裾側(下方側)に向けて倒した姿勢とすることで、防水シート1上を流れる雨水を屋根の裾側(下方側)に向けて円滑に案内することができる。
これにより、更なる防水シート10を元の防水シート1に簡単な作業で確実に繋げることができる。
このように継ぎ足した更なる防水シート10においても、防水シート10に第1突出片11及び第2突出片12が設けられている場合には、上記と同様にして、作業者は、第1突出片11及び第2突出片12部分において留め部材2を用いたビス留めにより屋根に防水シート10を固定する。
次に、第2突出片12を用いた屋根への固定についての第2実施形態を説明する。図13は第2突出片12を用いた屋根への取付方法の第2実施形態を示す図である。なお、第2実施形態では、孔の空いた屋根又は一部が取り去られて内部が露出している屋根に対して防水シート1を固定する手法を示す。上記では、留め部材2及びビス等を用いて第2突出片12を屋根に固定する形態を示したが、これに代えて、第2実施形態では、作業者は、防水シート1が被せられた屋根の下方側、すなわち、屋根部分を通して家屋の屋内から、防水シート1の第2突出片12の孔部121にアクセスし、当該孔部121に紐3を通して、天井裏の梁H又は梁Hに打ち付けた釘8等に当該紐3を括り付ける。この作業によっても、防水シート1を屋根に簡単に固定することができる。なお、当該梁Hに代えて垂木に第2突出片12を固定してもよい。
次に、第2突出片12を用いた屋根への取付方法の第3実施形態を説明する。図14は第2突出片12を用いた屋根への固定についての第3実施形態を示す図である。第3実施形態では、屋根の上に被せた防水シート1を、第1取付部材51及び第2取付部材52を用いて屋根の瓦KWに取り付けられる。なお、第3実施形態では、瓦KWが屋根材に載せられているだけではなく、各瓦KWがビス等により屋根材に固定されている屋根に対して防水シート1を固定する場合を前提としている。
第1取付部材51及び第2取付部材52は、例えば、ステンレス等の金属からなる。図14に示すように、第1取付部材51は、長手方向に延びる基部511と、基部511に直交する引掛部512と、基部511から引掛部512が延びる方向とは逆方向にU字状に湾曲して延びるフック部513とを有する。また、第2取付部材52は、長手方向に延びる長手部521と、長手部521に直交する係止部522と、長手部521から係止部522が延びる方向とは逆方向に略「く」の字状に湾曲して延び、更に当該湾曲して延びた部分の先端が更に湾曲した留め部523とを有する。
図15は、第1取付部材51及び第2取付部材52の瓦KWへの取付を示す図である。図16は、瓦KWに取り付けた状態の第1取付部材51及び第2取付部材52を示す図である。作業者は、端部同士が重なる瓦KWの一枚をビス等を外してめくり、図15に示すように、下側の瓦KWの端部E1に第1取付部材51の引掛部512を宛てがった後、めくった上側の瓦KWを下側の瓦KWに重なる元の位置に戻して再びビス留めをして固定する。これにより、下側の瓦KWの端部に引掛部512が係止すると共に、第1取付部材51がその引掛部512側の端部が上側の瓦KWにより押さえられた状態で、これら2枚の瓦KWにより挟まれて固定される。この状態では、図16に示すように、第1取付部材51は、基部511及びフック部513がこれら2枚の瓦KWから露出した状態となる。
同様に、第2取付部材52も、作業者は、端部同士が重なる瓦KWの一枚をビス等を外してめくり、下側の瓦KWの端部に第2取付部材52の係止部522を宛てがって、上側の瓦KWを下側の瓦KWに重なる元の位置に戻して再びビス留めをして固定する。これにより、下側の瓦KWの端部に係止部522が係止すると共に、第2取付部材52がその係止部522側の端部が上側の瓦KWにより押さえられた状態で、これら2枚の瓦KWにより挟まれて固定される。この状態では、第2取付部材52は、長手部521及び留め部523がこれら2枚の瓦KWから露出した状態となる。
上記第1取付部材51及び第2取付部材52の取付位置は、屋根に被せた防水シート1の第2突出片12の孔部121に対応する位置とされる。そして、作業者は、第2突出片12の孔部121に紐3を通し、図16に示すようにして、当該紐3を第1取付部材51のフック部513又は第2取付部材52の留め部523に結びつける。この作業によっても、防水シート1を屋根に簡単に固定することができる。
次に、図17及び図18を参照して防水シート1を屋根に押さえ付ける手法を説明する。図17及び図18は屋根に取り付けた防水シート1を示す図である。上記のようにして防水シート1を屋根に固定した後、第1突出片11の孔部111に紐3を通し、この紐3に水タンク6をくくり付ける。これにより、水タンク6を重りとして防水シート1を屋根に押さえ付ける。この水タンク6の取付は、第1突出片11及び孔部111の数だけ取付が可能で、作業者が適宜必要な数を調整して取り付ける。この水タンク6による屋根への防水シート1の押さえ付けにより、横風による防水シート1の屋根からのめくれを防止することができる。なお、水タンク6に代えて土嚢を用いてもよく、これらには例えば10kgのものを用いる。
このようにして防水シート1を屋根に固定することで、建物にシートを被せる際、建物にシートを取り付ける作業及び横風によるシートのめくれを防止する作業を一般の方でも簡単に行うことができる。
なお、上記のように水タンク6による防水シート1の押さえ付けを行わない場合は、図19に示すように、例えば平板状の留め部材2を第1突出片11の孔部111に紐又は結束バンド9等で括り付けることも可能である。このようにすれば、留め部材2が足の滑り止めになり、また、図19に示すようにしてフック30を留め部材2に係止させ、このフック30に取り付けた安全ロープ31を命綱として作業者に括り付けることも可能になる。これにより、屋根に防水シート1を取り付けた後、防水シート1上に乗って行う作業を安全に行うことができる。
また、防水シート1では、同一のシート面を折り返して第1突出片11及び第2突出片12を形成しているので、屋根に防水シート1を繋ぐ第2突出片12の長さ方向Yにおける位置と、第1突出片11の位置が同じである。このため、防水シート1を屋根に繋いだときに防水シート1に掛かる荷重の位置と、重りを繋いだときに防水シート1に掛かる荷重の位置とが、防水シート1において同じ位置になるので、重りを繋いだときに防水シート1に掛かる荷重を、第2突出片12を屋根に固定した位置で受け止めることが可能になる。これにより、これら荷重により防水シート1に掛かる負担を軽減しつつ、防水シート1をより強固に屋根に固定することが可能になる。
なお、本考案は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、第2突出片12の長さ方向Yにおける位置と第1突出片11の位置を同じとしているが、図20に示すように、第2突出片12を長さ方向Yにおいて第1突出片11とは異なる位置に設けるようにしてもよい。この場合、第1突出片11に水タンク6を紐又は結束バンド9等で取り付けたとき、この水タンク6を屋根に固定した第2突出片12の上となる位置に置き、水タンク6の重量で第2突出片12の屋根への固定位置を確実に押さえることができる。
上記実施形態では、図1乃至図20を用いて上記実施形態により示した構成及び処理は、本考案の一実施形態に過ぎず、本考案を当該構成及び処理に限定する趣旨ではない。
1,10 防水シート
100 棟部
101 孔部
1201,1202 シート面
1203,1205,1206 シート面
11 第1突出片
111 孔部
12 第2突出片
121 孔部
13 突出片
2 留め部材
51 第1取付部材
511 基部
512 引掛部
513 フック部
52 第2取付部材
521 長手部
522 係止部
523 留め部
E1 端部
H 梁
KW 瓦
R 屋根材

Claims (5)

  1. 防水シートであって、
    前記防水シートの片面に設けられ、シート表面から突出してシート面上で幅方向に延設され、結合している前記防水シートの面に対して回動自在とされた第1突出片と、
    前記片面に対する他方面に、シート表面から突出してシート面上で幅方向に延設され、結合している前記防水シートの面に対して回動自在とされた第2突出片とを備え、
    前記第1突出片及び前記第2突出片のうち少なくとも前記第1突出片には、突出片を貫通する孔部が前記幅方向において一定間隔毎に設けられている防水シート。
  2. 前記第2突出片は、前記幅方向に直交する長さ方向において前記第1突出片が設けられている位置と同じ位置に、前記他方面に設けられている請求項1に記載の防水シート。
  3. 前記防水シートの前記長さ方向における端部は2つに分岐され、
    分岐された一方の端部は、前記第1突出片と同様の突出片とされ、他方の端部は前記第2突出片とされる請求項1又は請求項2に記載の防水シート。
  4. 前記第1突出片及び前記第2突出片の両方に前記孔部が前記幅方向において一定間隔毎に設けられている請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の防水シート。
  5. 前記第1突出片に設けられた前記孔部と、前記第2突出片に設けられた前記孔部とは、前記幅方向において互いに異なる位置に設けられている請求項4に記載の防水シート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021095781A (ja) * 2019-12-18 2021-06-24 株式会社大姫神創 防水シートの設置構造及び防水シートの施工方法

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