JP2915638B2 - 機械式集塵装置 - Google Patents

機械式集塵装置

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JP2915638B2
JP2915638B2 JP21064491A JP21064491A JP2915638B2 JP 2915638 B2 JP2915638 B2 JP 2915638B2 JP 21064491 A JP21064491 A JP 21064491A JP 21064491 A JP21064491 A JP 21064491A JP 2915638 B2 JP2915638 B2 JP 2915638B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は石炭焚ボイラのガス再循
環系統等に設置される機械式集塵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、石炭焚ボイラにおいては、図4に
示すようにボイラ1の再循環ガス系統に機械式集塵装置
2を設置して再循環ガスに含まれるダストを除去し、そ
の後、ガス再循環ファン3を介してボイラ1に戻してい
る。上記機械式集塵装置2では、ボイラ1から送られて
くる高濃度のダストを含むガスがガス入口フランジから
荒ガス室へ流入し、各マルチサイクロンへ導かれる。マ
ルチサイクロン内では、ダストが遠心力によってダスト
排出管より排出され、一方、ダストが殆ど分離された正
常ガスは正常ガス出口管を通り、正常ガス室へ排出され
る。
【0003】しかして、上記機械式集塵装置2には、図
5及び図6に示すようにマルチサイクロン4のガス入口
ダクト5及びガス出口ダクト6に、入口ダンパ7、出口
ダンパ8が設置され、サイクロン循環ガス量に応じて入
口ダンパ7及び出口ダンパ8を開閉優先順位をもって開
閉させ、各マルチサイクロン4の差圧が一定範囲となる
ようにマルチサイクロン4の使用台数を制御している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の機
械式集塵装置では、再循環ガス量が常に一定であれば、
長時間に亘って全閉となる入口ダンパが存在し、この入
口ダンパ上への灰堆積によりダンパ回転軸のステック等
が生じてダンパの開閉ができなくなるという問題があっ
た。この結果、再循環ガスの適切なコントロールができ
ず、集塵効率の低下を招くことになる。また、入口ダン
パ上へ堆積した灰を除去する作業は非常に手間取り、多
大な費用を必要とする。
【0005】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、再循環ガス量が常に一定であっても、入口ダンパ上
への灰堆積により入口ダンパが使用不能になることを防
止し、マルチサイクロン使用台数を制限することなく、
再循環ガス量の増減に応じた最適な制御が可能な機械式
集塵装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る機械式集塵
装置は、マルチサイクロンの各出入口ダクトに設けられ
る複数の出入口ダンパを備えた機械式集塵装置におい
て、上記マルチサイクロンの出入口の差圧を検出する差
圧検出手段と、この差圧検出手段からの検出信号に基づ
いて上記出入口差圧が一定範囲となるように上記出入口
ダンパの開閉制御を行なうダンパ開閉制御手段と、一定
時間毎にパルス信号を出力するタイマ回路と、このタイ
マ回路から出力されるパルス信号に従って少なくとも上
記入口ダンパを順次1台ずつ強制的に一定時間全開とす
る手段とを具備したことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】ユニット起動時においては、出入口ダンパが全
閉状態であり、ガス再循環ファンが起動する。そして、
差圧検出手段からの検出信号に基づいてマルチサイクロ
ンの出入口差圧が一定範囲となるように出入口ダンパの
開閉制御が行なわれる。また一方、タイマ回路からは、
一定時間毎に各出入口ダンパに対応するパルス信号が順
次出力される。このタイマ回路からパルス信号が出力さ
れると、このパルス信号に従って少なくとも対応する入
口ダンパを強制的に一定時間全開とする。以下、同様に
タイマ回路からのパルス信号に従って順次対応する入口
ダンパを強制的に一定時間だけ全開とする。上記のよう
に入口ダンパをローテーションにより順次全開とするこ
とにより、ユニット運転中に全閉となる入口ダンパ上へ
の灰堆積を防止できる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。
【0009】図1は本発明の一実施例に係る機械式集塵
装置を示す構成図ある。図4に示したボイラ1からは再
循環ガスがダクト11により送られてくるが、このダク
ト11は3つの入口ダクト5が結合され、更に、各入口
ダクト5はそれぞれ2つに分岐されて合計6つとなる。
この6つの入口ダクト5は、入口ダンパ7(7a〜7
f)がを介してマルチサイクロン(M/C)4(4a〜
4f)に結合される。そして、マルチサイクロン4a〜
4fの出口側は、出口ダンパ8(8a〜8f)を介して
出口ダクト6に結合される。この出口ダクト6は、2つ
のダクト12a,12bが結合され、このダクト12
a,12bの途中にそれぞれ図4に示したガス再循環フ
ァン3が設けられる。
【0010】上記マルチサイクロン4に対し、出入口差
圧を検出するための出入口高差圧検出用スイッチ13及
び出入口低差圧検出用スイッチ14が設けられる。上記
出入口高差圧検出用スイッチ13は、マルチサイクロン
4の出入口差圧が例えば180mmAq以上となった時
に作動するもので、この場合には入口ダンパ7及び出口
ダンパ8を所定の順序で開となるように制御する。上記
出入口低差圧検出用スイッチ14は、マルチサイクロン
4の出入口差圧が例えば70mmAq以下となった時に
作動するもので、この場合には入口ダンパ7及び出口ダ
ンパ8を所定の順序で閉となるように制御する。
【0011】次に上記出入口高差圧検出用スイッチ13
及び出入口低差圧検出用スイッチ14の検出信号に基づ
いてダンパ7,8の開閉制御を行なう制御回路について
図2及び図3により説明する。
【0012】図2は、出入口高差圧検出用スイッチ13
の検出信号に基づいてダンパ7,8の開制御を行なうダ
ンパ開制御回路である。図2において、21aは入口ダ
ンパ7a及び出口ダンパ8aの開閉状態を示す信号、2
1bは入口ダンパ7b及び出口ダンパ8bの開閉状態を
示す信号、21cは入口ダンパ7c及び出口ダンパ8c
の開閉状態を示す信号、21dは入口ダンパ7d及び出
口ダンパ8dの開閉状態を示す信号、21eは入口ダン
パ7e及び出口ダンパ8eの開閉状態を示す信号、21
fは入口ダンパ7f及び出口ダンパ8fの開閉状態を示
す信号で、オア回路22を介してアンド回路23に入力
されると共に、更にオア回路22よりインバータ24を
介してアンド回路25に入力される。
【0013】また、アンド回路23,25には、複数例
えば2台のガス再循環ファンの何れかが運転中である事
を示す信号26が入力される。このガス再循環ファン運
転信号26は、何れかのガス再循環ファンが運転中であ
る場合にハイレベルとなる。また、アンド回路23に
は、出入口高差圧検出用スイッチ13の検出信号27が
入力される。
【0014】そして、上記アンド回路23,25の出力
信号は、オア回路28を介してアンド回路29a〜29
fに入力される。このアンド回路29a〜29fには、
上記各ダンパ7a〜7f、8a〜8fの開閉状態を示す
信号21a〜21fがそれぞれインバータ31a〜31
fを介して入力される。上記アンド回路29a〜29f
の出力信号は、オア回路32a〜32fに送られる。こ
の場合、アンド回路29b〜29eとオア回路32b〜
32eとの間には、遅延回路33a〜33dが設けられ
る。
【0015】また、上記アンド回路29a〜29eの出
力信号は、それぞれインバータ34a〜34eを介して
オア回路35a〜35eに入力される。このオア回路3
5a〜35eには、アンド回路29aの出力信号及び遅
延回路33a〜33dの出力信号がそれぞれ遅延回路3
6a〜36eを介して入力される。そして、オア回路3
5aの出力信号はアンド回路29b〜29fに、オア回
路35bの出力信号はアンド回路29c〜29fに、オ
ア回路35cの出力信号はアンド回路29d〜29f
に、オア回路35dの出力信号はアンド回路29e,2
9fに、オア回路35eの出力信号はアンド回路29f
に入力される。すなわち、アンド回路29a〜29e
は、29a→29b→29c→29d→29e→29f
の優先順位で選択されるようにしている。
【0016】また、上記ガス再循環ファン運転信号26
は、アンド回路37a〜37fに入力される。このアン
ド回路37a〜37fには、例えばステップリレー等を
用いて構成したタイマ回路38から所定時間毎例えば1
時間毎に一定時間幅のパルス信号P1 〜P6 が順次与え
られる。このパルス信号P1 〜P6 は、更に後述する図
3のダンパ閉制御回路へ送られる。
【0017】上記アンド回路37a〜37fの出力信号
は、オア回路32a〜32fに入力され、このオア回路
32a〜32fの出力信号がワンショット回路39a〜
39fへ送られる。このワンショット回路39a〜39
fは、オア回路32a〜32fからの信号により一定時
間幅のパルス信号を発生し、ダンパ開指令信号41a〜
41fとして出力する。即ち、41aは入口ダンパ7a
及び出口ダンパ8aを開とする指令信号、41bは入口
ダンパ7b及び出口ダンパ8bを開とする指令信号、4
1cは入口ダンパ7c及び出口ダンパ8cを開とする指
令信号、41dは入口ダンパ7d及び出口ダンパ8dを
開とする指令信号、41eは入口ダンパ7e及び出口ダ
ンパ8eを開とする指令信号、41fは入口ダンパ7f
及び出口ダンパ8fを開とする指令信号である。
【0018】図3は、出入口低差圧検出用スイッチ14
の検出信号に基づいてダンパ7,8の閉制御を行なうダ
ンパ閉制御回路である。図2において、51aは入口ダ
ンパ7f及び出口ダンパ8fの開閉状態を示す信号、5
1bは入口ダンパ7e及び出口ダンパ8eの開閉状態を
示す信号、51cは入口ダンパ7d及び出口ダンパ8d
の開閉状態を示す信号、51dは入口ダンパ7c及び出
口ダンパ8cの開閉状態を示す信号、51eは入口ダン
パ7b及び出口ダンパ8bの開閉状態を示す信号、51
fは入口ダンパ7a及び出口ダンパ8aの開閉状態を示
す信号で、サイクロン使用状態検出回路52へ送られ
る。
【0019】このサイクロン使用状態検出回路52は、
6台のマルチサイクロン4a〜4fのうち3台以上が使
用されている状態を信号51a〜51fから検出し、そ
の検出信号をアンド回路53に入力する。
【0020】上記アンド回路53には、出入口低差圧検
出用スイッチ14の検出信号54が入力される。上記ア
ンド回路53の出力信号は、アンド回路55a〜55f
に入力される。このアンド回路55a〜55fには、上
記各ダンパ7a〜7f、8a〜8fの開閉状態を示す信
号51a〜51fが入力される。上記アンド回路55a
〜55fの出力信号は、オア回路56a〜56fに送ら
れる。上記アンド回路55a〜55eの出力信号は、そ
れぞれインバータ57a〜57eを介してオア回路58
a〜58eに入力される。
【0021】また、上記オア回路56a〜56eには、
2台のガス再循環ファンの何れかが運転中である事を示
す信号26がインバータ59を介して入力される。そし
て、オア回路56a〜56eの出力は、遅延回路61a
〜61eを介してアンド回路62a〜62eに入力さ
れ、オア回路56fの出力は、直接アンド回路62fに
入力される。上記遅延回路61aの出力は、オア回路5
8a〜58eに入力される。このオア回路58a〜58
eには、図2のタイマ回路38から出力されるパルス信
号P6 〜P1 が入力される。そして、オア回路58aの
出力信号はアンド回路55b〜55fに、オア回路58
bの出力信号はアンド回路55c〜55fに、オア回路
58cの出力信号はアンド回路55d〜55fに、オア
回路58dの出力信号はアンド回路55e,55fに、
オア回路58eの出力信号はアンド回路55fに入力さ
れる。すなわち、アンド回路55a〜55fに対し、5
5a→55b→55c→55d→55e→55fの順に
選択されるように優先順位を与えている。
【0022】また、上記アンド回路62a〜62fに
は、上記タイマ回路38から送られてくるパルス信号P
6 〜P1 がインバータ63a〜63fを介して入力され
る。そして、アンド回路62a〜62fの出力信号は、
ワンショット回路64a〜64fに送られる。このワン
ショット回路64a〜64fは、アンド回路62a〜6
2fから信号が与えられると一定時間幅のパルス信号を
発生し、ダンパ閉指令信号65a〜65fとして出力す
る。即ち、65aは入口ダンパ7f及び出口ダンパ8f
を閉とする指令信号、65bは入口ダンパ7e及び出口
ダンパ8eを閉とする指令信号、65cは入口ダンパ7
d及び出口ダンパ8dを閉とする指令信号、65dは入
口ダンパ7c及び出口ダンパ8cを閉とする指令信号、
65eは入口ダンパ7b及び出口ダンパ8bを閉とする
指令信号、65fは入口ダンパ7a及び出口ダンパ8a
を閉とする指令信号である。次に上記実施例の動作を説
明する。
【0023】入口ダクト5から流入した再循環ガスは、
入口ダンパ7を経てマルチサイクロン4へ入り、遠心力
によってダストが分離される。マルチサイクロン4でダ
ストが分離された清浄ガスは、出口ダンパ8を通って出
口ダクト6に流入し、ダクト12a,12bによりガス
再循環ファン3へ送られる。
【0024】一方、出入口高差圧検出用スイッチ13
は、マルチサイクロン4の出入口差圧を監視し、差圧が
180mmAq以上になると、その状態を検出して検出
信号を図2の制御回路に出力する。この制御回路は、出
入口高差圧検出用スイッチ13の検出信号に基づいて入
口ダンパ7及び出口ダンパ8を開くように制御する。ま
た、出入口低差圧検出用スイッチ14は、マルチサイク
ロン4の出入口差圧を監視し、差圧が70mmAq以下
になると、その状態を検出して検出信号を図3の制御回
路に出力する。この制御回路は、出入口低差圧検出用ス
イッチ14の検出信号に基づいて入口ダンパ7及び出口
ダンパ8を開くように制御する。以下、入口ダンパ7及
び出口ダンパ8の開閉制御動作について説明する。
【0025】先ず、ユニット起動時においては、入口ダ
ンパ7a〜7f及び出口ダンパ8a〜8fは全閉状態で
あり、ガス再循環ファン3が2台起動する。そして、ダ
ンパの開動作が図2のダンパ開制御回路により実行され
る。すなわち、ガス再循環ファン運転信号26が出力さ
れている状態で、何れかのダンパが開でないという条件
が成立した場合、又は、マルチサイクロン出入口差圧が
180mmAq以上で何れかのダンパが開でないという
条件が成立した場合、つまり、オア回路28から“1”
信号が出力されている場合において、信号21aにより
出入口ダンパ7a,8aが開でないという条件が成立す
ると、アンド回路29aから“1”信号が出力され、オ
ア回路32aを介してワンショット回路39aへ送られ
る。この結果、ワンショット回路39aからダンパ開指
令信号41aが出力され、出入口ダンパ7a,8aが開
となる。この出入口ダンパ7a,8aが開になると出入
口差圧が低下するが、この状態においても、未だマルチ
サイクロンの出入口差圧が180mmAq以上で、出入
口高差圧検出用スイッチ13から検出信号27が出力さ
れていれば、遅延回路36a,33a等による遅延時間
後にワンショット回路39bからダンパ開指令信号41
bが出力され、出入口ダンパ7b,8bが開となる。以
下、同様にしてマルチサイクロンの出入口差圧が180
mmAq以上となっている状態では、ダンパ開指令信号
41c、41d,41e,41fが順次出力され、ダン
パ7cと8c、7dと8d、7eと8e、7fと8fが
順次開となる。
【0026】また一方、タイマ回路38から例えば1時
間毎にパルス信号P1〜P6 が順次出力されると、ガス
再循環ファン運転信号26が出力されている状態であれ
ば、アンド回路37a〜37f及びオア回路32a〜3
2fを介してワンショット回路39a〜39fにパルス
信号が送られる。この結果、ワンショット回路39a〜
39fからダンパ開指令信号41a〜41fが出力さ
れ、6組のダンパが順次1時間毎に強制的に開制御され
る。
【0027】逆に、再循環ガスのガス量低下により、マ
ルチサイクロン4の出入口差圧が70mmAq以下とな
った場合には、図3に示すダンパ閉制御回路によりダン
パの閉制御が実行される。すなわち、出入口低差圧検出
用スイッチ14の検出信号54の検出信号と、サイクロ
ン使用状態検出回路52により6組のダンパのうち3組
以上が全閉であるという信号が出力された場合は、先
ず、アンド回路55a、オア回路56a、遅延回路61
aを介してワンショット回路64aに信号が送られ、ワ
ンショット回路64aからダンパ閉指令信号65aが出
力され、ダンパ7f,8fが全閉となる。これによりマ
ルチサイクロン出入口差圧が70mmAq以上に回復す
る。
【0028】しかし、その後、ガス量が更に低下し、出
入口差圧が70mmAq以下となった場合には、上記の
場合と同様にして次の優先順位を持つワンショット回路
64bが作動し、ダンパ閉指令信号65bが出力されて
いダンパ7e,8eが全閉となる。以下、同様にして全
6組のダンパのうち4組までは順次全閉となるが、4組
のダンパが全閉になると、その状態がサイクロン使用状
態検出回路52により検出され、アンド回路53のゲー
トが閉じてダンパ閉指令信号の出力が禁止される。これ
により全6組のダンパのうち2組のダンパは、ガス再循
環閉塞防止のため全開状態に保持される。
【0029】また、上記ダンパの自動差圧制御におい
て、図2のタイマ回路38からのパルス信号P1 〜P6
により強制的に開状態となっているダンパに対しては、
対応するアンド回路62a〜62fのゲートが閉じ、ダ
ンパ閉指令信号の出力が禁止される。例えばタイマ回路
38からパルス信号P6 が出力されてダンパ開指令信号
41fによりダンパ7f,8fが開となった場合は、パ
ルス信号P6 がインバータ63aにより反転されてアン
ド回路62aに入力され、そのゲートを閉じる。従っ
て、パルス信号P6 が与えられている間は、ワンショッ
ト回路64aへの入力が禁止され、ダンパ閉指令信号6
5aが出力されることはない。
【0030】なお、上記実施例では、石炭焚ボイラのガ
ス再循環系統に設置される機械式集塵装置に実施した場
合について説明したが、その他、例えばゴミ焼却炉、セ
メントミル設備等の機械式集塵装置においても、上記実
施例と同様にして実施し得るものである。
【0031】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、マ
ルチサイクロンの入口ダンパを一定時間間隔で一定時間
だけ強制的にローテーションさせて全開するようにした
ので、再循環ガス量が常に一定であっても、ユニット運
転中に全閉となる入口ダンパ上への灰堆積を防止でき、
入口ダンパ使用不能によるマルチサイクロンの使用台数
を制限することなく、再循環ガス量の増減に応じた最適
な運用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る機械式集塵装置のマル
チサイクロン出入口ダンパの配置図。
【図2】同実施例におけるダンパ開制御回路の構成図。
【図3】同実施例におけるダンパ閉制御回路の構成図。
【図4】石炭焚ボイラにおける再循環ガス系統図。
【図5】マルチサイクロンの側面図。
【図6】マルチサイクロンの正面図。
【符号の説明】
1…ボイラ、2…機械式集塵装置、3…ガス再循環ファ
ン、4(4a〜4f)…マルチサイクロン、5…入口ダ
クト、6…出口ダクト、7(7a〜7f)…入口ダン
パ、8(8a〜8f)…出口ダンパ、11,12a,1
2b…ダクト、13…出入口高差圧検出用スイッチ、1
4…出入口低差圧検出用スイッチ、21a〜21f、5
1a〜51f…ダンパ開閉状態信号、38…タイマ回
路、39a〜39f…ワンショット回路、41a〜41
f…ダンパ開指令信号、52…サイクロン使用状態検出
回路、64a〜64f…ワンショット回路、65a〜6
5f…ダンパ閉指令信号。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マルチサイクロンの各出入口ダクトに設
    けられる複数の出入口ダンパを備えた機械式集塵装置に
    おいて、上記マルチサイクロンの出入口の差圧を検出す
    る差圧検出手段と、この差圧検出手段からの検出信号に
    基づいて上記出入口差圧が一定範囲となるように上記出
    入口ダンパの開閉制御を行なうダンパ開閉制御手段と、
    一定時間毎にパルス信号を出力するタイマ回路と、この
    タイマ回路から出力されるパルス信号に従って少なくと
    も上記入口ダンパを順次1台ずつ強制的に一定時間全開
    とする手段とを具備したことを特徴とする機械式集塵装
    置。
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