JPH09141926A - レーザプリンタ - Google Patents

レーザプリンタ

Info

Publication number
JPH09141926A
JPH09141926A JP7305595A JP30559595A JPH09141926A JP H09141926 A JPH09141926 A JP H09141926A JP 7305595 A JP7305595 A JP 7305595A JP 30559595 A JP30559595 A JP 30559595A JP H09141926 A JPH09141926 A JP H09141926A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resolution
image data
light emitting
output
sub
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7305595A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuji Fujii
修司 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP7305595A priority Critical patent/JPH09141926A/ja
Publication of JPH09141926A publication Critical patent/JPH09141926A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Fax Reproducing Arrangements (AREA)
  • Printers Or Recording Devices Using Electromagnetic And Radiation Means (AREA)
  • Laser Beam Printer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 1ラインの走査中に印刷の解像度を変更する
こと。 【解決手段】 画像データに応じてレーザービームを照
射する複数の発光素子11,12,13と、この複数の
発光素子11からそれぞれ出力されるレーザビームを反
射して感光体50上を走査するポリゴンミラー20と、
画像メモリに蓄積されたイメージデータの解像度に応じ
て当該イメージデータを所定の副走査同期信号に基づい
て発光素子11に出力する発光素子駆動部41とを備
え、複数の発光素子11を、ポリゴンミラー20の回転
平面上で異なる入射角となる位置に配置すると共に、発
光素子駆動部41に、感光体50上の所定位置をレーザ
ービームが通過するタイミングを捕捉して副走査同期信
号を出力する同期信号検出センサ40を併設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理システム
において使用されるページプリンタに関し、特に電子写
真方式の印刷機構を有し、レーザビームによって露光を
行うレーザプリンタに関するものである。
【0002】レーザプリンタは、レーザビームを用いて
露光を行って画像を形成するものであり、高画質,高画
素密度と高速性を有するため、パーソナルコンピュータ
やワードプロセッサ等の外部出力装置として、広く用い
られている。
【0003】レーザプリンタにおいては、印刷画像の解
像度を容易に変更することができ、印刷データの内容に
応じて解像度を変更して、画像メモリの容量を節約し、
描画処理に必要な処理時間を短縮できるようにすること
が求められている。
【0004】
【従来の技術】従来、この種のレーザプリンタにおいて
は、一般に、印刷データに応じて印刷画像の解像度を切
り替えられるように構成されている。しかしながら、こ
の際の解像度の変更方法としては、レーザ発光素子の駆
動周期を変えることによって、主走査方向の解像度を変
更し、ポリゴンミラーの回転速度を変えることによっ
て、副走査方向の解像度を変更する方法がとられてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のレーザプリンタ
においては、ポリゴンミラーの回転速度を変えることに
よって、副走査方向の解像度を変更するように構成され
ていた。しかしながら、解像度を切り替えるために、ポ
リゴンミラーの回転速度を変更した場合、回転速度が安
定するまでには、一定の時間が必要なので、副走査方向
の解像度を瞬時に切り替えることはできなかった。
【0006】さらに、副走査方向の解像度を瞬時に切り
替えることができないため、同一のページ内において、
解像度の異なる部分を混在させて印刷することは、不可
能であった。
【0007】これに対して、特開平5−167809号
公報においては、レーザプリンタの光源として、例えば
3個の発光部が密接して設けられたマルチビーム半導体
レーザを使用して、感光体上に、3個のスポットが副走
査方向に並ぶように配置し、要求される解像度に応じ
て、発光素子を2個または3個使用することによって、
発光素子が1個の場合と比べて、解像度を1/2または
1/3にすることが記載されている。
【0008】しかしながら、このような方法では、解像
度を低下させることはできるが、解像度を上昇させるこ
とはできない。また、低解像度の場合、縦方向と横方向
の解像度が異なるため、印刷される文字等が見にくくな
るという問題がある。
【0009】本発明は、このような従来技術の課題を解
決しようとするものであって、レーザプリンタにおい
て、ポリゴンミラーの回転速度を変えずに解像度を変更
することができ、従って解像度を瞬時に切り替えること
ができるとともに、解像度を変えても、文字等の形状に
変化が生じないようにすることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明においては、ポリ
ゴンミラーの回転平面上の異なる位置に、複数のレーザ
発光素子を配置し、解像度に応じて単一または複数のレ
ーザ発光素子を駆動することによって、ポリゴンミラー
の回転速度を変えないで、副走査方向の解像度を変更す
るように構成されている。主走査方向の解像度は、レー
ザ発光素子の駆動周期を変更することによって、容易に
変更可能であり、従って本発明によれば、レーザプリン
タにおける印刷画像の解像度を容易に変更することがで
きる。
【0011】以下、本発明の課題を解決するための、具
体的手段を示す。
【0012】第1の手段として、上位装置から受信した
印刷データをイメージデータに展開する描画処理部と、
この描画処理部によって展開されたイメージデータを蓄
積する画像メモリと、この画像メモリに蓄積されたイメ
ージデータを印刷する印刷部とを備えている。しかも、
印刷部が、画像データに応じてレーザービームを照射す
る複数の発光素子と、この複数の発光素子からそれぞれ
出力されるレーザビームを反射して感光体上を走査する
ポリゴンミラーと、画像メモリに蓄積されたイメージデ
ータの解像度に応じて当該イメージデータを所定の副走
査同期信号に基づいて発光素子に出力する発光素子駆動
部とを備えている。さらに、複数の発光素子を、ポリゴ
ンミラーの回転平面上で異なる入射角となる位置に配置
すると共に、発光素子駆動部に、感光体上の所定位置を
レーザービームが通過するタイミングを捕捉して副走査
同期信号を出力する同期信号検出センサを併設した、と
いう構成を採っている。
【0013】発光素子駆動部は、ポリゴンミラーの回転
平面上で異なる入射角となる位置に配置された発光素子
へのイメージデータの出力を、イメージデータの解像度
に応じて変化させる。すると、ポリゴンミラーの回転速
度を一定にしたまま、副走査方向で印刷の解像度が変化
する。また、発光素子駆動部は、このイメージデータの
出力を、副走査同期信号検出センサから出力される副走
査同期信号に基づくタイミングで行う。このため、複数
の発光素子からのレーザービームは、副走査同期信号に
基づいて感光体上を走査する。このため、マルチビーム
による高解像度のイメージデータの印刷出力が正確に行
われる。
【0014】第2の手段では、第1の手段を特定する事
項に加え、発光素子駆動部が、画像メモリに格納された
低解像度のイメージデータを発光素子に出力する低解像
度用出力回路と、画像メモリに格納された高解像度のイ
メージデータを発光素子に出力する複数の高解像度用出
力回路とを備えている。しかも、この各高解像度用出力
回路がそれぞれ、イメージデータの出力先の発光素子の
配置位置に応じて画像メモリからイメージデータを読み
出す読み出し制御機能を備えた、という構成を採ってい
る。
【0015】この第2の手段では、発光素子の配置位置
のズレによるそれぞれの発光素子の走査位置のズレに応
じて、それぞれの発光素子に接続された高解像度用出力
回路が当該ズレに対応するイメージデータを読み出す。
これにより、複数の発光素子による高解像度印刷を行
う。
【0016】さらに、高解像度印刷と低解像度印刷とを
1ラインの副走査中に切換可能に構成している。これ
は、低解像度印刷時には発光素子のうちの1つを用い、
高解像度印刷時には当該発光素子を含めた全ての発光素
子を用いるものである。さらに、この発光素子へのイメ
ージデータの出力を変化させることにより解像度を変化
させるため、低解像度用のイメージデータ(ビデオデー
タ)の主力回路と、高解像度用の主力回路とを備えてい
る。このため、低解像度出力と、高解像度出力の切換
は、この出力回路の切換により実現する。
【0017】第3の手段では、第2の手段を特定する事
項に加え、発光素子駆動部が、画像メモリに蓄積された
イメージデータの解像度に応じて低解像度用出力回路と
高解像度用出力回路とを切り換える解像度切換制御部を
備えた、という構成を採っている。
【0018】第4の手段では、第3の手段を特定する事
項に加え、解像度切換制御部が、高解像度のイメージデ
ータに応じた発光素子の駆動タイミングを定めるメイン
クロックを複数の高解像度用出力回路に供給するメイン
クロック発振回路と、このメインクロック発振回路が出
力するメインクロックを高解像度用出力回路の数に応じ
て分周すると共に当該分周したクロックを低解像度用出
力回路に供給する分周回路とを備えた、という構成を採
っている。
【0019】第5の手段では、第3の手段を特定する事
項に加え、解像度切換制御部が、同期信号検出センサか
らの出力をカウントする副走査カウンタと、この副走査
カウンタの出力に基づいて各出力回路の動作を制御する
副走査方向切換制御機能とを備えた、という構成を採っ
ている。この副走査方向切換制御機能は、主にY座標比
較回路により実現する。
【0020】第6の手段では、第5の手段を特定する事
項に加え、解像度切換制御部が、画像メモリに蓄積され
た高解像度のイメージデータの座標に基づいて高解像度
部分と低解像度部分の副走査方向の境界となるY座標を
記憶するY座標レジスタを備えている。さらに、副走査
方向切換制御機能が、Y座標レジスタに格納されたY座
標と副走査カウンタの出力とを比較するY座標比較回路
を備えた、という構成を採っている。
【0021】第7の手段では、第3の手段を特定する事
項に加え、解像度切換制御部が、画像メモリに蓄積され
た高解像度のイメージデータの座標に基づいて、各出力
回路の動作を制御する主走査走査方向切換制御機能を備
えた、という構成を採っている。この主走査走査方向切
換制御機能は、主にX座標レジスタの値に基づいて行な
う。
【0022】このように本発明によれば、要求される解
像度に応じて、単一のレーザ発光素子、または複数のレ
ーザ発光素子を駆動して印刷処理を行うので、ポリゴン
ミラーの回転速度を変えずに、解像度を変更することが
できる。従って、解像度の切り替え時にも、ポリゴンミ
ラーの回転数の整定時間等が不要であって、瞬時に切り
替え可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
一実施形態を説明する。図1は、本発明のレーザプリン
タの光学系の構成を簡略に記載した概念図である。
【0024】図1において、20はポリゴンミラーであ
って、その回転面上の異なった位置に、3個のレーザダ
イオードからなる発光素子11,12,13が配置され
ている。各レーザ発光素子から発射されたレーザビーム
は、ポリゴンミラーの反射面にそれぞれ異なる入射角で
入射して、それぞれ異なる反射角で反射されて、図1に
示すような、異なる経路の3本のビームを形成する。
【0025】ポリゴンミラー20は、上面から見て右回
りに回転しているので、各ビームは、手前から見て、右
から左方向に偏向される。ビームは、走査平面上に置か
れた偏向ミラー30によって下向きに曲げられて、感光
ドラム50の表面を走査する。感光ドラム50は、上面
が手前方向に回転しているので、感光体表面上の露光ス
ポットは、図示のように、回転方向に等間隔の軌跡を描
く。
【0026】偏向ミラー30の右端には同期信号検出セ
ンサ40が設けられていて、3本のビームが、この位置
を通過するタイミングで、副走査同期信号を発生する。
発光素子駆動部41は、この副走査同期信号に基づいて
イメージデータを発光素子に出力する。なお、図1は、
本実施形態における光学系を概念的に示したものであっ
て、各種の画像歪み修正用の補正レンズ等は省略されて
いる。
【0027】図2は、本発明のレーザプリンタによる印
刷画面を示したものであって、同一ページ内に異なる解
像度の領域が存在する場合の、画像信号の生成を概念的
に説明するものである。図2において、外側の矩形60
は1ページの画像エリア全体を表し、内側の矩形70は
部分的に解像度の異なる領域を示している。この場合
は、外側の画像エリア60は、400dpi (ドット/イ
ンチ)の低解像度で印刷し、内側の画像エリア70は、
1200dpi の高解像度で印刷する場合を例示してい
る。
【0028】図2においては、低解像度エリア60の上
方には主走査同期パルスが、左側には副走査同期パルス
が示されている。低解像度エリア60の部分では、主走
査同期パルスと副走査同期パルスを、ともに低周波とし
て画像信号を出力するが、高解像度エリア70において
は、主走査同期パルスと副走査同期パルスとを、3倍の
周波数として画像信号を出力する。
【0029】図中、画像エリア60および70におけ
る、内側の破線は走査線を模式的に表したものであっ
て、低解像度エリア60の部分では単一のレーザダイオ
ードで露光し、高解像度エリア70の部分では、3個の
レーザダイオードを駆動して、マルチビームで露光する
ことが示されている。
【0030】図3は、本発明のレーザプリンタにおける
発光素子駆動部の回路構成をブロック図によって示した
ものである。図3において、図示されないホストコンピ
ュータ等の上位装置から送信された印刷データは、受信
編集部100で受信されて、プリンタ内部で描画処理し
やすい形式に編集される。内部形式に変換された印刷デ
ータは、描画処理部200によって、画像メモリ300
上に印刷イメージとして描画される。このとき、図2に
示されたように、印刷データに解像度の異なる部分が存
在する場合には、図示の解像度の境界部分の対角座標X
1,X2およびY1,Y2を、X座標レジスタ601と
Y座標レジスタ602に、それぞれ格納しておく。高解
像度部分が複雑な形状である場合には、対角座標が複数
格納されることとなる。
【0031】1ページ分の描画が終了すると、印刷動作
を開始し、画像メモリ300からビデオデータ出力回路
を経て画像データが順次読み出される。本実施形態にお
いては、発光素子駆動部41は、3個のレーザダイオー
ドからなる発光素子11,12,13を駆動するため
に、4組のビデオデータ出力回路400,410,42
0,430を有している。ビデオデータ出力回路(低解
像度用出力回路)400は、低解像度画像領域のビデオ
データを出力し、ビデオデータ出力回路(高解像度用出
力回路)410,420,430は、高解像度領域のビ
デオデータを出力する。ビデオデータ出力回路から読み
出された画像データは、画像信号となってそれぞれのレ
ーザ発光素子を駆動する。なお、ビデオデータ出力回路
の動作については後述する。
【0032】図1に示されたように、印刷エリアの左端
には同期信号検出センサ40が設けられていて、レーザ
ビームが印刷エリアの左端の基準位置をよぎるタイミン
グを検出して副走査同期パルスSpを発生する。同期パ
ルスSpは120°ずつ位相が異なる3本のレーザビー
ムによって出力されるので、副走査同期パルス分配回路
900によって図7のタイムチャートに示すように、位
相の異なる3つの副走査同期信号S1,S2,S3に分
解される。これらの同期信号は、画像データ出力開始タ
イミングの基準となるものであって、同期信号S1は、
低解像度画像の副走査同期タイミングを示し、同期信号
S2およびS3は、高解像度画像の2本分の副走査タイ
ミングを示す。
【0033】また副走査同期パルスSpは、副走査カウ
ンタ800によってカウントされる。副走査カウンタ8
00のカウント値は、図2におけるY方向の現在の走査
位置を、1200dpi の解像度で表しており、描画処理
部200によってY座標レジスタ602に予め設定され
ている高解像度領域のY座標(Y1,Y2)と、副走査
カウンタ800のカウント値が、Y座標比較回路700
によって常時比較される。副走査カウンタ800のカウ
ント値が、Y1とY2の間にあれば、副走査方向の走査
位置が高解像度領域70の範囲にあることを示し、Y座
標比較回路700から、図2に示されたようなY区間信
号が出力される。
【0034】図2において説明したように、400dpi
と1200dpi の2種類の解像度で印刷するために、2
種類の主走査同期信号(画像出力同期パルス)が必要で
ある。図3において、メインクロック発振回路501
は、1200dpi の解像度に対応する同期パルスを発生
し、このメインクロックを1/3分周回路502を介し
て1/3の周波数に分周することによって、400dpi
の解像度に対応する同期パルスを発生する。
【0035】図4,図5は、図3に示された、ビデオデ
ータ出力回路400〜430の構成の詳細を示すブロッ
ク図であって、図4はビデオデータ出力回路400,4
10を示し、図5はビデオデータ出力回路420または
430を示している。また図6は、画像メモリ300上
に描画された印刷画像の読み出し動作を示す概念図であ
る。図7は、図3〜図5に示されたビデオデータ出力回
路の動作を示すタイムチャートである。以下、図3〜図
7を参照して、画像データの格納方法と、ビデオデータ
出力回路の動作について説明する。
【0036】まず、図6において(a)は、低解像度
(400dpi )画像の描画領域を示したものであって、
垂直座標Y1までとY2以降は、印字幅いっぱいに描画
されているが、座標Y1からY2の間は、高解像度領域
を抜き取った形で、高解像度領域の左端(座標X1)と
右端(座標X2)とを接して描画されている。一方、高
解像度領域の部分は、図6の(b)に示すように、画像
メモリの他のエリアに独立して描画される。(a)にお
いて垂直座標Y1からY2の範囲は、高解像度領域が含
まれないため、画像アドレスとしては、不連続なX1と
X2とがひと続きに描画されることになる。
【0037】この画像データを読み出すDMAコントロ
ーラ401にも、連続したデータとして、読み出し開始
アドレスと、読み出し停止アドレスが設定される。一
方、高解像度領域の印刷画像は、画像メモリ上の他のエ
リアに描画されるため、印刷時にビデオデータを読み出
す際に、低解像度の走査線と高解像度の走査線が同一Y
座標上でつながる場合には、図6に示すように、水平走
査位置が解像度の境界部分である座標X1またはX2に
達したときに、読み出し位置を切り替えている。また、
垂直走査位置が低解像度領域と重ならず、高解像度の走
査線のみの場合には、水平走査位置が高解像度領域X1
に達した瞬間から、高解像度画像データの読み出しを開
始する。
【0038】図6に示された画像領域の左側に記載した
S1〜S3は、前述した副走査同期信号であり、S1は
低解像度画像の主走査開始タイミングを示し、S2,S
3は高解像度画像の主走査開始タイミングを示す。
【0039】図4においては、図3に示されたビデオデ
ータ出力回路400と410の、詳細構成が示されてお
り、破線で囲んで示す上半分が低解像度ビデオデータ出
力回路400を示し、下半分が高解像度ビデオデータ出
力回路410を示している。また、図5においては、図
3に示されたビデオデータ出力回路420および430
の、詳細構成が示されている。これら各ビデオデータ出
力回路は、ほとんど同じ回路構成を有している。
【0040】図4に示す低解像度ビデオデータ出力回路
400に含まれる主走査カウンタ405は、低解像度画
像の出力期間制御信号を出力する。副走査同期信号S1
がトリガとなって、主走査カウンタ405が1/3分周
クロックパルスCLのカウントを開始し、図7のタイム
チャートに示すように、印刷画像全体の横幅を走査する
期間だけ、画像区間信号WOが出力される。信号WO
は、後述する高解像度読み出し信号H1* * は反転信
号を示す)との論理積によって、低解像度読み出し信号
L1となって、1/3分周クロックパルスCLを制御す
る。すなわち、図7に示すように、低解像度読み出し信
号L1がハイレベルの期間だけ、クロックパルスCLが
通過して、DMAコントローラ401およびシフトレジ
スタ402が動作して、ビデオデータに低解像度画像が
出力される。
【0041】図4において下段に示す、高解像度ビデオ
データ出力回路410も、主走査カウンタ415を有
し、副走査同期信号S1がトリガとなって、メインクロ
ックCHのカウントを開始する。主走査カウンタ415
は、メインクロックCHをカウントすることによって、
1200dpi の解像度での水平方向の走査位置を示す信
号を発生し、この信号は、X座標レジスタ601に設定
された解像度境界座標X1およびX2と、X座標比較回
路414で常時比較され、走査位置がX1とX2の間に
あるときだけ、X座標比較回路414の出力がハイレベ
ルとなる。
【0042】X座標比較回路414の出力と、垂直方向
の走査位置がY1とY2の間にあるときだけハイレベル
となるY区間信号とを、AND回路416を介して論理
積をとることによって、高解像度読み出し信号H1が出
力される。さらに、AND回路413を介して、高解像
度読み出し信号H1がハイレベルの間だけ、メインクロ
ックCHを通過させることによって、DMAコントロー
ラ411およびシフトレジスタ412が動作して、画像
メモリ300から高解像度画像データを読み出して、ビ
デオデータとして出力する。
【0043】一方、高解像度読み出し信号H1は、前述
のように、低解像度ビデオデータ出力回路400に入力
され、ゲート407を経て反転信号H1* となり、AN
D回路406を介して、画像区間信号WOをt2の期間
だけ、一時的にローレベルにする。このため、図7に示
すように、低解像度読み出し信号L1がt2の期間だけ
ローレベルとなり、DMAコントローラ401およびシ
フトレジスタ402に供給される1/3分周クロックC
Lが停止して、低解像度画像信号の読み出しも一時的に
停止する。
【0044】図3に示すように、低解像度ビデオデータ
出力回路400と、高解像度ビデオデータ出力回路41
0のそれぞれの画像出力は、ORゲート405で論理和
がとられて、ビデオデータV1となって、レーザ発光素
子11を駆動する。ビデオデータV1は、図7のタイム
チャートに示すように、低解像度画像の途中に、t2の
期間だけ高解像度画像が挿入された形となる。なお、低
解像度画像読み出し用のDMAコントローラ401に
は、DMA開始/停止アドレスとして、低解像度描画領
域の左右端の画像アドレスが設定されるのに対し、高解
像度画像読み出し用のDMAコントローラ411には、
高解像度描画領域の左右端の画像アドレスが設定され
る。
【0045】図5に示された、高解像度ビデオデータ出
力回路420,430も、図4下段の高解像度ビデオデ
ータ出力回路410と同様の動作を行なう。ただし、高
解像度ビデオデータ出力回路420および430に含ま
れる主走査カウンタ425のトリガは、副走査同期信号
S2およびS3であり、図7に示すように、それぞれの
間に120°の位相差がある。これによって、走査タイ
ミングの異なる他のレーザビームが高解像度領域を走査
する期間だけ、X座標比較回路424から高解像度読み
出し信号H2またはH3が出力され、ビデオデータV2
およびV3は、120°の位相差をもって、高解像度画
像のみが出力されることになる(読み出し制御機能)。
図7において、Aは低解像度画像状態を示し、Bは高解
像度画像状態を示している。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、レ
ーザプリンタにおいて、ポリゴンミラーの回転平面上
に、複数のレーザ発光素子を配置し、要求される解像度
に応じて、単一のレーザ発光素子または複数のレーザ発
光素子を駆動して印刷処理するように構成したので、ポ
リゴンミラーの回転数を変えずに、解像度を変更するこ
とができる。従って、解像度の切り替え時にも、ポリゴ
ンミラーの回転数の整定時間等が不要であって、瞬時に
切り替えを行うことが可能であり、このため、同一ペー
ジに、複数の異なる解像度で印刷することも可能であ
る。
【0047】本発明によれば、同一ページの印刷時に、
例えばイメージデータは高解像度で、文字データや図形
データは低解像度でというように、印刷データの内容に
応じて部分的に解像度を変更することも可能なので、レ
ーザプリンタの印刷機能を向上させることができるとと
もに、必要な画像メモリの容量を節約することができ、
さらに描画操作に要する処理時間を低減できるという効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレーザプリンタの光学系の構成を簡略
に記載した概念図である。
【図2】本発明のレーザプリンタによる印刷画面を示す
図である。
【図3】本発明のレーザプリンタにおける発光素子駆動
部のハードウエア構成を示すブロック図である。
【図4】ビデオデータ出力回路の構成の詳細を示すブロ
ック図(1/2)である。
【図5】ビデオデータ出力回路の構成の詳細を示すブロ
ック図(2/2)である。す図である。
【図6】画像メモリ上に描画された印刷画像の読み出し
動作を示す概念図であり、図6(a)は低解像度描画領
域を示し、図6(b)は高解像度描画領域を示してい
る。
【図7】ビデオデータ出力回路の動作を示すタイムチャ
ートである。
【符号の説明】
11,12,13 レーザ発光素子 20 ポリゴンミラー 40 同期信号検出センサ 41 発光素子駆動部 50 感光ドラム 400,410,420,430 ビデオデータ出力回
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/23 103 H04N 1/04 104A

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上位装置から受信した印刷データをイメ
    ージデータに展開する描画処理部と、この描画処理部に
    よって展開された前記イメージデータを蓄積する画像メ
    モリと、この画像メモリに蓄積されたイメージデータを
    印刷する印刷部とを備えたレーザプリンタにおいて、 前記印刷部が、前記画像データに応じてレーザービーム
    を照射する複数の発光素子と、この複数の発光素子から
    それぞれ出力されるレーザビームを反射して感光体上を
    走査するポリゴンミラーと、前記画像メモリに蓄積され
    たイメージデータの解像度に応じて当該イメージデータ
    を所定の副走査同期信号に基づいて前記発光素子に出力
    する発光素子駆動部とを備え、 前記複数の発光素子を、前記ポリゴンミラーの回転平面
    上で異なる入射角となる位置に配置すると共に、 前記発光素子駆動部に、前記感光体上の所定位置を前記
    レーザービームが通過するタイミングを捕捉して副走査
    同期信号を出力する同期信号検出センサを併設したこと
    を特徴とするレーザプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記発光素子駆動部が、前記画像メモリ
    に格納された低解像度のイメージデータを前記発光素子
    に出力する低解像度用出力回路と、前記画像メモリに格
    納された高解像度のイメージデータを前記発光素子に出
    力する複数の高解像度用出力回路とを備え、 この各高解像度用出力回路がそれぞれ、イメージデータ
    の出力先の発光素子の配置位置に応じて前記画像メモリ
    からイメージデータを読み出す読み出し制御機能を備え
    たことを特徴とする請求項1記載のレーザプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記発光素子駆動部が、前記画像メモリ
    に蓄積されたイメージデータの解像度に応じて前記低解
    像度用出力回路と前記高解像度用出力回路とを切り換え
    る解像度切換制御部を備えたことを特徴とする請求項2
    記載のレーザプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記解像度切換制御部が、前記高解像度
    のイメージデータに応じた前記発光素子の駆動タイミン
    グを定めるメインクロックを前記複数の高解像度用出力
    回路に供給するメインクロック発振回路と、このメイン
    クロック発振回路が出力するメインクロックを前記高解
    像度用出力回路の数に応じて分周すると共に当該分周し
    たクロックを前記低解像度用出力回路に供給する分周回
    路とを備えたことを特徴とする請求項3記載のレーザプ
    リンタ。
  5. 【請求項5】 前記解像度切換制御部が、前記同期信号
    検出センサからの出力をカウントする副走査カウンタ
    と、この副走査カウンタの出力に基づいて前記各出力回
    路の動作を制御する副走査方向切換制御機能とを備えた
    ことを特徴とする請求項3記載のレーザプリンタ。
  6. 【請求項6】 前記解像度切換制御部が、前記画像メモ
    リに蓄積された高解像度のイメージデータの座標に基づ
    いて高解像度部分と低解像度部分の副走査方向の境界と
    なるY座標を記憶するY座標レジスタを備え、 前記副走査方向切換制御機能が、前記Y座標レジスタに
    格納されたY座標と前記副走査カウンタの出力とを比較
    するY座標比較回路を備えたことを特徴とする請求項5
    記載のレーザプリンタ。
  7. 【請求項7】 前記解像度切換制御部が、前記画像メモ
    リに蓄積された高解像度のイメージデータの座標に基づ
    いて前記各出力回路の動作を制御する主走査走査方向切
    換制御機能を備えたことを特徴とする請求項3記載のレ
    ーザプリンタ。
JP7305595A 1995-11-24 1995-11-24 レーザプリンタ Pending JPH09141926A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7305595A JPH09141926A (ja) 1995-11-24 1995-11-24 レーザプリンタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7305595A JPH09141926A (ja) 1995-11-24 1995-11-24 レーザプリンタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09141926A true JPH09141926A (ja) 1997-06-03

Family

ID=17947041

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7305595A Pending JPH09141926A (ja) 1995-11-24 1995-11-24 レーザプリンタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09141926A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1101144A1 (en) * 1998-07-28 2001-05-23 Lexmark International, Inc. Laser printer having variable beam spacing
JP2003101731A (ja) * 2001-09-21 2003-04-04 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2007069485A (ja) * 2005-09-07 2007-03-22 Canon Inc 画像形成装置、及び画像形成方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56104572A (en) * 1980-01-24 1981-08-20 Canon Inc Beam recording device
JPH05138937A (ja) * 1991-11-25 1993-06-08 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JPH05211593A (ja) * 1990-12-03 1993-08-20 Canon Inc 印刷装置
JPH06328775A (ja) * 1993-05-24 1994-11-29 Minolta Camera Co Ltd レーザビームプリンタ

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56104572A (en) * 1980-01-24 1981-08-20 Canon Inc Beam recording device
JPH05211593A (ja) * 1990-12-03 1993-08-20 Canon Inc 印刷装置
JPH05138937A (ja) * 1991-11-25 1993-06-08 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JPH06328775A (ja) * 1993-05-24 1994-11-29 Minolta Camera Co Ltd レーザビームプリンタ

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1101144A1 (en) * 1998-07-28 2001-05-23 Lexmark International, Inc. Laser printer having variable beam spacing
EP1101144A4 (en) * 1998-07-28 2004-06-16 Lexmark Int Inc LASER PRINTER WITH VARIABLE BEAM SPACING
JP2003101731A (ja) * 2001-09-21 2003-04-04 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP4485719B2 (ja) * 2001-09-21 2010-06-23 株式会社リコー 画像形成装置
JP2007069485A (ja) * 2005-09-07 2007-03-22 Canon Inc 画像形成装置、及び画像形成方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR950006621B1 (ko) 화상처리장치
JPH07203205A (ja) パルス幅及び位置変調システムにおけるピクセルのアドレス付け機能強化装置
JPH05313085A (ja) 走査装置
JP3471426B2 (ja) 画像データ処理装置
JPH09141926A (ja) レーザプリンタ
JPH0387773A (ja) 画像印字装置
JP2002023087A (ja) 画像形成装置
US6680744B2 (en) Laser scanner and a copying machine using the same
JP3384588B2 (ja) 画像データ処理装置
JP2001238082A (ja) 画像データ処理装置
JP2001212999A (ja) 画像形成装置
JPH1158835A (ja) 画像データ処理装置
JP4204682B2 (ja) 画像形成装置
JPH11120341A (ja) ディジタル画像形成装置
US20050206719A1 (en) Image forming apparatus
JP2003057578A (ja) 画像記録装置
JP3530284B2 (ja) 画像データ処理装置
JP2909360B2 (ja) 出力装置
JP2585886Y2 (ja) 画像記録装置
JP3060048B2 (ja) 画像処理装置およびレーザビームプリンタ
JPH099021A (ja) 画像データ制御装置
JP2754710B2 (ja) 外字登録装置
JPH0659552A (ja) 画像記録装置
JPH05301374A (ja) 印刷方法及び装置
JPH06227041A (ja) 画像処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19980908