JPH11120341A - ディジタル画像形成装置 - Google Patents

ディジタル画像形成装置

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JPH11120341A
JPH11120341A JP9293446A JP29344697A JPH11120341A JP H11120341 A JPH11120341 A JP H11120341A JP 9293446 A JP9293446 A JP 9293446A JP 29344697 A JP29344697 A JP 29344697A JP H11120341 A JPH11120341 A JP H11120341A
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JP
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image
image data
thinning
line
thinning pattern
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JP9293446A
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Masato Obata
正人 小幡
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像データを間引くパターンを各ライン毎に
異ならせることにより、画像縮小の際に1画素程度の幅
の細い縦線が消失してしまうのを防止し、また49%、
51%など50%近傍の倍率で縮小を行う場合でも、偶
数番目と奇数番目の画素の濃度差に起因する縦縞状の画
像の発生を防止できるデジタル画像形成装置を提供す
る。 【解決手段】 (a)は縮小率50%の場合の従来の間
引きパターン。これに対し本発明では(b)に示すよう
な間引きパターンで(c)の原画像の画像データを間引
くことにより各ライン毎に間引かれる画素の位置を変え
る。その結果(e)の縮小画像では(d)の従来の縮小
画像のような縦線Lの消失を防止できる。また、50%
近傍の倍率で縮小を行う場合でも、偶数番目と奇数番目
の画素が数十画素サイクルで連続して読み出されること
がなくなるので、両者の濃度差に起因する縦縞状の画像
の発生を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データを間引
くことにより縮小画像を形成するディジタル画像形成装
置に関するものであり、特に、画像データの間引きパタ
ーンを各ライン毎に異ならせることにより縮小時にも高
画質の画像が得られるようにしたディジタル画像形成装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】原稿に対しCCDラインセンサなどの読
み取り手段を相対的に移動させて1ライン毎に原稿画像
を読み取り、その読み取った画像データを処理して画像
を形成するデジタル画像形成装置は、読み取った画像デ
ータを間引くことにより縮小画像を形成する機能を有し
ている。従来この種の画像形成装置は、倍率に応じた間
引きパターンを予めROMに格納しておき、縮小画像を
形成する際、ROMから読み出した倍率に応じた各ライ
ン共通の間引きパターンに従って単純に画像データの間
引きを行っていた(特開昭63−187767号公報等
参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のデジタ
ル画像形成装置では、各ライン共通の間引きパターンに
従って単純に画像データの間引きを行っていたため、全
てのラインにおいて同じ位置の画素を間引いてしまい、
原稿と撮像手段との相対的な移動方向(以下、この移動
方向を副走査方向ともいう。)に沿って延びる1画素程
度の幅の細い線(以下、この線を縦線ともいう。)は、
その画素位置と間引き位置とが一致した場合、縮小後の
画像から完全に消失してしまうという不具合があった。
また、CCDラインセンサなどの読み取り手段を使用す
る場合には、通常、画像処理を高速化するために各ライ
ンの画素を奇数画素(ODD)と偶数画素(EVEN)
とに分けて処理を行うため、ODDとEVENとで信号
処理時のアンプのゲイン等の差により濃度差が生じる
と、縮小時の間引きパターンによっては、ODDまたは
EVENが連続して出力されるため、両者間の濃度差が
画像として現れ、本来存在しない縦縞状の画像が出力さ
れてしまうという不具合があった。このようなODDと
EVENとの濃度差による縦縞状の画像は、52%、5
1%、49%、48%、等、50%近傍の倍率で縮小を
行う際に特に目立つようになる。これは、丁度50%の
倍率で縮小を行う場合はODDとEVENのいずれか一
方が選択されて出力されるためODDとEVENとの濃
度差は生じないが、50%近傍の倍率では数十画素サイ
クルでODD、EVENが連続して選択されて出力され
るため両者の濃度差が現れるのである。また原稿が青焼
きなどの地肌が中間調の場合には濃度差が生じやすいた
めに上記のような縦縞状の画像が更に目立っていた。
【0004】そこで本発明は、上記従来技術の欠点を解
消すべく創案されたものであり、請求項1では、画像デ
ータを間引くパターンを各ライン毎に異ならせることに
より、画像縮小の際に1画素程度の幅の細い縦線が消失
してしまう等の不具合を防止し、またODD、EVEN
が数十画素サイクルで連続して選択され出力された場合
でも、両者の濃度差に起因する縦縞状の画像が目立たな
いようにできるデジタル画像形成装置を提供することを
課題とする。また、請求項2では、各ラインでの画像デ
ータの間引く位置が同じにならないように1ライン毎に
間引きパターンを異ならせることにより、縮小の際に各
ラインの同じ位置の画像データを間引くことにより1画
素程度の幅の細い縦線が消失してしまうことを防ぎ、ま
たODD、EVENが数十画素サイクルで連続して選択
され出力された場合でも、両者の濃度差に起因する縦縞
状の画像が目立たないようにできるデジタル画像形成装
置を提供することを課題とする。また、請求項3では、
各ラインでの画像データの間引く位置が同じにならない
ように1ライン毎に間引きパターンを異ならせる際に、
副走査方向と斜めに交わる方向(以下、この方向を斜め
方向ともいう。)に間引く位置が連続しないようにする
ことにより、縮小の際に副走査方向と斜めに交わる方向
に延びる1画素程度の幅の細い線(以下、この線を斜め
線ともいう。)が消失してしまうことを防ぎ、また49
%、51%など50%近傍の倍率で縮小を行う場合で
も、ODDと、EVENの濃度差に起因する縦縞状の画
像が目立たないようにできるデジタル画像形成装置を提
供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、原稿と相対的に副走査方向
に移動し、原稿上の画像を副走査方向と直交する1ライ
ン毎にディジタル的に読み取る読み取り手段と、前記読
み取り手段により読み取った画像データを出力する際の
縮小率を設定する縮小率設定手段と、前記縮小率設定手
段により設定した縮小率に応じて画像データの間引きパ
ターンを生成する間引きパターン生成手段と、前記読み
取り手段により読み取った画像データを前記間引きパタ
ーン生成手段により生成した間引きパターンに従って間
引くことにより縮小画像データを生成する縮小手段と、
前記縮小手段により縮小された画像データに基づき画像
形成を行う画像形成手段とを備えたディジタル画像形成
装置において、前記間引きパターン生成手段は、各ライ
ン毎に異なる間引きパターンを生成することを特徴とし
ている。上記のように請求項1記載の発明では、画像デ
ータを間引くパターンを各ライン毎に異ならせるので、
縮小の際に1画素程度の幅の細い縦線が消失してしまう
ことを防ぎ、また49%、51%など50%近傍の倍率
で縮小を行う場合でも、ODD、EVENが数十画素サ
イクルで連続して選択され出力されることがないので、
両者の濃度差に起因する縦縞状の画像が目立たないよう
にできる。
【0006】また、請求項2記載の発明は、請求項1の
装置構成を前提にして、前記間引きパターン生成手段
は、画像データを間引く位置が副走査方向に連続しない
ように1ライン毎に間引きパターンを異ならせることを
特徴としている。上記のように請求項2記載の発明で
は、画像データを間引く位置が副走査方向に連続しない
ように1ライン毎に間引きパターンを異ならせるように
したので、縮小の際に1画素程度の細い縦線が消失して
しまうのを防ぎ、また49%、51%など50%近傍の
倍率で縮小を行う場合でも、ODD、EVENが数十画
素サイクルで連続して選択され出力されることがないの
で、両者の濃度差に起因する縦縞状の画像が目立たない
ようにできる。
【0007】また、請求項3記載の発明は、請求項1ま
たは2記載の装置構成を前提にして、前記間引きパター
ン生成手段は、画像データを間引く位置が斜め方向に連
続しないように1ライン毎に間引きパターンを異ならせ
ることを特徴としている。上記のように請求項3記載の
発明では、画像データを間引く位置が斜め方向に連続し
ないように1ライン毎に間引きパターンを異ならせるよ
うにしたので、縮小の際に1画素程度の細い斜め線が消
失してしまうのを防ぎ、また49%、51%など50%
近傍の倍率で縮小を行う場合でも、ODD、EVENが
数十画素サイクルで連続して選択されることがないの
で、両者の濃度差に起因する縦縞状の画像が目立たない
ようにできる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明に係るデジタル画像
形成装置の一例としてのデジタル複写機の実施の形態を
示す外観図である。図示するように、デジタル複写機1
は本体上部に原稿を載置し読み取るための原稿台2及び
原稿を抑えるための圧板3を備え、原稿台2の手前側に
操作部4を備えている。また、下半部に給紙部5を、左
側に排紙部6を備えている。操作部4には、オペレータ
がデジタル複写機1に対し各種動作モードや複写倍率等
を指示するための各種キー群、及び、デジタル複写機1
がオペレータに対し各種情報を報知するための表示装置
が設けられている。デジタル複写機1は、読み取り系、
書込み系、現像系、転写系、定着系、給紙搬送系、排紙
系等のデジタル複写機の公知の機構、画像処理部、及び
制御部(いずれも図示省略)を内部に備えており、オペ
レータの指示に応じて制御部が各部を制御することによ
り複写機として動作する。
【0009】つまり、オペレータが原稿Dを原稿台2の
上に載置し、圧板3により原稿Dを原稿台2に密着させ
たのち、操作部4上のコピー開始ボタンを押圧操作する
と、画像読み取り系により原稿Dの読み取りが開始され
る。その際、画像読み取り系は主走査方向に延びる光源
及び反射ミラー群を副走査方向に倍率に応じた速度で移
動させて原稿Dを露光しつつ、原稿Dからの反射光を主
走査方向に延びるCCDラインセンサで検知することに
より原稿Dの読み取りを行い、その画像データを画像処
理部へ渡す。画像処理部は、画像読み取り系からの画像
データに対して様々な補正処理を施して書込み系へ渡
す。書込み系は、補正処理済みの画像データに基づきレ
ーザビームの変調を行って図示しない感光体の表面を露
光することにより静電潜像を形成する。その後、静電潜
像がトナーにより現像され、そのトナー像が操作部4か
らの指示により給紙部5から給紙された用紙に転写さ
れ、定着されることによりコピー画像が形成される。
【0010】図2にはデジタル複写機1の画像データ処
理に関わる部分のブロック図を示す。図中、読み取り処
理部10では図示しないCCDラインセンサにより40
0dpiの解像度で読み取った画像データに対しシェー
ディング補正などの様々な補正処理を施した後、その画
像データを所定のしきい値で2値化して白黒の画像デー
タD1として縮小処理部20に出力する。縮小処理部2
0では後ほど詳細に説明するが画像データD1の間引き
を行って縮小画像データD2に変換して書き込み処理部
30に出力する。書き込み処理部30では縮小処理部2
0により入力された縮小画像データに基づきレーザダイ
オードを発振、変調させて感光体への静電潜像の書き込
みを行う。これらの動作は操作部40による制御の下で
行われる。その際、制御部40は、操作部4で設定され
た原稿読み取りモード、縮小率の設定等に基づき読み取
り処理部10、縮小処理部20及び書き込み処理部30
を制御する。
【0011】図3に読み取りを行う際の原稿と各画像制
御信号の関係を示す。画像制御信号は原稿の副走査方向
の有効範囲を示すFGATE、主走査方向の基準となる
LSYNC、原稿の主走査方向の有効範囲を示すLGA
TE、及び基本クロックCLKからなり、画像データは
副走査方向の有効範囲を示すFGATE、主走査方向の
画像有効範囲を示すLGATEが共にハイ・レベルの間
有効となり、基本クロックCLKに同期して読み取り処
理部10から縮小処理部20に出力される。
【0012】図4は縮小処理部20の構成を示したブロ
ック図である。図示するように、縮小処理部20は間引
き処理部21とリード/ライトクロック発生部22とか
らなり、読み取り処理部10の発生する画像制御信号に
基づいて、リード/ライトクロック発生部22によりリ
ード/ライトクロックを生成し、このリード/ライトク
ロックにより間引き処理部21のメモリのリードアドレ
ス/ライトアドレスのインクリメントを間欠制御するこ
とにより、読み取り処理部10から入力された画像デー
タD1を間引いて縮小処理を行い、書込み処理部30に
縮小画像データD2を出力する。
【0013】図5は間引き処理部21の内部構成を示し
たブロック図である。間引き処理部21は、2つのメモ
リ201、202を備えており、両メモリ201、20
2に対するリードアドレス/ライトアドレスのインクリ
メントを間欠制御することにより間引き処理を実現す
る。つまり各メモリ201、202毎に設けられたライ
トアドレスカウンタ203、204のライトクロックを
間引くことによりライトアドレスのインクリメントを間
欠制御し、読み取り処理部10により読み取った画像デ
ータDを同じライトアドレスに2回書き込む。これによ
り何画素かに1画素データが上書きされるので上書きさ
れたデータが間引かれて画像が縮小される。
【0014】図6に50%の倍率で画像形成を行う場合
のタイミングチャートを示す。図示するように、50%
の倍率の場合はライトクロックを基本クロックCLK2
クロックあたり1クロック間引いてライトアドレスを間
欠制御し、結果的に2画素に1画素の割合で間引くこと
により画像データの量を1/2に減らす。そしてメモリ
201がリードを行っているときにはメモリ202はラ
イトを行うように、アドレス切り換え部205、206
でライトアドレスカウンタ203とリードアドレスカウ
ンタ204の出力を切り換えてメモリ201、202に
アドレスを供給する。また画像データD1もデータ切り
換え部207、208で切り換えて入力され、メモリ2
01、202から読み出された画像データはフリップ・
フロップ(以下F/Fと記す。)209、210にてラ
ッチされ、縮小画像データD2として書き込み処理部3
0に出力される。このとき、メモリ201、202から
出力された画像データと読み取り処理部10からの入力
データとが互いに衝突しないようにメモリ201がライ
トの時はF/F209及びデータ切り換え208の出力
がハイ・インピーダンスになり、メモリ201がリード
の時はデータ切り換え207及びF/F210の出力が
ハイ・インピーダンスになるように構成されている。
【0015】図7はリード/ライトクロック発生部22
の内部構成を示したブロック図であり、ライトクロック
は制御部40によりSRAM220に転送された間引き
データを元に生成される。間引きデータは読み取り処理
部10による原稿の読み取りに先立って予め転送され
る。つまり操作部4により倍率を設定し、コピー開始ボ
タンを押すことにより制御部40は間引きデータの転送
を開始する。そしてデータ転送が終了した後、読み取り
処理部10による原稿の読み取りを開始し、転送してお
いた間引きデータを用いて縮小処理部30において画像
データD1の縮小を行う。
【0016】制御部40による間引きデータの転送につ
いて図7、図8を用いて詳細に説明する。コピー開始ボ
タンが押されると先ず制御部40により間引きデータの
書き込みが行われる。この引きデータの書き込みを行っ
ている間制御部40はライトイネーブル信号CWRをロ
ウ・レベルにして、それぞれ制御部40からの主走査方
向有効信号CLGATE(CCLKの100クロックの
期間ハイ・レベルとなる信号)及びクロックCCLKを
セレクタ225、226の出力として有効にする。主走
査方向有効信号CLGATEはアンド・ゲート224を
通してアドレスカウンタ221のクリア信号として入力
されているので、主走査方向有効信号CLGATEがロ
ウ・レベルの間にアドレスカウンタ221のカウント値
(アドレス)はクリアされる。そして、アドレスカウン
タ221はそのクロックとしてクロックCCLKが入力
されているので、CCLKに同期してカウントアップし
て、SRAM220のアドレスを出力する。間引きデー
タは、制御部40からCCLKに同期してF/F227
に入力されるとともにCCLKによりラッチされる。そ
してライトイネーブル信号CWRがロウ・レベルのとき
にF/F227の出力が有効となりSRAM220に出
力される。ライトイネーブル信号CWRはSRAM22
0のライトイネーブルとしても使われているので、この
間制御部40からのチップセレクト信号CCSの立ち上
がりエッジでアドレスカウンタ221に設定されたアド
レスに間引きデータが書き込まれる。
【0017】逆に縮小処理部20でデータを読み出す場
合には、図9に示すように、まず制御部40はアドレス
カウンタ221の繰り返しのループ値を決めるためにF
/F222に対してループ値99を出力し、データラッ
チ信号DTLTをオン/オフさせて予めF/F222に
ループ値をラッチする。そしてライトイネーブル信号C
WRをハイ・レベルにして、読み取り処理部10の出力
する主走査方向有効信号LGATE及びクロックCLK
をセレクタ225、226の出力として有効にする。こ
れによりアドレスカウンタ221は主走査方向有効信号
LGATEがロウ・レベルの期間クリアし、基本クロッ
クCLKに同期してカウントアップする。アドレスカウ
ンタ221のカウント値(アドレス)は、比較器223
においてF/F222にラッチされたループ値と比較さ
れる。そして両者が一致したときに比較器223よりロ
ウ・レベルの信号が出力される。比較器223の出力は
アンド・ゲート224でセレクタ225からの出力信号
とのANDが取られ、アドレスカウンタ221のクリア
信号として入力される。つまりアドレスカウンタ221
は0から99の値をSRAM220のアドレスとして出
力する。そしてチップセレクト信号CCSはロウ・レベ
ル、ライトイネーブル信号CWRはハイ・レベルとなっ
ているので、アドレスが入力されることによりSRAM
220からそこに書き込まれていた間引きデータが読み
出される。このときF/F227はCWRがハイ・レベ
ルのため出力が無効となるので、データの衝突が回避さ
れる。
【0018】間引きデータは4ビットで構成されてお
り、各ビットはCCDラインセンサで読み取られる各ラ
インでの間引き信号を表している。したがって各ビット
のロウとハイの組み合わせを変えることにより各ライン
での間引きパターンを変えることができる。各ラインの
間引き信号の切り替えは以下のようになされる。ライン
カウンタ228は、図10に示すように副走査方向有効
信号FGATEをクリア入力として、主走査方向同期信
号LSYNCをクロック入力とすることにより現在読み
取っているライン数をカウントする。SRAM220か
ら読み出された間引きデータはその各ビットをセレクタ
229に入力し、ラインカウンタ228のカウント値
(ライン数)を出力切り替え信号とすることにより、各
ラインに応じた間引き信号を選択出力することが可能と
なる。間引き信号は更に、図11に示すようにディレイ
ライン230により基本クロックCLKと位相を合わさ
れて、基本クロックCLKとともにアンド・ゲート23
1に入力される。そして、アンド・ゲート231で間引
き信号と基本クロックCLKとのAND論理を実行する
ことにより、間引き信号のロウ・レベルの部分で基本ク
ロックCLKが間引かれる。そして間引かれたクロック
をライトクロックとし、基本クロックCLKはそのまま
リードクロックとして間引き処理部21に出力する。間
引き処理部21は、ライトクロックに同期して読み取り
処理部10から入力された画像データD1を間引いて縮
小処理を行い、書込み処理部30に縮小画像データD2
を出力する。
【0019】次に、以上述べた構成及び動作により実際
の画像上でどのような効果が生じるかについて図12に
より説明する。図12(a)、(b)は画像データを5
0%縮小する場合の間引きパターンを表しており、黒の
部分は間引かないで残すデータ、白の部分は間引かれる
データである。この場合50%縮小なので白の部分と黒
の部分が各ライン(主走査方向)において交互に並んで
いる。図12(a)は従来の方式による場合、すなわち
各ライン共通の間引きパターンに従って単純に画像デー
タを間引いた場合であり、全てのラインにおいて間引か
れる画素の位置は変わらない。図12(b)は本発明の
方式を用いた場合、すなわち各ライン毎に間引きパター
ンを生成してライン毎に間引かれる画素の位置が変わる
ようにした場合である。図12(c)は読み取り処理部
10により読み取られ処理された原画像の画像データを
表しており、黒の部分は100%の倍率のときに印字さ
れる部分である。そして、図12(d)は図12(c)
の原画像の画像データを図12(a)の間引きパターン
で間引いた結果、図12(e)は図12(c)の原画像
の画像データを図12(b)の間引きパターンで間引い
た結果、つまり縮小画像を示している。図12(d)の
縮小画像を見れば分かるように、従来の方式で処理した
場合には、図12(c)の原画像の一番左の1画素分の
太さしかない細い縦線(L)が間引かれた結果、縮小画
像上では消失してしまっている。これに対して図12
(e)の縮小画像では本発明の方式により処理した結
果、そのような不具合は発生しない。
【0020】また、各ライン毎に間引きパターンを変え
て画像データを間引く位置を変えるということであれ
ば、図13のような間引きパターンも考えられる。しか
しこの場合、縦線すなわち副走査方向(縦方向)に延び
る直線の消失は防ぐことができるが、斜め線すなわち副
走査方向と斜めに交わる方向(斜め方向)に延びる直線
が消失する可能性が高くなる。これに対して本発明の方
式のように縦方向、斜め方向とも画像データを間引く位
置が連続しないように、各ライン毎に間引きパターンを
変えることにより、斜め方向の線の消失も防ぐことがで
きる。また、49%、51%など、50%近傍の倍率で
縮小を行う場合においても、各ライン毎に画像データを
間引く位置を変えているためODDとEVENが連続し
て読み出されることがなくなるので、両者の濃度差に起
因する縦縞状の画像の発生を防ぐことができる。以上の
ように、画像データを間引いて縮小画像を生成する際
に、各ライン毎に間引きパターンを変えることにより、
画像データを間引く位置を各ラインで一定とせず、かつ
斜め方向にも間引く位置が連続しないようにすることに
より、縮小によって細い縦線、斜め線が消失してしまう
ことを防ぐことができる。これは特に図面原稿など、縦
線、横線、斜め線が多い原稿、また青焼き原稿などの地
肌濃度の濃い原稿の画像データを縮小する場合に特に有
効である。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば以
下のような優れた効果を発揮できる。請求項1記載の発
明では、画像データを間引くパターンを各ライン毎に異
ならせるようにしたので、縮小の際に1画素程度の幅の
細い縦線が消失してしまうことを防ぎ、またODD、E
VENが数十画素サイクルで連続して選択され出力され
た場合でも、両者の濃度差に起因する縦縞状の画像が目
立たないようにできる。また、請求項2記載の発明で
は、請求項1に加え、画像データを間引く位置が副走査
方向に連続しないように1ライン毎に間引きパターンを
異ならせるようにしたので、縮小の際に1画素程度の細
い縦線が消失してしまうのを防ぎ、またODD、EVE
Nが数十画素サイクルで連続して選択され出力された場
合でも、両者の濃度差に起因する縦縞状の画像が目立た
ないようにできる。また、請求項3記載の発明では、請
求項1または2に加え、画像データを間引く位置が斜め
方向にも連続しないように1ライン毎に間引きパターン
を異ならせるようにしたので、縮小の際に1画素程度の
細い縦線及び斜め線が消失してしまうのを防ぎ、またO
DD、EVENが数十画素サイクルで連続して選択され
出力された場合でも、両者の濃度差に起因する縦縞状の
画像が目立たないようにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデジタル画像形成装置の一例とし
てのデジタル複写機の実施の形態を示す外観図である。
【図2】デジタル複写機の画像データ処理に関わる部分
のブロック図である。
【図3】読み取りを行う際の原稿と各画像制御信号の関
係を示す説明図である。
【図4】縮小処理部の構成を示したブロック図である。
【図5】間引き処理部の内部構成を示したブロック図で
ある。
【図6】(a)乃至(i)は50%の倍率で画像形成を
行う場合のタイミングチャートである。
【図7】リード/ライトクロック発生部の内部構成を示
したブロック図である。
【図8】制御部による間引きデータの転送に関するタイ
ミングチャートである。
【図9】縮小処理部でデータを読み出す場合のタイミン
グチャートである。
【図10】縮小処理部でデータを読み出す場合のタイミ
ングチャートである。
【図11】リード/ライトクロック発生部の要部を示す
ブロック図である。
【図12】(a)、(b)は画像データを50%縮小す
る場合の間引きパターンの説明図、(c)は読み取り処
理部により読み取られ処理された原画像の画像データの
説明図、(d)は(c)の原画像の画像データを(a)
の間引きパターンで間引いた結果を示した説明図、
(e)は(c)の原画像の画像データを(b)の間引き
パターンで間引いた結果を示した説明図である。
【図13】画像データを50%縮小する場合の間引きパ
ターンを示した説明図である。
【符号の説明】
4 操作部(縮小率設定手段)、10 読取処理部(読
み取り手段)、20縮小処理部(縮小手段)、30 書
込み処理部(画像形成手段)、40 制御部(間引きパ
ターン生成手段)、D 原稿。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿と相対的に移動し、原稿上の画像を
    前記移動方向と直交する1ライン毎にディジタル的に読
    み取る読み取り手段と、 前記読み取り手段により読み取った画像データを出力す
    る際の縮小率を設定する縮小率設定手段と、 前記縮小率設定手段により設定した縮小率に応じて画像
    データの間引きパターンを生成する間引きパターン生成
    手段と、 前記読み取り手段により読み取った画像データを前記間
    引きパターン生成手段により生成した間引きパターンに
    従って間引くことにより縮小画像データを生成する縮小
    手段と、 前記縮小手段により縮小された画像データに基づき画像
    形成を行う画像形成手段とを備えたディジタル画像形成
    装置において、 前記間引きパターン生成手段は、各ライン毎に異なる間
    引きパターンを生成することを特徴とするディジタル画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記間引きパターン生成手段は、画像デ
    ータを間引く位置が前記移動方向に連続しないように1
    ライン毎に間引きパターンを異ならせることを特徴とす
    る請求項1記載のディジタル画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記間引きパターン生成手段は、画像デ
    ータを間引く位置が前記前記移動方向と斜めに交わる方
    向に連続しないように1ライン毎に間引きパターンを異
    ならせることを特徴とする請求項1または2記載のディ
    ジタル画像形成装置。
JP9293446A 1997-10-09 1997-10-09 ディジタル画像形成装置 Pending JPH11120341A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009083472A (ja) * 2007-09-11 2009-04-23 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラム及び記録媒体
JP2010154535A (ja) * 2003-04-03 2010-07-08 Thomson Licensing ラスタ画像のスケーリング方法およびスケーリング回路
JP2011197158A (ja) * 2010-03-17 2011-10-06 Ricoh Co Ltd 画像形成装置および画像形成方法

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