JPH09172536A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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Publication number
JPH09172536A
JPH09172536A JP7332026A JP33202695A JPH09172536A JP H09172536 A JPH09172536 A JP H09172536A JP 7332026 A JP7332026 A JP 7332026A JP 33202695 A JP33202695 A JP 33202695A JP H09172536 A JPH09172536 A JP H09172536A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sub
font
scanning
scanning direction
main scanning
Prior art date
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Pending
Application number
JP7332026A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoya Murakami
直哉 村上
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP7332026A priority Critical patent/JPH09172536A/ja
Publication of JPH09172536A publication Critical patent/JPH09172536A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、従来のフォント合成と組み合わ
せて使うことで、今まで全面に対して設定を行ってい
た、フォント合成処理を簡略化でき、かつ、最小のフォ
ント合成パターンのみを指定することで、設定の処理時
間を大幅に減らすことができ、さらに容易に全面に対す
るフォント合成を行うことができる。 【解決手段】 この発明は、(秘)コピーのような処理
の場合、合成するフォントパターンは、主走査、副走査
に数キャラクタ毎の繰り返しパターンが多いので、これ
を合成するためのフォントキャラクタ読み出し時の主走
査、副走査の繰り返し回数を指定し、所望のフォント合
成パターンを画像全面に対して繰り返し読み出して合成
することができるようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ディジタル複写
機のような画像を処理可能な画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像処理装置としてのディジタルΡΡC
においては、スキャナ等の入力装置から読み取った画像
信号に対し、画像を付加する方法として、予め内部に保
持しているフォントパターンを、画像データと重ね合わ
せて出力する方法がよく知られている。
【0003】一例としては、網掛け、網のせ、(秘)コ
ピー、ナンバリング、日付時刻付加、センタマーカ等が
ある。その構成としては、画像データを読み取るための
読取り手段と、読取った画像データの範囲に合わせてフ
ォントパターンを発生する為のフォントパターン発生手
段と、発生したフォントパターンを画像データに合成す
る合成手段とを有するもの、が一般的である。
【0004】しかしながら、近年、ディジタル複写機の
高速化が進み、画像全面にフォントパターンを合成する
ような処理の場合には、コピー毎にフォントパターンを
全面に設定するような処理方法では、CPUからのフォ
ント合成位置の設定がコピー開始までの処理時間に間に
合わなくなる可能性があった。
【0005】通常、画像全面にフォントパターンを付加
するような処理を行わせた場合、画像中のどの位置にフ
ォントデータを合成するのかは、フォント合成用のSR
AMに対して、CPUからコピー開始前に出力する位置
とパターン情報を書き込んでおき、コピー時には、その
SRAMのデータを画像の位置情報を基に読み出してき
て、読み出したフォントパターン情報を基にして、フォ
ントROMからフォントパターンのビットマップイメー
ジに展開した情報を取り出す。実画像に対してはこのビ
ットマップデータを基にして合成を行う。
【0006】この操作を、合成するフォントパターンの
種類に合わせて書き込むことで、所望のコピー出力を得
ることができる。例えば、網掛け、網のせ、(秘)コピ
ーのような処理の場合は、画像全面に対してコピー動作
開始前に所望の網パターンの画像情報をフォント合成用
のSRAMに書き込んでおく必要がある。この書き込み
のために必要な時間を計算してみる。
【0007】1パターンの大きさを4mm×4mm=1
6mm2 として、A3全面(横297mm×縦420m
m)に対するフォントパターン合成処理を行わせた場合
の、設定パターン数を計算すると、A3の横方向には7
4パターン、縦方向には104パターン、全体で769
6回の書き込みを行っている。 (図4:フォントパターン座標概略図)これをCPUか
ら設定するための実時間に直すと(CΡUの書き込みサ
イクルを200nsとする)200ns×7696回=
1.5392sの書き込み時間がかかる。
【0008】これは、連続コピーの時にコピー終了後、
約1.5秒経たなければ次のコピーを開始できない事を
意味する。但し、網掛け、網のせ処理のようなフォント
パターン合成処理においては、その書き込み動作はコピ
ー動作開始前に1度だけSRAMにフォントパターンを
書き込んでおけば良いため、それほど問題にはならな
い。
【0009】しかし、図10の(a)(b)に示すよう
な、(秘)コピーのように、コピーの印刷部数(1、
2、…)を出力画像全面に合成して出力する処理ではコ
ピー動作を行う度に、SRAMのフォントパターン(印
刷部数表示:1、2、3、…)を書き換える処理が必要
であるため、連続コピーをとるような場合に、フォント
パターンのSRAMへの書き込みが、コピー開始に間に
合わないような場合が発生する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、1つ
の画像データの全面にフォントパターンを合成して画像
形成を行うものにおいて、画像形成ごとに合成するフォ
ントパターンが変更される際に、フォントパターンの合
成が画像形成開始に間に合わないという欠点を除去する
もので、1つの画像データの全面にフォントパターンを
合成して画像形成を行うものにおいて、画像形成ごとに
合成するフォントパターンが変更される際に、フォント
パターンの合成が画像形成開始に間に合わせることがで
きる画像処理装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の画像処理装置
は、主走査方向と副走査方向とがそれぞれ所定の画素数
のサイズを有する画像データを読取る読取手段、この読
取手段により読取った画像データのサイズに合わせた1
走査ラインごとの主走査方向有効画像信号と副走査有効
画像信号とを発生する発生手段、主走査繰り返し回数、
および副走査繰り返し回数を設定する設定手段、上記発
生手段により主走査方向有効画像信号が発生されている
状態で上記設定手段により設定された主走査繰り返し回
数ごとに主走査方向の座標をカウントする第1のカウン
ト手段、上記発生手段により副走査方向有効画像信号が
発生されている状態で上記設定手段により設定された副
走査繰り返し回数ごとに副走査方向の座標をカウントす
る第2のカウント手段、画像データの一部の領域におけ
るフォントキャラクタ情報を記憶する第1の記憶手段、
上記第1のカウント手段によるカウント値の上位ビット
と上記第2のカウント手段によるカウント値の上位ビッ
トとに応じたフォントキャラクタ情報を第1の記憶手段
から読出す読出手段、種々のフォントキャラクタ情報に
対するフォントデータを記憶し、上記読出手段により上
記第1の記憶手段から読出されたフォントキャラクタ情
報に対するフォントデータを、上記第1のカウント手段
によるカウント値の下位ビットと第2のカウント手段に
よるカウント値の下位ビットとに応じて出力する第2の
記憶手段、および上記読取入手段で読取った画像データ
と上記第2の記憶手段から出力されるフォントデータと
の合成を行う合成手段から構成される。
【0012】この発明の画像処理装置は、主走査方向と
副走査方向とがそれぞれ所定の画素数のサイズを有する
画像データを読取る読取手段、この読取手段により読取
った画像データのサイズに合わせた1走査ラインごとの
主走査方向有効画像信号と副走査有効画像信号とを発生
する発生手段、主走査有効領域、副走査有効領域、主走
査繰り返し回数、および副走査繰り返し回数を設定する
設定手段、この設定手段により設定された主走査有効領
域、副走査有効領域により主走査フォント合成開始位置
と副走査フォント合成開始位置を変更する変更手段、こ
の変更手段により主走査フォント合成開始位置と副走査
フォント合成開始位置の変更に応じて、主走査方向有効
画像信号と副走査有効画像信号とを出力する出力手段、
この出力手段により主走査方向有効画像信号が出力され
ている状態で上記設定手段により設定された主走査繰り
返し回数ごとに主走査方向の座標をカウントする第1の
カウント手段、上記出力手段により副走査方向有効画像
信号が出力されている状態で上記設定手段により設定さ
れた副走査繰り返し回数ごとに副走査方向の座標をカウ
ントする第2のカウント手段、画像データの一部の領域
におけるフォントキャラクタ情報を記憶する第1の記憶
手段、上記第1のカウント手段によるカウント値の上位
ビットと上記第2のカウント手段によるカウント値の上
位ビットとに応じたフォントキャラクタ情報を第1の記
憶手段から読出す読出手段、種々のフォントキャラクタ
情報に対するフォントデータを記憶し、上記読出手段に
より上記第1の記憶手段から読出されたフォントキャラ
クタ情報に対するフォントデータを、上記第1のカウン
ト手段によるカウント値の下位ビットと第2のカウント
手段によるカウント値の下位ビットとに応じて出力する
第2の記憶手段、および上記読取入手段で読取った画像
データと上記第2の記憶手段から出力されるフォントデ
ータとの合成を行う合成手段から構成される。
【0013】この発明の画像処理装置は、主走査方向と
副走査方向とがそれぞれ所定の画素数のサイズを有する
画像データを読取る読取手段と、この読取手段により読
取った画像データのサイズに合わせた1走査ラインごと
の主走査方向有効画像信号と副走査有効画像信号と画素
ごとの同期信号を発生する発生手段、主走査繰り返し回
数、および副走査繰り返し回数を設定する設定手段、上
記発生手段により発生される画素ごとの同期信号を選択
的にそのままあるいは間引いて出力する第1の出力手
段、上記発生手段により発生される主走査方向有効画像
信号を選択的にそのままあるいは間引いて出力する第2
の出力手段、上記発生手段により主走査方向有効画像信
号が発生されている状態で上記設定手段により設定され
た主走査繰り返し回数ごとに主走査方向の座標を、上記
第1の出力手段からの出力に応じてカウントする第1の
カウント手段、上記発生手段により副走査方向有効画像
信号が発生されている状態で上記設定手段により設定さ
れた副走査繰り返し回数ごとに副走査方向の座標を、上
記第2の出力手段からの出力に応じてカウントする第2
のカウント手段、画像データの一部の領域におけるフォ
ントキャラクタ情報を記憶する第1の記憶手段、上記第
1のカウント手段によるカウント値の上位ビットと上記
第2のカウント手段によるカウント値の上位ビットとに
応じたフォントキャラクタ情報を第1の記憶手段から読
出す読出手段、種々のフォントキャラクタ情報に対する
フォントデータを記憶し、上記読出手段により上記第1
の記憶手段から読出されたフォントキャラクタ情報に対
するフォントデータを、上記第1のカウント手段による
カウント値の下位ビットと第2のカウント手段によるカ
ウント値の下位ビットとに応じて出力する第2の記憶手
段、および上記読取入手段で読取った画像データと上記
第2の記憶手段から出力されるフォントデータとの合成
を行う合成手段から構成される。
【0014】この発明の画像処理装置は、主走査方向と
副走査方向とがそれぞれ所定の画素数のサイズを有する
画像データとこの画像データのサイズに合わせて供給さ
れる1走査ラインごとの主走査方向有効画像信号と副走
査有効画像信号とを受け入れる受入手段、主走査繰り返
し回数、および副走査繰り返し回数を設定する設定手
段、上記受入手段により主走査方向有効画像信号が受入
れられている状態で上記設定手段により設定された主走
査繰り返し回数ごとに主走査方向の座標をカウントする
第1のカウント手段、上記受入手段により副走査方向有
効画像信号が受入れられている状態で上記設定手段によ
り設定された副走査繰り返し回数ごとに副走査方向の座
標をカウントする第2のカウント手段、画像データの一
部の領域におけるフォントキャラクタ情報を記憶する第
1の記憶手段、上記第1のカウント手段によるカウント
値の上位ビットと上記第2のカウント手段によるカウン
ト値の上位ビットとに応じたフォントキャラクタ情報を
第1の記憶手段から読出す読出手段、種々のフォントキ
ャラクタ情報に対するフォントデータを記憶し、上記読
出手段により上記第1の記憶手段から読出されたフォン
トキャラクタ情報に対するフォントデータを、上記第1
のカウント手段によるカウント値の下位ビットと第2の
カウント手段によるカウント値の下位ビットとに応じて
出力する第2の記憶手段、および上記受入手段で受け入
れた画像データと上記第2の記憶手段から出力されるフ
ォントデータとの合成を行う合成手段から構成される。
【0015】この発明の画像処理装置は、主走査方向と
副走査方向とがそれぞれ所定の画素数のサイズを有する
画像データとこの画像データのサイズに合わせて供給さ
れる1走査ラインごとの主走査方向有効画像信号と副走
査有効画像信号とを受け入れる受入手段、主走査有効領
域、副走査有効領域、主走査繰り返し回数、および副走
査繰り返し回数を設定する設定手段、この設定手段によ
り設定された主走査有効領域、副走査有効領域により主
走査フォント合成開始位置と副走査フォント合成開始位
置を変更する変更手段、この変更手段により主走査フォ
ント合成開始位置と副走査フォント合成開始位置の変更
に応じて、主走査方向有効画像信号と副走査有効画像信
号とを出力する出力手段、この出力手段により主走査方
向有効画像信号が出力されている状態で上記設定手段に
より設定された主走査繰り返し回数ごとに主走査方向の
座標をカウントする第1のカウント手段、上記出力手段
により副走査方向有効画像信号が出力されている状態で
上記設定手段により設定された副走査繰り返し回数ごと
に副走査方向の座標をカウントする第2のカウント手
段、画像データの一部の領域におけるフォントキャラク
タ情報を記憶する第1の記憶手段、上記第1のカウント
手段によるカウント値の上位ビットと上記第2のカウン
ト手段によるカウント値の上位ビットとに応じたフォン
トキャラクタ情報を第1の記憶手段から読出す読出手
段、種々のフォントキャラクタ情報に対するフォントデ
ータを記憶し、上記読出手段により上記第1の記憶手段
から読出されたフォントキャラクタ情報に対するフォン
トデータを、上記第1のカウント手段によるカウント値
の下位ビットと第2のカウント手段によるカウント値の
下位ビットとに応じて出力する第2の記憶手段、および
上記受入手段で受け入れた画像データと上記第2の記憶
手段から出力されるフォントデータとの合成を行う合成
手段から構成される。
【0016】この発明の画像処理装置は、主走査方向と
副走査方向とがそれぞれ所定の画素数のサイズを有する
画像データとこの画像データのサイズに合わせて供給さ
れる1走査ラインごとの主走査方向有効画像信号と副走
査有効画像信号と画素ごとの同期信号を受け入れる受入
手段、主走査繰り返し回数、および副走査繰り返し回数
を設定する設定手段、上記受入手段により受入れた画素
ごとの同期信号を選択的にそのままあるいは間引いて出
力する第1の出力手段、上記受入手段により受入れた主
走査方向有効画像信号を選択的にそのままあるいは間引
いて出力する第2の出力手段、この受入手段により主走
査方向有効画像信号が受入れられている状態で上記設定
手段により設定された主走査繰り返し回数ごとに主走査
方向の座標を、上記第1の出力手段からの出力に応じて
カウントする第1のカウント手段、上記受入手段により
副走査方向有効画像信号が受入れられている状態で上記
設定手段により設定された副走査繰り返し回数ごとに副
走査方向の座標を、上記第2の出力手段からの出力に応
じてカウントする第2のカウント手段、画像データの一
部の領域におけるフォントキャラクタ情報を記憶する第
1の記憶手段、上記第1のカウント手段によるカウント
値の上位ビットと上記第2のカウント手段によるカウン
ト値の上位ビットとに応じたフォントキャラクタ情報を
第1の記憶手段から読出す読出手段、種々のフォントキ
ャラクタ情報に対するフォントデータを記憶し、上記読
出手段により上記第1の記憶手段から読出されたフォン
トキャラクタ情報に対するフォントデータを、上記第1
のカウント手段によるカウント値の下位ビットと第2の
カウント手段によるカウント値の下位ビットとに応じて
出力する第2の記憶手段、および上記受入手段で受け入
れた画像データと上記第2の記憶手段から出力されるフ
ォントデータとの合成を行う合成手段から構成される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施例につい
て図面を参照して説明する。図1は、画像処理装置とし
てのディジタル複写機の内部構造を示す断面図である。
すなわち、ディジタル複写機は、原稿Oの画像情報を光
学的に読取るためのスキャナ部1、及びこのスキャナ部
1を介して読み取られた画像を被記録材すなわち複写用
紙P上に出力するプリンタエンジン2を具備している。
【0018】スキャナ部1では、複写すべき原稿が原稿
載置台3上に載置され、この原稿載置台3に載置された
原稿Oは、副走査方向に延出されている光源としての露
光ランプ29で照明され、この露光ランプ4によって照
明された上記原稿Oからの反射光線が光電変換素子とし
てのCCDセンサ5によって光電変換されて上記反射光
線に画像情報が画像信号に変換される。上記露光ランプ
4の側方には、露光ランプ4からの照明光を上記原稿O
に効率良く集束させるためのリフレクタ6が配置され、
また、上記露光ランプ4と上記CCDセンサ5との間に
は、上記原稿Oから上記CCDセンサ5へ向かう光線、
即ち、原稿Oからの反射光線が通過される光路を折曲げ
るための複数のミラー7、8、9及び上記反射光を上記
CCDセンサ5の集光面に集束させるためのレンズ10
などが配置されている。
【0019】露光ランプ4及び原稿Oからの反射光線を
CCDセンサ5に導く光学系は、キャリッジ11、12
に載置され、図示しないパルスモータで主走査方向に搬
送される。露光ランプ4によって副走査方向の原稿Oの
領域が照明され、キャリッジ11、12が主走査方向に
移動されることによって原稿Oの副走査方向の領域が次
々に照明され、原稿Oの全領域が露光ランプ4によって
照明されることとなる。
【0020】原稿載置台3の上部には、原稿Oを原稿載
置台3に密着させる原稿カバー13が配置されている。
原稿Oの押えは、ディジタル複写機の大きさ、或いは、
複写能力に応じて、例えば、SDFすなわちセミオート
原稿給送装置、或いは、ADFすなわち自動原稿給送装
置などと置換え可能である。
【0021】プリンタエンジン2としての画像形成部に
は、円筒状であって、図示しないモータなどを介して所
望の方向に回転されるとともに所望の電位に帯電される
感光ドラム14が設けられている。レーザビームがこの
感光体ドラム14に照射されると、レーザビームが照射
された領域の電位が変化され、感光体ドラム14上に
は、静電潜像が形成される。
【0022】この感光体ドラム14の周囲には、感光体
ドラム14に所望の電位を与える帯電装置15、感光体
ドラム14に画像情報に応じて変調されたレーザビーム
を出力するレーザユニット16、このレーザユニット1
6からのレーザビームによって感光体ドラム14に形成
された静電潜像に、可視化剤すなわちトナーを供給して
現像する現像装置17、及びこの現像装置17によって
現像された感光体ドラム14上の可視化されたトナー像
を後述する被記録材給送部から給送された被記録材、即
ち、複写用紙Pに転写する転写装置18、感光体ドラム
14から複写用紙Pを剥離する剥離装置19が配置され
ている。
【0023】上記レーザユニット16は、レーザビーム
を発生する半導体レーザ発振器24、この半導体レーザ
発振器24から図示しないコリメートレンズを介して供
給されるレーザビームを1ライン毎のビームに変更する
ポリゴンミラー25、ポリゴンミラー25からの一走査
ラインごとのレーザビームを平行光に変更するfθレン
ズ26、このfθレンズ26からの平行光を反射して上
記感光体ドラム14へ導くミラー27、および上記ポリ
ゴンミラー25を回転するミラーモータ28によって構
成されている。
【0024】尚、感光体ドラム14の回転方向の剥離装
置19の後流側には、感光体ドラム14の感光体ドラム
14の表面上に残ったトナーを除去するとともにレーザ
ビームによって感光体ドラム14上に生じた電位の変化
を次の画像形成のために消去するクリーナユニット20
が配置されている。
【0025】現像装置17と上記転写装置18との間に
は、感光体ドラム14に形成されたトナー像が転写され
る複写用紙Pを上記転写装置18に向けて給送する被記
録材給送部21が配置されている。また、転写装置18
によってトナー像が転写された複写用紙Pが上記感光体
ドラム14から分離される方向には、この複写用紙上の
トナー像を固着させるための定着装置22が設けられて
いる。この定着装置22と転写装置18との間には、複
写用紙Pをこの定着装置22に向かって搬送するための
搬送装置23が配置されている。
【0026】このようなディジタル複写機は、図2に示
される制御系で画像が処理され、画像処理の制御が実行
される。この図2において、31は、本ディジタル複写
機を統括して制御する主制御部である。この主制御部3
1には、各部の制御を実行する4つの副制御部32〜3
4が接続され、この主制御部31は、各種画像処理の指
示を行う操作パネル35、画像処理領域を管理する領域
管理部36、取り込まれた画像の画質を改善する画質改
善部と画像を編集する画像編集部と画像を加工する画像
加工部とからなる画像処理部37に接続され、これらを
制御している。
【0027】副制御部32は、露光ランプ4の光源光強
度を制御する光源制御部40、図2に示した給紙機構等
の機械的な入力部機構41を制御する機構駆動部42、
反射光線を検出して画像信号に変換するCCDセンサ5
により変換されたアナログ画像信号をディジタル信号に
変換するA/D変換部43、および画像信号にシェーデ
ィング等の補正を施す補正部44に接続され、これらを
制御している。また、光源制御部40は、光源である露
光ランプ4に接続され、露光ランプ4の光強度が制御さ
れ、機構駆動部42は、キャリッジ移動用のパルスモー
タ等の入力部機構41に接続され、パルスモータが駆動
される。従って、原稿Oの全ての領域が適切な照明光で
照明されることとなる。
【0028】副制御部33は、編集、或いは、加工され
た画像信号を画像形成のために展開し、これを格納する
画像展開部45、画像展開部45から画像をレーザ変調
信号として出力する画像出力部46、レーザビームを検
出してレーザユニット16の半導体レーザ発振器24か
ら出力されるレーザビームの光強度を調整する検出部4
7、レーザユニット16内のモータ、ソレノイド等の駆
動系等の出力部機構48を駆動する機構駆動部49に接
続され、これらを制御している。
【0029】副制御部34は、データ送受信部50に接
続され、外部機器とのデータ送受信を制御している。上
述したディジタル複写機では、原稿Oが露光ランプ4よ
り照明され、この原稿Oから反射された反射光線は、C
CDセンサ5上に結像され、アナログ電気信号に変換さ
れる。このアナログ画像信号は、A/D変換部43でデ
ィジタル信号に変換され、シェーディング補正の為に補
正部44に供給される。この補正部44では、シェーデ
ィング補正された画像信号が画像処理部37に出力され
る。
【0030】この画像処理部37では、補正部44から
の画像データの画質が画像改善部(図示しない)により
改善され、この改善された画像データに画像合成部37
aによりフォントデータが合成され、その合成された画
像データが画像加工部(図示しない)により加工されて
画像展開部45に出力される。
【0031】画像合成部37aは、フォントパターンの
合成処理を行うものであり、図3に示すように、フォン
ト合成処理部61、カウンタ制御ブロック62、主走査
カウンタ63、副走査カウンタ64、書込み読出し選択
部としてのセレクタ65、フォントRAM66、および
フォントROM67によって構成されている。
【0032】カウンタ制御ブロック62は、補正部44
からの主走査方向有効画像信号ΗDEΝ、副走査有効画
像信号VDEΝと、図示しない信号発生部からの画像転
送クロックMCLKと、主制御部31からの設定信号を
基に、主走査カウンタ63、副走査カウンタ64への制
御信号としてのクリア信号とクロック信号とを別々に発
生するものである。カウンタ制御ブロック62からの主
走査方向に対するクリア信号とクロック信号は主走査カ
ウンタ63に供給され、副走査方向に対するクリア信号
とクロック信号は副走査カウンタ64に供給される。
【0033】主走査カウンタ63は、カウンタ制御ブロ
ック62からのクロック信号をカウントすることによ
り、Χ方向(主走査)で表される座標系の座標位置をカ
ウントするカウンタである。
【0034】副走査カウンタ64は、カウンタ制御ブロ
ック62からのクロック信号をカウントすることによ
り、Y方向(副走査)で表される座標系の座標位置をカ
ウントするカウンタである。
【0035】フォント合成処理においては、この二つの
カウンタを用いて合成するための画像位置をカウントし
ている。主走査カウンタ63および副走査カウンタ64
のカウント値の下位5ビットがアドレスデータとしてフ
ォントROM67に供給され、カウント値の6ビット目
以上がアドレスデータとしてセレクタ65に供給され
る。
【0036】セレクタ65は、主走査カウンタ63およ
び副走査カウンタ64からのカウント値と主制御部31
からの設定信号を基に、フォントRAM66に対する書
き込み信号(WE)、読み出し信号(OE)を選択する
ものである。
【0037】すなわち、書き込み状態の時には、バスに
よる主制御部31からの信号を選択し書き込み信号(W
E)を出力する。読み出し状態の時には、主走査カウン
タ63、副走査カウンタ64からの信号を選択し、読み
出し信号(OE)を出力する。
【0038】フォントRAM66は、フォント領域内の
出力フォントの指定を行うものであり、フォントキャラ
クタ情報を出力するものである。フォントROM67
は、フォントRAM66からのフォントキャラクタ情報
と、主走査カウンタ63、副走査カウンタ64の値を基
に8bit単位のON/OFF情報を出力する。
【0039】フォント合成処理部61は、フォントRO
M67からの8bitのROMデータを、1bit単位
のOΝ/OFF情報に変換し、その信号を基に、補正部
44からの画像データにフォント画像を合成するもので
ある。
【0040】上記画像合成部37aに供給される入力画
像データと主走査方向有効画像信号ΗDEΝ、副走査有
効画像信号VDEΝ、画像転送クロックMCLKの関係
は、図4、図5に示すようになっている。
【0041】カウンタ制御ブロック62は、図6に示す
ように、主走査有効領域シフトブロック71、副走査有
効領域シフトブロック72、副走査繰り返し回数設定ブ
ロック73、主走査繰り返し回数設定ブロック74、比
較器75、比較器76、アンド回路77、アンド回路7
8、主カウンタクロック発生部79、および副カウンタ
クロック発生部80によって構成されている。
【0042】主走査有効領域シフトブロック71は、フ
ォント合成の主走査方向の開始位置を変更するための処
理ブロックであり、主制御部31による設定値と補正部
44からの主走査方向有効画像信号ΗDEΝと信号発生
部からの画像転送クロックMCLKとに応じて主走査カ
ウンタ63のCLR信号を出力するものである。
【0043】副走査有効領域シフトブロック72は、フ
ォント合成の副走査方向の開始位置を変更する為の処理
ブロックであり、主走査有効領域シフトブロック71と
同ようの処理を行うものであり、主制御部31による設
定値と補正部44からの主走査方向有効画像信号ΗDE
Νと副走査有効画像信号VDEΝとに応じて副走査カウ
ンタ64のCLR信号を出力するものである。
【0044】副走査繰り返し回数設定ブロック73は、
主制御部31による副走査の繰り返し回数を設定するブ
ロックである。副走査繰り返し回数設定ブロック73に
設定する値は、フォント合成開始位置から繰り返し出力
したい副走査方向のフォントキャラクタ数を設定する。
【0045】主走査繰り返し回数設定ブロック74は、
主制御部31による主走査の繰り返し回数を設定するブ
ロックである。主走査繰り返し回数設定ブロック74に
設定する値は、フォント合成開始位置から繰り返し出力
したい主走査方向のフォントキャラクタ数を設定する。
【0046】比較器75は、主走査カウンタ63の値
と、主走査繰り返し回数設定ブロック74に設定されて
いる値とが同じときに、主走査有効領域シフトブロック
71と同じように主走査カウンタ63に対するCLR信
号を出力する。
【0047】比較器76は、副走査カウンタ64の値
と、副査繰り返し回数設定ブロック73に設定されてい
る値とが同じときに、副走査有効領域シフトブロック7
3と同じように副走査カウンタ64に対するCLR信号
を出力する。
【0048】アンド回路77は、主走査有効領域シフト
ブロック71と比較器75とからCLR信号が供給され
た際に、主走査カウンタ63にCLR信号を出力する。
アンド回路78は、副走査有効領域シフトブロック73
と比較器76とからCLR信号が供給された際に、副走
査カウンタ64にCLR信号を出力する。
【0049】主カウンタクロック発生部79は、図示し
ない信号発生部からの画像転送クロックMCLKに基づ
いて主カウンタクロックを生成するものであり、画像転
送クロックMCLKをそのまま出力したり、間引いたも
のをクロックとして出力するものであり、これにより主
走査方向のフォントの大きさを変更できるようになって
いる。
【0050】副カウンタクロック発生部80は、補正部
44からの主走査方向有効画像信号ΗDEΝに基づいて
副カウンタクロックを生成するものであり、主走査方向
有効画像信号ΗDEΝをそのまま出力したり、間引いた
ものをクロックとして出力するものであり、これにより
副走査方向のフォントの大きさを変更できるようになっ
ている。
【0051】主走査有効領域シフトブロック71は、図
7に示すように、シフトレジスタ81、セレクタ82、
およびオア回路83によって構成されている。これによ
り、シフトレジスタ81のデータとして入力された主走
査方向有効画像信号ΗDEΝをMCLKてシフトさせ、
遅延した主走査方向有効画像信号ΗDEΝの各タイミン
グの選択するセレクタ82で所望の主走査方向有効画像
信号ΗDEΝを選択する。
【0052】この処理を行うことで、主走査カウンタ6
3の開始をずらし、図8に示すように、結果的に主走査
フォント合成開始位置を変えることができる。セレクタ
82の出力と入力された主走査方向有効画像信号HDE
Nのオア回路83による論理和(OR)を主走査カウン
タ63のCLR信号として出力する。
【0053】副走査有効領域シフトブロック72は、図
7に示すように、シフトレジスタ84、セレクタ85、
およびオア回路86によって構成されている。これによ
り、シフトレジスタ84のデータとして入力された副走
査有効画像信号VDEΝを主走査方向有効画像信号ΗD
EΝでシフトさせ、遅延した副走査有効画像信号VDE
Nの各タイミングの選択するセレクタ85で所望の副走
査有効画像信号VDENを選択する。セレクタ85の出
力と入力された副走査有効画像信号VDENのORを副
走査カウンタ64のCLR信号として出力する。
【0054】この処理を行うことで、副走査カウンタ6
4の開始をずらし、図8に示すように、結果的に副走査
フォント合成開始位置を変えることができ、主走査有効
領域シフトブロック71と組み合わせることで主走査及
び副走査の任意の位置にフォント合成の開始位置を設定
する事が可能となる。
【0055】主カウンタクロック発生部79は、図9に
示すように、画像転送クロックMCLKをカウントする
カウンタ91、および画像転送クロックMCLKあるい
はカウンタ91からの画像転送クロックMCLKを間引
いたクロックを主制御部31からの選択信号により選択
して出力するセレクタ92によって構成されている。
【0056】副カウンタクロック発生部80は、図9に
示すように、主走査方向有効画像信号ΗDEΝをカウン
トするカウンタ93、および主走査方向有効画像信号Η
DEΝあるいはカウンタ93からの主走査方向有効画像
信号ΗDEΝを間引いたクロックを主制御部31からの
選択信号により選択して出力するセレクタ94によって
構成されている。
【0057】以上の回路構成において、フォント合成す
る場合の一連の動作を説明する。まず、フォント合成
時、フォント合成位置の座標系の概念図を図4、図5に
示す。
【0058】フォントキャラクタは(64×64ドッ
ト)の画素で構成され、フォントROM67にビットマ
ップデータとして保存されている。フォント合成処理
は、このフォントキャラクタを最小単位として位置指定
を行い、画像に合成処理を行う。(フォントROM67
は、フラッシュROMの様に後で電気的に書き換え可能
なものでも良い。)1.フォントRAΜ66に対する出
力位置情報の書き込みまず、フォントRAM66に対
し、主制御部31のバスからの信号を用いて、どの位置
にどのフォントを合成するのかの位置情報とフォントキ
ャラクタ情報を書き込む。
【0059】通常この位置情報とフォントキャラクタ情
報は、出力するコピーモードにより予め決定されている
値を主制御部31からコピー開始前に書き込むようにし
ておく。
【0060】例えば、網掛け、網のせ処理時には、コピ
ー開始前に、フォントRAM66の画像全面を表すアド
レスに、網掛け、網のせ用のフォントキャラクタを示す
データを書き込む処理を主制御部31が行う。
【0061】フォントRAM66の書き込み時のライト
信号とアドレス、データは、セレクタ65に入力された
主制御部31からのバス信号が選択され、セレクタ65
を通しフォントRAM66に書き込まれる。
【0062】一方、フォントROM67には、予めRO
Mデータとして、そのフォントキャラクタ情報を書き込
み、そのアドレスはフォントRAM66の出力データ
と、主走査カウンタ63、副走査カウンタ64の出力の
一部に接続する。
【0063】通常、フォントRAM66に対するフォン
トキャラクタの書き込みは、出力するための画像範囲全
面を書き換える必要がある。例えば、全面網掛け処理を
行った後に日付付加処理を行った場合、既に全面に対し
て網を示すフォントキャラクタの書き込みを行ってある
ため、次の日付付加を行う場合には、日付情報を示すフ
ォントキャラクタを所望の位置に書き込む他に、他の部
分に何も合成しないような空白のフォントキャラクタを
全面に書き込まなくてはいけない。
【0064】それを簡略化するためにカウンタ制御ブロ
ック62を用いたフォント合成の設定を行う。すなわ
ち、主制御部31により主走査有効領域の設定データが
主走査有効領域シフトブロック71に設定され、副走査
有効領域の設定データが副走査有効領域シフトブロック
72に設定され、主走査繰り返し回数が主走査繰り返し
回数設定ブロック74に設定され、副走査繰り返し回数
が副走査繰り返し回数設定ブロック73に設定される。
【0065】これにより、図8に示すように、主走査フ
ォント合成開始位置と副走査フォント合成開始位置を変
えることができ、主走査有効領域シフトブロック71と
組み合わせることで主走査及び副走査の任意の位置にフ
ォント合成の開始位置を設定することができる。
【0066】また、主走査繰り返し回数設定ブロック7
4、副走査繰り返し回数設定ブロック73に主制御部3
1から設定する値を変えることで、主走査カウンタ6
3、副走査カウンタ64を所望の値(フォントキャラク
タ出力位置)までカウントアップさせた後、再度、最初
からカウントアップを開始させることが可能となり、同
一のフォントキャラクタが出力され続ける事となる。
【0067】例えば、A3全面に対して網みかけ処理を
行わせる場合、主走査繰り返し回数設定ブロック74、
副走査繰り返し回数設定ブロック73に、それぞれ1を
設定し、フォントRAM66に対しては、主走査1、副
走査1の座標位置のフォントキャラクタを書き換えるだ
けで良い。
【0068】これにより、従来A3サイズの設定に要し
ていた設定パターン数で、A3の横方向には74パター
ン、縦方向には104パターン、全休で7696回の書
き込みが、3回でできるようになる。
【0069】これを所望するコピー動作に合わせて主走
査繰り返し回数設定ブロック74、副走査繰り返し回数
設定ブロック73を最適化し処理を行わせることで、大
幅に書き込み処理時間の短縮を図ることができる。
【0070】フォントRAM66への書き込みが終了す
ると、セレクタ65の出力を読み出し状態(主走査カウ
ンタ63、副走査カウンタ64の出力を選択)に設定し
フォント合成動作を開始する。
【0071】コピー(フォント合成)動作が開始すると
主走査カウンタ63、副走査カウンタ64からのアドレ
ス信号がフォントRAM66のアドレスとフォントRO
M67のアドレスに入力される。
【0072】フォントRAM66からは、そのX方向、
Y方向に合わせ、コピー開始前に書き込んだフォントキ
ャラクタ情報がフォントROM67に入力される。フォ
ントROM67は、フォントRAM66からのフォント
キャラクタ情報と主走査カウンタ63、副走査カウンタ
64からの信号を基に8bit単位のフォントデータを
出力する。フォント合成処理部61に入力される。フォ
ント合成処理部61では、フォントROM67からの8
bitデータを1bitデータに変換し、この1bit
のOΝ/OFFフォントデータを基に、画像データに対
して特定の濃度データを持たせて入力画像に対しフォン
トを合成する。
【0073】上記したように、(秘)コピーのようなコ
ピー毎に全面のフォント合成パターンを書き換えなけれ
ばいけないような処理において、フォント合成処理位置
の指定方法の簡略化が図れる。
【0074】また、(秘)コピーのような処理の場合、
合成するフォントパターンは、主走査、副走査に数キャ
ラクタ毎の繰り返しパターンが多いので、これを合成す
るためのフォントキャラクタ読み出し時の主走査、副走
査の繰り返し回数を指定し、所望のフォント合成パター
ンを画像全面に対して繰り返し読み出して合成すること
ができるようにしたものである。
【0075】これを、従来のフォント合成と組み合わせ
て使うことで、今まで全面に対して設定を行っていた、
フォント合成処理を簡略化でき、かつ、最小のフォント
合成パターンのみを指定することで、設定の処理時間を
大幅に減らすことができ、さらに容易に全面に対するフ
ォント合成を行うことができる。
【0076】したがって、入力画像に対して情報を付加
する処理を行う場合に、その情報が特定の周期を持って
いることに着目して、情報付加の設定を行い、入力画像
に対し情報の付加処理を行うようにしたものである。
【0077】また、入力画像に対して、内部に保持して
いるフォントパターンを合成する処理において、画像の
合成処理を行うパターンが繰り返し使用されている事に
着目し、その繰り返し回数を指定して、内部の回路動作
を切り替えることで、高速に設定処理を行うようにした
ものである。
【0078】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、1つの画像データの全面にフォントパターンを合成
して画像形成を行うものにおいて、画像形成ごとに合成
するフォントパターンが変更される際に、フォントパタ
ーンの合成を画像形成開始に間に合わせることができる
画像処理装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を説明するためのディジタ
ル複写機の内部構造を示す断面図。
【図2】ディジタル複写機の制御系の構成を示すブロッ
ク図。
【図3】画像合成部の概略構成を示すブロック図。
【図4】フォントパターンの座標の概略を示すととも
に、入力画像データに対する主走査方向有効画像信号、
副走査有効画像信号、画像転送クロックの関係を示す
図。
【図5】入力画像データと主走査方向有効画像信号、副
走査有効画像信号、画像転送クロックの関係を示す図。
【図6】カウンタ制御ブロックの概略構成を示すブロッ
ク図。
【図7】主走査有効領域シフトブロックの概略構成を示
すブロック図。
【図8】主走査フォント合成開始位置と副走査フォント
合成開始位置を説明するための図。
【図9】主カウンタクロック発生部と副カウンタクロッ
ク発生部の概略構成を示すブロック図。
【図10】(秘)コピーに対する原稿とコピー後のプリ
ント例を示す図。
【符号の説明】
37a…画像合成部 61…フォント合成処理部 62…カウンタ制御ブロック 63…主走査カウンタ 64…副走査カウンタ 65…セレクタ 66…フォントRAM 67…フォントROM

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主走査方向と副走査方向とがそれぞれ所
    定の画素数のサイズを有する画像データを読取る読取手
    段と、 この読取手段により読取った画像データのサイズに合わ
    せた1走査ラインごとの主走査方向有効画像信号と副走
    査有効画像信号とを発生する発生手段と、 主走査繰り返し回数、および副走査繰り返し回数を設定
    する設定手段と、 上記発生手段により主走査方向有効画像信号が発生され
    ている状態で上記設定手段により設定された主走査繰り
    返し回数ごとに主走査方向の座標をカウントする第1の
    カウント手段と、 上記発生手段により副走査方向有効画像信号が発生され
    ている状態で上記設定手段により設定された副走査繰り
    返し回数ごとに副走査方向の座標をカウントする第2の
    カウント手段と、 画像データの一部の領域におけるフォントキャラクタ情
    報を記憶する第1の記憶手段と、 上記第1のカウント手段によるカウント値の上位ビット
    と上記第2のカウント手段によるカウント値の上位ビッ
    トとに応じたフォントキャラクタ情報を第1の記憶手段
    から読出す読出手段と、 種々のフォントキャラクタ情報に対するフォントデータ
    を記憶し、上記読出手段により上記第1の記憶手段から
    読出されたフォントキャラクタ情報に対するフォントデ
    ータを、上記第1のカウント手段によるカウント値の下
    位ビットと第2のカウント手段によるカウント値の下位
    ビットとに応じて出力する第2の記憶手段と、 上記読取入手段で読取った画像データと上記第2の記憶
    手段から出力されるフォントデータとの合成を行う合成
    手段と、 を具備したことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 主走査方向と副走査方向とがそれぞれ所
    定の画素数のサイズを有する画像データを読取る読取手
    段と、 この読取手段により読取った画像データのサイズに合わ
    せた1走査ラインごとの主走査方向有効画像信号と副走
    査有効画像信号とを発生する発生手段と、 主走査有効領域、副走査有効領域、主走査繰り返し回
    数、および副走査繰り返し回数を設定する設定手段と、 この設定手段により設定された主走査有効領域、副走査
    有効領域により主走査フォント合成開始位置と副走査フ
    ォント合成開始位置を変更する変更手段と、 この変更手段により主走査フォント合成開始位置と副走
    査フォント合成開始位置の変更に応じて、主走査方向有
    効画像信号と副走査有効画像信号とを出力する出力手段
    と、 この出力手段により主走査方向有効画像信号が出力され
    ている状態で上記設定手段により設定された主走査繰り
    返し回数ごとに主走査方向の座標をカウントする第1の
    カウント手段と、 上記出力手段により副走査方向有効画像信号が出力され
    ている状態で上記設定手段により設定された副走査繰り
    返し回数ごとに副走査方向の座標をカウントする第2の
    カウント手段と、 画像データの一部の領域におけるフォントキャラクタ情
    報を記憶する第1の記憶手段と、 上記第1のカウント手段によるカウント値の上位ビット
    と上記第2のカウント手段によるカウント値の上位ビッ
    トとに応じたフォントキャラクタ情報を第1の記憶手段
    から読出す読出手段と、 種々のフォントキャラクタ情報に対するフォントデータ
    を記憶し、上記読出手段により上記第1の記憶手段から
    読出されたフォントキャラクタ情報に対するフォントデ
    ータを、上記第1のカウント手段によるカウント値の下
    位ビットと第2のカウント手段によるカウント値の下位
    ビットとに応じて出力する第2の記憶手段と、 上記読取入手段で読取った画像データと上記第2の記憶
    手段から出力されるフォントデータとの合成を行う合成
    手段と、 を具備したことを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 主走査方向と副走査方向とがそれぞれ所
    定の画素数のサイズを有する画像データを読取る読取手
    段と、 この読取手段により読取った画像データのサイズに合わ
    せた1走査ラインごとの主走査方向有効画像信号と副走
    査有効画像信号と画素ごとの同期信号を発生する発生手
    段と、 主走査繰り返し回数、および副走査繰り返し回数を設定
    する設定手段と、 上記発生手段により発生される画素ごとの同期信号を選
    択的にそのままあるいは間引いて出力する第1の出力手
    段と、 上記発生手段により発生される主走査方向有効画像信号
    を選択的にそのままあるいは間引いて出力する第2の出
    力手段と、 上記発生手段により主走査方向有効画像信号が発生され
    ている状態で上記設定手段により設定された主走査繰り
    返し回数ごとに主走査方向の座標を、上記第1の出力手
    段からの出力に応じてカウントする第1のカウント手段
    と、 上記発生手段により副走査方向有効画像信号が発生され
    ている状態で上記設定手段により設定された副走査繰り
    返し回数ごとに副走査方向の座標を、上記第2の出力手
    段からの出力に応じてカウントする第2のカウント手段
    と、 画像データの一部の領域におけるフォントキャラクタ情
    報を記憶する第1の記憶手段と、 上記第1のカウント手段によるカウント値の上位ビット
    と上記第2のカウント手段によるカウント値の上位ビッ
    トとに応じたフォントキャラクタ情報を第1の記憶手段
    から読出す読出手段と、 種々のフォントキャラクタ情報に対するフォントデータ
    を記憶し、上記読出手段により上記第1の記憶手段から
    読出されたフォントキャラクタ情報に対するフォントデ
    ータを、上記第1のカウント手段によるカウント値の下
    位ビットと第2のカウント手段によるカウント値の下位
    ビットとに応じて出力する第2の記憶手段と、 上記読取入手段で読取った画像データと上記第2の記憶
    手段から出力されるフォントデータとの合成を行う合成
    手段と、 を具備したことを特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】 主走査方向と副走査方向とがそれぞれ所
    定の画素数のサイズを有する画像データとこの画像デー
    タのサイズに合わせて供給される1走査ラインごとの主
    走査方向有効画像信号と副走査有効画像信号とを受け入
    れる受入手段と、 主走査繰り返し回数、および副走査繰り返し回数を設定
    する設定手段と、 上記受入手段により主走査方向有効画像信号が受入れら
    れている状態で上記設定手段により設定された主走査繰
    り返し回数ごとに主走査方向の座標をカウントする第1
    のカウント手段と、 上記受入手段により副走査方向有効画像信号が受入れら
    れている状態で上記設定手段により設定された副走査繰
    り返し回数ごとに副走査方向の座標をカウントする第2
    のカウント手段と、 画像データの一部の領域におけるフォントキャラクタ情
    報を記憶する第1の記憶手段と、 上記第1のカウント手段によるカウント値の上位ビット
    と上記第2のカウント手段によるカウント値の上位ビッ
    トとに応じたフォントキャラクタ情報を第1の記憶手段
    から読出す読出手段と、 種々のフォントキャラクタ情報に対するフォントデータ
    を記憶し、上記読出手段により上記第1の記憶手段から
    読出されたフォントキャラクタ情報に対するフォントデ
    ータを、上記第1のカウント手段によるカウント値の下
    位ビットと第2のカウント手段によるカウント値の下位
    ビットとに応じて出力する第2の記憶手段と、 上記受入手段で受け入れた画像データと上記第2の記憶
    手段から出力されるフォントデータとの合成を行う合成
    手段と、 を具備したことを特徴とする画像処理装置。
  5. 【請求項5】 主走査方向と副走査方向とがそれぞれ所
    定の画素数のサイズを有する画像データとこの画像デー
    タのサイズに合わせて供給される1走査ラインごとの主
    走査方向有効画像信号と副走査有効画像信号とを受け入
    れる受入手段と、 主走査有効領域、副走査有効領域、主走査繰り返し回
    数、および副走査繰り返し回数を設定する設定手段と、 この設定手段により設定された主走査有効領域、副走査
    有効領域により主走査フォント合成開始位置と副走査フ
    ォント合成開始位置を変更する変更手段と、 この変更手段により主走査フォント合成開始位置と副走
    査フォント合成開始位置の変更に応じて、主走査方向有
    効画像信号と副走査有効画像信号とを出力する出力手段
    と、 この出力手段により主走査方向有効画像信号が出力され
    ている状態で上記設定手段により設定された主走査繰り
    返し回数ごとに主走査方向の座標をカウントする第1の
    カウント手段と、 上記出力手段により副走査方向有効画像信号が出力され
    ている状態で上記設定手段により設定された副走査繰り
    返し回数ごとに副走査方向の座標をカウントする第2の
    カウント手段と、 画像データの一部の領域におけるフォントキャラクタ情
    報を記憶する第1の記憶手段と、 上記第1のカウント手段によるカウント値の上位ビット
    と上記第2のカウント手段によるカウント値の上位ビッ
    トとに応じたフォントキャラクタ情報を第1の記憶手段
    から読出す読出手段と、 種々のフォントキャラクタ情報に対するフォントデータ
    を記憶し、上記読出手段により上記第1の記憶手段から
    読出されたフォントキャラクタ情報に対するフォントデ
    ータを、上記第1のカウント手段によるカウント値の下
    位ビットと第2のカウント手段によるカウント値の下位
    ビットとに応じて出力する第2の記憶手段と、 上記受入手段で受け入れた画像データと上記第2の記憶
    手段から出力されるフォントデータとの合成を行う合成
    手段と、 を具備したことを特徴とする画像処理装置。
  6. 【請求項6】 主走査方向と副走査方向とがそれぞれ所
    定の画素数のサイズを有する画像データとこの画像デー
    タのサイズに合わせて供給される1走査ラインごとの主
    走査方向有効画像信号と副走査有効画像信号と画素ごと
    の同期信号を受け入れる受入手段と、 主走査繰り返し回数、および副走査繰り返し回数を設定
    する設定手段と、 上記受入手段により受入れた画素ごとの同期信号を選択
    的にそのままあるいは間引いて出力する第1の出力手段
    と、上記受入手段により受入れた主走査方向有効画像信
    号を選択的にそのままある いは間引いて出力する第2の出力手段と、 この受入手段により主走査方向有効画像信号が受入れら
    れている状態で上記設定手段により設定された主走査繰
    り返し回数ごとに主走査方向の座標を、上記第1の出力
    手段からの出力に応じてカウントする第1のカウント手
    段と、 上記受入手段により副走査方向有効画像信号が受入れら
    れている状態で上記設定手段により設定された副走査繰
    り返し回数ごとに副走査方向の座標を、上記第2の出力
    手段からの出力に応じてカウントする第2のカウント手
    段と、 画像データの一部の領域におけるフォントキャラクタ情
    報を記憶する第1の記憶手段と、 上記第1のカウント手段によるカウント値の上位ビット
    と上記第2のカウント手段によるカウント値の上位ビッ
    トとに応じたフォントキャラクタ情報を第1の記憶手段
    から読出す読出手段と、 種々のフォントキャラクタ情報に対するフォントデータ
    を記憶し、上記読出手段により上記第1の記憶手段から
    読出されたフォントキャラクタ情報に対するフォントデ
    ータを、上記第1のカウント手段によるカウント値の下
    位ビットと第2のカウント手段によるカウント値の下位
    ビットとに応じて出力する第2の記憶手段と、 上記受入手段で受け入れた画像データと上記第2の記憶
    手段から出力されるフォントデータとの合成を行う合成
    手段と、 を具備したことを特徴とする画像処理装置。
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