JPH06328775A - レーザビームプリンタ - Google Patents

レーザビームプリンタ

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JPH06328775A
JPH06328775A JP5121153A JP12115393A JPH06328775A JP H06328775 A JPH06328775 A JP H06328775A JP 5121153 A JP5121153 A JP 5121153A JP 12115393 A JP12115393 A JP 12115393A JP H06328775 A JPH06328775 A JP H06328775A
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JP
Japan
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laser beam
laser light
laser
image
light source
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Pending
Application number
JP5121153A
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English (en)
Inventor
Kunihiko Omura
邦彦 大村
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 互いにビーム径の異なるレーザビームを射出
する複数のレーザダイオードユニットLD1,LD2を
備え、指定された解像度に応じてレーザダイオードユニ
ットLD1,LD2を選択して駆動することにより種々
の解像度で画像を形成することができるレーザビームプ
リンタである。このようなプリンタにおいて、水平同期
信号を得るためには、常に高解像度モード用のレーザダ
イオードユニットLD1を使用するようにした。 【効果】 ビーム径の小さいレーザビームを水平同期信
号発生用センサ28が検出するので、センサ28の検出
精度が高い。また、低解像度モード時でも高解像度用の
レーザダイオードユニットLD1を駆動することになる
ので、高解像度モードに切り替わった直後からレーザダ
イオードユニットLD1の動作が安定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレーザビームプリンタに
関するものである。さらに詳しくは、互いにビーム径の
異なるレーザビームを射出する複数のレーザ光源を備え
たレーザビームプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータ等で編集
した文書をプリンタで出力したものをそのまま印刷物と
して利用するデスクトップパブリッシングが普及してき
た。プリンタからの出力物を印刷物としてそのまま利用
するためには、解像度の高い(例えば400DPI)レ
ーザビームプリンタを使用することが望ましい。しかし
ながら、解像度が高い画像を出力する場合、画像処理す
べき情報量が増加するためその処理に長時間を要し、プ
リント指示から用紙の出力までの待ち時間が長くなって
しまう。従って、高画質の画像を得る必要がない場合に
は、解像度が低いプリンタを使用することが望ましい。
【0003】そこで、利用者の用途に応じて、高解像度
で画像形成を行う高解像度モードと低解像度で画像形成
を行う低解像度モードとに切り替え可能なプリンタが開
発されてきた。解像度を切り替える際には、使用する解
像度に応じて露光面(感光体上)でのレーザビームのス
ポット径を変更する必要がある。このため、互いにビー
ム径の異なる半導体レーザを複数個設け、それらの内の
一つを選択的に駆動することにより種々の解像度で画像
形成を行えるようにしたレーザビームプリンタが知られ
ている。(特開平3−287181号公報、特開平4−
24665号公報参照)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、半導体レー
ザはその起動直後の動作が不安定であり、半導体レーザ
の発光強度が変動する。このため、解像度を切り替えた
後しばらくの間は画像濃度が変動してしまう、という問
題がある。
【0005】また、上記特開平4−24665号公報に
記載のレーザビームプリンタでは、水平同期信号発生用
のセンサが唯一つ設けられており、高解像度モード時は
高解像度モード用のビーム径の小さいレーザビームが、
低解像度モード時は低解像度モード用のビーム径の大き
いレーザビームが上記センサに入射した時に水平同期信
号を発生させるように構成されている。しかし、低解像
度用のレーザビームはそのスポット径が大きいため、上
記水平同期信号発生用センサがレーザビームを検出する
タイミングの精度が低くなる。このため、低解像度で画
像を出力しようとする場合に水平同期を十分取れず、画
像品質が低下するという問題があった。
【0006】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、互いにビーム径の異なるレーザ光源を複数個設
け、それらの内の一つを選択的に駆動するよりようにし
たレーザビームプリンタにおいて、どの解像度で画像を
形成する場合でも安定して良好な画像を形成することが
できるレーザビームプリンタを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1に記載の発明は、感光体に対し、互いにビーム
径の異なるレーザビームを射出する複数のレーザ光源
と、指定された解像度に対応して、上記複数のレーザ光
源の内の一つを選択する選択手段と、該選択手段によっ
て選択されたレーザ光源を駆動し、感光体上に画像を形
成する画像形成手段と、上記選択手段により選択されな
いレーザ光源を、該レーザ光源から射出されたレーザビ
ームが画像形成領域外を照射するよう駆動する駆動手段
と、を備えたことを特徴とする。
【0008】また、請求項2に記載の発明は、感光体に
対し、レーザビームを射出する第1のレーザ光源と、該
第1レーザ光源が射出するレーザビームよりビーム径の
小さいレーザビームを感光体に対して射出する第2のレ
ーザ光源と、指定された解像度に対応して、上記第1及
び第2のレーザ光源の内の一つを選択する選択手段と、
該選択手段によって選択されたレーザ光源を駆動し、感
光体上に画像を形成する画像形成手段と、上記第1及び
第2レーザ光源から射出されたレーザビームを走査させ
る手段と、上記レーザビームの走査経路内であって且つ
画像形成領域外の位置に設けられ、レーザビームの検出
に応答して水平同期信号を発生する水平同期信号発生用
センサと、上記第2レーザ光源を駆動する駆動手段と、
該駆動手段の駆動により上記第2レーザ光源から射出さ
れたレーザビームが上記水平同期信号発生用センサに入
射して発生した水平同期信号に基づき、上記画像形成手
段の動作タイミングを制御する制御手段と、を備えたこ
とを特徴とする。
【0009】また、請求項3に記載の発明は、感光体に
対し、互いにビーム径の異なるレーザビームを射出する
複数のレーザ光源と、指定された解像度に対応して、上
記複数のレーザ光源の内の一つを選択する選択手段と、
該選択手段によって選択されたレーザ光源を駆動し、感
光体上に画像を形成する画像形成手段と、上記複数のレ
ーザ光源の内の特定のレーザ光源を駆動し、テストパタ
ーン画像を作成するテストパターン作成手段と、上記テ
ストパターン画像の濃度を検出する濃度検出手段と、該
濃度検出手段により検出された濃度に応じて、上記画像
形成手段の動作条件を調整する調整手段と、を備えたこ
とを特徴とする。
【0010】また、請求項4に記載のレーザビームプリ
ンタは、請求項3に記載のレーザビームプリンタにおい
て、解像度の指定が切り替わったときに上記テストパタ
ーン作成手段を動作させることを特徴とする。
【0011】また、請求項5に記載のレーザビームプリ
ンタは、請求項3に記載のテストパターン作成手段が、
上記複数のレーザ光源の内のビーム径の最も大きなレー
ザビームを射出するレーザ光源を駆動してテストパター
ン画像を作成することを特徴とする。
【0012】
【作用】請求項1記載のレーザビームプリンタでは、指
定された解像度に対応して選択されたレーザ光源で画像
形成領域内を照射して画像を形成するだけでなく、選択
されないレーザ光源を、画像形成領域外を照射するよう
駆動する。解像度の指定が切り替えられ、それまで選択
されていなかった半導体レーダを新たに選択する場合で
も、新たに選択されたレーザ光源はその動作直後から動
作が安定する。
【0013】また、請求項2に記載のレーザビームプリ
ンタでは、レーザビームの検出に応答して水平同期信号
を発生するセンサを設け、このセンサからの水平同期信
号に基づいて画像形成手段の動作タイミングを制御手段
が制御する。しかも、指定された解像度に係わらず第2
のレーザ光源を駆動し、その第2レーザ光源からのビー
ム径が小さいレーザビームがセンサに入射したとき発生
される水平同期信号に基づいてタイミング制御を行うよ
うにした。
【0014】また、請求項3に記載のレーザビームプリ
ンタでは、通常の画像形成は解像度に応じて選択された
レーザ光源を駆動して行う。また、テストパターン画像
を形成し、テストパターン画像の濃度に応じて感光体上
の画像形成手段の動作状態を調整する。このテストパタ
ーン画像の形成は、解像度の指定に関わらず特定のレー
ザ光源を駆動して行う。特に、請求項4記載のレーザビ
ームプリンタでは、解像度が変更されたとき自動的にテ
ストパターン画像を作成し、画像形成手段の動作条件を
調整する動作が行われる。また、請求項5記載のレーザ
ビームプリンタでは、テストパターン画像の形成をビー
ム径の大きいレーザビームを射出するレーザ光源で行う
ようにしている。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図2は、本発明を適用したレーザビームプリンタ
の構成を示すものである。
【0016】感光体ドラム1の周囲には、帯電器2、現
像器3、フォトセンサ4、転写チャージャ5、分離チャ
ージャ6、クリーナ7及び除電ランプ8が順次配設され
ている。まず、帯電器2によって一様に帯電された感光
体ドラム1にレーザビーム9が照射され、静電潜像が形
成される。その後静電潜像は現像器3によってトナー像
化された後、転写チャージャ5により、タイミングロー
ラ10から搬送される用紙S上に転写される。その後用
紙Sは分離チャージャ6によって感光体ドラム1から分
離され、搬送ベルト11及び定着器12を通って機外に
排出される。一方感光体ドラム1は、残留トナーがクリ
ーナ7で除去されると共に、除電ランプ8によって残留
電荷が除かれる。
【0017】また、フォトセンサ4はテストパターン画
像の濃度を検出するためのセンサであり、テストパター
ン画像を示す静電潜像を現像器3が現像して形成される
トナー画像の濃度を検出する。尚、テストパターン画像
の詳細については後述する。
【0018】次に、図1を参照して、本レーザビームプ
リンタのレーザ光学系の構成を説明する。
【0019】本実施例のレーザ光学系は、互いにビーム
径の異なるレーザビームを射出するレーザ光源として、
第1レーザダイオードユニットLD1及び第2レーザダ
イオードユニットLD2を有している。第1,第2レー
ザダイオードユニットLD1,LD2には夫々、レーザ
ダイオード、レーザダイオードから射出されたレーザビ
ームの強度をモニターするためのモニター用フォトダイ
オード、レーザダイオードから射出されたレーザ光を平
行にするコリメータレンズ、及びコリメータレンズの外
側に設けられた開口絞りP1,P2が設けられている。
開口絞りP1,P2の開口径は、400DPI,240
DPIの解像度に対応するビームスポットを感光体ドラ
ム1上に結像するように設定されている。即ち、高解像
度(400DPI)で画像を出力する場合には第1レー
ザダイオードユニットLD1を駆動し、低解像度(24
0DPI)で画像を出力する場合には第2レーザダイオ
ードユニットLD2を駆動する。
【0020】各レーザダイオードユニットLD1,LD
2から射出されたレーザビームは、シリンドリカルレン
ズ21,22を通ってハーフミラー23に導かれる。ハ
ーフミラー23は、第1レーザダイオードユニットLD
1から射出されたレーザビームを反射し、第2レーザダ
イオードユニットLD2から射出されたレーザビームを
透過させることにより、両レーザビームの光軸を一本に
合成する。ハーフミラー23を通過したレーザビームは
ポリゴンスキャナ24によって偏向走査され、fθレン
ズ25、平面反射ミラー26によって感光体ドラム1上
に各々の解像度に対応した径のビームスポットとして結
像される。
【0021】また、ポリゴンスキャナ24で反射したレ
ーザビームが主走査方向最上流側を通るときの光路中
に、反射ミラー27が設けられている。反射ミラー27
で反射したレーザビームは、水平同期信号発生用センサ
28に入射するようになっている。この水平同期信号発
生用センサ28は、レーザビームを検出したとき水平同
期信号(SOS信号)を発生し、以後のレーザーダイオ
ードユニットLD1,LD2をオンオフするタイミング
の制御に供する。
【0022】次に、図3を用いて、図1,2で示したレ
ーザビームプリンタの制御回路を説明する。
【0023】主制御部30は全体制御を行うためのもの
であって、マイクロプロセッサ、ROM及びRAMを有
している。この主制御部30には、画像信号発生回路3
1、レーザダイオード駆動回路32、低解像度モードか
高解像度モードかを指定するスイッチ33aを含む操作
/表示部33、ポリゴンスキャナ24を駆動するための
モータ34及び水平同期信号発生用センサ28が接続さ
れている。画像信号発生回路31は、図示しないコンピ
ュータから送られてきた文字コード情報を設定されてい
る解像度に応じて画像データVIDEOとして展開し、
レーザダイオード駆動回路32へ出力する。更に、レー
ザダイオード駆動回路32は、第1,第2レーザダイオ
ードユニットLD1,LD2及びフォトセンサ4にも接
続されており、主制御部30からの制御信号、フォトセ
ンサ4からの出力、及び画像信号発生回路31から入力
される画像データVIDEOに応じて第1,第2レーザ
ダイオードユニットLD1,LD2の発光強度とタイミ
ングの制御とを行う。また、ポリゴンスキャナモータ3
4は、その回転数がスイッチ33aから指定された解像
度に応じて主制御部30により設定される。この時、低
解像度モードでのポリゴンスキャナモータ34の回転数
は、高解像度モードでの回転数の3/5に設定される。
【0024】次に、図4を参照して、レーザダイオード
駆動回路32の構成を説明する。レーザダイオード駆動
回路32は第1駆動回路40、第2駆動回路41を備え
ている。この第1駆動回路40,第2駆動回路41は、
各々その入力端子IN1,IN2に入力された信号に基
づいて第1レーザダイオードユニットLD1,第2レー
ザダイオードユニットLD2に駆動電流を供給する。こ
の時第1駆動回路40,第2駆動回路41は、第1,第
2レーザダイオードユニットLD1,LD2内のモニタ
ー用フォトダイオードの検出出力によって発光光量をフ
ィードバック制御する。
【0025】第1駆動回路40の入力端子IN1には、
ORゲート42を介して主制御部30からのSOSEX
P信号及びANDゲート45からの信号が入力される。
また、第2駆動回路41の入力端子IN2には、ORゲ
ート44を介して主制御部30からのAIDCEXP信
号及びANDゲート47からの信号が入力される。AN
Dゲート45,47には画像信号発生回路31から画像
データVIDEOが同時に入力されるとともに、夫々主
制御部30から信号SELECT1,SELECT2が
入力される。信号SELECT1,SELECT2は操
作/表示部33のスイッチ33aにより指定された解像
度に応じて主制御部30が出力する信号であり、高解像
度モードが指定されたときはSELECT1=1,SE
LECT2=0とされ、低解像度モードが指定されたと
きはSELECT1=0,SELECT2=1とされ
る。従って、第1駆動回路40は、高解像度モードが指
定され且つ画像信号発生回路31から画像データVID
EOが出力されている時、及び主制御部30からSOS
EXP信号が出力されている時に第1レーザダイオード
ユニットLD1を駆動する。また、第2駆動回路41
は、低解像度モードが指定され且つ画像信号発生回路3
1から画像データVIDEOが出力されている時、及び
主制御部30からAIDCEXP信号が出力されている
時に第2レーザダイオードユニットLD2を駆動する。
【0026】また、第1,第2駆動回路40,41の入
力端子401,411には、フォトセンサ4からテスト
パターン画像の濃度を検出した信号が増幅器46を介し
て入力される。第1,第2駆動回路40,41は、入力
端子401,411に入力された信号からテストパター
ンの濃度が低いと判断される場合には発光量が増加する
よう、テストパターン画像の濃度が高いと判断される場
合には発光量が減少するよう、第1,第2レーザダイオ
ードユニットLD1,LD2に印加する駆動電流を調整
する。
【0027】また、第1,第2駆動回路40,41は、
レーザダイオードの故障等の発光エラー時にエラー信号
ERRORを出力するエラー出力端子402,413、
及び強制的に発光を停止させるための発光停止端子41
2,403を備えている。エラー出力端子402,41
3と発光停止端子412,403とは相互に接続されて
いる。つまり、一方のレーザダイオードが故障した時そ
のレーザダイオードユニットに対応する駆動回路のエラ
ー出力端子402,413からエラー信号ERRORが
出力され、他方のレーザダイオードユニットに対応する
駆動回路のの発光停止端子412,403に入力され
る。そして、発光停止端子412,403にエラー信号
ERRORが入力された駆動回路は、対応するレーザダ
イオードの発光を停止する。即ち、一方のレーザダイオ
ードが故障した時は他方のレーザダイオードも発光が停
止されるようになっている。同時に、エラー信号ERR
ORはORゲート43を介して主制御部30へも入力さ
れ、エラーが発生したことが操作/表示部33に表示さ
れる。
【0028】次に、図5を参照して主制御部30におけ
る制御を説明する。
【0029】図5(a)は、低解像度モードで画像を形
成する場合のシーケンスを示している。まず、画像信号
発生回路31が図示しないコンピュータから送られてき
た文字コード情報を解像度240DPIの画像データへ
展開し、その展開が完了した後、主制御部30へプリン
ト要求信号PREQを出力する。このプリント要求信号
PREQを起点として所定時間後、主制御部30がレー
ザダイオード駆動回路32にSOSEXP信号を出す。
これによって400DPI用の第1レーザダイオードユ
ニットLD1が発光する。この時発せられたレーザビー
ムが水平同期信号発生用センサ28に入射した時、セン
サ28がSOS信号を出力する。このSOS信号を起点
とする所定時間後、主制御部30はレーザダイオード駆
動回路32にAIDCEXP信号を入力する。これによ
って、240DPI用の第2レーザダイオードユニット
LD2のみが発光し、テストパターン画像を形成する。
このテストパターン画像の濃度がフォトセンサ4により
検出され、その検出結果がレーザダイオード駆動回路3
2へ入力される。さらに、SOS信号を起点とする所定
時間後、主制御部30が画像信号発生回路31に画像デ
ータを出力するように要求する。この要求に応答して画
像信号発生回路31から240DPI用の画像データV
IDEOがレーザダイオード駆動回路32に転送され、
画像データVIDEOに応じて第2レーザダイオードユ
ニットLD2が発光する。こうして1行目の画像が形成
された後、プリント要求信号PREQを起点とするタイ
マーで再度SOSEXP信号が出力されると、1行目の
画像形成と同じシーケンスで2行目の画像が形成され
る。以下同様にして、最終行までの画像が形成される。
1頁目の画像形成が完了し、再度PREQ信号が出され
た場合、1頁目と同様のシーケンスで2頁目の画像形成
が実行される。
【0030】一方、図5(b)は、高解像度モード時の
画像形成のシーケンスを示している。まず、低解像度モ
ード時と同様、画像信号発生回路31から主制御部30
へプリント要求信号PREQが入力された所定時間後、
主制御部30がレーザダイオード駆動回路32にSOS
EXP信号を出力する。これによって400DPI用の
第1レーザダイオードユニットLD1が発光し、そのビ
ームを検出したセンサ28がSOS信号を出力する。ま
た、SOS信号を起点とする所定時間後、主制御部30
がレーザダイオード駆動回路32にAIDCEXP信号
を出す。これによって240DPI用の第2レーザダイ
オードユニットLD2のみが発光し、テストパターン画
像が形成される。その後、画像信号発生回路31から4
00DPI用の画像データVIDEOがレーザダイオー
ド駆動回路32に入力され、それに応じて400DPI
用の第1レーザダイオードユニットLD1が駆動され
る。
【0031】以上説明したように、低解像度モードで画
像形成を行う場合であっても、SOS信号の出力用には
ビーム径の小さい第1レーザダイオードユニットLD1
を使用しているので、水平同期信号発生用センサ28は
常に高い精度でレーザビームを検出することができる。
また、高解像度モード用の第1レーザダイオードユニッ
トLD1を低解像度モード時でも駆動することになる。
即ち、このレーザビームプリンタが長期間高解像度モー
ドでは使用されなかったとしても、その間も第1レーザ
ダイオードユニットLD1を時々駆動することになるの
で、解像度を240DPIから400DPIに切り替え
た直後でも第1レーザダイオードユニットLD1の発光
強度が安定している。その結果、出力画像の濃度にムラ
が生じることが防止される。また、水平同期信号の出力
のために駆動された第1レーザダイオードLD1から射
出されたレーザビームは画像形成領域には照射されない
ので、240DPIの画像形成時に影響を与えることは
ない。
【0032】また、本実施例では、高解像度モード時で
も低解像度モード時でも、1行毎に第2レーザダイオー
ドLD2でテストパターン画像を作成している。このた
め、高解像度モード時でも240DPI用の第2レーザ
ダイオードユニットLD2を駆動することになるので、
解像度を400DPIから240DPIに切り替えた直
後でも第2レーザダイオードユニットLD2の発光強度
は安定している。なお、1行毎にテストパターン画像を
作成するのは第2レーザダイオードユニットLD2を駆
動する時間を長くするためであるので、テストパターン
画像が作成される毎に第1,第2駆動回路40,41の
駆動電流を調整する必要はない。例えば、テストパター
ン画像は1行毎に作成するが、駆動電流の調整は1頁毎
などにしても良い。
【0033】また、テストパターン画像は常に第2レー
ザダイオードユニットLD2で作成するようにしている
ため、テストパターン画像を示す画像データを発生させ
る手段などテストパターン画像を作成するための機構を
解像度毎に設ける必要が無く、コストを下げることがで
きる。
【0034】また、テストパターン画像を常に第2レー
ザダイオードユニットLD2で作成することは、テスト
パターン画像の濃度検出の精度においても効果を奏す
る。次にこの点について、図6を参照して説明する。図
6は各解像度における感光体ドラム1上のテストパター
ン画像の様子を示すものである。図6(a)は低解像モ
ード時に第2レーザダイオードユニットLD2を駆動し
てテストパターン画像を作成した様子を、図6(b)は
高解像モード時に第1レーザダイオードユニットLD1
を駆動してテストパターン画像を作成した様子を表わし
ている。テストパターン画像は、レーザダイオードの発
光のオン,オフを主走査方向に繰り返して形成される。
この時、b1(400DPI時),b2(240DPI
時)で示されるように、感光体ドラム1上に照射される
ビームスポットのピーク強度は解像度に係わらず等しい
が、発光強度分布は異なる。そして、現像閾値を越える
強度のビームスポットが照射された部分にトナーが付着
する。これらが副走査方向に複数本重なってテストパタ
ーン画像が形成される。ところが、低解像度モード時に
400DPI用の第1レーザダイオードユニットLD1
でテストパターン画像を作成すると、図6(c)のよう
にテストパターン画像が縞状になる。これは、低解像度
モード(240DPI)時にはポリゴンスキャナモータ
34の回転スピードが、400DPIの時の3/5に設
定されるためである。このため、センサ4が画像濃度を
実際より低く見積もってしまう。従って、テストパター
ン画像の作成をいずれか一方のレーザダイオードユニッ
トのみで行う時には、240DPI用の第2レーザダイ
オードユニットLD2を用いることが望ましい。
【0035】図7(a),(b)は、低解像度モード
時,高解像度モード時のテストパターン画像の元となる
画像データを示している。いずれのモードの場合でも、
プリント要求信号PREQに応答して主制御部30の内
部タイマがスタートし、その内部タイマが所定値に達し
たタイミングで、画像信号発生回路31から同じ値の画
像データが繰り返し出力される。高解像度モード時に
は、内部タイマがt1に達したときに最初の画像データ
が出力され、以降時間T1おきに出力される。低解像度
モード時には、時刻t2に最初の画像データが出力さ
れ、以降時間T2おきに出力される。
【0036】次に、解像度を切り替える場合のシーケン
スについて図8を用いて説明する。
【0037】操作/表示部33のスイッチ33aから解
像度の切り替えを示す信号が主制御部30に入力される
と、ポリゴンスキャナモータ34の回転数を切り替え、
回転変更タイマをスタートさせる。この回転変更タイマ
が所定値に達する前にプリント要求信号PREQが主制
御部30に入力された場合、主制御部30はウエイト信
号を出力し続ける。回転変更タイマが所定時間に達する
と、主制御部30はポリゴンスキャナモータ34の回転
が安定したと見做し、ウエイト信号をリセットする。そ
れに応答して、画像信号発生回路31は再度プリント要
求信号PREQを主制御部30へ入力する。後のシーケ
ンスは図5(a)と同じであり、SOS信号の所定時間
後にAIDCEXP信号が出力され、第2レーザダイオ
ードユニットLD2がテストパターン画像を作成する。
そしてその濃度がフォトセンサ4により検出され、その
濃度に基づいて、以降に第2レーザダイオードユニット
LD2を駆動する電流が調整される。
【0038】このように、解像度を切り替えた時にも必
ずテストパターン画像を形成するようにしているので、
解像度を切り換えた直後から安定した濃度で画像形成を
行うことができる。なお、図8は400DPIから24
0DPIへの切り替え時について示しているが、240
DPIから400DPIへの切り替える場合の処理に関
しても同様である。
【0039】尚、上記実施例では、テストパターン画像
の検出結果に応じてレーザダイオードユニットの駆動電
流を調整するものであるが、必要に応じて帯電電位や現
像バイアスを制御するようにしてもかまわない。また、
テストパターン画像は現像後の濃度を検出しているが、
テストパターン画像の表面電位を検出して上記制御を行
うことも可能である。
【0040】また、上記実施例では、レーザビームプリ
ンタ本体のスイッチ33aにより解像度を指定している
が、ホストコンピュータからの指定により解像度を切り
替えるようにしても良い。
【0041】
【発明の効果】請求項1記載のレーザビームプリンタ
は、ビーム径の異なるレーザ光源を複数個設け、それら
の内の一つを選択的に駆動することにより、解像度の切
り替えを達成するようにしたレーザビームプリンタにお
いて、選択されないレーザ光源を該レーザ光源から射出
されるレーザビームが画像形成領域外を照射するよう駆
動する。従って、どのレーザ光源をも定期的に駆動する
ことになるので、解像度を切り替えた直後でも安定して
画像形成を行うことが可能になる。
【0042】請求項2記載のレーザビームプリンタで
は、第1のレーザ光源と、第1のレーザ光源が射出する
レーザビームよりもビーム径の小さいレーザビームを射
出する第2のレーザ光源とを設け、それらの内の一つを
選択的に駆動することにより、解像度の切り替えを達成
するようにしたレーザビームプリンタにおいて、第2レ
ーザ光源から射出されたレーザビームを検出したタイミ
ングで水平同期信号を発生させるようにした。従って、
水平同期信号発生用センサはビーム径の小さいレーザビ
ームを検出することになるので、低解像度で画像を形成
する場合でも水平同期信号発生用センサの検出タイミン
グの精度が下がることがなく、常に安定して水平同期を
取ることができる。
【0043】請求項3記載のレーザビームプリンタで
は、ビーム径の異なるレーザ光源を複数個設け、それら
の内の一つを解像度に応じて選択的に駆動することによ
り、解像度の切り替えを達成するようにしたレーザビー
ムプリンタにおいて、テストパターン画像を作成し、そ
の濃度に基づいて画像形成条件を調整するようにした。
このため、どのような環境でも安定した濃度で画像形成
を行うことが可能になる。とくに、テストパターン画像
の形成には特定のレーザ光源を使用するので、テストパ
ターン画像を作成する機構を簡略化でき、コストを下げ
ることができる。また、請求項4記載のレーザビームプ
リンタでは、解像度を切り換えたとき自動的に調整手段
が動作するので、解像度切り替えた直後から安定して画
像形成を行うことが可能になる。又、請求項5記載のレ
ーザビームプリンタでは、ビーム径の大きいレーザビー
ムを射出するレーザ光源を使用してテストパターン画像
を形成するので、低解像度モード時でもテストパターン
画像が縞状になることを防止できる。従って、濃度検出
手段の検出精度が下がることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレーザ光学系の斜視図である。
【図2】本発明を実施したレーザビームプリンタの要部
断面図である。
【図3】レーザビームプリンタの制御回路を示すブロッ
ク図である。
【図4】レーザダイオード駆動回路を示すブロック図で
ある。
【図5】レーザビームプリンタの画像形成の制御を示す
タイミングチャートである。
【図6】テストパターン画像を示す説明図である。
【図7】テストパターン画像を示すタイミングチャート
である。
【図8】解像度切り替え時の制御を示すタイミングチャ
ートである。
【符号の説明】
1…感光体ドラム LD1…レーザ光源(高解像度用) LD2…レーザ光源(低解像度用) 4…濃度検出手段 28…水平同期信号発生用センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/00 303 15/04 116

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体に対し、互いにビーム径の異なる
    レーザビームを射出する複数のレーザ光源と、 指定された解像度に対応して、上記複数のレーザ光源の
    内の一つを選択する選択手段と、 該選択手段によって選択されたレーザ光源を駆動し、感
    光体上に画像を形成する画像形成手段と、 上記選択手段により選択されないレーザ光源を、該レー
    ザ光源から射出されたレーザビームが画像形成領域外を
    照射するよう駆動する駆動手段と、を備えたことを特徴
    とするレーザビームプリンタ。
  2. 【請求項2】 感光体に対し、レーザビームを射出する
    第1のレーザ光源と、 該第1レーザ光源が射出するレーザビームよりビーム径
    の小さいレーザビームを感光体に対して射出する第2の
    レーザ光源と、 指定された解像度に対応して、上記第1及び第2のレー
    ザ光源の内の一つを選択する選択手段と、 該選択手段によって選択されたレーザ光源を駆動し、感
    光体上に画像を形成する画像形成手段と、 上記第1及び第2レーザ光源から射出されたレーザビー
    ムを走査させる手段と、 上記レーザビームの走査経路
    内であって且つ画像形成領域外の位置に設けられ、レー
    ザビームの検出に応答して水平同期信号を発生する水平
    同期信号発生用センサと、 上記第2レーザ光源を駆動する駆動手段と、 該駆動手段の駆動により上記第2レーザ光源から射出さ
    れたレーザビームが上記水平同期信号発生用センサに入
    射して発生した水平同期信号に基づき、上記画像形成手
    段の動作タイミングを制御する制御手段と、を備えたこ
    とを特徴とするレーザビームプリンタ。
  3. 【請求項3】 感光体に対し、互いにビーム径の異なる
    レーザビームを射出する複数のレーザ光源と、 指定された解像度に対応して、上記複数のレーザ光源の
    内の一つを選択する選択手段と、 該選択手段によって選択されたレーザ光源を駆動し、感
    光体上に画像を形成する画像形成手段と、 上記複数のレーザ光源の内の特定のレーザ光源を駆動
    し、テストパターン画像を作成するテストパターン作成
    手段と、 上記テストパターン画像の濃度を検出する濃度検出手段
    と、 該濃度検出手段により検出された濃度に応じて、上記画
    像形成手段の動作条件を調整する調整手段と、を備えた
    ことを特徴とするレーザビームプリンタ。
  4. 【請求項4】 解像度の指定が切り替わったときに上記
    テストパターン作成手段を動作させることを特徴とする
    請求項3記載のレーザビームプリンタ。
  5. 【請求項5】 上記テストパターン作成手段が、上記複
    数のレーザ光源の内のビーム径の最も大きいレーザビー
    ムを射出するレーザ光源を駆動してテストパターン画像
    を作成することを特徴とする請求項3記載のレーザビー
    ムプリンタ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09141926A (ja) * 1995-11-24 1997-06-03 Nec Corp レーザプリンタ
KR100419219B1 (ko) * 2002-01-02 2004-02-21 삼성전자주식회사 프린터 및 그의 스캐닝장치
JP2019081254A (ja) * 2017-10-27 2019-05-30 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 光走査装置及び該光走査装置を備えた画像形成装置

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