JP2001257420A - 画像形成装置およびその制御方法 - Google Patents

画像形成装置およびその制御方法

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JP2001257420A
JP2001257420A JP2000085678A JP2000085678A JP2001257420A JP 2001257420 A JP2001257420 A JP 2001257420A JP 2000085678 A JP2000085678 A JP 2000085678A JP 2000085678 A JP2000085678 A JP 2000085678A JP 2001257420 A JP2001257420 A JP 2001257420A
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semiconductor laser
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laser
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Sueo Ueno
末男 上野
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Toshiba TEC Corp
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/40025Circuits exciting or modulating particular heads for reproducing continuous tone value scales
    • H04N1/4005Circuits exciting or modulating particular heads for reproducing continuous tone value scales with regulating circuits, e.g. dependent upon ambient temperature or feedback control
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K15/00Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers
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    • G06K15/1204Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers using printers by photographic printing, e.g. by laser printers involving the fast moving of an optical beam in the main scanning direction
    • G06K15/1209Intensity control of the optical beam
    • G06K15/1214Intensity control of the optical beam by feedback

Abstract

(57)【要約】 【課題】 波長の短いレーザビームを発する半導体レー
ザを用いることによって高速度および高密度の画像形成
を可能とし、しかもその半導体レーザの特性に影響を受
けることなく常に良好な仕上がり具合の高品位な画像形
成が可能な信頼性にすぐれた画像形成装置およびその制
御方法を提供する。 【解決手段】 赤色レーザビームを発するレーザダイオ
ード14に電流制限用の抵抗器R2を通して駆動電流を
供給し、この駆動電流をレーザダイオード14の光出力
が予め定められている基準値となるよう制御するととも
に、レーザダイオード14に流入する駆動電流から、形
成対象の画像に応じて断続的に、一定レベルの電流を削
減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体レーザか
ら発せられるレーザビームにより像担持体を走査する画
像形成装置およびその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子複写機、ファクシミリ、プリンタな
どの画像形成装置は、像担持体である感光体ドラムの表
面を半導体レーザたとえばレーザダイオードから発せら
れるレーザビームで走査することによって感光体ドラム
の表面に静電潜像を形成し、その静電潜像を現像剤(ト
ナー)により顕像化して用紙に転写する。
【0003】上記レーザダイオードから発せられるレー
ザビームの径は、レーザビームの波長に応じて定まる。
レーザビームの波長が短いほど、レーザビームの径が小
さくなる。波長が短くて径の小さいレーザビームは、高
速度および高密度の画像形成に適している。波長が短く
て径の小さいレーザビームの例として、赤色レーザビー
ムがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ただし、赤色レーザビ
ームを発するレーザダイオードは、放熱効率が高くて、
パルス波状の駆動電流が立ち下がるとすぐに温度低下す
るが、駆動電流の立ち上がりに際しての温度上昇には遅
れを生じるという特性がある。このため、駆動電流が立
ち上がってから、十分な光出力が得られるまでに、数μ
秒〜数十μ秒の時間を要してしまう。この光出力の立ち
上がり遅れは、画像形成に悪影響を与える。
【0005】この発明は、上記の事情を考慮したもの
で、波長の短いレーザビームを発する半導体レーザを用
いることによって高速度および高密度の画像形成を可能
とし、しかもその半導体レーザの特性に影響を受けるこ
となく常に良好な仕上がり具合の高品位な画像形成が可
能な信頼性にすぐれた画像形成装置およびその制御方法
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の画
像形成装置は、半導体レーザから発せられるレーザビー
ムにより像担持体を走査するものであって、電流制限用
の抵抗器を有し、その抵抗器を通して前記半導体レーザ
に駆動電流を供給する駆動回路と、前記半導体レーザの
光出力が予め定められている基準値となるよう、前記駆
動回路の出力を制御する制御回路と、前記半導体レーザ
に並列接続され、その半導体レーザに流入する駆動電流
から一定レベルの電流を削減する定電流電源と、形成対
象の画像に応じて前記定電流電源を断続的に動作させる
スイッチ回路と、を備えている。
【0007】請求項2に係る発明の画像形成装置は、半
導体レーザから発せられるレーザビームにより像担持体
を走査するものであって、電流制限用の抵抗器を有し、
その抵抗器を通して前記半導体レーザに駆動電流を供給
する駆動回路と、前記走査が前記像担持体上に定められ
ている有効走査領域に対応しない期間において、前記半
導体レーザの光出力を検出する検出手段と、前記走査が
前記有効走査領域に対応する期間において、前記検出手
段で検出された光出力と予め定められている基準値との
差がなくなるよう、前記駆動回路の出力を制御する制御
回路と、前記半導体レーザに並列接続され、その半導体
レーザに流入する駆動電流から一定レベルの電流を削減
する定電流電源と、形成対象の画像に応じて前記定電流
電源を断続的に動作させるスイッチ回路と、を備えてい
る。
【0008】請求項3に係る発明の画像形成装置の制御
方法は、半導体レーザから発せられるレーザビームによ
り像担持体を走査する画像形成装置において、電流制限
用の抵抗器を通して前記半導体レーザに駆動電流を供給
するステップと、前記半導体レーザの光出力が予め定め
られている基準値となるよう、前記駆動電流を制御する
ステップと、前記半導体レーザに流入する駆動電流か
ら、形成対象の画像に応じて断続的に、一定レベルの電
流を削減するステップと、を備える。
【0009】請求項4に係る発明の画像形成装置の制御
方法は、半導体レーザから発せられるレーザビームによ
り像担持体を走査する画像形成装置において、電流制限
用の抵抗器を通して前記半導体レーザに駆動電流を供給
するステップと、前記走査が前記像担持体上に定められ
ている有効走査領域に対応しない期間において、前記半
導体レーザの光出力を検出するステップと、前記走査が
前記有効走査領域に対応する期間において、前記検出さ
れた光出力と予め定められている基準値との差がなくな
るよう、前記駆動回路の出力を制御するステップと、前
記半導体レーザに流入する駆動電流から、形成対象の画
像に応じて断続的に、一定レベルの電流を削減するステ
ップと、を備える。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態につ
いて説明する。
【0011】まず、図1は画像形成装置たとえば電子複
写機の本体で、スキャナ部2およびプリンタ部20を備
えている。
【0012】スキャナ部2の上部には原稿を載置するた
めの原稿台3が設けられ、その原稿台3の上に原稿カバ
ー4が開閉自在に設けられている。
【0013】原稿台3の下面側にキャリッジ5が往復動
自在に設けられている。このキャリッジ5に露光ランプ
6が設けられており、その露光ランプ6が点灯しながら
キャリッジ5が往動することにより、原稿台3の全面が
光学的に走査される。
【0014】この光学的な走査により、原稿台3に載置
されている原稿の反射光像が得られ、その反射光像が反
射ミラー7,8,9および変倍用レンズブロック10を
介してCCDセンサ11に投影される。CCDセンサ1
1は、受光量に対応する電圧レベルの画像信号を出力す
る。この画像信号は、画像処理回路12に送られる。画
像処理回路12は、上記画像信号に対してシェーディン
グ補正およびガンマ補正などの一連の画像処理を施すこ
とにより、形成対象の画像(上記原稿上の画像)に対応
する画像データを出力する。この画像データは、プリン
タ部20におけるレーザ駆動制御部13に供給される。
【0015】レーザ駆動制御部13は、上記画像データ
に応じて、半導体レーザたとえばレーザダイオード14
を駆動制御する。レーザダイオード14は、波長の短い
赤色レーザビームを発する。
【0016】レーザダイオード14から発せられるレー
ザビームは、偏向器たとえばポリゴンミラー15で反射
され、かつそのポリゴンミラー15が回転することによ
り、像担持体たとえば感光体ドラム21の表面をその感
光体ドラム21の軸方向に沿って走査する。この感光体
ドラム21の軸方向に沿う走査を、主走査と称してい
る。この主走査が、感光体ドラム21の回転に伴い、繰
り返し実行される。感光体ドラム21上で繰り返される
各主走査の移動方向を、副走査方向と称している。
【0017】感光体ドラム21の周囲に、帯電器22、
現像器23、転写器24、剥離器25、クリーナ26、
除電器27が順次に配設されている。感光体ドラム21
の下方に、給紙カセット30が設けられている。
【0018】給紙カセット30には、多数枚のコピー用
紙Aが収容されている。これら用紙Aは、1枚ずつ、ピ
ックアップローラ31によって取り出される。取出され
た用紙Aは、分離器32により給紙カセット30から分
離され、各レジストローラ33まで送られる。各レジス
トローラ33は、感光体ドラム21の回転にタイミング
を合わせて、用紙Aを感光体ドラム21と転写器24と
の間に送り込む。
【0019】帯電器22は、感光体ドラム21の表面に
静電荷を帯電させる。この帯電と、感光体ドラム21に
対するレーザビームの照射とにより、感光体ドラム21
上に静電潜像が形成される。
【0020】現像器23は、感光体ドラム21に現像剤
を供給する。この現像剤の供給により、感光体ドラム2
1上の静電潜像が顕像化される。転写器24は、各レジ
ストローラ33から送り込まれる用紙Aに対し、感光体
ドラム21上の顕像(現像剤像)を転写する。転写が済
んだ用紙Aは剥離器25によって感光体ドラム21から
剥離される。剥離された用紙Aは、搬送ベルト34によ
って定着器35に送られる。
【0021】定着器35は、用紙Aに熱を与えて、用紙
A上の現像剤像を定着させる。定着器35を経た用紙A
は、各搬送ローラ36によってトレイ37に排出され
る。
【0022】レーザビームの走査の範囲は、図2に示す
ように、感光体ドラム21の軸方向に沿う一端部から他
端部までの全領域を含むとともに、その感光体ドラム2
1の他端部を過ぎた所定領域を含んでいる。このうち、
感光体ドラム21の軸方向に沿う一端部から他端部まで
の全領域には、感光体ドラム21の有効走査領域(画像
形成領域に相当する)と、その有効走査領域の両側にそ
れぞれ存する各無効走査領域が含まれている。また、上
記所定領域には、光検出器40が設けられている。
【0023】光検出器40は、走査(主走査)の一走査
が終了したことを検出するとともに、レーザビームの光
出力を検出するためのもので、レーザビームを受光した
とき、その受光量に応じたレベルの電流を出力する。こ
の出力電流が増幅器41で電圧信号に変換されて、上記
画像処理回路12および上記レーザ駆動制御部13に供
給される。
【0024】レーザ駆動制御部13は、図3に示すよう
に、自動レーザパワー制御(ALPC)回路50、駆動
回路60、および駆動電流制御回路70を有する。
【0025】自動レーザパワー制御回路50は、レーザ
ビームの走査が感光体ドラム21上の有効走査領域に対
応する期間において、予め光検出器40で検出された光
出力と予め定められている基準値との差がなくなるよ
う、駆動回路60の出力を制御するもので、差電圧検出
回路51、基準電圧回路52、積分回路53、および信
号出力制御回路54を有する。
【0026】差電圧検出回路51は、光検出器40の受
光に基づく増幅器41の出力電圧と基準電圧回路52か
ら出力される基準電圧(上記基準値に対応する)との差
を検出する。積分回路53は、差電圧検出回路51で検
出された差電圧を積分し、その積分値を信号出力制御回
路54から保持指令を受けている期間において保持し、
その保持した積分値に対応するレベルの制御用電圧を出
力する。この制御用電圧に応じて、駆動回路60の出力
が制御される。信号出力制御回路54は、レーザビーム
の走査が感光体ドラム21上の有効走査領域に対応する
期間を増幅器41の出力に基づいて検出し、その検出期
間だけ積分回路53に保持指令を供給する。
【0027】駆動回路60は、レーザダイオード14を
駆動するための駆動電流ILDを出力する。駆動電流制
御回路70は、駆動回路60から出力される駆動電流I
LDを、画像処理回路12から供給される画像データに
応じて制御する。
【0028】駆動回路60および駆動電流制御回路70
の具体的な構成を図4に示している。
【0029】駆動回路60は、入力抵抗器R1およびN
PN型トランジスタTR1を有し、動作用の直流電圧V
cがトランジスタTR1のコレクタ・エミッタ間を介し
て電流制限用の抵抗器R2とレーザダイオード14との
直列回路に印加されるとともに、上記自動レーザパワー
制御回路50から出力される制御用電圧が上記入力抵抗
器R1およびトランジスタTR1のベース・エミッタ間
を介して上記抵抗器R2とレーザダイオード14との直
列回路に印加される構成のエミッタホロワ回路であり、
抵抗器R2を通してレーザダイオード14に駆動電流I
LDを供給する。
【0030】駆動電流制御回路70は、レーザダイオー
ド14に並列接続され、そのレーザダイオード14に流
入する駆動電流ILDから一定レベルの電流Icoを削
減する定電流電源71と、画像処理回路12から供給さ
れる画像データに応じて上記定電流電源71を断続的に
動作させるスイッチ回路72と、を備える。
【0031】定電流電源71の具体的な構成を図5に示
している。すなわち、抵抗器R2とレーザダイオード1
4との相互接続点に順方向のダイオードDを介してNP
N型トランジスタTR2のコレクタが接続され、そのト
ランジスタTR2のエミッタが抵抗器R3を介して接地
されている。トランジスタTR2のベースは、抵抗器R
4を介して直流電圧Vcの正側端子に接続されるととも
に、PNP型トランジスタTR3のエミッタに接続され
ている。可変抵抗器VRに直流電圧Vcが印加され、そ
の可変抵抗器VRの摺動端子に得られる電圧が抵抗器R
5を介して上記トランジスタTR3のベース・エミッタ
間に印加されている。トランジスタTR2とトランジス
タTR3は、コンプリメンタリ接続されている。このコ
ンプリメンタリ接続により、温度変化に基づく出力変動
を補償する温度補償機能が定電流電源71に搭載されて
いる。
【0032】スイッチ回路72の具体的な構成を同じく
図5に示している。すなわち、上記トランジスタTR2
のベースがNPN型トランジスタTR4のコレクタ・エ
ミッタ間を介して接地されている。画像処理回路12か
ら供給される画像データが抵抗器R6を介して抵抗器R
7に印加され、その抵抗器R7に生じる電圧がトランジ
スタTR4のベース・エミッタ間に印加されている。画
像データが論理“1”のとき、トランジスタTR4がオ
ンする。トランジスタTR4がオンすると、定電流電源
71のトランジスタTR2がオフし、定電流電源71の
動作がオフする。画像データが論理“0”になると、ト
ランジスタTR4がオフする。トランジスタTR4がオ
フすると、定電流電源71のトランジスタTR2がオン
し、定電流電源71の動作がオンする。
【0033】つぎに、作用を説明する。
【0034】形成対象の画像のドットごとの黒・白レベ
ルに応じて画像データの論理レベルが変化する。
【0035】画像データが論理“1”のとき、定電流電
源71のトランジスタTR2がオフする。このとき、図
6に示すように、トランジスタTR1のエミッタ電流I
Eの全てが駆動電流ILDとしてレーザダイオードLD
に流れ込む。なお、自動レーザパワー制御回路50によ
り、トランジスタTR1のエミッタ電圧VEが3Vに制
御される。この制御により、レーザダイオード14の光
出力Pが1mWに保たれる。
【0036】このとき、図8から判るように、レーザダ
イオード14での電圧降下VLDは、エミッタ電圧VE
の3V以内で、抵抗器R2での電圧降下VR2とのバラ
ンスにより、1.75V(図8の)に収束する。この
とき、エミッタ電流IEは25mA、レーザダイオード
14の光出力Pは1mWである。
【0037】画像データが論理“0”になると、定電流
電源71のトランジスタTR2がオンする。このとき、
定電流電源71から出力される一定レベルの電流Ico
たとえば10mAが、レーザダイオード14に流入する
駆動電流ILDから削減される。このとき、トランジス
タTR1のエミッタ電流IEは、図7に示すように、レ
ーザダイオード14と定電流電源71とにそれぞれ流入
する状態となる。この場合も、自動レーザパワー制御回
路50により、トランジスタTR1のエミッタ電圧VE
が3Vに制御される。この制御により、レーザダイオー
ド14の光出力Pが1mWに保たれる。
【0038】このとき、図8から判るように、レーザダ
イオード14での電圧降下VLDは、エミッタ電圧VE
の3V以内で、抵抗器R2とのバランスにより、所定値
に収束する。初めは、25mAのエミッタ電流IEが流
れており、この状態でエミッタ電流IEが10mA増加
するので、抵抗器R2の電圧降下VR2は増加する(図
8の)。電圧降下VR2が増加するのに伴い、レーザ
ダイオード14での電圧降下VLDが低下し、レーザダ
イオード14に流れる駆動電流ILDが低下する。
【0039】すなわち、レーザダイオード14での電圧
降下VLDは1.5Vに収束し(図8の)、レーザダ
イオード14に流れる駆動電流ILDは敷居値である2
0mAとなる。レーザダイオード14がレーザビームを
発する駆動電流ILDのレベルは、上記敷居値(=20
mA)より大きい。よって、駆動電流ILDが敷居値ま
で低下すると、レーザダイオード14からレーザビーム
が発せられなくなる。
【0040】原稿から画像が読み取られてから、用紙A
に画像が形成されるまでの、CCDセンサ9の出力、画
像データ、駆動電流ILD、および光出力Pの例を図9
に示している。
【0041】たとえば、解像度が600dpi、コピー
速度が20〜30枚/分程度の複写機において、一辺が
10〜30mmで均一濃度の黒色画像が白色地に記載され
た原稿Mが光学的に走査されたとする。この場合、黒色
画像の濃度が均一であるため、CCDセンサ9の出力信
号電圧には、白レベル部分と黒レベル部分とが明確に表
われる。このCCDセンサ9の出力信号電圧の白レベル
部分で論理“0”、黒レベル部分で論理“1”となる画
像データが、画像処理回路12から出力される。
【0042】画像データが論理“0”のとき、駆動電流
ILDが敷居値(=20mA)となって、レーザダイオ
ード14はレーザビームを発しない。画像データが論理
“1”になると、駆動電流ILDが25mAに立ち上が
り、レーザダイオード14からレーザビームが発せられ
る。
【0043】こうして、レーザダイオード14がオン,
オフ駆動されることにより、感光体ドラム21を介して
用紙A上に画像が形成される。
【0044】赤色レーザビームを発するレーザダイオー
ド14は放熱効率が高いという特性があるが、レーザダ
イオード14の駆動オフ時に上記敷居値の駆動電流IL
Dがバイアス電流として流れるので、レーザダイオード
14の駆動オフ時の温度低下を回避することができる。
したがって、駆動電流ILDの立ち上がりに基づくレー
ザダイオード14の駆動オン時、駆動電流ILDの立ち
上がりに遅れることなく、レーザダイオード14から十
分な光出力Pのレーザビームが発せられる。
【0045】仮に、駆動電流制御回路70が無い場合に
は、レーザダイオード14の駆動オフ時に駆動電流IL
Dが零まで低下してしまうので、次に駆動電流ILDが
立ち上がってレーザダイオード14の駆動がオンすると
き、図10に示すように、レーザダイオード14から十
分な光出力が得られるまでに、数μ秒〜数十μ秒の時間
を要してしまう。この場合、用紙A上に形成される画像
には、濃度のむらが生じてしまう。
【0046】以上のように、レーザダイオード14の駆
動オフ時には、敷居値の駆動電流ILDをバイアス電流
としてレーザダイオード14に流すことにより、駆動電
流ILDの立ち上がりに際してのレーザダイオード14
の光出力Pの立ち上がり遅れを解消することができる。
よって、常に良好な仕上がり具合の高品位な画像形成が
可能となる。
【0047】もちろん、波長の短い赤色レーザビームを
発するレーザダイオード14を用いるので、高速度およ
び高密度の画像形成が可能である。
【0048】しかも、レーザダイオード14に流入する
駆動電流ILDから一定レベルの電流を削減することに
よって上記バイアス電流を確保するようにしているの
で、バイアス電流を確保するために自動レーザパワー制
御回路50の構成が複雑化するような不具合は生じな
い。
【0049】なお、赤色レーザビームを発するレーザダ
イオードを例に説明したが、他の色のレーザビームを発
するレーザダイオードについても、同様に実施可能であ
る。
【0050】その他、この発明は上記実施形態に限定さ
れるものではなく、要旨を変えない範囲で種々変形実施
可能である。
【0051】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、赤
色レーザビームを発するレーザダイオードに電流制限用
の抵抗器を通して駆動電流を供給し、この駆動電流をレ
ーザダイオードの光出力が予め定められている基準値と
なるよう制御するとともに、レーザダイオードに流入す
る駆動電流から、形成対象の画像に応じて断続的に、一
定レベルの電流を削減するようにしたので、波長の短い
レーザビームを発する半導体レーザを用いることによっ
て高速度および高密度の画像形成を可能とし、しかもそ
の半導体レーザの特性に影響を受けることなく常に良好
な仕上がり具合の高品位な画像形成が可能な信頼性にす
ぐれた画像形成装置およびその制御方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の全体的な構成を示す図。
【図2】同実施形態の要部の構成を示す図。
【図3】図2におけるレーザ駆動制御回路を具体的に示
すブロック図。
【図4】図3における駆動回路および駆動電流制御回路
の構成を具体的に示す図。
【図5】図4の構成をさらに具体的に示す図。
【図6】図4におけるスイッチ回路がオフしたときの各
部の電圧および電流を示す図。
【図7】図4におけるスイッチ回路がオンしたときの各
部の電圧および電流を示す図。
【図8】図4における各部の電圧と電流の相互関係を示
す図。
【図9】同実施形態の作用および効果を説明するための
図。
【図10】同実施形態の駆動電流制御回路が無い場合の
作用を説明するための図。
【符号の説明】
11…CCDセンサ、12…画像処理回路、13…レー
ザ駆動制御部、14…レーザダイオード、15…ポリゴ
ンミラー、21…感光体ドラム、40…光検出器、50
…自動レーザパワー制御回路、51…差電圧検出回路、
52…基準電圧回路、53…積分回路、54…信号出力
制御回路、60…駆動回路、70…駆動電流制御回路
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/036 G03G 15/04 120 5F073 1/113 H04N 1/04 104A 1/23 103 Fターム(参考) 2C362 AA03 AA53 AA55 AA56 AA61 AA72 2H076 AB02 DA04 DA17 5C051 AA02 CA07 DB07 DB08 DB30 DE03 DE05 DE07 5C072 AA03 BA03 BA13 BA16 EA05 HA02 HA13 HB02 HB04 HB08 XA05 5C074 AA12 AA15 BB03 BB26 CC26 DD10 DD11 EE02 EE06 5F073 BA07 EA05 EA11 GA03 GA12

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体レーザから発せられるレーザビー
    ムにより像担持体を走査する画像形成装置において、 電流制限用の抵抗器を有し、その抵抗器を通して前記半
    導体レーザに駆動電流を供給する駆動回路と、 前記半導体レーザの光出力が予め定められている基準値
    となるよう、前記駆動回路の出力を制御する制御回路
    と、 前記半導体レーザに並列接続され、その半導体レーザに
    流入する駆動電流から一定レベルの電流を削減する定電
    流電源と、 形成対象の画像に応じて前記定電流電源を断続的に動作
    させるスイッチ回路と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 半導体レーザから発せられるレーザビー
    ムにより像担持体を走査する画像形成装置において、 電流制限用の抵抗器を有し、その抵抗器を通して前記半
    導体レーザに駆動電流を供給する駆動回路と、 前記走査が前記像担持体上に定められている有効走査領
    域に対応しない期間において、前記半導体レーザの光出
    力を検出する検出手段と、 前記走査が前記有効走査領域に対応する期間において、
    前記検出手段で検出された光出力と予め定められている
    基準値との差がなくなるよう、前記駆動回路の出力を制
    御する制御回路と、 前記半導体レーザに並列接続され、その半導体レーザに
    流入する駆動電流から一定レベルの電流を削減する定電
    流電源と、 形成対象の画像に応じて前記定電流電源を断続的に動作
    させるスイッチ回路と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 半導体レーザから発せられるレーザビー
    ムにより像担持体を走査する画像形成装置において、 電流制限用の抵抗器を通して前記半導体レーザに駆動電
    流を供給するステップと、 前記半導体レーザの光出力が予め定められている基準値
    となるよう、前記駆動電流を制御するステップと、 前記半導体レーザに流入する駆動電流から、形成対象の
    画像に応じて断続的に、一定レベルの電流を削減するス
    テップと、 を備えることを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  4. 【請求項4】 半導体レーザから発せられるレーザビー
    ムにより像担持体を走査する画像形成装置において、 電流制限用の抵抗器を通して前記半導体レーザに駆動電
    流を供給するステップと、 前記走査が前記像担持体上に定められている有効走査領
    域に対応しない期間において、前記半導体レーザの光出
    力を検出するステップと、 前記走査が前記有効走査領域に対応する期間において、
    前記検出された光出力と予め定められている基準値との
    差がなくなるよう、前記駆動回路の出力を制御するステ
    ップと、 前記半導体レーザに流入する駆動電流から、形成対象の
    画像に応じて断続的に、一定レベルの電流を削減するス
    テップと、 を備えることを特徴とする画像形成装置の制御方法。
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